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JP2011012004A - 皮膚外用剤組成物 - Google Patents

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哲夫 川尻
Jiro Furuya
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Abstract

【課題】塗布により、皮膚に被膜を形成する皮膚外用剤組成物であって、細菌等の皮膚への接触および肌荒れを防止することが可能であるとともに、当該皮膚外用剤組成物自体のべたつきや匂いを抑制して使用感を改善することができる、皮膚外用剤組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、皮膚に被膜を形成する皮膚外用剤組成物であって、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、パーフルオロポリエーテル、およびポリビニルピロリドンを含有することを特徴とする。本発明によれば、皮膚にアミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体の第1の層と、パーフルオロポリエーテルの第2の層と、ポリビニルピロリドンの第3の層とからなる被膜を形成することにより、細菌等の皮膚への接触や肌荒れを防止することが可能であり、また、べたつきや匂いを小さく抑えて使用感を改善することができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、皮膚に被膜を形成する皮膚外用剤組成物に関する。
医療分野においては、院内感染防止対策強化のために、手洗い、消毒の徹底が促されているが、洗剤や消毒液に含まれる界面活性剤やアルコール等の影響により皮膚の保湿成分が失われるなどして、手荒れなどの肌荒れが増加している。肌荒れが生じると皮膚に雑菌等が繁殖しやすくなるため好ましくないばかりか、痒みや炎症により苦痛を伴うこともある。
この肌荒れを防ぐために、失われた保湿成分を補うことを目的とするハンドクリーム(ローション)などのスキンケア用品が広く用いられている。しかしながら、特に医療の現場においては頻回な手洗い等を必要とされているが、そのたびに保湿成分が洗い流されてしまい、ハンドクリームによるスキンケアでは肌荒れを防ぐには十分でない。
そのため、作業前に塗布することにより皮膚に被膜を形成して肌荒れを防止する皮膚外用剤が提案されており、ジメチコンおよびポリビニルピロリドンを含有する皮膚外用剤や、アクリル系ポリマーを含有する皮膚外用剤(例えば特許文献1)が知られている。しかしながら、これら公知の皮膚外用剤により形成される被膜もまた、ハンドクリームと同様に手洗い等によって剥がれやすく、肌荒れを十分に防止することができない。
また、これら従来の皮膚外用剤は、上述の手洗い等による被膜の剥離を出来るだけ防ぐことができるように、油性成分を多く含有させて粘性を高めている。そのため、従来の皮膚外用剤はべたつきが多く、当該皮膚外用剤の塗布により作業性が低下する場合がある。加えて、多く含有する油分の影響により匂いも強い。すなわち、従来の皮膚外用剤にはべたつきや匂いの面の理由から使用感が悪いという問題もあり、医療現場においてその使用が倦厭されているという実情が存在する。
特開2008−100966号公報
上述のとおり、従来の被膜を形成する皮膚外用剤にあっては、肌荒れを防止する作用が弱く、また、べたつきや匂いにより使用感も悪い。さらに、医療の現場においても使用されることから、皮膚上に形成される被膜は、従来よりも微生物や細菌等の皮膚への接触を抑制できることが望ましい。
本発明はこのような事情に基づきなされたものであり、皮膚に被膜を形成する皮膚外用剤組成物であって、微生物や細菌等の皮膚への接触を抑制でき、また、肌荒れを防止することが可能であるとともに、従来よりも使用感を向上させることができる、皮膚外用剤組成物を提供することを目的とする。
本発明の1つの態様として、本発明は、塗布により皮膚に被膜を形成可能な皮膚外用剤組成物であって、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、パーフルオロポリエーテル、およびポリビニルピロリドンを含有することを特徴とする。
本発明によれば、含有する構成成分により皮膚上に形成される被膜により、従来の皮膚外用剤を用いた場合よりも微生物や細菌等の皮膚への接触を抑制できる。また、従来の皮膚外用剤と比較して、例えば手洗い等によっても剥離しにくいため、肌荒れを防止することが可能である。さらに、従来よりも皮膚外用剤自体のべたつきや匂いが抑えられるため、使用感を向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について詳しく説明する。
本実施形態は、皮膚上に塗布することにより皮膚の角質層に浸透してこれを覆い、手洗いや消毒などのときに保湿成分の流出を防ぐことができる被膜を形成させる皮膚外用剤組成物である。そして、当該皮膚外用剤組成物は、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、パーフルオロポリエーテル、およびポリビニルピロリドンを含有することを特徴とする。
アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体はアミノ変性シリコーンの1つであり、本実施形態の皮膚外用剤組成物の調製においては、分子量等については特に限定されず、オイルタイプやエマルジョンタイプのものを剤形に応じ当業者が適宜選択することができる。また、粘度やアミノ等量についても同様に、当業者が剤形に応じ適宜設定することができる。本実施形態では公知のものを使用することができ、具体的には、東レ・ダウコーニング社、シリコーンSF8452C、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社、XF42−B1989等を例示することができる。アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体はアミノ酸骨格を有しており、角質層への吸着性が高い。本実施形態の皮膚外用剤が塗布されたとき、皮膚の角質層に浸透して第1の被覆層を形成し、形成される被膜に皮膚への高い付着性、および皮膚上における高い残存性を付与する。ここで、本実施形態においては、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体を、当該皮膚外用剤に対し0.01〜20.0質量%含有することが好ましく、0.10〜5.00質量%含有することが一層好ましい。0.01質量%より割合が小さい場合、範囲内にある場合よりも被膜形成能が悪くなる。一方、20.0質量%より割合が大きい場合、範囲内にある場合よりもべとつくようになり使用感が悪くなる。
本実施形態にて用いられるパーフルオロポリエーテルは、その平均分子量等については特に限定されず、当業者が剤形に応じて適宜設定可能である。具体的には、公知のもの(例えば市販品としては日光ケミカルズ株式会社のFOMBLIN HC/25、ダイキン工業株式会社のデムナムS等)を適宜選択して使用することができる。本実施形態の皮膚外用剤が塗布されたとき、パーフルオロポリエーテルは、上述のアミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体による第1の被覆層上に第2の被覆層を形成し、皮膚上に形成される被膜に水にも油にも馴染みにくい性質を付与する。ここで、本実施形態においては、パーフルオロポリエーテルを、当該皮膚外用剤に対し0.01〜10.00質量%含有することが好ましく、0.1〜5.00質量%含有することが一層好ましい。0.01質量%より割合が小さい場合、範囲内にある場合よりも被膜形成が不十分となる。一方、10.00質量%より割合が大きい場合、範囲内にある場合よりも使用感が悪くべたつく。
さらに、本実施形態の皮膚外用剤は、ポリビニルピロリドン(PVP)を含む。本実施形態においては、例えばK値が27.0〜33.0であるPVP(例えば株式会社日本触媒のPVP−K30W、BASF社のルビスコール K30、クリジャースKなど)を使用することができるが、特に限定されず、剤形に応じて当業者が適宜設定できる。なお、K値は分子量と相関する粘性特性値であり、例えば特開2007−277378号公報に記載されているとおり、PVPの1wt%水溶液について、25℃で毛細管粘度計により相対粘度を測定し、以下のフィケンチャーの粘度式により求めることができる。
Figure 2011012004
式中、ηrelは相対粘度であり、cはPVP水溶液の濃度(g/mL)であり、kはK値に関係する変数である。K値が大きいほど、PVPの分子量は大きくなる。
本実施形態の皮膚外用剤が塗布されたとき、ポリビニルピロリドンは、上述のパーフルオロポリエーテルによる第2の被膜層の上に第3の被膜層を形成する。ポリビニルピロリドンは分子の周りに多くの水を包含したヒドロゲルを形成させており、したがって被膜の付着性や残存性を一層向上させる。ここで、本実施形態においては、ポリビニルピロリドンを、当該皮膚外用剤に対し0.01〜10.00質量%含有することが好ましく、0.10〜5.00質量%含有することが一層好ましい。0.01質量%より割合が小さい場合、範囲内にある場合よりも被膜が不十分となる。一方、10.00質量%より割合が大きい場合、範囲内にある場合よりもクリーム化が悪くなり使用感が良くない。
すなわち、本実施形態の皮膚外用剤組成物は、塗布されたときに、皮膚の角質層を覆う、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体による第1の被覆層、パーフルオロポリエーテルによる第2の被覆層、およびポリビニルピロリドンによる第3の被覆層からなる被膜を形成する。このようにして形成された被膜は、それぞれの成分が相互に作用し合うことにより、従来の皮膚外用剤により形成された被膜よりも、微生物や細菌を透過させない。すなわち、本実施形態の皮膚外用剤組成物によれば、微生物や細菌等の皮膚表面へ接触して角質層へ浸透するのを従来よりも抑制することができる。
また、本実施形態の皮膚外用剤組成物は、手洗いや消毒などの多くの外的刺激に対抗でき、従来の皮膚外用剤と比較して、より高い肌荒れ防止作用を有する。具体的に説明すると、本実施形態の皮膚外用剤組成物により形成される被膜は水にも油にも馴染みにくく、且つ該被膜が皮膚に高い吸着性、および残存性を有するため、形成された被膜が従来の皮膚外用剤組成物と比較して手洗い等をした場合にも剥がれにくい。言い換えれば、本実施形態の皮膚外用剤組成物による被膜は、その水にも油にも馴染みにくい性質と、皮膚への高い吸着性および残存性との相互作用により、皮膚からの剥離が大きく抑制される。そのため、手洗い等によっても被膜が皮膚上に長時間維持されるため、従来よりも肌荒れを抑制することができる。
さらに、本実施形態の皮膚外用剤組成物によれば、形成された被膜がより強固に皮膚上に維持されるため、従来の皮膚外用剤組成物において手洗い等による被膜の剥離を抑制するために多量に含有させていた油性成分の量を少なくすることが可能である。よって、べたつきや匂いを抑えて使用感を改善することができる。さらにまた、粘性を抑えることを可能とすることで、充填される容器の移し替え等も容易となるので、使用上の利便性を向上させることができるほか、環境上も好ましい。
加えて、本実施形態の皮膚外用剤組成物による被膜は、上述のとおり水にも油にも馴染みにくいため、汚れや臭いの基となる成分、および刺激物についても角質層に浸透するのを抑制することができる。言い換えれば、皮膚についた汚れや臭い、および刺激物を手洗いによって落としやすくすることができる。
本実施形態の皮膚外用剤組成物には、上述の構成成分のほか、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲において、通常の化粧品、医薬部外品、医薬品等に用いられる各種任意成分を添加することができ、液状、固形状、ペースト状、ジェル状、乳化物等の種々の形態とすることができる。
具体的には、各種任意成分として、水などの基材、乳化剤および乳化安定剤、油性成分、エモリエント剤(柔軟化剤)、保湿剤、pH調整剤、酸化防止剤、植物エキス、紫外線防御剤、抗炎症成分、防腐剤、香料等が挙げられる。
このうち、本成分保湿剤としては、例えば天然保湿成分(Natural Moisturizing Factor,NMF)の1つであるピロリドンカルボン酸(PCA)の誘導体であるピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルやグリセリンを挙げることができる。なお、これに限定されるものではなく、種々の保湿剤を用いることができ、具体的には、ポリエチレングリコール類、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールなどの多価アルコール類、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、マルチトールなどの糖類、アミノ酸類、尿素、ヒアルロン酸、水溶性高分子等が挙げられる。
油性成分としては、動植物油、エステル油、鉱物油等の油剤を挙げることができる。
乳化剤としてはノニオン型、カチオン型、アニオン型のものとすることができ、乳化安定剤としては、例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールのアルコール類等を挙げることができるがこれに限定されるものではない。
エモリエント剤としては、例えばミリスチン酸イソプロピルなどのエステル類等を挙げることができる。
pH調整剤としては、例えばトリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、L−アルギニン、L−リジン等の塩基性アミノ酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の金属酸化物、尿素、ε−アミノカプロン酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸、乳酸、コハク酸、酒石酸等が挙げられる。なお、本実施形態の皮膚外用剤組成物は、これらのpH調整剤等によりpH5.0〜9.0の領域とするのが好ましい。
また、防腐剤としては、トリクロサン、フェノキシエタノール、パラベン類等を挙げることができる。
さらに、グリチルリチン酸ステアリルや、ビタミンEとして知られるトコフェロール類等を含むようにしてもよい。これらはいずれも消炎作用、抗酸化作用、血流促進作用などが報告されている。
本実施形態の皮膚外用剤組成物は、通常の方法に従って製造することができ、例えばローション、乳液、ゲル、クリーム、軟膏剤等のいずれの形態でもよく、皮膚化粧料、外用医薬部外品、外用医薬品等に適用できる。また、本実施形態の皮膚外用剤組成物の使用量は、その剤形等に応じて、適宜設定することができる。
以下実施例によって本発明の皮膚外用剤組成物をより具体的に説明する。なお、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1)
表1に示した組成で、皮膚外用剤組成物を常法により製造した。
Figure 2011012004
このうち、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体としては、東レ・ダウコーニング社のシリコーンSF8452Cを用いた。また、パーフルオロポリエーテルについては日光ケミカルズ株式会社のFOMBLIN HC/25を用い、ポリビニルピロリドンとしては株式会社日本触媒のPVP−K30Wを用いた。
まず、実施例について、手荒れ防止効果、べたつき、および匂いについて、それぞれ約1000人の2〜3週間の使用による、手荒れ防止、べたつき、および匂いに関する検討を行った。結果を表2〜4に示す。
Figure 2011012004
Figure 2011012004
Figure 2011012004
以上のとおり、実施例は手荒れを防止する効果を有するとともに、使用感(べたつき、匂い)についても気にならない場合が非常に多いという結果を得た。
次に、実施例の皮膚外用剤組成物について、皮膚に塗布したときの使用感(べたつき、匂い)について、6名のパネラーによる従来の皮膚外用剤(比較例)との比較検討を行った。
比較例として、PVPを含有する市販の被膜を形成する皮膚外用剤(ボルダースキンケア(登録商標)、販売元 株式会社コスモ計画)を用いた。当該比較例の含有成分は、水、ジメチコン、ステアリン酸、グリセリン、PVP、トリ(カプリル・カプリン酸)、グリセリル、TEA、アロエベラエキス1,セタノール、セテアリルアルコール、セテアレス 20 、EDTA 4 Na、酢酸トコフェロール、メチルパラベン、プロピルパラベン、LGP(イソブタン、プロパン)である。結果を表5に示す。
Figure 2011012004
表5に示した結果からは、べたつき、匂い、ともに実施例のほうが比較例よりも弱く、使用感についても従来の皮膚外用剤よりも優れていることが理解される。
続いて、実施例により形成される被膜について、京都微生物研究所において、細菌および菌類の透過について検討を行った。
培地上に静置した滅菌した濾紙上を覆うように実施例を1g(ml)塗布し、濾紙上に被膜を形成させた。続いて、1/500普通ブイヨンで調製した菌液を被膜上に滴下し、濾紙を通過する菌数を測定した。また、対照として、未処理の滅菌濾紙に菌液を滴下したもの、濾紙に実施例と同量で市販のハンドクリーム(ニベア(登録商標) ニベア花王株式会社)を塗布し、これに菌液を滴下したもの、および濾紙に実施例と同量で上述の比較例を塗布し、これに菌液を滴下したもの、を用いた。このうち、ハンドクリームの成分は次のとおりである;水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソプテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料。
また、細菌は、大腸菌(E. Coli)、黄色ブドウ球菌(St. aureus)、緑膿菌(Ps. aeruginosa)、メシチリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin resistant Staphylococcus aureus、MRSA)、および皮膚糸状菌である白癬菌(Trichophyton mentagrophytes)を用いた。
表6に、細菌および菌類の濾紙透過に関する結果を示す。
Figure 2011012004
表6に示すように、実施例の皮膚外用剤組成物を塗布した場合には、菌を滴下してから1時間後、および4時間後においても細菌および菌類は濾紙を透過せず、検出されなかった。すなわち、実施例の塗布により形成される被膜により、これらの透過を大きく抑制できることが確認できた。一方、比較例については、相対的に大きな白癬菌については透過させないものの、他の細菌についてはいずれも透過が確認された。また、何も塗布しなかった場合、およびハンドクリームを塗布した場合はいずれも、細菌および菌類の濾紙の透過が確認された。

Claims (4)

  1. 皮膚に被膜を形成可能な皮膚外用剤組成物であって、
    アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、パーフルオロポリエーテル、およびポリビニルピロリドンを含有することを特徴とする皮膚外用剤組成物。
  2. 前記アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体が0.01〜20.0質量%であることを特徴とする請求項1に記載の皮膚外用剤組成物。
  3. 前記パーフルオロポリエーテルが0.01〜10.0質量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の皮膚外用剤組成物。
  4. 前記ポリビニルピロリドンが0.01〜10.0質量%であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の皮膚外用剤組成物。
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