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JP2010512947A - 治療薬を送達するためのコーティングを備えたステント - Google Patents

治療薬を送達するためのコーティングを備えたステント Download PDF

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Abstract

本発明は概して、患者の体組織に治療薬を送達するための医療器具、およびそのような医療器具を製造する方法に関する。より詳細には、本発明は、内側コーティング組成物および外側コーティング組成物が配置された、血管内ステントのようなステントに関する。別の実施形態では、内側コーティング組成物および外側コーティング組成物は、バリアコーティング組成物によって分離される。

Description

本発明は概して、患者の体組織に治療薬を送達するために有用な医療器具、およびそのような医療器具の製造方法に関する。より詳細には、本発明は、内側コーティング組成物および外側コーティング組成物が配置された、血管内ステントのようなステントに関する。別の実施形態では、内側コーティング組成物と外側コーティング組成物は、バリアコーティング組成物によって分離される。
移植ステントのような医療器具は、治療薬を含むコーティング組成物でコーティングされている。このようなコーティングを形成する一方法は、治療薬を含有するコーティング組成物を医療器具の全表面に適用することである。例えば、複数のストラットを有するステントの場合、ストラットの全表面をコーティング組成物でコーティングして、各ストラットを被包するコーティングを形成する。ストラットの全表面をコーティングするのは、ストラットをコーティングで包むことによって、ストラット上に残るコーティングを確保するためである。
しかしながら、多くの医療器具においては、医療器具の必ずしも全表面が治療薬を含むコーティング組成物でコーティングされている必要はない。例えば、血管内ステントにおいては、ストラットの内側又は管腔側表面は、抗再狭窄薬のような血管壁を治療するために有用な治療薬を含むコーティング組成物でコーティングされていなくてもよい。これは、ストラットの管腔側表面は、一般的に治療薬が運ばれる血管壁と直接接触しないためである。したがって、ストラットの管腔側表面を、このような治療薬を含むコーティング組成物でコーティングする必要がない。コーティングする必要のない表面にコーティングを適用することは、このような治療薬の量を増やしたコーティング済医療器具を製造するコストを増大させるのみならず、望ましくなく患者を治療薬に曝露することになりかねない。
したがって、医療器具上に十分な治療薬を含むコーティングが残り、かつ、不必要な量の治療薬に患者が望ましくなく曝露されることを減じ、かつコーティング済医療器具の製造コストを低減する、ステントのような医療器具が必要とされている。
これらおよび他の目的が本発明により対処される。本発明は、コーティングが医療器具上に十分に残留できるように、医療器具の全表面に適用することができる治療薬を含むコーティングを提供する。また、該コーティングは、治療薬が特定の体組織を標的とすることを可能にし、それにより不必要な量の治療薬を使用することに起因する製造コストを減じるとともに、治療薬への望ましくない曝露を減じる。
一実施形態では、本発明は、患者の体内管腔内に移植するためのステントからなる。該ステントは、複数のストラットを含むステント側壁構造を含む。少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含み、第1および第2の側面は互いに隣接し、管外側表面および管腔側表面を接続する。ステントは、1つ以上の組成物を含むことができる。例えば、第1のポリマーを含んでなる内側コーティング組成物は、ストラットの全表面に配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットのその他の表面上に配置される。内側コーティング組成物は、ストラットの表面に適用されるときには、治療薬を全く含まなくてもよい。管腔側表面に配置される内側コーティング組成物は、露出された表面を形成する。内側コーティング組成物に加えて、外側コーティング組成物が、管外側表面または第1の側面もしくは第2の側面のうち少なくとも1つに配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される。外側コーティング組成物は、第1の治療薬および第1のポリマーを含んでなる。
別の実施形態では、ステントは、複数のストラットを含むステント側壁構造を含み、少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含む。第1および第2の側面は互いに隣接し、管外側表面および管腔側表面を接続する。第1のポリマーを含んでなる内側コーティング組成物は、ストラットの全表面に配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットの他の表面に配置される。管外側表面に配置される内側コーティング組成物は、露出された表面を形成する。外側コーティング組成物は、管腔側表面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置され、外側コーティング組成物は、第1の治療薬および第2を含んでなる。
さらに、別の実施形態では、ステントは、複数のストラットを含むステント側壁構造を含み、少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含む。第1および第2の側面は互いに隣接し、管外側表面および管腔側表面を接続する。第1のポリマーを含んでなる内側コーティング組成物は、ストラットの全表面に配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットの他の表面上に配置される。また、管腔側表面に配置される内側コーティング組成物は、露出された表面を形成する。さらに、第2のポリマーを含んでなるバリアコーティング組成物が、管外側表面または第1の側面もしくは第2の側面のうち少なくとも1つに配置される内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される。バリアコーティング組成物は、内側コーティング組成物の上に適用されるときには、治療薬を全く含まない。外側コーティング組成物は、管外側表面または第1の表面もしくは第2の側面のうち少なくとも1つに配置される内側コーティング組成物の一部の上に配置される。外側コーティング組成物は、第1の治療薬および第3のポリマーを含んでなる。
さらに別の実施形態では、ステントは、複数のストラットを含むステント側壁構造を含み、少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含む。第1および第2の側面は互いに隣接し、管外側表面および管腔側表面を接続する。第1のポリマーを含んでなる内側コーティング組成物は、ストラットの全表面に配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットの他の表面に配置される。また、管外側表面に配置される内側コーティング組成物は、露出された表面を形成する。第2のポリマーを含んでなるバリアコーティング組成物は、管腔側表面または第1の側面もしくは第2の側面のうち少なくとも1つに配置される内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される。バリアコーティング組成物は、内側コーティング組成物の上に適用されるときには、治療薬を全く含まない。外側コーティング組成物は、管腔側表面または第1の側面もしくは第2の側面のうち少なくとも1つに配置される内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置されたバリアコーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される。外側コーティング組成物は、第1の治療薬および第3のポリマーを含んでなる。
複数のストラットを含む血管内ステントの斜視図。 図1のステントの断面図。 図1に示されるステント10から切り出されたストラット12のセグメントの周辺図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの別の実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの別の実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの別の実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの別の実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの別の実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの別の実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの実施形態の断面図。 ストラット表面の1つ以上に配置される内側コーティング組成物、バリアコーティング組成物および外側コーティング組成物を有するステントストラットの別の実施形態の断面図。
図1は、本発明での使用に適したステントの例を示す。別の好適なステントについては、後述する。図1は、側壁11を含み、側壁11には複数のストラット12および少なくとも1つの開口部15が含まれている血管内ステント10を示す。一般に、開口部15は隣接したストラット12の間に配置される。この実施形態は、ステントのストラットおよび開口部が開口部を有するステント側壁構造を形成する、ステントの一例である。さらに、側壁11は、第1の側壁表面を有することができる。この図において、第1の側壁表面16は、ステントが移植されたときに体内管腔壁に面する外側側壁表面または管外側表面である。第1の側壁表面16の反対側には、図1には示されていないが、体内管腔壁から離れた側を向く内側側壁表面または管腔側表面が存在する。
図1Aは、図1に示したステント10の断面図である。通常、個々のストラット12はそれぞれ、外側表面または管外側表面14と、管外側表面14の反対側の内側表面または管腔側表面16と、少なくとも1つの側面18とを有する。図1Aのストラットは、第1の側面18aと、第1の側面18aの反対側の第2の側面18bとを有する。ストラット12の管外側表面14は、ステントが移植されたときに体内管腔壁と直接接触することになる表面である。管外側表面14は平坦な表面もしくは小面を1つだけ含む必要はない。その代わりに、管外側表面14はワイヤストラット12の場合のように丸みを帯びていてもよいし、いくつかの小面を有していてもよい。ストラット12の管腔側表面16は管外側表面14の反対側の表面であり、ステント10の中心Cに向いている。このステントでは、2つの側面18a、18bは、互いに隣接しているストラット12の表面であり、管外側表面14および管腔側表面16を接続する。管外側表面14と同様に、管腔側表面16および側面18a、18bは丸みを帯びていてもよいし、いくつかの小面を有していてもよい。
図1Bは、図1のステント10から切り出されたストラット12のセグメントの周辺図である。このセグメントは、切断面19を有する。ストラットは、管外側表面14と、管腔側表面16と、第1および第2の側面18a、18bとを有する。これら表面のそれぞれは、コーティング組成物のような別の材料によって覆われていないため、ストラット12の露出された表面である。
図2A乃至図2Eは、内側コーティング組成物20がステントストラット12の全表面に配置される実施形態の断面図を示す。ストラット12の管腔側表面16に配置される内側コーティング組成物20は、露出された表面30を形成する。外側コーティング組成物40は、内側コーティング組成物20の一部の上に配置される。
図2Aに示すように、特定の実施形態においては、第1のポリマー25を含んでなる内側コーティング組成物20は、管外側表面14、管腔側表面16、第1および第2の側面18a、18b、ならびにストラット12のその他の表面に配置される。内側コーティング組成物20は、ストラット12の全表面に配置され、それによりストラット12を被包する。好ましくは、図2Aに示すように、内側コーティング組成物20は、内側コーティング組成物20とストラット表面との間に何ら材料が介在しないように、ストラット表面の上に直接配置される。また、この実施形態では、内側コーティング組成物20は、管外側表面14、管腔側表面16、ならびに第1および第2の側面18a、18bに適用されるときには、治療薬を全く含まない。また、図2Aに示すように、ストラット12の管腔側表面16に配置される内側コーティング組成物20は、別のコーティング組成物によって被覆されない露出された表面30を形成する。
さらに、図2Aでは、第1の治療薬45および第1のポリマー20を含んでなる外側コーティング組成物40は、ストラット12の管外側表面14ならびに第1および第2の側面18a、18bに配置された内側コーティング組成物20の一部の上に配置される。好ましくは、図2Aに示すように、外側コーティング組成物40は、内側コーティング組成物20と外側コーティング組成物40との間に何ら材料が介在しないように、内側コーティング組成物20の上に直接配置される。外側コーティング組成物40は、これら表面のそれぞれに配置された内側コーティング組成物20の一部のみまたは全体が外側コーティング組成物40によって被覆されるように、内側コーティング組成物20の上に配置することができる。好ましくは、第1の治療薬45は、抗再狭窄薬のような体内管腔壁を治療するための治療薬である。また、外側コーティング組成物40が内側コーティング組成物20に適用されるときには、治療薬45の幾分かが内側コーティング組成物20内へ移動してもよい。
図2Bに示す実施形態は、図2Aの実施形態に類似するが、外側コーティング組成物40がストラット12の管外側表面14に配置された内側コーティング組成物20の一部の上にのみ配置される点が異なる。外側コーティング組成物40は、側面18a、18bのそれぞれに配置される内側コーティング組成物20の上には配置されない。
図2Cは、図2Aの実施形態に類似するが、外側コーティング組成物40が、管外側表面14に配置された内側コーティング組成物20の一部の上と、側面の一方18aに配置された内側コーティング組成物の一部の上とにのみ配置される点が異なる。外側コーティング組成物40は、側面の他方18bに配置される内側コーティング組成物20の上には配置されない。あるいは、外側コーティング組成物40は、側面18aではなく側面18bに配置される内側コーティング組成物20に配置されてもよい。
図2Dは、図2Aの実施形態に類似するが、外側コーティング組成物40が、側面の一方18aに配置された内側コーティング組成物の一部の上にのみ配置される点が異なる。外側コーティング組成物40は、管外側表面14、管腔側表面16または側面の他方18bに配置される内側コーティング組成物20の上には配置されない。あるいは、外側コーティング組成物40は、側面18aではなく側面18bに配置される内側コーティング組成物20に配置されてもよい。また、図2Eに示すように、外側コーティング組成物40は、両側面18a、18bに配置されるそれぞれの内側コーティング組成物20の一部の上に配置してもよい。
図3A乃至図3Fは、内側コーティング組成物20がステントストラット12の全表面に配置される実施形態の断面図を示す。ストラット12の管外側表面14に配置される内側コーティング組成物20は、露出された表面30を形成する。治療薬45を含んでなる外側コーティング組成物40は、内側コーティング組成物20の一部の上に配置される。
図3Aに示すように、特定の実施形態においては、第1のポリマー25を含んでなる内側コーティング組成物20は、管外側表面14、管腔側表面16、第1および第2の側面18a、18b、ならびにストラット12のその他の表面に配置される。内側コーティング組成物20は、ストラット12の全表面に配置され、それによりストラット12を被包する。好ましくは、この図に示すように、内側コーティング組成物20は、内側コーティング組成物20とストラット表面との間に何ら材料が介在しないように、ストラット表面の上に直接配置される。また、この実施形態では、内側コーティング組成物20は、ストラット12の管外側表面14、管腔側表面16、ならびに第1および第2の側面18a、18bに適用されるときには、治療薬を全く含まない。また、図3Aに示すように、ストラット12の管外側表面14に配置される内側コーティング組成物20は、別のコーティング組成物によって被覆されない露出された表面30を形成する。
さらに、図3Aでは、第1の治療薬45および第2のポリマー47を含んでなる外側コーティング組成物40は、管腔側表面16の上に配置された内側コーティング組成物20の一部の上とストラット12の第1および第2の側面18a、18bに配置された内側コーティング組成物20の一部の上とに配置される。好ましくは、図3Aに示すように、外側コーティング組成物40は、内側コーティング組成物20と外側コーティング組成物40との間に何ら材料が介在しないように、内側コーティング組成物20の上に直接配置される。外側コーティング組成物40は、これら表面のそれぞれに配置された内側コーティング組成物20の一部のみまたは全部が外側コーティング組成物40によって被覆されるように、内側コーティング組成物20の上に配置される。好ましくは、第1の治療薬45は、血液のような体液へ運ばれる治療薬である。また、外側コーティング組成物40が内側コーティング組成物20に適用されるときには、治療薬45の幾分かが内側コーティング組成物20内へ移動してもよい。第1および第2のポリマー25、47は、同一のものであってもよく、異なっていてもよい。
図3Bに示す実施形態は、図3Aの実施形態に類似するが、内側コーティング組成物20が第2の治療薬27を含んでなる点が異なる。好ましくは、第2の治療薬27は、抗再狭窄薬のような体内管腔壁を治療するために好適なものである。
図3Cは、図3Aの実施形態に類似するが、外側コーティング組成物40が、ストラット12の管腔側表面16に配置された内側コーティング組成物の一部の上にのみ配置される点が異なる。外側コーティング組成物40は、第1および第2の側面18a、18bのそれぞれに配置される内側コーティング組成物20の上には配置されない。図3Dは、図3Cの実施形態に類似するが、内側コーティング組成物20が第2の治療薬27を含んでなる点が異なる。
図3Eは、図3Aの実施形態に類似するが、外側コーティング組成物40が、ストラット12の管腔側表面16に配置された内側コーティング組成物の一部の上と、側面の一方18aに配置された内側コーティング組成物20の一部の上に配置される点が異なる。外側コーティング組成物40は、側面18bに配置される内側コーティング組成物20の上には配置されない。代替の実施形態では、外側コーティング組成物40は、側面18aではなく、側面18bに配置される内側コーティング組成物20の一部の上に配置される。図3Fは、図3Eの実施形態に類似するが、内側コーティング組成物20が第2の治療薬27を含んでなる点が異なる。
図4A乃至図4Yは、内側コーティング組成物20がステントストラット12の全表面に配置される実施形態の断面図を示す。ストラット12の管腔側表面16に配置される内側コーティング組成物20は、露出された表面30を形成する。内側コーティング組成物20の一部の上にはバリアコーティング組成物50が配置される。外側コーティング組成物40は、バリアコーティング組成物50の一部の上に配置される。
図4Aに示す実施形態においては、第1のポリマー25を含んでなる内側コーティング組成物20は、管外側表面14、管腔側表面16、第1および第2の側面18a、18b、ならびにストラット12のその他の表面に配置される。内側コーティング組成物20は、ストラット12の全表面に配置され、それによりストラット12を被包する。代替の実施形態では、バリアコーティング組成物50は、金属のような非ポリマー材料を含むことができる。好ましい金属は、ニオブ、タンタル、ステンレス鋼、イリジウム、酸化イリジウム、白金、および金である。好ましくは、この図に示すように、内側コーティング組成物20は、内側コーティング組成物20とストラット表面との間に何ら材料が介在しないように、ストラット表面の上に直接配置される。また、この実施形態では、内側コーティング組成物20は、治療薬27を含む。代替の実施形態では、内側コーティング組成物20は、ストラット表面に適用されるときには、治療薬を全く含まなくてもよい。また、図4Aに示すように、ストラット12の管腔側表面16に配置される内側コーティング組成物20は、別のコーティング組成物によって被覆されない露出された表面30を形成する。
さらに、図4Aでは、第2のポリマー52を含んでなるバリアコーティング組成物50は、ストラット12の管外側表面14ならびに第1および第2の側面18a、18bに配置された内側コーティング組成物20の一部の上に配置される。好ましくは、この図に示すように、バリアコーティング組成物50は、内側コーティング組成物20とバリアコーティング組成物50との間に何ら材料が介在しないように、内側コーティング組成物20の上に直接配置される。バリアコーティング組成物50は、これら表面のそれぞれに配置された内側コーティング組成物20の一部のみまたは全部がバリアコーティング組成物50によって被覆されるように、内側コーティング組成物20の上に配置することができる。
第3のポリマー47および第2の治療薬45を含んでなる外側コーティング組成物40は、ストラット12の管外側表面14ならびに第1および第2の側面18a、18bに配置された内側コーティング組成物20の一部の上に配置されたバリアコーティング組成物50の一部の上に配置される。好ましくは、この図に示すように、外側コーティング組成物40は、バリアコーティング組成物50と外側コーティング組成物40との間に何ら材料が介在しないように、バリアコーティング組成物50の上に直接配置される。外側コーティング組成物40は、バリアコーティング組成物50の一部のみまたは全部が外側コーティング組成物40によって被覆されるように、バリアコーティング組成物50の上に配置することができる。第2の治療薬47は、第1の治療薬27と同一であってもよく、異なっていてもよい。好ましくは、第2の治療薬45は、抗再狭窄薬のような体内管腔壁を治療するためのものである。さらに、第1のポリマー25、第2のポリマー52および第3のポリマー47のうち一つ以上が同一であってもよく、異なっていてもよい。
図4Aに示すように、バリアコーティング組成物50は、内側コーティング組成物20と外側コーティング組成物50とを分離する。バリアコーティング組成物50は、コーティング組成物間の治療薬の望ましくない移動を防止する。一部の実施形態では、治療薬が内側コーティング組成物20と外側コーティング組成物40の間で移動することになっている場合、治療薬が外側コーティング組成物40に捕捉されてしまう可能性があり、よって、血管または管腔に溶出するための治療薬が得られない。さらに、異なる治療薬が内側コーティング組成物20および外側コーティング組成物40に存在する場合、外側コーティング組成物40内の治療薬が血管壁へ運ばれること、および内側コーティング組成物20内の治療薬が管腔に運ばれることが好ましい場合がある。バリアコーティング組成物50が存在しない場合、治療薬が組成物間で移動して血管壁や管腔へ入り込むおそれがあり、このため、管腔用の治療薬が血管壁へ運ばれてしまったり、血管壁用の治療薬が管腔へ運ばれてしまったりする可能性がある。
図4B乃至図4Eに示す実施形態は、図4Aの実施形態に類似するが、バリアコーティング組成物50が、管外側表面14に配置される内側コーティング組成物20の一部に配置されない点や、ストラット12の両側面18a、18bに配置される一部に配置されない点が異なる。また、図4B乃至図4Eに示される実施形態では、外側コーティング組成物40は、管外側表面14および両側面18a、18bに配置される内側コーティング組成物および/またはバリアコーティング組成物の一部に配置される。
図4Bは、バリアコーティング組成物50が管外側表面14に配置された内側コーティング組成物20の一部の上にのみ配置される実施形態を示す。
図4Cは、バリアコーティング組成物50が、管外側表面14に配置された内側コーティング組成物20の一部と側面の一方18aに配置された内側コーティング組成物20の一部との上にのみ配置される。バリアコーティング組成物50は、他方の側面18bに配置された内側コーティング組成物20には配置されない。あるいは、バリアコーティング組成物50は、側面18aではなく側面18bに配置された内側コーティング組成物20に配置してもよい。
図4Dは、バリアコーティング組成物50が、側面の一方18aに配置された内側コーティング組成物20の一部の上にのみ配置される実施形態を示す。バリアコーティング組成物50は、管外側表面14または他方の側面18bに配置された内側コーティング組成物20には配置されない。あるいは、バリアコーティング組成物50は、側面18aではなく側面18bに配置された内側コーティング組成物20に配置してもよい。また、図4Eに示すように、バリアコーティング組成物50は、両側面18a、18bに配置される内側コーティング組成物20の一部には配置されるが、管外側表面14に配置される内側コーティング組成物20の一部の上には配置されないようにしてもよい。
図4F乃至図4Jは、内側コーティング組成物20およびバリアコーティング組成物50が図4A乃至図4Eに示すそれぞれの実施形態と同様に配置される実施形態を示す。しかしながら、図4F乃至図4Jの実施形態では、外側コーティング組成物40は、管外側表面14に配置された内側コーティング組成物および/またはバリアコーティング組成物の一部のみに配置される。
図4K乃至図4Oは、内側コーティング組成物20およびバリアコーティング組成物50が図4A乃至図4Eに示すそれぞれの実施形態と同様に配置される実施形態を示す。しかしながら、図4K乃至図4Oの実施形態では、外側コーティング組成物40は、管外側表面14と側面の一方18aのみとに配置された内側コーティング組成物および/またはバリアコーティング組成物の一部に配置される。あるいは、外側コーティング組成物40は、側面18aではなく、側面18bに配置された内側コーティング組成物および/またはバリアコーティング組成物の一部の上に配置してもよい。
図4P乃至図4Tは、内側コーティング組成物20およびバリアコーティング組成物50が図4A乃至図4Eに示すそれぞれの実施形態と同様に配置される実施形態を示す。しかしながら、図4P乃至図4Tの実施形態では、外側コーティング組成物40は、側面の一方18aに配置された内側コーティング組成物および/またはバリアコーティング組成物の一部のみに配置される。あるいは、外側コーティング組成物40は、側面18aではなく、側面18bに配置された内側コーティング組成物および/またはバリアコーティング組成物の一部の上に配置してもよい。
図4U乃至図4Yは、内側コーティング組成物20およびバリアコーティング組成物50が図4A乃至図4Eに示すそれぞれの実施形態と同様に配置される実施形態を示す。しかしながら、図4U乃至図4Yの実施形態では、外側コーティング組成物40は、両側面18a、18bに配置された内側コーティング組成物および/またはバリアコーティング組成物の一部のみに配置されるが、管外側表面14に配置された内側コーティング組成物および/またはバリアコーティング組成物の一部の上には配置されない。
図4A乃至図4Yは、ストラットの管腔側表面に配置された内側コーティング組成物が露出された表面を備える、バリアコーティング組成物を有する実施形態を示すが、代替の実施形態では、ストラットの管外側表面に配置された内側コーティング組成物が露出された表面を備えることができる。図5は、そのような実施形態を示す。具体的には、この実施形態は、管外側表面14、管腔側表面16、第1および第2の側面18a、18b、ならびにストラット12のその他の表面に配置される、第1のポリマー25を含んでなる内側コーティング組成物20を備える。内側コーティング組成物20は、ストラット12の全表面に配置され、それによりストラット12を被包する。好ましくは、この図に示すように、内側コーティング組成物20は、内側コーティング組成物20とストラット表面との間に何ら材料が介在しないように、ストラット表面の上に直接配置される。また、この実施形態では、内側コーティング組成物20は治療薬27を含んでなる。代替の実施形態では、内側コーティング組成物20は、ストラット表面に適用されるときには、治療薬を全く含まなくてもよい。さらに、図5に示すように、ストラット12の管外側表面14に配置される内側コーティング組成物20は、他のコーティング組成物によって被覆されない露出された表面を形成する。
また、図5では、第2のポリマー52を含んでなるバリアコーティング組成物50は、ストラット12の管腔側表面16ならびに第1および第2の側面18a、18bに配置された内側コーティング組成物20の一部の上に配置される。代替の実施形態では、バリアコーティング組成物50は、金属のような非ポリマー材料を含んでなる。好ましくは、この図に示すように、バリアコーティング組成物50は、内側コーティング組成物20とバリアコーティング組成物50との間に何ら材料が介在しないように、内側コーティング組成物20の上に直接配置される。バリアコーティング組成物50は、これら表面のそれぞれに配置された内側コーティング組成物20の一部のみまたは全部がバリアコーティング組成物50によって被覆されるように、内側コーティング組成物20の上に配置することができる。
第3のポリマー47および第2の治療薬45を含んでなる外側コーティング組成物40は、ストラット12の管腔側表面16ならびに第1および第2の側面18a、18bに配置された内側コーティング組成物20の一部の上に配置されたバリアコーティング組成物50の一部の上に配置される。好ましくは、この図に示すように、外側コーティング組成物40は、外側コーティング組成物40とバリアコーティング組成物50との間に何ら材料が介在しないように、バリアコーティング組成物50の上に直接配置される。外側コーティング組成物40は、バリアコーティング組成物50の一部のみまたは全部が外側コーティング組成物40によって被覆されるように、バリアコーティング組成物50の上に配置することができる。第2の治療薬45は、第1の治療薬27と同一であってもよく、異なっていてもよい。好ましくは、第2の治療薬45は、血液のような体液に運ぶための治療薬である。さらに、第1のポリマー25、第2のポリマー52および第3のポリマー47のうち一つ以上が同一であってもよく、異なっていてもよい。図5に示す実施形態は、図4B乃至図4Yに説明されるようなコーティング組成物の変形例を含むことができる。
A.医療器具
本発明に特に適した医療器具には、様々な医療用途のステントが含まれる。好ましくは、ステントは、患者の血管内に移植するために設計された血管内ステントである。好適な血管内ステントとしては、自己拡張型ステントおよびバルーン拡張型ステントが挙げられる。本発明に有用な自己拡張型ステントの例は、ウォールステン(Wallsten)の米国特許第4,655,771号明細書および同第4,954,126号明細書、ならびにウォールステン(Wallsten)らの米国特許第5,061,275号明細書に例証されている。好適なバルーン拡張型ステントの例は、ピンチャシク(Pinchasik) らの米国特許第5,449,373号明細書に示されている。特定の実施形態では、ステントは、ストラットおよび開口部を備えたステント側壁構造を含む。そのようなステントが使用されるときには、場合によっては、側壁構造の開口部が保たれるようにストラットに一致させてステント上にコーティングを配置することが望ましい。好ましい実施形態では、本発明に適したステントはExpressステントである。より好ましくは、ExpressステントはExpress(商標)ステントまたはExpress2(商標)ステント(米国マサチューセッツ州ナティック所在のボストン・サイエンティフィック・インコーポレイテッド(Boston Scientific, Inc.) 製)である。
本発明に適したステントは、金属、セラミック、ポリマー、またはこれらの組み合わせから作製可能である。材料は生体適合性を有することが好ましい。金属材料がより好ましい。好適な金属材料には、チタン系の金属および合金(ニチノール、ニッケル−チタン合金、感温型形状記憶合金材料など)、ステンレス鋼、タンタル、ニッケル−クロム、またはElgiloy(登録商標)およびPhynox(登録商標)のようなコバルト−クロム−ニッケル合金を含む特定のコバルト合金が挙げられる。金属材料には、国際公開第94/16646号に開示されたもののようなクラッド複合フィラメントも含まれる。
好適なセラミック材料には、限定するものではないが、遷移元素の酸化物、炭化物または窒化物、例えば酸化チタン、酸化ハフニウム、酸化イリジウム、酸化クロム、酸化アルミニウムおよび酸化ジルコニウムなどが挙げられる。シリカのようなケイ素系材料も使用できる。
生物学的に安定性を有するポリマーまたは生分解性ポリマーに限定することなく、本発明のステントの形成にはポリマーを使用することができる。例として、イソブチレン系ポリマー、ポリスチレン系ポリマー、ポリアクリラートおよびポリアクリラート誘導体、酢酸ビニル系ポリマーおよびそのコポリマー、ポリウレタンおよびそのコポリマー、シリコーンおよびそのコポリマー、エチレン酢酸ビニル、ポリエチレンテレフタラート、熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、セルロース誘導体、ポリアミド、ポリエステル、ポリスルホン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリカーボネート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー、アクリル樹脂、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸−ポリエチレン酸化物コポリマー、セルロース、コラーゲン、ならびにキチンが挙げられる。
ステントの形成材料として有用な他のポリマーには、限定するものではないが、dacron(登録商標)ポリエステル、ポリ(エチレンテレフタラート)、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリラート、ポリプロピレン、ポリアルキレンオキサラート、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリシロキサン、ナイロン、ポリ(ジメチルシロキサン)、ポリシアノアクリラート、ポリホスファゼン、ポリ(アミノ酸)、エチレングリコールIジメタクリラート、ポリ(メチルメタクリラート)、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリラート)、ポリテトラフルオロエチレン−ポリ(HEMA)、ポリヒドロキシアルカノアート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリカーボネート、ポリ(グリコリド−ラクチド)コポリマー、ポリ乳酸、ポリ(γ−カプロラクトン)、ポリ(γ−ヒドロキシブチラート)、ポリジオキサノン、ポリ(γ−エチルグルタメート)、ポリイミノカーボネート、ポリ(オルトエステル)、ポリ無水物、アルギナート、デキストラン、キチン、木綿、ポリグリコール酸、ポリウレタン、またはこれらの誘導体、すなわち、例えば結合部位もしくは架橋基(例えばRGD)を含むように修飾されたポリマーであって、ポリマーの構造上の完全性を保持しつつ細胞およびタンパク質、核酸などのような分子が結合可能であるもの、が挙げられる。
ステントは非ポリマー材料で製造される場合もある。有用な非ポリマー材料の例には、コレステロール、スチグマステロール、β−シトステロールおよびエストラジオールのようなステロール;ステアリン酸コレステリルのようなコレステリルエステル;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸およびリグノセリン酸のようなC12−C24脂肪酸;C18−C36のモノ−、ジ−およびトリアシルグリセリド、例えばグリセリルモノオレアート、グリセリルモノリノレアート、グリセリルモノラウラート、グリセリルモノドコサノアート、グリセリルモノミリスタート、グリセリルモノデセノアート、グリセリルジパルミタート、グリセリルジドコサノアート、グリセリルジミリスタート、グリセリルジデセノアート、グリセリルトリドコサノアート、グリセリルトリミリスタート、グリセリルトリデセノアート、グリセロールトリステアラートおよびこれらの混合物;スクロースジステアラートおよびスクロースパルミタートのようなスクロース脂肪酸エステル;ソルビタンモノステアラート、ソルビタンモノパルミタートおよびソルビタントリステアラートのようなソルビタン脂肪酸エステル;セチルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコールおよびセトステアリルアルコールのようなC16−C18脂肪族アルコール;セチルパルミタートおよびセテアリルパルミタートのような、脂肪族アルコールおよび脂肪酸のエステル;ステアリン酸無水物のような脂肪酸の無水物;ホスファチジルコリン(レシチン)、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトールおよびこれらのリゾ体を含むリン脂質;スフィンゴシンおよびその誘導体;ステアリルスフィンゴミエリン、パルミトイルスフィンゴミエリンおよびトリコサニルスフィンゴミエリンのようなスフィンゴミエリン;ステアリルセラミドおよびパルミトイルセラミドのようなセラミド;スフィンゴ糖脂質;ラノリンおよびラノリンアルコール;ならびにこれらの組み合わせおよび混合物、が挙げられる。好ましい非ポリマー材料には、コレステロール、グリセリルモノステアラート、グリセロールトリステアラート、ステアリン酸、ステアリン酸無水物、グリセリルモノオレアート、グリセリルモノリノレアート、およびアセチル化モノグリセリドが挙げられる。
B.好適な治療薬
「治療薬」という用語は、生物学的活性を有する物質、さらには遺伝物質および生体物質をも包含する。本明細書で挙げる治療薬には、そのアナログおよび誘導体も含まれる。限定するものではないが、好適な治療薬の例には、ヘパリン、ヘパリン誘導体、ウロキナーゼ、デキストロフェニルアラニン・プロリン・アルギニン・クロロメチルケトン(PPack)、エノキサプリン(enoxaprin) 、アンギオペプチン、ヒルジン、アセチルサリチル酸、タクロリムス、エベロリムス、ラパマイシン(シロリムス)、ピメクロリムス、アムロジピン、ドキサゾシン、グルココルチコイド、ベタメタゾン、デキサメタゾン、プレドニゾロン、コルチコステロン、ブデソニド、スルファサラジン、ロシグリタゾン、ミコフェノール酸、メサラミン、パクリタキセル、5−フルオロウラシル、シスプラチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、エポチロン、メトトレキサート、アザチオプリン、アドリアマイシン、mutamycin(登録商標)、エンドスタチン、アンギオスタチン、チミジンキナ−ゼ阻害剤、クラドリビン、リドカイン、ブピバカイン、ロピバカイン、D−Phe−Pro−Argクロロメチルケトン、血小板レセプター拮抗薬、抗トロンビン抗体、抗血小板レセプター抗体、アスピリン、ジピリダモール、プロタミン、ヒルジン、プロスタグランジン阻害剤、抗血小板薬、トラピジル、liprostin(商標)、ダニ由来抗血小板ペプチド、5−アザシチジン、血管内皮細胞増殖因子、成長因子レセプター、転写活性化因子、翻訳プロモーター、抗増殖剤、成長因子阻害剤、成長因子レセプター拮抗薬、転写抑制因子、翻訳抑制因子、複製阻害剤、抑制抗体、成長因子に対する抗体、成長因子と細胞毒素とで構成される二官能分子、抗体と細胞毒素とで構成される二官能分子、コレステロール低下薬、血管拡張剤、内因性の血管作用機構を阻害する薬剤、酸化防止剤、プロブコール、抗生物質、ペニシリン、セフォキシチン、オキサシリン、トブラマイシン(tobranycin)、血管新生剤、繊維芽細胞成長因子、エストロゲン、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)、17−βエストラジオール、ジゴキシン、β遮断薬、カプトプリル、エナロプリル(enalopril) 、スタチン、ステロイド、ビタミン、パクリタキセル(およびその誘導体、アナログ、またはタンパク質に結合したパクリタキセル(例えばAbraxane(商標))、2’−スクシニル−タキソール、2’−スクシニル−タキソールトリエタノールアミン、2’−グルタリル−タキソール、2’−グルタリル−タキソールトリエタノールアミン塩、N−(ジメチルアミノエチル)グルタミンを備えた2’−O−エステル、N−(ジメチルアミノエチル)グルタミド塩酸塩を備えた2’−O−エステル、ニトログリセリン、亜酸化窒素、酸化窒素、抗生物質、アスピリン、ジギタリス、エストロゲン、エストラジオールおよびグリコシド、が挙げられる。一実施形態では、治療薬は平滑筋細胞阻害剤または抗生物質である。好ましい実施形態では、治療薬はタキソール(例えばTaxol(登録商標))またはそのアナログもしくは誘導体である。別の好ましい実施形態では、治療薬はパクリタキセル、またはそのアナログもしくは誘導体である。さらに別の好ましい実施形態では、治療薬は、エリスロマイシン、アンフォテリシン、ラパマイシン、アドリアマイシンなどのような抗生物質である。
「遺伝物質」という用語は、DNAまたはRNAであって、限定するものではないが、以下に述べる有用タンパク質をコードするDNA/RNAを含み、ウイルスベクターおよび非ウイルスベクターを含んで人体に挿入することを目的としたDNAまたはRNAを意味する。
「生体物質」という用語には、細胞、酵母、細菌、タンパク質、ペプチド、サイトカインおよびホルモンが挙げられる。ペプチドおよびタンパク質の例には、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)、形質転換増殖因子(TGF)、繊維芽細胞成長因子(FGF)、表皮増殖因子(EGF)、軟骨成長因子(CGF)、神経成長因子(NGF)、ケラチノサイト成長因子(KGF)、骨格成長因子(SGF)、骨芽細胞由来成長因子(BDGF)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様増殖因子(IGF)、サイトカイン成長因子(CGF)、血小板由来増殖因子(PDGF)、低酸素誘導因子−1(HIF−1)、幹細胞由来の因子(SDF)、幹細胞因子(SCF)、内皮細胞増殖サプリメント(ECGS)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)、増殖分化因子(GDF)、インテグリン修飾因子(IMF)、カルモデュリン(CaM)、チミジンキナ−ゼ(TK)、腫瘍壊死因子(TNF)、成長ホルモン(GH)、骨形成タンパク質(BMP)(例えばBMP−2、BMP−3、BMP−4、BMP−5、BMP−6(Vgr−1)、BMP−7(PO−1)、BMP−8、BMP−9、BMP−10、BMP−11、BMP−12、BMP−14、BMP−15、BMP−16など)、マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)、組織性マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤(TIMP)、サイトカイン、インターロイキン(例えばIL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−15など)、リンホカイン、インターフェロン、インテグリン、コラーゲン(全種類)、エラスチン、フィブリリン、フィブロネクチン、ビトロネクチン、ラミニン、グリコサミノグリカン、プロテオグリカン、トランスフェリン、サイトタクチン、細胞結合ドメイン(例えばRGD)、およびテネイシンが挙げられる。現時点で好適なBMPは、BMP−2、BMP−3、BMP−4、BMP−5、BMP−6、BMP−7である。これらの二量体タンパク質は、単独で、または他の分子とともに、該タンパク質のホモダイマー、ヘテロダイマーまたはそれらの組み合わせとして提供することができる。細胞は、ヒト由来(自家または同種異系)であっても動物由来(異種)であってもよく、必要な場合には、目的のタンパク質を移植部位に送達するために遺伝子操作されてもよい。送達媒体は、細胞の機能および生存力を維持するように必要に応じて調製することができる。細胞には、前駆細胞(例えば内皮前駆細胞)、幹細胞(例えば、間葉系幹細胞、造血幹細胞、神経幹細胞)、間質細胞、実質細胞、未分化細胞、繊維芽細胞、マクロファージ、および衛星細胞が挙げられる。
他の非遺伝子治療薬としては、抗血栓形成剤、例えばヘパリン、ヘパリン誘導体、ウロキナーゼおよびPPack(デキストロフェニルアラニン・プロリン・アルギニン・クロロメチルケトン)など;抗増殖剤、例えばエノキサプリン(enoxaprin) 、アンギオペプチン、または平滑筋細胞の増殖を阻害することができるモノクローナル抗体、ヒルジン、アセチルサリチル酸、タクロリムス、エベロリムス、アムロジピンおよびドキサゾシンなど;抗炎症薬、例えばグルココルチコイド、ベタメタゾン、デキサメタゾン、プレドニゾロン、コルチコステロン、ブデソニド、エストロゲン、スルファサラジン、ロシグリタゾン、ミコフェノ−ル酸およびメサラミンなど;抗新生物剤/抗増殖剤/抗縮瞳薬(anti-miotic agent) 、例えばパクリタキセル、5−フルオロウラシル、シスプラチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、エポチロン、メトトレキサート、アザチオプリン、アドリアマイシンおよびmutamycin(登録商標);エンドスタチン、アンギオスタチンおよびチミジンキナ−ゼ阻害剤、クラドリビン、タキソールおよびそのアナログもしくは誘導体など;麻酔薬、例えばリドカイン、ブピバカインおよびロピバカインなど;抗凝血剤、例えばD−Phe−Pro−Argクロロメチルケトン、RGDペプチド含有化合物、ヘパリン、抗トロンビン化合物、血小板レセプター拮抗薬、抗トロンビン抗体、抗血小板レセプター抗体、アスピリン(アスピリンは鎮痛薬、解熱薬および抗炎症薬としても分類される)、ジピリダモ−ル、プロタミン、ヒルジン、プロスタグランジン阻害剤、血小板阻害剤、トラピジルもしくはliprostin(商標)のような抗血小板剤ならびにダニ由来の抗血小板ペプチドなど;DNA脱メチル化剤、例えば5−アザシチジンなど(5−アザシチジンは、細胞増殖を阻害し、特定のがん細胞においてアポトーシスを引き起こすRNAまたはDNA代謝産物としても分類される);血管細胞成長促進物質、例えば成長因子、血管内皮細胞増殖因子(VEGF、VEGF−2を含む全種類)、成長因子レセプター、転写活性化因子および翻訳プロモーターなど;血管細胞成長阻害剤、例えば抗増殖剤、成長因子阻害剤、成長因子レセプター拮抗薬、転写抑制因子、翻訳抑制因子、複製阻害剤、抑制抗体、成長因子に対する抗体、成長因子と細胞毒素とで構成される二官能分子、抗体と細胞毒素とで構成される二官能分子など;コレステロール低下薬、血管拡張剤、および内因性の血管作用機構を阻害する薬剤;酸化防止剤、例えばプロブコールなど;抗生物質、例えばペニシリン、セフォキシチン、オキサシリン、トブラマイシン(tobranycin)、ラパマイシン(シロリムス)など;血管新生物質、例えば酸性および塩基性の線維芽細胞成長因子、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)および17−βエストラジオールを含むエストロゲンなど;心不全のための医薬、例えばジゴキシン、β遮断薬、カプトプリルおよびエナロプリル(enalopril) を含むアンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害剤、スタチンおよび関連化合物など;マクロライド剤、例えばシロリムス、ピメクロリムス、またはタクロリムス、ゾタロリムス、エベロリムスなどが挙げられる。
好ましい治療薬には、ステロイドのような抗増殖薬、ビタミン、および再狭窄抑制剤が挙げられる。好ましい再狭窄抑制剤には、タキソール(登録商標)、パクリタキセル(すなわちパクリタキセル、パクリタキセルアナログまたはパクリタキセル誘導体、およびこれらの混合物)のような微小管安定化剤が挙げられる。例えば、本発明での使用に適した誘導体には、2’−スクシニル−タキソール、2’−スクシニル−タキソールトリエタノールアミン、2’−グルタリル−タキソール、2’−グルタリル−タキソールトリエタノールアミン塩、N−(ジメチルアミノエチル)グルタミンを備えた2’−O−エステル、およびN−(ジメチルアミノエチル)グルタミド塩酸塩を備えた2’−O−エステルが挙げられる。
他の好適な治療薬として挙げられるのは、タクロリムス;ハロフジノン;ゲルダナマイシンのようなHSP90熱ショックタンパク質阻害剤;エポチロンDのような微小管安定化剤;クリオスタゾール(cliostazole) のようなホスホジエステラーゼ阻害剤;Barkct阻害剤;ホスホランバン阻害剤;ならびにSerca2遺伝子/タンパク質である。
他の好ましい治療薬には、ニトログリセリン、亜酸化窒素、酸化窒素、アスピリン、ジギタリス、エストラジオールのようなエストロゲン誘導体およびグリコシドがある。
一実施形態では、治療薬は細胞の代謝を変化させることができるか、またはタンパク質合成、DNA合成、紡錘糸形成、細胞増殖、細胞移動、微小管形成、微小繊維形成、細胞外マトリックス合成、細胞外マトリックス分泌、もしくは細胞の体積増大のような細胞活性を抑制することができる。別の実施形態では、治療薬は細胞増殖または細胞移動のうち少なくともいずれか一方を阻害することができる。
特定の実施形態では、本発明の医療器具において使用される治療薬は、当業者に良く知られた方法によって合成することができる。あるいは、治療薬は化学薬品会社および製薬会社から購入することもできる。
C.好適なポリマー
コーティング組成物を形成するために有用なポリマーは、特に体内に器具を挿入または移植する間は生体適合性を有し、かつ体組織を刺激しないポリマーでなければならない。それらポリマーは、生物学的に安定性を有するポリマーまたは生体吸収性ポリマーであり得る。そのようなポリマーの例としては、限定するものではないが、ポリウレタン、ポリイソブチレンおよびそのコポリマー、シリコーン、ならびにポリエステルが挙げられる。他の好適なポリマーには、ポリオレフィン、ポリイソブチレン、エチレン−αオレフィンコポリマー、アクリルポリマーおよびアクリルコポリマー、ポリ塩化ビニルのようなハロゲン化ビニルのポリマーおよびコポリマー、ポリビニルメチルエーテルのようなポリビニルエーテル、ポリフッ化ビニリデンおよびポリ塩化ビニリデンのようなポリハロゲン化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルケトン、ポリスチレンのようなポリビニル芳香族、ポリ酢酸ビニルのようなポリビニルエステル;ビニルモノマ−のコポリマー、エチレンメチルメタクリラートコポリマーのような、ビニルモノマ−とオレフィンのコポリマー、アクリロニトリル−スチレンコポリマー、ABS樹脂、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、ナイロン66およびポリカプロラクトンのようなポリアミド、アルキド樹脂、ポリカーボネート、ポリオキシエチレン、ポリイミド、ポリエーテル、エポキシ樹脂、ポリウレタン、レーヨン−トリアセテート、セルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、セロハン、ニトロセルロース、プロピオン酸セルロース、セルロースエーテル、カルボキシメチルセルロース、コラーゲン、キチン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ならびにポリ乳酸−ポリエチレンオキシドコポリマーが挙げられる。ポリマーは、ステントが外力または応力を受けたときに、コーティングがストラットの表面により強く付着できるように選択される。さらに、コーティングは1種類のポリマーを使用して形成することができるが、ポリマーの様々な組み合わせが用いられてもよい。
一般に、親水性の治療薬が使用される場合、親水性の低い別の材料よりも該治療薬への親和性が高い親水性ポリマーが好ましい。疎水性の治療薬が使用される場合は、治療薬への親和性がより高い疎水性ポリマーが好ましい。
好適な疎水性のポリマーまたはモノマ−の例としては、限定するものではないが、ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(1−ブテン)、ポリ(2−ブテン)、ポリ(1−ペンテン)、ポリ(2−ペンテン)、ポリ(3−メチル−1−ペンテン)、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、ポリ(イソプレン)、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレン−プロピレン−ヘキサジエンコポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、2以上のポリオレフィンのブレンド、ならびに2以上の異なる不飽和モノマ−から調製されたランダムコポリマーおよびブロックコポリマー;スチレンポリマー、例えばポリ(スチレン)、ポリ(2−メチルスチレン)、約20モルパーセント未満のアクリロニトリルを有するスチレン−アクリロニトリルコポリマー、およびスチレン−2,2,3,3,−テトラフルオロプロピルメタクリラートコポリマー;ハロゲン化炭化水素ポリマー、例えばポリ(クロロトリフルオロエチレン)、クロロトリフルオロエチレン−テトラフルオロエチレンコポリマー、ポリ(ヘキサフルオロプロピレン)、ポリ(テトラフルオロエチレン)、テトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−エチレンコポリマー、ポリ(トリフルオロエチレン)、ポリ(フッ化ビニル)、およびポリ(フッ化ビニリデン);ビニルポリマー、例えばポリ(酪酸ビニル)、ポリ(デカン酸ビニル)、ポリ(ドデカン酸ビニル)、ポリ(ヘキサデカン酸ビニル)、ポリ(ヘキサン酸ビニル)、ポリ(プロピオン酸ビニル)、ポリ(オクタン酸ビニル)、ポリ(ヘプタフルオロイソプロポキシエチレン)、ポリ(ヘプタフルオロイソプロポキシプロピレン)、およびポリ(メタクリロニトリル);アクリルポリマー、例えばポリ(n−酢酸ブチル)、ポリ(エチルアクリラート)、ポリ(1−クロロジフルオロメチル)テトラフルオロエチルアクリラート、ポリジ(クロロフルオロメチル)フルオロメチルアクリラート、ポリ(1,1−ジヒドロヘプタフルオロブチルアクリラート)、ポリ(1,1−ジヒドロペンタフルオロイソプロピルアクリラート)、ポリ(1,1−ジヒドロペンタデカフルオロオクチルアクリラート)、ポリ(ヘプタフルオロイソプロピルアクリラート)、ポリ5−(ヘプタフルオロイソプロポキシ)ペンチルアクリラート、ポリ11−(ヘプタフルオロイソプロポキシ)ウンデシルアクリラート、ポリ2−(ヘプタフルオロプロポキシ)エチルアクリラート、およびポリ(ノナフルオロイソブチルアクリラート);メタクリル酸ポリマー、例えばポリ(ベンジルメタクリラート)、ポリ(n−ブチルメタクリラート)、ポリ(イソブチルメタクリラート)、ポリ(t−ブチルメタクリラート)、ポリ(t−ブチルアミノエチルメタクリラート)、ポリ(ドデシルメタクリラート)、ポリ(エチルメタクリラート)、ポリ(2−エチルヘキシルメタクリラート)、ポリ(n−ヘキシルメタクリラート)、ポリ(フェニルメタクリラレート)、ポリ(n−プロピルメタクリラート)、ポリ(オクタデシルメタクリラート)、ポリ(1,1−ジヒドロペンタデカフルオロオクチルメタクリラート)、ポリ(ヘプタフルオロイソプロピルメタクリラート)、ポリ(ヘプタデカフルオロオクチルメタクリラート)、ポリ(1−ヒドロテトラフルオロエチルメタクリラート)、ポリ(1,1−ジヒドロテトラフルオロプロピルメタクリラート)、ポリ(1−ヒドロヘキサフルオロイソプロピルメタクリラート)、およびポリ(t−ノナフルオロブチルメタクリラート);ポリエステル、例えばポリ(エチレンテレフタラート)およびポリ(ブチレンテレフタラート);縮合型ポリマー、例えばポリウレタンおよびシロキサン−ウレタンコポリマー;ポリオルガノシロキサン、すなわちシロキサン基の繰り返しを特徴とするポリマー材料であり、RaSiO4−a/2にて表されるもの(Rは1価の置換または非置換炭化水素基であり、aの値は1または2);ならびにゴムのような天然の疎水性ポリマーが挙げられる。
好適な親水性のポリマーまたはモノマ−の例としては、限定するものではないが、(メタ)アクリル酸、またはそのアルカリ金属塩もしくはアンモニウム塩;(メタ)アクリルアミド;(メタ)アクリロニトリル;マレイン酸およびフマル酸のような不飽和二塩基酸もしくはこれらの不飽和二塩基酸のハーフエステル、またはこれらの二塩基酸もしくはハーフエステルのアルカリ金属塩もしくはアンモニウム塩、が付加されたポリマー;不飽和スルホン酸、例えば2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、またはこれらのアルカリ金属塩もしくはアンモニウム塩、が付加されたポリマー;ならびに2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリラートおよび2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリラート、が挙げられる。
ポリビニルアルコールも親水性ポリマーの一例である。ポリビニルアルコールは、ヒドロキシル、アミド、カルボキシル、アミノ、アンモニウムまたはスルホニル(−SO3)のような親水基を複数含む場合がある。親水性ポリマーには、限定するものではないが、デンプン、多糖類および関連するセルロースポリマー;ポリアルキレングリコール、およびポリエチレンオキシドのようなポリアルキレンオキシド;アクリル酸、メタクリル酸およびマレイン酸のようなエチレン系不飽和カルボン酸およびこれらの酸に由来する部分エステルならびにアルキレングリコールのような多価アルコールのポリマー;アクリルアミド由来のホモポリマーおよびコポリマー;ならびにビニルピロリドンのホモポリマーおよびコポリマー、が挙げられる。
好ましくは、機械的な負荷(例えば拡張および収縮)を受けるステントについては、ポリマーは、シリコーン(例えばポリシロキサンおよび置換ポリシロキサン)、ポリウレタン、熱可塑性エラストマー、エチレン酢酸ビニルコポリマー、ポリオレフィンエラストマーおよびEPDMゴムのような、弾性ポリマーから選択されるべきである。これらのポリマーは弾性を有するため、コーティング組成物は、器具が外力、応力または機械的な負荷を受けたときに、降伏点より下で変形することができる。
D.コーティング材を形成する方法
コーティング組成物は、ポリマーまたは治療薬のうち少なくともいずれか一方を溶媒に溶解または懸濁させることにより調製することができる。コーティング組成物を調製するために使用可能な溶媒には、前記ポリマーまたは治療薬のうち少なくともいずれか一方を溶液中に溶解または懸濁させることができるものが含まれる。好適な溶媒の例としては、限定するものではないが、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、クロロホルム、トルエン、アセトン、イソオクタン、1,1,1,トリクロロエタン、ジクロロメタン、イソプロパノール、IPA、およびこれらの混合物が挙げられる。
前述のコーティング付き医療器具は、医療器具の表面にコーティング組成物を付与することにより製造することができる。コーティング組成物は、医療器具の表面または別のコーティング組成物に対して、当業者に周知の任意の方法によって付与することができる。異なる表面が同じ方法でコーティングされてもよいし、異なる方法でコーティングされてもよい。医療器具にコーティング組成物を付与するために適した方法には、限定するものではないが、吹付けコーティング、塗り、回転塗布、静電付着、インクジェットコーティング、および気中懸濁法、パンコーティングもしくは超音波ミスト吹付けのような一群の処理法、またはこれらの組み合わせが挙げられる。
コーティング組成物がステント(例えば上述したステント)のストラットの表面全体よりも狭く付与される実施形態では、コーティング組成物を選択的に付与するコーティング法を使用することが好ましい。例えば、コーティング組成物を基材上に堆積させることができる。該基材は、コーティング組成物を容易に取り外してストラットの表面へと移すことができるように、コーティング組成物に対して最小限の付着性を有する材料から作製されることが好ましい。その後、ストラットの管外側表面14および側面18a、18bをコーティングされた基材上で回転させて、コーティング組成物をこれらの表面へと移すことができる。
さらに、特定のコーティング組成物でコーティングすべきではない表面をマスキングまたは被覆することが望ましい場合もある。例えば、コーティング組成物がストラット12の管腔側表面16に配置されないようにするために、管腔側表面16をマスキングすることができる。
管腔側表面16を、例えば該表面に保護ラップを貼付することによってマスキングすることもできる。保護ラップは、コーティングされた表面が対向する表面に付与されているコーティング材に曝露されることを防止する材料である。この保護ラップに適した材料としては、例えば、PTFEフィルム、dyna−leap(商標)、Kapton(登録商標)、またはその他任意の適切な種類の被覆材料またはラップ材料が挙げられる。保護ラップは、好ましくは、ステントの長さにわたって延び、剥がれないように固定される。保護ラップは、コーティング組成物が管腔側表面以外のストラットの表面に付与されているときに、管腔側表面16が該コーティング組成物に曝露されことを防ぐ役割を果たす。たとえば、保護ラップは、既にコーティング済みの管腔側表面16に、他のストラット表面に付与されている別のコーティング組成物が付加的に堆積しないように保護することになる。該他の表面がコーティングされた後に、管腔側表面16を被覆しているラップを取り外すことができる。
一実施形態では、ステント10をマンドレル上に配置することにより管腔側表面16をマスキングすることができる。マンドレルに接触して配置された管腔側表面16は、管外側表面14に付与されるコーティング組成物に曝露されないことになる。例えば、ある実施形態では、マンドレルに取り付けたステントを、コーティング組成物を含んでいる基材上で回転させて、コーティング組成物を管外側表面14および側面18a、18bへ移すことができる。あるいは、ステント10をマンドレル50上に配置し、ストラット12の管外側表面14および側面18a、18bをコーティング組成物40で吹付けコーティングすることもできる。管腔側表面16をマスキングする別の方法には、ステント10に対するシールとして機能するように、管状体をステント10の内部に配置して、該管状体を膨張させることを含む。その後、吹付けコーティング、浸漬、回転塗布、または他の公知の手段を含む任意の方法により、コーティング組成物をステント10の管外側表面14および側面18a、18bに堆積させることができる。ステント10を選択的にコーティングする別の方法は、インクジェットコーティング、ローラコーティング、または他の同様の手段によりステントストラット12の特定領域をコーティングすることである。
吹付けコーティングについては、管腔側表面にコーティング組成物を吹付けるためにノズルアセンブリを使用することができる。ノズルアセンブリは、斜めにコーティング組成物を吹付けるコ−ンの形態であってもよい。ノズルからの吹付け角度は、管腔側表面上でのコーティングの厚さを確実に均一にするために調節する必要がある場合がある。さらに、小さな吹付けノズルを複数備えたノズルアセンブリを、ステントの一端に挿入し、該ステントの反対側の端を越えて延びるまでステント内を移動させることもできる。好ましくは、ノズルがまだステントの外側にある間に吹付け噴霧流を開始させる。この工程では、ステントのストラットの管腔側表面および片側の側面にコーティング組成物が配置される。コーティング工程は再び繰り返すことができる。ストラットの他方の側面をコーティングするために、吹付けノズルをステントの他端に挿入することが好ましい。二方向からの吹付けを繰り返すことによって、両方の側面がコーティング組成物でコーティングされる。
コーティング組成物が付与された後で、該組成物を硬化させることができる。硬化とは、加熱、減圧、または物理化学的変化を引き起こす化学物質の適用のうち少なくともいずれかによって、ポリマー材料を完成状態または有用な状態に変換する処理として定義される。当業者には周知であるように、硬化のために適用可能な時間および温度は、用いられる特定のポリマーおよび(もしあれば)使用される特定の治療薬によって決定される。コーティングされた医療器具はその後、コーティングを安定させるために医療器具を低エネルギーに曝露する、後硬化処理に供される場合もある。同様に、医療器具がコーティングされた後、好ましくは、当業者には周知のような滅菌方法によって該器具を滅菌すべきである。
使用に際しては、拡張可能なステントのような本発明のコーティング付き医療器具は、所望の治療薬放出プロファイルがもたらされるように作製可能である。本発明の医療器具およびステントは任意の適切な医学的処置に使用され得る。医療器具の送達は、例えば送達用カテーテルの先端に配置された膨張バルーン上にステントを取り付けるなど、当業者に良く知られた方法を用いて行うことができる。
本明細書中の説明は例示を目的としたものであり、本発明を限定することを意図するものではない。記載された実施形態には変更および修正を加えることが可能であり、変更および修正が加わっても本発明の範囲内に包含されるものである。さらに、当業者には、明白な変更形態、改変形態または変形形態が想起されるであろう。また、上記に引用された参照文献はすべて、本開示に関係するすべての目的に関して、その全体が本願に組み込まれる。

Claims (40)

  1. 患者の体内管腔内に移植するためのステントであって、
    複数のストラットを含んでなるステント側壁構造と、少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含むことと、第1および第2の側面は互いに隣接して、管外側表面および管腔側表面を接続することと、
    前記ストラットの全表面に配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットのその他の表面に配置される、第1のポリマーを含む内側コーティング組成物と、該内側コーティング組成物は、ストラットの表面に付与されるときには治療薬を全く含まず、管腔側表面に配置された内側コーティング組成物は、露出された表面を形成することと、
    管外側表面または第1の側面もしくは第2の側面のうち少なくとも1つに配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される外側コーティング組成物と、該外側コーティング組成物は第1の治療薬および第1のポリマーを含むことと
    を備えるステント。
  2. 内側コーティング組成物が前記ストラットの全表面の上に直接配置される、請求項1に記載のステント。
  3. 外側コーティング組成物が内側コーティング組成物の上に直接配置される、請求項1に記載のステント。
  4. 外側コーティング組成物は、管外側表面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上と、第1の側面または第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上とに配置される、請求項1に記載のステント。
  5. 外側コーティング組成物が、第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、請求項4に記載のステント。
  6. 第1の治療薬が、抗血栓形成剤、抗血管新生剤、抗増殖剤、抗再狭窄薬、成長因子、または放射性化学薬品を含む、請求項1に記載のステント。
  7. 第1の治療薬は、パクリタキセル、シロリムス、エベロリムス、ピメロリムス、タクロリムス、またはゾタロリムスを含む、請求項1に記載のステント。
  8. 患者の血管内に移植するための血管内ステントであって、
    複数のストラットを含んでなるステント側壁構造と、少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含むことと、第1および第2の側面は互いに隣接して、管外側表面および管腔側表面を接続することと、
    ストラットの全表面の上に直接配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットのその他の表面の上に直接配置される、生物学的に安定性を有する第1のポリマーを含む内側コーティング組成物と、該内側コーティング組成物は、ストラットの表面に付与されるときには治療薬を全く含まず、管腔側表面に配置された内側コーティング組成物は、露出された表面を形成することと、
    管外側表面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上と、第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上とに配置される外側コーティング組成物と、該外側コーティング組成物は抗再狭窄薬および第1のポリマーを含むことと
    を備える血管内ステント。
  9. 患者の体内管腔内に移植するためのステントであって、
    複数のストラットを含んでなるステント側壁構造と、少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含むことと、第1および第2の側面は互いに隣接して、管外側表面および管腔側表面を接続することと、
    ストラットの全表面に配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットのその他の表面に配置される、第1のポリマーを含む内側コーティング組成物と、管外側表面に配置された内側コーティング組成物は、露出された表面を形成することと、
    管腔側表面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される外側コーティング組成物と、該外側コーティング組成物は第1の治療薬および第2のポリマーを含むことと
    を備えるステント。
  10. 内側コーティング組成物がストラットの全表面の上に直接配置される、請求項9に記載のステント。
  11. 外側コーティング組成物が内側コーティング組成物の上に直接配置される、請求項9に記載のステント。
  12. 外側コーティング組成物が、第1の側面または第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上にさらに配置される、請求項9に記載のステント。
  13. 外側コーティング組成物が、第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、請求項12に記載のステント。
  14. 内側コーティング組成物は、ストラットの表面に適用されるときには治療薬を全く含まない、請求項9に記載のステント。
  15. 内側コーティング組成物が第2の治療薬をさらに含む、請求項9に記載のステント。
  16. 第2の治療薬は、抗血栓形成剤、抗血管新生剤、抗増殖剤、抗再狭窄薬、成長因子または放射性化学薬品を含む、請求項15に記載のステント。
  17. 第2の治療薬は、パクリタキセル、シロリムス、エベロリムス、ピメロリムス、タクロリムス、またはゾタロリムスを含む、請求項15に記載のステント。
  18. 患者の血管内に移植するための血管内ステントであって、
    複数のストラットを含んでなるステント側壁構造と、少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含むことと、第1および第2の側面は互いに隣接して、管外側表面および管腔側表面を接続することと、
    ストラットの全表面の上に直接配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットのその他の表面の上に直接配置される、生物学的に安定性を有する第1のポリマーを含む内側コーティング組成物と、管外側表面に配置された内側コーティング組成物は、露出された表面を形成することと、
    管腔側表面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上と、第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上とに配置される外側コーティング組成物と、該外側コーティング組成物は抗再狭窄薬および生物学的に安定性を有する第2のポリマーを含むことと
    を備える血管内ステント。
  19. 患者の体内管腔内に移植するためのステントであって、
    複数のストラットを含んでなるステント側壁構造と、少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含むことと、第1および第2の側面は互いに隣接して、管外側表面および管腔側表面を接続することと、
    ストラットの全表面に配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットのその他の表面に配置される、第1のポリマーを含む内側コーティング組成物と、管腔側表面に配置された内側コーティング組成物は、露出された表面を形成することと、
    管外側表面または第1の側面もしくは第2の側面のうち少なくとも1つに配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、第2のポリマーを含むバリアコーティング組成物と、該バリアコーティング組成物は、内側コーティング組成物に付与されるときには治療薬を全く含まないことと、
    管外側表面または第1の側面もしくは第2の側面のうち少なくとも1つに配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置されたバリアコーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される外側コーティング組成物と、該外側コーティング組成物は第1の治療薬および第3のポリマーを含むことと
    を備えるステント。
  20. 内側コーティング組成物がストラットの全表面の上に直接配置される、請求項19に記載のステント。
  21. バリアコーティング組成物が内側コーティング組成物の上に直接配置される、請求項19に記載のステント。
  22. 外側コーティング組成物がバリアコーティング組成物の上に直接配置される、請求項19に記載のステント。
  23. バリアコーティング組成物が、管外側表面および第1の側面または第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、請求項19に記載のステント。
  24. バリアコーティング組成物が第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、請求項23に記載のステント。
  25. バリアコーティング組成物が管外側表面ならびに第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置され、外側コーティング組成物が、管外側表面ならびに第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置されたバリアコーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、請求項19に記載のステント。
  26. 第1の治療薬は、抗血栓形成剤、抗血管新生剤、抗増殖剤、抗再狭窄薬、成長因子または放射性化学薬品を含む、請求項19に記載のステント。
  27. 第1の治療薬は、パクリタキセル、シロリムス、エベロリムス、ピメロリムス、タクロリムス、またはゾタロリムスを含む、請求項19に記載のステント。
  28. 内側コーティング組成物が第2の治療薬をさらに含む、請求項19に記載のステント。
  29. 患者の血管内に移植するための血管内ステントであって、
    複数のストラットを含んでなるステント側壁構造と、少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含むことと、第1および第2の側面は互いに隣接して、管外側表面および管腔側表面を接続することと、
    ストラットの全表面の上に直接配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットのその他の表面の上に直接配置される、生物学的に安定性を有する第1のポリマーを含む内側コーティング組成物と、管腔側表面に配置された内側コーティング組成物は、露出された表面を形成することと、
    管外側表面ならびに第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、第2のポリマーを含むバリアコーティング組成物と、該バリアコーティング組成物は、内側コーティング組成物に付与されるときには治療薬を全く含まないことと、
    管外側表面ならびに第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置されたバリアコーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される外側コーティング組成物と、該外側コーティング組成物は抗再狭窄薬および第3のポリマーを含むことと
    を備える血管内ステント。
  30. 患者の体内管腔内に移植するためのステントであって、
    複数のストラットを含んでなるステント側壁構造と、少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含むことと、第1および第2の側面は互いに隣接して、管外側表面および管腔側表面を接続することと、
    ストラットの全表面に配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットのその他の表面に配置される、第1のポリマーを含む内側コーティング組成物と、管外側表面に配置された内側コーティング組成物は、露出された表面を形成することと、
    管腔側表面または第1の側面もしくは第2の側面のうち少なくとも1つに配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、第2のポリマーを含むバリアコーティング組成物と、該バリアコーティング組成物は、内側コーティング組成物に付与されるときには治療薬を全く含まないことと、
    管腔側表面または第1の側面もしくは第2の側面のうち少なくとも1つに配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置されたバリアコーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される外側コーティング組成物と、該外側コーティング組成物は第1の治療薬および第3のポリマーを含むことと
    を備えるステント。
  31. 内側コーティング組成物がストラットの全表面の上に直接配置される、請求項30に記載のステント。
  32. バリアコーティング組成物が内側コーティング組成物の上に直接配置される、請求項30に記載のステント。
  33. 外側コーティング組成物がバリアコーティング組成物の上に直接配置される、請求項30に記載のステント。
  34. バリアコーティング組成物が、管腔側表面および第1の側面または第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、請求項30に記載のステント。
  35. バリアコーティング組成物が、第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、請求項34に記載のステント。
  36. バリアコーティング組成物が、管腔側表面ならびに第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置され、外側コーティング組成物が、管腔側表面ならびに第1の側面および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置されたバリアコーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、請求項30に記載のステント。
  37. 内側コーティング組成物が第2の治療薬をさらに含む、請求項30に記載のステント。
  38. 第2の治療薬は、抗血栓形成剤、抗血管新生剤、抗増殖剤、抗再狭窄薬、成長因子または放射性化学薬品を含む、請求項37に記載のステント。
  39. 第2の治療薬は、パクリタキセル、シロリムス、エベロリムス、ピメロリムス、タクロリムス、またはゾタロリムスを含む、請求項37に記載のステント。
  40. 患者の血管内に移植するための血管内ステントであって、
    複数のストラットを含んでなるステント側壁構造と、少なくとも1つのストラットは、管外側表面と、管外側表面の反対側の管腔側表面と、第1の側面と、第1の側面の反対側の第2の側面とを含むことと、第1および第2の側面は互いに隣接して、管外側表面および管腔側表面を接続することと、
    ストラットの全表面の上に直接配置されるように、管外側表面、管腔側表面、第1および第2の側面、ならびにストラットのその他の表面の上に直接配置される、生物学的に安定性を有する第1のポリマーを含む内側コーティング組成物と、管外側表面に配置された内側コーティング組成物は、露出された表面を形成することと、
    管腔側表面ならびに第1および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される、第2のポリマーを含むバリアコーティング組成物と、該バリアコーティング組成物は、内側コーティング組成物に付与されるときには治療薬を全く含まないことと、
    管腔側表面ならびに第1および第2の側面に配置された内側コーティング組成物の少なくとも一部の上に配置されたバリアコーティング組成物の少なくとも一部の上に配置される外側コーティング組成物と、該外側コーティング組成物は抗再狭窄薬および第3のポリマーを含むことと
    を備える血管内ステント。
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