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JP2010220294A - モータ制御装置、およびモータ装置 - Google Patents

モータ制御装置、およびモータ装置 Download PDF

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JP2010220294A JP2009061150A JP2009061150A JP2010220294A JP 2010220294 A JP2010220294 A JP 2010220294A JP 2009061150 A JP2009061150 A JP 2009061150A JP 2009061150 A JP2009061150 A JP 2009061150A JP 2010220294 A JP2010220294 A JP 2010220294A
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Haruo Yamazaki
晴雄 山崎
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Abstract

【課題】モータ電圧検出部に故障が発生し、かつ、その状態でリレー接点に溶着が発生した場合に、モータの端子に電圧が印加され続けてしまうという故障の発生を回避する、モータ制御装置を提供する。
【解決手段】本発明のモータ制御装置1においては、モータ電圧モニタ部13から出力されるモータ電圧信号と、モータ回転検出部14から出力されるモータ回転信号とを相互監視する電圧検出故障判定部16を設ける。そして、電圧検出故障判定部16では、モータ回転検出部14からモータの回転中を示す信号が出力されている状態において、モータ電圧モニタ部13からモータ端子電圧“無”(モータに駆動電圧が印加されていないこと)を示す信号が出力される場合は、モータ電圧検出部(モータ端子電圧検出回路23とモータ電圧モニタ部13とで構成される部分)において故障が発生していると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パワーウィンドウやサンルーフなどの車両に設備された開閉体を自動開閉するためのモータを駆動制御するモータ制御装置、および該モータ制御装置を備えるモータ装置に関するものである。
図5は、従来の自動車用パワーウィンドウ装置のモータ制御装置の構成を示す図である。図5に示すモータ制御装置の構成については、本発明の実施の形態において詳細に説明するので、ここでは、その構成の概要についてだけ説明する。
図5に示されるように、モータ制御装置1には、運転席などに設けられたオート操作スイッチ2a及びマニュアル操作スイッチ2bが接続され、また、これらの操作スイッチ2a,2bから入力される駆動指令に従いウィンドウ42を開閉駆動する直流モータ(M)4が接続されている。このモータ(M)4の回転軸(アマチュア軸Ar)には減速機41が接続されており、モータ(M)4をCW(駆動側から負荷側を見て、軸が時計廻り)方向、またはCCW(反時計廻り)方向に回転させることにより、減速機41を通してウィンドウ42の開閉を行う。
このモータ(M)4の駆動は、CPU11内のモータ駆動制御部12から出力されるモータ駆動信号CWまたはモータ駆動信号CCWにより、リレー駆動回路21を通して、リレー22を駆動することにより行われる。
また、モータ(M)4の回転軸(アマチュア軸Ar)には、この回転軸と連動して回転する回転センサ7が設けられている。CPU11内のモータ回転検出部14では、回転センサ7から出力される2相のパルス信号PLSA,PLSBを受信し、このパルス信号PLSA,PLSBのパルス間隔と、2つのパルスの相順とに基づいて、モータ(M)4の回転速度と回転方向を判別する。また、モータ回転検出部14は、モータ(M)4の回転位置を判定する。例えば、パワーウィンドウ装置におけるウィンドウの開閉停止位置(開閉限の位置)を判定する。
また、CPU11内には、モータ(M)4のCW方向に回転する場合と、CCW方向に回転する場合に分けて、モータ(M)4のアマチュア端子A1,A2の電圧を検出する、モータ電圧モニタ部13が設けられている。このモータ電圧モニタ部13は、モータ端子電圧検出回路23を通して、モータ(M)4のアマチュア端子A1,A2にモータ駆動電圧が印加されていることを検出する。このモータ電圧モニタ部13は、モータ駆動制御部12から指令された方向に、モータ(M)4が正常に回転しているかどうかを判定するためのモニタ回路(監視回路)として使用されるものである。なお、以下の説明において、モータ端子電圧検出回路23とモータ電圧モニタ部13とを合わせた構成部分を「モータ電圧検出部」と呼ぶ。
また、CPU11内には、モータ(M)4に搭載された焼損防止用の温度検出素子(TH)8から出力される温度検出信号を入力とし、モータ(M)4の加熱検出を行うモータ加熱検出部15が設けられている。この例では、モータ(M)4が過熱し、温度検出素子(TH)8から出力される温度検出信号のレベルが所定の閾値(温度)を超えた場合に、モータが加熱していると判定し、モータ(M)4の駆動を停止する。
ところで、上述したように、従来のモータ制御装置1aでは、モータ(M)4の回転軸に取り付けられた回転センサ7からのパルス信号を受信するモータ回転検出部14と、モータ(M)4をCW、CCW方向に正逆転させるモータ駆動制御部12と、モータ(M)4のアマチュア端子の電圧をモータ端子電圧検出回路23を通して検出するモータ電圧モニタ部13と、を有して構成されている。
しかしながら、上記構成のモータ制御装置においては、モータ端子電圧検出回路23内の素子の故障や、モータ電圧モニタ部13の故障によりモータ端子電圧が正常に検出できなくなると、種々の不具合が生じる。例えば、実際のモータには電圧が印加されているのにモータ電圧モニタ部13からモータ端子電圧“無”(モータに駆動電圧が印加されていないこと)を示す信号が出力される場合において、モータ作動領域でリレー接点の溶着が発生すると(例えば、リレー22の接点a1とc1とが溶着すると)、以下の不具合が発生する可能性がある。
すなわち、リレー接点の溶着が発生した場合において、モータ(M)4が回転し、モータ(M)4の回転位置がウィンドウ42の開閉限の位置に到達し回転がロックされた状態になると、モータ駆動制御部12から出力されるモータ駆動信号CWおよびCCWをオフ(ロウレベル)にしてもモータ(M)4には、そのまま端子電圧が印加されことになる。この状態においてはモータ(M)4の回転が停止しているため、モータ回転検出部14からモータの回転を示すモータ回転信号が出力されず故障を検出できない状態になる。
すなわち、モータ回転検出部14からモータの回転を示す回転信号が出力されず、かつ、モータ電圧モニタ部13からのモータに駆動電圧が印加されていることを示す電圧検出信号が出力されないことにより、モータ(M)4が正常に停止したと判定されてしまう。このため、モータ(M)4のアマチュア端子A1,A2に電圧が印加され続けてしまい、モータ(M)4を焼損する可能性が生じる。これを防止するために、モータ(M)4にサーミスタ等の温度検出素子8を搭載し、モータ(M)4の温度を検出することにより、モータ(M)4の焼損防止を図っていた。
このように、モータ端子電圧検出回路23内の素子の故障や、モータ電圧モニタ部13の故障によりモータ端子電圧が正常に検出できなくなり、かつ、モータ作動領域でリレー接点の溶着が発生した場合に、この故障が検出できないことによりモータ(M)4のアマチュア端子A1,A2に電圧が印加され続けてしまう可能性があるため、この故障の発生を回避できるモータ制御装置の提供が望まれていた。
また、その他のモータ端子電圧を正常に検出できない場合、例えば、モータ端子電圧が実際には“0”であるにも係らず、モータ電圧モニタ部13からモータ端子電圧“有”(モータに駆動電圧が印加されていること)を示す信号が出力される場合や、モータ回転検出部14から出力されるモータ回転信号が示すモータ回転方向と、モータ電圧モニタ部13から出力されるモータ電圧信号が示すモータ回転方向とに不一致が生じている場合においても、この故障状態を判定することができるモータ制御装置の提供が望まれていた。
なお、従来技術のパワーウィンドウ装置が開示されている(特許文献1を参照)。しかしながら、この特許文献1のパワーウィンドウ装置は、算出処理時間のかからない簡単な方法で、電気式駆動手段が発熱したか否かをより忠実に検出することができるパワーウィンドウ装置を提供することを目的としており、上述したような、モータ電圧検出部等の故障により生じる問題点を解決しようとするものではない。
特開2007−37311号公報
上述したように、モータ電圧検出部(モータ端子電圧検出回路23およびモータ電圧モニタ部13)で発生した故障によりモータ端子電圧が正常に検出できなくなり、かつ、モータ作動領域でリレー接点の溶着が発生した場合おいては、この故障が検出できないことによりモータの端子に電圧が印加され続けてしまう可能性があるため、このモータ電圧検出部の故障を予め判定できるモータ制御装置の提供が望まれていた。
また、モータ端子電圧が正常に検出できない場合、例えば、モータ端子電圧が実際には“0”であるに係らず、モータ電圧検出部からモータ端子電圧“有”の信号が出力される場合や、モータ回転検出部から出力される回転検出信号により示されるモータ回転方向と、モータ電圧検出部から出力されるモータ電圧信号により示されるモータ回転方向とに不一致が生じている場合においても、その態様に応じて、モータ制御装置における故障の状態を判定することができるモータ制御装置の提供が望まれていた。
本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、モータ電圧検出部に故障が発生し、かつ、その状態でリレー接点に溶着が発生し、モータの端子に電圧が印加され続けてしまう故障の発生を回避することができる、モータ制御装置およびモータ装置を提供することにある。
また、本発明のさらなる目的は、モータ電圧検出部においてモータ端子電圧の検出が正常に行えない場合や、モータ回転検出部から出力される回転検出信号により示されるモータ回転方向と、モータ電圧検出部から出力されるモータ電圧信号により示されるモータ回転方向とに不一致が生じている場合においても、その態様に応じて、モータ制御装置における故障の発生を判定することができる、モータ制御装置およびモータ装置を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明のモータ制御装置は、車両に設備された開閉体を開閉駆動するモータを駆動制御するモータ制御装置であって、前記モータに印加される駆動電圧を検出しモータ電圧信号として出力するモータ電圧検出部と、前記モータの回転軸に連動して回転する回転センサからの信号を入力とし、前記モータの回転を検出しモータ回転信号として出力するモータ回転検出部と、前記モータ電圧検出部から出力されるモータ電圧信号と、前記モータ回転検出部から出力されるモータ回転信号とを比較することにより、前記モータ電圧検出部における故障の発生の有無を判定する電圧検出故障判定部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のモータ制御装置は、前記電圧検出故障判定部では、前記開閉体を通常の操作により開閉駆動する際のモータ作動状態において、前記モータ回転検出部から前記モータの回転を示すモータ回転信号が出力され、かつ前記モータ電圧検出部から前記モータに駆動電圧が印加されていないことを示すモータ電圧信号が出力される場合は、前記モータ電圧検出部に故障が生じていると判定することを特徴とする。
また、本発明のモータ制御装置は、前記モータ回転検出部は、前記モータの回転方向に応じたモータ回転信号を出力し、前記モータ電圧検出部は、前記モータの回転方向に応じたモータ電圧信号を出力し、前記電圧検出故障判定部は、前記モータ回転信号が示す回転方向と、前記モータ電圧信号が示す回転方向とを比較し、それぞれが示す回転方向に不一致が生じている場合に、モータ制御装置内に故障が生じていると判定することを特徴とする。
また、本発明のモータ制御装置は、前記電圧検出故障判定部は、前記モータの回転が停止している状態において、前記モータ電圧検出部から前記モータに駆動電圧が印加されていることを示すモータ電圧信号が出力される場合は、モータ制御装置内に故障が生じていると判定することを特徴とする。
また、本発明のモータ制御装置は、前記電圧検出故障判定部により、故障が生じたと判定された場合に、前記モータのアマチュア端子を短絡させるアマチュア端子短絡回路を備えることを特徴とする。
また、本発明のモータ装置は、上記のいずれかに記載のモータ制御装置を使用してモータを駆動するように構成されることを特徴とする。
本発明のモータ制御装置においては、モータ電圧検出部から出力されるモータ電圧信号と、モータ回転検出部から出力されるモータ回転信号とを相互監視する電圧検出故障判定部を設け、モータ回転検出部における故障の有無を判定する。例えば、モータ回転検出部からモータが回転していることを示すモータ回転信号が出力され、モータ電圧検出部からモータに駆動電圧が印加されていないことを示すモータ電圧信号が出力される場合は、モータ電圧検出部が故障していると判定する。
これにより、モータ電圧検出部に故障が生じていることを検知することができる。このため、モータ電圧検出部に故障が発生し、かつ、その状態でリレー接点に溶着が発生し、モータの端子
に電圧が印加され続けるという故障の発生を回避することができる。
また、本発明のモータ駆動制御部においては、ウィンドウ等の開閉体を通常の操作により開閉駆動する際のモータ作動状態において、モータ回転検出部からモータが回転していることを示すモータ回転信号が出力され、モータ電圧検出部からモータに駆動電圧が印加されていないことを示すモータ電圧信号が出力される場合は、モータ電圧検出部が故障していると判定する。
これにより、モータの通常作動状態において、モータ電圧検出部に故障が生じていることを予め検知できる。このため、モータ電圧検出部に故障が生じた状態において、モータ作動領域側でリレー接点の溶着が発生し、モータ端子間に電圧が印加され続けるという故障の発生を回避できる。このため、モータ焼損防止用の温度検出素子をモータに搭載しなくて済む。
また、本発明のモータ制御装置においては、電圧検出故障判定部では、モータ回転検出部から出力されるモータ回転信号が示す回転方向と、モータ電圧検出部から出力されるモータ電圧信号が示す回転方向とを比較し、それぞれの回転方向に不一致が生じている場合に、モータ制御装置内に故障が生じていると判定する。
これにより、モータ電圧検出部か、モータ回転検出部のいずれかに故障が発生していること検知することができる。すなわち、モータ制御装置において発生する故障の検知精度を高め、モータ制御装置の信頼性を高めることができる。
また、本発明のモータ制御装置においては、電圧検出故障判定部では、モータの停止状態において、モータ電圧検出部からモータに駆動電圧が印加されていることを示すモータ電圧信号が出力される場合は、モータ駆動制御部内に故障が生じていると判定する。
これにより、モータ電圧検出部に故障が生じている場合には、これを予め検出できる。また、モータ作動領域側にリレー接点の溶着が発生している場合においても、これを検知でき、モータの加熱による焼損を回避できる。すなわち、モータ制御装置において発生する故障の検知精度を高め、モータ制御装置の信頼性を高めることができる。
また、本発明のモータ制御装置においては、電圧検出故障判定部により、モータ制御装置内に故障が生じたと判定された場合に、モータのアマチュア端子を短絡させる。
これにより、モータ制御装置内における故障の発生が検知された場合に、モータを発電制動によりブレーキングして停止させることができる。
また、本発明のモータ装置においては、本発明のモータ制御装置を用いてモータを駆動する。これにより、信頼性を向上させたモータ装置を実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態における電圧検出故障判定部の故障判定動作について説明するための図である。 第2の実施の形態における電圧検出故障判定部の故障判定動作について説明するための図である。 第3の実施の形態における電圧検出故障判定部の故障判定動作について説明するための図である。 従来の自動車用パワーウィンドウ装置のモータ制御装置の構成を示す図である。
以下に添付の図面に示された具体例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図であり、本発明のモータ制御装置を自動車用パワーウィンドウ装置に適用した例を示す図である。
図1に示すモータ制御装置1は、図5に示す従来のモータ制御装置1aと比較して、図5に示すモータ制御装置1a内のモータ加熱検出部15と、モータ(M)4に搭載された温度検出素子8とを削除した代わりに、電圧検出故障判定部16を新たに追加した点が異なる。他の構成は図5に示すモータ制御装置1aと同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付している。
すなわち、本発明のモータ制御装置1においては、電圧検出故障判定部16を新たに設けた点に特徴があり、この電圧検出故障判定部16により、モータ電圧モニタ部13から出力されるモータ電圧信号と、モータ回転検出部14から出力されるモータ回転信号とを相互監視し故障の有無を判定する。
なお、図1に示す本発明のモータ制御装置1と、図3に示す従来のモータ制御装置1aとは基本的な構成が同じであり、以下の説明において、図5の従来技術のモータ制御装置1aにおける説明と重複した説明がなされることがある。
図1に示されるように、モータ制御装置1は、運転席などに設けられたオート操作スイッチ2a及びマニュアル操作スイッチ2bの各開閉操作の接点信号を電圧信号に変換する信号入力回路3を有している。CPU11内のモータ駆動制御部12は、信号入力回路3からオート操作スイッチ2a及びマニュアル操作スイッチ2bの各開閉操作信号を受信し、その開閉制御信号に応じて直流モータ(M)4をCWまたはCCW方向に正逆転駆動する。
このモータ(M)4の駆動は、CPU11内のモータ駆動制御部12から出力されるモータ駆動信号CWまたはモータ駆動信号CCWにより、リレー駆動回路21を通して、リレー22を駆動することにより行われる。例えば、CPU11内のモータ駆動制御部12からモータ駆動信号CW(ハイレベル)がトランジスタTr1のベースに印加されると、トランジスタTr1のコレクタと電源31の間に接続されたリレーコイル22aが駆動され、接点a1と接点c1とがオンになる。これにより、モータ(M)4のアマチュア端子A1,A2に、モータ(M)4をCW方向に回転させる極性に電源が印加され、モータ(M)4がCW方向に回転する。
また、CPU11内のモータ駆動制御部12からモータ駆動信号CCW(ハイレベル)がトランジスタTr2のベースに印加されると、トランジスタTr2のコレクタと電源31の間に接続されたリレーコイル22bが駆動され、接点a2と接点c2とがオンになる。これにより、モータ(M)4のアマチュア端子A1,A2に、モータ(M)4をCCW方向に回転させる極性に電源が印加され、モータ(M)4がCCW方向に回転する。
また、CPU11は、モータ(M)4の回転方向がCW方向の場合と、CCW方向の場合に分けて、モータ(M)4の端子電圧を検出する、モータ電圧モニタ部13を有している。このモータ電圧モニタ部13では、モータ端子電圧検出回路23を通して、モータ(M)4のアマチュア端子A1,A2に印加されるモータ電圧を検出する。
モータ電圧モニタ部13では、モータ(M)4がCW方向に回転駆動される場合に、抵抗R11とR12の抵抗分圧回路と、過電圧防止用のツェナーダイオードZD1と、平滑コンデンサC1とで構成される回路から信号を得てモータ電圧を検出する。例えば、モータ(M)4がCW方向に駆動される場合には、リレー22の接点a1、c1を通してモータ(M)4のアマチュア端子A1に正極性の電源が印加され、電流Iaの方向に電流が流れる。この電流Iaにより、抵抗R12の両端に電圧を発生させ、この抵抗R12に生じた電圧をCPU11内のモータ電圧モニタ部13に入力することにより、CW方向の電圧を検出する。
同様に、モータ電圧モニタ部13では、モータ(M)4がCCW方向の駆動される場合に、抵抗R21とR22の抵抗分圧回路と、過電圧防止用のツェナーダイオードZD2と、平滑コンデンサC2とで構成される回路から信号を得てモータ電圧を検出する。
このように、モータ電圧モニタ部13では、モータ(M)4の回転方向に応じて、それぞれのモータ端子電圧を検出し、CW方向およびCCW方向のモータ電圧信号をそれぞれ出力する。このモータ電圧信号は、モータ駆動制御部12に送られる。
また、CPU11は、モータ回転検出部14を有している。このモータ回転検出部14では、モータ(M)4のアマチュア軸(回転軸Ar)と連動して回転するセンサマグネット5と、2相のホール素子6a,6bとで構成される回転センサ7から2相のパルス信号PLSA,PLSBを受信する。そして、モータ回転検出部14では、パルス信号PLSA,PLSBのパルス間隔と、2相パルスの相順に基づいて、モータ(M)4の回転速度と回転方向を検出する。また、モータ回転検出部14では、回転センサ7から受信した2相のパルス信号PLSA,PLSBをカウンタ(図示せず)等により計測することにより、モータ(M)4の回転位置を判定する。例えば、パワーウィンドウ装置におけるウィンドウの開閉停止位置(開閉限の位置)を判定する。このモータ回転検出部14により検出されたモータ回転信号(回転速度、回転方向の判別信号、およびモータの回転位置を示す信号)は、モータ駆動制御部12に送られる。
また、CPU11内には、電圧検出故障判定部16が設けられる。前述のように、この電圧検出故障判定部16は、本発明のモータ制御装置1の特徴をなす部分であり、以下、この電圧検出故障判定部16の動作について詳細に説明する。
電圧検出故障判定部16には、モータ電圧モニタ部13からモータ電圧信号が入力され、また、モータ回転検出部14からモータ回転信号が入力される。そして、この電圧検出故障判定部16では、モータ電圧モニタ部13から入力したモータ電圧信号と、モータ回転検出部14から入力したモータ回転信号とを通常作動時に相互監視する処理を行う。
そして、この電圧検出故障判定部16では、モータ回転検出部14から入力したモータ回転信号がモータの回転状態を示し、かつモータ電圧モニタ部13から入力したモータ電圧信号がモータ端子電圧“無”(モータに駆動電圧が印加されていないこと)を示す場合には、モータ電圧検出部(モータ端子電圧検出回路23とモータ電圧モニタ部13とで構成される部分)において故障が発生していると判定し、この故障モードが発生した場合には、モータ(M)4の作動を停止させる。
この場合に、モータ駆動制御部12はモータ駆動信号CWをオン(ハイレベル)にし、トランジスタTr1を通してリレーコイル22aを駆動して、接点a1と接点c1をオンにする。また、これと同時に、モータ駆動制御部12はモータ駆動信号CCWをオン(ハイレベル)にし、トランジスタTr2を通してリレーコイル22bを駆動して、接点a2と接点c2をオンにする。これにより、接点a1,c1,a2,c2を通して、モータ(M)4のアマチュア端子A1,A2のショート回路を形成して、モータ(M)4を発電制動によりブレーキングして停止させる。
また、図2は、電圧検出故障判定部16における故障判定動作について説明するための図である。図2に示す例は、モータ(M)4をCW方向に駆動している状態において、モータ電圧信号CWが検出できない場合の例である。以下、図1および図2を参照して、電圧検出故障判定部16における故障判定動作について説明する。
時刻T1において、モータ駆動制御部12から出力されるモータ駆動信号CWがハイレベル(ON)となり、図1に示すリレーコイル22aが駆動されリレー接点a1とc1とが閉となる。これにより、モータ(M)4をCW方向に回転させる極性の電圧がアマチュア端子A1,A2に印加され、モータ(M)4はCW方向に回転する。
一方、モータ(M)4がCW方向に回転することにより、モータ回転検出部14からモータ回転信号(この例ではパルス信号)が出力される。一方、モータ電圧モニタ部13が故障しているため、モータ電圧モニタ部13から出力されるモータ電圧信号CWは、ロウレベル(L)のままである。
電圧検出故障判定部16では、モータ回転検出部14から出力されるモータ回転信号(パルス信号)と、モータ電圧モニタ部13から出力されるモータ電圧信号CWとを監視し、所定の期間ΔTの間(時刻T1〜時刻T2)、モータ電圧信号CWがロウレベルのままである場合には、モータ端子電圧が検出できないので、モータ電圧検出部(モータ電圧モニタ部13とモータ端子電圧検出回路23とで構成される部分)において故障が発生していると判定する。そして、電圧検出故障判定部16では、モータ電圧検出部に故障が生じていることを、モータ駆動制御部12に通知する。
モータ駆動制御部12では、電圧検出故障判定部16からの故障判定信号の通知を受けると、時刻T3において、モータ駆動信号CCWもハイレベル(ON)とし、図1に示すリレーコイル22bを駆動し、リレー接点a2とc2とを閉にする。これにより、モータ(M)4のアマチュア端子A1,A2がショートされ、モータ(M)4の回転がブレーキ制動されて停止する。
このように、本発明のモータ制御装置1においては、モータ電圧検出部(モータ電圧モニタ部13とモータ端子電圧検出回路23)に故障が発生している場合には、通常の作動状態において、予めこれを検出することができる。このため、モータ電圧検出部において故障が発生し、かつ、その状態でリレー溶着が発生し、モータの端子に電圧が印加され続けてしまうという故障の発生を回避することができる。このため、従来必要であった、モータ焼損防止素子(図5に示す温度検出素子8を参照)をモータ(M)4に搭載する必要がなくなる。
以上、本発明の第1の実施の形態について説明したが、図1に示すモータ制御装置1において、前述のモータ電圧検出部は、モータ電圧モニタ部13とモータ端子電圧検出回路23とが相当し、前述のモータ回転検出部は、モータ回転検出部14と回転センサ7とが相当し、前述の電圧検出故障判定部は、電圧検出故障判定部16が相当する。また、前述のアマチュア端子短絡回路は、モータ駆動制御部12とリレー駆動回路21とにより駆動されるリレー22の接点回路(接点a1,c1,a2,c2で構成される回路)が相当する。
そして、本発明のモータ制御装置は、図1に示すモータ制御装置1において、モータ(M)4に印加される駆動電圧をモータ電圧信号として検出するモータ電圧検出部(モータ電圧モニタ部13とモータ端子電圧検出回路23)と、モータの回転軸に連動する回転センサからの信号を入力とし、モータ(M)4の回転をモータ回転信号として検出するモータ回転検出部(モータ回転検出部14と回転センサ7)と、モータ電圧検出部から出力されるモータ電圧信号と、モータ回転検出部から出力されるモータ回転信号とを比較することにより、モータ電圧検出部における故障の発生を判定する電圧検出故障判定部16と、を有して構成される。
これにより、モータ電圧検出部(モータ電圧モニタ部13とモータ端子電圧検出回路23)における故障を検出することができる。このため、モータ電圧検出部に故障が発生し、かつ、その状態でリレー接点に溶着が発生し、モータの端子に電圧が印加され続けてしまうという故障の発生を回避することができる。
また、本発明のモータ制御装置は、電圧検出故障判定部16では、ウィンドウ等の開閉体を通常の操作により開閉駆動する際のモータ作動状態において、モータ回転検出部(モータ回転検出部14と回転センサ7)からモータの回転を示すモータ回転信号が出力され、モータ電圧検出部(モータ電圧モニタ部13とモータ端子電圧検出回路23)からモータに駆動電圧が印加されていないことを示すモータ電圧信号が出力される場合は、モータ電圧検出部に故障が生じていると判定する。
これにより、モータの通常作動状態において、モータ電圧検出部における故障を、予め検出することができる。このため、モータ電圧検出部に故障が発生し、かつ、その状態でリレー接点に溶着が発生し、モータの端子に電圧が印加され続けてしまうという故障の発生を回避することができる。
また、本発明のモータ制御装置は、電圧検出故障判定部16により、故障が生じたと判定された場合に、モータ(M)4のアマチュア端子を短絡させるアマチュア端子短絡回路(リレー22の接点a1,c1,a2,c2で構成される回路)を備える。
これにより、電圧検出故障判定部16により故障が生じていると判定された場合に、モータ(M)4のアマチュア端子をショートし、モータ(M)4を発電制動によりブレーキングして停止させることができる。
[第2の実施の形態]
以上説明した第1の実施の形態では、モータ電圧検出部に故障が発生し、かつ、その状態でリレー接点の溶着が発生し、モータに電圧が印加され続けてしまうという故障の発生を回避する例について説明したが。これに限定されず、本発明のモータ制御装置1に設けられた電圧検出故障判定部16には、さらに、その他の故障状態の検出を行うための機能を付加することができる。
本発明の第2の実施の形態においては、電圧検出故障判定部16が、モータ回転検出部14から出力される回転方向判別信号(モータ回転方向がCWかCCWかを示す回転方向判別信号)と、モータ電圧モニタ部13から出力されるモータ電圧信号(モータに印加される駆動電圧がCW方向の電圧かCCW方向の電圧を示す信号)との一致、不一致を比較する例について説明する。
図3は、第2の実施の形態における電圧検出故障判定部16の故障判定動作について説明するための図である。図3に示す例は、モータ(M)4をCW方向に駆動する場合に、モータ電圧モニタ部13からCCW方向を示すモータ電圧信号が出力される場合の例である。以下、図3を参照して、電圧検出故障判定部16における故障判定動作について説明する。
時刻T1において、モータ駆動制御部12から出力されるモータ駆動信号CWがハイレベル(ON)となり、図1に示すリレーコイル22aが駆動されリレー接点a1とc1とが閉となる。これにより、モータ(M)4にCW方向に回転する極性の電圧が印加され、モータ(M)4はCW方向に回転する。
モータ回転検出部14は、回転センサ7から出力される2相のパルス信号PLSA,PLSBの相順を基にして、回転方向判別を行いCW方向の回転判別信号CWを出力する。一方、モータ電圧モニタ部13(または、モータ端子電圧検出回路23)が故障しているために、モータ電圧モニタ部13からは、回転方向がCCWであることを示すモータ電圧信号CCWがハイレベル(H)となり出力される。すなわち、モータ回転検出部14から出力される回転判別信号CWと、モータ電圧モニタ部13から出力されるモータ電圧信号CCWとに不一致が生じている。
電圧検出故障判定部16では、モータ回転検出部14から出力される回転方向判別信号と、モータ電圧モニタ部13から出力されるモータ電圧信号CCWとを監視し、所定の期間ΔTの間(時刻T1〜時刻T2)、不一致が継続すると、モータ電圧検出部(モータ電圧モニタ部13とモータ端子電圧検出回路23とで構成される部分)において故障が発生していると判定する。そして、電圧検出故障判定部16では、モータ電圧検出部に故障が生じていることを、モータ駆動制御部12に通知する。
モータ駆動制御部12では、電圧検出故障判定部16からの故障発生の通知を受けると、時刻T3において、モータ駆動信号CCWもハイレベル(ON)とし、図1に示すリレーコイル22bを駆動し、リレー接点a2とc2とを閉にする。これにより、モータ(M)4のアマチュア端子A1,A2がショートされ、モータ(M)4を発電制動によりブレーキングして停止させることができる。
なお、図3で説明した例では、モータ(M)4がCW方向に駆動された場合に、モータ電圧検出部からCCW方向を示すモータ電圧信号が出力され、これにより、モータ電圧検出部に故障が発生していることを検出する例について説明したが、これとは反対の場合もある。例えば、モータ(M)4がCW方向に駆動された場合に、モータ回転検出部14から、CCW方向を示す回転方向判別信号が出力され、モータ電圧検出部からCW方向を示すモータ電圧信号が出力された場合は、モータ回転検出部に故障が発生していると判定することができる。
このように、本発明の第2の実施の形態では、モータ回転検出部から出力されるモータ回転信号と、モータ回転検出部から出力されるモータ電圧信号との不一致を検出するように構成されている。これにより、モータ電圧検出部か、モータ回転検出部のいずれかに故障が発生していること検知することができる。すなわち、モータ制御装置において発生する故障の検知精度を高め、モータ制御装置の信頼性を高めることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態として、モータ駆動制御部12からモータ駆動信号が出力されていない状態において、モータ電圧モニタ部13からモータ電圧信号が出力される場合の例について説明する。
図4は、第3の実施の形態における電圧検出故障判定部16の故障判定動作について説明するための図である。以下、図4を参照して、電圧検出故障判定部16における故障判定動作について説明する。
時刻T1において、モータ電圧モニタ部13から出力されるモータ電圧信号CWになる。一方、モータ駆動制御部12からのモータ駆動信号CW及びCCWはロウレベル(OFF)のままであり、また、モータ回転検出部14から出力されるモータ回転信号もハイレベルのままである。すなわち、モータ(M)4が駆動されず、また、モータが回転していないのに、モータ電圧モニタ部13からモータ電圧信号CWが出力されている。
電圧検出故障判定部16では、モータ電圧モニタ部13から出力されるモータ電圧信号CWを監視し、モータ電圧信号CWが、所定の期間ΔTの間(時刻T1〜時刻T2)、一定のレベルのままである場合には、モータ回転検出部(モータ電圧モニタ部13とモータ端子電圧検出回路23)における故障の発生、またはリレー接点の溶着が発生したまままモータの回転が停止しているものとして、モータ駆動制御部12に通知する。
モータ駆動制御部12では、電圧検出故障判定部16からの故障判定信号の通知を受けると、時刻T3において、モータ駆動信号CWおよびCCWをハイレベル(ON)とし、図1に示すリレーコイル22bを駆動し、リレー接点a2とc2とを閉にする。これにより、仮に、モータ作動領域側にリレー接点の溶着が発生している場合は、モータ(M)4のアマチュア端子がショートされ、モータ(M)4の回転がブレーキ制動されて停止する。
このように、本発明の第3の実施の形態においては、モータ(M)4が駆動されていないにも係らず、モータ電圧モニタ部13からモータ電圧信号が出力されることを検知する。これにより、モータ電圧モニタ部13に故障が生じている場合には、これを予め検出できる。また、モータ作動領域側にリレー接点の溶着が発生している場合においても、これを検知できる。特に、モータ作動領域側にリレー接点の溶着が発生している場合は、モータ(M)4のアマチュア端子をリレー接点により短絡することにより、モータ(M)4の加熱による焼損を回避できる。
以上、本発明のモータ制御装置の第1の実施の形態、第2の実施の形態、および第3の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態において説明したように、本発明のモータ制御装置では、モータ電圧検出部における故障の発生を判別できる他、モータ回転検出部から出力されるモータ回転信号と、モータ電圧検出部から出力される信号とを比較することにより、モータ制御装置内で発生する、その他の種々の態様の故障についても判定できるようになる。すなわち、モータ制御装置における故障判定の精度を上げることが可能になる。
そして、本発明のモータ制御装置によりモータを駆動するモータ装置を構成することにより、より信頼性を向上させたモータ装置を実現することが可能になる。
以上、本発明のモータ制御装置について説明したが、図1に示すCPU11内のモータ駆動制御部12、モータ電圧モニタ部13、モータ回転検出部14、および電圧検出故障判定部16における処理は、記憶部17に記憶されたプログラムをCPU11が読み出して実行することにより、各部の処理機能が実現されるものである。
また、CPU11としては、カウンタ回路や、所望の場合は、A/D変換器や、D/A変換器等のハードウェアを内蔵するものを使用してもよく、この場合には、カウンタ回路等のハードウェア機能を利用して、モータ駆動制御部12、モータ電圧モニタ部13、モータ回転検出部14、および電圧検出故障判定部16における各処理を、ハードウェア手段とソフトウェア手段とを協働させて行うことができる。また、モータ駆動制御部12、モータ電圧モニタ部13、モータ回転検出部14、および電圧検出故障判定部16のいずれか、または全部を専用のハードにより構成するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明のモータ制御装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1,1a・・・モータ制御装置、2a・・・オート操作スイッチ、2b・・・マニュアル操作スイッチ、3・・・信号入力回路、4・・・モータ(M)、5・・・センサマグネット、6a,6b・・・ホール素子、7・・・回転センサ、8・・・温度検出素子、11・・・CPU、12・・・モータ駆動制御部、13・・・モータ電圧モニタ部、14・・・モータ回転検出部、15・・・モータ加熱検出部、16・・・電圧検出故障判定部、17・・・記憶部、21・・・リレー駆動回路、22・・・リレー、22a,22b・・・リレーコイル、23・・・モータ端子電圧検出回路、31・・・電源、41・・・減速機、42・・・ウィンドウ

Claims (6)

  1. 車両に設備された開閉体を開閉駆動するモータを駆動制御するモータ制御装置であって、
    前記モータに印加される駆動電圧を検出しモータ電圧信号として出力するモータ電圧検出部と、
    前記モータの回転軸に連動して回転する回転センサからの信号を入力とし、前記モータの回転を検出しモータ回転信号として出力するモータ回転検出部と、
    前記モータ電圧検出部から出力されるモータ電圧信号と、前記モータ回転検出部から出力されるモータ回転信号とを比較することにより、前記モータ電圧検出部における故障の発生の有無を判定する電圧検出故障判定部と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記電圧検出故障判定部では、
    前記開閉体を通常の操作により開閉駆動する際のモータ作動状態において、
    前記モータ回転検出部から前記モータの回転を示すモータ回転信号が出力され、かつ前記モータ電圧検出部から前記モータに駆動電圧が印加されていないことを示すモータ電圧信号が出力される場合は、前記モータ電圧検出部に故障が生じていると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記モータ回転検出部は、前記モータの回転方向に応じたモータ回転信号を出力し、
    前記モータ電圧検出部は、前記モータの回転方向に応じたモータ電圧信号を出力し、
    前記電圧検出故障判定部は、前記モータ回転信号が示す回転方向と、前記モータ電圧信号が示す回転方向とを比較し、それぞれが示す回転方向に不一致が生じている場合に、モータ制御装置内に故障が生じていると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  4. 前記電圧検出故障判定部は、
    前記モータの回転が停止している状態において、
    前記モータ電圧検出部から前記モータに駆動電圧が印加されていることを示すモータ電圧信号が出力される場合は、モータ制御装置内に故障が生じていると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  5. 前記電圧検出故障判定部により、故障が生じたと判定された場合に、
    前記モータのアマチュア端子を短絡させるアマチュア端子短絡回路を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のモータ制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のモータ制御装置を使用してモータを駆動するように構成される
    ことを特徴とするモータ装置。
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