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JP2010210923A - 光学部材の固定装置及び固定方法 - Google Patents

光学部材の固定装置及び固定方法 Download PDF

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JP2010210923A
JP2010210923A JP2009056743A JP2009056743A JP2010210923A JP 2010210923 A JP2010210923 A JP 2010210923A JP 2009056743 A JP2009056743 A JP 2009056743A JP 2009056743 A JP2009056743 A JP 2009056743A JP 2010210923 A JP2010210923 A JP 2010210923A
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Nagayuki Chikaraishi
永行 力石
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Olympus Corp
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Olympus Corp
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Abstract

【課題】光学部材の大きさ等にかかわらず、歪み等が発生することを防止しつつ、確実に保持部材に光学部材を固定することができる光学部材の固定装置を提供する。
【解決手段】光学部材の固定装置1は、塑性変形可能なかしめ部を有するレンズ枠6にレンズ5を固定する固定装置であって、レンズ枠6が固定される固定部2と、固定部2に対して相対移動することで、固定部2に固定されたレンズ枠6のかしめ部に当接してかしめ部を押圧可能なかしめ棒部3と、かしめ棒部3がかしめ部を押圧した時にかしめ部に作用する荷重を検知する検知手段40とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学部材の固定装置及び固定方法に関する。
従来、レンズ等の光学部材がカシメ等によって保持枠等の保持部材に固定された光学ユニットが広く使用されている。特許文献1には、このような固定の際に用いられるレンズの固定保持方法が記載されている。以下、図8を参照して、この固定保持方法について説明する。
図8に示すように、レンズ104には、レンズ104の外径より内側かつレンズ104の前面105の有効径より外側の位置となるレンズ光軸114を中心とした円周上に縁108が形成され、縁108から外径までの側面がレンズ圧着部110とされている。
レンズ圧着部110はレンズ光軸114側に向けられた傾斜を有する。すなわち、レンズ圧着部110はレンズ光軸114に対して傾斜しており、さらにレンズ圧着部110に立てた法線は前面105側に行くにつれて光軸114から離間している。
レンズ104をレンズ保持枠101のレンズ落とし込み孔103に落とし込み、レンズ104の片側をレンズ保持枠101のレンズ受け部102で受け止める。レンズ保持枠101に設けたかしめ押圧部109に右斜め上方向から力を加え、かしめ押圧部109を変形させてレンズ圧着部110に圧着させると、かしめによりレンズ104がレンズ保持枠101に一体に固定保持される。
特開2005−107214号公報
特許文献1に記載の固定方法では、固定されるレンズの有効径の外側にレンズ圧着部を設けることで、カシメ時に発生する荷重によるレンズの歪み等を防いでいる。
しかしながら、固定されるレンズ等が薄い等の場合、レンズ圧着部を設けることは困難である。この場合、特許文献1に記載の固定方法では、レンズ等をかしめるためにどの程度の荷重がかかっているかが把握できないので、荷重不足によりレンズを保持部材に十分な強度で固定できなかったり、荷重が大きすぎる結果レンズの光学面に歪み等が生じたりする等の問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、光学部材の大きさ等にかかわらず、歪み等が発生することを防止しつつ、確実に保持部材に光学部材を固定することができる光学部材の固定装置及び固定方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様である光学部材の固定装置は、塑性変形可能なかしめ部を有する保持部材に光学部材を固定する光学部材の固定装置であって、前記保持部材が固定される固定部と、前記固定部に対して相対移動することで、前記固定部に固定された前記保持部材の前記かしめ部に当接して前記かしめ部を押圧可能な荷重付与部と、前記荷重付与部が前記かしめ部を押圧した時に前記かしめ部に作用する荷重を検知する検知手段とを備えることを特徴とする。
前記固定部は、固定された前記保持部材の軸線回りに回転可能に構成されてもよい。
また、前記固定部は、回転軸と、前記回転軸と接触して設けられ、前記保持部材が設置されるステージとを有し、前記ステージは、前記回転軸に対して、前記回転軸の軸線と直交する方向に相対移動可能であってもよい。
本発明の光学部材の固定装置は、前記荷重付与部に取り付けられ、前記荷重付与部の回転を検出する検出手段をさらに備え、前記荷重付与部は、所定の軸線回りに回転可能であり、自身の前記軸線と、前記回転軸の軸線とが平行である状態を保ちながら前記かしめ部に当接されてもよい。
本発明の第二の態様である光学部材の固定方法は、塑性変形可能なかしめ部を有する保持部材に光学部材を固定する固定方法であって、前記かしめ部に加えられる荷重を検知しつつ、前記荷重が所望の大きさになるまで漸増させる荷重付与工程と、前記荷重が所望の大きさになったところで前記荷重を維持し、前記かしめ部を押圧して塑性変形させるかしめ工程とを備えることを特徴とする。
本発明の光学部材の固定装置及び固定方法によれば、光学部材の大きさ等にかかわらず、歪み等が発生することを防止しつつ、確実に保持部材に光学部材を固定することができる。
本発明の一実施形態に係る光学部材の固定装置の概略構成を示す斜視図である。 同固定装置のかしめ棒部及び上下駆動部を示す側面図である。 同かしめ棒部を示す断面図である。 同固定装置を用いて行われる固定方法の流れを示すフローチャートである。 同固定装置の使用時の動作を示す図である 同固定装置の使用時の動作を示す図である 同固定装置の検知手段の検出値の一例を示すグラフである。 従来のレンズとレンズ保持枠の一例を示す図である。
本発明の一実施形態の光学部材の固定装置(以下、単に「固定装置」と称する。)及び、光学部材の固定方法(以下、単に「固定方法」と称する。)について、図1から図7を参照して説明する。
図1は、本実施形態の固定装置1の概略構成を示す斜視図である。固定装置1は、レンズ(光学部材)5をレンズ枠(保持部材)6にかしめ固定する装置であって、レンズ枠6が固定される固定部2と、固定部2に対して相対移動可能かつ固定部2に固定されたレンズ枠6を押圧可能に構成されたかしめ棒部(荷重付与部)3とを備えて構成されている。
固定部2は、回転軸12と、回転軸12を回転させるための駆動部11と、回転軸12に接触して設けられ、レンズ枠6が取り付けられるステージ13とを備えている。
駆動部11は、モータ等の公知の構成を有し、基台10上に設置されている。回転軸12は、自身の軸線が駆動部11の回転軸と一致するように駆動部11上に取り付けられている。
ステージ13は、回転軸12の軸線方向の端部に、回転軸12と共に回転可能に取り付けられている。図5に示すように、ステージ13は上面に嵌合部13Aを有し、レンズ枠6を嵌合部13Aに嵌合することによって、ステージ13上にレンズ枠6を固定することが可能である。嵌合部13Aとレンズ枠6との嵌合態様に特に制限はなく、ネジ嵌合や凹凸嵌合等の各種の嵌合を採用することができる。
ステージ13は、Xツマミ14及びYツマミ15を有するXYステージであり、Xツマミ14及びYツマミ15を操作することによって、ステージ13を回転軸12上で水平方向に移動させることができる。これにより、ステージ13に固定されたレンズ枠6の軸線と回転軸12とが同軸となるように、微調整を行うことが可能である。
図2は、かしめ棒部3の側面図である。かしめ棒部3は、かしめ棒を回転可能に保持する保持部20と、保持部20及びかしめ棒を上下に駆動する上下駆動部30とを備えている。
図3は保持部20の断面図である。図2及び図3に示すように、保持部20は、かしめ棒21を支持する支持部材22と、支持部材22に対してかしめ棒21を回転可能に保持する軸受け部23と、かしめ棒21に取り付けられる回転検出部24とを備えている。かしめ棒21は、図3に示すように、レンズ枠6に当接してかしめを行う先端部25と、先端部25と接続されて、支持部材22に固定される軸部26とを備える。先端部25と軸部26との接続態様に特に制限はなく、例えばネジ嵌合等を好適に採用することができる。先端部25の一部にはレンズ枠6に対して一定の角度で接し、かしめを好適に行えるようにテーパ面25A(図5参照)が形成されている。
支持部材22は、一方の端部が上下駆動部30と接続され、他方の端部に上下方向に貫通する貫通孔22Aが設けられてかしめ棒21の軸部26が挿通されている。軸受け部23はフランジ27Aを有する一対のベアリング27からなり、貫通孔22Aの両端に取り付けられて、かしめ棒21の軸部26を、軸線周りに回転可能かつ軸線方向に摺動不能に支持部材22に保持している。軸受け部23は、軸部26を軸線周りに回転可能に保持できればその構造に特に制限はなく、例えばすべり軸受け等の公知の各種機構を採用することが可能である。
回転検出部24は、軸部26の一部、例えば図2及び図3に示すような上端に取り付けられており、かしめ棒21の回転を検出して、後述するようにかしめの開始タイミングを検出する。回転検出部24としては、公知の各種のロータリーエンコーダ等を採用することができる。
上下駆動部30は、上下軸31と、上下軸31を回転駆動させる駆動部32と、保持部20と連結されて上下軸に取り付けられる移動軸受け33と、移動軸受け33及び保持部20の上下動を安定させるためのガイド34とを備えている。
上下軸31は、基台10上に支持されており、軸線回りに回転可能である。上下軸31の外周面には、らせん状にカム溝が形成されている。駆動部32は、モータ等の公知の機構を有し、上下軸31を軸線周りに回転させることが可能であり、一定かつ比較的低速(例えば0.04mm/秒)で移動軸受け33を上下に移動させることができるものが好ましい。このような駆動部としては、例えばステッピングモータ等を挙げることができる。
移動軸受け33は、弾性体で構成される連結部材35によって保持部20と連結されており、図示しない係止部が上下軸31のカム溝に係合することによって、上下軸31に支持されている。ガイド34は、上下軸31と平行に基台10上に支持されており、図示しないガイド溝を有する。移動軸受け33及び保持部20の支持部材22の一方の端部は、ガイド34のガイド溝内に収容されており(図2参照)、移動軸受け33及び支持部材22は、上下軸31の軸線周りの変位が規制されて安定した上下動をするように案内されている。なお、図3に示すように、支持部材22は、上下軸31に支持されておらず、上下軸31に対してフリーの状態でガイド34のガイド溝の規制のみ受ける構成となっている。
支持部材22の移動軸受け33に対向する面上には、かしめ棒21にかかる荷重を検出可能な検知手段40が取り付けられている。検知手段40としては、公知のロードセル等を好適に採用することができる。検知手段40は、所定の大きさのプリロードが負荷されるように支持部材23と移動軸受け33との間に挟持されており、当該挟持状態が連結部材35によって維持されるように連結部材35の長さや取付位置が設定されている。
プリロードは、かしめ棒21を含む保持部20及び検知手段40の重量をキャンセルして、かしめ時にレンズ枠6に加えられる荷重を正確に検知するための荷重であり、当該重量より大きい値、(例えば当該重量が1キログラム(kg)の場合、2kg)に設定されるのが好ましい。
回転検出部24及び検知手段40は、図示しないモニタ等の表示装置に接続されており、これらの機構の検出結果が当該表示装置に表示される。
上記のように構成された固定装置1を用いてレンズ5をレンズ枠6に固定する際の固定方法について説明する。図4は、本実施形態における固定方法の流れを示すフローチャートである。本実施形態の固定方法は、レンズ枠6のかしめ部(後述)に作用する荷重を検知しつつ、当該荷重が所望の大きさになるまで漸増させる荷重付与工程と、当該荷重が所望の大きさになったところで荷重を維持し、かしめ部を押圧して塑性変形させるかしめ工程とを備えている。
まずステップS10のかしめ準備工程において、ユーザはレンズ5を装填したレンズ枠6をステージ13に固定する。そして、Xツマミ14及びYツマミ15を操作してステージ13を回転軸12に対して相対移動させ、回転軸12とレンズ枠6とが同軸となるように芯調整を行う。
次に、ユーザは上下駆動部30を操作してかしめ棒21を徐々に下降移動させる。図5に示すように、かしめ棒21の先端部25のテーパ面25Aがレンズ枠6のうち、レンズ5側に折り曲げられるかしめ部6Aに好適に接触する様にかしめ棒21とレンズ枠6との軸間距離を調整する。軸間距離を調整後、ユーザはかしめ棒21を任意の位置に上昇させる。
続くステップS20において、ユーザは駆動部11を操作して固定部2及びレンズ枠6を回転させながら、上下駆動部30を動作させてかしめ棒21を徐々に下降させ、レンズ枠6に接近させる。並行して、ユーザは回転検出部24及び検知手段40を起動させ、かしめ棒21の回転及びかしめ棒21にかかるかしめ荷重の検出を開始する。図7は、検知手段40のアウトプットの一例を示すグラフである。ステップS20におけるアウトプットを示す範囲は、図7のA1の範囲である。A1の範囲では、かしめ棒21を含む保持部20及び検知手段40の重量とプリロードとの差分の荷重のみが検知手段40に作用しているため、検知手段40のアウトプットは本実施形態における当該差分と略等しい1.7キログラム重(kgf)前後で推移している。
ステップS30では、回転軸12とかしめ棒21の回転軸とが平行状態を保ちながら下降し、かしめ棒21の先端部25において、レンズ枠6のうち、かしめによって変形されてレンズ5を押圧固定するかしめ部6Aとテーパ面25Aとが当接する。かしめ部6Aとテーパ面25Aとの間の摩擦力が所定の大きさに達すると、レンズ枠6の回転に連れてかしめ棒21が連れ回りを開始する(図7にP1で示す時点)。かしめ棒21の回転は、回転検出部24で常時モニターされ、回転検出部24がかしめ棒21の回転を検出した時点が、かしめが開始された時点と判断される。回転検出部24がかしめの開始を判断するまでステップS30が繰り返され、かしめが開始されたと判断された時点で、処理はステップS40に進む。
ステップS40では、かしめ棒21の下降が一旦停止され、連れ回り以前の任意の時間帯について検知手段40が検出した荷重平均値を算出し、当該荷重平均値をかしめ開始荷重値として目的荷重量を加えた目的荷重値を算出する。このような算出は、ユーザが行ってもよいし、固定装置1に接続された演算装置等に行わせてもよい。
ステップS50において、かしめ棒21はさらに下降してレンズ枠6に押し付けられ、かしめ棒21にかかる荷重が増加していき、レンズ枠6のかしめ部6Aに加えられる荷重も漸増する(図7にA2で示す範囲、荷重付与工程)。これと並行して検知手段40でかしめ棒21にかかる荷重が引き続きモニターされる。この時点では、かしめ棒21にかかる荷重のうち、かしめ部6Aに加えられる荷重(かしめ荷重)が、かしめ開始荷重値との差分として高精度に検知されている。
ステップS50は、かしめ棒21にかかる荷重が上述の目的荷重値に達するまで繰り返され、目的荷重値に達したところで処理はステップS60に進む。
ステップS60では、上下駆動部30の駆動部32の動作が停止されてかしめ棒21の下降が停止される(図7にP2で示す時点)。このため、かしめ棒21にかかる荷重は目的荷重値に保持され、かしめ棒21とレンズ枠6との連れ回りが継続され、レンズ枠6の全周にわたってかしめ部6Aが変形され、装填されたレンズ5に対して押し付けられる(かしめ工程)。このようにしてレンズ枠6のかしめが全周にわたって好適に行われ、図6に示すように、レンズ5がレンズ枠6に対して固定される。また、かしめ棒21の下降停止と同時になじませ時間のカウントが開始される。なじませ時間はかしめ部6Aのかしめによる変形を安定させて、レンズ5の保持を確実にするための時間であり、その長さはかしめ部の形状や厚み、材質等を考慮して適宜設定されてよい。
ステップS70では、設定された長さのなじませ時間が経過したかどうかが確認される。ステップS70はなじませ時間が経過するまで繰り返され、なじませ時間が経過したところ(図7にP3で示す時点)で処理はステップS80に進む。
最後にステップS80において、検知手段40の荷重モニターが終了し、固定部2の駆動部11が停止する。そして、かしめ棒21が任意の位置に上昇され、かしめによるレンズ5のレンズ枠6への固定作業が終了される。
以上のように、固定装置1を用いた本実施形態の固定方法によれば、ステップS50の荷重付与工程で、かしめ棒21にかかる荷重が検知手段40によって検出されつつ漸増され、レンズ枠6に加えられる荷重が所望の大きさとなったことが検知手段40によって検出されたところで、かしめ棒21のレンズ枠6への接近が停止される。そして、かしめ棒21とレンズ枠6との位置関係が固定され、ステップS60のかしめ工程が行われる。
したがって、検知手段40によって、かしめ棒21に係る荷重が検出され、これにもとづいて荷重が所望の大きさに設定されてレンズ枠6のかしめが行われるので、レンズ5やレンズ枠6が薄い若しくは小さい等の理由で歪みが生じやすい場合でも、好適にかしめによる固定を行うことができる。
また、本実施形態の固定装置1によれば、かしめ棒部3の支持部材22と上下駆動部30の移動軸受け33とが弾性体からなる連結部材35によって連結されているので、支持部材22と移動軸受け33との間に設置された検知手段40によって、かしめ棒21にかかる荷重を正確に検知することができる。
さらに、固定部2において、ステージ13が駆動部11に対して相対移動可能となっているので、ステージ1に固定されるレンズ枠6と駆動部11の回転軸12との軸合わせを確実に行って、好適なかしめ作業を行うことができる。
さらに回転検出部24がかしめ棒21のレンズ枠6との連れ回りを検出することによって、かしめ棒とレンズ枠との間に所定の大きさ以上の摩擦が生じたことを容易に検出できる。このため、かしめの開始時点を正確に捉え、目的加重値のベースとなる平均荷重値を正しく算出することができる。
本実施形態では、ステップS40において、かしめ棒21の下降が一旦停止される例を説明したが、これに代えて、かしめ棒21が下降されながら目的荷重値が決定されてもよい。
また、ステップS30、S50、S70等における判定は、表示装置に表示される回転検出部24や検知手段40等の検出値にもとづいてユーザが行ってもよいし、固定装置1に演算装置等を接続して制御部とし、この制御部に自動で判定させてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述の実施形態においては、かしめ棒が上下移動可能に構成され、かしめ棒が下降することによってレンズ枠に接近する構成を説明したが、かしめ棒の移動方向に特に制限はなく、例えば、水平方向に移動することによってレンズ枠に接近する構成とされてもよい。ただし、上述の実施形態のようにすると、重力を利用でき、また、レンズ枠に装填されたレンズが安定するため、好ましい。
さらに、上述の実施形態においては、かしめ棒とレンズ枠とが連れ回りし、レンズ枠のかしめ部が全周にわたってかしめられる例を説明したが、これに代えて、レンズ枠が所定量回転して停止され、周方向の数箇所においてのみかしめ部が変形される、例えば3点かしめのようなスポットかしめによってレンズがレンズ枠に固定されてもよい。この場合、なじませ時間の間、レンズ枠は回転されずにかしめ棒が目的荷重値で当接されてかしめ部の塑性変形が安定化されればよい。
1 光学部材の固定装置
2 固定部
3 かしめ棒部(荷重付与部)
5 レンズ(光学部材)
6 レンズ枠(保持部材)
6A かしめ部
12 回転軸
13 ステージ
24 回転検出部(検出手段)
40 検知手段
S50 荷重付与工程
S60 かしめ工程

Claims (5)

  1. 塑性変形可能なかしめ部を有する保持部材に光学部材を固定する固定装置であって、
    前記保持部材が固定される固定部と、
    前記固定部に対して相対移動することで、前記固定部に固定された前記保持部材の前記かしめ部に当接して前記かしめ部を押圧可能な荷重付与部と、
    前記荷重付与部が前記かしめ部を押圧した時に前記かしめ部に作用する荷重を検知する検知手段と、
    を備えることを特徴とする固定装置。
  2. 前記固定部は、固定された前記保持部材の軸線回りに回転可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の固定装置。
  3. 前記固定部は、回転軸と、前記回転軸と接触して設けられ、前記保持部材が設置されるステージとを有し、前記ステージは、前記回転軸に対して、前記回転軸の軸線と直交する方向に相対移動可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の固定装置。
  4. 前記荷重付与部に取り付けられ、前記荷重付与部の回転を検出する検出手段をさらに備え、前記荷重付与部は、所定の軸線回りに回転可能であり、自身の前記軸線と、前記回転軸の軸線とが平行である状態を保ちながら前記かしめ部に当接されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の固定装置。
  5. 塑性変形可能なかしめ部を有する保持部材に光学部材を固定する固定方法であって、
    前記かしめ部に加えられる荷重を検知しつつ、前記荷重が所望の大きさになるまで漸増させる荷重付与工程と、
    前記荷重が所望の大きさになったところで前記荷重を維持し、前記かしめ部を押圧して塑性変形させるかしめ工程と、
    を備えることを特徴とする固定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011083040A1 (de) 2010-09-21 2012-03-22 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Vorrichtung für einen variablen Ventilsteuerungsmechanismus und Verfahren zum Steuern desselben

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DE102011083040A1 (de) 2010-09-21 2012-03-22 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Vorrichtung für einen variablen Ventilsteuerungsmechanismus und Verfahren zum Steuern desselben

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