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JP2010119454A - 吸収性物品 - Google Patents

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JP2010119454A JP2008293633A JP2008293633A JP2010119454A JP 2010119454 A JP2010119454 A JP 2010119454A JP 2008293633 A JP2008293633 A JP 2008293633A JP 2008293633 A JP2008293633 A JP 2008293633A JP 2010119454 A JP2010119454 A JP 2010119454A
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Abstract

【課題】後方への経血の伝い流れ及び後方からの体液の伝い漏れを効果的に防止でき、優れた防漏性を得ることのできる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明の生理用ナプキン1Aは、肌当接面側に形成された表面シート2、非肌当接面側に形成された裏面シート3及び両シート2,3間に介在する吸収体4を備えた縦長のものである。表面シート2には、装着者の体液排泄部に当接される排泄部領域aの後方領域bに、幅方向に延びる複数本の液流れ防止壁8が、生理用ナプキン1Aの長手方向に間欠的に並設されている。後方領域bの液流れ防止壁8は、後側中央防止壁81Bと、後側中央防止壁81Bから幅方向外方それぞれに形成された一対の後側外方防止壁82B,82Bとを有している。後方領域bの表面シート2は、後側中央防止壁81Bと、後側外方防止壁82Bと、それらを区画する溝9とで構成されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
仰向けの状態で就寝すれば、装着者の肌と生理用ナプキンとの間に空間ができた場合、経血が着用者の肌を後方に伝わって、いわゆる伝い漏れを生じてしまう。装着者の肌と生理用ナプキンとの密着性を高め、伝い漏れを防止するため、例えば、特許文献1には、生理用ナプキンの表面シートから隆起した立体構造部を有する生理用ナプキンが開示されている。
しかし、特許文献1に記載の生理用ナプキンの立体構造部は、生理用ナプキンの長手方向に延びる弾性部材の伸縮により形成され、長手方向に長い、1つの大きな凸状形状のものであり、伝い流れる経血が多量である場合、経血は立体構造部の表面を流れ、やはり伝い漏れを生じてしまう恐れがある。
特開2005−334294号公報
従って、本発明の目的は、後方への経血の伝い流れ及び後方からの体液の伝い漏れを効果的に防止でき、優れた防漏性を得ることのできる吸収性物品を提供することにある。
本発明は、肌当接面側に形成された表面シート、非肌当接面側に形成された裏面シート及び両シート間に介在する吸収体を備えた縦長の吸収性物品であって、前記表面シートには、装着者の体液排泄部に当接される排泄部領域の後方領域に、幅方向に延びる複数本の液流れ防止壁が、前記吸収性物品の長手方向に間欠的に並設されており、前記後方領域の前記液流れ防止壁が、後側中央防止壁と、該後側中央防止壁から幅方向外方に形成された後側外方防止壁とを有し、後方領域の前記表面シートが、該後側中央防止壁と、該後側外方防止壁と、それらを区画する溝とで構成されてなる吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、後方への経血の伝い流れ及び後方からの体液の伝い漏れを効果的に防止でき、優れた防漏性が得られる。
以下、本発明の吸収性物品である生理用ナプキンの好ましい一実施形態について、図1〜図4に基づいて説明する。
第1実施形態の吸収性物品(生理用ナプキン)1Aは、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向に延びる中心線CLに対して左右対称に形成されている。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図1〜図3に示すように、肌当接面側に形成された表面シート2、非肌当接面側に形成された裏面シート3及び両シート2,3間に介在する吸収体4を備えた縦長のものである。生理用ナプキン1Aの表面シート2には、図1〜図3に示すように、装着者の体液排泄部に当接される排泄部領域aの後方に亘る後方領域bに、幅方向(中心線CLに垂直な方向)に延びる複数本の液流れ防止壁8が、生理用ナプキン1Aの長手方向(CL線方向;中心線CLに平行な方向)に間欠的に並設されている。
ここで、「排泄部領域a」とは、第1実施形態の生理用ナプキン1Aのように、ウイング部31を有する吸収性物品においては、通常、吸収性物品(生理用ナプキン1A)の長手方向においてウイング部31,31を有する領域である。ウイング部31を有しない吸収性物品における排泄部領域aとは、生理用ナプキンが個装形態に折り畳まれた際に生じる製品長手方向(CL線方向)に直交する2つの折線について、生理用ナプキンの長手方向の前端から数えて第1折線と第2折線とに囲まれた領域と同じか又は狭い領域を言う。また、生理用ナプキンの製品長が長く3つの折線が生じる場合には、製品の長手方向(CL線方向)の前端から数えて第1折線と第2折線に囲まれた領域あるいは製品の長手方向の前端から数えて第1折線と第3折線とに囲まれた領域と同じか又は狭い領域を言う。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aについて、詳述すると、生理用ナプキン1Aは、図1に示すように、その長手方向(CL線方向)に、装着者の体液排泄部に当接される排泄部領域a(ウイング部31を有する領域)と、排泄部領域aの後方に後方領域bと、排泄部領域aの前方に前方領域cとを備えている。生理用ナプキン1Aは、図1〜図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及び吸収体4を具備し、表面シート2と吸収体4とを固定する一対の溝9を具備している。溝9は、生理用ナプキン1Aの両側部に、長手方向(CL線方向)に延びて延在している。表面シート2及び裏面シート3それぞれは、吸収体4よりも長手方向(CL線方向)に大きい外径寸法を有している。表面シート2及び裏面シート3は、生理用ナプキン1Aの長手方向(CL線方向)の両端部b1,c1において、吸収体4の長手方向(CL線方向)の両端部から延出し、その延出部は互いにヒートシール等により接合されて吸収性本体5を形成している。第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、その肌当接面側の両側部に位置し、その長手方向へそれぞれ延びる一対の防漏壁7,7を備えている。第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、その長手方向における中央部より前寄りの位置に一対のウイング部31を有している。ウイング部31は、裏面シート3を延出することにより形成されており、その裏面には、該ウイング部31を、下着のクロッチ部の外面(非肌対向面)に固定するための粘着部(不図示)が形成されている。
次いで、第1実施形態の生理用ナプキン1Aの表面シート2の肌当接面に形成された液流れ防止壁8について説明する。
液流れ防止壁8は、後方領域bの上面に設けられるものであり、前方領域cの上面にも設けられることが好ましく、第1実施形態においては、図1に示すように、後方領域b及び前方領域cの上面に設けられている。液流れ防止壁8は、後方領域b又は前方領域cにおける防漏壁7の起立していない領域に、設けられていることが好ましく、第1実施形態においては、図1に示すように、後方領域bにおける防漏壁7の起立していない領域と前方領域cの全域に設けられている。液流れ防止壁8は、図1〜図3に示すように、幅方向(中心線CLに垂直な方向)に延びて形成されている。液流れ防止壁8は、導液開孔10を有していないことが好ましい。ここで、「導液開孔10を有していない」とは、経血を吸収体4に導き、吸収させ易くするための開孔を、積極的に液流れ防止壁8の構成材料に形成していないことを意味している。
後方領域bにおける液流れ防止壁8は、図1,図2に示すように、2本〜80本、好ましくは、10本〜60本設けられている。前方領域cにおける液流れ防止壁8は、図1に示すように、2本〜50本、好ましくは、4本〜30本設けられている。複数本の液流れ防止壁8は、図1,図2に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向(CL線方向)に間欠的に並設されている。複数本の液流れ防止壁8は、図1,図2に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向(CL線方向)に略等間隔を置いて設けられており、隣り合う液流れ防止壁8の間隔は、0.5mm〜10mmである。
後方領域bの液流れ防止壁8は、図3に示すように、後側中央防止壁81Bと、後側中央防止壁81Bから幅方向(中心線CLに垂直な方向)外方それぞれに形成された一対の後側外方防止壁82B,82Bとを有し、後側中央防止壁81Bと後側外方防止壁82Bとが、非連続的に形成されている。即ち、後方領域bの表面シート2は、後側中央防止壁81Bと、後側外方防止壁82Bと、それら81B,82Bを区画する溝9(後述する後方溝92)を備えている。同様に、前方領域cの液流れ防止壁8は、前側中央防止壁81Cと、前側中央防止壁81Cから幅方向(中心線CLに垂直な方向)外方それぞれに形成された一対の前側外方防止壁82C,82Cとを有し、前側中央防止壁81Cと前側外方防止壁82Cとが、非連続的に形成されている。即ち、前方領域cの表面シート2は、前側中央防止壁81Cと、前側外方防止壁82Cと、それら81C,82Cを区画する溝9(後述する前方溝93)とを備えている。
後側中央防止壁81Bと前側中央防止壁81Cとは、生理用ナプキン1Aの幅方向(中心線CLに垂直な方向)中央領域(CT)に形成されている。ここで、後方領域bにおける「幅方向中央領域(CT)」とは、図1に示す、後述する一対の後方外溝92,92で挟まれた領域の中の、一対の後方外溝92,92どうしの間隔が最も広い部位92aを基準の幅とする長手方向(CL線方向)に延びる帯状の領域を言う。外側外方防止壁82Bは、外側中央防止壁81B(部位92a)から幅方向(中心線CLに垂直な方向)外方であって、表面シート2の側端まで形成されている。前方領域cにおける「幅方向中央領域」とは、図1に示す、後述する一対の前方外溝93,93で挟まれた領域の中の、一対の後方外溝93,93どうしの間隔が最も広い部位を基準の幅とする長手方向(CL線方向)に延びる帯状の領域を言う。前側外方防止壁82Cは、外側外方防止壁82Bと同様に、前側中央防止壁81Cから幅方向(中心線CLに垂直な方向)外方であって、表面シート2の側端まで形成されている。
後側中央防止壁81Bは、図3に示すように、幅方向(中心線CLに垂直な方向)に長い箱状形状である。箱状の後側中央防止壁81Bが、図1,図2に示すように、生理用ナプキン1Aの幅方向中央領域(CT)に形成され且つ生理用ナプキン1Aの長手方向(CL線方向)に間欠的に並設されている。前側中央防止壁81Cについても同様である。
後側中央防止壁81Bの長さ(中心線CLに垂直な方向の長さ、部位92aの長さ)は、5mm〜65mmであり、後側中央防止壁81の幅(中心線CLに平行な方向の長さ)は、1mm〜10mmである。前側中央防止壁81Cについても同様である。後側中央防止壁81Bの高さは、後側外方防止壁82Bの高さと同じか又はより高いことが好ましく、第1実施形態においては、後側外方防止壁82Bの高さよりも高く、2mm〜4mmである。同様に、前側中央防止壁81Cの高さは、前側外方防止壁82Cの高さと同じか又はより高いことが好ましく、第1実施形態においては、前側外方防止壁82Cの高さよりも高く、2mm〜4mmである。
一対の後側外方防止壁82B,82Bそれぞれは、第1実施形態においては、図3に示すように、幅方向(中心線CLに垂直な方向)に複数個の独立した小凸部82aにより形成されている。一対の外側外方防止壁82B,82Bは、2個〜5個の小凸部82aにより、それぞれ形成されていることが好ましく、第1実施形態においては、3個の小凸部82aによりそれぞれ形成されている。各小凸部82aは、図3に示すように、略同じ大きさであり、小凸部82aの形状は、天面が略正方形の箱状形状である。前側外方防止壁82Cについても同様である。
後側外方防止壁82Bを形成する各小凸部82aの長さ(中心線CLに垂直な方向の長さ)は、1mm〜10mmであり、各小凸部82aの幅(中心線CLに平行な方向の長さ)は、1mm〜10mmである。各小凸部82aの高さは、第1実施形態においては、外側中央防止壁81Bの高さよりも低く、1mm〜3mmである。前側外方防止壁82Cについても同様である。
一対の後側外方防止壁82B,82Bそれぞれが、複数個の独立した小凸部82aにより形成されておらず、後側中央防止壁81Bのように、幅方向(中心線CLに垂直な方向)に長い1つの箱状形状である場合には、後側中央防止壁81Bの長さ(中心線CLに垂直な方向の長さ)は、5mm〜30mmである。後側中央防止壁81Bの幅及び高さは、上述の各小凸部82aの幅及び高さと同じである。前側外方防止壁82Cについても同様である。
外側中央防止壁81Bと外側外方防止壁82Bとは、非連続的に形成されている(図4参照)。具体的には、外側外方防止壁82Bを形成する3個の小凸部82aの中の中心線CLに最も近い小凸部82a1と外側中央防止壁81Bとは、幅方向(中心線CLに垂直な方向)からみて、重なっている部分を有し、非連続的に形成されている。また、第1実施形態においては、外側外方防止壁82Bを構成する3個の小凸部82aどうしが、幅方向(中心線CLに垂直な方向)からみて、重なっている部分を有し、3個の小凸部82aは、いわゆる千鳥状に配置されており、非連続的に形成されている(図4参照)。前側中央防止壁81Cと前側外方防止壁82Cについても同様である。
生理用ナプキン1Aの防漏壁7は、ループ状又はT字状の防漏壁であることが好ましく、第1実施形態においては、図1,図3に示すように、ループ状の防漏壁7である。以下、ループ状の防漏壁7について説明する。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aでは、図1,図3に示すように、帯状の伸縮シート6が、吸収性本体5の長手方向(CL線方向)の側部5aに、長手方向に沿って、配設及び固定されており、伸縮シート6の収縮により、肌当接面側に凸に起立した中空のループ状の防漏壁7が形成される。ここで、「起立」とは、中空のループ状の防漏壁7の頂部が表面シート2の表面よりも上方に位置する状態を意味する。
伸縮シート6は、第1実施形態においては、図3に示すように、肌当接面側のシート材61と、非肌当接面側のシート材62と、それらのシート材61,62間に、複数本の弾性部材63とを配置して形成された複合シートである。肌当接面側のシート材61と、非肌当接面側のシート材62とは、同形同大の帯状(長方形状)のシートであり、上記伸縮シート6は、肌当接面側のシート材61と非肌当接面側のシート材62との間に、糸状の弾性部材63を、シート材61,62の長手方向(CL線方向)に配置して形成されている。
複数本の弾性部材63は、4本〜10本であることが好ましい。複数本の弾性部材63は、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向(CL線方向)における少なくとも排泄部領域aに配されている。複数本の弾性部材63それぞれは、伸張した状態で、帯状のシート材61,62の幅方向(CL線方向と直交方向)に略均等な間隔で配され、伸縮シート6を形成している。
伸縮シート6は、図3に示すように、表面シート2及び吸収体4を挟持するように、伸縮シート6の長手方向の一側部6aの肌当接面側のシート材61の表面が、表面シート2の肌当接面側に接合されて接合部8aを形成している。また、伸縮シート6の長手方向の他側部6bは、吸収体4と裏面シート3との間に配され、他側部6bの非肌当接面側のシート材62の表面が、吸収体4の非肌当接面に接合されて接合部8bを形成している。また、排泄部領域aの前方の前方領域c及び後方の後方領域bにおいて、伸縮性シート6は吸収性本体5に接合されている部分を有している。このように、帯状の伸縮シート6を、吸収性本体5の長手方向(CL線方向)の側部5aに、長手方向に沿って、配設及び接合しているため、伸縮シート6が収縮することにより、中空のループ状に起立した部分を有する防漏壁7が形成される。各接合は、ヒートシールや接着剤等により行うことができる。第1実施形態においては、接合部8aはヒートシールにより形成されており、伸縮シート6の非肌当接面側のシート材62と吸収体4との接合は、接着剤により行われている。また、第1実施形態においては、表面シート2と吸収体4との接合は、接着剤により行われ、伸縮シート6の肌当接面側のシート材61と裏面シート3との接合(接合部8b)は、ヒートシールにより行われている。
ループ状の防漏壁7を形成する複合シートは、防漏壁7のループ状をなして起立している部分の前方及び後方、即ち後方領域bの後方及び前方領域cの前方には弾性部材63が配置されておらず、伸縮性シート6を形成していない。伸縮性シート6を形成していない領域、又は弾性部材63が配置されていても無伸張状態で配されている領域においては、防漏壁7は起立していないか起立状態が低くされており、この防漏壁7が起立していない領域または液流れ防止壁7より起立状態が低くされている領域に、液流れ防止壁8が設けられていることが好ましい。ループ状の防漏壁7を形成する複合シートは、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向の両端部においては、表面シート2及び裏面シート3と同様に、吸収体4の長手方向の両端部から延出しており、その延出部はヒートシールまたはホットメルト等により接合固定されている。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aでは、図1及び図3に示すように、吸収体4、表面シート2及び液流れ防止壁8を接合する溝9を有している。溝は、深く形成された部分とそれよりも若干浅く形成された部分とが交互に配置されて連続線を形成している。溝の深い部分は、図1においては、黒く塗りつぶした線で示されている。第1実施形態の生理用ナプキン1Aでは、溝9は、排泄部領域aに形成された排泄部外溝91、排泄部領域aの後方に形成された後方外溝92及び排泄部領域aの前方に形成された前方外溝93を有しており、それぞれが繋がってリング状の全周防漏溝を成している。
溝9は、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向に延びる中心線(CL線)に線対称的に一対設けられている。一対の溝9,9は、吸収性本体5の長手方向(CL線方向)の両側部5a,5aに沿って、それぞれ形成されている。第1実施形態の生理用ナプキン1Aの溝9,9は、図1に示すように、排泄部領域aの後方端部近傍に、生理用ナプキン1Aの内側に括れた一対の括れ部9a1,9a1を有し、排泄部領域aの前方端部近傍に、生理用ナプキン1Aの内側に括れた一対の括れ部9a2,9a2を有している。括れ部9a1と括れ部9a2とで挟まれた領域の溝が、排泄部外溝91であり、括れ部9a1よりも後方の領域の溝が、後方外溝92であり、括れ部9a2よりも前方の領域の溝が、前方外溝93である。
排泄部外溝91は、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向に延びる中心線(CL線)に線対称的に一対設けられている。各排泄部外溝91の形状は、幅方向(CL線方向と直交方向)に凸状の曲線であり、曲線半径r=30〜700の曲線である。
後方外溝92は、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向に延びる中心線(CL線)に線対称的に一対設けられている。各後方外溝92の形状は、幅方向(CL線方向と直交方向)に凸状の曲線であって、排泄部外溝91の凸状よりも緩やかな曲線である。一対の後方外溝92,92が交わる部分においては、後方外溝92と後方外溝92とが鋭角に交わっている。前方外溝93は、後方外溝92と同様に、図1に示すように、排泄部外溝91の凸状よりも緩やかな曲線であり、一対の前方外溝93,93が交わる部分においては、前方外溝93と前方外溝93とが鋭角に交わっている。排泄部外溝91、後方外溝92及び前方外溝93の溝幅は、それぞれ1mm〜4mmである。
表面シート2は、第1実施形態においては、図1に示すように、排泄部領域aにおいて、多数の導液開孔10を有している。導液開孔10の開孔の幅は、40mm〜70mmである。導液開孔10は、10個/cm2〜20個/cm2形成されている。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aの吸収性本体5の後方端部b1は、装着者の尾垳骨まで伸びて形成されており、裏面シート3は、図1に示すように、後方領域bにおいて、吸収性本体5の長手方向の両側縁5a,5aそれぞれから幅方向(CL線方向と直交方向)に大きく延出しており、着用時にショーツ等の下着の内面(肌対向面)上に粘着固定される後部フラップを形成している。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aの形成材料について説明する。
裏面シート3及び吸収体4としては、通常、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。裏面シート3としては、例えば、樹脂フィルム、微細孔を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の防漏性のものが挙げられる。吸収体4としては、例えば、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物がティッシュペーパーに包被されて構成されたものが挙げられる。
液流れ防止壁8(後側及び前側中央防止壁81B,81C、後側及び前側外方防止壁82B,82C、小凸部82a)が、図2〜図4に示す第1実施形態のように、表面シート2及び表面シート2以外の別シート20からなる2枚のシートから形成されている場合、表面シート2としては、通常、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができ、各種公知の不織布を用いることができる。例えば、カード法により製造された不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、ニードルパンチ不織布等の種々の不織布が挙げられる。
液流れ防止壁8が、2枚のシート(表面シート2及び別シート20)から形成されている場合、別シート20としては、表面シート2と同様のものを用いることができ、以下に説明する凹凸ロールによる賦形のし易さの観点から、特開平2004−174234A等に記載されているシートが好ましく用いられる。
ループ状の防漏壁7を形成する伸縮性シート6としては、伸縮性を有し、少なくとも排泄部領域aにおいて、防漏壁7が肌当接面側に凸に起立したループ形状を保ちながら違和感なく自在に変形する剛性を持つシートである。
伸縮性シート6の伸縮物性は、生理用ナプキン1Aの長手方向(CL線方向)において、5〜50%伸張した時の応力が50〜500gf/25mmが好ましく、100〜300gf/幅25mmがより好ましい。
また、伸縮性シート6の剛性は、バルクソフトネス値で5〜200gfが好ましく、10〜100gfがより好ましい。バルクソフトネス値が5gf未満であると、柔らかすぎループ形状を安定に保てず、200gfを超えると、装着時に自在に変形しなかったり、違和感となるので好ましくない。
尚、バルクソフトネスは、下記の如く測定できる。即ち、弾性シートを長手方向に150mm、幅方向に30mmの大きさの帯状体として切り出し、この帯状体の長手方向両端を5mm重ね合わせ、円筒状になる様にし、この重ね合わせた部分を側縁(円筒の上下縁)からほぼ10mmの位置にステープルで2ヶ所固定する。次いで、テンシロン圧縮試験機にて、圧縮速度10mm/分の速度で圧縮し、円筒が座屈するまでの最大圧縮強度を測定する。測定回数5回の平均値をとって、バルクソフトネス値とする。
伸縮性シート6のシート材料としては、伸縮性のフィルム、伸縮性の不織布、伸縮性の織物又はそれらの積層シート等が挙げられる。具体的には、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、ポリエチレン−アクリル酸エチル等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる材自体が伸縮性を有する材料や、第1実施形態のように、これら伸縮性の材料を糸状にした弾性部材63を肌当接面側のシート61と非肌当接面側のシート62との間に配置した複合シートが挙げられる。糸状の弾性部材63の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等が挙げられる。
伸縮性シート6の肌当接面側のシート61としては、肌触りを良好にするため、ポリエチレン/ポリエステル、ポリエチレン/ポリプロピレン、ポリプロピレンからなる熱可塑性不織布であることが好ましい。非肌当接面側のシート62も同様である。この様な熱可塑性不織布は、不織布自体が伸縮性を有するように、クリンプ加工した繊維を用いることが好ましい。クリンプ加工されていない繊維による伸縮し難い不織布を肌当接面側のシート61及び非肌当接面側のシート62に使用する場合には、あらかじめ弾性部材63を所定の伸張率まで伸張し、それを肌当接面側のシート61及び非肌当接面側のシート62間に、等間隔で配置し、ホットメルトやヒートシール等によって接着することによって、伸縮性シート6となる複合シートを作成しても良い。肌当接面側のシート材61及び非肌当接面側のシート材62は、何れか一方又は両方が撥水性又は液不透過性であることが好ましい。
生理用ナプキン1Aの液流れ防止壁8(後側及び前側中央防止壁81B,81C、後側及び前側外方防止壁82B,82C、小凸部82a)の形成方法について説明する。尚、後方領域bの液流れ防止壁8と前方領域cの液流れ防止壁8との形成方法は、同じであるため、以下、後方領域bの液流れ防止壁8について説明する。
液流れ防止壁8(後側中央防止壁81B、後側外方防止壁82B、小凸部82a)は、1枚のシート又は2枚のシートから形成することができ、第1実施形態においては、図2〜図4に示すように、2枚のシートから形成されており、液流れ防止壁8(後側中央防止壁81B、後側外方防止壁82B、小凸部82a)は、中空形状を有している。具体的には、液流れ防止壁8(後側中央防止壁81B、後側外方防止壁82B、小凸部82a)は、図2〜図4に示すように、表面シート2と表面シート2以外の別シート20とから形成されており、凹凸ロールにより別シート20に凹凸賦形し、そのシートを表面シート2に貼り合わせて形成されている。凹凸ロールの凸状ロールは、ロールの回転方向に直交する方向に、一対の後側外方防止壁82B(3つの小凸部82a),後側外方防止壁82B(3つの小凸部82a)を形成する凸状型と、一対の後側外方防止壁82B,82Bの間に挟まれている後側中央防止壁81Bを形成する凸状型とからなる液流れ防止壁8を形成する凸状型とを有し、ロールの回転方向に、液流れ防止壁8を形成する凸状型を複数有している。凹凸ロールの凹状ロールは、液流れ防止壁8を形成する凸状型に対応する部分に、複数個の凹状型を有している。このような凹凸ロール間に、別シート20を搬入して、凹凸賦形を別シート20に施し、別シート20の下面に、接着剤を塗布して表面シート2に貼り付けて、図4に示すような、中空形状を有する液流れ防止壁8(後側中央防止壁81B、後側外方防止壁82B、小凸部82a)を形成する。
液流れ防止壁8(後側中央防止壁81B、後側外方防止壁82B、小凸部82a)は、凹凸ロールの凸状ロールの凸状型の高さと、凹凸ロールの凹状ロールの凹状型の溝の深さとを調整することにより任意の高さに形成できる。第1実施形態においては、図3,図4に示すように、後側中央防止壁81Bの高さの方が、後側外方防止壁82B(3つの小凸部82a)の高さよりも高いため、後側中央防止壁81Bを形成する凸状ロールの凸状型の高さを後側外方防止壁82B(3つの小凸部82a)を形成する凸状ロールの凸状型の高さよりも高く調整し、後側中央防止壁81Bを形成する凹状ロールの凹状型の溝の深さを後側外方防止壁82B(3つの小凸部82a)を形成する凹状ロールの凹状型の溝の深さよりも深く調整することにより形成する。
別シート20は、液流れ防止壁8が形成される、少なくとも後方領域bにのみ表面シート2の上面に配されていてもよく、表面シート2の長手方向(CL線方向)の前後端に亘って配されていてもよい。第1実施形態のように、液流れ防止壁8が後方領域b及び前方領域cに形成されている場合には、後方領域b及び前方領域cにおける表面シート2の上面に配されていてもよい。
1枚のシートから液流れ防止壁8(後側中央防止壁81B、後側外方防止壁82B、小凸部82a)を形成する場合には、不織布形成用の支持体(ネット)上に表面シート2となるウエブを積繊した後、隣り合う液流れ防止壁8と液流れ防止壁8との間の溝となる部分を吸引又は溝となる部分に気体を噴射してウエブに凹凸構造を付与し、それを加熱して液流れ防止壁8を形成する製法が考えられる。この製法によれば、図5に示すように、液流れ防止壁8(後側中央防止壁81B、後側外方防止壁82B、小凸部82a)が繊維集合体で中実となっている構造を有する表面シート2を形成することができる。
生理用ナプキン1Aの表面シート2の導液開孔10の形成は、多数の穿孔ピンを押圧することにより形成できる。排泄部領域aにおいて、多数の導液開孔10を有する表面シート2を形成するためには、穿孔ピンを表面シート2の後方領域b及び前方領域cに施さないように、排泄部領域aにのみ施して複数個の導液開孔10を形成する。液流れ防止壁8(後側中央防止壁81B、後側外方防止壁82B、小凸部82a)が2枚のシートから形成されており、別シート20が、表面シート2の長手方向(CL線方向)の前後端に亘って配されている場合には、凹凸賦形を施した別シート20を表面シート2の上面に貼り合わせた後に、排泄部領域aにのみ穿孔ピンを押圧し、別シート20及び表面シート2を貫通する導液開孔10を形成する。また、別シート20が、液流れ防止壁8が形成される後方領域b及び前方領域cにのみ表面シート2の上面に配されている場合には、表面シート2に予め穿孔ピンを押圧し、表面シート2を貫通する導液開孔10を形成していてもよい。同様に、液流れ防止壁8(後側中央防止壁81B、後側外方防止壁82B、小凸部82a)が1枚のシートから形成されている場合には、表面シート2の排泄部領域aにのみ穿孔ピンを押圧し、表面シート2を貫通する導液開孔10を形成する。
生理用ナプキン1Aの溝9(排泄部外溝91、後方外溝92及び前方外溝93)の形成は、公知のエンボス法を利用することができる。例えば、超音波エンボス、熱エンボスが利用できる。溝9は、液流れ防止壁8を有する表面シート2(図4参照)を吸収体4の肌当接面上に配した後、表面シート2側から裏面シート3側へエンボス加工し、図3に示すように、吸収体4の表面より下方に位置するまで圧搾することにより形成されている。溝9を施すことにより、表面シート2、液流れ防止壁8(別シート20)及び吸収体4が一体固定されている。
一対の後方外溝92,92それぞれは、図4に示す、後側中央防止壁81Bと小凸部82a1との間をエンボス加工することにより形成され、一対の後方外溝92,92の間隔は、生理用ナプキン1Aの長手方向の後方に行くに従って、後方外溝92,92どうしの間隔の最も広い部位92aよりも徐々に狭くなっている。そのため、生理用ナプキン1Aの後方領域bの後方においては、一対の後方外溝92,92は後側中央防止壁81Bを分断するように形成されている。一対の前方外溝93,93についても、後方外溝92と同様に、前側中央防止壁81Cを分断するように形成されている。
次に上述した本発明の実施形態の生理用ナプキン1Aを使用した際の作用効果について説明する。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図1〜図3に示すように、後方領域bの上面に、幅方向(中心線CLに垂直な方向)に延びる液流れ防止壁8が設けられているので、仰向けの状態で就寝しても、装着者の肌と生理用ナプキンとの間に空間を生じず、経血の伝い流れを効果的に防止でができる。このような液流れ防止壁8が、複数本、長手方向(CL線方向)に間欠的に並設されているので、第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、後方への伝い流れを効果的に防止でき、その結果、後方からの体液の伝い漏れを効果的に防止でき、優れた防漏性を有する。また、第1実施形態の液流れ防止壁8は、導液開孔10を有さないので、経血を効果的に堰き止めることができる。
また、第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図1に示すように、前方領域cの上面にも、幅方向(中心線CLに垂直な方向)に延びる液流れ防止壁8が設けられているので、うつ伏せの状態で就寝しても、装着者の肌と生理用ナプキンとの間に空間を生じず、経血の伝い流れを効果的に防止でができる。
また、第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、後方領域bにおける防漏壁7の起立していない領域または起立していても液流れ防止壁8より低くされている領域に、液流れ防止壁8が設けられている。このように、防漏壁7の起立していない領域または起立していても液流れ防止壁8より低くされている領域に、液流れ防止壁8が設けられていれば、液流れ防止壁8と身体とのフィット性が良好とされ、後方への液流れの防止性を高めることができる。
また、第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図1,図4に示すように、後方領域bにおいて、後側中央防止壁81Bと後側外方防止壁82Bとが、非連続的に形成されているので、幅方向(中心線CLに垂直な方向)への経血の拡散を防止することができ、結果として、後方への伝い流れ及び後方からの体液の伝い漏れを効果的に防止でき、優れた防漏性を有する。第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図1,図4に示すように、一対の後側外方防止壁82Bがさらに複数個の独立した小凸部82aから形成されており、幅方向(中心線CLに垂直な方向)に隣り合う小凸部82a,82aどうしは、非連続的に形成されているので、幅方向(中心線CLに垂直な方向)への経血の拡散をさらに防止することができ、結果として、後方への伝い流れ及び後方からの体液の伝い漏れをさらに効果的に防止でき、優れた防漏性を有する。また、同様に、第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、前方領域cにおいても、前側中央防止壁81Cと前側外方防止壁82Cとを有しているため、前方への伝い流れ及び前方からの体液の伝い漏れを効果的に防止でき、優れた防漏性を有する。
また、第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図1、図3及び図4に示すように、後側及び前側中央防止壁81B,81Cの高さが、後側及び前側外方防止壁82B,82Cの高さよりも高い。特に、後側中央防止壁81Bは、幅方向中央領域(CT)に形成されているため、装着者の臀部の割れ目に入りやすく、装着者の肌と生理用ナプキンとの間に空間をさらに生じ難く、経血の伝い流れを効果的に防止でができる。
また、第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図3及び図4に示すように、液流れ防止壁8が中空形状を有している。そのため、吸収体4に吸収されるまで経血を溜めることができるので、多量の経血の伝い流れを堰き止めることができ、後方への伝い流れ及び後方からの体液の伝い漏れを効果的に防止できる。
また、第1実施形態の生理用ナプキン1Aの表面シート2は、図1及び図2に示すように、排泄部領域aにおいて導液開孔10を有しているので、液流れ防止壁8で堰き止めた経血を素早く吸収体4に吸収することができる。そのため、後方への伝い流れ及び後方からの体液の伝い漏れをさらに効果的に防止でき、優れた防漏性を有する。
次に、本発明の第2実施形態の生理用ナプキンについて、図9に基づいて説明する。
第2実施形態の生理用ナプキン1Bについては、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと同様であり、第1実施形態の生理用ナプキン1Aの説明が適宜適用される。
第2実施形態の生理用ナプキン1Bの表面シート2は、図9に示すように、吸収体4の上面の全域を被覆し且つ吸収体4の側縁を覆って裏面シート3側へ巻き込まれている。裏面シート3は、吸収体4の下面を被覆している。表面シート2及び裏面シート3は、生理用ナプキン1Bの長手方向(CL線方向)の両端部b1,c1において、吸収体4の長手方向(CL線方向)の両端部から延出し、その延出部は互いにヒートシール等により接合されて吸収性本体5を形成している。第2実施形態の生理用ナプキン1Bの液流れ防止壁8(後側中央防止壁81B、後側外方防止壁82B、小凸部82a)は、図9に示すように、吸収体4の上方に形成されている。第2実施形態の生理用ナプキン1Bは、その肌当接面側の両側部に位置し、その長手方向へそれぞれ延びる一対の防漏壁7’,7’を備えている。第2実施形態の生理用ナプキン1Bの防漏壁7’は、図9に示すように、T字状の防漏壁である。以下、T字状の防漏壁7’について説明する。
T字状の防漏壁7’は、図9に示すように、一枚の帯状のシート6’をスリーブ状に且つT字型に加工して形成されている。シート6’としては、肌触りを良好にするため、ポリエチレン/ポリエステル、ポリエチレン/ポリプロピレン、ポリプロピレンからなる熱可塑性不織布であることが好ましい。T字状の防漏壁7’は、基壁部7aを備えており、基壁部7aは、固定端と自由状態の自由端とを有している。
T字状の防漏壁7’は、図9に示すように、自由端から略水平方向に張り出している面状の張り出し部7bを備えている。生理用ナプキン1Aの装着状態においては、張り出し部7bの上面が、着用者の肌に面で当接するようになっている。張り出し部7bは、図9に示すように、生理用ナプキン1Aの幅方向における内方及び外方それぞれへ同程度の張り出し量で張り出している内方張り出し部71b及び外方張り出し部72bから構成されている。張り出し部7bの張り出しは、生理用ナプキン1Aの長手方向(CL線方向)全域に亘っている。
張り出し7bの内方張り出し部71b及び外方張り出し部72bそれぞれには、図9に示すように、防漏壁7の長手方向(CL線方向)に延びる複数本の弾性部材63が、伸張した状態で、幅方向(CL線方向と直交方向)に間隔を開けて配されており、シート6’に伸縮性が付与されている。弾性部材63は、後方領域bの後方及び前方領域cの前方には配置されておらず、帯状のシート6’は伸縮性を有していない。シート6’が伸縮性有していない領域、又は弾性部材63が配置されていても無伸張状態で配されている領域においては、防漏壁7’は起立しておらず、この防漏壁7’が起立していない領域に、液流れ防止壁8が設けられていることが好ましい。
T字状の防漏壁7’の固定端は、図9に示すように、吸収体4の側縁から所定の距離を隔てた内方の位置に設けられている。具体的には、T字状の防漏壁7’の固定端は、吸収体4の非肌当接面側にまで延びた表面シート2と裏面シート3との間に配され、ヒートシールや接着剤等により接合することができ、第2実施形態の生理用ナプキン1Bでは接着剤により接合されている。
次に上述した本発明の第2実施形態の生理用ナプキン1Bを使用した際の作用効果について説明する。第2実施形態の生理用ナプキン1Bは、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと同様の効果が得られる。以下、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと異なる効果について説明する。
本発明の第2実施形態の生理用ナプキン1Bは、図9に示すように、T字状の防漏壁7’を備えているので、T字状の防漏壁7’の起立している領域で身体の動きに面状で追従するため漏れがおこりにくい。特に、T字状の防漏壁7’が起立していない領域または起立していても液流れ防止壁8より低くされている領域に、液流れ防止壁8が設けられているので、第1実施形態と同様、身体とのフィット性が良好で、後方への液流れの防止性を高めることができる。
本発明の吸収性物品は、上述の第1又は第2実施形態の生理用ナプキン1A,1Bに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、第1又は第2実施形態の生理用ナプキン1A,1Bにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、上述の第1又は第2実施形態の生理用ナプキン1A,1Bにおいては、後側及び前側中央防止壁81B,81Cは、図3,図9に示すように、幅方向(中心線CLに垂直な方向)に長い1つの箱状形状であるが、後側及び前側外方防止壁82B,82Cのように、複数個の独立した小凸部から形成されていてもよい。また、それらの小凸部がいわゆる千鳥状に配されて形成されてもよい。一対の後側及び前側外方防止壁82B,82Cそれぞれは、図3,図9に示すように、独立した複数個の小凸部82aにより形成されているが、図3に示す後側中央防止壁81Bのように、幅方向(中心線CLに垂直な方向)に長い1つの箱状形状でもよい。即ち、後側及び前側中央防止壁81B,81C並びに後側及び前側外方防止壁82B,82Cは、1つの箱状形状、複数個の独立した小凸部及びこれらの組み合わせであればよい。
また、上述の第1実施形態の生理用ナプキン1Aにおいては、独立した複数個の小凸部82aは、図4に示すように、いわゆる千鳥状に配されているが、図6に示すように、幅方向(中心線CLに垂直な方向)に連続的に配されていてもよい。その場合、幅方向(中心線CLに垂直な方向)への経血の拡散を防止する観点から、図6に示すように、後側及び前側中央防止壁81B,81Cと、小凸部82aとが非連続的となるように配する。また、各小凸部82aは、図3,図4に示すように、略同じ大きさであるが、同じでなくてもよい。
また、上述の第1実施形態の生理用ナプキン1Aにおいては、後側前側中央防止壁81Bの高さは、図2に示すように、略同じであるが、図7に示すように、長手方向(CL線方向)に隣り合う後側中央防止壁81B,81Bどうしの高さが高低を繰り返し、互い違いに形成されていてもよく、図8に示すように、伝い流れ及び体液の伝い漏れをさらに効果的に防止するために、生理用ナプキン1Aの後端部b1に行くに従って、徐々に後側中央防止壁81Bの高さを高くしてもよい。同様に、生理用ナプキン1Aの前端部c1に行くに従って、徐々に前側中央防止壁81Cの高さを高くしてもよい。また、複数本の液流れ防止壁8は、図2に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向(CL線方向)に略等間隔を置いて設けられているが、等間隔でなくてもよい。後側及び前側外方防止壁82B,82Cについても同様である。
溝9を構成する排泄部外溝91、後方外溝92及び前方外溝93は、何れも凸状の曲線形状に形成されているが、凸状の屈曲線状に形成されていてもよい。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキン以外にも、例えば、失禁者用パッド、パンティーライナー、使い捨ておむつ等に好適に用いることができる。
本発明の第1実施形態である生理用ナプキンの斜視図である。 図1に示す生理用ナプキンのY1−Y1線断面図である。 図1に示す生理用ナプキンのX1−X1線断面図である。 図1に示す生理用ナプキンに用いる表面シートの斜視図である。 本発明の他の実施形態の生理用ナプキンに用いる表面シートの斜視図である。 本発明の更に他の実施形態の生理用ナプキンに用いる表面シートの斜視図である。 本発明の他の実施形態の生理用ナプキンのY1−Y1線断面図である。 本発明の更に他の実施形態の生理用ナプキンのY1−Y1線断面図である。 本発明の第2実施形態である生理用ナプキンのX1−X1線断面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン
2 表面シート
3 裏面シート
31 ウイング部
4 吸収体
5 吸収性本体
5a,5a 吸収性本体の長手方向の両側部
6 伸縮性シート
6’ シート
61 肌当接面側のシート
62 非肌当接面側のシート
63 弾性部材
6a 一側部
6b 他側部
7,7’ 防漏壁
7a 基壁部
7b 張り出し部
71b 内方張り出し部
72b 外方張り出し部
8 液流れ防止壁
81B 後側中央防止壁,81C 前側中央防止壁
82B 後側外方防止壁,82C 前側外方防止壁
82a 小凸部
9 溝
9a1,9a2 括れ部
91 排泄部外溝
92 後方外溝
93 前方外溝
10 導液開孔
20 別シート

Claims (7)

  1. 肌当接面側に形成された表面シート、非肌当接面側に形成された裏面シート及び両シート間に介在する吸収体を備えた縦長の吸収性物品であって、
    前記表面シートには、装着者の体液排泄部に当接される排泄部領域の後方領域に、幅方向に延びる複数本の液流れ防止壁が、前記吸収性物品の長手方向に間欠的に並設されており、
    前記後方領域の前記液流れ防止壁が、後側中央防止壁と、該後側中央防止壁から幅方向外方に形成された後側外方防止壁とを有し、後方領域の前記表面シートが、該後側中央防止壁と、該後側外方防止壁と、それらを区画する溝とで構成されてなる吸収性物品。
  2. 前記表面シートには、前記排泄部領域の前方領域に、幅方向に延びる複数本の液流れ防止壁が、前記吸収性物品の長手方向に間欠的に並設されており、
    前記前方領域の前記液流れ防止壁が、前側中央防止壁と、該前側中央防止壁から幅方向外方に形成された前側外方防止壁とを有し、前方領域の前記表面シートが、該前側中央防止壁と、該前側外方防止壁と、それらを区画する溝とで構成されてなる吸収性物品。
  3. 前記後側外方防止壁又は前記前側外方防止壁それぞれは、複数個の独立した小凸部により形成されている請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記後側中央防止壁又は前記前側中央防止壁の高さが、前記後側外方防止壁又は前記前側外方防止壁の高さよりも高い請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記液流れ防止壁が、2枚のシートで形成されており、該液流れ防止壁が、中空形状を有している請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
  6. 前記排泄部領域における前記表面シートは、多数の導液開孔を有している請求項1〜5の何れかに記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収性物品の肌当接面側の両側部には、該吸収性物品の長手方向へ延びる一対の防漏壁をそれぞれ備えており、前記後方領域及び/又は前記前方領域における前記防漏壁の起立していない領域に、前記液流れ防止壁が設けられている請求項1〜6の何れかに記載の吸収性物品。
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