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JP2010132143A - 電源制御装置 - Google Patents

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JP2010132143A JP2008310082A JP2008310082A JP2010132143A JP 2010132143 A JP2010132143 A JP 2010132143A JP 2008310082 A JP2008310082 A JP 2008310082A JP 2008310082 A JP2008310082 A JP 2008310082A JP 2010132143 A JP2010132143 A JP 2010132143A
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Tsugio Nishimura
次夫 西村
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】専用のスイッチを設けることなく、車両が被牽引車両を牽引していることを自動的に且つ正確に検出して車両の負荷へ供給される電力を適切に制御することが可能な電源制御装置を提供する。
【解決手段】ブレーキ信号のオン(又はオフ)を一定の周期で検出し、前記オン(又はオフ)を検出する前に電流計5が検出した電流値に対して、前記オン(又はオフ)の検出後に電流計5が検出した電流値が、ブレーキランプ10aの最大消費電流値より大きく変化している場合に、被牽引車両が牽引されていることを検出する。この場合、電圧計6が検出したバッテリ3の電圧値が所定の電圧値より小さいときに、電気負荷7へ供給される電力を制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両から電力が供給されるべき被牽引車両が牽引されているか否かに基づいて、車両が有する負荷へ供給する電力を制御する電源制御装置に関する。
車両の後方に、例えばボートトレーラー、キャンピングカー等の被牽引車両を連結して牽引する場合、車両のテールランプ(尾灯)、ブレーキランプ(制動灯)等の灯火類を後方から視認することが困難になる。このため、車両後部に配された法定による灯火類と同期して作動する灯火類を、車両と同様に被牽引車両の後部に装備することが、道路交通法によって義務付けられている。
被牽引車両に装備された灯火類へは、通常、牽引する車両の車載電源から電力が供給されるが、被牽引車両が備える灯火類の消費電流が大きい場合、更には、被牽引車両が電磁ブレーキを初めとする他の負荷を搭載する場合、車両及び被牽引車両のトータル負荷が車載電源の供給能力を越えていわゆるバッテリ上がりに至る虞がある。
これを回避するには、車両が被牽引車両を牽引している場合に、車両が有する負荷へ供給される電力を制御することが有効であるため、従来、被牽引車両が牽引されているか否かを検出する方法がいくつか提案されている。
例えば、特許文献1では、使用者が牽引モード(被牽引車両を牽引しているか否かの形態)を設定するためのスイッチを備え、該スイッチの設定内容に基づいて車両が被牽引車両を牽引しているか否かを検出する技術が開示されている。
特開2006−290270号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、専用のスイッチを設けて信号を検出する必要があるために回路が複雑になるうえ、使用者が前記スイッチによる牽引モードの設定を失念した場合は、被牽引車両の牽引が検出されないこと、又は被牽引車両の牽引が誤って検出されることがあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、専用のスイッチを設けることなく、車両が被牽引車両を牽引していることを自動的に且つ正確に検出して車両の負荷へ供給される電力を適切に制御することが可能な電源制御装置を提供することにある。
本発明に係る電源制御装置は、車両に牽引されたときに車載電源から電力が供給されるべき被牽引車両を牽引しているか否かを検出する牽引検出手段と、該牽引検出手段の検出結果に基づいて、前記車載電源から前記車両が有する負荷へ供給される電力を制御する制御手段とを備える電源制御装置において、前記車載電源から、前記車両及び前記被牽引車両が夫々有する負荷へ供給する電流値を検出する電流計と、前記被牽引車両が有する負荷のオン(又はオフ)を検出する負荷検出手段と、前記オン(又はオフ)の検出前に前記電流計が検出した電流値を記憶する記憶手段と、前記オン(又はオフ)の検出後に前記電流計が検出した電流値の、前記記憶手段が記憶した電流値に対する変化量が、所定の閾値より大きいか否かを判定する手段とを備え、該手段が大きいと判定した場合、前記牽引検出手段が、牽引していると検出するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、被牽引車両が有する負荷のオン(又はオフ)を検出し、前記負荷のオン(又はオフ)を検出する前に電流計が検出した車載電源の負荷電流値に対して、前記負荷のオン(又はオフ)の検出後に電流計が検出した車載電源の負荷電流値が、所定の閾値より大きく変化している場合に、被牽引車両を牽引していることを検出する。
これにより、被牽引車両が有する負荷のオン(又はオフ)に伴って増大(又は減少)する車載電源の負荷電流が、被牽引車両を牽引している場合に限って所定の閾値より大きく増大(又は減少)することを利用して、被牽引車両の牽引を検出する。このため、車両の負荷に供給される電力が、被牽引車両の牽引の有無に応じて適切に制御される。
また、車両が有する負荷のオン(又はオフ)と、被牽引車両が有する負荷のオン(又はオフ)とが区別無く検出される場合であっても、被牽引車両の牽引の有無が検出される。
本発明に係る電源制御装置は、前記負荷検出手段は、制動のオン(又はオフ)を検出するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、制動のオン(又はオフ)に伴う車載電源の負荷電流値の変化量が、所定の閾値より大きいか否かに基づいて被牽引車両の牽引を検出する。
これにより、制動がオン(又はオフ)された場合に、車載電源の負荷電流値が大きく変化することを利用して、被牽引車両の牽引を正確に検出する。
本発明に係る電源制御装置は、前記牽引検出手段が被牽引車両の牽引を検出した場合、前記制御手段が、前記車両が有する負荷へ供給される電力を制限するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、被牽引車両が牽引されていることを検出した場合、車両が有する負荷へ供給される電力を制限する。
これにより、バッテリ上がりが確実に防止される。
本発明に係る電源制御装置は、前記牽引検出手段が被牽引車両の牽引を検出した場合、前記車載電源の電圧値を検出する電圧計と、該電圧計が検出した電圧値が所定の電圧値より小さいか否かを判定する手段とを備え、該手段が小さいと判定した場合、前記制御手段が、前記車両が有する負荷へ供給される電力を制限するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、被牽引車両が牽引されていることを検出した場合、車載電源の電圧値が所定の電圧値より小さいときに、車両が有する負荷へ供給される電力を制限する。
これにより、被牽引車両の牽引を検出した場合、車載電源のバッテリの充電量(SOC=State Of Charge)が小さいときに、車両が有する負荷へ供給される電力を制限する。
本発明によれば、被牽引車両が有すべき負荷のオン(又はオフ)に伴う車載電源の負荷電流値の変化量が、所定の閾値より大きいか否かに基づいて被牽引車両の牽引を検出する。
これにより、被牽引車両が有すべき負荷のオン(又はオフ)に伴って増大(又は減少)する負荷電流の変化量が、被牽引車両を牽引しているときに限って所定の閾値より大きくなることを利用して、被牽引車両の牽引を検出する。従って、専用のスイッチを設けることなく、車両が被牽引車両を牽引していることを自動的に且つ正確に検出して車両の負荷へ供給される電力を適切に制御することが可能となる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る電源制御装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図であり、図2は、車両及び被牽引車両夫々の後部にブレーキランプが配設された様子を例示する模式的な平面図である。車両100は、車体後部にブレーキランプ10aを備えており、車両100の後方には、ブレーキランプ10aが発する光を遮るように被牽引車両200が牽引されている。被牽引車両200は、車体後部にトーイングブレーキランプ20aを備えており、トーイングブレーキランプ20aが発する光は、後方より容易に視認されるようになっている。
図中1は、エンジン2に連動して発電するオルタネータであり、オルタネータ1には、オルタネータ1が発電及び整流した電圧を定電圧制御及び昇降圧制御してバッテリ3に与えるレギュレータ(図示せず)が付設されている。オルタネータ1及びバッテリ3が、車載電源を構成する。
電源制御装置は、CPU41を有する制御部4を備え、CPU41は、プログラム等の情報を記憶するROM42、一時的に発生した情報を記憶するRAM43、時間を計時するためのタイマ44、及び各種の信号を入出力するための入出力ポート45,46,47,48と互いにバス接続されている。電源制御装置は、また、オルタネータ1及びバッテリ3が供給する電流値及び電圧値を夫々検出する電流計5及び電圧計6を備え、電流計5及び電圧計6が夫々検出した電流値及び電圧値は、入出力ポート45,46に与えられる。
オルタネータ1及びバッテリ3が供給する電圧は、電流計5を通じてエアコン等の負荷からなる電気負荷7及び半導体リレーからなるブレーキランプリレー10に与えられる。ブレーキランプリレー10に与えられた電圧は、ブレーキ制御部8によってブレーキランプリレー10がオンされたときに、車両100が備えるブレーキランプ10aと、被牽引車両200が備えるトーイングブレーキランプ20aとに与えられるようになっている。ブレーキ制御部8の入力及び出力には、車両100が備えるブレーキペダルスイッチ9及び入出力ポート47が夫々接続されている。
上述した構成において、使用者が、図示しないブレーキペダルを踏圧/解放する操作を行った場合、ブレーキ制御部8がブレーキペダルスイッチ9のオン/オフを検出して制動のオン/オフを示すブレーキ信号を入出力ポート47に与えると共に、ブレーキランプリレー10をオン/オフさせる。ブレーキランプリレー10がオン/オフした場合、電流計5を介してブレーキランプ10a及びトーイングブレーキランプ20aに流入すべき電流が供給/遮断されるため、電流計5が検出する電流値は、制動のオン/オフに伴って増/減する。
つまり、被牽引車両200が牽引されていない場合、制動がオン/オフしたときに電流計5が検出する電流値は、ブレーキランプ10aが消費する電流値だけ増/減する。これに対し、被牽引車両200が牽引されている場合、制動がオン/オフしたときに電流計5が検出する電流値は、ブレーキランプ10a及びトーイングブレーキランプ20aが消費する電流値の合計値だけ増/減する。従って、制動がオン/オフした場合に電流値5が検出する電流値が、ブレーキランプ10aの消費電流の最大値より大きい変動幅で増/減するときは、被牽引車両200が牽引されていると判定することができる。
より具体的には、制御部4のCPU41は、入出力ポート47より取り込むブレーキ信号のオン/オフを時系列的に検出し、検出の前後で電流計5の検出値が所定の閾値より大きく変化するときに、被牽引車両200が牽引されていると判定する。被牽引車両200が牽引されていると判定した場合、CPU41は、入出力ポート48より電気負荷7に対して、消費電力を低減させるための負荷制限を行う。この場合、入出力ポート47より取り込むバッテリ3の電圧値が所定の閾値より大きいときは、バッテリ3のSOCが大きいものとして、負荷制限を行わないようにする。
尚、トーイングブレーキランプ20aがオンするときと、オフするときとでは、電流計5が検出する電流値の変化量に本質的な差はないため、上述した判定は、ブレーキ信号のオン又はオフの何れか一方について行えばよく、オン及びオフの両方について行うようにしてもよい。
図3は、ブレーキ信号のオン/オフを検出するCPU41の処理手順を示すフローチャートであり、図4は、被牽引車両200の牽引を検出して電気負荷7への負荷制限を行うCPU41の処理手順を示すフローチャートである。以下の処理は、タイマ44が計時する一定周期ごとに起動され、ROM42に予め格納されている制御プログラムに従って実行される。本実施の形態では、図3及び図4に示す処理を同一周期で順次起動するが、夫々の処理を異なる周期で起動するようにしてもよい。また、起動を周期的に行う必要はなく、不定期的に起動するようにしてもよい。
尚、「オンフラグ」、「判定カウンタ」、「Ia」、及び「ブレーキ変化」は、RAM43に記憶される変数であり、これらの変数は、図示しない初期化処理の中で、CPU41によって「0」クリアされるものとする。また、「閾値Cth」、「閾値Ith」及び「閾値Vth」は、既知の常数とする。更に、「Ib」、「ΔI」及び「Vb」は、CPU41のレジスタに記憶される変数とする。
図3の処理が起動された場合、CPU41は、入出力ポート47を介してブレーキ信号を取り込み(ステップS11)、取り込んだブレーキ信号がオンしているか否かを判定する(ステップS12)。ブレーキ信号がオンしていると判定した場合(ステップS12:YES)、CPU41は、ブレーキ信号の状態を記憶する「オンフラグ」が「1」であるか否かを判定する(ステップS13)。「1」であると判定した場合(ステップS13:YES)、ブレーキ信号と「オンフラグ」が示す状態とが一致しているものとして、ブレーキ信号のオン/オフ変化の確定を判定することなく、処理を後述するステップS15に進める。
ステップS12でブレーキ信号がオンしていない(即ちオフしている)と判定した場合(ステップS12:NO)、CPU41は、「オンフラグ」が「0」であるか否かを判定する(ステップS14)。「0」であると判定した場合(ステップS14:YES)、ブレーキ信号と「オンフラグ」が示す状態とが一致しているものとして、ブレーキ信号のオン/オフ変化の確定を判定することなく、「判定カウンタ」を「0」クリアする(ステップS15)。
その後、CPU41は、入出力ポート45を介して電流計5が検出した電流値を取り込み(ステップS16)、取り込んだ電流値を「Ia」に記憶して(ステップS17)処理を終了する。
このように、ブレーキ信号のオン/オフ変化の確定を判定しない場合は、前記確定の判定のための「判定カウンタ」を「0」クリアすると共に、電流計5が検出した電流値を記憶しておく。
ステップS13で「オンフラグ」が「1」でないと判定した場合(ステップS13:NO)、又はステップS14で「オンフラグ」が「0」でないと判定した場合(ステップS14:NO)、CPU41は、「判定カウンタ」に「1」を加算し(ステップS18)、「判定カウンタ」が「閾値Cth」と等しくなったか否かを判定する(ステップS19)。これにより、ブレーキ信号のオン/オフ変化が確定したか否かを判定する。「閾値Cth」と等しくなっていないと判定した場合(ステップS19:NO)、CPU41は、一旦処理を終了し、次回起動された場合へと処理を引き継ぐ。
尚、ここでの「閾値Cth」は、ブレーキ信号がオン/オフしてから電流計5が検出する電流値が増/減して定常値に達するまでの時間を、図3の処理が起動される周期で除した商の値以上とする。図3の処理が定周期で起動されないときは、例えば、前記周期を平均起動間隔で置き換えればよい。これにより、電流計5が検出する電流値が増/減して定常値に達してから、ブレーキ信号のオン/オフ変化が確定したか否かを判定することができる。
「判定カウンタ」が「閾値Cth」と等しくなったと判定した場合(ステップS19:YES)、即ちブレーキ信号のオン/オフ変化が確定したと判定した場合、CPU41は、「オンフラグ」が「0」であるか否かを判定する(ステップS20)。「0」であると判定した場合(ステップS20:YES)、CPU41は、「ブレーキ変化」に「1」を書き込み(ステップS21)、「オンフラグ」に「1」を書き込んで(ステップS22)処理を終了する。
「0」ではないと判定した場合(ステップS20:NO)、CPU41は、「ブレーキ変化」に「2」を書き込み(ステップS23)、「オンフラグ」に「0」を書き込んで(ステップS24)処理を終了する。
このようにして、ブレーキ信号のオン/オフ変化が確定したときに、「オンフラグ」のオン(1)/オフ(0)と、「ブレーキ変化」の「1」/「2」とを対応させて記憶する。
図4の処理が起動された場合、CPU41は、「ブレーキ変化」が「0」であるか否か、即ちブレーキ信号のオン/オフ変化が確定していないことが記憶されているか否かを判定する(ステップS31)。「0」であると判定した場合(ステップS31:YES)、CPU41は、それ以上何もせずに処理を終了する。「0」ではないと判定した場合(ステップS31:NO)、即ちブレーキ信号のオン/オフ変化が確定したことが記憶されていると判定した場合、CPU41は、入出力ポート45を介して電流計5が検出した電流値を取り込み(ステップS32)、取り込んだ電流値を「Ib」としてレジスタに記憶する。
その後、CPU41は、「ブレーキ変化」が「1」であるか否か、即ちブレーキ信号の確定した変化がオンへの変化であるか否かを判定する(ステップS33)。「1」であると判定した場合(ステップS33:YES)、CPU41は、レジスタに記憶した「Ib」から、RAM43に記憶されている「Ia」を減算した値を「ΔI」としてレジスタに記憶する(ステップS34)。「ブレーキ変化」が「1」ではないと判定した場合(ステップS33:NO)、即ち、「ブレーキ変化」が「2」の場合、CPU41は、RAM43に記憶されている「Ia」から、レジスタに記憶した「Ib」を減算した値を「ΔI」としてレジスタに記憶する(ステップS35)。
ステップS34又はステップS35の処理を終えた場合、CPU41は、レジスタに記憶した「ΔI」が「閾値Ith」より大きいか否かを判定する(ステップS36)。「閾値Ith」より大きくないと判定した場合(ステップS36:NO)、CPU41は、入出力ポート48を介して電気負荷7に対する負荷制限を解除する出力を行い(ステップS37)、処理を終了する。
「ΔI」が「閾値Ith」より大きいと判定した場合(ステップS36:YES)、即ち、ブレーキ信号のオン/オフ変化の前後で電流計5の検出値が所定の閾値より大きく変化する場合、CPU41は、被牽引車両200が牽引されているものと判定する。そして、CPU41は、バッテリ3のSOCを判定するために、入出力ポート46を介して電圧計6が検出した電圧値を取り込み(ステップS38)、取り込んだ電圧値を「Vb」としてレジスタに記憶する。
その後、CPU41は、レジスタに記憶した「Vb」が「閾値Vth」より大きいか否かを判定する(ステップS39)。「閾値Vth」より大きくないと判定した場合(ステップS39:NO)、CPU41は、電気負荷7に対して負荷制限を解除するために、処理をステップS37に戻す。「閾値Vth」より大きいと判定した場合(ステップS39:YES)、CPU41は、入出力ポート48を介して電気負荷7に対して負荷制限を開始する出力を行い(ステップS40)、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、被牽引車両が有するトーイングブレーキランプの駆動に係る信号のオン(又はオフ)を一定の周期で検出し、前記オン(又はオフ)を検出する前に電流計が検出した電流値に対して、前記オン(又はオフ)の検出後に電流計が検出した電流値が、ブレーキランプの最大消費電流値より大きく変化している場合に、被牽引車両が牽引されていることを検出する。
これにより、トーイングブレーキランプのオン(又はオフ)に伴って増大(又は減少)する車載電源(即ちオルタネータ及びバッテリ)の負荷電流が、被牽引車両を牽引している場合に限って所定の閾値より大きく増大(又は減少)することを利用して、被牽引車両の牽引を検出する。従って、専用のスイッチを設けることなく、車両が被牽引車両を牽引していることを自動的に且つ正確に検出して車両の電気負荷へ供給される電力を適切に制御することが可能となる。
また、ブレーキ信号のオン(又はオフ)を検出するため、制動のオン(又はオフ)に伴う車載電源の負荷電流値の変化量が、所定の閾値より大きいか否かに基づいて被牽引車両の牽引を検出する。
従って、制動がオン(又はオフ)された場合に、大電流を消費するトーイングブレーキランプが点灯(又は消灯)することから、車載電源の負荷電流値が大きく変化することを利用して、被牽引車両の牽引を正確に検出することが可能となる。
更にまた、被牽引車両が牽引されていることを検出した場合、車両が有する電気負荷へ供給される電力を制限する。
従って、バッテリ上がりを確実に防止することが可能となる。
更にまた、被牽引車両が牽引されていることを検出した場合、電圧計が検出した車載電源の電圧値(即ちバッテリの電圧値)が所定の電圧値より小さいときに、車両が有する電気負荷へ供給される電力を制限する。
従って、バッテリのSOCが小さいときに限り、車両が有する電気負荷へ供給される電力を制限することが可能となる。
尚、本実施の形態にあっては、ブレーキ信号のオン/オフを一定の周期で(即ち時系列的に)検出しているが、これに限定するものではなく、例えば、ブレーキ信号がオン/オフしたときにCPU41に割り込みをかけることにより、CPU41へ前記オン/オフを積極的に通知してCPU41に検出させるようにしてもよい。
この場合、例えばブレーキ信号がオン/オフして電流計5が検出する電流値が増/減し始める前に第1回目の割り込みをかけ、その後、電流計5が検出する電流値が増/減して定常値に達したときに第2回目の割り込みとしてタイマ割り込みをかければよい。そして、第1回目の割り込み処理の中で、図3のステップS16,S17に相当する処理を行って電流値を「Ia」に記憶し、第2回目の割り込み処理の中でブレーキ信号を取り込み、ブレーキ信号のオン/オフに対応させて「ブレーキ変化」に「1」/「2」を書き込めば、図3のその他の処理は不要となる。図4の処理については、この場合も共通である。
また、一定の周期で検出すべき信号はブレーキ信号に限定されるものではなく、トーイングブレーキランプ20a以外の被牽引車両200の負荷のオン(又はオフ)に対応する信号を検出してもよい。この場合にも、前記オン(又はオフ)に伴って増加(又は減少)する電流値の変動幅に基づいて、被牽引車両200の牽引を検出すればよい。
本発明に係る電源制御装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。 車両及び被牽引車両夫々の後部にブレーキランプが配設された様子を例示する模式的な平面図である。 ブレーキ信号のオン/オフを検出するCPUの処理手順を示すフローチャートである。 被牽引車両の牽引を検出して電気負荷への負荷制限を行うCPUの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 オルタネータ(車載電源)
3 バッテリ(車載電源)
4 制御部(制御手段)
41 CPU(牽引検出手段、負荷検出手段、判定する手段)
42 ROM
43 RAM(記憶手段)
44 タイマ
5 電流計
6 電圧計
7 電気負荷(車両が有する負荷)
9 ブレーキペダルスイッチ
10a ブレーキランプ(車両が有する負荷)
20a トーイングブレーキランプ(被牽引車両が有する負荷)
100 車両
200 被牽引車両

Claims (4)

  1. 車両に牽引されたときに車載電源から電力が供給されるべき被牽引車両を牽引しているか否かを検出する牽引検出手段と、該牽引検出手段の検出結果に基づいて、前記車載電源から前記車両が有する負荷へ供給される電力を制御する制御手段とを備える電源制御装置において、
    前記車載電源から、前記車両及び前記被牽引車両が夫々有する負荷へ供給する電流値を検出する電流計と、
    前記被牽引車両が有する負荷のオン(又はオフ)を検出する負荷検出手段と、
    前記オン(又はオフ)の検出前に前記電流計が検出した電流値を記憶する記憶手段と、
    前記オン(又はオフ)の検出後に前記電流計が検出した電流値の、前記記憶手段が記憶した電流値に対する変化量が、所定の閾値より大きいか否かを判定する手段とを備え、
    該手段が大きいと判定した場合、前記牽引検出手段が、牽引していると検出するようにしてあること
    を特徴とする電源制御装置。
  2. 前記負荷検出手段は、制動のオン(又はオフ)を検出するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記牽引検出手段が被牽引車両の牽引を検出した場合、前記制御手段が、前記車両が有する負荷へ供給される電力を制限するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源制御装置。
  4. 前記牽引検出手段が被牽引車両の牽引を検出した場合、前記車載電源の電圧値を検出する電圧計と、
    該電圧計が検出した電圧値が所定の電圧値より小さいか否かを判定する手段とを備え、
    該手段が小さいと判定した場合、前記制御手段が、前記車両が有する負荷へ供給される電力を制限するようにしてあることを特徴とする請求項3に記載の電源制御装置。
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