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JP2010145614A - 光学ローパスフィルタ及びカメラ - Google Patents

光学ローパスフィルタ及びカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】安価で且つ高性能な光学ローパスフィルタを提供する。
【解決手段】本発明の光学ローパスフィルタは、撮影光学系の光路中において、撮像面(16A)よりも被写体側に設けられる光学ローパスフィルタ(30,50,60,70)であって、光軸と直交する表面(32,52,62,72)に非周期の凹凸が設けられた第1平行平板(31,51,61,71)を備えること、を特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、モアレ等を防止する光学ローパスフィルタ、及び、これを備えたカメラに関するものである。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等では、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いて撮影を行う。この撮像素子は、規則的に受光画素が配列されているので、モアレ縞や偽色(色モアレ)等(以下、これらをまとめてモアレと呼ぶ)が発生する場合がある。そこで、撮像素子の光の入射側には、モアレ等を防ぐ目的で光学ローパスフィルタが配置されている。
従来、光学ローパスフィルタは、水晶複屈折板0度方向、水晶波長板、水晶複屈折板90度方向による点像4点分離によって実現するものがある。しかし、この場合、水晶複屈折板、波長板は高価であり、カメラのコストを上げる大きな要因となっている。また、複数の板部材を備えるため、ある程度の厚みが必要である。水晶の代わりにLN(ニオブ酸リチウム)を用いると、水晶よりも薄く実現できるが、さらに高価なものになる。このため、複屈折板を用いない回折格子型の光学ローパスフィルタも存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−72778号公報
しかし、回折格子型の光学ローパスフィルタは拡散光が1次光、2次光、3次光と多くの次数に分かれるため、意図しない空間周波数の劣化が起こるという問題がある。
本発明の課題は、安価で且つ高性能な光学ローパスフィルタを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、撮影光学系の光路中において、撮像面(16A)よりも被写体側に設けられる光学ローパスフィルタ(30,50,60,70)であって、光軸と直交する表面(32,52,62,72)に非周期の凹凸が設けられた第1平行平板(31,51,61,71)を備えること、を特徴とする光学ローパスフィルタ(30,50,60,70)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光学ローパスフィルタ(30,50,60,70)であって、前記第1平行平板(31,51,61,71)に設けられた前記非周期の凹凸が、以下の式
θmax=(k/a)×p/[(n2−n1)×(d2/n2+d3/n3+…+dm/nm)]
を満たすこと、を特徴とする光学ローパスフィルタ(30,50,60,70)である。
但し、
θmax:凹凸の接平面(32A)と光軸直交面との成す角度θの最大値、
k:前記光学ローパスフィルタ(30,50,60,70)に求める強度を示す、任意に設定可能な定数、
a:上記θmaxに対する凹凸の接平面(32A)と光軸直交面(32B)との成す角度θの平均値の割合、
p:撮像素子(16)の画素ピッチ、
n1:前記第1平行平板(31,51,61,71)の屈折率、
d2,d3:凹凸が設けられた前記表面(32,52,62,72)から前記撮像素子(16)の前記撮像面(16A)までに配置される各部材の厚み、
n2,n3:凹凸が設けられた前記表面(32,52,62,72)から前記撮像素子(16)の前記撮像面(16A)までに配置される各部材の屈折率
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の光学ローパスフィルタ(30,50,60,70)であって、前記凹凸のそれぞれが互いに非干渉であること、を特徴とする光学ローパスフィルタ(30,50,60,70)である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学ローパスフィルタ(70)であって、前記第1平行平板(71)の前記凹凸が設けられた前記表面(72)側に光透過部材で製造された第2平行平板(74)を配置し、前記第1平行平板(71)と前記第2平行平板(74)との間に、前記第1平行平板(71)と異なる屈折率の接着剤(75)を介在させること、を特徴とする光学ローパスフィルタ(70)である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の光学ローパスフィルタ(70)であって、前記接着剤(75)の屈折率と前記第1平行平板(71)の屈折率との差が、空気と前記第1平行平板(71)の屈折率との差より小さいこと、を特徴とする光学ローパスフィルタ(70)である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学ローパスフィルタ(30,50,60,70)を備えるカメラ(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、安価で且つ高性能な光学ローパスフィルタを提供することができる。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、一眼レフカメラを例に説明する。図1は、本実施形態のカメラ1を説明する断面図である。本実施形態のカメラ1は、カメラボディ10に対して交換レンズ20が着脱可能な一眼レフカメラである。
交換レンズ20は、撮影光学系を構成する撮影レンズ21を有し、カメラボディ10の被写体側(図1に示す左側)に着脱可能に装着される。カメラボディ10は、ミラーユニット11,ファインダスクリーン12,ペンタプリズム13,接眼光学系14,シャッタ15,光学ローパスフィルタ30,撮像素子16,表示画面17等を備える。
ミラーユニット11は、クイックリターンミラーであり、交換レンズ20を通過した被写体側からの光(被写体光)の光路を、屈曲させるためにカメラボディ10内に揺動可能に設けられたミラーである。ミラーユニット11は、レリーズ操作に応じて、退避位置(図1に破線で示す)に移動し、被写体光は撮像素子16方向へ導かれる。
ファインダスクリーン12は、ミラーユニット11により反射された被写体像を、結像させるためのスクリーンであり、ミラーユニット11とペンタプリズム13との間に配置されている。ペンタプリズム13は、ファインダスクリーン12で結像した像を正立像とし、接眼光学系14へと導くプリズムであり、その断面形状は五角形である。ペンタプリズム13は、カメラボディ10を横位置に構えた状態の上部に収納されている。
接眼光学系14は、ペンタプリズム13により正立像となった被写体像を、拡大観察するための光学系であり、ペンタプリズム13よりもカメラボディ10の背面側(撮影者側)に配置されている。シャッタ15は、レリーズ操作に応じて開閉して露光時間を制御し、これにより、被写体像が、撮像素子16に結像される。
光学ローパスフィルタ30は、交換レンズ3から撮像素子16に至る被写体光の光路中の、シャッタ15と撮像素子16との間に設けられている。この光学ローパスフィルタ30の詳細に関しては後述する。
撮像素子16は、撮影光学系によって結像された被写体像を撮影する、例えば、CCDである。撮像素子16は、カメラボディ10の内側の背面側(図1に示す右側)に、撮像面が光軸OAに対して垂直となるように設けられている。表示画面17は、カメラボディ10の外側の背面側(撮影者側)に設けられた液晶等の表示パネルであり、撮影した被写体像や、露光時間等の撮影に関する情報等を表示する。
上述したカメラ1では、レリーズ操作が行われると、ミラーユニット11は、図1に破線で示すような退避位置に移動する。シャッタ15は、レリーズ操作に応じて開閉し、被写体光は、光学ローパスフィルタ30を通過して撮像素子16に結像され、撮影される。
次に、第1実施形態の光学ローパスフィルタ30について詳細に説明する。図2は、第1実施形態の光学ローパスフィルタ30の作用面32を概念的に示す平面図(等高線図)である。図3は、図2のA−A断面図に相当し光学ローパスフィルタ30の断面を概念的に示す図である。図4は、光学ローパスフィルタ30の作用原理の説明図である。
図2及び図3に示すように、光学ローパスフィルタ30は、平行平面基板31の入出射面31A,31Bのいずれか片面又は両面を作用面32として構成されている。第1実施形態では、出射面31Bを作用面32として構成されている。平行平面基板31は、光学ガラス又は光学プラスチック等の透光素材で製造されている。作用面32は、平行平面基板31の出射面31Bに微小な凹凸が形成されている。作用面32の凹凸は極めて微小であり、マクロに視た出射面11Bは平面である。図2に示す等高線図及び図3に示す断面図は、微小な凹凸を誇張して表現したものである。
このように凹凸が形成された作用面32によって、入射光を微小角度屈折させて出射し、結像する撮像面上で画素ピッチ以上(例えば画素ピッチの最大1.5倍程度)に拡散させる。これにより、撮像素子16のナイキスト周波数付近以上の空間周波数を除去し、光学ローパスを実現することができる。
そのために、作用面32の微小な凹凸は、周方向いずれの方向に対しても非周期(ランダム)に(互いに非干渉に)形成され、且つ、以下の式を満たす形状に形成される。図4はその説明図である。
θmax=(k/a)×p/[(n2−n1)×(d2/n2+d3/n3+…+dm/nm)]
ここで、
θmax:凹凸面の傾きの最大角(凹凸面の接平面32Aと光軸直交面32Bとの成す角度=接平面32Aに直角な直線と光軸との成す角:θの最大値)
P:撮像素子16のピッチ
n1:平行平面基板31の屈折率
d2,d3…:作用面32から撮像面16Aまでの各部材の厚さ(距離)
n2,n3…:作用面32から撮像面16Aまでの各部材の屈折率
k:任意に設定可能な定数
a:凹凸が設けられた曲面の、「傾きの最大角:θmax」に対する「傾き:θの平均値」の割合(比)
とする。
本実施の形態では、凹凸が設けられた曲面を擬似的にサインカーブとした。サインカーブはa=0.636程度であり、k=1とすると、上式におけるk/aはk/0.636≒1.572となる。
kは、上述のごとく任意に設定可能な定数である。これを適宜設定することで、ボケ量を変えることができ、ローパス作用の強弱を調整することができる。kが1より小さい、例えば0.9や0.8の場合は、ローパス作用が弱く、画像はシャープであるがモアレが発生する可能性はkが大きい場合と比べて大きくなる。また、kが1より大きい、例えば1.1や1.2の場合は、ローパス作用が強く、画像においてシャープさは欠けるがモアレが発生する可能性が低くなる。
さらに、作用面32の凹凸の光軸直交面における大きさ及び配置は、当該カメラ1の最小絞り値における点像光束が凸部を少なくとも10個以上含むように設定される。これにより、絞った状態における凹凸の写り込みを防ぐことができる。
尚、上述のごとき作用面32を備える光学ローパスフィルタ30は、例えば、超細密加工によってモールドを加工し、そのモールドを用いて成形することで製造できる。
本実施形態の光学ローパスフィルタ30によれば、回折効果を用いないため、回折型の光学ローパスフィルタのように高次の同折光を含むことなく、撮像素子のナイキスト周波数以上の空間周波数のみをカットすることができる。
また、水晶複屈折板及び波長板等を複数積層することなく一枚でのフィルタで構成することができる。従って、光学ローパスフィルタを薄く形成することが可能となり、その結果、コストを削減できると共に、省スペース化によってカメラ全体の小型化も可能となる。
図5は、光学ローパスフィルタ30のカメラへの設置状態を示す図である。光学ローパスフィルタ30は、赤外線カットフィルタ40の出射面側(撮像素子16側)に隣接して一体に構成されている。光学ローパスフィルタ30の作用面32は、出射面31B側に設定されており、撮像素子16に対向している。図中16Aは撮像素子の撮像面、16Bは撮像素子の入射側に配設されたカバーガラスである。
この構成では、光学ローパスフィルタ30と撮像素子16の間には、空気層の他にはカバーガラス16Bのみが介在する。従って、θmaxは、
n1:平行平面基板の屈折率
n2:空気の屈折率=1
n3:カバーガラスの屈折率
d2:平行平面基板の作用面からカバーガラスの入射面までの距離
d3:カバーガラスの厚さ
として、
θmax=(k/a)×p/[(n2−n1)×(d2/n2+d3/n3)]
で求められる。
このような構成により、薄い一枚の光学ローパスフィルタ30でコンパクトに構成することができ、コスト削減及び省スペース化が可能となってカメラ全体を小型化することができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態の光学ローパスフィルタ50の設置状態を示す図である。第2実施形態の光学ローパスフィルタ50は、平行平面基板51自体が、赤外線カットフィルタによって形成され、その出射面51Bを作用面52としている。その他のカメラ等の構成は第1実施形態と同様であるのでその説明は省略する。
この実施の形態によれば、赤外線カットフィルタと光学ローパスフィルタの両作用を一枚のフィルタによって行うことが可能となる。その結果、より一層のコスト削減及び省スペース化が可能となる。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態の光学ローパスフィルタ60の設置状態を示す図である。第3実施形態は、光学ローパスフィルタ60は、透光素材によって形成された平行平面基板61の出射面61Bを作用面62とすると共に、平行平面基板61の入射面61Aに赤外線カットコート63が施されている。その他のカメラ等の構成は第1実施形態と同様であるのでその説明は省略する。
この構成によれば、前述の第2実施形態と同様に、コスト削減及び省スペース化が可能となる。
(第4実施形態)
図8は、第4実施形態であって、光学ローパスフィルタ70の設置状態を示す図である。第4実施形態は、前述した第3実施形態と同様に、透光素材によって形成された平行平面基板71の出射面71Bを作用面72とすると共に、入射面71Aに赤外線カットコート73を施し、更に、平行平面基板71の作用面72側(出射面71B側)に平行平面基板71と等しい屈折率の平行平板ガラス74を光学用接着剤によって一体に接着したものである。つまり、作用面72の出射側に光学用接着剤による接着剤層75が形成されているものである。その他のカメラ等の構成は第1実施形態と同様であるのでその説明は省略する。
この構成では、光学ローパスフィルタ70の作用面72が接着剤層75と接しており、θmaxは、
n1:平行平面基板71の屈折率
n2:接着剤層75の屈折率
n3:空気の屈折率=1
n4:平行平板ガラス74の屈折率
n5:カバーガラス16Bの屈折率
d2:接着剤層75の厚さ
d3:平行平板ガラス74の厚さ
d4:平行平板ガラス74の出射面からカバーガラス16Bの入射面までの距離
d5:カバーガラス16Bの厚さ
として、
θmax=(k/a)×p/[(n2−n1)×(d2/n2+d3/n3+d4/n4+d5/n5)]
で求められる。
このため、接着剤層75の屈折率を、平行平面基板71に近いものとする(平行平面基板71の屈折率に近い光学用接着剤を用いる)ことで、(n2−n1)を小さくして、θmaxを大きく設定することが可能となる。
例えば、平行平面基板71の屈折率:1.5に対して光学用接着剤の屈折率:1.55とすれば、(n2−n1)=0.05となる。これに対して、作用面72が空気と接している場合には(n2−n1)=−0.5である。従って、作用面72の出射側にこのような光学用接着剤層75を形成することで、形成しない場合と比較してθmaxは10倍となる。
その結果、凹凸の勾配(θmax)が大きくなり、凹凸を同じ精度で形成したとすれば10倍の精度が得られる。これにより、光学ローパスフィルタ70の制作が容易になると共に、高精度に構成することができる。
以上、本実施形態の光学ローパスフィルタによれば、回折効果を用いないため、回折型の光学ローパスフィルタのように高次の同折光を含むことはなく、撮像素子のナイキスト周波数以上の空間周波数のみをカットすることができる。
また、従来複数枚の水晶複屈折板が必要であった光学ローパスフィルタを1枚で実現でき、コスト削減、空間の有効利用に寄与する。
さらに、このような光学ローパスフィルタをデジタルカメラに用いることで、省スペース化によってカメラ全体の小型化が可能となる。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
本実施形態では、平行平面基板31,51,61,71の出射面31B,51B,61B,71Bをそれぞれ作用面32,52,62,72とした。しかし、凹凸を形成する面(作用面)の構成面はこれに限るものではなく、入射面31A,51A,61A,71Aに構成しても良く、更に、両面に構成しても良い。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
本実施形態のカメラを説明する断面図である。 光学ローパスフィルタの作用面を概念的に示す平面図である。 図2のA−A断面図である。 光学ローパスフィルタの作用原理の説明図である。 光学ローパスフィルタの設置状態の第1実施形態の説明図である。 光学ローパスフィルタの設置状態の第2実施形態の説明図である。 光学ローパスフィルタの設置状態の第3実施形態の説明図である。 光学ローパスフィルタの設置状態の第4実施形態の説明図である。
符号の説明
1:カメラ、30,50,60,70:光学ローパスフィルタ、31,51,61,71:平行平面基板、31A,51A,61A,71A:入射面、31B,51B,61B,71B:出射面、32,52,62,72:作用面、40:赤外線カットフィルタ:63,73:赤外線カットコート、74:平行平板ガラス、75:接着剤層

Claims (6)

  1. 撮影光学系の光路中において、撮像面よりも被写体側に設けられる光学ローパスフィルタであって、光軸と直交する表面に非周期の凹凸が設けられた第1平行平板を備えること、を特徴とする光学ローパスフィルタ。
  2. 請求項1に記載の光学ローパスフィルタであって、
    前記第1平行平板に設けられた前記非周期の凹凸が、以下の式
    θmax=(k/a)×p/[(n2−n1)×(d2/n2+d3/n3+…+dm/nm)]
    を満たすこと、を特徴とする光学ローパスフィルタ。
    但し、
    θmax:凹凸の接平面と光軸直交面との成す角度θの最大値、
    k:前記光学ローパスフィルタに求める強度を示す、任意に設定可能な定数、
    a:上記θmaxに対する凹凸の接平面と光軸直交面との成す角度θの平均値の割合、
    p:撮像素子の画素ピッチ、
    n1:前記第1平行平板の屈折率、
    d2,d3:凹凸が設けられた前記表面から前記撮像面までに配置される各部材の厚み、
    n2,n3:凹凸が設けられた前記表面から前記撮像面までに配置される各部材の屈折率
  3. 請求項1又は2に記載の光学ローパスフィルタであって、
    前記凹凸のそれぞれが互いに非干渉であること、
    を特徴とする光学ローパスフィルタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学ローパスフィルタであって、
    前記第1平行平板の前記凹凸が設けられた前記表面側に光透過部材で製造された第2平行平板を配置し、
    前記第1平行平板と前記第2平行平板との間に、前記第1平行平板と異なる屈折率の接着剤を介在させること、
    を特徴とする光学ローパスフィルタ。
  5. 請求項4に記載の光学ローパスフィルタであって、
    前記接着剤の屈折率と前記第1平行平板の屈折率との差が、空気と前記第1平行平板の屈折率との差より小さいこと、
    を特徴とする光学ローパスフィルタ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学ローパスフィルタを備えるカメラ。
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