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JP2010189612A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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JP2010189612A
JP2010189612A JP2009038423A JP2009038423A JP2010189612A JP 2010189612 A JP2010189612 A JP 2010189612A JP 2009038423 A JP2009038423 A JP 2009038423A JP 2009038423 A JP2009038423 A JP 2009038423A JP 2010189612 A JP2010189612 A JP 2010189612A
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Hiroaki Shindo
宏明 神藤
Takahiro Okamoto
貴弘 岡本
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Lion Corp
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Abstract

【課題】洗濯物の再汚染防止効果に優れ、白濁等が生じず外観安定性にも優れており、かつ容器中の酸素が吸収されて該容器が凹むことを抑制できる液体洗浄剤組成物の提供を目的とする。
【解決手段】(A)成分:特定のアルキレンオキサイド付加体と、(B)成分:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸と、(C)成分:アルカノールアミンと、(D)成分:過酸化水素とを含有し、前記(A)成分の含有量が50〜70質量%であることを特徴とする液体洗浄剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、液体洗浄剤組成物に関する。
液体洗浄剤組成物は、使用時に溶け残りがない、香りが楽しめる等、粉末洗剤とは異なる特徴を兼ね備え、価格も手ごろなこともあり急激に需要が伸びている。従来、該液体洗浄剤組成物は、一定の使用期間を満足させるためにある程度の量で容器に収容する必要があった。そのため、当該製品を手で持つと重い、店から持ち帰るのが大変である等の問題があり、容器に収容する液体洗浄剤組成物の量をできるだけ少なくすることが試みられている。
また、環境への負荷を軽減するため、液体洗浄剤組成物の使用量を低減すること、あるいは液体洗浄剤組成物が収容される容器サイズを小型化してゴミを削減すること等が試みられている。前記課題を解決する液体洗浄剤組成物としては、「濃縮タイプ」といわれる、界面活性剤の濃度を高くした液体洗浄剤組成物が開発されている。
しかし、液体洗浄剤組成物の洗浄成分として用いられるポリオキシエチレンアルキルエーテル等の汎用のノニオン界面活性剤は、濃度の増加に伴ってその粘度が著しく増加する。そのため、該ノニオン界面活性剤を高濃度化した液体洗浄剤組成物とするとゲル化が生じやすくなる。かかる汎用のノニオン界面活性剤ではゲル化が生じる濃度は比較的低く、該ノニオン界面活性剤を50質量%以上含有する液体洗浄剤組成物の製造は困難である。
特に、高濃度のノニオン界面活性剤を含有する液体洗浄剤組成物では、経時に伴って液表面で該液体洗浄剤組成物自体がゲル化することによって使用性が悪化しやすい。液体洗浄剤組成物がゲル化すると、液体洗浄剤組成物をキャップに計りとる際の計量性、及び洗濯機の投入口における液体洗浄剤組成物の洗濯機への排出性や溶解性の悪化等が生じる。
そこで、長期間保存してもゲル化が生じ難く液安定性に優れた液体洗浄剤組成物として、ノニオン界面活性剤を特定のポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステルとした液体洗剤組成物が示されている(特許文献1及び2)。
近年では洗濯機の大型化に伴いドラム式洗濯機のドラムが伸張しており、また多くの衣類の詰め込み等もあるため、洗濯物に対する洗浄水の量が少なくなる、いわゆる低浴比化が起きている。このような洗濯環境では、汚れを衣類から脱離させても、該汚れが再び同じ衣類に付着したり、別の衣類に汚れが移ったりする等、洗濯物の再汚染が起きやすくなる。これらの問題についてはさらに柔軟剤もひとつの原因となっている。ドラム式洗濯機のような低浴比化した洗濯環境で柔軟剤を過使用すると、柔軟基材であるカチオン界面活性剤が汚れと一緒に衣類に残りやすくなり、再汚染が起きやすいことがわかってきた。
洗濯物の再汚染を抑制する方法としては、汚れと一緒に存在するカチオン界面活性剤を取り除くことが有効であり、ノニオン界面活性剤に加えてアニオン界面活性剤を添加することが組成として有効である。しかし、高濃度のノニオン界面活性剤を含有する液体洗浄剤組成物下でアニオン界面活性剤を配合すると、白濁等が生じて外観安定性が低下する場合がある。そこで、アニオン界面活性剤を併用した液体洗浄剤組成物の外観安定性を向上させるためには、アニオン界面活性剤の対イオンとしてアルカノールアミンを用いることが考えられる。しかし、アルカノールアミンを用いると、アルカノールアミンがノニオン界面活性剤の存在下で容器のヘッドスペース中の酸素を吸収し、容器が凹んで製品の美観が損なわれる問題が生じる。特に、主基材であるノニオン界面活性剤が高濃度である場合、この酸素吸収量が著しく増大するため、アルカノールアミンを用いるにはその酸素吸収を抑制することが非常に重要である。
一方、アルカノールアミンを用いない場合でもノニオン界面活性剤を長期保存すると容器が凹むことがある。該問題については、ラジカル捕捉剤や金属イオン捕捉剤を用いて容器の凹みを抑制する方法が示されている(特許文献3)。
特開2008−7706号公報 特開2008−7707号公報 特開2007−308598号公報
そこで、特許文献3と同様に、ラジカル捕捉剤や金属イオン捕捉剤を含有させることでアルカノールアミンによる酸素吸収を抑えることが考えられる。該方法について検討したところ、高濃度のノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、及びアルカノールアミンを含有する液体洗浄剤組成物では、アルカノールアミンによる酸素吸収量が非常に多く、ラジカル捕捉剤や金属イオン捕捉剤では酸素の吸収を充分に抑止できなかった。
本発明は、洗濯物の再汚染防止効果に優れた液体洗浄剤組成物であって、該組成物に白濁等が生じず外観安定性にも優れており、かつ容器が凹むことを抑制できる液体洗浄剤組成物の提供を目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。
[1](A)成分:下式(I)で表されるアルキレンオキサイド付加体と、(B)成分:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸と、(C)成分:アルカノールアミンと、(D)成分:過酸化水素とを含有し、前記(A)成分の含有量が50〜70質量%であることを特徴とする液体洗浄剤組成物。
Figure 2010189612
(ただし、Rは炭素数9〜13の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、または炭素数9〜13の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基であり、Rは炭素数2〜4のアルキレン基であり、Rは炭素数1〜3のアルキル基であり、nは5〜30の整数である。)
[2]さらに、(E)成分:金属イオン捕捉剤を含有する[1]に記載の液体洗浄剤組成物。
[3]さらに、(F)成分:フェノール系ラジカル捕捉剤を含有する[1]又は[2]に記載の液体洗浄剤組成物。
従来、漂白を主目的とする液体洗浄剤組成物には過酸化水素が汎用されている。これに対し本発明は、高濃度のノニオン界面活性剤を含有する液体洗浄剤組成物においてアルカノールアミンによる急激な酸素吸収によって容器に凹みが生じる問題を解決するに際して、過酸化水素が該酸素吸収を抑えて容器の凹みを抑制するという新たな効果を見出し、発明を完成させるに至ったものである。
本発明の液体洗浄剤組成物は、洗濯物の再汚染防止効果に優れ、また白濁等が生じず外観安定性にも優れている上、容器中の酸素が吸収されて該容器が凹むことが抑制される。
本発明の液体洗浄剤組成物(以下、「本組成物」という。)は、(A)成分である上式(I)で表されるアルキレンオキサイド付加体と、(B)成分である直鎖アルキルベンゼンスルホン酸と、(C)成分であるアルカノールアミンと、(D)成分である過酸化水素とを含有する組成物である。
((A)成分)
(A)成分は、下式(I)で表されるアルキレンオキサイド付加体であり、ノニオン界面活性剤としての役割を果たす。(A)成分を用いることにより、本組成物は、高濃度のノニオン界面活性剤を含有していてもゲル化等を起こさない良好な液安定性が確保できる。また、本組成物は、(A)成分を含有することにより水への溶解性に優れるため、高い洗浄力が得られる。さらに、(A)成分を高濃度としても粘度が著しく増大することが抑えられるため流動性も良好である。
Figure 2010189612
(A)成分におけるRは、炭素数9〜13の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、又は炭素数9〜13の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基である。
において、アルキル基及びアルケニル基は、洗浄力向上及びゲル化防止の点から、炭素数10〜13であることが好ましく、炭素数11〜13であることがより好ましい。
は、炭素数2〜4のアルキレン基であり、炭素数2〜3のアルキレン基であることが好ましく、エチレン基であることがより好ましい。また、(A)成分中において、Rは、1種単独のアルキレン基であってもよく、2種以上のアルキレン基が混在していてもよい。
は、炭素数1〜3のアルキル基であり、メチル基であることが好ましい。
nは、アルキレンオキサイドの平均付加モル数を示し、5〜30である。nは、洗浄力及び本組成物の液安定性(特に、低温での経時安定性)の向上の点から、12〜18であることが好ましい。前記平均付加モル数とは、脂肪酸アルキルエステル1モルに対するアルキレンオキサイドの付加モル数の平均を意味する。
(A)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、(A)成分において、下式(1)で表されるナロー率Wは、20質量%以上であることが好ましく、上限値としては実質的には80質量%以下であることが好ましい。ナロー率Wは、アルキレンオキサイドの付加モル数が異なるアルキレンオキサイド付加体の分布の割合を意味する。ナロー率Wは、20〜60質量%であることがより好ましく、本組成物の低温での経時安定性が特に優れる点から、30〜45質量%がさらに好ましい。
本組成物はナロー率が高いほど、良好な洗浄力が得られる。ナロー率が20質量%以上、特に30質量%以上であれば、ノニオン界面活性剤である(A)成分の原料臭気の少ない本組成物が得られやすくなる。これは、(A)成分の製造後、(A)成分と共存する該(A)成分の原料である脂肪酸エステルと、上式(I)中のn=1及びn=2のアルキレンオキサイド付加体の量が少なくなるためであると考えられる。
Figure 2010189612
上式(1)におけるnmaxは、全アルキレンオキサイド付加体中に最も多く存在するアルキレンオキサイド付加体におけるアルキレンオキサイドの付加モル数を示す。iはアルキレンオキサイドの付加モル数を示す。Yiは、全アルキレンオキサイド付加体中に存在する、アルキレンオキサイドの付加モル数がiであるアルキレンオキサイド付加体の割合(質量%)を示す。
ナロー率Wは、例えば後述する製造方法において触媒を調節することにより制御することができる。
(A)成分の製造方法は特に限定されず、例えば、表面改質された複合金属酸化物触媒を用いて、脂肪酸アルキルエステルにアルキレンオキサイドを付加重合させる方法(特開2000−144179号公報参照)により容易に製造できる。
前記表面改質された複合金属酸化物触媒としては、酸化マグネシウム等に金属イオン(Al3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等)が添加された複合金属酸化物が、金属水酸化物及び/又は金属アルコキシド等の表面改質剤により表面改質された触媒、複合金属酸化物であるハイドロタルサイトが前記表面改質剤により表面改質され、焼成された触媒が好ましい。
前記複合金属酸化物触媒の表面改質においては、複合金属酸化物100質量部に対する表面改質剤の使用量が、0.5〜10質量部であることが好ましく、1〜5質量部であることがより好ましい。前記使用量が0.5質量部以上であれば、改質効果が得られやすい。また、前記使用量が10質量部以下であれば、充分な触媒活性が得られやすい。
また、複合金属酸化物触媒における表面改質に用いる表面改質剤の使用量を制御することにより、該複合金属酸化物触媒により製造される(A)成分のナロー率Wを制御できる。表面改質剤の使用量が多いほど、ナロー率Wの高い(A)成分が得られる。
本組成物(100質量%)中の(A)成分の含有量は、50〜70質量%であり、51〜65質量%であることが好ましく、55〜60質量%であることがより好ましい。(A)成分の含有量が50質量%以上であれば、良好な洗浄力が得られる。また、本組成物の1回当たりの使用量を減少させることができ、また容器も小さくできるためゴミが削減して環境負荷を低減できる。そのため、濃縮タイプの液体洗浄剤組成物としての有効性(商品価値)が高くなる。(A)成分の含有量が70質量%以下であれば、本組成物において経時に伴う液表面でのゲル化等が起き難くなり、また液表面に皮膜が形成され難くなる。
本発明における(A)成分は、その分子構造において、親水基が分子の末端に存在せず(末端封鎖型)、かつ分子中に極性の高いカルボニル基を有する。これにより、(A)成分は水溶液中で分子同士の配向性が弱く、ミセルが不安定なノニオン界面活性剤となる。そのため、(A)成分を高濃度にしてもゲル化等が抑制され、液安定性を良好に保ちつつ(A)成分を50質量%以上の濃度にした本組成物が得られると考えられる。
また、本組成物はノニオン界面活性剤として(A)成分を用いることにより、水への溶解性が向上すると推測される。さらに、(A)成分は高濃度での良好な流動性にも寄与していると考えられる。そのため、(A)成分が洗濯機槽内の水中へ投入された後、洗濯液中で(A)成分の濃度が速やかに均一となり、洗浄初期から所定の濃度で被洗物と接するため、高い洗浄力が発揮されると考えられる。
((B)成分)
(B)成分は直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS−H)である。すなわち、(B)成分はアニオン界面活性剤であり、(A)成分と併用することにより再汚染防止効果が得られる。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸のアルキル基の炭素数は、8〜16であることが好ましく、10〜14であることがより好ましい。
本組成物(100質量%)中の(B)成分の含有量は、0.1〜10質量%であることが好ましく、0.5〜5質量%であることがより好ましい。(B)成分の含有量が0.1質量%以上であれば、再汚染防止効果が発揮されやすい。また、(B)成分の含有量が10質量%以下であれば、(B)成分の対イオンである後述の(C)成分の量もそれに応じて少なくできるため、該(C)成分の酸素吸収により容器が凹むことを抑制しやすい。
((C)成分)
(C)成分は、アルカノールアミンである。(C)成分は(B)成分の対イオンであり、(A)成分と(B)成分を併用した際に本組成物に白濁等が生じることを抑制し、本組成物の外観安定性を向上させる役割を果たす。
アルカノールアミンは、(B)成分の対イオンとして働くものであればよく、炭素数1〜3のアルキル基を有するアルカノールアミンであることが好ましく、炭素数1〜2のアルキル基を有するアルカノールアミンであることがより好ましく、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンがさらに好ましい。
(C)成分は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本組成物(100質量%)中の(C)成分の含有量は、0.1〜3質量%であることが好ましく、0.5〜3質量%であることがより好ましく、0.5〜2質量%であることがさらに好ましい。(C)成分の含有量が0.1質量%以上であれば、本組成物の外観安定性を向上させる効果が得られやすい。また、(C)成分の含有量が3質量%以下であれば、(C)成分の酸素吸収により容器が凹むことを抑制しやすい。
((D)成分)
(D)成分は過酸化水素である。(D)成分は、本組成物において(C)成分が酸素を吸収して容器が凹むことを抑制する役割を果たす。過酸化水素は、従来の液体洗浄剤組成物では漂白効果を得る目的で使用されることがある。本発明においては、本発明等が(C)成分の酸素吸収による容器の凹み抑制について様々な検討を行ったところ、過酸化水素がその抑制効果を有することを見出したが、過酸化水素がこのような効果を有することは想定外であった。過酸化水素を含有させることにより(C)成分のアルカノールアミンの酸素吸収が抑えられる理由は、酸素吸収はノニオン界面活性剤とアルカノールアミン及び酸素が関与し、中間体としてラジカルを生成することで酸化物を形成すると推定されるが、(D)成分がその途中でラジカルをトラップするためであると考えられる。
また、本発明における(D)成分は、前述のように(C)成分の酸素吸収による容器の凹みを抑制する目的で含有されているが、(D)成分によって本組成物には漂白性能も付与されている。また、(D)成分を含有することで、再汚染防止効果が向上する効果も得られる。該理由としては、(D)成分が洗濯液中の汚れのうち、タンパク汚れを変性させることで、洗濯物を再汚染し難くしていると考えられる。
本組成物(100質量%)中の(D)成分の含有量は、0.1〜10質量%であることが好ましく、0.5〜6質量%であることがより好ましく、1〜6質量%であることがさらに好ましい。(D)成分の含有量が0.1質量%以上であれば、(C)成分の酸素吸収により容器が凹むことを抑制する効果が得られやすい。また、(D)成分の含有量が10質量%以下であれば、他の成分とのバランスが良好になる。
((E)成分)
また、本組成物は、前記(A)成分、(B)成分、(C)成分及び(D)成分に加えて、必要に応じて(E)成分である金属イオン捕捉剤を含有していてもよい。(E)成分の金属イオン捕捉剤は、カルシウム、マグネシウム、鉄等の多価金属イオンを捕捉する効果を有するものである。金属イオン捕捉剤としては、例えば、以下に示す化合物が挙げられる。
化合物(E1):アミノポリ酢酸もしくはその塩。
化合物(E2):有機酸もしくはその塩。
化合物(E3):アミノ酸もしくはその塩。
化合物(E4):ポリカルボン酸系ポリマーもしくはその塩。
化合物(E5):有機ホスホン酸もしくはその塩。
化合物(E1)としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸等のアミノポリ酢酸もしくはその塩が挙げられる。
化合物(E2)としては、例えば、乳酸、マロン酸、コハク酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、ジグリコール酸、クエン酸等の有機酸もしくはその塩が挙げられる。
化合物(E3)としては、例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のアミノ酸もしくはその塩が挙げられる。
化合物(E4)としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸等のモノマーの1種又は2種以上を重合して得られる質量平均分子量3000〜100000のポリカルボン酸系ポリマーもしくはその塩が挙げられる。
化合物(E5)としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸等の有機ホスホン酸もしくはその塩が挙げられる。
(E)成分は1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
(E)成分は、(C)成分による酸素吸収の抑制効果、本組成物の液安定性の点から、化合物(E2)、化合物(E5)が好ましい。
本組成物(100質量%)中の(E)成分の含有量は、0.05〜2質量%であることが好ましく、0.1〜1質量%であることがより好ましく、0.1〜0.5質量%であることがさらに好ましい。
また、本組成物中には、更なる酸素吸収抑制効果を得るために、(F)成分であるフェノール系ラジカル捕捉剤が含有されていてもよい。フェノール系ラジカル捕捉剤とは、フェノール及びフェノール誘導体からなる群から選ばれる1種以上の化合物であって、ラジカルを捕捉する機能を備えた化合物である。フェノール誘導体としては、以下に示す化合物が挙げられる。
化合物(F1):フェノール性水酸基から誘導される置換基を有する化合物。
化合物(F2):フェノール性水酸基を有する化合物。
ただし、化合物(F1)はフェノール性水酸基を有さない化合物である。
化合物(F1)におけるフェノール性水酸基から誘導される置換基とは、フェノール性水酸基の水素原子が他の置換基に置換されてなる基を意味する。前記他の置換基としては、炭素数1〜4のアルキル基、フェニル基等の芳香族基(アリール基)等が挙げられる。
化合物(F1)としては、例えば、フェニルジグリコールが挙げられる。
化合物(F2)としては、例えば、ベンゼン環の水素原子の2以上が水酸基によって置換された化合物(以下、「化合物(F21)」という。)、ベンゼン環の水素原子の1以上が水酸基に置換され、かつ該ベンゼン環の水素原子の1以上が水酸基以外の置換基によって置換された化合物(以下、「化合物(F22)」という。)が挙げられる。化合物(F22)における水酸基以外の置換基としては、化合物(F1)における前記他の置換基、アルキル基等が挙げられる。
化合物(F21)としては、例えば、カテコール、ヒドロキノンが挙げられる。
化合物(F22)としては、例えば、メトキシフェノール、ジメトキシフェノール、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)が挙げられる。
(F)成分は、(C)成分の酸素吸収の抑制効果に優れる点から、化合物(F2)が好ましく、メトキシフェノールがさらに好ましく、4−メトキシフェノールが特に好ましい。
(F)成分は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
(その他の任意成分)
また、本組成物は、さらに、必要に応じて以下の任意成分を含有していてもよい。
皮膜形成防止の点から、グリコール系溶剤を含有していてもよい。
グリコール系溶剤としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリアルキレングリコールブチルエーテル、ポリアルキレングリコールフェニルエーテルが挙げられる。グリコール系溶剤は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本組成物(100質量%)中のグリコール系溶剤の含有量は、0〜20質量%であることが好ましく、1〜10質量%であることがより好ましい。
また、低温における液安定性の点から、ハイドロトロープ剤を含有していてもよい。
ハイドロトロープ剤としては、例えば、パラトルエンスルホン酸ナトリウム、キュメンスルホン酸ナトリウム、エタノールが挙げられる。ハイドロトロープ剤は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本組成物(100質量%)中のハイドロトロープ剤の含有量は、0〜20質量%であることが好ましく、1〜10質量%であることがより好ましい。
また、主として本組成物の使用時における泡立ちを低減する点から、飽和脂肪酸が含有されていてもよい。飽和脂肪酸は、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、炭素数は8〜22であることが好ましく、10〜18であることがより好ましい。
飽和脂肪酸の具体例としては、例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸が挙げられる。なかでも、泡立ちの低減効果に優れる点から、パルミチン酸が好ましい。飽和脂肪酸は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本組成物(100質量%)中の飽和脂肪酸の含有量は、0.05〜3質量%であることが好ましく、0.1〜2質量%であることがより好ましく、0.2〜1質量%であることがさらに好ましい。飽和脂肪酸の含有量が0.05質量%以上であれば、泡立ちの低減効果が得られやすい。飽和脂肪酸の含有量が3質量%以下であれば、本組成物において沈殿や分離が起き難くなり、液安定性がより良好になる。
また、再汚染防止効果の向上の点から、再汚染防止剤を含有していてもよい。
再汚染防止剤としては、例えば、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、ソイルリリースポリマーが挙げられる。再汚染防止剤は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本組成物(100質量%)中の再汚染防止剤の含有量は、0〜2質量%であることが好ましい。
また、皮脂汚れ以外の洗浄力を向上させる点から、酵素が含有されていてもよい。
酵素としては、例えば、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼが挙げられる。
本組成物(100質量%)中の酵素の含有量は、0〜1質量%であることが好ましい。
また、酵素を用いる場合、該酵素を安定化する点から、ホウ酸、硼砂、蟻酸やその塩、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム等のカルシウム塩類等の酵素安定化剤が含有されていてもよい。
本組成物(100質量%)中の酵素安定化剤の含有量は、0〜3質量%であることが好ましい。
また、風合い向上の点から、シリコーンを含有していてもよい。
シリコーンとしては、例えば、ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーンが挙げられる。
本組成物(100質量%)中のシリコーンの含有量は、0〜5質量%であることが好ましい。
また、白色衣料の白度向上の点から、蛍光剤が含有されていてもよい。
蛍光剤としては、例えば、ジスチリルビフェニル型の蛍光剤が挙げられる。
本組成物(100質量%)中の蛍光剤の含有量は、0〜1質量%であることが好ましい。
また、本組成物を着色する目的で、色素が含有されていてもよい。
色素としては、例えば、酸性染料が挙げられる。
本組成物(100質量%)中の色素の含有量は、0.00001〜0.001質量%であることが好ましい。
また、芳香の目的で、香料が含有されていてもよい。
香料としては、例えば、特開2002−146399号公報記載の、香料成分、溶剤及び安定化剤を含有する香料組成物が挙げられる。
本組成物(100質量%)中の香料の含有量は、0.01〜1質量%であることが好ましい。
(本組成物)
本組成物は、以上説明した(A)成分、(B)成分、(C)成分及び(D)成分を、必要に応じて配合可能な任意成分とともに、イオン交換水等の精製水等、適当な溶剤に溶解してそれら各成分の含有量を調整することで製造できる。本組成物は、常法に基づいて製造できる。
本組成物の固形分濃度は10〜60質量%であることが好ましい。
本組成物のpHは、5.0〜8.0が好ましく、6.0〜8.0がより好ましい。pHが5.0以上であれば、主基材である(A)成分が加水分解されて保存安定性が低下することを抑制しやすく、洗浄性能が低下し難くなる。また、pHが8.0以下であれば、(A)成分が加水分解され難く、また(D)成分自体の分解によるガスの発生も起きにくい。
pHは、(C)成分であるアルカノールアミンを添加した後、pH調整剤として、硫酸等の無機酸、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基を用いることで調整できる。
以上説明した本組成物は、50質量%以上の高濃度で(A)成分のアルキレンオキサイド付加体を含有しているため洗浄力に優れており、またその使用量を従来の液体洗浄剤組成物の使用量に比べて実質半量以下にすることができ、環境負荷を低減できる。また、(B)成分の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸を併用しているため再汚染防止効果にも優れている。また、(B)成分の対イオンとして(C)成分のアルカノールアミンを含有しているため、本組成物は白濁等を生じず外観安定性にも優れている。
さらに、本組成物は、(D)成分の過酸化水素が含有されていることで、(A)成分存在下における(C)成分の急激な酸素吸収によって容器に凹みが生じることが抑制されている。
以上のように、本組成物は、高い洗浄力を有している上、再汚染防止効果、外観安定性、及び酸素吸収に伴う容器の凹み抑制効果を兼ね備えているため、(A)成分を高濃度化した、いわゆる「濃縮タイプ」の液体洗浄剤組成物として好適に用いることができる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を詳細に説明する。ただし、本発明は以下の記載によっては限定されない。なお、本実施例においては特に明記しない限り、「%」は「質量%」を示す。
<液体洗浄剤組成物の調製>
液体洗浄剤組成物の調製に用いた各成分は以下に示す通りである。
[(A)成分]
A−1:C1123CO(OC15OCH(合成品、ナロー率W:33%)
化合物A−1は、特開2002−144179号公報に記載の方法に準拠した方法で製造した。すなわち、化学組成が2.5MgO・Al・nHOである水酸化アルミナ・マグネシウム(商品名:キョーワード300、協和化学工業社製)を、600℃で1時間、窒素雰囲気下で焼成して得られた焼成水酸化アルミナ・マグネシウム触媒(未改質)2.2gと、表面改質剤として0.5規定の水酸化カリウムエタノール溶液2.9mlと、ラウリン酸メチルエステル350gとを4リットルオートクレーブに仕込み、該オートクレーブ内で触媒の改質を行った。次いで、オートクレーブ内を窒素で置換した後に昇温し、温度180℃、圧力3×10Paに維持しつつ、エチレンオキサイド1079gを導入して攪拌しながら反応させた。
次いで、反応液を80℃まで冷却し、水159gと、濾過助剤として活性白土及び珪藻土をそれぞれ5g添加した後、触媒を濾過して化合物A−1を得た。
A−2:C1123CO(OC15OCHとC1327CO(OC15OCHの質量比8:2の混合物(合成品、ナロー率W:33%)
化合物A−2は、前記化合物A−1の合成において、ラウリン酸メチルエステル350gの代わりに、ラウリン酸メチルエステル280gとミリスチン酸70gの混合物を用い、エチレンオキサイド1052gを導入した以外は同様の合成方法で製造した。
[(B)成分]
B−1:ライポンLH−200(商品名、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS−H)、炭素数10〜14、平均分子量322、純分96%、ライオン社製)
[(C)成分]
C−1:モノエタノールアミン(日本触媒社製)
C−2:ジエタノールアミン(日本触媒社製)
C−3:トリエタノールアミン(日本触媒社製)
[(D)成分]
D−1:過酸化水素の35%水溶液(三菱瓦斯化学社製)
[(E)成分]
E−1:ブリクウエスト(BRIQUEST)ADPA−A(商品名、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、ローディア社製)
E−2:液体クエン酸(商品名、クエン酸、一方社油脂工業社製)
[(F)成分]
F22−1:MQ−F(商品名、4−メトキシフェノール、川口化学社製)
F22−2:ジブチルヒドロキシトルエン(BHT、Degussa社製)
[その他の任意成分]
エタノール:95vol%合成エタノール(商品名、NEDO製)
PEG:PEG#1000−L60(商品名、ポリエチレングリコール、ライオン社製)
PHS−H:p−トルエンスルホン酸(協和発酵社製)
香料:特開2002−146399号公報の表11〜18記載の香料組成物A
[調製方法]
表1に示す組成の液体洗浄剤組成物を、常法に準じて、以下のように調製した。
2cmの撹拌子の入った円筒ガラス瓶(直径50mm、高さ100mm)に、(A)成分と(B)成分を入れ、次に(C)成分と任意成分を入れて、400rpmにて撹拌子により撹拌し、さらに(D)成分を入れて撹拌混合した。その後、全体量が90質量部になるように精製水を入れ、撹拌混合した後、pHを調整し、さらに全体量が100質量部になるように精製水を加えて液体洗浄剤組成物を調製した。(E)成分及び(F)成分を用いる場合は、それらは(D)成分とともに加えた。
pHの調整は、液体洗浄剤組成物の25℃でのpHが表1に示すpHとなるように、pH調整剤(水酸化カリウム(旭硝子社製)又は硫酸(東邦亜鉛社製))を適量添加することにより行った。
<評価方法>
本実施例で調製した液体洗浄剤組成物について、以下に示す方法及び評価基準によって、酸素吸収による容器の凹み抑制効果、再汚染防止効果、外観安定性を評価した。
[酸素吸収による容器の凹み抑制効果]
各例の液体洗浄剤組成物15gをガスクロ用バイアル瓶(ジーエルサイエンス社製、125×22−CV T−617)に入れ、アルミキャップ(ジーエルサイエンス社製、500×20−AC−ST3)を付け、50℃にて14日間保存した。保存後、バイアル瓶のヘッドスペース部分の気体を採取し、酸素濃度をガスクロマトグラフ(ジーエルサイエンス社製、GC3200)を用いて測定した。測定条件は、INJ温度を100℃、サンプル注入量を0.1mL、DET温度を100℃、OVEN温度を50℃とした。測定した酸素濃度から、酸素吸収による容器の凹み抑制効果を以下の基準に基づいて評価した。
◎◎:酸素濃度が20%以上21%以下。
◎:酸素濃度が18%以上20%未満。
○:酸素濃度が15%以上18%未満。
△:酸素濃度が12%以上15%未満。
×:酸素濃度が12%未満。
[再汚染防止効果]
(洗浄条件)
Terg−o−tometer(UNITED STATES TESTING社製)を使用し、表1及び表2に記載の投入量で液体洗剤組成物を25℃の3°DH硬水900mLに入れ、これに再汚染判定布として綿メリヤス(谷頭商店製)を5枚、湿式人工汚染布(財団法人洗濯科学協会製、オレイン酸28.3%、トリオレイン15.6%、コレステロールオレート12.2%、流動パラフィン2.5%、スクアレン2.5%、コレステロール1.6%、ゼラチン7.0%、泥29.8%、カーボンブラック0.5%)を20枚、さらに肌シャツ(LLサイズ、DVD社製)を細かく(3×3cm程度)裁断したものを入れ、その後に3°DH硬水で浴比を20倍に調整し、120rpm、25℃で10分間洗浄した。
(すすぎ)
洗浄した布を1分脱水した後、25℃の3°DH硬水900mLで、120rpm、25℃で3分間すすいだ。このすすぎを2回繰り返した。2回目には柔軟剤を所定量添加して行った。柔軟剤は、部屋干しソフラン(ライオン社製)を用いた。
(乾燥)
すすいだ布を1分間脱水した後、再汚染判定布のみを取り出し、濾紙に挟んでアイロンで乾燥した。
この洗浄、すすぎ、乾燥の工程を3回繰り返した。評価は、洗浄前と洗浄後において、反射率計(分光式色差計SE2000、日本電色工業社製)を用いて再汚染判定布の反射率を測定してZ値を算出することで、洗浄前のZ値から洗浄後のZ値を引いた値である△Zを求め、5枚の平均値から再汚染防止効果を評価した。評価基準は以下に示すとおりである。
◎:△Zが4以上6未満。
○:△Zが6以上8未満。
△:△Zが8以上10未満。
×:△Zが10以上。
[外観安定性]
各例の液体洗浄剤組成物を調製後に室温で1日放置し、その後外観を目視で観察して以下の基準で評価した。
◎:透明で外観変化がなかった。
○:外観がやや微濁するが問題ない程度であった。
×:2相に分離した。
各例の液体洗浄剤組成物についての評価を表1及び表2に示す。なお、表1及び表2においては、洗濯時の投入量(再汚染防止効果の評価の洗浄における液体洗浄剤組成物の投入量)を除いて、各成分の含有量の単位は質量部である。また、各成分の量は、香料組成物以外は純分としての含有量を示し、香料組成物は組成物としての含有量である。
Figure 2010189612
Figure 2010189612
表1及び表2に示すように、(D)成分である過酸化水素を含有している実施例1〜18の液体洗浄剤組成物では、バイアル瓶のヘッドスペースにおける気体の酸素濃度が高く、(C)成分であるアルカノールアミンによる酸素吸収が抑制されていた。また、再汚染防止効果及び外観安定性も優れていた。
また、実施例1、2、10及び11を比較すると、過酸化水素が多いほどアルカノールアミンによる酸素吸収が高い効率で抑制されていた。
また、実施例1、12及び13を比較すると、(B)成分の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸の量が多いほど再汚染防止効果が高く、その量が少ないほど外観安定性に優れていた。
また、実施例14〜18の液体洗浄剤組成物では、(E)成分や(F)成分を用いていることで、アルカノールアミンによる酸素吸収を抑える効果がさらに高かった。
一方、(A)成分のみである比較例2の液体洗浄剤組成物は、再汚染防止効果が低かった。
(A)成分に加えて(B)成分を併用した比較例4の液体洗浄剤組成物は、比較例1の液体洗浄剤に比べて再汚染防止効果が向上したものの、外観安定性が低下した。
(A)成分及び(B)成分に加えて、(C)成分を含有させた比較例1の液体洗浄剤組成物は、比較例4の液体洗浄剤に比べて外観安定性が向上したものの、(C)成分を含有させたことにより酸素吸収が起きて酸素濃度が低くなった。
また、(A)成分が30質量%の比較例3の液体洗浄剤組成物についても、(C)成分を含有することにより酸素濃度が低くなった。

Claims (3)

  1. (A)成分:下式(I)で表されるアルキレンオキサイド付加体と、(B)成分:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸と、(C)成分:アルカノールアミンと、(D)成分:過酸化水素とを含有し、前記(A)成分の含有量が50〜70質量%であることを特徴とする液体洗浄剤組成物。
    Figure 2010189612
    (ただし、Rは炭素数9〜13の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、または炭素数9〜13の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基であり、Rは炭素数2〜4のアルキレン基であり、Rは炭素数1〜3のアルキル基であり、nは5〜30の整数である。)
  2. さらに、(E)成分:金属イオン捕捉剤を含有する請求項1に記載の液体洗浄剤組成物。
  3. さらに、(F)成分:フェノール系ラジカル捕捉剤を含有する請求項1又は2に記載の液体洗浄剤組成物。
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