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JP2010257020A - データマイグレーション管理装置及び管理方法 - Google Patents

データマイグレーション管理装置及び管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明のデータマイグレーション管理装置は、マイグレーション元記憶領域及びマイグレーション先記憶領域の使用状態を継続的に監視して蓄積し、データマイグレーションの設定に役立たせる。
【解決手段】情報管理部2Aは、各ストレージ装置1から、ストレージ構成に関する情報及び性能に関する情報を収集し、記憶部D1,D2に蓄積させる。データマイグレーションの計画を設定する場合、性能情報提供部2Bは、マイグレーション元ボリューム1D及びマイグレーション先のアレイグループ1Cについて、それぞれの所定期間における使用状態の変化をユーザコンピュータ3に提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、データマイグレーションの管理装置及び管理方法に関する。
ストレージシステムは、例えば、RAID(Redundant Array of Independent Disks)に基づいて冗長化された論理ボリュームをホストコンピュータに提供する。システム管理者等のユーザは、例えば、データの利用頻度等に応じて、論理ボリュームの位置を移動させることができる(特許文献1)。
特開2006−099748号公報
前記文献に記載の従来技術では、ある瞬間のボリューム負荷に関する情報に基づいて、データマイグレーション(以下、マイグレーションと略記する場合がある)に関する設定を行うようになっている。しかし、論理ボリュームの使用状況は、例えば、その論理ボリュームに記憶されるデータの種類、または、その論理ボリュームを使用するホスト上のアプリケーションプログラムの種類等によって動的に変化する。従って、ある時点における瞬間的な負荷情報のみに基づいて、マイグレーション対象の論理ボリュームまたはマイグレーション先のアレイグループ(RAIDグループ)を決定するのでは、適切なデータマイグレーションを行うことはできない。
例えば、日中の負荷が比較的高いアレイグループの場合でも、たまたま負荷の値が短時間だけ低下することがある。その偶然観測された低い負荷の値に基づいて、そのアレイグループ内に別の論理ボリュームを移動させた場合、アレイグループの平均負荷はますます増大し、応答性能が低下する。
また、従来技術では、データマイグレーション実行時の消費電力低減という観点を欠いている。例えば、夜間のアクセス頻度の高い論理ボリュームを有するアレイグループ内に、日中に頻繁に使用される他の論理ボリュームを移動させると、そのアレイグループを構成する各ハードディスクドライブは、昼夜を問わずに連続的に作動する。従って、そのアレイグループ内のハードディスクドライブへの通電を停止可能な時間が短くなり、消費電力が増大する。さらに、ハードディスクドライブの寿命にも影響を与える。
そこで、本発明の目的は、所定期間における所定の記憶領域の使用状態の変化を検出してユーザに提供することにより、データマイグレーションを適切に設定できるようにしたデータマイグレーション管理装置及び管理方法を提供することにある。本発明の他の目的は、適切なマイグレーション先の記憶領域を自動的に検索できるようにしたデータマイグレーション管理装置及び管理方法を提供することにある。本発明のさらなる目的は、後述する実施形態の記載から明らかになるであろう。
上記課題を解決すべく、本発明の一つの観点に従うデータマイグレーション管理装置は、複数の記憶領域を備えるストレージシステムのデータマイグレーションを管理するデータマイグレーション管理装置であって、ストレージシステムと接続するインターフェースと、インターフェースを介して取得した複数の記憶領域の使用状態を示す使用状態情報を蓄積するデータベースを格納するメモリと、データベースを参照するプロセッサと、を備え、情報管理部により管理される使用状態情報に基づいて、プロセッサは、各記憶領域のうちデータマイグレーションに係わる所定の記憶領域の、所定期間における使用状態の変化を検出し、その使用状態の変化を、インターフェースを介してユーザに使用されるユーザコンピュータに提供し、ユーザコンピュータからインターフェースを介して入力される設定値に基づいて、プロセッサは、データマイグレーションを管理する。
第2観点では、第1観点において、所定の記憶領域として、データマイグレーション元となるマイグレーション元記憶領域、または、データマイグレーション先となるマイグレーション先記憶領域の少なくともいずれか一つを選択可能となっており、プロセッサは、マイグレーション元記憶領域またはマイグレーション先記憶領域のうちユーザコンピュータにより選択される記憶領域の、所定期間における使用状態の変化を検出し、インターフェースを介してユーザコンピュータに提供する。
第3観点では、第2観点において、プロセッサは、マイグレーション元記憶領域についての所定期間における使用状態の変化を示すマイグレーション元状態変化と、マイグレーション先記憶領域についての所定期間における使用状態の変化を示すマイグレーション先状態変化とを比較して、インターフェースを介してユーザコンピュータに提供する。
第4観点では、第3観点において、プロセッサは、マイグレーション元状態変化とマイグレーション先状態変化と、をユーザコンピュータが有する画面の同一画面上で比較表示できるように、ユーザコンピュータに提供する。
第5観点では、第1観点において、所定期間は、予め用意されている複数の期間の中から選択可能であり、プロセッサは、複数の期間のうちユーザコンピュータにより選択される期間における使用状態の変化を検出して、インターフェースを介してユーザコンピュータに提供する。
第6観点では、第1観点において、使用状態情報には各記憶領域の負荷が含まれる。
第7観点では、第6観点において、使用状態情報には各記憶領域へのアクセスの特性も含まれる。
第8観点では、第6観点において、使用状態情報には、各記憶領域の消費電力も含まれており、マイクロプロセッサは、所定期間における、所定の記憶領域の消費電力の変化を分析してユーザコンピュータに提供する。
第9観点では、第1観点において、所定の記憶領域として、複数の記憶領域を含むグループを選択可能であり、マイクロプロセッサは、グループに含まれる各記憶領域の全体についての所定期間における使用状態の変化、及び、グループに含まれる各記憶領域のそれぞれについての所定期間における使用状態の変化、をインターフェースを介してユーザコンピュータに提供する。
第10観点では、第3観点において、マイクロプロセッサは、マイグレーション元状態変化とマイグレーション先状態変化とに基づいて、各記憶領域のうちマイグレーション先記憶領域となり得る候補を検索して、ユーザコンピュータに提供する。
第11観点では、第10観点において、使用状態情報には、各記憶領域の負荷と各記憶領域へのアクセスの特性とが含まれており、マイクロプロセッサは、マイグレーション元記憶領域のアクセス特性と一致するアクセス特性を有する複数の記憶領域のうち、負荷の少ない順番で候補を検索する。
第12観点では、マイクロプロセッサは、マイグレーション先記憶領域が複数存在する場合に、各マイグレーション先記憶領域のアクセス特性が分散するように候補を検索する。
第13観点に従うデータマイグレーションの管理方法は、複数の記憶領域を備えるストレージシステムのデータマイグレーションを管理するための管理方法であって、複数の記憶領域の使用状態を示す使用状態情報を取得し、データベースに蓄積させて管理し、使用状態情報に基づいて、各記憶領域のうちデータマイグレーションに係わる所定の記憶領域の、所定期間における使用状態の変化を検出し、検出される使用状態の変化をユーザに使用されるユーザコンピュータに提供し、ユーザコンピュータから入力される設定値に基づいて、データマイグレーションを管理する。
本発明の機能や手段あるいはステップは、その全部または一部をコンピュータプログラムとして構成できる場合がある。このコンピュータプログラムは、記録媒体に固定して譲渡等することができるほかに、インターネット等の通信ネットワークを介して伝送することもできる。さらに、上述の特徴は、明示された組合せ以外に組み合わせることができ、そのような組合せも本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施形態の概念を示す説明図である。 システムの全体構成を示すブロック図である。 データマイグレーションの様子を模式的に示す説明図である。 マイグレーショングループの構成等を示す説明図。 管理サーバの構成を示す説明図。 装置情報の構成を示す図。 アレイグループ情報の構成を示す図。 ボリューム情報の構成を示す図。 マイグレーショングループ情報の構成を示す図。 性能情報を取得する処理を示すPAD図。 性能情報を表示させる処理を示すPAD図。 性能情報を表示させるマイグレーション元を選択する画面例。 マイグレーション元の性能情報をグラフ化して表示する画面例。 性能情報を表示させるマイグレーション先を選択する画面例。 マイグレーション先の性能情報をグラフ化して表示する画面例。 マイグレーション元及びマイグレーション先の、各性能情報を比較してグラフ表示する画面例。 第2実施例に係るデータマイグレーション管理装置により提供される、マイグレーション先を自動検索するための画面例。 マイグレーション先の候補を自動検索する処理を示すPAD図。 第3実施例に係るデータマイグレーション管理装置により実行される、消費電力の取得処理を示すPAD図。 消費電力の分析結果を表示させる処理を示すPAD図。 消費電力を分析させるマイグレーション元を選択するための画面例。 消費電力の変化をグラフ化して表示する画面例。 消費電力を分析させるマイグレーション先を選択するための画面例。 消費電力の変化をグラフ化して表示する画面例。 マイグレーション元及びマイグレーション先の、各消費電力の変化を比較してグラフ表示する画面例。 第4実施例に係るデータマイグレーション管理装置により実行される、マイグレーション先候補を自動的に検索する処理を示すPAD図。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態では、以下に述べるように、記憶領域の使用状態を継続的に計測してデータマイグレーションの設定に活かすようになっている。
図1は、本実施形態の全体概念を示す説明図である。このシステムは、例えば、複数のストレージ装置1(1),1(2)と、少なくとも一つの管理サーバ2と、少なくとも一つのユーザコンピュータ3とを備える。
ストレージ装置1(1),1(2)は、例えば、コントローラ1Aと、複数の記憶装置1Bと、アレイグループ1Cと、論理ボリューム1Dとを備える。コントローラ1Aは、ストレージ装置の構成及び動作を制御する。特に区別しない場合、ストレージ装置1(1),1(2)をストレージ装置1と呼ぶ。
記憶装置1Bとしては、例えば、ハードディスク装置、半導体メモリ装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、磁気テープ装置、フレキシブルディスク装置等のデータを読み書き可能な種々のデバイスを利用可能である。
記憶装置1Bとしてハードディスクデバイスを用いる場合、例えば、FC(Fibre Channel)ディスク、SCSI(Small Computer System Interface)ディスク、SATAディスク、ATA(AT Attachment)ディスク、SAS(Serial Attached SCSI)ディスク等を用いることができる。また、例えば、フラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、MRAM(MagnetoresistiveRandom Access
Memory)、相変化メモリ(Ovonic Unified Memory)、RRAM(Resistance RAM)」等の種々の記憶装置を用いることもできる。さらに、例えば、フラッシュメモリデバイスとハードディスクドライブのように、種類の異なる記憶装置を混在させる構成でもよい。
アレイグループ1Cは、複数の記憶装置1Bの有する物理的記憶領域をグループ化して構成される。アレイグループ1Cの有する記憶領域を用いて、論理ボリューム(図中、LU:Logical Unit)1Dが設けられる。論理ボリューム1Dは、コントローラ1Aの有する通信ポートに対応付けられて、図外のホストコンピュータに提供される。
「データマイグレーション管理装置」としての管理サーバ2は、各ストレージ装置1の有する複数の記憶領域1C,1Dについて、それぞれの使用状態を収集して保存し、収集した情報を加工してまたはそのままで、ユーザの使用するユーザコンピュータ3に提供する。以下の説明では、便宜上、アレイグループ1C及び論理ボリューム1Dを、「記憶領域1C,1D」と表現する場合がある。
管理サーバ2は、例えば、情報管理部2Aと、性能情報提供部2Bと、候補検索部2Cと、消費電力分析部2Dと、ウェブサーバ部2Eと、マイグレーション管理部2Fと、構成情報記憶部D1と、性能情報記憶部D2とを備える。
情報管理部2Aは、各ストレージ装置1の有する各記憶領域1C,1Dについて、それぞれの使用状態を示す性能情報を継続的に収集し、「データベース」としての性能情報記憶部D2に蓄積させる。
「使用状態」としては、例えば、記憶領域の負荷を挙げることができる。記憶領域の負荷は、例えば、アクセス頻度(その記憶領域に関するリード要求及びライト要求の発行頻度)、アクセス一回当たりのデータサイズ等に基づいて算出することができる。本実施形態では、「使用状態情報」として、記憶領域の性能(負荷)を示す情報を例に挙げて説明する。性能情報は、性能情報記憶部D2に記憶される。構成情報記憶部D1は、各ストレージ装置1の構成に関する情報が記憶される。構成に関する情報には、例えば、アレイグループ1Cの構成、論理ボリューム1Dの構成等が含まれる。
性能情報提供部2Bは、性能情報記憶部D2に蓄積されている複数時点の性能情報に基づいて、データマイグレーションに係わる所定の記憶領域1C,1Dの、所定期間における使用状態の変化を検出する。性能情報提供部2Bは、所定期間内の使用状態の変化を、ウェブサーバ部2Eを介してユーザコンピュータ3に提供する。
「所定期間」としては、例えば、数時間単位、一日単位、一週間単位、一ヶ月単位等を挙げることができる。本実施形態では、性能の変化を一日または半日単位で検出し、ユーザコンピュータ3に提供する。論理ボリューム1Dを使用するアプリケーションプログラムの種類等によっても相違するが、日中の業務時間内に使用される論理ボリューム1Dもあれば、業務時間終了後の夜間に使用される論理ボリューム1Dもある。従って、半日または一日の長さで、論理ボリューム1Dまたはアレイグループ1Cの性能の変化を検出することにより、その論理ボリューム1Dまたはアレイグループ1Cがどのような使われ方をしているのか、判別することができる。その使われ方のことを、後述の実施例では、業務特性と呼ぶ。
候補検索部2Cは、マイグレーション元の論理ボリューム1Dについての性能変化(使用状態の変化)と、マイグレーション先として選択し得る各アレイグループ1Cについての性能変化とに基づいて、マイグレーション先として適切なアレイグループ1Cの候補を検索する。
例えば、候補検索部2Cは、マイグレーション元の論理ボリューム1Dのアクセス特性と一致するアクセス特性を有するアレイグループ1Cを一つまたは複数抽出する。候補検索部2Cは、抽出された各アレイグループ1Cについて、マイグレーション元の論理ボリューム1Dのサイズ以上の空きサイズを有しているか否かと、性能値(負荷の値)が所定値以下であるか否かとを判断する。そして、候補検索部2Cは、アクセス特性が一致し、かつ、必要な空きサイズを有しており、さらに、所定値以下の負荷で使用されているアレイグループ1Cを、マイグレーション先候補として検索する。アクセス特性とは、ランダムアクセスが多いのか、それともシーケンシャルアクセスが多いのかのような、アクセスの特徴を意味する。このようにして検索されたマイグレーション先候補は、ウェブサーバ部2Eを介して、ユーザコンピュータ3に提供される。
消費電力分析部2Dは、性能情報提供部2Bと協働することができる。性能情報の一部として、または、性能情報とは別にして、各記憶領域1C,1Dについての消費電力に関する情報が収集されて蓄積される。消費電力分析部2Dは、蓄積された情報に基づいて、各記憶領域1C,1Dの消費電力を検出し、消費電力の変化を算出する。消費電力の変化は、ウェブサーバ部2Eを介して、ユーザコンピュータ3に提供される。さらに、消費電力分析部2Dは、データマイグレーションが実行された場合の消費電力を推定して表示させることができる。
ウェブサーバ部2Eは、データマイグレーションの設定画面等をユーザコンピュータ3に表示させる。データマイグレーション管理部2Fは、ウェブサーバ部2Eを介して入力される設定値に基づいて、データマイグレーションの実行を管理する。
なお、図示は省略したが、管理サーバ2はプロセッサと、メモリ(半導体メモリ又は/及びHDD等の記憶デバイスとから構成される)と、ユーザーコンピュータ3又はストレージ装置1と接続し、情報の送信または受信を行う一つ以上のインターフェースとから構成される。以上の説明で管理サーバ2が有する情報記憶部は前記メモリに記憶される。同様に以上の説明で部として説明し、以後の説明にて処理を説明した各部は前記メモリ上に格納さえた管理プログラムを前記プロセッサにて実行することで実現される。以後の説明では管理サーバ2や各部、及び各機能を主語として説明を行うがそれらはお互いに置換可能であり、またプロセッサを主語としたものとも考えることができる。また、特に断らない限り、管理サーバ2によるストレージ装置やユーザコンピュータを対象とした情報取得(受信)、指示や表示情報の送信、は当該インターフェースを介する。
なお、以下に示す管理サーバ2が有する各種情報のデータ構造(テーブル、データベース等)は一例に過ぎず、いかようなデータ構造を採用してもよい。
なお、管理サーバ2はユーザコンピュータの機能を統合してもよい。管理サーバ2のメモリに格納される各部を実現するプログラムは記憶媒体に格納してもよい。この場合、管理サーバ2は当該記憶媒体からプログラムをコピー(またはインストール)することで本願発明を実現することになる。
このように構成される本実施形態によれば以下の効果を奏する。本実施形態では、各論理ボリューム1D,各アレイグループ1Cの性能情報を定期的に収集して蓄積しておき、そして、データマイグレーションを設定する場合に、所定期間内の性能情報の変化をユーザコンピュータに提供する。従って、ユーザは、所定期間における性能変化に基づいて、データマイグレーション先をより適切に選択することができる。
本実施形態では、マイグレーション先として適切な候補を自動的に検索することができるため、ユーザの使い勝手が向上する。
本実施形態では、消費電力についても情報を収集してユーザコンピュータ3に提供するため、ユーザは、消費電力の変化に注目してデータマイグレーションを設定することができる。従って、ストレージ装置1の消費電力が少なくなるようなデータマイグレーションを行うことができ、システム全体の運用コストを低減できる。以下、本実施形態を詳細に説明する。
図2〜図16に基づいて第1実施例を説明する。図2は、システム全体の構成を示す説明図である。先に、図1に示す構成との関係を述べる。ストレージ装置10はストレージ装置1に、管理サーバ20は管理サーバ2に、管理クライアント30はユーザコンピュータ3に、コントローラ100はコントローラ1Aに、対応する。さらに、記憶装置210は記憶装置1Bに、アレイグループ220(図3参照)はアレイグループ1Cに、論理ボリューム230は論理ボリューム1Dに、対応する。ストレージ構成管理機能21A(図5参照)は情報管理部2Aに、性能情報管理機能21C(図5参照)は性能情報提供部2Bに、マイグレーション管理機能21B(図5参照)は候補検索部2C及びマイグレーション管理部2Fに、ストレージ管理情報データベース22(図5参照)は構成情報記憶部D1及び性能情報記憶部D2に、対応する。あるいは、性能情報管理機能21Cは、情報管理部2A及び性能情報提供部2Bの両方に対応させることもできる。
図2のシステム全体図を参照すると、本システムは、例えば、複数のストレージ装置10(1),10(2)と、少なくとも一つの管理サーバ20と、少なくとも一つの管理クライアント30と、少なくとも一つのプログラム配布サーバ40と、少なくとも一つ以上のホストコンピュータ50(以下、ホスト50)と、を備える。
各ストレージ装置10(1),10(2)は、基本的に、ほぼ同一構成の装置として形成することができる。各ストレージ装置10(1),10(2)を特に区別する必要が無い場合、ストレージ装置10と呼ぶ。
ストレージ装置10(1)を例に挙げて、その構成を説明する。ストレージ装置10(1)は、例えば、コントローラ100(1)と、複数の論理ボリューム230(1)とを備えている。
コントローラ100(1)は、ストレージ装置10(1)の動作を制御する。例えば、コントローラ100(1)は、ホスト50から発行されるコマンドに応じて、対象の論理ボリューム230(1)にデータを書き込んだり、または、対象の論理ボリューム230(1)からデータを読み出す。さらに、コントローラ100(1)は、管理サーバ20からの指示に応じて、データマイグレーションのための各種処理(例えば、論理ボリュームの生成、論理ボリューム間のデータコピー等)を実施する。
コントローラ100(1)は、例えば、第1通信部110と、第2通信部120と、マイクロプロセッサ130と、キャッシュメモリ140と、データ転送制御回路150と、を備える。
第1通信部110は、ホスト50及び他のストレージ装置10(2)との間の通信を制御する制御回路である。第1通信部110は、例えば、IP−SAN(Internet Protocol-Storage Area Network)またはFC−SAN(Fibre Channel-SAN)のような、I/O(Input/Output)用通信ネットワークCN10を介して、ホスト50及び他のストレージ装置10(2)に接続されている。
例えば、第1通信部110の有する複数のターゲットポートには、各ホスト50のイニシエータポートが接続され、第1通信部110の有するイニシエータポートには、他のストレージ装置10(2)の他のコントローラ100(2)が有するターゲットポートが接続される。
第2通信部120は、各論理ボリューム230(1)を構成する各記憶装置210と通信を行うための制御回路である。第2通信部120は、複数の通信経路を介して各記憶装置210に接続されている。従って、一方の通信経路に障害が発生した場合でも、他方の通信経路を介して記憶装置210にアクセスすることができる。
マイクロプロセッサ(図中、MP)130は、コントローラ100(1)の動作を制御する制御回路である。マイクロプロセッサ130は、ホスト50または管理サーバ20から受信したコマンド等に基づいて、所定の指示を出す。
キャッシュメモリ140は、ライトデータ等を記憶するためのメモリである。キャッシュメモリ140の一部の領域は、キャッシュ領域として使用され、そこにはライトデータ等が格納される。キャッシュメモリ140の他の領域は、制御情報領域として使用され、そこには制御情報及び管理情報等が格納される。
データ転送制御回路150は、各通信部110,120と、マイクロプロセッサ130及びキャッシュメモリ140とを相互に接続するための回路である。他のストレージ装置10(1)も、一方のストレージ装置10(1)と同様に、コントローラ100(2)及び論理ボリューム230(2)を備える。
管理サーバ20は、システムの構成及び動作を管理するための装置である。本実施例では、特に、管理サーバ20は、システム内のデータマイグレーションを管理する。管理サーバ20は、例えば、LAN(Local Area Network)のような管理用通信ネットワークCN10を介して、各ストレージ装置10,各ホスト50,管理クライアント30,プログラム配布サーバ40に接続されている。管理サーバ20は、管理機能21と、データベース22とを備える。管理サーバ20の詳細構成は、図5で後述する。
管理クライアント30は、管理サーバ20に指示を出すための装置である。管理クライアント30は、例えば、ウェブブラウザ31と、CLI(Command Line Interface)32とを備える。管理クライアント30は、例えば、キーボードスイッチ及びポインティングデバイス等のような入力機器と、ディスプレイ装置及びプリンタ等の出力装置とを備える(いずれも図示せず)。管理サーバ20から送信される各種情報は、管理クライアント30の端末画面に表示されたり、印刷物として出力される。ユーザは、管理サーバ20から得た情報に基づいて、データマイグレーションの計画を立案し、その計画を実施させるための設定を管理サーバ20に入力する。
プログラム配布サーバ40は、例えば、管理サーバ20等に本願発明のプログラム製品を配信するための装置である。プログラム配布サーバ40はシステムに必ずしも必要なものではない。またプログラム配布サーバ40は本願発明のシステムの外部に存在してもよい。
各ホスト50は、ストレージ装置10内の論理ボリュームを使用することにより、図外のクライアントコンピュータに、各種業務処理サービスを提供する。各ホスト50は、各クライアントコンピュータにインターネット等の通信ネットワーク(不図示)を介して接続されており、さらに、通信ネットワークCN20を介して各ストレージ装置10に接続されている。また、ホスト50は、管理用通信ネットワークCN10を介して管理サーバ20にも接続されている。
図3は、データマイグレーションの概要を示す説明図である。図3では、3つのストレージ装置10(1),10(2),10(3)を示している。これに限らず、本発明は、一つのストレージ装置10内でデータマイグレーションを実行する場合にも適用することができるし、あるいは、4つ以上のストレージ装置を含むストレージシステム内でデータマイグレーションを実行する場合にも適用できる。
図3の上側に示すように、ストレージ装置10(1)に設けられている複数の記憶装置210の有する物理的記憶領域は、一つのアレイグループ220(1)にまとめられており、そのアレイグループ220(1)の有する記憶領域には、論理ボリューム230(1)が設けられている。同様にして、他のストレージ装置10(2),10(3)においても、アレイグループ220(2),220(3)及び論理ボリューム230(2),230(3)が設けられている。
図3の下側には、各アレイグループ220(2),220(3)の使われ方の様子が示されている。最初に、左側のストレージ装置10(2)のアレイグループ220(2)に着目する。アレイグループ220(2)内の論理ボリューム230(2)は、日中の時間帯にホスト50から比較的高頻度でアクセスされ、夜間のアクセス頻度は低い。それと対照的に、右側のストレージ装置10(3)のアレイグループ220(3)では、日中のアクセス頻度が低く、夜間のアクセス頻度が高い。アレイグループ220(3)内の論理ボリューム230(3)は、夜間のバッチ処理に使用されているためである。
このように、アレイグループ220の使われ方(使用状態)は、そこに設けられている論理ボリューム230に記憶されているデータの性質、及び、そのデータを使用するアプリケーションプログラムの種類等によって異なる。
ストレージ装置10(1)内の論理ボリューム230(1)がマイグレーション対象の場合を説明する。マイグレーション先の候補としては、アレイグループ220(2)とアレイグループ220(3)とがある。もしも、マイグレーション元ボリューム230(1)が、論理ボリューム230(2)と同様に、日中にアクセスされる傾向が高い場合、マイグレーション元ボリューム230(1)は、日中の使用頻度が高いアレイグループ220(2)に配置される。逆に、もしも、マイグレーション元ボリューム230(1)が、論理ボリューム230(3)と同様に、夜間にアクセスされる傾向が高い場合、マイグレーション元ボリューム230(1)は、夜間の使用頻度が高いアレイグループ220(3)に配置される。
アクセス頻度の傾向が似ている論理ボリューム230を一つのアレイグループ220にまとめることにより、そのアレイグループ220を構成する各記憶領域210の作動時間を短縮して、消費電力を低減できる。MAID(Massive Arrays of Inactive Disks)として知られているように、一定時間アクセスされない記憶装置210への通電を停止させることにより、記憶装置210の消費電力を少なくできる。従って、使用傾向の似ている論理ボリューム230を一つのアレイグループ220にまとめることにより、そのアレイグループ220を構成する各記憶装置210の稼働時間を揃えて、休止時間を長くすることができる。
もしも、使用傾向の全く異なる論理ボリューム230を一つのアレイグループ220に配置させると、そのアレイグループ220を構成する各記憶装置210は、一日中稼働することになり、休止時間が短くなる。従って、各記憶装置210への通電を停止させる時間が短くなり、消費電力を低減することができない。
上述の理由により、本実施例では、使用傾向(言い換えると、所定期間における性能変化の様子)が似ている論理ボリューム230を一つのアレイグループ220に配置させるように、データマイグレーションの設定を行う。
但し、ストレージ装置10内では、使用傾向の異なるアレイグループ220が適度に混在する方が好ましい。例えば、日中のアクセス頻度の高い論理ボリューム230ばかりが一つのストレージ装置10内に集まった場合、コントローラ100の通信ポートが混雑し、日中の応答性能が低下する。逆に、夜間のアクセス頻度の高い論理ボリューム230ばかりが一つのストレージ装置10内に集まった場合も、夜間の通信量が増大し、応答性能が低下する。使用傾向の異なるアレイグループ220が適度に混在していると、通信ポートの帯域がボトルネックになる可能性を低減でき、ストレージ装置10の応答性能を高く維持することができる。
図4は、一方のストレージ装置10(1)が、他方のストレージ装置10(2)の有する論理ボリューム230(2)を、一方のストレージ装置10(1)内に取り込んで使用する方法を示す。この技術を、本明細書では、外部接続と呼ぶ。図4では、説明の便宜上、2つのストレージ装置10(1),10(2)を示すが、これに限らず、3つ以上のストレージ装置に外部接続技術を用いることもできる。
一方のストレージ装置10(1)の有する各論理ボリューム230(1)のうち、「A」が添えられている論理ボリューム(LU-A1,LU-A2)は、一方のストレージ装置10(1)内の記憶装置210を利用して形成されている論理ボリュームである。そのような実体を有する論理ボリュームを、実ボリュームと呼ぶ。
これに対し、「B」が添えられている論理ボリューム(LU-B1,LU-B2)は、他方のストレージ装置10(2)内の実ボリューム(LU-C1,LU-C2)に対応付けられている論理ボリュームである。そのような実体を備えない論理ボリュームを、外部接続ボリュームまたは仮想ボリュームと呼ぶ。
ホスト50は、外部接続ボリューム(LU-B1,LU-B2)を認識してアクセスするが、実際にデータを格納している論理ボリュームは、他方のストレージ装置10(2)内の実ボリューム(LU-C1,LU-C2)である。
そこで、一方のストレージ装置10(1)は、外部接続ボリューム(LU-B1,LU-B2)に対するライトコマンド及びリードコマンドを、外部接続ボリューム(LU-B1,LU-B2)に対応する実ボリューム(LU-C1,LU-C2)宛のコマンドに変換し、他方のストレージ装置10(2)に送信する。
このような外部接続技術を用いることにより、一方のストレージ装置10(1)は、他方のストレージ装置10(2)内の論理ボリューム230(2)を、一方のストレージ装置10(1)内に取り込んで使用できる。さらに、一方のストレージ装置10(1)の有する機能を利用して、他方のストレージ装置10(2)内のデータをホスト50に提供することができ、システム全体としての信頼性及び応答性能を高めることができる。
図4において、符号「MG」はマイグレーショングループを示す。マイグレーショングループとは、一緒にデータマイグレーションさせるべき複数の論理ボリューム230をグループ化したものである。図4に示すように、例えば、実ボリューム(LU-A1)と外部接続ボリューム(LU-B1)とでマイグレーショングループを形成してもよいし、あるいは、実ボリューム同士でマイグレーショングループを形成してもよい。
図5は、管理サーバ20の構成を示す説明図である。管理サーバ20は、例えば、ストレージ構成管理機能21Aと、マイグレーション管理機能21Bと、性能情報管理機能21Cと、ストレージ管理情報データベース22と、通信制御機能23とを備える。図2中に示す管理機能21は、ストレージ構成管理機能21Aと、マイグレーション管理機能21Bと、性能情報管理機能21Cの全体を示す。
ストレージ構成管理機能21Aは、通信制御機能23を介して、各ストレージ装置10から情報を収集し、収集した情報をデータベース22に記憶させる。ストレージ構成管理機能21Aは、例えば、各アレイグループ220の構成、各論理ボリューム230の構成、アクセス頻度、ライトデータ及びリードデータのサイズ等を収集する。
マイグレーション管理機能21Bは、ユーザにより設定される計画に基づいて、データマイグレーションを実行させる。さらに、マイグレーション管理機能21Bは、ユーザにより指定されるマイグレーション元ボリューム230に適した、マイグレーション先アレイグループ220を検索し、管理クライアント30に提供する。
性能情報管理機能21Cは、ストレージ管理情報データベース22に蓄積された情報に基づいて、ユーザにより指定された所定期間内の性能変化(諸費電力の変化も含む)を検出し、管理クライアント30に提供する。
ここでは、性能情報管理機能21Cが、各アレイグループ220及び各論理ボリューム230の性能に関する情報を、通信制御機能23及びストレージ構成管理機能21Aを介して、各ストレージ装置10から収集し、データベース22に蓄積させるものとして説明する。しかし、本発明は上述の構成例に限定されず、ストレージ構成管理機能21Aが各ストレージ装置10から性能情報を収集して、データベース22に蓄積させる構成としてもよい。
図6〜図9に基づいてストレージ管理情報データベース22の構成を説明する。ストレージ管理情報データベース22は、以下に述べるように、複数の情報データベースT10〜T40を備えている。
図6は、装置情報データベースT10を示す。装置情報データベースT10は、ストレージ装置10の情報を管理するためのデータベースである。装置情報データベースT10は、例えば、装置IDの欄C11と、シリアル番号の欄C12と、モデル名の欄C13と、消費電力の欄C14とを備える。
装置IDとは、ストレージシステム内の各ストレージ装置10を識別するための情報である。シリアル番号とは、各ストレージ装置10に付与された製造番号である。モデル名とは、各ストレージ装置10の機種を示す名称である。消費電力とは、各ストレージ装置10の平均的な消費電力の値を示す。モデル名が判明すれば、別のテーブルを用いることにより、そのストレージ装置10に搭載される記憶装置210の種類、キャッシュメモリ140のサイズ、通信ポートの数等がわかる。
図7は、アレイグループ情報データベースT20を示す。アレイグループ情報データベースT20は、各アレイグループ220の情報を管理するデータベースである。アレイグループ情報データベースT20は、例えば、アレイグループIDの欄C21と、所属先装置IDの欄C22と、サイズ欄C23と、RAID構成の欄C24と、性能最大値の欄C25と、消費電力の欄C26と、I/O特性の欄C27と、パフォーマンスの欄C28とを備える。
アレイグループ(図中、AG)IDとは、各アレイグループ220を識別するための情報である。所属先装置IDとは、アレイグループ220の属しているストレージ装置10の装置IDである。サイズとは、アレイグループ220の有する合計記憶容量を示す。RAID構成とは、例えば、4D+1P(RAID5)、6D+2P(RAID6)等のような、アレイグループ220のRAID構成を示す。性能最大値とは、アレイグループ220の発揮し得る最大の性能値を示す。消費電力とは、アレイグループ220の消費電力の値を示す。I/O特性とは、アレイグループ220へのアクセス特性がランダムアクセスなのか、それともシーケンシャルアクセスなのかの区別を示す。パフォーマンスとは、アレイグループ220に属する各論理ボリューム230の負荷の総和を示す。
図8は、ボリューム情報データベースT30を示す。ボリューム情報データベースT30は、論理ボリューム230の情報を管理するデータベースである。ボリューム情報データベースT30は、例えば、論理ボリュームIDの欄C31と、所属先アレイグループのIDの欄C32と、所属先マイグレーショングループのIDの欄C33と、消費電力の欄C34と、I/O特性の欄C35と、パフォーマンスの欄C36とを備える。
論理ボリュームIDとは、各論理ボリューム230を識別するための情報である。所属先アレイグループのIDとは、論理ボリュームが属するアレイグループを特定するための情報である。所属先マイグレーショングループのIDとは、論理ボリュームが属するマイグレーショングループを特定するための情報である。消費電力とは、論理ボリュームの消費電力である。I/O特性とは、ランダムアクセスなのか、シーケンシャルアクセスなのかの区別を示す。パフォーマンスとは、論理ボリュームの負荷を示す。
消費電力の算出方法を述べる。一つの方法として、ストレージ装置10内に消費電力を検出するためのセンサ(電流センサ等)を設け、その装置全体の消費電力と稼働している記憶装置210の数等に基づいて、各アレイグループ220毎の消費電力及び各論理ボリューム230毎の消費電力を推定することができる。別の方法として、例えば、記憶装置210の定格消費電力及び稼働時間、ストレージ装置10の各制御回路等で消費される電力の平均値等のパラメータに基づいて、アレイグループ220及び論理ボリューム230の消費電力を推定することもできる。
図9は、マイグレーショングループ情報データベースT40を示す。マイグレーショングループ情報データベースT40は、マイグレーショングループの情報を管理するデータベースであり、例えば、マイグレーショングループIDの欄C41と、消費電力の欄C42と、パフォーマンスの欄C43と、I/O特性の欄C44とを備える。
マイグレーショングループIDとは、各マイグレーショングループを識別するための情報である。消費電力とは、マイグレーショングループに含まれる各論理ボリューム230の消費電力の合計値である。パフォーマンスとは、マイグレーショングループに含まれる各論理ボリューム230のパフォーマンスの合計値である。I/O特性とは、マイグレーショングループに含まれる各論理ボリューム230へのアクセス特性が、ランダムアクセスなのか、シーケンシャルアクセスなのかの区別を示す。
図10は、性能情報を取得してストレージ管理情報データベース22に蓄積する処理を示すPAD図である。本処理は、例えば、性能情報管理機能21Cによって、所定時間毎に実行される。なお、ストレージシステム内に構成変更が生じた場合にも、図10に示す処理を実行させる構成でもよい。つまり、定期的にまたは不定期に、各ストレージ装置10から性能情報を収集してデータベース22に蓄積させることができる。以下、管理サーバ20を動作の主体として説明する。
管理サーバ20は、その管理下にある全てのストレージ装置10が有する全てのアレイグループ220について(S10,S11)、以下のステップを実行する。即ち、ストレージシステム内の全てのアレイグループ220について、順番に以下のステップが実行されていく。
最初に、管理サーバ20は、処理対象のアレイグループ220の空きサイズを取得する(S12)。空きサイズとは、アレイグループ220の有する全記憶領域のうち、使用されていない記憶領域のサイズである。
管理サーバ20は、処理対象のアレイグループのパフォーマンス(現在の負荷)を取得する(S13)。パフォーマンスは、例えば、I/O要求の発行回数にライトデータまたはリードデータのサイズを乗じることにより算出できる(パフォーマンス=I/O発行回数×(ライトデータまたはリードデータのサイズ))。
管理サーバ20は、各アレイグループ220のアクセス特性(図中、I/O特性)を取得して、ランダムアクセスが多いのか、それともシーケンシャルアクセスが多いのかを判別する(S14)。管理サーバ20は、シーケンシャルアクセスの場合、特性フラグにシーケンシャルと設定し(S15)、ランダムアクセスの場合には特性フラグにランダムと設定する(S16)。特性フラグとは、アクセス特性の区別を示す情報である。
これにより、管理サーバ20は、処理対象のアレイグループ220について、必要な情報を取得することができる。管理サーバ20は、S12,S13,S15,S16で得られた各値を、アレイグループ情報データベースT20に格納させる(S17)。
さらに、管理サーバ20は、処理対象アレイグループ220内の全ての論理ボリューム230について(S18)、S19〜S21のステップを実行する。まず、管理サーバ20は、処理対象の論理ボリューム230の空きサイズを取得し(S19)、次に、処理対象の論理ボリューム230のパフォーマンスを取得する(S20)。管理サーバ20は、S19,S20で取得した各値を、論理ボリューム情報データベースT30に格納させる(S21)。
図11は、蓄積された性能情報に基づいて、マイグレーション元またはマイグレーション先の、所定期間における性能変化の様子を、ユーザに提供するための処理を示すPAD図である。本処理は、性能情報管理機能21Cにより実施されるが、以下の説明では、動作の主体を管理サーバ20であるとして述べる。
管理サーバ20は、図12(a)に示すように、ユーザに、表示対象のマイグレーショングループまたは論理ボリューム230のいずれか一方を選択させる(S30)。図12(a)は、表示対象を選択するための画面G10を示す。この表示対象選択画面G10は、例えば、マイグレーショングループ選択部G100と、論理ボリューム指定部G101と、決定ボタンG102と、取消ボタンG103とを備える。ユーザが、マイグレーショングループ単位での表示を希望する場合、マイグレーション選択部G100により、所望のマイグレーショングループIDを選択する。ユーザが、論理ボリューム230の直接指定を希望する場合、論理ボリューム指定部G101を介して、所望の論理ボリュームIDを指定する。
選択または指定が完了し、ユーザが決定ボタンG102を操作すると、図12(b)に示す業務特性選択画面G11に移行する。業務特性選択画面G11は、業務特性を選択するための画面であり、例えば、対象選択部G110と、業務特性選択部G111と、決定ボタンG112と、取消ボタンG113とを備える。
画面G10でマイグレーショングループが選択された場合、画面G11の対象選択部G110には、選択されたマイグレーショングループのIDと、そのマイグレーショングループに含まれる各論理ボリューム230のIDとがそれぞれ表示される。例えば、ユーザは、マイグレーショングループのみ、または、マイグレーショングループ及びそこに含まれる一つまたは複数の論理ボリューム、のいずれかを選択できる。
業務特性とは、マイグレーショングループまたは論理ボリューム230の使われ方の特性、使用状態の変化の特徴を意味する。業務特性としては、例えば、「日中」、「夜間」、「終日」を挙げることができる。「日中」は、例えば、午前9時から午後6時まで等のように業務時間内のアクセス特性を調べる場合に選択される。「夜間」は、例えば、午後8時から午前6時まで等のように業務時間終了後のアクセス特性を調べる場合に選択される。「終日」は、例えば、午前0時から午後0時まで等のように、一日中、または、ほぼ一日間のアクセス特性を調べる場合に選択される。図11に示すように、ユーザは、画面G11を介して、表示対象のマイグレーションまたは/及び論理ボリュームと、業務特性とを選択する(S31)。
管理サーバ20は、一日単位で(S32)、ユーザにより選択される全ての論理ボリュームについて、または、ユーザにより選択されるマイグレーショングループを構成する全ての論理ボリュームについて、次の2つのステップを実行する(S33)。
第1に、管理サーバ20は、ユーザにより選択される業務特性の性能情報を、ボリューム情報データベースT30から取得する(S34)。第2に、管理サーバ20は。S34で取得される性能情報を、マイグレーショングループ全体の性能情報の合計値に加算する(S35)。つまり、管理サーバ20は、マイグレーショングループを構成する各論理ボリューム毎に、業務特性に応じた範囲内の性能情報を取得し(S34)、取得される各性能情報の値を合計することにより、そのマイグレーショングループ全体の性能情報を算出する(S35)。
管理サーバ20は、S35で算出される性能情報の合計値を、マイグレーショングループ内の論理ボリューム数で除算することにより、マイグレーショングループの平均性能情報を算出する(S36)。最後に、管理サーバ20は、算出される性能情報をグラフ化して出力する(S37)。
図11に示す表示処理は、マイグレーション元の使用状態の変化を表示させる場合に限らず、マイグレーション先の使用状態の変化を表示させる場合にも使用できる。さらに、図11に示す表示処理を用いて、マイグレーション元の使用状態の変化とマイグレーション先の使用状態の変化とを比較して出力させることもできる。
図13〜図16に基づき、管理クライアント30に提供される画面例を説明する。以下に示す各画面は一例に過ぎず、本発明は図示された画面例に限定されない。画面に表示された一部の要素を廃止したり、別の要素に変更したり、図示されていない新たな要素を加えることができる。
図13は、マイグレーション元の論理ボリューム230の使用状態の変化と、マイグレーション元の論理ボリューム230が参加しているマイグレーショングループの使用状態の変化とを、比較して表示する画面G12である。即ち、画面G12は、「所定期間における使用状態の変化を示すマイグレーション元状態変化」の表示出力例である。
マイグレーション元状態変化出力画面G12は、例えば、グラフ表示部G120と、テーブル表示部G121と、マイグレーション先を選択するためのボタンG122と、マイグレーション元を選択するためのボタンG123と、保存ボタンG124と、終了ボタンG125とを備える。
グラフ表示部G120は、表示対象として選択されたマイグレーショングループまたは/及び論理ボリューム230について、性能情報の時間変化をグラフ表示する。縦軸は性能情報の値を示し、横軸は時間を示す。
テーブル表示部G121は、性能情報の時間変化を数値として表示する。テーブル表示部121は、例えば、性能情報の最大値及び平均値を、マイグレーショングループまたは/及び論理ボリューム230について表示する。これにより、ユーザは、グラフから読み取りにくい値を正確に把握することができる。なお、最大値及び平均値に限らず、例えば、最小値等の他の値を表示させてもよい。
マイグレーション先を選択するためのボタンG122は、ユーザがマイグレーション先のアレイグループ220を選択する場合に操作される。このボタンG122をユーザが操作すると、後述の図14に示す画面G13に移行する。マイグレーション元を選択するためのボタンG123は、マイグレーション元のマイグレーショングループまたは/及び論理ボリューム230の選択をやり直す場合に操作される。ユーザがボタンG123を操作すると、図12に示す画面G10に戻る。
保存ボタンG124は、表示されたマイグレーショングループまたは/及び論理ボリューム230の状態変化を一時的に保存させるためのボタンである。ユーザは、マイグレーション元の状態変化を保存させることにより、後述するマイグレーション先のアレイグループ220の状態変化とマイグレーション元の状態変化とを同一画面上で比較させることができる。
図14は、マイグレーション先のアレイグループ220を選択するための画面G13,G14を示す。最初の選択画面G13は、マイグレーション先となるストレージ装置10を選択するためのマイグレーション先装置選択画面である。この画面G13は、例えば、ストレージ装置10の一覧を表示するための装置一覧表示部G130と、決定ボタンG131と、取消ボタンG132とを備える。
ユーザは、ストレージシステム内の各ストレージ装置10のうち、マイグレーション元論理ボリューム(マイグレーション対象ボリュームと呼ぶこともできる)の移行先候補となるストレージ装置10を選択し、決定ボタンG131を操作する。ユーザが決定ボタンG131を操作すると、図14(b)に示す画面G14に移行する。
画面G14は、マイグレーション先となるアレイグループ220を選択するための画面である。マイグレーション先選択画面G14は、例えば、アレイグループの一覧を表示するアレイグループ一覧表示部G140と、業務特性を選択するための業務特性選択部G141と、決定ボタンG142と、取消ボタンG143とを備える。
アレイグループ一覧表示部G140には、G13で選択されたストレージ装置10の有する各アレイグループ220のIDが一覧表示される。ユーザは、一覧表示される各アレイグループ220のうち、マイグレーション先として検討するアレイグループ220を選択する。
さらに、ユーザは、業務特性選択部G141を操作することにより、マイグレーション先として選択されたアレイグループ220について表示させる業務特性を選択する。
図15は、マイグレーション先として選択されたアレイグループ220の、所定期間における使用状態の変化を表示するための画面G15を示す。画面G15は、マイグレーション先状態変化をグラフ及びテーブルで表示する。
画面G15は、例えば、グラフ表示部G150と、テーブル表示部G151と、マイグレーション先を選択するためのボタンG152と、マイグレーション元を選択するためのボタンG153と、保存ボタンG154と、比較ボタンG155と、備える。
グラフ表示部G150には、マイグレーション先として選択されたアレイグループ220の使用状態の時間的変化がグラフ化して表示される。テーブル表示部G151には、例えば、マイグレーション先として選択されたアレイグループ220の性能情報の最大値及び平均値が数値として表示される。
ユーザは、マイグレーション先のアレイグループ220を変更させる場合、ボタンG152を操作して、画面G13に戻る。ユーザは、マイグレーション元の論理ボリュームを変更させる場合、ボタンG153を操作して、画面G10に戻る。表示されたアレイグレーショングループの状態変化を一時的に保存させる場合、ユーザは、保存ボタンG154を操作する。
図16は、マイグレーション元の状態変化とマイグレーション先の状態変化とを同一画面上で同時に比較させることのできる画面の例である。ユーザが、図15に示す画面G15において、比較ボタン155を操作すると、比較画面G16が表示される。
比較画面G16は、例えば、グラフ表示部G160と、テーブル表示部G161と、マイグレーション先を選択するためのボタンG162と、マイグレーション元を選択するためのボタンG163と、保存ボタンG164と、比較ボタンG165と、終了ボタンG166とを備える。
グラフ表示部G160には、マイグレーション元及びマイグレーション先の、指定された業務特性に関する使用状態の変化がそれぞれグラフ表示される。図16において、マイグレーショングループ(MG001)の使用状態の変化は、点線の折れ線グラフとして示されている。図16において、マイグレーショングループ(MG001)に属するマイグレーション元論理ボリューム(LU-A1)の使用状態の変化の変化は、実践の折れ線グラフとして示される。図16において、マイグレーション先として選択されたアレイグループ(AG1-1-1)の使用状態の変化は、太線の折れ線グラフとして示される。
テーブル表示部G161には、マイグレーショングループ(MG001)、マイグレーション元論理ボリューム(LU-A1)及びアレイグループ(AG1-1-1)についての、性能情報の最大値及び平均値が数値として示される。
画面G16に表示される内容に基づいて、ユーザは、選択されたアレイグループ220がマイグレーション先として適切であるか否かを判定する。一つの観点として、ユーザは、マイグレーション元の業務特性とマイグレーション先の業務特性とが適合しているか否かを検討することができる。
例えば、日中の時間帯に使用されることの多いマイグレーション元論理ボリューム230は、同じく日中の時間帯に使用される他の論理ボリュームを有するアレイグループ220内に移行される方が、消費電力の点で好ましい。夜間の時間帯において、そのアレイグループ220を構成する各記憶装置210への通電を停止させる時間を長くすることができる。
他の一つの観点として、ユーザは、マイグレーション先のアレイグループ220が過負荷とならないかを検討することができる。即ち、マイグレーションを実行させた場合に、マイグレーション先のアレイグループ220の性能情報の最大値が所定の上限値に達するのであれば、そのマイグレーションを中止して、別のアレイグループ220を選び直す方が好ましい。アレイグループ220へのアクセスが過度に集中すると、応答性能が低下するためである。
本実施例は上述のように構成されるので、以下の効果を奏する。
本実施例では、各論理ボリューム230,各アレイグループ220の性能情報を定期的に収集して蓄積し、データマイグレーションの設定時に、使用状態の時間変化を視覚化してユーザに提供することができる。従って、ユーザは、マイグレーション元の状態変化及びマイグレーション先の状態変化を考慮して、より適切なデータマイグレーション計画を立案することができ、使い勝手が向上する。
本実施例では、マイグレーション元の状態変化とマイグレーション先の状態変化とを同一画面上で同時にグラフ表示させることができる。従って、データマイグレーションを実施した場合の変化をグラフから容易に予測することができる。
図17,図18に基づいて第2実施例を説明する。本実施例を含む以下の各実施例は、第1実施例の変形例に相当する。従って、以下の各実施例では、第1実施例との相違点を中心に説明する。第2実施例では、マイグレーション先として適切なアレイグループ220を自動的に検索し、ユーザに推奨する。
図17は、マイグレーション先となるアレイグループ220を選択するための画面G13を示す。図17(a)に示す画面G13Aは、図14に示す画面G13と同一の表示要素G130〜G132を含む。
さらに、画面G13Aには、適切なマイグレーション先アレイグループ220を自動的に検索させるための自動検索ボタンG133が設けられている。ユーザが自動検索ボタンG133を操作すると、図18に示す処理が実行される。図17(b)の画面G14Aについては後述する。
図18は、マイグレーション先アレイグループ220を自動的に検索するための処理を示すPAD図である。管理サーバ20は、ボリューム情報データベースT30から、マイグレーション元論理ボリューム230の特性フラグを取得する(S40)。上述の通り、特性フラグとは、その論理ボリューム230へのアクセスの状態(I/O頻度及びI/Oサイズ)を示す情報であり、本実施例では、「ランダムアクセス」または「シーケンシャルアクセス」のいずれか一方が設定される。
管理サーバ20は、ストレージシステム内の全てのストレージ装置10について(S41)、各ストレージ装置10の有する全てのアレイグループ220を(S42)、その性能情報の低い順番に並べ替える(S43)。つまり、管理サーバ20は、ストレージシステム内の全てのアレイグループ220を、負荷の少ない順番に並べる。
管理サーバ20は、S43で並べ替えられた順番で(S44)、マイグレーション元論理ボリューム230の特性フラグと、各アレイグループ220の特性フラグとが一致するか否かを判定する(S45)。
なお、アレイグループ220に論理ボリューム230が一つも設定されていない場合(未使用アレイグループである場合)、または、アレイグループ220に設けられている論理ボリューム230が殆どアクセスされていない場合、そのアレイグループ220の特性フラグは、マイグレーション元論理ボリューム230の特性フラグに一致するものとして判定される。これにより、使用頻度の低いアレイグループ220を、マイグレーション先の候補として抽出することができる。
そして、管理サーバ20は、マイグレーション元論理ボリューム230の特性フラグと一致する特性フラグを有するアレイグループ220を、マイグレーション先候補として選択する(S46)。
図17(b)を参照する。画面G14Aは、マイグレーション先候補を選択するための画面G14Aである。この画面G14Aは、図14に示す画面G14と同様の表示要素G141〜G143を備える。
画面G14Aは、候補一覧表示部G140Aを備える。候補一覧表示部G140Aは、図18に示す処理により検索された、マイグレーション先候補の各アレイグループ220のIDを一覧表示させる。ユーザは、マイグレーション先候補のアレイグループ220のID及び業務特性を選択することにより、マイグレーション先候補として検索されたアレイグループ220の、所定期間における使用状態の変化をグラフ化して表示させ、確認することができる。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の効果を奏する。さらに、本実施例では、マイグレーション先として適切なアレイグループ220を自動的に選択することができる。従って、ユーザの使い勝手をより一層高めることができる。
図19〜図25に基づいて第3実施例を説明する。本実施例では、データマイグレーションと消費電力との関係に着目し、ユーザに、データマイグレーション実行前後の消費電力の変化を提示する。
図19は、管理サーバ20がストレージシステム内から消費電力に関する情報を収集して蓄積するための処理を示すPAD図である。管理サーバ20は、ストレージシステム内の全てのストレージ装置10(S50)の有する全てのアレイグループ220について(S51)、以下のS52〜S54のステップを実行する。
管理サーバ20は、アレイグループ220の消費電力値を取得する(S52)。消費電力値の取得方法は既に述べた通りである。例えば、複数のパラメータに基づいてアレイグループ220の消費電力を推定することができる。管理サーバ20は、S52で取得した消費電力値をアレイグループ情報データベースT30に格納させる(S53)。
管理サーバ20は、そのアレイグループ220に含まれる全ての論理ボリューム230について(S54)、各論理ボリューム230の消費電力値を取得し(S55)、取得した消費電力値を、ボリューム情報データベースT30に格納させる(S56)。
図20は、消費電力の分析結果を表示するための処理を示すPAD図である。画面の遷移については別図を参照して後述する。ユーザは、管理サーバ20から提供される画面G11Bを用いて、表示対象のマイグレーショングループまたは論理ボリューム230を選択させる(S60)。
管理サーバ20は、一日単位で(S61)、ユーザにより選択された全ての論理ボリューム(または、ユーザにより選択されたマイグレーショングループ内の全ての論理ボリューム)について(S62)、それぞれの消費電力値を積算することにより、マイグレーショングループ全体の消費電力値を算出する(S63)。
そして、管理サーバ20は、S63で算出された消費電力の合計値を、そのマイグレーショングループに含まれる論理ボリュームの数で除算することにより、マイグレーショングループの平均消費電力値を算出する(S64)。管理サーバ20は、消費電力の時間変化をグラフ化して表示させる(S65)。
図21は、表示対象を選択させるための画面例を示す。図21(b)に示す選択画面G11Bは、図12(b)に示す画面G11に比較して、消費電力を分析させるためのボタンG114を備えている。ユーザがボタンG114を操作すると、図20に示す表示処理が実行され、図22に示す画面が表示される。
図22は、マイグレーション元の論理ボリュームまたは/及びマイグレーショングループの、消費電力の時間変化を示す画面G20を示す。マイグレーション元消費電力表示画面G20は、例えば、グラフ表示部G200と、テーブル表示部G201と、マイグレーション先を選択するためのボタンG202と、マイグレーション元を選択するためのボタンG203と、保存ボタンG204と、終了ボタンG205とを備える。
グラフ表示部G200は、表示対象の論理ボリュームまたは/及びマイグレーショングループについて、その消費電力の値の時間変化をグラフ表示する。テーブル表示部G201は、例えば、論理ボリュームまたは/及びマイグレーショングループの消費電力の最大値及び平均値を数値として表示する。
マイグレーション先を選択するボタンG202をユーザが操作すると、後述の図23に示すマイグレーション先選択画面に移行する。マイグレーション元を選択するボタンG203をユーザが操作すると、図21に示す画面G10に戻る。保存ボタンG204は、マイグレーション元の消費電力値を一時的に保存させるためのボタンである。
図23は、マイグレーション先を選択するための画面を示す。図23(b)に示すように、画面G14Bは、図14(b)に示す画面G14の有する各要素G140〜G143に加えて、消費電力を分析させるためのボタンG144が設けられている。ユーザがボタンG144を操作すると、図20で述べた消費電力表示処理が実行され、図24に示す画面G21が生成される。
図24は、マイグレーション先の消費電力の時間変化を示す画面G21を示す。この画面G21は、例えば、グラフ表示部G210と、テーブル表示部G211と、マイグレーション先を選択するためのボタンG212と、マイグレーション元を選択するためのボタンG213と、保存ボタンG214と、比較ボタンG215と、終了ボタンG216とを備える。
グラフ表示部G210は、マイグレーション先として選択されたアレイグループ220の消費電力の時間変化をグラフ表示する。テーブル表示部G211は、例えば、消費電力の最大値及び平均値を数値として表示する。
マイグレーション先を選択するためのボタンG212をユーザが操作すると、図23に示す画面G13に戻る。マイグレーション元を選択するためのボタンG213をユーザが操作すると、図21に示す画面G10に戻る。保存ボタンG214は、マイグレーション先の消費電力の時間変化を一時的に記憶させるために操作される。比較ボタン215は、マイグレーション元の消費電力の時間変化とマイグレーション先の消費電力の時間変化とを同一画面上で同時に表示させて比較する場合に操作される。
図25は、消費電力を比較する画面G22を示す。消費電力比較画面G22は、例えば、グラフ表示部G220と、テーブル表示部G221と、マイグレーション先を選択するためのボタンG222と、マイグレーション元を選択するためのボタンG223と、保存ボタンG224と、レポート出力ボタンG225と、終了ボタンG226とを備える。
グラフ表示部G220は、マイグレーション元の論理ボリューム(LU-A1)または/及びマイグレーショングループ(MG001)の消費電力の時間変化と、マイグレーション先のアレイグループ(AG1-1-1)の消費電力の時間変化とをグラフ化して表示する。
テーブル表示部G221は、マイグレーション元の論理ボリューム(LU-A1)または/及びマイグレーショングループ(MG001)と、マイグレーション先のアレイグループ(AG1-1-1)とについて、消費電力の最大値及び平均値を数値で表示する。
ボタンG222は、マイグレーション先を選択するためのボタンである。ボタンG223は、マイグレーション元を選択するためのボタンである。保存ボタンG224は、比較結果を保存させるためのボタンである。レポート出力ボタンG225は、消費電力の比較結果を印刷物として、または電子ファイルとして、出力させるためのボタンである。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の効果を奏する。さらに、本実施例では、マイグレーション元の消費電力の変化とマイグレーション先の消費電力の変化とをグラフによって視覚化することができる。従って、消費電力の少ないデータマイグレーションの立案を支援することができ、ユーザの使い勝手が向上する。
図26に基づいて第4実施例を説明する。本実施例では、異なるI/O特性のアレイグループ220がストレージ装置10内に混在するように、マイグレーション先候補となるアレイグループを自動的に検索し、ユーザに提示させる。
図26は、本実施例の管理サーバ20により実行される、マイグレーション先候補の自動検索処理を示すPAD図である。本処理は、図18に示す各ステップS40〜S45を備えている。さらに、本実施例では、S46に代えて、新規なステップS46Aを設けている。
管理サーバ20は、マイグレーション元論理ボリューム230の特性フラグと一致する特性フラグを有するアレイグループ220を抽出する(S45)。管理サーバ20は、アレイグループ220の属するストレージ装置10内において、特性フラグの異なるアレイグループが適度に混在しているか否かを判定し、混在している場合には、S45で抽出されたアレイグループ220をマイグレーション先候補として選択する(S46A)。
即ち、管理サーバ20は、一つのストレージ装置10内に、I/O特性の異なるアレイグループが所定の比率で混在しているか否かを判定する。例えば、あるストレージ装置10が、日中のアクセス頻度の大きいアレイグループ220を所定割合以上有している場合を検討する。
その場合、ストレージ装置10内に、日中のアクセス頻度の大きい論理ボリューム230を移動させると、日中の時間帯に、コントローラ100の通信ポートが混雑し、応答性能が低下する可能性がある。
ストレージ装置10が、夜間のアクセス頻度の大きいアレイグループ220を所定割合以上有している場合において、夜間のアクセス頻度の多い論理ボリューム230をそのストレージ装置10内に持ち込むときも、同様の問題を生じる。そこで、本実施例では、一つのストレージ装置10内にI/O特性の異なるアレイグループ220が分散するように、マイグレーション先候補を検索する。
このように構成される本実施例も第1実施例及び第2実施例と同様の効果を奏する。さらに、本実施例では、一つのストレージ装置10内において、I/O特性の異なるアレイグループ220が適度に混在するように、マイグレーション先候補を検索してユーザに提示する。従って、ストレージ装置10のI/O特性が偏るのを抑制し、通信ポートの混雑を緩和させることができ、ストレージ装置10の応答性能を高めることができる。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
1:ストレージ装置、1A:コントローラ、1B:記憶装置、1C:アレイグループ、1D:論理ボリューム、2:管理サーバ、2A:情報管理部、2B:性能情報提供部、2C:候補検索部、2D:消費電力分析部、2E:ウェブサーバ部、2F:マイグレーション管理部、3:ユーザコンピュータ、10:ストレージ装置、20:管理サーバ、21:管理機能、21A:ストレージ構成管理機能、21B:マイグレーション管理機能、21C:性能情報管理機能、22:ストレージ情報管理データベース、23:通信制御機能、30:管理クライアント、40:プログラム配布サーバ、50:ホストコンピュータ、100:コントローラ、210:記憶装置、220:アレイグループ、230:論理ボリューム。

Claims (13)

  1. 複数の記憶領域を備えるストレージシステムのデータマイグレーションを管理するデータマイグレーション管理装置であって、
    前記ストレージシステムと接続するインターフェースと、
    前記インターフェースを介して取得した前記複数の記憶領域の使用状態を示す使用状態情報を蓄積するデータベースを格納するメモリと、
    前記データベースを参照するプロセッサと、 を備え、
    前記情報管理部により管理される前記使用状態情報に基づいて、前記プロセッサは、前記各記憶領域のうちデータマイグレーションに係わる所定の記憶領域の、所定期間における使用状態の変化を検出し、その使用状態の変化を、前記インターフェースを介してユーザに使用されるユーザコンピュータに提供し、
    前記ユーザコンピュータからインターフェースを介して入力される設定値に基づいて、前記プロセッサは、前記データマイグレーションを管理する、ことを特徴としたデータマイグレーション管理装置。
  2. 前記所定の記憶領域として、データマイグレーション元となるマイグレーション元記憶領域、または、データマイグレーション先となるマイグレーション先記憶領域の少なくともいずれか一つを選択可能となっており、
    前記プロセッサは、前記マイグレーション元記憶領域または前記マイグレーション先記憶領域のうち前記ユーザコンピュータにより選択される記憶領域の、前記所定期間における使用状態の変化を検出し、前記インターフェースを介して前記ユーザコンピュータに提供することを特徴とした、請求項1に記載のデータマイグレーション管理装置。
  3. 前記プロセッサは、前記マイグレーション元記憶領域についての前記所定期間における使用状態の変化を示すマイグレーション元状態変化と、前記マイグレーション先記憶領域についての前記所定期間における使用状態の変化を示すマイグレーション先状態変化とを比較して、前記インターフェースを介して前記ユーザコンピュータに提供することを特徴とした、請求項2に記載のデータマイグレーション管理装置。
  4. 前記プロセッサは、前記マイグレーション元状態変化と前記マイグレーション先状態変化と、を前記ユーザコンピュータが有する画面の同一画面上で比較表示できるように、前記ユーザコンピュータに提供することを特徴とした、請求項3に記載のデータマイグレーション管理装置。
  5. 前記所定期間は、予め用意されている複数の期間の中から選択可能であり、
    前記プロセッサは、前記複数の期間のうち前記ユーザコンピュータにより選択される期間における前記使用状態の変化を検出して、前記インターフェースを介して前記ユーザコンピュータに提供することを特徴とした、請求項1に記載のデータマイグレーション管理装置。
  6. 前記使用状態情報には、前記各記憶領域の負荷が含まれる、請求項1に記載のデータマイグレーション管理装置。
  7. 前記使用状態情報には、前記各記憶領域へのアクセスの特性も含まれる、請求項6に記載のデータマイグレーション管理装置。
  8. 前記使用状態情報には、前記各記憶領域の消費電力も含まれており、
    前記プロセッサは、前記所定期間における、前記所定の記憶領域の消費電力の変化を分析して前記ユーザコンピュータに提供することを特徴とした、請求項6に記載のデータマイグレーション管理装置。
  9. 前記所定の記憶領域として、複数の記憶領域を含むグループを選択可能であり、
    前記プロセッサは、前記グループに含まれる前記各記憶領域の全体についての前記所定期間における前記使用状態の変化、及び、前記グループに含まれる前記各記憶領域のそれぞれについての前記所定期間における前記使用状態の変化、を前記インターフェースを介して前記ユーザコンピュータに提供することを特徴とした、請求項1に記載のデータマイグレーション管理装置。
  10. 前記プロセッサは、前記マイグレーション元状態変化と前記マイグレーション先状態変化とに基づいて、前記各記憶領域のうちマイグレーション先記憶領域となり得る候補を検索して、前記ユーザコンピュータに提供することを特徴とした、請求項3に記載のデータマイグレーション管理装置。
  11. 前記使用状態情報には、前記各記憶領域の負荷と前記各記憶領域へのアクセスの特性とが含まれており、
    前記プロセッサは、前記マイグレーション元記憶領域のアクセス特性と一致するアクセス特性を有する複数の記憶領域のうち、負荷の少ない順番で前記候補を検索することを特徴とした、請求項10に記載のデータマイグレーション管理装置。
  12. 前記プロセッサは、マイグレーション先記憶領域が複数存在する場合に、前記各マイグレーション先記憶領域のアクセス特性が分散するように前記候補を検索することを特徴とした、請求項11に記載のデータマイグレーション管理装置。
  13. 複数の記憶領域を備えるストレージシステムのデータマイグレーションを管理するための管理方法であって、
    前記複数の記憶領域の使用状態を示す使用状態情報を取得し、データベースに蓄積させて管理し、
    前記使用状態情報に基づいて、前記各記憶領域のうちデータマイグレーションに係わる所定の記憶領域の、所定期間における使用状態の変化を検出し、
    検出される前記使用状態の変化をユーザに使用されるユーザコンピュータに提供し、
    前記ユーザコンピュータから入力される設定値に基づいて、前記データマイグレーションを管理する、
    データマイグレーション管理方法。
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