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JP2011044503A - 半導体装置の製造方法、及び、半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法、及び、半導体装置 Download PDF

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JP2011044503A
JP2011044503A JP2009190456A JP2009190456A JP2011044503A JP 2011044503 A JP2011044503 A JP 2011044503A JP 2009190456 A JP2009190456 A JP 2009190456A JP 2009190456 A JP2009190456 A JP 2009190456A JP 2011044503 A JP2011044503 A JP 2011044503A
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Masayuki Tajiri
雅之 田尻
Hisayoshi Hashimoto
尚義 橋本
Hisashi Yonemoto
久 米元
Toyohiro Harazono
豊洋 原園
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Abstract

【課題】 特性の優れた高耐圧トランジスタを形成することができる素子分離膜の形成方法を提供する。
【解決手段】
基板上にまず先にゲート酸化膜102を形成しておき、その上にCMPストッパ膜104を形成後、ゲート酸化膜とCMPストッパ膜をエッチングし、半導体基板をエッチングしてトレンチ108を形成する。また、トレンチ内をフィールド絶縁膜で充填する前に、ライナー絶縁膜112をトレンチ内壁に形成し、CMPストッパ膜の下のゲート酸化膜の側面の凹み部分をライナー絶縁膜で埋め込むことにより、ゲート酸化膜の側方の素子分離膜に空隙(ボイド)が形成されるのを抑止する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、半導体装置の製造方法、及び、半導体装置に関し、特に、半導体基板上に形成される半導体素子同士を電気的に分離するための素子分離領域の形成方法に関する。
半導体素子同士を電気的に分離する方法として、基板上の半導体素子が形成される活性領域の間にトレンチを設け、当該トレンチ内を絶縁材料で充填することでSTI(Shallow Trench Isolation)を形成する方法がよく用いられている。図13〜図16は、従来技術に係るSTIの形成工程を示す図である。
先ず、半導体基板100上に、パッド層となる絶縁膜101(熱酸化膜)と、CMP(Chemical Mechanical Polishing)ストッパ膜104(SiN膜)を順に全面に形成する。次に、CMPストッパ膜104の上に、素子分離領域に開口部を有するパターンのレジスト207を形成する。次に、当該レジストをマスクとして、図13に示されるように、絶縁膜とCMPストッパ膜をエッチングする。
次に、レジスト207を取り除いた後、CMPストッパ膜104をマスクとして半導体基板100をエッチングし、トレンチ108を形成する。その後、図14に示されるように、トレンチ内の基板の露出面を熱酸化することにより、トレンチ熱酸化膜110を形成する。次に、フィールド絶縁膜114を全面に堆積し、トレンチ内をフィールド絶縁膜で充填する。
次に、図15に示されるように、CMPストッパ膜104が露出するまでフィールド絶縁膜を平坦化する。これにより、トレンチ内に素子分離膜116が形成される。次に、CMPストッパ膜104を、熱リン酸を用いてエッチング除去する。また、フィールド絶縁膜114の突出部は、フッ酸を含むエッチャントで等方性エッチングされ、図16に示されるように、素子分離領域117が形成される。更に、素子分離領域が形成された基板上に、ゲート酸化膜102を熱酸化法により形成する。
特開2004−247328号公報
液晶ディスプレイ、或いは液晶テレビ等の液晶表示装置において、液晶パネルの表示を駆動する液晶ドライバには、高耐圧のトランジスタが搭載されている。上記従来技術によりSTIを形成し、素子分離がされた活性領域上に高耐圧のトランジスタを形成する場合、高耐圧で動作するようにゲート絶縁膜の膜厚を厚くする必要がある。ところが上記従来技術のようにSTI形成後、半導体基板上に厚膜のゲート絶縁膜を熱酸化法により形成すると、特に活性領域の周縁部、STIコーナー部分でのゲート絶縁膜が薄膜化し、活性領域上に形成されるトランジスタの伝達特性にキンクが発生する。
従来技術を用いて形成されたSTIの断面SEM図を図1に、トランジスタのゲート電圧Vgとドレイン電流Idとの関係を図2に、夫々示す。図1に示されるように、STIコーナー部(図1の丸枠内)において、ゲート酸化膜(Gox)の膜厚が薄くなっていることが分かる。この結果、活性領域上に形成されるトランジスタの特性は、ゲート酸化膜厚の異なる2種類のトランジスタの特性を重ね合わせたものとなり、図2に示されるように、基板電位Vbが−2.5〜−7.5[V]の場合、ドレイン電流Idが10−8〜10−7[A]の領域において、ゲート電圧Vgとドレイン電流Idとの関係(伝達特性)にキンクがみられる。
液晶ドライバにおいて、上記トランジスタの伝達特性にキンクが発生すると、表示映像の階調不良の原因となり、結果として、液晶ディスプレイ或いは液晶テレビの表示映像の映りの悪さにつながる。更に、キンクがひどい場合には、トランジスタがオフ時のリーク電流が大きくなり、消費電力の増加や発熱といった問題が生じる。
上記STIコーナー部におけるゲート酸化膜の薄膜化の問題を解決する一つの方法として、特許文献1に示されているように、半導体基板上にまず先にゲート絶縁膜を形成しておき、その上にCMPストッパ膜を形成し、ゲート酸化膜とCMPストッパ膜をエッチングし、半導体基板をエッチングしてトレンチを形成し、トレンチ熱酸化膜を形成し、トレンチ内をフィールド酸化膜で充填し、CMPストッパ膜が露出するまでフィールド絶縁膜を平坦化する方法が考えられるが、それには以下に示される課題(1)〜(3)を解決する必要があった。
(1)ゲート酸化膜の膜厚が厚くなると、上記半導体基板をエッチングし、トレンチを形成する工程において、側面の露出するゲート酸化膜も半導体基板と同時にエッチングされ、図3の断面図に示されるように、CMPストッパ膜104の下のゲート酸化膜102の凹み部分が大きくなる。この状態でトレンチ108内をフィールド絶縁膜114で充填すると、当該凹みがカバーできないか、カバーできても、図4に示されるように、ゲート酸化膜の側方の素子分離膜に空隙(ボイド)が形成される虞がある。ボイドが形成される結果、活性領域上に形成されるトランジスタの絶縁耐圧が低下する。
(2)特許文献1では、CMPストッパ膜をエッチングにより除去する際、CMPストッパ膜の下層のゲート酸化膜に与えるダメージを低減するため、CMPストッパ膜をゲート酸化膜との選択比の小さな(例えば、3程度の)ドライエッチングにより除去しているが、これではCMPストッパ膜でエッチングが止まらず、ゲート酸化膜も一緒にエッチングされ、活性領域のゲート酸化膜の膜厚にばらつきが生じる虞がある。結果、活性領域上に形成されるトランジスタの伝達特性にキンクが生じる。
(3)また、特許文献1では、ウェル形成時の高温によりSTIに加わるストレスを回避するため、半導体基板上にウェルを形成後、ゲート酸化膜及びCMPストッパ膜を形成し、ゲート酸化膜とCMPストッパ膜をエッチングし、半導体基板をエッチングしてトレンチを形成し、トレンチ内にSTIを形成しているが、この場合、ウェル上にSTIを形成すると、STI形成時の熱処理工程によりウェル上の添加不純物(特に、ホウ素)がSTI側に拡散するため、STIコーナー部における活性領域の不純物濃度が低下し、結果、トランジスタの閾値電圧が低下し、伝達特性にキンクが生じる等、トランジスタの特性に悪影響を与える。
しかしながら、特許文献1はSTIが受けるストレスを低減し、STIストレスに起因する結晶欠陥を抑制することを目的としており、活性領域上に形成されるトランジスタの特性に与える影響については何ら示唆がされていない。
本発明は上記従来技術に係る課題を鑑みてなされたものであり、特性の良好な高耐圧トランジスタを形成することができる素子分離膜の形成方法を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明に係る半導体装置の製造方法は、基板上に第1ゲート酸化膜とCMPストッパ膜を全面に、この順で成膜する工程と、素子分離領域に開口部を有するレジストパターンを用いて、前記第1ゲート酸化膜と前記CMPストッパ膜をエッチングする工程と、前記基板上の前記素子分離領域にトレンチを形成する工程と、前記トレンチ内の前記基板の露出面を熱酸化し、トレンチ熱酸化膜を形成する工程と、前記トレンチの内壁にライナー絶縁膜を形成する工程と、前記基板の全面にフィールド絶縁膜を堆積後、前記CMPストッパ膜が露出するまで前記フィールド絶縁膜を平坦化し、前記トレンチ内をフィールド絶縁膜で充填する工程と、熱リン酸を含むエッチャントによるウェットエッチングにより前記CMPストッパ膜を除去し、前記基板上の前記素子分離領域に前記トレンチ熱酸化膜、前記ライナー絶縁膜、及び前記フィールド絶縁膜からなる素子分離膜を形成する工程と、前記基板上の前記素子分離膜で区画された複数の領域の少なくとも一部の第1活性領域に、第1或いは第2の導電型の第1ウェルを形成する工程と、前記第1ウェル上に第1トランジスタを形成する工程と、を含むことを第1の特徴とする。
上記第1の特徴の半導体装置の製造方法に依れば、基板上にまず第1ゲート酸化膜を形成しておき、その上にCMPストッパ膜を形成し、第1ゲート酸化膜とCMPストッパ膜をエッチングし、半導体基板をエッチングしてトレンチを形成することにより、活性領域全域に渡って上面が平坦で、均質な膜厚の第1ゲート酸化膜を形成できる。
更に、トレンチ形成後、トレンチ熱酸化膜を形成することにより、トレンチの周縁部が丸みを帯びた形状となることで、STIコーナー部に加わる電界集中を緩和することができる。
更に、トレンチ熱酸化膜を形成した後、トレンチ内をフィールド酸化膜で充填する前に、ライナー絶縁膜をトレンチ内に形成しておくことで第1ゲート酸化膜の側方の素子分離膜にボイドが形成されるのを防止することができる。ライナー絶縁膜の材料としては、HTO(High Temperature Oxide)膜、PTEOS(Plasma TEOS(Tetraethoxysilane))膜、LTO(Low Temperature Oxide)膜等のCVD(Chemical Vapor Deposition)法で形成される酸化膜が好ましい。このうち、膜の緻密さとステップカバレッジに優れるHTO膜が最も好ましい。
更に、フィールド絶縁膜を基板の全面に堆積し、CMPストッパ膜が露出するまで平坦化した後、CMPストッパ膜を第1ゲート酸化膜との選択比の大きなエッチャント(例えば、選択比が10〜50程度)によるウェットエッチング(例えば、熱リン酸によるウェットエッチング)により除去することで、CMPストッパ膜の下層の第1ゲート酸化膜のエッチングを抑止し、第1ゲート酸化膜の膜厚のばらつきを抑えることができる。これにより、伝達特性にキンクが発生しない、良好な特性の第1トランジスタを第1活性領域上に形成することができる。
尚、このとき、ウェットエッチングにより発生し得る第1ゲート酸化膜のダメージは、後工程において、第1トランジスタのソース領域とドレイン領域を形成する工程、或いは、ゲート電極であるポリシリコンの熱酸化工程におけるアニール処理により修復されるため問題は生じない。
更に、第1ウェルの形成工程は素子分離膜の形成工程よりも後であるため、ウェル形成時の熱処理により第1ウェル上の添加不純物が素子分離膜に拡散し、STIコーナーの活性領域の不純物濃度が低下し、第1トランジスタの特性が悪化するのを抑制することができる。
更に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記第1の特徴に加えて、前記第1ウェル形成後、前記第1活性領域以外の所定の領域の前記第1ゲート酸化膜を除去し、前記第1ゲート酸化膜よりも膜厚の薄い第2ゲート酸化膜を形成する工程と、前記基板上の前記素子分離膜で区画された複数の領域のうち、前記第1活性領域以外の所定の領域の少なくとも一部の第2活性領域に、第1或いは第2の導電型の第2ウェルを形成する工程と、 前記第2ウェル上に前記第1トランジスタより低耐圧の第2トランジスタを形成する工程と、を更に含むことを第2の特徴とする。
上記第2の特徴の半導体装置の製造方法に依れば、高耐圧トランジスタ用の第1ゲート酸化膜を第1活性領域に形成後、低耐圧トランジスタ用の第2ゲート酸化膜を第2活性領域に形成することで、上記第1の特徴の半導体装置の製造方法の作用効果を奏しつつ、同一基板上に高耐圧トランジスタと低耐圧トランジスタを搭載することができる。
更に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記第1又は第2の何れかの特徴に加えて、前記トレンチ熱酸化膜を形成する工程の前に、前記トレンチ内の前記基板の露出面を熱酸化し、予備熱酸化膜を形成し、前記予備熱酸化膜を除去する予備トレンチ熱酸化工程を含み、前記トレンチ熱酸化膜を形成する工程において、前記トレンチ内の前記基板の露出面を再度熱酸化し、前記トレンチ熱酸化膜を形成することを第3の特徴とする。
上記第3の特徴の半導体装置の製造方法に依れば、トレンチ熱酸化膜を形成する前に、予備熱酸化膜を形成し、予備熱酸化膜を除去し、その後、再度熱酸化によりトレンチ熱酸化膜を形成することで、トレンチ形成時のエッチングによるダメージを修復することができる。
更に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、前記予備熱酸化膜は、膜厚が10〜15nmの範囲で、700℃〜1000℃の範囲の温度下で形成されることが好ましい。
更に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、前記トレンチ熱酸化膜は、膜厚が20nm〜50nmの範囲で形成されることが好ましい。
トレンチ熱酸化膜の膜厚が厚いほど、トレンチの周縁部が丸みを帯びた形状となり、STIコーナー部に加わる電界集中を緩和できる効果が増す一方、ゲート酸化膜の側方の素子分離膜にボイドが形成されやすくなる。このため、最適なトレンチ熱酸化膜の膜厚は、第1ゲート酸化膜の膜厚にも依存するが、例えば、第1ゲート酸化膜の膜厚が30nm程度の場合、20nm〜50nmの範囲で調整することができる。
更に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、前記トレンチ熱酸化膜は、950℃〜1250℃の範囲の温度下で形成されることが好ましい。
950℃〜1250℃の高温で熱酸化させることにより、酸化シリコン膜の粘弾性を高め、熱による変形を容易にし、丸みを帯びた形状のトレンチ酸化膜を形成することができる。
更に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、前記ライナー絶縁膜は、膜厚が40nm〜60nmの範囲で形成されることが好ましい。
最適なライナー絶縁膜の膜厚は、第1ゲート酸化膜の膜厚、及びトレンチ熱酸化膜の膜厚にも依存するが、例えば、第1ゲート酸化膜の膜厚が30nm程度の場合、40nm〜60nmの範囲で調整することができる。
更に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、前記CMPストッパ膜は、熱リン酸によるウェットエッチングにより除去されることが好ましい。
更に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、前記第1ゲート酸化膜は、膜厚が50nm以下で形成されることが好ましい。
ゲート酸化膜の膜厚を50nm以下とすることにより、耐圧が20V程度の絶縁耐圧、伝達特性に優れたトランジスタを、STIにより素子分離された活性領域上に形成することが可能になる。
更に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、前記第1ゲート酸化膜は熱酸化により形成されることが好ましい。
ゲート酸化膜として、膜質(欠陥の少なさ)や膜厚ばらつきで優れる熱酸化膜を用いることで、STIコーナー部で薄膜化する熱酸化膜の欠点は本発明でカバーされるため、伝達特性にキンクが発生しない、良好な特性のトランジスタをSTIにより素子分離された活性領域上に形成することができる。
本発明に係る半導体装置は、基板上の所定の素子分離領域にトレンチが形成され、前記トレンチ内は絶縁膜からなる素子分離膜で充填され、前記素子分離膜により区画された活性領域上にゲート酸化膜が形成され、前記活性領域の夫々において、前記基板表面の一部の領域にソース領域とドレイン領域が形成され、前記ソース領域と前記ドレイン領域間のチャネル領域の上方に前記ゲート酸化膜を介してゲート電極が形成され、トランジスタが形成される半導体装置において、前記ゲート酸化膜の上面は、前記絶縁膜の上面よりも下方に位置し、前記活性領域全域に渡って平坦であり、前記活性領域の周縁部における前記ゲート酸化膜の下面は、前記活性領域の境界に近づくほどその深さ方向の位置が下方向に傾斜しており、前記活性領域の周縁部における前記ゲート絶縁膜、及び、それに隣接する前記素子分離膜に、空隙を含まないことを特徴とする。
上記特徴の半導体装置に依れば、絶縁耐圧に優れ、伝達特性にキンクが発生しない、良好な特性のトランジスタを基板上に搭載することができる。
従って、本発明に依れば、上述の(1)〜(3)に示した従来技術に係る課題が全て解決され、絶縁耐圧に優れ、伝達特性にキンクが発生しない、良好な特性のトランジスタをSTIにより素子分離された活性領域上に形成することができる。これにより、当該トランジスタを搭載した基板を製造し、液晶パネルの表示を駆動する液晶ドライバとして利用することで、表示映像の階調不良のない、表示映像の映りの良い液晶表示装置を提供することが可能になる。更に、キンクの発生を抑えることで、低消費電力で発熱の少ない液晶表示装置を提供できる。
従来技術に係るSTIコーナー部の形状を示すSEM断面図。 従来技術により活性領域に形成されたトランジスタの伝達特性を示す図。 特許文献1に記載の発明を適用した場合のSTIコーナー部の断面構造を示すSEM断面図(フィールド絶縁膜充填前)。 特許文献1に記載の発明を適用した場合のSTIコーナー部の断面構造を示すSEM断面図(フィールド絶縁膜充填後)。 本発明の半導体装置の製造方法を模式的に示す工程断面図。 本発明の半導体装置の製造方法を模式的に示す工程断面図。 本発明の半導体装置の製造方法を模式的に示す工程断面図。 本発明の半導体装置の製造方法を模式的に示す工程断面図。 本発明の半導体装置の製造方法を模式的に示す工程断面図。 本発明適用後のSTIコーナー部の形状を示すSEM断面図。 本発明適用後のSTIコーナー部の断面構造を示すSEM断面図(フィールド絶縁膜充填後)。 本発明を適用し、基板上の活性領域に形成されたトランジスタの伝達特性を示す図。 従来技術に係るSTI素子分離膜の形成方法を示す工程断面図。 従来技術に係るSTI素子分離膜の形成方法を示す工程断面図。 従来技術に係るSTI素子分離膜の形成方法を示す工程断面図。 従来技術に係るSTI素子分離膜の形成方法を示す工程断面図。
〈第1実施形態〉
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法(以降、適宜「本発明方法」と称す)について以下に、詳細に説明する。図5〜図9は本発明の半導体装置の製造工程を模式的に示す工程断面図である。尚、本実施形態では本発明が液晶ディスプレイ、或いは液晶テレビ等の表示制御に用いられる液晶ドライバICの製造に使用される場合を例として説明するが、本発明はこれに限られるものではない。図5〜図9において、NchTrとあるのはNチャネルトランジスタが形成される部分、及び、PchTrとあるのはPチャネルトランジスタが形成される部分を指す。また、LVTrとあるのは低耐圧のロジックトランジスタが形成される活性領域、DACTrとあるのは当該ロジックトランジスタからの輝度制御信号(デジタル信号)を受けアナログの電圧設定信号に変換するための高耐圧のDACトランジスタが形成される活性領域、及び、HVTrとあるのは当該電圧設定信号に基づきソースバスラインに電圧を供給するための高耐圧のソースドライバトランジスタが形成される活性領域を指す。また、以降に示される工程断面図では、適宜、要部を強調して示されており、図面上の各構成部分の寸法比と実際の寸法比とは必ずしも一致するものではない。
先ず、半導体基板100上に、第1ゲート酸化膜102を全面に形成する。第1ゲート酸化膜の材料としては酸化シリコンが望ましい。更に、上記ゲート酸化膜は、熱酸化により形成されることが、膜質(欠陥の少なさ)や膜厚ばらつきで優れるため望ましい。当該第1ゲート酸化膜102の膜厚は、後工程で形成されるトランジスタが必要とする耐圧に応じて設定されるが、本実施形態では30nm(耐圧16.5V)である。
次に、第1ゲート酸化膜上にCMPストッパ膜104としてSiNを全面に形成する。当該CMPストッパ膜104の材料としては、窒化シリコン(SiN)の他、酸窒化シリコン(SiON)、多結晶シリコン、非晶質シリコン、或いは、窒化シリコンと多結晶シリコンと非晶質シリコンから選択される少なくとも2種からなる多層構造を挙げることができる。CMPストッパ膜104の形成方法は、公知の成膜方法、例えばCVD法により形成することができる。CMPストッパ膜104の膜厚は、後のCMP工程におけるストッパとして機能するに十分な膜厚であれば良く、ここでは160nmである。このときの断面構造が図5(a)に示されている。
次に、CMPストッパ膜104上に、素子分離領域に開口部を持つレジストパターンでレジスト201を形成し、当該レジストをマスクとして、CMPストッパ膜104と第1ゲート絶縁膜102をエッチングする。このときの断面構造が図5(b)に示されている。
次に、レジスト201を取り除き、CMPストッパ膜104をマスクとして、半導体基板100をエッチングし、トレンチ108を形成する。トレンチ108の深さは、例えば250nm〜1μmで、ここでは500nmである。上記半導体基板100のエッチングは、ドライエッチングにより行うことができる。
その後、トレンチ108内の、半導体基板100の露出面を熱酸化し、予備熱酸化膜を形成後、形成した予備熱酸化膜を除去する。予備熱酸化膜の膜厚は、例えば10nm〜15nmであれば良く、ここでは11nmである。また、熱酸化時の基板温度は700℃〜1000℃であれば良く、ここでは1000℃である。これにより、トレンチ形成時のエッチングによるダメージが修復される。上記予備熱酸化膜は、フッ酸(HF)、又はフッ化アンモニウム(NHF)によるウェットエッチングにより除去することができる。
次に、トレンチ108内の、半導体基板100の露出面を再度熱酸化し、トレンチ熱酸化膜110を形成する。トレンチ熱酸化膜110の膜厚は、20nm〜50nmであれば良く、ここでは35nmである。また、熱酸化時の基板温度は950℃〜1250℃であれば良く、ここでは1100℃である。酸化シリコン膜の粘弾性を高め、熱による変形を容易にするため高温で熱酸化を行う。これにより、トレンチの周縁部が丸みを帯びた形状となり、STIコーナー部に加わる電界集中を緩和することができる。
次に、トレンチ108の内壁、トレンチ熱酸化膜110の上に、更にライナー絶縁膜112としてHTO膜をCVD法により形成する。当該ライナー絶縁膜112の材料としては、HTO膜の他、PTEOS、LTO等のCVD法で形成される酸化膜が挙げられるが、膜の緻密さとステップカバレッジに優れるHTO膜が最も望ましい。これにより、第1ゲート酸化膜102の側面露出面の凹み部分をライナー絶縁膜112で充填し、第1ゲート酸化膜102の側方にボイドが形成されるのを防ぐことができる。
尚、トレンチ熱酸化膜110の膜厚を厚くするほど、トレンチ108の周縁部に加わる電界集中を緩和できる効果が増す一方で、第1ゲート酸化膜102の側方にボイドが形成されやすくなり、より厚いライナー絶縁膜112を必要とする。従ってライナー絶縁膜112の膜厚は、第1ゲート酸化膜102の膜厚に依存するとともに、トレンチ熱酸化膜110の膜厚にも依存する。一般には40nm〜60nmであれば望ましく、本実施形態では40nmである。このときの断面構造が図5(c)に示されている。
次に、半導体基板100の全面にフィールド絶縁膜114を堆積し、トレンチ108内をフィールド絶縁膜114で充填する。フィールド絶縁膜114は、例えば、高密度プラズマCVD法で形成されるシリコン酸化膜(HDP膜)である。当該フィールド絶縁膜114の膜厚は、トレンチ108内を充填し、少なくともCMPストッパ膜104の上面を覆うことのできる膜厚であれば良く、ここでは800nmである。このときの断面構造が図6(a)に示されている。
次に、フィールド絶縁膜114を、CMPストッパ膜104が露出するまで平坦化する。このときの断面構造が図6(b)に示されている。次に、トレンチの上部(CMPストッパ膜104の側方部)に形成されているフィールド絶縁膜114を除去する。上記フィールド絶縁膜114の除去は、例えば、フッ酸によるウェットエッチングにより行うことができる。このとき、CMPストッパ膜の上面に形成される自然酸化膜も同時に除去され、後の工程で行われるCMPストッパ膜の除去を良好に行うことができる。
次に、CMPストッパ膜104を除去する。当該CMPストッパ膜104の除去は、第1ゲート酸化膜102との選択比の大きなエッチャントによるウェットエッチング(例えば、熱リン酸によるウェットエッチング)により行う。当該選択比は10〜50程度であれば良く、30以上あることが望ましい。これにより、CMPストッパ膜の下層の第1ゲート酸化膜のエッチングを抑止し、第1ゲート酸化膜の膜厚のばらつきを抑えることができる。尚、このとき第1ゲート酸化膜102にエッチングによるダメージが発生し得るが、当該第1ゲート酸化膜のダメージは、後工程において、第1トランジスタのソース・ドレイン領域を形成する工程、或いは、ゲート電極であるポリシリコンを熱酸化する工程におけるアニール処理により修復される。
これにより、図6(c)に示されるように、トレンチ酸化膜110、ライナー絶縁膜112、フィールド絶縁膜114からなる素子分離膜116がトレンチ内に形成される。
次に、高耐圧トランジスタが形成される活性領域において、p型の第1ウェルを形成する。即ち、Nチャネルトランジスタが形成されるNchTr部のうち活性領域DACTr及びHVTrに開口部を持つレジストパターンでレジスト202を形成し、当該レジストをマスクとして、ホウ素などのp型不純物をイオン注入することにより、p型の深いウェル(HVPW)118を半導体基板100内に形成する。このときの断面構造が図7(a)に示されている。
同様に、高耐圧トランジスタが形成される活性領域において、n型の第1ウェルを形成する。即ち、Pチャネルトランジスタが形成されるPchTr部のうち活性領域DACTr及びHVTrに開口部を持つレジストパターンでレジスト203を形成し、当該レジストをマスクとして、リンなどのn型不純物をイオン注入することにより、n型の深いウェル(HVNW)120を半導体基板100内に形成する。このときの断面構造が図7(b)に示されている。
次に、高耐圧トランジスタが形成される活性領域において、p型のソース領域とドレイン領域を形成する。即ち、Pチャネルトランジスタが形成されるPchTr部のうち活性領域DACTr及びHVTrのソース領域とドレイン領域に開口部を持つレジストパターンでレジスト204を形成し、当該レジストをマスクとして、ホウ素などのp型不純物をイオン注入することにより、p型のソース領域とドレイン領域をn型のウェル120内に形成する。このときの断面構造が図8(a)に示されている。
同様に、高耐圧トランジスタが形成される活性領域において、n型のソース領域とドレイン領域を形成する。即ち、Nチャネルトランジスタが形成されるNchTr部のうち活性領域DACTr及びHVTrのソース領域とドレイン領域に開口部を持つレジストパターンでレジスト205を形成し、当該レジストをマスクとして、リンなどのn型不純物をイオン注入することにより、n型のソース領域とドレイン領域をp型のウェル118内に形成する。このときの断面構造が図8(b)に示されている。
次に、高耐圧トランジスタが形成される活性領域のうちゲート電極が形成される領域以外の領域を開口部に持つレジストパターンでレジスト206を形成し、第1ゲート酸化膜をエッチングし、高耐圧トランジスタのゲート電極の形成領域以外の第1ゲート酸化膜を除去する。このときの断面構造が図9(a)に示されている。
次に、レジスト206を除去し、低耐圧トランジスタが形成される活性領域上、及び、高耐圧トランジスタのソース領域及びドレイン領域上の活性領域上に、第1ゲート酸化膜より膜厚の薄い第2ゲート酸化膜122を、熱酸化により形成する。第2ゲート酸化膜の膜厚は、例えば、6nm程度である。このときの断面構造が図9(b)に示されている。
その後、(a)低耐圧トランジスタが形成される活性領域LVTrにおいて、NchTr部にp型の、及び、PchTr部にn型の第2ウェルを夫々不純物のイオン注入により形成し、(b)ゲート電極材料となるポリシリコンを全面に堆積し、(c)高耐圧トランジスタの第1ゲート酸化膜102上、及び低耐圧トランジスタの第2ゲート酸化膜122上にゲート電極124を形成し、(d)低耐圧トランジスタが形成される第2ウェル上にソース領域とドレイン領域を形成し、(e)更に、サイドウォール形成用の絶縁膜126としてSiNを(例えば、95nm)全面に堆積することで、図9(c)に示されるように、NchTr部の活性領域LVTrには低耐圧のNチャネル・ロジックトランジスタが、NchTr部の活性領域DACTrとHVTrには夫々、高耐圧のNチャネルトランジスタが、PchTr部の活性領域LVTrには低耐圧のPチャネル・ロジックトランジスタが、PchTr部の活性領域DACTrとHVTrには夫々、高耐圧のPチャネルトランジスタが形成される。尚、上記高耐圧トランジスタ及び低耐圧トランジスタの製造工程(a)〜(e)については、公知の製造プロセス技術であり、本発明の本旨から外れるので説明を割愛する。尚、図9(c)における低耐圧トランジスタは、所謂LDD(Lightly Doped Drain)構造であり、ソース領域とドレイン領域の境界には当該ソース領域及びドレイン領域と逆導電型の、即ち第2ウェルと同導電型の高濃度の不純物領域が、夫々、NchTr部とPchTr部の活性領域LVTr上に、ハロー注入により形成されている。
〈第2実施形態〉
上述の本発明方法により形成されたSTIの断面SEM図を例として図10に示す。図10に示されるように、本発明方法を適用することにより、STIコーナー部におけるゲート酸化膜の薄膜化が抑止され、上面が活性領域に渡って平坦なゲート酸化膜(Gox)が得られていることが分かる。また、ゲート酸化膜の上面は、STIよりも先にゲート酸化膜を形成することにより、STIの素子分離膜の上面よりも下方に位置している。一方、ゲート酸化膜の下面は、活性領域の周縁部において、STIとの境界に近づくほどその深さ方向の位置が下方に傾斜した、丸みを帯びた形状となる。
本発明方法によりトレンチを形成し、フィールド絶縁膜114を堆積後の半導体基板の断面SEM図を図11に示す。このときの第1ゲート酸化膜102の膜厚は30nm、トレンチ熱酸化膜110の膜厚は35nmであり、トレンチ熱酸化膜110を形成前に、予備熱酸化膜を11nm形成後、フッ酸処理により予備熱酸化膜を除去している。また、ライナー絶縁膜としてHTO膜を40nm堆積させている。図11において、トレンチ酸化膜とライナー絶縁膜との境界を一点鎖線で示す。図11に示されるように、活性領域の周縁部のゲート絶縁膜、及び、ゲート絶縁膜に隣接する側方の素子分離膜中に図4において存在していた空隙は、ライナー絶縁膜を形成することにより消失し、均質な素子分離膜が形成されていることが分かる。
この結果、活性領域上に形成されるトランジスタの伝達特性は図12に示されるようになり、図2と比較して、ゲート電圧Vgとドレイン電流Idとの関係(伝達特性)にキンク部分が存在しない、良好な特性のトランジスタが形成されていることが分かる。
以上、上述の実施形態は本発明の好適な実施形態の一例である。本発明の実施形態はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
本発明は、半導体製造装置の製造方法として利用可能であり、特に、活性領域上に良好な特性の高耐圧トランジスタを形成するための素子分離膜の形成に利用することができる。
100: 半導体基板
101: 絶縁膜
102: 第1ゲート酸化膜
104: CMPストッパ膜
108: トレンチ
110: トレンチ熱酸化膜
112: ライナー絶縁膜
114: フィールド絶縁膜
116: 素子分離膜
117: 素子分離領域
118: p型の深いウェル(第1ウェル)
120: n型の深いウェル(第1ウェル)
122: 第2ゲート酸化膜
124: ゲート電極
126: 絶縁膜
201〜207: レジスト
DACTr,HVTr,LVTr: トランジスタが形成される活性領域
Id: ソース−ドレイン間に流れる電流
NchTr: Nチャネルトランジスタの形成部
PchTr: Pチャネルトランジスタの形成部
Vb: 基板電位
Vg: ゲート電圧

Claims (11)

  1. 基板上に第1ゲート酸化膜とCMPストッパ膜を全面に、この順で成膜する工程と、
    素子分離領域に開口部を有するレジストパターンを用いて、前記第1ゲート酸化膜と前記CMPストッパ膜をエッチングする工程と、
    前記基板上の前記素子分離領域にトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチ内の前記基板の露出面を熱酸化し、トレンチ熱酸化膜を形成する工程と、
    前記トレンチの内壁にライナー絶縁膜を形成する工程と、
    前記基板の全面にフィールド絶縁膜を堆積後、前記CMPストッパ膜が露出するまで前記フィールド絶縁膜を平坦化し、前記トレンチ内をフィールド絶縁膜で充填する工程と、
    ウェットエッチングにより前記CMPストッパ膜を除去し、前記基板上の前記素子分離領域に前記トレンチ熱酸化膜、前記ライナー絶縁膜、及び前記フィールド絶縁膜からなる素子分離膜を形成する工程と、
    前記基板上の前記素子分離膜で区画された複数の領域の少なくとも一部の第1活性領域に、第1或いは第2の導電型の第1ウェルを形成する工程と、
    前記第1ウェル上に第1トランジスタを形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1ウェル形成後、前記第1活性領域以外の所定の領域の前記第1ゲート酸化膜を除去し、前記第1ゲート酸化膜よりも膜厚の薄い第2ゲート酸化膜を形成する工程と、
    前記基板上の前記素子分離膜で区画された複数の領域のうち、前記第1活性領域以外の所定の領域の少なくとも一部の第2活性領域に、第1或いは第2の導電型の第2ウェルを形成する工程と、
    前記第2ウェル上に前記第1トランジスタより低耐圧の第2トランジスタを形成する工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記トレンチ熱酸化膜を形成する工程の前に、
    前記トレンチ内の前記基板の露出面を熱酸化し、予備熱酸化膜を形成し、前記予備熱酸化膜を除去する予備トレンチ熱酸化工程を含み、
    前記トレンチ熱酸化膜を形成する工程において、前記トレンチ内の前記基板の露出面を再度熱酸化し、前記トレンチ熱酸化膜を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記予備熱酸化膜は、膜厚が10〜15nmの範囲で、700℃〜1000℃の範囲の温度下で形成されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記トレンチ熱酸化膜は、膜厚が20nm〜50nmの範囲で形成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記トレンチ熱酸化膜は、950℃〜1250℃の範囲の温度下で形成されることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ライナー絶縁膜は、膜厚が40nm〜60nmの範囲で形成されることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記CMPストッパ膜は、熱リン酸によるウェットエッチングにより除去されることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1ゲート酸化膜は、膜厚が50nm以下で形成されることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1ゲート酸化膜は熱酸化により形成されることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 基板上の所定の素子分離領域にトレンチが形成され、
    前記トレンチ内は絶縁膜からなる素子分離膜で充填され、
    前記素子分離膜により区画された活性領域上にゲート酸化膜が形成され、
    前記活性領域の夫々において、前記基板表面の一部の領域にソース領域とドレイン領域が形成され、前記ソース領域と前記ドレイン領域間のチャネル領域の上方に前記ゲート酸化膜を介してゲート電極が形成され、トランジスタが形成される半導体装置において、
    前記ゲート酸化膜の上面は、前記絶縁膜の上面よりも下方に位置し、前記活性領域全域に渡って平坦であり、
    前記活性領域の周縁部における前記ゲート酸化膜の下面は、前記活性領域の境界に近づくほどその深さ方向の位置が下方向に傾斜しており、
    前記活性領域の周縁部における前記ゲート絶縁膜、及び、それに隣接する前記素子分離膜に、空隙を含まないことを特徴とする半導体装置。
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