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JP2010269381A - ドレッサ - Google Patents

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JP2010269381A JP2009121312A JP2009121312A JP2010269381A JP 2010269381 A JP2010269381 A JP 2010269381A JP 2009121312 A JP2009121312 A JP 2009121312A JP 2009121312 A JP2009121312 A JP 2009121312A JP 2010269381 A JP2010269381 A JP 2010269381A
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Japan
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diamond abrasive
dresser
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base metal
diamond
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JP2009121312A
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Inventor
Masanori Matsukawa
正範 松川
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Noritake Co Ltd
Noritake Super Abrasive Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Noritake Super Abrasive Co Ltd
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Abstract

【課題】切れ味が良好で、加工精度も高いドレッサを提供する。
【解決手段】ドレッサ10は、回転体形状の一つである円板形状の台金11の外周に拡径方向に突出してドレッシング部12が形成され、台金11の中心には、ドレッサ10を回転駆動軸13に取り付けるための軸孔14が開設され、ドレッシング部12は台金11の軸心11cを中心に回転体形状をなすように形成されている。正四角柱状をした複数のダイヤモンド砥粒15を、それぞれの軸心15tが台金11の軸心11c上の一点Oにおいて直交した状態でドレッシング部12に埋設することによって研削面12aを形成し、台金11の周方向に隣り合う二つのダイヤモンド砥粒15,15の軸心15t,15t同士のなす角度Dを18度とし、研削面12aに露出するダイヤモンド砥粒15の先端面15fの正方形を構成する一辺15sの長さを0.3mmとしている。
【選択図】図5

Description

本発明は、小径且つ長尺の軸付き砥石やビトリファイドcBN砥石などをトラバースしながら切り込むことにより、ツルーイング・ドレッシングを行うのに適した回転式のドレッサに関する。
複数の角柱状ダイヤモンド砥粒を配列したドレッサについては、従来、様々な技術が開発、提案されているが、本願発明に関連するものとして、特許文献1〜4に記載されたダイヤモンドドレッサがある。
特許文献1記載のダイヤモンドドレッサは、長手方向において略同様な矩形断面形状を備えた単結晶の柱状ダイヤモンドが複数本埋設された平坦なドレッシング面を有し、柱状ダイヤモンドがその相互間隔が柱状ダイヤモンドの摩擦方向の寸法の1.5〜4.5倍の範囲内となるように露出した状態で金属製本体に埋設されている。
特許文献2記載のダイヤモンドドレッサは、長手方向において略同様な矩形断面形状を備えた柱状ダイヤモンドがその矩形断面の対角線がドレッサの摩擦方向と略平行をなすようにして配列されている。
特許文献3記載のダイヤモンドドレッサは、長手方向において略同様な矩形断面形状を備えた単結晶の柱状ダイヤモンドがその一端をドレッシング面に露出させた状態でドレッシング部に埋設され、柱状ダイヤモンドを取り囲む周囲のドレッシング部は、砥粒を所定の集中度で結合させたものである。
特許文献4記載のダイヤモンドドレッサは、多結晶ダイヤモンドの側面にメタライズ処理が施された柱状体を粉末焼結法により固定したものである。
特許第2543660号公報 特許第3035486号公報 特許第2614694号公報 特開2002−28865号公報
特許文献1記載のダイヤモンドドレッサの場合、柱状ダイヤモンドの相互間隔を当該柱状ダイヤモンドの摩擦方向の寸法の1.5〜4.5倍とすることにより柱状ダイヤモンドの欠けを防止する効果は得られるが、切れ味を向上させることはできない。また、柱状ダイヤモンドの上流側におけるボンドの摩耗が大きいので、柱状ダイヤモンドのエッジ部分に微小劈開が発生し、被研削面が粗くなることがある。
特許文献2記載のダイヤモンドドレッサの場合、柱状ダイヤモンドの矩形断面の対角線がドレッサの摩擦方向と略平行をなすように配列されたことにより、寿命を伸ばすことはできるが、良好な切れ味を得ることができない。
特許文献3記載のダイヤモンドドレッサの場合、柱状ダイヤモンドを取り囲む周囲のドレッシング部の砥粒の集中度を所定値とすることによってボンドの摩耗を抑制することはできるが、砥粒による抵抗が増大するため、良好な切れ味を得ることができない。
特許文献4には、矩形断面の辺の長さが0.5mmの多結晶構造の柱状ダイヤモンドを2.5mm間隔で125個配列して形成された外径100mmのダイヤモンドドレッサが記載されている。しかしながら、このダイヤモンドドレッサの外径は100mmあるので、後述する柱状ダイヤモンドの進入角度が小さくなる結果、良好な切れ味を得ることができない。また、柱状ダイヤモンドの矩形断面の辺の長さが0.5mmという、当該技術分野では、やや大きな値であるため、抵抗が大きく、切れ味が悪い。
一方、ダイヤモンドドレッサを使用して比較的小径の軸付き砥石のドレスを行う場合、被研削物である砥石の軸が細長いので、ドレス抵抗によって軸が撓み、砥石表面の真直度が悪くなり、加工精度が悪化することがある。また、小径の軸付き砥石の外径に対してダイヤモンドドレッサの外径が大きいので、両者の接触部分は面当たりとなり、接触部分の回転方向の長さが長くなる結果、ドレス抵抗が高くなり、砥石の軸の撓みが大きくなり、砥石表面の真直度が悪化することがある。
本発明が解決しようとする課題は、切れ味が良好で、加工精度も高いドレッサを提供することにある。
本発明者は、小径且つ長尺の軸付き砥石やビトリファイドcBN砥石などをトラバースしながら切り込むことにより、ツルーイング・ドレッシングを行う回転式のドレッサに関し、これ構成するダイヤモンド砥粒のエッジ部の微小劈開を抑制しながら、切れ味を良くする方法について永年に亘って研究開発を行った結果、ドレッサの切れ味、加工精度及び寿命などを左右する大きな要件の一つが、後述する、被研削物に対するダイヤモンド砥粒の進入角度の大小であることに想到し、本発明を成すに至ったものである。
本発明のドレッサは、回転体形状をした台金の外周に形成されたドレッシング部に角柱状をした複数のダイヤモンド砥粒をそれぞれの軸心が前記台金の軸心上の一点において当該軸心と直交した状態若しくは斜めに交差した状態で埋設して研削面を形成したドレッサであって、前記台金の回転方向に隣り合う前記ダイヤモンド砥粒の軸心同士のなす角度を4度〜20度としたことを特徴とする。ここで、ダイヤモンド砥粒の軸心とは角柱形状の当該ダイヤモンド砥粒をその長手方向に貫く中心線をいい、台金の軸心とは当該台金の回転中心線をいう。
このような構成とすれば、研削面に露出する複数のダイヤモンド砥粒の先端面と、各ダイヤモンド砥粒の軸心との交点をそれぞれ先端中心点としたとき、ドレッシング部の周方向に隣り合う二つのダイヤモンド砥粒の先端中心点同士を結ぶ直線と、前記先端中心点における研削面の周方向の接線とによって形成される鋭角側の角度(以下、「進入角度」という。)が2度〜10度となる。進入角度をこのような角度範囲に設定すると、被研削物に対するダイヤモンド砥粒の食い込みが良くなり、良好な切れ味が得られる。また、切れ味が良好となることにより、ドレス作業中のドレス抵抗が低くなり、被研削物の逃げを抑制することができるので、加工精度も高まる。即ち、角柱状のダイヤモンド砥粒特有の先端面のエッジ部分の劈開を抑制しながら、当該エッジ部分を活かすことにより、切れ味が良好となるとともに加工精度も高まる。
なお、前記進入角度が2度より小さくなると被研削物に対する食い込みが悪くなるので切れ味が悪化し、10度より大きくなるとダイヤモンド砥粒の先端面のエッジ部分に微小劈開が生じ易くなるので被研削物の面粗度が悪化する。従って、前記進入角度は2度〜10の範囲内が好適である。
ここで、前記研削面に露出する前記ダイヤモンド砥粒の先端面を構成する多角形の一辺の長さを0.1mm〜0.4mmとすることが望ましい。
このような構成とすれば、被研削物に対する食い込みが良くなり、微小劈開も抑制されるため、さらに切れ味が良好となり、加工精度も高まる。なお、ダイヤモンド砥粒の先端面を構成する多角形の一辺の長さが0.1mmより小さくなるとダイヤモンド砥粒の強度が低下し劈開が大きくなるので被研削物の面粗度が悪化し、0.4mmより大きくなると、ドレス作業中、ダイヤモンド砥粒の先端面と被研削物との接触部分が拡がってドレス抵抗が高まって発熱が生じるので切れ味が悪化する。
一方、前記研削面に露出する前記ダイヤモンド砥粒の先端面を構成する多角形の対角線が前記研削面の回転方向と平行をなすように配列することもできる。
このような構成とすれば、前記研削面の片端側から他端側に向かってトラバースしながらドレス作業を行った場合、研削面の片端側から中央部に向かってダイヤモンド砥粒の先端面が徐々に拡がるように被研削物に接触していくこととなり、ダイヤモンド砥粒への負荷も徐々に増加していくので、スムーズにドレスを行うことができる。また、被研削物に対するダメージが極めて少なくなるので、被研削物の寿命も長くなる。
本発明により、切れ味が良好で、加工精度も高いドレッサを提供することができる。
本発明の第1実施形態であるドレッサを示す正面図である。 (a)は図1に示すドレッサの側面図、(b)は図1におけるX−X線断面図である。 図1の矢線Y方向から見た外周面の一部を示す図である。 図2(b)の矢線Zで示す領域の拡大図である。 図2(a)のW−W線における断面模式図である。 図3の矢線Uで示す領域の一部を模式的に示す斜視図である。 図3の矢線Uで示す領域の一部を模式的に示す拡大図である。 図5の一部拡大図である。 本発明の第2実施形態であるドレッサの研削面の一部を模式的に示す拡大図である。 本発明の第3実施形態であるドレッサを示す断面図である。 図10における矢線N方向から見た一部切欠図である。 本発明の第4実施形態であるドレッサを示す断面図である。 本発明の第5実施形態であるドレッサを示す断面図である。
以下、図1〜図8に基づいて本発明の実施形態について説明する。図1〜図4に示すように、第1実施形態であるドレッサ10は、回転体形状の一つである円板形状の台金11の外周に拡径方向に突出してドレッシング部12が形成され、台金11の中心部には、ドレッサ10を回転駆動軸13に取り付けるための軸孔14が開設され、ドレッシング部12は軸孔14の軸心14cを中心に回転体形状をなすように形成されている。ドレッサ10においては、軸孔14の軸心14cは台金11の軸心11cと一致している。
図5に示すように、正四角柱状をした複数のダイヤモンド砥粒15を、それぞれの軸心15tが台金11の軸心11c上の一点Oにおいて当該軸心11cと直交した状態でドレッシング部12に埋設することによって研削面12aが形成され、台金11の周方向(回転方向R)に隣り合う二つのダイヤモンド砥粒15,15の軸心15t,15t同士のなす角度Dを18度に設定している。なお、ダイヤモンド砥粒15の軸心15tとは、図7に示すように、正四角柱形状のダイヤモンド砥粒15をそれぞれの長手方向に貫く中心線をいい、台金11の軸心11cとは、台金11の回転中心線をいう。
本実施形態のドレッサ10において、台金11は円板形状であり、複数のダイヤモンド砥粒15の軸心15tはいずれも台金11の軸心11c上の一点Oにおいて当該軸心14cと直交した状態にあるため、それぞれの軸心15tは台金11の半径方向11rと略一致した状態となっている。
ドレッシング部12は、正四角柱形状をした単結晶構造の複数のダイヤモンド砥粒15と、これを台金11に固着する結合材17などによって形成されている。ドレッサ10においては、被研削物V(図5参照)に当接してドレッシング面となる研削面12aに、各ダイヤモンド砥粒15の軸心15tと直交する先端面15fがそれぞれ露出している。各ダイヤモンド砥粒15の先端面15fは正方形であり、その一辺15sの長さを0.3mmとしている。なお、ダイヤモンド砥粒15の先端面15fは正方形に限定するものではないので、長方形若しくはその他の多角形であってもよい。また、単結晶構造の複数のダイヤモンド砥粒15の代わりに多結晶構造のダイヤモンド砥粒を使用することもできる。
ここで、図7,図8に示すように、研削面12aに露出する複数のダイヤモンド砥粒15のうち、ドレッシング部12の周方向に隣り合う二つのダイヤモンド砥粒15,15の先端面15f,15fと、これらのダイヤモンド砥粒15,15の軸心15t,15tとの交点をそれぞれ先端中心点A,Bとし、これらの先端中心点A,B同士を結ぶ直線Lと、隣り合うダイヤモンド砥粒15,15の軸心15t,15t同士のなす角度Dの二等分線Qとの交点をHとし、先端中心点Aにおける周方向の接線Sと二等分線Qとの交点をCとすると、直角三角形AOCと直角三角形AHCとは常に相似関係にある。
図8に示すように、先端中心点A,B同士を結ぶ直線Lと、一方のダイヤモンド砥粒15の先端中心点Aにおける周方向の接線Sとで形成される鋭角側の角度を被研削物Vに対する進入角度Pとすると、この進入角度Pは常に∠AOC(角度Dの半分の角度)と等しくなる。従って、隣り合うダイヤモンド砥粒15,15の軸心15t,15t同士のなす角度D(∠AOCの2倍の角度)を決定すれば、被研削物Vに対する進入角度Pはその半分の角度に設定されることとなる。即ち、角度Dの大きさを調整することにより、適正な進入角度Pに設定することができる。
本実施形態のドレッサ10において、隣り合うダイヤモンド砥粒15,15の軸心15t,15t同士のなす角度Dを18度に設定したところ、進入角度Pが9度に設定されるので、被研削物Vに対するダイヤモンド砥粒15の食い込みが良く、良好な切れ味が得られる。また、ドレッサ10の切れ味が良好であることにより、ドレス抵抗が低くなり、ドレス作業中の被研削物Vの逃げが抑制されるので、加工精度も高まる。即ち、正四角柱状のダイヤモンド砥粒15特有の先端面15fのエッジ部分の劈開を抑制しながら、当該エッジ部分が活かされるため、切れ味が良好となり、加工精度も高まる。
なお、進入角度Pが2度より小さくなると被研削物Vに対する食い込みが悪くなるので切れ味が悪化し、10度より大きくなるとダイヤモンド砥粒15の先端面15fのエッジ部分に微小劈開が生じ易くなるので被研削物Vの面粗度が悪化するので、進入角度Pは2度〜10度の範囲内が好適である。この場合、角度Dを4度〜20度の範囲内に設定することにより、進入角度Pを前記2度〜10度の範囲内に設定することができる。
一方、本実施形態のドレッサ10においては、ドレッシング部12の研削面12aに露出するダイヤモンド砥粒15の先端面15fを構成する正方形の一辺15sの長さを0.3mmに設定している。
このような構成とすれば、被研削物Vに対するダイヤモンド砥粒15の食い込みが良くなり、先端面15fにおける微小劈開も抑制されるため、切れ味の向上に有効であり、加工精度も高まる。なお、ダイヤモンド砥粒15の先端面15fの一辺15sの長さが0.1mmより小さくなるとダイヤモンド砥粒15の強度が低下し、先端面15fのエッジ部分の劈開が大きくなるので被研削物Vの面粗度が悪化し、0.4mmより大きくなると、ドレス作業中、ダイヤモンド砥粒15の先端面15fと被研削物Vとの接触部分が拡がりドレス抵抗が高まって発熱が生じるので切れ味が悪化する。このため、ダイヤモンド砥粒15の先端面15fの一辺15sの長さは0.1mm〜0.4mmの範囲内とすることが望ましい。
なお、ダイヤモンド砥粒15の先端面15fは正方形に限定するものではないので、先端面が長方形をした角柱状のダイヤモンド砥粒を用いてドレッサを構成することができるが、その場合、ドレッシング部12の研削面12aに露出する先端面を構成する四角形の四辺のうち、ドレッシング部12の周方向と平行な辺の長さを0.1mm〜0.4mmの範囲内とすることが望ましい。
次に、図9に基づいて、本発明の第2実施形態であるドレッサ20について説明する。図9に示すように、ドレッサ20は、円板形状の台金(図示せず)の外周に拡径方向に突出して形成されたドレッシング部22に、正四角柱状をした複数のダイヤモンド砥粒25を、それぞれの軸心25tが台金の軸心上の一点において直交した状態(台金の半径方向と略一致した状態)で埋設することによって研削面22aが形成されている。また、ドレッシング部24の研削面24aに露出するダイヤモンド砥粒25の先端面25fを構成する正方形の対角線25dが、研削面22aの回転方向Rと平行をなすように配列されている。その他の部分の構成は前述したドレッサ10と同様である。
このような構成とすれば、研削面22aの片端側22sから他端側22eに向かう方向をトラバース方向Tとしてドレス作業を行った場合、研削面22aの片端側22sから中央部(研削面22aのトラバース方向Tの中心線22c近傍)に向かってダイヤモンド砥粒25の先端面25fが徐々に拡がるように被研削物(図示せず)に接触していくこととなり、ダイヤモンド砥粒25への負荷も徐々に増加していくので、スムーズにドレスを行うことができる。また、ドレス作業中の被研削物に対するダメージが極めて少なくなるので、被研削物の寿命も長くなる、という効果も得ることができる。
次に、図10〜13に基づいて本発明の第3〜5実施形態について説明する。なお、図10〜図13において、図1〜図8中の符号と同じ符号を付している部分は、前述したドレッサ10の構成部分と同じ構造、機能等を有する部分であり、説明を省略する。
図10,図11に示すドレッサ30においては、回転体形状の一つである円皿形状をした台金31の中心部に、ドレッサ10を回転駆動軸(図示せず)に取り付けるための軸孔34が開設され、台金31の外周に形成されたドレッシング部32に四角柱状をした複数のダイヤモンド砥粒15が埋設されている。これらのダイヤモンド砥粒15は、それぞれの軸心15tが全て台金31の軸心31c上の一点Oにおいて当該軸心31cと斜めに交差した状態でドレッシング部32に埋設することによって研削面32aを形成している。また、図11に示すように、台金31の周方向(回転方向R)に隣り合う二つのダイヤモンド砥粒15,15の軸心15t,15t同士のなす角度Dを18度に設定している。
このような構成とすれば、図11に示すように、ダイヤモンド砥粒15の進入角度Pが9度に設定されるので、被研削物Vに対するダイヤモンド砥粒15の食い込みが良く、良好な切れ味が得られる。また、ドレッサ30の切れ味が良好であることにより、ドレス抵抗が低くなり、ドレス作業中の被研削物Vの逃げが抑制されるので、加工精度も高まる。即ち、正四角柱状のダイヤモンド砥粒15特有の先端面15fのエッジ部分の劈開を抑制しながら、当該エッジ部分が活かされるため、切れ味が良好となり、加工精度も高まる。なお、角度Dは18度に限定しないので、ドレス作業の条件等に応じて4度〜20度の範囲内に設定することが望ましい。
図12,図13に示すドレッサ40,50においては、回転体形状の一つである肉厚円板形状をした台金41,51の中心部にそれぞれ、ドレッサ40,50を回転駆動軸(図示せず)に取り付けるための軸孔44,54が開設され、台金41,51の外周に形成されたドレッシング部42,52に四角柱状をした複数のダイヤモンド砥粒15が埋設されている。これらのダイヤモンド砥粒15は、それぞれの軸心15tが台金41,51の軸心41c,51c上の一点Oにおいて軸心41c,51cと斜めに交差した状態でドレッシング部42,52に埋設することによって研削面42a,52aを形成している。また、図示していないが、台金41,51の周方向(回転方向R)に隣り合う二つのダイヤモンド砥粒15,15の軸心15t,15t同士のなす角度Dを4度〜20度に設定している。
このような構成とすれば、ダイヤモンド砥粒15の進入角度Pが2度〜10度に設定されるので、被研削物に対するダイヤモンド砥粒15の食い込みが良く、良好な切れ味が得られる。また、ドレッサ40,50の切れ味が良好であることにより、ドレス抵抗が低くなり、ドレス作業中の被研削物の逃げが抑制されるので、加工精度も高まる。
本発明のドレッサは、小径且つ長尺の軸付き砥石やビトリファイドcBN砥石などをツルーイング・ドレッシングする際に広く利用することができる。
10,20,30,40,50 ドレッサ
11,31,41,51 台金
11c,14c,21c,31c,41c,51c 軸心
11r 半径方向
12,22,32,42,52 ドレッシング部
12a,22a,32a,42a,52a 研削面
13 回転駆動軸
14,34,44,54 軸孔
15,25 ダイヤモンド砥粒
15f,25f 先端面
15s 辺
15t,25t ダイヤモンド砥粒の軸心
17 結合材
22c 中心線
22s 片端側
22e 他端側
25d 対角線
A,B 先端中心点
C,H 交点
L 直線
O 軸心上の一点
P 進入角度
Q 二等分線
R 回転方向
S 接線
T トラバース方向
V 被研削物

Claims (3)

  1. 回転体形状をした台金の外周に形成されたドレッシング部に角柱状をした複数のダイヤモンド砥粒をそれぞれの軸心が前記台金の軸心上の一点において当該軸心と直交した状態若しくは斜めに交差した状態で埋設して研削面を形成したドレッサであって、前記台金の回転方向に隣り合う前記ダイヤモンド砥粒の軸心同士のなす角度を4度〜20度としたことを特徴とするドレッサ。
  2. 前記研削面に露出する前記ダイヤモンド砥粒の先端面を構成する多角形の一辺の長さを0.1mm〜0.4mmとした請求項1記載のドレッサ。
  3. 前記研削面に露出する前記ダイヤモンド砥粒の先端面を構成する多角形の対角線が前記研削面の回転方向と平行をなすように配列した請求項1または2記載のドレッサ。
JP2009121312A 2009-05-19 2009-05-19 ドレッサ Pending JP2010269381A (ja)

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