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JP2010219729A - 光波長分岐挿入装置および光波長分割多重伝送システム - Google Patents

光波長分岐挿入装置および光波長分割多重伝送システム Download PDF

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JP2010219729A
JP2010219729A JP2009062486A JP2009062486A JP2010219729A JP 2010219729 A JP2010219729 A JP 2010219729A JP 2009062486 A JP2009062486 A JP 2009062486A JP 2009062486 A JP2009062486 A JP 2009062486A JP 2010219729 A JP2010219729 A JP 2010219729A
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Takuya Hisamoto
拓也 久本
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Abstract

【課題】挿入波長の誤接続・誤設定防止機能を備えることにより、挿入波長による通過波長への影響を排除可能な光波長分岐挿入装置を提供する。
【解決手段】光合分波器412,421にて、分岐波長ブロック部712,721からの通過波長に対して、任意の波長の挿入波長を合波させるか否かを制御する挿入波長制御機能として、任意の波長の通過・遮断機能を有する挿入波長ブロック部812,821を備えることにより、光波長多重器612,621から出力されてくる各波長の挿入波長のうち、前記通過波長と同一波長の挿入波長を遮断する。挿入波長ブロック部812,821の代わりに、任意の波長を可変に減衰させる可変減衰器を配置しても良い。あるいは、挿入波長を出力する各波長毎の光送受信器(CH1)91,92,…,(CHn)91,92のうち、任意の波長の光送受信器からの出力を許可または停止する光送受信器出力制御手段を備えても良い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光波長分岐挿入装置および光波長分割多重伝送システムに関する。
光波長を高密度に分割多重して伝送する従来のDWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing:光波長分割多重)伝送システムについて、図11を参照して説明する。図11は、特許文献1の特開2005−286721号公報「光波長挿入分岐装置」と同様の構成を有する従来の光波長分岐挿入装置すなわちROADM(Reconfigurable optical Add Drop Multiplexer:再構成可能光挿入/分岐波長多重化)端局装置の装置構成を示す装置構成図であり、WEST方向とEAST方向との方路1⇔方路2方向または方路3⇔方路4方向の2方路のうち、EAST方向のROADM端局装置と対向している部分について示している。かかるROADM端局装置を複数相互に接続することによって、DWDM伝送システムを構成している。
図11に示すように、従来のROADM端局装置のEAST方向対向部は、装置制御・管理部10、波長モニタ部20の他に、受信増幅部(RX−AMP部)121、送信増幅部(TX−AMP部)212、光合分波器321,412、光波長分離器521、光波長多重器612、分岐波長ブロック部712、光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92を備えて構成されている。
次に、ROADM端局装置(B)のEAST方向→WEST方向の光信号の流れについて説明する。ROADM端局装置(B)は、EAST方向の光ファイバ伝送路からの主信号を、光増幅機能を有する受信増幅部(RX−AMP部)121にて受信し、光増幅を行い、ROADM端局装置(B)内部のEAST方向に出力する。受信増幅部(RX−AMP部)121の出力には光合分波器321が接続されており、分岐波長と通過波長との分波を行う。
光合分波器321にて分岐方向に分波された主信号は、光波長分離器521にて、個別波長(CH番号)に分波され、個別波長毎の光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92にて受信される。一方、光合分波器321にて通過方向に分岐された主信号は、WEST方向への出力信号として、任意の波長の透過/遮断機能を有する分岐波長ブロック部(図示していない)に出力され、任意の分岐波長がブロックされる。
次に、ROADM端局装置(B)のWEST方向→EAST方向の光信号の流れについて説明する。前述したWEST方向への出力信号とは逆方向のWEST方向からの入力信号は、同様に、任意の波長の透過/遮断機能を有する分岐波長ブロック部712に入力されて、分岐波長がブロックされる。しかる後、光合分波器412にて、光波長多重器612から出力される挿入波長の合波が行われ、光増幅機能を有する送信増幅部(TX−AMP部)212に出力される。なお、分岐波長ブロック部712における波長毎の透過/遮断に関する制御は、装置制御・管理部10により設定される。
また、光合分波器412にて合波される挿入波長は、個別波長毎の光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92から出力され、光波長多重器612にて、光波長多重が行われ、光合分波器412によって、分岐波長ブロック部712からの通過波長と合波される。なお、光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92の出力波長に関する制御は、装置制御・管理部10により設定される。
送信増幅部(TX−AMP部)212にて光増幅された主信号は、EAST方向の光ファイバ伝送路に出力され、対向して配置されているROADM端局装置に向かって出力される。
特開2005-286721号公報(第8−11頁)
しかしながら、従来のDWDM伝送システムでは、ROADM端局装置において、光パッチコードの誤接続や送受信器の送信波長設定ミスにより、通過波長と同一波長の挿入波長が挿入された場合、合波後に通過波長と挿入波長の間で干渉が発生し、主信号に障害を与えるため、次のような課題がある。
第1の課題は、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミスにより、通過波長と同一波長の挿入波長が入力された場合、合波されてしまう事態を防止することができないことである。
第2の課題は、同一波長の通過波長と挿入波長とが合波後に干渉して発生する主信号への障害を防止することができないことである。
第3の課題は、挿入波長の透過/遮断を遠隔から設定することができないことである。
第4の課題は、任意の波長の分岐/挿入→通過、または、通過→分岐/挿入の構成変更の際に、必ず、現地に行って、挿入波長のための光送受信器の追加、光パッチコードの接続を行わなければならないことである。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、挿入波長の誤接続・誤設定防止機能を挿入波長制御機能として備えることにより、挿入波長による通過波長への影響を排除可能な光波長分岐挿入装置および光波長分割多重伝送システムを提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による光波長分岐挿入装置は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)n波長(n:2以上の整数)の光波長分岐多重機能を有し、任意の波長について再構築可能な分岐挿入機能を有する光波長分岐挿入装置において、通過波長に対して任意の波長の挿入波長を合波させるか否かを制御する挿入波長制御機能を少なくとも備えている光波長分岐挿入装置。
本発明の光波長分岐挿入装置および光波長分割多重伝送システムによれば、以下のような効果を奏することができる。
通過波長に対して任意の波長の挿入波長を合波させるか否かを制御する挿入波長制御機能を備えることにより、通過波長と同一波長の挿入波長を遮断することが可能となり、誤って、通過波長と同一波長が挿入波長として入力された場合であっても、挿入波長を遮断し、通過波長により伝送される主信号への障害を防止することが可能となる。而して、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミス等により、通過波長と同一波長が挿入波長として入力された場合に、合波後に通過波長と挿入波長の干渉が発生し、主信号の受信側ROADM端局装置で主信号の障害が発生するという従来の課題を確実に回避することができる。
本発明に係る光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置構成の一例を示す装置構成図である。 図1に示す光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置構成を説明するための説明図である。 図11に示す従来の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置において、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミスがあった場合の光信号の流れについて説明するための説明図である。 図1に示す本発明による光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置において、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミスがあった場合の光信号の流れについて説明するための説明図である。 本発明に係る光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置構成の他の例を示す装置構成図である。 本発明に係る光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置構成のさらに異なる例を示す装置構成図である。 本発明の一例を示す図1の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置制御・管理部に保有される分岐波長制御情報テーブルの構成例を示すテーブルである。 本発明の一例を示す図1の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置制御・管理部に保有される挿入波長制御情報テーブルの構成例を示すテーブルである。 本発明の一例を示す図6の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置制御・管理部に保有される光送受信器出力制御情報テーブルの構成例を示すテーブルである。 本発明の一例を示す図6の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置制御・管理部に保有される光送受信器選択制御情報テーブルの構成例を示すテーブルである。 従来の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置構成を示す装置構成図である。
以下、本発明による光波長分岐挿入装置および光波長分割多重伝送システムの好適な実施形態について添付図を参照して説明する。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、n波長(n:n≧2を満たす整数)の光波長分割多重機能を有する一般的なDWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)伝送システム(つまり、n波長の光波長を高密度に分割多重して伝送する光波長分割多重伝送システム)において用いられる任意の波長について再構築可能な分岐挿入機能を有する光波長分岐挿入装置すなわちROADM(Reconfigurable optical Add Drop Multiplexer)端局装置において、通過波長に対して任意の波長の挿入波長を合波させるか否かを制御する挿入波長制御機能として、例えば任意の波長の挿入波長の透過/遮断機能を有する挿入波長ブロック部を備えることによって、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミス等により、同一波長の通過波長と挿入波長とが干渉することを防止し、合波後の主信号の障害の発生を防止することを特徴としている。
(実施形態の構成)
図1は、本発明に係る光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置構成の一例を示す装置構成図であり、WEST方向に配置されたROADM端局装置(A)とEAST方向に配置されたROADM端局装置(C)とのそれぞれと光ファイバ伝送路によって接続されているROADM端局装置(B)の内部構成を示している。つまり、図1において、ROADM端局装置(B)はWEST方向に接続されたROADM端局装置(A)およびEAST方向に接続されたROADM端局装置(C)により、ROADM機能を有するDWDM伝送システムを構成している。なお、ROADM端局装置(A)およびROADM端局装置(C)についても、それぞれの内部構成は、ROADM端局装置(B)と同様である。
図1に示す光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置(B)は、図11に示す従来の光波長分岐挿入装置と同様、装置制御・管理部10、波長モニタ部20の他に、ROADM端局装置(C)と対向するEAST方向対向部は、受信増幅部(RX−AMP部)121、送信増幅部(TX−AMP部)212、光合分波器321,412、光波長分離器521、光波長多重器612、分岐波長ブロック部712、光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92を備え、さらに、通過波長に対して任意の波長の挿入波長を合波させるか否かを制御する挿入波長制御機能として、挿入波長ブロック部812を備えている。
一方、ROADM端局装置(A)と対向するWEST方向対向部についても、同様に、受信増幅部(RX−AMP部)112、送信増幅部(TX−AMP部)221、光合分波器312,421、光波長分離器512、光波長多重器621、分岐波長ブロック部721、光送受信器(CH1)91、…、光送受信器(CHn)91を備え、さらに、通過波長に対して任意の波長の挿入波長を合波させるか否かを制御する挿入波長制御機能として、挿入波長ブロック部821を備えている。
次に、ROADM端局装置(B)のWEST方向→EAST方向の光信号の流れについてさらに説明する。ROADM端局装置(B)は、WEST方向の光ファイバ伝送路からの主信号を、光増幅機能を有する受信増幅部(RX−AMP部)112にて受信し、光増幅を行い、ROADM端局装置(B)内部のEAST方向に出力する。受信増幅部(RX−AMP部)112の出力には光合分波器312が接続されており、分岐波長と通過波長との分波を行う。
光合分波器312にて分岐方向に分波された主信号は、光波長分離器512にて、個別波長(CH番号)に分波され、個別波長毎の光送受信器(CH1)91、…、光送受信器(CHn)91にて受信される。
一方、光合分波器312にて通過方向に分岐された主信号は、任意の波長の透過/遮断機能を有する分岐波長ブロック部712に出力され、分岐波長がブロックされた後、光合分波器412にて、挿入波長ブロック部812を介して光波長多重器612から出力される挿入波長の合波が行われ、光増幅機能を有する送信増幅部(TX−AMP部)212に出力される。なお、分岐波長ブロック部712における波長毎の透過/遮断に関する制御は、装置制御・管理部10により設定される。
また、光合分波器412にて合波される挿入波長は、個別波長毎の光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92から出力され、光波長多重器612にて、光波長多重が行われ、任意の波長の透過/遮断機能を有する挿入波長ブロック部812を経由して、光合分波器412によって、分岐波長ブロック部712からの通過波長と合波される。なお、光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92の出力波長に関する制御は、装置制御・管理部10により設定される。また、挿入波長ブロック部812における波長毎の透過/遮断に関する制御についても、装置制御・管理部10により設定される。
挿入波長ブロック部812において、装置制御・管理部10の制御により、任意に指定した波長の挿入波長を全て遮断するように設定することにより、誤って、通過波長と同一波長が挿入波長として入力しようとする場合であっても、当該挿入波長を遮断し、通過波長により伝送される主信号への障害を防止することが可能となる。
送信増幅部(TX−AMP部)212にて光増幅された主信号は、EAST方向の光ファイバ伝送路に出力され、対向して配置されているROADM端局装置(C)に出力される。
波長モニタ部20は、光波長多重された信号中の個別の波長毎の光レベルをモニタする機能を有し、受信増幅部(RX−AMP部)112、送信増幅部(TX−AMP部)212、受信増幅部(RX−AMP部)121および送信増幅部(TX−AMP部)221それぞれの出力をモニタすることによって、個別波長の光レベルを検出し、警報監視(OSC制御情報の生成、該OSC制御情報の対向装置との送受信等)を行う。
以上、ROADM端局装置(B)のWEST方向→EAST方向の光信号の流れについて説明したが、ROADM端局装置(B)のEAST方向→WEST方向の光信号の流れについても、WEST方向→EAST方向の場合と全く同様であり、ここでの重複する説明は省略する。
次に、図1のROADM端局装置(B)の装置構成について、EAST方向のROADM端局装置と対向している部分に着目して、図2を用いてさらに説明する。なお、ここでは、EAST方向のROADM端局装置(C)との対向部分について説明するが、WEST方向のROADM端局装置(A)との対向部分についても、全く同様である。図2は、図1に示す光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置構成を説明するための説明図であり、本発明の一実施形態として、ROADM端局装置を用いたDWDM伝送システムにおいて、分岐挿入機能および挿入波長遮断機能を実現するためのROADM端局装置の構成例を示している。
図2において、WEST方向からの入力信号は、分岐波長ブロック部712に入力される。分岐波長ブロック部712は、前述のように、任意の波長の透過/遮断機能を有し、装置制御・管理部10からの分岐波長ブロック制御の設定により、分岐波長を遮断し、通過波長を透過させる。
一方、光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92は、光パッチコードにより、光波長多重器612と接続され、装置制御・管理部10から設定される波長を出力する。挿入波長は、光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92から出力され、光波長多重器612によって光波長多重が行われた後、挿入波長ブロック部812を経由して、光合分波器412に入力され、光合分波器412にて、分岐波長ブロック部712からの通過波長と合波される。
ここで、装置制御・管理部10は、図7に示すような各CH番号に対する分岐波長制御情報テーブル11を保有しており、該分岐波長制御情報テーブル11に設定されている制御情報に従って、分岐波長ブロック部712を通過する各波長の透過/遮断を設定する。
図7は、本発明の一例を示す図1の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置制御・管理部10に保有される分岐波長制御情報テーブル11の構成例を示すテーブルであり、CH番号11a、方向11b、分岐/挿入/通過種別11c、分岐/挿入する対象の光送受信器を登録する送受信器登録情報11dに関する情報が設定されている。
図7に示す例では、分岐/挿入/通過種別11cに示すように、CH番号11aに示すCH1について、WEST方向、EAST方向とも、分岐/挿入を行い、対象の光送受信器が、WEST方向が光送受信器W1つまり光送受信器(CH1)91、EAST方向が光送受信器E1つまり光送受信器(CH1)92である旨が設定されており、その他のCH番号については、通過するように設定されている。
図7のような制御がなされる場合は、装置制御・管理部10の挿入波長ブロック部812に対する制御信号としては、CH1の光波長を通過させることを可能とするが、その他のCH番号の光波長については、ブロックするように設定する必要がある。
次に、図3を用いて、図11に示す従来の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置において、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミスがあった場合について説明する。図3は、図11に示す従来の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置において、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミスがあった場合の光信号の流れについて説明するための説明図である。
図3において、分岐波長ブロック部712にて、CH1の分岐信号のみをブロックし、その他のCH番号の光信号を光合分波器412に向かって透過させるように装置制御・管理部10からの制御情報により制御している場合とする。かかる制御を行っているにも関わらず、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミス等により、光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92のうち、CHnの通過波長と同一波長の光送受信器(CHn)92の挿入波長が光合分波器412にて挿入されて合波されてしまった場合、光合分波器412における合波後に、通過波長と挿入波長との干渉が発生し、送信増幅部(TX−AMP部)212、光ファイバ伝送路を経由して、主信号を受信するEAST方向の対向装置つまりROADM端局装置(C)において、主信号の障害が発生することになる。
次に、図4を用いて、図1に示す本発明による光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置において、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミスがあった場合について説明する。図4は、図1に示す本発明による光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置において、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミスがあった場合の光信号の流れについて説明するための説明図である。
図4において、図7に示すように、分岐波長ブロック部712にて、CH1の分岐信号のみをブロックし、その他のCH番号の分岐信号を光合分波器412に向かって透過させるように装置制御・管理部10からの制御情報により制御している場合とする。かかる場合において、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミス等により、光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92のうち、CHnの通過波長と同一波長の光送受信器(CHn)92の挿入波長が光合分波器412にて挿入されようとしている場合であっても、図8の挿入波長制御情報テーブル12として、挿入波長ブロック部812にて、光送受信器(CHn)92の挿入波長(CHn)を遮断するように設定することが可能である。
装置制御・管理部10は、図8に示すような各CH番号に対する挿入波長制御情報テーブル12を保有しており、該挿入波長制御情報テーブル12に設定されている制御情報に従って、挿入波長ブロック部812を通過する各波長の透過/遮断を設定する。
図8は、本発明の一例を示す図1の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置制御・管理部10に保有される挿入波長制御情報テーブル12の構成例を示すテーブルであり、CH番号12a、方向12b、分岐/挿入/通過種別12c、分岐/挿入する対象の光送受信器を登録する送受信器登録情報12d、挿入波長ブロック部812の制御内容を示す挿入波長ブロック制御情報12eに関する情報が設定されている。
図8に示す例では、図7に示す分岐波長制御情報テーブル11に対応して、分岐/挿入/通過種別12cに示すように、CH番号12aに示すCH1について、WEST方向、EAST方向とも、分岐/挿入を行い、対象の光送受信器が、WEST方向が光送受信器W1つまり光送受信器(CH1)91、EAST方向が光送受信器E1つまり光送受信器(CH1)91である旨が設定されており、その他のCH番号については、通過するように設定されている。
また、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミス等により、WEST方向の光合分波器421に挿入しようとしている光送受信器(CHn)91の挿入波長やEAST方向の光合分波器412に挿入しようとしている光送受信器(CHn)92の挿入波長を遮断するために、挿入波長ブロック制御情報12eには、他のCH番号の“透過”とは異なり、“遮断”が設定されている。
装置制御・管理部10は、図8の波長制御情報テーブル12の制御情報に基づいて、挿入波長ブロック部812,821にて挿入波長(CHn)を遮断するように制御することにより、光合分波器412,421にて通過波長(CHn)に対して挿入波長(CHn)が干渉することを防止することができる。
以上、本発明の一例を示す図1の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置についてその構成を詳細に説明したが、図1の光波長多重器612,621、光波長分離器512,521、光合分波器312,321,412,421、受信増幅部(RX−AMP部)112,121、および、送信増幅部(TX−AMP部)212,221のそれぞれは、当業者にとってよく知られている回路であり、また、本発明とは直接関係しないので、ここでは、それらの詳細な構成に関する説明は省略する。
(実施形態の動作の説明)
図2、図4の説明図、図7、図8の制御情報テーブルを用いて、図1に示す本実施形態の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置のWEST方向→EAST方向の光信号に関する動作例についてさらに以下に説明する。
(1)まず、装置制御・管理部10は、ユーザからの設定に伴い、分岐波長ブロック部712,721、および、挿入波長ブロック部812,821における各CH番号に対する分岐/挿入/通過に関する制御情報を生成して、図7の分岐波長制御情報テーブル11および図8の挿入波長制御情報テーブル12に設定する。
(2)しかる後、図2において、WEST方向からの入力信号が分岐波長ブロック部712に入力される。
(3)装置制御・管理部10は、図7の分岐波長制御情報テーブル11に設定されている制御情報に従って、分岐波長ブロック部712に入力される各波長の透過/遮断状態を設定する。なお、装置制御・管理部10が分岐波長ブロック部712の制御を行うための制御情報つまり図7の分岐波長制御情報テーブル11の制御情報を、遠隔から任意に設定することも可能である。
(4)分岐波長ブロック部712は、装置制御・管理部10からの各波長の透過/遮断状態の設定に従って、各CH番号毎の各分岐波長を遮断し、通過波長を透過させる動作を行う。
(5)分岐波長ブロック部712からの通過波長は、挿入波長を合波するための光合分波器412に入力される。
(6)光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92は、装置制御・管理部10から設定されたCH番号の光波長を出力している。なお、装置制御・管理部10が光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92の光波長の出力を制御するための制御情報を、遠隔から任意に設定することも可能である。
(7)光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92からそれぞれ出力された光波長は、光パッチコードによって接続されている光波長多重器612に入力され、光波長多重される。
(8)光波長多重された光信号は、挿入波長として、挿入波長ブロック部812を経由して、光合分波器412に入力され、光合分波器412にて、分岐波長ブロック部712からの通過波長と合波される。
(9)ここで、図3に示す従来の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置のように、挿入波長ブロック部812を用いていない場合には、前述したように、光パッチコードの誤接続や光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92の送信波長の設定ミス等により、分岐波長ブロック部712からの通過波長(CHn)に対して、同一波長の挿入波長(CHn)が挿入波長ブロック部812を経由して挿入されてしまった場合には、光合分波器412にて合波した後、通過波長と挿入波長との干渉が発生する。
(10)前項の(9)のように、通過するROADM端局において、通過波長(CHn)と挿入波長(CHn)との干渉が発生した場合、EAST方向に配置させている受信側のROADM端局装置において、分岐波長ブロック部712からの通過波長(CHn)として伝送されている主信号の障害が発生することになる。
(11)これに対して、本発明の一例を示す図1の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置のように、挿入波長ブロック部812を用いている場合には、装置制御・管理部10は、図8の挿入波長制御情報テーブル12に従って、挿入波長ブロック部812に対して、光パッチコードの誤接続や光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92の送信波長の設定ミス等により、誤って入力される挿入波長(CHn)の遮断を設定することができる。なお、装置制御・管理部10が挿入波長ブロック部812の制御を行うための制御情報つまり図8の挿入波長制御情報テーブル12の制御情報を、遠隔から任意に設定することも可能である。
(12)したがって、図4に示すように、たとえ、挿入波長(CHn)が誤って光合分波器412に挿入されそうになっても、通過波長に対して任意の波長の挿入波長を合波させるか否かを制御する挿入波長制御機能として配置した挿入波長ブロック部812によって、誤って入力される挿入波長(CHn)を遮断し、光合分波器412における合波後に、通過波長(CHn)と挿入波長(CHn)とが干渉することを防止することができる。
(実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、以下に記載するような効果を奏することができる。
第1の効果は、通過波長に対して任意の波長の挿入波長を合波させるか否かを制御する挿入波長制御機能として、任意の波長の透過/遮断機能を有する挿入波長ブロック部812,821を配置することにより、通過波長と同一波長の挿入波長が誤って光合分波器412,421に挿入されそうになる場合であっても、該通過波長と同一波長の該挿入波長を遮断することが可能となり、誤って、通過波長と同一波長の挿入波長が合波されることを防止することができることである。
第2の効果は、第1の効果に説明したように、光合分波器412,421に誤って挿入波長が入力されることを防止するので、光合分波器412,421において同一波長の通過波長と挿入波長とが合波後に干渉して発生するような主信号への障害を防止することができることである。
第3の効果は、挿入波長ブロック部812,821における挿入波長の透過/遮断を、装置制御・管理部10を経由して、遠隔から設定することができることである。
第4の効果は、光送受信器(CH1)91、…、光送受信器(CHn)91と光波長多重器621および光波長分離器512との間、光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92と光波長多重器612および光波長分離器521との間を光パッチコードによってあらかじめ接続しておき、分岐波長や挿入波長を適切に通過/遮断させることが可能な状態に設定しておけば、例えば分岐波長制御情報テーブル11や挿入波長制御情報テーブル12の制御情報を遠隔から適宜設定変更することにより、分岐波長ブロック部712,721、挿入波長ブロック部812,821の設定を遠隔から適宜変更することを可能としており、当該光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置が設置されている現地に出向くことなく、任意の波長の分岐/挿入→通過、または、通過→分岐/挿入の構成変更を行うことができることである。
(本発明の他の実施形態)
本発明の他の実施形態として、その基本的構成は、前述の実施形態の場合の通りであるが、挿入波長の透過/遮断方法について工夫している他の例を説明する。
まず、他の実施形態として、図5に示す光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の構成においては、図1の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置における挿入波長ブロック部812,821の代わりに、可変減衰器(CH1)101,102、…、可変減衰器(CHn)101,102を、挿入波長制御機能として用いている。図5は、本発明に係る光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置構成の他の例を示す装置構成図であり、光波長多重器612,621に個別波長毎に可変減衰器(CH1)101,102、…、可変減衰器(CHn)101,102を組み合わせて、装置制御・管理部10からそれぞれの減衰量を任意に設定することにより、挿入波長の透過/遮断の機能を実現する例を示している。
図5において、可変減衰器(CH1)101、…、可変減衰器(CHn)101は、光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92それぞれの出力レベルを減衰させて、挿入波長として光波長多重器612に対して出力する。また、可変減衰器(CH1)102、…、可変減衰器(CHn)102は、光送受信器(CH1)91、…、光送受信器(CHn)91それぞれの出力レベルを減衰させて、挿入波長として光波長多重器621に対して出力する。つまり、通過波長(CHn)と同一の波長の挿入波長(CHn)が光波長多重器612,621に出力されないように、可変減衰器(CH1)101、…、可変減衰器(CHn)101、または、可変減衰器(CH1)102、…、可変減衰器(CHn)102のうち、当該挿入波長(CHn)に該当する可変減衰器(CHn)101,102の減衰量を大きい値に設定することによって、光合分波器412,421にて通過波長(CHn)に対して同一波長の挿入波長(CHn)が合波されることを防止し、而して、合波後に、主信号に影響を及ぼさない形で挿入波長の透過/遮断の機能を実現することができる。
また、図6に示すように、挿入波長制御機能として、光送受信器(CH1)91、…、光送受信器(CHn)91や光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92に個別波長の出力許可/出力停止機能を備え、図9の光送受信器出力制御情報テーブルに従って、装置制御・管理部10から制御することにより、挿入波長の透過/遮断の機能を実現するようにしても良い。図6は、本発明に係る光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置構成のさらに異なる例を示す装置構成図であり、通過波長と合波させる挿入波長の出力を制御するために、各波長毎の光送受信器の出力を制御する例を示している。
図6において、装置制御・管理部10は、図9に示すような各CH番号に対する光送受信器出力制御情報テーブル13を保有しており、該光送受信器出力制御情報テーブル13に設定されている制御情報に従って、光送受信器(CH1)91、…、光送受信器(CHn)91や光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92からの各波長の出力許可/出力停止を設定する。
図9は、本発明の一例を示す図6の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置制御・管理部10に保有される光送受信器出力制御情報テーブル13の構成例を示すテーブルであり、CH番号13a、方向13b、分岐/挿入/通過種別13c、分岐/挿入する対象の光送受信器を登録する送受信器登録情報13d、光送受信器(CH1)91、…、光送受信器(CHn)91や光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92の出力許可/出力停止を示す出力停止制御情報13eに関する情報が設定されている。
図9に示す例では、分岐/挿入/通過種別13cに示すように、CH番号13aに示すCH1について、WEST方向、EAST方向とも、分岐/挿入を行い、対象の光送受信器が、WEST方向が光送受信器W1つまり光送受信器(CH1)91、EAST方向が光送受信器E1つまり光送受信器(CH1)92である旨が設定されており、その他のCH番号については、通過するように設定されている。
また、光パッチコードの誤接続や光送受信器の送信波長の設定ミス等により、WEST方向の光波長多重器621から光合分波器421に挿入しようとしている挿入波長(CHn)の光送受信器(CHn)91からの出力やEAST方向の光波長多重器612から光合分波器412に挿入しようとしている挿入波長(CHn)の光送受信器(CHn)92からの出力を停止するために、出力停止制御情報13eには、他のCH番号の“出力”とは異なり、“停止”が設定されている。
装置制御・管理部10は、図9の光送受信器出力制御情報テーブル13の制御情報に基づいて、光波長多重器612,621から光合分波器412,421に挿入しようとする波長(CHn)の光送受信器(CHn)91,92からの出力を停止するように制御することにより、光合分波器412,421にて通過波長(CHn)に対して同一波長の挿入波長(CHn)が合波されることを防止することができる。
あるいは、図6のような装置構成において、図9に示す光送受信器出力制御情報テーブル13の代わりに、図10に示すような各波長毎の光送受信器への波長設定動作を制御する光送受信器選択制御情報テーブル14を、挿入波長制御機能として、装置制御・管理部10に備えるようにして、通過波長と同一の波長を選択して光送受信器を設定することができなくなる機能を組み合わせることにより、通過波長と同一波長の挿入波長が合波されることを防止するようにしても良い。つまり、装置制御・管理部10は、光送受信器(CH1)91、…、光送受信器(CHn)91や光送受信器(CH1)92、…、光送受信器(CHn)92の光送受信器に設定する波長つまりCH番号を選択する際に、図10の光送受信器選択制御情報テーブル14の制御情報に基づいて、波長つまりCH番号を選択することにより、通過波長と同一の波長を光送受信器を設定することができないようにする。
図10は、本発明の一例を示す図6の光波長分岐挿入装置すなわちROADM端局装置の装置制御・管理部10に保有される光送受信器選択制御情報テーブル14の構成例を示すテーブルであり、光送受信器14a、方向14b、CH番号設定情報14cに関する情報が設定されている。ここで、波長つまりCH番号を選択することが可能なCH番号選択肢14dがあらかじめ設定登録されており、該CH番号選択肢14dの中からいずれかの波長つまりCH番号を選択して、光送受信器のCH番号としてCH番号設定情報14cに設定することができる。
図10に示す例では、光送受信器14aに示すように、CH番号(n−1)の波長の光送受信器W(n−1)つまり光送受信器(CH(n−1))91(n−1)、光送受信器E(n−1)つまり光送受信器(CH(n−1))92(n−1)の波長が未登録であるため、CH番号選択肢14dには、当該波長つまりCH(n−1)の選択が不可であることを示す情報が設定されているとともに、通過波長(CHn)と同一波長の光送受信器Wnつまり光送受信器(CHn)91、光送受信器Enつまり光送受信器(CHn)92の波長についても、CH番号選択肢14dには選択不可を示す情報が設定されている。
装置制御・管理部10は、図10の光送受信器選択制御情報テーブル14の制御情報に基づいて、未登録の波長つまりCH番号を選択して光送受信器に設定することができないのみならず、通過波長(CHn)と同一の波長についても光送受信器(CHn)91、光送受信器(CHn)92として選択して設定することができないので、通過波長(CHn)と同一波長(CHn)の挿入を遮断することが可能になり、光合分波器412,421にて通過波長(CHn)に対して同一波長の挿入波長(CHn)が合波されることを防止することができる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。例えば、本発明の実施態様は、課題を解決するための手段における構成(1)に加えて、次のような構成として表現できる。
(2)前記挿入波長制御機能は、前記通過波長と同一波長の前記挿入波長を当該通過波長と合波させないように制御する上記(1)の光波長分岐挿入装置。
(3)前記挿入波長制御機能として、前記通過波長との合波を行う光合分波手段の前に、任意の波長の挿入波長の透過または遮断を行う挿入波長ブロック手段を備えている上記(1)または(2)の光波長分岐挿入装置。
(4)前記挿入波長制御機能として、前記通過波長との合波を行う光合分波手段の前に、任意の波長の挿入波長を可変に減衰させる可変減衰手段を備えている上記(1)または(2)の光波長分岐挿入装置。
(5)前記挿入波長制御機能として、前記挿入波長を出力する各波長毎の光送受信器のうち、任意の波長の光送受信器からの出力を許可または停止する光送受信器出力制御手段を備えている上記(1)または(2)の光波長分岐挿入装置。
(6)前記挿入波長制御機能として、前記挿入波長を出力する光送受信器の波長を任意に選択して設定する光送受信器選択制御手段を備えている上記(1)または(2)の光波長分岐挿入装置。
(7)前記挿入波長制御機能を遠隔から制御する装置制御・管理手段を備えている上記(1)ないし(6)のいずれかの光波長分岐挿入装置。
(8)前記装置制御・管理手段は、前記挿入波長制御機能を波長毎に制御するための制御情報をあらかじめ任意に登録している制御情報テーブルを備えている上記(7)の光波長分岐挿入装置。
(9)n波長(n:2以上の整数)の光波長を高密度に分割多重して伝送する光波長分割多重伝送システムにおいて、当該光波長分割多重伝送システムを構成する光波長分岐挿入装置として、上記(1)ないし(8)のいずれかの光波長分岐挿入装置を用いる光波長分割多重伝送システム。
10 装置制御・管理部
11 分岐波長制御情報テーブル
11a CH番号
11b 方向
11c 分岐/挿入/通過種別
11d 送受信器登録情報
12 挿入波長制御情報テーブル
12a CH番号
12b 方向
12c 分岐/挿入/通過種別
12d 送受信器登録情報
12e 挿入波長ブロック制御情報
13 光送受信器出力制御情報テーブル
13a CH番号
13b 方向
13c 分岐/挿入/通過種別
13d 送受信器登録情報
13e 出力停止制御情報
14 光送受信器選択制御情報テーブル
14a 光送受信器
14b 方向
14c CH番号設定情報
14d CH番号選択肢
20 波長モニタ部
112 受信増幅部(RX−AMP部)
121 受信増幅部(RX−AMP部)
212 送信増幅部(TX−AMP部)
221 送信増幅部(TX−AMP部)
312 光合分波器
321 光合分波器
412 光合分波器
421 光合分波器
512 光波長分離器
521 光波長分離器
612 光波長多重器
621 光波長多重器
712 分岐波長ブロック部
812 挿入波長ブロック部
821 挿入波長ブロック部
91,…,91 光送受信器
92,…,92 光送受信器
101,…,101 可変減衰器
102,…,102 可変減衰器

Claims (9)

  1. n波長(n:2以上の整数)の光波長分岐多重機能を有し、任意の波長について再構築可能な分岐挿入機能を有する光波長分岐挿入装置において、通過波長に対して任意の波長の挿入波長を合波させるか否かを制御する挿入波長制御機能を少なくとも備えていることを特徴とする光波長分岐挿入装置。
  2. 前記挿入波長制御機能は、前記通過波長と同一波長の前記挿入波長を当該通過波長と合波させないように制御することを特徴とする請求項1に記載の光波長分岐挿入装置。
  3. 前記挿入波長制御機能として、前記通過波長との合波を行う光合分波手段の前に、任意の波長の挿入波長の透過または遮断を行う挿入波長ブロック手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の光波長分岐挿入装置。
  4. 前記挿入波長制御機能として、前記通過波長との合波を行う光合分波手段の前に、任意の波長の挿入波長を可変に減衰させる可変減衰手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の光波長分岐挿入装置。
  5. 前記挿入波長制御機能として、前記挿入波長を出力する各波長毎の光送受信器のうち、任意の波長の光送受信器からの出力を許可または停止する光送受信器出力制御手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の光波長分岐挿入装置。
  6. 前記挿入波長制御機能として、前記挿入波長を出力する光送受信器の波長を任意に選択して設定する光送受信器選択制御手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の光波長分岐挿入装置。
  7. 前記挿入波長制御機能を遠隔から制御する装置制御・管理手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光波長分岐挿入装置。
  8. 前記装置制御・管理手段は、前記挿入波長制御機能を波長毎に制御するための制御情報をあらかじめ任意に登録している制御情報テーブルを備えていることを特徴とする請求項7に記載の光波長分岐挿入装置。
  9. n波長(n:2以上の整数)の光波長を高密度に分割多重して伝送する光波長分割多重伝送システムにおいて、当該光波長分割多重伝送システムを構成する光波長分岐挿入装置として、請求項1ないし8のいずれかに記載の光波長分岐挿入装置を用いることを特徴とする光波長分割多重伝送システム。
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