JP2010252560A - 回転電機用ランデル型鉄心の成形方法および一対のランデル型鉄心 - Google Patents
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Abstract
【課題】永久磁石係止部を単純な加工で精度良くして成形でき、磁石を軸方向端部から挿入可能とした。
【解決手段】一対のランデル型鉄心が一方を倒置して爪磁極部が交互に噛み合わされたときに、隣接する爪磁極部が一方の磁石載置面とつば部が他方の磁石載置面とつば部に対向配置されて、磁石が軸方向のいずれかの端からも挿入することを可能にした磁石挿入空間部を形成する磁石係止部を備え、該磁石挿入空間部の磁石係止部に軸方向端側から挿入された磁石が係止される。
【選択図】図10
【解決手段】一対のランデル型鉄心が一方を倒置して爪磁極部が交互に噛み合わされたときに、隣接する爪磁極部が一方の磁石載置面とつば部が他方の磁石載置面とつば部に対向配置されて、磁石が軸方向のいずれかの端からも挿入することを可能にした磁石挿入空間部を形成する磁石係止部を備え、該磁石挿入空間部の磁石係止部に軸方向端側から挿入された磁石が係止される。
【選択図】図10
Description
本発明は、周方向に隣り合う爪磁極間に挿入された永久磁石を係止するための手段を備えた回転電機用ランデル型鉄心の成形方法およびこの方法によって形成されたランデル型鉄心を組み合わせた一対のランデル型鉄心に関する。
車両用交流発電機では、一対のランデル型鉄心の爪磁極間に永久磁石を装着して、その爪磁極間の漏洩磁束を減らすことによって発電に寄与する有効磁束を増加させることが一般に広く採用されている。
そして、その永久磁石がランデル型鉄心の回転に伴って爪磁極から飛び出さないように爪磁極の周方向両側面外周部に磁石係止部を形成するのが一般的で、その係止部(つば部)は爪磁極の長手方向全体にわたって設けられることが特許文献1に記載されている。
一方、この種ランデル型鉄心の爪磁極の周方向両側面外周部に係止部を形成する手法としては機械切削することも考えられるが、本件出願人は、先に特許文献2に記載されているように鍛造技術を利用した製造技術を提案している。この鍛造技術は製造工程中に性格の異なる機械切削加工を施さなくとも精度の高い製品が得られる工夫がされており、その図9に示すように爪磁極の周縁部につば部を形成するものとしている。
一対のランデル型鉄心の隣り合う爪磁極間に永久磁石を容易に挿入でき、組み立て作業を容易にすることが求められるに至った。特許文献2に示す製造技術によれば、機械切削加工を施さなくとも精度の高い磁石係止部を持つ製品を提供することができるが、一対のランデル型鉄心の隣り合う爪磁極間に永久磁石を軸方向から挿入配置しようとしても爪磁極と中央部にある中央ボス部との連結部に形成される屈曲部が障害となって永久磁石の軸方向挿入ができない。この例の場合、予め磁石を設置しておいて、後に一対のランデル型鉄心を側方から磁石に嵌め込んでいくことになる。
本発明の目的は、かかる点に鑑みて鍛造による磁石係止部を可能にして単純な加工で精度良くして成形でき、磁石を軸方向端部から挿入可能として組み立て作業を容易にした回転電機用ランデル型鉄心の成形方法および一対のランデル提供しようとするものである。
本発明は、爪磁極部の周方向両側面内周部に挿入された磁石を係止する磁石係止部を備えたランデル型鉄心の成形方法であって、
前記ランデル型鉄心は、ブランクを熱間鍛造にて荒打ちし、垂直に延伸する複数個の爪磁極部と中央ボス部を同一方向に向けて、かつ中央ボス部の外周円で爪磁極部を一体とした形状で一次爪磁極成形品を成形する工程と、該一次爪磁極成形品について中央ボス部の中心部にポンチングにて中心穴を形成すると共に、外周部をサイジングして二次爪磁極成形品を成形する工程と、該二次爪磁極成形品についての爪磁極部の内外周部及び中央ボス部を覆い、爪磁極部の内周縁部との間に爪磁極部の上下端に至る成形空間を形成して二次爪磁極成形品を保持する下金型に上金型を装着して、押圧し、冷間鍛造にて爪磁極側面に、爪極部の軸方向上下端に至る平滑な磁石載置面、および爪磁極内周縁部に、該爪磁極内周縁部の周縁部から円周方向に延び、かつ爪磁極部の軸方向上下端に至り、前記平滑な磁石載置面に連なるつば部を有する三次爪磁極成形品を成形する工程と、前記工程実施の際に型割位置に生じるバリを除去して爪磁極完成品とする工程を経て形成されることを特徴としたランデル型鉄心の成形方法を提供する。
前記ランデル型鉄心は、ブランクを熱間鍛造にて荒打ちし、垂直に延伸する複数個の爪磁極部と中央ボス部を同一方向に向けて、かつ中央ボス部の外周円で爪磁極部を一体とした形状で一次爪磁極成形品を成形する工程と、該一次爪磁極成形品について中央ボス部の中心部にポンチングにて中心穴を形成すると共に、外周部をサイジングして二次爪磁極成形品を成形する工程と、該二次爪磁極成形品についての爪磁極部の内外周部及び中央ボス部を覆い、爪磁極部の内周縁部との間に爪磁極部の上下端に至る成形空間を形成して二次爪磁極成形品を保持する下金型に上金型を装着して、押圧し、冷間鍛造にて爪磁極側面に、爪極部の軸方向上下端に至る平滑な磁石載置面、および爪磁極内周縁部に、該爪磁極内周縁部の周縁部から円周方向に延び、かつ爪磁極部の軸方向上下端に至り、前記平滑な磁石載置面に連なるつば部を有する三次爪磁極成形品を成形する工程と、前記工程実施の際に型割位置に生じるバリを除去して爪磁極完成品とする工程を経て形成されることを特徴としたランデル型鉄心の成形方法を提供する。
本発明は、また、前記中央ボス部を中央ボス本体部と板状の連結部とで構成して、一次爪磁極成形品を形成し、前記型割位置Xを板状の連結部の板厚の外側面を基準にして、1/2以下に設定したことを特徴とするランデル型鉄心の成形方法を提供する。
本発明は、また、爪磁極部の根本端部に内側に傾斜した、稜線部位を有する回転バランス取り用切削面を形成し、前記型割位置Xを回転バランス取り用切削面の稜線部位より内側に設定したことを特徴とするランデル型鉄心の成形方法を提供する。
本発明は、外周から軸方向に延びて交互に噛み合うようにされた爪磁極部および爪磁極部に一体化された中央ボス部をそれぞれ備えたランデル型鉄心を組み合わせた一対のランデル型鉄心において、
各ランデル型鉄心が、爪磁極側面に、爪極部軸方向上下端に至る平滑な磁石載置面、および爪磁極内周縁部に、該爪磁極内縁部の内周縁部から内周方向に伸び、かつ爪磁極部の軸方向上下端に至り、前記平滑な磁石載置面に連なるつば部を備えた磁石係止部を有し、
一対のランデル型鉄心が一方を倒置して爪磁極部が交互に噛み合わされたときに、隣接する爪磁極部が一方の磁石載置面とつば部が他方の磁石載置面とつば部に対向配置されることによって、双方の磁石係止部が対向配置されて、磁石が軸方向のいずれかの端からも挿入することを可能にした磁石挿入空間部が形成され、該磁石挿入空間部に挿入された磁石が対向配置の磁石係止部に係止されること
を特徴とする一対のランデル型鉄心を提供する。
各ランデル型鉄心が、爪磁極側面に、爪極部軸方向上下端に至る平滑な磁石載置面、および爪磁極内周縁部に、該爪磁極内縁部の内周縁部から内周方向に伸び、かつ爪磁極部の軸方向上下端に至り、前記平滑な磁石載置面に連なるつば部を備えた磁石係止部を有し、
一対のランデル型鉄心が一方を倒置して爪磁極部が交互に噛み合わされたときに、隣接する爪磁極部が一方の磁石載置面とつば部が他方の磁石載置面とつば部に対向配置されることによって、双方の磁石係止部が対向配置されて、磁石が軸方向のいずれかの端からも挿入することを可能にした磁石挿入空間部が形成され、該磁石挿入空間部に挿入された磁石が対向配置の磁石係止部に係止されること
を特徴とする一対のランデル型鉄心を提供する。
本発明は、また、前記一対のランデル型鉄心を備えることを特徴とする車両用交流発電機の回転子を提供する。
本発明によれば、爪磁極部の軸方向上下端を貫通する磁石挿入空間部が形成され、磁石を軸方向のいずれの方向からも挿入可能となって一対のランデル型鉄心の爪磁極を交互に噛み合わせ組み立てた時に、磁石を軸方向から容易に挿入することのできる回転電機用回転子に用いるランデル型鉄心の成形方法並びにこの方法によって成形されたランデム鉄心を組み立てた時に磁石を軸方向から磁石係止部に容易に装着することができる一対のランデム鉄心を提供することができる。
また、本発明によれば、成型金型の型割位置を適正な位置に設定することにより永久磁石係止部を単純な加工にて、精度良く成形できる回転電機用ランデル型鉄心の成形方法が提供される。
以下本発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1において、ブランク材1は通常丸鋼である機械構造用炭素鋼を設計仕様に基づいた寸法に切断したものである。このブランク材1を図2に示す熱間鍛造(金型成形)にて荒打ちし、一軸方向(図面上方)に複数個の爪磁極部2と爪磁極部2より背の低い中央ボス部3を後方押し出しによりそれぞれ外径部をほぼ垂直になる様に形成した概略円盤状の一次爪磁極成形品4(以下、一次成形品という)を得る。中央ボス部3は中央ボス本体部3Aと中央ボス本体部3Aの側方の一体化された連結部5とからなる。該一次成形品4の爪磁極部2は先行技術文献特許第3774987号(特許文献2)の図2と同様に複数個の爪磁極部が等間隔に配置され、かつ該爪磁極部2と中央ボス部3間は連結形状の連結部5によって連結されていて、爪磁極部2はその根本部から先端に向けて先細りの板状の概略断面台形状となっている。爪磁極部2の根本外周部に、内側に傾斜した傾斜面2Cが形成される。
本実施例の特許文献2に記載された構造に対する特徴は、特許文献2に記載された磁石挿入空間部が爪磁極部が中央ボス部の連結部に載置された形状とされ、上下端に軸方向に貫通された空間部が形成されていないのに対して、最終的な組み立て時に軸方向に貫通する磁石挿入空間部を形成することを意図して中央ボス部2の外周円で、すなわち連結部5の外周円で介磁極部2を一体化した形状としたことにある。従って、爪磁極部2は連結部5の上方に載置される構造ではなく、連結部5の側方に取り付けられた形状に鍛造され、上下端貫通の磁石挿入空間部(図10)を形成しやすいものとしている。この図において、爪磁極部の下方部を根本部2A、先端部2Bを細長な先端部と称する。なお、図において爪磁部の外方側方にある外周面2Dを外縁側とし、内方側方を内縁側と称し、外縁側の側方を側方外縁側(外周外縁部)と称する。内縁側、外縁側および側方外縁共円周方向に延在する。このような形状において、根本部の端部外側には内方に傾斜した傾斜面2Cが形成される。
次に、一次成形品4はショットブラストを施した上に冷間鍛造成形加工時の成形品と金型の摩擦抵抗をなくすためのボンデ処理が施され、その後、図3に示すように上,下反転されて金型(図示せず)に配置され、前記ボス部3の中心に連結部5の反対の爪磁極側からポンチングによって回転軸装着孔となる貫通孔6を形成した二次爪磁極成形品8(以下、二次成形品という)を得る。この図において組み立てられた時の状態から2Dは外周面であり、2Eは内周面であり、2Dおよび2E間の平面は上下端を亘る平面2Lとなる。
そして、前記工程では、前記ポンチングと同時に成形品の表面状態の改善と寸法の矯正を目的とした外径サイジングが施される。
そして、この二次成形品8は、図4,図5に示すように爪磁極部2の外周面2Dと内周面2E及び中央ボス部3の内側面5Aが下金型K1で囲まれるようにして下金型K1内に載置される。ここで後述するように対向して組み合わされる成形品との関係で、下金型K1には爪磁極部2に後述する磁石係止部20を構成するつば部2Fを形成するために、段差成形空間(図示せず、ただし、つば部2Fに対応する。)が形成してある。この段差成形空間は爪磁極部2の側方外縁側の両側に位置するように、そして爪磁極部2に上から下まで貫通する形状の空間部を形成するようにされる。このようにした配置状態で、爪磁極部2は下金型K1に保持される。この状態で上金型K2を同軸に配置下降させて中央ボス部3および爪磁極部2の外側面5Bを塞ぎ、爪磁極部2に加圧を加えることによって、段差成形空間に爪磁極部2の材料の一部が塑性流動されて充満し、爪磁極部2の側方外縁側の両側に円周方向にかつ上端から下端まで延在し、円周方向に伸びるつば部2F、その内側で、上述の平面2Lから形成された、つば部2Fに連なって全平面とされた磁石載置面2Hが形成され、その結果磁石係止部20が形成される。このようにして、磁石係止部20付きの三次爪磁極成型品9(以下、三次成形品という)を得る。
前述したように磁石係止部20は、冷間鍛造によって、爪磁極部2の側方外縁側の両側に、爪極部の軸方向上下端に至る平滑な磁石載置面2H、および爪磁極内縁部にこの爪磁極部の軸方向上下端に至り、平滑な磁石載置面2Hに連なるつば部2Fによって形成される。従って、つば部2F、磁石載置面2Hと記載した時に、爪磁極部2の両側に形成されたつば部および磁石載置面を意味することになる。ここで、前述の傾斜面2Cに対応して形成された傾斜面を2Rで表す。このようにして形成した三次成形品8の型割位置Xには、バリ7が上側金型側に生じる。このバリ7の処理方向について説明する。
このようにして得られた三次成型品9は詳細を図6,図7に示すように上,下金型の型割位置Xが、それぞれの爪磁極部2の根本部の内周面2Dに形成した傾斜面2Rの面上(傾斜面開始点を含めて)である。
形成されたプレス成型面(端部は曲面)2Rの稜線部位2Kよりも内側に来るように設定されている。型割位置Xの上金型側にバリ7が生じる。前述の傾斜面2Rは、プレス成型面とされる。稜線部2Kは、連結部5の外周端面が内側に向けて傾斜するその傾斜点の開始点である。このバリ7の発生位置は本発明者等が経験に基いて試作を重ね導き出したもので、上金型K2を浅くしたことによりプレス成型した加工製品である三次成形品を金型から抜き出す場合の、所謂抜き力を改善すると共に、成型時の加工圧を下げることを成功させ、型寿命延長或いは作業効率にも大きく貢献できることを確信した。
次に三次成型品9は、次工程の図8,図9において、冷間加工にてバリ7抜き仕上げが行われ完成品10となる。
前記した型割位置Xは、好ましくは連結部5を構成する連結板の板厚T0の外側面5Bを基準にして1/2以下の範囲tにあって、プレス成型面2R(プレス成型曲面2Rの稜線部位2Kと同位置)の稜線部位2Kより僅かに内側位置している。プレス成型面2Rは切削加工されてバランス取り用切削面となる。この回転バランス取り用切削面は一般に連結板材5の外側面5Bを基準にしてほぼ30度の傾斜を持って全周が切削加工されて形成される。
三次成型品9は、図8、図9に示す次工程において冷間加工にてバリ7抜き仕上げが行われるが、前記したように型割位置Xが爪磁極部2の根本部の外周面2Dに形成されたプレス成型面2R、すなわち回転バランス取り用切削面の稜線部位2Kより内側に位置しているため、三次成型品9を得るための冷間鍛造時に生じるバリ7は回転バランス取り用切削面の成形時にほとんど除去される。このように、爪磁極部2の外周面2Dにバリ7はない。
この様にして成形されたランデル型鉄心は、ランデル鉄心の組み立て方法として一般に採用される、先行技術文献に挙げた特許第3774987号の図2の様に界磁巻線を挟んで回転軸の両側から組み合わされる三次成型品8の爪磁極同士が対峙するように一方が倒置されて車両用高流発電機の回転子の回転軸(図示せず)に装着される。図10,図11に示すように交互に配置された爪磁極2間に左右両側に形成された一対の磁石係止部20が位置する。この磁石係止部20には左右いずれかの方向から予め着磁され、もしくは装着後に着磁される磁石体11が挿入され界磁極を構成する。
磁石11の挿入について説明する。
図10および図11は以上のように構成した完成品10を上下に対向させて組み立てる方法を示す図である。これらの図に示すように、一方の完成品10(下側)は爪磁極部2が上側を向いて配置され、他方の完成品10(上側)の爪磁極部2が下側を向いて配置され、一方の完成品の両隣りの爪磁極部間に他方の完成品10の1つの爪磁極部2が位置するように配設される。この配設によって磁石係止部20が対向設定され、この間に磁石挿入空間30が形成される。なお、図11において磁石11が挿入状態を明確にするために実線で示してあるが、配置状態では内側になるので実際は点線表示となる。
図10および図11は以上のように構成した完成品10を上下に対向させて組み立てる方法を示す図である。これらの図に示すように、一方の完成品10(下側)は爪磁極部2が上側を向いて配置され、他方の完成品10(上側)の爪磁極部2が下側を向いて配置され、一方の完成品の両隣りの爪磁極部間に他方の完成品10の1つの爪磁極部2が位置するように配設される。この配設によって磁石係止部20が対向設定され、この間に磁石挿入空間30が形成される。なお、図11において磁石11が挿入状態を明確にするために実線で示してあるが、配置状態では内側になるので実際は点線表示となる。
この場合に、前述したように磁石係止部20は爪磁極部2の内周部の内周縁部両側に上端から下端まで延在し、円周方向に伸びるつば部2Fおよび、このつば部2Fの内側に連なる磁石載置面2Hを有するように形成され、つば部2F内面の磁石押さえ面および磁石載置面2Hは双方の隣接するつば最上端から最下位置までそれぞれ全平面とされ、その途中に突起物などの挿入の際に挿入障害となる障害物が形成されていない。なお、つば2Fは回転バランス切削面2Rが形成してあるためにこの部分では薄厚となる。この回転バランス切削面2Rがない場合には、最終端部も同厚の平面となる。
従って、上下に2つの完成品10を組み合わせると、双方の隣接するつば部2Fはそれぞれの爪磁極部2の上から下までの間で、また磁石載置面2Hはそれぞれの爪磁極部の上から下までの間で平面状に対向する。この結果、2つの磁石係止部20間には上からもしくは下からの方向から一定の厚さの板状の磁石11を挿入し得る磁石挿入空間部30が形成されることになる。この磁石挿入空間部30の挿入方向に対する直角方向の幅は望ましくは等幅である。
すなわち、磁石係止部20は、磁石11が一方の端部(例えば上側端部)から挿入されて他方の端部(例えば下側端部)から挿出されることが可能とする磁石挿入空間部30を備え、この磁石挿入空間部12に軸方向端側から挿入された磁石11が係止される。
このようにして構成した一対のランデル型鉄心は、車両用交流発電機の回転子に望ましく適用される。
2…爪磁極部、3…中央ボス部、4…一次成形品、5…連結部、2A…爪磁極部2の根本部、2B…爪磁極部2の先端部、2C…傾斜面、2D…外周面、2E…内周面、2K…プレス成型面2Rの稜線部位、2F…つば部、2H…磁石載置面、2L…外周部、2R…プレス成形面,回転バランス取り用切削面、5A…中央ボス部3の内側面、7…バリ、8…二次爪磁極成形品(二次成形品)、9…三次爪磁極成形品(三次成形品)、10…完成品、11…磁石、20…磁石係止部、30…磁石挿入空間部、K1…下金型、K2…上金型、X…上,下金型の型割位置。
Claims (5)
- 爪磁極部の周方向両側面内周部に挿入された磁石を係止する磁石係止部を備えたランデル型鉄心の成形方法であって、
前記ランデル型鉄心は、ブランクを熱間鍛造にて荒打ちし、垂直に延伸する複数個の爪磁極部と中央ボス部を同一方向に向けて、かつ中央ボス部の外周円で爪磁極部を一体とした形状で一次爪磁極成形品を成形する工程と、該一次爪磁極成形品について中央ボス部の中心部にポンチングにて中心穴を形成すると共に、外周部をサイジングして二次爪磁極成形品を成形する工程と、該二次爪磁極成形品についての爪磁極部の内外周部及び中央ボス部を覆い、爪磁極部の内周縁部との間に爪磁極部の上下端に至る成形空間を形成して二次爪磁極成形品を保持する下金型に上金型を装着して、押圧し、冷間鍛造にて爪磁極側面に、爪極部の軸方向上下端に至る平滑な磁石載置面、および爪磁極内周縁部に、該爪磁極内周縁部の周縁部から円周方向に延び、かつ爪磁極部の軸方向上下端に至り、前記平滑な磁石載置面に連なるつば部を有する三次爪磁極成形品を成形する工程と、前記工程実施の際に型割位置に生じるバリを除去して爪磁極完成品とする工程を経て形成されることを特徴としたランデル型鉄心の成形方法。 - 請求項1記載において、前記中央ボス部を中央ボス本体部と板状の連結部とで構成して、一次爪磁極成形品を形成し、前記型割位置Xを板状の連結部の板厚の外側面を基準にして、1/2以下に設定したことを特徴とするランデル型鉄心の成形方法。
- 請求項2記載において、爪磁極部の根本端部に内側に傾斜した、稜線部位を有する回転バランス取り用切削面を形成し、前記型割位置Xを回転バランス取り用切削面の稜線部位より内側に設定したことを特徴とするランデル型鉄心の成形方法。
- 外周から軸方向に延びて交互に噛み合うようにされた爪磁極部および爪磁極部に一体化された中央ボス部をそれぞれ備えたランデル型鉄心を組み合わせた一対のランデル型鉄心において、
各ランデル型鉄心が、爪磁極側面に、爪極部軸方向上下端に至る平滑な磁石載置面、および爪磁極内周縁部に、該爪磁極内縁部の内周縁部から内周方向に伸び、かつ爪磁極部の軸方向上下端に至り、前記平滑な磁石載置面に連なるつば部を備えた磁石係止部を有し、
一対のランデル型鉄心が一方を倒置して爪磁極部が交互に噛み合わされたときに、隣接する爪磁極部が一方の磁石載置面とつば部が他方の磁石載置面とつば部に対向配置されることによって、双方の磁石係止部が対向配置されて、磁石が軸方向のいずれかの端からも挿入することを可能にした磁石挿入空間部が形成され、該磁石挿入空間部に挿入された磁石が対向配置の磁石係止部に係止されること
を特徴とする一対のランデル型鉄心。 - 請求項4に記載した一対のランデル型鉄心を備えることを特徴とする車両用交流発電機の回転子。
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