JP2010126862A - 工業用二層織物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下面側緯糸が連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで残りの複数本の下面側経糸の下側を通り下面側緯糸ロングクリンプを形成する組織であり、且つ隣接配置する下面側緯糸は経糸3本分シフト、又は経糸4本分シフト、又は経糸5本分シフト、又は経糸1本分シフトし次いで4本分シフト、又は経糸3本分シフトし次いで4本分シフト、又は経糸2本分シフトし次いで5本分、または経糸1本分シフトし次いで6本分シフト、又は経糸1本分シフトし次いで4本分シフト次いで経糸5本分シフトし次いで4本分シフト、のいずれかの順にシフトパターンを繰り返して下面側層を形成し、下面側層の下面側緯糸ロングクリンプのクリンプ形状が矩形となる工業用二層織物である。
【選択図】図3
Description
中でも織物の網目を利用して原料の脱水等を行う製紙工程で使用される抄紙用織物における要求特性は特に厳しい。かかる織物の要求特性としては、支持される紙に対して織物のワイヤーマークが転写しにくい表面性に優れた織物、また原料に含まれる余分な水分を十分脱水するための脱水性、過酷な環境下においても好適に使用できる程度の剛性、耐摩耗性を持ち合わせたもの、そして良好な紙を製造するために必要な条件を長期間持続することのできる織物が要求されている。
その他にも繊維支持性、製紙の歩留まりの向上、寸法安定性、走行安定性等が要求されている。さらに近年では抄紙マシンが高速化しているため、それに伴い抄紙用織物への要求も一段と厳しいものとなっている。
抄紙用織物の上面側層は製紙原料の供給面となるため、緻密で繊維支持性、表面平滑性に優れたものが好ましい。一方、下面側層は特にマシンのロール接触面となるため耐摩耗性、剛性、そしてろ水性に優れたものが好ましい。上面側層は組織を乱すことなく一定のパターンが繰り返されたものが良いとされているのであるが、下面側層組織は未だ検討段階である。
実際に下面側層組織には様々なものがある。例えば特許文献1に示されている織物は、畝織組織の欠点であった下面側緯糸をロングクリンプとすることで、耐摩耗性を改善させるものである。畝織組織のように隣接する2本の経糸は同じ組織であるが、経糸が1本の下面側緯糸の下側、そして隣接する複数本の下面側緯糸の上側を通る組織であるため、下面側緯糸の浮きを長くすることができる。
さらに剛性を改善した織物が特許文献2に示されている。下面側経糸が右隣の経糸に、そして左隣の経糸に交互に寄り合ってジグザグに配置されているため剛性は改善されたが、クリンプの長さは長く緯糸のガタツキは解消されず、織物の厚みが増加する欠点が生じてしまった。
しかし、この下面側緯糸を経糸3本ずつシフトして形成される織物の下面側経糸は、1本の下面側緯糸の下側、次いで上側、次いで下側を通る組織となるため、下面側経糸が1本の下面側緯糸の上側を通る部分で下面側緯糸が裏面側に押し出されて、この部分だけが先行して摩耗し、その後摩耗切断により使用することができなくなる。すなわち、この織物は剛性に優れ、ガタツキのない組織とすることができたが、部分的な摩耗が生じて良好な耐摩耗性を得ることはできなかった。また、部分的突出により網厚が増加し、ろ水性、脱水性に影響を与えるため、好適に使用できなかった。
「(1)上面側経糸と上面側緯糸によって製織された上面側層と、下面側経糸と下面側緯糸によって製織された下面側層からなり、上面側層と下面側層を接結糸で接結してなる工業用二層織物において、前記下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで残りの複数本の下面側経糸の下側を通り下面側緯糸ロングクリンプを形成する組織であり、且つ隣接配置する下面側緯糸は経糸3本分シフト、または経糸4本分シフト、または経糸5本分シフト、または経糸1本分シフトし次いで4本分シフト、または経糸3本分シフトし次いで4本分シフト、または経糸2本分シフトし次いで5本分、または経糸1本分シフトし次いで6本分シフト、または経糸1本分シフトし次いで4本分シフト次いで経糸5本分シフトし次いで4本分シフト、のいずれか一から選択される順にシフトパターンを繰り返して下面側層における完全組織を形成し、下面側層に形成される前記下面側緯糸ロングクリンプのクリンプ形状が矩形となることを特徴とした、工業用二層織物。
(2)前記下面側経糸が1本以上の下面側緯糸の下側、次いで複数本の下面側緯糸の上側を通って経糸方向の浮きを形成し、次いで1本以上の下面側緯糸の下側を通る組織を形成することを特徴とする、上記(1)に記載の工業用二層織物。
(3)前記経糸方向の浮きの長さを左右する下面側緯糸本数が、下面側緯糸ロングクリンプの長さを左右する経糸本数よりも少ないことを特徴とする、上記(2)に記載の工業用二層織物。
(4)上面側層と下面側層を接結する前記接結糸が、1本または2本組になった経糸接結糸、もしくは1本または2本組になった緯糸接結糸である、上記(1)乃至(3)のいずれか一に記載の工業用二層織物。」
に関する。
さらに本発明は、織物の下面側層における下面側緯糸のクリンプ形状が矩形となる点に特徴を有する。かかる構造を形成するため、隣接配置する下面側緯糸は、以下の8種類のシフトパターンの中から選択される。
2.経糸4本分シフトのみを繰り返すシフトパターン
3.経糸5本分シフトのみを繰り返すシフトパターン。
4.経糸1本分シフトし次いで4本分シフトを繰り返すシフトパターン
5.経糸3本分シフトし次いで4本分シフトを繰り返すシフトパターン
6.経糸2本分シフトし次いで5本分を繰り返すシフトパターン
7.経糸1本分シフトし次いで6本分シフトを繰り返すシフトパターン
8.経糸1本分シフトし次いで4本分シフト次いで経糸5本分シフトし次いで4本 分シフトを繰り返すシフトパターン
従来技術の中で剛性を確保しつつ耐摩耗性に優れた組織の1つとして、下面側層において下面側経糸が1本の下面側緯糸の下側、次いで上側、次いで下側を通る箇所および下面側緯糸が1本の下面側経糸の上側、次いで下側、次いで上側を通り、次いで残りの複数本の下面側経糸の下側を通りクリンプを形成する組織がある。この組織は、下面側に緯糸ロングクリンプを形成するため耐摩耗性に優れ、且つ経糸および緯糸共に織り込む力が強く働くことから、剛性は向上し、緯糸のガタツキも抑制され、網厚は薄くなるため良好であった。
そして押し出されたところが、下面側緯糸ロングクリンプの一部(特に中央部)長期間に渡って好適に使用出来る織物組織を発明したのである。
つまり、下面側緯糸は下面側層の下側(マシン接触面側)に下面側経糸の下側を通った本数分の緯糸ロングクリンプを形成しており、同時に下面側経糸は下面側層の上側(上面側層との接触面)に下面側緯糸の上側を通った本数分の経糸方向の浮きを形成する。そして、従来技術における組織では、下面側緯糸ロングクリンプ長さを左右する経糸本数と下面側経糸の浮きの長さを左右する緯糸本数が同じであり、これが緯糸のクリンプ形状に影響を与えるという問題点を本発明の発明者は種々の織物を比較検討した上で見出した。
下面側経糸の浮きとは、下面側経糸が下面側緯糸の上側を通ることで下面側層の上側(上面側層との接触面)に形成される経糸の突出を指し、この突出を短くすることで下面側緯糸の拘束力が増加するのである。経糸方向の浮きの長さを左右する下面側緯糸本数とは、下面側層の上側(上面側層との接触面)に形成される経糸の突出を形成する際に、下面側経糸が通った緯糸本数のことを示している。
この組織は従来技術と同等の組織である。しかし、本発明の組織は従来技術の織物と下面側緯糸の組織が異なっている。故に、下面側経糸が下面側緯糸を織り込む箇所が増加するため、下面側経糸の浮きの長さを左右する下面側緯糸本数が減少し、下面側層の上側に形成する経糸方向の浮きの長さは短くなる。つまり、下面側経糸の浮きの長さを左右する下面側緯糸本数が下面側緯糸ロングクリンプ長さを左右する経糸本数より少ないという関係が成り立つ。
この下面側経糸が形成する、経糸方向の浮きの長さが短くなることで、下面側経糸が下面側緯糸を拘束する力は高くなる。このため、従来技術の経糸方向の浮きが長い場合に比べ、本発明の下面側経糸が下面側緯糸を下側に押し出す力は増加するのである。
図中のIは下層面側の上側(上層との接触面)、IIは下層面側の下側(マシン接触
面側)を示し、矢印は経糸が緯糸を押し出す力およびその方向を示している。
従来技術においては、下面側経糸が形成する、1本の下面側緯糸の下側、次いで上側、次いで下側を通る部分(A)において、織り合わせ部の下面側緯糸は両側では持ち上げられ、その影響で中央の下面側緯糸2は下側に(図の矢印の方向)押し出される傾向にある。その押し出される部分が下面側緯糸ロングクリンプの一部(A')のみ(特にクリンプ中央部)であった。クリンプの一部を突出させるクリンプ中央部にある下面側経糸以外の他の下面側経糸(B')には、下面側緯糸を押し出す程の十分な拘束力はないため、下面側緯糸ロングクリンプにかかる押し出す力がロングクリンプの一部に一極集中することによって、部分的突出(C)を生じさせていたのである。
この作用によって、ロングクリンプ形状が部分的な突出の'くの字形'ではなく'矩形'(F)となり、偏摩耗を抑制することが出来るのである。ここで、ロングクリンプ形状の'くの字形'とは、経糸が緯糸を下面側方向へ押し出す力が緯糸ロングクリンプの一部(クリンプの中央であっても、それ以外でもよい)で一極集中することによって生じる部分的に突出した構造を示すものであり、偏摩耗し易い形状である。それに対し、'矩形'とは経糸が緯糸を下面側方向へ押し出す力が緯糸ロングクリンプの全体に働くことによってロングクリンプ全体が突出することいなる。摩耗体積が最も多くなる構造であり、耐摩耗性に優れたロングクリンプ形状となる。
また、例えば8シャフト組織では、下面側緯糸は3本の下面側経糸によって強力に織り込まれるため、下面側に経糸5本分のロングクリンプ組織が形成され、摩耗体積が増大するため耐摩耗性も向上する。隣接配置する3本の経糸が同時に下面側緯糸を強固に織り込むことにより、ワイヤー剛性の向上、網厚を薄くでき、摩耗体積の増加、下面側緯糸のガタツキ抑制等に優れ、また下面側表面に経糸5本分の緯糸ロングクリンプが形成されるため耐摩耗性を向上させることができる。従来技術における問題点である緯糸の部分的な突出が抑止でき、先行摩耗による製品寿命の低下を防ぐことができる。
また、多シャフトの織物、例えば10シャフト組織では、下面側に経糸7本分のロングクリンプ組織が形成されるため、耐摩耗性に優れた組織となり、隣接配置する3本の経糸が同時に下面側緯糸を強力に織り込むため、網厚を薄くでき、剛性の向上、下面側緯糸のガタツキ抑制等に優れる。
また、緯糸接結糸の場合、上面側層と下面側層を各々形成する上面側緯糸と下面側緯糸間に、緯糸2本組の緯糸接結糸、1本の緯糸接結糸が配置されればよい。
一般的に抄紙用ワイヤーを構成する糸には剛性があり、寸法安定性に優れるポリエステルモノフィラメントを用いるのが好ましい。また、耐摩耗性が要求される下面側緯糸にはポリエステルモノフィラメントとポリアミドモノフィラメントを交互に配置する等、交織して剛性を確保しつつ耐摩耗性を向上することもできる。
(実施形態)
図1、図2は上記で説明したとおり、従来技術および本発明の、経糸と緯糸の押し込む力の関係を示した経糸断面図と緯糸ロングクリンプ形状について示した緯糸断面図である。
図3〜32は本発明に係る実施形態であって、意匠図、経糸に沿った断面図、緯糸に沿った断面図を示している。そして、図33は本発明と比較するための従来例の意匠図を示しており、図34は図33の経糸1、2、3に沿った断面図を示し、図35は緯糸3'に沿った断面図を示している。
意匠図とは織物組織の最小の繰り返し単位であって織物の完全組織に相当する。本発明に係る特許請求の範囲に記載されているものがこの完全組織に相当する。かかる完全組織が上下左右につながることによって製品が完成する。
緯糸はダッシュを付したアラビア数字、例えば1'、2'、3'・・・で示し、上面側緯糸と下面側緯糸は上下に配置されているが、配置比率によっては上面側緯糸の下側に下面側緯糸が配置されない場合があるため、上面側緯糸はuを付した数字、下面側緯糸はdを付した数字で示し、例えば1'u、2'd等と示した。
上面経糸と下面側経糸、および上面側緯糸と下面側緯糸は上下に重なって配置されている。意匠図では糸が上下に正確に重なって配置されることになっているが、これは図面の都合上であって実際の織物ではずれて配置されても構わない。
図3が本発明の実施形態1の完全組織を示す意匠図である。図4は図3の意匠図の経糸の組1、2、3に沿った断面図を示し、図5は図3の意匠図の緯糸3'に沿った断面図を示したものである。この織物は経糸接結の組2組、経糸の組6組によって完全組織が構成されており、経糸接結の組は1本の経糸接結糸と上面側経糸よりなる。
上面側層は経糸が1本の上面側緯糸の上側を通り、次いで1本の上面側緯糸の下側を通る平織組織であり、上面側緯糸と下面側緯糸の配置割合は2:1である。
図3の意匠図において、経糸3,7は経地糸接結糸、上面側経糸からなる接結経糸の組であり、経糸1,2,4,5,6,8は上面側経糸、下面側経糸からなる経糸の組である。下面側層を構成する下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで5本の下面側経糸の下側を通る組織であり、隣接する下面側緯糸を経糸5本分シフトすることで下面側層の完全組織が形成される。
そして、従来例と最も異なる点は、下面側緯糸が裏面側に部分的に突出することがないため、偏摩耗が生じることはないのである。
下面側緯糸3'dのロングクリンプ部にある他の経糸1d、2d、4d、5dは、連続する5本の下面側緯糸の上側を通っている。例えば、下面側経糸2dは、下面側緯糸11'dの下側を通り、連続する5本の下面側緯糸13'd、15'd、1'd、3'd、5'dの上側を通り、下面側緯糸7'dの下側を通る組織を形成している。下面側緯糸3'dのクリンプを挟んで下面側経糸2dの経糸方向の浮きが緯糸5本分と長いため下面側緯糸3'dを下側に押し出す程の十分な拘束力はない。そのため、下面側緯糸ロングクリンプの押し出す力が下面側経糸3dの箇所、つまりロングクリンプの中央に一極集中し、下面側緯糸には部分的な突出が生じ、クリンプ形状は 'くの字形'となるのである。これは、下面側緯糸3'd以外の全ての下面側緯糸で生じている。例えば、下面側緯糸1'dでは下面側経糸6dの部分のみ突出してしまうのである。
その結果、下面側緯糸の部分的に突出した箇所が先行摩耗してしまい、長時間好適に使用することが出来ず、さらには摩耗切断して使用できなくなってしまうのである。
下面側経糸の浮きの長さを左右する下面側緯糸本数が下面側緯糸ロングクリンプ長さを左右する経糸本数より少ないという関係が成り立っている。
そして、この押し出す力を有する経糸組織を緯糸ロングクリンプ中央以外にも配置することで、下面側経糸が全体的に下面側緯糸を下側に押し出すので、緯糸ロングクリンプのクリンプ形状が矩形となり、偏摩耗を抑制することが出来るのである。
このように、下面側緯糸ロングクリンプを形成しているため、耐摩耗性に良好で、且つロングクリンプにおいて下面側緯糸を全体的に押し出す力が働くので、クリンプ形状が矩形となり、偏摩耗を抑制することが出来る。
さらには、本発明に係る織物の下面側緯糸は、連続する経糸3本で強固に織り込まれるため、ワイヤー剛性の向上、網厚を薄くでき、摩耗体積の増加、下面側緯糸のガタツキ抑制等に優れた織物とすることができる。
よって、本実施形態1は剛性、耐摩耗性、表面平滑性、繊維支持性、ろ水性に優れ、緯糸のガタツキも少ない優れた織物である。
図6は本発明に係る織物の実施形態2の完全組織を示す意匠図である。図7は図6の意匠図の経糸の組1、2、3に沿った断面図、図8は図6の意匠図の緯糸3'に沿った断面図を示したものである。この織物は経糸接結の組2組、経糸の組6組によって完全組織が構成されており、経糸接結の組は2本の経糸接結糸よりなる。
上面側層は経糸が1本の上面側緯糸の上側を通り、次いで1本の上面側緯糸の下側を通る平織組織であり、上面側緯糸と下面側緯糸の配置割合は2:1である。
図6の意匠図において、経糸3,7は2本の経糸接結糸からなる接結糸の組であり、経糸1,2,4,5,6,8は上面側経糸、下面側経糸からなる経糸の組である。下面側層を構成する下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで5本の下面側経糸の下側を通る組織であり、隣接配置する下面側緯糸を経糸1本分シフトし次いで4本分シフト次いで経糸5本分シフトし次いで4本分シフトすることで下面側層の完全組織が形成される。
下面側経糸は1本以上の下面側緯糸の下側、次いで1本または3本の下面側緯糸の上側を通って経糸方向の浮きを形成し、次いで1本以上の下面側緯糸の下側を通る組織を形成している。
経糸5本分の緯糸ロングクリンプを有するため耐摩耗性に優れ、且つクリンプ形状が矩形となるため偏摩耗が抑制され、さらに下面側緯糸は連続する経糸3本で強固に織り込まれるため、ワイヤー剛性向上、ガタツキの抑制等に優れた織物であるといえる。
図9は本発明に係る織物の実施形態3の完全組織を示す意匠図である。図10は図9の意匠図の経糸の組1、2、3に沿った断面図、図11は図9の意匠図の緯糸3'に沿った断面図を示したものである。この織物は経糸接結の組2組、経糸の組6組によって完全組織が構成されており、経糸接結の組は1本の経糸接結糸と1本の下面側経糸よりなる。
上面側層は経糸が1本の上面側緯糸の上側を通り、次いで3本の上面側緯糸の下側を通る1/3組織であり、それを変則的にシフトさせ、朱子織組織を形成している。上面側緯糸と下面側緯糸の配置割合は2:1である。
図9の意匠図において、経糸2,6は1本の経糸接結糸と1本の下面側経糸からなる接結糸の組であり、経糸1,3,4,5,7,8は上面側経糸、下面側経糸からなる経糸の組である。下面側層を構成する下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで5本の下面側経糸の下側を通る組織であり、隣接配置する下面側緯糸を経糸1本分シフトし次いで4本分シフトすることで下面側層の完全組織が形成される。下面側経糸は1本以上の下面側緯糸の下側、次いで2本または4本の下面側緯糸の上側を通って経糸方向の浮きを形成し、次いで1本以上の下面側緯糸の下側を通る組織を形成している。
経糸5本分の緯糸ロングクリンプを有するため耐摩耗性に優れ、且つクリンプ形状が矩形となるため偏摩耗が抑制され、さらに下面側緯糸は連続する経糸3本で強固に織り込まれるため、ワイヤー剛性向上、ガタツキの抑制等に優れた織物であるといえる。
図12は本発明に係る織物の実施形態4の完全組織を示す意匠図である。図13は図12の意匠図の経糸の組1、2、3に沿った断面図、図14は図12の意匠図の緯糸3'に沿った断面図を示したものである。この織物は経糸接結の組4組、経糸の組4組によって完全組織が構成されており、経糸接結の組は2本の経糸接結糸よりなる。
上面側層は経糸が1本の上面側緯糸の上側を通り、次いで1本の上面側緯糸の下側を通る平織組織であり、上面側緯糸と下面側緯糸の配置割合は1:1である。
図12の意匠図において、経糸2,4,6,8は2本の経糸接結糸からなる接結糸の組であり、経糸1,3,5,7は上面側経糸、下面側経糸からなる経糸の組である。下面側層を構成する下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで5本の下面側経糸の下側を通る組織であり、隣接配置する下面側緯糸を経糸3本分シフトし次いで4本分シフトすることで下面側層の完全組織が形成される。下面側経糸は1本以上の下面側緯糸の下側、次いで1本または2本または4本の下面側緯糸の上側を通って経糸方向の浮きを形成し、次いで1本以上の下面側緯糸の下側を通る組織を形成している。
経糸5本分の緯糸ロングクリンプを有するため耐摩耗性に優れ、且つクリンプ形状が矩形となるため偏摩耗が抑制され、さらに下面側緯糸は連続する経糸3本で強固に織り込まれるため、ワイヤー剛性向上、ガタツキの抑制等に優れた織物であるといえる。
図15は本発明に係る織物の実施形態5の完全組織を示す意匠図である。図16は図15の意匠図の経糸の組3、4、5に沿った断面図、図17は図15の意匠図の緯糸5'に沿った断面図を示したものである。この織物は経糸接結の組5組、経糸の組5組によって完全組織が構成されており、経糸接結の組は2本の経糸接結糸よりなる。
上面側層は経糸が1本の上面側緯糸の上側を通り、次いで1本の上面側緯糸の下側を通る平織組織であり、上面側緯糸と下面側緯糸の配置割合は2:1である。
図15の意匠図において、経糸2,4,6,8,10は2本の経糸接結糸からなる接結糸の組であり、経糸1,3,5,7,9は上面側経糸、下面側経糸からなる経糸の組であり、10シャフトの織物である。下面側層を構成する下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで7本の下面側経糸の下側を通る組織であり、隣接配置する下面側緯糸を経糸3本分シフトすることで下面側層の完全組織が形成される。下面側経糸は1本の下面側緯糸の下側、次いで2本または3本の下面側緯糸の上側を通って経糸方向の浮きを形成し、次いで1本の下面側緯糸の下側を通る組織を形成している。
経糸7本分の緯糸ロングクリンプを有するため耐摩耗性に優れ、且つクリンプ形状が矩形となるため偏摩耗が抑制され、さらに下面側緯糸は連続する経糸3本で強固に織り込まれるため、ワイヤー剛性向上、ガタツキの抑制等に優れた織物であるといえる。
図18は本発明に係る織物の実施形態6の完全組織を示す意匠図である。図19は図18の意匠図の経糸の組3、4、5に沿った断面図、図20は図18の意匠図の緯糸5'に沿った断面図を示したものである。この織物は経糸接結の組5組、経糸の組5組によって完全組織が構成されており、経糸接結の組は2本の経糸接結糸よりなる。
上面側層は経糸が1本の上面側緯糸の上側を通り、次いで1本の上面側緯糸の下側を通る平織組織であり、上面側緯糸と下面側緯糸の配置割合は1:1である。
図18の意匠図において、経糸2,4,6,8,10は2本の経糸接結糸からなる接結糸の組であり、経糸1,3,5,7,9は上面側経糸、下面側経糸からなる経糸の組であり、10シャフトの織物である。下面側層を構成する下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで7本の下面側経糸の下側を通る組織であり、隣接配置する下面側緯糸を経糸3本分シフト次いで4本分シフトすることで下面側層の完全組織が形成される。下面側経糸は1本の下面側緯糸の下側、次いで2本または4本の下面側緯糸の上側を通って経糸方向の浮きを形成し、次いで1本の下面側緯糸の下側を通る組織を形成している。
経糸7本分の緯糸ロングクリンプを有するため耐摩耗性に優れ、且つクリンプ形状が矩形となるため偏摩耗が抑制され、さらに下面側緯糸は連続する経糸3本で強固に織り込まれるため、ワイヤー剛性向上、ガタツキの抑制等に優れた織物であるといえる。
図21は本発明に係る織物の実施形態7の完全組織を示す意匠図である。図22は図21の意匠図の経糸の組3、4、5に沿った断面図、図23は図21の意匠図の緯糸5'に沿った断面図を示したものである。この織物は経糸接結の組5組、経糸の組5組によって完全組織が構成されており、経糸接結の組は2本の経糸接結糸よりなる。
上面側層は経糸が1本の上面側緯糸の上側を通り、次いで1本の上面側緯糸の下側を通る平織組織であり、上面側緯糸と下面側緯糸の配置割合は1:1である。
図21の意匠図において、経糸2,4,6,8,10は2本の経糸接結糸からなる接結糸の組であり、経糸1,3,5,7,9は上面側経糸、下面側経糸からなる経糸の組であり、10シャフトの織物である。下面側層を構成する下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで7本の下面側経糸の下側を通る組織であり、隣接配置する下面側緯糸を経糸1本分シフト次いで6本分シフトすることで下面側層の完全組織が形成される。下面側経糸は1本以上の下面側緯糸の下側、次いで2本または4本の下面側緯糸の上側を通って経糸方向の浮きを形成し、次いで1本以上の下面側緯糸の下側を通る組織を形成している。
経糸7本分の緯糸ロングクリンプを有するため耐摩耗性に優れ、且つクリンプ形状が矩形となるため偏摩耗が抑制され、さらに下面側緯糸は連続する経糸3本で強固に織り込まれるため、ワイヤー剛性向上、ガタツキの抑制等に優れた織物であるといえる。
図24は本発明に係る織物の実施形態8の完全組織を示す意匠図である。図25は図24の意匠図の経糸の組4、5、6に沿った断面図、図26は図24の意匠図の緯糸7'に沿った断面図を示したものである。この織物は経糸接結の組4組、経糸の組8組によって完全組織が構成されており、経糸接結の組は2本の経地糸接結糸よりなる。
上面側層は経糸が1本の上面側緯糸の上側を通り、次いで3本の上面側緯糸の下側を通る1/3組織であり、それを変則的にシフトさせ、朱子織組織を形成している。上面側緯糸と下面側緯糸の配置割合は2:1である。
図24の意匠図において、経糸1,4,7,10は2本の経糸接結糸からなる接結糸の組であり、経糸2,3,5,6,8,9,11,12は上面側経糸、下面側経糸からなる経糸の組であり、12シャフトの織物である。下面側層を構成する下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで9本の下面側経糸の下側を通る組織であり、隣接配置する下面側緯糸を経糸3本分シフトすることで下面側層の完全組織が形成される。下面側経糸は1本の下面側緯糸の下側、次いで3本の下面側緯糸の上側を通って経糸方向の浮きを形成し、次いで1本の下面側緯糸の下側を通る組織を形成している。
経糸9本分の緯糸ロングクリンプを有するため耐摩耗性に優れ、且つクリンプ形状が矩形となるため偏摩耗が抑制され、さらに下面側緯糸は連続する経糸3本で強固に織り込まれるため、ワイヤー剛性向上、ガタツキの抑制等に優れた織物であるといえる。
図27は本発明に係る織物の実施形態8の完全組織を示す意匠図である。図28は図27の意匠図の経糸の組4、5、6に沿った断面図、図29は図27の意匠図の緯糸5'に沿った断面図を示したものである。この織物は経糸接結の組4組、経糸の組8組によって完全組織が構成されており、経糸接結の組は2本の経糸接結糸よりなる。
上面側層は経糸が1本の上面側緯糸の上側を通り、次いで3本の上面側緯糸の下側を通る1/3組織であり、それを変則的にシフトさせ、朱子織組織を形成している。上面側緯糸と下面側緯糸の配置割合は1:1である。
図27の意匠図において、経糸1,4,7,10は2本の経糸接結糸からなる接結糸の組であり、経糸2,3,5,6,8,9,11,12は上面側経糸、下面側経糸からなる経糸の組であり、12シャフトの織物である。下面側層を構成する下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで9本の下面側経糸の下側を通る組織であり、隣接配置する下面側緯糸を経糸2本分シフト次いで5本分シフトすることで下面側層の完全組織が形成される。下面側経糸は1本以上の下面側緯糸の下側、次いで2本または6本の下面側緯糸の上側を通って経糸方向の浮きを形成し、次いで1本以上の下面側緯糸の下側を通る組織を形成している。
経糸9本分の緯糸ロングクリンプを有するため耐摩耗性に優れ、且つクリンプ形状が矩形となるため偏摩耗が抑制され、さらに下面側緯糸は連続する経糸3本で強固に織り込まれるため、ワイヤー剛性向上、ガタツキの抑制等に優れた織物であるといえる。
図30は本発明に係る織物の実施形態10の完全組織を示す意匠図である。図31は図30の意匠図の経糸の組1、2、3に沿った断面図、図32は図30の意匠図の緯糸13'に沿った断面図を示したものである。前実施形態までは経糸接結糸により上下層を織り合わせているものであったが、この織物は2本組になった緯糸接結糸により織り合わされている。緯糸接結糸は組になって上面側表面に1本の緯糸として機能している。上面側層は緯糸接結糸の組が上面側緯糸2本毎に配置されており、経糸が1本の上面側緯糸、または1組の緯糸接結糸の上を通り、次いで1本の上面側緯糸または1本の緯糸接結糸の下を通る1/1組織からなる平織組織である。緯糸接結糸の下には下面側緯糸は配置されていない。
下面側層を構成する下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで5本の下面側経糸の下側を通る組織であり、隣接配置する下面側緯糸を経糸1本分シフト次いで4本分シフトすることで下面側層の完全組織が形成される。下面側経糸は1本以上の下面側緯糸の下側、次いで2本または4本の下面側緯糸の上側を通って経糸方向の浮きを形成し、次いで1本以上の下面側緯糸の下側を通る組織を形成している。
経糸5本分の緯糸ロングクリンプを有するため耐摩耗性に優れ、且つクリンプ形状が矩形となるため偏摩耗が抑制され、さらに下面側緯糸は連続する経糸3本で強固に織り込まれるため、ワイヤー剛性向上、ガタツキの抑制等に優れた織物であるといえる。
d 下面側経糸,下面側緯糸
B 経糸接結糸,緯糸接結糸
Claims (4)
- 上面側経糸と上面側緯糸によって製織された上面側層と、下面側経糸と下面側緯糸によって製織された下面側層からなり、上面側層と下面側層を接結糸で接結してなる工業用二層織物において、
前記下面側緯糸は、連続する3本の下面側経糸の上側を通り、次いで残りの複数本の下面側経糸の下側を通り下面側緯糸ロングクリンプを形成する組織であり、且つ隣接配置する下面側緯糸は経糸3本分シフト、または経糸4本分シフト、または経糸5本分シフト、または経糸1本分シフトし次いで4本分シフト、または経糸3本分シフトし次いで4本分シフト、または経糸2本分シフトし次いで5本分、または経糸1本分シフトし次いで6本分シフト、または経糸1本分シフトし次いで4本分シフト次いで経糸5本分シフトし次いで4本分シフト、のいずれか一から選択される順にシフトパターンを繰り返して下面側層における完全組織を形成し、下面側層に形成される前記下面側緯糸ロングクリンプのクリンプ形状が矩形となることを特徴とした、工業用二層織物。 - 前記下面側経糸が1本以上の下面側緯糸の下側、次いで複数本の下面側緯糸の上側を通って経糸方向の浮きを形成し、次いで1本以上の下面側緯糸の下側を通る組織を形成することを特徴とする、請求項1に記載の工業用二層織物。
- 前記経糸方向の浮きの長さを左右する下面側緯糸本数が、下面側緯糸ロングクリンプの長さを左右する経糸本数よりも少ないことを特徴とする、請求項2に記載の工業用二層織物。
- 上面側層と下面側層を接結する前記接結糸が、1本または2本組になった経糸接結糸、もしくは1本または2本組になった緯糸接結糸である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の工業用二層織物。
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