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JP2010173292A - 印刷方法および印刷物 - Google Patents

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JP2010173292A
JP2010173292A JP2009021345A JP2009021345A JP2010173292A JP 2010173292 A JP2010173292 A JP 2010173292A JP 2009021345 A JP2009021345 A JP 2009021345A JP 2009021345 A JP2009021345 A JP 2009021345A JP 2010173292 A JP2010173292 A JP 2010173292A
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Ichiro Ono
五千郎 小野
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Abstract

【課題】携帯電話などの民生用電子機器や重要印刷物の台紙などの重要書類に秘密情報を印刷する際に、印刷物の偽造防止効果を高めて容易な模倣を阻止する。
【解決手段】複数色のフォトクロミックインクを用いて、印刷媒体2に第1の情報3を印刷する。これにより、民生用電子機器や重要書類などの印刷物1について、複数段階のセキュリティで偽造を効果的に防止することができる。そのため、印刷物1の偽造防止効果を高めて容易な模倣を阻止することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話、カメラなどの民生用電子機器(その部品を含む。以下同様)、或いは、重要印刷物の台紙、紙幣用紙、各種証券、証明書、金券、商品券、チケット、金額表示タグなどの重要書類に秘密情報を印刷する際に適用するに好適な印刷方法および印刷物に関するものである。
この種の民生用電子機器や重要書類においては、パソコン(パーソナルコンピュータ)およびソフトウェアによる印字フォント等の発達と、インクジェット、昇華転写、溶融熱転写などの印刷方法の発達により、簡単に同じ印字を行うことができるようになったため、容易に偽造しやすい状況にある。こうした状況下、近年、これらの民生用電子機器および重要書類に対する偽造防止の必要性が増している。
このような偽造防止を必要とするもののうち、ある種のものでは、真正なものである保証がなされていることが重要であり、変造を防止することを目的として偽造防止用印刷が施されている。このような偽造防止用印刷としては、例えば、ステルスインクまたは蛍光インクを用いて印刷することにより、可視光線下では見ることができず、特殊な光源下でのみ情報を確認できるようにする技術(以下、公知技術1という。)が提案されていた(例えば、特許文献1〜3参照)。
また、偽造防止を必要とする別種のものでは、個人が本人であることの証明、または製品が特定の製造元で製造された証明がなされていることが重要であり、偽造によって個人や製造元に不利益が与えられる事態を回避することを目的として偽造防止用印刷が施されている。このような偽造防止用印刷としては、例えば、ホログラムを利用した印刷を施す技術(以下、公知技術2という。)が提案されていた(例えば、特許文献4参照)。
特開平9−160495号公報 特開平9−174996号公報 特開平10−287043号公報 特開平6−43799号公報
しかしながら、公知技術1では、カラーコピーには偽造防止効果はあるものの、OCR(光学式文字読み取り装置)を用いれば、蛍光インクで隠し印刷された情報も簡単に読み取ることができる。さらに、蛍光インクの入手も容易であり、産業用インクジェットプリンタも汎用的になり、これらを組み合わせて偽造印刷をすることは比較的簡単である。したがって、ステルスインクや蛍光インクで隠し情報を印刷しただけでは、民生用電子機器や重要書類の偽造、変造などを確実に防止することは難しい。
他方、公知技術2では、以前と比べてレーザー光源が入手しやすくなり、ホログラム印刷が容易になっていることから、現在では偽造防止効果が薄くなっている。
本発明は、このような事情に鑑み、容易な模倣を阻止することが可能な偽造防止効果の高い印刷方法および印刷物を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の印刷方法は、複数色のフォトクロミックインクを用いて、印刷媒体(2)に第1の情報(3)を印刷する印刷方法としたことを特徴とする。
本発明に係る第1の印刷物は、複数色のフォトクロミック染料による第1の情報(3)が、印刷媒体(2)に印刷されている印刷物(1)としたことを特徴とする。
なお、ここでは、本発明をわかりやすく説明するため、実施の形態を表す図面の符号に対応づけて説明したが、本発明が実施の形態に限定されるものでないことは言及するまでもない。
本発明によれば、民生用電子機器や重要書類などの印刷物について、複数段階のセキュリティで偽造を効果的に防止することができるため、その偽造防止効果を高めて容易な模倣を阻止することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る印刷物の平面図であって、(a)は可視光線下の様子を示す図、(b)は紫外線照射下の様子を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る印刷物の平面図であって、(a)は可視光線下の様子を示す図、(b)は紫外線照射下の様子を示す図、(c)は特定赤外線照射下の様子を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る印刷物の平面図であって、(a)は可視光線下の様子を示す図、(b)は特定赤外線照射下の様子を示す図、(c)は紫外線照射下の様子を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る印刷物の平面図であって、(a)は可視光線下の様子を示す図、(b)は紫外線照射下の様子を示す図、(c)は特定赤外線照射下の様子を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る印刷物の平面図であって、(a)は可視光線下の様子を示す図、(b)は紫外線照射下の様子を示す図、(c)は特定赤外線照射下の様子を示す図である。 本発明の実施の形態6に係る印刷物の平面図であって、(a)は可視光線下の様子を示す図、(b)は紫外線照射下の様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る図である。
この実施の形態1に係る印刷物1は、図1に示すように、紙などの印刷媒体2を有しており、印刷媒体2の中央部には、4色(ブルー、イエロー、グリーン、パープル)のフォトクロミック(ホトクロミック)染料による第1の情報3として、8桁の数字「12345678」が印刷されている。ここで、第1の情報3のうち「12」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でブルー(青色)を呈し、第1の情報3のうち「34」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でイエロー(黄色)を呈する。また、第1の情報3のうち「56」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でグリーン(緑色)を呈し、第1の情報3のうち「78」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でパープル(紫色)を呈する。
したがって、印刷物1は、可視光線下では、図1(a)に示すように、印刷媒体2に印刷された第1の情報3を見ることができないが、ブラックライトなどの紫外線放射ランプによって波長300〜400nm程度の紫外線が照射されると、図1(b)に示すように、4色の第1の情報3(すなわち、ブルーの「12」、イエローの「34」、グリーンの「56」、パープルの「78」)が見えるようになる。
以上のような構成を有する印刷物1を作製する際には、次の手順による。
まず、インク調製工程で、4色(ブルー、イエロー、グリーン、パープル)のフォトクロミック染料をそれぞれ適当な溶媒に溶かすことにより、4色(ブルー、イエロー、グリーン、パープル)のフォトクロミック(ホトクロミック)インクを調製する。例えば、各フォトクロミック染料を0.5gずつシンナー100mlに溶解させて、4色のフォトクロミックインクを調製する。
その後、印刷実行工程に移行し、先ほど調製した4色のフォトクロミックインクを用いて、印刷媒体2の中央部に第1の情報3を印刷する。例えば、印刷制御用のパソコンにインクジェットプリンタを接続し、各フォトクロミックインクをそれぞれ別個のヘッドにセットして、パソコンから適宜指令することにより、インクジェットプリンタで印刷媒体2に第1の情報3をインクジェット印刷する。
ここで、印刷物1の作製作業が終了し、印刷物1が出来上がる。
そして、このようにして作製された印刷物1においては、以下に説明するように、2段階のセキュリティで偽造を効果的に防止することができる。
すなわち、まず、印刷媒体2上の第1の情報3は、上述したとおり、可視光線下では、特定の波長の光(紫外線)を当てない限り、見ることができない。したがって、印刷物1を偽造しようとする者(以下、偽造者という。)にとっては、印刷媒体2のどの部位に第1の情報3が印刷されているかすら不明である。そのため、印刷物1は、高い偽造防止効果を発現する。これが、印刷物1の偽造に対する第1段階のセキュリティとなる。
さらに、たとえ第1の情報3の印刷部位が判明したとしても、フォトクロミック染料が高価であることに加えて、ここでは4色の各色と同じ色を呈するフォトクロミック染料を探し出すことが困難であることから、印刷物1の偽造防止効果が一層高くなる。これが、印刷物1の偽造に対する第2段階のセキュリティとなる。
このように、2段階のセキュリティで印刷物1の偽造が効果的に防止されるため、この印刷物1について、その偽造防止効果を高めて容易な模倣を阻止することが可能となる。
また、インクジェット印刷によって第1の情報3を印刷する場合には、細かいパターンも容易に印刷可能であるため、偽造しにくい利点もある。
[発明の実施の形態2]
図2は、本発明の実施の形態2に係る図である。
この実施の形態2に係る印刷物1は、図2に示すように、紙などの印刷媒体2を有しており、印刷媒体2の上段部には、4色(ブルー、イエロー、グリーン、パープル)のフォトクロミック染料による第1の情報3として、8桁の数字「12345678」が印刷されている。ここで、第1の情報3のうち「12」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でブルー(青色)を呈し、第1の情報3のうち「34」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でイエロー(黄色)を呈する。また、第1の情報3のうち「56」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でグリーン(緑色)を呈し、第1の情報3のうち「78」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でパープル(紫色)を呈する。
したがって、印刷物1は、可視光線下では、図2(a)に示すように、印刷媒体2に印刷された第1の情報3を見ることができないが、ブラックライトなどの紫外線放射ランプによって波長300〜400nm程度の紫外線が照射されると、図2(b)に示すように、4色の第1の情報3(すなわち、ブルーの「12」、イエローの「34」、グリーンの「56」、パープルの「78」)が見えるようになる。
また、印刷媒体2の下段部(すなわち、第1の情報3と異なる部位)には、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料による第2の情報4として、7つの大文字アルファベット「ABCDEFG」が印刷されている。したがって、印刷物1は、特定波長域の赤外線が照射されると、図2(c)に示すように、第2の情報4が発色して所定の色(例えば、レッド、グリーン)を呈する。
以上のような構成を有する印刷物1を作製する際には、次の手順による。
まず、インク調製工程で、上述した実施の形態1と同様にして、4色(ブルー、イエロー、グリーン、パープル)のフォトクロミックインクを調製する。また、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料を適当な溶媒に溶かすことにより、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光インクを調製する。例えば、赤外線発光染料1.0gをシンナー100mlに溶解させて、赤外線発光インクを調製する。
その後、印刷実行工程に移行し、上述した実施の形態1と同様に、先ほど調製した4色のフォトクロミックインクを用いて、印刷媒体2の上段部に第1の情報3を印刷する。また、先ほど調製した赤外線発光インクを用いて、印刷媒体2の下段部に第2の情報4を印刷する。例えば、印刷制御用のパソコンにインクジェットプリンタを接続し、赤外線発光インクをヘッドにセットして、パソコンから適宜指令することにより、インクジェットプリンタで印刷媒体2に第2の情報4をインクジェット印刷する。
ここで、印刷物1の作製作業が終了し、印刷物1が出来上がる。
そして、このようにして作製された印刷物1においては、以下に説明するように、3段階のセキュリティで偽造を効果的に防止することができる。
すなわち、まず、印刷媒体2上の第1の情報3は、上述したとおり、可視光線下では、特定の波長の光(紫外線)を当てない限り、見ることができず、また、印刷媒体2上の第2の情報4は、特定の波長の光(赤外線)を当てない限り、見ることができない。したがって、偽造者にとっては、印刷媒体2のどの部位に第1および第2の情報3、4が印刷されているかすら不明である。そのため、印刷物1は、高い偽造防止効果を発現する。これが、印刷物1の偽造に対する第1段階のセキュリティとなる。
さらに、たとえ第1の情報3の印刷部位が判明したとしても、フォトクロミック染料が高価であることに加えて、ここでは4色の各色と同じ色を呈するフォトクロミック染料を探し出すことが困難であることから、印刷物1の偽造防止効果が一層高くなる。これが、印刷物1の偽造に対する第2段階のセキュリティとなる。
また、たとえ第2の情報4の印刷部位が判明したとしても、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料が高価であることに加えて、特定波長域の赤外線を発光する光源を用意する必要があることから、印刷物1の偽造防止効果がさらに高くなる。しかも、特定波長域の赤外線の波長は単波長であることが必要であり、その波長は第三者には判らないため、この赤外線を準備することは非常に困難となる。したがって、印刷物1の偽造防止効果が格段に高くなる。これが、印刷物1の偽造に対する第3段階のセキュリティとなる。
このように、3段階のセキュリティで印刷物1の偽造が効果的に防止されるため、この印刷物1について、その偽造防止効果を高めて容易な模倣を阻止することが可能となる。
また、インクジェット印刷によって第1の情報3を印刷する場合には、細かいパターンも容易に印刷可能であるため、偽造しにくい利点もある。
[発明の実施の形態3]
図3は、本発明の実施の形態3に係る図である。
この実施の形態3に係る印刷物1は、図3に示すように、紙などの印刷媒体2を有しており、印刷媒体2の上段部には、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料による第2の情報4として、7つの大文字アルファベット「ABCDEFG」が印刷されている。したがって、印刷物1は、可視光線下では、図3(a)に示すように、印刷媒体2に印刷された第2の情報4を見ることができないが、特定波長域の赤外線が照射されると、図3(b)に示すように、第2の情報4が発色して所定の色(例えば、レッド、グリーン)を呈する。
また、印刷媒体2の下段部(すなわち、第2の情報4と異なる部位)には、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料による第3の情報5として、7つの小文字アルファベット「abcdefg」が印刷されている。したがって、印刷物1は、ブラックライトなどの紫外線放射ランプによって波長300〜400nm程度の紫外線が照射されると、図3(c)に示すように、第3の情報5が発色して所定の色(例えば、青紫色)を呈する。
以上のような構成を有する印刷物1を作製する際には、次の手順による。
まず、インク調製工程で、上述した実施の形態2と同様にして、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光インクを調製する。また、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料を適当な溶媒に溶かすことにより、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光インクを調製する。例えば、蛍光染料1.0gをシンナー100mlに溶解させて、蛍光インクを調製する。
その後、印刷実行工程に移行し、上述した実施の形態2と同様に、先ほど調製した赤外線発光インクを用いて、印刷媒体2の上段部に第2の情報4を印刷する。また、先ほど調製した蛍光インクを用いて、印刷媒体2の下段部に第3の情報5を印刷する。例えば、印刷制御用のパソコンにインクジェットプリンタを接続し、蛍光インクをヘッドにセットして、パソコンから適宜指令することにより、インクジェットプリンタで印刷媒体2に第3の情報5をインクジェット印刷する。
ここで、印刷物1の作製作業が終了し、印刷物1が出来上がる。
そして、このようにして作製された印刷物1においては、以下に説明するように、3段階のセキュリティで偽造を効果的に防止することができる。
すなわち、まず、印刷媒体2上の第2の情報4は、特定の波長の光(赤外線)を当てない限り、見ることができず、また、印刷媒体2上の第3の情報5は、特定の波長の光(紫外線)を当てない限り、見ることができない。したがって、偽造者にとっては、印刷媒体2のどの部位に第2および第3の情報4、5が印刷されているかすら不明である。そのため、印刷物1は、高い偽造防止効果を発現する。これが、印刷物1の偽造に対する第1段階のセキュリティとなる。
さらに、たとえ第2の情報4の印刷部位が判明したとしても、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料が高価であることに加えて、特定波長域の赤外線を発光する光源を用意する必要があることから、印刷物1の偽造防止効果が一層高くなる。しかも、特定波長域の赤外線の波長は単波長であることが必要であり、その波長は第三者には判らないため、この赤外線を準備することは非常に困難となる。したがって、印刷物1の偽造防止効果が格段に高くなる。これが、印刷物1の偽造に対する第2段階のセキュリティとなる。
また、たとえ第3の情報5の印刷部位が判明したとしても、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料が高価であることに加えて、紫外線を発光する光源を用意する必要があることから、印刷物1の偽造防止効果がますます高くなる。これが、印刷物1の偽造に対する第3段階のセキュリティとなる。
このように、3段階のセキュリティで印刷物1の偽造が効果的に防止されるため、この印刷物1について、その偽造防止効果を高めて容易な模倣を阻止することが可能となる。
また、インクジェット印刷によって第1の情報3を印刷する場合には、細かいパターンも容易に印刷可能であるため、偽造しにくい利点もある。
[発明の実施の形態4]
図4は、本発明の実施の形態4に係る図である。
この実施の形態4に係る印刷物1は、図4に示すように、紙などの印刷媒体2を有しており、印刷媒体2の中央部には、4色(ブルー、イエロー、グリーン、パープル)のフォトクロミック染料による第1の情報3として、8桁の数字「12345678」が印刷されている。ここで、第1の情報3のうち「12」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でブルー(青色)を呈し、第1の情報3のうち「34」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でイエロー(黄色)を呈する。また、第1の情報3のうち「56」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でグリーン(緑色)を呈し、第1の情報3のうち「78」のフォトクロミック染料は、紫外線の照射により、可視光線下でパープル(紫色)を呈する。
また、印刷媒体2の中央部(すなわち、第1の情報3と同一の部位)には、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料による第2の情報4として、8桁の数字「12345678」が第1の情報3に重なる形で印刷されている。
さらに、印刷媒体2の中央部(すなわち、第1の情報3と同一の部位)には、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料による第3の情報5として、8桁の数字「12345678」が第1の情報3に重なる形で印刷されている。
したがって、印刷物1は、可視光線下では、図4(a)に示すように、印刷媒体2に印刷された第1〜3の情報3、4、5を見ることができないが、ブラックライトなどの紫外線放射ランプによって波長300〜400nm程度の紫外線が照射されると、図4(b)に示すように、4色の第1の情報3(すなわち、ブルーの「12」、イエローの「34」、グリーンの「56」、パープルの「78」)に第3の情報5の発色(例えば、青紫色)が合成された色が見えるようになる。また、印刷物1は、特定波長域の赤外線が照射されると、図4(c)に示すように、第2の情報4が発色して所定の色(例えば、レッド、グリーン)を呈する。
以上のような構成を有する印刷物1を作製する際には、次の手順による。
まず、インク調製工程で、上述した実施の形態1と同様にして、4色(ブルー、イエロー、グリーン、パープル)のフォトクロミックインクを調製する。また、上述した実施の形態2と同様にして、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光インクを調製する。さらに、上述した実施の形態3と同様にして、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光インクを調製する。
その後、印刷実行工程に移行し、上述した実施の形態1と同様に、先ほど調製した4色のフォトクロミックインクを用いて、印刷媒体2の中央部に第1の情報3を印刷する。また、上述した実施の形態2と同様に、先ほど調製した赤外線発光インクを用いて、印刷媒体2の中央部に第2の情報4を第1の情報3に重ねて印刷する。さらに、上述した実施の形態3と同様に、先ほど調製した蛍光インクを用いて、印刷媒体2の中央部に第3の情報5を第2の情報4に重ねて印刷する。
ここで、印刷物1の作製作業が終了し、印刷物1が出来上がる。
そして、このようにして作製された印刷物1においては、以下に説明するように、4段階のセキュリティで偽造を効果的に防止することができる。
すなわち、まず、印刷媒体2上の第1および第3の情報3、5は、上述したとおり、可視光線下では、特定の波長の光(紫外線)を当てない限り、見ることができず、また、印刷媒体2上の第2の情報4は、特定の波長の光(赤外線)を当てない限り、見ることができない。したがって、偽造者にとっては、印刷媒体2のどの部位に第1〜3の情報3、4、5が印刷されているかすら不明である。そのため、印刷物1は、高い偽造防止効果を発現する。これが、印刷物1の偽造に対する第1段階のセキュリティとなる。
さらに、たとえ第1の情報3の印刷部位が判明したとしても、フォトクロミック染料が高価であることに加えて、ここでは4色の各色と同じ色を呈するフォトクロミック染料を探し出すことが困難であることから、印刷物1の偽造防止効果が一層高くなる。これが、印刷物1の偽造に対する第2段階のセキュリティとなる。
また、たとえ第2の情報4の印刷部位が判明したとしても、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料が高価であることに加えて、特定波長域の赤外線を発光する光源を用意する必要があることから、印刷物1の偽造防止効果がさらに高くなる。しかも、特定波長域の赤外線の波長は単波長であることが必要であり、その波長は第三者には判らないため、この赤外線を準備することは非常に困難となる。したがって、印刷物1の偽造防止効果が格段に高くなる。これが、印刷物1の偽造に対する第3段階のセキュリティとなる。
また、たとえ第3の情報5の印刷部位が判明したとしても、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料が高価であることに加えて、紫外線を発光する光源を用意する必要があることから、印刷物1の偽造防止効果がますます高くなる。これが、印刷物1の偽造に対する第4段階のセキュリティとなる。
このように、4段階のセキュリティで印刷物1の偽造が効果的に防止されるため、この印刷物1について、その偽造防止効果を高めて容易な模倣を阻止することが可能となる。
その上、第1〜3の情報3、4、5は、印刷媒体2上の同一の部位(中央部)に印刷された同一の情報(「12345678」)であるため、偽造者は、このように複数の情報が重ねて印刷されていること自体に気付かず、1段階の偽造防止技術を見抜いただけで安心してしまう公算が大きい。その結果、印刷物1の偽造防止効果が極めて高くなる。
[発明の実施の形態5]
図5は、本発明の実施の形態5に係る図である。
この実施の形態5に係る印刷物1は、図5に示すように、紙などの印刷媒体2を有しており、印刷媒体2の下段部左側には、フォトクロミック染料による第1の情報3として、3つのアルファベット「Gen」が印刷されている。また、印刷媒体2の上段部右側(すなわち、第1の情報3と異なる部位)には、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料による第2の情報4として、4つの大文字アルファベット「ABCD」が印刷されている。また、印刷媒体2の下段部右側(すなわち、第1の情報3とも第2の情報4とも異なる部位)には、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料による第3の情報5として、4つの小文字アルファベット「uine」が印刷されている。さらに、印刷媒体2の上段部左側(すなわち、第1の情報3とも第2の情報4とも第3の情報5とも異なる部位)には、可視染料による第4の情報6として、4桁の数字「1234」が印刷されている。
したがって、印刷物1は、可視光線下では、図5(a)に示すように、印刷媒体2に印刷された第4の情報6(すなわち、「1234」)しか見えないが、ブラックライトなどの紫外線放射ランプによって波長300〜400nm程度の紫外線が照射されると、図5(b)に示すように、この第4の情報6に加えて、第1の情報3(すなわち、「Gen」)および第3の情報5(すなわち、「uine」)が見えるようになる。また、印刷物1は、特定波長域の赤外線が照射されると、図5(c)に示すように、第4の情報6に加えて、第2の情報4(すなわち、「ABCD」)が見えるようになる。
以上のような構成を有する印刷物1を作製する際には、次の手順による。
まず、インク調製工程で、上述した実施の形態1と同様にして、フォトクロミックインクを調製する。また、上述した実施の形態2と同様にして、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光インクを調製する。また、上述した実施の形態3と同様にして、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光インクを調製する。さらに、可視染料を適当な溶媒に溶かすことにより、可視インクを調製する。
その後、印刷実行工程に移行し、上述した実施の形態1と同様に、先ほど調製したフォトクロミックインクを用いて、印刷媒体2の下段部左側に第1の情報3を印刷する。また、上述した実施の形態2と同様に、先ほど調製した赤外線発光インクを用いて、印刷媒体2の上段部右側に第2の情報4を印刷する。また、上述した実施の形態3と同様に、先ほど調製した蛍光インクを用いて、印刷媒体2の下段部右側に第3の情報5を印刷する。さらに、先ほど調製した可視インクを用いて、印刷媒体2の上段部左側に第4の情報6を印刷する。例えば、印刷制御用のパソコンにインクジェットプリンタを接続し、可視インクをヘッドにセットして、パソコンから適宜指令することにより、インクジェットプリンタで印刷媒体2に第4の情報6をインクジェット印刷する。
ここで、印刷物1の作製作業が終了し、印刷物1が出来上がる。
そして、このようにして作製された印刷物1においては、上述した実施の形態4と同様、4段階のセキュリティで偽造を効果的に防止することができる。したがって、印刷物1の偽造防止効果を高めて容易な模倣を阻止することが可能となる。
なお、ここでは、第1〜4の情報3、4、5、6をそれぞれ印刷媒体2上の互いに異なる部位(印刷媒体2の下段部左側、上段部右側、下段部右側、上段部左側)に印刷されている印刷物1を例示して説明したが、これら第1〜4の情報3、4、5、6のうち2つ以上の情報を印刷媒体2上の同一の部位に重ねて印刷することも勿論できる。
[発明の実施の形態6]
図6は、本発明の実施の形態6に係る図である。
この実施の形態6に係る印刷物1は、図6に示すように、印刷媒体2の中央部に、2色(ブルー、レッド)のフォトクロミック染料による第1の情報3として、8桁の数字に代えて2次元マトリックス状のパターン情報が印刷されている点を除き、上述した実施の形態1と同じ構成を有している。
このパターン情報においては、4行4列の2次元マトリックスを構成する16個の升目のうち、右上がりの斜線で示された8個の升目(第1行第1列、第1行第4列、第2行第1列、第2行第4列、第3行第1列、第3行第4列、第4行第1列、第4行第4列の升目)にはそれぞれ、紫外線の照射により、可視光線下でブルー(青色)を呈するフォトクロミック染料が塗布されているとともに、右下がりの斜線で示された2個の升目(第2行第2列、第3行第3列の升目)にはそれぞれ、紫外線の照射により、可視光線下でレッド(赤色)を呈するフォトクロミック染料が塗布されている。
したがって、印刷物1は、可視光線下では、図6(a)に示すように、印刷媒体2に印刷された第1の情報3を見ることができないが、ブラックライトなどの紫外線放射ランプによって波長300〜400nm程度の紫外線が照射されると、図6(b)に示すように、2色の第1の情報3が全体として「N」字形に見えるようになる。このとき、「N」を構成する縦線2本は可視光線下でブルーを呈するとともに、「N」を構成する斜線1本は可視光線下でレッドを呈する。
以上のような構成を有する印刷物1を作製する際には、上述した実施の形態1と同じ手順による。
また、この印刷物1では、上述した実施の形態1と同様、2段階のセキュリティで偽造を効果的に防止することができる。したがって、印刷物1の偽造防止効果を高めて容易な模倣を阻止することが可能となる。
[発明の実施の形態7]
上述した実施の形態2では、フォトクロミック染料による第1の情報3と、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料による第2の情報4とが、印刷媒体2上の互いに異なる部位に印刷されている印刷物1について説明した。また、上述した実施の形態3では、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料による第2の情報4と、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料による第3の情報5とが、印刷媒体2上の互いに異なる部位に印刷されている印刷物1について説明した。
しかし、フォトクロミック染料による第1の情報3と、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料による第3の情報5とを組み合わせることもできる。このとき、フォトクロミック染料による第1の情報3と、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料による第3の情報5とは、印刷媒体2上の互いに異なる部位に別個に印刷してもよく、印刷媒体2上の同一の部位に重ねて印刷しても構わない。
この場合も、上述した実施の形態2、3と同様、3段階のセキュリティで偽造を効果的に防止することができる。したがって、印刷物1の偽造防止効果を高めて容易な模倣を阻止することが可能となる。
[発明の実施の形態8]
上述した実施の形態4では、フォトクロミック染料による第1の情報3と、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料による第2の情報4と、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料による第3の情報5とが、印刷媒体2上の同一の部位に重なる形で印刷されている印刷物1について説明したが、これら第1〜3の情報3、4、5のうち1つ以上の情報を印刷媒体2上の別の部位に印刷することもできる。
この場合も、上述した実施の形態4と同様、4段階のセキュリティで偽造を効果的に防止することができる。したがって、印刷物1の偽造防止効果を高めて容易な模倣を阻止することが可能となる。
[発明のその他の実施の形態]
なお、上述した実施の形態4、8では、フォトクロミック染料による第1の情報3に加えて、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料による第2の情報4と、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料による第3の情報5とが、印刷媒体2に印刷されている印刷物1について説明し、上述した実施の形態5では、フォトクロミック染料による第1の情報3に加えて、特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料による第2の情報4と、可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料による第3の情報5と、可視染料による第4の情報6とが、印刷媒体2に印刷されている印刷物1について説明した。
しかし、第1の情報3に加えて印刷する第2〜4の情報4、5、6(以下、これらを総括して「第5の情報」と称する。)を構成する染料としては、上記の染料(赤外線発光染料、蛍光染料、可視染料)に限らず、波長の異なる光源に反応して発光する複数種類(2種類以上)の染料を広く用いることができる。このとき、この第5の情報は、印刷媒体2上の第1の情報3と異なる部位に別個に印刷してもよいが、第5の情報を第1の情報3と同一の情報とし、これを印刷媒体2上の同一の部位に重なる形で印刷するようにしても構わない。この場合、第5の情報が第1の情報3に重なっているため、偽造者は、このように複数の情報が重ねて印刷されていること自体に気付かず、1段階の偽造防止技術を見抜いただけで安心してしまう公算が大きい。その結果、印刷物1の偽造防止効果が極めて高くなる。
また、上述した実施の形態1、2、4では、4色のフォトクロミック染料を用いる場合について説明し、上述した実施の形態6では、2色のフォトクロミック染料を用いる場合について説明したが、これらの色の並べ替え、色種交換を定期的に行うことにより、印刷物1の偽造防止効果をさらに高めることができる。また、フォトクロミック染料の色数は、必ずしも4とする必要はなく、任意の複数(2以上)とすることができる。
本発明は、携帯電話、カメラなどの民生用電子機器、或いは、重要印刷物の台紙、紙幣用紙、各種証券、証明書、金券、商品券、チケット、金額表示タグなどの重要書類に広く適用することができる。
1……印刷物
2……印刷媒体
3……第1の情報
4……第2の情報
5……第3の情報
6……第4の情報

Claims (18)

  1. 複数色のフォトクロミックインクを用いて、印刷媒体に第1の情報を印刷することを特徴とする印刷方法。
  2. 特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光インクを用いて、前記印刷媒体に第2の情報を印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷方法。
  3. 前記第2の情報として、前記第1の情報と同一の情報を前記印刷媒体における前記第1の情報と同一の部位に印刷することを特徴とする請求項2に記載の印刷方法。
  4. 可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光インクを用いて、前記印刷媒体に第3の情報を印刷することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷方法。
  5. 前記第3の情報として、前記第1の情報と同一の情報を前記印刷媒体における前記第1の情報と同一の部位に印刷することを特徴とする請求項4に記載の印刷方法。
  6. 可視インクを用いて、前記印刷媒体に第4の情報を印刷することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の印刷方法。
  7. 前記第4の情報として、前記第1の情報と同一の情報を前記印刷媒体における前記第1の情報と同一の部位に印刷することを特徴とする請求項6に記載の印刷方法。
  8. 波長の異なる光源に反応して発光する複数種類のインクを用いて、前記印刷媒体に第5の情報を印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷方法。
  9. 前記第5の情報として、前記第1の情報と同一の情報を前記印刷媒体における前記第1の情報と同一の部位に印刷することを特徴とする請求項8に記載の印刷方法。
  10. 複数色のフォトクロミック染料による第1の情報が、印刷媒体に印刷されていることを特徴とする印刷物。
  11. 特定波長域の赤外線に反応して可視光線を発光する赤外線発光染料による第2の情報が、前記印刷媒体に印刷されていることを特徴とする請求項10に記載の印刷物。
  12. 前記第2の情報は、前記第1の情報と同一の情報であって、前記印刷媒体における前記第1の情報と同一の部位に印刷される情報であることを特徴とする請求項11に記載の印刷物。
  13. 可視光に対して透明で、かつ紫外線で発光する蛍光染料による第3の情報が、前記印刷媒体に印刷されていることを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の印刷物。
  14. 前記第3の情報は、前記第1の情報と同一の情報であって、前記印刷媒体における前記第1の情報と同一の部位に印刷される情報であることを特徴とする請求項13に記載の印刷物。
  15. 可視染料による第4の情報が、前記印刷媒体に印刷されていることを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載の印刷物。
  16. 前記第4の情報は、前記第1の情報と同一の情報であって、前記印刷媒体における前記第1の情報と同一の部位に印刷される情報であることを特徴とする請求項15に記載の印刷物。
  17. 波長の異なる光源に反応して発光する複数種類の染料による第5の情報が、前記印刷媒体に印刷されていることを特徴とする請求項10に記載の印刷物。
  18. 前記第5の情報は、前記第1の情報と同一の情報であって、前記印刷媒体における前記第1の情報と同一の部位に印刷される情報であることを特徴とする請求項17に記載の印刷物。
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