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JP2010128333A - 映像表示装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置及び投写型映像表示装置 Download PDF

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JP2010128333A JP2008304845A JP2008304845A JP2010128333A JP 2010128333 A JP2010128333 A JP 2010128333A JP 2008304845 A JP2008304845 A JP 2008304845A JP 2008304845 A JP2008304845 A JP 2008304845A JP 2010128333 A JP2010128333 A JP 2010128333A
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Abstract

【課題】 省電力化を十分に図るとともに、階調つぶれを抑制することを可能とする映像表示装置及び投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】 投写型映像表示装置100は、光源制御部230と、素子制御部240と、第1バックライト制御処理又は第2バックライト制御処理を選択する選択部224とを備える。光源制御部230は、第1バックライト制御処理において、複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の度数を高輝度側から取得して、取得された度数が所定数に達する第1輝度Lを算出する。光源制御部230は、第2バックライト制御処理において、複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の最高輝度を取得して、取得された最高輝度から所定輝度低い第2輝度Lを算出する。選択部224は、固体光源11から出射される光量の減少量が少ないバックライト制御処理を選択する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フレームを構成する複数の画素毎の映像信号に基づいて、固体光源から出射された光を変調する光変調素子を備えた映像表示装置及び投写型映像表示装置に関する。
省電力化を図る処理として、バックライト制御処理が知られている(例えば、特許文献1)。バックライト制御処理は、フレームを構成する複数の画素毎の映像信号に基づいて、複数の画素の輝度分布を特定し、複数の画素の輝度分布に基づいて、光源から出射される光量を減少する処理である。なお、バックライト制御処理では、固体光源から出射される光量の減少量に応じて、映像信号の信号値を増大する。
特開2000−59629号公報
しかしながら、上述したバックライト制御処理では、光源から出射される光量の減少量が小さいと、光源から出射される光量を十分に下げられないケース、すなわち、省電力化が十分に図れない。一方で、光源から出射される光量の減少量が大きいと、階調つぶれが生じてしまう。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、省電力化を十分に図るとともに、階調つぶれを抑制することを可能とする映像表示装置及び投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る映像表示装置は、固体光源(固体光源11)と、フレームを構成する複数の画素毎の映像信号に基づいて、前記固体光源から出射された光を変調する光変調素子(液晶パネル60)とを備える。映像表示装置は、前記固体光源から出射される光量を制御する光源制御部(光源制御部230)と、前記複数の画素毎の映像信号の信号値を制御する素子制御部(素子制御部240)と、前記固体光源から出射される光量を減少するバックライト制御処理として、第1バックライト制御処理又は第2バックライト制御処理を選択する選択部(選択部224)とを備える。前記光源制御部は、前記選択部によって前記第1バックライト制御処理が選択された場合に、前記複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の度数を高輝度側から取得して、取得された度数が所定数に達する第1輝度(第1輝度L)に基づいて、前記固体光源から出射される光量の減少量を算出する。前記光源制御部は、前記選択部によって前記第2バックライト制御処理が選択された場合に、前記複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の最高輝度を取得して、取得された最高輝度から所定輝度低い第2輝度(第2輝度L)に基づいて、前記固体光源から出射される光量の減少量を算出する。前記選択部は、前記第1バックライト制御処理及び前記第2バックライト制御処理のうち、前記固体光源から出射される光量の減少量が少ないバックライト制御処理を選択する。前記素子制御部は、前記バックライト制御処理において、前記固体光源から出射される光量の減少量に基づいて、前記複数の画素毎の映像信号の信号値を増大する。
第1の特徴において、映像表示装置は、前記固体光源として設けられた複数の固体光源(固体光源11−1R〜固体光源11−4R、固体光源10−1G〜固体光源10−4G、固体光源10−1B〜固体光源10−4B)と、前記複数の固体光源のそれぞれに応じて設けられており、前記固体光源のそれぞれの温度を調節する複数の温度調節部(温度調節部21−1R〜温度調節部21−4R、温度調節部21−1G〜温度調節部21−4G、温度調節部21−1B〜温度調節部21−4B)と、前記複数の温度調節部のそれぞれの温度調節量を個別に制御する調節量制御部(調節量制御部250)とをさらに備える。前記調節量制御部は、消灯された固体光源に対応する温度調節部の温度調節量を、消灯されていない固体光源に対応する温度調節部の温度調節量よりも減少する。
第1の特徴において、映像表示装置は、前記固体光源として設けられており、マトリックス状に配置された複数の固体光源を備える。前記光源制御部は、前記バックライト制御処理において消灯する固体光源として、前記複数の固体光源の中心点に対して点対称に配置された固体光源を選択する。
第2の特徴に係る投写型映像表示装置は、固体光源と、フレームを構成する複数の画素毎の映像信号に基づいて、前記固体光源から出射された光を変調する光変調素子と、前記光変調素子から出射された光を投射する投写光学系とを備える。投写型映像表示装置は、前記固体光源から出射される光量を制御する光源制御部と、前記複数の画素毎の映像信号の信号値を制御する素子制御部と、前記固体光源から出射される光量を減少するバックライト制御処理として、第1バックライト制御処理又は第2バックライト制御処理を選択する選択部とを備える。前記光源制御部は、前記選択部によって前記第1バックライト制御処理が選択された場合に、前記複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の度数を高輝度側から取得して、取得された度数が所定数に達する第1輝度に基づいて、前記固体光源から出射される光量の減少量を算出する。前記光源制御部は、前記選択部によって前記第2バックライト制御処理が選択された場合に、前記複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の最高輝度を取得して、取得された最高輝度から所定輝度低い第2輝度に基づいて、前記固体光源から出射される光量の減少量を算出する。前記選択部は、前記第1バックライト制御処理及び前記第2バックライト制御処理のうち、前記固体光源から出射される光量の減少量が少ないバックライト制御処理を選択する。前記素子制御部は、前記バックライト制御処理において、前記固体光源から出射される光量の減少量に基づいて、前記複数の画素毎の映像信号の信号値を増大する。
本発明によれば、省電力化を十分に図るとともに、階調つぶれを抑制することを可能とする映像表示装置及び投写型映像表示装置を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る映像表示装置は、固体光源と、フレームを構成する複数の画素毎の映像信号に基づいて、固体光源から出射された光を変調する光変調素子とを備える。映像表示装置は、固体光源から出射される光量を制御する光源制御部と、複数の画素毎の映像信号の信号値を制御する素子制御部と、固体光源から出射される光量を減少するバックライト制御処理として、第1バックライト制御処理又は第2バックライト制御処理を選択する選択部とを備える。
光源制御部は、選択部によって第1バックライト制御処理が選択された場合に、複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の度数を高輝度側から取得して、取得された度数が所定数に達する第1輝度に基づいて、固体光源から出射される光量の減少量を算出する。
光源制御部は、選択部によって第2バックライト制御処理が選択された場合に、複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の最高輝度を取得して、取得された最高輝度から所定輝度低い第2輝度に基づいて、固体光源から出射される光量の減少量を算出する。
選択部は、第1バックライト制御処理及び第2バックライト制御処理のうち、固体光源から出射される光量の減少量が少ないバックライト制御処理を選択する。
素子制御部は、バックライト制御処理において、固体光源から出射される光量の減少量に基づいて、複数の画素毎の映像信号の信号値を増大する。
実施形態では、選択部は、第1バックライト制御処理及び第2バックライト制御処理のうち、固体光源から出射される光量の減少量が少ないバックライト制御処理を選択する。従って、階調つぶれを抑制することができる。
実施形態では、第1バックライト制御処理において、固体光源から出射される光量の減少量は、最高輝度よりも低い第1輝度に基づいて算出される。第2バックライト制御処理において、固体光源から出射される光量の減少量は、最高輝度よりも低い第2輝度に基づいて算出される。従って、省電力化を十分に図ることができる。
以下においては、映像表示装置として、投写型映像表示装置を例示する。しかしながら、映像表示装置が投写型映像表示装置に限定されないことは勿論である。具体的には、映像表示装置は、液晶テレビなどのように、他の表示装置であってもよい。
実施形態では、赤、緑及び青の固体光源が個別に設けられている。従って、映像信号に基づいて算出される輝度として、赤の輝度、緑の輝度及び青の輝度を個別に取得することに留意すべきである。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100を示す図である。
図1に示すように、投写型映像表示装置100は、光源ユニット10と、温度調節ユニット20と、シリンドリカルレンズ30と、フライアイレンズユニット40と、コンデンサレンズ群50と、液晶パネル60と、クロスダイクロイックミラー70と、投写光学系80とを有する。
光源ユニット10は、赤、緑及び青の色毎に設けられている。すなわち、光源ユニット10は、光源ユニット10Rと、光源ユニット10Gと、光源ユニット10Bとを含む。各光源ユニット10は、複数の固体光源11を有する。固体光源11は、LD(Laser Diode)やLED(Ligth Emitting Diode)である。
光源ユニット10Rは、固体光源11−1R〜固体光源11−4Rによって構成される。
光源ユニット10Gは、固体光源10−1G〜固体光源10−4Gによって構成される。光源ユニット10Bは、固体光源10−1B〜固体光源10−4Bによって構成される。
なお、各光源ユニット10に設けられた固体光源11の数は限定されるものではない。各光源ユニット10に設けられた固体光源11は単数であってもよい。
温度調節ユニット20は、赤、緑及び青の色毎に設けられている。すなわち、温度調節ユニット20は、温度調節ユニット20Rと、温度調節ユニット20Gと、温度調節ユニット20Bとを含む。各温度調節ユニット20は、複数の温度調節部21を有する。温度調節部21は、例えば、ペルチェ素子や送風ファンなどの冷却部である。また、温度調節部21は、ヒータなどの加熱部であってもよい。
温度調節ユニット20Rは、温度調節部21−1R〜温度調節部21−4Rによって構成される。温度調節部21−1R〜温度調節部21−4Rは、固体光源11−1R〜固体光源11−4Rのそれぞれに応じて設けられる。温度調節部21−1R〜温度調節部21−4Rは、固体光源11−1R〜固体光源11−4Rのそれぞれの温度を調節する。
温度調節ユニット20Gは、温度調節部21−1G〜温度調節部21−4Gによって構成される。温度調節部21−1G〜温度調節部21−4Gは、固体光源10−1G〜固体光源10−4Gのそれぞれに応じて設けられる。温度調節部21−1G〜温度調節部21−4Gは、固体光源10−1G〜固体光源10−4Gのそれぞれの温度を調節する。
温度調節ユニット20Bは、温度調節部21−1B〜温度調節部21−4Bによって構成される。温度調節部21−1B〜温度調節部21−4Bは、固体光源10−1B〜固体光源10−4Bのそれぞれに応じて設けられる。温度調節部21−1B〜温度調節部21−4Bは、固体光源10−1B〜固体光源10−4Bのそれぞれの温度を調節する。
シリンドリカルレンズ30は、赤、緑及び青の色毎に設けられている。すなわち、シリンドリカルレンズ30は、シリンドリカルレンズ30Rと、シリンドリカルレンズ30Gと、シリンドリカルレンズ30Bとを含む。
シリンドリカルレンズ30Rは、光源ユニット10Rから出射された赤成分光の偏光状態を揃える。また、シリンドリカルレンズ30Rは、直線状の赤成分光を形成する。
シリンドリカルレンズ30Gは、光源ユニット10Gから出射された緑成分光の偏光状態を揃える。シリンドリカルレンズ30Gは、直線状の緑成分光を形成する。
シリンドリカルレンズ30Bは、光源ユニット10Bから出射された青成分光の偏光状態を揃える。シリンドリカルレンズ30Bは、直線状の青成分光を形成する。
フライアイレンズユニット40は、赤、緑及び青の色毎に設けられている。すなわち、シリンドリカルレンズ30は、フライアイレンズユニット40Rと、フライアイレンズユニット40Gと、フライアイレンズユニット40Bとを含む。
フライアイレンズユニット40Rは、フライアイレンズ41R及びフライアイレンズ42Rによって構成される。フライアイレンズ41R及びフライアイレンズ42Rは、それぞれ、複数の微少レンズによって構成される。各微少レンズは、光源ユニット10Rから出射された赤成分光が液晶パネル60Rの全面に照射されるように、光源ユニット10Rから出射された赤成分光を集光する。
フライアイレンズユニット40Gは、フライアイレンズ41G及びフライアイレンズ42Gによって構成される。フライアイレンズ41G及びフライアイレンズ42Gは、それぞれ、複数の微少レンズによって構成される。各微少レンズは、光源ユニット10Gから出射された緑成分光が液晶パネル60Gの全面に照射されるように、光源ユニット10Gから出射された緑成分光を集光する。
フライアイレンズユニット40Bは、フライアイレンズ41B及びフライアイレンズ42Bによって構成される。フライアイレンズ41B及びフライアイレンズ42Bは、それぞれ、複数の微少レンズによって構成される。各微少レンズは、光源ユニット10Bから出射された青成分光が液晶パネル60Bの全面に照射されるように、光源ユニット10Bから出射された青成分光を集光する。
コンデンサレンズ群50は、赤、緑及び青の色毎に設けられている。すなわち、コンデンサレンズ群50は、コンデンサレンズ群50Rと、コンデンサレンズ群50Gと、コンデンサレンズ群50Bとを含む。
コンデンサレンズ群50Rは、コンデンサレンズ51R及びコンデンサレンズ52Rによって構成される。コンデンサレンズ51R及びコンデンサレンズ52Rは、光源ユニット10Rから出射された赤成分光を集光する。
コンデンサレンズ群50Gは、コンデンサレンズ51G及びコンデンサレンズ52Gによって構成される。コンデンサレンズ51G及びコンデンサレンズ52Gは、光源ユニット10Gから出射された緑成分光を集光する。
コンデンサレンズ群50Bは、コンデンサレンズ51B及びコンデンサレンズ52Bによって構成される。コンデンサレンズ51B及びコンデンサレンズ52Bは、光源ユニット10Bから出射された青成分光を集光する。
液晶パネル60は、赤、緑及び青の色毎に設けられている。すなわち、液晶パネル60は、液晶パネル60Rと、液晶パネル60Gと、液晶パネル60Bとを含む。
液晶パネル60Rは、赤出力信号Routに基づいて、光源ユニット10Rから出射された赤成分光を変調する光変調素子である。
液晶パネル60Gは、緑出力信号Goutに基づいて、光源ユニット10Gから出射された緑成分光を変調する光変調素子である。
液晶パネル60Bは、青出力信号Boutに基づいて、光源ユニット10Bから出射された青成分光を変調する光変調素子である。
なお、赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Boutは、映像出力信号を構成する。映像出力信号は、1フレームを構成する複数の画素毎の信号である。従って、液晶パネル60R、液晶パネル60G及び液晶パネル60Bは、それぞれ、複数の画素毎に色成分光を変調する。
クロスダイクロイックミラー70は、各液晶パネル60から出射された色成分光を合成する。クロスダイクロイックミラー70は、合成光を投写光学系80側に出射する。
投写光学系80は、クロスダイクロイックミラー70から出射された合成光をスクリーン(不図示)などに投写する。
(制御ユニットの構成)
以下において、第1実施形態に係る制御ユニットについて、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る制御ユニット200を示すブロック図である。制御ユニット200は、投写型映像表示装置100に設けられており、投写型映像表示装置100を制御する。
図2に示すように、制御ユニット200は、映像信号受付部210と、バックライト前処理部220と、光源制御部230と、素子制御部240とを有する。
映像信号受付部210は、DVDやTVチューナなどの外部装置(不図示)から映像入力信号を受付ける。映像入力信号は、赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Binを含む。映像入力信号は、1フレームを構成する複数の画素毎に入力される信号である。
バックライト前処理部220は、バックライト制御処理の前処理を行う。バックライト制御処理は、映像入力信号に基づいて算出される輝度に基づいて、光源ユニット10から出射される光量を減少する処理である。また、バックライト制御処理は、光源ユニット10から出射される光量の減少量に応じて、映像信号を増大する処理である。ここで、バックライト制御処理は、赤、緑及び青の色毎に行われることに留意すべきである。
なお、映像信号の増大は、後述するように、映像入力信号を映像出力信号に変換する変換曲線の制御によって実現される。
バックライト前処理部220は、目標輝度L及び最大輝度LMAXを算出し、光源制御部230及び素子制御部240に出力する。上述したように、バックライト制御処理が、赤、緑及び青の色毎に行われるため、目標輝度L及び最大輝度LMAXは、赤、緑及び青の色毎に算出されることに留意すべきである。
目標輝度Lは、映像入力信号に基づいて算出され、バックライト制御処理に用いられる。具体的には、目標輝度Lの算出方法としては、後述するように、2種類の算出方法が存在する。
第1手法では、複数の画素毎の映像入力信号に基づいて算出される輝度の度数を高輝度側から取得して、取得された度数が所定数に達する第1輝度Lが目標輝度Lとして算出される。以下においては、第1輝度Lを用いたバックライト制御処理を第1バックライト制御処理と称する。
第2手法では、複数の画素毎の映像入力信号に基づいて算出される輝度の最高輝度を取得して、取得された最高輝度から所定輝度低い第2輝度Lが目標輝度Lとして算出される。以下においては、第2輝度Lを用いたバックライト制御処理を第2バックライト制御処理と称する。
最大輝度LMAXは、映像入力信号に基づいて算出され、バックライト制御処理に用いられる。具体的には、最大輝度LMAXは、映像入力信号に基づいて算出される輝度の最大輝度である。
なお、バックライト前処理部220の詳細については後述する(図3〜図5を参照)。
光源制御部230は、光源ユニット10から出射される光量を、赤、緑及び青の色毎に制御する。具体的には、光源制御部230は、各光源ユニット10から出射される光量が目標輝度Lに相当する光量となるように各光源ユニット10を制御する。
光源制御部230は、赤用に算出された目標輝度LRに基づいて、光源ユニット10Rから出射される光量の減少量を算出する。ここでは、減少量は、光源ユニット10Rから出射される赤成分光の最大光量からの減少量である。
なお、光源制御部230は、固体光源11−1R〜固体光源11−4Rから出射される光量が目標輝度LRとなるように、固体光源11−1R〜固体光源11−4Rから出射される光量を一律に減少してもよい。また、光源制御部230は、固体光源11−1R〜固体光源11−4Rから出射される光量が目標輝度LRとなるように、固体光源11−1R〜固体光源11−4Rのうち、発光効率が悪い固体光源から出射される光量を優先的に減少してもよい。
同様に、光源制御部230は、緑用に算出された目標輝度LGに基づいて、光源ユニット10Gから出射される光量の減少量を算出する。ここでは、減少量は、光源ユニット10Gから出射される緑成分光の最大光量からの減少量である。
なお、光源制御部230は、固体光源10−1G〜固体光源10−4Gから出射される光量が目標輝度LGとなるように、固体光源10−1G〜固体光源10−4Gから出射される光量を一律に減少してもよい。また、光源制御部230は、固体光源10−1G〜固体光源10−4Gから出射される光量が目標輝度LGとなるように、固体光源10−1G〜固体光源10−4Gのうち、発光効率が悪い固体光源から出射される光量を優先的に減少してもよい。
光源制御部230は、青用に算出された目標輝度LBに基づいて、光源ユニット10Bから出射される光量の減少量を算出する。ここでは、減少量は、光源ユニット10Bから出射される青成分光の最大光量からの減少量である。
なお、光源制御部230は、固体光源10−1B〜固体光源10−4Bから出射される光量が目標輝度LBとなるように、固体光源10−1B〜固体光源10−4Bから出射される光量を一律に減少してもよい。また、光源制御部230は、固体光源10−1B〜固体光源10−4Bから出射される光量が目標輝度LBとなるように、固体光源10−1B〜固体光源10−4Bのうち、発光効率が悪い固体光源から出射される光量を優先的に減少してもよい。
素子制御部240は、複数の画素毎の映像信号の信号値を、赤、緑及び青の色毎に制御する。具体的には、素子制御部240は、複数の画素毎の映像入力信号を複数の画素毎の映像出力信号に変換する。すなわち、素子制御部240は、赤入力信号Rinを赤出力信号Routに変換する。同様に、素子制御部240は、緑入力信号Ginを緑出力信号Goutに変換し、青入力信号Binを青出力信号Boutに変換する。
素子制御部240は、赤用に算出された目標輝度LR及び最大輝度LMAXRに基づいて、赤出力信号Routが赤入力信号Rinよりも大きくなるように、赤入力信号Rinを赤出力信号Routに変換する。
同様に、素子制御部240は、緑用に算出された目標輝度LG及び最大輝度LMAXGに基づいて、緑出力信号Goutが緑入力信号Ginよりも大きくなるように、緑入力信号Ginを緑出力信号Goutに変換する。
素子制御部240は、青用に算出された目標輝度LB及び最大輝度LMAXBに基づいて、青出力信号Boutが青入力信号Binよりも大きくなるように、青入力信号Binを青出力信号Boutに変換する。
なお、素子制御部240の詳細については後述する(図6を参照)。
(バックライト前処理部の構成)
以下において、第1実施形態に係るバックライト前処理部について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係るバックライト前処理部220を示すブロック図である。
図3に示すように、バックライト前処理部220は、ヒストグラム生成部221と、第1処理部222と、第2処理部223と、選択部224とを有する。
ヒストグラム生成部221は、映像入力信号に基づいて、複数の画素の輝度の度数を計数し、複数の画素の輝度のヒストグラムを生成する。ヒストグラム生成部221は、赤、緑及び青の色毎にヒストグラムを生成する。
第1処理部222は、第1バックライト制御処理に係る第1輝度Lを、赤、緑及び青の色毎に算出する。具体的には、第1処理部222は、ヒストグラム生成部221によって生成されたヒストグラムに基づいて、第1輝度Lを算出する。
例えば、図4に示すように、第1処理部222は、複数の画素毎の映像入力信号に基づいて算出される輝度の度数を高輝度側から取得して、取得された度数が所定数に達する第1輝度Lを算出する。換言すると、第1処理部222は、面積Sと面積Sとの比率が所定比率α(0≦α<1)となる輝度を第1輝度Lとして算出する。
なお、第1実施形態では、面積Sと面積Sとの比率αは、S/(S+S)で表される。
第2処理部223は、第2バックライト制御処理に係る第2輝度Lを、赤、緑及び青の色毎に算出する。具体的には、第2処理部223は、ヒストグラム生成部221によって生成されたヒストグラムに基づいて、第2輝度Lを算出する。
例えば、図5に示すように、第2処理部223は、複数の画素毎の映像入力信号に基づいて算出される輝度の最大輝度LMAXを取得して、取得された最高輝度から所定輝度低い第2輝度Lを算出する。例えば、第2処理部223は、最大輝度LMAXに所定比率β(0≦β<1)を乗算して得られる輝度を第2輝度Lとして算出する。
選択部224は、第1バックライト制御処理及び第2バックライト制御処理のうち、光源ユニット10から出射される光量の減少量が少ないバックライト制御処理を選択する。すなわち、選択部224は、第1輝度L及び第2輝度Lのうち、大きい輝度を目標輝度Lとして選択する。なお、目標輝度Lが大きいほど、光源ユニット10から出射される光量の減少量が少ないことに留意すべきである。
上述した光源制御部230及び素子制御部240は、選択部224によって選択された目標輝度Lに基づいて、バックライト制御処理を実行する。すなわち、光源制御部230及び素子制御部240は、選択部224によって選択されたバックライト制御処理を実行する。
(素子制御部の構成)
以下において、第1実施形態に係る素子制御部について、図面を参照しながら説明する。図6は、素子制御部240による映像信号の変換を説明するための図である。
図6に示すように、バックライト制御処理が行われない場合には、映像入力信号(Sin)と映像出力信号(Sout)との変換率が1対1であることを前提とする。
このような関係を前提として、バックライト制御処理が行われる場合には、映像入力信号(Sin)と映像出力信号(Sout)との変換率は、以下の式によって表される。
Figure 2010128333
(投写型映像表示装置の動作)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図7は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100を示すフロー図である。ここでは、第1輝度Lの算出方法、すなわち、第1処理部222の動作について説明する。
図7に示すように、ステップ10において、第1処理部222は、カウンタCに“0”をセットする。カウンタCは、輝度の度数をカウントする。
ステップ11において、第1処理部222は、カウンタMに“255”をセットする。ここでは、映像信号に基づいて算出される輝度の最大値が“255”であるケースを例示しているに過ぎない。
ステップ12において、第1処理部222は、H(M)が“0”であるか否かを判定する。H(M)は、ヒストグラム生成部221によって生成されたヒストグラムにおいて、カウンタMの値に対応する輝度の度数である。第1処理部222は、H(M)が“0”である場合には、ステップ13の処理に移る。一方で、第1処理部222は、H(M)が“0”でない場合には、ステップ14の処理に移る。
ステップ13において、第1処理部222は、カウンタMから“1”を減算する。
ステップ14において、第1処理部222は、カウンタMの値を最大輝度LMAXとしてセットする。
ステップ15において、第1処理部222は、カウンタCにH(M)を加えた場合に、C/CTotal≧αが満たされるか否かを判定する。第1処理部222は、C/CTotal≧αが満たされる場合には、ステップ16の処理に移る。一方で、第1処理部222は、C/CTotal≧αが満たされない場合には、ステップ17の処理に移る。
なお、CTotalは、総画素数である。すなわち、“C/CTotal”は、上述した“S/(S+S)”と同義である。
ステップ16において、第1処理部222は、カウンタMの値に対応する輝度を第1輝度Lとしてセットする。
ステップ17において、第1処理部222は、カウンタCにH(M)を加算する。
ステップ18において、第1処理部222は、カウンタMから“1”を減算する。
ステップ10〜ステップ18に示したように、第1処理部222は、複数の画素毎の映像入力信号に基づいて算出される輝度の度数を高輝度側から取得して、取得された度数が所定数に達する第1輝度Lを算出する。
(作用及び効果)
第1実施形態では、選択部224は、第1バックライト制御処理及び第2バックライト制御処理のうち、固体光源11から出射される光量の減少量が少ないバックライト制御処理を選択する。従って、階調つぶれを抑制することができる。
実施形態では、第1バックライト制御処理において、固体光源から出射される光量の減少量は、最高輝度よりも低い第1輝度に基づいて算出される。第2バックライト制御処理において、固体光源から出射される光量の減少量は、最高輝度よりも低い第2輝度に基づいて算出される。従って、省電力化を十分に図ることができる。
[変更例1]
以下において、第1実施形態の変更例1について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、変更例1では、制御ユニット200は、バックライト制御処理において、消灯された固体光源11に対応する温度調節部21の温度調節量を、消灯されていない固体光源11に対応する温度調節部21の温度調節量よりも減少する。
(制御ユニットの構成)
以下において、変更例1に係る制御ユニットについて、図面を参照しながら説明する。図8は、変更例1に係る制御ユニット200を示すブロック図である。制御ユニット200は、投写型映像表示装置100に設けられており、投写型映像表示装置100を制御する。
図8に示すように、制御ユニット200は、図2に示した構成に加えて、調節量制御部250を有する。調節量制御部250は、温度調節ユニット20に設けられた複数の温度調節部を個別に制御する。
第1に、調節量制御部250は、バックライト制御処理において消灯される固体光源を識別する情報を光源制御部230から取得する。
第2に、調節量制御部250は、消灯された固体光源11に対応する温度調節部21の温度調節量を、消灯されていない固体光源11に対応する温度調節部21の温度調節量よりも減少する。
具体的には、温度調節ユニット20に設けられた温度調節部21が冷却部であり、各温度調節部21が光源ユニット10に設けられた複数の固体光源を冷却するケースについて例示する。このようなケースは、例えば、投写型映像表示装置100の環境温度が高いケースである。このようなケースにおいては、調節量制御部250は、消灯された固体光源11に対応する温度調節部21の冷却量(温度調節量)を減少する。
従って、消灯された固体光源11の温度は、消灯されていない固体光源11の温度よりも上昇するが、消灯された固体光源11に対応する温度調節部21の消費電力は軽減される。
一方で、温度調節ユニット20に設けられた温度調節部21が加熱部であり、各温度調節部21が光源ユニット10に設けられた複数の固体光源を加熱するケースについて例示する。このようなケースは、例えば、投写型映像表示装置100の環境温度が低いケースである。このようなケースにおいては、調節量制御部250は、消灯された固体光源11に対応する温度調節部21の加熱量(温度調節量)を減少する。
従って、消灯された固体光源11の温度は、消灯されていない固体光源11の温度よりも下降するが、消灯された固体光源11に対応する温度調節部21の消費電力は軽減される。
(固体光源の光量)
以下において、変更例1に係る固体光源の光量について、図面を参照しながら説明する。図9及び図10は、変更例1に係る固体光源の光量について説明するための図である。
第1に、バックライト制御処理が行われていない場合に、各固体光源から出射される光量について、図9を参照しながら説明する。ここで、各固体光源には一定の電力が供給されているものとする。また、投写型映像表示装置100の環境温度が25℃であるものとする。
図9に示すように、各固体光源の経年劣化等によって、各固体光源から出射される光量がばらついている。すなわち、各固体光源の発光効率が異なっている。なお、図9では、各固体光源の番号(#1〜#N)は、発光効率が高い順に割り振られている。
ここで、各固体光源の温度は、各温度調節部21によって、投写型映像表示装置100の環境温度よりも低い20℃に調節されている。
第2に、図9に示す状態において、バックライト制御処理が行われた場合に、各固体光源から出射される光量について、図10を参照しながら説明する。
図10に示すように、バックライト制御処理では、光源ユニット10から出射される光量が目標輝度Lに相当する光量となるまで、発光効率が悪い固体光源から順に消灯する。なお、#4の固体光源11については、目標輝度Lに相当する光量が得られるように、#4の固体光源11を消灯せずに、#4の固体光源11から出射される光量が絞られる。
ここで、消灯されていな固体光源11の温度は、図9に示した状態と同様に、投写型映像表示装置100の環境温度よりも低い20℃に調節されている。一方で、消灯された固体光源11に対応する温度調節部21の温度調節量が減少するため、消灯された固体光源11の温度は、投写型映像表示装置100の環境温度と同じ25℃である。
(投写型映像表示装置の動作)
以下において、変更例1に係る投写型映像表示装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図11及び図12は、変更例1に係る投写型映像表示装置100の動作を示すフロー図である。ここでは、バックライト制御処理において、光源ユニット10から出射される光量の制御方法、温度調節ユニット20の温度調節量を制御する方法について説明する。
図11に示すように、ステップ20において、制御ユニット200は、第1輝度L又は第2輝度Lのうち、大きい輝度を目標輝度Lとして選択する。続いて、制御ユニット200は、目標輝度Lに相当する光量を目標光量LAとしてセットする。
ステップ21において、制御ユニット200は、現在、光源ユニット10から出射される光量を現在光量LAとしてセットする。
ステップ22において、制御ユニット200は、光源ユニット10に設けられた固体光源の中で点灯中の固体光源のうち、最も発光効率が悪い固体光源の番号Nをセットする。ここでは、各固体光源の番号は、発光効率が悪い順に割り振られているものとする。
ステップ23において、制御ユニット200は、現在光量LAが目標光量LAよりも大きいか否かを判定する。制御ユニット200は、現在光量LAが目標光量LAよりも大きい場合に、ステップ24の処理に移る。一方で、制御ユニット200は、現在光量LAが目標光量LA以下である場合に、ステップ29の処理に移る(図12を参照)。
ステップ24において、制御ユニット200は、仮定光量LAが目標光量LA以下となるか否かを判定する。制御ユニット200は、仮定光量LAが目標光量LA以下となる場合には、ステップ25の処理に移る。一方で、制御ユニット200は、仮定光量LAが目標光量LA以下とならない場合には、ステップ28の処理に移る。
なお、仮定光量LAは、番号Nの固体光源を消灯したと仮定した場合に、光源ユニット10から出射される光量である。
ステップ25において、制御ユニット200は、番号Nの固体光源の光量(LA(N))を最小化する。すなわち、制御ユニット200は、番号Nの固体光源を消灯する。
ステップ26において、制御ユニット200は、番号Nの固体光源に対応する温度調節部21の温度調節量を減少する。
ステップ27において、制御ユニット200は、番号Nから“1”を減算する。
ステップ28において、制御ユニット200は、現在光量LAから目標光量LAを除いた差分(すなわち、超過光量)を番号Nの固体光源の光量(LA(N))から減算する。続いて、制御ユニット200は、ステップ20の処理に戻る。
ステップ29において、制御ユニット200は、目標光量LAから現在光量LAを除いた差分(すなわち、不足光量)から番号Nの固体光源の光量(LA(N))を除いた光量よりも番号Nの固体光源の最大光量(LAMAX(N))が小さいか否かを判定する。すなわち、制御ユニット200は、番号Nの固体光源を最大光量で点灯した場合に、目標光量LAが得られるか否かを判定する。
制御ユニット200は、目標光量LAが得られない場合には、ステップ30の処理に移る。一方で、制御ユニット200は、目標光量LAが得られる場合には、ステップ33の処理に移る。
ステップ30において、制御ユニット200は、番号Nの固体光源の光量(LA(N))を最大化する。なお、制御ユニット200は、番号Nの固体光源が消灯されていた場合には、番号Nの固体光源を最大光量で点灯する。
ステップ31において、制御ユニット200は、番号Nの固体光源に対応する温度調節部21の温度調節量を増大する。なお、番号Nの固体光源が既に点灯されている場合には、ステップ31の処理は省略されてもよい。
ステップ32において、番号Nに“1”を加算する。
ステップ33において、制御ユニット200は、目標光量LAから現在光量LAを除いた差分(すなわち、不足光量)を番号Nの固体光源の光量(LA(N))に加算する。続いて、制御ユニット200は、ステップ20の処理に戻る。
(作用及び効果)
変更例1では、調節量制御部250は、バックライト制御処理において、消灯された固体光源11に対応する温度調節部21の温度調節量を、消灯されていない固体光源11に対応する温度調節部21の温度調節量よりも減少する。従って、固体光源11の劣化を抑制しながら、消費電力をさらに低減することができる。
[変更例2]
以下において、第1実施形態の変更例2について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、変更例2では、光源ユニット10は、マトリックス状に配置された複数の固体光源を有する。光源制御部230は、バックライト制御処理において消灯する固体光源として、複数の固体光源11の中心点に対して点対称に配置された固体光源を選択する。
(固体光源の消灯順序)
以下において、変更例2に係る固体光源の消灯順序について、図面を参照しながら説明する。図13は、変更例2に係る固体光源の消灯順序について説明するための図である。
図13に示すように、光源ユニット10は、マトリックス状に配置された複数の固体光源を有する。ここでは、各固体光源が座標(X,Y)で識別されるケースについて例示する。光源制御部230は、バックライト制御処理において消灯する固体光源として、複数の固体光源11の中心点Oに対して点対称に配置された固体光源を選択する。
例えば、2つの固体光源を消灯するケースでは、(1,4)及び(6,1)の座標を有する固体光源が消灯される。4つの固体光源を消灯するケースでは、(1,4)及び(6,1)の座標を有する固体光源に加えて、(1,1)及び(6,4)の座標を有する固体光源が消灯される。
なお、図13では、バックライト制御処理において消灯する固体光源の選択順序を例示しているに過ぎない。バックライト制御処理において消灯する固体光源の選択順序は、他の順序であってもよいことは勿論である。
(作用及び効果)
変更例2では、光源制御部230は、バックライト制御処理において消灯する固体光源として、複数の固体光源11の中心点Oに対して点対称に配置された固体光源を選択する。従って、バックライト制御処理において固体光源を消灯する場合であっても、液晶パネル60に照射される光量のムラを抑制することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、光変調素子の一例として、透過型の液晶パネル60について説明したが、光変調素子は、これに限定されるものではない。光変調素子は、反射型の液晶パネルやDMD(Digital Micromirror Device)であってもよい。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100を示す図である。 第1実施形態に係る制御ユニット200を示すブロック図である。 第1実施形態に係るバックライト前処理部220を示すブロック図である。 第1実施形態に係る第1輝度Lの算出方法を説明するための図である。 第1実施形態に係る第2輝度Lの算出方法を説明するための図である。 第1実施形態に係る素子制御部240による映像信号の変換を説明するための図である。 第1実施形態に係る投写型映像表示装置100を示すフロー図である。 変更例1に係る制御ユニット200を示すブロック図である。 変更例1に係る固体光源の光量について説明するための図である。 変更例1に係る固体光源の光量について説明するための図である。 変更例1に係る投写型映像表示装置100の動作を示すフロー図である。 変更例1に係る投写型映像表示装置100の動作を示すフロー図である。 変更例2に係る固体光源の消灯順序を説明するための図である。
符号の説明
10・・・光源ユニット、11・・・固体光源、20・・・温度調節ユニット、21・・・温度調節部、30・・・シリンドリカルレンズ、40・・・フライアイレンズユニット、50・・・コンデンサレンズ群、60・・・液晶パネル、70・・・クロスダイクロイックミラー、80・・・投写光学系、100・・・投写型映像表示装置、200・・・制御ユニット、210・・・映像信号受付部、220・・・バックライト前処理部、221・・・ヒストグラム生成部、222・・・第1処理部、223・・・第2処理部、224・・・選択部、230・・・光源制御部、240・・・素子制御部、250・・・調節量制御部

Claims (4)

  1. 固体光源と、フレームを構成する複数の画素毎の映像信号に基づいて、前記固体光源から出射された光を変調する光変調素子とを備えた映像表示装置であって、
    前記固体光源から出射される光量を制御する光源制御部と、
    前記複数の画素毎の映像信号の信号値を制御する素子制御部と、
    前記固体光源から出射される光量を減少するバックライト制御処理として、第1バックライト制御処理又は第2バックライト制御処理を選択する選択部とを備え、
    前記光源制御部は、前記選択部によって前記第1バックライト制御処理が選択された場合に、前記複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の度数を高輝度側から取得して、取得された度数が所定数に達する第1輝度に基づいて、前記固体光源から出射される光量の減少量を算出し、
    前記光源制御部は、前記選択部によって前記第2バックライト制御処理が選択された場合に、前記複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の最高輝度を取得して、取得された最高輝度から所定輝度低い第2輝度に基づいて、前記固体光源から出射される光量の減少量を算出し、
    前記選択部は、前記第1バックライト制御処理及び前記第2バックライト制御処理のうち、前記固体光源から出射される光量の減少量が少ないバックライト制御処理を選択し、
    前記素子制御部は、前記バックライト制御処理において、前記固体光源から出射される光量の減少量に基づいて、前記複数の画素毎の映像信号の信号値を増大することを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記固体光源として設けられた複数の固体光源と、
    前記複数の固体光源のそれぞれに応じて設けられており、前記固体光源のそれぞれの温度を調節する複数の温度調節部と、
    前記複数の温度調節部のそれぞれの温度調節量を個別に制御する調節量制御部とをさらに備え、
    前記調節量制御部は、消灯された固体光源に対応する温度調節部の温度調節量を、消灯されていない固体光源に対応する温度調節部の温度調節量よりも減少することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記固体光源として設けられており、マトリックス状に配置された複数の固体光源を備え、
    前記光源制御部は、前記バックライト制御処理において消灯する固体光源として、前記複数の固体光源の中心点に対して点対称に配置された固体光源を選択することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  4. 固体光源と、フレームを構成する複数の画素毎の映像信号に基づいて、前記固体光源から出射された光を変調する光変調素子と、前記光変調素子から出射された光を投射する投写光学系とを備えた投写型映像表示装置であって、
    前記固体光源から出射される光量を制御する光源制御部と、
    前記複数の画素毎の映像信号の信号値を制御する素子制御部と、
    前記固体光源から出射される光量を減少するバックライト制御処理として、第1バックライト制御処理又は第2バックライト制御処理を選択する選択部とを備え、
    前記光源制御部は、前記選択部によって前記第1バックライト制御処理が選択された場合に、前記複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の度数を高輝度側から取得して、取得された度数が所定数に達する第1輝度に基づいて、前記固体光源から出射される光量の減少量を算出し、
    前記光源制御部は、前記選択部によって前記第2バックライト制御処理が選択された場合に、前記複数の画素毎の映像信号に基づいて算出される輝度の最高輝度を取得して、取得された最高輝度から所定輝度低い第2輝度に基づいて、前記固体光源から出射される光量の減少量を算出し、
    前記選択部は、前記第1バックライト制御処理及び前記第2バックライト制御処理のうち、前記固体光源から出射される光量の減少量が少ないバックライト制御処理を選択し、
    前記素子制御部は、前記バックライト制御処理において、前記固体光源から出射される光量の減少量に基づいて、前記複数の画素毎の映像信号の信号値を増大することを特徴とする投写型映像表示装置。
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