JP2010204674A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】斜め方向への光の漏れを低減し、従来に比べて表示品質がより一層優れた液晶表示装置を提供する。
【解決手段】複数の画素が配列された液晶表示パネル107と、液晶表示パネル107に形成されて画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスライン118と、映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、複数のデータバスライン118に表示信号を供給するデータドライバと、データドライバの4k+1、4k+2、4k+3及び4k+4(但し、kは0を含む自然数)番目の出力端のうちの4k+2番目及び4k+3番目の出力端から出力された信号を、それぞれ4k+3番目及び4k+2番目のデータバスライン118に供給する配線切換え部とを有する。
【選択図】図22
【解決手段】複数の画素が配列された液晶表示パネル107と、液晶表示パネル107に形成されて画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスライン118と、映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、複数のデータバスライン118に表示信号を供給するデータドライバと、データドライバの4k+1、4k+2、4k+3及び4k+4(但し、kは0を含む自然数)番目の出力端のうちの4k+2番目及び4k+3番目の出力端から出力された信号を、それぞれ4k+3番目及び4k+2番目のデータバスライン118に供給する配線切換え部とを有する。
【選択図】図22
Description
本発明は、液晶表示パネルの各画素に供給する表示信号の階調を経時的に変化させて斜めから画像を見たときに正面に比べて画像の色の再現性が劣化する現象を抑制する液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、CRT(Cathode Ray Tube)に比べて薄くて軽量であり、低電圧で駆動できて消費電力が小さいという利点がある。そのため、液晶表示装置は、テレビ、ノート型PC(パーソナルコンピュータ)、ディスクトップ型PC、PDA(携帯端末)及び携帯電話など、種々の電子機器に使用されている。特に、各画素(サブピクセル)毎にスイッチング素子としてTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を設けたアクティブマトリクス型液晶表示装置は、その駆動能力の高さからCRTにも匹敵する優れた表示特性を示し、ディスクトップ型PCやテレビなど、従来CRTが使用されていた分野にも広く使用されるようになった。
一般的に、液晶表示装置は、図1に示すように、スペーサ31を挟んで配置されてシール材32により接合された2枚の透明基板10,20と、これらの基板10,20間に封入された液晶30とにより構成されている。一方の基板10には画素毎に画素電極及びTFT等が形成され、他方の基板20には画素電極に対向するカラーフィルタと、各画素共通のコモン(共通)電極とが形成されている。カラーフィルタには赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の3種類があり、画素毎にいずれか1色のカラーフィルタが配置されている。隣接して配置された赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の3つの画素で1つのピクセル(Pixel )を構成する。
以下、画素電極及びTFTが形成された基板をTFT基板と呼び、TFT基板に対向して配置される基板を対向基板と呼ぶ。また、TFT基板と対向基板との間に液晶を封入してなる構造物を液晶表示パネルという。
通常、TFT基板10は、接続端子の分だけ対向基板20よりも大きく形成されている。TFT基板10及び対向基板20により構成される液晶表示パネル40の両側には、それぞれ偏光板41,42が配置されている。また、液晶表示パネル40の下方にはバックライト(図示せず)が配置されている。
従来は、2枚の基板10,20間に水平配向型液晶(誘電率異方性が正の液晶)を封入し、液晶分子をツイスト配向させるTN(Twisted Nematic )型液晶表示装置が広く使用されていた。しかし、TN型液晶表示装置には視野角特性が悪く、画面を斜め方向から見たときにコントラストや色調が大きく変化するという欠点がある。このため、視野角特性が良好なMVA(Multi-domain Vertical Alignment )型液晶表示装置が開発され、実用化されている。
図2(a),(b)は、MVA型液晶表示装置の一例を示す模式断面図である。TFT基板10及び対向基板20はスペーサ(図示せず)を挟んで配置されており、これらの基板10,20の間には垂直配向型液晶(誘電率異方性が負の液晶)30が封入されている。TFT基板10の画素電極12の上には、ドメイン規制用構造物として複数の土手状の突起13が形成されている。画素電極12及び突起13の表面は、例えばポリイミドからなる垂直配向膜14に覆われている。
対向基板20のコモン電極22の上にも、ドメイン規制用構造物として複数の土手状の突起23が形成されている。これらの突起23は、TFT基板10側の突起13に対し斜め方向にずれた位置に配置されている。コモン電極22及び突起23の表面も、例えばポリイミドからなる垂直配向膜24に覆われている。
MVA型液晶表示装置においては、画素電極12とコモン電極22との間に電圧を印加しない状態では、図2(a)に示すように、殆どの液晶分子30aは基板面に対し垂直に配向する。但し、突起13,23の近傍の液晶分子30aは、突起13,23の傾斜面に垂直な方向に配向する。
画素電極12とコモン電極22との間に所定の電圧を印加すると、電界の影響により液晶分子30aは基板面に対し斜めに配向する。この場合に、図2(b)に示すように、突起13,23の両側では液晶分子30aの傾斜方向が異なり、いわゆる配向分割(マルチドメイン)が達成される。
この図2(b)に示すように、MVA型液晶表示装置では電圧を印加したときの液晶分子30aの傾斜方向が突起13,23の両側で異なるので、斜め方向への光の漏れが抑制され、優れた視野角特性が得られる。
上記の例ではドメイン規制用構造物が突起の場合について説明したが、電極に設けたスリットや、基板表面の窪み(溝)をドメイン規制用構造物とすることもある。また、図2(a),(b)ではTFT基板10及び対向基板20の両方にドメイン規制用構造物を設けた例について説明したが、TFT基板10及び対向基板20のうちのいずれか一方のみにドメイン規制用構造物を形成してもよい。
図3は、TFT基板10側の画素電極12に、ドメイン規制用構造物としてスリット12aを形成した例を示している。スリット12aの縁部では電気力線がスリット12aの中央に向けて斜め方向に発生するので、スリット12aの両側で液晶分子30aの傾斜方向が異なる。これにより配向分割が達成され、視野角特性が向上する。
図4は実際のMVA型液晶表示装置の一例を示す平面図である。この図4は、MVA型液晶表示装置のTFT基板の1画素分の領域を示している。
TFT基板には、水平方向に延びる複数のゲートバスライン51と、垂直方向に延びる複数のデータバスライン55とがそれぞれ所定のピッチで配置されている。これらのゲートバスライン51及びデータバスライン55により区画される矩形の領域がそれぞれ画素領域である。また、TFT基板には、ゲートバスライン51と平行に配置されて画素領域の中央を横断する補助容量バスライン52が形成されている。ゲートバスライン51及び補助容量バスライン52とデータバスライン55との間には第1の絶縁膜が形成されており、この第1の絶縁膜によりゲートバスライン51とデータバスライン55との間、及び補助容量バスライン52とデータバスライン55との間が電気的に分離されている。
各画素領域には、それぞれTFT54、画素電極56及び補助容量電極53が形成されている。TFT54は、ゲートバスライン51の一部をゲート電極としている。また、TFT54のドレイン電極54dはデータバスライン55に接続しており、ソース電極54sはゲートバスライン51を挟んでドレイン電極54dに対向する位置に形成されている。更に、補助容量電極53は、第1の絶縁膜を挟んで補助容量バスライン52に対向する位置に形成されている。
補助容量電極53、TFT54及びデータバスライン55は第2の絶縁膜に覆われており、画素電極56はこの第2の絶縁膜の上に配置される。画素電極56はITO(Indium-Tin Oxide)等の透明導電体からなり、第2の絶縁膜に形成されたコンタクトホール62a,62bを介してTFT54のソース電極54s及び補助容量電極53に電気的に接続している。また、画素電極56には、斜め方向に延びる2本のスリット56aが上下対称に形成されている。この画素電極56の表面は、例えばポリイミドからなる垂直配向膜により覆われている。
TFT基板に対向して配置される対向基板には、ブラックマトリクス、カラーフィルタ及びコモン電極が形成されている。コモン電極の上には、図4に一点鎖線で示すように、スリット56aと平行に延びる土手状の突起71が形成されている。これらの突起71は、画素電極56のスリット56aに対し斜め方向にずれた位置に配置されている。コモン電極及び突起71の表面は、例えばポリイミドからなる垂直配向膜に覆われている。
このように構成された液晶表示装置において、TFT基板の画素電極56と対向基板のコモン電極との間に所定の電圧を印加すると、液晶分子の配向方向が相互に異なる4つの領域(ドメイン)が形成される。これらの領域は、突起71及びスリット56aを境界としている。これにより、良好な視野角特性が得られる。
ところで、従来のMVA型液晶表示装置は、TN型液晶表示装置に比べれば良好な視野角特性を示すものの、画面を斜め方向から見たときに白っぽくなる現象が発生する。図5は、横軸に印加電圧(V)をとり、縦軸に透過率(T)をとって、画面を正面から見たときのT−V特性と上60°の方向から見たときのT−V特性とを示す図である。この図5に示すように、しきい値電圧よりも若干高い電圧を画素電極に印加したとき(図中丸で囲んだ部分)には、斜め方向から見たときの透過率が正面から見たときの透過率よりも高くなる。また、印加電圧がある程度高くなると、斜め方向から見たときの透過率は、正面から見たときの透過率よりも低くなる。このため、斜め方向から見たときには赤色画素、緑色画素及び青色画素の輝度差が小さくなり、その結果前述したように画面が白っぽくなる現象が発生する。この現象は、白茶け(discolor)と呼ばれている。白茶けは、MVA型液晶表示装置だけでなく、TN型液晶表示装置でも発生する。
米国特許第4840460号の明細書には、1つの画素を複数の副画素に分割して、それらの副画素を容量結合することが提案されている。このような液晶表示装置では、各副画素の容量比によって電位が分割されるため、各副画素に相互に異なる電圧を印加することができる。従って、見かけ上、1つの画素にT−V特性のしきい値が異なる複数の領域が存在することになる。このように1つの画素にT−V特性のしきい値が異なる複数の領域が存在すると、図5に示すように正面から見たときの透過率よりも斜め方向から見たときの透過率が高くなる現象が抑制され、その結果画面が白っぽくなる現象(白茶け)も抑制される。
特許第3076938号の明細書(特開平5−66412号公報)には、図6に示すように、画素電極を複数(図6では4つ)の副画素電極81a〜81dに分割し、各副画素電極81a〜81dの下方に絶縁膜を介して制御電極82a〜82dをそれぞれ配置した液晶表示装置が開示されている。この液晶表示装置では、制御電極82a〜82dの大きさがそれぞれ異なっており、TFT80を介して制御電極82a〜82dに表示電圧が印加されるようになっている。また、副画素電極81a〜81dの間から光が漏れることを防止するために、副画素電極81a〜81dの間にも制御電極83を配置している。
これらの公報に記載されているように、1つの画素を容量結合した複数の副画素に分割して表示特性を改善する方法は、容量結合によるHT(ハーフトーングレースケール)法と呼ばれる。
一方、特開2001−75073号公報には、例えば偶数フレームには画素電極に第1の電圧V1を印加し、奇数フレームには画素電極に第1の電極V1よりも0.5〜1.5V程度低い電圧V2を印加することにより、液晶表示装置の視野角特性を向上させることが提案されている。以下、画素電極に第1の電圧V1を印加しているときを明表示と呼び、第1の電圧V1よりも低い第2の電圧V2を印加しているときを暗表示と呼ぶ。また、明表示の画素と暗表示の画素との配列を示すパターンを、明暗表示パターンと呼ぶ。
特開2001−75073号公報には、奇数フレームには図7(a)に示すように全ての画素を暗表示とし、偶数フレームには図7(b)に示すように全ての画素を明表示とすることが記載されている。また、奇数フレームには図8(a)に示すように奇数番目(n,n+2,…)のゲートバスラインに接続された画素を暗表示、偶数番目(n+1,n+3,…)のゲートバスラインに接続された画素を明表示とし、偶数フレームには図8(b)に示すように奇数番目のゲートバスラインに接続された画素を明表示、偶数番目のゲートバスラインに接続された画素を暗表示としてもよいことが記載されている。なお、図7(a),(b)、図8(a),(b)中のR・G・Bは、それぞれ赤色(R)画素、緑色(G)画素及び青色(B)画素を示している。
前述した容量結合によるHT法においては、1つの画素を複数の領域に分割し、各領域に異なる電圧を印加して視野角特性を改善しようとするもの(空間分割)であるのに対し、特開2001−75073公報に記載された液晶表示装置では画素電極に印加する電圧を時間で変化させることで、HT法による効果を得ようとするものである。以下、このような方法を時分割によるHT法と呼ぶ。
ところで、通常、液晶表示装置では焼きつきを防止するために、1フレーム毎に画素電極に印加する電圧(表示信号)の極性を変化させている。この場合、正極性(+)の電圧を印加したときと負極性(−)の電圧を印加したときとでは透過率が若干異なるので、例えば奇数フレームに全ての画素に正極性の電圧を印加し、偶数フレームに全ての画素に負極性の電圧を印加すると、ちらつき(フリッカ)が発生する。このため、通常、図9(a),(b)に示すように、水平方向及び垂直方向に隣合う画素に異なる極性の電圧を印加し、更にフレーム毎に各画素に印加する電圧の極性を変化させている。
以下、図9(a),(b)に示すように各画素に印加する電圧の極性を示すパターンを極性パターンと呼ぶ。また、例えば図9(a),(b)に示すように、水平方向に並んだ画素に対し1画素毎に極性が異なる電圧を印加し、垂直方向に並んだ画素に対し1画素毎に極性が異なる電圧を印加する極性パターンを、横1ドット反転・縦1ドット反転極性パターンというように呼ぶ。
特開平8−171369号公報には、横方向(水平方向)輝度傾斜、横方向クロストーク及び縦方向(垂直方向)輝度傾斜などの表示不良を低減することを目的とし、隣合うデータバスラインに交互に極性が異なる電圧を印加することが提案されている。
また、特開2003−337577号公報には、例えば垂直周波数とフリッカの有無とに応じて、1画素毎に極性を反転する1ドット反転極性パターンと、2画素毎に極性を反転する2ドット反転極性パターンとを切換える液晶表示装置が提案されている。
容量結合によるHT法では、副画素電極間の領域の液晶分子を副画素電極に印加する電圧によって所望の方向に配向させることができないので、開口率が低下し、十分な輝度を確保することができなくなるという欠点がある。また、制御電極と画素電極との間に薄い絶縁膜を形成したり、副画素電極間に幅の狭いスリットを形成することが必要となるため、副画素電極と制御電極との間や、隣合う副画素電極間が短絡しやすくなるという欠点もある。
前述した特開2001−75073号公報に記載されている時分割によるHT法では、このような欠点はない。しかし、本願発明者等の実験・研究により、特開2001−75073号公報に開示された技術をMVA型液晶表示装置に適用しても、十分な効果を得ることができないことが判明した。
すなわち、特開2001−75073号公報では、電圧V1は電圧V1だけを画素電極に印加したときに所望の輝度となる電圧と定義し、電圧V2は電圧V1よりも一定の値(0.5〜1.5V程度)だけ低い電圧と定義している。このように異なる電圧V1,V2を画素電極に交互に印加すると、電圧V1のみを印加したときの輝度よりも低くなるはずである。特開2001−75073号公報では、画素電極に電圧V1を印加したときの輝度と、画素電極に電圧V2を印加したときの輝度との差が殆どないため、画素電極に電圧V1,V2を交互に印加したときの輝度は、画素電極に電圧V1のみを印加したときの輝度と実質的に同じになるとしている。
図10は、横軸に電圧V1,V2の階調差をとり、縦軸に斜め方向から見たときの輝度をとって、中間階調(127/255)の表示を行ったときの電圧V1,V2の階調差と斜め方向における輝度との関係を示す図である。一般的に、特開2001−75073号公報に記載されている輝度差を感じない程度の階調差とは、おおよそ1/255〜4/255程度であり、それ以上の階調差があると輝度差が十分に認識される。しかし、図10からわかるように、1/255〜4/255程度の階調差では輝度は殆ど変化しない。正面方向の輝度を維持しつつ斜め方向の輝度を十分に低減するには、少なくとも96階調以上の差を設定する必要がある。すなわち、特開2001−75073号公報に記載されているように電圧V1,V2の差を輝度差がわからない程度とすると、時分割によるHT法の効果を得ることができず、従って視野角特性を改善することができない。
時分割によるHT法において、視野角特性を改善する効果を十分に発揮するためには、電圧V1を印加したときの輝度を所望の輝度よりも高くし、電圧V2を印加したときの輝度を所望の輝度よりも低くして、電圧V1,V2の輝度差を大きくすることが必要となる。
図11は、横軸に入力階調をとり、縦軸に出力階調をとって、所望の輝度を得るために必要な電圧V1,V2の入出力階調特性を示す図である。例えば、出力階調が125/255となるようにするためには、電圧V1のときの入力階調を225/255、電圧V2のときの入力階調を100/255として、125階調もの差をつける必要がある。このように電圧V1,V2の差を大きくした場合、図7(a),(b)に示す明暗表示パターンで液晶表示パネルを駆動すると画面全体にフリッカが激しく発生し、図8(a),(b)に示す明暗表示パターンで液晶表示パネルを駆動すると横方向に延びるすじ状のフリッカが激しく発生する。
すなわち、特開2001−75073公報に開示された技術は、少なくとも以下の三つの問題を持つ。
(1)入力信号と出力する輝度が一致しない。
(2)階調差が少ないときには視野角特性を改善する効果がない。
(3)階調差を大きくすると、明暗表示パターンが目立って見えてしまう。
(1)入力信号と出力する輝度が一致しない。
(2)階調差が少ないときには視野角特性を改善する効果がない。
(3)階調差を大きくすると、明暗表示パターンが目立って見えてしまう。
本願出願人による特許願2003−93793号には、図12(a),(b)に示すように、水平方向及び垂直方向に隣合う画素に交互に電圧V1,V2を印加することを記載している。このような明暗表示パターン(横1ドット反転・縦1ドット反転明暗表示パターン)と図12(c),(d)に示す極性パターン(横1ドット反転・縦1ドット反転極性パターン)とを組み合わせると、図12(e),(f)に示すようになる。すなわち、暗表示の画素と明表示の画素とが水平方向及び垂直方向に交互に並び、且つ正極性の電圧が印加される画素と負極性の電圧が印加される画素とが水平方向及び垂直方向に交互に並ぶ。
しかし、この場合は、図12(e),(f)からわかるように、明表示の画素には負極性の電圧のみが印加され、暗表示の画素には正極性の電圧のみが印加される。このため、液晶層に直流成分が印加されて、焼きつきやちらつきが発生する。
特許願2003−93793号には、図13(c),(d)に示すような極性パターン(横1ドット反転・縦2ドット反転極性パターン)で液晶表示パネルを駆動することも記載している。この極性パターンと図13(a),(b)に示す明暗表示パターン(横1ドット反転・縦1ドット反転明暗表示パターン)とを組み合わせると、図13(e),(f)に示すようになる。すなわち、明表示の画素と暗表示の画素とが水平方向及び垂直方向に交互に並び、且つ正極性の電圧が印加される画素と負極性の電圧が印加される画素とが水平方向には交互に、垂直方向には2つおきに並ぶ。
しかし、この場合は、図13(e),(f)からわかるように、水平方向に並んだ画素のうち、明表示の画素には一方の極性(正極性又は負極性)の電圧のみが印加され、暗表示の画素には他方の極性(負極性又は正極性)の電圧のみが印加される。
水平方向に並んだ各画素の画素電極はTFTを介して同一のゲートバスラインに接続されるとともに、同一の補助容量バスラインと容量結合して補助容量を形成している。従って、図13(e),(f)に示すように1つのゲートバスラインに接続されている画素に電位に大きな偏りがあると、これらのゲートバスライン及び補助容量バスラインの電位が変動してしまう。これにより、横ライン毎のちらつきが発生する。
また、上記特許願2003−93793号には、図14(a),(b)に示すような明暗表示パターン(横2ドット反転・縦1ドット反転明暗表示パターン)と、図14(c),(d)に示すような極性パターン(横1ドット反転・縦2ドット反転極性パターン)とを組み合わせて、図14(e),(f)に示すように駆動することも提案している。この方法では、図14(e),(f)からわかるように、明表示と暗表示との空間的バランス、及び正極性と負極性との空間的なバランスがよく、且つ1つの画素に着目すると、フレーム毎に正極性の暗表示、正極性の明表示、負極性の暗表示、負極性の明表示というように変化するので、焼きつきやフリッカの発生を防止することができる。
しかしながら、図14(a)〜(f)に示す方法では、明表示と暗表示とが水平方向に2画素毎に変化するので、ざらついた画面になるという欠点がある。
以上から、本発明の目的は、斜め方向への光の漏れを低減し、従来に比べて表示品質がより一層優れた液晶表示装置を提供することにある。
上記した課題に関するものとして、水平方向及び垂直方向に配列した複数の画素と、映像信号を入力し、前記複数の画素にそれぞれ表示信号を供給する表示信号供給部とを有する液晶表示装置の駆動方法において、前記表示信号供給部は、前記映像信号の階調よりも高い階調となる第1の表示信号を供給して明表示とする明表示画素と前記映像信号の階調よりも低い階調となる第2の表示信号を供給して暗表示とする暗表示画素との配列を示す明暗表示パターンと、正極性の表示信号を供給する正極性画素と負極性の表示信号を供給する負極性画素との配列を示す極性パターンとに基づいて各画素に供給する表示信号の階調及び極性を決定し、前記明暗表示パターンが、水平方向及び垂直方向に前記明表示画素と前記暗表示画素とが1画素毎に交互に配列するパターンであり、前記極性パターンが、水平方向及び垂直方向に前記正極性画素と前記負極性画素とが2×n(但し、nはn>0の整数)画素毎に交互に配列するパターンであることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法がある。
上記した駆動方法においては、水平方向及び垂直方向に明表示画素と暗表示画素とが1画素毎に交互に配列する明暗表示パターンと、水平方向及び垂直方向に正極性画素と負極性画素とが例えば2画素毎に交互に配列する極性パターンとを組み合わせて液晶表示装置を駆動する。このような駆動方法により、画面のちらつき及び焼きつきを防止しつつ、時分割によるHT法の効果、すなわち画面を斜め方向から見たときに白っぽくなる現象(白茶け)を抑制することができる。また、明表示画素と暗表示画素とが1画素毎に並んでいるので、ざらつきのない良好な表示が可能になる。
更に、上記した駆動方法においては、映像信号を出力するコンピュータ等の装置から映像信号を入力し、明表示画素には映像信号の階調よりも高い階調となる第1の表示信号を供給し、暗表示画素には映像信号の階調よりも低い階調となる第2の表示信号を供給するので、映像信号の階調を改善することができる。
上記した課題は、複数の画素が配列された液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに形成されて前記画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスラインと、映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、前記複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、前記複数のデータバスラインに表示信号を供給するデータドライバと、前記データドライバの4k+1、4k+2、4k+3及び4k+4(但し、kは0を含む自然数)番目の出力端のうちの前記4k+2番目及び前記4k+3番目の出力端から出力された信号を、それぞれ4k+3番目及び4k+2番目のデータバスラインに供給する配線切換え部とを有することを特徴とする液晶表示装置により解決する。上記した液晶表示装置において、前記配線切換え部は、前記データドライバの前記4k+1番目及び前記4k+4番目の出力端から出力された信号を、それぞれ4k+1番目及び4k+4番目のデータバスラインに供給するようにしてもよい。
また、上記した課題は、複数の画素が配列された液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに形成されて前記画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスラインと、映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、前記複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、前記複数のデータバスラインに表示信号を供給するデータドライバと、前記複数のデータバスラインを複数本づつに区切ってなるグループのそれぞれに設けられ、前記グループの前記データバスラインのうちの少なくとも2本のデータバスラインを、当該グループにおける並んだ順番と異なる順番の前記データドライバの出力端に接続する配線切換え部とを有することを特徴とする液晶表示装置により解決する。上記した液晶表示装置において、各グループの前記配線切換え部によって入れ替えられる前記データバスラインの順番及び前記データドライバの出力端の順番は、同じであってもよく、さらに前記配線切換え部を介して前記データドライバの出力端に接続される前記データバスラインの本数は、前記配線切換え部を介さずに前記データドライバの出力端に接続される前記データバスラインの本数と同じであってもよい。
更に、上記した課題は、複数の画素が配列された液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに形成されて前記画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスラインと、映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、前記複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、奇数番目のデータバスラインに表示信号を供給する第1のデータドライバと、偶数番目のデータバスラインに表示信号を供給する第2のデータドライバと有し、前記表示コントローラは、前記複数の画素に対し、前記第1及び第2のデータドライバを介して2画素毎に極性が異なり、かつ1画素毎に階調が異なる表示信号を供給することを特徴とする液晶表示装置により解決する。
現在、一般的に使用されているドライバIC(Integrated Circuit)の殆どは、隣合うデータバスラインに対し逆極性の電圧を印加するものか、又は全てのデータバスラインに対し同じ極性の電圧を印加するもののどちらかである。本発明のように、2つのデータドライバを使用し、一方のデータドライバで奇数番目のデータバスラインに供給する表示信号の極性を制御し、他方のデータドライバで偶数番目のデータバスラインに供給する表示信号の極性を制御して上述の駆動方法を実現すれば、汎用のドライバICを使用することが可能になり、製造コストの上昇が回避される。
また、データドライバの4k+1、4k+2、4k+3及び4k+4(但し、kは0を含む自然数)番目の出力端子から出力された信号を、それぞれ4k+1、4k+3、4k+2及び4k+4番目のデータバスラインに供給する配線切換え部を設けることでも、汎用のドライバICを使用することが可能になり、製造コストの上昇が回避される。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(液晶表示装置の全体構成)
図15は本発明の実施形態の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
図15は本発明の実施形態の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態の液晶表示装置100は、タイミングコントローラ101、極性パターン生成部102、明暗表示パターン生成部103、液晶表示コントローラ104、データドライバ105、ゲートドライバ106及び液晶表示パネル107により構成されている。この液晶表示装置100には、パーソナルコンピュータ等の外部装置(図示せず)から、映像信号と制御信号とが入力される。
液晶表示パネル107には、複数の画素がマトリクス状に配列されている。1つの画素は、TFT(薄膜トランジスタ)117と、このTFT117のソース電極に接続された表示セル(液晶セル)125及び補助容量126とにより構成されている。表示セル125は、後述する画素電極と、コモン電極と、それらの間の液晶と、一対の偏光板とにより構成される。補助容量126は、後述する補助容量バスラインと、補助容量電極と、それらの間の絶縁膜とにより構成される。
また、液晶表示パネル107には、水平方向に延びる複数のゲートバスライン112と、垂直方向に延びる複数のデータバスライン118とが形成されている。水平方向に並ぶ画素のTFT117のゲート電極は同一のゲートバスライン112に接続され、垂直方向に並ぶ画素のTFT117のドレイン電極は同一のデータバスライン118に接続されている。
タイミングコントローラ101は、外部装置から入力された制御信号に基づいて極性パターン生成用タイミング信号、明暗表示パターン生成用タイミング信号及びゲートドライバ用タイミング信号を発生し、それぞれ極性パターン生成部102、明暗表示パターン生成部103及びゲートドライバ106に出力する。
極性パターン生成部102は、タイミングコントローラ101から入力したタイミング信号に応じて後述する極性パターンの信号を生成し、液晶表示コントローラ104に出力する。また、明暗表示パターン生成部103は、タイミングコントローラ101から入力したタイミング信号に応じて後述する明暗表示パターンの信号を生成し、液晶表示コントローラ104に出力する。
液晶表示コントローラ104は、外部装置から映像信号を入力し、データドライバ105に表示信号を出力する。このとき、液晶表示コントローラ104は、映像信号と、極性パターン生成部102及び明暗表示パターン生成部103から入力される信号とに応じて、データバスライン118毎に表示信号の電圧及び極性を決定する。
データドライバ105は、液晶表示コントローラ104から入力したデジタルの表示信号をアナログの表示信号に変換し、各データバスライン118に所定のタイミングで出力する。
一方、ゲートドライバ106は、タイミングコントローラ101から入力したタイミング信号に基づいて、1垂直同期期間内に各ゲートバスライン112に順番に走査信号を出力する。走査信号が供給されたゲートバスライン112に接続されているTFT117はオン状態になり、データバスライン118に供給された表示信号が表示セル125に書き込まれる。これにより、表示セル125の液晶分子が表示信号に応じた角度で傾斜し、表示セル125の光の透過率が変化する。各表示セル125毎に光の透過率を制御することにより、液晶表示パネル107に所望の画像を表示することができる。
(液晶表示パネル)
図16は液晶表示パネル107の1画素を示す平面図、図17は図16のI−I線の位置における模式断面図である。
図16は液晶表示パネル107の1画素を示す平面図、図17は図16のI−I線の位置における模式断面図である。
これらの図16,図17に示すように、液晶表示パネル107は、TFT基板110と、対向基板130と、これらのTFT基板110及び対向基板130との間に封入された垂直配向型液晶(誘電率異方性が負の液晶)140とにより構成されている。
TFT基板110のベースとなるガラス基板111の上には、前述したように水平方向(X軸方向)に延びる複数のゲートバスライン112と、垂直方向(Y軸方向)に延びる複数のデータバスライン118とが形成されている。これらのゲートバスライン112及びデータバスライン118により区画される矩形の領域がそれぞれ画素領域である。また、ガラス基板111の上には、ゲートバスライン112と平行に配置されて画素領域を横断する補助容量バスライン113が形成されている。
各画素領域には、TFT117と、ITO(Indium-Tin Oxide)等の透明導電体からなる画素電極121と、補助容量電極119とが形成されている。本実施形態において、TFT117は、ゲートバスライン112の一部をゲート電極としている。また、TFT117のドレイン電極117dはデータバスライン118に接続され、ソース電極117sはゲートバスライン112を挟んでドレイン電極117dに対向する位置に配置されている。
画素電極121は、コンタクトホール120a,120bを介してTFT117のソース電極117s及び補助容量電極119に電気的に接続されている。また、ドメイン規制用構造物として、画素電極121には斜め方向に延びるスリット121aが上下対称に形成されており、対向基板130には誘電体樹脂等からなる土手状の突起135が形成されている。
以下、図17を参照して、TFT基板110及び対向基板130の層構造について説明する。
TFT基板110のベースとなるガラス基板111の上には、ゲートバスライン112及び補助容量バスライン113が形成されている。これらのゲートバスライン112及び補助容量バスライン113は、Cr(クロム)膜又はAl(アルミニウム)−Ti(チタン)積層膜等の金属膜(第1の金属膜)をフォトリソグラフィ法によりパターニングして形成される。
これらのゲートバスライン112及び補助容量バスライン113は、ガラス基板111上に形成されたSiO2又はSiN等からなる第1の絶縁膜(ゲート絶縁膜)114に覆われている。この第1の絶縁膜114上の所定の領域には、TFT117の活性層となるシリコン膜(アモルファスシリコン膜又はポリシリコン膜)115が形成されている。
シリコン膜115上には、SiN等からなるチャネル保護膜116が形成されている。このチャネル保護膜116の両側には、TFT117のソース電極117s及びドレイン電極117dが形成されている。ドレイン電極117dは、前述したようにドレインバスライン118と接続されている。また、第1の絶縁膜114を挟んで補助容量バスライン113と対向する位置には、補助容量電極119が形成されている。これらのソース電極117s、ドレイン電極117d、データバスライン118及び補助容量電極119は、例えばTi−Al−Tiの3層構造の金属膜(第2の金属膜)をフォトリソグラフィ法によりパターニングして形成される。
ソース電極117s、ドレイン電極117d、データバスライン118及び補助容量電極119は、SiO2又はSiN等からなる第2の絶縁膜120に覆われている。この第2の絶縁膜120の上には画素電極121が形成されている。この画素電極121には、前述したようにドメイン規制用構造物として斜め方向に延びるスリット121aが形成されている。また、画素電極121は、第2の絶縁膜120に形成されたコンタクトホール120a,120bを介してソース電極117s及び補助容量電極119と電気的に接続されている。
画素電極121は、第2の絶縁膜120上にITO等からなる透明導電体膜を形成し、この透明導電体膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングして形成される。画素電極121の表面は、ポリイミド等からなる垂直配向膜(図示せず)に覆われている。
一方、対向基板130のベースとなるガラス基板131の一方の面側(図では下側)には、ブラックマトリクス(遮光膜)132と、カラーフィルタ133と、コモン電極134と、ドメイン規制用の土手状の突起135とが形成されている。
ブラックマトリクス132は、TFT基板110側のゲートバスライン112、データバスライン118、補助容量バスライン113及びTFT117に対向する位置に配置されている。カラーフィルタ133には、赤色、緑色及び青色の3種類があり、画素領域毎にいずれか1色のカラーフィルタが配置されている。隣接する赤色画素、緑色画素及び青色画素の3つの画素により1つのピクセルが構成され、種々の色が表示可能になる。
コモン電極134はITO等の透明導電体により形成され、カラーフィルタ133の上(図17では下側)に形成されている。このコモン電極134の上(図17では下側)には、前述したようにドメイン規制用構造物として誘電体樹脂等からなる土手状の突起135が形成されている。これらの突起135は、図16に示すように、TFT基板110側の画素電極121のスリット121aに対し斜め方向にずれた位置に配置される。コモン電極134及び突起135の表面は、ポリイミド等からなる垂直配向膜(図示せず)に覆われている。
なお、図17には図示していないが、TFT基板110の下側には第1の偏光板及びバックライトが配置され、対向基板130の上側には第2の偏光板が配置されている。
(駆動方法)
図18(a)は奇数フレームにおける明暗表示パターンを示す図、図18(b)は偶数フレームにおける明暗表示パターンを示す図である。また、図19(a)は4m+1番目(但し、mは0を含む自然数)のフレームにおける極性パターンを示す図、図19(b)は4m+2番目のフレームにおける極性パターンを示す図、図19(c)は4m+3番目のフレームにおける極性パターンを示す図、図19(d)は4m+4番目のフレームにおける極性パターンを示す図である。更に、図20(a)は4m+1番目のフレームにおける明暗表示パターンと極性パターンとを同時に示す図、図20(b)は4m+2番目のフレームにおける明暗表示パターンと極性パターンとを同時に示す図、図20(c)は4m+3番目のフレームにおける明暗表示パターンと極性パターンとを同時に示す図、図20(d)は4m+4番目のフレームにおける明暗表示パターンと極性パターンとを同時に示す図である。
図18(a)は奇数フレームにおける明暗表示パターンを示す図、図18(b)は偶数フレームにおける明暗表示パターンを示す図である。また、図19(a)は4m+1番目(但し、mは0を含む自然数)のフレームにおける極性パターンを示す図、図19(b)は4m+2番目のフレームにおける極性パターンを示す図、図19(c)は4m+3番目のフレームにおける極性パターンを示す図、図19(d)は4m+4番目のフレームにおける極性パターンを示す図である。更に、図20(a)は4m+1番目のフレームにおける明暗表示パターンと極性パターンとを同時に示す図、図20(b)は4m+2番目のフレームにおける明暗表示パターンと極性パターンとを同時に示す図、図20(c)は4m+3番目のフレームにおける明暗表示パターンと極性パターンとを同時に示す図、図20(d)は4m+4番目のフレームにおける明暗表示パターンと極性パターンとを同時に示す図である。
図18(a),(b)及び図19(a)〜(d)に示すように、本実施形態においては、横1ドット反転・縦1ドット反転明暗表示パターンと、横2ドット反転・縦2ドット反転極性パターンとを組み合わせて液晶表示パネル107を駆動する。すなわち、水平方向及び垂直方向に明表示の画素と暗表示の画素とが交互に並び、且つ、水平方向及び垂直方向に正極性の画素と負極性の画素とが2つおきに並ぶ。そして、図20(a)〜(d)に示すように、明暗表示パターンと極性パターンとの組み合わせが1フレーム毎に変化し、4フレームで一巡する。
明表示画素に供給される表示信号の電圧は外部装置から入力される映像信号の階調よりも高い階調となる電圧とし、暗表示の画素に供給される表示信号の電圧は映像信号の階調よりも低い階調となる電圧とする。但し、明表示と暗表示とが交互に行われることにより、実質的な階調が映像信号の階調と等しくなることが必要である。本実施形態においては、明表示と暗表示との階調差を、映像信号(入力信号)の階調に応じて、例えば図11に示すように設定する。
このように液晶表示パネル107を駆動すると、図20(a)〜(d)に示すように、明表示画素と暗表示画素とが交互に並んでいるので、明表示画素と暗表示画素とが目視では判別できなくなり、画面のざらつきが回避される。また、水平方向及び垂直方向に、正極性の暗表示画素、正極性の明表示画素、負極性の暗表示画素及び負極性の明表示画素が交互に並んでいるので、ライン毎のちらつき及び液晶表示パネル全面のちらつきが回避される。
更に、1つの画素に着目すると、フレーム毎に正極性の暗表示、正極性の明表示、負極性の暗表示、負極性の明表示というように変化するので、液晶に直流成分が残留せず、焼きつきの発生が回避される。
更にまた、明表示画素と暗表示画素との階調差を大きく設定する(図11参照)ことが可能であり、視野角特性を改善して斜め方向から画面を見たときに白っぽくなる現象(白茶け)を抑制することができる。
(変形例1)
図20に示すような駆動方法を実現するためには、データバスライン118に対し2ライン毎に極性を反転するドライバIC(Integrated Circuit)を用意する必要がある。しかし、現在使用されているドライバICの殆どは、隣合うデータバスラインに対し逆極性の電圧を印加するものか、又は全てのデータバスラインに対し同じ極性の電圧を印加するもののどちらかである。図20に示すように極性パターンを発生するドライバICを新たに設計することも考えられる。しかし、その場合はドライバICの汎用性がなくなり、液晶表示装置の製造コストの上昇を招く。
図20に示すような駆動方法を実現するためには、データバスライン118に対し2ライン毎に極性を反転するドライバIC(Integrated Circuit)を用意する必要がある。しかし、現在使用されているドライバICの殆どは、隣合うデータバスラインに対し逆極性の電圧を印加するものか、又は全てのデータバスラインに対し同じ極性の電圧を印加するもののどちらかである。図20に示すように極性パターンを発生するドライバICを新たに設計することも考えられる。しかし、その場合はドライバICの汎用性がなくなり、液晶表示装置の製造コストの上昇を招く。
そこで、変形例1では、従来から使用されている汎用のドライバICを使用し、図21に示すように、液晶表示パネル107の上側及び下側にそれぞれドライバIC151,152を配置する。そして、上側のドライバIC151で奇数番目のデータバスライン118を駆動し、下側のドライバIC152で偶数番目のデータバスライン118を駆動する。これらのドライバIC151,152により、図20(a)〜(f)に示すような明暗表示パターン及び極性パターンで液晶表示パネル107を駆動する。
これにより、現在入手可能な汎用のドライバICを使用することができて、液晶表示装置の製造コストの上昇を回避することができる。
(変形例2)
図22は、変形例2の液晶表示装置を示す模式図である。この変形例2においても、汎用のドライバIC153を使用する。また、変形例2においては、水平方向に並んだデータバスライン118を左端側から4本づつ区切ってそれぞれグループとし、各グループのデータバスライン118のうち左から2番目(4k+2:但し、kは0を含む自然数)と3番目(4k+3)の金属配線161を交差させてデータバスライン118に接続する。すなわち、4k+1番目の金属配線161は4k+1番目のデータバスライン118に接続し、4k+2番目の金属配線161は4k+3番目のデータバスライン118に接続し、4k+3番目の金属配線161は4k+2番目のデータバスライン118に接続し、4k+4番目の金属配線161は4k+4番目のデータバスライン118に接続する。以下、このように順番に並んだ金属配線と順番に並んだデータバスラインとを接続する際に、異なる順番の金属配線とデータバスラインとを接続することを、本願明細書では配線の入れ替えという。
図22は、変形例2の液晶表示装置を示す模式図である。この変形例2においても、汎用のドライバIC153を使用する。また、変形例2においては、水平方向に並んだデータバスライン118を左端側から4本づつ区切ってそれぞれグループとし、各グループのデータバスライン118のうち左から2番目(4k+2:但し、kは0を含む自然数)と3番目(4k+3)の金属配線161を交差させてデータバスライン118に接続する。すなわち、4k+1番目の金属配線161は4k+1番目のデータバスライン118に接続し、4k+2番目の金属配線161は4k+3番目のデータバスライン118に接続し、4k+3番目の金属配線161は4k+2番目のデータバスライン118に接続し、4k+4番目の金属配線161は4k+4番目のデータバスライン118に接続する。以下、このように順番に並んだ金属配線と順番に並んだデータバスラインとを接続する際に、異なる順番の金属配線とデータバスラインとを接続することを、本願明細書では配線の入れ替えという。
これにより、現在市販されている汎用のドライバICを使用して、図20(a)〜(f)に示すような横1ドット反転・縦1ドット反転明暗表示パターン、横2ドット反転・縦2ドット反転極性パターンで液晶表示パネル107を駆動することができる。
図23(a)は、ドライバIC側の配線とデータバスラインとの接続の一例を示す平面図、図23(b)は同じくその模式断面図である。この例では、ドライバICの出力端子に接続される金属配線161をゲートバスライン112と同じ層(第1の金属膜)で形成し、画素電極と同時に形成されるITO配線165により、4k+1番目の金属配線161と4k+1番目のデータバスライン118、4k+2番目の金属配線161と4k+3番目のデータバスライン118、4k+3番目の金属配線161と4k+2番目のデータバスライン118、4k+4番目の金属配線161と4k+4番目のデータバスライン118とをそれぞれ電気的に接続している。この場合、図23(a)に示すように、4k+2番目の金属配線161と4k+2番目のデータバスライン118とは、上から見たときに交差している。
図24(a)は、金属配線161とデータバスライン118との接続の他の例を示す平面図である。この例では、ITO配線165が水平方向に並んで形成されている。そして、ドライバIC側の4k+2番目の金属配線161は4k+3番目のITO配線165に接続され、4k+3番目の金属配線161は4k+3番目のITO配線165を迂回し、4k+3番目のデータバスライン118の端部の下を通って4k+2番目のITO配線165に接続されている。
図24(b)は、金属配線161とデータバスライン118との接続の更に他の例を示す平面図である。この例では4k+3番目の金属配線161と4k+2番目のデータバスライン118とを接続するITO配線165が斜め方向に延在して形成されており、k+2番目の金属配線161がこのITO配線165の下を通ってk+3番目のデータバスライン118と接続されている。
なお、図23(a),(b)及び図24(a),(b)はTFT基板に形成された金属配線161とITO配線165とを用いて配線の入れ替えを行った場合の例を示したが、ドライバICと液晶表示パネル107とを接続するフレキシブル基板内で配線の入れ替えを行ってもよい。
また、上述のように配線の入れ替えを行うと本来の信号の順番と液晶表示パネル内部の信号の順番とが異なってしまう。そこで、例えばドライバIC内で表示信号の入れ替えを行うことで、良好な表示が可能となる。例えば、1クロックでRGBの3画素分のデータを受け取る場合、4クロックで12画素分のデータを入力し、
RGB、RGB、RGB、RGB、…
RBG、RGR、BGB、GRB、…
のように2番目と3番目、6番目と7番目、及び10番目と11番目の表示信号を入れ替える処理が必要となる。
RGB、RGB、RGB、RGB、…
RBG、RGR、BGB、GRB、…
のように2番目と3番目、6番目と7番目、及び10番目と11番目の表示信号を入れ替える処理が必要となる。
また、液晶表示パネルには、通常、データバスラインに断線等の不具合が発生した場合にパネルを救済するために、データバスラインの上側の部分と下側の部分とを接続可能とするリペア配線が設けられている。このようなりペア配線が設けられた液晶表示パネルでは、図25(a)に模式的に示すように、リペア配線175よりもドライバIC側(図では上側)の部分に端子入れ替え部171を配置することが好ましい。リペア配線と表示部との間に端子入れ替え部を配置した場合は、図25(b)に模式的に示すように、上側のリペア配線175と表示部との間、及び下側のリペア配線175と表示部との間にそれぞれ端子入れ替え部171を配置することが好ましい。これにより、上側のリペア部と下側のリペア部との対応が容易になる。
以下、本発明の諸態様を、付記としてまとめて記載する。
(付記1)水平方向及び垂直方向に配列した複数の画素と、
映像信号を入力し、前記複数の画素にそれぞれ表示信号を供給する表示信号供給部とを有する液晶表示装置の駆動方法において、
前記表示信号供給部は、前記映像信号の階調よりも高い階調となる第1の表示信号を供給して明表示とする明表示画素と前記映像信号の階調よりも低い階調となる第2の表示信号を供給して暗表示とする暗表示画素との配列を示す明暗表示パターンと、正極性の表示信号を供給する正極性画素と負極性の表示信号を供給する負極性画素との配列を示す極性パターンとに基づいて各画素に供給する表示信号の階調及び極性を決定し、
前記明暗表示パターンが、水平方向及び垂直方向に前記明表示画素と前記暗表示画素とが1画素毎に交互に配列するパターンであり、
前記極性パターンが、水平方向及び垂直方向に前記正極性画素と前記負極性画素とが2×n(但し、nはn>0の整数)画素毎に交互に配列するパターンであることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
映像信号を入力し、前記複数の画素にそれぞれ表示信号を供給する表示信号供給部とを有する液晶表示装置の駆動方法において、
前記表示信号供給部は、前記映像信号の階調よりも高い階調となる第1の表示信号を供給して明表示とする明表示画素と前記映像信号の階調よりも低い階調となる第2の表示信号を供給して暗表示とする暗表示画素との配列を示す明暗表示パターンと、正極性の表示信号を供給する正極性画素と負極性の表示信号を供給する負極性画素との配列を示す極性パターンとに基づいて各画素に供給する表示信号の階調及び極性を決定し、
前記明暗表示パターンが、水平方向及び垂直方向に前記明表示画素と前記暗表示画素とが1画素毎に交互に配列するパターンであり、
前記極性パターンが、水平方向及び垂直方向に前記正極性画素と前記負極性画素とが2×n(但し、nはn>0の整数)画素毎に交互に配列するパターンであることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
(付記2)前記明表示画素と前記暗表示画素とが1フレーム毎に入れ替わることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記3)前記正極性画素と前記負極性画素とが1フレーム毎に入れ替わることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記4)前記複数の画素が、それぞれ正極性の明表示、正極性の暗表示、負極性の明表示及び負極性の暗表示の4つの状態を2×n(但し、nはn>0の整数)フレーム毎に一定の順番で推移することを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記5)前記第1の表示信号の階調と前記第2の表示信号の階調との差が、前記映像信号の階調に応じて決定されることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記6)前記画素が、画素電極と、対向電極と、前記画素電極と対向電極との間の垂直配向型液晶とにより構成されていることを特徴とする付記1に記載の液晶表示装置の駆動方法。
(付記7)複数の画素が配列された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに形成されて前記画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスラインと、
映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、
前記複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、
奇数番目のデータバスラインに表示信号を供給する第1のデータドライバと、
偶数番目のデータバスラインに表示信号を供給する第2のデータドライバと
を有し、前記表示コントローラは、前記複数の画素に対し、前記第1及び第2のデータドライバを介して2画素毎に極性が異なり、かつ1画素毎に階調が異なる表示信号を供給することを特徴とする液晶表示装置。
前記液晶表示パネルに形成されて前記画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスラインと、
映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、
前記複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、
奇数番目のデータバスラインに表示信号を供給する第1のデータドライバと、
偶数番目のデータバスラインに表示信号を供給する第2のデータドライバと
を有し、前記表示コントローラは、前記複数の画素に対し、前記第1及び第2のデータドライバを介して2画素毎に極性が異なり、かつ1画素毎に階調が異なる表示信号を供給することを特徴とする液晶表示装置。
(付記8)水平方向及び垂直方向に隣合う画素に供給される表示信号のうちの一方は前記映像信号の階調よりも高い階調の信号であり、他方は前記映像信号の階調よりも低い階調の信号であることを特徴とする付記7に記載の液晶表示装置。
(付記9)前記画素が、画素電極と、対向電極と、前記画素電極と対向電極との間の垂直配向型液晶とにより構成されていることを特徴とする付記7に記載の液晶表示装置。
(付記10)前記第1及び第2のデータドライバが、前記液晶表示パネルの表示部を挟む位置に形成されていることを特徴とする付記7に記載の液晶表示装置。
(付記11)複数の画素が配列された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに形成されて前記画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスラインと、
映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、
前記複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、
前記複数のデータバスラインに表示信号を供給するデータドライバと、
前記データドライバの4k+1、4k+2、4k+3及び4k+4(但し、kは0を含む自然数)番目の出力端から出力された信号を、それぞれ4k+1、4k+3、4k+2及び4k+4番目のデータバスラインに供給する配線切換え部と
を有することを特徴とする液晶表示装置。
前記液晶表示パネルに形成されて前記画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスラインと、
映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、
前記複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、
前記複数のデータバスラインに表示信号を供給するデータドライバと、
前記データドライバの4k+1、4k+2、4k+3及び4k+4(但し、kは0を含む自然数)番目の出力端から出力された信号を、それぞれ4k+1、4k+3、4k+2及び4k+4番目のデータバスラインに供給する配線切換え部と
を有することを特徴とする液晶表示装置。
(付記12)前記データドライバの出力端子に接続した配線が前記ゲートバスラインと同じ層に形成され、前記配線切換え部が前記画素の画素電極と同じ層に形成された透明導電体の配線により構成されていることを特徴とする付記11に記載の液晶表示装置。
(付記13)前記データバスラインの両端を電気的に接続可能なリペア配線を有し、前記配線切換え部が前記データドライバの出力端子と前記リペア配線との間に形成されていることを特徴とする付記11に記載の液晶表示装置。
(付記14)前記画素が、画素電極と、対向電極と、前記画素電極と対向電極との間の垂直配向型液晶とにより構成されていることを特徴とする付記11に記載の液晶表示装置。
10,110…TFT基板
12,56,121…画素電極、
12a,56a,121a…スリット(ドメイン規制用構造物)
13,23,71,135…突起(ドメイン規制用構造物)、
14,24…垂直配向膜、
20,130…対向基板、
22,134…コモン電極、
30,140…液晶、
40,107…液晶表示パネル、
51,112…ゲートバスライン、
52,113…補助容量バスライン、
53,119…補助容量電極、
54,117…TFT、
55,118…データバスライン、
81a〜81d…副画素電極、
82a〜82d…制御電極、
100…液晶表示装置、
101…タイミングコントローラ、
102…極性パターン発生部、
103…明暗表示パターン発生部、
104…液晶表示コントローラ、
105…データドライバ、
106…ゲートドライバ、
111,131…ガラス基板、
114,120…絶縁膜、
132…ブラックマトリクス(遮光膜)、
133…カラーフィルタ、
151,152,153…ドライバIC、
161…金属配線、
165…ITO配線。
12,56,121…画素電極、
12a,56a,121a…スリット(ドメイン規制用構造物)
13,23,71,135…突起(ドメイン規制用構造物)、
14,24…垂直配向膜、
20,130…対向基板、
22,134…コモン電極、
30,140…液晶、
40,107…液晶表示パネル、
51,112…ゲートバスライン、
52,113…補助容量バスライン、
53,119…補助容量電極、
54,117…TFT、
55,118…データバスライン、
81a〜81d…副画素電極、
82a〜82d…制御電極、
100…液晶表示装置、
101…タイミングコントローラ、
102…極性パターン発生部、
103…明暗表示パターン発生部、
104…液晶表示コントローラ、
105…データドライバ、
106…ゲートドライバ、
111,131…ガラス基板、
114,120…絶縁膜、
132…ブラックマトリクス(遮光膜)、
133…カラーフィルタ、
151,152,153…ドライバIC、
161…金属配線、
165…ITO配線。
Claims (6)
- 複数の画素が配列された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに形成されて前記画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスラインと、
映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、
前記複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、
前記複数のデータバスラインに表示信号を供給するデータドライバと、
前記データドライバの4k+1、4k+2、4k+3及び4k+4(但し、kは0を含む自然数)番目の出力端のうちの前記4k+2番目及び前記4k+3番目の出力端から出力された信号を、それぞれ4k+3番目及び4k+2番目のデータバスラインに供給する配線切換え部と
を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記配線切換え部は、前記データドライバの前記4k+1番目及び前記4k+4番目の出力端から出力された信号を、それぞれ4k+1番目及び4k+4番目のデータバスラインに供給することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 複数の画素が配列された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに形成されて前記画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスラインと、
映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、
前記複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、
前記複数のデータバスラインに表示信号を供給するデータドライバと、
前記複数のデータバスラインを複数本づつに区切ってなるグループのそれぞれに設けられ、前記グループの前記データバスラインのうちの少なくとも2本のデータバスラインを、当該グループにおける並んだ順番と異なる順番の前記データドライバの出力端に接続する配線切換え部と
を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 各グループの前記配線切換え部によって入れ替えられる前記データバスラインの順番及び前記データドライバの出力端の順番は、同じであることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
- 前記配線切換え部を介して前記データドライバの出力端に接続される前記データバスラインの本数は、前記配線切換え部を介さずに前記データドライバの出力端に接続される前記データバスラインの本数と同じであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の液晶表示装置。
- 複数の画素が配列された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに形成されて前記画素に接続された複数のゲートバスライン及び複数のデータバスラインと、
映像信号を入力し表示信号を出力する表示コントローラと、
前記複数のゲートバスラインに順番に走査信号を供給するゲートドライバと、
奇数番目のデータバスラインに表示信号を供給する第1のデータドライバと、
偶数番目のデータバスラインに表示信号を供給する第2のデータドライバと
を有し、前記表示コントローラは、前記複数の画素に対し、前記第1及び第2のデータドライバを介して2画素毎に極性が異なり、かつ1画素毎に階調が異なる表示信号を供給することを特徴とする液晶表示装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010085986A JP2010204674A (ja) | 2010-04-02 | 2010-04-02 | 液晶表示装置 |
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JP2010085986A JP2010204674A (ja) | 2010-04-02 | 2010-04-02 | 液晶表示装置 |
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- 2010-04-02 JP JP2010085986A patent/JP2010204674A/ja active Pending
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