JP2011028953A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤った極性の信号を入力することによる動作不良が生じない電源装置を実現する。
【解決手段】本発明に係る電源装置10は、可変電源手段14と、可変電源手段14から照明装置20に印加する電圧を制御する出力電圧制御手段13と、外部からの調光入力信号S1の信号レベルを変換して整流手段12を介して出力電圧制御手段13に出力する信号レベル変換手段を備える信号入力手段11と、を備え、前記信号レベル変換手段は、+極性の調光入力信号S1の信号レベルを変換可能である。信号入力手段11は、入力される信号の極性に関わらず、当該信号を前記特定の極性で出力する機能を有する極性定常化手段を備え、前記入力信号は、前記極性定常化手段を介して前記信号レベル変換手段に入力される。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係る電源装置10は、可変電源手段14と、可変電源手段14から照明装置20に印加する電圧を制御する出力電圧制御手段13と、外部からの調光入力信号S1の信号レベルを変換して整流手段12を介して出力電圧制御手段13に出力する信号レベル変換手段を備える信号入力手段11と、を備え、前記信号レベル変換手段は、+極性の調光入力信号S1の信号レベルを変換可能である。信号入力手段11は、入力される信号の極性に関わらず、当該信号を前記特定の極性で出力する機能を有する極性定常化手段を備え、前記入力信号は、前記極性定常化手段を介して前記信号レベル変換手段に入力される。
【選択図】図1
Description
本発明は、外部から入力された入力信号に基づいて、負荷に供給する電力を制御可能な電源装置に関するものである。
まず、従来の電源装置の構成について、図9〜図11に基づいて説明する。
図9は、従来の電源装置50の構成を示すブロック図である。電源装置50は、照明装置60に電力を供給する装置であり、信号入力手段51、整流手段52、出力電圧制御手段53および可変電源手段54を備えている。また、電源装置50は、外部に接続される入力端子IN5A・IN5Bと、照明装置60に接続される出力端子OUT5A・OUT5Bとを備えており、外部から入力端子IN5A・IN5Bを介して、信号入力手段51に調光入力信号S5が入力される。
信号入力手段51は、入力された調光入力信号S5を所望のレベルに変換して、レベル変換された調光入力信号S51を整流手段52に印加する。整流手段52は、信号入力手段51からの調光入力信号S51を整流して可変直流電圧に変換し、当該可変直流電圧を出力電圧制御手段53に印加する。出力電圧制御手段53は、整流手段52からの可変直流電圧に基づき、可変電源手段54の出力電圧を制御するための制御信号を生成して、可変電源手段54に印加する。可変電源手段54は、前記出力電圧制御手段53からの制御信号に応じた電圧Vdを、出力端子OUT5A・OUT5Bを介して照明装置60に出力する。照明装置60は、例えばLED(発光ダイオード)で構成されており、電圧Vdの値に応じて照度が制御される。
調光入力信号S5は、PWM信号であり、電源装置50では、調光入力信号S5のパルス幅に基づいて、照明装置60に印加する電圧Vdを制御している。また、調光入力信号S5は極性を有しており、入力端子IN5Aには、+極性(正極性)の調光入力信号S5が入力され、入力端子IN5Bには、−極性(負極性)の調光入力信号S5Bが入力されるように設定されている。信号入力手段51は、調光入力信号S5のうち、+極性の調光入力信号S5のレベルを変換するように構成されている。
図10(a)は、+極性の調光入力信号S5の波形を示す図であり、図10(b)は、信号入力手段51によってレベル変換された調光入力信号S51の波形を示す図であり、図10(c)は、可変電源手段54から出力される電圧Vdを示す図である。
図10(a)に示すように、+極性の調光入力信号S5は、Lレベルが0VでありHレベルが+B1Vである。前述のように、電源装置50では、調光入力信号S5のパルス幅に基づいて、照明装置60に印加する電圧Vdを制御しており、パルス幅が狭いほど照明装置60の照度が大きくなり、パルス幅が広いほど照明装置60の照度が小さくなるように設定されている。
図10(b)に示すように、調光入力信号S51は、Lレベルが0V、Hレベルが+B2V(|B2|>|B1|)である。また、調光入力信号S51の信号の波形は、+極性の調光入力信号S5の波形を逆転した波形となっている。すなわち、調光入力信号S5のパルス幅が狭いほど、調光入力信号S51のパルス幅が広くなり、調光入力信号S5のパルス幅が広いほど、調光入力信号S51のパルス幅が狭くなる。図9に示す整流手段52が生成する可変直流電圧の値は、調光入力信号S51のパルス幅に比例するため、出力電圧制御手段53は、調光入力信号S51のパルス幅が広いほど、可変電源手段54からの電圧Vdが高くなるように制御する。
これにより、図10(c)に示すように、電圧Vdは、外部から入力される調光入力信号S5のパルス幅が狭いほど高くなり、調光入力信号S5のパルス幅に基づいて照明装置60の照度が制御される。
図11は、電源装置50の信号入力手段51の具体的な構成を示す回路図である。信号入力手段51は、NPNバイポーラトランジスタTR511、および3つの抵抗R511・R512・R513を備えている。トランジスタTR511のベースは、抵抗R511を介して、電源装置50の入力端子IN5Aに接続されている。抵抗R512の一端は、トランジスタTR511のベースと抵抗R511との接続点に接続され、抵抗R512の他端は接地されている。トランジスタTR511のエミッタは接地され、トランジスタTR511のコレクタは、抵抗R513の一端および信号入力手段51の出力端子OUT51に接続されている。抵抗R513の他端は、+B3V(|B3|>|B2|)の電源電位に接続されている。
電源装置50の入力端子IN5Aから、+極性の調光入力信号S5がトランジスタTR511のベースに印加されると、レベル変換された調光入力信号S51が、トランジスタTR511のコレクタに接続された出力端子OUT51から出力される。これにより、信号入力手段51は、入力された調光入力信号S5を所望のレベルに変換して、整流手段52に印加する。なお、−極性の調光入力信号S5Bが入力される電源装置50の入力端子IN5Bは、接地されている。
以上のように、電源装置50は、調光入力信号S5のパルスデュティ比に基づいて、照明装置60に供給する電圧Vdを変化させることにより、照明装置60の照度を制御している。
続いて、従来の他の電源装置の構成について、図12〜図14に基づいて説明する。
図12は、従来の他の電源装置70の構成を示すブロック図である。電源装置70は、照明装置80に電力を供給する装置であり、信号入力手段71、波形整形手段72、スイッチ回路73および固定電源手段74を備えている。また、電源装置70は、外部に接続される入力端子IN7A・IN7Bと、照明装置80に接続される出力端子OUT7A・OUT7Bとを備えており、外部から入力端子IN7A・IN7Bを介して、信号入力手段71に調光入力信号S7が入力される。
信号入力手段71は、入力された調光入力信号S7を所望のレベルに変換して、レベル変換された調光入力信号S71を波形整形手段72に印加する。波形整形手段72は、MOSトランジスタで構成されるスイッチ回路73の寄生容量による波形の歪みを整形する回路であり、信号入力手段71からの調光入力信号S71に基づき、スイッチ回路73をオンオフする制御信号をスイッチ回路73に印加する。スイッチ回路73は、波形整形手段72からの制御信号に基づき、出力電圧が固定である固定電源手段74から照明装置80への電力供給をオンオフする。
調光入力信号S7は、PWM信号であり、調光入力信号S7のパルス幅に応じて、固定電源手段74から照明装置80への電力供給が制御され、照明装置80の照度が制御される。また、調光入力信号S7は極性を有しており、入力端子IN7Aには、+極性(正極性)の調光入力信号S7が入力され、入力端子IN7Bには、−極性(負極性)の調光入力信号S7Bが入力されるように設定されている。信号入力手段71は、調光入力信号S7のうち、+極性の調光入力信号S7のレベルを変換するように構成されている。
図13(a)は、+極性の調光入力信号S7の波形を示す図であり、図13(b)は、信号入力手段71によってレベル変換された調光入力信号S71の波形を示す図である。
図13(a)に示すように、+極性の調光入力信号S7は、Lレベルが0VでありHレベルが+B1Vである。前述のように、電源装置70では、調光入力信号S7のパルス幅に基づいて、固定電源手段74から照明装置80への電力供給を制御しており、パルス幅が狭いほど照明装置80の照度が大きくなり、パルス幅が広いほど照明装置80の照度が小さくなるように設定されている。
図13(b)に示すように、調光入力信号S71は、Lレベルが0V、Hレベルが+B4V(|B4|>|B1|)である。また、調光入力信号S71の信号の波形は、+極性の調光入力信号S7の波形を逆転した波形となっている。すなわち、調光入力信号S7のパルス幅が狭いほど、調光入力信号S71のパルス幅が広くなり、調光入力信号S7のパルス幅が広いほど、調光入力信号S71のパルス幅が狭くなる。図12に示すスイッチ回路73は、調光入力信号S71がHレベルの期間にONとなるので、調光入力信号S71のパルス幅が広いほど、照明装置80の照度が大きくなる。
図14は、電源装置70の信号入力手段71の具体的な構成を示す回路図である。信号入力手段71は、NPNバイポーラトランジスタTR711、および3つの抵抗R711・R712・R713を備えている。トランジスタTR711のベースは、抵抗R711を介して、電源装置70の入力端子IN7Aに接続されている。抵抗R712の一端は、トランジスタTR711のベースと抵抗R711との接続点に接続され、抵抗R712の他端は接地されている。トランジスタTR711のエミッタは接地され、トランジスタTR711のコレクタは、抵抗R713の一端および信号入力手段71の出力端子OUT71に接続されている。抵抗R713の他端は、+B5V(|B5|>|B2|)の電源電位に接続されている。このように、信号入力手段71の各構成部材は、図10に示す信号入力手段51におけるものと同一である。
電源装置70の入力端子IN7Aから、+極性の調光入力信号S7がトランジスタTR711のベースに印加されると、レベル変換された調光入力信号S71が、トランジスタTR711のコレクタに接続された出力端子OUT71から出力される。これにより、信号入力手段71は、入力された調光入力信号S7を所望のレベルに変換して、波形整形手段72に印加する。なお、−極性の調光入力信号S7Bが入力される電源装置70の入力端子IN7Bは、接地されている。
以上のように、電源装置70は、調光入力信号S7のパルスデュティ比に基づいて、固定電源手段74から照明装置80に供給する電力を変化させることにより、照明装置80の照度を制御している。
また、電源装置50および電源装置70の類似の従来技術として、下記の特許文献1および2がある。
上述のように、電源装置50に入力される調光入力信号S5および電源装置70に入力される調光入力信号S7は、極性を有している。例えば、電源装置50では、信号入力手段51は、+極性の調光入力信号S5をレベル変換する構成であるため、入力端子IN5Aに+極性の調光入力信号S5が入力されるように接続する必要がある。
具体的には、入力端子IN5Aに−極性の調光入力信号S5Bが入力されるように接続されると、図11に示すトランジスタTR511が動作しないため、信号入力手段51は、調光入力信号S5をレベル変換することができない。それだけでなく、調光入力信号S5の電圧によっては、トランジスタTR511が、ベース・エミッタ間の逆バイアスの耐圧オーバにより故障するおそれがある。
入力端子IN5A・IN5Bは、汎用の電線を直接結線することにより外部と接続され、調光入力信号S5の極性は、電線の被覆部の色と対応している。したがって、接続を行う作業者は、調光入力信号S5の極性と電線の被覆部の色との対応関係を正確に把握して、調光入力信号S5の極性を識別する必要がある。また、電源装置70も、同様の問題を有している。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、誤った極性の信号を入力することによる動作不良が生じない電源装置を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電源装置は、電源手段と、外部からの入力信号に基づいて、前記電源手段から負荷に供給する電力を制御する電力制御手段と、前記入力信号の信号レベルを変換して前記入力信号を前記電力制御手段に出力する信号レベル変換手段と、を備え、前記信号レベル変換手段は、特定の極性の前記入力信号の信号レベルを変換可能である電源装置であって、入力される信号の極性に関わらず、当該信号を前記特定の極性で出力する機能を有する極性定常化手段を備え、前記入力信号は、前記極性定常化手段を介して前記信号レベル変換手段に入力されることを特徴としている。
上記の構成によれば、極性定常化手段が、入力される信号の極性に関わらず、当該信号を前記特定の極性で出力する機能を有しているので、極性定常化手段に入力される入力信号の極性に関わらず、信号レベル変換手段に入力される入力信号は、特定の極性を有している。そのため、信号レベル変換手段は、外部からの入力信号の極性に関わらず、入力信号の信号レベルを変換することができる。したがって、誤った極性の信号を入力することによる動作不良が生じない電源装置を実現できるという効果を奏する。
本発明に係る電源装置では、前記電源装置は、一方の極性の前記入力信号が入力される第1の入力端子と、他方の極性の前記入力信号が入力される第2の入力端子とを備え、前記極性定常化手段は、第1のダイオード、第2のダイオード、第3のダイオードおよび第4のダイオードを備え、第1のダイオードのアノードおよび第2のダイオードのアノード、第2のダイオードのカソードおよび第3のダイオードのアノード、第3のダイオードのカソードおよび第4のダイオードのカソード、並びに、第4のダイオードのアノードおよび第1のダイオードのカソードがそれぞれ接続され、第1のダイオードのアノードと第4のダイオードのカソードとの接続点に、第1の入力端子が接続され、第2のダイオードのカソードと第3のダイオードのアノードとの接続点に、第2の入力端子が接続され、第1のダイオードのアノードと第2のダイオードのアノードとの接続点を第1の接続点とし、第3のダイオードのカソードと第4のダイオードのカソードとの接続点を第2の接続点として、第1の接続点と第2の接続点との第3の接続点が、前記信号レベル変換手段に接続されることが好ましい。
上記の構成によれば、例えば、第1の入力端子に一方の極性の入力信号が入力され、第2の入力端子に他方の極性の入力信号が入力された場合は、電流は、第1の入力端子から、第4のダイオード、第2のダイオードを介して第2の入力端子に流れる。また、第1の入力端子に他方の極性の入力信号が入力され、第2の入力端子に一方の極性の入力信号が入力された場合は、第2の入力端子から、第3のダイオード、第1のダイオードを介して第1の入力端子に流れる。いずれの場合も、信号レベル変換手段には、一方の極性の入力信号が入力されるので、極性定常化手段は、入力される信号の極性に関わらず、当該信号を特定の極性で出力することができる。
本発明に係る電源装置では、前記極性定常化手段は、第1の抵抗と、第2の抵抗とをさらに備え、第1の抵抗は、第2の接続点と第3の接続点との間に設けられ、第2の抵抗は、第1の接続点と第3の接続点との間に設けられることが好ましい。
上記の構成によれば、第1の抵抗および第2の抵抗により、極性定常化手段を流れる電流値が下がるので、消費電流を抑えることができる。
本発明に係る電源装置では、前記入力信号は、PWM信号であり、前記電力制御手段は、前記PWM信号のパルス幅に基づいて、前記電力を制御してもよい。
本発明に係る電源装置では、前記電源手段は、出力電圧が可変である可変電源であり、前記電力制御手段は、前記可変電源の出力電圧を制御することにより、前記電力を制御する出力電圧制御手段であってもよい。
本発明に係る電源装置では、前記電源手段は、出力電圧が一定である固定電源であり、前記電力制御手段は、前記固定電源から前記負荷への電力供給のオンオフを制御することにより、前記電力を制御するスイッチ手段であってもよい。
本発明に係る電源装置では、前記負荷は、照明装置であってもよい。
以上のように、本発明に係る電源装置は、電源手段と、外部からの入力信号に基づいて、前記電源手段から負荷に供給する電力を制御する電力制御手段と、前記入力信号の信号レベルを変換して前記入力信号を前記電力制御手段に出力する信号レベル変換手段と、を備え、前記信号レベル変換手段は、特定の極性の前記入力信号の信号レベルを変換可能である電源装置であって、入力される信号の極性に関わらず、当該信号を前記特定の極性で出力する機能を有する極性定常化手段を備え、前記入力信号は、前記極性定常化手段を介して前記信号レベル変換手段に入力される構成であるので、誤った極性の信号を入力することによる動作不良が生じない電源装置を実現できるという効果を奏する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について図1〜図4に基づいて説明すれば以下のとおりである。
本発明の第1の実施形態について図1〜図4に基づいて説明すれば以下のとおりである。
図1は、本実施形態に係る電源装置10の構成を示すブロック図である。電源装置10は、照明装置20に電力を供給する装置であり、信号入力手段11、整流手段12、出力電圧制御手段13および可変電源手段14を備えている。また、電源装置10は、外部に接続される入力端子IN1A・IN1Bと、照明装置20に接続される出力端子OUT1A・OUT1Bとを備えており、外部から入力端子IN1A・IN1Bを介して、信号入力手段11に調光入力信号S1が入力される。
図1に示す構成のうち、整流手段12、出力電圧制御手段13、可変電源手段14および照明装置20は、それぞれ図9に示す整流手段52、出力電圧制御手段53、可変電源手段54および照明装置60と同一の構成である。すなわち、本実施形態に係る電源装置10は、図9に示す従来の電源装置50において、信号入力手段51を信号入力手段11に置き換えた構成である。なお、出力電圧制御手段13は、特許請求の範囲に記載の電力制御手段に相当する。
信号入力手段11は、入力された調光入力信号S1を所望のレベルに変換して、レベル変換された調光入力信号S11を整流手段12に印加する。整流手段12は、信号入力手段11からの調光入力信号S11を整流して可変直流電圧に変換し、当該可変直流電圧を出力電圧制御手段13に印加する。出力電圧制御手段13は、整流手段12からの可変直流電圧に基づき、可変電源手段14の出力電圧を制御するための制御信号を生成して、可変電源手段14に印加する。可変電源手段14は、前記出力電圧制御手段13からの制御信号に応じた電圧Vdを、出力端子OUT1A・OUT1Bを介して照明装置20に出力する。これにより、照明装置20は、電圧Vdの値に応じて照度が制御される。
調光入力信号S1は、図10(a)に示す調光入力信号S5と同様、極性を有するPWM信号であり、電源装置10では、調光入力信号S1のパルス幅に基づいて、照明装置20に印加する電圧Vdを制御している。
図2(a)は、+極性の調光入力信号S1の波形を示す図であり、図2(b)は、信号入力手段11によってレベル変換された調光入力信号S11の波形を示す図であり、図2(c)は、可変電源手段14から出力される電圧Vdを示す図である。
図2(a)に示すように、+極性の調光入力信号S1は、Lレベルが0VでありHレベルが+B1Vである。前述のように、電源装置10では、調光入力信号S1のパルス幅に基づいて、照明装置20に印加する電圧Vdを制御しており、パルス幅が狭いほど照明装置20の照度が大きくなり、パルス幅が広いほど照明装置20の照度が小さくなるように設定されている。
図2(b)に示すように、調光入力信号S11は、Lレベルが0V、Hレベルが+B2V(|B2|>|B1|)である。また、調光入力信号S11の信号の波形は、+極性の調光入力信号S1の波形を逆転した波形となっている。すなわち、調光入力信号S1のパルス幅が狭いほど、調光入力信号S11のパルス幅が広くなり、調光入力信号S1のパルス幅が広いほど、調光入力信号S11のパルス幅が狭くなる。図1に示す整流手段12が生成する可変直流電圧の値は、調光入力信号S11のパルス幅に比例するため、出力電圧制御手段13は、調光入力信号S11のパルス幅が広いほど、可変電源手段14からの電圧Vdが高くなるように制御する。
これにより、図2(c)に示すように、電圧Vdは、外部から入力される調光入力信号S1のパルス幅が狭いほど高くなり、調光入力信号S1のパルス幅に基づいて照明装置20の照度が制御される。例えば、周囲光が強い場合に、パルス幅の広い調光入力信号S1を電源装置10に入力し、周囲光が弱い場合に、パルス幅の狭い調光入力信号S1を電源装置10に入力することにより、照明装置20の消費電力を節約することができる。
ここで、図9に示す従来の電源装置50は、+極性(正極性)の調光入力信号S5を入力端子IN5Aに入力し、−極性(負極性)の調光入力信号S5Bを入力端子IN5Bに入力しなければ、信号入力手段51が調光入力信号S5をレベル変換できない構成であった。これに対し、図1に示す電源装置10は、+極性の調光入力信号S1を入力端子IN1Aに入力し、−極性の調光入力信号S1Bを入力端子IN1Bに入力した場合と、+極性の調光入力信号S1を入力端子IN1Bに入力し、−極性の調光入力信号S1Bを入力端子IN1Aに入力した場合とのいずれの場合であっても、信号入力手段11が調光入力信号S1をレベル変換することが可能な構成となっている。なお図1は、+極性の調光入力信号S1を入力端子IN1Aに入力し、−極性の調光入力信号S1Bを入力端子IN1Bに入力した状態を示している。
図3は、電源装置10の信号入力手段11の具体的な構成を示す回路図である。信号入力手段11は、NPNバイポーラトランジスタTR111、3つの抵抗R111・R112・R113、および4つのダイオードD111・D112・D113・D114を備えている。トランジスタTR111は、特許請求の範囲に記載の信号レベル変換手段に相当する。また、ダイオードD111・D112・D113・D114は、それぞれ特許請求の範囲に記載の第1のダイオード、第2のダイオード、第3のダイオードおよび第4のダイオードに相当する。また、抵抗R111・R112は、それぞれ特許請求の範囲に記載の第1の抵抗および第2の抵抗に相当する。
ダイオードD111のアノードおよびダイオードD112のアノード、ダイオードD112のカソードおよびダイオードD113のアノード、ダイオードD113のカソードおよびダイオードD114のカソード、並びに、ダイオードD114のアノードおよびダイオードD111のカソードがそれぞれ接続されている。また、ダイオードD111のアノードとダイオードD114のカソードとの接続点に、電源装置10の入力端子IN1Aが接続され、ダイオードD112のカソードとダイオードD113のアノードとの接続点に、電源装置10の入力端子IN1Bが接続されている。
また、接続点P111は、ダイオードD111のアノードとダイオードD112のアノードとの接続点であり、接続点P112は、ダイオードD113のカソードとダイオードD114のカソードとの接続点である。また、接続点P113は、接続点P111と接続点P112との接続点であり、トランジスタTR111のベースに接続されている。さらに、接続点P112と接続点P113との間に、抵抗R111が設けられ、接続点P111と接続点P113との間に、抵抗R112が設けられている。また、抵抗R112と接続点P111との間の接続点は、接地されている。これらの抵抗R111・R112を設けることにより、極性定常化手段11aを流れる電流値が下がるので、消費電流を抑えることができる。
トランジスタTR111のエミッタは接地され、トランジスタTR111のコレクタは、抵抗R113の一端および信号入力手段11の出力端子OUT11に接続されている。抵抗R113の他端は、+B3V(|B3|>|B2|)の電源電位に接続されている。
信号入力手段11では、ダイオードD111・D112・D113・D114と、抵抗R111・R112とで、極性定常化手段11aを構成している。すなわち、信号入力手段11では、調光入力信号S1が極性定常化手段11aを介してトランジスタTR111に入力される構成である。極性定常化手段11aは、入力される調光入力信号S1の極性に関わらず、調光入力信号S1を特定の極性でトランジスタTR111に出力する機能を有している。これにより、信号入力手段11は、入力端子IN1Aに+極性の調光入力信号S1が入力され、入力端子IN1Bに−極性の調光入力信号S1Bが入力された場合であっても、入力端子IN1Aに−極性の調光入力信号S1Bが入力され、入力端子IN1Bに+極性の調光入力信号S1が入力された場合であっても、調光入力信号S1をレベル変換することが可能となっている。
図4(a)は、入力端子IN1Aに+極性の調光入力信号S1が入力され、入力端子IN1Bに−極性の調光入力信号S1Bが入力された場合の、極性定常化手段11aの状態を示す回路図であり、図4(b)は、入力端子IN1Aに−極性の調光入力信号S1Bが入力され、入力端子IN1Bに+極性の調光入力信号S1が入力された場合の、極性定常化手段11aの状態を示す回路図である。
入力端子IN1Aに+極性の調光入力信号S1が入力され、入力端子IN1Bに−極性の調光入力信号S1Bが入力されると、+極性の調光入力信号S1がHレベルのとき、図4(a)の実線矢印に示すように、電流が、入力端子IN1Aから、ダイオードD114、抵抗R111、抵抗R112およびダイオードD112を介して入力端子IN1Bに流れる。また、入力端子IN1Aに−極性の調光入力信号S1Bが入力され、入力端子IN1Bに+極性の調光入力信号S1が入力されると、+極性の調光入力信号S1がHレベルのとき、図4(b)の破線矢印に示すように、電流が、入力端子IN1Bから、ダイオードD113、抵抗R111、抵抗R112およびダイオードD111を介して入力端子IN1Aに流れる。
図4(a)および図4(b)のいずれの場合においても、極性定常化手段11aの出力端子OUT11aからは、+極性の調光入力信号S1と同一波形の信号が出力されることがわかる。すなわち、極性定常化手段11aは、入力端子IN1Aに+極性の調光入力信号S1が入力され、入力端子IN1Bに−極性の調光入力信号S1Bが入力された場合であっても、入力端子IN1Aに−極性の調光入力信号S1Bが入力され、入力端子IN1Bに+極性の調光入力信号S1が入力された場合であっても、+極性の調光入力信号S1と同一波形の信号を出力する。これにより、図3に示すトランジスタTR111は、入力端子IN1A・IN1Bに入力される調光入力信号S1の極性に関わらず動作するので、信号入力手段11は、調光入力信号S1をレベル変換することができる。したがって、従来の電源装置のように、入力端子に誤った極性の調光入力信号を入力することにより、調光入力信号をレベル変換することができなくなるという不都合は生じない。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について図5〜図8に基づいて説明すれば以下のとおりである。上述の第1の実施形態では、可変電源手段の出力電圧を制御することにより照明装置に供給する電力を制御する構成について説明したが、本実施形態では、電源手段が出力電圧が一定である固定電源手段であり、固定電源手段から照明装置への電力供給のオンオフを制御することにより、照明装置に供給する電力を制御する構成について説明する。
本発明の第2の実施形態について図5〜図8に基づいて説明すれば以下のとおりである。上述の第1の実施形態では、可変電源手段の出力電圧を制御することにより照明装置に供給する電力を制御する構成について説明したが、本実施形態では、電源手段が出力電圧が一定である固定電源手段であり、固定電源手段から照明装置への電力供給のオンオフを制御することにより、照明装置に供給する電力を制御する構成について説明する。
図5は、本実施形態に係る電源装置30の構成を示すブロック図である。電源装置30は、照明装置40に電力を供給する装置であり、信号入力手段31、波形整形手段32、スイッチ回路33および固定電源手段34を備えている。また、電源装置30は、外部に接続される入力端子IN3A・IN3Bと、照明装置40に接続される出力端子OUT3A・OUT3Bとを備えており、外部から入力端子IN3A・IN3Bを介して、信号入力手段31に調光入力信号S3が入力される。
図5に示す構成のうち、波形整形手段32、スイッチ回路33、固定電源手段34および照明装置40は、それぞれ図12に示す波形整形手段72、スイッチ回路73、固定電源手段74および照明装置80と同一の構成である。すなわち、本実施形態に係る電源装置10は、図12に示す従来の電源装置70において、信号入力手段71を信号入力手段31に置き換えた構成である。なお、スイッチ回路33は、特許請求の範囲に記載のスイッチ手段に相当する。
信号入力手段31は、入力された調光入力信号S3を所望のレベルに変換して、レベル変換された調光入力信号S31を波形整形手段32に印加する。波形整形手段32は、MOSトランジスタで構成されるスイッチ回路33の寄生容量による波形の歪みを整形する回路であり、信号入力手段31からの調光入力信号S31に基づき、スイッチ回路33をオンオフする制御信号をスイッチ回路33に印加する。スイッチ回路33は、波形整形手段32からの制御信号に基づき、出力電圧が固定である固定電源手段34から照明装置40への電力供給をオンオフする。
調光入力信号S1は、図13(a)に示す調光入力信号S7と同様、極性を有するPWM信号であり、電源装置30では、調光入力信号S3のパルス幅に基づいて、固定電源手段34から照明装置40への電力供給が制御され、照明装置40の照度が制御される。
図6(a)は、+極性の調光入力信号S3の波形を示す図であり、図6(b)は、信号入力手段31によってレベル変換された調光入力信号S31の波形を示す図である。
図6(a)に示すように、+極性の調光入力信号S3は、Lレベルが0VでありHレベルが+B1Vである。前述のように、電源装置30では、調光入力信号S3のパルス幅に基づいて、固定電源手段34から照明装置40への電力供給を制御しており、パルス幅が狭いほど照明装置40の照度が大きくなり、パルス幅が広いほど照明装置40の照度が小さくなるように設定されている。
図6(b)に示すように、調光入力信号S31は、Lレベルが0V、Hレベルが+B4V(|B4|>|B1|)である。また、調光入力信号S31の信号の波形は、+極性の調光入力信号S3の波形を逆転した波形となっている。すなわち、調光入力信号S3のパルス幅が狭いほど、調光入力信号S31のパルス幅が広くなり、調光入力信号S3のパルス幅が広いほど、調光入力信号S31のパルス幅が狭くなる。図5に示すスイッチ回路33は、調光入力信号S31がHレベルの期間にONとなるので、調光入力信号S31のパルス幅が広いほど、照明装置40の照度が大きくなる。
ここで、図12に示す従来の電源装置70は、+極性(正極性)の調光入力信号S7を入力端子IN7Aに入力し、−極性(負極性)の調光入力信号S7Bを入力端子IN7Bに入力しなければ、信号入力手段71が調光入力信号S7をレベル変換できない構成であった。これに対し、図5に示す電源装置30は、+極性の調光入力信号S3を入力端子IN3Aに入力し、−極性の調光入力信号S3Bを入力端子IN3Bに入力した場合と、+極性の調光入力信号S3を入力端子IN3Bに入力し、−極性の調光入力信号S3Bを入力端子IN3Aに入力した場合とのいずれの場合であっても、信号入力手段31が調光入力信号S3をレベル変換することが可能な構成となっている。なお図5は、+極性の調光入力信号S3を入力端子IN3Aに入力し、−極性の調光入力信号S3Bを入力端子IN3Bに入力した状態を示している。
図7は、電源装置30の信号入力手段31の具体的な構成を示す回路図である。信号入力手段31は、NPNバイポーラトランジスタTR311、3つの抵抗R311・R312・R313、および4つのダイオードD311・D312・D313・D314を備えている。トランジスタTR311は、特許請求の範囲に記載の信号レベル変換手段に相当する。また、ダイオードD311・D312・D313・D314は、それぞれ特許請求の範囲に記載の第1のダイオード、第2のダイオード、第3のダイオードおよび第4のダイオードに相当する。また、抵抗R311・R312は、それぞれ特許請求の範囲に記載の第1の抵抗および第2の抵抗に相当する。
ダイオードD311のアノードおよびダイオードD312のアノード、ダイオードD312のカソードおよびダイオードD313のアノード、ダイオードD313のカソードおよびダイオードD314のカソード、並びに、ダイオードD314のアノードおよびダイオードD311のカソードがそれぞれ接続されている。また、ダイオードD311のアノードとダイオードD314のカソードとの接続点に、電源装置30の入力端子IN3Aが接続され、ダイオードD312のカソードとダイオードD313のアノードとの接続点に、電源装置30の入力端子IN3Bが接続されている。
また、接続点P311は、ダイオードD311のアノードとダイオードD312のアノードとの接続点であり、接続点P312は、ダイオードD313のカソードとダイオードD314のカソードとの接続点である。また、接続点P313は、接続点P311と接続点P312との接続点であり、トランジスタTR311のベースに接続されている。さらに、接続点P312と接続点P313との間に、抵抗R311が設けられ、接続点P311と接続点P313との間に、抵抗R312が設けられている。また、抵抗R312と接続点P311との間の接続点は、接地されている。これらの抵抗R311・R312を設けることにより、消費電流を抑えることができる。
トランジスタTR311のエミッタは接地され、トランジスタTR311のコレクタは、抵抗R313の一端および信号入力手段31の出力端子OUT31に接続されている。抵抗R313の他端は、+B5V(|B5|>|B4|)の電源電位に接続されている。
信号入力手段31では、ダイオードD311・D312・D313・D314と、抵抗R311・R312とで、極性定常化手段31aを構成している。すなわち、信号入力手段31では、調光入力信号S3が極性定常化手段31aを介してトランジスタTR311に入力される構成である。極性定常化手段31aは、入力される調光入力信号S3の極性に関わらず、調光入力信号S3を特定の極性でトランジスタTR311に出力する機能を有している。これにより、信号入力手段31は、入力端子IN3Aに+極性の調光入力信号S3が入力され、入力端子IN3Bに−極性の調光入力信号S3Bが入力された場合であっても、入力端子IN3Aに−極性の調光入力信号S3Bが入力され、入力端子IN3Bに+極性の調光入力信号S3が入力された場合であっても、調光入力信号S3をレベル変換することが可能となっている。
図8(a)は、入力端子IN3Aに+極性の調光入力信号S3が入力され、入力端子IN3Bに−極性の調光入力信号S3Bが入力された場合の、極性定常化手段31aの状態を示す回路図であり、図8(b)は、入力端子IN3Aに−極性の調光入力信号S3Bが入力され、入力端子IN3Bに+極性の調光入力信号S3が入力された場合の、極性定常化手段31aの状態を示す回路図である。
入力端子IN3Aに+極性の調光入力信号S3が入力され、入力端子IN3Bに−極性の調光入力信号S3Bが入力されると、+極性の調光入力信号S3がHレベルのとき、図8(a)の実線矢印に示すように、電流が入力端子IN3Aから、ダイオードD314、抵抗R311、抵抗R312およびダイオードD312を介して入力端子IN3Bに流れる。また、入力端子IN3Aに−極性の調光入力信号S3Bが入力され、入力端子IN3Bに+極性の調光入力信号S3が入力されると、+極性の調光入力信号S3がHレベルのとき、図8(b)の破線矢印に示すように、電流が、入力端子IN3Bから、ダイオードD313、抵抗R311、抵抗R312およびダイオードD311を介して入力端子IN3Aに流れる。
図8(a)および図8(b)のいずれの場合においても、極性定常化手段31aの出力端子OUT31aからは、+極性の調光入力信号S3と同一波形の信号が出力されることがわかる。すなわち、極性定常化手段31aは、入力端子IN3Aに+極性の調光入力信号S3が入力され、入力端子IN3Bに−極性の調光入力信号S3Bが入力された場合であっても、入力端子IN3Aに−極性の調光入力信号S3Bが入力され、入力端子IN3Bに+極性の調光入力信号S3が入力された場合であっても、+極性の調光入力信号S3と同一波形の信号を出力する。これにより、図7に示すトランジスタTR311は、入力端子IN3A・IN3Bに入力される調光入力信号S3の極性に関わらず動作するので、信号入力手段31は、調光入力信号S3をレベル変換することができる。したがって、従来の電源装置のように、入力端子に誤った極性の調光入力信号を入力することにより、調光入力信号をレベル変換することができなくなるという不都合は生じない。
<実施形態の総括>
上述した各実施形態では、極性定常化手段が、入力される調光入力信号の極性に関わらず、+極性の調光入力信号を出力する構成であったが、入力される調光入力信号の極性に関わらず、−極性の調光入力信号を出力する構成であってもよい。この場合、信号レベル変換手段を構成するトランジスタとして、−極性の調光入力信号によって動作するPNPバイポーラトランジスタが用いられる。
上述した各実施形態では、極性定常化手段が、入力される調光入力信号の極性に関わらず、+極性の調光入力信号を出力する構成であったが、入力される調光入力信号の極性に関わらず、−極性の調光入力信号を出力する構成であってもよい。この場合、信号レベル変換手段を構成するトランジスタとして、−極性の調光入力信号によって動作するPNPバイポーラトランジスタが用いられる。
また、各実施形態では、電源装置の電力供給の対象となる負荷が照明装置である場合について説明したが、これに限定されない。負荷としては、他に、冷暖房装置や、音響装置などが挙げられる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、本発明は、以下のようにも表現できる。
即ち、本発明に係る電源装置は、外部から入力された調光入力信号(PWM信号)のパルスデュティ比を変化させることにより、照明装置に電源を供給する照明用電源を変化させて、照明の明るさを可変する調光手段を備えた電源装置において、前記調光手段は、前記調光入力信号(PWM信号)の±極性接続に関係なく両方の接続でも動作する様に、前記調光入力信号(PWM信号)を変換させる調光入力信号変換手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る電源装置の前記調光手段は、前記調光入力信号(PWM信号)を入力する信号入力手段と、前記調光入力信号(PWM信号)を整流して可変直流電圧に変換する整流手段と、前記可変直流電圧に基づき、前記照明用電源の出力電圧を制御する出力電圧制御手段と、前記出力電圧制御手段からの制御信号に基づく直流電圧を出力する可変電源手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る電源装置の前記調光手段は、前記調光入力信号(PWM信号)を入力する信号入力手段と、前記調光入力信号(PWM信号)に基づき、前記照明用電源のオンオフを制御するオンオフ制御手段と、前記オンオフ制御手段からの制御信号に基づき出力をオンオフする電源手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る電源装置の前記調光入力信号変換手段は、前記信号入力手段に備えられたことを特徴とする。
また、本発明に係る電源装置の前記調光入力信号変換手段は、第1のダイオード、第2のダイオード、第3のダイオード、第4のダイオードからなり、第1のダイオードのアノードと第2のダイオードのアノード、第2のダイオードのカソードと第3のダイオードのアノード、第3のダイオードのカソードと第4のダイオードのカソード、第4のダイオードのアノードと第1のダイオードのカソードとが、それぞれ接続され、第2のダイオードのカソードと第3のダイオードのアノードとの接続点と、第4のダイオードのアノードと第1のダイオードのカソードとの接続点に、前記調光入力信号(PWM信号)が印加され、第1のダイオードのアノードと第2のダイオードのアノードとの接続点と、第3のダイオードのカソードと第4のダイオードのカソードとの接続点から、前記調光入力信号(PWM信号)が出力されることを特徴とする。
本発明に係る電源装置は、LED等の照明装置に好適であり、これにより、省エネ性能が高く環境負荷の低い照明装置を実現できる。
10 電源装置
11 信号入力手段
11a 極性定常化手段
12 整流手段
13 出力電圧制御手段(電力制御手段)
14 可変電源手段(可変電源)
20 照明装置(負荷)
30 電源装置
31 信号入力手段
31a 極性定常化手段
32 波形整形手段
33 スイッチ回路(電力制御手段、スイッチ手段)
34 固定電源手段(固定電源)
40 照明装置(負荷)
D111 ダイオード(第1のダイオード)
D112 ダイオード(第2のダイオード)
D113 ダイオード(第3のダイオード)
D114 ダイオード(第4のダイオード)
D311 ダイオード(第1のダイオード)
D312 ダイオード(第2のダイオード)
D313 ダイオード(第3のダイオード)
D314 ダイオード(第4のダイオード)
IN1A 入力端子(第1の入力端子)
IN1B 入力端子(第2の入力端子)
IN3A 入力端子(第1の入力端子)
IN3B 入力端子(第2の入力端子)
OUT11 出力端子
OUT11a 出力端子
OUT1A 出力端子
OUT1B 出力端子
OUT31 出力端子
OUT31a 出力端子
OUT3A 出力端子
OUT3B 出力端子
P111 接続点(第1の接続点)
P112 接続点(第2の接続点)
P113 接続点(第3の接続点)
P311 接続点(第1の接続点)
P312 接続点(第2の接続点)
P313 接続点(第3の接続点)
R111 抵抗(第1の抵抗)
R112 抵抗(第2の抵抗)
R113 抵抗
R311 抵抗(第1の抵抗)
R312 抵抗(第2の抵抗)
R313 抵抗
S1 調光入力信号(入力信号)
S11 調光入力信号(入力信号)
S3 調光入力信号(入力信号)
S31 調光入力信号(入力信号)
TR111 NPNバイポーラトランジスタ(信号レベル変換手段)
TR311 NPNバイポーラトランジスタ(信号レベル変換手段)
Vd 電圧(電圧)
11 信号入力手段
11a 極性定常化手段
12 整流手段
13 出力電圧制御手段(電力制御手段)
14 可変電源手段(可変電源)
20 照明装置(負荷)
30 電源装置
31 信号入力手段
31a 極性定常化手段
32 波形整形手段
33 スイッチ回路(電力制御手段、スイッチ手段)
34 固定電源手段(固定電源)
40 照明装置(負荷)
D111 ダイオード(第1のダイオード)
D112 ダイオード(第2のダイオード)
D113 ダイオード(第3のダイオード)
D114 ダイオード(第4のダイオード)
D311 ダイオード(第1のダイオード)
D312 ダイオード(第2のダイオード)
D313 ダイオード(第3のダイオード)
D314 ダイオード(第4のダイオード)
IN1A 入力端子(第1の入力端子)
IN1B 入力端子(第2の入力端子)
IN3A 入力端子(第1の入力端子)
IN3B 入力端子(第2の入力端子)
OUT11 出力端子
OUT11a 出力端子
OUT1A 出力端子
OUT1B 出力端子
OUT31 出力端子
OUT31a 出力端子
OUT3A 出力端子
OUT3B 出力端子
P111 接続点(第1の接続点)
P112 接続点(第2の接続点)
P113 接続点(第3の接続点)
P311 接続点(第1の接続点)
P312 接続点(第2の接続点)
P313 接続点(第3の接続点)
R111 抵抗(第1の抵抗)
R112 抵抗(第2の抵抗)
R113 抵抗
R311 抵抗(第1の抵抗)
R312 抵抗(第2の抵抗)
R313 抵抗
S1 調光入力信号(入力信号)
S11 調光入力信号(入力信号)
S3 調光入力信号(入力信号)
S31 調光入力信号(入力信号)
TR111 NPNバイポーラトランジスタ(信号レベル変換手段)
TR311 NPNバイポーラトランジスタ(信号レベル変換手段)
Vd 電圧(電圧)
Claims (7)
- 電源手段と、
外部からの入力信号に基づいて、前記電源手段から負荷に供給する電力を制御する電力制御手段と、
前記入力信号の信号レベルを変換して前記入力信号を前記電力制御手段に出力する信号レベル変換手段と、を備え、
前記信号レベル変換手段は、特定の極性の前記入力信号の信号レベルを変換可能である電源装置であって、
入力される信号の極性に関わらず、当該信号を前記特定の極性で出力する機能を有する極性定常化手段を備え、
前記入力信号は、前記極性定常化手段を介して前記信号レベル変換手段に入力されることを特徴とする電源装置。 - 前記電源装置は、一方の極性の前記入力信号が入力される第1の入力端子と、他方の極性の前記入力信号が入力される第2の入力端子とを備え、
前記極性定常化手段は、
第1のダイオード、第2のダイオード、第3のダイオードおよび第4のダイオードを備え、
第1のダイオードのアノードおよび第2のダイオードのアノード、第2のダイオードのカソードおよび第3のダイオードのアノード、第3のダイオードのカソードおよび第4のダイオードのカソード、並びに、第4のダイオードのアノードおよび第1のダイオードのカソードがそれぞれ接続され、
第1のダイオードのアノードと第4のダイオードのカソードとの接続点に、第1の入力端子が接続され、
第2のダイオードのカソードと第3のダイオードのアノードとの接続点に、第2の入力端子が接続され、
第1のダイオードのアノードと第2のダイオードのアノードとの接続点を第1の接続点とし、第3のダイオードのカソードと第4のダイオードのカソードとの接続点を第2の接続点として、
第1の接続点と第2の接続点との第3の接続点が、前記信号レベル変換手段に接続されることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。 - 前記極性定常化手段は、第1の抵抗と、第2の抵抗とをさらに備え、
第1の抵抗は、第2の接続点と第3の接続点との間に設けられ、
第2の抵抗は、第1の接続点と第3の接続点との間に設けられることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。 - 前記入力信号は、PWM信号であり、
前記電力制御手段は、前記PWM信号のパルス幅に基づいて、前記電力を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源装置。 - 前記電源手段は、出力電圧が可変である可変電源であり、
前記電力制御手段は、前記可変電源の出力電圧を制御することにより、前記電力を制御する出力電圧制御手段であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電源装置。 - 前記電源手段は、出力電圧が一定である固定電源であり、
前記電力制御手段は、前記固定電源から前記負荷への電力供給のオンオフを制御することにより、前記電力を制御するスイッチ手段であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電源装置。 - 前記負荷は、照明装置であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電源装置。
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2009
- 2009-07-23 JP JP2009172345A patent/JP2011028953A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015135799A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | 隆達電子股▲ふん▼有限公司 | インターフェース回路 |
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