JP2010249152A - 防振装置の製造方法、及び防振装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第一,第二取付部材11,12と、第一取付部材11と第二取付部材12とを弾性的に連結する弾性体13と、筒状の第一取付部材11内の液室17を主液室14と副液室15とに区画する仕切り部材16と、を備えると共に、主液室14と副液室15とを連通する制限通路24が形成され、第一、第二液体L1,L2を含有する封入液Lが液室17に封入された防振装置10の製造方法であって、液室17の外側の隔壁19に設けられた液溜め部25に第二液体L2を収容した後、液溜め部25の口部25aを閉塞する液溜め工程と、液室17に第一液体L1を封入する液体封入工程と、口部25aを開放して液溜め部25内の第二液体L2を液室17内の第一液体L1に混入する液体混合工程と、を備える。
【選択図】図1
Description
一方、上記した後者の防振装置の製造方法では、非相溶性の二種以上の液体を混合させた状態で密封タンクに貯留させて真空注入しようとすると、封入液に含有された複数の液体が密封タンク内で分離されてしまうため、所定の比率の封入液を液室内に封入させることが難しいという問題がある。
このように、上記した従来の製造方法で製造された防振装置は、液室に封入された封入液の比率にばらつきが生じ易く、その結果、防振装置の性能が安定しないという問題が存在する。
これにより、液室内の第一液体に対して非相溶性を有する第二液体が液溜め部に残留して第一液体と第二液体とが分離されることがなく、液溜め部内の第二液体が液室に確実に送り込まれて液室内の第一液体と混合される。
これにより、防振装置を振動発生部や振動受部に取り付ける際に、振動発生部や振動受部に装着されるブラケット等に液溜め部が干渉しにくくなる。また、ダイヤフラムを第一取付部材に組み付ける際、液溜め部を把持してダイヤフラムを第一取付部材に組み付けることが可能となる。
これにより、液溜め部に第二液体を収容させた後、口部に留め具を取り付けるだけで口部が閉塞され、液中組立工程の時などに、液溜め部に収容された第二液体が液溜め部の外に漏出することが防止される。また、口部に取り付けられた留め具を取り外すだけで口部が開放され、液溜め部内の第二液体が液室に流入可能となる。
これにより、上記した留め具を口部に取り付け易くなり、しかも、留め具によって閉塞された口部の密封性能が向上する。
また、本発明に係る防振装置の製造方法は、前記第一液体はエチレングリコール単体若しくはエチレングリコールとプロピレングリコールとを含有し、前記第二液体はシリコーンオイル若しくはフッ素オイルを含有することが好ましい。
これにより、防振装置の減衰効果が低減されることがない。
このような特徴により、上記した防振装置の製造方法が実現可能となる。
本実施の形態における防振装置10は、振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される筒状の第一取付部材11と、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結される第二取付部材12と、これらの第一取付部材11と第二取付部材12とを弾性的に連結する弾性体13と、第一取付部材11の内部に形成された液室17を後述する主液室14と副液室15とに区画する仕切り部材16と、を備えている。
そして、この防振装置10が例えば自動車に装着された場合、第二取付部材12が振動発生部としてのエンジンに連結される一方、第一取付部材11が図示されないブラケット等を介して振動受部としての車体に連結されることにより、エンジンの振動を車体に伝達するのを抑えられるようになっている。
図示の例では、仕切り部材16は、円環状の仕切り部材本体22と、円環状の仕切り部材本体22の内側に張設されたメンブラン23と、を備えている。仕切り部材本体22は、樹脂製の部材であり、その外周面には、前記制限通路24となる周溝が形成されている。この周溝は、第一取付部材11の内周面に被覆されたゴム膜18によって、仕切り部材16の径方向の外側から閉塞されており、これにより、主液室14と副液室15とを連通すると共に液室17内の液体が流通することで液柱共振が生じる制限通路24が形成されている。なお、ゴム膜18は弾性体13と一体に形成され、第一取付部材11の内周面は弾性体13およびゴム膜18により全域にわたって覆われている。また、メンブラン23は、円板状のゴム製の部材であり、その外縁部が全周にわたって仕切り部材本体22の内周面に加硫接着されており、このメンブラン23によって円環状の仕切り部材本体22の内側が閉塞している。
さらに、本実施形態では、この防振装置10は、主液室14が鉛直方向上側に位置しかつ副液室15が鉛直方向下側に位置するように取り付けられて用いられる圧縮式となっている。
なお、前記封入液Lは、少なくともこの防振装置10に路面の凹凸等により大きな振動(荷重)が入力されたときに、第一液体L1中において第二液体L2が多数箇所に分散された態様になる。
次に、上記した構成からなる防振装置10の製造方法の第1の実施の形態について説明する。
具体的に説明すると、まず、弾性体13及びゴム膜18を形成するための図示せぬ金型(防振装置本体金型)の中に第一取付部材11及び第二取付部材12をそれぞれ所定位置に配置するとともに、第一取付部材11の内周面及び第二取付部材12の外周面にそれぞれ接着下地処理を施した後に接着剤を塗布する。その後、上記した防振装置本体金型の中に硫黄を含有した未加硫ゴムを射出して弾性体13を成形するとともに、この弾性体13と一体にゴム膜18を成形する。続いて、これらの弾性体13等に圧力及び熱をそれぞれ加えて弾性体13等を加硫する。この際、弾性体13が、第一取付部材11の内周面及び第二取付部材12の外周面にそれぞれ接着され、ゴム膜18が第一取付部材11の内周面に接着される。そして、上記した防振装置本体金型の脱型を行うことにより、防振装置本体30が形成される。
具体的に説明すると、メンブラン23を形成するための図示せぬ金型(メンブラン金型)の中に仕切り部材本体22を所定位置に配置するとともに、仕切り部材本体22の内周面に接着下地処理を施した後に接着剤を塗布する。その後、上記したメンブラン金型の中に硫黄を含有した未加硫ゴムを射出してメンブラン23を成形した後、そのメンブラン23に圧力及び熱をそれぞれ加えてメンブラン23を加硫する。この際、メンブラン23の外周縁部が仕切り部材本体22の内周面に接着される。そして、上記したメンブラン金型の脱型を行うことにより、仕切り部材本体22の内側にメンブラン23が張設された仕切り部材16が形成される。
具体的に説明すると、ダイヤフラムゴム21を形成するための図示せぬ金型(ダイヤフラム金型)の中にダイヤフラムリング20を所定位置に配置するとともに、ダイヤフラムリング20の内周面に接着下地処理を施した後に接着剤を塗布する。その後、上記したダイヤフラム金型の中に硫黄を含有した未加硫ゴムを射出してダイヤフラムゴム21を成形した後、そのダイヤフラムゴム21に圧力及び熱をそれぞれ加えてダイヤフラムゴム21を加硫する。この際、ダイヤフラムゴム21の外周縁部がダイヤフラムリング20の内周面に接着される。そして、上記したダイヤフラム金型の脱型を行うことにより、ダイヤフラムリング20の内側にダイヤフラムゴム21が張設されたダイヤフラム19が形成される。
具体的に説明すると、液溜め部25の口部25aから液体収容部25bの中に第二液体L2を注入する。このとき、液室17の封入液Lにおいて所望される所定量(液室17に封入する封入液Lの総重量に対して0.1重量%以上40重量%以下、好ましくは1重量%以上20重量%以下)の第二液体L2を液溜め部25内に充填する。また、液溜め部25の内側に空気が入らないように、少なくとも口部25aの内側まで第二液体L2を充填する。続いて、図2に示すように、口部25aを押し潰す着脱可能な留め具40を口部25aに取り付ける。留め具40としては、口部25aを両側から挟み込むクリップを用いることができる。この留め具40が口部25aに取り付けられると、口部25aは両側から圧迫されて潰れるように弾性変形して閉塞される。これにより、液体収容部25bが液密に密閉され、液体収容部25b内に充填された第二液体L2が口部25aから漏出することが防止される。
具体的に説明すると、図3に示すように、第一液体L1が貯留されたプールPの中に防振装置本体30を沈める。このとき、防振装置本体30は、第二取付部材12側(第一取付部材11の一端開口部側)を下向きにして配置する。また、第一取付部材11内に空気が残留しないように防振装置本体30をプールP内で適宜揺動させる。続いて、プールP内に仕切り部材16を投入し、第一液体L1中において、第一取付部材11の内側に仕切り部材16を嵌合させて防振装置本体30に仕切り部材16を組み付ける。このとき、仕切り部材16は、制限通路24内やメンブラン23の下側などに空気が残留しないようにプールP内で適宜揺動させた後、第一取付部材11の内側に挿入して防振装置本体30に組み付ける。続いて、プールP内にダイヤフラム19を投入し、第一液体L1中において、第一取付部材11の他端開口部の内側にダイヤフラム19を嵌合させて防振装置本体30にダイヤフラム19を組み付ける。このとき、ダイヤフラム19は、ダイヤフラムゴム21の下側などに空気が残留しないようにプールP内で適宜揺動させた後、第一取付部材11の内側に挿入して防振装置本体30に組み付ける。また、このとき、液溜め部25を把持してダイヤフラム19を第一取付部材11に組み付けることが好ましい。これにより、ダイヤフラム19を第一取付部材11に嵌合させる作業が容易となる。その後、第一液体L1中において、第一取付部材11の軸方向他端側の端部を全周に亘って径方向内側に屈曲させて第一取付部材11とダイヤフラムリング20とをカシメ固定する。
具体的に説明すると、まず、口部25aに取り付けられた留め具40を口部25aから取り外す。これにより、潰れるように弾性変形した口部25aは、その弾性によって元の筒形状に戻って副液室15側に向けて開放される。続いて、液溜め部25の液体収容部25bを指等で摘んで縮径変形させる。これにより、液体収容部25bの内容積が減容され、液体収容部25b内の第二液体L2が、口部25aを通って副液室15内に押し出され、副液室15内の第一液体L1と混合される。このとき、液溜め部25内には、液室17内の封入液Lにおいて所望される所定量の第二液体L2が収容されているため、所望量の第二液体L2が液室17内の第一液体L1に混合される。
以上により、第一液体L1と第二液体L2とを含有する封入液Lが液室17内に封入された防振装置10が完成する。
また、液溜め部25がダイヤフラム19に設けられていることにより、液溜め部25を把持してダイヤフラム19を第一取付部材11に組み付けることができるので、ダイヤフラム19の組み付け作業が容易となり、作業効率を向上させることができる。
次に、上記した構成からなる防振装置10の製造方法の第2の実施の形態について説明する。
また、ダイヤフラム作成工程の後、ダイヤフラムゴム21に形成された液溜め部25に第二液体L2を収容し、その後、液溜め部25の口部25aを閉塞する液溜め工程を行う。
具体的に説明すると、第一取付部材11には、液室17(主液室14、副液室15、制限通路24)内に連通し、液室17内の真空引き及び第一液体L1の注入の両方を行う共通口部11aが設けられている。
また、真空注入工程を行う封入装置100は、第一液体L1が充填されたタンク101と、一端がタンク101に接続されて他端が共通口部11aに接続された給液菅102と、給液菅102に設けられた給液バルブ103と、液室17内の真空引きを行うための真空ポンプ104と、一端が真空ポンプ104に接続されて他端が共通口部11aに接続された吸気菅105と、吸気菅105に設けられた吸気バルブ106と、を備えている。
その後、第一液体L1の液室17への注入が完了したところで、給液バルブ103が閉じ、その後、共通口部11aから吸気菅105及び給液菅102をそれぞれ取り外すと共に共通口部11aを閉塞して液室17を密閉する。
以上により、液室17に第一液体L1が封入される。
以上により、液室17内に第一液体L1と第二液体L2とを含有する封入液Lが封入され、防振装置10が完成する。
例えば、第一液体L1および第二液体L2は、前述したものに限らず、非相溶性を有する液体であれば適宜変更可能である。例えば、第二液体L2が、第一液体L2と比較して凍結点や蒸気圧が同等若しくは低くなっていてもよく、また、第一液体L2と比較して粘度が同等若しくは高くなっていてもよい。また、上記した実施の形態では、封入液L中に含まれる第二液体L2の重量比率が第一液体L1の重量比率よりも小さくなっているが、第二液体L2の重量比率を第一液体L1の重量比率と同等若しくは大きくすることも可能である。
さらに、本発明は、液溜め部の口部が括れていない形状にすることも可能であり、例えば有底直筒状の液溜め部であってもよい。
また、上記した実施の形態では、液体混合工程の際、液溜め部25を縮径変形させて液溜め部25内の第二液体L2を副液室15内に注入しているが、本発明は、液溜め部25を縮径変形させることなく、液溜め部25内の第二液体L2を液室17内に流入させることも可能である。例えば、第二液体L2の比重が第一液体L1よりも重い場合には、液溜め部25の口部25aを下向きにした姿勢(図3に示す向き)に防振装置10を配置することで、液溜め部25内の第二液体L2は自重により副液室15内に流入する。一方、第二液体L2の比重が第一液体L1よりも軽い場合には、液溜め部25の口部25aを上向きにした姿勢(図1に示す向き)に防振装置10を配置することにより、液溜め部25内の第二液体L2は浮力により副液室15内に流入する。
さらに、封入液Lに含有される液体は、二種類の液体(第一液体L1、第二液体L2)に限らず、三種類以上の液体を含有する封入液Lであってもよい。
11 第一取付部材
12 第二取付部材
13 弾性体
14 主液室
15 副液室
16 仕切り部材
17 液室
19 ダイヤフラム(外側の隔壁)
24 制限通路
25 液溜め部
25a 口部
25b 液体収容部
30 防振装置本体
40 留め具
L 封入液
L1 第一液体
L2 第二液体
Claims (10)
- 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の第一取付部材、および他方に連結される第二取付部材と、
前記第一取付部材と前記第二取付部材とを弾性的に連結する弾性体と、
前記第一取付部材内の液室を、前記弾性体を隔壁の一部とする一方側の主液室と他方側の副液室とに区画する仕切り部材と、を備えると共に、
前記主液室と前記副液室とを連通する制限通路が形成され、
前記液室に、互いに非相溶性を有する第一液体及び第二液体を少なくとも含有する封入液が封入された液体封入型の防振装置の製造方法であって、
前記液室の隔壁のうち、該液室と外部とを仕切る外側の隔壁に、液体を収容可能であって前記液室に連通された液溜め部を設けておき、
該液溜め部に前記第二液体を収容した後、前記液室側に開放された前記液溜め部の口部を閉塞する液溜め工程と、
前記液室に前記第一液体を封入する液体封入工程と、
前記口部を開放して前記液溜め部内の前記第二液体を前記液室内の前記第一液体に混入する液体混合工程と、
を備えることを特徴とする防振装置の製造方法。 - 請求項1に記載の防振装置の製造方法において、
前記液体封入工程は、前記第一液体中において、前記第一取付部材、前記第二取付部材及び前記弾性体を一体化させて形成された防振装置本体に少なくとも前記仕切り部材を組み付けることで、前記液室に前記第一液体を封入する工程であることを特徴とする防振装置の製造方法。 - 請求項1に記載の防振装置の製造方法において、
前記液体封入工程は、気中において、前記第一取付部材、前記第二取付部材及び前記弾性体を一体化させて形成された防振装置本体に少なくとも前記仕切り部材を組み付けた後、前記液室の内圧を負圧状態にし、その後、該液室に前記第一液体を注入する工程であることを特徴とする防振装置の製造方法。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の防振装置の製造方法において、
前記液体混合工程の際、前記液溜め部を縮径変形させることで、該液溜め部内に収容された前記第二液体を前記液室内に注入することを特徴とする防振装置の製造方法。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の防振装置の製造方法において、
前記液溜め部が、前記副液室の隔壁の一部として形成されたダイヤフラムに設けられていることを特徴とする防振装置の製造方法。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の防振装置の製造方法において、
前記液溜め工程の際、前記口部を押し潰す着脱可能な留め具を前記口部に取り付けて該口部を閉塞し、
前記液体混合工程の際、前記留め具を前記口部から取り外して該口部を開放することを特徴とする防振装置の製造方法。 - 請求項6に記載の防振装置の製造方法において、
前記口部が、前記液溜め部の液体収容部よりも小径で括れた形状になっていることを特徴とする防振装置の製造方法。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の防振装置の製造方法において、
前記封入液は、前記第一液体を60重量%以上99.9重量%以下含有し、第二液体を0.1重量%以上40重量%以下含有していることを特徴とする防振装置の製造方法。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の防振装置の製造方法において、
前記第一液体はエチレングリコール単体若しくはエチレングリコールとプロピレングリコールとを含有し、前記第二液体はシリコーンオイル若しくはフッ素オイルを含有することを特徴とする防振装置の製造方法。 - 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の第一取付部材、および他方に連結される第二取付部材と、
前記第一取付部材と前記第二取付部材とを弾性的に連結する弾性体と、
前記第一取付部材内の液室を、前記弾性体を隔壁の一部とする一方側の主液室と他方側の副液室とに区画する仕切り部材と、を備えると共に、
前記主液室と前記副液室とを連通する制限通路が形成され、
前記液室に、互いに非相溶性を有する第一液体及び第二液体を少なくとも含有する封入液が封入された液体封入型の防振装置であって、
前記液室の隔壁のうち、該液室と外部とを仕切る外側の隔壁には、液体を収容可能であって前記液室に連通された液溜め部が設けられていることを特徴とする防振装置。
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