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JP2010136085A - 画像処理装置 - Google Patents

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JP2010136085A JP2008309778A JP2008309778A JP2010136085A JP 2010136085 A JP2010136085 A JP 2010136085A JP 2008309778 A JP2008309778 A JP 2008309778A JP 2008309778 A JP2008309778 A JP 2008309778A JP 2010136085 A JP2010136085 A JP 2010136085A
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Abstract

【課題】原稿における画像処理を行う領域を簡単な手書きのマークによって指定することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】複合機は、スキャナ部による原稿の読み取り(S101)で取得した原稿の画像データから画像処理を指示する予め決められた手書きの処理マークを検出した場合に(S102⇒S103;Yes⇒S104;Yes)、画像データに対するレイアウト解析を行って抽出した複数の抽出領域(S106)と処理マークとの位置関係に基づいて(S107)、複数の抽出領域の中から画像処理を行う指定領域を決定する(S108)。
【選択図】図9

Description

本発明は、手書きのマークにより指定された原稿の指定領域に画像処理を行う画像処理装置に関する。
原稿をスキャナで読み取ってその原稿画像の一部の領域に画像処理を行う画像処理装置においては、原稿にペンで手書きのマークを記入(マーキング)してその領域を指定する技術が知られている。たとえば、画像処理を行う領域をマーカーペンで書いた線で囲んだり、特許文献1に記載されているように、画像処理を行う文字領域をマーカーペンで塗り潰したり、同文字領域上にマーカーペンで線を引いたり点(ドット)を打ったりして指定するようにしている。
特開2001−230919号公報
しかしながら、画像処理を行う領域が大きかったり複雑な形状であったりすると、その領域を上記のような手書きの線で囲んだり塗り潰したりする作業は大変である。特に、複雑な形状の文字領域や、隣接する他の領域との余白(境界の空白部)が狭い領域などに対しては、その領域の範囲を手書きのマークで正確に指定することが困難になる場合もある。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、原稿における画像処理を行う領域を簡単な手書きのマークによって指定することができる画像処理装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画像データに画像処理を行う画像処理部と、
原稿を読み取って画像データを取得する読取部と、
前記読取部により取得された前記原稿の画像データから画像処理を指示する予め決められた手書きの処理マークを検出した場合に、前記画像データに対するレイアウト解析を行って抽出した複数の抽出領域と前記処理マークとの位置関係に基づいて、前記複数の抽出領域の中から前記画像処理部により画像処理を行う指定領域を決定する制御部と、
を備える
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、原稿を読み取って取得した画像データから画像処理を指示する予め決められた手書きの処理マークを検出した場合は、画像データに含まれている文字列(文章)の領域や、絵や写真などの画像(イメージ)の領域をレイアウト解析を行って抽出し、それらの領域(抽出領域)を基準にして領域に対する上記の処理マークの位置を調べ、画像処理を行う領域を決定する。
処理マークは、原稿における領域の指定とその領域への画像処理の実行指示とを果たす「印」として機能するものであり、予め任意のマークを決めておく。画像処理を行う領域は、画像データから抽出した複数の領域の中で、領域における中心部や端部などの任意の箇所(一部分)に手書きの処理マークが重なっている領域などに決定することができる。領域に対する処理マークの重なり状態(位置の関係)としては、領域における上記の箇所に処理マークの全部分または大部分が重なっている状態などが含まれる。
なお、レイアウト解析によって抽出される領域の種類は、原稿の内容に応じて異なる。たとえば、文字列(文章)のみが複数記載された原稿では、複数の文字領域が抽出される。画像(イメージ)のみが複数記載された原稿では、複数の画像領域が抽出される。文字列と画像が混在する原稿では、文字領域と画像領域が抽出される。
このように、原稿の画像データから画像処理を指示する予め決められた手書きの処理マークを検出した場合は、画像データに対するレイアウト解析を行って文字領域や画像領域を抽出し、その抽出した複数の抽出領域と上記処理マークとの位置関係に基づいて、複数の抽出領域の中から画像処理を行う指定領域を決定する。すなわち、抽出領域を基準にして手書きの処理マークの位置を調べ、指定領域を決定する。
これにより、原稿における画像処理を行う領域を手書きのマークで指定する場合に、手書きの線で囲んだり塗り潰したりして領域の全範囲にマーキングするなどしなくても、領域の任意の箇所(一部分)に処理マーク(「印」)を記入するなどの簡単なマーキングによる指定が可能になる。また、このようなマーキング方法であれば、手書きの処理マークは、たとえば、記号や幾何図形などの単純な形状にすることができ、記入自体が簡単に行えるようになる。
[2]前記制御部は、前記複数の抽出領域の中で前記処理マークの重心位置が位置する抽出領域を前記指定領域に決定する
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
上記発明では、手書きの処理マークが複数の抽出領域に跨っているような場合でも、そのうちの上記処理マークの重心位置が位置する抽出領域を指定領域に決定することができ、指定領域の決定が容易に行えるようになる。
[3]前記制御部は、前記抽出領域を矩形領域または複数の矩形領域を組み合わせた領域として抽出する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像処理装置。
上記発明では、原稿の画像データに含まれている抽出対象の領域(文字列、絵、写真などの領域:抽出領域)が、矩形領域、または、複数の矩形領域を組み合わせた領域として抽出される。これにより、原稿に手書きの処理マークを記入して画像処理を行う領域を指定する際には、文字列、絵、写真などの領域を、矩形領域、または、複数の矩形領域を組み合わせた領域の単位で指定できるようになる。
[4]前記制御部は、文字列を囲む複数の隣接または一部が重複する前記矩形領域を組み合わせて1つの前記抽出領域として抽出する
ことを特徴とする[3]に記載の画像処理装置。
上記発明では、文字列を囲む矩形領域のうち、隣接または一部が重複する複数の矩形領域は、組み合わせられて1つの抽出領域として抽出される。これにより、複数の文字列や複雑な形状の文字列を1つの文字領域(抽出領域)として抽出できるようになる。
また、原稿に記載されているそのような複数の文字列(長文)や複雑な形状の文字列に対しては、処理マークを1つ記入するだけで、画像処理を行う1つの領域であることが指定できるようになり、マーキングがより簡単に行えるようになる。
[5]操作部を更に備え、
前記制御部は、前記複数の抽出領域と前記処理マークとの位置関係に基づいて前記指定領域を決定できない場合は、前記処理マークに対する前記指定領域の決定を前記操作部を通じて受け付ける
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
たとえば、2つの抽出領域の間(境界部分)に位置する手書きの処理マークなどは、その何れの抽出領域を指定しているのかが不明であり、このような処理マークからは指定領域の決定が困難である。
上記発明では、複数の抽出領域と手書きの処理マークとの位置関係に基づいて指定領域を決定できない場合は、操作部を通じてユーザからその処理マークに対する指定領域の決定を受け付ける(指定領域の決定操作)。これにより、ユーザの所望する指定領域を正しく決定することができる。
[6]前記画像処理部は複数種類の画像処理が実行可能で、前記処理マークは前記画像処理部が行う複数種類の画像処理に対応して複数種類が予め決められており、
前記制御部は、前記画像処理部が前記指定領域に行う画像処理の種類を前記処理マークの種類に応じて選択する
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、画像処理を行う原稿の領域(指定領域)に記入する処理マークの種類を変えるだけで、画像処理の種類が変更(選択)できるようになり、利便性が向上する。
[7]前記制御部は、前記画像データから検出した前記複数種類のうちの2種類以上の前記処理マークが1つの前記指定領域に対して画像処理を指示していると判断した場合に、前記画像処理部が前記1つの指定領域に行う画像処理の種類として、前記2種類以上の前記処理マークに対応する2種類以上の画像処理を選択する
ことを特徴とする[6]に記載の画像処理装置。
上記発明では、画像処理を行う原稿の1つの領域(指定領域)に2種類以上の処理マークを記入すると、それらの処理マークに対応する2種類以上の画像処理が上記の1つの領域に対して行われるようになり、利便性が向上する。
[8]操作部を更に備え、
前記制御部は、前記2種類以上の前記処理マークに対応する2種類以上の画像処理の中に組み合わせ不可となる画像処理が含まれている場合は、前記画像処理の種類の選択を前記操作部を通じて受け付ける
ことを特徴とする[7]に記載の画像処理装置。
上記発明では、原稿の画像データから検出した2種類以上の手書きの処理マークが1つの指定領域に対応しているがそれらの処理マークに対応する2種類以上の画像処理の中に組み合わせ不可となる画像処理が含まれている場合は、操作部を通じてユーザから画像処理の種類の選択(訂正)を受け付ける(画像処理の選択(訂正)操作)。これにより、ユーザが誤って組み合わせ不可となる画像処理を指示した場合でも、ユーザの所望する画像処理に訂正することができる。
本発明に係る画像処理装置によれば、原稿における画像処理を行う領域を簡単な手書きのマークによって指定できるようになる。たとえば、大きな領域や複雑な形状の領域などでも、その領域に対して単純な手書きのマーク(処理マーク)を記入するだけの簡単なマーキングで画像処理を行う領域に指定できるようになり、利便性が向上する。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置としての複合機10(MFP;Multi Function Peripheral/Multi Function Printer)における制御系の構成を示すブロック図である。
複合機10は、原稿を読み取ってその複製画像を記録紙に印刷して出力するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末やサーバなどへ転送したりするスキャン機能、外部端末から受信した印刷データに基づいてラスタライズして得た画像を記録紙に印刷して出力するプリンタ機能、原稿を読み取って取得した画像データに対するレイアウト解析や文字認識を行う機能などを備えている。
また複合機10は、手書きの処理マークにより指定された原稿の指定領域に画像処理を行う機能を備えている。詳細には、処理マークは、原稿における領域の指定とその領域への画像処理の実行指示とを果たす「印」として機能するものであり、予め所定のマークが決められている。複合機10は、原稿の画像データから画像処理を指示する予め決められた手書きの処理マークを検出した場合に、その画像データに対するレイアウト解析を行って抽出した複数の抽出領域と上記の処理マークが書かれた位置との位置関係に基づいて、複数の抽出領域の中から画像処理を行う指定領域を決定する機能や、その指定領域に画像処理を行った原稿の複製画像(編集画像)を記録紙に印刷して出力する機能を備えている。さらに、1つの指定領域に対して複数種類の画像処理のうちの何れか1つまたは2つ以上を組み合わせて行う機能を備えている。処理マークは、複合機10が行う複数種類の画像処理に対応して複数種類が予め決められている。
「レイアウト解析」とは、画像データ(原稿画像)に含まれている文字列、表、図、絵、写真などの原稿を構成する画像要素の領域を抽出し、抽出した文字列の領域について見出しや段組みなどを解析する処理のことであり、「文書構造解析」ともいう。このレイアウト解析により、画像データに含まれている画像要素の領域が自動的に抽出(識別)される。
本明細書中では、レイアウト解析によって抽出された文字列、表、図、絵、写真の各領域(抽出領域)を、「文字領域」、「表領域」、「図領域」、「絵領域」、「写真領域」と呼び、「絵領域」と「写真領域」を総称して「画像領域」(イメージ領域)と呼ぶ。なお、この「画像領域」に上記の「表領域」や「図領域」を含ませるようにしてもよい。
「文字認識」とは、画像データ(原稿画像)のレイアウト解析を行って抽出した文字領域、表領域、図領域に含まれている文字を一文字単位に分離して認識する処理のことである。
また、本明細書中で使用する「画像」を含む用語において、「画像領域」と、それ以外の「原稿画像」、「複製画像」、「画像データ」、「画像処理」、「画像要素」、「画像」(単独で使用する場合)などとでは、「画像」の意味合いが異なる。「画像領域」における「画像」は、レイアウト解析の説明で述べたように、絵や写真といったイメージのみを指す(表や図を含む場合もある)。他の用語における「画像」は、絵や写真といったイメージに加えて、文字なども含むものを指す。
図1に示すように、複合機10は、当該複合機10の全体の動作を統括制御する制御部としてのシステム制御部11に、ROM(Read Only Memory)12と、ハードディスク装置13(図中では「HDD」(Hard Disk Drive)と表記)と、不揮発メモリ14と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)15と、スキャナ部16と、プリンタ部17と、画像処理部18と、LCD(Liquid Crystal Display)表示部19と、入力部20と、通信I/F(Interface)21が接続されて構成されている。
ROM12は、システム制御部11が実行する各種の制御プログラムを格納する機能を果たす。ハードディスク装置13は、定型フォーマットのデータや各種の保存データなどを格納する機能を果たす。
不揮発メモリ14は、複合機10のシリアル番号や各種のソフトウェアパラメータなどを格納する機能を果たす。DRAM15は、スキャン動作で読み取った原稿の画像データを一時的に格納する画像メモリとしての機能を果たす。
スキャナ部16は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。たとえば、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動機構と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路などを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D(Analog to Digital)変換され、デジタルの画像データとして出力される。
プリンタ部17は、入力された画像データに対応する画像を電子写真プロセスにより記録紙に形成して出力する機能を果たす。たとえば、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、入力される画像データに応じて点灯制御されるLD(Laser Diode)と、LDから射出されたレーザ光を感光体ドラム上で走査させる走査ユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有する、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。プリンタ部17は、レーザ光に代えてLED(Light Emitting Diode)で感光体ドラムを照射するLEDプリンタであってもよいし、他の方式のプリンタであってもかまわない。
画像処理部18は、画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を行う機能を果たす。また、外部端末から依頼された印刷における印刷データ(ベクタ形式のイメージデータ)に対してラスタライズ処理を行う機能を果たす。さらに、原稿の画像データにおける手書きの処理マークにより指定された指定領域に対し、各種の画像処理を行う機能を果たす。
LCD表示部19と入力部20は、表示操作パネルおよび入力キーを構成している。LCD表示部19は、複合機10の設定、操作、警告、確認、エラーなどに関する各種の表示を行う機能を果たす。入力部20は、ユーザ(オペレータ)からの入力操作を受け付ける機能を果たす。
通信I/F21は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク2を介して接続された外部端末やサーバなどとの間で行う通信を制御する機能を果たす。
図2は、手書きの処理マークで指定された原稿の指定領域に画像処理を行って印刷(コピー)する際に参照される処理テーブル30を示している。この処理テーブル30は、ROM12または不揮発メモリ14などに格納されている。
処理テーブル30には、指定領域の種類と、画像処理の種類(処理内容)と、処理マークの種類とが関連付けられて登録されている。本実施の形態では、指定領域の種類は、画像領域と文字領域とが登録されている。処理マークは、予め決められた記号や幾何図形からなるマークであり、画像処理の種類に対応させて複数種類が予め登録されている。
画像領域に対しては、処理内容と処理マークの種類は以下のものが登録されている。
[処理内容] [処理マーク]
・カラー画像のモノクロ印刷 =(イコール記号)
・画像非印刷 ×(乗算記号/罰点記号)
・別ページへの拡大印刷 △(三角図形)
・マスキング処理(ハッチなど) ◇(菱形図形)
文字領域に対しては、処理内容と処理マークの種類は以下のものが登録されている。
[処理内容] [処理マーク]
・指定ワードのカラー化、アンダーライン +(加算記号)
・文字列非印刷 ×(乗算記号/罰点記号)
・別ページへの拡大印刷 △(三角図形)
・マスキング処理(ハッチなど) ◇(菱形図形)
・何もしない領域(グループから分離) ○(円図形)
また、1つの画像領域または1つの文字領域に対して上記の複数種類の画像処理を組み合わせて実行することもできる。しかし、非印刷の処理とその他の画像処理とは組み合わせて実行することができない。このような組み合わせ不可となる画像処理の組み合わせ情報(禁則情報)は、処理テーブル30と同様にROM12または不揮発メモリ14などに記憶されている。
システム制御部11はプログラムを実行することで、以下の(1)〜(6)の各機能を果たす。
(1)原稿の画像データから処理テーブル30に登録されている処理マークと同一の手書きの処理マークを検出した場合に、その画像データに対するレイアウト解析を行い、抽出した複数の抽出領域(画像領域/文字領域)と上記の手書きの処理マークとの位置関係に基づいて、複数の抽出領域の中から画像処理部18により画像処理を行う指定領域を決定する。詳細には、複数の抽出領域の中で手書きの処理マークの重心位置が位置する抽出領域を指定領域に決定する。
(2)原稿の画像データから検出した手書きの処理マークの重心位置は、その処理マークの端点、交点、頂点などのXY座標を検出し、これらのXY座標に基づいて求める。
「=」の処理マークに対しては2本の平行(ほぼ平行)な直線(ほぼ真直ぐな線)によって形成される仮想の矩形(略矩形/四角形)における2本の仮想対角線の交点が重心位置であると認識する。この場合は、平行な各線の両側の端点を検出してそれらの4つの端点のXY座標から上記の交点を算出して重心位置であると認識する。
「+」と「×」の処理マークに対しては2本の直線(ほぼ真直ぐな線)の交点が重心位置であると認識する。この場合は、交差する各線の交点を検出してその交点のXY座標が重心位置であると認識する。また、上記の「=」の処理マークと同様に、交差する各線の両側の端点を検出してそれらの4つの端点のXY座標から仮想の交点を算出して重心位置であると認識するようにしてもよい。
「△」の処理マークの場合は、三角図形の頂点とその対辺の中点を結ぶ3つの線分が交わる点が重心である。「◇」の処理マークの場合は、菱形図形の2本の対角線が交わる点が重心である。これらの多角図形からなる処理マークでは、各頂点を検出しそれらのXY座標から上記の重心を算出して重心位置であると認識する。「○」の処理マークでは、円図形の中心点が重心であり、この中心点を算出して重心位置であると認識する。
原稿に記入された処理マークは手書きされたものであるため、直線であるべきところが湾曲したり蛇行してしまったり、幾何図形の場合は歪んでしまったりすることがある。このように、手書きであるため直線や形状が多少崩れてしまうような処理マークに対し、上述した算出方法を用いることで、より正確な重心位置を求めることができる。
(3)原稿の画像データに対するレイアウト解析では、抽出領域(文字領域/画像領域)を矩形領域または複数の矩形領域を組み合わせた領域として抽出する。詳細には、原稿の画像データに含まれている文字列、絵、写真などの個々の画像要素(原稿を構成する個々の画像要素)を識別し、その画像要素毎に矩形領域をまたは複数の矩形領域を組み合わせた領域として抽出領域を抽出する。また、文字列を囲む複数の隣接または一部が重複する矩形領域を組み合わせて1つの抽出領域として抽出する。
(4)原稿の画像データに対するレイアウト解析を行って抽出した複数の抽出領域と、原稿の画像データから検出した手書きの処理マークとの位置関係に基づいて指定領域を決定できない場合は、その処理マークに対する指定領域の決定を入力部20を通じて受け付ける(指定領域の決定操作)。
(5)指定領域に実行する画像処理の種類は、処理テーブル30に登録されている指定領域の種類(画像領域/文字領域)と処理マークの種類に応じて選択する。また、原稿の画像データから検出した2種類以上の手書きの処理マークが1つの指定領域に対して画像処理を指示していると判断した場合は、その1つの指定領域に実行する画像処理の種類として、上記の2種類以上の処理マークに対応する2種類以上の画像処理を選択する。
(6)上記の2種類以上の処理マークに対応する2種類以上の画像処理の中に組み合わせ不可となる画像処理が含まれている場合は、画像処理の種類の選択を入力部20を通じて受け付ける(画像処理の選択(訂正)操作)。
次に、複合機10の動作について説明する。
複合機10において、コピー、スキャン、プリント(印刷)の各動作における画像データの入力から出力までの流れは以下のようになっている。
(画像データの入力)
コピー動作とスキャン動作の場合は、複合機10のスキャナ部16で原稿の読み取りを行うと、スキャナ部16から画像データが順次出力されシステム制御部11を介してDRAM15に入力される。この画像データはDRAM15に一時的に格納され、更にDRAM15からシステム制御部11を介してハードディスク装置13に転送され格納される。
プリント動作の場合は、複合機10の通信I/F21が外部端末からネットワーク2を通じて印刷データを受信すると、画像処理部18が印刷データを画像データに展開する。この画像データはコピー動作などと同様にDRAM15に一時的に格納され、DRAM15からハードディスク装置13に転送され格納される。
(画像データの出力)
コピー動作とプリント動作の場合は、ハードディスク装置13に格納された画像データがシステム制御部11により読み出され画像処理部18を経由してプリンタ部17へ出力される。このとき、画像処理部18は画像データに各種の画像処理を行う。プリンタ部17は画像データに従ってLDの点灯制御を行い、画像を記録紙に形成して出力(印刷出力)する。
スキャン動作による画像データの転送(ファイル転送)の場合は、ハードディスク装置13に格納された画像データがシステム制御部11により読み出され画像処理部18を経由して通信I/F21へ出力される。このとき、画像処理部18は画像データに各種の画像処理を行う。通信I/F21はネットワーク2を通じて外部端末やサーバなどに画像データを出力する。
続いて、処理マークが記入された原稿を複合機10がコピーモードで読み取り、その手書きの処理マークによる指定領域に画像処理を実行して原稿の複製画像を印刷出力する動作について説明する。
図3は、複合機10による上記の動作で原稿の指定領域に画像処理が行われる概要を示している。図3(a)に示すように、本例の原稿50には、文字列(文章)51と、4つの絵53a、53b、53c、53dが印刷されている。ユーザは、原稿50における所望の領域に所望の種類の画像処理を行いたい場合は、マーカーペンでその所望の領域に所望の種類の画像処理を指示する処理マークを記入するといった手書きによるマーキングを行う。
たとえば、絵53bを削除したい場合は、図3(b)に示すように、マーカーペンで絵53bにおける任意の箇所に「×」の処理マーク55を記入する。この「×」の処理マーク55の場合は、2本の直線の交点(重心位置)が絵53bに重なるように記入する。この条件を満足していれば、処理マーク55の記入位置や大きさなどは問わない。たとえば、絵53bの中央部などに処理マーク全体が重なるように記入してもよく、図3(b)に例示するように、絵53bの端部(角部)などに処理マーク55の一部が絵53bからはみ出すように記入してもよい。
ただし、原稿上の画像(文字列、表、図、絵、写真など)をできるだけ汚さないようにしたければ、処理マークは、種類が識別可能な大きさで可及的に小さく、かつ、対象となる領域(処理マークを記入する領域)に重なる部分を可及的に小さく、かつ、対象となる領域からはみ出した部分が隣接する領域に重ならないようにまたは重なってもその重なる部分を可及的に小さくするように記入することが好ましい。
また、マーカーペンは、原稿上の画像と識別可能でかつ画像への悪影響が小さい色彩や濃度のインクを塗料とするマーカーペンを使用することが好ましい。たとえば、蛍光インクを塗料とする蛍光マーカーペンなどを使用することが好ましい。このような蛍光インクで書かれた処理マークであれば、処理マークの重なっている部分でも下の画像部分が透けて見えるため、その画像部分が識別可能である。
複合機10でコピーモードを選択し、図3(b)に示すような処理マーク55を記入した原稿50を複合機10のスキャナ部16で読み取らせると、システム制御部11は図2で説明した処理テーブル30を参照して、スキャナ部16により取得された原稿50の画像データから処理テーブル30に登録されている処理マークと同一の手書きの処理マークを検索する。
処理テーブル30に登録されている何れかの種類の処理マークを検出した場合は、その処理マークに対応する画像処理の種類を選択する。さらに、原稿50の画像データに対するレイアウト解析を行って抽出した複数の抽出領域の中で処理マークの重心位置が位置する抽出領域を、処理マークによって指示された画像処理を行う指定領域に決定する。そして、処理マークを削除し、その指定領域に処理マークによって指示された画像処理を行った原稿の複製画像を印刷して出力する。
本例の場合は、図3(c)に示すように、原稿50の画像データから「×」の処理マーク55が検出され、この処理マーク55に対応する非印刷(削除)の画像処理が選択される(図2参照)。また、原稿50の画像データに対するレイアウト解析により、文字列51が文字領域52として抽出され、絵53a、53b、53c、53dがそれぞれ画像領域54a、54b、54c、54dとして抽出される。これらの抽出領域の中で、処理マーク55の重心位置G(「×」の交点)が重なっている絵53bの画像領域54bが処理マーク55によって指示された非印刷の画像処理を行う指定領域に決定される。そして、図3(d)に示すように、原稿50から処理マーク55と絵53bを削除した複製画像が印刷された印刷物60が出力される。
また、非印刷(削除)以外の画像処理では、指定領域に決定された文字領域や画像領域に記入されている処理マークだけが周知の画像削除処理によって削除され、この処理マークが削除された指定領域に処理マークによって指示された種類の画像処理が実行される。
図4は、原稿50に複数の処理マークを記入した場合の一例を示している。
本例では、上述した図3(a)と同じ原稿50において、処理マーク55の他に、絵53cに「△」の処理マーク56が記入されており、文字列51に「×」の処理マーク57が記入されている。「△」の処理マーク56は、絵53cから一部がはみ出して、隣接する絵53bや文字列51に掛かっているが、重心位置Gは絵53cに重なっている。「×」の処理マーク57は、文字列51から一部がはみ出しているが、重心位置Gは文字列51に重なっている。
この場合は、複合機10は読み取った原稿50の画像データから上記の3つの処理マーク55、56、57を検出し、「×」の処理マーク55および処理マーク57に対応する非印刷(削除)と、「△」の処理マーク56に対応する別ページへの拡大印刷との画像処理を選択する(図2参照)。
また、原稿50の画像データに対するレイアウト解析により文字列51および画像領域54a、54b、54c、54dを抽出し、これらの抽出領域の中で、図3(c)で説明したように、処理マーク55の重心位置G(「×」の交点)が重なっている絵53bの画像領域54bを、処理マーク55によって指示された非印刷の画像処理を行う指定領域に決定する。さらに、処理マーク56の重心位置G(「△」の中心点)が重なっている絵53cの画像領域54bを、処理マーク56によって指示された別ページへの拡大印刷の画像処理を行う指定領域に決定し、処理マーク57の重心位置G(「×」の交点)が重なっている文字列51の文字領域52を、処理マーク57によって指示された非印刷の画像処理を行う指定領域に決定する。
そして複合機10は、原稿50から処理マーク55、56、57と絵53bと文字列51を削除した複製画像を印刷した印刷物と、原稿50の絵53cを拡大して印刷した印刷物との計2ページを出力する。
図5は、原稿50に記入された処理マークが複数の領域に跨っている場合に複合機10に表示される確認画面70の一例を示している。
図示のように、原稿50の画像データから検出された「×」の処理マーク58が絵53bと絵53cに跨っていて処理マーク58の重心位置が絵53bと絵53cの間の空白に位置するような場合には、複合機10は、処理マーク58の重心位置に基づいて指定領域を決定することができない。ただし、処理マーク58の重心位置を挟んで配置されている絵53bの画像領域54bまたは絵53cの画像領域54cが指定領域であることは推測できる。
また、たとえば、処理マーク58が絵53bの右側端部に掛かるように記入されているが処理マーク58の重心位置は絵53bから外れているような場合には、絵53bの画像領域54bが指定領域であると推測できる。
このように、複数の抽出領域の中から指定領域は決定できないが指定領域の候補となる抽出領域を推測できる場合は、複合機10はLCD表示部19に確認画面70として候補となる抽出領域を表示し、入力部20を通して指定領域の決定操作をユーザから受け付ける。
たとえば、確認画面70には対象となる原稿50の画像(読み取った原稿画像)を表示すると共に、指定領域の候補となる抽出領域には識別子を付加する。ここでは、識別子として番号を用いており、絵53bの画像領域54bには1番目の候補領域であることを示す「1」を付加し、絵53cの画像領域54cには2番目の候補領域であることを示す「2」を付加して表示している。識別子は、このような番号の他に、ローマ字(「A」、「B」・・・)やアイコン(「候補領域1」、「候補領域2」・・・)などを用いてもよい。また、候補領域が目立つように枠で囲ったり、ハイライトで表示したりするなどしてもよい。
読み取った原稿が複数ページである場合は、確認画面70には更に、表示するページを前ページに切り替える操作を受け付ける前ページボタン71(図中では「前頁」と表記)と、確認画面70に表示するページを次ページに切り替える操作を受け付ける次ページボタン72(図中では「次頁」と表記)とが表示される。
確認画面70における所定の領域(本例の場合は下部領域)には、指定領域が不明確であるためにその選択・決定操作を要求する旨をユーザに報知するメッセージ73と、複数の候補領域の中から指定領域を選択する操作を受け付ける選択ボタンと、画像処理を行わずにキャンセルする操作を受け付けるキャンセルボタン76(図中では「処理しない」と表記)とが表示される。選択ボタンは、複数の候補領域に対応した複数の選択ボタンが表示される。本例の場合は、1番目の候補領域である絵53bの画像領域54bに対応する選択ボタン74(図中では「領域1」と表記)と、2番目の候補領域である絵53cの画像領域54cに対応する選択ボタン75(図中では「領域2」と表記)とが表示される。
ユーザは、上記の確認画面70を通して、原稿50における複数(または1つ)の候補領域の中からの指定領域の選択・決定や、画像処理のキャンセルを行うことができる。本例の場合は、原稿50の複製画像から削除する領域を、選択ボタン74の押下によって絵53b(画像領域54b)に選択・決定し、選択ボタン75の押下によって絵53c(画像領域54c)に選択・決定することができる。また、キャンセルボタン76の押下によって原稿50の複製画像に対する画像処理をキャンセルすることができる。
図6〜図8は、原稿の画像データに対するレイアウト解析で、複雑な形状の文字領域を抽出する場合の抽出方法(抽出動作)を示している。
図6に示すように、本例の原稿80は3つの写真83a、83b、83cが点在しており、残りの領域に文字列が配置されている。詳細には、原稿80の右上に写真83aが配置され、原稿80の左中央に写真83bが配置され、原稿80の右下に写真83cが配置されており、これらの写真83a、83b、83cを囲むように文字列が配置されている。右上の写真83aと右下の写真83cは、右側を除いた上側と左側と下側とが文字列に囲まれており、左中央に写真83bは、左側を除いた上側と右側と下側とが文字列に囲まれている。
複合機10は、この原稿80をスキャナ部16で読み取って取得した画像データに対するレイアウト解析で、画像データに含まれている個々の画像要素(写真83a、83b、83cおよび文字列)を識別し、それらを矩形領域に分割する。
写真83a、83b、83cの各矩形領域については個別の画像領域(写真領域)として抽出する。詳細には、写真83aを囲む矩形領域を1つの画像領域84aとして抽出し、写真83bを囲む矩形領域を1つの画像領域84bとして抽出し、写真83cを囲む矩形領域を1つの画像領域84cとして抽出する。
また、本例の原稿80に対しては文字列全体を6つの矩形領域(文字列ブロック)に分割する。すなわち、写真83aの上側に位置する文字列81aを囲む矩形領域82aと、写真83aの左側に位置する文字列81bを囲む矩形領域82bと、写真83aの下側でかつ写真83bの上側に位置する文字列81cを囲む矩形領域82cと、写真83bの右側に位置する文字列81dを囲む矩形領域82dと、写真83bの下側でかつ写真83cの左側に位置する文字列81eを囲む矩形領域82eと、写真83cの下側に位置する文字列81fを囲む矩形領域82fとに分割する。
この6分割した文字列の矩形領域のうち、隣接または一部が重複する複数の矩形領域については、それらを組み合わせて1つの文字領域として抽出する(グルーピング処理)。また、他の文字列の矩形領域と隣接していない、または、一部が重複していない矩形領域はそのまま1つの文字領域として抽出する。
上記の文字列に対する矩形領域の分割においては、分割する矩形領域の上部と下部に所定のマージンを設けて矩形領域とする。図7に、そのマージンの設定方法の一例を示す。
たとえば、矩形領域内の文字列における行間の長さ(S1)を検出し、矩形領域の上部と下部にその行間隔の1/2以上の長さをマージン(S2)として設ける(S2≧1/2×S1)。図7では、3つの矩形領域90a、90b、90cの上部と下部に、同じマージンを設けた場合を示している。詳細には、各矩形領域の上部には、矩形領域内の最上行の文字の上端から上方へS1の1/2以上となるマージンS2を設けている。各矩形領域の下部には、矩形領域内の最下行の文字の下端から下方へS1の1/2以上となるマージンS2を設けている(上部マージン=下部マージン)。
なお、このマージンには適宜な範囲(下限値および上限値)を設けることが望ましい。上記のように文字列の行間隔に基づいてマージンを設定する場合は、たとえば、マージンS2は文字列の行間の長さS1の1/2以上で3/4以下の範囲にするなどしてもよい(S2=1/2×S1〜3/4×S1)。また、矩形領域内の文字列が1行である場合は、文字の高さに基づいてマージンを設定する。たとえば、文字の高さ(H)の1/2以上で3/4以下の範囲にマージンを設定するなどしてもよい。
上部と下部にこのようなマージンを設けて分割した3つの矩形領域90a、90b、90cに対してグルーピング処理を行い、上部と下部が隣接または一部が重複する複数の矩形領域はそれらを組み合わせて1つの文字領域として抽出する。本例の場合は、矩形領域90aの下部と矩形領域90bの上部とが一部重なっており(重複領域R)、矩形領域90bの下部と矩形領域90cの上部は離間している。したがって、矩形領域90aと矩形領域90bを1つの文字領域91として抽出する。
また、上記例では離間している矩形領域90aの下部(下縁)と矩形領域90bの上部(上縁)が隣接していた場合には、3つの矩形領域90a、90b、90cを1つの文字領域として抽出する。
図6に例示した原稿80では、文字列81a(1行のみ)から文字列81cの最下行までの行間隔が一定になっており、文字列81dの最上行から文字列81f(1行のみ)までの行間隔が一定になっている。また、文字列81cの最下行と文字列81dの最上行との行間隔は、上記の一定の行間隔のたとえば2倍以上(約4倍など)となっている。
図8は、図6で説明した原稿80における6つの文字列の矩形領域を図7で説明したグルーピング処理を行って文字領域として抽出した状態を示している。
グルーピング処理を上述した方法で行うと、図8に示すように、文字列81aの矩形領域82aと、文字列81bの矩形領域82bと、文字列81cの矩形領域82cとが1つの文字領域85として抽出される。また、文字列81dの文字領域82dと、文字列81eの文字領域82eと、文字列81fの文字領域82fとが1つの文字領域86として抽出される。
これにより、原稿80の文字列では、処理マークを記入して画像処理を行う領域を指定する際に、上側の文字領域85と下側の文字領域86に対して一方または両方の指定が可能となる。
また、文字領域では図2で説明したように「○」の処理マークを記入することで、何もしない領域(グループから分離)が指定可能である。たとえば、上述した原稿80であれば、図6に示した文字列81dに「○」の処理マークを記入し、文字列81eまたは文字列81fに他の特定の処理マークを記入するなどすれば、文字列81dを分離した、文字列81eと文字列81fを含む1つの文字領域に対して特定の処理マークに対応する画像処理が行われるようになる。
図9は、複合機10におけるコピー動作の流れを示している。
複合機10のシステム制御部11は、入力部20を通したコピーモードの選択操作を受け付けると本処理を開始する(Start)。原稿がセットされてスタート操作を受け付けると、その原稿をスキャナ部16で読み取って画像データを取得し(ステップS101)、その画像データから手書きのマークを検索する(ステップS102)。
手書きのマークを検出しなかった場合は(ステップS103;No)、システム制御部11はプリンタ部17に原稿の画像データに対応する画像(原稿の複製画像)の印刷出力を実行させて(ステップS113)、本処理を終了する(End)。
手書きのマークを検出した場合は(ステップS103;Yes)、システム制御部11は処理テーブル30を参照して、検出した手書きのマークが処理マークであるか否かを判定する(ステップS104)。
検出した手書きのマークが処理テーブル30に登録されていない種類(形状)のマーク、たとえばラインやドットなどのマークであり、処理マークではないと判定した場合は(ステップS104;No)、システム制御部11はプリンタ部17に原稿の画像データに対応する画像(原稿の複製画像)の印刷出力を実行させて(ステップS113)、本処理を終了する(End)。
検出した手書きのマークが処理マークであると判定した場合は(ステップS104;Yes)、システム制御部11は処理テーブル30を参照して、その処理マークに対応する画像処理の種類を選択する(ステップS105(「処理内容を識別」))。また、原稿の画像データから複数の手書きのマークを検出し、それらの中に複数種類の処理マークが存在する場合は、その複数種類の処理マークに対応する複数種類の画像処理を選択する。
ここで処理内容を確定できなかった場合は(ステップS106;No)、システム制御部11はLCD表示部19に画像処理の選択画面を表示し、入力部20を通して選択された画像処理に確定する(ステップS107)。
原稿の画像データから検出した手書きの処理マークから処理内容を確定する(ステップS106;Yes)、または、上記の選択操作を受けて処理内容を確定すると(ステップS106;No⇒ステップS107)、システム制御部11は原稿の画像データに対するレイアウト解析で文字領域や画像領域を抽出する(ステップS108)。また、文字領域の抽出では図6〜図8で説明したグルーピング処理を行う。
続いて、システム制御部11は検出した手書きの処理マークの重心位置を算出し(ステップS109)、その処理マークの重心位置が重なっている文字領域や画像領域を指定領域に決定する。
図5で説明したように、処理マークの重心位置が文字領域や画像領域に重なっていないために指定領域を決定できない場合は(ステップS110;No)、システム制御部11はLCD表示部19に確認画面(指定領域の候補となる抽出領域)を表示し、入力部20を通して選択された領域を指定領域に確定する(ステップS111)。
原稿の画像データから検出した手書きの処理マークの重心位置から指定領域を決定する(ステップS110;Yes)、または、上記の選択操作を受けて指定領域を決定すると(ステップS110;No⇒ステップS111)、システム制御部11は画像処理部18にその処理マークによって指示された(処理マークの種類に応じて確定した)画像処理を指定領域に対して実行させ(ステップS112)、プリンタ部17にその画像処理を施した画像データに基づいた画像(画像処理を行った原稿の複製画像)の印刷出力を実行させて(ステップS113)、本処理を終了する(End)。
また、原稿の画像データから検出した2種類以上の手書きの処理マークのそれぞれの重心位置が1つの指定領域に位置している場合は、システム制御部11はその1つの指定領域に対して上記の2種類以上の処理マークが画像処理を指示していると判断する。そして、メモリに記憶されている禁則情報を確認し、上記の2種類以上の処理マークに対応する2種類以上の画像処理が組み合わせ不可でなければ、画像処理部18にそれらの画像処理を上記の1つの指定領域に対して実行させる。
組み合わせが不可となる画像処理が含まれている場合は、システム制御部11は処理内容の指示が不適切であると判断し、LCD表示部19にその指定領域と組み合わせ不可である画像処理の種類などをエラー画面などとして表示し、入力部20を通して画像処理の訂正操作やキャンセル操作などを受け付ける。
また、画像領域に対してのみ有効な「=」の処理マークの重心位置が文字領域に重なっている、あるいは、文字領域に対してのみ有効な「+」や「○」の処理マークの重心位置が画像領域に重なっているような場合は(図2参照)、システム制御部11は処理内容の指示が不適切であると判断する。そして、LCD表示部19にその指定領域と、不適切であると判断した処理内容(エラーとなった画像処理の種類など)と、該当する指定領域に対して選択可能な画像処理の種類などをエラー画面などとして表示し、入力部20を通して画像処理の訂正操作やキャンセル操作などを受け付ける。
上記の2つのケースにおける表示と操作の受け付けは、たとえば、ステップS108およびS109からステップS110へ移行する前に、ステップS104(画像処理の選択画面表示および選択操作の受け付け)と同様の工程を実行するなどして行う。
このように、本実施の形態に係る複合機10では、原稿の画像データから画像処理を指示する予め決められた手書きの処理マークを検出した場合は、画像データに対するレイアウト解析を行って文字領域や画像領域を抽出し、その抽出した複数の抽出領域と処理マークとの位置関係に基づいて、複数の抽出領域の中から画像処理を行う指定領域を決定する。すなわち、抽出領域を基準にして手書きの処理マークの位置を調べ、指定領域を決定する。
これにより、原稿における画像処理を行う領域を手書きのマークで指定する場合に、従来のように手書きの線で囲んだり塗り潰したりして領域の全範囲にマーキングするなどしなくても、領域の任意の箇所(一部分)に処理マークを記入するだけの簡単なマーキングによる指定が可能になる。また、このようなマーキング方法であれば、処理マークは図2で説明したような記号や幾何図形などの単純な形状にすることができ、記入自体が簡単に行えるようになる。したがって、原稿に記載されている大きな領域や複雑な形状の領域などでも、その領域に対して単純な処理マークを記入するだけの簡単なマーキングで画像処理を行う領域として指定できるようになり、利便性が向上する。
また、本実施の形態では複数の抽出領域(文字領域/画像領域)の中で処理マークの重心位置が位置する抽出領域を指定領域に決定するようにしている。これにより、処理マークが複数の抽出領域に跨っているような場合でも、そのうちの処理マークの重心位置が位置する抽出領域を指定領域に決定することができ、指定領域の決定(特定)が容易に行えるようになる。
また、原稿の画像データに対するレイアウト解析では、原稿の画像データに含まれている抽出対象の領域、本実施の形態では文字列、絵、写真などの領域が、矩形領域、または、複数の矩形領域を組み合わせた領域として抽出される。これにより、原稿に手書きの処理マークを記入して画像処理を行う領域を指定する際には、文字列、絵、写真などの領域を、矩形領域、または、複数の矩形領域を組み合わせた領域の単位で指定できるようになる。
特に、文字列を囲む矩形領域では、隣接または一部が重複する複数の矩形領域は組み合わせられて1つの抽出領域として抽出される。これにより、複数の文字列や複雑な形状の文字列を1つの文字領域として抽出できるようになる。また、原稿に記載されているそのような複数の文字列(長文)や複雑な形状の文字列に対しては、処理マークを1つ記入するだけで、画像処理を行う1つの領域であることが指定できるようになり、マーキングがより簡単に行えるようになる。
また、抽出領域と手書きの処理マークとの位置関係に基づいて指定領域を決定できない場合は、入力部20を通じてユーザからその処理マークに対する指定領域の決定を受け付けるようにしている。これにより、ユーザの所望する指定領域を正しく決定することができる。
また処理マークは、複数種類の画像処理に対応させて複数種類のマークを予め登録している。これにより、画像処理を行う原稿の領域(指定領域)に記入する処理マークの種類を変えるだけで、画像処理の種類が変更(選択)できるようになり、利便性が向上する。
また、画像処理を行う原稿の1つの領域(指定領域)に2種類以上の処理マークを記入すると、それらの処理マークに対応する2種類以上の画像処理が上記の1つの領域に対して行われるようになり、利便性が向上する。
また、原稿の画像データから検出した2種類以上の手書きの処理マークが1つの指定領域に対応しているがそれらの処理マークに対応する2種類以上の画像処理の中に組み合わせ不可となる画像処理が含まれている場合は、入力部20を通じてユーザから画像処理の種類の選択(訂正)を受け付けるようにしている。これにより、ユーザが誤って組み合わせ不可となる画像処理を指示した場合でも、ユーザの所望する画像処理に訂正することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、上述した実施の形態では、原稿への処理マークの記入で画像処理を行うように指定する領域は、文字列(文字領域)、絵や写真(画像領域)としているが、これらの他に表(表領域)や図(図領域)などとしてもよい。
また、原稿の画像データに対するレイアウト解析を行って抽出した複数の抽出領域の中から処理マークの重心位置が重なっている抽出領域を指定領域に決定するようにしているが、重心位置以外の位置に基づいて指定領域を決定するようにしてもよい。たとえば、1つの処理マークが1つの抽出領域のみに重なっている(掛かっている)場合には、処理マークの重心位置が重なっているか否かにかかわらずその抽出領域を指定領域に決定するなどしてもよい。
またレイアウト解析では、原稿の画像データに含まれている個々の画像要素を識別して矩形領域に分割するようにしているが、円形状の図や絵といった非矩形の画像要素の領域分割も可能とするために、非矩形領域に分割する汎用の処理(手段)を併用し、識別した画像要素の形状に応じて分割方法を切り替えるようにしてもよい。この場合は、各種形状の画像要素をその形状に応じた領域(矩形領域/非矩形領域)に分割して自動抽出できるようになり、処理マークによる画像処理の指示は非矩形の画像要素に対しても行えるようになる。
また、レイアウト解析および処理マークに基づいて自動的に決定した指定領域と処理内容(原稿上の何れの領域に何れの種類の画像処理を実行するか)をLCD表示部19に表示し、入力部20を通じてユーザからその承認を受け付けた場合に画像処理を実行するようにしてもよい。さらに、ユーザが原稿に記入した処理マークによって処理対象になると認識している領域(ユーザが意図していた領域)と、レイアウト解析により自動抽出された領域とが一致しない場合もあるため、レイアウト解析により自動抽出された抽出領域や、自動決定された指定領域のサイズ、形状、位置などの修正操作をユーザから受け付けられるように構成してもよい。
また、処理マークで指定された領域(指定領域)に画像処理を行う動作は、実施の形態で説明したコピー動作に限らない。読み取った原稿の画像データをファイルにして複合機10内のハードディスク装置13に保存したり、通信I/F21からネットワーク2を通じて外部端末やサーバなどへ転送したりするスキャン動作にて行うようにしてもよい。
また、本発明は実施の形態で説明した複合機に限らず、複写機やスキャナ機などの他の画像処理装置にも適用可能である。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置としての複合機における制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る複合機内に格納されている処理テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る複合機が手書きのマーキング(処理マーク)で指定された原稿の指定領域に画像処理を行う動作の流れを示す説明図である。 原稿に複数の処理マークを記入した場合の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る複合機に表示される確認画面の一例を示す図である。 複雑な形状の文字列が記載された原稿の一例を示す図である。 グルーピング処理によって複数の矩形領域を1つの文字領域として抽出するために、矩形領域に設けるマージンの設定方法の一例を示す説明図である。 図6の原稿における各矩形領域をグルーピング処理を行って文字領域として抽出した状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係る複合機におけるコピー動作の流れを示す流れ図である。
符号の説明
2…ネットワーク
10…複合機
11…システム制御部
12…ROM
13…ハードディスク装置
14…不揮発メモリ
15…DRAM
16…スキャナ部
17…プリンタ部
18…画像処理部
19…LCD表示部
20…入力部
21…通信I/F
30…処理テーブル
50…原稿
51…文字列
52…文字領域
53a、53b、53c、53d…絵
54a、54b、54c、54d…画像領域
55、56、57、58…処理マーク
60…印刷物
70…確認画面
71…前ページボタン
72…次ページボタン
73…メッセージ
74、75…選択ボタン
76…キャンセルボタン
80…原稿
81a、81b、81c、81d、81e、81f…文字列
82a、82b、82c、82d、82e、82f…矩形領域
83a、83b、83c…写真
85、86…文字領域
90a、90b、90c…矩形領域
91…文字領域
G…重心位置
H…文字の高さ
S1…文字列の行間の長さ(行間隔)
S2…マージン

Claims (8)

  1. 画像データに画像処理を行う画像処理部と、
    原稿を読み取って画像データを取得する読取部と、
    前記読取部により取得された前記原稿の画像データから画像処理を指示する予め決められた手書きの処理マークを検出した場合に、前記画像データに対するレイアウト解析を行って抽出した複数の抽出領域と前記処理マークとの位置関係に基づいて、前記複数の抽出領域の中から前記画像処理部により画像処理を行う指定領域を決定する制御部と、
    を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御部は、前記複数の抽出領域の中で前記処理マークの重心位置が位置する抽出領域を前記指定領域に決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、前記抽出領域を矩形領域または複数の矩形領域を組み合わせた領域として抽出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、文字列を囲む複数の隣接または一部が重複する前記矩形領域を組み合わせて1つの前記抽出領域として抽出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 操作部を更に備え、
    前記制御部は、前記複数の抽出領域と前記処理マークとの位置関係に基づいて前記指定領域を決定できない場合は、前記処理マークに対する前記指定領域の決定を前記操作部を通じて受け付ける
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理部は複数種類の画像処理が実行可能で、前記処理マークは前記画像処理部が行う複数種類の画像処理に対応して複数種類が予め決められており、
    前記制御部は、前記画像処理部が前記指定領域に行う画像処理の種類を前記処理マークの種類に応じて選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 前記制御部は、前記画像データから検出した前記複数種類のうちの2種類以上の前記処理マークが1つの前記指定領域に対して画像処理を指示していると判断した場合に、前記画像処理部が前記1つの指定領域に行う画像処理の種類として、前記2種類以上の前記処理マークに対応する2種類以上の画像処理を選択する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 操作部を更に備え、
    前記制御部は、前記2種類以上の前記処理マークに対応する2種類以上の画像処理の中に組み合わせ不可となる画像処理が含まれている場合は、前記画像処理の種類の選択を前記操作部を通じて受け付ける
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
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