JP2010265058A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体をスタックする際の第1の姿勢と、記録媒体を記録位置へ向けて直線的に搬送可能な経路を形成する第2の姿勢との間で姿勢を変化させるために必要なスタッカーの可動領域を小さく抑えることができる記録装置を提供する。
【解決手段】操作レバーを操作すると、動力伝達歯車機構を構成する回動カムが回動し、この回動により、ピニオン63が両端部に固定された状態でスタッカー27の基端部の長孔79に遊挿された支持シャフト57は、横U字状のガイド孔58に沿って移動する。スタッカー本体28の先端部の支持孔77(長孔)と、ロアハウジング33に突設された支持部75の係合突部76との係合を介して、スタッカー27の先端部は回転自在に支持されている。支持シャフト57がスタッカー27の基端部を支持しつつ上下方向に移動することで、スタッカー27は先端部を支点として第1姿勢と第2姿勢との間で姿勢変更可能となっている。
【選択図】図13
【解決手段】操作レバーを操作すると、動力伝達歯車機構を構成する回動カムが回動し、この回動により、ピニオン63が両端部に固定された状態でスタッカー27の基端部の長孔79に遊挿された支持シャフト57は、横U字状のガイド孔58に沿って移動する。スタッカー本体28の先端部の支持孔77(長孔)と、ロアハウジング33に突設された支持部75の係合突部76との係合を介して、スタッカー27の先端部は回転自在に支持されている。支持シャフト57がスタッカー27の基端部を支持しつつ上下方向に移動することで、スタッカー27は先端部を支点として第1姿勢と第2姿勢との間で姿勢変更可能となっている。
【選択図】図13
Description
本発明は、記録終了後に排出された用紙等の記録媒体(柔軟記録媒体)をスタックするスタッカーを備え、スタッカーが光ディスク等の記録媒体(硬質記録媒体)を給送するための給送案内面となるように姿勢変更可能に構成された記録装置に関する。
この種の記録装置の一つであるプリンターには、印刷終了後の用紙等(記録媒体)をスタックするスタッカーが排紙口側に備えられている。スタッカーは排紙方向下流側の先端部がその基端部より高く位置する傾斜姿勢に配置され、用紙等は傾斜姿勢のスタッカー上にスタックされる。また、例えば特許文献1〜4には、CDR等のディスクにレーベル印刷ができるプリンターが開示されている。このプリンターでは、操作レバーを操作することで、傾斜姿勢のスタッカーは、その上面(記録媒体載置面)がプラテンの上面(搬送面)と同じ高さの水平姿勢に変化する。ディスクをセットしたディスク保持トレイを、水平姿勢のスタッカーの上面にセットして排紙口側からプリンター内へ給送して、その給送後、搬送方向下流側へ搬送される過程で記録ヘッドによりディスクにレーベル印刷が施される。
このように特許文献1に記載のスタッカーは、操作レバーの操作により、用紙への印刷時とレーベル印刷時とで姿勢を変化させることが可能となっていた。
特許文献1に記載のスタッカーでは、例えば用紙に印刷する際の姿勢からレーベル印刷時の姿勢へスタッカーを変化させる際に、操作レバーの力はスタッカーの基端部に作用し、かつその基端部側を支点として先端部側を上方へ振り上げるように回動し、所定位置まで回動した時点で基端側の支点の係合が外れ、その後は、スタッカーの基端部が上方へ変位しつつ先端部側が下降することで、スタッカーは最終的に水平姿勢に配置されるようになっていた。
特許文献1に記載のスタッカーでは、例えば用紙に印刷する際の姿勢からレーベル印刷時の姿勢へスタッカーを変化させる際に、操作レバーの力はスタッカーの基端部に作用し、かつその基端部側を支点として先端部側を上方へ振り上げるように回動し、所定位置まで回動した時点で基端側の支点の係合が外れ、その後は、スタッカーの基端部が上方へ変位しつつ先端部側が下降することで、スタッカーは最終的に水平姿勢に配置されるようになっていた。
しかしながら、特許文献1のスタッカーでは、姿勢を変化させる過程で、まずスタッカーの基端部側を支点として先端部側を大きく振り上げるように回動した後、今度は振り上げた先端部を下降させることで、最終的に水平姿勢になるので、姿勢の変化の過程におけるスタッカーの可動領域が大きいという問題があった。スタッカーの可動領域が大きいと、その可動領域分のスペースを確保するために、プリンターの大型化を招く恐れがあった。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、記録媒体をスタックする際の第1の姿勢と、記録媒体を記録位置へ向けて直線的に搬送可能な経路を形成する第2の姿勢との間で姿勢を変化させるために必要なスタッカーの可動領域を小さく抑えることができる記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録媒体のうち記録位置に搬送された箇所に記録する記録手段とを備えた記録装置であって、前記記録位置から搬送方向に遠い側の第1の端部が近い側の第2の端部よりも上側となる傾斜姿勢で前記記録媒体をスタックする第1の姿勢と、前記記録位置に向けて記録媒体を搬送可能な直線状の搬送経路を形成する第2の姿勢との間を変位自在とされたスタッカーと、前記スタッカーの前記第1の端部を回動自在に支持する第1の支持部と、前記スタッカーが前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間を変位するときに、前記第1の端部を支点として前記スタッカーを回動させるべく、前記スタッカーの前記第2の端部を支持しながら上下方向に移動させる第2の支持部とを備えたことを要旨とする。なお、第2の支持部の移動経路は、第2の端部が上下方向に異なる高さに移動できる経路であれば足り、上下方向の移動方向に限らず、上下方向に対して斜めの移動経路や、円弧状の移動経路であってもよい。
この発明によれば、スタッカーが第1の姿勢に配置された状態では、例えばスタッカーと異なる位置から供給されて記録後に排出された記録媒体は、傾斜姿勢のスタッカー上にスタックされる。一方、スタッカーが第2の姿勢に配置された状態では、記録媒体を記録位置に向けて搬送可能な直線状の搬送経路が形成される。このため、スタッカーを搬送案内面として、記録媒体(例えばディスク又はトレイ等にセットされたディスクなどの硬質記録媒体)を記録位置へ向けて給送することが可能となる。また、スタッカーは、第1の端部(第1の支持部により回動自在に支持された支持箇所)を支点として、第2の支持部が第2の端部を支持しながら上下方向に移動することで、第1の端部を支点として回動し、これにより第1の姿勢と第2の姿勢とに配置される。このように、スタッカーは、第1の端部を支点とする回動により姿勢変更する構成なので、第1の姿勢と第2の姿勢との間で姿勢を変化させるために必要なスタッカーの可動領域を小さく抑えることができる。従って、スタッカーの姿勢変更に伴う比較的広い可動領域に起因する記録装置の大型化を回避しやすい。
本発明の記録装置では、前記第2の支持部は、前記スタッカーの前記第2の端部に設けられた刳り抜き部に、前記スタッカーの回動半径方向に相対変位可能な状態で挿通された支持シャフトを備え、前記支持シャフトを上下方向に変位可能な移動経路で案内する案内手段をさらに備え、前記案内手段は、前記スタッカーが前記第1の姿勢と前記第2の姿勢のうち少なくとも一方の姿勢に配置された状態で、前記支持シャフトの上下方向のうち前記スタッカーを他方の姿勢に変化させうる一方向への移動を規制する規制面を有していることが好ましい。なお、規制面は、スタッカーが第1の姿勢に配置された際に支持シャフトの上方向への移動を規制する規制面と、スタッカーが第2の姿勢に配置された際に支持シャフトの下方向への移動を規制する規制面とのうち少なくとも一方が備えられれば足りる。
この発明によれば、第2端部の刳り抜き部に挿通された支持シャフトが案内手段に案内されて上下方向に変位することで、第2の端部が上下方向に移動し、スタッカーが第1の端部を支点として回動する。この回動により、スタッカーは第1の姿勢と第2の姿勢とに配置される。スタッカーが第1の姿勢と第2の姿勢のうち少なくとも一方の姿勢に配置された状態においては、支持シャフトが案内手段の規制面に当接することで、上下方向のうちスタッカーを他方の姿勢に変化させうる一方向への支持シャフトの移動が規制される。従って、スタッカーにストックされた記録媒体の重量あるいはスタッカーの自重などによって、スタッカーの一旦配置された姿勢がずれることを、特別な姿勢保持機構(例えば付勢機構)を設けることなく防止し、スタッカーを配置された姿勢に保持できる。また、案内手段は、支持シャフトを上下方向に変位させる案内部(「第1案内部」という)と、規制面に沿う経路で支持シャフトを案内する案内部(「第2案内部」という)とを含むことになる。この場合、案内手段の案内経路が、スタッカーの第2の端部における回動軌跡と必ずしも一致しなくても、支持シャフトは、スタッカーの回動過程で、刳り抜き部内をスタッカーの回動半径方向に相対変位することができるので、案内手段(第1案内部及び第2案内部)の案内経路に沿った移動経路を移動できる。
本発明の記録装置では、前記案内手段として横U字状のガイド孔が設けられ、前記支持シャフトは、前記スタッカーを間に挟んだ両側で一対の前記ガイド孔に移動自在に挿通されると共に、前記一対のガイド孔に沿って設けられた一対のラックと噛合する一対のピニオンが当該支持シャフトの両側に固定された状態で設けられ、前記支持シャフトの前記一対のピニオンが設けられた両側のうち一方側が当該支持シャフトを上下方向に移動させるための動力が入力される駆動側で、他方側が当該駆動側のピニオンの回転で当該支持シャフトの軸方向反対側に設けられた他方のピニオンが回転することで上下方向に移動する従動側であることが好ましい。
この発明によれば、支持シャフトの軸方向における両側のうち駆動側に動力が入力されることで、支持シャフトの駆動側の部分がガイド孔に案内されつつ移動し、このとき駆動側のピニオンがラックと噛合して回転する。この駆動側のピニオンの回転が支持シャフトを介して伝達されることで従動側のピニオンが回転し、この回転により従動側のピニオンがラックと噛合しつつ上下方向へ移動することで、支持シャフトは従動側の部分でも上下方向に移動する。このスタッカーでは姿勢変更時の支点と力点が比較的離れており、力点に加えるべき力が相対的に小さく済むので、駆動側のピニオンの回転を支持シャフトを介して従動側のピニオンに伝達させる構成としても、支持シャフトの両側でピニオンの回転ずれが起きにくく支持シャフトの両側で高さのずれが起きにくくなる。この結果、スタッカーを第2の端部の両側で同じ高さを保ちつつ姿勢変更させることができる。また、ガイド孔は横U字状なので、スタッカーが第1の姿勢と第2の姿勢に配置された状態では、支持シャフトが規制面に当たって上下方向のうち他方の姿勢へ変化させる一方向への移動が規制される。このため、第1の姿勢に配置されたスタッカーの支点よりも搬送方向下流側の部分にスタックされた記録媒体の重量がかかり、第2端部を上方へ変位させる回動方向への回動力(負荷)がスタッカーにかかっても、支持シャフトがガイド孔の規制面(上壁面)に当たって上方向への移動が規制されることで、スタッカーを第1の姿勢に保持できる。一方、第2の姿勢に配置されたスタッカーの自重により第2の端部を下方へ変位させる回動方向への回動力(負荷)がスタッカーにかかっても、支持シャフトはガイド孔の規制面(下壁面)に当たって下方向への移動が規制されることで、スタッカーを第2の姿勢に保持できる。
本発明の記録装置では、操作レバーの端縁に形成された歯部と噛合する少なくとも一つの歯車を含む動力伝達機構をさらに備え、当該動力伝達機構は前記操作レバーの操作力に基づき前記歯部に伝わる動力を増速して前記支持シャフトに伝達することが好ましい。
この発明によれば、操作レバーの操作力が動力伝達機構を介して支持シャフトに伝達されることで、支持シャフトはガイド孔に案内されて上下方向に変位し、これによりスタッカーの姿勢が変更される。この際、操作レバーの操作力に基づき歯部に伝わる動力は、動力伝達機構によって増速されて支持シャフトに伝達される。このため、ガイド孔が横U字状であって支持シャフトの移動経路が相対的に長くなる割には、操作レバーの操作量を小さく抑えることができる。この結果、例えば操作レバーの可動領域の増大に起因する記録装置の大型化を回避しやすい。また、スタッカーの支点と力点が離れ、力点(支持シャフト)に加えるべき力が相対的に小さく済むため、操作力を動力伝達機構で増速した割には、操作レバーの操作が重くならない。
本発明の記録装置では、前記刳り抜き部の内周縁には、該刳り抜き部が延びる方向と交差する方向に食い込む係止凹部が形成され、前記スタッカーが前記第1の姿勢及び前記第2の姿勢のうち少なくとも一方に配置された状態では、当該係止凹部に対して前記支持シャフトは係入した状態で位置決めされることが好ましい。
この発明によれば、スタッカーが第1の姿勢及び第2の姿勢のうち少なくとも一方に配置された状態では、刳り抜き部に挿通されている支持シャフトは係止凹部に係入した状態で位置決めされる。このため、支持シャフトは規制面のない側へ移動することなく、規制面に当接した状態に保持される。よって、スタッカーを第1の姿勢と第2の姿勢のうちそのとき配置されている姿勢により一層確実に保持できる。
本発明の記録装置では、前記スタッカーは伸縮可能な複数段のスライド構造を有し、前記第1の支持部は前記第1の支持部に対して接近・離間可能な方向に相対移動可能かつ回動自在に支持されていることが好ましい。
この発明によれば、スタッカーの第1の端部を第1の支持部に対して離間させる方向へ変位させることによって、スタッカーをスライドさせるときに指を入れるために必要な広さの隙間を、第1の端部と第1の支持部との間に確保できる。また、スタッカーの第1の端部が第1の支持部側に接近した状態では、両者間の隙間が狭く隙間を介した異物の進入を回避しやすい。
本発明の記録装置では、前記スタッカー及び前記第1の支持部の対向する双方の面からは一対の壁部が延びており、前記第1の端部が前記第1の支持部に接近して位置する状態では、前記一対の壁部の先端部は前記接近・離間可能な方向に一部重複していることが好ましい。
この発明によれば、スタッカーの第1の端部が第1の支持部に接近した状態では、一対の壁部の双方の先端部は接近・離間可能な方向に一部重複している。このため、第1の端部が第1の支持部から離間して両者間の隙間が広がっても、一対の壁部間の接近・離間可能な方向の隙間は、発生しないか、僅かで済む。従って、広がったときの隙間を介した異物の進入をより効果的に抑えることができる。
本発明の記録装置では、前記横U字状のガイド孔は、前記操作レバー側に向かって凸となる向きに配置され、前記ピニオンは、前記スタッカーの姿勢変化の過程で、前記動力伝達機構を構成する回動体に対して当該回動体の回動中心よりも前記操作レバー側にずれた位置に回動変形方向に変位可能な状態で設けられていることが好ましい。
この発明によれば、横U字状のガイド孔に案内されて移動する支持シャフトの上下方向の移動スペースを、スタッカーが各姿勢に配置された際の支持シャフトの配置位置に対して、搬送方向に操作レバー側で確保すればよい。このため、スタッカーの配置位置を記録手段側(例えば搬送面を規定するプラテンなど)に近づけることが可能となり、記録装置の搬送方向における大型化を回避しやすくなる。仮に横U字状のガイド孔を操作レバーと反対側に向かって凸となる向きに配置すると、支持シャフトの上下方向の移動スペースを、支持シャフトが記録手段の下側で搬送面を形成するプラテンなどの他の構成部材との干渉を避けて確保できるように、スタッカーの配置位置をプラテンなどの他の構成部材から離す必要が生じる。しかし、この発明のガイド孔の向きであれば、支持シャフトが上下方向に移動する移動スペースはスタッカーの下側の空間を利用できるので、スタッカーの配置位置をプラテンなどの他の構成部材に近づけることが可能となる。
以下、本発明を記録装置の一種であるインクジェット式の複合型プリンターに具体化した一実施形態を図1〜図22を用いて説明する。
図1に示すように、複合型プリンター(以下、単に「プリンター11」という)は、一台で、スキャナー、プリンター、コピーの3つの機能を備えるインクジェット式のカラープリンタである。プリンター11は略四角箱状の本体12を備える。本体12は、その下部が用紙P等の記録媒体に印刷(記録)を施すプリンター部13となっており、その上部が上面に原稿台カバー14を開閉可能に備えたスキャナー部15となっている。また、本体12の上部前面には操作パネル16が設けられ、操作パネル16の下側にはカバー17が開閉可能な状態で設けられている。
図1に示すように、複合型プリンター(以下、単に「プリンター11」という)は、一台で、スキャナー、プリンター、コピーの3つの機能を備えるインクジェット式のカラープリンタである。プリンター11は略四角箱状の本体12を備える。本体12は、その下部が用紙P等の記録媒体に印刷(記録)を施すプリンター部13となっており、その上部が上面に原稿台カバー14を開閉可能に備えたスキャナー部15となっている。また、本体12の上部前面には操作パネル16が設けられ、操作パネル16の下側にはカバー17が開閉可能な状態で設けられている。
スキャナー部15は原稿台カバー14の下側の原稿台(図示せず)上にセットされた原稿を読み取る(スキャニングする)ためのものである。プリンター部13は、用紙やフィルムなどの柔軟な記録媒体(以下、「柔軟記録媒体」という)と、CDRやDVD等のディスク(光ディスク又は磁気ディスク)などの硬質な記録媒体(以下、「硬質記録媒体」という)とを、記録媒体として用いることができる。なお、柔軟記録媒体にはフィルムや布なども含まれる。また、硬質記録媒体には厚紙やプレートなども含まれる。
本体12にはその背部に給送装置18(自動給紙装置(Auto sheet feeder))が装備されている。給送装置18の上部に設けられた回動式の給紙トレイ19は、図1に実線で示す閉状態から後方へ回動させると、図1に二点鎖線で示す斜状に配置されて複数枚の用紙Pがセット可能となる。給紙トレイ19にセットされた用紙Pは給送装置18により1枚ずつ給送されて印刷が施されるようになっている。プリンター部13は、給送装置18を用いて給紙トレイ19から給送される用紙P等の柔軟記録媒体に印刷を施す通常印刷(通常印刷モード)と、ディスクのレーベル面に印刷するレーベル印刷(レーベル印刷モード)とに対応している。このレーベル印刷については後述する。また、プリンター11は、スキャナー部15で読み取った画像をプリンター部13が印刷することで、コピーを行うことも可能である。
操作パネル16は、プリンター11に対する各種操作を行うための操作部20と、各種メニューや画像などが表示される表示部21とを備えている。操作部20には、電源スイッチ22、印刷開始スイッチ23、コピースイッチ24及び選択スイッチ25等が設けられている。例えば用紙等の記録媒体に印刷を施す通常印刷(通常印刷モード)は、用紙を給紙トレイ19にセットして印刷開始スイッチ23を押下することで行う。また、レーベル印刷(レーベル印刷モード)は、選択スイッチ25を操作して表示部21上のモード選択メニューでレーベル印刷モードを選択し、その次階層の設定画面で必要な設定項目(CDサイズ,画像の選択等)を選択した後、印刷開始スイッチ23を押下することで行う。なお、プリンター11は、図示しないホスト装置から受信した印刷データに基づく画像や文書の印刷が可能な他、本体12の前面に設けられたスロット26に挿着されたメモリーカード(図示せず)から読み込んだ画像の印刷も可能となっている。
本体12の前面下側に設けられたカバー17は、図1に示す閉状態で本体12の排紙口(媒体排出口)を覆うもので、カバー17の内側にはスタッカー27(図2及び図3を参照)が収納されている。印刷を行うときには、ユーザーは、図1に示すカバー17を開けて、スタッカー27をその使用用途に応じた所定の姿勢に配置する。
図2及び図3は、カバーを開けた状態で現れるスタッカー27の斜視図を示す。本実施形態のスタッカー27は、通常印刷(通常印刷モード)時に排出された用紙等の柔軟記録媒体をスタック(積重)するスタック機能と、レーベル印刷(レーベル印刷モード)時にディスク等の硬質記録媒体をプリンター部13内へ給送するための給送トレイ機能とを有する。図2は、柔軟記録媒体のスタック機能として使用される際の姿勢にあるスタッカーを示し、図3は、硬質記録媒体の給送トレイ機能として使用される際の姿勢にあるスタッカーを示す。スタッカー27は、スタック機能を実現する図2に示す第1のポジション(第1の姿勢)と、給送トレイ機能を実現する図3に示す第2のポジション(第2の姿勢)との間で姿勢の切り換え(変更)が可能となっている。
カバー17を開けたときには、図2に示すように、スタッカー27は常に第1のポジションに配置されるようになっている。この第1のポジションでは、スタッカー27はその基端部側(図2における左奥側)よりも先端部側(図2における右手前側)が上方に位置する傾斜姿勢に配置される。スタッカー27は、3段スライド構造で、四角板状のスタッカー本体28と、スタッカー本体28の下面側にスライド可能に嵌め込まれたそれより少し小さめの四角板状のメインサポート板29と、メインサポート板29にスライド可能に嵌め込まれた最小の四角板状のサブサポート板30とを有している。給紙トレイ19に用紙等の柔軟記録媒体をセットして給送装置18に給送させて印刷を行うとき(通常印刷モード時)には、スタッカー27が図2に示す第1のポジションに配置される。通常印刷時は、スタッカー27は、図2に示すようにサポート板29,30をスタッカー本体28からスライドさせた延出状態で使用される。印刷が終了して排紙された用紙P等の柔軟記録媒体は、第1のポジション(斜状姿勢)のスタッカー27上にスタックされる。
図2において、スタッカー27の左隣には、その姿勢(ポジション)を変更させるための操作レバー31が設けられている。この操作レバー31の操作部31aを上下に操作することにより、スタッカー27の姿勢の切り換えが可能となっている。スタッカー27が第1のポジションにある状態で、操作部31aを押し下げると、スタッカー27は図3に示す第2のポジションに切り換えられる。また、スタッカー27が第2のポジションにある状態で、操作部31aを押し上げると、スタッカー27は図2に示す第2のポジションに切り換えられるようになっている。
図2に示すように、スタッカー本体28の幅方向一端側(図2では左端側)には側壁部28Bが搬送方向に延びるように形成されている。また、側壁部28Bから幅方向に所定距離を隔てたガイド面28A上の位置には凸条28C(ガイド用リブ)が側壁部28Bと平行な方向(搬送方向)に延びるように突設されている。
レーベル印刷時は、スタッカー27はガイド面28A(給送載置面)が水平となる図3に示す第2のポジション(水平姿勢)に配置される。そして、レーベル印刷時に用いる四角板状のディスク保持トレイ32の上面の円形の凹部32aにディスクDをセットし、図3に示すように、ディスク保持トレイ32を、側壁部28Bと凸条28Cとの間のガイド面28A上にセット(載置)する。スタッカー27は、レーベル印刷時はこの第2のポジション(水平姿勢)に配置することで、ディスク保持トレイ32を給送するための給送トレイとして機能する。なお、レーベル印刷時は、図3に示すようにスタッカー27はサポート板29,30をスタッカー本体28内に収納した収縮状態で使用される。
レーベル印刷モードで印刷開始スイッチ23が操作されると、プリンター部13の搬送機構が駆動されてスタッカー27上にセットされたディスク保持トレイ32が記録部へ給送される。このときディスク保持トレイ32は側壁部28Bと凸条28Cとにより幅方向に位置決めされつつその下面をガイド面28Aに支持されながら水平な搬送経路で給送される。また、給送終了後、ディスク保持トレイ32は搬送方向下流側へ搬送され、この搬送過程でディスクDのレーベル面Drに印刷が施され、再びスタッカー27上に排出されるようになっている。
カバー17はプリンター11の底板部を構成するロアハウジング33の先端部分(搬送方向下流側端部)の幅方向両側に上方へ延出する支持板部34の軸部34a(図2、3では一方のみ図示)を中心に回動可能に取り付けられている。このロアハウジング33先端部分には、スタッカー27を姿勢変更可能とするため、スタッカー本体28の先端部が回動自在な状態で支持されている。
次にプリンター部13の構成について説明する。図4は外装ハウジングを取り外した状態のプリンター部の斜視図を示す。図4に示すように、プリンター部13は、上側と前側が開口する略四角箱状の本体フレーム35を備えている。この本体フレーム35は外装ハウジングの底部を構成するロアハウジング33上に組付けられている。
この本体フレーム35の図4における左右の側壁間には所定長さを有するガイド軸36が架設されており、キャリッジ37はこのガイド軸36に沿って主走査方向Xに往復移動可能に設けられている。キャリッジ37は、本体フレーム35の背板内面に取着された一対のプーリー38に巻き掛けられた無端状のタイミングベルト39に固定されている。図4における右側のプーリー38に駆動軸が取着されたキャリッジモーター40が正逆転駆動されて、タイミングベルト39が正転・逆転することにより、キャリッジ37は主走査方向Xに往復移動するようになっている。
キャリッジ37の下部には、インクジェット式の記録ヘッド41が設けられている。この記録ヘッド41の下面には、インクを噴射する複数列のノズルが開口している。また、キャリッジ37の上部には複数個のインクカートリッジ42が装填されている。インクカートリッジ42は、例えば黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のインクがそれぞれ収容されている。もちろんインク色は4色に限らず、3色、5〜8色でもよい。記録ヘッド41は、各インクカートリッジ42から供給されたインクを色別のノズルからそれぞれ吐出する。
記録ヘッド41と対向する下方位置には、記録ヘッド41と記録媒体との間隔(ギャップ)を規定するプラテン43が設けられている。プラテン43は記録ヘッド41による印刷が行われる印刷領域を含む範囲に亘って幅方向(図4におけるX方向)に延びている。搬送方向(Y方向)において、記録ヘッド41のノズルが対向する領域が記録位置となっている。記録位置では、柔軟記録媒体(例えば用紙P)及び硬質記録媒体(例えばディスクD)はプラテン43の上面に支持される。印刷中は記録媒体のうち記録位置に搬送された箇所にインクが噴射される。そして、搬送中はプラテン43の上面が記録媒体を支持する搬送面となる。よって、記録部においては柔軟記録媒体と硬質記録媒体ともにプラテン43の上面を搬送面とする水平な経路に沿って給送・搬送・排出が行われる。
また、キャリッジ37の背面側には、キャリッジ37の移動量に比例する数のパルスを出力するリニアエンコーダー44がガイド軸36に沿って延びるように設けられている。
また、本体フレーム35の図4における右側下部には、搬送モーター45が配設されている。搬送方向Yにプラテン43を挟んだその上流側と下流側には、それぞれ搬送ローラー対46と排出ローラー対47とが配置されている。搬送ローラー対46は、搬送モーター45の動力で回転駆動する搬送駆動ローラー46aと、搬送駆動ローラー46aに当接して連れ回りする搬送従動ローラー46bとから構成される。また、排出ローラー対47は、搬送モーター45の動力で回転駆動する排出駆動ローラー47aと、排出駆動ローラー47aに当接して連れ回りする排出従動ローラー47bとから構成される。
また、本体フレーム35の図4における右側下部には、搬送モーター45が配設されている。搬送方向Yにプラテン43を挟んだその上流側と下流側には、それぞれ搬送ローラー対46と排出ローラー対47とが配置されている。搬送ローラー対46は、搬送モーター45の動力で回転駆動する搬送駆動ローラー46aと、搬送駆動ローラー46aに当接して連れ回りする搬送従動ローラー46bとから構成される。また、排出ローラー対47は、搬送モーター45の動力で回転駆動する排出駆動ローラー47aと、排出駆動ローラー47aに当接して連れ回りする排出従動ローラー47bとから構成される。
搬送モーター45が回転駆動されることで搬送駆動ローラー46a及び排出駆動ローラー47aが駆動され、用紙P又はディスク保持トレイ32は両ローラー対46,47に挟持(ニップ)された状態で副走査方向Yに搬送される。図3に示すスタッカー27は第2のポジションに配置されることで、直線状の搬送経路(本例では水平経路)をプラテン43の上面(搬送面)と共に形成する。このようにスタッカー27を、その上面であるガイド面28Aがプラテン43の水平な上面と同じ高さかつ平行になる姿勢(水平姿勢)に配置することで、ディスクDをプラテン43の水平な上面へ給送するための給送経路を形成することが可能となる。
図4に示すように、キャリッジ37を主走査方向Xに往復動させながら記録ヘッド41のノズルから用紙P又はディスクDのレーベル面にインクを吐出する印字動作と、用紙P又はディスクDを副走査方向Yに所定の搬送量で搬送する送り動作とを交互に繰り返すことで、用紙P又はディスクDに画像や文書等の印刷が施される。
プラテン43は記録ヘッド41による記録が施される際に記録媒体を支持する支持面及び搬送中の記録媒体の下面を支持する搬送面として機能する。印刷時においては搬送方向(図4におけるY方向)にプラテン43の上面に位置する記録媒体のうち記録ヘッド41のノズルと対向する部分に印刷が施され、プラテン上における印刷が施される位置が記録位置に相当する。
通常印刷モードでは、給送装置18は、給紙トレイ19(図1を参照)上に積重された複数枚の用紙Pのうち最上位の1枚のみを分離して副走査方向Y下流側へ給送し、印刷が終わって排紙された用紙はプラテン43の上面の高さから図2に示す第1のポジション(傾斜姿勢)にあるスタッカー27上にスタックされる。
一方、レーベル印刷モードでは、図3に示す第2のポジション(水平姿勢)に配置されたスタッカー27の上面にセットされたディスク保持トレイ32は、図4に示す搬送モーター45が逆転駆動されることにより排出ローラー対47及び搬送ローラー対46に挟持(ニップ)された状態で両ローラー対46,47の逆転によりプラテン43上へ給送される。そして、給送されたディスク保持トレイ32は、搬送モーター45が正転駆動されることにより正転する両ローラー対46,47によって搬送方向下流側へ搬送される。この搬送方向下流側へ搬送される過程でディスク保持トレイ32にセットされたディスクDのレーベル面に印刷が施される。そして、レーベル印刷が終わると、ディスク保持トレイ32は搬送ローラー対46及び排出ローラー対47の回転駆動により搬送方向下流側へ搬送されて、プラテン43の上面から第2のポジションの姿勢をとるスタッカー27の上面に排出される。なお、第1のポジションでスタッカー27の上面を、プラテン43の上面と同じ高さの水平状態に配置するのは、ディスク保持トレイ32にセットされたディスクDに曲げ応力を与えることなく、ディスク保持トレイ32を給排送できるようにするためである。また、スタッカーが第2のポジションにあるときの姿勢は水平姿勢に限らず、搬送面と平行な姿勢であれば足りる。例えばプラテンの搬送面(媒体支持面)が水平に対して傾斜する場合、この傾斜した搬送面に対して直線的な経路が形成可能であれば足りる。さらに円筒状のプラテンである場合は、プラテンの外周面における記録位置での接線の延長上にスタッカーの上面が位置するような姿勢とすればよい。
なお、プリンター部13には、記録ヘッド41とプラテン43との間隔(プラテンギャップ)を調整可能に、キャリッジ37を上下方向に移動させるプラテンギャップ自動調整装置(以下、「APG装置48」と称す)が装備されている。ホスト装置から受信した印刷データに含まれる印刷条件情報又は操作パネル16で設定された設定情報から、取得した紙種に応じた適切なプラテンギャップが確保されるようにAPG装置48は駆動され、キャリッジ37はその適切なプラテンギャップが確保される高さに位置調整される。また、レーベル印刷モード時は、ディスク保持トレイ32の厚さに応じた広めのプラテンギャップが確保されるようにAPG装置48は駆動され、キャリッジ37は例えば高さ方向の移動範囲内の最上高さに配置される。このため、レーベル印刷時は、記録ヘッド41とディスク保持トレイ32にセットされたディスクDのレーベル面Drとの間に適切なギャップが確保されるようになっている。
図4においてキャリッジ37の移動経路上の一端位置(図4では右端位置)がホーム位置(ホームポジション)となっている。ホーム位置に配置されたキャリッジ37の直下には、記録ヘッド41に対してノズルクリーニング等のメンテナンスを行うメンテナンス装置49が配設されている。メンテナンス装置49により記録ヘッド41のノズルから吸引排出された廃インクはプラテン43の下側に配置された廃液タンク50に排出されるようになっている。
なお、本実施形態では、搬送モーター45は、搬送駆動ローラー46a及び排出駆動ローラー47aの他、給送装置18、APG装置48、メンテナンス装置49の共通の動力源となっている。キャリッジ37がホーム位置近傍の切換位置に配置されると動力伝達切換装置51の接続が切断され、この切断状態で搬送モーター45が駆動されることで接続先(切り換え先)を選択し、キャリッジ37が切換位置から退避することで、搬送モーター45の動力伝達経路が選択された接続先へ接続される構成となっている。
次にスタッカー27を備えるスタッカー装置の詳細な構成を説明する。図5及び図6は、スタッカー及びその駆動系により構成されるスタッカー装置の斜視図を示す。図5はスタッカーが第2のポジションに配置された際のスタッカー装置の斜視図を示し、図6はスタッカーが第1のポジションに配置された際のスタッカー装置の斜視図を示す。
図5に示すように、スタッカー装置53は、本体フレーム35の底板上においてプラテン43に対し搬送方向下流側にほぼ隣接する箇所に組み付けられている。スタッカー装置53は、第1のポジションと第2のポジションに切り換え可能な四角板状のスタッカー27と、スタッカー27の姿勢を切り換える操作を行うための操作レバー31と、スタッカー27の姿勢を変更させるべく操作レバー31の操作力をスタッカー27に伝達するための動力伝達機構としての動力伝達歯車機構54とを備える。
スタッカー27の先端部(搬送方向下流側の端部)の幅方向両側が、本体フレーム35の底板上に組み付けられたロアハウジング33に対して回動自在に支持されている。スタッカー27の基端部(搬送方向上流側の端部)の幅方向両側に相当する位置には、幅方向(X方向)に最大用紙幅よりも少し広い間隔を隔てて左右一対の支持部材55,56が立設されている。スタッカー27の基端部は、その幅方向に延びると共にその幅よりも外側へ突出する支持シャフト57の両端部が、左右一対の支持部材55,56に形成された案内手段としての横U字状のガイド孔58に遊挿されている。そのため、スタッカー27の基端部は上下方向に位可能な状態で支持されている。
動力伝達歯車機構54は、操作レバー31の端縁に形成された歯部31b、歯車59,60、複合歯車61、回動カム62及びピニオン63などを備える。ピニオン63は支持シャフト57の両端部に固定されている。よって、スタッカー27は、その基端部と係合する支持シャフト57が横U字状のガイド孔58に沿って上下方向に変位することで、ロアハウジング33に対して係合支持された先端部を支点として回動し、図5に示す第1のポジションと図6に示す第2のポジションとの間で姿勢の変更が可能となっている。
図5に示すように、操作レバー31の操作部31aが上側に位置する第1操作位置にある状態では、ピニオン63が下降位置にあって、スタッカー27はプラテン43上の記録位置から搬送方向に遠い側の先端部(第1の端部)が近い側の基端部(第2の端部)よりも上側となる傾斜姿勢で用紙P等の柔軟記録媒体をスタックする第1のポジション(第1の姿勢)に配置される。一方、操作部31aを第1操作位置から第2操作位置へ押し下げると、図6に示すように、動力伝達歯車機構54を介して伝達された操作力に基づく力で回動カム62が回動しピニオン63が上昇することで、スタッカー27はその基端部を上昇させた水平姿勢の第2のポジション(第2の姿勢)に配置される。この第2のポジションでは、記録位置に向けてディスクD等の硬質記録媒体(本例では、ディスクDがセットされたディスク保持トレイ32)を搬送可能な直線状の搬送経路が、スタッカー27とプラテン43とにより形成される。このように本例のスタッカー27は、記録媒体としてのディスクDを、ディスク保持トレイ32にセットされた状態で給送する。もちろん、ディスクDのみ単体で給送する構成も採用してよい。
レーベル印刷時は、スタッカー27を図6に示す第2のポジションに配置し、図3に示すディスク保持トレイ32を、側壁部28Bと凸条28Cの間にセットする。次にレーベル印刷モードで印刷開始スイッチ23を押下することで、ディスク保持トレイ32は側壁部28Bと凸条28Cの間により幅方向に位置決めされつつ、印刷位置となるプラテン43上へ給送されるようになっている。ディスク保持トレイ32は記録ヘッド41と対向する印刷位置よりも搬送方向上流側のディスク給送位置まで一旦給送された後、次に搬送方向下流側へ搬送されて印刷開始位置に頭出しされ、その頭出し後にディスク保持トレイ32が搬送方向下流側に搬送されつつディスクDのレーベル面Drに印刷が施されるようになっている。
次に動力伝達歯車機構54の構成を詳しく説明する。図7は、動力伝達歯車機構の側面図である。図7に示すように、動力伝達歯車機構54は、左右一対の支持部材55,56のうち第1支持部材55(メイン支持部材)側に組み付けられている。
図7に示すように、操作レバー31は第1支持部材55の外側面に突設された軸部64を中心に回動可動に支持されている。操作レバー31の回動中心(軸部64)を挟んで操作部31aと反対側の端縁には歯部31bが形成されている。歯部31bは、第1支持部材55の外側面に突設された軸部65を中心に回転可能に支持された歯車59と噛合している。複合歯車61は、第1支持部材55の外側面に突設された軸部66を中心として回動可能に支持されると共に、その第1支持部材55と対向する側の面に軸部66を中心として一体回転可能な歯車60を有している。この歯車60は、歯車59と噛合している。複合歯車61は、操作レバー31側と反対側の部分が扇状に延出し、この扇状部分の周縁部には歯部68が形成されている。
第1支持部材55には、その長手方向の図7及び図8における左寄りの箇所に、横U字状のガイド孔58が開口している。本実施形態の横U字状のガイド孔58は、操作レバー31側に向かって凸となる向きに配置されている。第1支持部材55の外側面にはガイド孔58の左隣に、ガイド孔58の高さ幅の半分の高さ位置に軸部69が突設されている。回動カム62及び歯車70は軸部69に対し一体回動可能な状態で支持されている。そして、複合歯車61の扇状部分の歯部68が歯車70と噛合している。回動カム62はその回転半径方向に延びる延出部62aを有し、この延出部62aにはピニオン63が回転自在な状態で取着されている。
また、第1支持部材55の外側面には、横U字状のガイド孔58に沿ってラック71が設けられている。ラック71は、ガイド孔58の外周に沿って複数の歯部が横U字状に配列されることで構成されている。延出部62aに回転自在に取着されたピニオン63は、ガイド孔58に遊挿された支持シャフト57の一端部に固定されると共に、ラック71と噛合している。
図9は、回動カム62や歯車等の動力伝達歯車機構54の主な構成部品を取り除いてピニオン63を見えるようにした側面図である。図9に示すように、横U字状のガイド孔58に遊挿された支持シャフト57は、スタッカー27の基端部を支持しており、操作レバー31が上下に操作されて回動カム62が回動することで、支持シャフト57はガイド孔58に沿って上下方向に移動するようになっている。つまり、支持シャフト57はスタッカー27の基端部(第2の端部)を支持しながら上下方向に移動可能な状態で設けられている。
よって、操作レバー31が図7に示す第1操作位置にある状態では、動力伝達歯車機構54の構成部品は図7に示す回動姿勢の状態にある。このとき回動カム62が延出部62aを斜め下側に向けた回動姿勢にあって、支持シャフト57は図7及び図9の実線に示すようにガイド孔58内の下端に位置している。よって、操作レバー31が図7に示す第1操作位置にあるときには、スタッカー27は図7及び図9に実線で示すように搬送方向下流側(同図では右側)の先端部が基端部よりも高く位置する傾斜姿勢となった第1のポジションに配置される。
この図7に示す状態から操作レバー31を押し下げると、歯部31b、歯車59,60を介して複合歯車61が図7の時計方向に回動し、複合歯車61の歯部68と噛合する歯車70と共に回動カム62が図7の反時計方向に回動する。その結果、操作レバー31が図8に示す第2操作位置にある状態では、支持シャフト57が図8及び図9に二点鎖線で示すように横U字状のガイド孔58内の上端に位置し、このときスタッカー27は図8及び図9に二点鎖線で示す水平姿勢となる第2のポジションに配置される。
ここで、図7及び図8に示すように、操作レバー31の端縁に形成された歯部31bと噛合する歯車59と歯車60とは略同径(略同歯数)であり、この歯車60よりも複合歯車61の歯部68の方が回動半径が大きくなっている。また、歯部68と噛合する歯車70よりも軸部69を中心として回動するピニオン63の回動軸心位置(又は支持シャフト57)の方が回動半径が大きくなっている。このため、操作レバー31の操作時にその端縁の歯部31bに伝わる動力は、歯車59,60、複合歯車61、回動カム62等を介して増速されて支持シャフト57に伝達される。このように動力伝達歯車機構54は、操作レバー31の端縁の歯部31bに伝わる動力を増速させて支持シャフト57に伝達する増速機構であるため、ガイド孔58の孔形状を横U字状としたことにより支持シャフト57の移動経路が比較的長くなっている割には、操作レバー31の操作量が小さく済むようになっている。
図10は、回動カムに対するピニオンの取着構造を示す側面図である。図10に示すように、回動カム62のガイド孔58と対向する側の裏面には、延出部62aの部分に回動カム62の回動半径方向に沿って延びるガイド溝62bが形成されている。このガイド溝62bには、ガイド孔58に挿通された支持シャフト57のピニオン63を貫通した軸端部57aが挿入されている。そのため、ピニオン63及び支持シャフト57はガイド溝62bに沿って回動カム62に対してその回動半径方向に相対移動可能となっている。このため、ガイド孔58を円弧状ではなく横U字状の孔形状としても、支持シャフト57をガイド孔58に沿って移動させることが可能となっている。なお、支持シャフト57の軸端部57aではなく、ピニオン63に一体形成された軸部を、ガイド溝62bに挿入してもよい。
図13及び図14は、第2支持部材側から見たスタッカーの側面図を示す。第2支持部材56は、第1支持部材55のうち横U字状のガイド孔58が形成された部分と対をなす部材である。第2支持部材56は、第1支持部材55よりも搬送方向に短くかつ第1支持部材55と同じ高さを有する板状の部材であって、第1支持部材55からスタッカー27の幅より若干広い間隔をおいた位置に第1支持部材55と平行に並ぶ状態で立設されている。第2支持部材56には、横U字状のガイド孔58と、ガイド孔58に沿って複数の歯部が横U字状に配列されてなるラック74とが形成されている。ラック74は、第1支持部材55側のラック71と同形状であり、操作レバー31側に向かって凸となる向きに配置されている。支持シャフト57の第2支持部材56側の他端部もガイド孔58に遊挿されており、その挿通された外側の他端部に固定されたピニオン63がラック74と噛合する状態にある。
本実施形態では、一対のピニオン63,63が固定された支持シャフト57の軸方向両側のうち、一方側(第1支持部55側)が操作レバー31の操作に基づく動力が動力伝達歯車機構54を介して入力される駆動側となっている。回動カム62の回動によって支持シャフト57の軸方向両側のうち駆動側はガイド孔58に沿って移動する。また、支持シャフト57の軸方向両側のうち他方側(第2支持部材56側)が、駆動側(一端部側)のピニオン63の回転で支持シャフト57の軸方向反対側に設けられた他端部側(従動側)のピニオン63が従動回転することで、支持シャフト57の他端側を上下方向に移動させる従動側となっている。よって、操作レバー31を操作したときには、回動カム62が回動することで支持シャフト57の一端部側にこれを上下方向に移動させる力が入力され、支持シャフト57の一端部側が上下方向に移動するときには駆動側のピニオン63がラック71と噛合して回動する。この回転は支持シャフト57の回転を介してその他端側に伝達され、他端部側(従動側)のピニオン63が回転する。この従動側のピニオン63がラック74と噛合しつつ回転することで、支持シャフト57の他端部にもこれを上下方向に移動させる動力が伝達される。こうして駆動側のピニオン63と従動側のピニオン63とが共に回転し、支持シャフト57はその軸方向両側で上下方向に移動可能な状態で支持されている。
また、図13及び図14に示すように、ロアハウジング33は、搬送方向(同図における左右方向)にスタッカー27の基端部寄りの部分と対応する箇所で水平に延びた底板部33aと、スタッカー本体28の先端部寄りの部分と対応する箇所で搬送方向下流側(同図では左側)ほど高くなる斜め上方へ延びた延出板部33bとを有している。延出板部33bの先端部付近にはその上面から支持部75が上方へ延びている。この支持部75の上端部側面には係合支持部としての係合突部76が突設されている。一方、スタッカー本体28の先端部側面において係合突部76と対応する箇所には、その基端部に向かって延びる方向(長手方向)と直交する方向に延びる長孔よりなる支持孔77を有する延出部78が、スタッカー本体28と垂直となる下方向に延出している。延出部78と支持部75は、スタッカー本体28の先端部の幅方向両側に一対設けられている。
各支持孔77に各係合突部76が挿通されることで、スタッカー本体28はその先端部左右両側で支持孔77と係合突部76との係合箇所(先端部)を支点として回動自在に支持されている。このため、スタッカー27は、その基端部側を上下方向に移動させることにより、スタッカー本体28の先端部(係合突部76と支持孔77との係合箇所)を支点とする回動が可能となっている。なお、本実施形態では、スタッカー27の先端部(第1の端部)を回動自在に支持している支持部75が、第1の支持部を構成する。
図11及び図12は、動力伝達機構側と反対側から見たスタッカーの側面図を示す。なお、これらの図は、スタッカーと第2支持部材との間で切断した側面図に相当する。図11及び図12に示すように、スタッカー27の基端部には、その先端部に向かって延びる刳り抜き部としての長孔79が形成されている。長孔79は、スタッカー本体28の幅方向両側に形成されており、支持シャフト57は左右の長孔79に遊挿されている。このため、支持シャフト57は左右の長孔79を介してスタッカー27の基端部を上下方向へ移動可能な状態で支持している。スタッカー27が図11に示す第1のポジションと図12に示す第2のポジションとの間での姿勢変更のために回動する過程では、長孔79に遊挿された支持シャフト57は、スタッカー27に対してその回動半径方向への相対変位が可能になっている。このため、支持シャフト57はガイド孔58に沿う移動経路で移動することが可能となっている。なお、本実施形態では、スタッカー27の基端部を支持しながら上下方向に移動する支持シャフト57及びこの支持シャフト57を上下方向に変位させるための横U字状のガイド孔58、一対のピニオン63,63並びにラック71、74等を含む機構により、第2の支持部が構成されている。
ここで、図15に横U字状のガイド孔58の側面図を示す。横U字状のガイド孔58は、第1支持部材55と第2支持部材56の両方に設けられているが、左右どちらも同じ構成なので、ここでは第2支持部材56側のものを例に説明する。図15に示すように、横U字状のガイド孔58は、上下方向に直線状に延びる第1孔部58a(鉛直孔部)と、第1孔部58aの下端で第1孔部58aと連接すると共に略水平に延びる第2孔部58b(水平孔部)と、第1孔部58aの上端で第1孔部58aと連接すると共に略水平に延びる第3孔部58c(水平孔部)とを有している。第2孔部58bには、支持シャフト57の上方への移動を規制する上壁面58dがあり、第3孔部58cには支持シャフト57の下方への移動を規制する下壁面58eが設けられている。なお、第1孔部58aは、上下方向に延びる直線状である必要はなく、支持シャフト57を上下方向に変位可能に案内できる形状等であれば足りる。例えば第1孔部58aを斜状又は円弧状に形成してもよい。
図11に示すように、スタッカー27が第1のポジションに配置された状態では、支持シャフト57はガイド孔58の第2孔部58bに位置する。このとき、傾斜姿勢のスタッカー27は、図2及び図5に示すようにサポート板29,30を搬送方向下流側へスライドさせた延出状態で使用され、排紙された用紙P等の柔軟記録媒体がスタッカー27上にスタックされる。この状態では、スタッカー本体28の先端側の支点(支持孔77と係合突部76との係合支持点)よりもさらに先端側に延ばされたサポート板29,30にも柔軟記録媒体の重量が加わる。このサポート板29,30に加わる柔軟記録媒体の重量のため、スタッカー27には、スタッカー本体28の先端部を支点として図11及び図13における反時計方向に回動させようとする力が加わる。このスタッカー27を反時計方向へ回動させようとする力は、第2孔部58bに位置する支持シャフト57が上壁面58d(規制面)に当接することで受けることになる。つまり、スタッカー27が第1のポジションにある状態では、上壁面58dが支持シャフト57の上方向(スタッカー27を第2のポジションへ変化させうる方向)への移動を規制する規制面として機能する。このため、第1のポジションにあるスタッカー27が、スタックされた柔軟記録媒体の重みでその基端部側が上方へ変位して第の1ポジションからずれる事態が回避される。
また、図12に示すように、スタッカー27が第2のポジションに配置された状態では、支持シャフト57はガイド孔58の第3孔部58cに位置する。このとき、スタッカー27は水平姿勢に配置され、スタッカー27の自重(さらにはガイド面28Aに載置されたディスク保持トレイ32の重量)により、スタッカー27にはその先端部を支点として、図12及び図14における時計方向に回動させようとする力が加わる。このスタッカー27を時計方向へ回動させようとする力は、第3孔部58cに位置する支持シャフト57が下壁面58e(規制面)に当接することで受けることになる。つまり、スタッカー27が第2のポジションにある状態では、下壁面58eが支持シャフト57の下方向(スタッカー27を第1のポジションへ変化させうる方向)への移動を規制する規制面として機能する。このため、第2のポジションにあるスタッカー27が、その自重等が原因で、その基端部側が下方へ変位して第2のポジションからずれる事態が回避される。
図16はスタッカー27の基端部の長孔を示す側面図である。図16に示すように、長孔79は、前述のようにスタッカー27の先端部に向かって延びている。長孔79の基端寄りの内周縁には、先端側の部分よりも基端側の部分の方が上側(上面側)へ食い込む係止凹部80が形成されている。係止凹部80は食い込み箇所に基端側ほど上方へ変位するように傾斜する斜面80aを有している。スタッカー27が第2のポジションに配置された水平姿勢の状態では、前述のように、スタッカー27の自重等により、スタッカー27をその先端部を支点として図12及び図14の時計方向に回動させようとする力が働き、支持シャフト57は長孔79の上壁面から押されて第3孔部58cの下壁面58eに当接している。このとき、支持シャフト57は、図16に示すように、スタッカー27の自重により、長孔79の係止凹部80内で上壁面側へ押し付けられた状態にあり、係止凹部80に係入し、斜面80aの存在により長孔79内をスタッカー27の先端側(図16は左側)へ移動することが規制される。よって、第3孔部58c内に一旦配置された支持シャフト57は、長孔79内では係止凹部80に係入されて位置決めされるため、第1孔部58a側への移動が規制される。これにより、第2のポジションに配置されたスタッカー27が、その自重等によって第1のポジション側へ移動してしまう事態を回避できるようになっている。よって、第2のポジションに一旦配置されたスタッカー27は水平姿勢に保持される。
図17及び図18は、第2支持部材56を省略したスタッカー27の左側面図を示す。図17に示すように、スタッカー27が第1のポジションに配置された通常印刷時は、スタッカー27を伸張状態にスライドさせるためにスタッカー27の先端部とロアハウジング33との隙間に指を入れてサポート板29,30を引き出す。このとき、係合突部76が支持孔77(長孔)内を移動することにより、スタッカー27(スタッカー本体28)の先端部はロアハウジング33に対して接近・離間する変位が可能となっている。このため、スタッカー27が図17に示す第1のポジションにある状態で、スタッカー27の先端部を持ち上げると、図18に示すように係合突部76が支持孔77内を下方へ移動することによりスタッカー27の先端部がロアハウジング33から離間し、両者の間に、ユーザーが指を入れられるだけの広さの隙間が確保されるようになっている。
図19はスタッカー27の側断面図を示す。また、図20はスタッカー27の先端部分の斜視図を示す。図20に示すように、スタッカー本体28の先端面にはメインサポート板29が収納される凹部28Dが開口し、メインサポート板29の先端面にはサブサポート板30が収納される凹部29Aが開口している。メインサポート板29の先端部下面には、搬送方向にその先端面よりも少し基端側(奥側)の位置であって、かつ幅方向に凹部29Aを挟むその両側の位置に、一対の延出壁部81が下方へ垂直に延出するように設けられている。一対の延出壁部81は、スタッカー27の幅方向に凹部29Aを除いた部分の隙間を遮蔽しうる幅を有している。また、サブサポート板30の先端部下面には、搬送方向にその先端面よりも少し基端側(奥側)の位置に延出壁部82が下方へ垂直に延出するように設けられている。延出壁部82は幅方向に凹部29Aに相当する部分の隙間を遮蔽しうる幅を有している。左右一対の延出壁部81と、その間に位置する1つの延出壁部82とにより、スタッカー27とロアハウジング33との間隔がこの部分で極端に狭くなっている。また、図20に示すように、スタッカー本体28の下側にメインサポート板29及びサブサポート板30が配置されたスタッカー27の収縮状態では、メインサポート板29の延出壁部81と、サブサポート板30の延出壁部82とが、搬送方向に略同じ位置に配置されるようになっている。
また、図19に示すように、延出板部33bの上面には、スタッカー27の収縮状態における各延出壁部81,82の配置位置よりも少しスタッカー27の基端寄りとなる位置に、スタッカー27側に向かって延びる延出壁部83が設けられている。この延出壁部83は、スタッカー27の幅方向ほぼ全域に匹敵する幅を有している。この延出板部33b側の延出壁部83と、スタッカー27側の延出壁部81,82は、それぞれの延出方向(ロアハウジング33とスタッカー27との接近・離間方向)において双方の先端部が一部重複した状態にある。このため、スタッカー27の先端部をロアハウジング33に対して上方へ変位させても、延出壁部81,82と延出壁部83との先端部の重複が確保されるか、あるいは重複はなくなるものの延出壁部81,82と延出壁部83との隙間が極僅かで済むようになっている。なお、本実施形態における一対の壁部とは、スタッカー27側の延出壁部81,82と、延出板部33b側の延出壁部83との一対よりなる。
このため、スタッカー27を伸張状態にスライドさせるためにユーザーがスタッカー27の先端部とロアハウジング33との隙間に指を入れてスタッカー27の先端部を持ち上げて両者の隙間が広がっても、延出壁部81,82と延出壁部83間の上下方向の隙間はかなり狭いものとなっている。よって、延出壁部81,82と延出壁部83の存在によりこれより奥側への異物などの侵入が効果的に抑制されるようになっている。
また、図17〜図19に示すように、スタッカー27より搬送方向上流側(同図では右側)の位置には、ロアハウジング33の上面から上方へ垂直に延びる延出板部84が立設している。図5に示すように、延出板部84は、第1支持部材55と第2支持部材56との間隔に相当する幅を有し、その上端部(最も高い先端部)は、プラテン43の上面(搬送面)及び第2のポジションにあるスタッカー27の上面(ガイド面28A)(図6参照)より若干低い高さに位置する。
延出板部84は、上側の部分(高さ方向に上側半分以上の部分)で鉛直方向に真っ直ぐ延びかつほぼ一定の板厚の板部84aと、この板部84aの下側の部分(基部)で搬送方向下流側へ膨らんで板部84aより厚い膨出部84bとを有している。このため、図19に示すように、第1のポジションに配置された状態ではスタッカー27の基端28Eと延出板部84との隙間Gが所定値未満の小さな値に保たれるようになっている。また、図6に示すように、第2のポジションに配置された状態では、スタッカー27の基端28Eとプラテン43との隙間が所定値未満の小さな値に保たれるようになっている。このため、スタッカー27がどちらのポジションにあっても、例えばクリップ等の異物がスタッカー27の基端28E側の隙間に入り込んで取れなくなる事態を回避できる。
また、スタッカー装置53は、カバー17の開閉によって第1のポジションに配置されるようになっている。図21及び図22は、操作レバー及びカバーの部分を示す側面図である。図21はカバー17の閉状態、図22はカバー17が開状態でかつ操作レバー31が第2操作位置にある状態をそれぞれ示す。なお、同図ではスタッカー27は省略している。
図21に示すように、カバー17の内側において操作レバー31と相対する箇所には、内側へ膨らむ曲面を有する膨出部85が形成されている。この膨出部85の曲面となった内周面がガイド面85aとなっている。図21に示すカバー17の閉状態では、スタッカー27は第1のポジションに配置され、このときガイド面85aは操作レバー31と係合していない。また、カバー17を開く過程でガイド面85aは操作レバー31と係合しない。一方、図22は、カバー17を開けた後、レーベル印刷を行うためにユーザーが操作レバー31の操作部31aを第2操作位置へ押し下げてスタッカー27を第1のポジションから第2のポジションへ切り換えた状態である。レーベル印刷終了後、操作レバー31が第2操作位置にある状態のままカバー17を閉じると、ガイド面85aが操作レバー31に当接してこれを押し上げる構成となっている。このため、カバー17を開けたときにはスタッカー27は常に通常印刷時の第1のポジションに配置されるようになっている。
次に、このように構成されたスタッカー装置53の動作を説明する。カバー17を開けたときには、スタッカー27は常に第1のポジションに配置される。通常印刷を行うときは、例えばスタッカー27を伸張状態にスライドさせる。一方、レーベル印刷を行うときは、ユーザーが操作部31aを押し下げることでスタッカー27を第1のポジションから第2のポジションへ切り換える。このとき、操作レバー31の押し下げ操作によって、動力伝達歯車機構54を構成する回動カム62が回動することにより、その延出部62aに取着された支持シャフト57は第2孔部58b内の位置から第1孔部58aに沿って上方へ移動し、この上方への移動に伴い駆動側のピニオン63がラック71と噛合して回転する。
この駆動側のピニオン63の回転により支持シャフト57が回転し、支持シャフト57の他端側(従動側)のピニオン63がラック74と噛合しつつ回転する。よって、一対のピニオン63,63はラック71,74と噛み合いながら上昇し、支持シャフト57は軸方向両側で持ち上げられる。支持シャフト57の上昇により、スタッカー27の基端部が上方へ移動する。この結果、スタッカー27は先端部(支持孔77と係合突部76との係合箇所)を支点として、図11の反時計方向(図9では時計方向)へ回動し、図12に示す第2のポジション(図9では二点鎖線)に配置される。
このスタッカー27の回動過程で、操作レバー31からの力がスタッカー27に加わる力点であるその基端部(第2の端部)は、支点である先端部(支持孔77と係合突部76との係合箇所)から離れて位置する。このように力点が支点から離れているので、比較的小さな力で、スタッカー27を第1のポジションから第2のポジションへ切り換えることができる。つまり、スタッカー27を回動させる際に支持シャフト57の駆動側の端部にかかる負荷が比較的小さく済む。このことから、支持シャフト57の一端側のピニオン63の回転は支持シャフト57の他端側のピニオン63に速やかに伝達される。よって、支持シャフト57の軸方向両側に固定された一対のピニオン63,63はほぼ同じ高さを保ちながら上昇するため、支持シャフト57をその基端部を水平に保ったまま上昇させることができる。
例えばスタッカーの力点が支点近くに位置した従来(例えば特許文献1等)の構成では、力点に比較的大きな力を加える必要があり、支持シャフトに比較的大きな負荷が加わる。そのため、一端側のピニオンの回転を支持シャフトの回転を介して他端側のピニオンに伝達する過程で、支持シャフトがねじれて他端側のピニオンの回転が遅れ気味となりやすい。この場合、左右でピニオンの高さが異なり、スタッカー27がその姿勢変更過程で左右に傾くなどの不具合が発生する恐れがある。この場合、支持シャフトを剛性確保のために金属製としたり、操作レバーの操作力を伝達する動力伝達歯車機構を二組設けるなどの構成を採用する必要がある。しかし、本実施形態のスタッカー装置53によれば、スタッカー27の力点が支点から離れ、スタッカー27の回動時に支持シャフト57が受ける負荷が小さく済むことから、操作レバー31の操作が軽く済むうえ、樹脂製の支持シャフト57を用いることができ、しかも樹脂製の支持シャフト57を用いてもスタッカー27がポジション切り換え時に左右に傾斜する不具合も回避できる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)スタッカー27の先端部(第1の端部)を係合突部76と支持孔77との係合を介して回動自在に支持する第1の支持部(支持部75、延出部78及び延出板部33b等)と、スタッカー27の基端部(第2の端部)を支持しながら上下方向に移動する第2の支持部(支持シャフト57、ガイド孔58、ピニオン63及びラック71,74等を含む昇降機構)とを備えた。そして、第2の支持部(昇降機構)は、スタッカー27の基端部に挿通された支持シャフト57と、支持シャフト57を上下方向に変位可能な移動経路で案内するガイド孔58と、スタッカー27を間に挟んだ支持シャフト57の軸方向両側に固定されたピニオン63と、ピニオン63と噛合可能にガイド孔58に沿って形成されたラック71,74とを備える。このため、スタッカー27はその先端部を支点として、その基端部側を上下方向に移動させることで回動し、この回動により第1のポジションと第2のポジションとの間を変位する構成である。よって、特許文献1のスタッカー装置のように、スタッカーの基端寄りに支点と力点が近くに位置し、基端側の支点を中心に基端側の力点に力を加えてスタッカーの先端部(自由端部)を振り上げる動作を伴う構成に比べ、スタッカー27のポジション切り換え時の可動領域を狭くすることができる。よって、スタッカー27の広い可動領域に起因するプリンター11の大型化を回避できる。
(1)スタッカー27の先端部(第1の端部)を係合突部76と支持孔77との係合を介して回動自在に支持する第1の支持部(支持部75、延出部78及び延出板部33b等)と、スタッカー27の基端部(第2の端部)を支持しながら上下方向に移動する第2の支持部(支持シャフト57、ガイド孔58、ピニオン63及びラック71,74等を含む昇降機構)とを備えた。そして、第2の支持部(昇降機構)は、スタッカー27の基端部に挿通された支持シャフト57と、支持シャフト57を上下方向に変位可能な移動経路で案内するガイド孔58と、スタッカー27を間に挟んだ支持シャフト57の軸方向両側に固定されたピニオン63と、ピニオン63と噛合可能にガイド孔58に沿って形成されたラック71,74とを備える。このため、スタッカー27はその先端部を支点として、その基端部側を上下方向に移動させることで回動し、この回動により第1のポジションと第2のポジションとの間を変位する構成である。よって、特許文献1のスタッカー装置のように、スタッカーの基端寄りに支点と力点が近くに位置し、基端側の支点を中心に基端側の力点に力を加えてスタッカーの先端部(自由端部)を振り上げる動作を伴う構成に比べ、スタッカー27のポジション切り換え時の可動領域を狭くすることができる。よって、スタッカー27の広い可動領域に起因するプリンター11の大型化を回避できる。
(2)また、特許文献1のスタッカー装置に比べ、本実施形態のスタッカー装置53は、スタッカー27の先端部側に位置する支点とその基端部側に位置する力点とが十分離れているので、先端部を支点としてスタッカー27を回動させるときに基端側の力点に加える力が相対的に小さく済む。このため、スタッカー27の姿勢変更時に支持シャフト57が受ける負荷が比較的小さく済む。例えば特許文献1のスタッカー装置のように、支持シャフトが受ける負荷が比較的大きい構成であると、支持シャフトの軸方向両側のうち一方側から駆動力が入力されたときに、支持シャフトがねじれて従動側のピニオンの回転が駆動側のピニオンの回転に遅れ、これが原因で支持シャフトの軸方向両側で高さが異なることになって、スタッカー姿勢変更時に左右に傾くなどの不具合が発生しやすい。この場合、支持シャフトを剛性の高い金属シャフトにするなどの対策が必要になる。しかし、本実施形態によれば、支持シャフト57が受ける負荷が小さく済むことから、樹脂製の支持シャフト57を使用してもそのねじれが発生しにくく、支持シャフト57をその軸方向両側(一対のピニオン63,63の配置位置)で同じ高さを保ちつつ上下方向に変位させることが可能になるので、スタッカー27の姿勢変更時の左右の傾きを回避できる。
(3)ピニオン63を回動カム62(回動体)にその回動半径方向に変位可能に取着すると共に、ガイド孔58に挿通された状態でピニオン63が両端部に固定された支持シャフト57を、スタッカー27の基端部に形成された長孔79(刳り抜き部)に挿通した。また、ガイド孔58を、上下方向に延びる第1孔部58aと、第1孔部58aとその下端で連接して第1孔部58aと交差する方向(水平方向)に延びた第2孔部58bと、第1孔部58aとその上端で連接して第1孔部58aと交差する方向(水平方向)に延びた第3孔部58cとを有する横U字状とした。このため、スタッカー27を第2のポジションに配置したときには、支持シャフト57はスタッカー27の自重を第3孔部58cの下壁面58eで受けるので、支持シャフト57の下方向への移動が規制され、スタッカー27を第2のポジションに保持できる。このため、特許文献1等に記載のスタッカー装置のように、スタッカーを第2のポジションに保持しておくための姿勢保持機構(ばねによる付勢機構)を設ける必要がない。また、スタッカー27を第1のポジションに配置したときには、支持シャフト57は、スタッカー27の支点よりも搬送方向下流側にかかる用紙Pの重量による負荷を、第2孔部58bの上壁面58dで受けるので、支持シャフト57の上方向への移動が規制され、スタッカー27を第1のポジションに保持できる。また、ばねの付勢を利用する姿勢保持機構が不要になることから、操作レバー31をばねの付勢力に抗して操作する必要がなく、スタッカー27のポジション切り換え操作時にばねに起因して操作レバー31の操作が重くなることを回避できる。また、ばねの付勢力による叩き音なども発生しにくく操作レバー31の操作時の静粛性も確保できる。
(4)スタッカー27の基端部に形成した長孔79の内周縁に、長孔79が延びる方向と交差する方向に食い込む係止凹部80を形成した。このため、スタッカー27が第2のポジションに配置された状態では、支持シャフト57は係止凹部80に係入した状態で位置決めされる。この結果、スタッカー27が第2のポジションに配置された状態において、上側の第3孔部58cに位置する支持シャフト57が第1孔部58a側へ移動することを規制できる。よって、スタッカー27を第2のポジションに一層確実に保持できる。
(5)支持孔77をスタッカー27の基端部に向かう方向と交差(本例では直交)する下方向に延びる長孔とし、係合突部76が支持孔77内を相対移動できる構成としたので、スタッカー27の先端部を持ち上げれば、スタッカー27の先端部とロアハウジング33の延出板部33bとの隙間を拡げることができる。よって、スタッカー27をスライドさせるためにユーザーがスタッカー27の先端部と延出板部33bとの間に指を入れられるだけの隙間を確保できる。
(6)スタッカー27と延出板部33bとの対向する側の面から、支持孔77と係合突部76との係合によってスタッカー27の先端部が延出板部33bに対して接近・離間が可能な方向に延びる延出壁部81,82(壁部)と、延出壁部83(壁部)とを設けた。そして、スタッカー27が第1のポジションにある状態で、延出壁部81,82と延出壁部83との各先端部が接近・離間が可能な方向において一部重複する構成とした。よって、スタッカー27の先端部を延出板部33bに対して上方へ変位させて両者の隙間を広げても、延出壁部81〜83より奥側への異物の進入をより効果的に防止できる。
(7)操作レバー31の端縁に形成された歯部31bに伝わる操作力を、少なくとも一つの歯車(本例では歯車59,60,70等)を含む動力伝達歯車機構54を介して増速させることで支持シャフト57に伝達するので、操作レバー31の操作量の割に支持シャフト57の移動量を大きく確保できる。ガイド孔58が横U字状であると、スタッカー27のポジション切り換え時の支持シャフト57の移動量が、支持シャフト57の上下方向の変位に必要な変位量(第1孔部58aの長さ)に、第2孔部58bと第3孔部58cで水平に変位する分増えることになるものの、動力伝達歯車機構54が増速機構であることにより、ポジション切り換え時の操作レバー31の操作量をさほど大きくしなくて済む。また、動力伝達歯車機構54が増速機構であると、操作レバー31の操作が重くなる傾向にあるが、支点と力点との距離を長く確保したことにより、力点に加えるべき力を相対的に小さくできたため、操作力を動力伝達歯車機構54で増速させて支持シャフト57に伝達する構成の割には操作レバー31の操作が重くならずに済む。
(8)横U字状のガイド孔58を操作レバー31(又は操作レバー31の回動中心)に向かって凸となる向きに配置した。この結果、スタッカー27が各ポジションに配置された際の支持シャフト57の位置に対し、支持シャフト57が上下方向に移動する移動スペースを、搬送方向に操作レバー31側(スタッカー27の先端部側)に配置できる。
仮にガイド孔を操作レバー側と反対側へ向かって凸となる向きに配置した場合、支持シャフトが上下方向に移動する際の移動スペースを、プラテン43や廃液タンク50などの構成部品と干渉しないように、スタッカー27の配置位置を前側(先端部側)へシフトする必要がある。これはプリンターの前後方向の大型化に繋がる。しかし、本実施形態では、ガイド孔58が操作レバー31側に向かって凸となる向きに配置されているので、支持シャフト57が上下方向に移動する際の移動スペースは、スタッカー27の下側の空間を利用できる。よって、スタッカー27を可能な限りプラテン43側に近づける配置が可能になり、プリンター11が前後方向に大型化することを回避できる。また、ピニオン63(又は支持シャフト57)が回動カム62の回動中心よりも操作レバー31の回動中心側の経路を通る構成とした。よって、ピニオン63(又は支持シャフト57)の回動軌跡の円弧の向きが、ガイド孔58と同じ側に向かって凸となる向きになる。よって、横U字状のガイド孔58に沿って移動させるピニオン63(又は支持シャフト57)を回動カム62の回動半径方向に相対変位させる変位量(例えばガイド溝62bの長さ)が短く済み、回動カム62の大型化を回避しやすくなる。
前記実施形態は上記に限定されず、以下の態様に変更することもできる。
・動力伝達歯車機構を備えない構成も採用できる。例えば操作レバーの操作部と回動中心と挟んだ反対側の端縁部に、支持シャフト(及びピニオン)を操作レバーの回動半径方向に変位可能な状態で挿通させた構成とする。この構成によっても、操作レバーを操作すると、その端縁部に挿通された支持シャフトは横U字状のガイド孔58に沿って移動し、支持シャフトの両端部に固定されたピニオンは、ガイド孔に沿って形成されたラックと噛合する。
・動力伝達歯車機構を備えない構成も採用できる。例えば操作レバーの操作部と回動中心と挟んだ反対側の端縁部に、支持シャフト(及びピニオン)を操作レバーの回動半径方向に変位可能な状態で挿通させた構成とする。この構成によっても、操作レバーを操作すると、その端縁部に挿通された支持シャフトは横U字状のガイド孔58に沿って移動し、支持シャフトの両端部に固定されたピニオンは、ガイド孔に沿って形成されたラックと噛合する。
・スタッカーの先端部(第1の端部)を延出板部33bに対して回動自在に支持するのみで、両者の接近・離間の変位は不能な状態で支持する構成も採用できる。例えば係合突部を円柱状、支持孔を円孔とする。この構成でも、スタッカーの先端部を回動自在に支持することはできる。また、支持部の腕を長くすれば、スタッカーの先端部と延出板部33bとの間に指を入れられるだけの隙間は確保できる。
・ガイド孔は横U字状に限定されない。例えばZ字状でもよい。さらに例えばL字状、逆L字状でもよい。この場合、横U字状のガイド孔58が有する第2孔部と第3孔部のうち一方のみとなり、スタッカーを配置されたポジションに保持するために支持シャフト57の移動を規制する規制面が1つとなるが、スタッカーを一方のポジション(姿勢)にはばねを用いず保持できる。また、支持シャフト57を規制面で規制できない側のポジションの保持はばねで付勢すればよい。このように案内手段の規制面は、少なくとも1つあればよい。さらには、ガイド孔は横U字状に替えて、上下方向に延びるだけの孔形状でもよい。この場合、スタッカー27の2つのポジションへの保持はばねで付勢すればよい。
・前記実施形態では、スタッカー27側に支持孔77、第1の支持部(延出板部33b)側に係合突部をそれぞれ設けたが、この逆の構成でもよい。すなわち、スタッカー27側に係合突部、第1の支持部(延出板部33b)側に支持孔をそれぞれ設けてもよい。この構成でも、スタッカーの先端部と延出板部33bとの隙間を、スタッカー27をスライドさせるために指を入れられる広さに拡開できる。
・前記実施形態において、長孔79の内周縁に、係止凹部80に加え、または係止凹部80に替えて、スタッカー27が第1のポジションに配置されたときに支持シャフト57が係入される係止凹部を設けてもよい。この係止凹部は、長孔79の内周縁に下側に食い込むように形成される。この構成によれば、スタッカーが第1のポジションに配置された状態で支持シャフト57は係止凹部に係入した状態で位置決めされるので、スタッカーを第1のポジションに一層確実に保持できる。
・支持シャフト57を案内する案内手段はガイド孔に限定されない。例えば横U字状の内周面を有する凹部でも構わない。この場合、ピニオンを回動カムに対してその回動半径外側へばね等の付勢手段により付勢すれば、凹部の内周面に沿って支持シャフト57を移動させることはできる。
・前記実施形態において、ピニオンとラックを廃止した構成も採用できる。例えば操作レバーの操作部側と反対側の端縁を、スタッカーの基端部に当接又は係合させ、操作レバーを上下に操作すると、梃子の原理で、スタッカーの基端部が押し上げ又は押し下げられることで、スタッカーのポジション切り換えが可能な構成とする。この場合、スタッカーの各ポジションでの姿勢の保持は、ばねを用いた姿勢保持機構を設ければよい。この構成でも、スタッカーの支点と力点が離れることで、ポジション切り換え時の可動領域を小さくできるので、プリンターの小型化を図ることができる。
・支持シャフトをスタッカーの第2の端部(基端部)に挿通させる刳り抜き部は、長孔79に限定されず、スタッカー27の回動半径方向に沿って延びる凹部でもよい。凹部は例えばその長手方向がU字状に凹む形状が好ましい。
・前記実施形態において、操作レバー31の操作力によりスタッカー27のポジション切り換え(姿勢変更)を行う構成に替え、操作スイッチを操作すると駆動される電動モーターなどのアクチュエーターの動力によりスタッカー27のポジション切り換えを行う構成としてもよい。この場合、アクチュエーターの動力で回転する歯車を例えば回動カム62の歯車70に噛合させた動力伝達機構とすればよい。この構成でも、スタッカー27が第1の端部を支点として、第2の端部を上下方向に移動させる構成であれば、力点である第2の端部に加える力が比較的小さく済むので、スタッカーのポジション切り換え時に電動モーターにかかる負荷を小さくすることができる。
・プラテンは平板状に限定されない。円柱状のプラテンでもよい。
・スタッカーは第2のポジションで水平であることに限定されない。プラテンが水平に対して傾斜していれば、プラテンの傾斜した搬送面に対して直線状の搬送経路を形成できる傾斜した姿勢が第2の姿勢となる。また、円柱状のプラテンの場合、プラテンの記録位置における接線方向延長上にガイド面が位置するような第2の姿勢にスタッカーを配置すればよい。
・スタッカーは第2のポジションで水平であることに限定されない。プラテンが水平に対して傾斜していれば、プラテンの傾斜した搬送面に対して直線状の搬送経路を形成できる傾斜した姿勢が第2の姿勢となる。また、円柱状のプラテンの場合、プラテンの記録位置における接線方向延長上にガイド面が位置するような第2の姿勢にスタッカーを配置すればよい。
・記録装置は、記録方式がインクジェット式であることに限定されない。記録装置は、ドットインパクトプリンターやレーザープリンターなどでもよい。また、シリアルプリンターに限定されず、ラインプリンターやページプリンターに適用してもよい。さらに記録装置は、複合型プリンター(複合機)ではなく、スキャナー部を有しないプリンターでもよい。
11…記録装置としてのプリンター、12…本体、13…プリンター部、15…スキャナー部、16…操作パネル、17…カバー、18…給送装置、27…スタッカー、28…スタッカー本体、28A…ガイド面、28B…側壁部、28C…凸条、29…メインサポート板、30…サブサポート板、31…操作レバー、31a…操作部、31b…操作レバーの端縁に形成された歯部としての歯部、32…ディスク保持トレイ、33…ロアハウジング、33b…第1の支持部を構成する延出板部、37…記録手段を構成するキャリッジ、40…キャリッジモーター、41…記録手段を構成する記録ヘッド、42…インクカートリッジ、43…プラテン、45…搬送手段を構成する搬送モーター、46…搬送手段を構成する搬送ローラー対、47…搬送手段を構成する排出ローラー対、48…APG装置、53…スタッカー装置、54…動力伝達機構としての動力伝達歯車機構、55…第1支持部材、56…第2支持部材、57…第2の支持部を構成する支持シャフト、58…案内手段としての横U字状のガイド孔、58a…第1孔部、58b…第2孔部、58c…第3孔部、58d…規制面としての上壁面、58e…規制面としての下壁面、60…歯車、61…複合歯車、62…回動体としての回動カム、62a…延出部、62b…ガイド溝、63…ピニオン、67…歯車、70…歯車、71,74…ラック、75…第1の支持部を構成する支持部、76…係合支持部としての係合突部、77…支持孔、78…第1の支持部を構成する延出部、79…刳り抜き部として長孔、80…係止凹部、81…壁部としての延出壁部、82…壁部としての延出壁部、83…壁部としての延出壁部、84…延出板部、84a…板部、84b…膨出部、85…膨出部、85a…ガイド面、P…記録媒体(柔軟記録媒体)としての用紙、D…記録媒体(硬質記録媒体)としてのディスク、G…隙間、Y…搬送方向(副走査方向)。
Claims (8)
- 記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録媒体のうち記録位置に搬送された箇所に記録する記録手段とを備えた記録装置であって、
前記記録位置から搬送方向に遠い側の第1の端部が近い側の第2の端部よりも上側となる傾斜姿勢で前記記録媒体をスタックする第1の姿勢と、前記記録位置に向けて記録媒体を搬送可能な直線状の搬送経路を形成する第2の姿勢との間を変位自在とされたスタッカーと、
前記スタッカーの前記第1の端部を回動自在に支持する第1の支持部と、
前記スタッカーが前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間を変位するときに、前記第1の端部を支点として前記スタッカーを回動させるべく、前記スタッカーの前記第2の端部を支持しながら上下方向に移動させる第2の支持部と
を備えたことを特徴とする記録装置。 - 前記第2の支持部は、前記スタッカーの前記第2の端部に設けられた刳り抜き部に、前記スタッカーの回動半径方向に相対変位可能な状態で挿通された支持シャフトを備え、
前記支持シャフトを上下方向に変位可能な移動経路で案内する案内手段をさらに備え、
前記案内手段は、前記スタッカーが前記第1の姿勢と前記第2の姿勢のうち少なくとも一方の姿勢に配置された状態で、前記支持シャフトの上下方向のうち前記スタッカーを他方の姿勢に変化させうる一方向への移動を規制する規制面を有していることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記案内手段として横U字状のガイド孔が設けられ、
前記支持シャフトは前記スタッカーを間に挟んだ両側で一対の前記ガイド孔に移動自在に挿通されると共に、前記一対のガイド孔に沿って設けられた一対のラックと噛合する一対のピニオンが当該支持シャフトの両側に固定された状態で設けられ、
前記支持シャフトの前記一対のピニオンが設けられた両側のうち一方側が当該支持シャフトを上下方向に移動させるための動力が入力される駆動側で、他方側が当該駆動側のピニオンの回転で当該支持シャフトの軸方向反対側に設けられた他方のピニオンが回転することで上下方向に移動する従動側であることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。 - 操作レバーの端縁に形成された歯部と噛合する少なくとも一つの歯車を含む動力伝達機構をさらに備え、当該動力伝達機構は前記操作レバーの操作力に基づき前記歯部に伝わる動力を増速して前記支持シャフトに伝達することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 前記刳り抜き部の内周縁には、該刳り抜き部が延びる方向と交差する方向に食い込む係止凹部が形成され、前記スタッカーが前記第1の姿勢及び前記第2の姿勢のうち少なくとも一方に配置された状態では、当該係止凹部に対して前記支持シャフトは係入した状態で位置決めされることを特徴とする請求項2乃至4のうち何れか一項に記載の記録装置。
- 前記スタッカーは伸縮可能な複数段のスライド構造を有し、前記第1の端部は前記第1の支持部に対して接近・離間可能な方向に相対移動可能かつ回動自在に支持されていることを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか一項に記載の記録装置。
- 前記スタッカー及び前記第1の支持部の対向する双方の面からは一対の壁部が延びており、前記第1の端部が前記第1の支持部に接近して位置する状態では、前記一対の壁部の先端部は前記接近・離間可能な方向に一部重複していることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
- 前記横U字状のガイド孔は、前記操作レバー側に向かって凸となる向きに配置され、前記ピニオンは、前記スタッカーの姿勢変化の過程で、前記動力伝達機構を構成する回動体に対して当該回動体の回動中心よりも前記操作レバー側にずれた位置に回動変形方向に変位可能な状態で設けられていることを特徴とする請求項4乃至7のうち何れか一項に記載の記録装置。
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