JP2010231228A - 閃光制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】増灯モードで撮影を行う場合であっても、マスタ閃光発光器17のみしか発光しない設定とすることができるようにする。また、そのような設定となっている場合には、一灯モードの場合と同様な発光制御動作を行うこととする。
【選択図】図2
Description
しかし、特許文献1に記載されているシステムを含め、従来から知られている閃光制御装置では、以下に示すような点において、操作性が悪いという問題があった。
図11には、カメラに直接取り付けられたマスタSB(M)、3つのグループからなるリモートSB(グループA〜C)の計4グループを使用する例を示している。なお、リモートSBのグループBについては、2台のSBを使用している図となっている。このような撮影を行う場合、撮影者は、SBの配置や発光の有無等、多くの撮影条件を試す場合が多い。そして、増灯撮影の準備をしている場合であっても、リモートSBを発光させないで、マスタSBのみを発光させて撮影を行いたい場合もある。
また、一灯モードで撮影を行った後、再度増灯撮影を行いたい場合には、もう一度増灯モードとした上で、発光させるグループの指定をする必要があり、作業が煩雑であるという問題があった。
増灯モードでは、リモートSBに発光モードの設定や本発光量の設定を行うために、カメラからマスタSBを経由したパルス発光通信を行っている。
一方、一灯モードでは、リモートSBに対するパルス発光通信を行う必要がなく、制御内容がより簡単であり、必要な時間も短くなっている。
請求項1の発明は、1台のマスタ閃光発光器(17)と1台以上のリモート閃光発光器(19)とを含む複数の閃光発光器を制御可能な第1の発光制御モード、及び、1台の閃光発光器のみを制御する第2の発光制御モードを実行可能な制御部(31,51,61)と、前記第1の発光制御モードと前記第2の発光制御モードのどちらを実行するかを指定する発光制御モード指定部(52)と、前記発光制御モード指定部により前記第1の発光制御モードが指定されている場合にいずれの閃光発光器を発光させるのかを指定する閃光発光器指定部(53)と、を備え、前記閃光発光器指定部は、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても前記マスタ閃光発光器のみが発光するように指定できること、を特徴とする閃光制御装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の閃光制御装置において、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器(17)のみが発光するように前記閃光発光器指定部(53)により指定した場合には、前記制御部(31,51,61)は、前記発光制御モード指定部(52)の指定内容に関わらず前記第2の発光制御モードを実行すること、を特徴とする閃光制御装置である。
請求項3の発明は、請求項1に記載の閃光制御装置において、前記制御部(31,51,61)は、前記第1の発光制御モードを実行する場合に、前記マスタ閃光発光器(17)から前記リモート閃光発光器(19)に対して前記リモート閃光発光器の発光制御に必要な通信を行うようになっており、前記制御部は、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器のみが発光するように前記閃光発光器指定部(53)により指定した場合には、前記マスタ閃光発光器から前記リモート閃光発光器に対して前記リモート閃光発光器の発光制御に必要な通信(P10−2,P10−17)を行わないこと、を特徴とする閃光制御装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の閃光制御装置において、前記発光制御に必要な通信には、その初期に行われ、前記リモート閃光発光器に対して発光制御動作の内容を設定する設定通信(P10−2)が含まれていること、を特徴とする閃光制御装置である。
請求項5の発明は、請求項1に記載の閃光制御装置において、前記制御部(31,51,61)は、前記第1の発光制御モードを実行する場合には、撮影時の発光直前に少なくとも前記マスタ閃光発光器(17)及び前記リモート閃光発光器(19)の発光量を前記マスタ閃光発光器に伝える第1の発光量設定通信(P10−16)を行い、前記第2の発光制御モードを実行する場合には、撮影時の発光直前に少なくとも前記マスタ閃光発光器の発光量を前記マスタ閃光発光器に伝える第2の発光量設定通信(P8−7,P9−9)を行うようになっており、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器のみが発光するように前記閃光発光器指定部(53)により指定した場合には、前記第2の発光量設定通信を行うこと、を特徴とする閃光制御装置である。
図1は、本発明の実施例の光学系を示した図である。
本実施例における閃光制御システムは、撮影レンズ本体40を交換可能なカメラ本体30及びマスタSB本体50からなる閃光制御装置と、リモートSB本体60を有している。
本発光時は、シャッタ11を開き、撮像素子12によって撮影が行われる。調光素子15は、SPDと、SPDからの光電流を蓄積するコンデンサ、増幅アンプ等によって構成され、測光素子9の測光領域に対応するように、複数の調光領域に分割されている。
また、リモートSB本体60は、リモート閃光発光器19と、自身の発光量をモニタするリモート発光モニタ部20、マスタSB本体50からのパルス発光を受光するリモート受光部21を有している。
カメラ本体30内の制御は、全てマイクロプロセッサであるカメラマイコン31によって制御される。同様に、レンズ本体40内の制御は、レンズマイコン41、マスタSB本体50内の制御は、マスタSBマイコン51、リモートSB本体60内の制御は、リモートSBマイコン61によって制御される。
また、本実施例では、カメラマイコン31,マスタSBマイコン51,リモートSBマイコン61が閃光発光制御に関する制御部として機能している。
ファインダ測光部32は、被写界を複数の測光領域に分割して測光する回路であり、測光用プリズム7,測光用レンズ8,測光素子9等を有し、その測光出力は、カメラマイコン31へ出力される。カメラマイコン31では、定常光測光部32からの出力と、撮影レンズ40に設けられたレンズマイコン41内に格納された撮影レンズの開放F値、焦点距離、射出瞳位置、距離情報などのレンズ情報、感度設定部36からの撮像素子12の感度情報等に基づいて定常光露出に関する適正露出値を算出し、それを絞り値とシャッタ値とに分解して絞り制御部35やシャッタ11へ出力する。絞り制御部35は、レリーズスイッチ37からのレリーズ信号に応じて絞り10の絞り込み/復帰の制御を行う。
焦点検出部16は、被写界の焦点検出領域についての焦点状態を検出する。その情報は、カメラマイコン31で処理されレンズ駆動量となってレンズ駆動部34へ出力され、さらにレンズ本体40内のレンズ光学系1を合焦状態まで駆動する。
FVロックスイッチ39が押されたことを検出すると、カメラマイコン31は、マスタSBマイコン51を通じてマスタ閃光発光器17をモニタ発光させる。一方、そのモニタ発光に同期させてファインダ測光部32によって反射光を測光し、その結果を基に本発光量指示値を算出しカメラマイコン31内のメモリに格納する。その後、レリーズスイッチ37の全押しを検出すると、メモリ内の本発光量指示値をマスタSB本体50へ通信した後に撮影動作を行う。マスタSBマイコン51は、その本発光量指示値と自らマスタ発光モニタ部18によって測光したモニタ発光値とから本発光量を算出し、撮影時の発光トリガ信号(X信号)によって発光し発光量を適正光量に制御する。
カメラマイコン31は、測光値、絞り値、感度値、距離値、閃光発光部のバウンス状態などに基づいてダイレクト測光部33(調光用レンズ14,調光素子15)の設定ゲインを算出しゲイン設定を行う。その後、カメラマイコン31からマスタSBマイコン51を通じてマスタ閃光発光器17をモニタ発光させ、ダイレクト測光部33は、その被写体反射光量に応じた光電流を積分する。その積分値を基に本発光量指示値を算出し、再びマスタSBマイコン51へ本発光指示値を出力する。マスタSBマイコン51は、その本発光量指示値と自らマスタ発光モニタ部18によって測光したモニタ発光値とから本発光量を算出し、撮影時の発光トリガ信号(X信号)によって発光し発光量を適正光量に制御する。なお、ダイレクト測光部33を用いたSB制御は、1灯非FVロック時のみであるが、その場合にもダイレクト測光部33を用いるかファインダ測光部32を用いるかをカスタム設定部38によって選択可能である。仮に、カスタム設定によりファインダ測光部32を用いる設定になっていた場合には、全ての予備測光がファインダ測光部32にて行われ、ダイレクト測光部33は用いない。
カメラマイコン31は、マスタSBマイコン51を通じてマスタ閃光発光器17をモニタ発光させ、ファインダ測光部32によってその被写体反射光量に応じた光電流を積分する。その積分値を基に本発光量指示値を算出し、マスタSBマイコン51へ本発光指示値を出力する。マスタSBマイコン51は、その本発光量指示値と自らマスタ発光モニタ部18によって測光したモニタ発光値とから本発光量を算出し、撮影時の発光トリガ信号(X信号)によって発光し発光量を適正光量に制御する。なお、測光素子9を用いたSB制御を行うか否かはカスタム設定部38によって選択可能である。
カスタム設定部38では、モニタ測光に関して以下の設定が可能になっている。
(1)全てファインダ測光部32によって行う。
(2)1灯非FVロック時はダイレクト測光部33によって行う。
発光制御モード指定部52は、マスタSB本体50内に設けられ、発光制御モードを指定する部分である。本実施例において発光制御モードは、マスタ閃光発光器17と1台以上のリモート閃光発光器19とを含む複数の閃光発光器を制御可能な第1の発光制御モードである増灯モードと、1台の閃光発光器のみを制御する第2の発光制御モードである1灯モードの2種類がある。
閃光発光器指定部53は、マスタSB本体50内に設けられており、発光制御モード指定部52により増灯モードが指定されている場合に、いずれの閃光発光器を発光させるのかを指定する部分である。
図3は、マスタSB本体50の表示部を示す図である。図3(a)は、1灯モードの場合のマスタSB本体50の表示状態を示しており、図3(b)及び(c)は、増灯モードの場合の表示を示している。
図3に示すように、1灯モードの場合には、マスタSB本体50のみを制御するので、調光モードや調光補正量の表示は、それぞれ1つずつしか表示されない。増灯モードの場合には、閃光発光器指定部53によりマスタ(M)、Aグループ(A)、Bグループ(B)、Cグループ(C)の4種類について、調光モードをTTL、外部調光(AA)、マニュアル(M)、非発光(OFF)の中から独立に選択可能になっている。また、それぞれのグループについて調光補正量(マニュアルの場合には発光量)も独立に設定可能になっている。
図3(b)は、マスタ(M),Aグループ(A)、Bグループ(B)、Cグループ(C)の各グループが全てTTLかつ調光補正量が0である場合を示しており、図3(c)では、マスタ(M)がTTLで補正0、その他のグループは非発光である場合を示している。
増灯モードの場合は、リモートSBをA,B,Cの3グループに分けてそれぞれを独立に制御可能になっている。グループ設定部62は、リモートSBをA,B,Cのどのグループにするかを設定する。リモート受光部21は、マスタSBからのパルス発光通信を受光し、その信号をリモートSBマイコン61へ出力する。リモートSBマイコン61は、マスタSBからのパルス通信をデコードして調光モードの設定、モニタ発光、本発光の動作をそれぞれ制御する。モニタ発光と本発光は、共に予め発光量がマスタSBを経由して指定されており、その発光量になるようリモート発光モニタ部20によりモニタしながらリモート閃光発光部19の発光量を最適に制御する。
レリーズ信号が入力されてミラーアップと絞り込みが完了すると、フェーズ(以下、Pとする)8−1において、調光素子15のゲイン設定(ゲイン設定1)が行われる。
次に、P8−2において、通信端子1〜3によるカメラ・SB間通信によりカメラからモニタ発光コマンドが出力されモニタ発光が行われる。測光積分値が適当なレベルに達したか、発光量が予め定められた最大値(GN8程度)になったところでモニタ発光が終了し、積分値の読み出し(読み出し1)が行われた後にIS端子を立ち上げ積分値のリセットを行う。
P8−3では、通信によりモニタ発光時のガイドナンバーをSBから読み出す。
P8−4では、定常光積分のためのゲイン設定を行う。
P8−5では、モニタ発光の時と同様にIS端子を立ち下げ定常光積分を行う。定常光積分のゲイン設定と積分時間については後述する。定常光積分が終了したら積分値を読み出した後、IS端子を立ち上げて積分値をリセットする。
P8−7では、演算した本発光量を通信によって本発光量伝達コマンドと発光倍数データとしてSB側へ伝える。
P8−8では、撮影開始のシャッタ全開に同期してシンクロ信号(X信号)を出力してSBの発光を行わせる。発光量の制御は、直前に送られたデータによりSB側において制御が行われ撮影が完了する。
レリーズ信号が入力されると、ミラーアップと絞り込みを行う前に、まず、P9−1において、通信端子1〜3によるカメラ・SB間通信によりカメラ側からモニタ発光(小)を指示するコマンドを送信する。
P9−3では、このときの予備測光値のレベルが演算に必要な大きさに達しているか否かを判定する。
P9−5では、P9−2と同様にモニタ発光(大)とデータの蓄積(積分)を行い、データの読み出しを行う。
ここで、FVロック時の動作の場合には、P9−7においてレリーズ待ちとなり、レリーズ信号が入力されると、P9−8へ進む。FVロック以外のときには、このフェーズは行われず、P9−8へ進む。
P9−8では、ミラーアップと絞り込みが行われる。
P9−9では、算出した本発光量を通信によって本発光量伝達コマンドと発光倍数データとしてSB側へ伝える。
P9−10では、図4のP8−8と同様に撮影時には、SB側において本発光制御をして、適正光量の制御を行い撮影が完了する。
レリーズ信号が入力されると、ミラーアップと絞り込みを行う前に、まず、P10−1において、カメラ本体30からマスタSB本体50へグループ設定の要求に関するコマンド伝達が行われる。
また、図7(b),(c),(d)は、それぞれグループA,B,Cに対するモニタ発光コマンド(グループAに対して後述のP10−9において送信)に関する通信を示し、図7(e)は、モニタ発光(大)を実行するときに送信されるモニタ発光(大)コマンドに関する通信を示し、図7(f)は、P10−17において送信される本発光量を伝える通信を示している。
P10−4では、マスタ閃光発光器17によるモニタ発光(小)が行われてその反射光が測光素子9により蓄積され、これに対応するデータがカメラ本体30により読み出される。
P10−5では、このときの予備測光値のレベルが演算に必要な大きさに達しているか否かを判定する。
P10−5における判定により、もし測光値が必要レベルに達していなかった場合には、P10−6に進み、今度は、モニタ発光(大)とその発光量(GN)を指示するコマンドを送信する。
P10−8では、リモートSB本体60のモニタ発光(小)の実行を指示するコマンドがカメラ本体30からマスタSB本体50へ通信端子1〜3を用いた通信により行われる。
P10−9では、マスタ閃光発光器17がパルス発光による通信発光を行い、リモートSB本体60に対してモニタ発光の実行指示と、モニタ発光(小)のトリガを与える。この通信発光を受けて、リモート閃光発光器19によるモニタ発光(小)が行われてその反射光が測光素子9により蓄積され、そのデータがカメラ本体30により読み出される。
P10−10における判定により、もし測光値が必要レベルに達していなかった場合には、P10−11に進み、今度は、モニタ発光(大)とその発光量(GN)を指示するコマンドを送信する。
P10−12では、P10−9と同様にリモート閃光発光器19によるモニタ発光(大)とデータの蓄積を行い、データの読み出しを行う。
P10−12後、又は、P10−10において2回目のモニタ発光が不要と判断された後、P10−13では、調光エリアと補正量、及び、マスタ閃光発光器17及びリモート閃光発光器19それぞれの本発光量を算出する。
P10−15では、ミラーアップと絞り込みが行われる。
P10−16では、算出したマスタ閃光発光器17及びリモート閃光発光器19それぞれの本発光量を通信によって本発光量伝達コマンドとしてマスタSB本体50側へ伝える。なお、グループB,Cも使用する場合には、ここで、グループB,Cの本発光量がグループAの本発光量に続いて伝えられる。
カメラのレリーズスイッチ37が半押しされることによってカメラの電源が入り、本プログラムが実行される。以下に、ステップ(以下、Sとする)毎に説明する。
S101では、撮影前サブルーチン処理を行う。ここでは、カスタム設定の読み込み、カメラ設定の読み込み、レンズ及びSBとの通信、定常光測光、絞り、シャッタ値算出、焦点検出、レンズ駆動、被写体距離の検出などが行われる。
S103では、FVロックスイッチ39が押されていた場合のサブルーチン処理(モニタ発光1:図9において説明)を行う。
S104では、FVロック実行中であることを示すフラグFVLに1を代入する。
S105では、レリーズスイッチ37が全押しされたか否かを判定する。レリーズスイッチ37が全押しされた場合には、S106に進み、レリーズスイッチ37が全押しされていない場合には、S117へ進む。
S107では、1灯制御であるか否かを判断する。1灯制御である場合には、S108へ進み、増灯制御の場合には、S110へ進む。
S108では、ミラーアップ、絞り込みを行う。
S109では、モニタ発光2を実行する。これは、ミラーアップ後のモニタ発光時に、ダイレクト測光部33によって実行されるものである。
S110では、サブルーチン処理(モニタ発光1:図9において説明)を行う。
S111では、ミラーアップ、絞り込みを行う。
S113では、カメラからSBへ本発光量データ(マスタSBの本発光量倍数,リモートSBの本発光量倍数)の通信を行う(本発光コマンド)。なお、このステップの動作については、図10において説明する。
S114では、シャッタを開き、計時を開始する(撮影露光開始)。
S115では、シンクロ出力を行う。ここで、シンクロ出力とは、本発光を指示する信号を出力することである。
S117では、FVロック解除条件(FVロック中にFVロックスイッチ39が再び押される)を満たしているか否かの判断を行う。FVロック解除条件を満たしている場合には、S118へ進み、FVロック解除条件を満たしていない場合には、S119へ進む。
S118では、FVロックの状態を識別するフラグFVLを0にクリアする(非FVロック状態とする)。
S119では、半押しタイマが起動後所定時間経過したかどうかを判別し、所定時間内であればS101へ戻って処理を繰り返し、タイマ切れであれば処理を終了する。
以下、ステップ毎に説明する。
S301では、リモートA,B,Cのどれか1つでも発光する設定になっているかどうかを判定する。1灯モード、又は、増灯モードであってもマスタ閃光発光器17のみが発光する設定になっている場合はS303へジャンプし、以下に示すS302における動作を省略する。すなわち、増灯モードであってもマスタ閃光発光器17のみが発光する設定になっている場合はリモートSB本体への発光モードの設定を行わないようにして、無駄なパルス発光通信を行わないようにしている。
S303では、マスタ閃光発光器17が発光するか否かを判断し、マスタ閃光発光器17が発光する場合にはS304へ進み、マスタ閃光発光器17が発光しない場合にはS313へ進む。
S304では、測光素子9の蓄積時間のタイマを、予めマスタSB本体50との通信で読み出してあるマスタモニタ発光(小)の発光時間にセットする。
S306では、マスタSB本体50のマスタモニタ発光(小)に同期して測光素子9のデータ蓄積を開始し、S304でセットした時間で蓄積を終了し測光データを読み出す。
S309では、測光素子9の蓄積時間のタイマを、予めマスタSB本体50との通信で読み出してあるマスタモニタ発光(大)の発光時間にセットする。
S310では、モニタ発光(大)を指示するコマンドと光量を指定するデータを送信する。ここで、光量の指定方法は、ガイドナンバーを直接指定、前回の光量との相対値で指定、発光可能な数値を数パターンSB側から通信により開示しカメラ側で最も適当な光量を選択して指定、などが考えられる。いずれの方法でも通信規格によって予め規定しておけば良い。
S311では、SBのモニタ発光に同期して測光素子9のデータ蓄積を開始し、S309でセットした時間で蓄積を終了し測光データを読み出す。
S313では、リモートA,B,Cのどれか1つでも発光する設定になっているかどうかを判定する。リモートA,B,Cのいずれかが発光する場合には、S314へ進み、リモートA,B,Cのいずれも発光しない場合には、リターンする。
S314では、リモート閃光発光器19によるモニタ発光を行い、リターンする。
S701では、増灯モードであるか否かの判断を行う。増灯モードである場合には、S702へ進み、増灯モードではない場合には、S703へ進む。
S702では、リモート閃光発光器19が1つでも発光するように設定されているか否かの判断を行う。リモート閃光発光器19が1つでも発光する場合には、S704へ進み、リモート閃光発光器19が全く発光しない場合には、S703へ進む。
S704では、増灯モードで、A,B,CのリモートSBのうちどれか一つでも発光する設定の場合であるので、図6のP10−16において行う増灯レリーズコマンドの送信を行う。
また、増灯モードであっても、マスタ閃光発光器17のみが発光するように設定されている場合には、1灯モードの場合と同様な制御を行うこととしたので、増灯モードの設定であってもリモートSBを使用しない場合には制御が簡単になり、処理を早くすることができる。
さらに、マスタSB本体50からリモートSB本体60へのパルス発光通信なども省略されるのでエネルギの節約になり、同時に撮影者にも無駄な発光が見えなくなるので撮影時の不快感を解消することができる。
(1)閃光発光器指定部は、第1の発光制御モードが指定されている場合であってもマスタ閃光発光器のみが発光するように指定できるので、閃光発光器をどのような組み合わせで使用する場合であっても、設定の自由度が高く、操作性もよくすることができる。
(2)第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、マスタ閃光発光器のみが発光するように閃光発光器指定部により指定した場合には、制御部は、発光制御モード指定部の指定内容に関わらず第2の発光制御モードを実行するので、発光制御モードに関わらず、無駄のない最適な閃光制御を行うことができる。
(3)制御部は、第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、マスタ閃光発光器のみが発光するように閃光発光器指定部により指定した場合には、マスタ閃光発光器からリモート閃光発光器に対してリモート閃光発光器の発光制御に必要な通信を行わないので、エネルギの節約になるとともに、無駄な発光が観察されることを防止することができる。
(4)第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、マスタ閃光発光器のみが発光するように閃光発光器指定部により指定した場合には、第2の発光量設定通信を行うので、リモート閃光発光器の設定をすることないので処理が早くなり、また、1灯用の制御コマンドを使用するので通信及びその処理も早くなり、さらに、その後にリモート閃光発光器に対する通信発光を行わないので、無駄な発光をすることなく、エネルギの節約と、無駄な発光が観察されることを防止することができる。
(変形例)
例えば、本実施例において、CCD等の撮像素子を用いた電子スチルカメラを例にして説明したが、これに限らず、例えば、銀塩フィルムを露光するカメラにも同様に適用することができる。
Claims (5)
- 1台のマスタ閃光発光器と1台以上のリモート閃光発光器とを含む複数の閃光発光器を制御可能な第1の発光制御モード、及び、1台の閃光発光器のみを制御する第2の発光制御モードを実行可能な制御部と、
前記第1の発光制御モードと前記第2の発光制御モードのどちらを実行するかを指定する発光制御モード指定部と、
前記発光制御モード指定部により前記第1の発光制御モードが指定されている場合にいずれの閃光発光器を発光させるのかを指定する閃光発光器指定部と、
を備え、
前記閃光発光器指定部は、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても前記マスタ閃光発光器のみが発光するように指定できること、
を特徴とする閃光制御装置。 - 請求項1に記載の閃光制御装置において、
前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器のみが発光するように前記閃光発光器指定部により指定した場合には、前記制御部は、前記発光制御モード指定部の指定内容に関わらず前記第2の発光制御モードを実行すること、
を特徴とする閃光制御装置。 - 請求項1に記載の閃光制御装置において、
前記制御部は、前記第1の発光制御モードを実行する場合に、前記マスタ閃光発光器から前記リモート閃光発光器に対して前記リモート閃光発光器の発光制御に必要な通信を行うようになっており、
前記制御部は、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器のみが発光するように前記閃光発光器指定部により指定した場合には、前記マスタ閃光発光器から前記リモート閃光発光器に対して前記リモート閃光発光器の発光制御に必要な通信を行わないこと、
を特徴とする閃光制御装置。 - 請求項3に記載の閃光制御装置において、
前記発光制御に必要な通信には、その初期に行われ、前記リモート閃光発光器に対して発光制御動作の内容を設定する設定通信が含まれていること、
を特徴とする閃光制御装置。 - 請求項1に記載の閃光制御装置において、
前記制御部は、前記第1の発光制御モードを実行する場合には、撮影時の発光直前に少なくとも前記マスタ閃光発光器及び前記リモート閃光発光器の発光量を前記マスタ閃光発光器に伝える第1の発光量設定通信を行い、前記第2の発光制御モードを実行する場合には、撮影時の発光直前に少なくとも前記マスタ閃光発光器の発光量を前記マスタ閃光発光器に伝える第2の発光量設定通信を行うようになっており、
前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器のみが発光するように前記閃光発光器指定部により指定した場合には、前記第2の発光量設定通信を行うこと、
を特徴とする閃光制御装置。
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