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JP2010525104A - インクジェットインク - Google Patents

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JP2010525104A JP2010504085A JP2010504085A JP2010525104A JP 2010525104 A JP2010525104 A JP 2010525104A JP 2010504085 A JP2010504085 A JP 2010504085A JP 2010504085 A JP2010504085 A JP 2010504085A JP 2010525104 A JP2010525104 A JP 2010525104A
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Abstract

本発明は、アニオン自己分散性顔料、アルカリ金属カチオンと特定の保湿剤の特定の混合物を含む水性インクジェットインクに関する。インクは非常に長いレイテンシーを示す。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その内容全体を本明細書に記載したものとして、その開示内容が参考文献として援用される、米国仮特許出願第60/60925,439号明細書(2007年4月20日出願)の優先権を主張する。
本発明は、顔料着色剤を備えた水系インクジェットインクに関し、特に、アニオン自己分散性(self-dispersing)顔料と、アルカリ金属カチオンおよび特定の保湿剤の特定の混合物とを含む水性インクジェットインクに関する。インクは、非常に長いレイテンシーを示す。
インクジェット印刷は非衝撃印刷プロセスであり、インク液滴を、紙等の基材に付着して、所望の画像を形成するものである。液滴は、マイクロプロセッサにより生成される電気信号に応答して、プリントヘッドから吐出される。インクジェットプリンタは、低コストで高品質の印刷を行うものであり、他のタイプのプリンタに代わって普及してきている。
インクジェットインクには、特に、色、噴射性、デキャップ時間(レイテンシー)、乾燥時間および貯蔵寿命をはじめとした、必要な特性が数多くある。しかしながら、ある特性を改善すると、他の特性を劣化させるため、これらの特性は両立しないことがよくある。
インクのデキャップ時間とは、プリントヘッドをキャップしないまま使用しないでいても、液滴を適切に、すなわち、方向を誤ったり、色が失われたり、速度が遅くなりすぎたりせずに噴射できる時間である。デキャップは、当技術分野では「レイテンシー」と呼ばれることがあり、これら2つの用語は区別なく用いられる。
プリントヘッドの全てのノズルが常時印刷するわけではないので、印刷の欠陥を排除するために、プリンタ保守ルーチンで、使用していないノズルを定期的に、廃棄容器(液つぼ)に向かって放出させる必要がある。しかしながら、インクが無駄になり、印刷速度が遅くなるので、プリントヘッドをできる限り低い頻度で保守することが望ましい。保守の必要を減じるには、インクは長いデキャップ時間を有しているのが好ましい。
デキャップの問題の一因となるのは、プリントヘッドが小液滴を噴射して、画像解像度を増やす傾向である。より小さい液滴の容積のために表面積を広くすると、ノズル面での揮発性ビヒクル成分の蒸発が早くなって、デキャップ時間が減少する傾向がある。
染料と顔料の両方共、インクジェットインクの着色剤として用いられており、それぞれ特定の利点がある。顔料インクは、染料インクよりも水堅牢性および光堅牢性画像を与え、有利である。黒色インクに関して、カーボンブラック顔料は、染料着色剤よりも高い光学密度を与えることができる。
インクに用いるには、顔料をインクビヒクル分散液に対して安定化させなければならない。顔料の安定化は、ポリマー分散液や界面活性剤等、別個の分散剤を用いることにより行うことができる。あるいは、顔料表面を分散性付与基に化学的に変性させて、別個の分散剤なしで分散剤に安定ないわゆる「自己分散可能」または「自己分散性(self-dispersing)」顔料(以降「SDP」)を形成することができる。
SDPは、同じ顔料充填量で、安定性が増大し、粘度が低くなる点で、従来の分散剤安定化顔料より有利なことが多い。これにより、最終インクにおける処方の自由度を広げることができる。
米国特許第6,069,190号明細書および米国特許出願公開第2007/0040880号明細書には、改善されたレイテンシーを示すSDP着色剤によるインクジェットインク処方が開示されている。
米国特許第6,328,894号明細書、同第6,468,342号明細書および同第6,852,156号明細書には、様々なアルカリ金属またはアンモニウム対イオンを備えたアニオンSDPの分散液が開示されている。インクジェットインクにこれらの分散液を用いることも開示されている。
米国特許出願公開第2004/0233263号明細書および同第2005/0087105号明細書には、Cab−O−Jet(登録商標)300自己分散性顔料およびLiOHまたはLiCl添加剤を含む水性インクジェットインク処方が開示されている。しかしながら、この参考文献には本発明は開示されていない。
米国特許出願第2005/0032930号明細書には、リチウム対イオンを有するアニオンSDPと、カリウム対イオンを有するアニオンポリマーとを含むインクジェットインクが開示されている。
米国特許出願公開第2005/0020730号明細書にもまた、リチウム対イオンを有するアニオンSDPと、ポリマーとを含むが、ポリマーに関連する対イオンは特定されていない、インクジェットインクが開示されている。
現在のSDPインクジェットインク組成物は、うまく噴射されているが、当該技術分野においては、尚、必要とされており、本発明の目的は、他の有利な印刷特性を保持しながら、長いデキャップ時間を有するSDPインクジェットインクを提供することである。
本発明の目的によれば、水性ビヒクルと着色剤と第1および第2のカチオン種とを含むインクジェットインクが提供される。
着色剤は、アニオン分散性付与表面基を備えた自己分散性(self-dispersed)顔料を含む。第1のカチオン種は、Li+からなり、インクの単位重量当たりのモル濃度M1を有する。第2のカチオン種は、Na+、K+、Rb+、Cs+からなる群から選択される構成要素または構成要素の組み合わせであり、インクの単位重量当たりのモル濃度M2を有する。M1対Mtotのモル比は、以下の式1:
0.01≦M1/Mtot≦0.5 (式1)
を満たし、Mtotは、インクの単位重量当たりの第1および第2のカチオン種の累積モル濃度(Mtot=M1+M2)である。
水性ビヒクルは、水と第1の保湿剤とを含む。第1の保湿剤は、2−ピロリドン、ジ−(2−ヒドロキシエチル)−5,5−ジメチルヒンダトイン、スルホラン、テトラメチレンスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンおよびイミダゾリジノンからなる群から選択される構成要素または構成要素の組み合わせである。
本発明の一実施形態によれば、水性ビヒクルは、第1の保湿剤に加えて、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールおよびこれらの混合物からなる第2の保湿剤をさらに含む。
合計カチオン濃度、Mtotは、自己分散性(self-dispersed)顔料のアニオン基のインク単位重量当たりのモル濃度以上であるのが好ましい。
第1および第2のカチオン種の比を調節することによって、本明細書の教示に従って、第2のカチオン種のみを含み、第1のカチオン種を含まない同様の組成のインクに比べて、レイテンシーを大幅に向上させることができる。
本発明のこれらおよびその他特徴ならびに利点は、当業者であれば、以下の詳細な説明を読むことにより、容易に理解されるであろう。明確にするために、上述および別個の実施形態で後述する本発明の特定の特徴もまた単一の実施形態において組み合わせで提供されてもよいものと考えられる。反対に、簡潔にするために、単一の実施形態で記載された本発明の様々な特徴も、別個に、またはサブコンビネーションで提供されてもよい。さらに、特に別記しない限り、単数で参照されたものには、複数も含まれる(例えば、「1つ」は1つ、または1つ以上を参照している)。また、範囲で示された値を参照する場合には、その範囲内のそれぞれ、および各値が含まれる。
本発明のインクジェットインク、および一般にインクジェットインクは、ビヒクル、着色剤および任意のその他の成分、例えば、界面活性剤、バインダー、緩衝剤、殺生物剤等を含む。インクビヒクルは、着色剤および任意の添加剤のための液体キャリア(または媒体)である。インク着色剤とは、色を与えるインクの任意および全ての種のことを指す。インク着色剤は、単色種または最終インク色を集合的に定義する複数色種とすることができる。当該技術分野において公知の典型的な着色剤は、ビヒクルに可溶(染料)または不溶(顔料)とすることができる。
ビヒクル
「水性ビヒクル」という用語は、水と、共溶媒または保湿剤と一般的に呼ばれている1つまたは複数の有機水溶性ビヒクル成分とを含むビヒクルのことを指す。当技術分野では、共溶媒が、印刷基材上のインクの浸透および乾燥を補助できるときは、浸透剤と呼ばれることがある。
水溶性有機溶媒および保湿剤としては、アルコール、ケトン、ケト−アルコール、エーテルおよびその他、例えば、チオジグリコール、スルホラン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンおよびカプロラクタム、グリコール、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、トリメチレングリコール、ブチレングリコールおよびヘキシレングリコール、オキシエチレンまたはオキシプロピレンの付加ポリマー、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等、トリオール、例えば、グリセロールおよび1,2,6−ヘキサントリオール、多価アルコールの低級アルキルエーテル、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、多価アルコールの低級ジアルキルエーテル、例えば、ジエチレングリコールジメチルまたはジエチルエーテル、ウレアおよび置換ウレアが例示される。
一般に浸透剤として作用する共溶剤としては、高級アルキルグリコールエーテルおよび/または1,2−アルカンジオールが例示される。グリコールエーテルとしては、例えば、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−イソ−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−イソ−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、1−メチル−1−メトキシブタノール、プロピレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−イソ−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテルおよびジプロピレングリコールモノ−イソプロピルエーテルが挙げられる。1,2−アルカンジオール浸透剤としては、例えば、1,2−(C5〜C8)アルカンジオール、特に、1,2−ペンタンジオールおよび1,2−ヘキサンジオールが挙げられる。
水性ビヒクルは、典型的に、約65重量%〜約95%重量の水を含有し、残部(すなわち、約35%〜約5%)は、有機水溶性ビヒクル成分である。インク中の水性ビヒクルの量は、典型的に、約75重量%〜約99.8重量%の範囲内である。
本発明において所定の水性ビヒクルは、水と第1の保湿剤とを含む。第1の保湿剤は、2−ピロリドン、ジ−(2−ヒドロキシエチル)−5,5−ジメチルヒンダトイン、スルホラン(テトラメチレンスルホンおよびテトラハイドロチオフェン−1,1−ジオキシドとしても知られている)、テトラメチレンスルホキシド(テトラヒドロチオフェンオキシドとしても知られている)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンおよびイミダゾリジノンからなる群から選択される構成要素または構成要素の組み合わせである。最終インク中の第1の保湿剤の量は、通常、約1重量%〜約35重量%、より典型的には、約2重量%〜約30重量%である。好ましい実施形態において、第1の保湿剤は、約4重量%〜約25重量%の範囲のレベルでインク中に存在する。さらにより好ましくは、第1の保湿剤レベルは、5重量%を超える。
他の実施形態において、本発明は、第1の保湿剤に加えて、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールおよびこれらの混合物からなる群から選択される構成要素または構成要素の組み合わせから選択される第2の保湿剤を含む。第2の保湿剤の量は、いずれにしても存在する場合は、通常、約1重量%〜約25重量%、より典型的には、約2重量%〜約20重量%である。好ましい実施形態において、第2の保湿剤は、約3重量%〜約18重量%のレベルでインク中に存在する。
上述したビヒクル、共溶剤および保湿剤のパーセンテージは、インクの総重量に基づく重量パーセントである。
着色剤
顔料は、定義によれば、インクビヒクルに実質的に不溶であり、安定な分散液を形成するために処理されなければならない。本発明によるインクは、自己分散性顔料(「SDP」)着色剤を含み、親水性分散性付与基でその表面が化学的に変性された顔料を指す用語であり、別の分散剤を用いずに水性ビヒクル中で安定した分散がなされる。より具体的には、本発明において、親水性分散性付与表面基はイオン性であり、さらにより具体的には、分散性付与表面基はアニオンである。
SDPは、官能基または官能基を含有する分子を、顔料表面にグラフトすることにより、物理的処理(例えば、真空プラズマ)により、または化学処理(例えば、オゾン、次亜塩素酸等による酸化)により調製してもよい。親水性官能基の単一種または複数種を、1つの顔料粒子に結合してもよい。
最も一般的には、分散性付与基のアニオン部分は、カルボキシレート(カルボキシルとも呼ばれる)またはスルホネート基であり、水性ビヒクルに分散したとき、SDPに負電荷を与える。カルボキシレートまたはスルホネート基は、一価および/または二価のカチオン対イオンに、通常、関連している。
自己分散性顔料は、例えば、米国特許第5,571,311号明細書、第同第5,609,671号明細書、第同第5,968,243号明細書、第同第5,928,419号明細書、第同第6,323,257号明細書、第同第5,554,739号明細書、第同第5,672,198号明細書、第同第5,698,016号明細書、第同第5,718,746号明細書、第同第5,749,950号明細書、第同第5,803,959号明細書、第同第5,837,045号明細書、第同第5,846,307号明細書、第同第5,895,522号明細書、第同第5,922,118号明細書、第同第6,123,759号明細書、第同第6,221,142号明細書、第同第6,221,143号明細書、第同第6,281,267号明細書、第同第6,329,446号明細書、第同第6,332,919号明細書、第同第6,375,317号明細書、第同第6,287,374号明細書、第同第6,398,858号明細書、第同第6,402,825号明細書、第同第6,468,342号明細書、第同第6,503,311号明細書、第同第6,506,245号明細書および第同第6,852,156号明細書に記載されている。
SDPの商業的供給源としては、Cabot Corporation(Billerica,MA,USA)、Toyo Ink USA LLC(Addison,IL,USA)およびOrient Corporation of America(Kenilworth,NJ,USA)が挙げられる。
表面処理の量(官能化度)は変えることができる。官能化度(単位表面積当たりのSDPの表面に存在する親水性基の量)が顔料表面1メートル当たり約3.5μmol(3.5μmol/m2未満)未満、より好ましくは約3.0μmol/m2未満のときに、有利な(高い)光学密度が達成できる。約1.8μmol/m2未満、さらに約1.5μmol/m2未満の官能化度も好適であり、SDPの特定の具体的なタイプに好ましい。
インクジェットインクに有用な色の特性を備えた顔料としては、(シアン)ピグメントブルー15:3およびピグメントブルー15:4、(マゼンタ)ピグメントレッド122およびピグメントレッド202、(イエロー)ピグメントイエロー14、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー95、ピグメントイエロー110、ピグメントイエロー114、ピグメントイエロー128およびピグメントイエロー155、(レッド)ピグメントオレンジ5、ピグメントオレンジ34、ピグメントオレンジ43、ピグメントオレンジ62、ピグメントレッド17、ピグメントレッド49:2、ピグメントレッド112、ピグメントレッド149、ピグメントレッド177、ピグメントレッド178、ピグメントレッド188、ピグメントレッド255およびピグメントレッド264、(グリーン)ピグメントグリーン1、ピグメントグリーン2、ピグメントグリーン7およびピグメントグリーン36、(ブルー)ピグメントブルー60、ピグメントバイオレット3、ピグメントバイオレット19、ピグメントバイオレット23、ピグメントバイオレット32、ピグメントバイオレット36およびピグメントバイオレット38ならびに(ブラック)カーボンブラックが例示される。しかしながら、これらの顔料のうちいくつかは、SDPとして調製するには好適でないものもあり、着色剤の選択は、所定の表面処理方法との適合性により決まる。着色剤は、本明細書においては、Society Dyers and Colourists, Bradford, Yorkshire, UKにより「C.I.」表示で参照されており、The Color Index,Third Edition,1971年に公開されている。
好ましい実施形態において、SDP表面上のアニオン官能基は、第1級カルボキシル基またはカルボキシルとヒドロキシル基の組み合わせである。さらにより好ましくは、アニオン分散性付与基は、顔料表面に直接付加しており、第1級カルボキシル基またはカルボキシルとヒドロキシルの組み合わせである。
アニオン分散性付与基が顔料表面に直接付加した好ましいSDPは、例えば、米国特許第6,852,156号明細書に記載の方法により製造される。この引例に記載された方法により処理されたカーボンブラックは、高表面活性水素含量を有しており、非常に安定した水中分散液を提供するために塩基で中和されている。この方法を着色顔料に適用することも可能である。
処方インクに用いるSDPのレベルは、典型的に、所望の光学密度を印刷画像に付与するのに必要なレベルである。典型的に、SDPレベルは、インクの約0.01〜約10重量%の範囲である。
本発明で規定されるインク着色剤は、SDPを含んでいなければならないが、他の着色種をさらに含んでいてもよい。好ましい実施形態において、着色剤は、SDPのみからなる。すなわち、事実上、インク中のありとあらゆる着色種が、自己分散性顔料である。
その他の成分(添加剤)
その他の成分、添加剤を、インクジェットインクに処方してもよく、かかるその他の成分が、インクの安定性および噴射性を妨害しない程度とする。これは、所定の実験により容易に求められる。かかるその他の成分は、一般的な意味では、当技術分野で周知である。
一般的に、界面活性剤をインクに添加して、表面張力および湿潤特性を調整する。好適な界面活性剤としては、エトキシル化アセチレンジオール(例えば、Air Products製Surfynols(登録商標)シリーズ)、エトキシル化第1級(例えば、Shell製Neodol(登録商標)シリーズ)および第2級(例えば、Union Carbide製Tergitol(登録商標)シリーズ)アルコール、スルホコハク酸(例えば、Cytec製Aerosol(登録商標)シリーズ)、オルガノシリコーン(例えば、Witco製Selwet(登録商標)シリーズ)およびフルオロ界面活性剤(例えば、DuPont製Zonyl(登録商標)シリーズ)が挙げられる。界面活性剤は、典型的に、約5%までの量で、より典型的には、2%以下の量で用いられる。
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、イミノ二酢酸(IDA)、エチレンジアミン−ジ(o−ヒドロキシフェニル酢酸)(EDDHA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、ジヒドロキシエチルグリシン(DHEG)、トランス−1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸(CyDTA)、ジエチレントリアミン−N,N,N’,N”,N”−五酢酸(DTPA)およびグリコールエーテルジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(GEDTA)およびこれらの塩等の金属イオン封鎖剤(またはキレート化剤)を含めると、例えば、重金属不純物の有害な影響を排除するのに有利である。
例えば、カチオン比を調節するために、キレート化剤以外の塩を用いてもよい。殺生物剤を用いて、微生物の成長を抑えてもよい。
ポリマー(バインダーと呼ばれることもある)をインクに添加して、耐久性を改善してもよい。ポリマーは、ビヒクルにおいて可溶、または分散させることができ、イオンまたはノニオンとすることができる。アニオンポリマーは、後述する実施例で述べるとおり、特に、カチオン比の調節に有利と考えられる。
好ましいアニオンポリマーは、ポリマーに組み込まれたカルボン酸基(酸形態または「カルボキシレート」として中和されたもの)を有するカルボキシ基含有ポリマーである。ポリマーは、エーテル、ヒドロキシルおよびアミド基等の他のイオンまたはノニオン親水性基を含有していてもよい。
可溶ポリマーとしては、鎖状ホモポリマー、コポリマーまたはブロックコポリマーが挙げられ、それらは、グラフトまたは分岐ポリマー、スター、デンドリマー等を含む構造化ポリマーとすることもできる。分散ポリマーとしては、例えば、ラテックスおよびヒドロゾルが挙げられる。ポリマーは、これらに限られるものではないが、フリーラジカル、基転移、イオン、RAFT、縮合およびその他の種類の重合をはじめとする公知のプロセスにより作製してよい。それらは、溶液、乳化または懸濁重合プロセスにより作製される。
可溶/分散性カルボキシル基含有ポリマーとしては、アクリレート、メタクリレート、スチレン、置換スチレン、α−メチルスチレン、置換α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルピロリドン、無水マレイン酸、ビニルエーテル、ビニルアルコール、ビニルアルキル、ビニルエステル、ビニルエステル/エチレンコポリマー、アクリルアミドおよびメタクリルアミドのコポリマーが挙げられる。カルボキシル基含有ポリマーはまた、ポリエステルまたはポリウレタンであってもよい。ポリマー添加剤の好ましい部類としては、アニオンアクリル、スチレン−アクリルまたはポリウレタンポリマーが挙げられる。
ポリマーを含有するカルボキシル基の好ましい基は、鎖状かつビヒクルに可溶である。好ましい数平均分子量(Mn)は、1,000〜20,000の範囲、より好ましくは1,000〜10,000、最も好ましくは2,000〜6,000である。特に好ましい可溶鎖状ポリマーは、(メタ)アクリル酸および/またはその誘導体のモノマーを実質的に含み、Mnは約4000〜約6000である。
可溶ポリマーが存在するとき、そのレベルは、通常、インクの総重量に基づいて、約0.01重量%〜約3重量%である。上限は、インク粘度またはその他物理的な制限により決まる。
カチオン
本発明によれば、インクは、第1のカチオン種(Li+)および第2のカチオン種(Na+、K+、Rb+およびCs+のいずれか1つまたは組み合わせ)を含有している。本明細書に規定されたとおり、第1および第2のカチオン種の相対比を調節することにより、第2のカチオン種または第1のカチオン種のみを含む同様のインクに比べて、大幅に向上したデキャップが得られる。デキャップ時間の増大は、通常、少なくとも50または100%であり、後述する実施例に示すとおり、デキャップの増大は、第2のカチオン種のみを含み、第1のカチオン種を含まない同じインクの10倍となり得る。
インクの単位重量当たりの第1のカチオン種のモル濃度を「M1」と称す。インクの単位重量当たりの第2のカチオン種のモル濃度を「M2」と称す。インクの単位重量当たりの合計アルカリ金属モル濃度(Mtot)は、インクの単位重量当たりの第1のカチオン種および第2のカチオン種の累積モル濃度である(すなわち、Mtot=M1+M2)。
存在するアルカリ金属カチオンのモル含量(Mtot)は、インクの単位重量当たりの自己分散性顔料のアニオン基のモル含量(M_アニオンと称す)以上であるのが好ましい。インク中のアニオン基のモル含量は、顔料の単位重量当たりの表面処理の量およびインク中の自己分散性顔料の量(重量パーセント)の関数である。「過剰」のアルカリ金属カチオンの存在(Mtot>M_アニオン)は、長いデキャップを得るのに有利な傾向がある。
本明細書で参照した第1および第2のカチオンは、「利用可能な」形態でなければならない。すなわち、ビヒクルに可溶または少なくとも不安定であることを意味する。
最良(最長)のデキャップを得るための第1および第2のカチオンの比の範囲(「最適比」)は極めて狭い。そして、最適比は、カチオンが存在するか、過剰のカチオンの存在およびアニオンポリマーの存在等のその他の因子によってシフトする。本明細書になされた教示により、当業者であれば、適切なカチオンレベルおよび比を容易に決めることができる。
通常、最適のM1/Mtot比は、約0.01〜約0.5である。第2のカチオン種が、主に、または完全にK+で、実質的にアニオンポリマーがインク中に存在しないときは、M1対Mtotの好ましい比は、約0.01〜約0.15である。第2のカチオン種が、主に、または完全にNa+で、実質的にアニオンポリマーがインク中に存在しないときは、M1対Mtotの好ましい比は、約0.18〜約0.5である。インクがアニオンポリマーも含むときは、M1対Mtotの好ましい比は、約0.2〜約0.5である。
ナトリウムは環境に広がっており、ナトリウムカチオンは、故意に添加しなくても、インク中で検出される(例えば、1または2ppm以上)。しかしながら、他のアルカリ金属のレベルは、故意に添加しないと典型的に皆無(例えば、約1または2ppm未満)である。
顔料インク中に存在するカチオンは、標準的な方法、例えば、カチオン交換カラム(CS12Aカラム、Dionex Corp.(Sunnyvale,Calif.)製)を備えたイオンクロマトグラフィー、および、例えば、PE Optima(Perkin Elmer Life and Analytical Sciences(Shelton,Conn.))等の市販の計器を備えた誘導結合プラズマ発光分析(ICP/OES)等により測定することができる。
分析前、塩酸の添加による沈殿で、顔料をインクから除去する。沈殿した顔料は、超遠心分離により分離され、得られる透明な上澄みのカチオンを分析する。
インク特性
噴射速度、液滴の分離長さ、液滴サイズおよび流れ安定性は、インクの表面張力および粘度に大きく影響される。顔料インクジェットインクの表面張力は、典型的に、25℃で約20mN.m-1〜約70mN.m-1である。粘度は、25℃で30mPa.sと高くすることができるが、典型的にはこれよりやや低い。インクは、広い範囲の吐出条件、材料構造、ノズルの形状およびサイズと適合する物理特性を有している。インクは、インクジェット装置をかなりの程度詰まらせないよう、長期間にわたって良好な貯蔵安定性を有していなければならない。さらに、インクは、接触するインクジェット印刷装置の部品を腐食してはならず、実質的に無臭かつ無毒でなければならない。
特定の粘土範囲またはプリントヘッドに限定されないが、本発明のインクは、低粘度用途に特に向いている。このように、本発明のインクの粘度(25℃)は、約7mPa.s未満、約5mPa.s未満、さらに有利には約3.5mPa.s未満とすることができる。サーマルインクジェットアクチュエータは、インク液滴を吐出するのに瞬間的な加熱/発泡に依存しており、液滴形成のこのメカニズムには、通常、低粘度のインクが必要である。このように、本インクは、サーマルプリントヘッドに特に有利である。
基板
基材は、一般的な電子写真感光紙等の普通紙、処理済み用紙、例えば、写真品質インクジェット紙、テキスタイル、およびポリ塩化ビニルやポリエステル等のポリマーフィルムを含む非多孔性基材をはじめとする好適な基材とすることができる。
以下の実施例は本発明を例示するものであるが、それに限定されない。
示した処方の成分を分散液に混合しながら添加し、2.5ミクロンのフィルタを通してろ過して、大き過ぎる材料を除去することにより、以下の実施例のインクを調製した。別記しない限り、水を脱イオンした。成分量は、インクの総重量の重量パーセントである。Surfynol(登録商標)465は、Air Products(Allentown,PA,USA)製である。Dantocol(登録商標)DHEは、Lonza,Inc.(Allendale,NJ,USA)製ジ−(2−ヒドロキシエチル)−5,5−ジメチルヒンダトイン(CAS No.26850−24−8)である。
分散液1
カーボンブラック(Nippex180、Degussa製、表面積約260m2/g)を、米国特許第6,852,156号明細書に記載されたプロセスに従って、オゾンにより酸化して、表面に直接付加したカルボン酸基を形成した。処理中、水酸化カリウムを用いて、処理顔料を中和し、表面酸基を塩形態に変えた。中和した混合物を、限外濾過により精製して、遊離酸、塩および汚染物質を除去した。精製プロセスを行って、混合物の導電性がならされ、比較的一定のままとなるまで、顔料を脱イオン水で繰り返し洗浄した。
回収後、自己分散性カーボンブラック顔料(カリウム塩形態)の12.8重量パーセントの分散液を、3.5mPa.s(25℃)の粘度で得た。平均粒径は約98nmであった。
分散液2
分散液2は、出発顔料がDegussa(表面積は150m2/g)製S160であり、水酸化リチウムを中和剤として用いて、リチウム塩形態でSDPとした以外は、分散液1と同様であった。平均粒径は約110nmであった。
分散液3
分散液3は、約15重量パーセントの濃度で、水に分散させたCabojet(登録商標)300(Cabot Corporation製自己分散性カーボンブラック顔料)であった。これは、スペーサ基により顔料表面にグラフトされたカルボキシル基を備えたグラフトタイプのSDPである。カチオン対イオンはナトリウムであった。
分散液4
分散液4は、分散液1のアンモニウム塩形態であり、分散液1にイオン交換を行って、K+をNH4 +に換えることにより調製した。
分散液5
分散液5は、分散液1のナトリウム塩形態であり、分散液1にイオン交換を行って、K+をNa+に換えることにより調製した。
バインダー1(ポリマー添加剤)
バインダー1は、モノマーレベルを調節して示した比とした以外は、米国特許第5,519,085号明細書に記載された「調製4」と同様のやり方で調製された、メタクリル酸//ベンジルメタクリレート//エチルトリエチレングリコールメタクリレート(13//15//4)のブロックコポリマーであった。中和剤は、ポリマーのリチウム塩形態を与える水酸化リチウムであった。数平均分子量は約5,000であり、重量平均分子量は約6,000g/モルであった。
バインダー2(ポリマー添加剤)
バインダー2は、中和剤が水酸化カリウムで、ポリマーのカリウム塩形態を与えた以外は、バインダー1と同様のブロックコポリマーであった。
光学密度
Canon i560プリンタで、HP office、Xerox4024およびHammermill Copy Plus普通紙にインクを印刷した。記録された光学密度(OD)値は、Greytag Macbeth Spectrolino分光計で測定された100%被覆率での印刷領域であった。
カチオン分析方法
分析前に、添加した塩酸での沈殿により、顔料をインクから除去した。沈殿した顔料は、超遠心分離により分離し、得られた透明な上澄みを、PE Optima計器(Perkin Elmer Life and Analytical Sciences(Shelton,Conn.))を用いて、誘導結合プラズマ発光分析(ICP/OES)によりカチオンについて分析した。
このICP法によってまた、約2ppmの感度で、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびルビジウムも検出できた。セシウムは正確に検出できず、記録した濃度は処方に基づいて計算された。ICPは金属イオンについてのみ好適であるため、アンモニウム濃度もまた、処方に基づいて計算した。
カチオンレベルを、合計インク中の百万分の一(ppm)カチオンとしての重量基準と、SDP1グラム(g−SDP)当たりのカチオンのマイクロモル(μmol)としてのモル基準との2つのやり方で記録する。マイクロモルは10-6モルである。g−SDP当たりのμmolの計算は、(100)(カチオンppm)/(重量%SDP)(カチオン分子量)である。
インク中のSDPの特定の重量パーセントから、g−SDP当たりのカチオンのμmolを、インクの単位(単位は請求項に指定されている)重量当たりのカチオンのモルに変換することができる。ただし、単位相殺と比は同じであるため、モル比M1/Mtotを計算するのに換算は必要ない。
レイテンシー試験
試験中、インクカートリッジを保守しないよう変更したHewlett Packard 850プリンタを用いて、以下の手順に従ってレイテンシー(デキャップ時間)を求めた。試験を始める直前、ノズルを準備し、ノズルチェックパターンを実施して、全ノズルが許容できる噴射をするようにした。それ以上の保守は行わなかった。
ページを横切る走査中、ペンは、約1/16インチ間隔の空いた149本の垂直線のパターンを印刷する。1滴を噴射する全てのノズルにより各垂直線は形成される。従って、線は、1滴の幅と、プリントヘッドにあるノズル配列の長さに対応する約1/2インチの高さである。各走査における第1の垂直線は、所定のレイテンシー期間後、各ノズルから噴射された第1の液滴であり、第5の線は、その走査での各ノズルからの第5の液滴であり、全149の線についても同様であった。
走査間で時間の間隔(デキャップ時間)を長くして、このパターンを繰り返した。走査間で標準の時間の間隔は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、200、300、400、500、600、700、800、900および1000秒であった。1000秒を超えるものは試さなかった。
試験終了時に、各走査の第1、第5、第32の垂直線の一貫性、誤った方向の液滴付着および印刷の明瞭性について調べた。これらの線は、所定のレイテンシー期間後のノズルから吐出されたインク液滴の第1、第5および第32の液滴に相当する。デキャップ時間は、大きな欠陥なしで、特定の垂直線を印刷できる最長の時間の間隔であった。
ペンは、第1の液滴に適切に噴射するのが好ましい。しかしながら、第1の液滴が適切に吐出されないときは、第5および第32の液滴についてのデキャップ時間は、詰まりの程度や、ノズルをいかに容易に元の状態に戻せるかに関する情報を与えることができる。
下記の表の結果には、第1の液滴デキャップ時間のみを示してあり、秒の単位で「デキャップ時間」として単純な値で示してある。
実施例1
以下の表にまとめた本実施例のインクは、リチウムとカリウムカチオンの混合物の利点を立証するものである。Mtotは、SDPの単位重量当たりの、インク中に存在する全アルカリ金属カチオンのモル量である(すなわち、Mtot=M1+M2)。
インク1B〜1Eは、リチウム中和SDP分散液とカリウム中和SDP分散液を異なる比で化合してある。これらのインクにおいて「余分な」カチオンがなく効率的であった。存在するカチオンは全て、中和SDP分散液のカルボキシル基と関連している。混合カチオンは、別個のカチオンのある対照試料よりも良い(長い)デキャップを与えることが分かる。
本実施例および他の実施例で見られるのは、ナトリウム種を故意に添加しなくても、バックグラウンドレベルで存在するナトリウムである。
Figure 2010525104
Figure 2010525104
インク1G〜1Kは、酢酸リチウムを、カリウム中和分散液に添加することにより、M1/Mtot比を調節している。このように、中和SDPに対して「過剰の」カチオンがあり、最適比でのデキャップが、過剰のカチオンのないインクにおけるよりも良好であることから、過剰のカチオンは有利であるように考えられる。
Figure 2010525104
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インク1L〜1Nは、水酸化カリウムを、リチウム中和分散液に添加することにより、M1/Mtot比を調節している。所望のカチオン比を得るには、大量のカリウムを添加しなければならないことから、導電性が特に高い。
Figure 2010525104
Figure 2010525104
本実施例におけるインクのカチオン分析を以下の表にまとめてある。
Figure 2010525104
実施例2
以下の表にまとめた本実施例のインクは、ナトリウムのみからなる第2のカチオンを備えたリチウムを立証するものである。インク2aは、ナトリウムはあるがリチウムのない対照例である。インク2Bは、ナトリウム中和分散液(余分のカチオンのない)と組み合わせて、リチウム中和分散液を利用することにより、M1/Mtot比を調節している。インク2C〜2Eは、酢酸リチウムを、ナトリウム中和分散液に添加することにより、M1/Mtot比を調節している。
結果によれば、混合分散液によるインク2Bは、ナトリウム分散液のみによる同じインク(対照例2A)またはリチウム分散液のみによる同じインク(前の実施例の対照例1F)よりも良好なデキャップを有することが示されている。同様に、M1/Mtot比は、塩の形態で、「過剰のカチオンを添加することにより調節することができる。前の実施例と同様に、最少レベルのアルカリ金属カチオンだけを存在させるときよりも良好なデキャップを得るには、過剰のカチオンが有利と考えられる。
Figure 2010525104
Figure 2010525104
本実施例におけるインクのカチオン分析を以下の表にまとめてある。インク2C、2Dおよび2Eについて括弧内に示されたカチオンレベルは、式に基づいて計算された値であった。
Figure 2010525104
実施例3
以下の表にまとめた本実施例のインクは、第2のカチオンとしてのルビジウム(インク3C)またはセシウム(インク3D)の使用を立証するものである。結果によればまた、改善されたデキャップが示されている。リチウムなしで、K/Rb(対照例インク3A)またはK/Cs(対照例インク3B)の組み合わせでは、利点のあるデキャップは得られない。インク3Bおよび3Dにおいて括弧内に示されたセシウムレベルは、式に基づいて計算された値であった。
Figure 2010525104
Figure 2010525104
実施例4
以下の表にまとめた本実施例のインクは、処方にアニオンポリマーを含む。インク4A〜4Dは、カリウム中和分散液のリチウム中和アニオンポリマーバインダー添加剤との組み合わせにより、M1/Mtot比を達成している。
Figure 2010525104
Figure 2010525104
インク4E〜4Hは、リチウム中和分散液のカリウム中和アニオンポリマーとの組み合わせにより、M1/Mtot比を達成している。この場合、適正なM1/Mtot比のためには十分なカリウムを添加するのに高レベルのポリマーが必要である。
Figure 2010525104
Figure 2010525104
ポリマーの存在によって、カチオン比M1/Mtotのより広い操作窓を与えることができ、非常に長いデキャップが得られる。これは、商業生産においては有利である。
本実施例におけるインクのカチオン分析を以下の表にまとめてある。
Figure 2010525104
実施例5
以下の表にまとめた本実施例のインクは、異なる保湿剤およびそのレベルの使用を立証するものである。示されるとおり、処方は全て、単独のカチオン種のみで得られたであろうよりも長いデキャップ時間が得られ、カチオンの混合物による利点が得られている。比較として、分散液1(カリウム)のみを含む実施例1の対照例インク1Aインクのデキャップは90秒であった。分散液2(リチウム)のみを含む実施例1の対照例インク1Fインクのデキャップは5秒であった。
所定の第1の保湿剤の存在は、特に、約5重量%を超えると、長いデキャップを得るのに特に有利である。
Figure 2010525104
Figure 2010525104
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Figure 2010525104
Figure 2010525104
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実施例6
以下の表にまとめたインク6A〜6Cは、アンモニウム塩のリチウム/カリウムカチオン混合物への添加を立証するものである。インク6aについて得られたデキャップは、低リチウム含量について予測されたものよりもやや長く(例えば、インク1Gと比較して)、インク6Bについてのデキャップは、特定のリチウム含量について予測されたものよりもやや低いため(例えば、インク1Hと比較して)、Liおよびアンモニウムは、第1のカチオンと連携しているように考えられる。
括弧内に示されたアンモニウムレベルは、式に基づいて計算された値であった。
Figure 2010525104
Figure 2010525104
以下の表にまとめたインク6Dおよび6Eは、ナトリウムカチオン(水酸化物として)のリチウム/カリウムカチオン混合物への添加を立証するものである。インク6Eにおけるカチオンの組み合わせは、追加のナトリウムのない同レベルのリチウム(インク1G)では得られない非常に長いデキャップを与える。
Figure 2010525104
Figure 2010525104
本実施例におけるインクのカチオン分析を以下の表にまとめてある。
Figure 2010525104

Claims (16)

  1. 水性ビヒクルと、着色剤と、第1および第2のカチオン種とを含むインクジェットインクであって、
    i)前記水性ビヒクルが、水および第1の保湿剤を含み、前記第1の保湿剤が、2−ピロリドン、ジ−(2−ヒドロキシエチル)−5,5−ジメチルヒンダトイン、スルホラン、テトラメチレンスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンおよびイミダゾリジノンからなる群から選択されるいずれかの構成要素またはこれら構成要素の組み合わせであり、
    ii)前記着色剤が、アニオン分散性付与表面基を有する自己分散性顔料を含み、
    ii)前記第1のカチオン種が、Li+であり、インクの単位重量当たりのモル濃度M1を有し、
    iii)前記第2のカチオン種が、Na+、K+、Rb+、Cs+からなる群から選択される構成要素または構成要素の組み合わせであり、インクの単位重量当たりのモル濃度M2を有し、
    iv)M1対Mtotのモル比が、以下の式1:
    0.01≦M1/Mtot≦0.5 (式1)
    を満たし、式中、Mtotは、インクの単位重量当たりの第1および第2のカチオン種の累積モル濃度(Mtot=M1+M2)である、インクジェットインク。
  2. エチレングリコール、ジエチレングリコールおよびトリエチレングリコールからなる群のいずれかの構成要素または構成要素の組み合わせから選択される第2の保湿剤をさらに含む請求項1に記載のインク。
  3. インクの単位重量当たりの自己分散性顔料の前記アニオン分散性付与表面基のモル濃度が、M_アニオンであり、MtotがM_アニオン以上である請求項1に記載のインクジェットインク。
  4. 自己分散性顔料の前記アニオン分散性付与表面基が、主にカルボキシル基である請求項1〜3のいずれかに記載のインク。
  5. 前記第2のカチオン種が、主にK+である請求項1〜4のいずれかに記載のインク。
  6. M1対Mtotの前記モル比が、以下の式2:
    0.01≦M1/Mtot≦0.15 (式2)
    を満たす請求項5に記載のインク。
  7. アニオン性ポリマー添加剤をさらに含む請求項1〜4のいずれかに記載のインク。
  8. 前記アニオン性ポリマー添加剤が、アニオン性アクリル、スチレン−アクリルまたはポリウレタンポリマー添加剤である請求項7に記載のインク。
  9. M1対Mtotの前記モル比が、以下の式3:
    0.2≦M1/Mtot≦0.50 (式3)
    を満たす請求項8に記載のインク。
  10. アンモニウム(NH4 +)カチオンをさらに含む請求項1〜4のいずれかに記載のインク。
  11. 前記第2のカチオン種が、主にNa+であり、M1対Mtotの前記モル比が、以下の式4:
    0.18≦M1/Mtot≦0.5 (式4)
    を満たす請求項1〜4のいずれかに記載のインク。
  12. 前記第1の保湿剤が、インクの総重量に基づいて、約2重量%〜約30重量%の量で存在する請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットインク。
  13. 前記第1の保湿剤が、インクの総重量に基づいて、約4重量%〜約25重量%の量で存在する請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットインク。
  14. 前記着色剤が、アニオン分散性付与表面基を有する自己分散性顔料から本質的になる請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットインク。
  15. 前記顔料が、自己分散性カーボンブラックである請求項1〜14のいずれかに記載のインク。
  16. 前記インクのデキャップ時間が、第1のカチオン種を含まないこと以外は同様の組成のインクに比べて実質的に長く、前記デキャップ時間は、インクを充填したインクジェットプリントヘッドをキャップしないまま使用しないでいても、方向を誤ったり、色が失われたり、速度が許容できないほど減少することなく、そのインクの液滴を噴射できる時間の量と定義される、請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットインク。
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