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JP2010162661A - 面取り加工方法及び面取り加工装置 - Google Patents

面取り加工方法及び面取り加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
ウェーハの厚みのばらつきや反りに影響されず、精度の高いウェーハ面取り幅を実現する面取り加工方法及び面取り加工装置を提供すること。
【解決手段】
ウェーハW端部の各回転角度における厚さと厚み方向位置に基づき砥石とウェーハWの各回転角度における相対的位置を算出し、加工点における相対的位置に基づき砥石とウェーハWとの位置を調整しながら面取り加工を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体インゴットから切断された半導体装置や電子部品等の材料となるウェーハの面取りを行なう面取り加工方法及び面取り加工装置に関するものである。
半導体装置や電子部品等の素材となるシリコン等のウェーハは、インゴットの状態から内周刃やワイヤーソー等のスライシング装置でスライスされた後、その周縁の割れや欠け等を防止するために外周部に面取り加工が施される。面取り加工に使用される面取り装置は、ウェーハ外周部を研削する外周部用砥石や、方位の基準位置となるV字状のノッチ部を研削するノッチ部用砥石等の各種砥石が複数取り付けられ、これらの砥石をスピンドルにより高速に回転させて加工を行なう。加工の際には、ウェーハを回転するウェーハテーブル上に吸着載置し、Xガイド、Yガイド、及びZガイドの各ガイド軸によりウェーハと砥石とを相対的に移動させ、砥石に形成された面取り用の溝へウェーハ外周部を当てることにより面取り加工を行う。
図1に面取り装置の従来例を示す。図1は従来の面取り装置の正面図である。面取り装置10は、ウェーハ送りユニット20、砥石回転ユニット50、図示しないウェーハ供給/収納部、ウェーハ洗浄/乾燥部、ウェーハ搬送手段、及び面取り装置各部の動作を制御するコントローラ等から構成されている。
ウェーハ送りユニット20は、本体ベース11上に載置されたX軸ベース21、2本のX軸ガイドレール22、22、4個のX軸リニアガイド23、23、…、ボールスクリュー及びサーボモータから成るX軸駆動手段25によって図のX方向に移動されるXテーブル24を有している。
Xテーブル24には、2本のY軸ガイドレール26、26、4個のY軸リニアガイド27、27、…、図示しないボールスクリュー及びサーボモータから成るY軸駆動手段によって図のY方向に移動されるYテーブル28が組込まれている。
Yテーブル28には、2本のZ軸ガイドレール29、29と図示しない4個のZ軸リニアガイドによって案内され、ボールスクリュー及びステッピングモータから成るZ軸駆動手段30によって図のZ方向に移動されるZテーブル31が組込まれている。
Zテーブル31には、θ軸モータ32、θスピンドル33が組込まれ、θスピンドル33にはウェーハWを吸着載置するウェーハテーブル34が取り付けられており、ウェーハテーブル34はウェーハテーブル回転軸心CWを中心として図のθ方向に回転される。ウェーハテーブル34の上面は、図示しない真空源と連通する吸着面になっており、面取り加工されるウェーハW、または面取り加工を行う砥石をツルーイングするツルーイング砥石(以下、ツルアーと称する)が載置されて吸着固定される。
このウェーハ送りユニット20によって、ウェーハW及びツルアーは図のθ方向に回転されるとともに、X、Y、及びZ方向に移動される。
砥石回転ユニット50は、複数の外周粗研削用溝が形成された外周加工砥石52が取り付けられ、図示しない外周砥石モータによって軸心CHを中心に回転駆動される外周砥石スピンドル51、外周加工砥石52の上方に取付けられた外周精研スピンドル54及び外周精研モータ56、ノッチ粗研スピンドル60及びノッチ粗研モータ62、ノッチ精研スピンドル57及びノッチ精研モータ59を有している。
外周精研スピンドル54にはウェーハWの外周を仕上げ研削する面取り用砥石である外周精研削砥石55が取付けられている。ノッチ粗研スピンドル60にはノッチ粗研削砥石61が、またノッチ精研スピンドル57には、ノッチ部を仕上げ研削する面取り砥石であるノッチ精研削砥石58が取付けられている。
外周精研削砥石55、ノッチ粗研削砥石61、及びノッチ精研削砥石58は、ロータリー63が回転することにより、それぞれ加工位置へ移動する。
外周精研削砥石55とノッチ精研削砥石58とは、ウェーハテーブル34上面に載置されたツルアーT、またはウェーハテーブル下部に取り付けられたツルアーTによりツルーイングされ外周精研削用溝が形成される。このような面取り装置としては例えば、特許文献1に記載されるウェーハ面取り装置が提案されている。
説明した通り、半導体装置や電子部品等の素材となるウェーハは、インゴットの状態から内周刃やワイヤーソー等のスライシング装置でスライスされ、各種砥石により外周部が面取り加工されて製造される。このとき、研削用溝により形成された上下の面取り幅が均等に若しくは所定の面取り幅になるように加工が行われており、近年半導体デバイスの性能が向上するに従いデザインルールが微細化され、面取り加工による面取り幅のばらつきも非常に小さく押さえることが要求されている。面取り幅がばらつく要因としては、ウェーハを吸着固定するウェーハテーブルの平面度、ウェーハ厚さのばらつき、ウェーハの反りなどが挙げられる。
特開2005−153085号
しかし、インゴット切断終了時にワイヤーがインゴットから抜ける際にはワイヤーのテンションが不安定となりワイヤーがウェーハの厚さ方向に変動しやすく、ウェーハへ厚みのばらつきや反りが発生する。また、発生する厚みのばらつきや反りは同一ロット内でも傾向が異なる。このような要因から面取り加工後の面取り幅が一定にならず、ばらつきが生じる問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、ウェーハの厚みのばらつきや反りに影響されず、精度の高いウェーハ面取り幅を実現する面取り加工方法及び面取り加工装置を提供することを目的としている。
本発明は前記目的を達成するために、円柱状の半導体インゴットから切断されたウェーハをウェーハテーブル上に載置して回転させ、所望の形状に溝が形成された回転する砥石に接触させることにより前記ウェーハの端部を面取り加工する面取り加工方法において、前記ウェーハの端部の厚みを測定部において測定し、得られた厚みに関するデータを制御部へ送信および記録する厚み測定工程と、前記ウェーハを前記ウェーハテーブル上に吸着載置した状態で前記ウェーハテーブル近傍に設けられた位置センサにより前記ウェーハ端部の前記ウェーハの厚み方向の位置を測定し、得られた厚み方向の位置に関するデータを前記制御部へ送信および記録する反り測定工程と、前記厚み測定工程と前記反り測定工程とにより得られた前記ウェーハ端部の厚さと厚み方向位置に関するデータより、前記砥石と前記ウェーハの各回転角度における相対的位置を前記制御部により算出し記録する位置算出工程と、加工点における前記相対的位置に基づき前記砥石と前記ウェーハとの位置を調整しながら加工を行う加工工程と、により前記ウェーハの端部の面取り加工を行うことを特徴としている。
また、本発明は、前記発明において、前記位置センサはレーザーセンサー、静電容量センサ、空気マイクロセンサのいずれかであることを特徴としている。
本発明によれば、円柱状の半導体インゴットから切断されたウェーハの端部を面取りする面取り加工装置には、ウェーハを載置するウェーハテーブルと、端部を研削する1つ以上の砥石と、ウェーハテーブルを砥石に対して相対的に移動させる移動手段と、ウェーハ端部の厚みを測定し測定されたデータを送信する測定部と、ウェーハテーブル上に載置されたウェーハ端部のウェーハの厚み方向の位置を測定し測定されたデータを送信するウェーハテーブル近傍に設けられた位置センサと、測定部と位置センサとにより測定および送信されたウェーハ端部の厚さと厚み方向位置に関するデータを記録し、記録されたデータより砥石とウェーハの各回転角度における相対的位置を算出し記録するとともに、加工点における相対的位置に基づき砥石とウェーハとの位置を調整する制御部と、を備えている。
このような面取り加工装置により、まず測定部においてウェーハの端部全周の厚みを測定する厚み測定工程が行われる。測定された厚みに関するデータは制御部へ送られ記録される。続いてウェーハが測定部からウェーハテーブル上に搬送されて吸着載置され、位置センサによりウェーハ端部全周のウェーハの厚み方向の位置が測定される反り測定工程が行われる。測定された厚み方向の位置に関するデータは制御部へ送られ記録される。続いて厚み測定工程と反り測定工程とにより得られたウェーハ端部全周の厚さと厚み方向位置に関するデータより各回転角度におけるデータを抽出し、抽出したデータより砥石とウェーハの各回転角度における相対的位置を制御部により算出し記録する位置算出工程が行われる。続いて位置算出工程で得られた相対的位置に基づき加工点における砥石とウェーハとの位置を調整しながら面取り加工が行われる。
これにより、ウェーハの端部は砥石の加工溝に対して常に均一に接触してウェーハ全周で均一に面取り加工され、ウェーハの厚みのばらつきや反りに影響されることなく面取り幅のばらつきがない精度の高い面取り加工を実現する。
以上説明したように、本発明の面取り加工方法及び面取り加工装置によれば、加工前に計測されたウェーハ端部の各回転角度における厚さと厚み方向位置によりウェーハの厚みのばらつきや反りに影響されず、精度の高いウェーハ面取り加工が可能となる。
以下添付図面に従って本発明に係る面取り加工方法及び面取り加工装置の好ましい実施の形態について詳説する。
はじめに、本発明に係るウェーハ面取り装置について説明する。図2は、面取り装置の主要部を示す正面図、図3は面取り装置の構成を示した上面図である。面取り装置1は、図2に示すようにウェーハ送りユニット2、砥石回転ユニット50を備え、更に図3に示すように、測定部3、ウェーハ搬送手段4を備えている。また、面取り装置2にはこの他に図示しないウェーハ供給/収納部、ウェーハ洗浄/乾燥部、及び面取り装置各部の動作を制御する制御部等を備えている。
ウェーハ送りユニット2は、本体ベース11上に載置されたX軸ベース21、2本のX軸ガイドレール22、22、4個のX軸リニアガイド23、23、…、ボールスクリュー及びステッピングモータから成るX軸駆動手段25によって図のX方向に移動されるXテーブル24を有している。
Xテーブル24には、2本のY軸ガイドレール26、26、4個のY軸リニアガイド27、27、…、図示しないボールスクリュー及びステッピングモータから成るY軸駆動手段によって図のY方向に移動されるYテーブル28が組込まれている。
Yテーブル28には、2本のZ軸ガイドレール29、29と図示しない4個のZ軸リニアガイドによって案内され、ボールスクリュー及びステッピングモータから成るZ軸駆動手段30によって図のZ方向に移動されるZテーブル31が組込まれている。
Zテーブル31には、θ軸モータ32、θスピンドル33が組込まれ、θスピンドル33にはウェーハWを吸着載置するウェーハテーブル(載置台)34が取り付けられており、ウェーハテーブル34はウェーハテーブル回転軸心CWを中心として図のθ方向に回転される。
ウェーハテーブル34の上面は、図示しない真空源と連通する吸着面になっており、面取り加工されるウェーハWまたはウェーハWの周縁を仕上げ面取りする砥石のツルーイングに用いるツルーイング砥石が載置されて吸着固定される。
ウェーハテーブル34の上部近傍には、ウェーハテーブル34に吸着載置されたウェーハW端部全周のウェーハWの厚み方向の位置(図2に示すZ方向の位置)を測定する位置センサ5が設けられている。位置センサ5はレーザーセンサー、静電容量センサ、空気マイクロセンサ等の位置変動を検知するセンサであって、ウェーハテーブル34を回転させながら測定することによりウェーハW端部全周のZ方向の位置が計測される。計測されたZ方向の位置に関するデータは制御部へ送信される。
また、位置センサ5は周囲をカバー6により覆われ面取り加工時に飛散する研削水等から保護される。更に、カバー6の近傍であって位置センサ5のウェーハW回転方向上流側にはエアノズル7が設けられている。エアノズル7はウェーハW表面に向ってエアーを噴射することによりウェーハW表面の研削水等を除去し、位置センサ5による計測を容易にする。なお、位置センサ5はウェーハテーブル34上に1つ設けられているが、ウェーハWを挟むように上下に設けられていてもよい。
このウェーハ送りユニット2によって、ウェーハW及びツルアーは図のθ方向に回転されるとともに、X、Y、及びZ方向に移動される。また、位置センサ5によりウェーハテーブル34に吸着載置された状態でウェーハW端部のZ方向の位置を測定することが可能となる。
砥石回転ユニット50は、複数の外周粗研削用溝が形成された外周加工砥石52が取り付けられ、図示しない外周砥石モータによって軸心CHを中心に回転駆動される外周砥石スピンドル51、外周加工砥石52の上方に取付けられた外周精研スピンドル54及び外周精研モータ56、ノッチ粗研スピンドル60及びノッチ粗研モータ62、ノッチ精研スピンドル57及びノッチ精研モータ59を有している。
外周精研スピンドル54にはウェーハWの外周を仕上げ研削する面取り用砥石である外周精研削砥石55が取付けられている。ノッチ粗研スピンドル60にはノッチ粗研削砥石61が、またノッチ精研スピンドル57には、ノッチ部を仕上げ研削する面取り砥石であるノッチ精研削砥石58が取付けられている。
外周加工砥石52は、ダイヤモンド砥粒のメタルボンド砥石で、粒度#800である。外周精研削砥石55は、直径50mmのダイヤモンド砥粒のレジンボンド砥石で、粒度#3000が用いられている。また、ノッチ粗研削砥石61は直径1.8mm〜2.4mmの小径で、ダイヤモンド砥粒のメタルボンド砥石、粒度#800が用いられ、ノッチ精研削砥石58は、直径1.8mm〜2.4mmの小径で、ダイヤモンド砥粒のレジンボンド砥石、粒度#4000が用いられている。
外周砥石スピンドル51は、ボールベアリングを用いたビルトインモータ駆動のスピンドルで、回転速度8,000rpmで回転される。また、外周精研スピンドル54はエアーベアリングを用いたビルトインモータ駆動のスピンドルで、回転速度35,000rpmで回転される。
ノッチ粗研スピンドル60は、エアーベアリングを用いたエアータービン駆動のスピンドルで、回転速度80,000rpmで回転され、ノッチ精研スピンドル57はエアーベアリングを用いたビルトインモータ駆動のスピンドルで、回転速度150,000rpmで回転される。
測定部3は図3に示すように、ウェーハ供給/収納部よりウェーハ搬送手段4のアーム8で吸着搬送されたウェーハWを載置及び回転させるテーブル9を備え、厚みセンサ12によりウェーハW端部全周の厚みを測定する。厚みセンサ12はレーザーセンサー、静電容量センサ、空気マイクロセンサ等の位置変動を検知するセンサであって、ウェーハW端部を挟み込むように2個配置されることによりウェーハW端部の厚みを測定する。計測された厚みに関するデータは制御部へ送信される。
面取り装置1のその他の構成部分については、一般的によく知られた機構であるため、詳細な説明は省力する。
次に、本発明に係る面取り加工方法について説明する。図4は面取り加工方法が行われるシステム構成図、図5は面取り加工方法の手順を示したフロー図である。
面取り加工方法では、まず図3に示すウェーハ搬送手段4によりウェーハ供給/収納部から搬送されたウェーハWがテーブル9まで搬送されて吸着載置される。吸着載置後、ウェーハW端部全周の厚みが厚みセンサ12により測定される(図5に示す厚み測定工程S1。)。
厚みセンサ12により測定されたウェーハW端部の厚みに関するデータは、図4に示す制御部13に備えられたセンサコントローラ14を介して演算記録手段15へ送られ記録される。
続いて、ウェーハWはテーブル9よりウェーハテーブル34へ搬送されて吸着載置される。ウェーハテーブル34に吸着載置されたウェーハは位置センサ5により端部全周のZ方向位置を計測される(図5に示す反り測定工程S2。)。
位置センサ5により測定されたウェーハW端部のZ方向の位置に関するデータは、制御部13に備えられたセンサコントローラ14を介して演算記録手段15へ送られ記録される。
続いて、演算記録手段15に記録されたウェーハW端部全周の厚みと、ウェーハテーブル34に吸着載置された状態のウェーハW端部の各回転角度におけるZ方向の位置とに関するデータより、面取り加工装置1に設けられた各砥石とウェーハWの各回転角度における相対的位置を演算記録手段15により算出し記録する(図5に示す位置算出工程S3。)。
位置算出工程S3では、まずウェーハW端部全周の厚みとZ方向の位置とに関するデータがフィルタリング処理される。フィルタリング処理後、そのデータよりウェーハW端部の面取り加工後の面幅測定位置と合致する各回転角度におけるデータを抽出する。抽出されたデータを演算記録手段15により処理することで各砥石とウェーハWの各回転角度における相対的位置が算出される。各回転角度におけるデータの抽出は、各回転角度位置での所定の角度範囲において、最大値となるデータを抽出する。
続いて、算出し記録された相対的位置に基づき面取り機コントローラ16を介してウェーハ送りユニット2を制御することにより、ウェーハWのX、Y、及びZ方向の位置を加工点における相対位置に調整しながらウェーハW端部の面取り加工が行われる(図5に示す加工工程S4)。
このように相対的位置に基づき位置を調整されて加工したウェーハWは、制御を行わず面取り加工を行った図6(a)の各回転角度における面幅のばらつきに比べ、図6(b)のようにばらつきの非常に少ない面取り加工が可能となる。
以上、説明したように、本発明に係わる面取り加工方法及び面取り加工装置によれば、加工前に計測されたウェーハ端部の各回転角度における厚さと厚み方向位置とに基づき各砥石とウェーハの各回転角度における相対的位置が算出される。算出された相対的位置に基づきウェーハの位置を調整しながら面取り加工を行うことにより、ウェーハの厚みのばらつきや反りに影響されず、精度の高いウェーハ面取り加工が可能となる。
従来のウェーハ面取り加工装置の主要部を示す正面図。 本発明に係わる面取り加工装置の主要部を示す正面図。 本発明に係わる面取り加工装置の構成を示した上面図。 面取り加工方法が行われるシステム構成図。 面取り加工方法の手順を示したフロー図。 従来の面取り加工方法による加工結果と本発明の面取り加工方法による加工結果を比較した図表。
1、10…面取り装置,2、20…ウェーハ送りユニット,3…測定部,4…ウェーハ搬送手段,5…位置センサ,6…カバー,7…エアノズル,8…アーム,9…テーブル,12…厚みセンサ,13…制御部,14…センサコントローラ,15…演算記録手段,16…面取り機コントローラ,24…Xテーブル,28…Yテーブル,33…θスピンドル,34…ウェーハテーブル,52…外周加工砥石,54…外周精研スピンドル,55…外周精研削砥石(面取り用砥石),55a…外周部用溝,55b…オリフラ部用溝,58…ノッチ精研削砥石,61…ノッチ粗研削砥石,W…ウェーハ

Claims (3)

  1. 円柱状の半導体インゴットから切断されたウェーハをウェーハテーブル上に載置して回転させ、所望の形状に溝が形成された回転する砥石に接触させることにより前記ウェーハの端部を面取り加工する面取り加工方法において、
    前記ウェーハの端部の厚みを測定部において測定し、得られた厚みに関するデータを制御部へ送信および記録する厚み測定工程と、
    前記ウェーハを前記ウェーハテーブル上に吸着載置した状態で前記ウェーハテーブル近傍に設けられた位置センサにより前記ウェーハ端部の前記ウェーハの厚み方向の位置を測定し、得られた厚み方向の位置に関するデータを前記制御部へ送信および記録する反り測定工程と、
    前記厚み測定工程と前記反り測定工程とにより得られた前記ウェーハ端部の厚さと厚み方向位置に関するデータより、前記砥石と前記ウェーハの各回転角度における相対的位置を前記制御部により算出し記録する位置算出工程と、
    加工点における前記相対的位置に基づき前記砥石と前記ウェーハとの位置を調整しながら加工を行う加工工程と、により前記ウェーハの端部の面取り加工を行うことを特徴とする面取り加工方法。
  2. 前記位置センサはレーザーセンサー、静電容量センサ、空気マイクロセンサのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の面取り加工方法。
  3. 円柱状の半導体インゴットから切断されたウェーハを載置するウェーハテーブルと、
    前記ウェーハの端部を研削する1つ以上の砥石と、
    前記ウェーハテーブルを前記砥石に対して相対的に移動させる移動手段と、
    前記ウェーハ端部の厚みを測定し測定されたデータを送信する測定部と、
    前記ウェーハテーブル上に載置された前記ウェーハ端部の前記ウェーハの厚み方向の位置を測定し測定されたデータを送信する前記ウェーハテーブル近傍に設けられた位置センサと、
    前記測定部と前記位置センサとにより測定および送信された前記ウェーハ端部の厚さと厚み方向位置に関するデータを記録し、前記データより前記砥石と前記ウェーハの各回転角度における相対的位置を算出し記録するとともに、加工点における前記相対的位置に基づき前記砥石と前記ウェーハとの位置を調整する制御部と、を備えたことを特徴とする面取り加工装置。
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