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JP2010219177A - 磁気トンネル接合素子、磁気ランダムアクセスメモリ - Google Patents

磁気トンネル接合素子、磁気ランダムアクセスメモリ Download PDF

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Norikazu Oshima
則和 大嶋
Shunsuke Fukami
俊輔 深見
Akihiro Suzuki
哲広 鈴木
Kiyokazu Nagahara
聖万 永原
Nobuyuki Ishiwata
延行 石綿
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Abstract

【課題】MTJ素子のMR比を向上させること。
【解決手段】MTJ素子(1)は、第1磁性層(10)と、第2磁性層(20)と、第1磁性層(10)と第2磁性層(20)との間に位置するトンネルバリア層(30)と、ハーフメタル材料で形成された第1ハーフメタル層(40)と、を備える。第1ハーフメタル層(40)は、第1磁性層(10)とトンネルバリア層(30)との間に介在し、トンネルバリア層(30)と接触し、第1磁性層(10)と磁気的に結合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁気トンネル接合素子及び磁気ランダムアクセスメモリに関する。
磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM: Magnetic Random Access Memory)は、磁性体の磁化方向に基づいてデータを不揮発的に記憶する不揮発性メモリである。MRAMは、高速書き込みや書き込み回数に制限が無い等の特徴を有する。そのため、MRAMは、次世代の不揮発性メモリとして期待されており、その開発が精力的に進められている。
近年提案されている有力なMRAMの書き込み方式の一つは、スピン注入(spin momentum
transfer)方式である。スピン注入磁化反転では、スピン偏極電流が書き込み電流として磁化記録層に注入され、それにより磁化記録層の磁化方向が反転する。従来良く知られている電流誘起磁界を印加することによる磁化反転では、メモリセルのサイズが小さくなると共に磁化反転に必要な電流が増大する。それに対し、スピン注入磁化反転では、メモリセルのサイズが小さくなると共に磁化反転に必要な電流が減少する。従って、スピン注入方式は、大容量のMRAMを実現するための有力な方法であると考えられている。
更に、スピン注入方式の一種として、「磁壁移動(Domain Wall Motion)方式」も知られている。磁壁移動方式によれば、磁化記録層の面内方向にスピン偏極電流を流すことにより、磁化記録層中の磁壁を移動させ、これにより磁化記録層中の磁化方向を反転させることができる。このような技術は、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されている。
一般的に、MRAMのメモリセルとしては、磁気トンネル接合(MTJ: Magnetic Tunnel
Junction)素子が用いられる。図1は、典型的なMTJ素子100の構成を示す断面図である。MTJ素子100は、第1強磁性層110と、第2強磁性層120と、第1強磁性層110と第2強磁性層120に挟まれたトンネルバリア層130とを備える。第1強磁性層110と第2強磁性層120の一方が、磁化方向が固定されたピン層であり、他方が、磁化方向が変化する磁化記録層(フリー層)である。磁壁移動型MRAMの場合、磁化記録層は、磁壁が移動する磁壁移動層である。
MTJ素子の抵抗値は、磁化記録層の磁化状態に応じて変動する。データは、その抵抗値の大小として記録され、データ読み出しは、その抵抗値の大小を検出することにより行われる。従って、データ読み出し速度を向上させるためには、MTJ素子の磁気抵抗比(MR比)を増大させることが望ましい。第1強磁性層110及び第2強磁性層120のスピン分極率が、それぞれP1及びP2であるとする(0≦P1,P2≦1)。このとき、MTJ素子の理論的なMR比は、次の式(1)(一般に「Julliereの式」と呼ばれる)で与えられる。
式(1):MR比=2×P1×P2/(1−P1×P2)
この式(1)から、P1、P2が大きくなるほどMR比も高くなることが分かる。特に、P1=P2=1の場合、MR比(理論値)は無限大となる。従って、MR比の観点から言えば、スピン分極率がなるべく1に近い材料を磁性層に用いることが好ましい。
特許文献3に開示されている強磁性トンネル接合素子では、絶縁体バリア層の両側を、室温以上のキュリー点を有する「ハーフメタル強磁性酸化物層」が挟みこんでいる。ハーフメタル酸化物は、例えばマグネタイトである。この強磁性トンネル接合素子は、室温以上で大きなMR比を示す。また、この強磁性トンネル接合素子は、全て酸化物で構成されるため、化学的に安定である。
特開2006−73930号公報 特開2007−317895号公報 特開平11−97766号公報
典型的なMTJ素子100では、第1強磁性層110及び第2強磁性層120の材料として、Fe、Co、Ni等の磁性金属からなる金属合金が用いられる。そのような金属合金では、アップスピンとダウンスピンの状態密度がフェルミ面近傍で存在確率を持つ。それぞれの方向のスピンが一定比率で存在するため、スピン分極率は1にはならず、0.4〜0.7程度である。その場合、実際のMR比の上限は、せいぜい数10%程度である。
その一方、例えば混載メモリに要求される500MHz以上の読み出し動作を実現するためには、ナノ秒オーダーの読み出し速度が必要である。そのためには、100%を超える高MR比が要求される。しかしながら、図1で示されたような構造で、100%を超える高MR比を実現することは困難である。特に、磁壁移動型MRAMで用いられるMTJ素子では、磁壁移動層の結晶構造及び結晶配向面が、絶縁層を介したトンネル磁気抵抗効果に対して整合性が悪い。そのため、100%を超える高MR比を実現することが困難になっている。
本発明の1つの目的は、MTJ素子のMR比を増加させることにある。
本発明に係るMTJ素子は、第1磁性層と、第2磁性層と、第1磁性層と第2磁性層との間に位置するトンネルバリア層と、ハーフメタル材料で形成された第1ハーフメタル層と、を備える。第1ハーフメタル層は、第1磁性層とトンネルバリア層との間に介在し、トンネルバリア層と接触し、第1磁性層と磁気的に結合する。
本発明によれば、MTJ素子のMR比を増加させることが可能となる。
図1は、典型的なMTJ素子の構造を示す断面図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係るMTJ素子の構造を示す断面図である。 図3は、本発明の第2の実施の形態に係るMTJ素子の構造を示す断面図である。 図4は、本発明の第3の実施の形態に係るMTJ素子の構造を示す断面図である。 図5は、本発明の第4の実施の形態に係るMTJ素子の構造を示す断面図である。 図6は、本発明の第5の実施の形態に係るMTJ素子の構造を示す断面図である。 図7は、本発明の実施の形態に係るMRAMの構成を示す概略図である。
MTJ素子のMR比を向上させるためには、スピン分極率がなるべく1に近い材料を磁性層に用いることが好ましい。本実施の形態では、そのような高スピン分極率の材料として、「ハーフメタル材料」が用いられる。ハーフメタル(half-metal)とは、一方の電子スピンが金属的なバンド構造、他方の電子スピンが絶縁体的なバンド構造を有する磁性体のことである。ハーフメタルでは、アップスピンとダウンスピンの一方がフェルミ面よりも低いエネルギーを占め、他方がフェルミ面に状態を持つ。つまり、ハーフメタル材料では、フェルミエネルギーの電子は、一方のスピン状態しかとることができない。従って、ハーフメタル材料のスピン分極率は理論上は1であり、理想的である。
その一方、ハーフメタル材料の磁気異方性は非常に小さい。例えば、スピン分極率が非常に高いL21構造フルホイスラー合金では、その高い対称性のため、磁気異方性が等方的になる。従って、図1で示された強磁性層110、120が単にハーフメタル層で置換された場合、MTJ素子が機能しなくなる。すなわち、強い磁気異方性を利用するMRAM等の磁気デバイスに、ハーフメタル材料をそのまま適用することは困難である。
そこで、本実施の形態では、MTJ素子にデバイス機能を付与する部分と、MR比を向上させる部分が区分けされる。より詳細には、強い磁気異方性を有する磁性層とトンネルバリア層との間に、ハーフメタル層が挿入される。磁性体間には「交換結合」あるいは「静磁結合」が働く。磁性体同士が磁気的に結合する場合、その磁化の方向は、より強い磁気異方性を有する磁性体によって支配される。MTJのようなナノメータオーダの磁性体では、この傾向が特に顕著となる。従って、強い磁気異方性を有する磁性層と等方的なハーフメタル層とが磁気的に結合する場合、全体としての磁化方向は前者によって規定される。これにより、MTJ素子がデバイスとして機能することになる。更に、高スピン分極率のハーフメタル層がトンネルバリア界面に設けられるため、MR比が顕著に増大する。その結果、読み出し信号が大きくなり、高速データ読み出しが実現される。
1.第1の実施の形態
図2は、第1の実施の形態に係るMTJ素子1の断面構造を示している。MTJ素子1は、第1強磁性層10、第2強磁性層20、トンネルバリア層30、第1ハーフメタル層40、及び第2ハーフメタル層50を備えている。第1強磁性層10、第1ハーフメタル層40、トンネルバリア層30、第2ハーフメタル層50、第2強磁性層20は、この順番で積層されている。すなわち、トンネルバリア層30は、第1強磁性層10と第2強磁性層20との間に位置しており、第1ハーフメタル層40と第2ハーフメタル層50との間に挟まれている。第1ハーフメタル層40は、第1強磁性層10とトンネルバリア層30との間に介在しており、第1強磁性層10とトンネルバリア層30の両方に接触している。第2ハーフメタル層50は、第2強磁性層20とトンネルバリア層30との間に介在しており、第2強磁性層20とトンネルバリア層30の両方に接触している。
第1強磁性層10及び第2強磁性層20は、強い磁気異方性を有する。その磁気異方性は、面内磁気異方性であってもよいし、垂直磁気異方性であってもよい。第1強磁性層10と第2強磁性層20のうち一方は、磁化方向が一方向に固定されたピン層である。第1強磁性層10と第2強磁性層20のうち他方は、磁化方向が変化する磁化記録層(フリー層)である。磁壁移動型MRAMの場合、磁化記録層は、磁壁が移動する磁壁移動層である。
第1ハーフメタル層40及び第2ハーフメタル層50は、ハーフメタル材料で形成される。第1ハーフメタル層40及び第2ハーフメタル層50は、1に近い高いスピン分極率を有する。つまり、第1ハーフメタル層40及び第2ハーフメタル層50のスピン分極率は、第1強磁性層10及び第2強磁性層20のスピン分極率よりも高い。一方、第1ハーフメタル層40及び第2ハーフメタル層50の磁気異方性は、第1強磁性層10及び第2強磁性層20の磁気異方性よりも小さい。典型的には、第1ハーフメタル層40及び第2ハーフメタル層50は、等方的な磁気異方性を有する。
第1強磁性層10とトンネルバリア層30との間に介在する第1ハーフメタル層40は、第1強磁性層10と磁気的に結合している。その結果、第1ハーフメタル層40の磁化方向は、第1強磁性層10の磁化方向に依存して定まる。また、第2強磁性層20とトンネルバリア層30との間に介在する第2ハーフメタル層50は、第2強磁性層20と磁気的に結合している。その結果、第2ハーフメタル層50の磁化方向は、第2強磁性層20の磁化方向に依存して定まる。
トンネルバリア層30の材料である絶縁性材料としては、結晶系のMgOあるいは非晶質系のAl−Oが例示される。
ハーフメタル層40、50の材料である高スピン分極率材料(ハーフメタル材料)としては、ハーフメタル性を示すホイスラー合金が挙げられる。特に、等方的な磁気異方性を有する「CoMX」で表されるフルホイスラー合金が好適である。ここで、Mは、第一遷移元素(Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn等)の集合から選択される少なくとも1つの元素であることが好ましい。Xは、3B族元素及び4B族元素(Al、Si、Ga、Ge、In、Sn、Tl、Pb等)の集合から選択される少なくとも1つの元素であることが好ましい。例えば、ハーフメタル材料として、CoMnSi、CoFeAlSi、あるいはCoCrFeAlが用いられる。
磁化記録層(第1強磁性層10と第2強磁性層20のうち一方)とピン層(第1強磁性層10と第2強磁性層20のうち他方)の材料は、次の通りである。
面内磁気異方性の場合、NiFe、CoFe、CoFeBといった合金材料が用いられる。ピン層は、反強磁性層(PtMn)、強磁性層(CoFe)、非磁性層(Ru)、強磁性層(CoFe)が順番に積層された積層構造を有していてもよい。
垂直磁気異方性の場合、Co/Ni、Co/Pd、Co/Ptといった積層膜が用いられる。あるいは、Fe−Pt、Co−Pt、Co−Pt−Cr、Co−Pd、Co−Re、Co−Re−Ni、Tb−Fe−Co、Gd−Tb−Fe−Coといった合金材料が用いられる。これら垂直磁気異方性材料は磁壁移動特性に優れており、磁壁移動型MRAMの場合に特に好適である。ピン層は、反強磁性層(PtMn)、垂直磁化層、非磁性層(Ru)、垂直磁化層が順番に積層された積層構造を有していてもよい。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、強い磁気異方性を有する磁性体と磁気的に結合する高スピン分極率のハーフメタル層が、トンネルバリア界面に設けられる。従って、デバイスとしての機能を損なうことなく、MTJ素子1のMR比が向上する。そのようなハーフメタル層が設けられない場合、MR比は数10%であるが、本実施の形態によれば、100%を超えるMR比を実現することが可能である。その結果、読み出し信号が大きくなり、高速データ読み出しが実現される。特に、低書き込み電流及び大容量といった特徴を有する磁壁移動型MRAMの場合であっても、磁壁移動特性を損なうことなく、100%を超えるMR比を実現することが可能である。すなわち、磁壁移動型MRAMをより高速化することが可能となる。
2.第2の実施の形態
図2で示された構造から、第1ハーフメタル層40あるいは第2ハーフメタル層50のいずれか一方が省かれてもよい。例えば、図3に示されるように、図2で示された構造から第2ハーフメタル層50が省かれる。この場合、第1強磁性層10は第1ハーフメタル層40を介してトンネルバリア層30に接続されるが、第2強磁性層20はトンネルバリア層30に直接接触する。このような構造であっても、第1の実施の形態と同様の効果がある程度得られる。
3.第3の実施の形態
図4は、第3の実施の形態に係るMTJ素子1の断面構造を示している。図4に示されるMTJ素子1は、図2で示された構造に加えて、第1磁気結合層60と第2磁気結合層70を更に備えている。第1磁気結合層60は、第1強磁性層10と第1ハーフメタル層40との間に挟まれており、第2磁気結合層70は、第2強磁性層20と第2ハーフメタル層50との間に挟まれている。これら磁気結合層60、70の材料としては、Ru、Ta、Cu、Al、Os、Reが例示される。この場合、第1強磁性層10と第1ハーフメタル層40とは、第1磁気結合層60を介して磁気的に結合する。また、第2強磁性層20と第2ハーフメタル層50とは、第2磁気結合層70を介して磁気的に結合する。このような構造であっても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、磁気結合層(60,70)を設けることによって、強磁性層(10,20)とハーフメタル層(40,50)との間の磁気的結合や結晶性を制御することが可能となる。
4.第4の実施の形態
図4で示された構造から、第1磁気結合層60あるいは第2磁気結合層70のいずれか一方が省かれてもよい。例えば、図5に示されるように、図4で示された構造から第2磁気結合層70が省かれる。この場合、第1強磁性層10は第1磁気結合層60を介して第1ハーフメタル層40に接続されるが、第2強磁性層20は第2ハーフメタル層50に直接接触する。このような構造であっても、第3の実施の形態と同様の効果が得られる。
5.第5の実施の形態
図3で示された構造(第2の実施の形態)に、第1磁気結合層60が追加されてもよい。すなわち、図6に示されるように、第1磁気結合層60が、第1強磁性層10と第1ハーフメタル層40との間に挟まれる。この場合、第1強磁性層10と第1ハーフメタル層40とは、第1磁気結合層60を介して磁気的に結合する。このような構造であっても、第3の実施の形態と同様の効果が得られる。
6.MRAM
図7は、本実施の形態に係るMRAMを概略的に示している。MRAMは、アレイ状に配置された複数のメモリセルを備える。メモリセルとしては、上述のいずれかのMTJ素子1が用いられる。MTJ素子1のMR比が高いため、高い読み出し出力と高速読み出し動作が実現される。データ書き込み方式は、例えば、磁壁移動方式である。その場合、書き込み電流の低減、メモリセルの高密度化、MRAMの大容量化が実現される。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
1 MTJ素子
10 第1強磁性層
20 第2強磁性層
30 トンネルバリア層
40 第1ハーフメタル層
50 第2ハーフメタル層
60 第1磁気結合層
70 第2磁気結合層

Claims (8)

  1. 第1磁性層と、
    第2磁性層と、
    前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に位置するトンネルバリア層と、
    ハーフメタル材料で形成された第1ハーフメタル層と
    を備え、
    前記第1ハーフメタル層は、前記第1磁性層と前記トンネルバリア層との間に介在し、前記トンネルバリア層と接触し、前記第1磁性層と磁気的に結合する
    磁気トンネル接合素子。
  2. 請求項1に記載の磁気トンネル接合素子であって、
    更に、ハーフメタル材料で形成された第2ハーフメタル層を備え、
    前記第2ハーフメタル層は、前記第2磁性層と前記トンネルバリア層との間に介在し、前記トンネルバリア層と接触し、前記第2磁性層と磁気的に結合する
    磁気トンネル接合素子。
  3. 請求項2に記載の磁気トンネル接合素子であって、
    更に、前記第1磁性層と前記第1ハーフメタル層との間に挟まれた第1磁気結合層を備え、
    前記第1磁性層と前記第1ハーフメタル層とは、前記第1磁気結合層を介して磁気的に結合する
    磁気トンネル接合素子。
  4. 請求項3に記載の磁気トンネル接合素子であって、
    更に、前記第2磁性層と前記第2ハーフメタル層との間に挟まれた第2磁気結合層を備え、
    前記第2磁性層と前記第2ハーフメタル層とは、前記第2磁気結合層を介して磁気的に結合する
    磁気トンネル接合素子。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の磁気トンネル接合素子であって、
    前記ハーフメタル材料は、ホイスラー合金である
    磁気トンネル接合素子。
  6. 請求項5に記載の磁気トンネル接合素子であって、
    前記ホイスラー合金は、CoMXで表され、
    Mは第一遷移元素であり、
    Xは3B族元素あるいは4B族元素である
    磁気トンネル接合素子。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の磁気トンネル接合素子であって、
    前記第1磁性層と前記第2磁性層のうち一方は、磁化方向が固定されたピン層であり、
    前記第1磁性層と前記第2磁性層のうち他方は、磁壁が移動する磁壁移動層である
    磁気トンネル接合素子。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の磁気トンネル接合素子をメモリセルとして備える磁気ランダムアクセスメモリ。
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