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JP2010195301A - 車両におけるデフロスタ装置 - Google Patents

車両におけるデフロスタ装置 Download PDF

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JP2010195301A
JP2010195301A JP2009044401A JP2009044401A JP2010195301A JP 2010195301 A JP2010195301 A JP 2010195301A JP 2009044401 A JP2009044401 A JP 2009044401A JP 2009044401 A JP2009044401 A JP 2009044401A JP 2010195301 A JP2010195301 A JP 2010195301A
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hot air
vehicle body
air duct
opening
grill
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JP2009044401A
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Arata Kobayashi
新 小林
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】温風ダクト内への異物の侵入を防止すると共に、温風ダクト内からの温風をフロントウィンドガラスの内面の各部に向けて円滑に流動させるためのグリルを上、下金型により射出成形する場合において、金型の形成作業が容易にでき、かつ、射出成形されたグリルの見栄えを良好にできるようにする。
【解決手段】グリル16が、温風ダクト14の上端開口15に対応するよう形成されるグリル開口19と、車体の前後方向に延びてグリル開口19の開口縁部20に一体的に架設される複数の桟21とを有する。グリル開口19の開口縁部20と各桟21とで形成されたノズル22を通し、温風ダクト14内を上方に向かって流動してきた温風7がフロントウィンドガラス4の内面に向けて噴出させられる。車体の正面視(図1)における各桟21の断面形状が、車体の幅方向の中央部13側から左右各側部側に向かうに従い、縦長形状から横長形状に徐々に変化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フロントウィンドガラスの内面に向けて温風を噴出させることにより、水蒸気による曇りが上記フロントウィンドガラスの内面に発生しないようにするための車両におけるデフロスタ装置に関するものである。
上記デフロスタ装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、デフロスタ装置は、車室の前端部で、車体の幅方向の中央部を通りヒータユニット側から上方かつフロントウィンドガラスの内面に向かって延出し、車体の幅方向での内幅寸法が上方に向かうに従い増大する温風ダクトと、この温風ダクトの上端開口の上方近傍に設けられるグリルとを備えている。このグリルは、上記温風ダクトの上端開口に対応するよう形成されるグリル開口と、車体の前後方向に延びて上記グリル開口の開口縁部に一体的に架設される複数の桟とを有し、これらグリル開口の開口縁部と各桟とによりノズルが形成されている。
ここで、上記グリルは、上記温風ダクトの上端開口を通し、この温風ダクト内に向かって、その上方の外部から異物が侵入することを防止するためのものである。そして、このグリルにおいて、車体の幅方向で互いに隣り合う両桟間の隙間寸法(ノズルの横幅寸法)は、侵入防止の対象となる異物の大きさに照らして定められ、上記各隙間寸法は、通常、互いにほぼ一定寸法とされている。
一方、上記したように、温風ダクトの内幅寸法は上方に向かうに従い増大することとされ、つまり、上記温風ダクトの内面形状は、車体の正面視で扇状とされている。そして、この温風ダクト内をヒータユニットから上方に流動する温風は、一般に、上記温風ダクトの内面形状に合致するよう上方に向かうに従い扇状に拡がるよう流動することとされている。
また、車体の正面視における上記グリルの各桟の断面形状は、車体の幅方向の中央部側から左右各側部側に向かうに従い、鉛直線に対する傾角が徐々に大きくなるよう形成され、上記各桟は全体として扇の骨組み状に形成されている。
このため、上記温風ダクト内を上方に向かうに従い扇状に拡がるよう流動してきた温風は、上記各桟に邪魔されることなく上記扇の骨組み状に形成された各桟間のノズルを円滑に通過するよう流動する。よって、上記温風は、上記フロントウィンドガラスの内面における車体の幅方向の各部に対し、互いにより均等となるよう噴出させられる。これにより、フロントウィンドガラスの内面の全体にわたり、水蒸気による曇り、霜、氷の発生が防止されるようになっている。
実公昭63−25255号公報
ところで、上記グリルは、通常、樹脂製であって、これは上、下金型により射出成形される。これら上、下金型の互いに対向する対向面のうち、一部分は互いに当接する合い面とされる。また、上記対向面の他部分は上記グリル開口の開口縁部と各桟とを成形するための成形面とされ、これら両成形面の間に上記開口縁部と各桟とに形状が対応するキャビティが形成される。より具体的には、上記上金型の成形面(下面)は、上記開口縁部と各桟との各上面側を成形する構造とされ、下金型の成形面(上面)は上記開口縁部と各桟との各下面側を成形する構造とされる。
ここで、前記したように、従来の技術では、グリルの各桟の断面形状は、車体の幅方向の中央部側から左右各側部側に向かうに従い、鉛直線に対する傾角が徐々に大きくなるよう全体として扇の骨組み状に形成されている。
このため、上記上、下金型の各対向面は、車体の正面視で、車体の幅方向にジグザグに延びる複雑な断面形状となって上記各金型の構造が複雑となる。よって、これら金型の形成作業は煩雑になるという不都合がある。
また、上記上、下金型によりグリルを射出成形した場合、上記各桟の上、下面の境界線となる上、下縁部には、上記上、下金型の両合い面の間(パーティングライン:PL)に合致する突条痕がわずかながら現われるが、特に、上記各桟の上縁部に現われる突条痕はグリルの外部から見え易いため、これによりグリルの見栄えが低下するおそれが生じて好ましくない。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、温風ダクト内への異物の侵入を防止すると共に、この温風ダクト内からの温風をフロントウィンドガラスの内面の各部に向けて円滑に流動させるためのグリルを上、下金型により射出成形する場合において、この金型の形成作業が容易にできるようにし、かつ、上記射出成形されたグリルの見栄えを良好なものにできるようにすることである。
請求項1の発明は、車体2の幅方向の中央部13を通りヒータユニット12側から上方かつフロントウィンドガラス4の内面に向かって延出し、車体2の幅方向での内幅寸法が上方に向かうに従い増大する温風ダクト14と、この温風ダクト14の上端開口15の上方近傍に設けられるグリル16とを備え、このグリル16が、上記温風ダクト14の上端開口15に対応するよう形成されるグリル開口19と、車体2の前後方向に延びて上記グリル開口19の開口縁部20に一体的に架設される複数の桟21とを有し、これらグリル開口19の開口縁部20と各桟21とで形成されたノズル22を通し、上記温風ダクト14内を上方に向かって流動してきた温風7が上記フロントウィンドガラス4の内面に向けて噴出させられるようにした車両におけるデフロスタ装置において、
車体2の正面視(図1)における上記各桟21の断面形状が、車体2の幅方向の中央部13側から左右各側部側に向かうに従い、縦長形状から横長形状に徐々に変化するようにしたことを特徴とする車両におけるデフロスタ装置である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車体の幅方向の中央部を通りヒータユニット側から上方かつフロントウィンドガラスの内面に向かって延出し、車体の幅方向での内幅寸法が上方に向かうに従い増大する温風ダクトと、この温風ダクトの上端開口の上方近傍に設けられるグリルとを備え、このグリルが、上記温風ダクトの上端開口に対応するよう形成されるグリル開口と、車体の前後方向に延びて上記グリル開口の開口縁部に一体的に架設される複数の桟とを有し、これらグリル開口の開口縁部と各桟とで形成されたノズルを通し、上記温風ダクト内を上方に向かって流動してきた温風が上記フロントウィンドガラスの内面に向けて噴出させられるようにした車両におけるデフロスタ装置において、
車体の正面視における上記各桟の断面形状が、車体の幅方向の中央部側から左右各側部側に向かうに従い、縦長形状から横長形状に徐々に変化するようにしている。
このため、上記各桟のうち、車体の幅方向の中央部がわに位置する縦長の中央部がわ桟の上記幅方向での厚さ寸法は、側部がわに位置する横長の側部がわ桟のそれに比べてより短い。よって、上記温風ダクト内を上方に向かって扇状に拡がるよう流動する温風のうち、車体の中央部がわに位置して鉛直線に対する傾角が小さい流線の温風は、上記各中央部がわ桟に邪魔されることなく、これら両中央部がわ桟の間のノズルを円滑に通過するよう流動する。
一方、上記各桟のうち、横長の上記両側部がわ桟間のノズルの高さ寸法(長さ寸法)は、上記両中央部がわ桟間のノズルのそれに比べて、より短くなる。よって、上記温風ダクト内を上方に向かって扇状に拡がるよう流動する温風のうち、車体の側部がわに位置して上記傾角が大きい流線の温風は、上記各側部がわ桟に邪魔されることなく、ほぼその傾角のままで、これら両側部がわ桟間のノズルを円滑に通過するよう流動する。
この結果、上記温風は、上記フロントウィンドガラスの内面における車体の幅方向の各部に対し互いにより均等となるよう、上記各ノズルを通し温風ダクト内から上記フロントウィンドガラスの内面に向かって噴出させられ、これにより、フロントウィンドガラスの内面における車体の幅方向の各部の全体にわたり、水蒸気よる曇りなどの発生が防止される。
そして、上記したようにグリルの各桟の断面形状は、車体の幅方向で縦長形状から横長形状に徐々に変化するものであって、従来の扇の骨組み状に形成されたものに比べ、上記各桟の断面形状はそれぞれ矩形状など単純な形状にできるため、第1に、このグリルを射出成形するための上、下金型の構造を簡素にすることができて、この金型の形成作業が容易にできる。
また、第2に、上記上、下金型の互いに当接する合い面は一つの平坦面上に形成できることから、この点でも、上、下金型の構造を簡素にできて、その形成作業が容易にできる。
しかも、このように合い面を一つの平坦面上に形成し、上、下金型によりグリルを射出成形する場合、上記グリル開口の開口縁部の内面と各桟とのそれぞれ下端部側に、上記上、下金型の両合い面の間(PL)を位置させてやれば、上記開口縁部の内面と各桟とのそれぞれ上端部側に、上記両合い面の間(PL)に合致する突条痕が現われることを防止でき、つまり、グリルの上方から上記突条痕が容易に見えることを防止できる。しかも、車体の正面視で、この突条痕を形状が単純な直線状にすることができる。よって、射出成形されるグリルの見栄えを良好なものとできる。
図2の部分拡大断面図である。 車体の正面断面図である。 図1の部分拡大図で、グリルの射出成形を説明する図である。
本発明の車両におけるデフロスタ装置に関し、温風ダクト内への異物の侵入を防止すると共に、この温風ダクト内からの温風をフロントウィンドガラスの内面の各部に向けて円滑に流動させるためのグリルを上、下金型により射出成形する場合において、この金型の形成作業が容易にできるようにし、かつ、上記射出成形されたグリルの見栄えを良好なものにできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
即ち、車両におけるデフロスタ装置は、車体の幅方向の中央部を通りヒータユニット側から上方かつフロントウィンドガラスの内面に向かって延出し、車体の幅方向での内幅寸法が上方に向かうに従い増大する温風ダクトと、この温風ダクトの上端開口の上方近傍に設けられるグリルとを備える。このグリルは、上記温風ダクトの上端開口に対応するよう形成されるグリル開口と、車体の前後方向に延びて上記グリル開口の開口縁部に一体的に架設される複数の桟とを有している。これらグリル開口の開口縁部と各桟とで形成されたノズルを通し、上記温風ダクト内を上方に向かって流動してきた温風が上記フロントウィンドガラスの内面に向けて噴出させられる。車体の正面視における上記各桟の断面形状が、車体の幅方向の中央部側から左右各側部側に向かうに従い、縦長形状から横長形状に徐々に変化することとされている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図において、符号1は自動車で例示される車両である。この車両1の車体2の内部が車室3とされている。この車室3の下部前面は不図示のダッシュパネルにより形成され、上記車室3の上部前面は前下がりの傾斜姿勢のフロントウィンドガラス4により形成されている。
上記フロントウィンドガラス4における車室3側の内面に向けて温風7を噴射させることにより、水蒸気による曇りが上記フロントウィンドガラス4の内面に発生しないようにするデフロスタ装置8と、このデフロスタ装置8をその後方から覆って上記ダッシュパネル側に支持される樹脂製のインスツルメントパネル9とが設けられている。
上記デフロスタ装置8は、車室3の前端部で、車体2の幅方向の中央部13を通り、ファン等を有したヒータユニット12側から上方かつ上記フロントウィンドガラス4の内面の下端縁部に向かって延出する樹脂製の温風ダクト14と、この温風ダクト14の上端開口15の上方近傍に設けられ、上記インスツルメントパネル9に一体的に形成される樹脂製のグリル16とを備えている。
上記温風ダクト14は、車体2の幅方向での内幅寸法が、上方に向かうに従い2次曲線的に増大している。また、上記上端開口15は、車体2の平面視で、この車体2の幅方向に細長く延び、かつ、上記フロントウィンドガラス4の内面の下端縁部に沿って延びている。
上記グリル16は、上記温風ダクト14の上端開口15に対応するよう形成され、車体2の幅方向に細長く延びるグリル開口19と、車体2の前後方向に延びて上記グリル開口19の開口縁部20の前、後部に一体的に架設され、車体2の幅方向に複数設けられる桟21とを有している。上記上端開口15とグリル開口19とのそれぞれ前後方向の幅寸法は、車体2の幅方向の各部で一定とされ、互いにほぼ同じ寸法とされている。上記グリル開口19の開口縁部20と各桟21とにより、車体2の平面視で、前後に長い矩形状のノズル22が複数形成されている。また、上記各桟21の各下端は、それぞれ水平方向に延びる平坦な一つの仮想面24上に位置している。
ここで、上記グリル16は、上記温風ダクト14の上端開口15を通し、この温風ダクト14内に向かって、その上方の外部から異物が侵入することを防止するためのものである。そして、このグリル16において、車体2の幅方向で互いに隣り合う両桟21,21間の隙間寸法(ノズル22の横幅寸法)Wは、侵入防止の対象となる異物の大きさに照らして定められ、上記各隙間寸法Wは、互いにほぼ一定寸法とされている。
一方、上記したように、温風ダクト14の内幅寸法は上方に向かうに従い増大することとされ、つまり、上記温風ダクト14の内面形状は、車体2の正面視(図12)で扇状とされている。そして、この温風ダクト14内をヒータユニット12から上方に流動する温風7は、上記ヒータユニット12の働きなどにより、上記温風ダクト14の内面形状に合致するよう上方に向かうに従い扇状に拡がるよう流動することとされている。
車体2の正面視(図1)における上記各桟21の断面形状は、車体2の幅方向の中央部13側から左右各側部側に向かうに従い、縦長形状から横長形状に徐々に変化することとされている。
具体的には、上記各桟21の断面形状は矩形状とされており、その横幅寸法をa、縦幅寸法をbとすれば、車体2の中央部13がわではa<b、側部がわではa>bとされている。また、上記各桟21の各角部は円弧凸面となるよう面取り加工されている。また、上記各桟21の断面積(a×b)は互いにほぼ同じ(ほぼ一定)とされている。
図3において、上記グリル16は上、下金型27,28により射出成形される。これら上、下金型27,28の互いに対向する対向面のうち、一部分は互いに当接する合い面27a,28aとされる。また、上記対向面の他部分は上記グリル開口19の開口縁部20と各桟21とを成形するための成形面27b,28bとされ、これら両成形面27b,28bの間に上記開口縁部20と各桟21とに対応するキャビティ30が形成される。上記互いに当接する合い面27a,28aは、上記開口縁部20の内面と各桟21とのそれぞれ下端部に位置し、上記仮想面24と平行な一つの平坦面上に形成されている。
そして、上記温風ダクト14内をヒータユニット12から上方に向かって流動してきた温風7は、上記各ノズル22を通り、上記フロントウィンドガラス4の内面に向けて噴出させられる。
前記したように、各桟21は車体2の中央部13側から側部側に向かうに従い、縦長形状から横長形状に徐々に変化することとされている。
このため、上記各桟21のうち、車体2の幅方向の中央部13がわに位置する縦長の中央部がわ桟21aの上記幅方向での厚さ寸法は、側部がわに位置する横長の側部がわ桟21bのそれに比べてより短い。よって、上記温風ダクト14内を上方に向かって扇状に拡がるよう流動する温風7のうち、車体2の中央部13がわに位置して鉛直線に対する傾角θ1が小さい流線の温風7aは、上記各中央部がわ桟21aに邪魔されることなく、これら両中央部がわ桟21a,21aの間のノズル22aを円滑に通過するよう流動する。
一方、上記各桟21のうち、横長の上記両側部がわ桟21b,21b間のノズル22bの高さ寸法(長さ寸法)は、上記両中央部がわ桟21a,21a間のノズル22aのそれに比べて、より短くなる。よって、上記温風ダクト14内を上方に向かって扇状に拡がるよう流動する温風7のうち、車体2の側部がわに位置して上記傾角θ2が大きい流線の温風7bは、上記各側部がわ桟21bに邪魔されることなく、ほぼその傾角θ2のままで、これら両側部がわ桟21b,21b間のノズル22bを円滑に通過するよう流動する。
この結果、上記温風7は、上記フロントウィンドガラス4の内面における車体2の幅方向の各部に対し互いにより均等となるよう、上記各ノズル22を通し温風ダクト14内から上記フロントウィンドガラス4の内面に向かって噴出させられ、これにより、フロントウィンドガラス4の内面における車体2の幅方向の各部の全体にわたり、水蒸気よる曇りなどの発生が防止される。
そして、上記したようにグリル16の各桟21の断面形状は、車体2の幅方向で縦長形状から横長形状に徐々に変化するものであって、従来の扇の骨組み状に形成されたものに比べ、上記各桟21の断面形状はそれぞれ矩形状など単純な形状にできるため、第1に、このグリル16を射出成形するための上、下金型27,28の構造を簡素にすることができて、この金型27,28の形成作業が容易にできる。
また、第2に、上記上、下金型27,28の互いに当接する合い面27a,28aは一つの平坦面上に形成できることから、この点でも、上、下金型27,28の構造を簡素にできて、その形成作業が容易にできる。
しかも、このように合い面27a,28aを一つの平坦面上に形成し、上、下金型27,28によるグリル16を射出成形する場合、上記グリル開口19の開口縁部20の内面と各桟21とのそれぞれ下端部側に、上記上、下金型27,28の両合い面27a,28aの間(PL)を位置させてやれば、上記開口縁部20の内面と各桟21とのそれぞれ上端部側に、上記両合い面27a,28aの間(PL)に合致する突条痕が現われることを防止でき、つまり、グリル16の上方から上記突条痕が容易に見えることを防止できる。しかも、車体2の正面視(図1)で、この突条痕を形状が単純な直線状にすることができる。よって、射出成形されるグリル16の見栄えを良好なものとできる。
なお、以上は図示の例によるが、上記インスツルメントパネル9とグリル16とは別体となるよう形成してもよい。また、上記各桟21の断面形状は、長円形状や楕円形状であってもよい。
1 車両
2 車体
3 車室
4 フロントウィンドガラス
7 温風
8 デフロスタ装置
9 インスツルメントパネル
12 ヒータユニット
13 中央部
14 温風ダクト
15 上端開口
16 グリル
19 グリル開口
20 開口縁部
21 桟
22 ノズル
24 仮想面
27 金型
27a 合い面
27b 成形面
28 金型
28a 合い面
28b 成形面
30 キャビティ
a 横幅寸法
b 縦幅寸法
W 隙間寸法

Claims (1)

  1. 車体の幅方向の中央部を通りヒータユニット側から上方かつフロントウィンドガラスの内面に向かって延出し、車体の幅方向での内幅寸法が上方に向かうに従い増大する温風ダクトと、この温風ダクトの上端開口の上方近傍に設けられるグリルとを備え、このグリルが、上記温風ダクトの上端開口に対応するよう形成されるグリル開口と、車体の前後方向に延びて上記グリル開口の開口縁部に一体的に架設される複数の桟とを有し、これらグリル開口の開口縁部と各桟とで形成されたノズルを通し、上記温風ダクト内を上方に向かって流動してきた温風が上記フロントウィンドガラスの内面に向けて噴出させられるようにした車両におけるデフロスタ装置において、
    車体の正面視における上記各桟の断面形状が、車体の幅方向の中央部側から左右各側部側に向かうに従い、縦長形状から横長形状に徐々に変化するようにしたことを特徴とする車両におけるデフロスタ装置。
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