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JP2010194770A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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JP2010194770A
JP2010194770A JP2009040159A JP2009040159A JP2010194770A JP 2010194770 A JP2010194770 A JP 2010194770A JP 2009040159 A JP2009040159 A JP 2009040159A JP 2009040159 A JP2009040159 A JP 2009040159A JP 2010194770 A JP2010194770 A JP 2010194770A
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Yasuhiro Sekiguchi
恭裕 関口
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】ノズルの高密度化や多ノズル化しても、PZT焼成時における製造誤差を小さくすることができ、流路構成が簡単である。
【解決手段】印刷ヘッド3は複数のノズルが紙送り方向Xに所定間隔で配列されてなる第1及び第2のノズル列(第1及び第2のノズル列群A,B)を有する。第1及び第2のノズル列は紙送り方向Xに前記所定間隔より大きい間隔をおいて設けられている。第1のノズル列に属する複数のノズル11aに対して、それら複数のノズル内の液体に選択的に圧力を付与する第1の圧電アクチュエータ12Aと、この第1の圧電アクチュエータ12Aとは別の圧電アクチュエータであって、前記第2のノズル列に属する複数のノズルに対して、それら複数のノズル内の液体に選択的に圧力を付与する第2の圧電アクチュエータ12Bとを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、インクジェット印刷装置などの液滴吐出装置に関するものである。
印刷ヘッドの複数のノズルからインク液滴を吐出して記録用紙に印刷を行うインクジェット印刷装置において、高速化・高画質化を図るために、前記印刷ヘッドにおいてノズルの高密度化や多ノズル化が求められているが、ノズルの高密度化や多ノズル化を図るためには通常印刷ヘッドを長尺化して、それをシリアルに駆動する必要がある。
しかしながら、圧電アクチュエータ(PZT)を用いる印刷ヘッドの場合には、PZTを焼成する必要があるため、長尺化によりPZTが大判化すれば、焼成時にPZTに反りが発生したり製造誤差(焼成誤差)が大きくなったりする。またノズルの高密度化や多ノズル化により、電気配線も各配線の間隔が狭くなる。
ところで、一つの長い共通液室(マニホールド)に対して、2つの圧電アクチュエータが隣接して並んだ構成とし、前記共通液室の一方の端にインク導入口(インク供給口)を配置するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような構造とすれば、圧電アクチュエータを分割して構成するので、PZTの大判化を回避することができ、PZT焼成による誤差を小さくすることができる。
特開平10−34923号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、2つの圧電アクチュエータが隣接して並ぶ構成としているが、圧電アクチュエータを接合するために必要な圧電アクチュエータ同士の間隔はノズルピッチ以上の間隔となってしまう。そこで、圧電アクチュエータ同士の間隔をノズルピッチと同じ間隔にするために、圧力室を傾斜させているが、これにより流路構成が複雑になる。

この発明は、ノズルの高密度化や多ノズル化しても、PZT焼成時における製造誤差を小さくすることができるとともに、流路構成が簡単である液滴吐出装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、この液滴吐出ヘッドを所定方向に往復動させるヘッド移動手段と、被液滴吐出媒体を前記所定方向とは直交する媒体搬送方向に搬送する媒体搬送手段とを備えた液滴吐出装置であって、前記液滴吐出ヘッドは、複数のノズルが前記媒体搬送方向に所定間隔で配列されてなる第1及び第2のノズル列を有するとともに、これら第1及び第2のノズル列が前記媒体搬送方向に前記所定間隔より大きい間隔をおいて設けられており、さらに、前記第1のノズル列に属する複数のノズルに対して、それら複数のノズル内の液体に選択的に圧力を付与する第1の圧電アクチュエータと、この第1の圧電アクチュエータとは別の圧電アクチュエータであって、前記第2のノズル列に属する複数のノズルに対して、それら複数のノズル内の液体に選択的に圧力
を付与する第2の圧電アクチュエータと、を備えていることを特徴とする。
このようにすれば、圧電アクチュエータの寸法は、1枚で構成する場合より小さくすることができるので、1枚でノズルの高密度化や多ノズル化を図る場合よりも焼成時における製造誤差を低減できる。また、第1及び第2のノズル列が前記媒体搬送方向に前記所定間隔より大きい間隔をおいて設けられ、シンプルな流路構成のまま、ノズルの高密度化や多ノズル化を実現することができる。
また、前記ノズル列間の間隔を十分な大きさとすれば、圧電アクチュエータ同士の間のスペースに余裕があるので、各圧電アクチュエータの接合が容易となり、また、各圧電アクチュエータ毎に配線すればよいので、一つの圧電アクチュエータに接続する電気配線の数も少なくなり、配線作業も容易となる。
請求項2に記載のように、請求項1の液滴吐出装置において、前記第1及び第2のノズル列の各ノズルに対して供給される液体のマニホールドは、前記第1及び第2のノズル列に対して共通であり、前記第1及び第2のノズル列の間に、各マニホールドに液体を供給する複数の液体供給口が配置されている構成とすることができる。
このようにすれば、ノズル列間の、ノズルのない領域に、各マニホールドに液体を供給する複数の液体供給口が配置されているので、無駄なスペースを有効利用することができるだけでなく、前記液体供給口から離れたノズルまでの距離が短くなり、インクの供給不足によりインクの不吐出が生じることを低減できる。
この場合、請求項3に記載のように、請求項1又は2の液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドは、前記第1及び第2のノズル列のノズル列方向長さをそれぞれ長さLとすると、第1及び第2のノズル列の間の前記所定間隔より大きい間隔は、前記長さLと前記各ノズル列におけるノズルピッチの2倍に相当する長さとの和に相当する長さとすればよい。
このようにすれば、第1及び第2のノズル列で液滴吐出した後、長さLとノズルピッチとの和だけ移動させて続けて液滴吐出をすることができるので、余分なノズルを形成することなく、高速で液滴を吐出することが可能になる。
前述した請求項1〜3の液滴吐出装置において、前記制御手段は、1つの被液滴吐出媒体についての液滴吐出の際に、次のように駆動制御される。
例えば請求項4に記載のように、請求項1〜3のいずれかの液滴吐出装置において、前記ヘッド移動手段、前記媒体搬送手段、第1及び第2の圧電アクチュエータを駆動制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記1つの被液滴吐出媒体についての液滴吐出の際に、前記各ノズル列の使用回数が等しくなるか、あるいは一方のノズル列の使用回数が他方のノズル列の使用回数よりも1回多くなるように駆動制御し、前記各ノズル列の使用回数が等しくなる場合には、その駆動制御を各被液滴吐出媒体について繰り返す一方、前記一方のノズル列の使用回数が他方のノズル列の使用回数よりも1回多くなる場合には、次の被液滴吐出媒体については、前記他方のノズル列の使用回数が前記一方のノズル列の使用回数よりも1回多くなるように制御することができる。
また、請求項5に記載のように、請求項4の液滴吐出装置において、前記制御手段は、前記一方のノズル列の使用回数が他方のノズル列の使用回数よりも1回多くなる場合には、前記一方のノズル列が、前記媒体搬送方向の上流側の前記第1のノズル列である場合には、前記1回多くなる使用は液滴吐出動作の最後となり、前記一方のノズル列が前記媒体
搬送方向の下流側の前記第2のノズル列である場合には、前記1回多くなる使用は液滴吐出動作の最初となるように制御するようにすることもできる。
請求項6に記載のように、請求項4又は5の液滴吐出装置において、前記制御手段は、1つの被液滴吐出媒体に対する1番目の液滴吐出動作が、前記第1及び第2のノズル列をともに使用して液滴を吐出する場合、被液滴吐出媒体の送り量を、奇数番目の使用後では前記ノズル列の長さLと前記ノズルピッチとの和に相当する量とする一方、偶数番目の使用後では前記ノズル列の長さLの3倍と前記ノズルピッチの3倍に相当する長さとの和に相当する量とすることもできる。
また、請求項7に記載のように、請求項4又は5の液滴吐出装置において、前記制御手段は、1つの被液滴吐出媒体に対する1番目の液滴吐出動作が前記第2のノズル列のみを使用して液滴吐出し、2番目の液滴吐出動作が前記1番目の液滴吐出動作で液滴吐出した部分を挟んで前記第1及び第2のノズル列を使用して液滴を吐出する場合には、被液滴吐出媒体の送り量を、奇数番目の使用後では前記ノズル列の長さLと前記ノズルピッチとの和に相当する量とする一方、偶数番目の使用後では前記ノズル列の長さLの3倍と前記ノズルピッチの3倍に相当する長さとの和に相当する量としてもよい。
請求項8に記載のように、請求項4又は5の液滴吐出装置において、前記制御手段は、1つの被液滴吐出媒体に対する1番目の液滴吐出動作が、前記第2のノズル列のみを使用して液滴吐出し、2番目の液滴吐出動作が前記1番目の液滴吐出動作で液滴吐出した部分よりも前記媒体搬送方向下流側の部分に前記第1及び第2のノズル列を使用して液滴を吐出する場合には、被液滴吐出媒体の送り量を、奇数番目の使用後では前記ノズル列の長さLの3倍と前記ノズルピッチの3倍に相当する長さとの和に相当する量とする一方、偶数番目の使用後では前記ノズル列の長さLと前記ノズルピッチとの和に相当する量とすることも可能である。
本発明は、上記のように構成したから、圧電アクチュエータの寸法は、1枚で構成する場合よりも小さいサイズとなるため、焼成誤差を増大させることなく、ノズルの高密度化や多ノズル化が図れる。また第1及び第2の圧電アクチュエータの間隔が十分な大きさとすれば、圧電アクチュエータの接合工程が容易となり、また、配線作業は各圧電アクチュエータ毎でよく、各圧電アクチュエータに対する電気配線の数が少なくなるため、配線作業が容易となる。
本発明の実施の形態に係るインクジェット印刷装置(液滴吐出装置)の概略構成を示す概略構成図である。 本発明に係るキャビティユニット、圧電アクチュエータ及びフレキシブル配線板(COP)の関係を示す説明図である。 本発明に係るキャビティユニットと圧電アクチュエータとの関係を示す平面図である。 前記インクジェット印刷装置の制御手段の電気的構成を示すブロック図である。 (a)〜(f)はそれぞれ本発明に係る印刷ヘッドの印刷制御パターンの一例を示す説明図である。 (a)〜(f)はそれぞれ本発明に係る印刷ヘッドの印刷制御パターンの別の例を示す説明図である。 (a)〜(f)はそれぞれ本発明に係る印刷ヘッドの印刷制御パターンのさらに別の例を示す説明図である。 (a)〜(f)はそれぞれ本発明に係る印刷ヘッドの印刷制御パターンの他の例を示す説明図である。 制御手段による制御の流れを示すフローチャート図である。 制御手段による別の制御の流れを示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1に示すように、本発明に係る液滴吐出装置の一実施の形態であるインクジェット印刷装置1は、インクカートリッジ(図示せず)が搭載されるキャリッジ2の下面に、印刷用紙P(被液滴吐出媒体)に印刷するためにインク液滴を吐出する印刷ヘッド3(液滴吐出ヘッド)が設けられている。キャリッジ2はプリンタフレーム4内に設けられるキャリッジ軸5とガイド板(図示せず)とによって支持され、印刷用紙Pの紙送り方向X(媒体搬送方向)と直交する走査方向Y(所定方向)において、後述するキャリッジ駆動モータ56(ヘッド移動手段)によって往復移動する構成とされている。図示しない給紙部から紙送り方向Xに、後述する搬送モータ55(媒体搬送手段)によって搬送される印刷用紙Pは、プラテンローラ(図示せず)と印刷ヘッド3との間に導入されて、印刷ヘッド3から印刷用紙Pに向けて吐出されるインクにより所定の印刷がなされ、その後排紙ローラ6にて排紙される。
また、図2及び図3に示すように、印刷ヘッド3は、キャビティユニット11と、圧電アクチュエータ(第1及び第2の圧電アクチュエータ12A,12B)とを下側から順に備え、第1及び第2の圧電アクチュエータ12A,12Bの上面に駆動信号を供給する第1及び第2のフレキシブル配線板13A,13B(信号線)がそれぞれ設けられている。
キャビティユニット11は、複数枚のプレート部材からなる積層体の上側に振動板が設けられ、具体的に図示していないが、周知のように、複数のノズル11a、複数のノズルの各々に連通する複数の圧力室11b及びこの圧力室11bに供給するインクを一時的に貯留するマニホールド11cを含む構成とされ、複数のノズル11aと複数の圧力室11bとがそれぞれ連通している。
印刷ヘッド3(キャビティユニット11)は、複数のノズルが紙送り方向Xに所定間隔(所定のノズルピッチ)で配列されてなる複数の第1及び第2のノズル列を有する。これら第1及び第2のノズル列は、紙送り方向Xに前記所定間隔より大きい間隔をおいて設けられ、1色についてのノズル列を形成している。そして、各色に対応して複数の第1のノズル列が平行に設けられる第1ノズル列群Aと、前記各色に対応して複数の第2のノズル列が平行に設けられる第2ノズル列群Bとが、前記間隔をおいて設けられ、ノズル群全体が形成される。前記間隔は、図3に示すように、各色についての第1及び第2のノズル列間の長さ(つまり第1及び第2のノズル列群A,Bのノズル列方向長さ)をそれぞれ長さLとすると、前記長さLと前記各ノズル列におけるノズルピッチαの2倍に相当する長さとの和、L+2αに相当する長さである。
そして、前記振動板の上側に、各ノズル列群A,Bに対応して、各圧力室内のインク(液体)を選択的に吐出させるための圧電アクチュエータ12A,12Bが接合(固着)されている。これにより、各圧電アクチュエータ12A,12Bの寸法は、1枚の圧電アクチュエータとする場合の半分のサイズでよくなるため、圧電アクチュエータ12A,12Bの製造誤差(焼成誤差)が小さくなる。
第1の圧電アクチュエータ12Aは、第1ノズル列群A(第1のノズル列)に属する複数のノズル11aに対して、それら複数のノズル11a内のインクに選択的に圧力を付与
するものである。この第1の圧電アクチュエータ12Aとは別の圧電アクチュエータである第2の圧電アクチュエータ12Bは、第2のノズル列群B(第2のノズル列)に属する複数のノズル11aに対して、それら複数のノズル11a内の液体に選択的に圧力を付与するものである。
前記第1及び第2のノズル列の各ノズル11aに対して供給されるインクのマニホールド11cは、前記第1及び第2のノズル列に対して共通である。第1及び第2のノズル列群A,B(第1及び第2のノズル列)の間に、各マニホールド11cのインクを供給する複数のインク供給口11d(液体供給口)が配置され、そのインク供給口11dに、インク内に含有される塵挨などを捕獲するためのフィルタ(図示しない)が設けられている。
各圧電アクチュエータ12A,12Bは、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料(圧電シート)からなる複数の圧電層を順に積層して形成され、前記圧電層に、駆動に用いる電極(電圧が印加される電極やグランド電位のアース電極)が設けられている。
続いて、インクジェット印刷装置の制御手段(制御部54)の電気的構成を、ブロック図である図4に沿って説明する。
まず、制御部54は、演算装置であるCPU51と、そのCPU51により実行される各種の制御プログラムやデータを記憶したROM52と、入力装置(例えば、パソコン)から入力された印刷データや制御信号を記憶するためのメモリであるRAM53とを有する。
これらのCPU51,ROM52、RAM53は、バスライン58を介して互いに接続されており、このバスライン58は、入出力ポート59に接続されている。
この入出力ポート59は、印刷ヘッド3と、搬送モータ55と、キャリッジ駆動モータ56とを有する駆動部57を駆動させて、印刷用紙Pへ印刷を行うことができるようになっている。
印刷ヘッド3には、印刷用紙Pへインクを吐出するためのノズルが形成されている。そして、インクカートリッジ(図示せず)から印刷ヘッド3に供給されるシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックのインクが、ノズルから吐出され、印刷用紙Pに画像が形成される。
搬送モータ55は、印刷用紙Pを搬送する搬送ローラや排紙ローラを回転駆動するモータであり、キャリッジ駆動モータ56は、印刷ヘッド3を搭載するキャリッジ2を往復移動させる駆動力を供給するものである。
CPU51は、入力装置60からインターフェイス61を介して入力された印刷データを印刷ヘッド3による印刷が可能な印刷データに展開し、そのデータを各ノズルに対する吐出信号として、印刷ヘッド3へ出力するものである。この吐出信号に応じて印刷ヘッド3を駆動することにより、各ノズルからインクが吐出され、印刷用紙Pに印刷が行われ、また、キャリッジ駆動モータ56や搬送モータ55は、印刷ヘッド3へ出力される吐出信号に同期して駆動されている。
ところで、印刷ヘッド3の寿命に関わる使用頻度を第1及び第2のノズル列(第1及び第2のノズル列群A,B)で等しくし、かつ印刷に要する走査回数(pass数)も少なくしたいという要求がある。ここで、使用頻度を等しくするとは、印刷用紙P・1枚を印
刷する際の使用頻度が等しくなる場合だけでなく、印刷用紙Pを何枚か印刷する毎に使用頻度が等しくなるような場合も含む。
よって、制御部54は、1つの印刷用紙Pについての印刷の際に、前記各ノズル列の使用回数が等しくなるか、あるいは一方のノズル列の使用回数が他方のノズル列の使用回数よりも1回多くなるように駆動制御し、前記各ノズル列の使用回数が等しくなる場合には、その駆動制御を各印刷用紙Pについて繰り返す一方、前記一方のノズル列の使用回数が他方のノズル列の使用回数よりも1回多くなる場合には、次の印刷用紙Pについては、前記他方のノズル列の使用回数が前記一方のノズル列の使用回数よりも1回多くなるように制御することになる。
そして、前記一方のノズル列の使用回数が他方のノズル列の使用回数よりも1回多くなる場合には、前記一方のノズル列が、紙送り方向Xの上流側の前記第1のノズル列(第1のノズル列群A)である場合には、前記1回多くなる使用は印刷動作の最後となり、前記一方のノズル列が紙送り方向Xの下流側の前記第2のノズル列(第2のノズル列群B)である場合には、前記1回多くなる使用は印刷動作の最初となるように制御することになる。
次いで、前記印刷ヘッド3を用いて印刷する場合の、具体的な印刷制御パターンについて検討する。
まず、印刷ヘッド3は、幅Lの範囲をそれぞれ印刷する第1及び第2のノズル列群A,Bを有する部分の間に、ノズル列を有さず幅Lの範囲を印刷しない部分を有するので、往きで2つの幅Lの部分(第1及び第2のノズル列群A,B)で印刷し、帰りで前記2つの幅Lの部分(第1及び第2のノズル列群A,B)で印刷するようにすれば、往復で幅Lの4倍の部分を印刷できる。このことに基づき、印刷する範囲が幅Lの4倍の倍数(Case1
と表示)より、幅Lだけ大きいか(Case2と表示)、幅Lの2倍だけ大きいか(Case3と表示)、幅Lの3倍だけ大きいか(Case4と表示)に応じて、印刷ヘッド3の駆動の制御内
容を変更する。
また、後述するように、Case1〜4についての印刷制御パターンは、いずれの場合も、
次の3つのTYPEに分類される。
(α−TYPE)
1つの印刷用紙Pに対する1番目の印刷動作が、第1及び第2のノズル列群A,Bをともに使用して印刷する場合であって、印刷用紙Pの送り量を、奇数番目の使用後では前記ノズル列の長さLと前記ノズルピッチとの和に相当する量とする一方、偶数番目の使用後では前記ノズル列の長さLの3倍と前記ノズルピッチとの和に相当する量とするもの。
(β−TYPE)
1つの印刷用紙Pに対する1番目の印刷動作が前記第2のノズル列群Bのみを使用して印刷し、2番目の印刷動作が前記1番目の印刷動作で印刷した部分を挟んで前記第1及び第2のノズル列群A,Bを使用して印刷する場合であって、印刷用紙Pの送り量を、奇数番目の使用後では前記ノズル列の長さLと前記ノズルピッチとの和に相当する量とする一方、偶数番目の使用後では前記ノズル列の長さLの3倍と前記ノズルピッチとの和に相当する量とするもの。
(γ−TYPE)
1つの印刷用紙Pに対する1番目の印刷動作が、第2のノズル列群Bのみを使用して印刷し、2番目の印刷動作が前記1番目の印刷動作で印刷した部分よりも前記用紙搬送方向下流側の部分に第1及び第2のノズル列群A,Bを使用して印刷する場合であって、印刷用紙Pの送り量を、奇数番目の使用後では前記ノズル列の長さLの3倍と前記ノズルピッチとの和に相当する量とする一方、偶数番目の使用後では前記ノズル列の長さLと前記ノ
ズルピッチとの和に相当する量とするもの。
続いて、Case1〜4についての印刷制御パターンについて、図5〜図8に沿って説明す
る。なお、各図において、印刷が何番目の走査で行われたかを丸数字で示している。
−Case1の場合−
印刷幅はL×(4n+4)(n=0,1,2,3・・・)で表される。印刷制御パターンとしては、例えばn=1の場合には、図5(a)に示すように、往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷するα−TYPE、図5(b)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは両ノズル列群A,Bで印刷し、さらにもう1回往って他方のノズル列群Aで印刷するβ−TYPE、図5(c)に示すように、往きに一方のノズル群Bのみで印刷し、帰りは印刷用紙Pの送り量を多くして両ノズル列群A,Bで印刷し、さらにもう1回往って他方のノズル列群Aで印刷するγ−TYPEのいずれかが採用される。いずれのTYPEも、ノズル列群A,Bの使用頻度はいずれも2回であるが、走査回数(pass数)は、α−TYPEのみ2回で、β,γ−TYPEはいずれも3回である。
また、n=2の場合は、図5(d)に示すように、往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷することを2回繰り返すα−TYPE、図5(e)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは両ノズル列群A,Bで印刷し、それから往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷し、最後にさらにもう1回往って他方のノズル列群Aで印刷するβ−TYPE、図5(f)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは印刷用紙Pの送り量を多くして両ノズル列群A,Bで印刷し、それから往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷し、さらにもう1回往って他方のノズル列群Aで印刷するγ−TYPEのいずれかが採用される。この場合は、いずれのTYPEも、ノズル列群A,Bの使用頻度はいずれも4回であるが、走査回数(pass数)はα−TYPEのみ4回で、β,γ−TYPEはいずれも5回である。
−Case2の場合−
印刷幅はL×(4n+1)(n=0,1,2,3・・・)で表される。印刷制御パターンとしては、n=1の場合は、図6(a)に示すように、往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷し、さらにもう1回往って他方のノズル列群Aで印刷するα−TYPE、図6(b)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは両ノズル列群A,Bで印刷し、それから他方のノズル列群Aで印刷し、さらにもう1回往って他方のノズル列群Aで印刷するβ−TYPE、図6(c)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは印刷用紙Pの送り量を多くして両ノズル列群A,Bで印刷し、さらにもう1回往って両ノズル列群A,Bで印刷するγ−TYPEのいずれかが採用される。いずれのTYPEも、ノズル列群A,Bのいずれか一方の使用頻度が2回で、他方が3回であるが、走査回数(pass数)は、α,γ−TYPEがいずれも3回で、β−TYPEは2回である。
また、n=2の場合は、図6(d)に示すように、往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷することを2回繰り返し、さらにもう1回往って他方のノズル列群Aで印刷するα−TYPE、図6(e)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは両ノズル列群A,Bで印刷し、それから往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷し、もう1回往って両ノズル列群A,Bで印刷し、最後にさらにもう1回往って他方のノズル列群Aで印刷し,帰りもノズル列群Aで印刷するβ−TYPE、図6(f)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは印刷用紙Pの送り量を多くして両ノズル列群A,Bで印刷し、それから往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷する動作を行い、さらにもう1回往って両ノズル列群A,Bで印刷するγ−TYPEのいずれかが採用され
る。いずれのTYPEも、ノズル列群A,Bのいずれか一方の使用頻度が4回で、他方が5回であるが、走査回数(pass数)は、α,γ−TYPEがいずれも5回で、β−TYPEは6回である。
−Case3の場合−
印刷幅はL×(4n+2)(n=0,1,2,3・・・)で表される。印刷制御パターンとしては、n=1の場合は、図7(a)に示すように、往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷し、それから他方のノズル列群Aで印刷し、さらにもう1回往って他方のノズル列群Aで印刷するα−TYPE、図7(b)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは両ノズル列群A,Bで印刷し、さらにもう1回往って両ノズル列群A,Bで印刷し,帰りに他方のノズル列群Aで印刷するβ−TYPE、図7(c)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは印刷用紙Pの送り量を多くして両ノズル列群A,Bで印刷し、さらにもう1回往って両ノズルA,Bで印刷し,帰りに他方のノズル列群Aで印刷するγ−TYPEのいずれかが採用される。いずれのTYPEも、走査回数は4回であるが、使用頻度は、α−TYPEのみノズル列群Aが4回、ノズル列群Bが2回で、β,γ−TYPEはいずれのノズル列も3回である。
また、n=2の場合は、図7(d)に示すように、往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷することを2回繰り返し、最後にさらにもう1回往って他方のノズル列群Aで印刷し,帰りもノズル列群Aで印刷するα−TYPE、図7(e)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは両ノズル列群A,Bで印刷し、それから往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷し、最後にさらにもう1回往って両ノズル列で印刷し,帰りに他方のノズル列群Aのみで印刷するβ−TYPE、図7(f)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは印刷用紙Pの送り量を多くして両ノズル列群A,Bで印刷し、それから往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷し、さらにもう1回往って両ノズル列で印刷し、帰りに他方のノズル列群Aのみで印刷するγ−TYPEのいずれかが採用される。いずれのパターンも、走査回数は6回であるが、使用頻度は、α−TYPEのみノズル列群Aが6回、ノズル列群Bが4回で、β,γ−TYPEはいずれのノズル列も5回である。
−Case4の場合−
印刷幅はL×(4n+3)(n=0,1,2,3・・・)で表される。印刷制御パターンとしては、n=1の場合、図8(a)に示すように、往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷し、もう1回往って両ノズル列群A,Bで印刷し,帰りに他方のノズル列群Aで印刷するα−TYPE、図8(b)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは両ノズル列群A,Bで印刷し、さらにもう1回往って両ノズル列群A,Bで印刷し,帰りも両ノズル列群A,Bで印刷するβ−TYPE、図8(c)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは印刷用紙Pの送り量を多くして両ノズル列群A,Bで印刷し、もう1回往って両ノズルA,Bで印刷し、帰りに他方のノズル列群Aで印刷し、さらにもう一回往ってノズル列群Aのみで印刷するγ−TYPEのいずれかが採用される。いずれのパターンも、使用頻度はノズル列の一方が4回で他方が3であるが、走査回数は、α,β−TYPEが4回、γ−TYPEは5回である。
また、n=2の場合は、図8(d)に示すように、往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷することを2回繰り返し、最後にさらにもう1回往って両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りはノズル列群Aのみで印刷するα−TYPE、図8(e)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは両ノズル列群A,Bで印刷し、それから往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷し、最後にさらにもう1回往って両ノズル列群A,Bで印刷し,帰りも両ノズル列群
A,Bで印刷するβ−TYPE、図8(f)に示すように、往きに一方のノズル列群Bのみで印刷し、帰りは印刷用紙Pの送り量を多くして両ノズル列群A,Bで印刷し、それから往きに両ノズル列群A,Bで印刷し、帰りも両ノズル列群A,Bで印刷し、さらにもう1回往って両ノズル列群A,Bで印刷し,帰りに他方のノズル列群Aのみで印刷し,最後にノズル列群Aのみでもう1回印刷するγ−TYPEのいずれかが採用される。いずれのパターンも、使用頻度はノズル列の一方が5回で他方が6回であるが、走査回数は、α,β−TYPEが6回、γ−TYPEは7回である。
続いて、制御部54による処理の流れについて、図9に沿って説明する。
電源ONでスタートすると、まず、画像データが受信され(ステップS1)、その画像データから印刷用紙P・1枚あたりの印刷長さHの情報を取得する(ステップS2)。
前記印刷長さHとノズル列長さLとの関係が、次の関係式(1)(2)のいずれかを満たすか否かを判定する(ステップS3)。
L×(4n+1)<H≦L×(4n+2) (1)
L×(4n+3)<H≦L×(4n+4) (2)
関係式(1)(2)のいずれかを満たす場合には、Case1又はCase3で、図5及び図7に基づきノズル列群Aとノズル列群Bの使用頻度が同じである印刷制御パターンを選択して(ステップS4)、印刷を実行し(ステップS5)、ステップS2に戻る。これにより、ノズル列群Aとノズル列群Bとについて、使用頻度が同じとなり、寿命もほぼ同じになる。
一方、関係式(1)(2)のいずれも満たさない場合は、Case2又はCase4であるので、各ノズル列の累積使用頻度は同じであるか否かを判定し(ステップS6)、同じである場合には図6及び図8に基づき任意の印刷制御パターンを選択して(ステップS7)、各ノズル列の累積使用頻度を記憶し(ステップS8)、印刷を実行する(ステップS5)。また、各ノズル列の累積使用頻度が異なる場合には、図6及び図8に基づき累積使用頻度が少ないノズル列を多く使う印刷制御パターンを選択して(ステップS9)、各ノズル列の累積使用頻度を記憶し(ステップS8)、印刷を実行する(ステップS5)。これにより、ノズル列群Aとノズル列群Bとについて、使用頻度が同じになる方向に制御するので、寿命もほぼ同じになるようにする点で有利である。
前記処理は、ノズル使用頻度を、各ノズル列において同じになるように制御しているだけであるが(つまり印刷pass数は最少にならない場合も含む)、ノズル使用頻度が同じで、かつ印刷pass数が最少になるように制御することも可能である。
この場合は、図10に示すように、電源ONでスタートすると、まず、画像データが受信され(ステップS11)、その画像データから印刷用紙P・1枚あたりの印刷長さHの情報を取得する(ステップS12)。
前記印刷長さHとノズル列長さLとの関係が、次の関係式
L×(4n+3)<H≦L×(4n+4) (3)
を満たすか否かを判定する(ステップS13)。
関係式(3)を満たす場合には、Case1であるので、図5に基づきα−TYPEの印刷制御パターンを選択して(ステップS14)、印刷を実行し(ステップS15)、ステップS12に戻る。
関係式(3)を満たさない場合には、続いて、前記印刷長さHとノズル列長さLとの関係
が、次の関係式
L×(4n+1)<H≦L×(4n+2) (4)
を満たすか否かを判定する(ステップS16)。
関係式(4)を満たす場合には、Case3であるので、図7に基づきβ−TYPE又はγ−TYPEの印刷制御パターンを選択して(ステップS17)、印刷を実行し(ステップS15)、ステップS12に戻る。
関係式(4)を満たさない場合には、さらに、前記印刷長さHとノズル列長さLとの関係
が、次の関係式
L×(4n+4)<H≦L×(4n+3) (5)
を満たすか否かを判定する(ステップS18)。
関係式(5)を満たす場合には、Case2であるので、各ノズル列の累積使用頻度が同じであるか否かを判定し(ステップS19)、同じであれば、図6に基づきα−TYPEの印刷制御パターンを選択して(ステップS20)、各ノズル列群A,Bの累積使用頻度を記憶し(ステップS21)、印刷を実行し(ステップS15)、ステップS12に戻る一方、同じでなければ、図6に基づきγ−TYPEの印刷制御パターンを選択して(ステップS22)、印刷を実行し(ステップS15)、ステップS12に戻る。
関係式(5)を満たさない場合には、Case4であるので、各ノズル列の累積使用頻度が同じであるか否かを判定し(ステップS23)、同じであれば、図8に基づきα−TYPEの印刷制御パターンを選択して(ステップS24)、各ノズル列の累積使用頻度を記憶し(ステップS21)、印刷を実行し(ステップS15)、ステップS12に戻る一方、同じでなければ、図8に基づきβ−TYPEの印刷制御パターンを選択して(ステップS25)、各ノズル列の累積使用頻度を記憶し(ステップS21)、印刷を実行し(ステップS15)、ステップS12に戻る。
これにより、ノズル使用頻度が同じで、かつ印刷pass数が最少になるように制御される。
前述したほか、本発明は、次のように変更して実施することもできる。
(i)本発明は、液滴吐出ヘッドがインクジェット式の印刷ヘッドである場合に限定され
るものではなく、着色液を微小液滴として塗布、あるいは導電液を吐出して配線パターンを形成するなどの他の液滴吐出ヘッドにも適用することができる。
(ii)被液滴吐出媒体としては印刷用紙だけでなく、樹脂、布などの各種のものを用いることができ、また吐出される液体としてはインクだけでなく、着色液、機能液などの各種のものを用いることができる。
1 インクジェット印刷装置(液滴吐出装置)
3 印刷ヘッド(液滴吐出ヘッド)
11a ノズル
11b 圧力室
11c マニホールド
11d インク供給口
12A,12B 圧電アクチュエータ
54 制御部(制御手段)
55 搬送モータ(媒体搬送手段)
56 キャリッジ駆動モータ(ヘッド移動手段)
A 第1のノズル列群
B 第2のノズル列群

Claims (8)

  1. 液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、
    この液滴吐出ヘッドを所定方向に往復動させるヘッド移動手段と、
    被液滴吐出媒体を前記所定方向とは直交する媒体搬送方向に搬送する媒体搬送手段と
    を備えた液滴吐出装置であって、
    前記液滴吐出ヘッドは、
    複数のノズルが前記媒体搬送方向に所定間隔で配列されてなる第1及び第2のノズル列を有するとともに、これら第1及び第2のノズル列が前記媒体搬送方向に前記所定間隔より大きい間隔をおいて設けられており、
    さらに、
    前記第1のノズル列に属する複数のノズルに対して、それら複数のノズル内の液体に選択的に圧力を付与する第1の圧電アクチュエータと、
    この第1の圧電アクチュエータとは別の圧電アクチュエータであって、前記第2のノズル列に属する複数のノズルに対して、それら複数のノズル内の液体に選択的に圧力を付与する第2の圧電アクチュエータと、
    を備えていることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記第1及び第2のノズル列の各ノズルに対して供給される液体のマニホールドは、前記第1及び第2のノズル列に対して共通であり、
    前記第1及び第2のノズル列の間に、各マニホールドに液体を供給する複数の液体供給口が配置されていることを特徴とする請求項1記載の液滴吐出装置。
  3. 前記液滴吐出ヘッドは、前記第1及び第2のノズル列のノズル列方向長さをそれぞれ長さLとすると、第1及び第2のノズル列の間の前記所定間隔より大きい間隔は、前記長さLと前記各ノズル列におけるノズルピッチの2倍に相当する長さとの和に相当する長さであることを特徴とする請求項1又は2記載の液滴吐出装置。
  4. 前記ヘッド移動手段、前記媒体搬送手段、第1及び第2の圧電アクチュエータを駆動制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記1つの被液滴吐出媒体についての液滴吐出の際に、前記各ノズル列の使用回数が等しくなるか、あるいは一方のノズル列の使用回数が他方のノズル列の使用回数よりも1回多くなるように駆動制御し、
    前記各ノズル列の使用回数が等しくなる場合には、その駆動制御を各被液滴吐出媒体について繰り返す一方、
    前記一方のノズル列の使用回数が他方のノズル列の使用回数よりも1回多くなる場合には、次の被液滴吐出媒体については、前記他方のノズル列の使用回数が前記一方のノズル列の使用回数よりも1回多くなるように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  5. 前記制御手段は、前記一方のノズル列の使用回数が他方のノズル列の使用回数よりも1回多くなる場合には、前記一方のノズル列が、前記媒体搬送方向の上流側の前記第1のノズル列である場合には、前記1回多くなる使用は液滴吐出動作の最後となり、前記一方のノズル列が前記媒体搬送方向の下流側の前記第2のノズル列である場合には、前記1回多くなる使用は液滴吐出動作の最初となるように制御することを特徴とする請求項4記載の液滴吐出装置。
  6. 前記制御手段は、1つの被液滴吐出媒体に対する1番目の液滴吐出動作が、前記第1及び第2のノズル列をともに使用して液滴を吐出する場合、被液滴吐出媒体の送り量を、奇数番目の使用後では前記ノズル列の長さLと前記ノズルピッチとの和に相当する量とする一方、偶数番目の使用後では前記ノズル列の長さLの3倍と前記ノズルピッチの3倍に相当する長さとの和に相当する量とすることを特徴とする請求項4又は5記載の液滴吐出装置。
  7. 前記制御手段は、1つの被液滴吐出媒体に対する1番目の液滴吐出動作が前記第2のノズル列のみを使用して液滴吐出し、2番目の液滴吐出動作が前記1番目の液滴吐出動作で液滴吐出した部分を挟んで前記第1及び第2のノズル列を使用して液滴を吐出する場合には、被液滴吐出媒体の送り量を、奇数番目の使用後では前記ノズル列の長さLと前記ノズルピッチとの和に相当する量とする一方、偶数番目の使用後では前記ノズル列の長さLの3倍と前記ノズルピッチの3倍に相当する長さとの和に相当する量とすることを特徴とする請求項4又は5記載の液滴吐出装置。
  8. 前記制御手段は、1つの被液滴吐出媒体に対する1番目の液滴吐出動作が、前記第2のノズル列のみを使用して液滴吐出し、2番目の液滴吐出動作が前記1番目の液滴吐出動作で液滴吐出した部分よりも前記媒体搬送方向下流側の部分に前記第1及び第2のノズル列を使用して液滴を吐出する場合には、被液滴吐出媒体の送り量を、奇数番目の使用後では前記ノズル列の長さLの3倍と前記ノズルピッチの3倍に相当する長さとの和に相当する量とする一方、偶数番目の使用後では前記ノズル列の長さLと前記ノズルピッチとの和に相当する量とすることを特徴とする請求項4又は5記載の液滴吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015085683A (ja) * 2013-09-27 2015-05-07 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置

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