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JP2010145686A - 転写クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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JP2010145686A
JP2010145686A JP2008322089A JP2008322089A JP2010145686A JP 2010145686 A JP2010145686 A JP 2010145686A JP 2008322089 A JP2008322089 A JP 2008322089A JP 2008322089 A JP2008322089 A JP 2008322089A JP 2010145686 A JP2010145686 A JP 2010145686A
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roller
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cleaning
voltage
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JP2008322089A
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Mikio Furumizu
幹央 古水
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】ブラシローラーに滞留するトナーによる汚れを一掃することができ、クリーニング力の低下を防止する転写クリーニング装置、画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明の転写クリーニング装置は、トナーが転写される中間転写ベルト31と、前記中間転写ベルト31に接触すると共に、第1タイミングで放電開始電圧以下の負の電圧が印加され前記中間転写ベルト31に転写された前記トナーを帯電し、第2タイミングで放電開始電圧以上の負の電圧が印加される帯電ブラシローラー70と、前記中間転写ベルト31に接触すると共に、前記第1タイミングで放電開始電圧以下の正の電圧が印加され前記帯電ブラシローラー70で帯電された前記トナーをクリーニングし、前記第2タイミングで放電開始電圧以上の正の電圧が印加されるクリーニングブラシローラー80と、を有することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、非磁性一成分トナーを用いてトナーのジャンピング現象による現像を行う現像装置を備えてなり、当該現像装置による現像像を中間転写媒体に転写する方式の画像形成装置において、特に前記中間転写媒体からトナーをクリーニングする構成を有する転写クリーニング装置に関する。また、本発明は、そのような転写クリーニング装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、複数の感光体表面に形成した複数色のトナー像を、中間転写ベルトなどの転写媒体に一次転写させて、この転写媒体に転写されたトナー像を用紙などの記録媒体へ二次転写させて画像形成を行うものが知られている。
このような構成の画像形成装置にあっては、例えば二次転写後に転写媒体に残留する二次転写での残トナーを転写媒体から清掃・除去させ、次の転写に備えるために、各種のクリーニング方法が種々提案されている。
例えば、特許文献1(特開2001−109351号公報)には、中間転写体上のトナーを電気力で回収させる電気クリーニング手段を設け、バイアスを印加した前記電気クリーニング手段で中間転写体から前記トナーを除去するクリーニング装置を備えた画像形成装置であって、電気クリーニング手段70として、ブラシを有するクリーニング部材72と、バイアスローラ73と、クリーニングブレード74とを設けると共に、前記電気クリーニング手段よりも前記中間転写体の回転方向上流側に、バイアスを印加した導電性部材を設け、画像形成を行わないときに、中間転写体を逆回転させてクリーニングを行うように構成したことを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特開2001−109351号公報
特許文献1には、印刷動作終了後に中間転写体を逆回転させてクリーニング部材(ブラシ)に付着したトナーを中間転写体に戻す方法が開示されているが、この方法では、クリーニング部材(ブラシ)の中に入り込んだトナーを中間転写体に吐き出させることはできないので、クリーニング部材(ブラシ)の汚れをとる効果はあくまで限定的であり、クリーニング力の低下を抑制することができない、という問題があった。
また、特許文献1には、印刷動作終了後の所定タイミングで中間転写体に印刷動作時と逆極性の電圧を印加し、クリーニング部材(ブラシ)に蓄積したトナーを中間転写体に吐き出させる方法についても開示がある。しかしながら、クリーニング部材(ブラシ)に蓄積するトナーはクリーニング部材(ブラシ)から回収ローラーに電気的な力では移動しない“帯電量の小さなトナー”が含まれることから、上記のような逆極性の電圧を印加したとしてもクリーニング部材(ブラシ)の中に入り込んだトナーを、中間転写体に吐き出させる効果としては十分ではなく、このような方法によっても、クリーニング力の低下を抑制することができない、という問題があった。
本発明は上記課題を解決するためのもので、本発明に係る転写クリーニング装置は、トナーが転写される転写媒体と、前記転写媒体に接触すると共に、第1タイミングで放電開始電圧以下の負の電圧が印加され前記転写媒体に転写された前記トナーを帯電し、第2タ
イミングで放電開始電圧以上の負の電圧が印加される帯電ブラシローラーと、前記転写媒体に接触すると共に、前記第1タイミングで放電開始電圧以下の正の電圧が印加され前記帯電ブラシローラーで帯電された前記トナーをクリーニングし、前記第2タイミングで放電開始電圧以上の正の電圧が印加されるクリーニングブラシローラーと、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、トナーが転写される転写媒体と、前記転写媒体に接触すると共に、第1タイミングで放電開始電圧以下の負の電圧が印加され前記転写媒体に転写された前記トナーを帯電し、第2タイミングで放電開始電圧以上の負の電圧が印加される帯電ブラシローラーと、前記転写媒体に接触すると共に、前記第1タイミングで放電開始電圧以下の正の電圧が印加され前記帯電ブラシローラーで帯電された前記トナーをクリーニングし、前記第2タイミングで放電開始電圧以上の正の電圧が印加されるクリーニングブラシローラーと、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、感光体と、前記感光体で現像された前記トナーが転写される転写媒体と、前記転写媒体に接触すると共に、第1タイミングで放電開始電圧以下の負の電圧が印加され前記転写媒体に転写された前記トナーを帯電し、第2タイミングで放電開始電圧以上の負の電圧が印加される帯電ブラシローラーと、前記転写媒体に接触すると共に、前記第1タイミングで放電開始電圧以下の正の電圧が印加され前記帯電ブラシローラーで帯電された前記トナーをクリーニングし、前記第2タイミングで放電開始電圧以上の正の電圧が印加されるクリーニングブラシローラーと、前記転写媒体に接触すると共に、前記第1タイミング及び第2のタイミング共に正の電圧が印加される2次転写ローラーと、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、前記トナーは平均粒径が5μm以下で、円形度が0.95以上である。
本発明に係る画像形成装置は、前記回収ローラーの表面粗さはトナーの平均粒径以下とする。
本発明に係る画像形成装置は、前記クリーニングブラシローラーは、前記転写媒体との接触位置において、前記転写媒体の移動方向と逆の方向に、外周が回転する。
本発明に係る画像形成装置は、前記帯電ブラシローラーは、前記転写媒体との接触位置において、前記転写媒体の移動方向と同じ方向に、外周が回転する。
本発明によれば、第2タイミングにおいて、帯電ブラシローラーには、放電開始電圧以上の負の電圧が印加され、クリーニングブラシローラーには放電開始電圧以上の正の電圧が印加されるので、クリーニングブラシローラーに滞留するトナーによる汚れを一掃することができ、クリーニング力の低下を防止することができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を模式的に示す断面図であり、図2は本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いられている各現像装置に共通の現像装置を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、この例の画像形成装置1はタンデム型の画像形成装置として形成され、ハウジング本体2を有しており、このハウジング本体2内には、画像形成ユニット3
、中間転写ユニット(以下、一次転写ユニットともいう)4、給紙ユニット5、2次転写ユニット6、定着ユニット7、および記録媒体搬送手段8がそれぞれ配設されている。画像形成ユニット3および給紙ユニット5内の消耗品はハウジング本体2に対して着脱可能に構成されており、これらは一次転写ユニット4を含めて取り外して修理あるいは交換可能とされている。
画像形成ユニット3は、複数個の異なる色(この例では4色の複数個の異なる色を用いた例につき説明するが、例えば、4色のうち、1色、2色または3色でもよいし、5色以上であってもよい。:以下、4色として説明する)の画像形成ステーションを備えている。これらの画像形成ステーションは、イエロー用画像形成ステーション9Y、マゼンタ用画像形成ステーション9M、シアン用画像形成ステーション9C、ブラック用画像形成ステーション9Kである。イエロー用画像形成ステーション9Yはイエロー(Y)の画像を形成する。また、マゼンタ用画像形成ステーション9Mはマゼンタ(M)の画像を形成する。更に、シアン用画像形成ステーション9Cはシアン(C)の画像を形成する。更に、ブラック用画像形成ステーション9Kはブラック(K)の画像を形成する。その場合、この例では、各色Y、M、C、Kの画像形成ステーション9Y、9M、9C、9Kの配置順序は図1において右方向に向かってこれらの順に直線状に配列されている。なお、各色の画像形成ステーション9Y、9M、9C、9Kの配置順序はこれに限定されることはなく、任意に設定することができる。
また、これらの画像形成ステーション9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、感光体からなる感光体10Y、10M、10C、10Kを備えている。また、これらの感光体10Y、10M、10C、10Kの周囲近傍に、それぞれ、帯電装置11Y、11M、11C、11Kが配設されている。これらの帯電装置11Y、11M、11C、11Kは、それぞれ各感光体10Y、10M、10C、10Kを帯電する。更に、各感光体10Y、10M、10C、10Kの周囲近傍にはそれらの回転方向で帯電装置より下流側に、それぞれ、露光装置12Y、12M、12C、12Kが配設されている。これらの露光装置12Y、12M、12C、12Kは、それぞれ各感光体10Y、10M、10C、10Kに潜像を書き込む。更に、各感光体10Y、10M、10C、10Kの周囲近傍にはそれらの回転方向で露光装置より下流側に、それぞれ、現像装置13Y、13M、13C、13Kが配設されている。これらの現像装置13Y、13M、13C、13Kは、それぞれ、各感光体10Y、10M、10C、10K上の潜像を現像する。更に、各感光体10Y、10M、10C、10Kの周囲近傍にはそれらの回転方向で現像装置より下流側に、それぞれ、除電装置14Y、14M、14C、14Kが配設されている。これらの除電装置14Y、14M、14C、14Kは、それぞれ、各感光体10Y、10M、10C、10Kを除電する。更に、各感光体10Y、10M、10C、10Kの周囲近傍にはそれらの回転方向で除電装置より下流側に、それぞれ、クリーナー15Y、15M、15C、15Kが配設されている。これらのクリーナー15Y、15M、15C、15Kは、それぞれ各感光体10Y、10M、10C、10Kをクリーニングする。
各色の画像形成ステーション9Y、9M、9C、9Kの各感光体、各帯電装置、各露光装置、各現像装置、各除電装置、および各クリーナーは、いずれも、各色Y、M、C、Kにかかわらず同一に構成されている。
各帯電装置11Y、11M、11C、11Kは、高電圧発生源に接続された導電性ゴムローラーからなる帯電ローラーを備えている。これらの帯電ローラーは、それぞれ対応する各感光体10Y、10M、10C、10Kの表面を一様に帯電させる。
各露光装置12Y、12M、12C、12Kには、LEDランプを感光体10Y、10M、10C、10Kの軸方向に列状に配列したLEDラインヘッドが用いられている。L
EDラインヘッドは、レーザー走査光学系よりも光路長が短くてコンパクトである。したがって、LEDラインヘッドは、感光体10Y、10M、10C、10Kに対して近接配置が可能であり、装置本体を小型化できる。
中間転写ベルト31は、エンドレスのベルトであり、駆動ローラー29とテンションローラー30などに張架され、一次転写部4Y、4M、4C、4Kで感光体10Y、10M、10C、10Kと当接しながら駆動ローラー29により回転駆動される。このような中間転写ベルト31としては、カーボンブラックにより導電性を付与したポリカーボネートの単層ベルト、又は、カーボンブラックにより導電性を付与したポリイミドの単層ベルト、又はカーボンブラックにより導電性を付与したポリカーボネートや同じく導電性を付与したポリイミドを基材としてゴム層やフッ素コート層を設けた多層ベルトを用いる。なお、このような材質、構成による中間転写ベルト31の抵抗は、およそ109〜1013Ω(
測定器としてハイレスタを用い、100Vを10秒印加して測定)である。
一次転写部4Y、4M、4C、4Kは、感光体10Y、10M、10C、10Kと中間転写ベルト31を挟んで一次転写ローラー51Y、51M、51C、51Kが対向配置され、感光体10Y、10M、10C、10Kとの当接位置を転写位置として、現像された感光体10Y、10M、10C、10K上の各色のトナー現像像を中間転写ベルト31上に順次重ねて転写し、フルカラーのトナー現像像を形成する。
2次転写ユニット6においては、2次転写ローラー38が中間転写ベルト31を挟んで駆動ローラー29と対向配置される。この2次転写ローラー38を配置した転写位置において、中間転写ベルト31上に形成されたフルカラーのトナー像を、記録媒体搬送手段8にて搬送される用紙、フィルム、布等の記録媒体に転写する。
画像形成装置1において、給紙ユニット5にセットされた用紙などの記録媒体は、所定のタイミングにて一枚ごとピックアップローラー36によって記録媒体搬送手段8に送り出されるようになっている。記録媒体搬送手段8では、搬送ローラー対37などによって記録媒体を2次転写位置まで搬送し、転写ベルト31上に形成された単色のトナー現像像やフルカラーのトナー現像像を記録媒体に転写する。2次転写された記録媒体は、さらに定着ユニット7に搬送される。定着ユニット7は、加熱ローラー39と、この加熱ローラー39側に所定の圧力で付勢された加圧ローラー40とから構成されており、これらのニップ間に記録媒体を挿通させ、記録媒体上に転写された単色のトナー像やフルカラーのトナー像を用紙等のシート材に融着し定着させる。
また、テンションローラー30は、駆動ローラー29などと共に中間転写ベルト31を張架しており、中間転写ベルト31のテンションローラー30に張架されている箇所で、中間転写ベルト31をクリーニングする転写クリーニング装置60が当接・配置されている。
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いられている現像装置の構成について説明する。図2に示すように、各現像装置13Y、13M、13C、13Kは、それぞれ現像器ハウジング16Y、16M、16C、16Kを備えている。各現像器ハウジング16Y、16M、16C、16K内には、それぞれ、各トナーTY、TM、TC、TKを貯留するトナー貯留部17Y、17M、17C、17Kが設けられている。また、各トナー貯留部17Y、17M、17C、17Kには、それぞれ、各トナーTY、TM、TC、TKを撹拌するトナー撹拌部材18Y、18M、18C、18Kが設けられている。更に、各現像器ハウジング16Y、16M、16C、16Kには、それぞれ、トナー供給ローラー19Y、19M、19C、19Kが設けられている。更に、各現像器ハウジング16Y、16M、16C、16Kには、それぞれ、現像ローラー20Y、20M、20C、20
Kが設けられている。更に、各現像器ハウジング16Y、16M、16C、16Kには、それぞれ、規制ブレード21Y、21M、21C、21Kが設けられている。
現像ローラー20Y、20M、20C、20Kは、筒状の金属(アルミ、鉄)パイプ表面にブラスト処理や転造加工などを行い、Niメッキ(層厚0.1〜5μm)を施し、表面粗さをRz=3〜10μmとしたものが用いられる。また、規制ブレード21Y、21M、21C、21Kには、ウレタンゴムにカーボンなどを含有し、導電性を付与した導電性ウレタンゴムが用いられる。また、本実施形態においては用いられるトナーTY、TM、TC、TKは、平均粒径5μm以下で、円形度が0.95以上の重合トナーが用いられる。
そして、各トナー供給ローラー19Y、19M、19C、19Kは、それぞれ、各トナーTY、TM、TC、TKを各トナー貯留部17Y、17M、17C、17Kから現像ローラー20Y、20M、20C、20Kに供給する。また、各現像ローラー20Y、20M、20C、20Kは、それぞれ、供給された各トナーTY、TM、TC、TKを各感光体10Y、10M、10C、10Kに搬送する。このとき、各規制ブレード21Y、21M、21C、21Kは、それぞれ、各現像ローラー20Y、20M、20C、20K上の各トナーTY、TM、TC、TKのトナー層厚を規制する。各現像ローラー20Y、20M、20C、20Kで搬送された各トナーTY、TM、TC、TKにより、それぞれ各感光体10Y、10M、10C、10Kの各色の静電潜像が現像される。
現像装置13Y、13M、13C、13Kが画像形成ステーションにセットされた状態では、現像ローラー20Y、20M、20C、20Kは感光体10Y、10M、10C、10Kに対して僅かな間隔(例えば100〜300μm)を開けて隣接しており、感光体10Y、10M、10C、10Kの回転方向(図中の矢印参照)と反対方向へ回転駆動しながら、現像ローラー20Y、20M、20C、20Kの周面に供給されたトナーで感光体10Y、10M、10C、10K上に形成された潜像を現像する機能を有する。このような現像作用は、現像ローラー20Y、20M、20C、20Kに現像バイアス電源(図示しない)から直流電圧に交流電圧が重畳された現像バイアスを印加させて、現像ローラーと感光体との間に振動電圧を作用させ、感光体に形成された静電潜像部分に現像ローラーからトナーが供給されることにより行われる。
トナー供給ローラー19Y、19M、19C、19Kは、表面がウレタンスポンジで形成されており、トナー供給ローラー19Y、19M、19C、19Kの周面が現像ローラー20Y、20M、20C、20Kに接触した位置で現像ローラーと逆方向(図1では反時計回り方向)に回転する。供給ローラー105にも現像ローラー107に印加される現像バイアス電圧と同等の電圧が印加されるようになっている。
現像ローラー20Y、20M、20C、20Kには、規制ブレード21Y、21M、21C、21Kが、板バネ部材22Y、22M、22C、22Kの作用により、常時現像ローラーの周面の軸方向に亘って均一となるように圧接されており、現像ローラーの周面に付着したトナーのうち余分な分を掻き落として、一定量のトナーが現像ローラーの周面に担持されるようにしている。また規制ブレード21Y、21M、21C、21Kは、トナー113を適切に帯電させる機能をも有する。
本実施形態に係る画像形成装置1で用いられる各トナーTY、TM、TC、TKは、いずれも非磁性一成分トナーであり、なおかつ負の帯電特性を有するものとして説明する。すなわち、本実施形態においては、現像ローラー20Y、20M、20C、20K上で搬送されるトナーは、規制ブレード21Y、21M、21C、21Kにおけるニップを通過することにより、負に帯電する。なお、本実施形態ではこのような負帯電特性のトナーを
例に説明をするものであるが、本発明は正帯電特性のトナーを用いても実現することが可能である。その場合は、バイアス印加などの極性を明細書における説明と逆のものを用いるようにすればよい。
図2に示すように、各現像ローラー20Y、20M、20C、20Kおよび各トナー供給ローラー19Y、19M、19C、19Kはそれらの回転方向αがともに同じである。この回転方向αは、感光体10Y、10M、10C、10Kの回転方向と逆の反時計回りである。
各現像ローラー20Y、20M、20C、20Kと各感光体10Y、10M、10C、10Kとの間には、それぞれ、所定の現像ギャップが設定されている。したがって、各現像装置13Y、13M、13C、13Kは、いずれも、非磁性一成分トナーを用いたジャンピング現像を行う。その場合、現像を行う際には、各現像ローラー20Y、20M、20C、20Kにはそれぞれ直流電圧に交流電圧が重畳された現像バイアスが印加される。そして、これらのジャンピング現像では、いずれも、各トナーが各現像ローラーと各感光体との間を5回以上往復するようにされている。
この例の画像形成装置1の各現像装置13Y、13M、13C、13Kでは、各現像ローラー20Y、20M、20C、20Kの外周面には、トナー粒径よりも大きい、所定の凹凸パターンが形成されており、現像ローラー20Y、20M、20C、20K上にトナー層が形成されるようにしている。
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いられている転写クリーニング装置の構成について説明する。図3は本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いられている転写クリーニング装置を模式的に示す断面図である。図3において、60は転写クリーニング装置、61はクリーニング装置ハウジング、70は帯電ブラシローラー、71はローラー部、72はブラシ部、75は帯電ローラー、76は帯電ローラークリーニングブレード保持部材、77は帯電ローラークリーニングブレード、80はクリーニングブラシローラー、81はローラー部、82はブラシ部、85は回収ローラー、86は回収ローラークリーニングブレード保持部材、87は回収ローラークリーニングブレードをそれぞれ示している。
転写クリーニング装置60は、中間転写ベルト31が一次転写部4Y、4M、4C、4Kでトナー像の転写を受ける上流で、中間転写ベルト31表面から主としてトナーを除去するクリーナーである。転写クリーニング装置60がクリーニングとするものには、2次転写ユニット6で記録媒体に転写されず中間転写ベルト31上に残った残りトナーや、紙ジャムなどの発生に伴い記録媒体に転写されず中間転写ベルト31上に残った全画像分トナー(1画像分全てのトナー)がある。
転写クリーニング装置60には、概略、中間転写ベルト31表面のトナーを帯電する帯電部材と、トナーを中間転写ベルト31から除去するクリーナー部材の2つの構成を有しており、これらの構成がクリーニング装置ハウジング61に収納されるようになっている。前者の構成が帯電ブラシローラー70を中心とするものであり、後者の構成はクリーニングブラシローラー80を中心とするものである。
帯電ブラシローラー70は、金属製の心材であるローラー部71の周囲に、アクリルカーボン、ナイロンカーボン、ポリエステル−カーボン、ポリプロピレン−カーボンなどの導電性ブラシからなるブラシ部72を設けた構造である。このような構造の帯電ブラシローラー70は、中間転写ベルト31に対して機械的なストレスを与えないように、中間転写ベルト31との接触位置において中間転写ベルト31の移動と同じ方向、同じ速度で外
周を回転(等速、ウイズ回転)させるようにする。帯電ブラシローラー70のブラシ部72の中間転写ベルト31に対する食い込み深さはおよそ1mmとする。なお、上記のようなブラシ部72の抵抗は、104〜108Ω(金属平板において軸−平板間に300V印加時の電流値から算出)である。
帯電ローラー75は、表面粗さをトナーの平均粒径以下の5μm以下とした鉄、アルミ、ステンレスなどの金属ローラーで構成した導電性を有するローラーである。帯電ローラー75は、帯電ブラシローラー70とで電位差が設けられることによって、トナーを誘引するように構成される。また、表面粗さがトナーの平均粒径以下の5μm以下とすることで、帯電ローラークリーニングブレード77で、トナーを掻き落としやすくする。帯電ローラー75は帯電ブラシローラー70に対してカウンタ方向に回転させると共に、帯電ローラー75の回転速度は帯電ブラシローラー70と等速度とする。
帯電ローラークリーニングブレード保持部材76は、ローラー類軸方向に延びる帯電ローラークリーニングブレード77を保持する金属製の部材である。帯電ローラークリーニングブレード77は、規制ブレード21と同じ材質、すなわち、ウレタンゴムにカーボンなどを含有させ、導電性を付与した導電性ウレタンゴムが用いられる。
図4(A)は帯電ローラークリーニングブレード77の帯電ローラー75に対する当接角度を説明する図である。図4(A)において、a−a’は帯電ローラークリーニングブレード77が帯電ローラー75に当接する線における接平面であり、b−b’は帯電ローラークリーニングブレード77の当接面を延伸した平面であり、θ1が帯電ローラークリ
ーニングブレード77の帯電ローラー75に対する当接角である。帯電ローラークリーニングブレード77が帯電ローラー75に対して当接するときの当接条件は、食い込み深さ0.5mmであり、クリーニング角度θ1はカウンタで20°〜30°である。
クリーニングブラシローラー80は、金属製の心材であるローラー部81の周囲に、アクリルカーボン、ナイロンカーボン、ポリエステル−カーボン、ポリプロピレン−カーボンなどの導電性ブラシからなるブラシ部82を設けた構造である。このような構造のクリーニングブラシローラー80は、中間転写ベルト31からトナーを引き剥がしやすくするため、中間転写ベルト31との接触位置において中間転写ベルト31の移動と逆方向、等速度で外周を回転(等速、カウンタ回転)させるようにする。クリーニングブラシローラー80のブラシ部82の中間転写ベルト31に対する食い込み深さは、中間転写ベルト31に対して機械的損傷をきたさない程度とする。なお、上記のようなブラシ部82の抵抗は、104〜108Ω(金属平板において軸−平板間に300V印加時の電流値から算出)である。
回収ローラー85は、表面粗さをトナーの平均粒径以下の5μm以下とした鉄、アルミ、ステンレスなどの金属ローラーで構成した導電性を有するローラーである。回収ローラー85は、クリーニングブラシローラー80とで電位差が設けられることによって、トナーを誘引するように構成される。また、表面粗さがトナーの平均粒径以下の5μm以下とすることで、回収ローラークリーニングブレード87で、トナーを掻き落としやすくする。回収ローラー85はクリーニングブラシローラー80に対してウイズ方向に回転させると共に、回収ローラー85の回転速度はクリーニングブラシローラー80と等速度とする。
回収ローラークリーニングブレード保持部材86は、ローラー類軸方向に延びる回収ローラークリーニングブレード87を保持する金属製の部材である。回収ローラークリーニングブレード87は、規制ブレード21、帯電ローラークリーニングブレード77と同じ材質、すなわち、ウレタンゴムにカーボンなどを含有させ、導電性を付与した導電性ウレ
タンゴムが用いられる。
図4(B)において、a−a’は回収ローラークリーニングブレード87が回収ローラー85に当接する線における接平面であり、b−b’は回収ローラークリーニングブレード87の当接面を延伸した平面であり、θ2が回収ローラークリーニングブレード87の
回収ローラー85に対する当接角である。回収ローラークリーニングブレード87が回収ローラー85に対して当接するときの当接条件は、食い込み深さ0.5mmであり、クリーニング角度θ2はカウンタで20°〜30°である。
上記のような当接角度としては、食い込みを深くして、当接角をおおきくすればするほど、ニップにおける圧力が大きくなってしまい、帯電ローラークリーニングブレード77や回収ローラークリーニングブレード87が反り返ってしまうこととなる。また、逆に食い込みを浅くして、当接角を小さくすと帯電ローラークリーニングブレード77や回収ローラークリーニングブレード87がめくれてしまうこととなる。このようなことを考慮すると、角度θ1や角度θ2は、上記のように20°〜30°であることが好ましい。
次に、転写クリーニング装置60における各ローラー、ブレード類に印加される電圧について説明する。図5は本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いられている転写クリーニング装置のトナークリーニング原理を説明する図である。
ところで、本実施形態に係る転写クリーニング装置では、通常印刷時においては、転写クリーニング装置60は、中間転写ベルト31上のトナーをクリーニングするが、ブラシクリーニング時においては、クリーニングブラシローラー80に滞留してしまったトナーをいったん中間転写ベルト31上に吐き出した上で、帯電ブラシローラー70側の構成で中間転写ベルト31上からトナーを回収するように動作するものである。本実施形態では、通常印刷時において、帯電ブラシローラー70には放電電圧が発生するような電圧が印加されるようになっているので、帯電ブラシローラー70にトナーが滞留する率は僅少であると想定される。このため、上述のブラシクリーニング時においては、帯電ブラシローラー70に対するブラシクリーニングを行うことは考慮されていない。
なお、本明細書においては、通常印刷時を第1タイミング、ブラシクリーニング時を第2タイミングと称することもある。また、本実施形態において、上記のようなブラシクリーニングを行うタイミングとしては、画像形成装置1で所定枚数の印刷を行った後や、装置立ち上げの際の初期化シーケンス実行時や、装置終了前の終了シーケンス実行時、或いは所定時間アイドル状態となった時など種々のタイミングとすることができる。
帯電ブラシローラー電圧印加部91は、帯電ブラシローラー70に対して、通常印刷時(第1タイミング)にバイアス電圧V1を、また、ブラシクリーニング時(第2タイミング)でバイアス電圧V1’を印加する電圧源である。ここで、帯電ブラシローラー電圧印加部91が印加するバイアス電圧V1は放電を発生させ得るような電圧値であり、バイアス電圧V1’は放電を発生させ得ない電圧値である。このように、帯電ブラシローラー70に通常印刷時、放電を発生させ得るバイアス電圧V1が印加されているために、帯電ブラシローラー70に滞留するようなトナーはごく限られているものと想定できる。
帯電ローラー電圧印加部92は、帯電ローラー75に対して、通常印刷時(第1タイミング)にバイアス電圧V2を、また、ブラシクリーニング時(第2タイミング)でバイアス電圧V2’を印加する電圧源である。ここで、V1>V2、V2’>V1’の関係を持たせることによって、帯電ブラシローラー70と帯電ローラー75との間には所定の電位差が設定されることによって、正帯電トナーは帯電ローラー75側に移動し、帯電ローラークリーニングブレード77によって掻き取られることとなる。
また、クリーニングブラシローラー電圧印加部95は、クリーニングブラシローラー80に対して、通常印刷時(第1タイミング)にバイアス電圧V3を、また、ブラシクリーニング時(第2タイミング)でバイアス電圧V3’を印加する電圧源である。ここで、クリーニングブラシローラー電圧印加部95が印加するバイアス電圧V3は放電を発生させ得ないような電圧値であり、バイアス電圧V3’は放電を発生させ得るような電圧値である。このように、クリーニングブラシローラー80にブラシクリーニング時、放電を発生させ得るバイアス電圧V3’が印加されているために、クリーニングブラシローラー80に滞留していた弱帯電トナーが、放電などに伴い強負帯電トナーになり、中間転写ベルト31に吐き出されることとなる。
また、回収ローラー電圧印加部96は、回収ローラー85に対して、通常印刷時(第1タイミング)にバイアス電圧V4を、また、ブラシクリーニング時(第2タイミング)でバイアス電圧V4’を印加する電圧源である。ここで、V4>V3、V4’>V3’の関係を持たせることによって、クリーニングブラシローラー80と回収ローラー85との間には所定の電位差が設定されることによって、負帯電トナーは回収ローラー85側に移動し、回収ローラークリーニングブレード87によって掻き取られることとなる。
図6は各電圧印加部が通常印刷時及びブラシクリーニング時に印加する電圧値の一例を示す図である。特に、図6(A)に示されるように、帯電ブラシローラー70は、第1タイミングで放電開始電圧以下の負の電圧(V1)が印加され前記転写媒体に転写された前記トナーを帯電し、第2タイミングで放電開始電圧以上の負の電圧(V1’)が印加される。また、図6(C)に示されるように、クリーニングブラシローラー80は、第1タイミングで放電開始電圧以下の正の電圧(V3)が印加され、第2タイミングで放電開始電圧以上の正の電圧(V3’)が印加される。
次に、以上のように構成される転写クリーニング装置60の通常印刷時における中間転写ベルト31上のトナーのクリーニングの仕組みについて図5を用いて説明する。図5中に模式的に示されているトナー粒子は、通常印刷時における帯電状態を示している。
トナー供給ローラー19から現像ローラー20に供給された中性のトナーは、規制ブレード21によって負に帯電されて、現像像として感光体10に移動し、さらに中間転写ベルト31に転写される。2次転写ユニット6を経た中間転写ベルト31上には、記録媒体に転写されずに残った残りトナーや、紙ジャムなどの発生に伴い記録媒体に転写されずに残った全画像分トナー(1画像分全てのトナー)が存在することとなる。このようなトナーの大部分は負帯電トナーであるが、まれに逆極性である正帯電トナーとなってしまうものもある。そこで、本実施形態においては、帯電ブラシローラー70(放電が発生するバイアス電圧が印加されている)と中間転写ベルト31とのニップを通過するトナーを、帯電ブラシローラー70で、一律に負に帯電すると共に、正に帯電したトナーを帯電ブラシローラー70に吸着する。帯電ブラシローラー70に吸着した正帯電トナーは、先に説明した帯電ローラー75に移動させて、最終的に帯電ローラークリーニングブレード77によって掻き落とす。
一方、帯電ブラシローラー70で中間転写ベルト31上の負に帯電したトナーは、クリーニングブラシローラー80に吸着させて、クリーニングブラシローラー80上のトナーを回収ローラー85に移動させて、回収ローラークリーニングブレード87で掻き落とすようにする。
転写クリーニング装置60では、トナーを回収する回収ローラー85が現像ローラー20と同じ材質で形成されると共に、回収ローラークリーニングブレード87が規制ブレー
ド21と同じ材質で形成されているので、たとえ、トナーが回収ローラー85と回収ローラークリーニングブレード87との間のニップをすり抜けるようなことがあったとしても、現像装置でのトナーの帯電と同様の帯電現象が発生するのみであり、トナーが逆極性(プラス)に帯電してしまったり、強帯電してしまったりして、トナーが回収ローラー85に強く付着するようなことがない。すなわち、回収ローラー85から、回収ローラークリーニングブレード87でトナーを掻き落とすことが困難となることはなく、クリーニング性の低下を抑制することができるのである。
ところで、通常印刷時において、転写クリーニング装置60を動作させ続けていくと、弱帯電したトナーが電界の力によって回収ローラー85に移動せずにクリーニングブラシローラー80に滞留してしまうこととなる。このような状態を模式的に示したものが図7である。クリーニングブラシローラー80にトナーが滞留してしまうと、転写クリーニング装置60のクリーニング性を低下させてしまうこととなるので、本実施形態においては、適当なタイミングで、ブラシクリーニングを実行させるようにするものである。
このようなブラシクリーニング時(第2タイミング)には、各電圧印加部が先に説明したようなバイアス電圧を印加する。図8は本実施形態に係る転写クリーニング装置のブラシクリーニング時におけるトナークリーニング原理を説明する図である。なお、ブラシクリーニング時(第2タイミング)においては、帯電ブラシローラー70を中間転写ベルト31との接触位置において中間転写ベルト31の移動と逆方向、等速度で外周を回転(等速、カウンタ回転)させるようにし、クリーニングブラシローラー80を中間転写ベルト31との接触位置において中間転写ベルト31の移動と同じ方向、同じ速度で外周を回転(等速、ウイズ回転)させるようにすることも好ましい実施形態である。
ブラシクリーニングを実行時には、クリーニングブラシローラー80には、放電を発生させるような電圧(例えば、+900V)が印加されるので、クリーニングブラシローラー80に滞留していたトナーは正に帯電されて、中間転写ベルト31上に吐き出されることとなる。このような中間転写ベルト31上に吐き出されたトナーは、中間転写ベルト31の移動に伴い、1次転写部を経ることとなる。
通常印刷時(第1タイミング)において、感光体10にはもともと負帯電トナーを中間転写ベルト31側に移動させるバイアス電圧が使われている。そこで、ブラシクリーニング時(第2タイミング)においては、感光体10のバイアス電圧はオフとしておき、感光体10に正帯電したトナーを積極的に付着させないようにすることが好ましい。
中間転写ベルト31上に吐き出されたトナーは、さらに、2次転写部を経るが、ここで、2次転写部における2次転写バイアスは、通常印刷時(第1タイミング)において、負に帯電したトナーを記録媒体側に吸引し、トナー像を転写する目的で印加される正の電圧であるので、正帯電したトナーは排斥するようになっているので、ブラシクリーニング時(第2タイミング)に2次転写バイアスをオンにすることにより、トナーが2次転写ローラー38に吸着することはない。
2次転写部を経た負帯電トナーは、帯電ブラシローラー70に吸着させて、さらに帯電ブラシローラー70に吸着した負帯電トナーを、帯電ローラー75に移動させて、最終的に帯電ローラークリーニングブレード77によって掻き落とす。
以上のような本発明の構成によれば、ブラシクリーニング時(第2タイミング)において、帯電ブラシローラー70には、放電開始電圧以上の負の電圧が印加され、クリーニングブラシローラー80には放電開始電圧以上の正の電圧が印加されるので、クリーニングブラシローラー80に滞留するトナーによる汚れを一掃することができ、クリーニング力
の低下を防止することができる。
次に、本発明の実施例及び比較例について説明する。図9は実施例と比較例のデータを取得するために使用した画像形成装置の構成を示す図である。図9において、先の実施形態と同様の参照番号が付されている構成については、先の実施形態と同様のものを示している。
実施例と比較例ともに、現像方式としては、非磁性1成分トナーを用いたジャンピング現像方式を用い、実施例と比較例ともにトナーとして、平均粒径が5μm以下で、円形度が0.95以上の重合トナーを用いた。また、実施例と比較例ともに現像ローラー20としては、金属(アルミ、鉄)パイプ表面にNiメッキ層(0.1〜5μm)を施し、表面粗さがRz=3〜10μmのローラーを用い、規制ブレード21としては導電性ウレタンゴムを用いた。
また、実施例と比較例ともに、通常印刷時(第1タイミング)においては、帯電ブラシローラー電圧印加部91によって帯電ブラシローラー70に印加するバイアス電圧は−900Vとし、帯電ローラー電圧印加部92によって帯電ローラー75に印加するバイアス電圧は−1000Vとし、クリーニングブラシローラー電圧印加部95によってクリーニングブラシローラー80に印加するバイアス電圧は+400Vとし、回収ローラー電圧印加部96によって回収ローラー85に印加するバイアス電圧は+500Vとした。
また、実施例については、ブラシクリーニング時(第2タイミング)において、帯電ブラシローラー電圧印加部91によって帯電ブラシローラー70に印加するバイアス電圧は−400Vとし、帯電ローラー電圧印加部92によって帯電ローラー75に印加するバイアス電圧は−500Vとし、クリーニングブラシローラー電圧印加部95によってクリーニングブラシローラー80に印加するバイアス電圧は+900Vとし、回収ローラー電圧印加部96によって回収ローラー85に印加するバイアス電圧は+1000Vとした。
実施例1、実施例2、比較例1について検討を行ったが、いずれの例でも、5%duty印刷で50000枚連続印刷後の(a)印刷用紙のクリーニング不良による印字面のトナー汚れを評価し、(b)クリーニングブラシローラー80のトナー汚れを評価した。いずれの評価においても、目視による確認にて評価を行った。
実施例1、実施例2、比較例1について、以下のような異なる条件にて実験を行った。実施例1)1000枚ごとに、本発明によるブラシクリーニングを実施(第2タイミングを実施)しながら、50000枚印刷後、(a)、(b)の項目について評価。
実施例2)5000枚ごとに、本発明によるブラシクリーニングを実施(第2タイミングを実施)しながら、50000枚印刷後、(a)、(b)の項目について評価。
実施例3)ブラシクリーニングを実施することなく、50000枚印刷後、(a)、(b)の項目について評価。
表1に、(a)、(b)の項目について、○(問題なし)、×(問題あり)による評価結果を示す。
Figure 2010145686
表1に示すように、各実施例、比較例における結果は以下の通りである。
実施例1)定期的にブラシクリーニング動作を行うことでトナー蓄積による印刷汚れ、ブラシ汚れが発生することはなかった。
実施例2)定期的にブラシクリーニング動作を行うことでトナー蓄積による印刷汚れにまで発展するようなことはなかったが、ブラシクリーニング動作頻度が少なく、クリーニングブラシローラー80のトナー汚れは蓄積した。
実施例3)クリーニングブラシローラー80にトナーが蓄積して、印刷用紙の印刷面にもトナー汚れが発生した。
以上、本発明の実施形態に係る転写クリーニング装置、画像形成装置によれば、第2タイミングにおいて、帯電ブラシローラーには、放電開始電圧以上の負の電圧が印加され、クリーニングブラシローラーには放電開始電圧以上の正の電圧が印加されるので、クリーニングブラシローラーに滞留するトナーによる汚れを一掃することができ、クリーニング力の低下を防止することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いられている各現像装置に共通の現像装置を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いられている転写クリーニング装置を模式的に示す断面図である。 (A)帯電ローラークリーニングブレードと(B)回収ローラークリーニングブレードの当接角度を説明する図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に用いられている転写クリーニング装置のトナークリーニング原理を説明する図である。 各電圧印加部が通常印刷時及びブラシクリーニング時に印加する電圧値の一例を示す図である。 本実施形態に係る転写クリーニング装置の通常印刷時におけるトナークリーニング原理を説明する図である。 本実施形態に係る転写クリーニング装置のブラシクリーニング時におけるトナークリーニング原理を説明する図である。 実施例・比較例のデータを取得するために使用した画像形成装置の構成を示す図である。
符号の説明
1・・・画像形成装置、2・・・ハウジング本体、3・・・画像形成ユニット、4・・・中間転写ユニット(一次転写ユニット)、4Y、4M、4C、4K・・・一次転写部、5・・・給紙ユニット、6・・・2次転写ユニット、7・・・定着ユニット、8・・・記録媒体搬送手段、9、9Y、9M、9C、9K・・・画像形成ステーション、10、10Y
、10M、10C、10K・・・感光体、11、11Y、11M、11C、11K・・・帯電装置、12、12Y、12M、12C、12K・・・露光装置、13、13Y、13M、13C、13K・・・現像装置、14、14Y、14M、14C、14K・・・除電装置、15、15Y、15M、15C、15K・・・クリーナー、16Y、16M、16C、16K・・・現像器ハウジング、17Y、17M、17C、17K・・・トナー貯留部、18Y、18M、18C、18K・・・トナー撹拌部材、19、19Y、19M、19C、19K・・・トナー供給ローラー、20、20Y、20M、20C、20K・・・現像ローラー、21、21Y、21M、21C、21K・・・規制ブレード、22Y、22M、22C、22K・・・板バネ部材、TY、TM、TC、TK・・・トナー、29・・・駆動ローラー、30・・・テンションローラー、31・・・中間転写ベルト、36・・・ピックアップローラー、37・・・搬送ローラー対、38・・・2次転写ローラー、39・・・加熱ローラー、40・・・加圧ローラー、41・・・排紙トレイ、42・・・排紙ローラー対、60・・・転写クリーニング装置、61・・・クリーニング装置ハウジング、70・・・帯電ブラシローラー、71・・・ローラー部、72・・・ブラシ部、75・・・帯電ローラー、76・・・帯電ローラークリーニングブレード保持部材、77・・・帯電ローラークリーニングブレード、80・・・クリーニングブラシローラー、81・・・ローラー部、82・・・ブラシ部、85・・・回収ローラー、86・・・回収ローラークリーニングブレード保持部材、87・・・回収ローラークリーニングブレード、91・・・帯電ブラシローラー電圧印加部、92・・・帯電ローラー電圧印加部、95・・・クリーニングブラシローラー電圧印加部、96・・・回収ローラー電圧印加部

Claims (7)

  1. トナーが転写される転写媒体と、
    前記転写媒体に接触すると共に、第1タイミングで放電開始電圧以下の負の電圧が印加され前記転写媒体に転写された前記トナーを帯電し、第2タイミングで放電開始電圧以上の負の電圧が印加される帯電ブラシローラーと、
    前記転写媒体に接触すると共に、前記第1タイミングで放電開始電圧以下の正の電圧が印加され前記帯電ブラシローラーで帯電された前記トナーをクリーニングし、前記第2タイミングで放電開始電圧以上の正の電圧が印加されるクリーニングブラシローラーと、を有することを特徴とする転写クリーニング装置。
  2. トナーが転写される転写媒体と、
    前記転写媒体に接触すると共に、第1タイミングで放電開始電圧以下の負の電圧が印加され前記転写媒体に転写された前記トナーを帯電し、第2タイミングで放電開始電圧以上の負の電圧が印加される帯電ブラシローラーと、
    前記転写媒体に接触すると共に、前記第1タイミングで放電開始電圧以下の正の電圧が印加され前記帯電ブラシローラーで帯電された前記トナーをクリーニングし、前記第2タイミングで放電開始電圧以上の正の電圧が印加されるクリーニングブラシローラーと、を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 感光体と、
    前記感光体で現像された前記トナーが転写される転写媒体と、
    前記転写媒体に接触すると共に、第1タイミングで放電開始電圧以下の負の電圧が印加され前記転写媒体に転写された前記トナーを帯電し、第2タイミングで放電開始電圧以上の負の電圧が印加される帯電ブラシローラーと、
    前記転写媒体に接触すると共に、前記第1タイミングで放電開始電圧以下の正の電圧が印加され前記帯電ブラシローラーで帯電された前記トナーをクリーニングし、前記第2タイミングで放電開始電圧以上の正の電圧が印加されるクリーニングブラシローラーと、
    前記転写媒体に接触すると共に、前記第1タイミング及び第2のタイミング共に正の電圧が印加される2次転写ローラーと、を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記トナーは平均粒径が5μm以下で、円形度が0.95以上である請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記回収ローラーの表面粗さはトナーの平均粒径以下とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記クリーニングブラシローラーは、前記転写媒体との接触位置において、前記転写媒体の移動方向と逆の方向に、外周が回転する請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記帯電ブラシローラーは、前記転写媒体との接触位置において、前記転写媒体の移動方向と同じ方向に、外周が回転する請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018189712A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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