JP2010194859A - チャンバー型塗工液供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】取付け、ドクターの調整、清掃が容易で、チャンバードクターから塗工液が漏れ出ないようにしたチャンバー型塗工液供給装置の提供。
【解決手段】塗工液塗工用の版胴ロールの周面の近接部分にその軸方向に沿って対峙して配置されるチャンバー本体の両端に取り付けられているそれぞれのシール部材の、ドクターブレードが密接して取り付けられている上斜面部から版胴ロールに接する先端部を経由してシールプレートが密接して取り付けられている下斜面部に至る部分、ならびにシール部材の内側面のチャンバー本体との密接部分であって、チャンバー本体と密接している部分と密接していない部分の境界の近傍部分には、一連の排液溝がそれぞれ設けられ、さらにそれらの排液溝を連結する排液穴がシール部材の内部に設けられていると共に、その排液穴が塗工液の排出手段に連結されていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】塗工液塗工用の版胴ロールの周面の近接部分にその軸方向に沿って対峙して配置されるチャンバー本体の両端に取り付けられているそれぞれのシール部材の、ドクターブレードが密接して取り付けられている上斜面部から版胴ロールに接する先端部を経由してシールプレートが密接して取り付けられている下斜面部に至る部分、ならびにシール部材の内側面のチャンバー本体との密接部分であって、チャンバー本体と密接している部分と密接していない部分の境界の近傍部分には、一連の排液溝がそれぞれ設けられ、さらにそれらの排液溝を連結する排液穴がシール部材の内部に設けられていると共に、その排液穴が塗工液の排出手段に連結されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、グラビアコータやグラビア印刷機の塗工液塗工用の版胴ロールに、コーティング液やインキ等の塗工液を供給するために用いられるチャンバー型塗工液供給装置に関する。
従来から、グラビアコータやグラビア印刷機などの版胴ロールに塗工液を供給するための装置として、側断面の形状がアルファベットのC字状となっているチャンバー本体の両端部にシール部材を取り付けると共に、版胴ロールに対峙しているチャンバー開口部(溝部)の上側部にはドクターブレードを、さらに下側部にはシールプレートを版胴ロールの長手方向に沿って取り付け、一体化してなるチャンバードクターが知られている。
このチャンバードクターは、そのドクターブレードとシールプレートの先端縁を版胴ロールの表面に摺接するようにして配置させることにより、チャンバー本体の溝部と版胴ロールとシール部材とドクターブレード、そしてシールプレートによって囲まれ、外部に対して閉じた空間(塗工液室)が形成されるようになっていて、この空間に供給用ポンプにより塗工液を供給し、さらにその塗工液を版胴ロール側に供給できるようになっている。
このチャンバードクターは、そのドクターブレードとシールプレートの先端縁を版胴ロールの表面に摺接するようにして配置させることにより、チャンバー本体の溝部と版胴ロールとシール部材とドクターブレード、そしてシールプレートによって囲まれ、外部に対して閉じた空間(塗工液室)が形成されるようになっていて、この空間に供給用ポンプにより塗工液を供給し、さらにその塗工液を版胴ロール側に供給できるようになっている。
図5から図8には、このような従来のチャンバードクター1に係る概略の構成の一例が示してある。図示のチャンバードクター1は、側断面の形状がアルファベットのC字状になっているチャンバー本体2を備えていて、このチャンバー本体2がその一部に形成されている溝部3を塗工液塗工用の版胴ロールaの周面bに対面するようにして配置されていると共に、溝部3の両側端を覆うようにして合成樹脂製の発泡材料などからなるシール部材4が取り付けプレート5を用いて取付けられている。
一方、シール部材4は版胴ロールa側に向けて先細りした形状となっていて、その先端部6が版胴ロールaの周面bに摺接するように配置されている。また、チャンバー本体2の版胴ロールaの回転方向上流側、即ち、チャンバー本体2の下側部にはその一方の端部から他方の端部にかけて合成樹脂製の板材などからなるシールプレート7が取り付けられていて、その先端縁8が版胴ロールaの周面bに摺接している。
さらに、チャンバー本体2における版胴ロールaの回転方向下流側、即ち、チャンバー本体2の上側部にはその一方の端部から他方の端部にかけて、鋼板材などからなるドクターブレード9が取り付けられていて、その先端縁10が版胴ロールaの周面bに摺接している。
概略の構成が以上のようなチャンバードクターは、そのチャンバー本体2の溝部3をシール部材4とシールプレート7とドクターブレード9とで囲み、それぞれの先端部分を上記版胴ロールaの周面bに摺接させるように配置させることで外部に対して閉じた塗工液室11が形成され、図示しない塗工液供給部からインキやコーティング液などの塗工液がこの塗工液室11に送り込まれ、さらにその塗工液が回転する版胴ロールaの周面bに供給できるようになっている。
シール部材4やシールプレート7は、インキやコーティング液などの塗工液が外部に漏れ出ないようにするものであり、ドクターブレード9は、版胴ロールの周面bから不要な塗工液を掻き取る役割をするものである。なお、図面において2aはシールプレート7をチャンバー本体2の下斜面部13に取り付けるための取り付けプレートであり、2bはドクターブレード9をチャンバー本体2の上斜面部15に取り付けるための取り付けプレー
トである。
トである。
また、シール部材4はその下斜面部13において、シールプレート7の両端部12と、取付けプレート2aの両端部16と密に接しており、同様に上斜面部15において、ドクターブレード9の両端部14と、押さえプレート2bの両端部17に密に接している。
このような構造のチャンバードクター1は、図示しない塗工液供給口と塗工液排出口を備えており、版胴ロールに塗工液が良好に供給できるように、チャンバードクター1への塗工液の供給量を排出量よりも多く調整することで、塗工中の塗工液室11は正圧に保たれるようになっている。そして、そのような状況で供給された塗工液は、チャンバー本体2の両端に設置されているシール部材4によって、外部へ漏れ出さないようにしてある。
しかしながら、上述したような従来のチャンバードクターにおいては、版胴ロールとシール部材との摺接面、およびドクターブレードまたはシールプレートやそれらの押さえプレートとシール部材との合わせ面、さらにはシール部材とチャンバー本体との合わせ面で、構成部材が重なり合う構造となっており、しかも形状が複雑なため、各合わせ面でのシールが十分とはなり難く、塗工液がチャンバードクターの外部に漏れ出しやすい。また、ドクターブレードやシールプレートは、その機能上、チャンバー本体に可撓性を保持させた状態で取り付けられているため、シール部材との合わせ面に間隙が生じやすく、その結果、塗工液がチャンバードクターの外部に漏れ出しやすい。そして、チャンバードクターへの塗工液の供給圧力が高いほど、前記のような漏れは多くなってしまう。
チャンバードクターは本来、開放型のものに比べ、塗工液中の有機溶剤分の揮発によって塗工状態に影響を及ぼすことが少なく、また塗工液の飛散が少ないためにそれらが被塗工物に付着することも少なく、塗工不良も発生しにくい。また、周囲をあまり汚染しないために清掃が簡単となり、さらには溶剤臭の拡散が少ないために作業環境の改善が望める。しかしながら、塗工液のチャンバードクター外への漏れがあるために、その利点を十分に生かすことができないという問題があった。
チャンバー本体の両端部のシール部材における塗工液の漏れに関する対策については、これまでにいくつかの提案がなされている。例えば、特許文献1には、シール部材の密封性を向上させるために、シール部材を版胴ロールとは反対の方向から板バネやスプリングといった弾性体、またはエアシリンダを用いて、版胴ロール側に押し付ける構造にしたものが開示されている。
また別の例として、特許文献2には、チャンバードクターの両端部に設置されたシール部材以外に別の仕切り部材を版胴ロールに摺接するように設け、この仕切り部材とシール部材とで囲まれるドレン室を形成させるようにし、仕切り部材から漏れ出た塗工液をこのドレン室から排出させることによって、チャンバードクターの外部に塗工液が漏れ出ないようにした技術が開示されている。
しかしながら、前記各特許文献に示された方法では、チャンバードクターの構造がより複雑になるために、版胴ロールに対するドクターブレードの当たり具合の調整がし難くな
り、チャンバードクター内の清掃や洗浄も難くなっていた。
り、チャンバードクター内の清掃や洗浄も難くなっていた。
本発明は上記した問題点を解消するためになされたもので、グラビアコータやグラビア印刷機などの版胴ロールの近接部分への取り付け、ドクターブレードの塗工液の掻き取り具合の調整、清掃などが容易で、かつ塗工液供給部から供給されてくる塗工液が外部に漏れ出ることがなく、確実なシールが行われるようにしたチャンバー型塗工液供給装置を提供することを課題としている。
本発明の請求項1に係る発明は、塗工液塗工用の版胴ロールの周面の近接部分にその軸方向に沿って対峙して配置され、軸方向に垂直な面における断面形状はC字状で、版胴ロールの周面に対面する部分には軸方向に沿って溝部が形成されているチャンバー本体を備えていて、このチャンバー本体の両端には溝部の端部を覆うようにして版胴ロール側に向けて先細りした形状のシール部材が取り付けプレートを用いてそれぞれ取付けられていると共に、チャンバー本体の版胴ロールの回転方向の上流側でチャンバー本体の下側の部分には版胴ロールの軸方向に沿うように一端から他端にかけてシールプレートがその先端縁を版胴ロールの周面と摺接するように、かつその両端部はシール部材の下斜面部に密接するように取り付けられ、また、チャンバー本体の版胴ロールの回転方向の下流側でチャンバー本体の上側の部分には版胴ロールの軸方向に沿って一端から他端にかけてドクターブレードがその先端縁を版胴ロールの周面と摺接するように、かつその両端部はシール部材の上斜面部に密接するように取り付けられ、一体化されていて、チャンバー本体の溝部はシール部材とシールプレートとドクターブレードとで囲まれ、かつ、それぞれの先端部分を版胴ロールの周面に摺接するように配置して外部に対して閉じた塗工液室が形成されるようになっていて、塗工液供給部から塗工液をこの塗工液室に送り込んで、その塗工液を回転する版胴ロールの周面に供給できるようにしたチャンバー型塗工液供給装置において、チャンバー本体の両端に取り付けられているそれぞれのシール部材の、ドクターブレードが密接して取り付けられている上斜面部から版胴ロールに接する先端部を経由してシールプレートが密接して取り付けられている下斜面部に至る部分、ならびにシール部材の内側面のチャンバー本体との密接部分であって、チャンバー本体と密接している部分と密接していない部分の境界の近傍部分には、一連の排液溝がそれぞれ設けられ、さらにそれらの排液溝を連結する排液穴がシール部材の内部に設けられていると共に、その排液穴が塗工液の排出手段に連結されていることを特徴とするチャンバー型塗工液供給装置である。
本発明のチャンバー型塗工液供給装置は、以上のような構成であるので、ドクターブレードまたはシールプレートやそれらの取り付けプレートとシール部材との合わせ面や、シール部材とチャンバー本体との合わせ面から漏れ出してきてしまった塗工液を、シール部材の一部に設けられた一連の排液溝に一時的に流し込み、さらにそれをシール部材内部に設けられた排液穴を通じて塗工液の排出手段により排液溝を経由させて外部に排出できるため、塗工液がチャンバードクターの外部へ漏れ出すことがなく、周囲の環境を汚染することがない。
さらに本発明のチャンバー型塗工液供給装置に係るシール部材は、チャンバー本体の形状やシール部材の形状を複雑にすることなく取り付けることが可能であるため、ドクターの掻き取り具合の調整やドクター周りの清掃などに係る作業性を損なうことがない。
本発明のチャンバー型塗工液供給装置を、一実施形態に基づいて、図1から図4を参照して説明する。なお、図5から図8に示した従来例と、構成が重複する部分は同符号を付してその説明を省略する。
チャンバードクター30は、図面からも分かるように、塗工液塗工用の版胴ロールaの周面bの近接部分にその軸方向に沿って対峙して配置され、軸方向に垂直な面における断面形状はC字状であって、版胴ロールaの周面bに対面する部分には軸方向に沿って溝部3が形成されているチャンバー本体2を備えている。
このチャンバー本体2の両端には溝部3のそれぞれの端部を覆うようにして版胴ロールa側に向けて先細りした形状のシール部材4が取付けプレート5を用いてそれぞれ取付けられていると共に、チャンバー本体2の版胴ロールaの回転方向の上流側でチャンバー本体2の下側の部分には版胴ロールaの軸方向に沿うように一端から他端にかけてシールプレート7がその先端縁8は版胴ロールaの周面bと摺接するように、かつその両端部12はシール部材4の下斜面部13に密接するように取り付けられ、また、チャンバー本体2の版胴ロールaの回転方向の下流側でチャンバー本体2の上側の部分には版胴ロールaの軸方向に沿って一端から他端にかけてドクターブレード9がその先端縁10は版胴ロールaの周面bと摺接するように、かつその両端部14はシール部材4の上斜面部に密接するように取り付けられ、一体化されている。
そして、チャンバー本体2の溝部3はシール部材4とシールプレート7とドクターブレード9とで囲まれ、かつ、それぞれの先端部分を版胴ロールaの周面bに摺接するように配置して外部に対して閉じた塗工液室11が形成されるようになっている。この塗工液室11には、図示しない塗工液供給部から塗工液をこの塗工液室11に送り込んで、その塗工液を回転する版胴ロールaの周面bに供給できるようになっている。
そして、本発明のチャンバー型塗工液供給装置においては、チャンバー本体2の両端に取り付けられているそれぞれのシール部材4の、ドクターブレード9が密接して取り付けられている上斜面部15から版胴ロールaに接する先端部6を経由してシールプレート7が密接して取り付けられている下斜面部13に至る部分に一連の排液溝18がそれぞれ設けられている。
この排液溝18は、シール部材4がチャンバー本体2の両側に取り付けられたときに、上斜面部15においては、ドクターブレード9の両端部14または押さえプレート2bの両端部17で覆われる位置に取り付けられ、下斜面部13においては、シールプレート7の両端部12または押さえプレート2aの両端部16で覆われる位置にそれぞれ強固に取り付けられるようになっていて、塗工液が外部に漏れ出さないようになっている。
また、シール部材4の内側面21のチャンバー本体2との密接部分であって、チャンバー本体2と密接している部分と密接していない部分の境界の近傍部分にも、一連の排液溝19がそれぞれ設けられている。
この排液溝19は、シール部材4がチャンバー本体2の両側に取り付けられたときに、チャンバー本体2の両側面が覆うような位置に配するようになっている。
この排液溝19は、シール部材4がチャンバー本体2の両側に取り付けられたときに、チャンバー本体2の両側面が覆うような位置に配するようになっている。
そしてさらに、それらの排液溝18、19を連結する排液穴23がシール部材4の内部に設けられていると共に、その排液穴23が塗工液の排出手段に連結されている。
シール部材4の上斜面部15と先端部6および下斜面部13上に形成されている一連の排液溝18と、シール部材の内側面21に形成されている一連の排液溝19はシール部材4の内部において、排液穴22および排液穴23によって互いに連結されており、さらに排液穴22の先端は、シール部材の外側の接続口20に連結されていて、一続きの塗工液回収路が形成されている。
この接続口20には、図示しない排出手段にさらに連結されていて、排液溝18および19に流れ込ませた塗工液をこの排出手段により塗工液供給タンクに回収できるようになっている。この回収配管の途中には、例えばダイヤフラムポンプや負圧発生装置などを設置して、より積極的に塗工液を溝部を経由して吸引するようにしてもよい。
なお、前記したシール部材4の構成用材料としては、合成樹脂製の発泡材やゴム材などの弾性体や、ポリアセタール、ポリアミド、フッ素樹脂、超高分子量ポリエチレンなどの自己潤滑性を持つエンジニアリングプラスチックを用いることができる。
なお、ドクターブレード9は図4や図5に示すように、版胴ロールaの周面bに対して鈍角に接するように取り付けてあるが、もっと鋭角に接するように取り付けてもよい。
以上説明したように、本発明のチャンバー型塗工液供給装置は、シール性を必要とする各部材との合わせ面に一連の排液溝を設けることで、漏れ出た塗工液をこの排液溝内に流入させ、排出穴を通じて、チャンバードクターの外に排出することができるため、チャンバードクターからの塗工液の漏れを防止することができ、グラビアコータやグラビア印刷機における塗工液の供給が的確に行われるようになると共に、塗工液の塗工作業の環境をクリーンに保つことができる。
a・・・版胴ロール
b・・・(版胴ロールの)周面
1、30・・・チャンバードクター
2・・・チャンバー本体
3・・・溝部
4・・・シール部材
5・・・取り付けプレート
6・・・(シール部材の)先端部
7・・・シールプレート
8・・・(シールプレートの)先端縁
9・・・ドクターブレード
10・・・(ドクターブレードの)先端縁
11・・・塗工液室
12・・・シールプレートの両端部
13・・・(シール部材の)下斜面部
14・・・ドクターブレードの両端部
15・・・(シール部材の)上斜面部
2a・・・(シールプレートの)取り付けプレート
2b・・・(ドクターブレードの)取り付けプレート
16・・・2aの両端部
17・・・2bの両端部
18・・・排液溝
19・・・排液溝
20・・・接続口
21・・・(シール部材の)内側面
22・・・排液穴
23・・・排液穴
b・・・(版胴ロールの)周面
1、30・・・チャンバードクター
2・・・チャンバー本体
3・・・溝部
4・・・シール部材
5・・・取り付けプレート
6・・・(シール部材の)先端部
7・・・シールプレート
8・・・(シールプレートの)先端縁
9・・・ドクターブレード
10・・・(ドクターブレードの)先端縁
11・・・塗工液室
12・・・シールプレートの両端部
13・・・(シール部材の)下斜面部
14・・・ドクターブレードの両端部
15・・・(シール部材の)上斜面部
2a・・・(シールプレートの)取り付けプレート
2b・・・(ドクターブレードの)取り付けプレート
16・・・2aの両端部
17・・・2bの両端部
18・・・排液溝
19・・・排液溝
20・・・接続口
21・・・(シール部材の)内側面
22・・・排液穴
23・・・排液穴
Claims (1)
- 塗工液塗工用の版胴ロールの周面の近接部分にその軸方向に沿って対峙して配置され、軸方向に垂直な面における断面形状はC字状で、版胴ロールの周面に対面する部分には軸方向に沿って溝部が形成されているチャンバー本体を備えていて、このチャンバー本体の両端には溝部の端部を覆うようにして版胴ロール側に向けて先細りした形状のシール部材が取り付けプレートを用いてそれぞれ取付けられていると共に、チャンバー本体の版胴ロールの回転方向の上流側でチャンバー本体の下側の部分には版胴ロールの軸方向に沿うように一端から他端にかけてシールプレートがその先端縁を版胴ロールの周面と摺接するように、かつその両端部はシール部材の下斜面部に密接するように取り付けられ、また、チャンバー本体の版胴ロールの回転方向の下流側でチャンバー本体の上側の部分には版胴ロールの軸方向に沿って一端から他端にかけてドクターブレードがその先端縁を版胴ロールの周面と摺接するように、かつその両端部はシール部材の上斜面部に密接するように取り付けられ、一体化されていて、チャンバー本体の溝部はシール部材とシールプレートとドクターブレードとで囲まれ、かつ、それぞれの先端部分を版胴ロールの周面に摺接するように配置して外部に対して閉じた塗工液室が形成されるようになっていて、塗工液供給部から塗工液をこの塗工液室に送り込んで、その塗工液を回転する版胴ロールの周面に供給できるようにしたチャンバー型塗工液供給装置において、チャンバー本体の両端に取り付けられているそれぞれのシール部材の、ドクターブレードが密接して取り付けられている上斜面部から版胴ロールに接する先端部を経由してシールプレートが密接して取り付けられている下斜面部に至る部分、ならびにシール部材の内側面のチャンバー本体との密接部分であって、チャンバー本体と密接している部分と密接していない部分の境界の近傍部分には、一連の排液溝がそれぞれ設けられ、さらにそれらの排液溝を連結する排液穴がシール部材の内部に設けられていると共に、その排液穴が塗工液の排出手段に連結されていることを特徴とするチャンバー型塗工液供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009042019A JP2010194859A (ja) | 2009-02-25 | 2009-02-25 | チャンバー型塗工液供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=42820105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009042019A Pending JP2010194859A (ja) | 2009-02-25 | 2009-02-25 | チャンバー型塗工液供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010194859A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101477888B1 (ko) * | 2012-05-17 | 2014-12-30 | 스미도모쥬기가이 모던 가부시키가이샤 | 도공장치 |
CN107670896A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-02-09 | 惠州市新鑫辉自动化设备有限公司 | 一种锂电涂布机挡料机构 |
CN116571982A (zh) * | 2023-05-30 | 2023-08-11 | 阔然医学检验实验室(徐州)有限公司 | 一种肿瘤基因检测试剂盒组装设备 |
-
2009
- 2009-02-25 JP JP2009042019A patent/JP2010194859A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107670896A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-02-09 | 惠州市新鑫辉自动化设备有限公司 | 一种锂电涂布机挡料机构 |
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CN116571982A (zh) * | 2023-05-30 | 2023-08-11 | 阔然医学检验实验室(徐州)有限公司 | 一种肿瘤基因检测试剂盒组装设备 |
CN116571982B (zh) * | 2023-05-30 | 2023-12-12 | 阔然医学检验实验室(徐州)有限公司 | 一种肿瘤基因检测试剂盒组装设备 |
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