JP2010267523A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】キャビティ内で端子金具が不正な姿勢に変位するのを防止する。
【解決手段】ハウジング10のキャビティ11に背面側から挿入される端子金具20は、ハウジング10の背面に沿って延出した電線接続部22と、電線接続部22の端部から電線接続部22と略直角に正面方向へ延出した本体部21と、電線接続部22の延出方向に沿った軸線の延長線35と交差する係止面34とを有する。端子金具20を背面側から覆うカバー40には、係止面34に対し電線26側への変位を規制可能に係止する規制部43が形成されている。
【選択図】図5
【解決手段】ハウジング10のキャビティ11に背面側から挿入される端子金具20は、ハウジング10の背面に沿って延出した電線接続部22と、電線接続部22の端部から電線接続部22と略直角に正面方向へ延出した本体部21と、電線接続部22の延出方向に沿った軸線の延長線35と交差する係止面34とを有する。端子金具20を背面側から覆うカバー40には、係止面34に対し電線26側への変位を規制可能に係止する規制部43が形成されている。
【選択図】図5
Description
本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、背面に開口するキャビティを有するハウジングと、背面側からキャビティに挿入された端子金具と、端子金具を背面側から覆うようにハウジングに取り付けられたカバーとを備えたコネクタが開示されている。端子金具は、ハウジングの背面に沿って延出してその一方の端部に電線が概ね同軸状に接続されている電線接続部と、電線接続部の他方の端部から電線接続部と略直角に正面方向へ延出した形態であって相手側端子に接続される本体部とを備えている。本体部は、ハウジングの背面と略直角にキャビティ内に挿入されており、電線接続部はハウジングの背面に沿うように配されている。
上記コネクタでは、電線に引張力が作用した場合に、本体部がキャビティ内で傾き、相手側端子との嵌合動作や相手側端との接触信頼性に支障を来すことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、キャビティ内において端子金具が不正な姿勢に変位するのを防止することを目的とする。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、キャビティ内において端子金具が不正な姿勢に変位するのを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、背面に開口するキャビティを有するハウジングと、背面側から前記キャビティに挿入された端子金具と、前記端子金具を背面側から覆う形態で前記ハウジングに取り付けられたカバーとを備え、前記端子金具は、前記ハウジングの背面に沿って延出した形態であって、一方の端部に電線が概ね同軸状に接続されている電線接続部と、前記電線接続部の他方の端部から前記電線接続部と略直角に正面方向へ延出した形態であって、背面側から前記キャビティ内に挿入されて相手側端子に接続されるようになっている本体部と、前記電線接続部の延出方向に沿った軸線又はその軸線の延長線と交差する係止面とを備えて構成され、前記カバーには、前記係止面に対し前記電線側への変位を規制可能に係止する規制部が形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記本体部が、概ね筒状をなしており、前記規制部が、突起状をなして前記本体部内に嵌入されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記本体部を構成する壁部の一部に切欠部が形成され、前記規制部の外周に、前記切欠部に嵌合する嵌合部が形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載のものにおいて、前記規制部には、その外周の一部を切欠した形態の凹部が形成され、前記端子金具には、前記凹部に嵌合することで前記本体部の軸線を中心とする回転方向の変位を規制可能な凸部が形成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記本体部における前記相手側端子との接点は、前記本体部のうち正面側の端部に配置されており、前記係止面は、前記本体部における背面側の端部に配置されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
電線に引張力が作用しても、電線接続部の軸線上又はその軸線の延長線上において、カバーの規制部が端子金具の係止面に係止するので、端子金具のうち係止面の形成されている部位が電線側へ変位することはない。したがって、本体部がキャビティ内で不正な姿勢へ変位することが防止される。
電線に引張力が作用しても、電線接続部の軸線上又はその軸線の延長線上において、カバーの規制部が端子金具の係止面に係止するので、端子金具のうち係止面の形成されている部位が電線側へ変位することはない。したがって、本体部がキャビティ内で不正な姿勢へ変位することが防止される。
<請求項2の発明>
突起状の規制部を筒状の本体部内に嵌入しているので、規制部が確実に係止される。
突起状の規制部を筒状の本体部内に嵌入しているので、規制部が確実に係止される。
<請求項3の発明>
本体部の切欠部に嵌合する嵌合部は、規制部の外周から突出した形態なので、規制部のうち嵌合部が形成されている部分は、太くなり、剛性が増大する。したがって、規制部による係止作用の信頼性が向上する。
本体部の切欠部に嵌合する嵌合部は、規制部の外周から突出した形態なので、規制部のうち嵌合部が形成されている部分は、太くなり、剛性が増大する。したがって、規制部による係止作用の信頼性が向上する。
<請求項4の発明>
規制部の凹部と端子金具の凸部を嵌合させることにより、本体部は、その軸線を中心とする回転方向の変位が規制されるので、端子金具は正しい姿勢に保持される。
規制部の凹部と端子金具の凸部を嵌合させることにより、本体部は、その軸線を中心とする回転方向の変位が規制されるので、端子金具は正しい姿勢に保持される。
<請求項5の発明>
カバーの規制部が係止する係止面は、本体部の背面画の端部、即ち本体部における相手側端子との接点とは反対側の端部に配置されている。したがって、規制部と相手側端子とが干渉する虞はない。
カバーの規制部が係止する係止面は、本体部の背面画の端部、即ち本体部における相手側端子との接点とは反対側の端部に配置されている。したがって、規制部と相手側端子とが干渉する虞はない。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図16を参照して説明する。尚、以下の説明において、正面側と前方と前端側は同義で用い、背面側と後方と後端側は同義で用いる。また、左右の方向については、正面側(前方)を向いた状態を基準として説明する。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図16を参照して説明する。尚、以下の説明において、正面側と前方と前端側は同義で用い、背面側と後方と後端側は同義で用いる。また、左右の方向については、正面側(前方)を向いた状態を基準として説明する。
本実施形態のコネクタは、ハウジング10と端子金具20とカバー40とを備えて構成されている。ハウジング10は、合成樹脂製であり、図3,4,7に示すように、左右対称な一対のキャビティ11を有している。図1及び図2に示すように、キャビティ11は、ハウジング10を前後方向に貫通した形態の第1室11Aと、第1室11Aの後端(ハウジング10の背面側の端部)からハウジング10の背面に沿って下方へ延出した形態の第2室11Bとから構成されている。第1室11Aは、前後方向に細長く、前後方向の軸線と直角な断面形状は円形をなす。また、第1室11Aは、その後端部においてハウジング10の背面に開口されている。第2室11Bは、上下方向に延びていて、その全長(上端から下端に至るまで)に亘ってハウジング10の背面に開口されている。ハウジング10の左右両側縁部には左右一対のロック部12が形成され、ハウジング10の上面にはロック突起13が形成されている。
端子金具20は、所定形状に打ち抜いた金属板材に曲げ加工等を施して成形されたものであり、図12〜16に示すように、本体部21と電線接続部22とを一体に形成したものである。本体部21は、全体として軸線を前後方向に向けた概ね円筒状をなしている。電線接続部22は、本体部21の後端部(背面側の端部)に連なり、本体部21から下方へ略直角に延出した形態である。つまり、端子金具20は、側方から視ると、電線接続部22の上端から本体部21を前方へ突出させて全体としてL字形をなすように屈曲した形態となっている。かかる端子金具20をハウジング10に組み付ける際には、本体部21を背面側(後方)からキャビティ11の第1室11A内に挿入するとともに、電線接続部22を背面側から第2室11B内に嵌め込む。
電線接続部22は、上下方向に細長く電線接続部22の全長に亘って延びる基板部23を有している。基板部23には、その下端部の両側縁から延出する一対の第1カシメ片と、第1カシメ片よりも上方の位置から延出する一対の第2カシメ片とが形成されている。基板部23と第1カシメ片により周知形態のインシュレーションバレル部24が構成され、基板部23と第2カシメ片とにより周知形態のワイヤバレル部25が構成されている。
この電線接続部22には、軸線を上下方向(即ち、電線接続部22の長さ方向と平行な方向)に向けた電線26の接続端部(上端部)が圧着により接続されている。接続状態では、電線26のうち絶縁被覆を除去して露出させた導体の上端部が、ワイヤバレル部25に対して同軸状に且つ導通可能に固着され、電線26のうち絶縁被覆で覆われている部分の上端部が、インシュレーションバレル部24に対し同軸状に固着されている。
本体部21のうち後端側の領域は、外径寸法が全長に亘って一定である筒状部27となっており、本体部21のうち前端側の領域は、丸ピン状をなす相手側端子(図示省略)に対して電気的導通可能に接続するための端子接続部28となっている。筒状部27のうち前端側の領域はほぼ全周に亘って連続した円柱形をなしており、この筒状部27の前端から3つの弾性接触片29が前方へ片持ち状に延出している。この3つの弾性接触片29は端子接続部28を構成し、各弾性接触片29の前端部(正面側の端部)には、内周側へ突出した形態の接点30が形成されている。前方から相手側端子が端子接続部28に挿入されると、弾性接触片29が弾性的に拡径方向へ弾性撓みするとともに、接点30が相手側端子の外周に弾性的に当接するようになっている。
図14及び図15に示すように、筒状部27には、その後端側領域の周壁部を部分的に切欠した形態の切欠部31が形成されている。切欠部31は、筒状部27の右側面と下面とに開口している。また、筒状部27を構成する左側壁には、その後端縁から右方へ片持ち状に延出した板状の凸部32が形成されている。この凸部32は、図5及び図14に示すように、左右方向においては筒状部27の背面の開口のうち略左半分を占め、上下方向においては筒状部27の背面の開口のうち概ね下半分を占める。詳しくは、凸部32は、筒状部27の軸心から斜め左上方へ延びる上縁32Aと、筒状部27の軸心から下方へ延びる上下方向の側縁32Bとを有する。この凸部32は、筒状部27の背面の開口のうち周方向においてほぼ120°の角度範囲に亘って扇形に塞ぐ形態となっている。
上記した電線接続部22の基板部23の上端は、筒状部27(本体部21)の左側壁に連なっている。また、基板部23のうち第2カシメ片よりも上方の全領域には、前面壁33Fと後面壁33Rとが形成されている。前面壁33Fの上端は、筒状部27の下面壁の後端に連なり、後面壁33Rの上端は、筒状部27の左側壁に形成した凸部32の下端に連なっている。後面壁33Rの上端と筒状部27の左側壁を凸部32を介して連なる形態としたことにより、筒状部27の後端と電線接続部22の上端との境界部分(連なり部分)の補強が図られている。また、筒状部27の切欠部31の下面側への開口は、基板部23と前面壁33Fと後面壁33Rとで囲まれて端子金具20の右側方へ開放されている空間の上端に連通している。
図5に示すように、筒状部27のうち円弧状に湾曲した上面壁の内面(下面)は、後述するカバー40の規制部43と係止可能な係止面34となっている。この係止面34は、電線接続部22の延出方向に沿った上下方向の軸線(即ち、電線26のうち電線接続部22に圧着されている上端部の軸線と合致する軸線)の延長線35と交差するように配置されている。換言すると、筒状部27の上面壁における係止面34の形成領域は、電線接続部22の軸線の延長線35との交点から前後両方向及び左右両方向へ拡がった範囲に亘っている。係止面34の周方向の形成領域は、約120°の角度範囲に亘り、左右対称となっていて、左右方向中央が最も高くなっている。
カバー40は、合成樹脂製であり、全体として板状をなす。図10に示すように、カバー40には、その左右両側縁から前方へ突出する左右一対のロックアーム41と、上縁から前方へ突出するロックアーム42とが形成されている。かかるカバー40は、ハウジング10に対しその後方から背面に当接するように(キャビティ11の開口を塞ぐように)組み付けられる。組付け状態では、左右一対のロックアーム41がロック部12に係止するとともに、上縁のロックアーム42がロック突起13に係止する。これらの係止作用により、ハウジング10に組み付けたカバー40は、ハウジング10に対し相対移動を規制された状態にロックされる。
カバー40の前面(正面)には、左右一対の規制部43が突出した形態で形成されている。図11に示すように、規制部43の正面から視た形状は、カバー40をハウジング10に組み付けた状態において筒状部27と同軸となる仮想円柱(図示せず)を基本形状として、その外周を部分的に切欠した凹部45を有する非円形の形状をなしている。そして、規制部43の外周のうち凹部45が形成されていない上面部分は、上記係止面34に対して面当たり可能に対応する円弧状に湾曲した規制面44となっている。この規制面44の仮想円柱(規制部43)の軸線を中心とする外径は、端子金具20の筒状部27(係止面34)の内径とほぼ同じ寸法となっている。
凹部45は規制面44よりも下方に配されている。凹部45を正面から視たときの形状は、上記端子金具20の凸部32と対応するような扇形となっている。また、仮想円柱(規制部43)の軸線を中心とする周方向において、凹部45の位置及び形成範囲は凸部32と嵌合し得るような形態となっている。
規制部43には、嵌合部46が一体に形成されている。嵌合部46は、規制部43の外周のうち凹部45及び規制面44以外の領域から規制部43と同軸の円弧状に張り出した形態である。嵌合部46は、前後方向において規制部43の全長に亘る範囲(規制部43の後端から前端に至る全範囲)に連続して形成されている。仮想円柱(規制部43)の軸線を中心とする周方向において、嵌合部46の位置及び形成範囲は、上記端子金具20の切欠部31のうち右側壁における開口領域と対応するような形態となっている。したがって、正面側から視たときの嵌合部46と凹部45の形成範囲は、概ね左右対称となっている。また、仮想円柱(規制部43)の軸線を中心とする嵌合部46の外径は、端子金具20の筒状部27の外径とほぼ同じ寸法となっている。
また、規制部43と凹部45と嵌合部46の前端部には、テーパ状のガイド面47が形成されている。凹部45を含む規制部43と嵌合部46のうちガイド面47を除いた領域の軸線方向と直角な断面形状と大きさは、規制部43の突出方向(前後方向)の全域に亘って一定となっている。
カバー40をハウジング10に組み付けた状態においては、図1及び図3に示すように、カバー40の前面が、端子金具20の本体部21(筒状部27)の後端に対し後方から当接又は接近して対向するとともに、電線接続部22に対しホルダを介して後方から押圧する。また、カバー40を組み付けると、規制部43と嵌合部46が端子金具20の本体部21に対して後方から嵌合される。
このとき、図5に示すように、規制部43の規制面44が端子金具20の係止面34に対し、下方から(電線接続部22側から)支承するように当接又は接近して対向した状態となる。このときの規制部43と係止面34との当接範囲内又は対向範囲内においては、図1及び図5に示すように、電線接続部22(電線)の軸線の延長線35が係止面34と規制部43の外周面を直角に交差する。
また、カバー40を組み付けた状態では、図5に示すように、本体部21の後端において凹部45と凸部32が嵌合し、凸部32の上縁32Aと側縁32Bが凹部45に対し当接又は接近して対向する状態となる。このとき、上縁32Aの当接又は対向方向と側縁32Bの当接又は対向方向は、周方向において互いに逆方向となる。したがって、本体部21が周方向に変位しようとしても、凸部32と凹部45の当接により、本体部21の周方向への変位が規制される。
また、規制部43は筒状部27内に進入するのであるが、規制部43の外周のうち部分的に径寸法が大きくなっている嵌合部46は、端子金具20の切欠部31に嵌合し、筒状部27の外へ露出した状態となる。そして、嵌合部46の周方向における両端縁部のうち上向きの端縁部46Aは、切欠部31の上縁に対して斜め下から当接又は接近して対向する状態となる。この嵌合部46と切欠部31の上縁との係止作用によっても、端子金具20の本体部21が周方向へ変位することが規制されている。
本実施形態においては、電線26が下方へ引っ張られると、その引張力が電線接続部22を介して端子金具20の本体部21の後端部に下向きの力として作用するのであるが、電線接続部22の軸線の延長線35上においては、本体部21の後端部に設けた係止面34に対しカバー40の規制部43の規制面44が下から係止(支承)するので、本体部21の後端部が下方へ変位することはない。したがって、本体部21がキャビティ11内で不正な姿勢へ傾くことが防止される。
また、規制面44と係止面34が係止した状態では、規制面44と係止面34が面接触するので、係止状態が安定する。しかも、規制面44と係止面34は、軸線を前後方向に向けた円弧面であって上下方向に当接するので、規制面44と係止面34との間での左右方向への位置ずれが規制され、ひいては規制部43に対する端子金具20の左右方向への相対移動が規制される。
また、本体部21における相手側端子との接点30を、本体部21のうち正面側の端部(前端部)に配置し、係止面34を、本体部21における背面側の端部(後端部)に配置した。このように、カバー40の規制部43が係止する係止面34を、本体部21における相手側端子との接点30とは反対側の端部に配置しているので、規制部43と相手側端子とが干渉する虞はない。
また、端子金具20の本体部21を概ね筒状とし、規制部43を、突起状として本体部21内に嵌入されるようになっている。これにより、規制部43のと本体部21との当接領域又は対向領域が広く確保され、規制部43と係止面34との係止状態が安定する。
また、規制部43と一体をなして本体部21の切欠部31に嵌合される嵌合部46は、規制部43の外周から突出した形態なので、規制部43のうち嵌合部46が形成されている部分は、太くなり、剛性が増大している。したがって、規制部43による係止作用の信頼性が向上する。
また、規制部43に、その外周の一部を切欠した形態の凹部45を形成し、端子金具20には、凹部45に嵌合することで本体部21の軸線を中心とする回転方向の変位を規制可能な凸部32を形成した。この構成によれば、規制部43の凹部45と端子金具20の凸部32を嵌合させることにより、本体部21は、その軸線を中心とする回転方向の変位を規制されるので、端子金具20は正しい姿勢に保持される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では本体部を筒状としたが、本体部は筒状以外の形態であってもよい。
(2)上記実施形態では本体部を概ね円筒状としたが、本体部は概ね角筒状であってもよい。
(3)上記実施形態では、本体部に形成した切欠部に規制部の嵌合部を嵌合させたが、本体部に切欠部を形成せず、規制部が全周に亘って本体部が包囲されるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、嵌合部が、切欠部の開口縁(上縁)に対して周方向に係止するようにしたが、嵌合部は、切欠部の開口縁に対して周方向に係止しない形態であってもよい。
(5)上記実施形態では、係止面を本体部に形成したが、係止面は電線接続部に形成されていてもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では本体部を筒状としたが、本体部は筒状以外の形態であってもよい。
(2)上記実施形態では本体部を概ね円筒状としたが、本体部は概ね角筒状であってもよい。
(3)上記実施形態では、本体部に形成した切欠部に規制部の嵌合部を嵌合させたが、本体部に切欠部を形成せず、規制部が全周に亘って本体部が包囲されるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、嵌合部が、切欠部の開口縁(上縁)に対して周方向に係止するようにしたが、嵌合部は、切欠部の開口縁に対して周方向に係止しない形態であってもよい。
(5)上記実施形態では、係止面を本体部に形成したが、係止面は電線接続部に形成されていてもよい。
10…ハウジング
11…キャビティ
20…端子金具
21…本体部
22…電線接続部
26…電線
30…接点
31…切欠部
32…凸部
34…係止面
35…電線接続部の軸線の延長線
40…カバー
43…規制部
45…凹部
46…嵌合部
11…キャビティ
20…端子金具
21…本体部
22…電線接続部
26…電線
30…接点
31…切欠部
32…凸部
34…係止面
35…電線接続部の軸線の延長線
40…カバー
43…規制部
45…凹部
46…嵌合部
Claims (5)
- 背面に開口するキャビティを有するハウジングと、
背面側から前記キャビティに挿入された端子金具と、
前記端子金具を背面側から覆う形態で前記ハウジングに取り付けられたカバーとを備え、
前記端子金具は、
前記ハウジングの背面に沿って延出した形態であって、一方の端部に電線が概ね同軸状に接続されている電線接続部と、
前記電線接続部の他方の端部から前記電線接続部と略直角に正面方向へ延出した形態であって、背面側から前記キャビティ内に挿入されて相手側端子に接続されるようになっている本体部と、
前記電線接続部の延出方向に沿った軸線又はその軸線の延長線と交差する係止面とを備えて構成され、
前記カバーには、前記係止面に対し前記電線側への変位を規制可能に係止する規制部が形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記本体部が、概ね筒状をなしており、
前記規制部が、突起状をなして前記本体部内に嵌入されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記本体部を構成する壁部の一部に切欠部が形成され、
前記規制部の外周に、前記切欠部に嵌合する嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。 - 前記規制部には、その外周の一部を切欠した形態の凹部が形成され、
前記端子金具には、前記凹部に嵌合することで前記本体部の軸線を中心とする回転方向の変位を規制可能な凸部が形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のコネクタ。 - 前記本体部における前記相手側端子との接点は、前記本体部のうち正面側の端部に配置されており、
前記係止面は、前記本体部における背面側の端部に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
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2009
- 2009-05-15 JP JP2009118632A patent/JP2010267523A/ja active Pending
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