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JP2010178301A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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JP2010178301A JP2009021812A JP2009021812A JP2010178301A JP 2010178301 A JP2010178301 A JP 2010178301A JP 2009021812 A JP2009021812 A JP 2009021812A JP 2009021812 A JP2009021812 A JP 2009021812A JP 2010178301 A JP2010178301 A JP 2010178301A
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Abstract

【課題】主観画質を向上させることが可能な画像処理装置等を提供する。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、処理対象画像と処理対象画像に対する過去の画像とを保持する記録手段と、処理対象画像内の対象画素を含む第1の所定領域と対象画素に対して過去の画像の第2の所定領域とを抽出する画素抽出手段と、対象画素に対するノイズ量を推定するノイズ量推定手段と、第1の所定領域内の対象画素とその周辺の画素との第1の類似度、及び、第1の所定領域内の対象画素と第2の所定領域内の画素との第2の類似度を算出する類似度算出手段と、類似度に係る特徴量を算出する類似度特徴量算出手段と、特徴量に基づいて類似度を修正する類似度修正手段と、修正された類似度に基づいてフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出手段と、フィルタ係数に基づいて対象画素のノイズを低減するノイズ低減手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に、動画像信号に対してノイズ低減処理を行う画像処理装置及び画像処理方法に関するものである。
動画像信号は、指定時間間隔で撮像されたフレーム画像が複数集まって構成された信号である。一般に、各フレーム画像は、フレーム内の局所空間に対する相関を持ち、また、隣接フレームは、フレーム間での局所時間に対する相関を持った信号として仮定できる。
前述の動画像信号は、例えば、CCDまたはCMOS等の撮像素子を備えたビデオカメラを用いて任意の被写体を撮像した際に、該ビデオカメラの撮像部を構成するレンズを経て該撮像素子上に結像した被写体像を、該撮像素子を構成する画素単位で夫々光電変換しつつ順次出力することにより得ることができる。また、前述の動画像信号は、増幅器により所定の輝度レベルとなるように増幅され、かつ、A/D変換器によりデジタル化されたデジタル画像として更なる処理が施される。
一方、前述のビデオカメラを用いて被写体を撮像する際には、撮像素子の特性に起因するノイズが撮像画像に重畳される。そして、前述のノイズとしては、光電変換の統計的な性質に起因するショットノイズが大勢を占めている。
ショットノイズは、画像信号値の平方根に比例する平均振幅を具備するとともに、時間方向及び空間方向に対して統計的にランダムなノイズとなることが知られており、例えば、撮像素子への結像光量の不足に応じてゲイン量を持ち上げたような場合に顕著に現れる。
前述のショットノイズのようなランダムノイズが重畳された動画像信号に対するノイズ低減処理としては、空間相関を利用したフレーム内ノイズ低減処理、及び、時間相関を利用したフレーム間ノイズ低減処理が考えられる。そして、空間相関を利用したフレーム内ノイズ低減処理、及び、時間相関を利用したフレーム間ノイズ低減処理についての種々の提案が従来なされている。
時間相関を利用したノイズ低減処理としては、例えば、ノイズ低減後のフレームを過去フレームとして利用することにより大きなノイズ低減量を得ることが可能な、巡回型ノイズ低減処理が知られている。但し、前述の巡回型ノイズ低減処理は、過去のフレームとの相関を前提とした方法であるため、例えばシーンチェンジまたは動きが大きなシーンに対して処理を行った場合に、前のフレームの画像が現在のフレームに(残像のように)重畳されてしまうという欠点、及び、エッジの周辺において前フレームとの相関が無くなることに起因して一時的にノイズ低減効果が低下してしまうという欠点がある。
一方、特許文献1には、フレーム内相関とフレーム間相関との両方を併用することにより、シーンチェンジまたは動きが大きなシーンに対してもノイズ低減能力を向上させることが可能な技術について記載されている。
特許文献1に記載のノイズ低減システムによれば、1フレームまたは1フィールド遅延させるための画像メモリを具備し、新たに入力された中心画素データと、該中心画素データの近傍の画素データと、該画像メモリに記録されている既にノイズ低減された1フレームまたは1フィールド前の画像データにおける該中心画素データの近傍の画素データとを用いて非線形フィルタ処理を行うことにより、ノイズ低減画素データを出力する構成を有している。さらに、特許文献1に記載の前記非線形フィルタ処理によれば、前記中心画素データと相関が高い近傍画素のデータに対しては大きな重み係数を割り当て、また、前記中心画素データと相関が低い画素に対しては小さな重み係数を割り当てて加重平均を行っている。
前述の特許文献1に記載のノイズ低減システムによれば、フレーム内相関とフレーム間相関との両方を併用しつつノイズ低減処理を行うことができる。また、特許文献1に記載のノイズ低減システムによれば、特に撮像画像が静止状態にある場合において、加重平均に使用する1フレーム前または1フィールド前の画素、及び、現フィールド画素で重み係数の大きな画素が増えることに伴い、平均化に寄与する画素数が増えるため、ノイズ低減を効果的に行うことができる。さらに、特許文献1に記載のノイズ低減システムによれば、撮像画像に大きな動きまたはシーンチェンジがある場合には、自動的に1フレーム前または1フィールド前の画素よりも現フィールド画素に大きな重み係数が与えられることにより、略現フィールド画素での加重平均がなされる。そのため、特許文献1に記載のノイズ低減システムによれば、撮像画像に大きな動きまたはシーンチェンジがある場合であっても、静止状態に比べて効果が小さくなるものの、十分なノイズ低減効果を得ることができる。
但し、特許文献1に記載のノイズ低減方法によれば、画素相関の算出方法が画像内において適応的に変化するような記述は無く、画像内で一律に評価されると解される。そのため、特許文献1に記載のノイズ低減システムによれば、画像に含まれる構造の保持とノイズ低減効果とを画像内において適応的に両立させる最適な制御ができていなかった。
一方、画像に含まれる構造とノイズ低減効果とを画像内において適応制御を試みるための技術としては、例えば、特許文献2に記載の技術がある。
特許文献2によれば、時間相関性と空間相関性とを解析することにより、処理対象画素に対するテクスチャ判定処理を行った後、時間フィルタ処理した画素単位において空間フィルタのフィルタ強度を調整する、という技術が記載されている。より具体的には、特許文献2によれば、テクスチャ判定に基づいて対象画素に対する平坦度をその周辺領域の画素を用いて算出し、該平坦度が大きければ空間フィルタ強度を大とし、また、該平坦度が小さければ空間フィルタ強度を小さくする、という技術が記載されている。
また、フィルタ強度のパラメータに関しては、例えば一般的なεフィルタの場合、平滑化画素として使用するか否かを判定するために用いる対象画素と、該対象画素の周辺画素の差分絶対値との閾値としている。このような方法を用いた場合、フィルタ強度のパラメータが画像の構造に適した空間フィルタ強度となるように制御されることにより、画像内の構造物に対するぼけが抑えられるため、主観的な画質の向上を図ることができる。
動画像に対して時間相関及び空間相関を利用してノイズ低減を行う、特許文献1及び特許文献2に記載の技術によれば、時空間の画素間相関及び画像の構造を考慮しつつ空間フィルタ強度を制御している反面、画像に重畳されるノイズの特性については考慮されていない。具体的には、特許文献1及び特許文献2に記載の技術によれば、例えば、静止領域にあってはノイズに埋もれる程度に小さな微細構造を潰さずにノイズ低減を行い、かつ、動領域にあってはノイズ低減を優先しつつも構造をできるだけ潰さないよう処理する、といったような、より最適化された適応制御ができているとは言えなかった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、微細構造の保持とノイズ低減量とを、動画像中の動領域及び静止領域の夫々において最適に制御することにより、主観画質を向上させることが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的としている。
本発明における画像処理装置は、時系列的に入力される画像に対してノイズ低減処理を行う画像処理装置において、処理対象画像と該処理対象画像に対する過去の画像とを保持する記録手段と、前記記録手段において保持された前記処理対象画像内の対象画素を含む第1の所定領域の複数画素と、該対象画素に対して過去の画像の第2の所定領域の複数画素と、を抽出する画素抽出手段と、前記対象画素に対するノイズ量を推定するノイズ量推定手段と、前記第1の所定領域内の対象画素とその周辺の画素との第1の類似度、及び、前記第1の所定領域内の対象画素と前記第2の所定領域内の画素との第2の類似度を、前記ノイズ量に基づいて算出する類似度算出手段と、前記第1の所定領域における前記第1の類似度に係る第1の特徴量、及び、前記第2の所定領域における前記第2の類似度に係る第2の特徴量を算出する類似度特徴量算出手段と、前記第1の特徴量及び前記第2の特徴量に基づき、前記第1の類似度及び前記第2の類似度を修正する類似度修正手段と、前記類似度修正手段により修正された前記第1の類似度及び前記第2の類似度に基づき、前記第1の所定領域の各画素及び前記第2の所定領域の各画素に対するフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出手段と、前記フィルタ係数に基づいて前記対象画素のノイズを低減するノイズ低減手段と、を有することを特徴とする。
本発明における画像処理装置は、好ましくは、前記類似度算出手段により算出される類似度は、前記対象画素の画素値に対する前記第1の所定領域または前記第2の所定領域の各画素値の差分値の絶対値と、前記ノイズ量と、に基づいて決定される係数を変数とする関数値である。
本発明における画像処理装置は、好ましくは、前記類似度特徴量算出手段は、前記第1の所定領域における前記第1の類似度の総和を前記第1の特徴量として算出し、前記第2の所定領域における前記第2の類似度の総和を前記第2の特徴量として算出する。
本発明における画像処理装置は、好ましくは、前記類似度特徴量算出手段は、前記第1の所定領域における第1の類似度及び前記ノイズ量に基づき、前記第1の所定領域内の最大変動量を算出する最大変動量算出手段を有する。
本発明における画像処理装置は、好ましくは、前記第1の所定領域内におけるエッジ量を検出するエッジ量検出手段をさらに有し、前記類似度修正手段は、さらに、前記エッジ量に基づいて前記第1の類似度を修正する。
本発明における画像処理装置は、好ましくは、前記類似度修正手段は、前記第1の類似度の総和と前記第2の類似度の総和とを比較する比較手段と、前記第1の類似度の総和に対する第1の目標値を算出し、該第1の目標値に基づいて前記第1の類似度を修正する第1類似度決定手段と、前記第2の類似度の総和に対する第2の目標値を算出し、該第2の目標値に基づいて前記第2の類似度を修正する第2類似度決定手段と、前記比較手段の比較結果に基づき、前記第1類似度決定手段または前記第2類似度決定手段を選択する処理選択手段と、を有する。
本発明における画像処理装置は、好ましくは、前記処理選択手段は、前記比較手段の比較結果において、前記第1の類似度の総和が前記第2の類似度の総和より大きいと判断された場合には前記第1類似度決定手段を選択し、前記第1の類似度の総和が前記第2の類似度の総和より小さいと判断された場合には前記第2類似度決定手段を選択する。
本発明における画像処理装置は、好ましくは、前記第1の目標値は、前記第1の類似度の総和に対する前記第2の類似度の総和の差分を、前記第1の類似度の総和に加算した値である。
本発明における画像処理装置は、好ましくは、前記第2の目標値は、前記第1の類似度の総和である。
本発明における画像処理装置は、好ましくは、前記フィルタ決定手段において決定されるフィルタ係数は、バイラテラルフィルタに対応するものである。
本発明における画像処理方法は、時系列的に入力される画像に対してノイズ低減処理を行う画像処理方法において、処理対象画像と該処理対象画像に対する過去の画像とを保持する記録ステップと、前記記録ステップにおいて保持された前記処理対象画像内の対象画素を含む第1の所定領域の複数画素と、該対象画素に対して過去の画像の第2の所定領域の複数画素と、を抽出する画素抽出ステップと、前記対象画素に対するノイズ量を推定するノイズ量推定ステップと、前記第1の所定領域内の対象画素とその周辺の画素との第1の類似度、及び、前記第1の所定領域内の対象画素と前記第2の所定領域内の画素との第2の類似度を、前記ノイズ量に基づいて算出する類似度算出ステップと、前記第1の所定領域における前記第1の類似度に係る第1の特徴量、及び、前記第2の所定領域における前記第2の類似度に係る第2の特徴量を算出する類似度特徴量算出ステップと、前記第1の特徴量及び前記第2の特徴量に基づき、前記第1の類似度及び前記第2の類似度を修正する類似度修正ステップと、前記類似度修正ステップにより修正された前記第1の類似度及び前記第2の類似度に基づき、前記第1の所定領域の各画素及び前記第2の所定領域の各画素に対するフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出ステップと、前記フィルタ係数に基づいて前記対象画素のノイズを低減するノイズ低減ステップと、を有することを特徴とする。
本発明における画像処理方法は、好ましくは、前記類似度算出ステップにより算出される類似度は、前記対象画素の画素値に対する前記第1の所定領域または前記第2の所定領域の各画素値の差分値の絶対値と、前記ノイズ量と、に基づいて決定される係数を変数とする関数値である。
本発明における画像処理方法は、好ましくは、前記類似度特徴量算出ステップは、前記第1の所定領域における前記第1の類似度の総和を前記第1の特徴量として算出し、前記第2の所定領域における前記第2の類似度の総和を前記第2の特徴量として算出する。
本発明における画像処理方法は、好ましくは、前記類似度特徴量算出ステップは、前記第1の所定領域における第1の類似度及び前記ノイズ量に基づき、前記第1の所定領域内の最大変動量を算出する最大変動量算出ステップを有する。
本発明における画像処理方法は、好ましくは、前記第1の所定領域内におけるエッジ量を検出するエッジ量検出ステップをさらに有し、前記類似度修正ステップは、さらに、前記エッジ量に基づいて前記第1の類似度を修正する。
本発明における画像処理方法は、好ましくは、前記類似度修正ステップは、前記第1の類似度の総和と前記第2の類似度の総和とを比較する比較ステップと、前記第1の類似度の総和に対する第1の目標値を算出し、該第1の目標値に基づいて前記第1の類似度を修正する第1類似度決定ステップと、前記第2の類似度の総和に対する第2の目標値を算出し、該第2の目標値に基づいて前記第2の類似度を修正する第2類似度決定ステップと、前記比較ステップの比較結果に基づき、前記第1類似度決定ステップまたは前記第2類似度決定ステップを選択する処理選択ステップと、を有する。
本発明における画像処理方法は、好ましくは、前記処理選択ステップは、前記比較ステップの比較結果において、前記第1の類似度の総和が前記第2の類似度の総和より大きいと判断された場合には前記第1類似度決定ステップを選択し、前記第1の類似度の総和が前記第2の類似度の総和より小さいと判断された場合には前記第2類似度決定ステップを選択する。
本発明における画像処理方法は、好ましくは、前記第1の目標値は、前記第1の類似度の総和に対する前記第2の類似度の総和の差分を、前記第1の類似度の総和に加算した値である。
本発明における画像処理方法は、好ましくは、前記第2の目標値は、前記第1の類似度の総和である。
本発明における画像処理方法は、好ましくは、前記フィルタ決定ステップにおいて決定されるフィルタ係数は、バイラテラルフィルタに対応するものである。
本発明における画像処理装置及び画像処理方法によると、微細構造の保持とノイズ低減量とを、動画像中の動領域及び静止領域の夫々において最適に制御することにより、主観画質を向上させることが可能である。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の要部の構成を示す機能ブロック図。 第1の実施形態におけるノイズ低減部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図。 図2のノイズ低減部におけるフレーム内類似度算出部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図。 図2のノイズ低減部におけるフレーム間類似度算出部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図。 図2のノイズ低減部における類似度決定部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図。 図5の類似度決定部における類似度比較判定部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図。 現フレーム及び過去フレームにおける、処理対象画素とその周辺抽出領域とを示す模式図。 輝度値とノイズ推定量との関係の一例を示す図。 フレーム内類似度算出パラメータにおける上限値及び下限値と、フレーム間類似度算出パラメータにおける上限値及び下限値と、を示す図。 フレーム内類似度の総和とフレーム間類似度の総和との関係の一例を示す概念図。 フレーム内類似度の総和とフレーム間類似度の総和との関係の、図10Aとは異なる例を示す概念図。 図2のノイズ低減部におけるノイズ低減処理部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図。 第1の実施形態のノイズ低減部において行われる処理の手順を示すフローチャート。 第2の実施形態におけるノイズ低減部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図。 第2の実施形態のノイズ低減部において行われる処理の一部を示すフローチャート。 第2の実施形態のノイズ低減部において行われる処理の、図14とは異なる一部を示すフローチャート。 第2の実施形態のノイズ低減部において行われる処理の、図14及び図15とは異なる一部を示すフローチャート。 ベイヤ配列の単板撮像素子のフィルタ配置を示す図。 現フレームと過去フレームとから抽出された領域に含まれる構造を示した図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1から図12は、本発明の第1の実施形態に係るものである。図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置の要部の構成を示す機能ブロック図である。図2は、第1の実施形態におけるノイズ低減部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図である。図3は、図2のノイズ低減部におけるフレーム内類似度算出部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図である。図4は、図2のノイズ低減部におけるフレーム間類似度算出部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図である。図5は、図2のノイズ低減部における類似度決定部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図である。図6は、図5の類似度決定部における類似度比較判定部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図である。図7は、現フレーム及び過去フレームにおける、処理対象画素とその周辺抽出領域とを示す模式図である。
図8は、輝度値とノイズ推定量との関係の一例を示す図である。図9は、フレーム内類似度算出パラメータにおける上限値及び下限値と、フレーム間類似度算出パラメータにおける上限値及び下限値と、を示す図である。図10Aは、フレーム内類似度の総和とフレーム間類似度の総和との関係の一例を示す概念図である。図10Bは、フレーム内類似度の総和とフレーム間類似度の総和との関係の、図10Aとは異なる例を示す概念図である。図11は、図2のノイズ低減部におけるノイズ低減処理部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図である。図12は、第1の実施形態のノイズ低減部において行われる処理の手順を示すフローチャートである。
画像処理装置110は、図1に示すように、撮像部100と、色信号分離部101と、複数のノイズ低減部102と、補間処理部103と、色補正処理部104と、階調補正部105と、圧縮記録部106と、システム制御部107と、を有して構成されている。
撮像部100は、図示しないレンズ及び撮像素子を具備して構成されている。撮像部100の前記レンズを経て前記撮像素子上に結像した画像は、光電変換されつつアナログ信号として出力される。そして、前記アナログ信号は、図示しない増幅部により増幅され、図示しないA/D変換部によりデジタルデータに変換された後、色信号分離部101へ出力される。
なお、本実施形態においては、撮像部100の撮像素子は、CCDまたはCMOSセンサ等のチップ上にRGB原色カラーフィルタが市松状に各画素に1色配置された、図17に示すようなベイヤ配列の単板素子を前提に説明するが、特にこのような配列等に限定されるものではない。具体的には、撮像部100の撮像素子は、例えば、Cy、Mg、Ye及びGの補色フィルタを有した単板素子であっても良く、または、複数のモノクロ撮像素子とダイクロイックプリズムとを具備するとともに、該ダイクロイックプリズムを介して色分離した光を夫々の撮像素子に結像させるような、多板構成としても良い。
色信号分離部101は、撮像部100からのデジタルデータをR、Gr、Gb及びB画素信号毎に分離する。そして、色信号分離部101は、分離した各画素信号に対してホワイトバランス処理を施し、G信号に対するゲインをR信号及びB信号にかけた後、4つの色信号を夫々対応するノイズ低減部102へ出力する。
ノイズ低減部102は、色信号分離部101から出力される色信号毎にノイズ低減処理を施した後、該ノイズ低減処理後の各色信号を補間処理部103へ出力する。
補間処理部103は、一の画素に1色しかない色信号に対し、該一の画素の周辺画素における同色及び異色の画素値を用いることにより、該一の画素に存在しない2色の補間信号を作成する。このような処理により、補間処理部103は、1画素につき3色の色信号を具備する、同時化されたRGB信号を生成して色補正処理部104へ出力する。
色補正処理部104は、補間処理部103からの出力信号としての、撮像部100の特性に起因するデバイス色空間上のRGB信号を、出力先となるモニタ等の色域(例えばsRGB)に変換する処理を行う。そして、色補正処理部104は、前記処理を行った後のRGB信号を階調補正部105へ出力する。
階調補正部105は、出力先となるモニタ等の特性に応じた階調変換処理を色補正処理部104からのRGB信号に対して施した後、該階調変換処理後のRGB信号を圧縮記録部106へ出力する。
圧縮記録部106は、階調補正部105からのRGB信号を輝度色差信号であるYCbCr信号に変換し、JPEGまたはMPEG等の高能率圧縮処理を該YCbCr信号に対して施した後、該高能率圧縮処理後の信号を記録媒体に記録する。
システム制御部107は、前述の各部の処理を、画像処理装置110の全体で機能的に動作させるための制御信号を出力する。すなわち、画像処理装置110の各部は、システム制御部107から出力される制御信号に基づいて夫々動作する。
ここで、ノイズ低減部102の具体的な構成について説明を行う。
ノイズ低減部102は、Nラインメモリ200と、領域抽出部201と、フレーム内類似度算出部202と、フレーム間類似度算出部203と、類似度変換用LUT204と、ノイズ量推定部205と、類似度決定部206と、フィルタ係数算出部207と、ノイズ低減処理部208と、フレームメモリ209と、制御部210と、を具備して構成されている。
Nラインメモリ200には、色信号分離部101から出力される1種類の色信号が現フレーム入力画像データとして入力される。前記現フレーム入力画像データは、ノイズ低減処理の時間遅延を吸収するために、Nラインメモリ200において一時的に保持される。
領域抽出部201は、Nラインメモリ200に保持されている現フレーム入力画像データと、フレームメモリ209に格納されている1フレーム期間前のノイズ低減処理済みの画像データ(このフレームを以降、過去フレームと記す)と、を読み込む。そして、領域抽出部201は、例えば図7に示すように、現フレーム702における処理対象画素P(r0,t0)と、現フレーム702におけるNx×Ny画素のサイズを有する領域画素P(r,t0)と、過去フレーム701において現フレーム702と空間的に同一領域に位置する領域画素P(r,t0−1)と、を抽出する。そして、領域抽出部201は、抽出した各画素を、フレーム内類似度算出部202、フレーム間類似度算出部203、ノイズ量推定部205、及び、ノイズ低減処理部208へ出力する。
ここで、rはr0を中心とする矩形領域Nx×Nyの画素位置を示し、t0は現フレームの時刻を示し、t0−1は現フレームに対して1フレーム前の時刻を示すものとする。
また、P(r,t0−1)は、ノイズ低減済の信号であるため、ノイズ低減前の原信号であるP(r,t0)とは本来異なるものである。しかし、本実施形態においては、時刻に関するパラメータ以外については、表記上の区別を行わずに説明を行うものとする。
ノイズ量推定部205は、入力される現フレームの領域画素P(r,t0)に対応する処理対象画素P(r0,t0)に重畳されているノイズ量を、領域画素P(r,t0)と制御部210から入力されるパラメータに基づき推定し、推定結果をフレーム内類似度算出部202及びフレーム間類似度算出部203へ出力する。
ノイズ量推定部205におけるノイズ量N(R)の推定は、輝度値とノイズ量との関係を示す図8のようなノイズモデルと、制御部210からの処理パラメータに基づく関数Pa(ゲイン量,露出時間,温度,…)と、に基づいて行われる。また、輝度値Rは、処理対象画素P(r0,t0)そのものを使用しても良く、領域画素P(r,t0)の平均値を使用しても良く、領域画素P(r,t0)に対してバイラテラルフィルタ処理した結果を用いても良い。なお、ノイズ量N(R)の推定の際にノイズ量推定部205が行う処理は、後述するノイズ推定量算出部1104が行う処理と略同様のものとなる。そのため、ここでは詳細な説明を省略するものとする。
フレーム内類似度算出部202は、入力されるノイズ量N(R)と、現フレームの領域画素P(r,t0)とに基づき、Nx×Ny画素からなる領域画素P(r,t0)に対応するフレーム内類似度候補Sc1(r,t0)、Sc2(r,t0)及びSc3(r,t0)を算出し、算出結果を類似度決定部206へ出力する。
また、フレーム内類似度算出部202は、入力されるノイズ量N(R)と、処理対象画素P(r0,t0)と、過去フレームの領域画素P(r,t0−1)とに基づき、Nx×Ny画素からなる領域画素に対応するフレーム間類似度候補Sc1(r,t0−1)、Sc2(r,t0−1)、Sc3(r,t0−1)を算出し、算出結果を類似度決定部206へ出力する。
類似度決定部206は、入力されるフレーム内類似度候補Sc1(r,t0)、Sc2(r,t0)及びSc3(r,t0)の中から1つの類似度S(r,t0)を決定し、フレーム間類似度候補Sc1(r,t0−1)、Sc2(r,t0−1)及びSc3(r,t0−1)の中から1つの類似度S(r,t0−1)を決定する。そして、類似度決定部206は、決定結果としての類似度S(r,t0)及び類似度S(r,t0−1)をフィルタ係数算出部207へ出力する。
フィルタ係数算出部207は、入力される類似度S(r,t0)及びS(r,t0−1)に基づき、Nx×Ny×2となるフィルタ係数F(r,t)を算出し、算出結果をノイズ低減処理部208へ出力する。ここで、tは、t0またはt0−1の値を取る変数であるとする。
ノイズ低減処理部208は、入力される領域画素P(r,t0)と、領域画素P(r,t0−1)と、フィルタ係数F(r,t)と、制御部210からの処理パラメータとに基づいて処理対象画素P(r0,t0)に対するノイズ低減処理画素Po(r0,t0)を算出し、算出結果を補間処理部103及びフレームメモリ209へ出力する。
フレームメモリ209は、2フレーム分の記録容量を有して構成されている。具体的には、フレームメモリ209は、現在ノイズ低減に使用している1フレーム期間前にノイズ低減処理された過去フレームではなく、2フレーム期間前に処理された過去フレームに上書きするようなリングバッファ構成を有している。
制御部210は、システム制御部107との間においてパラメータの受け渡しを行う。具体的には、制御部210は、システム制御部107から出力されるパラメータ情報のうち、撮像部100及び色信号分離部101に起因するパラメータである、ノイズ量算出処理に関する処理パラメータをノイズ量推定部205及びノイズ低減処理部208へ出力する。
次に、フレーム内類似度算出部202の詳細な構成について、図3を参照しつつ説明を行う。
フレーム内類似度算出部202は、フレーム内差分絶対値算出部301と、フレーム内類似度第1算出部302と、フレーム内類似度第2算出部303と、フレーム内類似度第3算出部304と、フレーム内類似度候補出力部305と、フレーム内パラメータ候補値算出部306と、を具備して構成されている。
フレーム内差分絶対値算出部301は、下記数式(1)を用いつつ、入力される領域画素P(r,t0)に含まれる処理対象画素P(r0,t0)とP(r,t0)との間の差分値のの絶対値を取ることにより差分値D(r,t0)を算出した後、算出結果をフレーム内類似度第1算出部302、フレーム内類似度第2算出部303、及び、フレーム内類似度第3算出部304へ出力する。

D(r,t0)=|P(r,t0)−P(r0,t0)| …(1)

フレーム内パラメータ候補値算出部306は、ノイズ量推定部205から出力されるノイズ量N(R)に対応したパラメータの下限値σvL(intra)、中間値σvM(intra)及び上限値σvU(intra)を決定する。そして、フレーム内パラメータ候補値算出部306は、下限値σvL(intra)をフレーム内類似度第1算出部302へ出力し、中間値σvM(intra)をフレーム内類似度第2算出部303へ出力し、上限値σvU(intra)をフレーム内類似度第3算出部304へ出力する。ここで、パラメータの下限値σvL(intra)、中間値σvM(intra)及び上限値σvU(intra)は、ノイズ量N(R)に対応して予め決められた輝度値Rの関数となっており、例えば下記数式(2)、(3)及び(4)により示すものとなる。

σvL(intra)(R)=αL×N(R)+βL …(2)
σvM(intra)(R)={(αL+αU)×N(R)+(βL+βU)}/2 …(3)
σvU(intra)(R)=αU×N(R)+βU …(4)

なお、αL、βL、αU及びβUは、αL<αU、βL≦βUという大小関係を有するように予め決められた係数値である。また、ノイズ量N(R)は、輝度値Rに依存する関数である。
ここで、上記3つのパラメータは、上記D(r,t0)をノイズ量に基づいて正規化するための値である。具体的には、輝度Rに対する下限値σvL(intra)(R)が図9の901に相当し、また、輝度Rに対する上限値σvU(intra)(R)が図9の903に相当する。
フレーム内類似度第1算出部302は、類似度変換用LUT204のテーブルを参照することにより、入力される差分値D(r,t0)及びσvL(intra)(R)の値を、ガウス関数値としての類似度Sc1(r,t0)に変換する。なお、この際に用いられる変換式は、下記数式(5)に示すものとなる。

Sc1(r,t0)=exp(−{D(r,t0)/σvL(intra)(R)}2 /2) …(5)

フレーム内類似度第2算出部303は、類似度変換用LUT204のテーブルを参照することにより、入力される差分値D(r,t0)及びσvM(intra)(R)の値を、ガウス関数値としての類似度Sc2(r,t0)に変換する。なお、この際に用いられる変換式は、下記数式(6)に示すものとなる。

Sc2(r,t0)=exp(−{D(r,t0)/σvM(intra)(R)}2/2) …(6)

フレーム内類似度第3算出部304は、類似度変換用LUT204のテーブルを参照することにより、入力される差分値D(r,t0)及びσvU(intra)(R)の値を、ガウス関数値としての類似度Sc3(r,t0)に変換する。なお、この際に用いられる変換式は、下記数式(7)に示すものとなる。

Sc3(r,t0)=exp(−{D(r,t0)/σvU(intra)(R)}2/2) …(7)

そして、これらの類似度Sc1(r,t0)、Sc2(r,t0)及びSc3(r,t0)は、それぞれフレーム内類似度候補出力部305へ出力される。
フレーム内類似度候補出力部305は、入力される類似度Sc1(r,t0)、Sc2(r,t0)及びSc3(r,t0)を時分割多重して類似度決定部206へ出力する。
続いて、フレーム間類似度算出部203の詳細な構成について、図4を参照しつつ説明を行う。
フレーム間類似度算出部203は、フレーム間差分絶対値算出部401と、フレーム間類似度第1算出部402と、フレーム間類似度第2算出部403と、フレーム間類似度第3算出部404と、フレーム間類似度候補出力部405と、フレーム間パラメータ候補値算出部406と、を具備して構成されている。
フレーム間差分絶対値算出部401は、下記数式(8)を用いつつ、入力される領域画素P(r,t0−1)と処理対象画素P(r0,t0)との間の差分値の絶対値を取ることにより差分値D(r,t0−1)を算出した後、算出結果をフレーム間類似度第1算出部402、フレーム間類似度第2算出部403、及び、フレーム間類似度第3算出部404へ出力する。

D(r,t0-1)=|P(r,t0-1)−P(r0,t0)| …(8)

フレーム間パラメータ候補値算出部406は、ノイズ量推定部205から出力されるノイズ量N(R)に対応したパラメータの下限値σvL(inter)、中間値σvM(inter)及び上限値σvU(inter)を決定する。そして、フレーム間パラメータ候補値算出部406は、上限値σvU(inter)をフレーム間類似度第1算出部402へ出力し、中間値σvM(inter)をフレーム間類似度第2算出部403へ出力し、下限値σvL(inter)をフレーム間類似度第3算出部404へ出力する。ここで、パラメータの下限値σvL(inter)、中間値σvM(inter)及び上限値σvU(inter)は、ノイズ量N(R)に対応して予め決められた輝度値Rの関数となっており、例えば下記数式(9)、(10)及び(11)により示すものとなる。

σvL(inter)(R)=γL×N(R)+δL …(9)
σvM(inter)(R)={(γL+δU)×N(R)+(γL+δU)}/2 …(10)
σvU(inter)(R)=γU×N(R)+δU …(11)

なお、γL、δL、γU及びδUは、γL<γU、δL≦δUという大小関係を有するように予め決められた係数値である。また、ノイズ量N(R)は、輝度値Rに依存する関数である。
ここで、上記3つのパラメータは、D(r,t0−1)をノイズ量に基づいて正規化するための値である。具体的には、輝度Rに対する下限値σvL(inter)(R)が図9の902に相当し、また、輝度Rに対する上限値σvU(inter)(R)が図9の904に相当する。
図9に示すように、フレーム内類似度算出に使用するパラメータの上下限値に対してフレーム間類似度算出に使用するパラメータの上下限値が相対的に小さい理由は、過去フレームがノイズ低減済みの信号であることを加味したためである。また、残像の発生を起こさないようにするために、γL及びγUと、δL及びδUとをさらに小さい係数値としても良い。
フレーム間類似度第1算出部402は、類似度変換用LUT204のテーブルを参照することにより、入力される差分値D(r,t0−1)及びσvU(inter)(R)の値を、ガウス関数値としてのSc1(r,t0−1)に変換する。なお、この際に用いられる変換式は、下記数式(12)に示すものとなる。

Sc1(r,t0-1)=exp(−{D(r,t0-1)/σvU(inter)(R)}2/2) …(12)

フレーム間類似度第2算出部403は、類似度変換用LUT204のテーブルを参照することにより、入力される差分値D(r,t0−1)及びσvM(inter)(R)の値を、ガウス関数値としてのSc2(r,t0−1)に変換する。なお、この際に用いられる変換式は、下記数式(13)に示すものとなる。

Sc2(r,t0-1)=exp(−{D(r,t0-1)/σvM(inter)(R)}2/2) …(13)

フレーム間類似度第3算出部404は、類似度変換用LUT204のテーブルを参照することにより、入力される差分値D(r,t0−1)及びσvL(inter)(R)の値を、ガウス関数値としてのSc3(r,t0−1)に変換する。なお、この際に用いられる変換式は、下記数式(14)に示すものとなる。

Sc3(r,t0-1)=exp(−{D(r,t0-1)/σvL(inter)(R)}2/2) …(14)

そして、これらの類似度Sc1(r,t0−1)、Sc2(r,t0−1)及びSc3(r,t0−1)は、それぞれフレーム間類似度候補出力部405へ出力される。
フレーム間類似度候補出力部405は、入力される類似度Sc1(r,t0−1)、Sc2(r,t0−1)及びSc3(r,t0−1)を時分割多重して類似度決定部206へ出力する。
続いて、類似度決定部206の詳細な構成について、図5を参照しつつ説明を行う。
類似度決定部206は、フレーム内類似度候補分離部500と、フレーム内類似度第1総和算出部501と、フレーム内類似度第2総和算出部502と、フレーム内類似度第3総和算出部503と、フレーム間類似度候補分離部504と、フレーム間類似度第1総和算出部505と、フレーム間類似度第2総和算出部506と、フレーム間類似度第3総和算出部507と、エッジ有無判定部508と、類似度比較判定部509と、フレーム内類似度選択部510と、フレーム間類似度選択部511と、を具備して構成されている。
フレーム内類似度候補分離部500には、多重化された類似度Sc1(r,t0)、Sc2(r,t0)及びSc3(r,t0)が入力される。そして、フレーム内類似度候補分離部500は、多重化された類似度Sc1(r,t0)、Sc2(r,t0)及びSc3(r,t0)をそれぞれ分離した後、類似度Sc1(r,t0)をフレーム内類似度第1総和算出部501へ出力し、類似度Sc2(r,t0)をフレーム内類似度第2総和算出部502へ出力し、類似度Sc3(r,t0)をフレーム内類似度第3総和算出部503へ出力する。
フレーム内類似度第1総和算出部501は、類似度Sc1(r,t0)に対するNx×Ny領域内の総和値を算出し、算出結果を類似度比較判定部509へ出力する。
フレーム内類似度第2総和算出部502は、類似度Sc2(r,t0)に対するNx×Ny領域内の総和値を算出し、算出結果を類似度比較判定部509へ出力する。
フレーム内類似度第3総和算出部503は、類似度Sc3(r,t0)に対するNx×Ny領域内の総和値を算出し、算出結果を類似度比較判定部509へ出力する。
フレーム間類似度第1総和算出部505は、類似度Sc1(r,t0−1)に対するNx×Ny領域内の総和値を算出し、算出結果を類似度比較判定部509へ出力する。
フレーム間類似度第2総和算出部506は、類似度Sc2(r,t0−1)に対するNx×Ny領域内の総和値を算出し、算出結果を類似度比較判定部509へ出力する。
フレーム間類似度第3総和算出部507は、類似度Sc3(r,t0−1)に対するNx×Ny領域内の総和値を算出し、算出結果を類似度比較判定部509へ出力する。
エッジ有無判定部508は、ノイズ量推定部205からのノイズ量N(R)と、フレーム内類似度候補分離部500からの類似度Sc1(r,t0)とに基づいて抽出領域内におけるエッジの有無を判定し、判定結果を類似度比較判定部509へ出力する。
ここで、エッジ有無判定部508は、類似度Sc1(r,t0)に対応する抽出領域がノイズ量推定部205により推定されるノイズ量に対して十分に大きな輝度変化を示す領域か否かにより、エッジの有無の判定を行う。
具体的には、まず、エッジ有無判定部508は、ノイズ量相当の係数により正規化されている類似度Sc1(r,t0)に対してノイズ量推定部205から入力されるノイズ量N(R)を乗算することにより、画像全体において絶対評価可能な値として変換した類似度を作成する。次に、エッジ有無判定部508は、この変換後の類似度に対する最大変化量(抽出領域内のダイナミックレンジ量)を算出した後、該最大変化量と予め設定した所定閾値THeとの比較を行う。そして、エッジ有無判定部508は、前記最大変化量が閾値THeより大きい場合にはエッジ有りと判定し、また、前記最大変化量が該閾値THe以下である場合にはエッジ無しと判定する。
続いて、類似度比較判定部509の詳細な構成について、図6を参照しつつ説明を行う。
類似度比較判定部509は、類似度総和目標値算出部601と、フレーム内類似度総和選択部602と、フレーム間類似度総和選択部603と、を具備して構成されている。
類似度総和目標値算出部601は、フレーム内類似度第1総和算出部501から出力される類似度総和値ΣSc1(r,t0)と、フレーム間類似度第1総和算出部505から出力される類似度総和値ΣSc1(r,t0−1)とにおける大小関係の比較を行う。ここで、Σはrに関する総和を示し、以降においてはΣrとも記載する。
具体的には、類似度総和目標値算出部601は、ΣSc1(r,t0)>ΣSc1(r,t0−1)+εであることを検出した場合、フレーム内相関がフレーム間相関より高い状態である(第1のタイプである)と判定する。また、類似度総和目標値算出部601は、ΣSc1(r,t0)+ε<ΣSc1(r,t0−1)であることを検出した場合、フレーム間相関がフレーム内相関より高い状態である(第2のタイプである)と判定する。さらに、類似度総和目標値算出部601は、|ΣSc1(r,t0)−ΣSc1(r,t0−1)|≦εであることを検出した場合、フレーム内とフレーム間とが略同等の相関を具備した状態である(第3のタイプである)と判定する。なお、εは、ノイズにより変化する類似度のバラツキ量を規定する定数である。
そして、類似度総和目標値算出部601は、類似度総和値ΣSc1(r,t0)と類似度総和値ΣSc1(r,t0−1)との比較による判定結果を、フレーム内類似度総和選択部602とフレーム間類似度総和選択部603とへ出力する。
フレーム内類似度総和選択部602には、類似度総和目標値算出部601における判定結果と、フレーム内類似度第1総和算出部501により算出された類似度総和値ΣSc1(r,t0)と、フレーム内類似度第2総和算出部502により算出された類似度総和値ΣSc2(r,t0)と、フレーム内類似度第3総和算出部503により算出された類似度総和値ΣSc3(r,t0)と、が夫々入力される。そして、フレーム内類似度総和選択部602は、類似度総和値ΣSc1(r,t0)、ΣSc2(r,t0)及びΣSc3(r,t0)に基づき、後段のノイズ低減処理に適した類似度となる総和のインデックス値をフレーム内類似度選択部510へ出力する。
フレーム間類似度総和選択部603には、類似度総和目標値算出部601における判定結果と、フレーム間類似度第1総和算出部505により算出された類似度総和値ΣSc1(r,t0−1)と、フレーム間類似度第2総和算出部506により算出された類似度総和値ΣSc2(r,t0−1)と、フレーム間類似度第3総和算出部507により算出された類似度総和値ΣSc3(r,t0−1)と、が夫々入力される。そして、フレーム間類似度総和選択部603は、後段のノイズ低減処理に適した類似度となる総和のインデックス値をフレーム間類似度選択部511へ出力する。
ここで、総和の選択処理についての説明を、フレーム内類似度の総和とフレーム間類似度の総和との関係を示す図である、図10A及び図10B等に基づいて行う。
ΣSc1(r,t0)>ΣSc1(r,t0−1)+εとなる第1のタイプは、図10A及び図10Bにおける右下の領域に位置する。そして、この領域は、動領域に対応するものであり、過去フレームからの所定領域の抽出画素P(r,t0−1)内において、処理対象画素P(r0,t0)との間の相関の高い画素が減ってしまった状態に相当する。
また、ΣSc1(r,t0)+ε<ΣSc1(r,t0−1)となる第2のタイプは、図10A及び図10Bにおける左上の領域に位置する。そして、この領域は、動領域に対応するものであり、過去フレームからの所定領域の抽出画素P(r,t0−1)内において、処理対象画素P(r0,t0)との間の相関の高い画素が増加した状態に相当する。
例えば図18に示すように、過去フレーム抽出領域1801においてエッジを有する2つの平坦領域1803及び1804と、現フレーム抽出領域1802においてエッジを有する2つの平坦領域1805及び1806とがあり、処理対象画素P(r0,t0)の位置を符号1807の位置とした場合、前述の第2のタイプに相当する状態は、過去フレームの相関の高い画素が現フレームの相関の高い画素よりも多くなっているか、または、過去フレーム抽出領域と現フレーム抽出領域とが全く異なる構造を具備するとともに、見かけ上の相関が大きな画素が過去フレームに多く発生しているか、のいずれかの状態であると考えられる。これらのうち、特に後者の例においては、混入ノイズ量に影響される微細構造領域において、見かけ上の相関が大きな画素が多く発生すると考えられる。
また、|ΣSc1(r,t0)− ΣSc1(r,t0−1)|≦εとなる第3のタイプは、図10A及び図10Bにおける点線斜線群により示した中央部分の領域に位置する。そして、この領域は、静止領域または略静止領域に対応するものであり、フレーム内とフレーム間との相関が同程度である場合に相当する。
図10Aの点1001は、前述の第1のタイプとなった場合の値を例示するものである。図10Aの点1002は、フレーム内類似度Sc2(r,t0)及びフレーム間類似度Sc1(r,t0−1)の値を示すものである。図10Aの点1003は、フレーム内類似度Sc3(r,t0)及びフレーム間類似度Sc1(r,t0−1)の値を示すものである。
図10Aの点1001は、前述したように、動領域に対応するものであり、フレーム内類似度の総和に対するフレーム間類似度の総和が相対的に小さい状態を示している。この状態においては、フレーム内相関が高い画素のみにより平滑化処理が行われるため、ノイズ混入量が大きくなるにつれてノイズ低減効果が十分に得られなくなる。
特に、処理対象画素P(r0,t0)が急峻なエッジ部の境界に位置する場合においては、ノイズが十分に低減されないため、例えば、エッジの動きに付随してノイジーな領域が移動するといったような目障りな状態が発生する。ここで、前提条件として、前記エッジ部周辺において、動きによる残像現象が発生しないようなフレーム間類似度Sc1(r,t0−1)が得られる程度に小さなパラメータσvU(inter)(R)を採用している場合を想定している。
そこで、処理対象画素P(r0,t0)が前述のような位置に存在する場合において生じ得る、前記目障りな状態を軽減するために、フレーム間類似度Sc1(r,t0−1)が小さくなっている状態を、フレーム内類似度Sc1(r,t0)が大きくなるように補填しつつ修正する。補填候補としては、例えば、図10Aの点1002及び点1003の値が挙げられる。そして、図10Aの点1002及び点1003の値のうち、より適したいずれか一方を用いてノイズ低減効果を向上させることにより、目障りなノイズの発生を抑えることができる。
ここで、図10Aの点1002及び点1003の値のうち、ノイズ低減においてより適している補填候補の選択は、例えば、点1002を点1001を中心に90度回転させた点1004と、点1003を点1001を中心に90度回転させた点1005との比較により行われる。具体的には、点1004及び点1005において、図10Aの点線斜線により示した中央部分の領域に含まれているか否か、及び、どちらが境界線1006により近い位置にあるか、の比較結果に応じた一方の補填候補が選択される。
図10Aに示す例においては、点1005が点線斜線により示した中央部分の領域に含まれるため、該点1005に対応する点1003の値を、ノイズ低減においてより適した補填候補であるとして選択する。すなわち、前述した、ノイズ低減においてより適している補填候補の選択に係る条件は、静止状態を想定した場合の類似度の総和に近づけることを意味し、ノイズ低減量を静止状態と同等のレベルにすることにより、背景が静止領域である場合に動領域との境界部において生じるノイズ低減量の違いを抑えるという主旨に基づいて設定されたものである。
図10Bの点1007は、前述の第2のタイプとなった場合の値を例示するものである。図10Bの点1008は、フレーム内類似度Sc1(r,t0)及びフレーム間類似度Sc2(r,t0−1)の値を示すものである。図10Bの点1009は、フレーム内類似度Sc1(r,t0)及びフレーム間類似度Sc3(r,t0−1)の値を示すものである。
図10Bの点1007は、前述したように、動領域に対応するものであり、フレーム間類似度の総和に対するフレーム内類似度の総和が相対的に小さい状態を示している。この状態においては、前述したように、エッジ部によるものか、または、相関の無いパターンによるものかに応じて以降の処理が分けられる。
前者(エッジ部によるもの)の場合においては、点1007の値をそのまま利用することによりノイズ低減効果を得ることができる。一方、後者(相関の無いパターンによるもの)の場合において点1007の値を用いると、ノイズの影響により見かけ上相関のあるように振舞う画素を用いて平滑化が行われるため、画像の微細構造が潰れてしまう可能性がある。
そこで、点1007の値を、フレーム間類似度Sc1(r,t0−1)を減らすようにパラメータσvU(inter)(R)を小さくして算出した2つの類似度候補としての、点1008の値または1009の値のいずれかに切り替える。なお、2つの類似度候補から一方を選択するための判定条件としては、点1008及び1009において、図10Bの点線斜線により示した中央部分の領域に含まれているか否か、及び、どちらが境界線1010により近い位置にあるか、の比較結果に応じたものとなる。
図10Bに示す例においては、点1009が点線斜線により示した中央部分の領域に含まれるため、該点1009の値を選択する。
すなわち、前述した、2つの類似度候補から一方を選択するための判定条件は、静止状態を想定した場合の類似度の総和に近づけることによりノイズ低減量を静止状態と同等のレベルにするという主旨に基づいて設定されたものである。これにより、相対的にフレーム間類似度の影響を抑えることができるため、必要以上に微細構造を潰さないようにすることができる。
前述の説明においては、フレーム内類似度総和とフレーム間類似度総和をパラメータとして用いつつより最適なフレーム内類似度またはフレーム間類似度を決定するものとして述べたが、前述の条件によれば、抽出領域P(r,t0)がエッジ部を有するかどうかの判定が必要となる。そして、本実施形態においては、抽出領域P(r,t0)がエッジ部を有するかどうかの判定結果として、エッジ有無判定部508におけるエッジ有無判定結果を利用するものとする。
従って、フレーム内類似度総和選択部602は、抽出領域P(r,t0)にエッジが存在し、かつ、ΣSc1(r,t0)>ΣSc1(r,t0−1)+εの場合においては、ΣSc2(r,t0)またはΣSc3(r,t0)のうち、2ΣSc1(r,t0)−ΣSc1(r,t0−1)−εの値に近い一方の値を選択し、それ以外の場合においては一律にSc1(r,t0)の値を選択する。
また、フレーム間類似度総和選択部603は、抽出領域P(r,t0)にエッジが存在せず、かつ、ΣSc1(r,t0)+ε< ΣSc1(r,t0−1)の場合はΣSc2(r,t0−1)またはSc3(r,t0−1)のうち、ΣSc1(r,t0)+εの値に近い一方の値を選択し、それ以外の場合においては一律にSc1(r,t0−1)の値を選択する。
フレーム内類似度選択部510及びフレーム間類似度選択部511は、それぞれ入力された類似度インデックス値に基づいて対応する類似度を1つ選択し、選択結果をフィルタ係数算出部207へ出力する。
フィルタ係数算出部207は、フレーム内類似度選択部510により選択された類似度S(r,t0)と、フレーム間類似度選択部511により選択された類似度S(r,t0−1)とに基づき、Nx×Ny×2画素により構成される抽出領域P(r,t0)及びP(r,t0−1)に対応するフィルタ係数F(r,t0)及びF(r,t0−1)を、下記数式(15)及び(16)を用いて算出する。

F(r,t0)=S(r,t0)×Wintra(|r-r0|) …(15)
F(r,t0-1)=S(r,t0-1)×Winter(|r-r0|) …(16)

なお、上記数式(15)におけるWintra(|r−r0|)、及び、上記数式(16)におけるWinter(|r−r0|)は、処理対象画素位置r0に対する距離重みであり、具体的には、下記数式(17)及び(18)として夫々示されるものである。

Wintra(|r-r0|)=exp(-{|r-r0|/σs(intra)}2/2) …(17)
Winter(|r-r0|)=exp(-{|r-r0|/σs(inter)}2/2) …(18)

ここで、上記数式(17)におけるσs(intra) 、及び、上記数式(18)におけるσs(inter) は、予め決められた定数であるとする。また、上記数式(17)におけるWintra(|r−r0|)の値、及び、上記数式(18)におけるWinter(|r−r0|)の値は、事前の計算によりROMテーブルとして保持しておくことが可能である。
そして、フィルタ係数算出部207は、算出したF(r,t0)及びF(r,t0−1)をノイズ低減処理部208へ出力する。
続いて、ノイズ低減処理部208の詳細な構成について、図11を参照しつつ説明を行う。
ノイズ低減処理部208は、積和演算処理部1101と、正規化処理部1102と、逆数変換用LUT1103と、ノイズ推定量算出部1104と、コアリング処理部1105と、を具備して構成されている。
図11に示す構成のノイズ低減処理部208によれば、フィルタ係数算出部207から出力されるフィルタ係数F(r,t0)及びF(r,t0−1)が積和演算処理部1101及び正規化処理部1102に入力されるとともに、領域抽出部201から出力される抽出領域P(r,t0)及びP(r,t0−1)が積和演算処理部1101及びコアリング処理部1105に入力される。また、図11に示す構成のノイズ低減処理部208によれば、制御部210から出力されるノイズ量算出に起因するパラメータがノイズ推定量算出部1104に入力される。
積和演算処理部1101は、フィルタ係数F(r,t0)及びF(r,t0−1)と、抽出領域P(r,t0)及びP(r,t0−1)とに基づいて積和演算処理を行うことにより、正規化前のリファレンス信号R(r0,t0)を算出し、算出結果を正規化処理部1102に出力する。ここで、リファレンス信号R(r0,t0)は、下記数式(19)を用いることにより算出される。

R(r0,t0)=Σr{ F(r,t0)P(r,t0)+F(r,t0-1)P(r,t0-1) } …(19)

正規化処理部1102は、フィルタ係数F(r,t0)及びF(r,t0−1)の総和を算出し、該総和に基づいて正規化係数Norm(r0)を算出する。そして、正規化処理部1102は、算出した正規化係数Norm(r0)を逆数変換用LUT1103により逆数に変換した後、変換結果をノイズ推定量算出部1104へ出力する。なお、正規化係数Norm(r0)は、下記数式(20)を用いることにより算出される。

Norm(r0)=Σr{F(r, t0)+ F(r, t0-1)} …(20)

その後、正規化処理部1102は、リファレンス信号R(r0,t0)に対して正規化処理を施すことによりRn(r0,t0)を算出し、算出結果をノイズ推定量算出部1104へ出力する。なお、Rn(r0,t0)は、下記数式(21)を用いることにより算出される。

Rn(r0,t0)=R(r0,t0)/Norm(r0) …(21)

ノイズ推定量算出部1104は、入力信号としてのリファレンス信号Rn(r0,t0)が既に用意されていることを除き、ノイズ量推定部205と基本的に同一の処理を行うものとして構成されている。
ここで、ノイズ推定量算出部1104におけるノイズ推定方法について、図8を参照しつつ説明を行う。
Rn(r0,t0)は、例えば図8に示すような、事前の測定において得られたノイズモデルNm(R)により、ノイズ量N(Rn(r0,t0))に変換される。
撮像装置におけるノイズモデルNm(Rn(r0,t0))は、特定の撮像装置にて予め均一輝度領域となる複数のパッチを撮影した後、その各パッチ内の所定領域の平均輝度値と標準偏差とを測定することにより得られる多項式近似曲線に対して最小二乗法を適用した関数として算出される。なお、このようなノイズモデルNm(Rn(r0,t0))は、多項式係数を保持したままのものであっても良く、また、複数点からなる折れ線データとしてLUT化されたものであっても良い。
ノイズ量N(Rn(r0,t0))は、例えば、撮像部100において指定されるゲイン量、ISO感度、露出時間、センサ自体の温度、及び、色信号分離部101のホワイトバランス処理に伴うゲイン量等の、ノイズ量を増大させるパラメータの関数Pa(ゲイン量,露出時間,温度,…)を、前述のノイズモデルNm(Rn(r0,t0))に対して乗算することにより算出される。
ノイズ推定量算出部1104は、制御部210を介して入力される前述の各パラメータに基づき、前記関数Paを算出する。なお、前記関数Paは、例えば多項式またはLUTのような、関数値を求められるように表現されているものとする。
従って、ノイズ量N(Rn(r0,t0))は、下記数式(22)により求められる。

N(Rn(r0,t0))=Nm(Rn(r0,t0))×Pa(ゲイン量,露出時間,温度,…) …(22)

ノイズ推定量算出部1104は、算出したノイズ量N(Rn(r0,t0))をコアリング処理部1105へ出力する。
コアリング処理部1105は、処理対象画素P(r0,t0)と、リファレンス信号Rn(r0,t0)と、ノイズ量N(R)とに基づいてコアリング処理を行うことにより、処理対象画素P(r0,t0)に対するノイズ低減処理画素P0(r0,t0)を算出し、算出結果を補間処理部103及びフレームメモリ209へ出力する。
具体的には、コアリング処理部1105は、|P(r0,t0)−Rn(r0,t0)|<N(Rn(r0,t0))の場合においては、Rn(r0,t0)をノイズ低減処理画素P0(r0,t0)とする。また、コアリング処理部1105は、P(r0,t0)−Rn(r0,t0)≧N(Rn(r0,t0))の場合においては、P(r0,t0)−N(Rn(r0,t0))をノイズ低減処理画素P0(r0,t0)とする。一方、コアリング処理部1105は、P(r0,t0)−Rn(r0,t0)≦−N(Rn(r0,t0))の場合においては、P(r0,t0)+N(Rn(r0,t0))をノイズ低減処理画素P0(r0,t0)とする。
以上に述べたように、本実施形態のノイズ低減処理によれば、ノイズ量を基準に算出したフレーム内とフレーム間との類似度を動画像の局所的な状態に応じて修正しながら3次元バイラテラルフィルタ係数を算出するため、動画像の動静に応じたノイズ低減効果を最大限に引き出すことができ、さらに、必要に応じて微細構造を維持することができる。
続いて、ノイズ低減部102が1フレーム期間において行う処理の手順について、図12のフローチャートを参照しつつ説明する。
色信号分離部101から入力される現フレームの色分離単色データがノイズ低減部102のNラインメモリ200に格納された後、Nラインメモリ200と、1フレーム期間前のノイズ低減処理済みの過去フレームデータが格納されているフレームメモリ209とから、現時点において処理対象となる画素、及び、該処理対象となる画素の周辺領域の画素からなる所定領域を抽出する。(ステップ1201)
次に、現フレームの抽出領域から処理対象画素に重畳されているノイズ量を推定(ステップ1202)し、ノイズ推定量に基づいて処理対象画素に対するフレーム内類似度とフレーム間類似度とを算出(ステップ1203)する。
さらに、フレーム内類似度とノイズ推定量とに基づいて抽出領域のエッジの有無を判定(ステップ1204)し、フレーム内類似度の総和とフレーム間類似度の総和とエッジ有無判定結果とに基づき、フレーム内類似度とフレーム間類似度とを修正(ステップ1205)する。
そして、修正後のフレーム内類似度とフレーム間類似度とにより、現フレームの抽出領域に作用させるフィルタ係数を算出(ステップ1206)し、算出したフィルタ係数に基づいて抽出領域に対するフィルタ処理を行い、処理対象画素に対するノイズ低減処理結果を算出(ステップ1207)する。
ノイズ低減処理が施された処理対象画素は、補間処理部103へ出力されるとともに、過去フレームとして保持する巡回用フレームメモリに格納(ステップ1208)される。
その後、処理対象画素が1フレーム内の最後の画素か否かを判定(ステップ1209)し、1フレーム内の最後の画素ではない場合には、ステップ1201からの一連の処理を繰り返し行う。一方、処理対象画素が1フレーム内の最後の画素である場合には、一連の処理を終了する。
ところで、巡回型の3次元バイラテラルフィルタを用いたノイズ低減処理によれば、動領域のエッジ部において残像を発生させない条件としてフレーム間類似度を設定した場合に、その副作用として、該エッジ部周辺に低減できないノイズが付着した目障りな画像となってしまう。
これに対し、本実施形態によれば、エッジ周辺のみに対し、ノイズ量に基づいた制限付きでフレーム内類似度をより大きな類似度に変更しつつフィルタ係数を算出するため、目障りなノイズを低減することができ、さらに、必要以上に構造を潰さないように制御することができる。また、本実施形態によれば、動領域にあってノイズに影響されるレベルの微細構造領域に対し、ノイズ量に基づいた制限付きでフレーム間類似度を小さくするように変更しつつフィルタ係数を算出するため、ノイズ低減効果を必要以上に落とすことなく微細構造を残すことができる。
本実施形態においては、3次元バイラテラルフィルタを用いたノイズ低減処理を行うものとして説明を行ったが、これに限定されるものではなく、例えば、バイラテラルフィルタの代わりに有理フィルタを用いたとしても同様の効果を得ることができる。なお、この場合の類似度は、輝度差の差分絶対値と処理対象画素に含まれる推定されたノイズ量との加算結果の逆数に基づいて算出されることになる。また、前記類似度は、ノイズで正規化された輝度差の差分絶対値が大きくなるにつれて小さな値を与える任意の関数を用いて算出されるものであっても良い。
本実施形態においては、フレーム間及びフレーム内において夫々予め3つの類似度候補を算出した後、その中から最終類似度を選択するような構成としたが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、フレーム間及びフレーム内において夫々予め2つまたは4つ以上の類似度候補を算出した後、その中から最終類似度選択するような構成であっても良い。
本実施形態においては、巡回型の3次元フィルタとして構成したが、巡回型でなくとも良い。なお、この場合においては、フレーム遅延を発生させるフレームメモリの入力を入力信号に接続するように構成すれば良い。
(第2の実施形態)
図13から図16は、本発明の第2の実施形態に係るものである。図13は、第2の実施形態におけるノイズ低減部の具体的な構成の一例を示す機能ブロック図である。図14は、第2の実施形態のノイズ低減部において行われる処理の一部を示すフローチャートである。図15は、第2の実施形態のノイズ低減部において行われる処理の、図14とは異なる一部を示すフローチャートである。図16は、第2の実施形態のノイズ低減部において行われる処理の、図14及び図15とは異なる一部を示すフローチャートである。
なお、以降の説明において、第1の実施形態と同様の構成を持つ部分については、詳細な説明を省略する。また、本実施形態におけるノイズ低減部の構成は、第1の実施形態におけるノイズ低減部102と類似の構成を有している。そのため、本実施形態においては、第1の実施形態におけるノイズ低減部102と異なる部分について主に説明を行うものとする。
第1の実施形態のノイズ低減部102は、処理対象画素のノイズ量に基づき、フレーム内類似度算出部202とフレーム間類似度算出部203とにおいて夫々3つの類似度候補を算出し、類似度決定部206においてその中から最適な類似度を夫々1つ選択する、という処理を行うものである。一方、本実施形態のノイズ低減部102は、処理対象画素のノイズ量に基づいて決められた類似度算出用パラメータの上限値及び下限値により設定されるパラメータ定義域を細かく分割し、最適な条件を満足する類似度となるまで繰り返し処理を行うものである。
これに伴い、本実施形態のノイズ低減部102によれば、図13に示すように、フレーム内類似度算出部1301、フレーム間類似度算出部1302及び類似度決定部1304の構成が第1の実施形態のノイズ低減部102と異なり、さらに、抽出領域から直接エッジの有無を判定するフレーム内エッジ判定部1303が新たに追加されている。
ここで、前述の各部における処理について、図14、図15及び図16のフローチャートを参照しつつ説明を行う。
図14のフローチャートに示す一連の処理は、図12のフローチャートに示すステップ1203の処理に対応するものである。
フレーム内類似度算出部1301は、処理対象画素P(r0,t0)のノイズ量Nに基づくフレーム内類似度算出用パラメータの上限値及び下限値を決定し、決定結果を類似度決定部1304へ出力する。(ステップ1401)
フレーム間類似度算出部1302は、処理対象画素P(r0,t0)のノイズ量Nに基づくフレーム間類似度算出用パラメータの上限値及び下限値を決定し、決定結果を類似度決定部1304へ出力する。(ステップ1402)
また、フレーム内類似度算出部1301は、決定したフレーム内類似度算出用パラメータの下限値を用いてフレーム内類似度を算出し、算出結果を類似度決定部1304へ出力する。(ステップ1403)
一方、フレーム間類似度算出部1302は、決定したフレーム間類似度算出用パラメータの上限値を用いてフレーム間類似度を算出し、算出結果を類似度決定部1304へ出力する。(ステップ1404)
図15のフローチャートに示す一連の処理は、図12のフローチャートに示すステップ1204の処理に対応するものである。
フレーム内エッジ判定部1303は、領域抽出部201により抽出された領域の領域画素P(r,t0)に対し、水平、垂直及び斜め方向に対するソーベルフィルタまたはラプラシアンフィルタを作用させることによりエッジ成分を検出した後、抽出領域内において検出したエッジ成分を加算することによりエッジ強度判定量を算出する。(ステップ1501)
そして、フレーム内エッジ判定部1303は、前記エッジ強度判定量と所定の閾値との比較判定を行い、判定結果としてのエッジ有無情報を類似度決定部1304へ出力する。(ステップ1502)
図16のフローチャートに示す一連の処理は、図12のフローチャートに示すステップ1205の処理に対応するものである。
類似度決定部1304は、フレーム内類似度の抽出領域内総和ΣS(r,t0)を算出(ステップ1601)し、フレーム間類似度の抽出領域内総和ΣS(r,t0−1)を算出(ステップ1602)する。
さらに、類似度決定部1304は、算出した2つの総和ΣS(r,t0)及びΣS(r,t0−1)に対し、ΣS(r,t0)+ε<ΣS(r,t0−1)の条件が成り立つか否かを判定(ステップ1603)する。そして、類似度決定部1304は、前記条件が成り立たない場合には、後述のステップ1610の処理を引き続き行い、また、前記条件が成り立つ場合には、抽出領域に強エッジが存在しないか否かを判定(ステップ1604)する。
類似度決定部1304は、フレーム内エッジ判定部1303から出力されるエッジ有無情報に基づく判定を行うことにより、抽出領域に強エッジが存在しない場合には、フレーム間類似度総和閾値THpを算出(ステップ1605)した後、フレーム間類似度算出用パラメータを所定量だけ小さくするように修正(ステップ1606)する。
類似度決定部1304は、修正後のフレーム間類似度算出用パラメータとフレーム間類似度算出部1302から出力される下限値とを比較(ステップ1607)する。そして、類似度決定部1304は、修正後のフレーム間類似度算出用パラメータが前記下限値以上である場合には、該修正後のフレーム間類似度算出用パラメータをフレーム間類似度算出部1302へ出力する。
フレーム間類似度算出部1302は、前記修正後のフレーム間類似度算出用パラメータに基づいてフレーム間類似度S(r,t0−1)を再算出した後、再算出結果を類似度決定部1304へ戻し、フレーム間類似度の総和ΣS(r,t0−1)を算出する。(ステップ1608)
類似度決定部1304は、再算出されたフレーム間類似度の総和ΣS(r,t0−1)と、フレーム間類似度総和閾値THpとを比較(ステップ1609)する。そして、類似度決定部1304は、ΣS(r,t0−1)≧THpである場合にはステップ1606に戻って処理を行い、また、ΣS(r,t0−1)<THpである場合には後述のステップ1617の処理を引き続き行う。
なお、ステップ1604の処理により強エッジが存在すると判定された場合、及び、ステップ1607の処理により修正後のパラメータが下限値未満と判定された場合のいずれにおいても、後述のステップ1617の処理が行われる。
一方、類似度決定部1304は、算出した2つの総和ΣS(r,t0)及びΣS(r,t0−1)に対し、ΣS(r,t0)+ε<ΣS(r,t0−1)の条件が成り立たない場合には、ΣS(r,t0)>ΣS(r,t0−1)+εの条件が成り立つか否かの判定をさらに行う。(ステップ1610)そして、類似度決定部1304は、前記条件が成り立たない場合には、後述のステップ1617の処理を引き続き行い、また、前記条件が成り立つ場合には、抽出領域に強エッジが存在するか否かを判定(ステップ1611)する。
類似度決定部1304は、抽出領域に強エッジが存在する場合には、フレーム内類似度総和閾値THcを算出(ステップ1612)した後、フレーム内類似度算出用パラメータを所定量だけ大きくするように修正(ステップ1613)する。
類似度決定部1304は、修正後のフレーム内類似度算出用パラメータとフレーム内類似度算出部1301から出力される上限値とを比較(ステップ1614)する。そして、類似度決定部1304は、修正後のフレーム内類似度算出用パラメータが前記上限値以下である場合には、該修正後のフレーム内類似度算出用パラメータをフレーム内類似度算出部1301へ出力する。
フレーム内類似度算出部1301は、前記修正後のフレーム内類似度算出用パラメータに基づいてフレーム内類似度S(r,t0)を再算出した後、再算出結果を類似度決定部1304へ戻し、フレーム内類似度の総和ΣS(r,t0)を算出する。(ステップ1615)
類似度決定部1304は、再算出されたフレーム内類似度の総和ΣS(r,t0)と、フレーム内類似度総和閾値THcとを比較(ステップ1616)する。そして、類似度決定部1304は、ΣS(r,t0)≦THcである場合にはステップ1613に戻って処理を行い、また、ΣS(r,t0)>THpである場合には後述のステップ1617の処理を引き続き行う。
なお、ステップ1611の処理により強エッジが存在しないと判定された場合、及び、ステップ1614の処理により修正後のパラメータが上限値を超えていると判定された場合のいずれにおいても、後述のステップ1617の処理が行われる。
そして、類似度決定部1304は、更新された最新のフレーム内類似度S(r,t0)及びフレーム間類似度S(r,t0−1)を、フィルタ係数算出部207へ出力する。(ステップ1617)
以上に述べた本実施形態の処理によれば、推定されたノイズ量に応じた設定範囲内でフレーム内とフレーム間とにおける類似度算出パラメータを細かく指定できるため、所望のフレーム内類似度及びフレーム間類似度に精度良く合わせることができる。そのため、以上に述べた本実施形態の処理によれば、動領域及び静止領域における構造と、ノイズ量とに適応したフィルタ係数を算出することができる。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
100 撮像部
101 色信号分離部
102 ノイズ低減部
103 補間処理部
104 色補正処理部
105 階調補正部
106 圧縮記録部
107 システム制御部
110 画像処理装置
200 Nラインメモリ
201 領域抽出部
202,1301 フレーム内類似度算出部
203,1302 フレーム間類似度算出部
204 類似度変換LUT
205 ノイズ量推定部
206,1304 類似度決定部
207 フィルタ係数算出部
208 ノイズ低減処理部
209 フレームメモリ
210 制御部
1303 フレーム内エッジ判定部
特開平6−62283号公報 特開2006−229749号公報

Claims (20)

  1. 時系列的に入力される画像に対してノイズ低減処理を行う画像処理装置において、
    処理対象画像と該処理対象画像に対する過去の画像とを保持する記録手段と、
    前記記録手段において保持された前記処理対象画像内の対象画素を含む第1の所定領域の複数画素と、該対象画素に対して過去の画像の第2の所定領域の複数画素と、を抽出する画素抽出手段と、
    前記対象画素に対するノイズ量を推定するノイズ量推定手段と、
    前記第1の所定領域内の対象画素とその周辺の画素との第1の類似度、及び、前記第1の所定領域内の対象画素と前記第2の所定領域内の画素との第2の類似度を、前記ノイズ量に基づいて算出する類似度算出手段と、
    前記第1の所定領域における前記第1の類似度に係る第1の特徴量、及び、前記第2の所定領域における前記第2の類似度に係る第2の特徴量を算出する類似度特徴量算出手段と、
    前記第1の特徴量及び前記第2の特徴量に基づき、前記第1の類似度及び前記第2の類似度を修正する類似度修正手段と、
    前記類似度修正手段により修正された前記第1の類似度及び前記第2の類似度に基づき、前記第1の所定領域の各画素及び前記第2の所定領域の各画素に対するフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出手段と、
    前記フィルタ係数に基づいて前記対象画素のノイズを低減するノイズ低減手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記類似度算出手段により算出される類似度は、前記対象画素の画素値に対する前記第1の所定領域または前記第2の所定領域の各画素値の差分値の絶対値と、前記ノイズ量と、に基づいて決定される係数を変数とする関数値であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記類似度特徴量算出手段は、前記第1の所定領域における前記第1の類似度の総和を前記第1の特徴量として算出し、前記第2の所定領域における前記第2の類似度の総和を前記第2の特徴量として算出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記類似度特徴量算出手段は、前記第1の所定領域における第1の類似度及び前記ノイズ量に基づき、前記第1の所定領域内の最大変動量を算出する最大変動量算出手段を有することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の所定領域内におけるエッジ量を検出するエッジ量検出手段をさらに有し、
    前記類似度修正手段は、さらに、前記エッジ量に基づいて前記第1の類似度を修正することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記類似度修正手段は、
    前記第1の類似度の総和と前記第2の類似度の総和とを比較する比較手段と、
    前記第1の類似度の総和に対する第1の目標値を算出し、該第1の目標値に基づいて前記第1の類似度を修正する第1類似度決定手段と、
    前記第2の類似度の総和に対する第2の目標値を算出し、該第2の目標値に基づいて前記第2の類似度を修正する第2類似度決定手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づき、前記第1類似度決定手段または前記第2類似度決定手段を選択する処理選択手段と、
    を有することを特徴とする請求項4または5に記載の画像処理装置。
  7. 前記処理選択手段は、前記比較手段の比較結果において、前記第1の類似度の総和が前記第2の類似度の総和より大きいと判断された場合には前記第1類似度決定手段を選択し、前記第1の類似度の総和が前記第2の類似度の総和より小さいと判断された場合には前記第2類似度決定手段を選択することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の目標値は、前記第1の類似度の総和に対する前記第2の類似度の総和の差分を、前記第1の類似度の総和に加算した値であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記第2の目標値は、前記第1の類似度の総和であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  10. 前記フィルタ決定手段において決定されるフィルタ係数は、バイラテラルフィルタに対応するものであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. 時系列的に入力される画像に対してノイズ低減処理を行う画像処理方法において、
    処理対象画像と該処理対象画像に対する過去の画像とを保持する記録ステップと、
    前記記録ステップにおいて保持された前記処理対象画像内の対象画素を含む第1の所定領域の複数画素と、該対象画素に対して過去の画像の第2の所定領域の複数画素と、を抽出する画素抽出ステップと、
    前記対象画素に対するノイズ量を推定するノイズ量推定ステップと、
    前記第1の所定領域内の対象画素とその周辺の画素との第1の類似度、及び、前記第1の所定領域内の対象画素と前記第2の所定領域内の画素との第2の類似度を、前記ノイズ量に基づいて算出する類似度算出ステップと、
    前記第1の所定領域における前記第1の類似度に係る第1の特徴量、及び、前記第2の所定領域における前記第2の類似度に係る第2の特徴量を算出する類似度特徴量算出ステップと、
    前記第1の特徴量及び前記第2の特徴量に基づき、前記第1の類似度及び前記第2の類似度を修正する類似度修正ステップと、
    前記類似度修正ステップにより修正された前記第1の類似度及び前記第2の類似度に基づき、前記第1の所定領域の各画素及び前記第2の所定領域の各画素に対するフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出ステップと、
    前記フィルタ係数に基づいて前記対象画素のノイズを低減するノイズ低減ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  12. 前記類似度算出ステップにより算出される類似度は、前記対象画素の画素値に対する前記第1の所定領域または前記第2の所定領域の各画素値の差分値の絶対値と、前記ノイズ量と、に基づいて決定される係数を変数とする関数値であることを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  13. 前記類似度特徴量算出ステップは、前記第1の所定領域における前記第1の類似度の総和を前記第1の特徴量として算出し、前記第2の所定領域における前記第2の類似度の総和を前記第2の特徴量として算出することを特徴とする請求項11または12に記載の画像処理方法。
  14. 前記類似度特徴量算出ステップは、前記第1の所定領域における第1の類似度及び前記ノイズ量に基づき、前記第1の所定領域内の最大変動量を算出する最大変動量算出ステップを有することを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
  15. 前記第1の所定領域内におけるエッジ量を検出するエッジ量検出ステップをさらに有し、
    前記類似度修正ステップは、さらに、前記エッジ量に基づいて前記第1の類似度を修正することを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
  16. 前記類似度修正ステップは、
    前記第1の類似度の総和と前記第2の類似度の総和とを比較する比較ステップと、
    前記第1の類似度の総和に対する第1の目標値を算出し、該第1の目標値に基づいて前記第1の類似度を修正する第1類似度決定ステップと、
    前記第2の類似度の総和に対する第2の目標値を算出し、該第2の目標値に基づいて前記第2の類似度を修正する第2類似度決定ステップと、
    前記比較ステップの比較結果に基づき、前記第1類似度決定ステップまたは前記第2類似度決定ステップを選択する処理選択ステップと、
    を有することを特徴とする請求項14または15に記載の画像処理方法。
  17. 前記処理選択ステップは、前記比較ステップの比較結果において、前記第1の類似度の総和が前記第2の類似度の総和より大きいと判断された場合には前記第1類似度決定ステップを選択し、前記第1の類似度の総和が前記第2の類似度の総和より小さいと判断された場合には前記第2類似度決定ステップを選択することを特徴とする請求項16に記載の画像処理方法。
  18. 前記第1の目標値は、前記第1の類似度の総和に対する前記第2の類似度の総和の差分を、前記第1の類似度の総和に加算した値であることを特徴とする請求項16に記載の画像処理方法。
  19. 前記第2の目標値は、前記第1の類似度の総和であることを特徴とする請求項16に記載の画像処理方法。
  20. 前記フィルタ決定ステップにおいて決定されるフィルタ係数は、バイラテラルフィルタに対応するものであることを特徴とする請求項11乃至19のいずれか一項に記載の画像処理方法。
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