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JP2010160026A - 車両用電力制御装置及び組電池の内部抵抗推定方法 - Google Patents

車両用電力制御装置及び組電池の内部抵抗推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】組電池の内部抵抗値を精度よく算出する。
【解決手段】組電池2の内部抵抗値を算出するとともに、充放電電流、電池温度、及び周囲温度に基づいてサービスプラグボックス22の温度を算出して当該サービスプラグボックス22の抵抗値を算出し、算出したサービスプラグボックス22の抵抗値を用いて組電池2の内部抵抗値を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気自動車に搭載される組電池の放電電力及び回生充電電力を制御する車両用電力制御装置及び組電池の内部抵抗推定方法に関する。
従来、組電池の内部抵抗推定方法では、放電時における電流及び電池電圧を複数点サンプリングして当該組電池の放電特性を示す回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから組電池の内部抵抗値を算出している(たとえば、特許文献1参照)。
特許第3528428号公報
ところで、組電池の電池電圧を計測する方法としては、組電池を構成する各セルの電圧を個々に計測して総和を求める方法と組電池全体を1つの電池として電圧を計測する方法とがある。そして、セル数が多い組電池においてはコスト面や性能面で後者のほうが優れているため、上記のような従来の内部抵抗推定方法では、組電池の電池電圧を計測する方法として後者が採用されている。
しかしながら、車載用組電池の中には、組電池の小型化に伴い、サービスメンテナンス時の安全性を確保するため、ヒューズ及びサービスプラグで構成されたサービスプラグボックスが組電池の中間電位地点に相当するセル間に延長ハーネスを介して設けられているものがある。
こうした場合、上記のような従来の内部抵抗推定方法では、算出した組電池の内部抵抗値の中にサービスプラグボックスや延長ハーネスの抵抗値も含まれ、また、これらの抵抗値が車両の走行に伴う温度変動によって変化することから、内部抵抗値の算出精度が低下するという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、組電池の内部抵抗値を精度よく算出することを目的としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、ヒューズ及びサービスプラグで構成されたサービスプラグボックスを有する組電池の内部抵抗値を算出するとともに、充放電電流、電池温度、及び周囲温度に基づいてサービスプラグボックスの温度を算出して当該サービスプラグボックスの抵抗値を算出し、算出したサービスプラグボックスの抵抗値を用いて、組電池の内部抵抗値を補正することを特徴としている。
本発明によれば、サービスプラグボックスの温度から算出された当該サービスプラグボックスの抵抗値を用いて、電池の内部抵抗値が補正されるので、組電池の内部抵抗値を精度よく算出することができる。
本発明の実施形態に係る電気自動車の駆動システムの構成を示すシステム図である。 本発明の実施形態となる電力制御装置において行われるサービスプラグボックスの抵抗値を算出する処理の流れを示すフローチャートである。 サービスプラグボックスの抵抗値の温度特性を示す例示図である。 本発明の実施形態となる電力制御装置において行われる組電池の最大充放電電力等を算出する処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態となる電力制御装置において行われるサービスプラグボックスの異常を検知する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態となる車両用電力制御装置について説明する。
本発明の実施形態に係る電気自動車の駆動システム1は、図1に示すように、組電池2と、リレー3と、電流センサ4と、電圧センサ5と、電池温度センサ6と、周囲温度センサ7と、電力制御装置8と、インバータ9と、駆動モータ10とを備えている。
組電池2とインバータ9とは強電ハーネス11を介して接続されている。インバータ9と駆動モータ10とは電源ハーネス12を介して接続されている。リレー3、電流センサ4、電圧センサ5、電池温度センサ6、及び周囲温度センサ7と電力制御装置8とは通信線13を介して接続されている。
組電池2は、直列に接続された複数のセル21で構成されており、インバータ9を介して駆動モータ10へ放電電力を供給する。また、組電池2は、インバータ9を介して駆動モータ10から回生充電電力を受給して蓄電する。この組電池2としては、たとえば、リチウムイオン二次電池などが用いられる。なお、組電池2の中間電位地点に相当するセル21間には、ヒューズ22a及びサービスプラグ22bで構成されたサービスプラグボックス22が延長ハーネス23を介して設けられている。
リレー3は、組電池2とインバータ9との間に設けられており、組電池2の放電電力及び回生充電電力をオンオフする。なお、このリレー3のオンオフ制御は電力制御装置8によって行われる。電流センサ4は、組電池2とインバータ9との間に設けられており、組電池2とインバータ9との間を流れる充放電電流を計測して電力制御装置8へ出力する。
電圧センサ5は、組電池2とインバータ9との間に設けられており、組電池2の電池電圧を計測して電力制御装置8へ出力する。電池温度センサ6は、組電池2の内部に設けられており、組電池2の電池温度を計測して電力制御装置8へ出力する。周囲温度センサ7は、車両(図示省略)の周囲温度を計測して電力制御装置8へ出力する。
インバータ9は、組電池2から入力される直流電力を交流電力に変換して駆動モータ10へ出力する。また、インバータ9は、駆動モータ10から入力される交流電力を直流電力に変換して組電池2へ出力する。駆動モータ10は、組電池2からインバータ9を介して放電電力を受給して車両を駆動する。また、駆動モータ10は、インバータ9を介して組電池2へ回生充電電力を供給する。
本発明の実施形態となる電力制御装置8は、このように構成された電気自動車の駆動システム1において、組電池2の放電電圧、内部抵抗値、最大許容電圧、及び放電終止電圧に基づいて当該組電池2の最大充放電電力を算出し、算出した組電池2の最大充放電電力に基づいて当該組電池2の放電電力及び回生充電電力を制御する。
なお、電力制御装置8は、車両を制御する車両制御装置(図示省略)と通信可能に接続されている。また、電力制御装置8は、サービスプラグ22bの挿抜情報を記録するため、たとえば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの不揮発性の記憶メモリ(図示省略)を備えている。
つぎに、図2を参照して、電力制御装置8において行われる、サービスプラグボックス22の抵抗値を算出する処理(以降、抵抗値算出処理という。)について説明する。
抵抗値算出処理は、電力制御装置8の電源が投入されたタイミングで開始され、ステップS101に進む。
ステップS101では、電力制御装置8は、電流センサ4、電池温度センサ6、及び周囲温度センサ7からの充放電電流(BATCUR)、電池温度(BATTMP)、及び周囲温度(AMBTMP)の入力を開始する。その後、処理は、ステップS102に進む。
ステップS102では、電力制御装置8は、充放電電流(BATCUR)、電池温度(BATTMP)、及び周囲温度(AMBTMP)に基づいてサービスプラグボックス22の温度(SDTMP1,2)を下記の数式1,2を利用して算出する。その後、処理は、ステップS103に進む。
Figure 2010160026
Figure 2010160026
なお、数式1,2において、f{max(|BATTMP|,|AMBTMP|)−|SDTMP2(前回値)|}及びf{max(|BATTMP|,|AMBTMP|)−|SDTMP2(前回値)|}は、電池温度(BATTMP)又は周囲温度(AMBTMP)のいずれかの最大絶対値とサービスプラグボックス22の温度(SDTMP2)の差に応じてゲインを設定する関数である。また、f(BATCUR)及びf(BATCUR)は、充放電電流(BATCUR)の絶対値に応じてゲインを設定する関数である。さらに、ΔBATCURは、タスクタイミング毎の充放電電流(BATCUR)の変化量である。
ステップS103では、電力制御装置8は、図3に示すような、サービスプラグボックス22の抵抗値の温度特性に基づいてあらかじめ作成された温度−抵抗値変換テーブル(図示省略)を利用して、ステップS102において算出されるサービスプラグボックス22の温度(SDTMP2)から当該サービスプラグボックス22の抵抗値(SDRES)を算出する。その後、処理は、ステップS104に進む。
ステップS104では、電力制御装置8は、組電池2の内部抵抗劣化係数とサービスプラグボックス22の抵抗劣化係数との相関に基づいてあらかじめ作成された内部抵抗劣化係数−抵抗値補正係数変換テーブル(図示省略)を利用して、後述する最大充放電電力等算出処理において算出される組電池2の内部抵抗劣化係数(RDHOSEI)からサービスプラグボックス22の抵抗値補正係数(SDRHOSEI)を算出する。その後、処理は、ステップS105に進む。
ステップS105では、電力制御装置8は、ステップS104において算出されるサービスプラグボックス22の抵抗値補正係数(SDRHOSEI)を用いて、ステップS103において算出されるサービスプラグボックス22の抵抗値(SDRES)を以下の数式3を利用して補正する。その後、処理は、ステップS106に進む。
Figure 2010160026
ステップS106では、電力制御装置8は、車両制御装置からのシャットダウン要求を受信したか否かを判断する。そして、シャットダウン要求を受信したと判断した場合には、一連の処理は終了する。一方、シャットダウン要求を受信していないと判断した場合には、処理は、ステップS102に戻る。
つぎに、図4を参照して、電力制御装置8において行われる、組電池2の最大充放電電力等を算出する処理(以降、最大充放電電力等算出処理という。)について説明する。
最大充放電電力等算出処理は、電力制御装置8の電源が投入されたタイミングで開始され、ステップS201に進む。
ステップS201では、電力制御装置8は、後述する異常検知処理においてセットされる異常フラグが「0」であるか否かを判断する。そして、異常フラグが「0」であると判断した場合には、処理は、後述するステップS211に進む。一方、異常フラグが「0」でないと判断した場合には、処理は、ステップS202に進む。なお、異常フラグが「0」である状態とは、サービスプラグボックス22の異常を検知していない状態を示し、異常フラグが「0」でない状態、すなわち、異常フラグが「1」である状態とは、サービスプラグボックス22の異常を検知した状態を示す。
ステップS202では、電力制御装置8は、電流センサ4、電圧センサ5、電池温度センサ6からの充放電電流(BATCUR)、電池電圧、及び電池温度(BATTMP)の入力を開始する。その後、処理は、ステップS203に進む。
ステップS203では、電力制御装置8は、あらかじめ作成された電池温度−温度補正係数変換テーブル(図示省略)を利用して、電池温度(BATTMP)から組電池2の温度補正係数(RTHOSEI)を算出する。その後、処理は、ステップS204に進む。
ステップS204では、電力制御装置8は、電池電圧及び充放電電流(BATCUR)を所定周期でサンプリングして回帰直線を求め、この回帰直線の傾きをもとに組電池2の瞬時内部抵抗値(RINST)を算出する。その後、処理は、ステップS205に進む。
ステップS205では、電力制御装置8は、ステップS203において算出される組電池2の温度補正係数(RTHOSEI)とステップS204において算出される組電池2の瞬時内部抵抗値(RINST)とに基づいて一定温度における組電池2の内部抵抗値(RTDEF)を下記の数式4を利用して算出する。その後、処理は、ステップS206に進む。
Figure 2010160026
ステップS206では、電力制御装置8は、ステップS204において求められる回帰直線の切片をもとに組電池2の開放電圧(EZERO)を算出する。その後、処理は、ステップS207に進む。
ステップS207では、電力制御装置8は、あらかじめ作成した開放電圧−残存容量テーブル(図示省略)を利用して、ステップS206において算出される組電池2の開放電圧(EZERO)から組電池2の残存容量を算出する。その後、処理は、ステップS208に進む。
ステップS208では、電力制御装置8は、前述した抵抗値算出処理において算出されるサービスプラグボックス22の抵抗値(SDRES’)を用いて、ステップS205において算出される組電池2の内部抵抗値(RTDEF)を下記の数式5を利用して補正する。その後、処理は、ステップS209に進む。
Figure 2010160026
ステップS209では、電力制御装置8は、ステップS206において算出される組電池2の開放電圧(EZERO)、ステップS208において算出される組電池2の内部抵抗値(RTDEF’)、あらかじめ定められた組電池2の充電許容電圧(VMAX)、及びあらかじめ定められた組電池2の放電終止電圧(VMIN)に基づいて組電池2の最大充放電電圧(PWRIN,PWROUT)を下記の数式6,7を利用して算出する。その後、処理は、ステップS210に進む。
Figure 2010160026
Figure 2010160026
ステップS210では、電力制御装置8は、ステップS208において算出される組電池2の内部抵抗値(RTDEF’)、あらかじめ定められた加重平均係数(KAJYU)、及びあらかじめ定められた組電池2の内部抵抗初期値(RDINT)に基づいて組電池2の内部抵抗劣化係数(RDHOSEI)を下記の数式8を利用して算出する。
Figure 2010160026
ステップS211では、電力制御装置8は、車両制御装置からのシャットダウン要求を受信したか否かを判断する。そして、シャットダウン要求を受信したと判断した場合には、一連の処理は終了する。一方、シャットダウン要求を受信していないと判断した場合には、処理は、ステップS201に戻る。
つぎに、図5を参照して、電力制御装置8において行われる、サービスプラグボックス22の異常を検知する処理(以降、異常検知処理という。)について説明する。
異常検知処理は、電力制御装置8が間欠起動又は低消費電力モードで作動したタイミングで開始される。
ステップS301では、電力制御装置8は、サービスプラグ22bが挿入されているか否かをマイコンのA/D入力に基づいて判断する。そして、サービスプラグ22bが挿入されていると判断した場合には、処理は、ステップS302に進む。
ステップS302では、電力制御装置8は挿入フラグを「1」にする。その後、処理は、後述するステップS307に進む。すなわち、挿入フラグが「1」である状態とは、サービスプラグ22bが挿入されている状態を示す。
一方、ステップS301において、サービスプラグ22bが挿入されていないと判断した場合には、処理は、ステップS303に進む。
ステップS303では、電力制御装置8は挿入フラグを「0」にする。すなわち、挿入フラグが「0」である状態とは、サービスプラグ22bが挿入されていない状態を示す。その後、処理は、ステップS304に進む。
ステップS304では、電力制御装置8は、挿入フラグを「0」してから所定時間を経過したか否かを判断する。そして、挿入フラグを「0」にしてから所定時間を経過したと判断した場合には、処理は、ステップS305に進む。
ステップS305では、電力制御装置8は挿抜フラグを「1」にする。すなわち、挿抜フラグが「1」である状態とは、サービスプラグ22bが抜き挿しされた状態を示す。その後、処理は、ステップS307に進む。
一方、ステップS304において、挿抜フラグを「0」にしてから所定時間を経過していないと判断した場合には、処理は、ステップS306に進む。
ステップS306では、電力制御装置8は挿抜フラグを「0」にする。すなわち、挿抜フラグが「0」である状態とは、サービスプラグ22bが抜き挿しされていない状態を示す。その後、処理は、ステップS307に進む。
ステップS307では、電力制御装置8は挿抜フラグの状態をサービスプラグ22bの挿抜情報として記憶メモリに記録する。その後、処理は、ステップS308に進む。
ステップS308では、電力制御装置8は、イグニッションのオンにより車両が起動したか否かを判断する。そして、車両が起動したと判断した場合には、処理は、ステップS309に進む。一方、車両が起動していないと判断した場合には、処理は、ステップS301に戻る。
ステップS309では、電力制御装置8は、当該電力制御装置8の電源を投入して通常の制御を開始するとともに、サービスプラグ22bの挿抜情報を記憶メモリから読み込む。その後、処理は、ステップS310に進む。
ステップS310では、電力制御装置8は、挿抜フラグが「1」であるか否かを判断するとともに、前述した最大充放電電力等算出処理において算出される組電池2の瞬時内部抵抗値(RINST)が規定範囲よりも所定回数大きかったか否かを判断する。そして、挿抜フラグが「1」であり、かつ組電池2の瞬時内部抵抗値(RINST)が規定範囲よりも所定回数大きかったと判断した場合には、処理は、ステップS311に進む。
ステップS311では、電力制御装置8は異常フラグを「1」にする。すなわち、異常フラグが「1」である状態とは、サービスプラグボックス22の異常を検知した状態を示す。その後、処理は、ステップS312に進む。
ステップS312では、電力制御装置8は、サービスプラグボックス22の異常を検知した旨の検知信号を車両制御装置へ送信する。その後、処理は、ステップS314に進む。
一方、ステップS310において、挿抜フラグが「1」でないと判断されたと判断された場合や組電池2の瞬時内部抵抗値(RINST)が規定範囲よりも所定回数大きくなかった場合には、処理は、ステップS313に進む。
ステップS313では、電力制御装置8は異常フラグ及び挿抜フラグを「0」にする。すなわち、異常フラグが「0」である状態とは、サービスプラグボックス22の異常を検知していない状態を示す。その後、処理は、ステップS314に進む。
ステップS314では、電力制御装置8は、車両制御装置からのシャットダウン要求を受信したか否かを判断する。そして、シャットダウン要求を受信したと判断した場合には、ステップS315に進む。一方、シャットダウン要求を受信していないと判断した場合には、処理は、ステップS301に戻る。
ステップS315では、電力制御装置8は挿抜フラグの状態を記憶メモリに記録し、一連の処理は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の実施形態となる電力制御装置8は、組電池2の内部抵抗値を算出するとともに、充放電電流、電池温度、及び周囲温度に基づいてサービスプラグボックス22の温度を算出して当該サービスプラグボックス22の抵抗値を算出し、算出したサービスプラグボックス22の抵抗値を用いて、組電池2の内部抵抗値を補正する。
このため、本発明の実施形態によれば、サービスプラグボックス22の抵抗値が車両の走行に伴う温度変動によって変化したとしても組電池2の内部抵抗値を精度よく算出することができ、最大充放電電力の算出精度が向上して放電電力及び回生充電電力の制御を正確に行うことができる。
また、本発明の実施形態となる電力制御装置8は、組電池2の内部抵抗劣化係数とサービスプラグボックス22の抵抗劣化係数との相関に基づいて組電池2の内部抵抗劣化係数からサービスプラグボックス22の抵抗値補正係数を算出し、算出したサービスプラグボックス22の抵抗値補正係数を用いて、サービスプラグボックス22の抵抗値を補正する。
このため、本発明の実施形態によれば、サービスプラグボックス22の抵抗値が当該サービスプラグボックス22の劣化によって変化したとしても組電池2の内部抵抗値を精度よく算出することができる。
さらに、本発明の実施形態となる電力制御装置8は、挿抜フラグが「1」であり、かつ組電池2の瞬時内部抵抗値が規定範囲よりも所定回数大きいと判断した場合にサービスプラグボックス22の異常を検知した旨の検知信号を車両制御装置へ送信する。
このため、本発明の実施形態によれば、新規に異常診断回路などを設けることなく、安価かつ容易に、サービスプラグボックス22の異常を検知することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、上記の実施形態に基づいて当業者によってなされる他の実施形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範囲に含まれることを付け加えておく。
1:駆動システム
2:組電池
21:セル
22:サービスプラグボックス
22a:ヒューズ
22b:サービスプラグ
23:延長ハーネス
3:リレー
4:電流センサ
5:電圧センサ
6:電池温度センサ
7:周囲温度センサ
8:電力制御装置(内部抵抗値算出手段、ボックス温度算出手段、ボックス抵抗値算出手段、内部抵抗値補正手段、ボックス抵抗値補正手段、瞬時内部抵抗値算出手段、異常検知手段)
9:インバータ
10:駆動モータ
11:強電ハーネス
12:電源ハーネス
13:通信線

Claims (5)

  1. ヒューズ及びサービスプラグで構成されたサービスプラグボックスを有する組電池の最大充放電電力を当該組電池の開放電圧、内部抵抗値、最大許容電圧、及び放電終止電圧に基づいて算出し、算出した前記組電池の最大充放電電力に基づいて当該組電池の放電電力及び回生充電電力を制御する車両用電力制御装置において、
    前記組電池の内部抵抗値を算出する内部抵抗値算出手段と、
    充放電電流、電池温度、及び周囲温度に基づいて前記サービスプラグボックスの温度を算出するボックス温度算出手段と、
    前記ボックス温度算出手段により算出された前記サービスプラグボックスの温度から当該サービスプラグボックスの抵抗値を算出するボックス抵抗値算出手段と、
    前記ボックス抵抗値算出手段により算出された前記サービスプラグボックスの抵抗値を用いて、前記内部抵抗値算出手段により算出された前記組電池の内部抵抗値を補正する内部抵抗値補正手段と
    を備えたことを特徴とする車両用電力制御装置。
  2. 前記組電池の内部抵抗劣化係数と前記サービスプラグボックスの抵抗劣化係数との相関に基づいて、前記ボックス抵抗値算出手段により算出された前記サービスプラグボックスの抵抗値を補正するボックス抵抗値補正手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用電力制御装置。
  3. 前記組電池の瞬時内部抵抗値を算出する瞬時内部抵抗値算出手段と、
    前記サービスプラグが抜き挿しされた後における前記瞬時内部抵抗値算出手段により算出された前記組電池の瞬時内部抵抗値が規定範囲よりも高く推移しているか否かを判断することにより前記サービスプラグボックスの異常を検知する異常検知手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用電力制御装置。
  4. ヒューズ及びサービスプラグで構成されたサービスプラグボックスを有する組電池の内部抵抗値を算出するとともに、充放電電流、電池温度、及び周囲温度に基づいて前記サービスプラグボックスの温度を算出して当該サービスプラグボックスの抵抗値を算出し、算出した前記サービスプラグボックスの抵抗値を用いて、前記組電池の前記内部抵抗値を補正することを特徴とする組電池の内部抵抗推定方法。
  5. 前記組電池の内部抵抗劣化係数と前記サービスプラグボックスの抵抗劣化係数との相関に基づいて、前記サービスプラグボックスの前記抵抗値を補正することを特徴とする請求項4に記載の組電池の内部抵抗推定方法。
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