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JP2010275660A - 婦人下着 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーレスでありながら長時間着用していてもバージスラインをしっかり固定してバスト形状を長時間にわたって美しく保持できる、ワイヤータイプのブラジャーと同様のバスト整容効果を有し、しかも、在庫管理が簡単でありながら着用時のフィット感に優れる左右一対のカップを有する婦人下着を提供する。
【解決手段】伸縮性の布地で構成された左右一対のカップ12と、カップ12のそれぞれの下部外周縁12aに沿って設けられた土台布14又は前身頃布14’と、カップ12の下部外周縁12a及び土台布14又は前身頃布14’のカップ対応縁14a,14a’とにそれぞれ縫合されて両者を間接的に接続するメッシュテープ18とで構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ブラジャーやキャミソールのような左右一対のカップを有する婦人下着の改良に関する。
自分の身体をより美しく、より綺麗に見せたいという要望は、女性にとって古今東西変わらぬ一大関心事である。とりわけ、バストの形を綺麗に見せたいという要望は強く、従来から数多くのカップ付き婦人下着が下着メーカーによって開発され、提供されてきた。
ところで、カップ付きの婦人下着(以下、その代表例としてブラジャーを取り上げて説明する。)には大きく分けて2つの種類がある。1つは、カップの下縁(通常、バージスラインと呼ばれる箇所)にワイヤーを設けたワイヤー付きのブラジャーであり(特許文献1参照)、もう1つはこのようなワイヤーが存在しないワイヤーレス(ノンワイヤー)のブラジャーである(特許文献2参照)。
ワイヤー付きのブラジャーは、カップの下縁に沿って設けられたワイヤーをバストのバージスラインに沿って宛がうことによりバストを下方からしっかり支えてバストの形を美しく整え、しかも、長時間にわたってその美しいバスト形状を保持することが可能である。しかしながら、ワイヤーそのものが金属等の硬い材質によって形成されているため、着用時にワイヤーが肌に食い込んで苦痛を伴うという問題があった。
一方、ワイヤーレスのブラジャーの場合は、肌に食い込むワイヤーが存在しないことからソフトタッチ感覚となり、ある程度快適に着用することができるものの、長時間着用していると、(これは特にバストサイズが大きな女性に顕著であるが)カップが少しずつ摺り上がってきて、着用時にせっかく綺麗に作ったバージスラインが崩れてしまい、バストの形が崩れてしまうという問題があった。
その他、これはワイヤータイプのブラジャーとワイヤーレスのブラジャーとの双方における問題点であるが、着用時のフィット感の問題がある。すなわち、バストサイズは各人相違するが、下着のサイズ(特に、カップサイズ)を個人に合わせた数だけ揃えることなど到底出来ず、ある程度のサイズで纏めざるを得ない。そうすると、カップサイズとバストサイズとの間で微妙なずれが生じざるを得ず、特に長時間着用していると、フィット性と言う点で使用者の不満を解消することが出来なかった。
もちろん、カップサイズをきめ細かく設定することで着用感の改善効果はある程度見込めるものの、上記ずれに伴う不快感が完全に解消されるわけではないし、また、きめ細かなサイズ設定は、在庫管理が大変になってコストアップに繋がるという別の問題を招来する結果となる。
さらに、これは普段あまり意識されていないことではあるが、バストサイズは左右で異なるのが一般的で、中には、左側のバストと右側のバストとの間でその大きさがカップサイズ1つ分以上も異なる女性もいる。このような場合に、例えば、大きい側のバストサイズに合わせてブラジャーを選ぶと、小さい側のバストとブラジャーのカップとの間には当然隙間が生じるために、上述した着用時のフィット感を満足することなど到底できなくなるし、反対に、小さい側のバストサイズに合わせてブラジャーを選ぶと、大きい側のバストは形が潰れて見苦しくなるし、着用感も非常に悪いものとなる。
このような問題は、左右一対のカップを有する他の下着、例えば、キャミソール等においても同様である。
特開2008−274538号公報(図1) 特開2008−163490号公報(図1)
本願発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、ワイヤーレスでありながら長時間着用していてもバージスラインをしっかり固定してバスト形状を長時間にわたって美しく保持できる、ワイヤータイプのブラジャーと同様のバスト整容効果を有し、しかも、在庫管理が簡単でありながらあたかもオーダーメイド品のような着用時のフィット感が得られる左右一対のカップを有する婦人下着を提供することにある。
請求項1に記載した発明は、「伸縮性の布地で構成された左右一対のカップ12と、カップ12のそれぞれの下部外周縁12aに沿って設けられた土台布14又は前身頃布14’と、カップ12の下部外周縁12a及び土台布14又は前身頃布14’のカップ対応縁14a,14a’とにそれぞれ縫合されて両者を接続するメッシュテープ18とで構成されていることを特徴とする婦人下着10,10’」である。
請求項2に記載した発明は、請求項1において、「メッシュテープ18における土台布14又は前身頃14’側の接続部分18cは伸縮性を有する紐状のものであり、該紐状の接続部分18cが千鳥縫いにて土台布14又は前身頃布14’に縫合されている」ことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2における「メッシュテープ18」に関し、「メッシュテープ18は、その長手方向両側縁に長手方向に伸縮性を有する縫合用の接続部分18b,18cを有し、該接続部分18b,18c間に伸縮性メッシュ部分18aが形成されていてメッシュテープ18の伸縮性を長手方向Bに比べて短手方向Aをより大きくした」ことを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1〜3における「メッシュテープ18」に関し、「土台布14又は前身頃布14’側の接続部分18cは、その中央部分18cイの伸縮性よりも脇側部分18cロならびに胸側部分18cハの伸縮性をより小さくした」ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、カップが伸縮性を有する布地で形成されているので、バスト全体をそのカップサイズに関わらず包み込むことができる。
そして、このカップで包み込まれたバストのバージスラインが、メッシュテープと土台布または前身頃布との縫合部分によってしっかりと保型され、かつ、長時間の着用によりバストが上下左右に揺すられることがあってもメッシュテープの存在によってバストが丁度ハンモックのようにある程度の柔軟性を持って包み込まれて保持されるので、ワイヤータイプのようにバージスラインに食い込んで強く接触するようなことがなく、それでいて、次第に上方にずれてくるといった問題が生じることはなく、バストの形状を長時間に亘って保持できる。
また、請求項2に記載した発明によれば、「メッシュテープ18における土台布14又は前身頃14’側の接続部分18cは伸縮性を有する紐状のものであり、紐状の接続部分18cが千鳥縫いにて土台布14又は前身頃布14’に縫合されている」ので、土台布14側の接続部分18cが伸縮性を有しつつその強度がより高められて、ソフトではあるがワイヤー的な役目を果たすようになる。したがって、この紐状の接続部分18cがバージスラインにソフトではあるがしっかりと接触してバージスラインを保持し、ソフトカップであるにも拘わらず長時間の着用によりカップのずり上がりを防止する。
また、請求項3に記載した「メッシュテープ」は「接続部分間の伸縮性メッシュ部分がメッシュテープの伸縮性を長手方向に比べて短手方向をより大きくしている」ので、カップでバストを包んで肩紐でカップを吊り上げた時、長手方向に伸びの少ない「メッシュテープ」によってカップの吊り上げ効果が発揮されるのと同時にバストを包むカップの下部外周縁部分はメッシュテープにより前に迫り出すように伸びて自然な丸いバストを演出するようになる。
さらに、請求項4に記載した発明では、メッシュテープにおける土台布側の接続部分について、中央部分の伸縮性よりも脇側部分ならびに胸側部分の伸縮性をより小さくしているので、脇下や鳩尾部分の肉をカップ内に収容した後、当該カップ内の肉が外に流れ出ず、より綺麗なバストラインを形成できるようになる。
第1実施例にかかる婦人下着(ブラジャー)を着用した状態を示す斜視図である。 第1実施例にかかる婦人下着(ブラジャー)を裏側から見た状態を示す図である。 バストサイズの小さな女性が第1実施例にかかる婦人下着(ブラジャー)を着用した状態を示す斜視図である。 バストサイズの大きな女性が第1実施例にかかる婦人下着(ブラジャー)を着用した状態を示す斜視図である。 第2実施例にかかる婦人下着(キャミソール)を着用した状態を示す斜視図である。
以下、本発明を図面に従って説明する。本発明が適用された第1実施例の婦人下着10は、一般に「ブラジャー」と呼ばれるもので、図1〜図2に示すように、左右一対のカップ12と、土台布14と、バック布16と、メッシュテープ18と、肩紐20とで大略構成されている。
各カップ12は、バストを覆う椀状の部材であり、表布22と、表布22の裏面側に設けられた裏布24とで構成されている(本実施例では、表布22と裏布24との周囲をそれぞれ縫合することによりカップ12が形成されている。)。
表布22は、バストの下側を覆う略紡錘型の下側パネル22aと、バストの上側を覆う帯状の上側パネル22bとを互いに縫着することによって椀状に形成されている。上側パネル22bの上縁には、胸元が開くのを防止するための帯状の上辺パネル22cが縫着されている。下側パネル22a、上側パネル22bならびに上辺パネル22cは、いずれもパワーネットのような伸縮性を有する布地にて構成されているので、これら3枚のパネル22a,22b,22cを縫着して得られる表布22も、全体として伸縮性を有することになるが、全体的には縦方向よりも横方向の方が良く伸びるように地の目(布目)方向が設定されている。また、表布22は1枚の伸縮性布地で形成してもよいが、2重或いはそれ以上の多重にしてもよく、その場合でも全体的には縦方向よりも横方向の方が良く伸びるように構成されている。勿論、その逆でも良いし、上下・左右均等な伸縮性を持つようにしてもよい。
表布22の裏面側には、椀状の裏布24が表布22の凹湾曲面に沿うようにして設けられている(図2参照)。裏布24は、バストの上側を覆う帯状の上側裏布片24a、バストの下側であって胸元側を覆う扇型の下側第一裏布片24bならびにバストの下側であって脇側を覆う扇型の下側第二裏布片24cにより構成されており、これら3つの裏布片24a〜24cを互いに縫着することによって裏布24が形成されることになる。
上側裏布片24a、下側第一裏布片24bならびに下側第二裏布片24cは、いずれも肌触りが良く、吸湿性に優れ、伸縮性を有する木綿にて構成されているので、これら3枚の裏布片24a〜24cを縫着して得られる裏布24をバストに直接接触させたときの肌触りは良好なものとなる。また、裏布24が全体として伸縮性を有するので、表布22の裏面側に裏布24を設け、両者をその周囲で縫着することにより形成されたカップ12も全体として伸縮性を有することになる。上側裏布片24aは、横方向よりも縦方向の方が良く伸びるように地の目方向が設定されている。反対に、下側第一裏布片24bならびに下側第二裏布片24cは、縦方向よりも横方向の方が良く伸びるように地の目方向が設定されている。
なお、本実施例では、下側第1裏布片24bと下側第二裏布片24cとの重ね合わせ部24dを縫着せず非縫着部とすることで、この非縫着部24dから図示しないパッドを必要に応じて挿入して、バストの形状を適宜補正できるようになっている(つまり、非縫着部24dがちょうどパッドを収納するポケットのような役目を果たすことになる。)。
土台布14は、カップ12を支持する土台となる帯状部材であり、カップ12の表布22と同様、パワーネットのような伸縮性を有する布地によって形成されている。
なお、土台布14も1枚の伸縮性布地で形成してもよいが、2重或いはそれ以上の多重にしてもよいし、全体的には縦方向よりも横方向の方が良く伸びるように構成されている。勿論、その逆でも良いし、上下・左右均等な伸縮性を持つようにしてもよい。
土台布14の上辺(カップ12が取り付けられる側の辺)には、凹湾曲した2個のカップ対応縁14aが左右対称にて左右に並んで設けられており、各カップ対応縁14aに各カップ12が後述するメッシュテープ18を介してそれぞれ取り付けられている。また、土台布14の左右両端部には、バック布16がそれぞれ縫着されている。
バック布16は、カップ12の表布22や土台布14と同様、伸縮性を有する布地からなる帯状の部材であり、バック布16の上縁には、後述する肩紐20の他端側がそれぞれ取り付けられている。
メッシュテープ18は、カップ12の下部外周縁(より詳しく言えば、カップ12の下部から脇側側方上部にかけての部分)12a及び土台布14のカップ対応縁14aとにそれぞれ縫合されて両者を間接的に接続するものであり、細径で伸縮性を有する複数本の細紐を長手方向に伸びた菱形格子状に編んで形成した細長帯状の伸縮性メッシュ部分18aと、伸縮性メッシュ部分18aの長手方向両側端部(長辺側)に縫着されている紐状の接続部分18b,18cとで大略構成されている。
伸縮性メッシュ部分18aの各格子は、図1の円内に示すように、その長い方の対角線がメッシュテープ18の長手方向に沿うように、すなわち、長手方向方向に伸びた菱形格子状に形成されている。ここで、各格子は、短手短方向には伸び易いが長手方向には伸び難いため、メッシュテープ18全体として見たときには、短手方向Aの伸縮性(伸縮率)が長手方向Bの伸縮性(伸縮率)よりも大きくなっている。
各接続部分18b,18cは、ある程度の伸縮性を有する紐状のもので、カップ12ならびに土台布14との縫合部分として機能するものである。そして、上述したように、各接続部分18b,18cは、カップ12の下部外周縁12aと土台布14のカップ対応縁14aとにそれぞれ縫合されているが、本実施例では、紐状の接続部分18b,18cがその長手方向にジグザグに千鳥縫いにてカップ12ならびに土台布14に縫合されている。しかも、土台布14との縫合部分の千鳥縫いの糸目が、カップ12との縫合部分の糸目よりも多く設定されている。つまり、メッシュテープ18におけるカップ12側の接続部分18bの長手方向の伸縮性に対して、土台布14側の接続部分18cの長手方向の伸縮性がより小さくなっており、紐状の接続部分18cが長手方向にジグザグに土台布14に縫合されていることとも相俟って土台布14側の接続部分18cの強度がより高められて、ソフトではあるがワイヤー的な役目を果たすようになる。
なお、土台布14側の接続部分18cの長手方向の伸縮性を小さくする方法としては、上述した糸目を多くする方法に限定されるものではなく、たとえば、土台側14の縫合線を2重や3重或いはそれ以上にしたり、縫製方法をより頑丈なものにするなど、周知技術を適宜採用することができる。
また、土台布14側の接続部分18cについて言えば、本実施例では、その中央部分18cイの糸目よりも両側の脇側部分18cロならびに胸側部分18cハの糸目の方が多く設定されているので、中央部分18cイの伸縮率に対して脇側部分18cロならびに胸側部分18cハの伸縮率が小さく(伸びにくく)なっている。
肩紐20は、カップ12の位置ずれを防止するとともにカップ12に収納されたバストを持ち上げて保持するものであり、各肩紐20の一端がメッシュテープ18の上端部に接続されており、他端が対応するバック布16の上側縁にそれぞれ接続されている。
以上のように構成されたブラジャー10を着用する際には、ブラジャー10を頭から被り、両腕を肩紐20の横から外へ出す。そして、左右のカップ12にバストを収容しつつ、メッシュテープ18の土台布14側の接続部分18cをバージスラインに沿わせて美しいバストラインを形成する。
カップ12内にバストを収容すると、全体として伸縮を有するカップ12がバスト形状に合わせて伸び縮みするので、左右のバストサイズの大きさの違いに関係なくカップ12がバストにピッタリとフィットする(図3参照)。つまり、バストとカップ12との間で微妙なずれが生じることがないので、長時間の着用でもフィット感を損なうことがないし、まるでオーダーメイド品のような付け心地感を得ることができる。
また、バージスラインに沿って配置した土台布14側の接続部分18cは、カップ12側の接続部分18bよりも縫製時の糸目を多くすることによって強度が高められており、「剛性」と「しなやかさ」とを併有することになる。つまり、接続部分18cの持つ「剛性」によって、バージスラインにしっかりとした括れを形成することが可能になる(補整効果)とともに、その「しなやかさ」によって肌当たりがソフトとなり、ワイヤータイプのブラジャーのような肌への食い込みによる苦痛を伴うこともない。
また、接続部分18cは、その中央部分18cイよりも脇側部分18cロならびに胸側部分18cハの方が伸び難くなっているので、脇の下や鳩尾部分の肉をカップ12内に収容してバストを作った後、カップ12内の肉がカップ12の外側に流れるのを防止することができる。
また、カップ12部分の伸びだけではバストを十分にカップ12内に収容できない場合であっても、メッシュテープ18が短手方向Aに伸びることにより、バスト全体を周囲から包み込んで収容できる。たとえば、Mサイズのブラジャーの場合(アンダーバスト70に相当)、カップ12部分の伸びによりAカップ〜Bカップの範囲のバストを収容でき(図3参照)るが、メッシュテープ18が短手方向Aに伸びることにより、さらにCカップまでの大きさのバストを収容することが可能となる(図4参照)。
このように、カップ12の伸縮性と、カップ12の下縁に設けられているメッシュテープ18の短手方向Aへの伸びとの協働作用によって、より幅広いバストサイズのバストをカップ12内に収容できる、しかも、カップ12をバストにピッタリフィットさせることができるので、従来のようにブラジャーのサイズをカップサイズに合わせて細かく設定する必要はなく、在庫管理の容易化、ひいてはコストダウンに寄与することとなる。なお、本実施例のブラジャーでは、S、M、L、LLというたった4種類のサイズ展開だけでA65〜C85までの非常に幅広いバストサイズに対応している。
また、本実施例のブラジャー10は、上述したようにノンワイヤータイプであることから、ワイヤータイプのブラジャーのようにワイヤーがバージスラインに食い込んで苦痛を伴うこともないし、しかも、長時間の着用によりバストが上下左右に揺すられることがあっても、メッシュテープ18がちょうどハンモックのようにある程度の柔軟性をもってバストを包み込み保持するので、メッシュテープ18における土台布14との接続部分18cはバージスラインに沿った状態のまま(換言すれば、土台布14との接続部分がバージスラインの括れを明確に形成してその状態を保ったまま)位置ずれすることはなく、カップ12のずり上がりを防止できる(補整効果)。つまり、ノンワイヤーでありながら、長時間にわたってバスト形状を美しく保持することが可能になる。更に、カップ12の下縁全体にメッシュテープ18を縫着することにより通気性を高め、バージスライン近傍での発汗を抑制して快適な付け心地を現出する。
さらに、メッシュテープ18の伸縮性は、長手方向Bに比べて短手方向Aがより大きく設定されているので、肩紐20でバストを吊り上げたときに、長手方向Bに伸びの小さなメッシュテープ18によってカップ12の吊り上げ効果が発揮されると同時に、バストを包むカップ12の下部外周縁はメッシュテープ18により前に迫り出すように伸びて自然な丸いバストを演出できる。
なお、上述の実施例では、左右一対のカップを有する婦人下着としてブラジャーをその一例として取り上げたが、左右一対のカップを有する婦人下着であれば、例えば図5に示すようなカップ12から下の部分の丈を長くしたキャミソール10’のようなものであってもよい。
本実施例にかかるキャミソール10’は、左右一対のカップ12と、前身頃布14’と、後身頃布16’と、メッシュテープ18と、肩紐20とで大略構成されている。なお、以下には、上述実施例と異なる部分のみを説明し、共通部分については、上述実施例の記載を援用する。
前身頃布14’は、カップ12を支持するとともに腹部を引き締めるための布材であり、全体がパワーネットのような伸縮性を有する布地によって形成されている。この場合も1枚の伸縮性布地で形成してもよいが、その腹部を中心として体の前面部分(カップ12下縁側からその裾縁および両体側にかけての部分で、概略、鼠径部から大腿部前面を覆う部分を除く。)を覆う腹部布30を2重或いはそれ以上の多重にしてもよいし、この場合も全体的には横方向よりも縦方向の方が良く伸びるように構成されている。勿論、その逆でも良いし、上下・左右均等な伸縮性を持つようにしてもよい。
前身頃布14’の上辺(カップ12が取り付けられる側の辺)には、凹湾曲した2個のカップ対応縁14a’が左右対称にて左右に並んで設けられており、各カップ対応縁14a’に各カップ12が後述するメッシュテープ18を介してそれぞれ取り付けられている。また、前身頃布14’の左右両端部には、後身頃布16’がそれぞれ縫着され、全体として管状となっている。
後身頃布16’は、背中を引き締めるための布材であり、前身頃布14’と同様、伸縮性を有する布地によって形成されている。この場合は、1枚の伸縮性布地で形成されており、全体的には、横方向よりも縦方向の方が良く伸びるように構成されている。なお、必要に応じて2重或いはそれ以上の多重にしてもよい。伸縮性は、上下・左右均等な伸縮性を持つようにしてもよいし、横方向よりも縦方向の方が良く伸びるように構成しても良い。
以上のように構成された婦人下着(キャミソール)10’においても、上述実施例と同様の作用効果を得ることができる。
10…婦人下着(ブラジャー)
10’…婦人下着(キャミソール)
12…カップ
14…土台布
14’…前身頃布
16…バック布
16’…後身頃布
18…メッシュテープ
20…肩紐


Claims (4)

  1. 伸縮性の布地で構成された左右一対のカップと、
    前記カップのそれぞれの下部外周縁に沿って設けられた土台布又は前身頃布と、
    前記カップの下部外周縁及び前記土台布又は前記前身頃布のカップ対応縁とにそれぞれ縫合されて両者を接続するメッシュテープとで構成されていることを特徴とする婦人下着。
  2. 前記メッシュテープにおける前記土台布又は前記前身頃側の接続部分は伸縮性を有する紐状のものであり、該紐状の接続部分が千鳥縫いにて前記土台布又は前記前身頃布に縫合されていることを特徴とする請求項1に記載の婦人下着。
  3. 前記メッシュテープは、その長手方向両側縁に長手方向に伸縮性を有する縫合用の接続部分を有し、該接続部分間に伸縮性メッシュ部分が形成されていて該メッシュテープの伸縮性を長手方向に比べて短手方向をより大きくしたことを特徴とする請求項1または2に記載の婦人下着。
  4. 前記メッシュテープにおける前記土台布又は前記前身頃側の接続部分は、その中央部分の伸縮性よりも脇側部分ならびに胸側部分の伸縮性をより小さくしたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の婦人下着。


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