JP2010215900A - 粘着シート及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】剥離フィルム11と、この剥離フィルム11に剥離可能に積層接着された粘着剤層12と、この粘着剤層12に積層接着されたネット13と、このネット13に前記粘着剤層12を介して又は前記粘着剤層12及び別の粘着剤層を介して積層接着された伸張性及び可撓性のある発泡性基材16とを備えた粘着シート10であって、前記ネット13が、互いに平行に配設された複数本の第1線状体と、前記複数本の第1線状体と交差するように互いに平行に配設されかつ前記交差部で互いに結合された複数本の第2線状体と、前記第1線状体及び第2線状体の前記交差部に前記剥離フィルム11に向って突設された突起13dとを有することを特徴とする粘着シート10及び該粘着シートの製造方法。
【選択図】図4
Description
本発明の第2の観点では、発泡性基材の圧縮応力及び厚さと、突起の全高と、ネットの目付をそれぞれ所定の範囲に設定することにより、貼付部材の粘着シートによる被着部への貼付及び剥離の繰返しを効果的に行うことができる。
<第1の実施の形態>
粘着シートは、主にフローリング材を床に貼付するために用いられる。図1に示すように、粘着シート10は、剥離フィルム11と、この剥離フィルム11に剥離可能に積層接着された粘着剤層12と、この粘着剤層12に積層接着されたネット13と、このネット13に上記粘着剤層12を介して積層接着された発泡性基材16とを備える。剥離フィルム11は、図示しないが粘着剤層12が積層接着される面に目止め剤層を介してシリコーン系の剥離剤層を形成した紙やポリプロピレン等により構成される。剥離フィルム11は剥離剤層の存在により粘着剤層12から容易に剥がれるようになっている。ネット13は、図2に示すように、互いに平行に配設された複数本の第1線状体13aと、複数本の第1線状体13aと交差するように互いに平行に配設されかつ交差部で互いに結合された複数本の第2線状体13bと、第1及び第2線状体13a,13bの交差部に剥離フィルム11に向って突設された突起13dとを有する。この実施の形態では、第1線状体13aと第2線状体13bは互いに直交する、即ち第1線状体13aと第2線状体13bとのなす角度θ(図2)は90度である。なお、この実施の形態では、フローリング材を床に貼付するために粘着シートを用いたが、ポスタや額等の貼付部材を柱や壁等の被着部に貼付するために粘着シートを用いてもよい。
(1) 第1の方法は、先ずポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、含ハロゲン系ポリマー等の合成繊維、木綿、麻、絹等のセルロース系繊維、及びガラス繊維、金属メッシュ等の無機繊維からなる第1及び第2線状体13a,13bを格子状に編むか若しくは配索する。次にこれらの格子状に編むか若しくは配索した線状体13a,13bを平滑な定盤上に移送してこの定盤上で交差部を熱融着する。これによりネット13は交差部の一方の面に突起13dが突設された網状に形成される。
(2) 第2の方法は、先ずポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、含ハロゲン系ポリマー等の合成樹脂を溶融させる。次にこの溶融した合成樹脂を、格子状であってその交差部に一方の方向にへこむ穴を有する型に流込んで成形する。これによりネット13は交差部の一方の面に突起13dが突設された網状に形成される。
(3) 第3の方法は、先ずポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、含ハロゲン系ポリマー等の合成樹脂により縦及び横に所定の間隔をあけて碁盤の目状に複数の突起を有するシートを作製する。次にこの合成樹脂製のシートを、格子状であって突起がその交差部に一致するようにプレス機により打抜く。これによりネット13は交差部の一方の面に突起13dが突設された網状に形成される。
図5は本発明の第2の実施の形態を示す。図5において図1と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、ネット53が、矩形の網目51cを有する第1ネット51と、矩形の網目52cを有する第2ネット52とにより構成される。第1ネット51は、互いに直交する第1及び第2線状体51a,51bと、これらの線状体51a,51bの交差部に剥離フィルムに向って突設された突起51dとを有する。第2ネット52は、互いに直交する第1及び第2線状体52a,52bとを有する。第1ネット51と第2ネット52とが所定の角度θ、例えば2〜43度、好ましくは5〜40度ずらした状態で熱融着される。なお、3枚以上の矩形の網目を有する格子状のネットを所定の角度だけずらした状態で熱融着することによりネットを形成してもよい。上記以外の粘着シートの構成は第1の実施の形態と同一であり、この粘着シート50の製造方法も第1の実施の形態と同一である。このように構成された粘着シート50では、ネット53の各線状体の延びる方向が増えてそれらの方向へのネット53の変形が阻止されるので、第1の実施の形態より寸法安定性をより一層向上できる。上記以外の動作は第1の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
図6及び図7は本発明の第3の実施の形態を示す。図6及び図7において図1及び図3と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、剥離フィルム11に粘着剤層12が剥離可能に積層接着され、この粘着剤層12にネット13が積層接着される。そして、ネット13に別の粘着剤層72が積層接着され、ネット13の一方の面から他方の面にはみ出した粘着剤層12と別の粘着剤層72とに発泡性基材16が積層接着される。この別の粘着剤層72は粘着剤層12と同一材料により形成される。即ち、別の粘着剤層72の原料となる粘着剤81(図7)としては、加熱下において粘着性を示しかつ室温において優れた接着性を発揮するEVA系ホットメルト型接着剤、ゴム系ホットメルト型接着剤、アクリルエマルジョン、EVAエマルジョン、SBRエマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン等の水性粘着剤、及びアクリル系、EVA系、SBR系、酢酸ビニル系等の溶剤系粘着剤などが用いられる。
図8及び図9は本発明の第4の実施の形態を示す。図8及び図9において図1及び図3と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、発泡性基材16に粘着剤層112が積層接着され、この粘着剤層112にネット13が積層接着される。そしてネット13の一方の面から他方の面にはみ出した粘着剤層112がネット13の突起13dの先端面に回り込むことにより、剥離フィルム11が粘着剤層112により突起13dの先端面に剥離可能に積層接着される。上記粘着剤層112は第1の実施の形態の粘着剤層と同一材料により形成される。即ち、粘着剤層112の原料となる粘着剤121(図9)としては、加熱下において粘着性を示しかつ室温において優れた接着性を発揮するEVA系ホットメルト型接着剤、ゴム系ホットメルト型接着剤、アクリルエマルジョン、EVAエマルジョン、SBRエマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン等の水性粘着剤、及びアクリル系、EVA系、SBR系、酢酸ビニル系等の溶剤系粘着剤などが用いられる。
図10及び図11は本発明の第5の実施の形態を示す。図10及び図11において図8及び図9と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、発泡性基材16に粘着剤層112が積層接着され、この粘着剤層112にネット13が積層接着される。そして、ネット13に別の粘着剤層172が積層接着され、別の粘着剤層172に剥離フィルム11が剥離可能に積層接着される。この別の粘着剤層172は粘着剤層112と同一材料により形成される。即ち、別の粘着剤層172の原料となる粘着剤181(図11)としては、加熱下において粘着性を示しかつ室温において優れた接着性を発揮するEVA系ホットメルト型接着剤、ゴム系ホットメルト型接着剤、アクリルエマルジョン、EVAエマルジョン、SBRエマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン等の水性粘着剤、及びアクリル系、EVA系、SBR系、酢酸ビニル系等の溶剤系粘着剤などが用いられる。
<実施例1>
図1〜図4に示すように、先ず剥離フィルム11の一方の面全体に粘着剤21(光洋産業株式会社製のエマルジョン型アクリル系粘着剤:KR159)を塗布厚60μm(乾燥状態)で塗布して、剥離フィルム11の一方の面に粘着剤層12を積層した。次いでこの粘着剤層にネット13(新日石プラスト株式会社製のコーンウエットネット、材質:ポリプロピレン、縦糸及び横糸の太さ250μm、目合い(目開き)20mm×18mm、目付15g/m2)を積層した。これにより剥離フィルム11に粘着剤層12が剥離可能に積層接着され、粘着剤層12にネット13の一方の面が積層接着された。次に剥離フィルム11側の粘着剤層12のうちネット13の一方の面から網目13cを通ってネット13の他方の面にはみ出した粘着剤層12に発泡性基材16を積層した。この発泡性基材16として発泡ウレタン(株式会社イノアックコーポレーション製のUEI)を用いた。これにより発泡性基材16側の粘着剤層12に発泡性基材16が積層接着された。更にこの積層体を120℃の温度で3分間保持して粘着剤21を乾燥させることにより粘着シート10を得た。この粘着シート10を実施例1とした。なお、ネット13の突起13dの全高hnは1.0mmであり、発泡性基材16の50%圧縮時の圧縮応力σfは5.1kPaであり、発泡性基材16の厚さtfは6mmであった。
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが22.7kPaである発泡ポリエチレン(古川電気工業株式会社製のフネンエース)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例2とした。
<実施例3>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが78.4kPaである発泡ポリエチレン(古川電気工業株式会社製のスリムエース)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例3とした。
<実施例4>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが118kPaである発泡ポリエチレン(古川電気工業株式会社製のフォームエース)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例4とした。
<実施例5>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが123kPaである発泡ポリエチレン(光洋産業株式会社製のライオンボード)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例5とした。
<実施例6>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが262kPaである発泡ポリエチレン(光洋産業株式会社製のライオンボード)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例6とした。
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが308kPaである発泡ポリスチレン(ダウ加工株式会社製のウッドラック)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例1とした。
<比較例2>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが320kPaである発泡ポリスチレン(ダウ加工株式会社製のスタイロフォーム)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例2とした。
<比較例3>
発泡性基材として、50%圧縮時の圧縮応力σfが22.7kPaである発泡ポリエチレン(市販品)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例3とした。
実施例1、実施例2及び比較例1の粘着シートについて、ずらし性能評価試験と固着性能評価試験を行った。ずらし性能評価試験は次のように行った。先ず粘着シートの発泡体基材側を両面テープを用いて、縦及び横がそれぞれ10cm及び20cmである合板に貼付した。次にこの合板をコンクリートからなる床の下地上面に粘着シートが床の下地上面に接触するように置いた。更にこの合板に0.5kgの錘を載せた状態で、合板を水平方向に引っ張って合板がずれ始めたときの力をばね秤で測定した。
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.3mmとし、ネットの目付Wnを5g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例7とした。
<実施例8>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.3mmとし、ネットの目付Wnを18g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例8とした。
<実施例9>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.8mmとし、ネットの目付Wnを8g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例9とした。
<実施例10>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.8mmとし、ネットの目付Wnを35g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例10とした。
発泡性基材の厚さtfを6mmとし、ネットの突起の全高hnを4.8mmとし、ネットの目付Wnを24g/m2としたこと以外は、実施例4と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例11とした。
<実施例12>
発泡性基材の厚さtfを6mmとし、ネットの突起の全高hnを4.8mmとし、ネットの目付Wnを105g/m2としたこと以外は、実施例4と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例12とした。
<実施例13>
発泡性基材の厚さtfを10mmとし、ネットの突起の全高hnを8mmとし、ネットの目付Wnを43g/m2としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例13とした。
<実施例14>
発泡性基材の厚さtfを10mmとし、ネットの突起の全高hnを8mmとし、ネットの目付Wnを162g/m2としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを実施例14とした。
発泡性基材の厚さtfを1.0mmとし、ネットの突起の全高hnを0.3mmとし、ネットの目付Wnを5g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例4とした。
<比較例5>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.2mmとし、ネットの目付Wnを18g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例5とした。
<比較例6>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.3mmとし、ネットの目付Wnを2g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例6とした。
<比較例7>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.3mmとし、ネットの目付Wnを30g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例7とした。
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.8mmとし、ネットの目付Wnを4g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例8とした。
<比較例9>
発泡性基材の厚さtfを1mmとし、ネットの突起の全高hnを0.9mmとし、ネットの目付Wnを35g/m2としたこと以外は、実施例3と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例9とした。
<比較例10>
発泡性基材の厚さtfを6mmとし、ネットの突起の全高hnを4.8mmとし、ネットの目付Wnを19g/m2としたこと以外は、実施例4と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例10とした。
<比較例11>
発泡性基材の厚さtfを6mmとし、ネットの突起の全高hnを4.8mmとし、ネットの目付Wnを135g/m2としたこと以外は、実施例4と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例11とした。
発泡性基材の厚さtfを10mmとし、ネットの突起の全高hnを8mmとし、ネットの目付Wnを32g/m2としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例12とした。
<比較例13>
発泡性基材の厚さtfを10mmとし、ネットの突起の全高hnを8mmとし、ネットの目付Wnを194g/m2としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シートを比較例13とした。
実施例7〜14及び比較例4〜13の粘着シートについて、ずらし性能評価試験と固着性能評価試験を行った。これらの評価試験は比較試験1の評価試験と同一である。ずらし性能評価試験及び固着性能評価試験の結果を、発泡性基材の厚さtfと突起の全高hnとネットの目付Wnとともに表2に示す。
粘着シートとして、積水化学工業社製の位置調整機能付き強力両面テープ#530(25mm幅)を用いた。この粘着シートを比較例14とした。なお、ネットはポリエチレンにより平面形状に形成したものであり、発泡性基材はポリエチレン発泡体であった。
実施例7及び比較例14の粘着シートについて、繰返し貼付及び剥離評価試験を行った。具体的には、先ず粘着シートの発泡体基材側を両面テープを用いて、縦及び横がそれぞれ10cm及び20cmである合板に貼付した。次にこの合板をコンクリートからなる床の下地上面に粘着シートが床の下地上面に接触するように置き、合板のずらし性能評価試験を行った。更にこの合板に手で圧力を加えて密着させた後、合板を手で引き剥がし、合板の固着性能評価試験を行った。このような合板の貼付及び剥離を4回繰返し、各回毎にずらし性能及び固着性能を評価した。その結果を表3に示す。なお、比較試験3におけるずらし性能評価試験及び固着性能評価試験は比較試験1のずらし性能評価試験及び固着性能評価試験と同一である。
11 剥離フィルム
12,112 粘着剤層
13,53 ネット
13a,51a,52a 第1線状体
13b,51b,52b 第2線状体
13c,51c,52c 網目
13d,51d 突起
16 発泡性基材
21,121 粘着剤
72,172 別の粘着剤層
81,181 別の粘着剤
Claims (6)
- 剥離フィルム(11)と、この剥離フィルム(11)に剥離可能に積層接着された粘着剤層(12,112)と、この粘着剤層(12,112)に積層接着されたネット(13,53)と、このネット(13,53)に前記粘着剤層(12,112)を介して又は前記粘着剤層(12,112)及び別の粘着剤層(72,172)を介して積層接着された伸張性及び可撓性のある発泡性基材(16)とを備えた粘着シートであって、
前記ネット(13,53)が、
互いに平行に配設された複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と、
前記複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と交差するように互いに平行に配設されかつ前記交差部で互いに結合された複数本の第2線状体(13b,51b,52b)と、
前記第1線状体(13a,51a,52a)及び第2線状体(13b,51b,52b)の前記交差部に前記剥離フィルム(11)に向って突設された突起(13d,51d)と
を有することを特徴とする粘着シート。 - 前記発泡性基材(16)の50%圧縮時の圧縮応力をσf(kPa)とするとき、σfが300(kPa)以下であって、
前記突起(13d,51d)の全高をhn(mm)とし、前記発泡性基材(16)の厚さをtf(mm)とするとき、0.5≦tf≦10であり、かつ0.3≦hn≦0.8tfの関係を満たし、
更に前記ネット(13,53)の目付をWn(g/m2)とするとき、(4.8hn+1.6)<Wn<(18hn+22)の関係を満たす請求項1記載の粘着シート。 - 前記粘着剤層(12)が前記剥離フィルム(11)の一方の面全体に塗布されて前記ネット(13)の網目(13c)を塞ぐとともに、前記粘着剤層(12)のうち前記ネット(13)の網目(13c)から発泡性基材(16)側にはみ出した粘着剤(21)により又は前記粘着剤(21)及び別の粘着剤(81)により発泡体基材(16)が積層接着された請求項1又は2記載の粘着シート。
- 前記粘着剤層(112)が前記発泡性基材(16)の一方の面全体に塗布されて前記ネット(13)の網目(13c)を塞ぐとともに、前記粘着剤層(112)のうち前記ネット(13)の網目(13c)から剥離フィルム(11)側にはみ出した粘着剤(121)により又は前記粘着剤(121)及び別の粘着剤(181)により前記剥離フィルム(11)が積層接着された請求項1又は2記載の粘着シート。
- 剥離フィルム(11)の一方の面全体に粘着剤層(12)となる粘着剤(21)を塗布する工程と、
前記粘着剤層(12)にネット(13,53)の一方の面を積層接着する工程と、
前記粘着剤層(12)のうち前記ネット(13,53)の一方の面から他方の面にはみ出した粘着剤(21)により又は前記粘着剤(21)及び別の粘着剤(81)により伸張性及び可撓性のある発泡性基材(16)を積層接着する工程と
を含む粘着シートの製造方法であって、
前記ネット(13,53)が、
互いに平行に配設された複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と、
前記複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と交差するように互いに平行に配設されかつ前記交差部で互いに結合された複数本の第2線状体(13b,51b,52b)と、
前記第1線状体(13a,51a,52a)及び第2線状体(13b,51b,52b)の前記交差部に前記剥離フィルム(11)に向って突設された突起(13d,51d)と
を有することを特徴とする粘着シートの製造方法。 - 伸張性及び可撓性のある発泡性基材(16)の一方の面全体に粘着剤層(112)となる粘着剤(121)を塗布する工程と、
前記粘着剤層(112)にネット(13,53)の一方の面を積層接着する工程と、
前記粘着剤層(112)のうち前記ネット(13,53)の一方の面から他方の面にはみ出した粘着剤(121)により又は前記粘着剤(121)及び別の粘着剤(181)により剥離フィルム(11)を剥離可能に積層接着する工程と
を含む粘着シートの製造方法であって、
前記ネット(13,53)が、
互いに平行に配設された複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と、
前記複数本の第1線状体(13a,51a,52a)と交差するように互いに平行に配設されかつ前記交差部で互いに結合された複数本の第2線状体(13b,51b,52b)と、
前記第1線状体(13a,51a,52a)及び第2線状体(13b,51b,52b)の前記交差部に前記剥離フィルム(11)に向って突設された突起(13d,51d)と
を有することを特徴とする粘着シートの製造方法。
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