JP2010134435A - バックライト装置および表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像品位の低下の少ない輝度制御が可能なバックライト装置を提供すること。
【解決手段】液晶パネル(10)に対して照明光を照射する照明部(20)と、照明部(20)の発光輝度値を決定し、発光輝度値に基づいて照明部(20)の発光状態を更新する輝度決定部(30)と、その更新タイミングを制御する更新制御部(40)とを備え、照明部(20)は、複数の画像表示領域のそれぞれを照射する複数の発光領域を有し、輝度決定部(30)は、第1の画像表示領域の入力画像信号に基づく第1情報と、第2の画像表示領域の入力画像信号に基づく第2情報とに重み付けして得られる値から、第1の画像表示領域に対する発光輝度値を決定し、更新制御部(40)は、輝度決定部(30)に対して、入力画像信号が液晶パネル(10)の全画像表示領域を1回走査する間に、複数の発光領域の各々の発光状態を複数回ずつ更新させる。
【選択図】図9
【解決手段】液晶パネル(10)に対して照明光を照射する照明部(20)と、照明部(20)の発光輝度値を決定し、発光輝度値に基づいて照明部(20)の発光状態を更新する輝度決定部(30)と、その更新タイミングを制御する更新制御部(40)とを備え、照明部(20)は、複数の画像表示領域のそれぞれを照射する複数の発光領域を有し、輝度決定部(30)は、第1の画像表示領域の入力画像信号に基づく第1情報と、第2の画像表示領域の入力画像信号に基づく第2情報とに重み付けして得られる値から、第1の画像表示領域に対する発光輝度値を決定し、更新制御部(40)は、輝度決定部(30)に対して、入力画像信号が液晶パネル(10)の全画像表示領域を1回走査する間に、複数の発光領域の各々の発光状態を複数回ずつ更新させる。
【選択図】図9
Description
本発明は、バックライト装置および当該バックライト装置を用いた表示装置に関する。
特に、複数の分割領域の点灯を制御するバックライト装置および表示装置に関する。
特に、複数の分割領域の点灯を制御するバックライト装置および表示装置に関する。
液晶表示装置に代表される非自発光型の表示装置は、背面にバックライト装置(単に、バックライトとも言う)を備えている。これらの表示装置は、光変調部を介して画像を表示する。光変調部は、画像信号に応じて、バックライトから照射される光の反射量や透過量を調整する。これらの表示装置においては、表示輝度のダイナミックレンジの拡大などを目的に、バックライトの照明部を複数の分割領域に分け、領域毎に輝度を制御する構成が用いられている(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
上述したような構成においては、コストの観点などから、バックライトの分割数(バックライトの解像度)を光変調部の解像度と同じにすることは困難である。したがって、通常、バックライトの解像度は、光変調部の解像度に比べて低い。このため、両者の解像度の違いによる弊害が発生する。黒で表示されるべき部分が明るくなり目立って見える現象(以下、「黒浮き」という)は、その弊害の1つである。以下、これについて図1、図2を用いて説明する。
図1は、静止画における「黒浮き」の様子を説明する説明図である。図1(A)は、入力画像900(または光変調部の変調状態と考えても良い)を示している。入力画像900において、黒背景の上に、輝度のピークが高いサークル状の物体が存在している。なお、入力画像900上の破線は、理解を容易にするために、バックライトの分割領域の位置を示すものであり、入力画像には含まれない。この入力画像に応じて、例えば液晶パネルなどの光変調部が制御される。具体的には、輝度の高い部分では光をより透過するように、液晶パネルの開口率が制御される。
図1(B)は、バックライト910の発光状態を示している。ここで、バックライト910は、9つの分割領域を有している。上述のサークル状の物体は、ここでは、バックライト910の中心に位置する領域(以下単に「中心の領域」という)に完全に含まれているものとする。中心の領域は、このように入力画像900の輝度のピークが高いサークル状の物体を含む領域なので、領域の画像に応じた輝度で発光する。そして、周辺の領域は、領域の画像全体が黒なので、消灯する。
図1(C)は、表示装置に表示される表示画像920を示している。このように、中心の領域では、黒の部分であっても実際には光が僅かに透過する。そのため、中心の領域と、その領域に隣接する領域とでは、背景の黒色に輝度差が生じる。結果として、隣接する領域に比べて中心の領域において、「黒浮き」が強く発生する。
図1では、静止画の場合について説明したが、動画の場合について図2を用いて説明する。
図2は、動画における「黒浮き」の様子を説明する説明図である。図2(A)は、図1(A)と同じ入力画像900において、サークル状の物体が左から右へ移動する様子を示している。
図2(B)は、バックライト910の発光状態の遷移の様子を示している。サークル状の物体が右へ移動して行き、2つの発光領域をまたがったとき、両方の発光領域が発光する。そのため、サークル状の物体が1つの発光領域のみに含まれているときに比べて、発光領域の面積が大きくなる。そして、サークル状の物体が更に右へ移動していくと、再び1つの領域にサークルが含まれるようになり、発光する発光領域は1つとなる。
図2(C)は、表示装置に表示される表示画像920の遷移の様子を示している。このように、周囲との輝度差のある物体が移動するとき、物体が発光領域をまたぐタイミングで、前述した「黒浮き」の部分の面積が変化する。このような面積変化があると、「黒浮き」が視認されやすくなる。
このような「黒浮き」を低減する方法として、バックライトの輝度制御において、「画像信号に基づいて点灯された分割領域に隣接する非点灯領域の一定幅の隣接領域に対して該点灯された分割領域の輝度よりも小さい輝度にてバックライトを点灯させる隣接領域点灯手段を有している」構成が開示されている(例えば特許文献3参照)。
一方、バックライトの照明部の輝度を複数の領域毎に制御する構成においては、画像の走査と、照明部の輝度が更新されるタイミング(以下「輝度更新タイミング」という)とのミスマッチ(不整合)という課題も存在する。すなわち、発光領域単位で輝度を制御する上では、各発光領域の輝度更新タイミングと液晶パネルの画素の書き換えタイミングとを合わせる必要がある。これらのタイミングがずれると、画像の変化時に画像とバックライト輝度のミスマッチが生じ、画像劣化を生じさせる。これについて図3を用いて説明する。
図3は、画像とバックライト輝度のミスマッチを説明するための説明図である。ここで、時刻t0は、Nフレーム目の全データを走査した直後の時刻である。時刻t1は、N+1フレーム目の1/3フレームを走査した直後の時刻である。時刻t2は、N+1フレーム目の2/3フレームを走査した直後の時刻である。時刻t3は、N+1フレーム目の全データを走査した直後の時刻である。
図3(A)は、入力画像800の遷移の様子を示している。入力画像800において、黒背景の上に、輝度のピークが高い矩形形状の物体が3つ、上下方向に並んで存在している。なお、入力画像800上の破線は、理解を容易にするために、バックライトの分割領域の位置を示すものであり、入力画像には含まれない。この入力画像に応じて、例えば液晶パネルなどの光変調部が制御される。
図3(A)において、入力画像は、時刻t0〜t3において段階的に次のフレーム画像へと移行している。すなわち、最も左側に示す時刻t0におけるNフレーム目の全データ走査後の画像から、最も右側に示す時刻t3におけるN+1フレーム目の全データ走査後の画像に向けて移行している。例えば、N+1フレームのうち1/3フレーム走査後においては、入力画像の上側1/3がN+1フレーム目の画像に移行しており、残りはNフレーム目の画像のままである。同様に、2/3フレーム走査後においては、入力画像の上側2/3がN+1フレーム目の画像に移行しており、残りはNフレーム目の画像のままである。
図3(B)は、バックライト810の発光状態の遷移の様子を示している。ここで、バックライト810は、9つの分割領域を有している。バックライト810の左側1/3に位置する領域は、入力画像800の輝度のピークが高い矩形形状の物体を含む領域なので、領域の画像に応じた輝度で発光する。そして、その他の領域は、領域の画像全体が黒なので、消灯する。バックライトの輝度更新タイミングは、1フレームの全データの走査完了タイミングと一致している。よって、時刻t2までは、バックライト810は同じ状態で発光し、時刻t3で輝度が更新される。
図3(C)は、表示装置に表示される表示画像820の遷移の様子を示している。つまり、液晶パネルの開口率とバックライト輝度とを掛け合わせて、実際に見える表示画像を示している。このとき、例えば時刻t1や時刻t2においては、画像の走査タイミングとバックライトの輝度更新タイミングとのミスマッチが生じている。このようなミスマッチが生じると、図3の例においては、白の矩形形状の物体の輝度が低く見えたり、またバックライトの動きと合っていないことによる尾引きが見えたりする。
このようなミスマッチによる課題を低減する方法として、バックライトの輝度更新タイミングを液晶の走査に合わせて行なう方法がある(例えば特許文献4参照)。図4および図5を用いて、従来の、液晶の画像書き換えタイミングとバックライトの輝度更新タイミングとの関係について説明する。
図4は、9分割された画像表示領域を表している。図5は、図4のそれぞれの領域の画素書き換えタイミングとバックライトの輝度更新タイミングとの関係を示す図である。図5(A)は、入力画像信号を示す。図5(B)は、画素の書き換えタイミングを示す。図5(C)は、バックライト輝度の更新タイミングを示す。図5に示すように、本方法では、1フレームのうち所定の走査期間を走査した後、走査が終了した部分を対象に、部分的にバックライトの輝度の更新を行う。
ところで、特許文献3に開示されている液晶表示装置においては、例えば図1(B)の周辺領域(中心の領域以外の領域)の輝度を補正するか補正しないかは、中心の領域との輝度差の閾値でもって判別する。そのため、中心の領域と周辺領域との輝度差が閾値をまたぐときに、周辺領域において輝度の時間的な不連続点が発生する可能性がある。輝度の不連続は、観察者に認識される場合がある。
本発明者は、上記課題に鑑みて、周辺の画像表示領域を考慮して各画像表示領域の発光状態を制御するバックライト装置を提案している。このバックライト装置は、一つの画像表示領域の周辺の画像表示領域の画像を考慮して当該画像表示領域の発光輝度値を決定し、決定した発光輝度値に基づいて当該画像表示領域の発光状態を制御するものである。
図6は、本発明者提案のバックライト装置による発光輝度値の決定方法の概要を示す説明図である。図6(A)は、9分割された画像表示領域を示している。ここで、たとえばエリアEに対する発光領域の発光輝度値を決定する場合、本発明者提案のバックライト装置は、その周辺にあるエリアA、B、C、D、F、G、H、Iの情報を重み付けして考慮する。図6(B)は、その重み付けの一例である。このように、着目エリアに対する発光輝度値を決定するときに当該エリアの寄与度を下げて、周辺エリアの寄与度を上げることにより、隣接エリア間での急峻なバックライトの輝度差や時間的な輝度値の不連続が緩和され、「黒浮き」が目立たなくなる。
しかしながら、このようなバックライト装置に対し、例えば特許文献4に示すような手法でバックライトの輝度更新を行った場合には、画像とバックライト輝度のミスマッチが十分に改善されないという新たな課題が生じる。これを図7、図8を参照して説明する。以下、各図において、時刻t0〜時刻t4を適宜用いるものとする。時刻t0は、Nフレーム目の全データを走査した直後の時刻である。時刻t1は、N+1フレーム目の1/4フレームを走査した直後の時刻である。時刻t2は、N+1フレーム目の2/4フレームを走査した直後の時刻である。時刻t3は、N+1フレーム目の3/4フレームを走査した直後の時刻である。時刻t4は、N+1フレーム目の全データを走査した直後の時刻である。
図7は、各部の状態の遷移の様子を示す図である。図7(A)は、Nフレーム目およびN+1フレーム目の全データ走査後入力画像を示す図である。図7(B)は、バックライトの発光状態の遷移の様子を示している。図7(C)は、表示画像の遷移の様子を示している。バックライトは4行×6列の分割領域を有するものとする。
図8は、図7において、Nフレーム目から、N+1フレーム目に書き換わるときの、入力状態の遷移の一例を示す図である。なお、図8(A)において、破線で示す領域は、各時刻において書き換えが行われた領域を示している。
図8(B)において、時刻t1(1/4フレーム走査後)では、バックライトの上部1/4の領域がN+1フレーム目の画像に対応した輝度で発光し、残りの3/4の領域はNフレーム目の画像に対応した輝度で発光している。時刻t2になると、時刻t1で更新した領域の次の1/4の領域がN+1フレーム目の画像に対応した輝度で発光する。時刻t3には、更に次の1/4領域がN+1フレーム目に対応した輝度で発光し、時刻t4でバックライトの全ての発光領域がN+1フレーム目の画像に対応した輝度で発光することになる。つまり、バックライトは、入力画像の走査に応じて、対応する発光領域のみに対して発光状態の更新を行う。
ここで、入力画像の走査の過程において、画像とバックライト輝度の状態は、t1(1/4フレーム走査後)およびt3(3/4フレーム走査後)においては対応しているが、t2(2/4フレーム走査後)においては対応していない。具体的には、図8(B)の時刻t2において、図中Rで示す領域が周辺よりも明るく発光しているが、図8(A)の時刻t2における入力画像に対応していない。すなわち、時刻t2において、白の矩形形状の物体がまだ入力画像に存在していないにもかかわらず、次の時刻t3で周辺領域となる領域が先に発光してしまっている。このような不整合の状態があると、画像によっては輝度差が人間の目に不自然に認識されて、画像品位の低下をまねく恐れがある。
本発明の目的は、画像品位の低下の少ない輝度制御が可能なバックライト装置及び表示装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明のバックライト装置は、複数の画像表示領域を有し背面から照射される照明光を画像信号に応じて前記画像表示領域毎に変調することにより画像を表示する光変調部に対して、画像を表示させるための照明光を照射する照明部と、前記照明部の発光輝度値を決定し、決定した発光輝度値に基づいて前記照明部の発光状態を更新する輝度決定部と、前記発光状態の更新タイミングを制御する更新制御部とを備え、前記照明部は、前記複数の画像表示領域のそれぞれを照射する複数の発光領域を有し、前記輝度決定部は、第1の画像表示領域の入力画像信号に基づく第1情報と、第2の画像表示領域の入力画像信号に基づく第2情報とに重み付けして得られる値から、前記第1の画像表示領域を照射する発光領域の発光輝度値を決定し、前記更新制御部は、前記輝度決定部に対して、入力画像信号が前記光変調部の全画像表示領域を1回走査する間に、前記複数の発光領域の各々の発光状態を複数回ずつ更新させる構成を採る。
また、本発明の表示装置は、上記のバックライト装置と、前記光変調部と、前記輝度決定部が決定した発光輝度値に基づいて、前記光変調部へ入力する画像信号を補正する画像信号補正部と、前記画像信号補正部が出力する画像信号を所定期間遅延させる遅延手段とを備えた構成を採る。
本発明によれば、バックライトの輝度を画像に応じて補正するにあたり、より最適な輝度の補正が可能なバックライト装置及び表示装置を提供することができ、更には、画像とバックライトのミスマッチを低減して、画像品位の低下の少ない輝度制御が可能なバックライト装置及び表示装置を提供することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明を液晶表示装置に適用した例である実施の形態1(基準輝度値への重み付けを行う形態)について、図面を参照して説明する。
以下、本発明を液晶表示装置に適用した例である実施の形態1(基準輝度値への重み付けを行う形態)について、図面を参照して説明する。
<1−1.液晶表示装置の構成>
まずは、液晶表示装置の構成について説明する。
まずは、液晶表示装置の構成について説明する。
図9は、液晶表示装置の全体構成を示す構成図である。液晶表示装置1は、大別して、液晶パネル10と、照明部20と、輝度決定部30と、更新制御部40と、画像信号補正部50と、を備えている。以下、照明部20と輝度決定部30と更新制御部40とを合わせてバックライト装置と呼ぶ。各部の構成について、以下に詳細に説明する。
<1−1−1.液晶パネル>
液晶パネル10は、背面から照射される照明光を画像信号に応じて変調して画像を表示する。
液晶パネル10は、背面から照射される照明光を画像信号に応じて変調して画像を表示する。
液晶パネル10は、図中に破線で示すように、4行6列からなる合計24の画像表示領域を有している。各行は、6つの画像表示領域を有している。それぞれの画像表示領域は、複数の画素を有している。
液晶パネル10は、ガラス基板に画素ごとに分割された液晶層を挟み込んだ構成をしている。液晶パネル10は、ゲートドライバ(図示せず)やソースドライバ(図示せず)などによって、各画素に対応する液晶層に信号電圧が与えられて、画素ごとに開口率が制御される。液晶パネル10は、IPS(In Plane Switching)方式を用いている。IPS方式は、液晶分子がガラス基板と平行に回転するというシンプルな動きをする方式である。これにより、IPS方式を採用した液晶パネルは、広視野角で、見る方向による色調変化や全階調での色調変化が少ないといった特徴を有する。
なお、液晶パネル10は、光変調部の一例である。液晶パネルの方式として、VA(Vertical Alignment)方式などの他の方式を用いても良い。
<1−1−2.照明部>
照明部20は、液晶パネル10に対して画像を表示させるための照明光を背面から照射する。
照明部20は、液晶パネル10に対して画像を表示させるための照明光を背面から照射する。
照明部20は、複数の発光領域からなる発光部21を有している。それぞれの発光領域は、液晶パネル10の画像表示領域と対向して設けられており、対向する画像表示領域をそれぞれ主として照射する。ここで、「主として照射する」としたのは、発光領域は、対向していない画像表示領域にも一部の照明光を照射することがあるためである。それぞれの発光領域は、光源として4つのLED210を有している。また、照明部20は、発光部21のLED210を駆動するためのLEDドライバ22を有している。
LEDドライバ22は、発光領域毎に独立して駆動することができるように、全発光領域数に相当する24個の駆動回路を有している。
上記構成により、照明部20は、発光領域毎に輝度制御が可能である。
図10は、発光部21および液晶パネル10の構成を示す構成図である。発光部21は、4行6列からなる合計24の発光領域を有している。ここで、各々の発光領域を、行番号に対応するアラビア数字の符号と、列番号に対応するアルファベットの符号の組合せにより、特定して表すものとする。
例えば、図10(A)において、行番号3、列番号dに相当する発光領域は、発光領域3dと表す。図10(B)は、液晶パネル10の構成を示す構成図である。それぞれの画像表示領域は、図10(A)の発光部21の発光領域と同様に、行番号と列番号の組合せで表すものとする。また、画像表示領域を表す場合には、発光領域と区別するため、符号に「´」をつけて表すものとする。つまり、行番号3、列番号dに相当する画像表示領域は、画像表示領域3d´と表す。例えば、発光領域3dは、主として、画像表示領域3d´を照射する。
LED210は、白色光を発する。一つの発光領域に属する4つのLED210は、LEDドライバ22の一つの駆動回路に接続されている。そして、一つの発光領域に属する4つのLED210は、LEDドライバ22からの信号に従って、同じ輝度で発光する。
なお、LED210は、直接白色光を発するものに限られない。例えばRGBの3色の光を混色して白色を発するものであっても良い。また、一つの発光領域に属するLED210の個数は、4個に限られない。より多い個数のLEDを用いても良いし、より少ない個数のLEDを用いても良い。
<1−1−3.輝度決定部>
輝度決定部30は、入力画像信号に基づいて、照明部20が有する複数の発光領域毎の発光輝度値を決定する。入力画像信号は、液晶パネル10が有する複数の画像表示領域について、画像表示領域毎の画像信号を時系列で並べた信号である。すなわち、輝度決定部30は、液晶パネル10の画像表示領域毎の入力画像信号を入力し、照明部20のLEDドライバ22に対して、発光領域毎の発光輝度値を出力する。また、輝度決定部30は、画像信号補正部50に対しても、発光領域毎の発光輝度値を出力する。
輝度決定部30は、入力画像信号に基づいて、照明部20が有する複数の発光領域毎の発光輝度値を決定する。入力画像信号は、液晶パネル10が有する複数の画像表示領域について、画像表示領域毎の画像信号を時系列で並べた信号である。すなわち、輝度決定部30は、液晶パネル10の画像表示領域毎の入力画像信号を入力し、照明部20のLEDドライバ22に対して、発光領域毎の発光輝度値を出力する。また、輝度決定部30は、画像信号補正部50に対しても、発光領域毎の発光輝度値を出力する。
特に、本発明の液晶表示装置1の特徴として、輝度決定部30は、一つの発光領域の発光輝度値を決定するにあたり、第1の画像表示領域の入力画像信号に基づく情報(第1情報)と、第2の画像表示領域の入力画像信号に基づく情報(第2情報)と、に重み付けして得られる値から、その発光領域の発光輝度値を決定する。第1の画像表示領域とは、発光輝度値の決定の対象となっている発光領域が主として照射する画像表示領域である。第2の画像表示領域とは、その発光輝度値の決定の対象となっている発光領域が主として照射する画像表示領域とは別の画像表示領域である。
図11は、輝度決定部30の詳細な構成を示す構成図である。輝度決定部30は、大別して、特徴検出手段31と、輝度算出手段32と、一時メモリ33と、重み付け手段34と、を有する。
<1−1−3−1.特徴検出手段>
特徴検出手段31は、画像表示領域毎に、入力画像信号の特徴量を検出する。以下、特徴量とは、後述の基準輝度値の算出に直接に用いられる値をいう。ここでは、特徴量として、各画素の輝度信号の平均値(以下「輝度平均値」という)を用いる。各画素の輝度信号は、入力画像信号に含まれている。すなわち、特徴検出手段31は、画像信号を入力し、画像表示領域毎に輝度平均値を検出する。そして、特徴検出手段31は、順次、検出した特徴量を輝度算出手段32へ出力する。
特徴検出手段31は、画像表示領域毎に、入力画像信号の特徴量を検出する。以下、特徴量とは、後述の基準輝度値の算出に直接に用いられる値をいう。ここでは、特徴量として、各画素の輝度信号の平均値(以下「輝度平均値」という)を用いる。各画素の輝度信号は、入力画像信号に含まれている。すなわち、特徴検出手段31は、画像信号を入力し、画像表示領域毎に輝度平均値を検出する。そして、特徴検出手段31は、順次、検出した特徴量を輝度算出手段32へ出力する。
<1−1−3−2.輝度算出手段>
輝度算出手段32は、入力した特徴量に基づいて、発光領域毎の基準輝度値を算出する。具体的には、輝度算出手段32は、変換テーブルを用いて、画像表示領域毎に、輝度平均値を基準輝度値に変換して、一時メモリ33へ出力する。基準輝度値とは、注目している発光領域に適用すべき輝度値(以下「発光輝度値」という)を算出する際の、基準となる値である。
輝度算出手段32は、入力した特徴量に基づいて、発光領域毎の基準輝度値を算出する。具体的には、輝度算出手段32は、変換テーブルを用いて、画像表示領域毎に、輝度平均値を基準輝度値に変換して、一時メモリ33へ出力する。基準輝度値とは、注目している発光領域に適用すべき輝度値(以下「発光輝度値」という)を算出する際の、基準となる値である。
図12は、特徴量を基準輝度値へ変換する変換テーブルの特性の例を示す図である。図12(A)〜図12(C)において、横軸は特徴量を示し、縦軸は基準輝度値を示している。
例えば、図12(A)に示す特性を有する変換テーブルを用いた場合には、特徴量は、同一の値の基準輝度値に変換される。例えば、特徴量が0なら基準輝度値は0、特徴量が255なら基準輝度は255、というような具合である。また、例えば特徴量のγカーブを補正するような場合には、図12(B)に示す特性を有する変換テーブルを用いることも可能である。また、所定の特徴量以上で基準輝度値を飽和させるような場合には、図12(C)に示す特性を有する変換テーブルを用いることも可能である。輝度算出手段32は、これらの変換テーブルを用いることにより、入力画像信号に対する発光部21の発光輝度を調整することができる。
例えば、特徴量を輝度平均値とした場合、黒背景に微小の白輝点があるような画像では、特徴量は小さくなる。よって、白輝点部分の輝度が低くなりすぎる場合がある。このような場合は、図12(A)に示す特性の変換テーブルよりも、図12(C)に示す特性の変換テーブルの方が、見栄えが良くなる場合がある。図12(C)に示す特性のほうが、小さい特徴量に対して比較的大きい基準輝度値が対応しているからである。
したがって、輝度算出手段32は、特性の異なる複数の変換テーブルを予め用意し、画像の状態に応じて、より良い画質が得られるような変換テーブルを切り替えて使用することが望ましい。このように、輝度算出手段32は、画像に対応して、基準輝度値の算出に用いる変換テーブルを、適応的に変えることもできる。
なお、本実施形態においては変換テーブルを用いる場合について説明したが、これに限られない。例えば、輝度算出手段32は、上述したような変換特性を有する変換関数を用いて、随時、基準輝度値への変換を行っても良い。このような構成によれば、メモリ量を小さくすることが可能である。
<1−1−3−3.一時メモリ>
一時メモリ33は、輝度算出手段32から出力された基準輝度値を記憶する。すなわち、一時メモリ33は、発光領域毎に基準輝度値を順次記憶していき、全ての発光領域の基準輝度値を一旦記憶する。一時メモリ33は、記憶手段の一例である。
一時メモリ33は、輝度算出手段32から出力された基準輝度値を記憶する。すなわち、一時メモリ33は、発光領域毎に基準輝度値を順次記憶していき、全ての発光領域の基準輝度値を一旦記憶する。一時メモリ33は、記憶手段の一例である。
<1−1−3−4.重み付け手段>
重み付け手段34は、第1情報である第1の発光領域の基準輝度値と、第2情報である第2の発光領域の基準輝度値と、に重み付けして得られる値から、第1の発光領域の発光輝度値を決定する。すなわち、重み付け手段34は、一つの発光領域(第1の発光領域)の発光輝度値を決定するにあたり、一時メモリ33に記憶されているその発光領域に対する基準輝度値(第1情報)を読み出す。また、その発光領域とは別の所定の発光領域(第2の発光領域)の基準輝度値(第2情報)も一時メモリ33から読み出す。そして、重み付け手段34は、読み出した複数の基準輝度値に重み付けを行い、重み付けを行った後の複数の値(以下「重み付き輝度値」という)を加算し、最終的なその発光領域(第1の発光領域)の発光輝度値を決定する。
重み付け手段34は、第1情報である第1の発光領域の基準輝度値と、第2情報である第2の発光領域の基準輝度値と、に重み付けして得られる値から、第1の発光領域の発光輝度値を決定する。すなわち、重み付け手段34は、一つの発光領域(第1の発光領域)の発光輝度値を決定するにあたり、一時メモリ33に記憶されているその発光領域に対する基準輝度値(第1情報)を読み出す。また、その発光領域とは別の所定の発光領域(第2の発光領域)の基準輝度値(第2情報)も一時メモリ33から読み出す。そして、重み付け手段34は、読み出した複数の基準輝度値に重み付けを行い、重み付けを行った後の複数の値(以下「重み付き輝度値」という)を加算し、最終的なその発光領域(第1の発光領域)の発光輝度値を決定する。
本実施の形態において、第2の発光領域は、第1の発光領域を中心にその周辺に隣接する8つの発光領域である。例えば図10を用いて例示すると、第1の発光領域が発光領域3dである場合、第2の発光領域は、発光領域2c、2d、2e、3c、3e、4c、4d、4eである。
図13は、本実施の形態における重み付け手段34のより詳細な構成を示す構成図である。重み付け手段34は、第1情報読み出しブロック340、8つの第2情報読出しブロック341a、341b、341c、341d、341e、341f、341g、341h、第1情報重み付けブロック350、8つの第2情報重み付けブロック351a、351b、351c、351d、351e、351f、351g、351h、および加算ブロック360を有している。
第1情報読み出しブロック340は、一時メモリ33より第1情報を読み出す。第1情報重み付けブロック350は、第1情報読み出しブロック340が読み出した第1情報に対して重み付けを行い、第1の重み付き輝度値を出力する。
第2情報読出しブロック341a〜341hは、一時メモリ33より、第2の発光領域2c〜4eに対応する第2情報を、それぞれ読み出す。第2情報重み付けブロック351a〜351hは、第2情報読出しブロック341a〜341hが読み出した第2情報に対してそれぞれ重み付けを行い、第2の重み付き輝度値をそれぞれ出力する。
加算ブロック360は、第1情報重み付けブロック350が出力する第1の重み付き輝度値と、第2情報重み付けブロック351a〜351hが出力する8つの第2の重み付き輝度値とを加算する。
本実施の形態においては、第1情報重み付けブロック350は、第1情報に対して8/16の重み付けを行う。また、第2情報重み付けブロック351a〜351hは、第2情報に対して、全て等しく1/16の重み付けを行う。第2情報は、第1の発光領域の周辺に隣接する8つの発光領域のそれぞれの基準輝度値である。以下、第1情報(第1の発光領域の基準輝度値)に対する重みを「第1の重み」といい、第2情報(第2の発光領域の基準輝度値)に対する重みを「第2の重み」という。
図14は、重み付けの考え方を説明するための説明図である。図14は、発光部21の一部を示しており、第1の発光領域を発光領域2cとした場合の、各発光領域の基準輝度値に対する重み付けの様子を示している。この場合、発光領域2cを中心に、その周辺の3行×3列の領域に属する発光領域が、第2の発光領域となる(破線で囲まれた領域)。また、ここでは、第1の重みが8/16、第2の重みが1/16である場合について説明する。
図14に示すように、発光領域2cにおいては、その基準輝度値に対して8/16の重み付けがなされる。また、その周辺の第2の発光領域においては、それぞれの基準輝度値に対して1/16の重み付けがなされる。このような重み付けによれば、重みの和は1となり、かつ、第1の発光領域の基準輝度値に対する重み(第1の重み)と、全ての第2の発光領域の基準輝度値に対する重みの合計値(第2の重みの合計値)との比が、1:1となる。すなわち、第1の重みが50%、第2の重みの合計値が50%(各々の第2の重みは50/8=6.25%)で、合計の重みは100%となる。
これらの重み付けにより得られた9つの重み付き輝度値を加算して、最終的な発光領域2cの発光輝度値が算出される。
ここで、重みの和を変えずに、各発光領域の重みの数値を所定の比率に決定する方法について、一例を説明する。
まず、第1の重みと第2の重みの合計値との比を、M:Nに設定するものとする。また、第2の発光領域はX個存在するものとする。
このような条件においては、第1の重みは、M×X/{(M+N)×X}によって求めることができる。
また、第2の重みの合計値は、N×X/{(M+N)×X}で求めることができる。ここで、全ての第2の重みを同じ値にする場合には、第2の重みは、N/{(M+N)×X}となる。
本実施の形態においては、M:N=1:1、X=8である。したがって、第1の重みは8/16、第2の重みは1/16、とそれぞれ求めることができる。
なお、重みの設定方法は、特にこれに限られるものではなく、他の方法であっても良い。
このような構成により、発光領域の発光輝度値の算出において、その発光領域の周辺の発光領域に対応する輝度信号を反映した発光輝度値の算出を可能としている。
決定された発光領域の発光輝度値は、照明部20のLEDドライバ22、および、画像信号補正部50に対して出力される。
<1−1−4.更新制御部>
更新制御部40は、発光輝度値がLEDドライバ22へデータ送信されるタイミング(以下「更新タイミング」という)を制御する。発光輝度値は、各発光領域に対して輝度決定部30が決定し、出力する輝度値である。すなわち、更新タイミングとは、輝度決定部30が決定した発光輝度値に基づいて、照明部20の発光状態が更新されるタイミングである。具体的には、更新制御部40は、輝度決定部30に対して更新タイミングパルスを発生することにより、更新タイミングを制御する。ここで、更新タイミングパルスの発生タイミングについて説明する。
更新制御部40は、発光輝度値がLEDドライバ22へデータ送信されるタイミング(以下「更新タイミング」という)を制御する。発光輝度値は、各発光領域に対して輝度決定部30が決定し、出力する輝度値である。すなわち、更新タイミングとは、輝度決定部30が決定した発光輝度値に基づいて、照明部20の発光状態が更新されるタイミングである。具体的には、更新制御部40は、輝度決定部30に対して更新タイミングパルスを発生することにより、更新タイミングを制御する。ここで、更新タイミングパルスの発生タイミングについて説明する。
図10(B)に示す液晶パネル10において、画像表示領域1a´〜1f´、画像表示領域2a´〜2f´、画像表示領域3a´〜3f´、および画像表示領域4a´〜4f´は、この順序で、入力画像信号が順次走査される。
更新制御部40は、重み付け手段34から照明部20に対して全発光領域の発光輝度値が送信されるように、更新タイミングパルスを発生させる。具体的には、更新制御部40は、まず、画像表示領域1a´〜1f´の入力画像信号の走査が完了するタイミングに同期して、全発光領域の発光輝度値が送信されるように更新タイミングパルスを発生させる。画像表示領域1a´〜1f´は、画像表示領域の1行を構成している。言い換えると、画像表示領域1a´〜1f´は同じ行に属している。同様に、更新制御部40は、画像表示領域2a´〜2f´の入力画像信号の走査が完了するタイミングと、画像表示領域3a´〜3f´の入力画像信号の走査が完了するタイミングと、画像表示領域4a´〜4f´の入力画像信号の走査が完了するタイミングのそれぞれに同期して、更新タイミングパルスを発生する。
図15は、更新制御部40が発生する更新タイミングパルスと入力画像信号とのタイミング関係図を示している。図15(A)は、液晶パネル10に入力される入力画像信号を示す。図15(B)は、更新制御部40から発生する更新タイミングパルスを示す。図15(C)は、発光輝度の計算および更新タイミングを示す。
図15に示すように、更新タイミングパルスは、画像表示領域1a´〜1f´の走査終了タイミング、画像表示領域2a´〜2f´の走査終了タイミング、画像表示領域3a´〜3f´の走査終了タイミング、および画像表示領域4a´〜4f´の走査終了タイミングにおいて発生する。各更新タイミングパルス発生の直後に、そのタイミングにおいて一時メモリ33に保存されている各発光領域の基準輝度値が読み出される。読み出された基準輝度値は、重み付け手段34に入力される。その結果、全発光領域の発光輝度値が算出されて、LEDドライバ22に送信される。このため、発光部21の全発光領域の発光状態が、入力画像信号の1フレーム期間内に4回、同時に更新される。
<1−1−5.画像信号補正部>
画像信号補正部50は、輝度決定部30が決定した発光輝度値に基づいて、液晶パネル10へ入力する画像信号を補正する。
画像信号補正部50は、輝度決定部30が決定した発光輝度値に基づいて、液晶パネル10へ入力する画像信号を補正する。
発光領域毎の輝度制御を行った場合、元々の画像信号が同じ画像表示領域であっても、対応する発光領域の発光輝度値が低く決定された場合と高く決定された場合とで、表示される画像の輝度が異なることになる。よって、表示される画像が不自然な見え方をする場合がある。これを低減するため、画像信号補正部50は、発光領域毎の発光輝度値に連動して、表示される画像の画像信号を補正するものである。具体的には、画像信号補正部50は、発光輝度値の変更具合に応じて、液晶パネル10に表示する画像のコントラストゲインを変更する。これにより、画像信号補正部50は、上述の発光領域毎の輝度制御に伴う弊害を是正する。
以上、液晶表示装置の構成について説明した。
<1−2.液晶表示装置の動作>
次に、上記構成に基づいた液晶表示装置の表示動作の具体的な一例について、本発明の特徴的な動作を中心に説明する。
次に、上記構成に基づいた液晶表示装置の表示動作の具体的な一例について、本発明の特徴的な動作を中心に説明する。
<1−2−1.基準輝度値の算出>
図16は、液晶パネル10へ入力する画像の一例を示しており、黒背景上に白100%の矩形形状の物体が配置されている。なお、図16において白の格子線は、液晶パネル10の画像表示領域(または、対応する発光部21の発光領域)の枠を示すものであり、実際の画像には含まれない。
図16は、液晶パネル10へ入力する画像の一例を示しており、黒背景上に白100%の矩形形状の物体が配置されている。なお、図16において白の格子線は、液晶パネル10の画像表示領域(または、対応する発光部21の発光領域)の枠を示すものであり、実際の画像には含まれない。
図16に示す画像の画像信号は、輝度決定部30における特徴検出手段31に入力されて、特徴量である輝度平均値が画像表示領域毎に検出される。そして、検出された各特徴量は、輝度算出手段32に入力されて、各発光領域の基準輝度値に変換される。
図17は、輝度算出手段32で算出された発光部21の各発光領域の基準輝度値を示す図である。なお、ここで用いられる輝度算出手段32は、図12(A)に示すような特性の変換テーブルを有している。よって、特徴量が0なら基準輝度値は0に、特徴量が128なら基準輝度値は128に、特徴量が255なら基準輝度値は255に、というように、特徴量は同一の値の基準輝度値に変換される。
図17の数値について、発光領域3cを例にとって具体的に説明する。発光領域3cの場合、図16における矩形形状の物体は白100%の画像である。したがって、物体部分の画像信号に含まれる各画素の輝度信号は、最大値の255である。図16における矩形形状の物体は、発光領域3cに対応する画像表示領域の1/4の面積を有している。つまり、対応する画像表示領域の1/4の画素において、輝度信号が255になる。よって、発光領域3cに対し、特徴量として輝度平均値64が検出され、基準輝度値64が求められる。
<1−2−2.重み付けによる発光輝度値の算出>
次に、算出された基準輝度値に対する重み付け手段34の動作について説明する。
次に、算出された基準輝度値に対する重み付け手段34の動作について説明する。
ここで、本発明の作用をより明確にするため、比較として、まず、重み付け手段34を用いない場合について説明する。
図18は、図17に示す基準輝度値を、重み付け手段34を介さずにそのまま照明部20に入力した場合の発光部21の発光状態を示す図である。また、図19は、図18の光を背面から照射したときに、液晶パネル10に実際に表示される画像を示す図である。
図19に示すように、発光していない発光領域(例えば、発光領域2c)と発光している発光領域である発光領域3cとの間で比較すると、発光領域3cに対応する画像表示領域3c´の黒色部分は明るく浮いてしまう。すなわち、「黒浮き」が視認される好ましくない表示となる。これは、発光していない発光領域と発光している発光領域との間の、発光輝度値の差に起因している。
次に、重み付け手段34を用いた場合について説明する。
図20は、重み付け手段34から出力される重み付き輝度値を示す図である。図20の数値の算出について、図21を用いて具体的に説明する。
図21は、数値の算出を説明するための説明図であり、重み付け手段34に入力される前の基準輝度値を示している。例えば、発光領域3cの場合、図21に示すように、第1情報にあたる基準輝度値は64である。発光領域3cの第2情報は、周辺の8つの発光領域2b、2c、2d、3b、3d、4b、4c、4dのそれぞれの基準輝度値である。
ここで、第1情報に対しては、上述した構成で説明したように、第1情報重み付けブロック350によって、8/16の重み付けがなされる。すなわち、発光領域3cから、64×(8/16)の値が、第1の重み付き輝度値として導かれる。
第2情報に対しては、第2情報重み付けブロック351a〜351hによって、それぞれに1/16の重み付けがなされる。すなわち、発光領域2b、2c、2d、3b、3d、4b、4c、4dからは、それぞれ、0×(1/16)の値が、第2の重み付き輝度値として導かれる。
そして、これら9つの重み付き輝度値の加算値である32が、発光領域3cの発光輝度値として算出される。
同様に発光領域2bの場合について説明する。発光領域2bの場合、図21に示すように、第1情報にあたる基準輝度値は0である。発光領域2bの第2情報は、周辺の8つの発光領域1a、1b、1c、2a、2c、3a、3b、3cのそれぞれの基準輝度値である。
ここで、第1情報に対しては、第1情報重み付けブロック350によって、8/16の重み付けがなされる。すなわち、発光領域2bからは、0×(8/16)の値が、第1の重み付き輝度値として導かれる。
第2情報に対しては、第2情報重み付けブロック351a〜351hによって、それぞれに1/16の重み付けがなされる。すなわち、発光領域1a、1b、1c、2a、2c、3a、3bからは、それぞれ0×(1/16)の値が、第2の重み付き輝度値として導かれる。そして、基準輝度値が64である発光領域3cからは、64×(1/16)の値が、第2の重み付き輝度値として導かれる。
そして、これら9つの重み付き輝度値の加算値である4が、発光領域2bの発光輝度値として算出される。
同様の方法で、全ての発光領域に対して発光輝度値を算出すれば、図20に示す発光輝度値が得られる。
なお、発光部21における端部の発光領域(行1と行4、および列aと列fに属する発光領域)については、周囲8方向のいずれかにおいて、発光領域が存在しない。そこで、重み付け手段34は、これらの端部の発光領域に対しては、図21に示すように、行方向列方向に拡張した仮想の発光領域を用い、全ての発光領域で周囲8方向の発光領域が存在するものとして、発光輝度値の算出を行う。
すなわち、重み付け手段34は、行1の上側には、行1と同じ基準輝度値を持つ仮想の発光領域を1行追加し、行4の下側には、行4と同じ基準輝度値を持つ仮想の発光領域を1行追加する。そして、重み付け手段34は、列aの左側には、列aと同じ基準輝度値を持つ仮想の発光領域を1列追加し、列fの右側には、列fと同じ基準輝度値を持つ仮想の発光領域を1列追加する。また、重み付け手段34は、拡張された仮想領域の4隅にあたる発光領域には、発光部21の4隅の発光領域を拡張して用いる。
図22は、図20に示す発光輝度値を照明部20に入力した場合の発光部21の発光状態を示す図である。また、図23は、図22の光を背面から照射したときに、液晶パネル10に実際に表示される画像を示す図である。
図23に示すように、重み付け手段34を用いた場合、重み付け手段34を用いない場合の図19に比べ、発光していない発光領域と発光している発光領域との間で、発光輝度値の差が緩和している。これにより、「黒浮き」が緩和される。
<1−2−3.発光輝度値の更新制御>
次に、更新制御部40による発光部21の発光状態の更新タイミング制御の動作について説明する。
次に、更新制御部40による発光部21の発光状態の更新タイミング制御の動作について説明する。
図24は、画像信号の入力状態の遷移の様子(入力画像信号)を示す図である。図25は、各部の状態の遷移の様子を示す図である。図25(A)は入力画像信号の過渡的な走査状態の遷移(液晶パネル10の過渡的な走査状態の遷移)の様子を示す図である。また、図25(B)は、一時メモリ33の内容の遷移の様子を示す図である。なお、図25(A)、図25(B)の格子状の破線は、画像表示領域(又は発光領域)の境界を示す。
図24は、時刻t0で液晶パネル10へのNフレーム目の画像の書込み走査が完了したところから、時刻t4でN+1フレーム目の画像走査が完了に至るまでの画像走査の様子を示している。時刻t0において、一時メモリ33のデータは、図25(B)に示すように、Nフレーム目の画像に対応した基準輝度値データで埋まっている。時刻t1では、画像表示領域1a´〜1f´に対応する画像信号が入力されて、発光領域1a〜1fに対応する基準輝度値データが演算され、一時メモリ33の内容が更新される。同様に時刻t2において、画像表示領域2a´〜2f´に対応する画像信号が入力されて、発光領域2a〜2fに対応する基準輝度値データが演算され、一時メモリ33の内容が更新される。
このようにして、一時メモリ33の内容は、入力画像信号と同期して更新され、液晶パネル10の走査状態と略同一のタイミングで書き換わる。すなわち、一時メモリ33の内容は、液晶パネル10の走査状態をそのまま表現していることになる。
次に、実際に液晶パネル10に表示される表示画像の様子について説明する。図26は、各部の状態の遷移の様子を示す図である。図26(A)は、図25(A)と同様に、入力画像信号の過渡的な走査状態の遷移(液晶パネル10の過渡的な走査状態の遷移)の様子を示す図である。図26(B)は、図25(B)と同様に、一時メモリ33の内容の遷移の様子を示す図である。図26(C)は、発光部21の発光状態の遷移の様子を示す図である。図26(D)は、図26(C)の光を背面から照射したときに、液晶パネル10に実際に表示される画像の遷移の様子を示す図である。
図26(B)中に示す数値は、一時メモリ33に保存された基準輝度値である。また、図26(C)中に示す数値は、重み付け手段34を経て得られた発光輝度値である。発光輝度値を算出する際に用いられた重みは、図14に示す数値の通りである。
重み付け手段34で得られた、発光部21の全発光領域についての発光輝度値データが、時刻t1、時刻t2、時刻t3、時刻t4のタイミングで、LEDドライバ22に送信される。そして、発光部21から発せられる光が液晶パネル10に変調されて、図26(D)に示すような表示画像が得られる。
図26(A)と図26(C)を比較すれば分かるように、画像の走査状態(液晶パネル10の走査状態)と、発光部21の発光状態とは、時刻t1〜t4の各時刻において、ミスマッチとなることなく対応づけられている。よって、液晶パネル10の走査の過程において、画像と発光部21の発光状態とのミスマッチを低減させることができる。
以上、液晶表示装置の動作について説明した。
<1−3.特徴のまとめ>
次に、本発明に係る液晶表示装置の特徴的な効果について例示する。
次に、本発明に係る液晶表示装置の特徴的な効果について例示する。
例えば、従来の液晶表示装置においては、入力画像信号において輝度値の高い発光領域と輝度値の低い発光領域(特に、輝度値が0に近い発光領域)とが隣接した場合に、輝度値の低い発光領域の発光輝度値を補正するか補正しないかを、輝度差を閾値と比較することによって判別する。そのため、上述の通り、輝度の時間的な不連続点が発生する可能性がある。
本発明に係る液晶表示装置は、このような閾値を用いないため、輝度の不連続は発生しない。
また、入力画像信号において輝度値の高い発光領域と輝度値の低い発光領域(特に、輝度値が0に近い発光領域)とが隣接した場合、従来の液晶表示装置においては、輝度値の高い発光領域の輝度値は補正せず、輝度値の低い発光領域の輝度値のみを上げる方向に補正する。
これに対し、本発明の液晶表示装置では、輝度平均値の高い発光領域の発光輝度値を下げ、輝度平均値の低い発光領域の発光輝度値を上げるように作用する。この作用により、従来の構成に比べて、輝度値の補正による電力の増加を低減することができる。
特に、本実施の形態においては、重み付け手段の各発光領域の重みの和が1となる。よって、照明部から照射する発光量の変化を抑えた状態で重み付けを行うことができ、余分な電力の消費を抑えることができる。
本実施の形態においては、特徴量として輝度平均値を用いている。輝度平均値を特徴量として用いると、一つの画像表示領域内において、面積の異なる複数の白色の物体が画像信号として入力された場合、面積の大きい白色の物体に対して、面積の小さい白色の物体方が、発光領域の輝度が低くなる。
しかし、一般的に人間の目の特性には、輝度が同じであった場合に、面積の大きい白よりも面積が小さい白の方が明るく感じられる傾向がある。そのため、特徴量として輝度平均値を用いた場合でも、結果として違和感のない表示となる。
なお、本実施の形態の液晶表示装置においては、特徴量として、画像表示領域毎の入力画像信号に含まれる各画素の輝度信号のピーク値(以下「輝度ピーク値」という)を用いても、同様の効果を得ることができる。従来の構成においては、輝度ピーク値のみを用いた場合には、上述したように面積に応じた輝度値の変化を得ることはできない。本実施の形態においては、周辺の発光領域に対応する輝度信号が反映されるので、特徴量として輝度ピーク値を用いたとしても、面積に応じた輝度値の変更が可能となる。これについては後述する。
また、特徴量として、輝度平均値と輝度ピーク値とを組み合わせて用いても良い。さらには、これら輝度平均値と輝度ピーク値とを加算する際の輝度平均値および輝度ピーク値に対する重み付けを、画像表示領域毎の入力画像信号に応じて変更するようにしても良い。これらの構成における効果について、図27、図28を用いて説明する。
図27は、特徴量として輝度平均値を用いた場合の特徴を説明する説明図である。図27(A)は、入力画像400を示している。入力画像400は、黒背景の上に輝度のピークが高いサークル状の物体が存在している。なお、入力画像400上に示す破線は、理解を容易にするために、バックライトの分割領域の位置を示すものであり、入力画像には含まれない。図27(B)は、特徴量として輝度平均値を用いた場合における、発光部21の一部である発光部21aの発光状態を示している。ここで、発光部21aの中心に位置する領域は、入力画像400の輝度のピークが高いサークル状の物体を含む領域なので、領域の画像に応じた輝度で発光する。そして、周辺の領域は、領域の画像全体が黒なので、消灯する。図27(C)は、特徴量として輝度平均値を用いた場合における、液晶パネル10の一部に表示される表示画像500aを示している。
図28は、特徴量として輝度ピーク値を用いた場合の特徴を説明する説明図である。図28(A)は、図27(A)と同じ入力画像400を示している。図28(B)は、特徴量として輝度ピーク値を用いた場合における、発光部21の一部である発光部21bの発光状態を示している。ここで、発光部21bの中心に位置する領域は、入力画像400の輝度のピークが高いサークル状の物体を含む領域なので、領域の画像に応じた輝度で発光する。そして、周辺の領域は、領域の画像全体が黒なので、消灯する。図28(C)は、特徴量として輝度ピーク値を用いた場合における、液晶パネル10の一部に表示される表示画像500bを示している。
図27(C)に示すように、特徴量として輝度平均値を用いた場合には、画像の中の物体が動いても、各発光領域の輝度が急峻に変化することなく違和感の少ない表示が得られる。しかし、輝度平均値が低い画像表示領域において、輝度値の高い微小な白輝点(例えば、夜空の星のような物体)の輝度のピークが不足する場合がある。
一方、図28(C)に示すように、特徴量として輝度ピーク値を用いた場合には、夜空の星のような物体においても輝度のピークを維持することができる。しかし、画像の中の物体が動いたときに各発光領域の輝度が急峻に変わり違和感のある表示となる場合がある。
このような特性を利用し、特徴量として輝度平均値と輝度ピーク値とを組み合わせたり、さらには、これら輝度平均値と輝度ピーク値の重み付けを画像表示領域毎の入力画像信号に応じて変更したりすることによって、以下のような効果を有する。すなわち、表示する画像に応じて局所的にピークの輝度値が不足したり、画像の動きに応じても不自然な発光をしたりすることを低減することができ、適宜最適な特徴量によって発光領域の発光量を調整することができる。
なお、本実施の形態においては、光源としてLEDを用いたが、これに限られない。例えば、光源として、レーザー光源や蛍光管を用いても良い。要するに、発光領域を分割して各々の分割領域の発光輝度を制御することができるものであれば良い。レーザー光源を用いた場合には、色再現領域の広域化を図ることができる。蛍光管を用いた場合には、LEDを並べる場合よりも更なる薄型化を図ることができる。
本実施の形態においては、液晶表示装置は、各画像表示領域の入力画像信号の特徴量に対応する基準輝度値を、液晶パネルの走査状態と対応するように一時メモリ内に保存した。そして、液晶表示装置は、液晶パネルの走査に合わせて、周辺の発光領域の基準輝度値を考慮した発光輝度値を計算し、周辺の発光領域に対応する輝度信号を発光輝度値に反映するようにした。このことによって、液晶パネルの走査の過程において、画像とバックライト輝度とを対応させることができる。結果として、人間の目に不自然に認識される画像とバックライトのミスマッチを低減し、高品位な画像を表示することができる。
なお、本実施の形態において図26で説明した例では、時刻t1〜t4の各時刻で、全発光領域の発光状態を同時に更新する方法を説明したが、これに限られない。本実施の形態のように、重み付け手段で考慮する第2の発光領域が、第1の発光領域を中心にした3行×3列の領域の場合は、図29のような方法を用いても良い。
図29に示すように、更新制御部は、例えば、全発光領域のうち、走査中の画像表示領域に対応する行とその上下の行との3行の発光領域の発光状態のみを更新する。これは、これら3行の発光領域のみにおいて、発光輝度値が変化するためである。要するに、更新制御部は、全発光領域の発光状態を更新する必要はなく、少なくとも第1の画像表示領域と第2の画像表示領域に対応する行の発光領域の発光状態を更新すれば良い。言い換えると、更新制御部は、少なくとも、第1の発光領域と第2の発光領域とを含む行に属する発光領域の発光状態を、行単位で更新すれば良い。
さらに説明すると、第2の発光領域が第1の発光領域を中心にしたP行×Q列の領域の場合は(P、Qは正の整数)、更新制御部は、少なくとも第1の画像表示領域を含む行を中心とするP行の範囲に対応する発光領域の発光状態を、行単位で更新すれば良い。この場合でも、走査の過程において、画像と発光輝度とを対応させることによる効果を得ることができる。すなわち、人間の目に不自然に認識される、画像とバックライトのミスマッチを低減し、高品位な画像を表示することができるという効果を、全発光領域の発光状態の更新を行う場合と同様に得ることができる。
また、これ以外の方法であって、入力画像信号が光変調部の全画像表示領域を1回走査する間に、発光領域の各々の発光状態を複数回更新する方法であれば、他の方法を用いても良い。
また、本実施の形態において、更新制御部は、4行×6列の発光領域に対して、行数に対応した4回の発光状態の更新を行ったが、これに限られない。例えば、更新制御部は、複数行の画像走査が行われる毎に、1回の発光状態の更新を行うようにしても良い。具体的には、本実施の形態の場合、更新制御部は、2行の画像走査が行われる毎に1回の発光状態の更新を行うようにしても良い。すなわち、更新制御部は、発光状態の更新を、1フレームにつき2回行うようにしても良い。このようにすれば、更新制御の処理を低速化することができるため、回路の簡略化や低コスト化を図ることができる。
また、本実施の形態において、重み付け手段は、第1の発光領域の基準輝度値に対して8/16の重み付けを行い、第2の発光領域の基準輝度値に対して1/16の重み付けを行ったが、これに限られない。第1の重みを増やして、第2の重みを減らしたい場合には、例えば、図30のように重みを設定すれば良い。図30は、M:N=2:1の場合の重みを示す説明図である。
逆に、第1の重みを減らして、第2の重みを増やしたい場合には、重み付け手段は、例えば、図31のように重み付けすれば良い。図31は、M:N=1:2の場合の、第1の重みおよび第2の重みを示す説明図である。
これらの重みは、画像表示領域毎の入力画像信号に応じて変更するようにしても良い。重みの具体的な数値については、これら以外のものであっても良い。また、輝度を全体的に上げたい場合には、重みの和が1以上になるように、第1の重みおよび第2の重みを決定しても良い。逆に、輝度を全体的に下げたい場合には、重みの和が1以下になるように、第1の重みおよび第2の重みを決定しても良い。
また、本実施の形態において、重み付け手段は、第2の重みを全て同じになるようにしたが、これに限られない。例えば、重み付け手段は、図32に示すように、第1の発光領域(発光領域2c)に対して、斜めに位置する第2の発光領域(発光領域1b、1d、3b、3d)の第2の重みを、他の第2の発光領域の第2の重みよりも小さくしても良い。すなわち、重み付け手段は、第2の発光領域ごとに重みを変えても良い。
斜めに位置する第2の発光領域は、第1の発光領域からの実質的な距離が少しだけ他の第2の発光領域よりも長い。よって、斜めに位置する第2の発光領域の基準輝度値の重みを小さくすることで、より違和感のない画像表示が可能となる。
また、本実施の形態において、重み付け手段は、第1の発光領域を中心に周辺8つの領域を第2の発光領域として、3行×3列の発光領域に対して基準輝度値の重み付けを行ったが、これに限られない。重み付け手段は、5行×5列や5行×3列など、重み付けを行う発光領域の数を変えても良い。この場合、奇数行×奇数列とすることで、第1の発光領域に対して行方向列方向に対称な第2の発光領域を設定することができる。
図33は、5行×5列の発光領域に対して基準輝度値の重み付けを行う場合の説明図である。このとき、重み付け手段は、第1の発光領域からより遠い第2の発光領域の基準輝度値ほど、より小さい重みを掛ける。このようにすれば、より違和感のない画像表示が可能になる。
また、本実施の形態において、第2の発光領域は、第1の発光領域を中心とする周辺8つの領域をとしたが、これに限られない。例えば、第1の発光領域を含む全ての発光領域を第2の発光領域として、画面全体の輝度信号の平均値を第2情報として用いて重み付けを行っても良い。
このようにすれば、画面全体の輝度信号の平均値に応じて各発光領域の輝度を変えることができる。よって、例えば、バックライト装置の電力消費が大きくなる全白表示に近いような画像においては、発光輝度を下げて省電力で表示することができる。また、バックライト装置の電力消費が小さくなる黒背景に微小な白輝点が所々にあるような画像においては、白輝点があるエリアのみに電力を集中させて白部分を明るく表示することができる。このように、液晶表示装置1は、全ての発光領域を第2の発光領域とすることにより、表現力のある画像を提供することができる。
また、本実施の形態においては、液晶表示装置1は、発光部21における端部の発光領域については、拡張した仮想の発光領域を用い、全ての発光領域で周囲8方向の発光領域が存在するものとして発光輝度値を算出したが、別の算出方法を用いても良い。例えば、重み付け手段は、周囲8方向の全てを用いずに、実際に存在する第2発光領域の基準輝度値だけを重み付けするようにしても良い。または、液晶表示装置1は、端部の発光領域については重み付け手段を用いないようにしても良い。
また、本実施の形態において、重み付け手段は、一定の重み付けを行うとしたが、何らかの要因によってその重み付けが変更されるものであっても良い。例えば、重み付け手段は、第1情報と第2情報との差に基づいて、重み付けを変更しても良い。第1情報と第2情報との差が大きいときには、より「黒浮き」が視認されやすくなる。よって、第1情報と第2情報の差が大きいときには、第2の重みを大きくするように変更すると、「黒浮き」の視認をより低減することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明を液晶表示装置に適用した例である実施の形態2(基準特徴量への重み付けを行う形態)について、図面を参照して説明する。実施の形態2は、実施の形態1と比較して、図9に示す輝度決定部30の構成が異なる。他の部分の構成は実施の形態1と同じであり、説明を一部省略する。
次に、本発明を液晶表示装置に適用した例である実施の形態2(基準特徴量への重み付けを行う形態)について、図面を参照して説明する。実施の形態2は、実施の形態1と比較して、図9に示す輝度決定部30の構成が異なる。他の部分の構成は実施の形態1と同じであり、説明を一部省略する。
なお、実施の形態1においては、輝度算出手段で算出した基準輝度値に対して重み付けを行ったが、実施の形態2では、輝度算出手段の前の画像信号の特徴量に対して重み付けを行う。
図34は、輝度決定部30aの詳細な構成を示す構成図である。輝度決定部30aは、大別して、特徴検出手段31aと、一時メモリ33aと、重み付け手段34aと、輝度算出手段32aと、を有する。
特徴検出手段31aは、実施の形態1における特徴検出手段31と同じ機能を有する。すなわち、特徴検出手段31aは、画像表示領域毎に輝度平均値を検出する。特徴検出手段31aは、検出した画像表示領域毎の輝度平均値を、基準特徴量として、順次、一時メモリ33aへ出力する。基準特徴量とは、各画像表示領域における画像信号の特徴量を算出する際の基準となる値である。
一時メモリ33aは、特徴検出手段31aから出力された基準特徴量を記憶する。すなわち、一時メモリ33aは、画像表示領域毎に基準特徴量を順次記憶していき、全ての画像表示領域の基準特徴量を一旦記憶する。
重み付け手段34aは、第1情報(第1の画像表示領域の基準特徴量)と第2情報(第2の画像表示領域の基準特徴量)とに重み付けして得られる値から、第1の画像表示領域の特徴量を決定する。すなわち、重み付け手段34aは、一つの画像表示領域(第1の画像表示領域)の特徴量を決定するにあたり、その画像表示領域に対する基準特徴量(第1情報)を、一時メモリ33aから読み出す。また、重み付け手段34aは、その画像表示領域とは別の所定の画像表示領域(第2の画像表示領域)の基準特徴量(第2情報)も、一時メモリ33aから読み出す。そして、重み付け手段34aは、読み出した複数の基準特徴量(第1情報および第2情報)に重み付けを行って加算し、その画像表示領域(第1の画像表示領域)の特徴量を決定する。
本実施の形態において、第2の画像表示領域は、第1の画像表示領域を中心にその周辺に隣接する8つの画像表示領域である。例えば、図10(B)を用いて例示すると、画像表示領域3d´が第1の画像表示領域である場合、第2の画像表示領域は、画像表示領域2c´、2d´、2e´、3c´、3e´、4c´、4d´、4e´である。
図35は、本実施の形態における重み付け手段34aのより詳細な構成を示す構成図である。重み付け手段34aは、第1情報読み出しブロック340a、8つの第2情報読出しブロック342a、342b、342c、342d、342e、342f、342g、342h、第1情報重み付けブロック350a、8つの第2情報重み付けブロック352a、352b、352c、352d、352e、352f、352g、352h、および加算ブロック360aを有している。
第1情報読み出しブロック340aは、一時メモリ33aより第1情報を読み出す。第1情報重み付けブロック350aは、読み出した第1情報に対して重み付けを行い、第1の基準特徴量を出力する。
第2情報読出しブロック342a〜342hは、一時メモリ33aより第2情報を読み出す。第2情報重み付けブロック352a〜352hは、読み出した第2情報に対して重み付けを行い、第2の基準特徴量をそれぞれ出力する。
加算ブロック360aは、第1情報重み付けブロック350aが出力する第1の基準特徴量と、第2情報重み付けブロック352a〜352hが出力する第2の基準特徴量とを加算する。
本実施の形態においては、第1情報重み付けブロック350aは、第1情報に対して8/16の重み付けを行う。また、第2情報重み付けブロック352a〜352hは、第2情報に対して、全て等しく1/16の重み付けを行う。第2情報は、第1の画像表示領域の周辺に隣接する8つの画像表示領域のそれぞれの基準特徴量である。
重み付けの手法は、実施の形態1の図14において説明した重み付けの手法と同様である。すなわち、本実施の形態における重み付けの手法は、図14の説明における重み付けの手法において、発光領域を画像表示領域に置き換えた手法である。
重み付け手段34aは、各画像表示領域の基準特徴量に対して重み付けを行い、重み付けを行った後の値(特徴量)を、輝度算出手段32aに出力する。
輝度算出手段32aは、入力した特徴量に基づいて、発光領域毎に発光輝度値を算出する。すなわち、輝度算出手段32aは、画像表示領域毎に、特徴量を、その画像表示領域に対応する発光領域の発光輝度値に変換して、照明部20のLEDドライバ22、および、画像信号補正部50に対して出力する。輝度算出手段の持つ変換テーブルは、実施の形態1の輝度算出手段32と同様であるので、これについての説明を省略する。
このような構成によれば、画像表示領域毎の画像信号の特徴量に対して重み付けを行うか、画像表示領域に対応する発光領域毎の発光輝度値に対して重み付けを行うかの違いはあるものの、結果として実施の形態1と同様の効果を得ることが可能となる。すなわち、図16に示すような画像の画像信号が入力された場合には、図20に示すような発光領域の発光輝度値が求まることになる。
なお、本実施の形態において、基準特徴量として、輝度平均値の代わりに、画像表示領域毎の各画素の輝度信号の総和(以下「輝度総和値」という)を用いても良い。この場合、基準特徴量として輝度総和値を用いて、重み付け手段で平均値に変換する。具体的な構成を図36に示す。
図36は、基準特徴量として輝度総和値を用いた場合に用いる重み付け手段34bの構成を示す構成図である。重み付け手段34bは、重み付け手段34aと比較して、除算ブロック370を有している点で異なる。
基準特徴量として輝度総和値を用いた場合、第1情報および各第2情報は、それぞれ輝度総和値となる。よって、重み付け手段34bは、一つの画像表示領域に対応する特徴量とするため、加算ブロック360aが出力する値を、除算ブロック370にて平均化する。すなわち、除算ブロック370は、第1の画像表示領域および8つの第2の画像表示領域の全てに含まれる液晶パネル10の画素数で、加算ブロック360aの加算結果を除算する。このような構成でも同様の結果を得ることが可能である。
本実施の形態においては、更新制御部40は、実施の形態1と同様に、重み付け手段に対して更新タイミングパルスを出力する。よって、更新タイミングパルスが入力された際には、その都度、輝度算出手段32aで発光輝度値を算出してからLEDドライバ22へ出力される。
なお、更新制御部40が、輝度算出手段32aに対して更新タイミングパルスを出力するように構成しても良い。
(実施の形態3)
次に、本発明を液晶表示装置に適用した例である実施の形態3について、図面を参照して説明する。実施の形態3は、実施の形態1と比較して、照明部の発光状態の更新タイミングが異なる。実施の形態1と同じ構成については、その説明を一部省略する。
次に、本発明を液晶表示装置に適用した例である実施の形態3について、図面を参照して説明する。実施の形態3は、実施の形態1と比較して、照明部の発光状態の更新タイミングが異なる。実施の形態1と同じ構成については、その説明を一部省略する。
本実施の形態において、更新制御部は、複数の画像表示領域からなる行の走査中に発光状態を更新する。すなわち、更新制御部は、ある複数の画像表示領域を走査している途中で、その複数の画像表示領域に対応する発光領域の発光状態の更新を行う。この構成と動作について、図37および図38を用いて説明する。
図37は、行の走査中に発光状態を更新する場合の液晶表示装置1000の全体構成を示す構成図である。液晶表示装置1000は、画像信号補正部50の後段に遅延手段60を有している。遅延手段60は、画像信号補正部50の出力する画像信号を所定期間遅延させる。
図38は、本実施の形態における液晶パネル10の走査と発光状態の更新タイミングとの関係を示す説明図である。図38(A)は、発光輝度値の算出における画像信号の入力の様子を示している。図38(B)は、液晶パネル10で走査される入力画像の様子を示している。図38(C)は、更新タイミングパルスの出力タイミングを示す。図38(A)〜図38(C)は、同じ時間軸上での比較を示す。発光状態の更新は、発光輝度値の算出後に可能である。そのため、更新タイミングパルスの発生は、実施の形態1と同じく、図38(A)に示す発光輝度値の算出後である。
実施の形態1においては、図38(A)で示す発光輝度値の算出と、図38(B)で示す液晶パネル10の走査とは、同じタイミングで行われていた。しかし、本実施の形態においては、液晶表示装置1000は、図38(B)で示す液晶パネル10の走査のタイミングのみを、遅延手段60によって遅らせている。本実施の形態においては、1つの行に属する画像表示領域の走査において、その走査の中間点で(つまり行の真中で)、更新タイミングパルスを液晶パネル10に入力する。すなわち、本実施形態においては、4行ずつの画像表示領域の構成であり、1行が1/4フレームに対応するので、遅延手段60による遅延量はその半分の1/8フレームである。
次に、図39を用いて本実施の形態の効果について説明する。
図39は、行の走査中に発光状態を更新することによる効果を説明するための説明図である。図39において、横軸は時刻を示し、縦軸は液晶パネル走査の推移と発光輝度の推移とを2軸で示している。
具体的には、図39は、時刻t0から時刻t4の間に、所定の行に属する画像表示領域の画像信号がAの状態からBの状態に推移すると仮定したときの、液晶パネル走査の推移の様子を、実線691で模式的に示している。また、当該行に属する発光領域の発光輝度がaからbに推移すると仮定したときの、発光輝度の推移の様子を、一点鎖線(走査後に発光状態を更新する場合)692と二点鎖線(走査中に発光状態を更新する場合)693とで模式的に示している。なお、白い丸印694は、走査後に発光状態を更新する場合の更新タイミングを示している。また、黒い丸印695は、走査中に発光状態を更新する場合の更新タイミングを示している。
本図においては、入力画像信号を示す実線691と、発光輝度を示す各鎖線692、693とが一致している状態が、画像と発光輝度とが対応している状態を示している。すなわち、状態Aから状態Bへの走査前と走査後(つまり時刻t0以前と時刻t4以降)は、画像と発光輝度は対応しているが、その間(つまり時刻t0から時刻t4の間)は、発光輝度の推移に違いがある。
走査後に、つまり白い丸印694で示すタイミングで、発光状態を更新する場合、状態Aから状態Bへの走査中、画像と発光輝度との間のミスマッチの量(実線691と一点鎖線692の差)が徐々に大きくなり続ける。そして、当該行の走査期間の終了間際(時刻t4の間際)では、画像と発光輝度との間のミスマッチの量は、図中にDで示す量となる。その後、時刻t4において、発光状態が更新されて、画像と発光輝度との間のミスマッチが解消される。
一方、走査中に発光状態を更新する場合には、状態Aから状態Bへの走査中、画像と発光輝度のミスマッチの量(実線691と二点鎖線693の差)は、黒い丸印695で示す更新タイミングから徐々に小さくなる。そして、時刻t4において、ミスマッチが解消される。つまり、走査中に発光状態を更新する場合、走査中における過渡的なミスマッチの最大量が、走査後に発光状態を更新する場合に比べて小さくなる。特に、本実施の形態で示したように遅延手段60による遅延量を、1行の走査期間の半分(本実施の形態では、1/8フレーム)とすれば、ミスマッチの最大量をD/2にすることができる。すなわち、ミスマッチの量を最も小さく構成することができる。これにより、さらに高品位な画像表示を提供することができる。
なお、実施の形態1においては、遅延手段60が不要であるため、構成を簡略化することができ、低コスト化などのメリットを得ることができる。
(その他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、上述の通り、実施の形態1乃至3を例示した。しかし本発明はこれらの実施の形態に限定されない。そこで、他の実施形態について、その一例を以下にまとめて説明する。
本発明の実施の形態として、上述の通り、実施の形態1乃至3を例示した。しかし本発明はこれらの実施の形態に限定されない。そこで、他の実施形態について、その一例を以下にまとめて説明する。
別の実施の形態に係る液晶表示装置は、実施の形態1と同様の構成であって、特徴検出手段が、画像表示領域毎に、輝度平均値および輝度ピーク値に重み付けを行うことによって特徴量を決定する構成を有する。そして、この液晶表示装置は、外光検出手段を更に有し、検出した外光照度に応じて、この輝度平均値および輝度ピーク値に掛ける重みを変更する構成を有する。
このような構成によれば、「黒浮き」が気にならない程度に外光照度が高い場合に、輝度ピーク値の重み付けを大きくすることによって、微小な白輝点でも、特徴量を大きくして明るく光らせることができる。よって、外光照度に応じた最適な画像を提供することができる。
また、更に別の実施形態に係る液晶表示装置は、実施の形態1と同様の構成であって、特徴検出手段が、画像表示領域毎に、輝度平均値および輝度ピーク値に重み付けを行うことによって特徴量を決定する構成である。そして、この液晶表示装置は、この輝度平均値および輝度ピーク値に掛ける重みに応じて、重み付け手段における第1の重みと第2の重みとを変更する構成を有する。
この構成によれば、例えば、輝度ピーク値に掛ける重みが大きいときに第2の重みを大きくすることで、輝度ピーク値に掛ける重みを大きくしたときに発生する、物体が動いたときの急峻な発光領域の輝度変化を改善する効果を得ることができる。よって、輝度のピークの維持と、画像の動きに応じた発光領域の滑らかな動きとを両立させることができる。
また、上述した実施の形態1乃至実施の形態3において、第1の発光領域と第2の発光領域に対して、例えば、図14、図30、図31、図32、図33に示すような重み付けを行う場合について説明したが、これに限定されない。例えば、液晶表示装置は、各画像表示領域の特徴量を画像データとしてとらえ、帯域制限フィルタを用いて、注目する画像表示領域(第1の画像表示領域)の発光輝度に、その周辺の画像表示領域(第2の画像表示領域)の輝度信号が反映されるようにしても良い。この場合、帯域制限フィルタのフィルタ係数が、上述した実施の形態における重みに相当する。具体的には、例えば、水平3タップ(行方向3領域)、垂直3タップ(列方向3領域)の帯域制限フィルタとすれば、図14に示す図がフィルタ係数に相当する。
本発明のバックライト装置及び表示装置は、例えば、液晶テレビ及び液晶モニタ等の表示装置やそれらのバックライト装置として利用することができる。
1、1000 液晶表示装置
10 液晶パネル
20 照明部
21、21a、21b 発光部
22 LEDドライバ
30、30a 輝度決定部
31、31a 特徴検出手段
32、32a 輝度算出手段
33、33a 一時メモリ
34、34a、34b 重み付け手段
40 更新制御部
50 画像信号補正部
60 遅延手段
210 LED
340、340a 第1情報読み出しブロック
341a〜341h、342a〜342h 第2情報読出しブロック
350、350a 第1情報重み付けブロック
351a〜351h、352a〜352h 第2情報重み付けブロック
360、360a 加算ブロック
370 除算ブロック
400 入力画像
500a、500b 表示画像
800、900 入力画像
810、910 バックライト
820、920 表示画像
10 液晶パネル
20 照明部
21、21a、21b 発光部
22 LEDドライバ
30、30a 輝度決定部
31、31a 特徴検出手段
32、32a 輝度算出手段
33、33a 一時メモリ
34、34a、34b 重み付け手段
40 更新制御部
50 画像信号補正部
60 遅延手段
210 LED
340、340a 第1情報読み出しブロック
341a〜341h、342a〜342h 第2情報読出しブロック
350、350a 第1情報重み付けブロック
351a〜351h、352a〜352h 第2情報重み付けブロック
360、360a 加算ブロック
370 除算ブロック
400 入力画像
500a、500b 表示画像
800、900 入力画像
810、910 バックライト
820、920 表示画像
Claims (18)
- 複数の画像表示領域を有し背面から照射される照明光を画像信号に応じて前記画像表示領域毎に変調することにより画像を表示する光変調部に対して、画像を表示させるための照明光を照射する照明部と、
前記照明部の発光輝度値を決定し、決定した発光輝度値に基づいて前記照明部の発光状態を更新する輝度決定部と、
前記発光状態の更新タイミングを制御する更新制御部と、を備え、
前記照明部は、
前記複数の画像表示領域のそれぞれを照射する複数の発光領域を有し、
前記輝度決定部は、
第1の画像表示領域の入力画像信号に基づく第1情報と、第2の画像表示領域の入力画像信号に基づく第2情報と、に重み付けして得られる値から、前記第1の画像表示領域を照射する発光領域の発光輝度値を決定し、
前記更新制御部は、
前記輝度決定部に対して、入力画像信号が前記光変調部の全画像表示領域を1回走査する間に、前記複数の発光領域の各々の発光状態を複数回ずつ更新させる、
バックライト装置。 - 前記更新制御部は、
前記輝度決定部に対して、入力画像信号が前記光変調部の全画像表示領域を1回走査する間に、全発光領域の発光状態を同時に複数回更新させる、
請求項1記載のバックライト装置。 - 前記光変調部は、
各々が複数の前記画像表示領域からなる複数の行を有し、
前記更新制御部は、
前記輝度決定部に対して、前記行毎にその行の走査に応じて前記発光領域の発光状態を更新させる、
請求項1記載のバックライト装置。 - 前記更新制御部は、
前記輝度決定部に対して、前記行毎にその行の走査中に前記発光領域の発光状態を更新させる、
請求項3記載のバックライト装置。 - 前記更新制御部は、
前記輝度決定部に対して、同じ行に属する複数の画像表示領域の一つを前記第1の画像表示領域とした場合、少なくとも前記第1の画像表示領域と前記第2の画像表示領域とを含む行に属する画像表示領域を照射する複数の発光領域の発光状態を、少なくとも1つ以上の行が走査される毎に更新させる、
請求項3記載のバックライト装置。 - 前記輝度決定部は、
前記画像表示領域毎の入力画像信号の特徴量を検出する特徴検出手段と、
前記特徴量に基づいて前記発光領域毎の基準輝度値を算出する輝度算出手段と、
前記第1情報である第1の発光領域の基準輝度値と、前記第2情報である第2の発光領域の基準輝度値と、に重み付けして得られる値から、前記第1の発光領域の発光輝度値を決定する重み付け手段と、を有する、
請求項1記載のバックライト装置。 - 前記輝度決定部は、
前記画像表示領域毎の入力画像信号の基準特徴量を検出する特徴検出手段と、
第1情報である第1の画像表示領域の基準特徴量と、第2情報である第2の画像表示領域の基準特徴量と、に重み付けして得られる値から、前記第1の画像表示領域の特徴量を決定する重み付け手段と、
前記特徴量に基づいて前記発光領域毎の発光輝度値を算出する輝度算出手段と、を有する、
請求項1記載のバックライト装置。 - 前記第2の画像表示領域は、
前記第1の画像表示領域と隣接する画像表示領域を含む、
請求項1記載のバックライト装置。 - 前記輝度決定部は、
前記第1情報に掛ける重みよりも小さい重みを、前記第2情報に掛ける、
請求項1記載のバックライト装置。 - 前記輝度決定部は、
前記第1の画像表示領域からより遠い前記第2の画像表示領域の第2情報ほど、より小さい重みを掛ける、
請求項1記載のバックライト装置。 - 前記輝度決定部は、
前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記第1情報および前記第2情報に対する重み付けを変更する、
請求項1記載のバックライト装置。 - 前記特徴検出手段は、
前記入力画像信号の輝度ピーク値を検出する、
請求項6又は7記載のバックライト装置。 - 前記特徴検出手段は、
前記入力画像信号の輝度平均値を検出する、
請求項6又は7記載のバックライト装置。 - 前記特徴検出手段は、
前記入力画像信号の輝度ピーク値と輝度平均値との組合せ情報を検出する、
請求項6又は7記載のバックライト装置。 - 前記輝度決定部は、
前記画像表示領域毎の入力画像信号の特徴量を検出する特徴検出手段と、
前記特徴量に基づいて前記発光領域毎の基準輝度値を算出する輝度算出手段と、
前記基準輝度値を保存する記憶手段と、を有し、
前記記憶手段は、
前記複数の画像表示領域に対応する記憶領域を持ち、前記光変調部の走査状態と同期して該記憶手段の内容を更新する、
請求項1記載のバックライト装置。 - 請求項1記載のバックライト装置と、
前記光変調部と、を備えた、
表示装置。 - 前記輝度決定部が決定した発光輝度値に基づいて、前記光変調部へ入力する画像信号を補正する画像信号補正部を更に備えた、
請求項16記載の表示装置。 - 請求項4記載のバックライト装置と、
前記光変調部と、
前記輝度決定部が決定した発光輝度値に基づいて、前記光変調部へ入力する画像信号を補正する画像信号補正部と、
前記画像信号補正部が出力する画像信号を所定期間遅延させる遅延手段と、を備えた、
表示装置。
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