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JP2010261178A - 自在継手型伸縮継手、伸縮装置、自在継手型伸縮継手の製造方法及び伸縮装置の施工方法 - Google Patents

自在継手型伸縮継手、伸縮装置、自在継手型伸縮継手の製造方法及び伸縮装置の施工方法 Download PDF

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JP2010261178A
JP2010261178A JP2009111593A JP2009111593A JP2010261178A JP 2010261178 A JP2010261178 A JP 2010261178A JP 2009111593 A JP2009111593 A JP 2009111593A JP 2009111593 A JP2009111593 A JP 2009111593A JP 2010261178 A JP2010261178 A JP 2010261178A
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Masashi Wakabayashi
正志 若林
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Abstract

【課題】自在継手型伸縮継手の端部を設置場所に応じて適切に配置でき、定尺品の伸縮継手を可能な限り使用しながら伸縮装置を形成させることが可能な自在継手型伸縮継手、伸縮装置、自在継手型伸縮継手の製造方法及び伸縮装置の施工方法を提供すること。
【解決手段】道路橋梁の遊間部分の両側に互いに対向して設けられ、かつ遊間部分の長手方向に沿って設けられる複数の板部材112、114、116と、互いに対向する二つの板部材の間に設けられ、遊間部分を被覆する第一の弾性部材132と、遊間部分の長手方向に沿って隣接し合う二つの板部材を連結する第二の弾性部材150とを備えることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、自在継手型伸縮継手、伸縮装置、自在継手型伸縮継手の製造方法及び伸縮装置の施工方法に関し、道路と橋梁の床版との間や橋梁の二つの床版の間に設けられる遊間部分に用いて最適な自在継手型伸縮継手、伸縮装置、自在継手型伸縮継手の製造方法及び伸縮装置の施工方法に関する。なお、本明細書における伸縮継手とは、橋梁用伸縮装置の定尺品及び端尺品(以下、「伸縮継手」という。)であり、伸縮装置とは、複数の伸縮継手や本発明の自在継手型伸縮継手を接続して形成されているもの(以下、「伸縮装置」という。)である。
道路と橋梁の床版との間、又は高速道路の高架橋等の橋梁の二つの床版の間には、隙間(遊間)が設けられ、遊間に複数の伸縮継手が設置される。そして、複数の伸縮継手が長手方向に連続して接続されることによって伸縮装置が形成される。遊間は、外気温による床版の伸縮や、車両の重量による変形などを許容する。また、伸縮装置は、遊間上を通過する車両の走行性を確保し、橋梁下への雨水等の漏水を防止する。伸縮継手や伸縮装置に関する技術は、例えば特許文献1などに開示されている。
更に、橋梁の橋軸に直角方向端部には、図1に示す高欄4や地覆等が設けられ、車道などの路面に対して垂直方向に立ち上がった部分がある。図1は、橋梁2を橋軸に対して直角方向に切断した断面図である。橋梁2の立ち上がり部分にも、遊間が設けられるが、漏水を防止するため止水用部材(止水ゴム)を設置する必要がある。そして、床版部分の遊間と立ち上がり部分の遊間の両者は、床版の伸縮や変形などを吸収するため、連続して形成される。そのため、床版の間の遊間に設けられる伸縮継手と立ち上がり部分に設けられる止水用部材は、連続して接続される。
特開2005−105670号公報
ところで、橋梁2の橋軸に直角方向端部における立ち上がり部分に設けられる上記の止水用部材は、遊間の中心など決められた位置に設置される。しかし、床版の遊間に設けられる伸縮継手の荷重支持鋼板が、長手方向に波形状に複数回屈曲した形状を有する場合がある。このとき、伸縮継手が止水用部材と連続して接続されるためには、伸縮継手の荷重支持鋼板の端部が、立ち上がり部分に設けられる止水用部材の位置に来るように、複数本の伸縮継手の長さを調整したり、接続部分付近で直線形状の荷重支持鋼板を有する別の伸縮継手を設置したりする必要があった。
また、上記のような調整をする場合でも、伸縮継手の荷重支持鋼板が長手方向に対して斜め方向の部分や曲面形状を有する部分があるため、伸縮継手を切断できる位置は限定されている。例えば、荷重支持鋼板が曲面を有する場合、隣接する伸縮継手との接続が困難になるため、曲面部分では切断できなかった。そのため、伸縮継手の長さ調整は微妙な調整が必要となり、困難である。
更に、伸縮継手は、一般に長さが一定の定尺品として製造されるが、上記のような長さ調整をしていくと、定尺品のまま現場に設置できる伸縮継手の数は減少する。また、定尺品を切断して微妙な調整をすることになるため、無駄な部分が多く発生するという問題があった。以上の一連の問題は、伸縮継手を橋梁の橋軸に直角方向に設置する場合に限られず、伸縮継手を橋梁の橋軸方向に設置する場合も橋軸方向端部における別部材(例えば橋軸に直角方向に設置された伸縮継手など)との取り合いで同様の問題が発生する場合がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、自在継手型伸縮継手の端部を設置場所に応じて適切に配置でき、定尺品の伸縮継手を可能な限り使用しながら伸縮装置を形成させることが可能な、新規かつ改良された自在継手型伸縮継手、伸縮装置、自在継手型伸縮継手の製造方法及び伸縮装置の施工方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、道路橋梁の遊間部分の両側に互いに対向して設けられ、かつ遊間部分の長手方向に沿って設けられる複数の板部材と、互いに対向する二つの板部材の間に設けられ、遊間部分を被覆する第一の弾性部材と、遊間部分の長手方向に沿って隣接し合う二つの板部材を連結する第二の弾性部材とを備えることを特徴とする自在継手型伸縮継手が提供される。
上記第二の弾性部材は、隣接し合う二つの板部材の間に形成される隙間を被覆してもよい。
上記複数の板部材のうち長手方向の中間部分に設けられる少なくとも1組の互いに対向する二つの板部材は、平行に設けられ、長手方向に対して屈曲した形状を有してもよい。
上記複数の板部材のうち長手方向の最端部に設けられる1組の互いに対向する二つの板部材は、平行に設けられ、平板形状を有してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、道路橋梁の遊間部分の両側に互いに対向して設けられ、かつ遊間部分の長手方向に沿って設けられる複数の第一の板部材と、互いに対向する二つの第一の板部材の間に設けられ、遊間部分を被覆する第一の弾性部材と、遊間部分の長手方向に沿って隣接し合う二つの第一の板部材を連結する第二の弾性部材とを有する自在継手型伸縮継手と、遊間部分の両側に互いに対向して設けられ、長手方向に対して複数回屈曲した形状を有する二つの第二の板部材と、二つの第二の板部材の間に設けられ、遊間部分を被覆する第三の弾性部材とを有し、遊間部分の長手方向に沿って自在継手型伸縮継手と隣接して設けられる伸縮継手とを備えることを特徴とする伸縮装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、二つの板部材を互いに対向して設けて1組の板部材セットを生成するステップと、複数組の板部材セットを生成するステップと、複数組の板部材セットを互いに隣接して配置するステップと、隣接して配置された2組の板部材セットのうち長手方向に沿って隣接し合う二つの板部材の間に形成される隙間を被覆するように第二の弾性部材を隣接し合う二つの板部材の間に設けるステップと、互いに対向する二つの板部材の間に形成される隙間を被覆するように第一の弾性部材を互いに対向する二つの板部材の間に設けるステップとを備えることを特徴とする自在継手型伸縮継手の製造方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、道路橋梁の遊間部分の両側に互いに対向して設けられ、かつ遊間部分の長手方向に沿って設けられる複数の第一の板部材と、互いに対向する二つの第一の板部材の間に設けられ、遊間部分を被覆する第一の弾性部材と、遊間部分の長手方向に沿って隣接し合う二つの第一の板部材を連結する第二の弾性部材とを有する自在継手型伸縮継手を設置するステップと、遊間部分の両側に互いに対向して設けられ、長手方向に対して複数回屈曲した形状を有する二つの第二の板部材と、二つの第二の板部材の間に設けられ、遊間部分を被覆する第三の弾性部材とを有する伸縮継手を遊間部分の長手方向に沿って自在継手型伸縮継手と隣接して設置するステップと、自在継手型伸縮継手の複数の第一の板部材のうち、伸縮継手と隣接して設けられる第一の板部材を、伸縮継手の第二の板部材と接続するステップとを備えることを特徴とする伸縮装置の施工方法が提供される。
本発明によれば、自在継手型伸縮継手の端部を設置場所に応じて適切に配置でき、定尺品の伸縮継手を可能な限り使用しながら伸縮装置を形成させることができる。
橋梁2を橋軸に対して直角方向に切断した断面図である。 伸縮継手10の設置例を示す平面図である。 本発明の第一の実施形態に係る伸縮継手10を示す斜視図である。 同実施形態に係る伸縮継手10を示す平面図(A)、正面図(B)及び側面図(C)である。 従来の伸縮装置における伸縮継手10、40の設置例を示す平面図である。 従来の伸縮装置における伸縮継手10、40の設置例を示す平面図である。 従来の伸縮装置における伸縮継手10、40の設置例を示す平面図である。 本発明の第一の実施形態に係る自在継手型伸縮継手100を示す斜視図である。 同実施形態に係る自在継手型伸縮継手100を示す平面図(A)、正面図(B)及び側面図(C)である。 同実施形態の伸縮装置における伸縮継手10、自在継手型伸縮継手100の設置例を示す平面図である。 本発明の第二の実施形態に係る伸縮装置を示す斜視図である。 同実施形態に係る伸縮継手60を示す平面図(A)、正面図(B)及び側面図(C)である。 同実施形態に係る自在継手型伸縮継手200を示す平面図(A)、正面図(B)及び側面図(C)である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第一の実施形態に係る伸縮装置>
本発明の第一の実施形態に係る伸縮装置について説明する。伸縮装置は、道路と橋梁の床版との間、又は高速道路の高架橋等の橋梁の二つの床版の間の遊間部分に設けられる複数の伸縮継手100や自在継手型伸縮継手100が接続されて形成される。遊間は、外気温による床版の伸縮や、車両の重量による変形などを許容する。そして、本実施形態の伸縮装置は、遊間上を通過する車両の走行性を確保し、橋梁下への雨水等の漏水を防止する。
本実施形態の伸縮装置は、一つ又は複数の伸縮継手10と、自在継手型伸縮継手100からなる。伸縮継手10は、伸縮装置の中間部に設けられ、自在継手型伸縮継手100は、伸縮継手10と連続して接続され、伸縮装置の端部に設けられる。伸縮継手10と、自在継手型伸縮継手100は、橋梁や道路の舗装部分に埋設され、伸縮継手10の上端や自在継手型伸縮継手100の上端が路面上に露出される。
図2に伸縮継手10が埋設されている例を示す。図2は、伸縮継手10の設置例を示す平面図である。伸縮継手10と自在継手型伸縮継手100は、橋梁や道路の舗装部分6をはつり取った部分8に、遊間部分に沿って設置される。伸縮継手10と自在継手型伸縮継手100は、荷重支持鋼板12と荷重支持鋼板112が連続するように接続される。そして、伸縮継手10と自在継手型伸縮継手100は、橋梁又は道路に固定されたアンカーと接合されて固定された後、はつり取った部分8にコンクリートが打設される。そして、伸縮継手10の上端や自在継手型伸縮継手100の上端が路面上に露出されるようにコンクリート面がならされて、施工が完了する。
本実施形態の伸縮装置は、橋梁の橋軸に直角方向に設置される場合に適用される。また、本実施形態の伸縮装置は、橋梁の橋軸方向に設置される場合にも適用できる。以下では、本実施形態の伸縮装置が、橋梁の橋軸に直角方向に設置される場合について主に説明する。
[伸縮継手10]
図3及び図4を参照して、本実施形態に係る伸縮装置に使用される伸縮継手10について説明する。図3は、本実施形態に係る伸縮継手10を示す斜視図である。図4は、本実施形態に係る伸縮継手10を示す平面図(A)、正面図(B)及び側面図(C)である。
伸縮継手10は、長さが一定の定尺品として製造される。伸縮継手10の長さは例えば1.8mなどである。伸縮継手10は、例えば、荷重支持鋼板12と、アンカー14、16と、底板22、24と、接続プレート26、28と、止水ゴム32などからなる。
荷重支持鋼板12は、長手方向に複数回屈曲した形状、例えば、図4に示すように曲面を含み波形の形状を有する鋼板である。荷重支持鋼板12は、2枚が所定の距離だけ離隔して互いに対向して設けられる。荷重支持鋼板12は、第二の板部材の一例である。
アンカー14、16は、橋梁の床版や道路に固定されたアンカー筋や差し筋アンカーと接合され、伸縮継手10を橋梁又は道路に固定する。アンカー14、16は、荷重支持鋼板12と接合され、伸縮継手10の長手方向に垂直な断面において荷重支持鋼板12に対して垂直方向に設けられる。アンカー14、16の取り付け高さは、図3に示すように、交互に取り付け高さを変えてもよいし、図4に示すように全て同一高さにしてもよい。
底板22、24は、例えば平板状の鋼板である。底板22、24は、伸縮継手10の長手方向に垂直な断面において荷重支持鋼板12に対して垂直方向に設けられる。図4に示す例では、底板22は、2枚の荷重支持鋼板12のうち一方の荷重支持鋼板12と接合され、底板24は、他方の荷重支持鋼板12と接合される。
接続プレート26、28は、例えば鋼板であり、隣接する伸縮継手10や自在継手型伸縮継手100と接続する際に使用される。接続プレート26、28は、例えばボルト接合によって隣接する伸縮継手10や自在継手型伸縮継手100の接続プレートと接続する。図4に示す例では、接続プレート26は、2枚の荷重支持鋼板12のうち一方の荷重支持鋼板12と接合され、接続プレート28は、他方の荷重支持鋼板12と接合される。
止水ゴム32は、橋梁下への雨水等の漏水を防止する。止水ゴム32は、伸縮継手10は、長手方向一端から他端まで設けられている。止水ゴム32は、2枚の荷重支持鋼板12の間に設けられ、道路橋梁の遊間部分を被覆する。止水ゴム32は、一側が2枚の荷重支持鋼板12のうち一方の荷重支持鋼板12と接合され、他側が他方の荷重支持鋼板12と接合される。止水ゴム32と荷重支持鋼板12との接合は、例えば加硫接着による。これにより、止水ゴム32と荷重支持鋼板12の接着面は、剥離しにくくなる。剥離強度試験によれば、止水ゴムに引っ張り力を加えた場合、先にゴムが破断し、接着部分が剥離することはない。止水ゴム32は、第三の弾性部材の一例である。
[自在継手型伸縮継手100]
次に、図8及び図9を参照して、本発明の第一の実施形態に係る伸縮装置に使用される自在継手型伸縮継手100について説明する。図8は、本実施形態に係る自在継手型伸縮継手100を示す斜視図である。図9は、本実施形態に係る自在継手型伸縮継手100を示す平面図(A)、正面図(B)及び側面図(C)である。
自在継手型伸縮継手100は、伸縮継手10と異なり、長手方向に複数の荷重支持鋼板112、114、116が連続して配置され、それぞれの荷重支持鋼板112、114、116は、互いに接続ゴム150を介して接続されている。これにより、対向する荷重支持鋼板112、114、116間の距離は、ほとんど変更されないまま、伸縮継手10に比べて、荷重支持鋼板112、114、116の配置位置を自在に変更することができる。
自在継手型伸縮継手100は、例えば、荷重支持鋼板112、114、116と、アンカー141、142、143、144と、底板121、122、123、124、125、126と、止水ゴム132と、接続ゴム150などからなる。
荷重支持鋼板112、114、116は、道路橋梁の遊間部分に互いに対向して設けられ、かつ遊間部分の長手方向に沿って設けられる。荷重支持鋼板112、114、116は、板部材又は第一の板部材の一例である。
荷重支持鋼板112は、平板状の鋼板を有しており、図8及び図9に示す例では一端側のみが屈曲している。荷重支持鋼板112は、2枚が所定の距離だけ離隔して互いに対向して設けられる。荷重支持鋼板112は、接続ゴム150を介して一端側で荷重支持鋼板114と接続される。荷重支持鋼板112の平板部分は、伸縮装置の長手方向の最端部に設けられる。すなわち、図9(A)に示す例では、荷重支持鋼板112の左端が橋梁の橋軸に直角方向の端部に位置する。
荷重支持鋼板114は、屈曲した形状の鋼板であり、図8及び図9に示す例では中央部分が屈曲している。荷重支持鋼板114は、2枚が所定の距離だけ離隔して互いに対向して設けられる。荷重支持鋼板114は、一端側で接続ゴム150を介して荷重支持鋼板112と接続され、他端側で接続ゴム150を介して荷重支持鋼板116と接続される。
荷重支持鋼板116は、鋼板である。荷重支持鋼板116は、2枚が所定の距離だけ離隔して互いに対向して設けられる。荷重支持鋼板116は、一端側で接続ゴム150を介して荷重支持鋼板114と接続される。荷重支持鋼板116は、他端側で伸縮継手10と接続される。すなわち、図9(A)に示す例では、荷重支持鋼板116の右端が伸縮継手10と接続する。
本実施形態では、複数の板部材(第一の板部材)が3種類の荷重支持鋼板112、114、116である例について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、複数の板部材(第一の板部材)は、長手方向に3枚ではなく、長手方向に2枚又は4枚以上の板部材が配置され、接続ゴムを介して接合されるとしてもよい。また、複数の板部材の形状は、図8及び図9に示した形状に限定されない。なお、各荷重支持鋼板112、114、116の幅は、従来の伸縮継手10の荷重支持鋼板12に比べて狭いが、自在継手型伸縮継手100は車両の走行がほとんどない橋梁端部付近に配置される。そのため、自在継手型伸縮継手100は、車両が走行する部分に配置される伸縮継手10よりも少ない耐力でよい。
アンカー141、142、143、144は、橋梁の床版や道路に固定されたアンカー筋や差し筋アンカーと接合され、自在継手型伸縮継手100を橋梁又は道路に固定する。図8及び図9に示す例では、アンカー141、142は荷重支持鋼板112と接合され、アンカー143、144は荷重支持鋼板114と接合される。アンカー141、142、143、144は、自在継手型伸縮継手100の長手方向に垂直な断面において荷重支持鋼板112又は荷重支持鋼板114に対して垂直方向に設けられる。アンカー141、142、143、144の取り付け高さは、図8に示すように、交互に取り付け高さを変えてもよいし、図9に示すように全て同一高さにしてもよい。
底板121、122、123、124、125、126は、例えば平板状の鋼板である。底板121、122、123、124、125、126は、自在継手型伸縮継手100の長手方向に垂直な断面において荷重支持鋼板112、荷重支持鋼板114又は荷重支持鋼板116に対して垂直方向に設けられる。図8及び図9に示す例では、底板121は、2枚の荷重支持鋼板112のうち一方の荷重支持鋼板112と接合され、底板122は、他方の荷重支持鋼板112と接合される。底板123は、2枚の荷重支持鋼板114のうち一方の荷重支持鋼板114と接合され、底板124は、他方の荷重支持鋼板114と接合される。底板125は、2枚の荷重支持鋼板116のうち一方の荷重支持鋼板116と接合され、底板126は、他方の荷重支持鋼板116と接合される。
止水ゴム132は、橋梁下への雨水等の漏水を防止する。止水ゴム132は、一側が2枚の荷重支持鋼板112、114、116のうち一方の荷重支持鋼板112、114、116と接合され、他側が他方の荷重支持鋼板112、114、116と接合される。止水ゴム132と荷重支持鋼板112、114、116との接合は、例えば加硫接着による。これにより、止水ゴム132と荷重支持鋼板112、114、116の接着面は、剥離しにくくなる。剥離強度試験によれば、止水ゴム132に引っ張り力を加えた場合、先にゴムが破断し、接着部分が剥離することはない。止水ゴム132は、第一の弾性部材の一例である。
接続ゴム150は、荷重支持鋼板112と荷重支持鋼板114の間、又は荷重支持鋼板114と荷重支持鋼板116の間に設けられる。接続ゴム150が設けられることによって、伸縮継手10と異なり、対向する荷重支持鋼板112、114、116の距離をほぼ維持しながら、荷重支持鋼板112、114、116の位置や向きを変更することができる。接続ゴム150は、第二の弾性部材の一例である。
また、接続ゴム150は、荷重支持鋼板112、114、116の上端から下端にかけて、荷重支持鋼板112と荷重支持鋼板114の間、又は荷重支持鋼板114と荷重支持鋼板116の間に形成される隙間を被覆するように設けられる。これにより、自在継手型伸縮継手100を設置しコンクリートを打設したとき、対向する荷重支持鋼板112、114、116の間にコンクリートが流入することがない。その結果、対向する荷重支持鋼板112、114、116の間の遊間を確実に確保できる。
なお、図8及び図9に示す例では、接続プレートを省略したが、自在継手型伸縮継手100は、伸縮継手10と同様に接続プレートが設けられてもよい。接続プレートは、例えば鋼板であり、隣接する伸縮継手10と接続する際に使用される。接続プレートは、例えばボルト接合によって隣接する伸縮継手10と接続する。接続プレートは、荷重支持鋼板116に設けられる。
[自在継手型伸縮継手100の製造方法]
次に、本実施形態の自在継手型伸縮継手100の製造方法について説明する。
まず、二つの荷重支持鋼板112(114、116)を互いに対向して設けて1組の板部材セットを生成する。そして、複数組の板部材セットを生成する。本実施形態では、荷重支持鋼板112の板部材セット、荷重支持鋼板114の板部材セット、荷重支持鋼板116の板部材セットが生成される。
次に、上記の複数組の板部材セットを、荷重支持鋼板112、114、116が連続するように互いに隣接して配置する。隣接して配置された2組の板部材セットのうち長手方向に沿って隣接し合う荷重支持鋼板112と荷重支持鋼板114の間(又は荷重支持鋼板114と荷重支持鋼板116の間)に形成される隙間を被覆するように接続ゴム150を隣接し合う二つの荷重支持鋼板114と荷重支持鋼板116の間(又は荷重支持鋼板114と荷重支持鋼板116の間)に設ける。接続ゴム150の設置は加硫接着による。
そして、互いに対向する二つの荷重支持鋼板112の間(荷重支持鋼板114の間、又は荷重支持鋼板116の間)に形成される隙間を被覆するように止水ゴム132を互いに対向する二つの荷重支持鋼板112(荷重支持鋼板114の間、又は荷重支持鋼板116の間)の間に設ける。止水ゴム132の設置も加硫接着による。
上記の工程を経ることで、本実施形態の自在継手型伸縮継手100が製造される。
[従来の伸縮装置と本実施形態の伸縮装置との比較]
次に、従来の伸縮装置と本実施形態の伸縮装置との比較について説明する。
図1に示した橋梁2の橋軸に直角方向端部における立ち上がり部分に設けられる止水用部材(図5〜図7中の52)は、遊間の中心など決められた位置に設置される。
伸縮継手10を遊間に設置する際、橋梁2の中心から端部方向に向けて、伸縮継手10を割り付けていく。図1に示すような1車線が3.7mの道路が2車線設けられた橋梁2について説明する。伸縮継手10の定尺品の長さL0が1.8mである場合、中心から両端部方向に伸縮継手10の定尺品を割り付けていくと、定尺品の伸縮継手10を2本ずつ配置したあと、伸縮継手10の端部から橋梁2の立ち上がり部分まで0.1mが残る計算になる。そこで、定尺品の伸縮継手10から0.1m分を切断して、切断した伸縮継手10Aの荷重支持鋼板12Aを、すでに配置した定尺品の伸縮継手10の荷重支持鋼板12と連続するように配置する場合を想定する。この場合、切断した伸縮継手10Aの荷重支持鋼板12Aは、一端側では定尺品の伸縮継手10の荷重支持鋼板と連続して接続されるが、他端側では立ちあがり部分50の止水用部材52と連続して接続されないことがある。
すなわち、伸縮継手10の荷重支持鋼板12は、長手方向に波形状に複数回屈曲した形状を有する。そのため、立ちあがり部分50の止水用部材52と連続して接続されるためには、伸縮継手10の端部から橋梁2の立ち上がり部分までの長さで切り出した0.1mの伸縮継手10Aの荷重支持鋼板12Aの屈曲形状は、一端側では隣接する伸縮継手10の荷重支持鋼板12の端部と連続しており、他端側では止水用部材52と連続している必要がある。しかし、このように切り出すことができるケースはまれであり、通常は定尺品の伸縮継手10から0.1m分を切断したとしても、止水用部材52と連続して接続されないことが多い。そのため、橋梁の中間部に配置される複数本の伸縮継手10の長さを調整したり、止水用部材52との接続付近で長手方向に直線形状を有する別の伸縮継手40を設置したりする必要があった。
また、上記のような調整をする場合でも、伸縮継手10の荷重支持鋼板12が長手方向に対して斜め方向の部分や曲面形状を有する部分があるため、伸縮継手10を切断できる位置は限定されている。例えば、伸縮継手10が曲面を有する場合、隣接する伸縮継手10との接続が困難になるため、曲面部分では切断できなかった。そのため、伸縮継手10の長さ調整は微妙な調整が必要となり、困難である。
更に、伸縮継手10は、一般に長さが一定の定尺品として製造されるが、上記のような長さ調整をしていくと、定尺品のまま現場に設置できる伸縮継手10の数は減少する。また、定尺品を切断して微妙な調整をすることになるため、無駄な部分が多く発生するという問題があった。
以下では、図5〜図7を参照して、従来の伸縮装置における伸縮継手10の設置について説明する。図5〜図7は、従来の伸縮装置における伸縮継手10、40の設置例を示す平面図である。
図5〜図7は、長さL0を有する定尺品の伸縮継手10を設置しつつ、立ち上がり部分50付近で長手方向に直線形状を有する別の伸縮継手40を設置する場合を示す。伸縮継手40は、長さAであり、荷重支持鋼板42と、アンカー44、45と、底板46、48と、止水ゴム49からなる。立ち上がり部分50は、止水ゴム52と、立ち上がり壁54と、鋼板56からなる。
長さL0の定尺品の伸縮継手10と、長さAの直線形状の伸縮継手40を設置したあと、図5に示すように長さB1が残ったとする。このとき、伸縮継手40の荷重支持鋼板42と連続して接続するように伸縮継手10を切断して伸縮継手10Aを作製したとしても、図5に示すように、伸縮継手10の荷重支持鋼板12と伸縮継手10Aの荷重支持鋼板12Aが連続して接続されない場合がある。
そこで、伸縮継手40の荷重支持鋼板42と伸縮継手10の荷重支持鋼板12の両者を連続して接続されるようにするには、図6で示したように、複数の伸縮継手10を切断する。そして、長さL1の伸縮継手10−1と、長さB2の伸縮継手10Bを作製して、長さを調節することで、境界面P1で伸縮継手10−1の荷重支持鋼板12と伸縮継手10Bの荷重支持鋼板12Bを接続する必要がある。
あるいは、伸縮継手40の荷重支持鋼板42と伸縮継手10の荷重支持鋼板12の両者を連続して接続されるようにするには、図7で示したように、複数の伸縮継手10を切断する。そして、長さL2の伸縮継手10−2と、長さB3の伸縮継手10Cを作製して、長さを調節することで、境界面P2で伸縮継手10−2の荷重支持鋼板12と伸縮継手10Cの荷重支持鋼板12Cを接続する必要がある。
一方、図10を参照して、本実施形態の伸縮装置における伸縮継手10、自在継手型伸縮継手100の設置について説明する。図10は、本実施形態の伸縮装置における伸縮継手10、自在継手型伸縮継手100の設置例を示す平面図である。
本実施形態の伸縮装置によれば、長さL0の定尺品の伸縮継手10を設置した後、伸縮継手10と立ち上がり部分50との間(間隔C)に自在継手型伸縮継手100を配置する。このとき、自在継手型伸縮継手100の荷重支持鋼板116の一端側を、伸縮継手10の荷重支持鋼板12の一端側と接続する。また、自在継手型伸縮継手100の荷重支持鋼板112の一端側を、立ち上がり部分50の鋼板56の一端側と接続する。更に、荷重支持鋼板114を水平面内で回転させる等、向きを調整することによって、自在継手型伸縮継手100を伸縮継手10と立ち上がり部分50との間に納める。
自在継手型伸縮継手100の設置は、荷重支持鋼板114の方向の調整によって生じる自在継手型伸縮継手100の長さの変化の範囲内であれば、あらゆる間隔内で自在継手型伸縮継手100を伸縮継手10と立ち上がり部分50との間に設置できる。また、自在継手型伸縮継手100の両端部の設置位置も従来の伸縮継手に比べて自由度が向上する。
その結果、本実施形態は、従来のように複数の定尺の伸縮継手10を切断して長さの調整をすることなく、自在継手型伸縮継手100を用いて、伸縮継手10の荷重支持鋼板12を、橋梁端部の立ち上がり部分50と容易に連続して接続することができる。従って、伸縮装置の施工時に従来行なっていた長さ調整の手間を省くことができる。また、本実施形態は、切断する定尺の伸縮継手がなくなったり、減少したりするため、従来生じていた伸縮継手の無駄な部分をなくしたり減らしたりできる。従って、材料の低減やコストの低減を図ることもできる。更に、本実施形態は、従来どおり、橋梁又は道路の遊間部において、適切な間隔を維持したまま、適切な止水処理を施すことができる。
上記の効果は、伸縮継手を橋梁の橋軸に直角方向に設置する場合に限られず、伸縮継手を橋梁の橋軸方向に設置する場合も橋軸方向端部における別部材(例えば橋軸に直角方向に設置された伸縮継手など)との取り合いでも同様に得ることができる。
<第二の実施形態に係る伸縮装置>
次に、図11〜図13を参照して、本発明の第二の実施形態に係る伸縮装置について説明する。第二の実施形態の伸縮装置は、第一の実施形態の伸縮装置と比較して形状が異なる。
図11は、本実施形態に係る伸縮装置を示す斜視図である。図12は、本実施形態に係る伸縮継手60を示す平面図(A)、正面図(B)及び側面図(C)である。図13は、本実施形態に係る自在継手型伸縮継手200を示す平面図(A)、正面図(B)及び側面図(C)である。
本実施形態の伸縮装置は、1又は複数の伸縮継手60と、自在継手型伸縮継手200からなる。伸縮継手60は、伸縮装置の中間部に設けられ、自在継手型伸縮継手200は、伸縮継手10と連続して接続され、伸縮装置の端部に設けられる。
伸縮継手60は、長さが一定の定尺品として製造される。伸縮継手60の長さは例えば1.8mなどである。伸縮継手60は、例えば、荷重支持鋼板61(62、63)と、アンカー64、66と、底板72と、止水ゴム82などからなる。第二の実施形態の荷重支持鋼板61(62、63)と、アンカー64、66と、底板72と、止水ゴム82は、それぞれ第一の実施形態の荷重支持鋼板12と、アンカー14、16と、底板22、24と、止水ゴム32に相当する。
第二の実施形態の伸縮継手60は、第一の実施形態の伸縮継手10と比較して、荷重支持鋼板61(図12では荷重支持鋼板62、63)の形状が異なる。それに伴って、底板72の形状が異なる。
第一の実施形態の伸縮継手10の荷重支持鋼板12は、曲面を有する波形の形状である。一方、本実施形態の荷重支持鋼板61(62、63)は、伸縮継手60の長手方向に対して平行に配置される平板面と、長手方向に配置された平板と結合され、伸縮継手60の長手方向に対して斜め方向に配置される平板面からなる。
自在継手型伸縮継手200は、伸縮継手60と異なり、長手方向に複数の荷重支持鋼板212、214、216が配置され、それぞれの荷重支持鋼板212、214、216は、互いに接続ゴム250を介して接続されている。これにより、対向する荷重支持鋼板212、214、216間の距離は、ほとんど変更しないまま、荷重支持鋼板212、214、216の配置位置を伸縮継手60に比べて自在に変更することができる。
自在継手型伸縮継手200は、例えば、荷重支持鋼板212、214、216と、アンカー241、242、243、244と、底板221、223、224、225、226と、止水ゴム232と、接続ゴム250などからなる。
第二の実施形態の自在継手型伸縮継手200は、第一の実施形態の自在継手型伸縮継手100と比較して、荷重支持鋼板212、214、216の形状が異なる。それに伴って、底板221、223、224、225、226の形状が異なる。また、接続ゴム250の幅が接続ゴム150に比べて広い。
上記の構成を有する自在継手型伸縮継手200を使用することによって、第二の実施形態の伸縮装置でも、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態の伸縮装置によれば、長さL0の定尺品の伸縮継手10を設置した後、伸縮継手60と立ち上がり部分(図示せず。)との間(間隔C)に自在継手型伸縮継手200を配置する。このとき、自在継手型伸縮継手200の荷重支持鋼板212の一端側を、伸縮継手60の荷重支持鋼板61(62、63)の一端側と接続する。また、自在継手型伸縮継手200の荷重支持鋼板216の一端側を、立ち上がり部分の鋼板の一端側と接続する。更に、荷重支持鋼板214を水平面内で回転させる等、向きを調整することによって、自在継手型伸縮継手200を伸縮継手60と立ち上がり部分との間に納める。
自在継手型伸縮継手200の設置は、荷重支持鋼板214の方向の調整によって生じる自在継手型伸縮継手200の長さの変化の範囲内であれば、あらゆる間隔内で自在継手型伸縮継手200を伸縮継手60と立ち上がり部分との間に設置できる。また、自在継手型伸縮継手200の両端部の設置位置も従来の伸縮継手に比べて自由度が向上する。
その結果、本実施形態は、従来のように複数の定尺の伸縮継手60を切断して長さの調整をすることなく、自在継手型伸縮継手200を用いて、伸縮継手60の荷重支持鋼板61(62、63)を、橋梁端部の立ち上がり部分と容易に連続して接続することができる。従って、伸縮装置の施工時に従来行なっていた長さ調整の手間を省くことができる。また、本実施形態は、切断する定尺の伸縮継手がなくなったり、減少したりするため、従来生じていた伸縮継手の無駄な部分をなくしたり減らしたりできる。従って、材料の低減やコストの低減を図ることもできる。更に、本実施形態は、従来どおり、橋梁又は道路の遊間部において、適切な間隔を維持したまま、適切な止水処理を施すことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、自在継手型伸縮継手、伸縮装置、自在継手型伸縮継手の製造方法及び伸縮装置の施工方法に適用可能であり、特に道路と橋梁の床版との間や橋梁の二つの床版の間に設けられる遊間部分に用いて最適な自在継手型伸縮継手、伸縮装置、自在継手型伸縮継手の製造方法及び伸縮装置の施工方法に適用可能である。
10、40、60 伸縮継手
12、42、61、62、63 荷重支持鋼板
14、16、44、45、64、66 アンカー
22、24、46、48、72 底板
26、28 接続プレート
32、49、82 止水ゴム
100、200 自在継手型伸縮継手
112、114、116、212、214、216 荷重支持鋼板
121、122、123、124、125、126、221、223、224、225、226 底板
132、232 止水ゴム
141、142、143、144、241、242、243、244 アンカー
150、250 接続ゴム

Claims (7)

  1. 道路橋梁の遊間部分の両側に互いに対向して設けられ、かつ前記遊間部分の長手方向に沿って設けられる複数の板部材と、
    前記互いに対向する二つの前記板部材の間に設けられ、前記遊間部分を被覆する第一の弾性部材と、
    前記遊間部分の長手方向に沿って隣接し合う二つの前記板部材を連結する第二の弾性部材と
    を備えることを特徴とする、自在継手型伸縮継手。
  2. 前記第二の弾性部材は、前記隣接し合う二つの前記板部材の間に形成される隙間を被覆することを特徴とする、請求項1に記載の自在継手型伸縮継手。
  3. 前記複数の板部材のうち長手方向の中間部分に設けられる少なくとも1組の互いに対向する二つの前記板部材は、平行に設けられ、長手方向に対して屈曲した形状を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の自在継手型伸縮継手。
  4. 前記複数の板部材のうち長手方向の最端部に設けられる1組の互いに対向する二つの前記板部材は、平行に設けられ、平板形状を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自在継手型伸縮継手。
  5. 道路橋梁の遊間部分の両側に互いに対向して設けられ、かつ前記遊間部分の長手方向に沿って設けられる複数の第一の板部材と、前記互いに対向する二つの前記第一の板部材の間に設けられ、前記遊間部分を被覆する第一の弾性部材と、前記遊間部分の長手方向に沿って隣接し合う二つの前記第一の板部材を連結する第二の弾性部材とを有する自在継手型伸縮継手と、
    前記遊間部分の両側に互いに対向して設けられ、長手方向に対して複数回屈曲した形状を有する二つの第二の板部材と、前記二つの第二の板部材の間に設けられ、前記遊間部分を被覆する第三の弾性部材とを有し、前記遊間部分の長手方向に沿って前記自在継手型伸縮継手と隣接して設けられる伸縮継手と
    を備えることを特徴とする、伸縮装置。
  6. 二つの板部材を互いに対向して設けて1組の板部材セットを生成するステップと、
    複数組の前記板部材セットを生成するステップと、
    前記複数組の前記板部材セットを互いに隣接して配置するステップと、
    隣接して配置された2組の前記板部材セットのうち長手方向に沿って隣接し合う二つの前記板部材の間に形成される隙間を被覆するように第二の弾性部材を前記隣接し合う二つの前記板部材の間に設けるステップと、
    互いに対向する二つの前記板部材の間に形成される隙間を被覆するように第一の弾性部材を前記互いに対向する前記二つの板部材の間に設けるステップと
    を備えることを特徴とする、自在継手型伸縮継手の製造方法。
  7. 道路橋梁の遊間部分の両側に互いに対向して設けられ、かつ前記遊間部分の長手方向に沿って設けられる複数の第一の板部材と、前記互いに対向する二つの前記第一の板部材の間に設けられ、前記遊間部分を被覆する第一の弾性部材と、前記遊間部分の長手方向に沿って隣接し合う二つの前記第一の板部材を連結する第二の弾性部材とを有する自在継手型伸縮継手を設置するステップと、
    前記遊間部分の両側に互いに対向して設けられ、長手方向に対して複数回屈曲した形状を有する二つの第二の板部材と、前記二つの第二の板部材の間に設けられ、前記遊間部分を被覆する第三の弾性部材とを有する伸縮継手を前記遊間部分の長手方向に沿って前記自在継手型伸縮継手と隣接して設置するステップと、
    前記自在継手型伸縮継手の複数の前記第一の板部材のうち、前記伸縮継手と隣接して設けられる前記第一の板部材を、前記伸縮継手の前記第二の板部材と接続するステップと、
    を備えることを特徴とする、伸縮装置の施工方法。
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