JP2010244315A - プローブ情報生成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、道路を走行中の車両5のプローブ情報S3を生成して外部に送信するプローブ情報生成装置2に関する。この装置2は、走行中に車両5に生じる複数種類のイベントを選択的にプローブ情報S3に含めて記憶可能である。また、この装置2は、信号待ちによる停止である単独停止と、信号待ちによる停止ではない反復停止とを、別個の前記イベントとして判定し、単独停止については、その停止位置をプローブ情報S3に含めて当該プローブ情報S3を生成し、反復停止については、その停止位置をプローブ情報S3に含めずに当該プローブ情報S3を生成する。
【選択図】 図1
Description
そこで、中央感応制御として、交通状況に応じて信号制御パラメータを自動的に更新するプログラム形成制御が行われることがある。この制御方式は、MODERATO(Management by Origin-DEstination Related Adaptation for Traffic Optimization)制御と呼ばれている(非特許文献1参照)。
かかるシステムでは、信号制御に未来の予測情報を用いて青時間を最適化することにより、更にリアルタイム性を高めたプロファイル制御が採用されている。このプロファイル制御の特徴は次の通りである(非特許文献2参照)。
(2) 車両の時間遅れの直接評価に基づいたリアルタイム制御の実現
(3) 分散型の制御意思決定:中央制御と連携するハイブリッド型または隣接交差点が強調して動作する自律型の制御モードが選択可能
上記シミュレーション演算は、具体的には、交差点全体の待ち行列台数の変動状況である遅れ時間(信号停止待ち時間)を求め、この遅れ時間に基づく評価値が最小となる青終了タイミングを探索し、最適な青終了タイミングを決定する(非特許文献2参照)。
また、飽和交通流率とは、交差点流入部において、交通需要が十分に存在する状態で、単位時間で1車線当たりに停止線を通過し得る最大の車両数のことである。通常は、青1時間当たりの通過台数(台/有効青1時間)で表される。
例えば、上記交通指標のうち、待ち行列台数については、信号待ち中の車両の停止位置をプローブ情報から求めることができれば、この停止位置から地図上の交差点位置までの距離に基づいて待ち行列長さを求められる。従って、これを平均車頭間隔で割れることにより、プローブ情報に基づく待ち行列台数を算出することができる。
また、車両の停止回数が多くなるほどプローブ情報のデータ量が膨大になるので、システムの高コスト化を招くことになる。特に、光ビーコンのアップリンクでプローブ情報を送信する場合には、そもそもアップリンクのデータ量(例えば、58バイト)が少ないため、プローブ情報を送信できなくなる。
このうち、単路停止の場合には、待ち行列台数や飽和交通流率を算出するのに有用であるが、右折停止の場合には、交差点内での停止であるため信号待ちとは無関係であり、待ち行列台数や飽和交通流率の算出には不要である。
本発明は、このような実情に鑑み、交通指標の算出に必要な情報を効率的に含むプローブ情報を生成することができるプローブ情報生成装置を提供することを目的とする。
また、前記イベント判定手段は、前記停止状態から再発進した後、前記第1閾値未満の範囲で前記車両の速度が増減してから当該車両が停止した場合に、これを前記反復停止と判定することができる。
その理由は、例えば、前記MOCSで停止回数を使ってCO2の排出量推定をインフラ側で実行する場合には、単独停止と反復停止の双方の停止回数が必要であり、また、停止回数自体はデータ量が比較的小さいため、これをプローブ情報に含めても特に差し支えないからである。
その理由は、待ち行列台数の算出に使用する停止位置の場合には、その台数を多めに見積もる方が好ましいため、最も上流側の時点である第2閾値を下回った時点の位置を停止位置として選択すべきだからである。
このようにすれば、反復停止の停止位置自体をプローブ情報に含めなくても、単独停止の停止位置との前後関係を利用して、反復停止の回数が発生した位置を概ね特定することができる。
このようにすれば、反復停止の停止位置自体をプローブ情報に含めなくても、他のイベントが生じた位置との前後関係を利用して、反復停止の回数が発生した位置を概ね特定することができる。
この場合、前記イベント判定手段は、前記車両の走行位置が前記道路地図情報におけるどの位置であるかに基づいて、方位変更中の前記車両の停止が前記右折停止か前記単路停止かを判別することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明が適用可能な交通制御システムの一例を示す道路平面図である。
図1に示すように、本実施形態の交通制御システムは、交通信号機1、車載装置2、車両感知器3、中央装置4、車載装置2を搭載したプローブ車両5(以下、単に車両5という場合がある。)、及び光ビーコン6等を含む。
交通信号制御機1aは、電話回線等の通信回線を介して交通管制センター内の中央装置4に接続されており、中央装置4は、自身の管轄エリア内にある各交差点Cの交通信号制御機1aとネットワークを構成している。
交通信号制御機1aは、MODERATO等の交通制御を行った結果の出力である信号制御指令S1を中央装置4から受信し、この信号制御指令S1に基づいて、各信号灯器1bに含まれる信号灯の点灯、消灯及び点滅を制御する。
光ビーコン6は、車載装置4を搭載したプローブ車両5と光信号での双方向通信が可能であり、上記交通情報S2をダウンリンクDLに含めて送信する。また、車載装置4が光ビーコン6に送信するアップリンクULには、後述のプローブ情報S3が含まれている。このプローブ情報S3は、交通信号制御機1aを介して中央装置4に転送される。
中央装置4は、ワークステーション(WS)等を内部に含み、交通信号制御機1aからの各種の交通情報の収集・処理(演算)・記録、信号制御及び情報提供を統括的に行う。
すなわち、中央装置4は、自身の管轄エリアに属する交通信号制御機1aに対して、同一道路上の交通信号機1群を調整する系統制御や、この系統制御を道路網に拡張した広域制御(面制御)を行うものであり、例えば、前記MODERATO制御やプロファイル制御等を含む複数種の交通制御を実行することができる。
例えば、信号制御の高度化にために実施されるMODERATO制御やプロファイル制御に必要な交通指標(交通制御に対する入力情報)は、待ち行列台数と飽和交通流率であり、迂回路優先制御に必要な交通指標は、旅行時間と走行経路である。
更に、MOCSで行われるCO2排出量の推定には、車両5の停止回数(なお、この場合には、後述する反復停止と単独停止の区別が必要。)が必要であり、MOCSで行われる動態管理に必要な交通指標は、車両5の走行経路である。
図3(a)は、プローブ車両5が信号待ちによって交差点Cの上流側で停止している場合を示しており、図3(b)は、その後、信号が青になり、プローブ車両5が流出部にある光ビーコン6にアップリンクを送信した状態を示している。なお、図3において、ハッチングありの車両がプローブ車両5である。
また、中央装置4は、上記距離L1に対して、停止線からノードまでの距離L2(定数)を減じることによって待ち行列長さLを求め、その待ち行列長さLを所定の平均車頭間隔で割ることにより、待ち行列台数を算出する。
そして、中央装置4は、流出部までの距離をその所要時間で割って交差点Cの通過速度を求め、この通過速度を平均車頭間隔で割ることにより、飽和交通流率を算出する。
図4は、プローブ車両5の車載装置2の内部構成を示す機能ブロック図である。
この車載装置2は、光ビーコン6との間で双方向の光通信を行う路車間通信機能と、搭乗者が設定した目的地に案内するナビゲーション機能を有する。
図4に示すように、車載装置2は、GPS処理部201、方位センサ202、車速取得部203、光通信部204、記憶部205、操作部206、表示部207、音声出力部208及び制御部209等を含む。
方位センサ202は、光ファイバジャイロなどで構成されており、プローブ車両5の方位及び角速度を計測する。車速取得部203は、車速センサ(図示せず)が車輪の角速度を検出することにより計測したプローブ車両5の速度データを取得する。
車載装置2の記憶部205は、ハードディスクや半導体メモリ等から構成され、ダウンリンクDLに含まれる交通情報S2や、アップリンクULに含めるプローブ情報S3等の各種情報を記憶するための記憶領域を有する。
この道路地図データには、交差点IDと交差点の位置とを対応付けた交差点データ、リンクIDと、リンクの始点・終点・補間点(道路が折れ曲がる地点に対応)それぞれの位置と、リンクの始点に接続するリンクのリンクIDと、リンクの終点に接続するリンクのリンクIDと、リンクコストとを対応付けたリンクデータなどから構成されている。
すなわち、リンクコストには、リンクの始点から終点までを走行するのに要するコスト(時間)と、リンクの終点から次のリンクの始点までを走行するのに要するコスト(時間)、つまり、交差点を通過するのに要するコストが含まれている。
車載装置2の表示部207は、車両5のダッシュボード部分に取り付けられたモニタ装置(図示せず)よりなり、制御部209が後述する感応要求処理において作成した画像データを搭乗者に表示する。
また、音声出力部208は、制御部209が作成した音声データをスピーカー(図示せず)から出力する。
また、車載装置2の制御部209は、GPS処理部201が計測した車両5の位置、方位センサ202が計測した車両5の方位及び角速度、車速取得部203が取得した車両5の速度の各データ、記憶部205に記憶している道路地図データに基づいてマップマッチング処理を行い、道路地図データのリンク上におけるプローブ車両5の位置を算出することができる。
なお、本実施形態では、インフラ側へのプローブ情報S3送信手段として光ビーコン6を利用しているので、車載装置2の制御部209は、光ビーコン6,6間の走行中に生じた各種イベントとその関連情報を記載したプローブ情報S3を生成する。
図5は、停止イベントの判定方法を示すグラフである。
図5のグラフにおいて、横軸は車両5の走行距離であり、縦軸は速度である。
また、図5の第1閾値V1は、車両5の停止が反復停止か単独停止かを判別するための閾値であり、例えば30km/hに設定されている。第2閾値V2は、これ未満の速度の場合に実質的に停止と見なせる値であり、例えば5km/hに設定されている。
例えば、図5の点A及び点Bのように、車両5の速度が、第1閾値V1を超えた状態から単調減少し、その速度が第2閾値V2を下回って当該車両5が停止したと判断される場合には、単独停止と判定される。
(1) まず、制御部209は、起動時に、反復停止の回数、単独停止の回数、再発進時刻と停止位置、及び、高速走行フラグをすべてクリアする。
(3) 次に、制御部209は、速度が第2閾値V2未満の状態が、一定秒数(定数設定:例えば5秒)継続した場合には、車両5が停止したと判定する。
この場合、高速走行フラグがオンの場合は、車両5が図5の点A又は点Bの状態であると見なせるので、単独停止の回数をインクリメントし、高速フラグがオフの場合は、図5の点Cの状態であるともなせるので、反復停止の回数をインクリメントする。
ただし、制御部209は、単独停止の回数が一定回数(定数設定:例えば3回)を越える場合は、最も古いデータに上書きする。また、制御部209は、最後に高速走行フラグをオフに設定する。
(6) また、制御部209は、次の光ビーコン6の通信領域を通過するまでに、次の情報a)及びb)を含むプローブ情報S3を生成し、その通過時に、当該プローブ情報S3を含むアップリンクULを光通信部204に送信させる。
a) 単独停止イベント:停止回数、停止位置、再発進時刻及び停止時間
b) 反復停止イベント:停止回数のみ
また、制御部209は、停止回数については、単独停止と反復停止のそれぞれの停止イベントについての回数をプローブ情報S3に含める。
なお、制御部209は、アップリンクULを送信した後は、反復停止の回数、単独停止についてはその停止回数、停止位置、再発進時刻及び停止時間をすべてクリアする。
なお、本実施形態では、前回アップリンクから今回アップリンクまでの停止回数が求められることになるが、さらに細かい単位で停止回数を求めるために、イベント(単独停止、方向変動、一定距離走行)ごとに停止回数を求めても良い。
また、制御部209は、反復停止については、その停止回数をプローブ情報S3に含めるが、停止位置、再発進時刻及び停止時間を含まないプローブ情報S3を生成する。
また、停止回数については、単独停止と反復停止の判別が可能なプローブ情報S3を生成するので、中央装置4は、そのプローブ情報S3を利用してMOCSで停止回数を用いたCO2の排出量推定を実行することができる。
図6は、方向変動イベントの例を示す道路平面図である。
図6(a)は、交差点での右折(ただし、左折でもよい。)に生じる方向変動イベントを示し、図6(b)は、比較的急カーブの単路で生じる方向変動イベントを示している。
車載装置2の制御部209は、図6に示すような、曲率半径が小さくて角度変動が大きい方向変動をイベントとして抽出し、これに関するプローブ情報S3を生成するため、次の各処理(1)〜(5)を実行する。
(2) 次に、制御部209は、前回軌跡と今回軌跡との方位差が一定(定数設定:例えば5度)以上あれば、方位変化が開始されたと見なす。
ただし、制御部209は、前回のアップリンクから方位変化イベントと一定距離走行イベントが合わせて一定回数(定数設定:例えば2回)以上あれば、最も古いデータに上書きする。
a) 方向変動イベント:方位変化の終了時刻、終了位置及び絶対方位
なお、制御部209は、アップリンクULを送信した後は、方向変動イベントの方位変化終了時刻、位置及び絶対方位をすべてクリアする。
また、車載装置2の制御部209は、車両5が十分に長い一定距離だけ走行したか否かをイベントとして判定し、これに関するプローブ情報S3を生成するため、次の処理(1)〜(4)を実行する。
(2) 次に、制御部209は、一定時間(定数設定:例えば1秒)ごとに走行軌跡を監視し、前回のイベントからの走行距離を積算して行く。
ただし、前回アップリンクから方位変化イベントと一定距離走行イベントが合わせて一定回数(定数設定:例えば2回)以上あれば、最も古いデータに上書きする。更に、累積走行距離をクリアする。
a) 一定距離走行イベント:その終了時刻、位置および累積走行距離
なお、制御部209は、累積走行距離が一定距離(定数設定:例えば500m)を越える前に、前記方位変化イベントが発生した場合は、累積走行距離をクリアする。
ところで、図6(a)の点Pは、右折時における交差点内の停止位置を示している。ここで、右折車線に先行車両がない場合には、走行中の車両5が点Pにおいて第2閾値V2未満まで減速し、当該点Pにおいて単独停止又は反復停止が生じる場合がある。
しかし、交差点内の点Pは、信号待ちとは無関係であり、前記待ち行列台数や飽和交通流率の算出には不要であるため、これを停止イベントとして採用すると、無駄なプローブ情報S3を含むアップリンクULがインフラ側に送出されることになる。
すなわち、制御部209は、上記右折停止については、これをプローブ情報S3に含めない停止イベントとして処理する。
従って、このような単路での方位変更中の点Qでの停止は、図6(a)の右折時とは異なり、待ち行列台数や飽和交通流率の算出に必要であると考えられるため、プローブ情報S3に含める停止イベントとすべきである。
すなわち、制御部209は、上記単路停止については、これをプローブ情報S3に含める停止イベントとして処理する。
図7は、停止位置と再発進時刻の判定方法を示すグラフである。
図7のグラフは、図5のグラフにおける単独停止の点Aの近傍を拡大したものである。
前記した通り、本実施形態では、速度が第2閾値V2未満となったことで車両5の停止を判定するので、速度が第2閾値V2を下回った時の位置A1から、その後、速度が第2閾値V2を超えた時の位置A2までのどこかで単独停止が発生したことは分かるが、その位置A1〜A2の範囲内で生じた実際の単独停止の位置は特定できない。
また、飽和交通流率の算出に使用する再発進時刻の場合には、飽和交通流率を小さめに見積もる方が交通制御の際に好ましいため、位置A1〜A2の範囲内で最も下流側の位置A2での時点を選択すべきである。
なお、単独停止後の再発進時刻については、上流側の停止時刻(位置Aでの停止時刻)と停止時間(停止してから再発進するまでの時間)をプローブ情報S3に含めておき、これらに基づいて、中央装置4側で再発進時刻を求めるようにしても良い。
図8は、車載装置2の制御部209が生成するプローブ情報S3のフレームフォーマットを示す表である。
図8に示すように、プローブ情報S3のデータ領域には、ヘッダ、基本項目及び属性種別が含まれており、ヘッダには、単独停止の回数と反復停止の回数とを記載することができる。
更に、属性項目には、イベント種別とイベント値の記載領域が含まれている。イベント種別には、その種別或いはフラグが記載され、イベント値には、イベント種別に応じた値として、方位、停止時間及び走行距離のうちの少なくとも1つが記載される。
具体的には、プローブ情報S3の記載情報の収集を開始した地点から、最初の単独停止の検出までに発生した反復停止の回数、N回目の単独停止とN+1回目の単独停止の間に発生した反復停止の回数、および、最後の単独停止が検知されてからプローブ情報S3を送信するまでの間に発生した反復停止の回数が、それぞれ区別可能なように、プローブ情報S3を生成することにしても良い。
例えば、車載装置2の制御部209は、単独停止の後で方向変動イベントが発生したのであれば、その間に何回の反復停止が発生したかをプローブ情報S3に記載する。
このように、反復停止以外の各イベント(単独停止、方向変動、一定距離走行)が記録される間に何回反復停止が発生したかを記録する場合のプローブ情報S3のフォーマットとしては、例えば、ヘッダだけでなく、属性項目ごとに停止回数を設定する方法を採用することができる。
図9は、プローブ情報S3に記す各種情報のビット割り当てを示す表である。
図9に示すように、単独停止の場合の停止時間は8ビットで表され、当初ビットの値で秒と分の場合に区分し、残りの7ビットで時間を表すようになっている。このため、1秒を最小単位として、16進数で0x01(1秒)から0xff(127分)までの時間を割り当てることができる。
更に、一定距離走行や方向変動の場合の、前回イベントからの走行距離には8ビットが割り当てられており、1ビットが5m単位になっている。この場合、16進数で0x01(5m)から0xff(1275m)までの走行距離を割り当てることができる。
上記実施形態は例示であって本発明の範囲を制限するものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の構成と均等の範囲内のすべての変更が本発明に含まれる。
また、本発明は、中央装置4が広域制御を行う場合に限らず、LANに含まれる複数の交通信号制御機1aが、中央装置4による制御とは別個のグループ単位での系統制御又は広域制御を行う場合にも適用することができる。
1a 交通信号制御機
1b 信号灯器
2 車載装置(プローブ情報生成装置)
3 車両感知器
4 中央装置
5 プローブ車両
6 光ビーコン
204 光通信部
205 記憶部(情報記憶手段)
209 制御部(イベント判定手段、情報生成手段)
Claims (9)
- 道路を走行中の車両のプローブ情報を生成して外部に送信するプローブ情報生成装置であって、
走行中に前記車両に生じる複数種類のイベントを選択的に前記プローブ情報に含めて記憶可能な情報記憶手段と、
信号待ちによる停止である単独停止と、信号待ちによる停止ではない反復停止とを、別個の前記イベントとして判定するイベント判定手段と、
前記単独停止については、その停止位置を前記プローブ情報に含めて当該プローブ情報を生成し、前記反復停止については、その停止位置を前記プローブ情報に含めずに当該プローブ情報を生成する情報生成手段と、
を備えていることを特徴とするプローブ情報作成装置。 - 前記イベント判定手段は、前記車両の速度が所定の第1閾値を超えた状態から減少して当該車両が停止した場合を、前記単独停止と判定し、
前記車両が停止状態から再発進した後、前記第1閾値未満の範囲で前記車両の速度が増減してから当該車両が停止した場合を、前記反復停止と判定する請求項1に記載のプローブ情報作成装置。 - 前記情報生成手段は、前記単独停止及び前記反復停止のいずれのイベントの場合も、その停止回数を前記プローブ情報に含めて当該プローブ情報を生成する請求項1又は2に記載のプローブ情報作成装置。
- 前記情報生成手段は、前記単独停止については、その停止位置に加えて更にその再発進時刻を前記プローブ情報に含めて当該プローブ情報を生成する請求項1〜3のいずれか1項に記載のプローブ情報生成装置。
- 前記イベント判定手段は、前記車両の速度が所定の第2閾値を下回った時点の位置を前記停止位置と判定する請求項1〜4のいずれか1項に記載のプローブ情報作成装置。
- 前記情報生成手段は、前記単独停止が複数回発生した場合には、その複数回の前記単独停止と前記反復停止の回数との間の前後関係が判別可能となるように、前記プローブ情報を生成する請求項1〜5のいずれか1項に記載のプローブ情報生成装置。
- 前記情報生成手段は、前記単独停止と前記反復停止以外の他の前記イベントを含む前記プローブ情報を生成する場合には、前記単独停止及び他の前記イベントと前記反復停止の回数との間の前後関係が判別可能となるように、前記プローブ情報を生成する請求項1〜6のいずれか1項に記載のプローブ情報生成装置。
- 道路を走行中の車両のプローブ情報を生成して外部に送信するプローブ情報生成装置であって、
走行中に前記車両に生じる複数種類のイベントを選択的に前記プローブ情報に含めて記憶可能な情報記憶手段と、
右折時における交差点内での停止である右折停止と、単路での方位変更中の停止である単路停止とを、別個の前記イベントとして判定するイベント判定手段と、
前記右折停止については、前記プローブ情報に含めない停止イベントとし、前記単路停止については、前記プローブ情報に含めない停止イベントとする情報生成手段と、
を備えていることを特徴とするプローブ情報生成装置。 - 前記情報記憶手段は道路地図情報を記憶しており、
前記イベント判定手段は、前記車両の走行位置が前記道路地図情報におけるどの位置であるかに基づいて、方位変更中の前記車両の停止が前記右折停止か前記単路停止かを判別する請求項8に記載のプローブ情報生成装置。
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