JP2011042263A - 可変ダンパ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の使用状況にばらつきがあった場合でもピッチ応答を最適化して運転しやすさを改善できる可変ダンパ制御装置を提供する。
【解決手段】可変ダンパ制御装置を、車両の操舵系における操舵量を検出する操舵量検出手段31と、操舵量検出手段の出力に基づいて所定の操舵パターンに対するドライバ操作の進み又は遅れに相関するパラメータである操舵特徴量を算出する操舵特徴量算出手段33と、操舵特徴量を所定の目標値と比較した結果に基づいて、フロントサスペンションに設けられたフロントダンパの減衰力の伸縮比がリアサスペンションに設けられたリアダンパの減衰力の伸縮比に対して相対的に変化するようにフロントダンパ、リアダンパの少なくとも一方の減衰力特性を変更する減衰力変更手段37,38とを備える構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】可変ダンパ制御装置を、車両の操舵系における操舵量を検出する操舵量検出手段31と、操舵量検出手段の出力に基づいて所定の操舵パターンに対するドライバ操作の進み又は遅れに相関するパラメータである操舵特徴量を算出する操舵特徴量算出手段33と、操舵特徴量を所定の目標値と比較した結果に基づいて、フロントサスペンションに設けられたフロントダンパの減衰力の伸縮比がリアサスペンションに設けられたリアダンパの減衰力の伸縮比に対して相対的に変化するようにフロントダンパ、リアダンパの少なくとも一方の減衰力特性を変更する減衰力変更手段37,38とを備える構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等の車両のサスペンション装置に設けられる可変ダンパの減衰力を制御する可変ダンパ制御装置に関し、特に車速や操舵の仕方に関わらずピッチ応答を最適化して車両の運転しやすさを改善したものに関する。
自動車のサスペンション装置は、車輪支持部材を、車体に対して揺動するサスペンションアームを介してストローク可能に支持している。このようなサスペンション装置は、ストローク量に応じたバネ反力を発生するスプリング及びストローク速度に応じた減衰力を発生するダンパ(ショックアブソーバ)を備えている。
ダンパは、オイル等の作動流体がオリフィス、バルブ等の流路を通過する際の抵抗によって減衰力を発生している。また、オイル流路断面積をアクチュエータで切り替えることによって、減衰特性を調整可能とした可変ダンパも知られている。
ダンパは、オイル等の作動流体がオリフィス、バルブ等の流路を通過する際の抵抗によって減衰力を発生している。また、オイル流路断面積をアクチュエータで切り替えることによって、減衰特性を調整可能とした可変ダンパも知られている。
可変ダンパを用いると、車両のロールレート、ピッチレート等を制御することが可能となる。
例えば、特許文献1には、ドライバの運転負担を軽減する目的で、車両のロール周期とピッチ周期の位相差を所定範囲内に抑えるよう可変ダンパを制御することが記載されている。
例えば、特許文献1には、ドライバの運転負担を軽減する目的で、車両のロール周期とピッチ周期の位相差を所定範囲内に抑えるよう可変ダンパを制御することが記載されている。
しかし、個々のドライバによる車両の使用状況は、車両の開発時にサスペンションダンパの減衰特性を決定した際の条件(例えば車速、操舵パターン等)と一致しているとは限らない。このため、車速の変化、ドライバの個人差による操舵の仕方、製造ばらつき等の影響によって、最適なバネ上挙動から逸脱し、ドライバによって運転しにくい車両となることが懸念される。
また、実車の走行中にピッチ位相やピッチレート等のピッチ応答に関するパラメータを実測することは困難であり、これらを直接測定できない場合であってもピッチ応答を最適化する手法の確立が要望されている。
本発明の課題は、車両の使用状況にばらつきがあった場合でもピッチ応答を最適化して運転しやすさを改善できる可変ダンパ制御装置を提供することである。
また、実車の走行中にピッチ位相やピッチレート等のピッチ応答に関するパラメータを実測することは困難であり、これらを直接測定できない場合であってもピッチ応答を最適化する手法の確立が要望されている。
本発明の課題は、車両の使用状況にばらつきがあった場合でもピッチ応答を最適化して運転しやすさを改善できる可変ダンパ制御装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、車両の操舵系における操舵量を検出する操舵量検出手段と、前記操舵量検出手段の出力に基づいて所定の操舵パターンに対するドライバ操作の進み又は遅れに相関するパラメータである操舵特徴量を算出する操舵特徴量算出手段と、前記操舵特徴量を所定の目標値と比較した結果に基づいて、フロントサスペンションに設けられたフロントダンパの減衰力の伸縮比がリアサスペンションに設けられたリアダンパの減衰力の伸縮比に対して相対的に変化するように前記フロントダンパ、前記リアダンパの少なくとも一方の減衰力特性を変更する減衰力変更手段とを備えた可変ダンパ制御装置である。
請求項1の発明は、車両の操舵系における操舵量を検出する操舵量検出手段と、前記操舵量検出手段の出力に基づいて所定の操舵パターンに対するドライバ操作の進み又は遅れに相関するパラメータである操舵特徴量を算出する操舵特徴量算出手段と、前記操舵特徴量を所定の目標値と比較した結果に基づいて、フロントサスペンションに設けられたフロントダンパの減衰力の伸縮比がリアサスペンションに設けられたリアダンパの減衰力の伸縮比に対して相対的に変化するように前記フロントダンパ、前記リアダンパの少なくとも一方の減衰力特性を変更する減衰力変更手段とを備えた可変ダンパ制御装置である。
請求項2の発明は、前記目標値は、異なった車速及びハンドル操作量毎にマッピングされた前記操舵特徴量をスムージングして求められることを特徴とする請求項1に記載の可変ダンパ制御装置である。
請求項3の発明は、前記目標値は予め設定された定数であることを特徴とする請求項1に記載の可変ダンパ制御装置である。
請求項3の発明は、前記目標値は予め設定された定数であることを特徴とする請求項1に記載の可変ダンパ制御装置である。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)所定の操舵パターンに対するドライバ操作の進み又は遅れに相関するパラメータである操舵特徴量を所定の目標値と比較した結果に基づいて、フロントサスペンションに設けられたフロントダンパの減衰力の伸縮比がリアサスペンションに設けられたリアダンパの減衰力の伸縮比に対して相対的に変化するように減衰力特性を変更することによって、実際には検出が困難なピッチ位相及び目標のピッチ位相を意識しなくても、車両のピッチ応答性を学習制御によって最適化し、ドライバが運転しやすい車両を提供することができる。
(2)異なった車速及びハンドル操作量毎にマッピングされた操舵特徴量をスムージングして目標値を求めることによって、車速及びハンドル操作量の変化によって車両のピッチ応答特性が急変することがなく、運転しやすい車両を提供することができる。
(3)目標値を予め設定された定数とすることによって、簡素なハードウェア構成や軽減された演算負荷によって上記(1)項の効果を得ることができる。
(1)所定の操舵パターンに対するドライバ操作の進み又は遅れに相関するパラメータである操舵特徴量を所定の目標値と比較した結果に基づいて、フロントサスペンションに設けられたフロントダンパの減衰力の伸縮比がリアサスペンションに設けられたリアダンパの減衰力の伸縮比に対して相対的に変化するように減衰力特性を変更することによって、実際には検出が困難なピッチ位相及び目標のピッチ位相を意識しなくても、車両のピッチ応答性を学習制御によって最適化し、ドライバが運転しやすい車両を提供することができる。
(2)異なった車速及びハンドル操作量毎にマッピングされた操舵特徴量をスムージングして目標値を求めることによって、車速及びハンドル操作量の変化によって車両のピッチ応答特性が急変することがなく、運転しやすい車両を提供することができる。
(3)目標値を予め設定された定数とすることによって、簡素なハードウェア構成や軽減された演算負荷によって上記(1)項の効果を得ることができる。
本発明は、車両の使用状況にばらつきがあった場合でもピッチ応答を最適化して運転しやすさを改善できる可変ダンパ制御装置を提供する課題を、ハンドル角速度の切り側、戻し側の偏りを示すハンドル操作特徴量の目標値と実際の値との差分に基づいて、サスペンションに設けられた可変ダンパの減衰力の伸縮比を前後で相対的に変化させることによって解決した。
以下、本発明を適用した可変ダンパ制御装置の実施例について説明する。
実施例の可変ダンパ制御装置は、例えば乗用車等の4輪自動車に設けられ、左右のフロントサスペンション及びリアサスペンションにそれぞれ設けられる可変ダンパの減衰力を制御するものである。
実施例の可変ダンパ制御装置は、例えば乗用車等の4輪自動車に設けられ、左右のフロントサスペンション及びリアサスペンションにそれぞれ設けられる可変ダンパの減衰力を制御するものである。
車両は、ダンパFL11、ダンパFR12、ダンパRL13、ダンパRR14を備えている。また、車両は、これらの各ダンパ11〜14の減衰力を制御する可変ダンパ制御装置として、ダンパアクチュエータFL21、ダンパアクチュエータFR22、ダンパアクチュエータRL23、ダンパアクチュエータRR24、ハンドル角センサ31、車速センサ32、ハンドル操作量代表値算出部33、ハンドル操作特徴量算出部34、中間特性算出部35、中間特性目標値算出部36、減衰力指示値算出部37、減衰力制御装置38等を備えている。
ダンパFL11、ダンパFR12は、左右のフロントサスペンションにそれぞれ設けられている。
ダンパRL13、ダンパRR14は、左右のリアサスペンションにそれぞれ設けられている。
フロントサスペンション及びリアサスペンションは、前輪及び後輪を回転可能に支持するハブベアリングハウジングを、車体に対して揺動するサスペンションアームによって支持するものである。
ダンパRL13、ダンパRR14は、左右のリアサスペンションにそれぞれ設けられている。
フロントサスペンション及びリアサスペンションは、前輪及び後輪を回転可能に支持するハブベアリングハウジングを、車体に対して揺動するサスペンションアームによって支持するものである。
フロントサスペンション及びリアサスペンションは、ストロークに応じてバネ反力を発生するサスペンションスプリングを備えている。各ダンパ11〜14は、前後左右のサスペンションスプリングと並列に設けられ、ピストンスピード(サスペンションのストローク速度)に応じた減衰力を発生する。減衰力は、各ダンパ11〜14のストローク時にダンパオイルがオリフィス、バルブ等の流路を通過する際の抵抗によって発生する。また、各ダンパ11〜14は、ダンパオイルの流路を切り換えて流路断面積を変化させることによって、減衰力特性を複数段階に変更可能となっている。この点については後に詳しく説明する。
ダンパアクチュエータFL21、ダンパアクチュエータFR22、ダンパアクチュエータRL23、ダンパアクチュエータRR24は、それぞれダンパFL11、ダンパFR12、ダンパRL13、ダンパRR14に設けられ、対応する各ダンパのダンパオイル流路切換機構を駆動する例えばステッピングモータ等のアクチュエータを備えている。
ハンドル角センサ31は、図示しないステアリングホイール(ハンドル)の回転を車幅方向の往復運動に変換し、タイロッドを介して左右前輪のハブベアリングハウジングへ伝達するステアリング機構に設けられている。ハンドル角センサ31は、ステアリングホイールに連結された回転軸であるステアリングシャフトの角度位置を検出するエンコーダを備えている。その出力はハンドル操作量代表値算出部33及びハンドル操作特徴量算出部34に提供される。
車速センサ32は、左右の前輪及び後輪のハブベアリングハウジングにそれぞれ設けられ、車輪が固定されるハブの回転速度に応じた車速パルス信号を出力するものである。車速センサ32の出力は、ハンドル操作量代表値算出部33及びハンドル操作特徴量算出部34に提供される。
ハンドル操作量代表値算出部33は、以下の式1を用いて、ハンドル角絶対値の時間平均であるハンドル操作量代表値Uを演算するものである。
θ:ハンドル角
T:区間時間
また、ハンドル操作量代表値として、式1により求められるハンドル角絶対値の時間平均に代えて、以下の式2により求められるハンドル角速度絶対値の時間平均を用いることもできる。
T:区間時間
また、ハンドル操作量代表値として、式1により求められるハンドル角絶対値の時間平均に代えて、以下の式2により求められるハンドル角速度絶対値の時間平均を用いることもできる。
ハンドル操作特徴量算出部34は、以下の式3を用いて、ハンドル操作特徴量(操舵特徴量)Aを演算するものである。このハンドル操作特徴量Aは、ハンドル操作において舵角がゼロから最大舵角に増加するまでの切り側と、最大舵角からゼロに減少するまでの戻し側とのハンドル角速度成分の偏り(舵角の推移パターンが正弦波に対してどの程度歪んでいるか)を示す値(ハンドル角速度の進み補正値)である。
中間特性算出部35は、車速センサ32が検出した車速V、及び、ハンドル操作量代表値算出部33が算出したハンドル操作量代表値Uに応じて、ハンドル操作特徴量算出部34が算出したハンドル操作特徴量Aをマッピングするものである。
図2は、ハンドル操作特徴量Aのマップの一例を示す図である。
このマップにおいては、異なった車速V(V1,V2・・Vn)、ハンドル操作量代表値U(U1,U2・・・Um)のそれぞれに対応するハンドル操作特徴量A(A11〜Amn)に関するデータが蓄積される。このマップは、現在車両を運転しているドライバによる操舵操作の傾向を示すものである。
図2は、ハンドル操作特徴量Aのマップの一例を示す図である。
このマップにおいては、異なった車速V(V1,V2・・Vn)、ハンドル操作量代表値U(U1,U2・・・Um)のそれぞれに対応するハンドル操作特徴量A(A11〜Amn)に関するデータが蓄積される。このマップは、現在車両を運転しているドライバによる操舵操作の傾向を示すものである。
中間特性目標値算出部36は、中間特性算出部35が生成したハンドル操作特徴量Aのマップに対して、例えば3次のBスプライン曲面化等の曲面近似処理(スムージング処理)を施して、さらに全体に係数k(0<k≦1)を乗じることによって、ハンドル操作特徴量の目標値Bを演算するものである。ハンドル操作特徴量の目標値Bは、ハンドル操作特徴量Aと同様に、車速V及びハンドル操作量代表値Uに応じてマッピングされる。
図3は、ハンドル操作特徴量の目標値のマップの一例を示す図である。
このマップにおいては、異なった車速V(V1,V2・・Vn)、ハンドル操作量代表値U(U1,U2・・・Um)のそれぞれに対応するハンドル操作特徴量の目標値B(B11〜Bmn)に関するデータが蓄積される。
図3は、ハンドル操作特徴量の目標値のマップの一例を示す図である。
このマップにおいては、異なった車速V(V1,V2・・Vn)、ハンドル操作量代表値U(U1,U2・・・Um)のそれぞれに対応するハンドル操作特徴量の目標値B(B11〜Bmn)に関するデータが蓄積される。
減衰力指示値算出部37は、ハンドル操作特徴量の目標値Bから、実際のハンドル操作特徴量Aを現じた差分値を複数段階に層別したレベル(−N・・・−2,−1,0,1,2・・・N)に基づいて、フロントサスペンションのダンパFL11、ダンパFR12のダンパ指示値C11,C12・・C1m、及び、リアサスペンションのダンパRL13、ダンパRR14のダンパ指示値C21,C22・・C2mを設定するものである。
図4は、差分値のレベルに応じた各ダンパ11〜14のダンパ指示値が蓄積されたマップの一例を示す図である。このようなダンパ指示値の前後組み合わせは、例えば、車両の開発時に解析や実車を用いた官能評価等によって予め設定されている。
図4は、差分値のレベルに応じた各ダンパ11〜14のダンパ指示値が蓄積されたマップの一例を示す図である。このようなダンパ指示値の前後組み合わせは、例えば、車両の開発時に解析や実車を用いた官能評価等によって予め設定されている。
各ダンパ11〜14は、設定されたダンパ指示値に応じて減衰力特性が変更可能な可変ダンパとなっている。
図5は、フロントサスペンションのダンパFL11、ダンパFR12における減衰力特性変化の一例を示すグラフである。図5において、横軸はサスペンションのストローク速度(ダンパのピストン速度)を示しており、右側が伸び側(リバウンド側)、左側が縮み側(バンプ側・圧側)を示している。また、縦軸は減衰力を示している。
ダンパ指示値を変更した場合、伸び側、縮み側ともに減衰力が変化するが、伸び側における減衰力の変化は縮み側に対して大きくなっている。その結果、ダンパ指示値の変更によって、伸び側と縮み側との減衰力比(伸縮比)も変化するようになっている。
また、リアサスペンションのダンパRL13、ダンパRR14も実質的に同様の特性を備えている。
図5は、フロントサスペンションのダンパFL11、ダンパFR12における減衰力特性変化の一例を示すグラフである。図5において、横軸はサスペンションのストローク速度(ダンパのピストン速度)を示しており、右側が伸び側(リバウンド側)、左側が縮み側(バンプ側・圧側)を示している。また、縦軸は減衰力を示している。
ダンパ指示値を変更した場合、伸び側、縮み側ともに減衰力が変化するが、伸び側における減衰力の変化は縮み側に対して大きくなっている。その結果、ダンパ指示値の変更によって、伸び側と縮み側との減衰力比(伸縮比)も変化するようになっている。
また、リアサスペンションのダンパRL13、ダンパRR14も実質的に同様の特性を備えている。
減衰力制御装置38は、減衰力指示値算出部37が設定した各ダンパ11〜14のダンパ指示値に基いて、各ダンパアクチュエータ21〜24を制御し、各ダンパ11〜14の減衰力を変更させるものである。
次に、車両のピッチング挙動がドライバの操舵操作に与える影響について説明する。
図6は、車両の前輪舵角が正弦波状となるように左右に操舵しながら走行した際のロール角とピッチレートとの相関を示すグラフであって、横軸がロール角を示し、縦軸がピッチレート(ピッチ角の一階微分値)を示している。
図6(a)に示すように、ロール角に対するピッチレートの位相遅れがない場合においては、ロール角がゼロであるときにはピッチレートも略ゼロとなる。
これに対し、図6(b)に示すように、ロール角に対してピッチレートの位相が遅れている場合には、ロール角がゼロである場合にもピッチレートがゼロとはならない。このことは、ロール角がゼロである場合のピッチレートは、ロール位相に対するピッチ位相の進み、遅れを示すパラメータとして利用可能であることを示している。ここで、ロール角がゼロであるときのピッチレートが正(フロントダイブ方向)である場合は、ピッチ位相はロール位相に対して進んでいる。また、一般的にはロール角が増加する際にピッチが正方向(フロントダイブ方向)であるほうが官能評価におけるフィーリングは良好であるとされている。
また、図7は、前後ダンパの減衰力特性が異なる仕様1〜4におけるハンドル操作特徴量、ピッチ位相、官能評価による舵の効きの違いを示しているが、ハンドル操作特徴量、ピッチ位相、官能評価による舵の効きの間には、明確な相関関係があることがわかる。すなわち、ハンドル操作特徴量は、ピッチ位相及び舵の効きに相関するパラメータとして用いることができる。
図6は、車両の前輪舵角が正弦波状となるように左右に操舵しながら走行した際のロール角とピッチレートとの相関を示すグラフであって、横軸がロール角を示し、縦軸がピッチレート(ピッチ角の一階微分値)を示している。
図6(a)に示すように、ロール角に対するピッチレートの位相遅れがない場合においては、ロール角がゼロであるときにはピッチレートも略ゼロとなる。
これに対し、図6(b)に示すように、ロール角に対してピッチレートの位相が遅れている場合には、ロール角がゼロである場合にもピッチレートがゼロとはならない。このことは、ロール角がゼロである場合のピッチレートは、ロール位相に対するピッチ位相の進み、遅れを示すパラメータとして利用可能であることを示している。ここで、ロール角がゼロであるときのピッチレートが正(フロントダイブ方向)である場合は、ピッチ位相はロール位相に対して進んでいる。また、一般的にはロール角が増加する際にピッチが正方向(フロントダイブ方向)であるほうが官能評価におけるフィーリングは良好であるとされている。
また、図7は、前後ダンパの減衰力特性が異なる仕様1〜4におけるハンドル操作特徴量、ピッチ位相、官能評価による舵の効きの違いを示しているが、ハンドル操作特徴量、ピッチ位相、官能評価による舵の効きの間には、明確な相関関係があることがわかる。すなわち、ハンドル操作特徴量は、ピッチ位相及び舵の効きに相関するパラメータとして用いることができる。
以下、理解を容易にするために、性格が相互に異なった典型的な車両の仕様であるケース1及びケース2について説明する。
ケース1及びケース2における前後ダンパ減衰力の傾向、ダンパ伸縮比の前後比、ピッチ位相の傾向、初期操舵位相の傾向、操舵進み成分の傾向、及び、官能評価におけるフィーリングを表1に示す。なお、各種傾向は、ケース1、ケース2を比較した場合における相対的なものである。
ケース1及びケース2における前後ダンパ減衰力の傾向、ダンパ伸縮比の前後比、ピッチ位相の傾向、初期操舵位相の傾向、操舵進み成分の傾向、及び、官能評価におけるフィーリングを表1に示す。なお、各種傾向は、ケース1、ケース2を比較した場合における相対的なものである。
ケース1は、表1に示すように、フロントサスペンションのダンパFL11、ダンパFR12の減衰力をハード側に設定している。これによって、フロントでは伸側減衰力が縮側減衰力に対して相対的に大きくなって、減衰力の伸縮比が大きくなる。
一方、リアサスペンションのダンパRL13、ダンパRR14の減衰力はソフト側に設定される。これによって、リアでは伸側減衰力が縮側減衰力に対して相対的に小さくなって、減衰力の伸縮比が小さくなる。
その結果、伸縮比の前後比は大きくなる。
一方、リアサスペンションのダンパRL13、ダンパRR14の減衰力はソフト側に設定される。これによって、リアでは伸側減衰力が縮側減衰力に対して相対的に小さくなって、減衰力の伸縮比が小さくなる。
その結果、伸縮比の前後比は大きくなる。
図8は、ケース1におけるドライバのハンドル操作履歴の一例を示すグラフであって、横軸は時間を示し、縦軸は舵角(ハンドル角)を示している(図9において同様)。
ケース1においては、ロール位相に対してピッチ位相が進んでいることから、ドライバが無意識にロールの影響を受けることによって、操舵初期にハンドルを切り後れる傾向が生じやすい(図8のポイントP11)。このため、ドライバは舵角をある程度大きくしていると意識しているにも関わらず、車両が思っているほど曲がらないと感じ、鈍感なフィーリングを感じることになる。
実際よりも車両の応答性が悪く感じたドライバは、ハンドルの切り増しを行う(図8のポイントP12)。
その後、ドライバは目標コースの通り走行するために操舵を修正することから、ハンドルの戻しを早める(図8のポイントP13)。
以上の傾向により、ケース1においては、操舵波形は速く切って遅く戻すような波形となり、操舵進み成分(ハンドル操作特徴量)は大きくなる。
ケース1においては、ロール位相に対してピッチ位相が進んでいることから、ドライバが無意識にロールの影響を受けることによって、操舵初期にハンドルを切り後れる傾向が生じやすい(図8のポイントP11)。このため、ドライバは舵角をある程度大きくしていると意識しているにも関わらず、車両が思っているほど曲がらないと感じ、鈍感なフィーリングを感じることになる。
実際よりも車両の応答性が悪く感じたドライバは、ハンドルの切り増しを行う(図8のポイントP12)。
その後、ドライバは目標コースの通り走行するために操舵を修正することから、ハンドルの戻しを早める(図8のポイントP13)。
以上の傾向により、ケース1においては、操舵波形は速く切って遅く戻すような波形となり、操舵進み成分(ハンドル操作特徴量)は大きくなる。
ケース2は、表1に示すように、フロントサスペンションのダンパFL11、ダンパFR12の減衰力をソフト側に設定している。これによって、フロントでは伸側減衰力が縮側減衰力に対して相対的に小さくなって、減衰力の伸縮比が小さくなる。
一方、リアサスペンションのダンパRL13、ダンパRR14の減衰力はハード側に設定される。これによって、リアでは伸側減衰力が縮側減衰力に対して相対的に大きくなって、減衰力の伸縮比が大きくなる。
その結果、伸縮比の前後比は小さくなる。
一方、リアサスペンションのダンパRL13、ダンパRR14の減衰力はハード側に設定される。これによって、リアでは伸側減衰力が縮側減衰力に対して相対的に大きくなって、減衰力の伸縮比が大きくなる。
その結果、伸縮比の前後比は小さくなる。
図9は、ケース2におけるドライバのハンドル操作履歴の一例を示すグラフである。
ケース2においては、ロール位相に対してピッチ位相が遅れることから、ドライバが無意識にロールの影響を受けることによって、操舵初期にハンドルを切り過ぎる傾向が生じやすい(図9のポイントP21)。このため、ドライバはそれほど舵角を大きくしている意識はないにも関わらず車両が曲がりすぎると感じ、過敏なフィーリングを感じることになる。
実際よりも車両の応答性が良く感じたドライバは、ハンドルを切り戻し、あるいは切り増し側への操舵速度を減少させる(図9のポイントP22)。
その後、ドライバは目標コースの通り走行するために操舵を修正することから、ハンドルの戻しを遅らせる(図9のポイントP23)。
以上の傾向により、ケース2においては、操舵波形は遅く切って速く戻すような波形となり、操舵進み成分(ハンドル操作特徴量)は小さくなる。
ケース2においては、ロール位相に対してピッチ位相が遅れることから、ドライバが無意識にロールの影響を受けることによって、操舵初期にハンドルを切り過ぎる傾向が生じやすい(図9のポイントP21)。このため、ドライバはそれほど舵角を大きくしている意識はないにも関わらず車両が曲がりすぎると感じ、過敏なフィーリングを感じることになる。
実際よりも車両の応答性が良く感じたドライバは、ハンドルを切り戻し、あるいは切り増し側への操舵速度を減少させる(図9のポイントP22)。
その後、ドライバは目標コースの通り走行するために操舵を修正することから、ハンドルの戻しを遅らせる(図9のポイントP23)。
以上の傾向により、ケース2においては、操舵波形は遅く切って速く戻すような波形となり、操舵進み成分(ハンドル操作特徴量)は小さくなる。
本実施例の可変ダンパ制御装置においては、ハンドル操作特徴量の実際の値から目標値を減じた差分が正である場合、ピッチ位相が目標に対して進んでいるものとして、フロントのダンパFL11、ダンパFR12の伸縮比を、リアのダンパRL13、ダンパRR14の伸縮比に対して相対的に小さくする。これによって、ピッチ位相が遅れて目標に近づく。
一方、ハンドル操作特徴量の実際の値から目標値を減じた差分が負である場合、ピッチ位相が目標に対して遅れているものとして、フロントのダンパFL11、ダンパFR12の伸縮比を、リアのダンパRL13、ダンパRR14の伸縮比に対して相対的に大きくする。これによって、ピッチ位相が進んで目標に近づく。
一方、ハンドル操作特徴量の実際の値から目標値を減じた差分が負である場合、ピッチ位相が目標に対して遅れているものとして、フロントのダンパFL11、ダンパFR12の伸縮比を、リアのダンパRL13、ダンパRR14の伸縮比に対して相対的に大きくする。これによって、ピッチ位相が進んで目標に近づく。
仮に、ケース1又はケース2のようなピッチ位相の進み傾向、遅れ傾向がある場合であっても、通常ドライバは慣れによって適応し、車両の特性にあった操舵操作を行うと考えられる。しかし、このようなピッチ位相の進み、遅れ特性が車速やハンドル操作量によって絶えず変化するのではドライバが適応しにくく、運転しにくい車両となってしまう。
この点、実施例によれば、ドライバのハンドル操作の進み、遅れを示すパラメータであるハンドル操作特徴量を車速及びハンドル操作量でマッピングし、これをスムージングした値を目標値として、目標値と実際値の差分レベルに応じて前後ダンパ減衰力を設定することによって、車両のピッチ応答特性の変化を穏やかとし、車速等の走行条件が変化した場合であってもピッチ応答特性が急変することがなく運転しやすい車両を提供することができる。
また、本実施例によれば、測定が困難な車両のピッチ応答を直接測定せずに、ハンドル角センサ31の出力に基づいて演算されるハンドル操作特徴量を用いてピッチ応答の最適化を行うことができる。
さらに、本実施例によれば、前後のダンパ減衰力の指示値を予め開発段階でチューニングしておいた組み合わせから選択しているため、ロール特性、乗り心地等その他ダンパに要求される性能との両立を図ることができる。
この点、実施例によれば、ドライバのハンドル操作の進み、遅れを示すパラメータであるハンドル操作特徴量を車速及びハンドル操作量でマッピングし、これをスムージングした値を目標値として、目標値と実際値の差分レベルに応じて前後ダンパ減衰力を設定することによって、車両のピッチ応答特性の変化を穏やかとし、車速等の走行条件が変化した場合であってもピッチ応答特性が急変することがなく運転しやすい車両を提供することができる。
また、本実施例によれば、測定が困難な車両のピッチ応答を直接測定せずに、ハンドル角センサ31の出力に基づいて演算されるハンドル操作特徴量を用いてピッチ応答の最適化を行うことができる。
さらに、本実施例によれば、前後のダンパ減衰力の指示値を予め開発段階でチューニングしておいた組み合わせから選択しているため、ロール特性、乗り心地等その他ダンパに要求される性能との両立を図ることができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)可変ダンパ制御装置の機械的な構成は上述した実施例のものに限らず、適宜変更することができる。例えば、実施例において共通のハードウェアで実現していた機能を複数のハードウェアに割り振ったり、逆に複数のハードウェアによって実現していた機能を共通のハードウェアに持たせるようにしてもよい。また、可変ダンパにおける減衰力調整手法も実施例のようにダンパオイル流路を切り換えるものに限定されない。例えば、磁場を印加した際に粘度が増加するMR流体を用いた可変ダンパを用いてもよい。
(2)実施例ではハンドル操作特徴量を上述した式3を用いて算出しているが、ハンドル操作の進み又は遅れに相関するパラメータはこのようなハンドル操作特徴量に限らず、例えばハンドル角速度に対してローパスフィルタ、ハイパスフィルタ処理等を施した値を用いてもよい。また、ハンドル角に基づく値に限らず、ドライバからステアリング系に入力される操舵トルクに基づいてハンドル操作の進み又は遅れに相関するパラメータを求めてもよい。
(3)実施例ではハンドル操作特徴量を車速及びハンドル操作量でマッピングし、これをスムージングして目標値を設定しているが、本発明はこれに限らず、他の手法によって目標値を設定してもよい。例えば、目標値は、予め設定された値とすることもできる。
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)可変ダンパ制御装置の機械的な構成は上述した実施例のものに限らず、適宜変更することができる。例えば、実施例において共通のハードウェアで実現していた機能を複数のハードウェアに割り振ったり、逆に複数のハードウェアによって実現していた機能を共通のハードウェアに持たせるようにしてもよい。また、可変ダンパにおける減衰力調整手法も実施例のようにダンパオイル流路を切り換えるものに限定されない。例えば、磁場を印加した際に粘度が増加するMR流体を用いた可変ダンパを用いてもよい。
(2)実施例ではハンドル操作特徴量を上述した式3を用いて算出しているが、ハンドル操作の進み又は遅れに相関するパラメータはこのようなハンドル操作特徴量に限らず、例えばハンドル角速度に対してローパスフィルタ、ハイパスフィルタ処理等を施した値を用いてもよい。また、ハンドル角に基づく値に限らず、ドライバからステアリング系に入力される操舵トルクに基づいてハンドル操作の進み又は遅れに相関するパラメータを求めてもよい。
(3)実施例ではハンドル操作特徴量を車速及びハンドル操作量でマッピングし、これをスムージングして目標値を設定しているが、本発明はこれに限らず、他の手法によって目標値を設定してもよい。例えば、目標値は、予め設定された値とすることもできる。
11 ダンパFL 12 ダンパFR
13 ダンパRL 14 ダンパRR
21 ダンパアクチュエータFL 22 ダンパアクチュエータFR
23 ダンパアクチュエータRL 24 ダンパアクチュエータRR
31 ハンドル角センサ 32 車速センサ
33 ハンドル操作量代表値算出部 34 ハンドル操作特徴量算出部
35 中間特性算出部 36 中間特性目標値算出部
37 減衰力指示値算出部 38 減衰力制御装置
13 ダンパRL 14 ダンパRR
21 ダンパアクチュエータFL 22 ダンパアクチュエータFR
23 ダンパアクチュエータRL 24 ダンパアクチュエータRR
31 ハンドル角センサ 32 車速センサ
33 ハンドル操作量代表値算出部 34 ハンドル操作特徴量算出部
35 中間特性算出部 36 中間特性目標値算出部
37 減衰力指示値算出部 38 減衰力制御装置
Claims (3)
- 車両の操舵系における操舵量を検出する操舵量検出手段と、
前記操舵量検出手段の出力に基づいて所定の操舵パターンに対するドライバ操作の進み又は遅れに相関するパラメータである操舵特徴量を算出する操舵特徴量算出手段と、
前記操舵特徴量を所定の目標値と比較した結果に基づいて、フロントサスペンションに設けられたフロントダンパの減衰力の伸縮比がリアサスペンションに設けられたリアダンパの減衰力の伸縮比に対して相対的に変化するように前記フロントダンパ、前記リアダンパの少なくとも一方の減衰力特性を変更する減衰力変更手段と
を備えた可変ダンパ制御装置。 - 前記目標値は、異なった車速及びハンドル操作量毎にマッピングされた前記操舵特徴量をスムージングして求められること
を特徴とする請求項1に記載の可変ダンパ制御装置。 - 前記目標値は予め設定された定数であること
を特徴とする請求項1に記載の可変ダンパ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009191960A JP2011042263A (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | 可変ダンパ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009191960A JP2011042263A (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | 可変ダンパ制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011042263A true JP2011042263A (ja) | 2011-03-03 |
Family
ID=43830038
Family Applications (1)
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JP2009191960A Pending JP2011042263A (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | 可変ダンパ制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011042263A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021152766A1 (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-05 | 日立Astemo株式会社 | サスペンション制御装置及びサスペンション装置 |
US11535215B2 (en) | 2020-08-28 | 2022-12-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Device for and method of controlling vehicle |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH03224832A (ja) * | 1990-01-23 | 1991-10-03 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の制御戦略装置 |
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-
2009
- 2009-08-21 JP JP2009191960A patent/JP2011042263A/ja active Pending
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