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JP2010261571A - ロックアップクラッチの制御装置 - Google Patents

ロックアップクラッチの制御装置 Download PDF

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JP2010261571A
JP2010261571A JP2009114942A JP2009114942A JP2010261571A JP 2010261571 A JP2010261571 A JP 2010261571A JP 2009114942 A JP2009114942 A JP 2009114942A JP 2009114942 A JP2009114942 A JP 2009114942A JP 2010261571 A JP2010261571 A JP 2010261571A
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JP
Japan
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torque
lockup clutch
target
engine speed
engine
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JP2009114942A
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English (en)
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Kunio Hattori
邦雄 服部
Shinya Toyoda
晋哉 豊田
Naoto Tanaka
直人 田中
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】ロックアップクラッチのスリップ制御をより簡易に行うことのできるロックアップクラッチの制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御ユニット8は、エンジントルクとトルクコンバーター3の伝達トルク容量との差の項、目標エンジン回転速度から演算されるイナーシャトルクの項、及び目標エンジン回転速度と実エンジン回転速度との偏差に基づくフィードバック項からなる算出式を用いてロックアップクラッチ2の目標トルクを算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、必要なスリップ状態が得られるようにロックアップクラッチの伝達トルクを目標トルクに制御するロックアップクラッチの制御装置に関する。
車両の自動変速機の多くには、トルクコンバーターでのトルクの流体損失を低減して燃費を向上させるため、エンジンと駆動系とを直結するロックアップクラッチが設けられている。ただし、低車速時にロックアップを行うと、エンジンのトルク変動が駆動輪に直接伝達されてしまうため、ドライバビリティーの悪化を招くようになる。そこで、低車速時には、必要最小限の滑り量でスリップさせながらロックアップクラッチを使用するロックアップクラッチのスリップ制御を実施することで、ドライバビリティーと燃費との両立を図るようにしている。例えば特許文献1に記載のロックアップクラッチの制御装置では、エンジン回転速度とタービン回転速度との差であるスリップ回転速度が目標値となるようにロックアップクラッチの差圧を調整することで、上記スリップ制御を実施している。
特開2001−380479号公報
ところで、スリップ回転速度とロックアップクラッチ差圧との関係は、非線形となっている。すなわち、スリップ回転速度が同じであっても、トルクコンバーターのスリップ状態が異なれば、必要なスリップ回転速度を実現するために必要なロックアップクラッチ差圧が変ってくる。そのため、上記文献1の制御装置では、非線形モデルを使用してスリップ制御を実施しており、その制御は、非常に複雑なものとなっている。
またこれ以外のロックアップクラッチのスリップ制御の手法としては、必要なスリップ回転速度が得られるように目標エンジン回転速度を設定して、目標エンジン回転速度と実エンジン回転速度との偏差に基づくロックアップクラッチ差圧のフィードバック制御を行うという手法も考えられる。この場合にも、エンジン回転速度の偏差とロックアップクラッチ差圧との関係は、やはり非線形であるため、目標エンジン回転速度と実エンジン回転速度との偏差を使って単純にフィードバック制御を行うだけでは、ロックアップクラッチのスリップ状態を適切に制御することはできないことになる。そのため、こうした場合にも、トルクコンバータースリップ状態に応じてフィードバックゲインを可変とするなどの緻密なチューニングが必要で、やはり制御が複雑化してしまうようになる。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであって、その解決しようとする課題は、ロックアップクラッチのスリップ制御をより簡易に行うことのできるロックアップクラッチの制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果を記載する。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、必要なスリップ状態が得られるようにロックアップクラッチの伝達トルクを目標トルクに制御するロックアップクラッチの制御装置において、前記目標トルクの算出式の項として、エンジントルクとトルクコンバーターの伝達トルク容量との差の項を含むことをその要旨としている。
上記構成では、エンジントルクとトルクコンバーターの伝達トルク容量との差の項を含む算出式を用いてロックアップクラッチの目標トルクが算出される。これにより、上記差の項により系の非線形性を相殺できるため、系を線形化することができる。そのため、簡易な制御構造でありながらも、トルクコンバーターのスリップ状態に拘わらず、実エンジン回転速度を目標エンジン回転速度に適切に収束させることができる。したがって上記構成によれば、ロックアップクラッチのスリップ制御をより簡易に行うことができるようになる。
なおより具体的には、例えば請求項2に記載のように、目標エンジン回転速度から演算されるイナーシャトルクの項と、エンジン回転速度の実値と目標値との偏差に基づくフィードバック項とを含む算出式を用いてロックアップクラッチの目標トルクの算出を行うようにすることができる。
また上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明は、必要なスリップ状態が得られるようにロックアップクラッチの伝達トルクを目標トルクに制御するロックアップクラッチの制御装置において、前記目標トルクを下式(1)にて算出することをその要旨としている。
Figure 2010261571
上記構成では、上式(1)に示すように、エンジントルクとトルクコンバーターの伝達トルク容量との差の項、目標エンジン回転速度から演算されるイナーシャトルクの項、エンジン回転速度の実値と目標値との偏差に基づくフィードバック項により目標トルクの算出式が構成されている。こうした場合、エンジントルクとトルクコンバーターの伝達トルク容量との差の項を上記算出式に含めたことで、系の非線形性が相殺されるようになる。そのため、系を線形化することができる。そのため、簡易な制御構造でありながらも、トルクコンバーターのスリップ状態に拘わらず、実エンジン回転速度を目標エンジン回転速度に適切に収束させることができる。したがって上記構成によれば、ロックアップクラッチのスリップ制御をより簡易に行うことができるようになる。
なおトルクコンバーターの伝達トルク容量は、請求項4に記載のようにエンジン回転速度又はタービン回転速度と当該トルクコンバーターの容量係数とから演算することができる。
またロックアップクラッチの伝達トルクを目標トルクとするための制御は、請求項5に記載のように、当該ロックアップクラッチの差圧の調整により行うことが可能である。
本発明の一実施形態についてその全体構造を模式的に示す略図。 同実施形態に採用されるロックアップクラッチのスリップ制御ルーチンのフローチャート。
以下、本発明のロックアップクラッチの制御装置を具体化した一実施形態を、図1及び図2を参照して詳細に説明する。
まず、図1を参照して本実施形態のロックアップクラッチの制御装置の構成について説明する。同図1に示すように、車載されたエンジン(E/G)1は、ロックアップクラッチ2を有したトルクコンバーター3を介して自動変速機(A/T)4に連結されている。トルクコンバーター3は、トルク増幅作用を有する流体継手の一種であり、ロックアップクラッチ2は、エンジン1と自動変速機4とを機械的に直結することで、トルクコンバーター3のスリップによる流体損失を低減するものとなっている。
なお、ロックアップクラッチ2は、油路5、6を通じて油圧制御回路7より供給される作動油により作動する。具体的には、油路5を通じてロックアップクラッチ2のエンジン1側にリリース圧を印加するとともに、油路6を通じてロックアップクラッチ2の自動変速機4側から作動油を排出すると、ロックアップクラッチ2は解放状態となる。一方、油路5を通じてロックアップクラッチ2のエンジン1側から作動油を排出するとともに、油路6を通じて油圧制御回路7により調圧されたアプライ圧を印加すると、ロックアップクラッチ2は完全係合状態となり、エンジン1の回転が直接自動変速機4に入力されるようになる。また油路5を通じてロックアップクラッチ2のエンジン1側に印加されるリリース圧と、油路6を通じてロックアップクラッチ2の自動変速機4側に印加されるアプライ圧とをそれぞれ適宜に調節することで、ロックアップクラッチ2は、部分的に係合したスリップ状態となる。このようにロックアップクラッチ2は、そのエンジン1側、自動変速機4側にそれぞれ印加される油圧の差(ロックアップクラッチ差圧)に応じて作動されるようになっている。
油圧制御回路7は、電子制御ユニット8により制御されている。電子制御ユニット8は、ロックアップクラッチ2等の制御に係る各種演算処理を実施するCPU、制御用のプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果や各種センサーの検出結果等が一時的に記憶されるRAM、外部との信号の授受に用いられるI/Oを備えて構成されている。なお、電子制御ユニット8には、車両の運転状況を検出するための各種センサーの検出信号が入力されている。例えばエンジン1の回転速度を検出する回転速度センサー9、エンジン1のスロットル開度を検出するスロットルセンサー10、運転者のアクセル操作量を検出するアクセルセンサー11、エンジン1の吸入空気量を検出するエアフローメーター12、車速を検出する車速センサー13などの検出信号が電子制御ユニット8に入力されている。
さて、以上のように構成された本実施形態のロックアップクラッチの制御装置では、ロックアップクラッチ2のスリップ制御を必要に応じて実施する。このロックアップクラッチ2のスリップ制御では、上記リリース圧とアプライ圧との差圧、すなわちロックアップクラッチ差圧を適宜に調節することで、ロックアップクラッチ2を部分的な係合状態とするようにしている。こうしたロックアップクラッチ2のスリップ制御は、基本的には、ロックアップクラッチ2が必要なスリップ状態となるように設定された目標エンジン回転速度と実エンジン回転速度との偏差に基づきロックアップクラッチ2の伝達トルクをフィードバック制御することで行なわれる。
なお本実施形態では、このときのロックアップクラッチ2の伝達トルクの目標値である目標トルクT_cl を、エンジントルクT_eとトルクコンバーターの伝達トルク容量T_tc との差の項を含んで構成された算出式を用いて算出するようにしている。より詳しくは、上記エンジントルクT_eとトルクコンバーターの伝達トルク容量T_tc との差の項、目標エンジン回転速度ω_et から演算されるイナーシャトルクの項、及び目標エンジン回転速度ω_et と実エンジン回転速度ω_eとの偏差に基づくフィードバック項からなる算出式を用いて目標トルクT_cl を算出するようにしている。
以下、こうした算出式が何如にして導出されたかを説明する。
まず、実エンジン回転速度ω_eと、エンジントルクT_e、トルクコンバーター3の伝達トルク容量T_tc 及びロックアップクラッチ2の伝達トルクT_cl の間には、次式(2)の関係が成り立つ。ここで下式(2)の左辺「I_e×dω_et /dt」は、エンジン1のイナーシャトルク、すなわちエンジン1自体の回転速度の上昇に利用可能なトルクを表している。すなわち、下式(2)は、エンジン1の発生したトルクから、ロックアップクラッチ2及びトルクコンバーター3を通じて自動変速機4に伝達されたトルクを差し引いたものが、エンジン1自体の回転速度の上昇に利用可能なイナーシャトルクであることを示している。
Figure 2010261571
一方、上記ロックアップクラッチ2のスリップ制御では、実エンジン回転速度ω_eを目標エンジン回転速度ω_et に収束させるように実施される。ここでそうしたエンジン回転速度の収束の度合を評価するため、その評価用の関数である誤差エネルギー関数Vを設定する。ここでは、目標エンジン回転速度ω_et と実エンジン回転速度ω_eとの偏差の絶対値、及び同偏差の時間積分値の絶対値を「0」に近づけることを目標とするため、上記誤差エネルギー関数Vとして、次式(3)の関数を設定することとする。
Figure 2010261571
ここで、「x_1」を目標エンジン回転速度ω_et と実エンジン回転速度ω_eとの偏差とし、「x_2」を同偏差の時間積分値とすると、下式(4)が成り立つ。すなわち、目標エンジン回転速度ω_et と実エンジン回転速度ω_eとの偏差x_1は、同偏差の時間積分値x_2の時間微分値となる。
Figure 2010261571
一方、目標エンジン回転速度ω_et と実エンジン回転速度ω_eとの偏差x_1の時間微分値は、下式(5)の通りとなる。
Figure 2010261571
ここで上式(2)の関係から、目標エンジン回転速度ω_et と実エンジン回転速度ω_eとの偏差x_1の時間微分値は、下式(6)のように表すことができる。
Figure 2010261571
一方、上記誤差エネルギー関数Vを時間微分すると、下式(7)の関係が得られる。
Figure 2010261571
ここで上式(7)に上式(6)の関係を代入すると、次式(8)が得られる。
Figure 2010261571
更に上式(8)の中括弧内の式を「−Cx_1」と置くと、下式(9)の関係式が得られることになる。
Figure 2010261571
こうした式(9)の両辺に、エンジン1の慣性モーメントI_eをそれぞれ乗算すると、下式(10)の関係式が得られる。
Figure 2010261571
この式(10)からは、次式(11)が得られる。そして同式(11)のようにロックアップクラッチ2の目標トルクT_cl を設定すれば、上記誤差エネルギー関数Vが時間の経過とともに収束するようになる。
Figure 2010261571
上式(11)の「CI_e」、「I_ek_1」はそれぞれ定数であるため、これを定数「k_p」、定数「k_i」と置けば、次式(12)の通りとなる。以上により、上記エンジントルクT_eとトルクコンバーターの伝達トルク容量T_tc との差の項、目標エンジン回転速度ω_et から演算されるイナーシャトルクの項、及び目標エンジン回転速度ω_et と実エンジン回転速度ω_eとの偏差に基づくフィードバック項からなる目標トルクT_cl の算出式が得られる。
Figure 2010261571
なおエンジントルクT_eは、エンジン1のスロットル開度や吸入空気量とエンジン回転速度ω_eとから推定することができる。またトルクコンバーター3の伝達トルク容量は、エンジン回転速度ω_e又はタービン回転速度とトルクコンバーター3の容量係数とから推定することができる。例えばトルクコンバーター3の容量係数とエンジン回転速度ω_eの二乗値との乗算値としてトルクコンバーター3の伝達トルク容量の推定値を算出することが可能である。
一方、上式(3)の誤差エネルギー関数Vを時間微分するとともに、上式(2)及び上式(12)の関係を代入すると、下式(13)が得られる。ここで定数k_i及びエンジン1の慣性モーメントI_eは共に正の値であるため、誤差エネルギー関数Vの時間微分値(dV/dt)は常に「0」以下の値を取ることになる。したがって、誤差エネルギー関数Vの値は、時間の経過とともに「0」に収束することとなり、上式(12)の算出式に基づいて目標トルクT_cl を設定すれば、実エンジン回転速度ω_eは時間の経過とともに目標エンジン回転速度ω_et に収束することが解る。
Figure 2010261571
図2は、本実施形態に採用されるロックアップクラッチ2のスリップ制御ルーチンのフローチャートを示している。本ルーチンの処理は、ロックアップクラッチ2のスリップ制御の実施中に、電子制御ユニット8により周期的に繰り返し実施されるものとなっている。
さて本ルーチンが開始されると、電子制御ユニット8はまずステップS100において、目標エンジン回転速度を算出する。ここでの目標エンジン回転速度ω_et の算出は、必要なスリップ状態が得られるように、車速やエンジン負荷等に基づいて行われる。
続くステップS101では、電子制御ユニット8は、ステップS100にて算出した目標エンジン回転速度ω_et に基づいて、上式(12)を用いてロックアップクラッチ2の目標トルクT_cl を算出する。そして電子制御ユニット8は、次のステップS102において、先に算出した目標トルクT_cl が得られるようにロックアップクラッチ差圧を設定して、今回の本ルーチンの処理を終了する。
以上説明した本実施形態に係るロックアップクラッチの制御装置によれば、次の効果を奏することができる。
・本実施形態では、電子制御ユニット8は、ロックアップクラッチ2の目標トルクT_cl を、エンジントルクT_eとトルクコンバーターの伝達トルク容量T_tc との差の項を含んで構成された算出式(12)を用いて算出するようにしている。より詳しくは、上記エンジントルクT_eとトルクコンバーターの伝達トルク容量T_tc との差の項、イナーシャトルク項及びフィードバック項からなる算出式(12)を用いて目標トルクT_cl を算出するようにしている。こうした場合、エンジントルクT_eとトルクコンバーター3の伝達トルク容量T_tc との差の項(T_e−T_tc )を上記算出式(12)に含めたことで、系の非線形性を相殺してその線形化が可能となる。そのため、簡易な制御構造でありながらも、トルクコンバーター3のスリップ状態に拘わらず、実エンジン回転速度ω_eを目標エンジン回転速度ω_et に適切に収束させることができる。したがって上記構成によれば、ロックアップクラッチのスリップ制御をより簡易に行うことができるようになる。
なお上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、目標エンジン回転速度ω_et と実エンジン回転速度ω_eとの偏差x_1、及びその時間積分値x_2に基づいてロックアップクラッチ2の目標トルクT_cl を、ひいてはロックアップクラッチ差圧をフィードバック制御するようにしていた。同様のフィードバック制御は、ロックアップクラッチ2のスリップ回転速度(エンジン回転速度とタービン回転速度との差)に基づくことでも行うことができる。この場合、上式(12)の目標エンジン回転速度ω_et と実エンジン回転速度ω_eとの偏差x_1及びその時間積分値x_2を、目標スリップ回転速度と実スリップ回転速度との偏差及びその時間積分値に置き替えて、目標トルクT_cl の算出を行うことになる。
・上記実施形態では、目標トルクT_cl のフィードバック制御をPI制御にて行うようにしていたが、PID制御やPD制御、P制御により行うようにしても良い。
・上記実施形態では、エンジントルクT_eとトルクコンバーターの伝達トルク容量T_tc との差の項、目標エンジン回転速度ω_et から演算されるイナーシャトルクの項、及びフィードバック項からなる算出式(12)を用いて目標トルクT_cl を算出するようにしていた。こうした算出式は、これに限らず適宜に変更して実施することも可能である。いずれにせよ、目標トルクT_cl の算出式に、エンジントルクT_eとトルクコンバーターの伝達トルク容量T_tc との差の項が含まれていさえすれば、系の非線形性を相殺することができ、ロックアップクラッチ2のスリップ制御を簡易に行うことが可能となる。
1…エンジン、2…ロックアップクラッチ、3…トルクコンバーター、4…自動変速機、5、6…油路、7…油圧制御回路、8…電子制御ユニット、9…回転速度センサー、10…スロットルセンサー、11…アクセルセンサー、12…エアフローメーター、13…車速センサー。

Claims (5)

  1. 必要なスリップ状態が得られるようにロックアップクラッチの伝達トルクを目標トルクに制御するロックアップクラッチの制御装置において、
    前記目標トルクの算出式の項として、エンジントルクとトルクコンバーターの伝達トルク容量との差の項を含む
    ことを特徴とするロックアップクラッチの制御装置。
  2. 前記目標トルクの算出式の項として、目標エンジン回転速度から演算されるイナーシャトルクの項と、目標エンジン回転速度と実エンジン回転速度との偏差に基づくフィードバック項とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のロックアップクラッチの制御装置。
  3. 必要なスリップ状態が得られるようにロックアップクラッチの伝達トルクを目標トルクに制御するロックアップクラッチの制御装置において、
    前記目標トルクを下式(1)にて算出する
    ことを特徴とするロックアップクラッチの制御装置。
    Figure 2010261571
  4. 前記トルクコンバーターの伝達トルク容量は、エンジン回転速度又はタービン回転速度と当該トルクコンバーターの容量係数とから演算されてなる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のロックアップクラッチの制御装置。
  5. 前記ロックアップクラッチの伝達トルクを目標トルクとするための制御は、当該ロックアップクラッチの差圧の調整により行われる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のロックアップクラッチの制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016173123A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 トヨタ自動車株式会社 ロックアップクラッチのスリップ制御装置
JP2016217374A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 トヨタ自動車株式会社 流体式動力伝達装置の制御装置

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