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JP2010074023A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2010074023A
JP2010074023A JP2008242011A JP2008242011A JP2010074023A JP 2010074023 A JP2010074023 A JP 2010074023A JP 2008242011 A JP2008242011 A JP 2008242011A JP 2008242011 A JP2008242011 A JP 2008242011A JP 2010074023 A JP2010074023 A JP 2010074023A
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Masaki Harada
昌樹 原田
Masami Koketsu
政巳 纐纈
Yasuhiro Fujii
康博 藤井
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Abstract

【課題】SRAM回路を有する半導体装置の生産性を向上させる。
【解決手段】シリコン基板に形成されたSRAM回路は、第1方向D1に延在するゲート電極を有するMISトランジスタと、第1配線層、第2配線層M2および第3配線層M3と、第2配線層M2に形成されたビット配線BL、第1電源配線VL1(電源電圧VDDを供給)、および、第2電源配線VL2(基準電圧VSSを供給)と、第3配線層M3に形成されたワード配線WLとを有する。第2配線層M2の各配線BL,VL1,VL2は第1方向D1に交差する第2方向D2に延在し、第3配線層M3のワード配線WLは第1方向D1に延在するように配置されている。このようなSRAM回路を有する半導体装置は、更に、第1方向D1に延在し、第3配線層M3に形成された外部配線ELを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、半導体装置技術に関し、特に、SRAM回路を有する半導体装置の配線レイアウトに適用して有効な技術に関するものである。
半導体装置には、半導体基板上にMIS(Metal Insulator Semiconductor)型電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)などの半導体素子を形成し、配線によって電気的に接続した集積回路が用いられる。集積回路には、制御用のロジック回路や駆動用回路、情報記憶用のメモリ回路などがある。これらは、所望の機能を発現するように、構成する半導体素子の種類と配線の方法などが設計されている。
半導体装置が処理すべき情報量の増加に従って、集積回路自体の高速化および大容量化が望まれる。これは、半導体基板上の半導体素子の集積度を向上させることで実現している。このような背景の下、半導体装置技術は、1つの半導体基板上に様々な機能の集積回路を混載させるような技術動向となっている。例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)を表示させるための駆動用の半導体装置であるLCDドライバがある。LCDドライバは、動作制御回路、主記憶回路、不揮発性メモリ回路、および、電源制御回路など、様々な機能の集積回路を有しており、これらが1チップ上に混載されている。
その中でも、主記憶回路の一例として、SRAM(Static Random Access Memory)回路がある。スタティック型の記憶素子の一つであるSRAM回路は、その高速動作性から、LCDドライバのみならず、種々の半導体装置における主記憶装置として適用されている。
例えば、特開2001−28401号公報(特許文献1)には、SRAMセルの素子構成が開示されている。ここでは、SRAMセルのビット線やワード線、電源電位線、および、接地電位線などの配線技術が開示されている。
また、例えば、特開2006−86523号公報(特許文献2)には、半導体メモリ装置のライン配置構造が開示されている。ここでは、一部のワードラインと平行に、電源ラインまたは信号ラインを形成する金属配線ラインを備えた半導体メモリ装置技術構造が開示されている。
特開2001−28401号公報 特開2006−86523号公報
図17は、本発明者らが検討したSRAM回路のうち、1セル分の回路構成を表した要部平面図である。SRAM回路を構成するMISトランジスタQaは、シリコン基板1aのp型ウェルpwaまたはn型ウェルnwa内に形成されている。
p型ウェルpwa内では、分離部2aで規定されたp型活性領域Apaにn型MISトランジスタQnaが形成されている。図示はしないが、p型活性領域Apaの表面にはn型不純物領域が形成されており、n型MISトランジスタQnaのソース領域およびドレイン領域が形成されている。また、n型ウェルnwa内では、分離部2aで規定されたn型活性領域Anaにp型MISトランジスタQpaが形成されている。図示はしないが、n型活性領域Anaの表面にはp型不純物領域が形成されており、p型MISトランジスタQpaのソース領域およびドレイン領域が形成されている。
各MISトランジスタQna,Qpaは第1方向D1aに延在するゲート電極GEaを有している。そして、各MISトランジスタQna,Qpaは、p型活性領域Apa、n型活性領域Ana、または、ゲート電極GEaの一部を共有することで電気的に接続している。なお、以下の平面図中では、便宜上、ハッチングを付して示す箇所があるが、これらは構成上特別な意味を有するものではない。
図18は、上記の構成を有するシリコン基板1a上に形成された第1配線層M1aの要部平面図である。第1配線層M1aには導体の第1接続配線C1aが形成されている。第1配線層M1aの第1接続配線C1aは、所望の箇所のゲート電極GEaや活性領域Apa,Anaに対して、導体のコンタクトプラグcpaによって電気的に接続されている。
図19は、上記の第1配線層M1a上に形成された第2配線層M2aの要部平面図である。第2配線層M2aには導体の第2接続配線C2a、および、同じく導体のワード配線WLaが形成されている。ワード配線WLaは第1方向D1aに沿って延在している。第2接続配線C2aおよびワード配線WLaは、それぞれ、所望の箇所の第1接続配線C1aに対して、ビアプラグvpaによって電気的に接続されている。
図20は、上記の第2配線層M2a上に形成された第3配線層M3aの要部平面図である。第3配線層M3aには導体の電源配線VLa、および、同じく導体のビット配線BLaが形成されている。電源配線VLaおよびビット配線BLaは第2方向D2aに沿って延在している。電源配線VLaおよびビット配線BLaは、それぞれ、所望の箇所の第2接続配線C2aに対して、ビアプラグvpaによって電気的に接続されている。
本発明者らが検討したSRAM回路では、以上の構成のMISトランジスタQaおよび各配線を有している。特に、このSRAM回路には、第2配線層M2aのワード配線WLaによってワード信号を伝達し、第3配線層M3aのビット配線BLaによってビット信号を伝達し、第3配線層M3aの電源配線VLaによって電源電圧または基準電圧を印加する。これによって、SRAM回路のメモリ動作を制御することができる。そして、本発明者らの検討によれば、上記のような配線レイアウトとすることで、下層のMISトランジスタをより緻密に配置することができ、集積化し易いことが分かっている。
一方、上記のようなSRAM回路を有する半導体装置に関して、本発明者らの更なる検討によって、以下のような課題を有することが明らかになった。
SRAM回路と他の機能の集積回路(例えば動作制御回路や不揮発性メモリ回路など)とを混載する際には、SRAM回路動作には関わらない他の集積回路の信号配線または電源配線を、SRAM回路上に通す必要が生じ得る。これは、半導体チップの小面積化に伴ってより顕著になる。
しかしながら、本発明者らが検討したSRAM回路では、第3配線層M3aまでの中に、このような外部の配線を形成することは困難である。なぜなら、各配線層M1a,M2a,M3aには、既に各配線C1a,C2a,WLa,BLa,VLaが配置されている。そして、これらの配線幅を狭くすること、または、隣り合う配線間に新たな配線を配置することは、電気抵抗または電気容量の増加の観点から困難であることが、本発明者らの更なる検討により明らかになったからである。従って、上記のSRAM回路上に外部の配線を形成するためには、第3配線層M3aよりも更に上層の配線層を適用しなくてはならない。
また、別の観点から、以下のような課題も見出されている。電源インピーダンスを低下させることを考えた場合、電源配線をメッシュ状にすることが望ましい。即ち、上記図20のように第2方向D2aに延在する電源配線VLaに加えて、第1方向D1aに延在する電源配線を導入することが望ましい。これは、SRAMメモリセルの高集積化に伴ってより顕著になる。しかしながら、上記と同様の理由で、新たな電源配線を第3配線層M3aまでに形成することは困難であり、メッシュ状の電源配線を実現するためには、更に上層の配線層を用いなくてはならない。
以上のように、上層の配線層に新たな配線を設けることは、製造工程および製造期間の増加や歩留まりの低下などといった生産性の低下を引き起こす原因となる。この課題は、上述のように、半導体チップの小面積化またはメモリセルの高集積化のような、半導体装置の高性能化をもたらす技術動向においてより顕著になる。即ち、本発明者らが検討したSRAM回路を有する半導体装置の更なる高性能化に際しては、生産性を向上させることが困難であるという課題が見出された。
そこで、本発明の目的は、SRAM回路を有する半導体装置の生産性を向上させる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願においては、複数の発明が開示されるが、そのうちの一実施例の概要を簡単に説明すれば以下の通りである。
半導体基板に形成されたSRAM回路を有する半導体装置であって、SRAM回路は、電界効果トランジスタと、第1、第2および第3配線層と、第2配線層に形成された第1信号配線、第1および第2電源配線と、第3配線層に形成された第2信号配線とを有する。電界効果トランジスタのゲート電極は第1方向に沿って延在して配置されている。また、第2配線層において、第1信号配線、第1および第2電源配線は、第1方向に交差する第2方向に沿って延在し、かつ、第1方向に距離を隔てて並んで配置されている。この第1信号配線はSRAM回路にビット信号を伝達するための配線であり、第1、第2電源配線はSRAM回路に、それぞれ、電源電圧、基準電圧を印加するための配線である。また、第3配線層において、第2電源配線は第1方向に沿って延在し、かつ、第2方向に距離を隔てて並んで配置されている。この第2電源配線はSRAM回路にワード信号を伝達するための配線である。この半導体装置は、更に、第1方向に延在する外部配線を有する。この外部配線は、SRAM回路の第3配線層に形成されている。
本願において開示される複数の発明のうち、上記一実施例により得られる効果を代表して簡単に説明すれば以下のとおりである。
即ち、SRAM回路を有する半導体装置の生産性を向上させることができる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付すようにし、その繰り返しの説明は可能な限り省略するようにしている。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1の半導体装置は、以下で説明するようなSRAM回路を有する。
図1は、本実施の形態1の半導体装置が有するSRAM回路のうち、1セル分の回路構成を表した要部平面図である。本図では、シリコン基板(半導体基板)1上に形成したMIS型電界効果トランジスタ(電界効果トランジスタ)Q(以下、単にMISトランジスタQ)の構成を説明するために、上層の配線層を省略して図示している。シリコン基板1は単結晶シリコンを母材とした薄板状の基板である。本実施の形態1のSRAM回路を含め、本実施の形態1の半導体装置はシリコン基板1上に形成される。
本実施の形態1のSRAM回路を構成するMISトランジスタQは、シリコン基板1のp型ウェル(ウェル)pwまたはn型ウェル(ウェル)nw内に形成されている。言い換えれば、p型ウェルpwまたはn型ウェルnwは、シリコン基板1上において、MISトランジスタQを含むようにして形成されている。ウェルとは、シリコン基板1とは導電型または不純物濃度が異なる半導体領域である。p型ウェルpwとn型ウェルnwとは、シリコン基板1の第1方向D1に沿って、交互に隣り合うようにして配置されている。また、両ウェルpw,nwは、第1方向D1に交差する(好ましくは直交する)第2方向D2に沿って延在するようにして配置されている。
p型ウェルpw内には、STI(Shallow Trench Isolation)構造の分離部2によってp型活性領域Apが規定されている。p型活性領域Apはp型ウェルpw内において第2方向D2に沿って延在している。また、n型ウェルnw内にはSTI構造の分離部2によてn型活性領域Anが規定されている。n型活性領域Anはn型ウェルnw内において第2方向D2に沿って延在している。そして、このp型活性領域Apまたはn型活性領域Anを平面的に横切るようにして、即ち、シリコン基板1上の第1方向D1に沿って延在するようにしてゲート電極GEが配置されている。本図では、便宜上、ゲート電極GEにハッチングを付して示しており、このハッチングに構成上特別な意味は無い。
このゲート電極GEはMISトランジスタQの構成要素である。ゲート電極GEとシリコン基板1とはゲート絶縁膜(図示しない)で隔てられている。これらゲート電極GEとゲート絶縁膜は、nチャネル型のMISトランジスタ(電界効果トランジスタ)Qn(以下、単にn型MISトランジスタQn)、及び、pチャネル型のMISトランジスタ(電界効果トランジスタ)Qp(以下、単にp型MISトランジスタQp)の構成の一部となる。そして、ゲート電極GEの側方下部のp型活性領域Apの表面には、n型不純物領域が形成されており(図示しない)、n型MISトランジスタQnのソース領域およびドレイン領域として機能する。また、ゲート電極GEの側方下部のn型活性領域Anの表面には、p型不純物領域が形成されており(図示しない)、p型MISトランジスタQpのソース領域およびドレイン領域として機能する。なお、以降の説明で、ソース領域およびドレイン領域に電気的に接続する場合を説明するときに、p型活性領域Apまたはn型活性領域Anに接続すると記載する場合もある。
本実施の形態1のSRAM回路の1つのメモリセルは、6つのMISトランジスタ(4つのn型MISトランジスタQnと2つのp型MISトランジスタQp)によって構成されている。これらのMISトランジスタQは、p型活性領域Ap、n型活性領域An、または、ゲート電極GEの一部を共有することで電気的に接続している。1つのメモリセルを構成するMISトランジスタは、第1方向D1に沿って延在する、2列のゲート電極GEを有している。
特に、当該SRAM回路では、p型活性領域Apとn型活性領域Anとに跨って配置されたゲート電極GEを有する。これは、n型MISトランジスタQnとp型MISトランジスタQpとがゲート電極GEを共有していることを意味する。即ち、この部分で、CMIS(Complementary MIS)インバータ構造を構成している。そして、図のように、このようなCMISインバータ構造を2つ配置し、SRAM回路の特徴的な構成を形成している。このCMISインバータに属するトランジスタを、以下では、n型CMISトランジスタ(電界効果トランジスタ)Qnc、および、p型CMISトランジスタ(電界効果トランジスタ)Qpcと記述する。また、当該SRAM回路は、このCMISインバータに属さないn型MISトランジスタQnも有している。これは、メモリセルを選択するためのn型MISトランジスタQnである。このセル選択用のトランジスタを、以下では、選択用n型MISトランジスタ(電界効果トランジスタ)Qnsと記述する。
図2は、上記の構成を有するシリコン基板1上に形成された第1配線層M1の要部平面図である。第1配線層M1には導体の第1接続配線C1が形成され、それ以外の部分は層間絶縁膜(図示しない)によって覆われている。第1配線層M1の第1接続配線C1は、所望の箇所のゲート電極GEや活性領域Ap,An(即ちソース、ドレイン)に対して、導体のコンタクトプラグcpを介して電気的に接続されている。コンタクトプラグcpは、シリコン基板1に形成されたMISトランジスタQのゲート、ソースまたはドレインと、第1配線層M1との間の層間絶縁膜を貫通する孔(コンタクトホール)を、導体で埋め込んだものである。このコンタクトプラグcpを介して、第1配線層M1の第1接続配線C1によって、SRAM回路を構成するMISトランジスタQのゲート、ソースまたはドレインへの電気的な接続が可能となる。
ここで、平面的には、コンタクトプラグcpは第1接続配線C1に隠れて見えないが、図中には記している。また、本図では、便宜上、第1配線層M1を構成する配線にハッチングを付して示している。ここでは、第1配線層M1を構成する配線は第1接続配線C1である。このハッチングに構成上特別な意味はない。また、同図中に示す第1配線層M1以外の、例えばシリコン基板1上に形成された部材などは、ハッチングを付さずに示している。
図3は、上記の構成を有する第1配線層M1上に形成された第2配線層M2の要部平面図である。第2配線層M2には導体の第2接続配線C2、ビット配線(第1信号配線)BL、第1電源配線VL1、および、第2電源配線VL2が形成されている。それ以外の部分は層間絶縁膜(図示しない)によって覆われている。第2配線層M2の各配線C2,BL,VL1,VL2は、下層の第1配線層M1における第1接続配線C1の所望の箇所に対して、導体のビアプラグvpを介して電気的に接続されている。このビアプラグvpは、第1配線層M1と第2配線層M2との間の層間絶縁膜を貫通する孔(ビアホール)を、導体で埋め込んだものである。
特に、本図3および上記図1、図2を参照して分かるように、ビット配線BLは、選択用n型MISトランジスタQnsのp型活性領域Apに接続している第1接続配線C1に対し、ビアプラグvpを介して電気的に接続している。また、第1電源配線VL1は、p型CMISトランジスタQpcのn型活性領域Anに接続している第1接続配線C1に対し、ビアプラグvpを介して電気的に接続している。また、第2電源配線VL2は、n型CMISトランジスタQncのp型活性領域Apに接続している第1接続配線C1に対し、ビアプラグvpを介して電気的に接続している。
第2配線層M2において、ビット配線BL、第1電源配線VL1、および第2電源配線VL2は、第2方向D2に沿って延在し、第1方向D1に距離を隔てて並んで配置されている。ここで、ビット配線BLはSRAM回路にビット信号を伝達するための配線である。また、第1電源配線VL1はSRAM回路に電源電圧VDDを印加するための配線である。また、第2電源配線VL2はSRAM回路に基準電圧VSSを印加するための配線である。基準電圧VSSは接地電圧であっても良い。
ここで、平面的には、ビアプラグvpは第2接続配線C2、ビット配線BL、第1電源配線VL1または第2電源配線VL2に隠れて見えないが、図中には記している。また、本図では、便宜上、第2配線層M2を構成する配線にハッチングを付して示している。ここでは、第2配線層M2を構成する配線は、第2接続配線C2、ビット配線BL、第1電源配線VL1および第2電源配線VL2である。このハッチングに構成上特別な意味は無い。また、同図中に示す第2配線層M2以外の、例えば第1配線層M1を構成する配線などは、ハッチングを付さずに示している。
図4は、上記の構成を有する第2配線層M2上に形成された第3配線層M3の要部平面図である。第3配線層には導体のワード配線(第2信号配線)WLが形成されており、それ以外の部分は層間絶縁膜(図示しない)によって覆われている。第3配線層M3のワード配線WLは、下層の第2配線層M2における第2接続配線C2の所望の箇所に対して、導体のビアプラグvpを介して電気的に接続されている。
特に、本図4および上記図1〜図3を参照して分かるように、ワード配線WLは、選択用n型MISトランジスタQnsのゲート電極GEに接続している第2接続配線C2に対し、ビアプラグvpを介して電気的に接続している。このビアプラグvpは、第2配線層M2と第3配線層M3との間の層間絶縁膜を貫通する孔(ビアホール)を、導体で埋め込んだものである。
ここで、平面的には、ビアプラグvpはワード配線WLに隠れて見えないが、図中には記している。また、本図では、便宜上、第3配線層M3を構成する配線にハッチングを付して示している。ここでは、第3配線層M3を構成する配線は、ワード配線WLである。このハッチングに構成上特別な意味は無い。また、同図中に示す第3配線層M3以外の、例えば第2配線層M2を構成する配線などは、ハッチングを付さずに示している。
また、本図では、便宜上、ワード配線WLにハッチングを付して示しており、このハッチングに構成上特別な意味はない。
また、図5には、上記で説明した構成のSRAM回路において、1つのメモリセルmc1だけでなく、より広域を示す要部平面図を示す。ここでは、上記図4と同様に、第2配線層M2における第2接続配線C2、ビット配線BL、第1電源配線VL1、および第2電源配線VL2と、第3配線層M3におけるワード配線WLとを示している。
図のように、第3配線層M3において、ワード配線WLは第1方向D1に沿って延在し、第2方向D2に距離を隔てて並んで配置されている。ここで、ワード配線WLはSRAM回路にワード信号を伝達するための配線である。
以上のように、本実施の形態1のSRAM回路では、ビット線BL、ワード配線WL、第1電源配線VL1および第2電源配線VL2を用いて、1つのメモリセルmc1に電圧信号を供給する。図6には、これらの各配線WL,BL,VL1,VL2が延在する方向と、それぞれの位置関係とを模式的に表した説明図を示す。本実施の形態1のSRAM回路では、ワード配線WLを第1方向D1に延在させ、ビット線BL、第1電源配線VL1および第2電源配線VL2を第2方向D2に延在させて用いる。この点は、本発明者らが検討した、上記図17〜図20を用いて説明したSRAM回路と同様である。本実施の形態1のSRAM回路の構成として異なるのは、各方向に延在する配線が形成される配線層である。以下で詳しく説明する。
本発明者が検討したSRAM回路では、上記図19、図20で説明したように、第2配線層M2aには第1方向D1aに延在するワード配線WLaを配置していた。そして、第2方向D2aに延在する配線(電源配線VLaおよびビット配線BLa)は第3配線層M3aに配置していた。本発明者らの検討によれば、このような配線レイアウトとすることで、下層のMISトランジスタをより緻密に配置することができ、集積化し易いことが分かっている。
これに対し、本実施の形態1のSRAM回路では、ゲート電極GEと交差する第2方向D2に延在する配線、即ち、ビット配線BL、第1電源配線VL1および第2電源配線VL2を、第2配線層M2に配置している。そして、ゲート電極GEに沿う第1方向D1に延在する配線、即ち、ワード配線WLを第3配線層M3に配置している。
このように、本実施の形態1のSRAM回路では、第3配線層M3にはワード配線WLのみを配置すれば良く、平面的に見て配線の余裕が生じる。そこで、図7に示すように、第3配線層M3に、更に他の外部配線ELを形成することができる。この外部配線ELは、第1方向D1に延在するワード配線WLの間に配置するから、同様に第1方向D1に沿って延在するように配置される。
上記のようにすることで、配線幅を狭めたり、隣り合う配線との間隔を狭めたりすることなく、第3配線層M3に、更に他の外部配線ELを形成することができる。即ち、電気抵抗や電気容量を増加させることなく、第3配線層M3に外部配線ELを追加することができる。これにより、新たな配線層を追加することなく、または、既存の上層配線層を適用することなく、外部配線ELを適用することができる。従って、本実施の形態1のSRAM回路を用いた半導体装置によれば、より高性能な半導体装置を形成する際に、製造工程の増加や歩留まりの低下を起こし難くすることができる。結果として、SRAM回路を有する半導体装置の生産性を向上させることができる。
また、本実施の形態1のSRAM回路では、上記のように第3配線層M3に配置した外部配線ELを様々な用途に適用することで、更なる効果を有する半導体装置を構成できる。その態様を以下で詳しく説明する。
図8に示すように、第3配線層M3の外部配線ELの一部として、第3電源配線VL3を割り当てる。言い換えれば、第3電源配線VL3は第1方向D1に延在する外部配線ELの一部を構成する配線である。そして、第3電源配線VL3は、第2方向D2に見て距離を隔てて並んで配置されている。なお、第3電源配線VL3は、同じ第2方向D2に見て距離を隔てて並んで配置されているワード配線WLの間に配置されている。
更に、第3電源配線VL3は、ビアプラグvpを介して、第2配線層M2の第1電源配線VL1と電気的に接続されている。そして、第3電源配線VL3は、接続する第1電源配線VL1と同様に、SRAM回路に電源電圧VDDを印加するための配線である。
このように、第3配線層M3の外部配線ELに対し、電源電圧VDDを供給する第3電源配線VL3を適用する。これにより、本実施の形態1のSRAM回路に対しては、第1電源配線VL1に加えて第3電源配線VL3から電源電圧VDDを供給できる。そして、第2電源配線VL2に加えて第4電源配線VL4から電源電圧VSSを供給できる。従って、本実施の形態1のSRAM回路に対しては、電源電圧VDDおよび基準電圧VSSを、第1方向D1および第2方向D2の両方向に延在する配線から供給できることになる。
例えば、1つのメモリセルmc1を構成する箇所に着目した場合、当該メモリセルmc1へは、第2配線層M2の第1電源配線VL1に加え、第3配線層M3の第3電源配線VL3によっても電源電圧VDDを供給できる。本図8では、メモリセルmc1に電源電圧VDDを供給し得る第1電源配線VL1と第3電源配線VL3とに対して、便宜上、同様のハッチングを付して示している。
図9には、上記を模式的に記した説明図を示している。本実施の形態1のSRAM回路では、電源電圧VDDを供給するための配線として、第1電源配線VL1と第3電源配線VL3との2種類を有する。そして、第1電源配線VL1は第2方向D2に延在し、第3電源配線VL3は第1方向D1に延在する。即ち、本実施の形態1のSRAM回路では、電源電圧VDDを供給するための配線は、メッシュ構造となっている。このようなメッシュ構造の電源配線とすることで、上述のように、電源インピーダンスを低下させることができる。
そして、本実施の形態1のSRAM回路では、第2方向D2に延在する既存の第1電源配線VL1に加え、第1方向D1に延在する新たな第3電源配線VL3を、第3配線層M3に配置できる。言い換えれば、本実施の形態1のSRAM回路によれば、メッシュ構造の電源配線技術を、4層目以降の配線層を用いずに適用できる。これにより、上述のように、より高性能な半導体装置を形成する際に、製造工程の増加や歩留まりの低下を起こし難くすることができる。結果として、SRAM回路を有する半導体装置の生産性をより向上させることができる。
また、SRAM回路の電源制御技術として、本発明者らは更に以下のような技術を検討した。即ち、スタンバイ時にメモリセルのリーク電流を抑える技術を検討した。また、電流不良となったメモリセルの電源をオフにし、冗長メモリセルを活性化して良品化する技術の適用を検討した。これらを実現するためには、電源配線に対して、通常の電源電圧VDDと他の電圧とを切り換えて印加するための切り換えスイッチを配線の端部に配置することが必要となる。以下では、SRAM回路を駆動して、書き込みまたは消去動作を施すために必要な電源電圧VDDを駆動用の電源電圧(第1電源電圧)VDD1と表す。これに対し、第1電源電圧VDD1とは異なる電源電圧VDDを第2電源電圧VDD2と表す。
図10に示すように、第2方向D2に延在する第1電源配線VL1の端部、および、第1方向D1に延在する第3電源配線VL3の端部には、電源切り換えスイッチsw1が配置されている。電源切り換えスイッチsw1は、第1電源配線VL1および第3電源配線VL3に対して、駆動用の第1電源電圧VDD1と、第2電源電圧VDD2とを切り換えて供給する機能を有する。
このように、電源電圧VDDとして異なる電圧を供給できる効果に関しては、上述の通りである。ここで、例えば、上記図17〜図20を用いて説明したようなSRAM回路では、電源配線VLaは第2方向D2aに延在するのみである。従って、上記のような電源切り換えスイッチsw1を配置する場合、第2方向D2aの端部にしか配置できない。または、配線を引き回して第1方向D1aの端部にも配置し得るが、占有面積や追加工程の観点から現実的ではない。
これに対し、本実施の形態1のSRAM回路によれば、電源電圧VDDを供給するための配線は、第2方向D2に延在する第1電源配線VL1の他に、第1方向D1に第3電源配線VL3を備えている。従って、電源切り替えスイッチsw1を、第1方向D1と第2方向D2との両方向の端部に配置できる。SRAM回路の周辺に配置するデバイスはスイッチに限らず種々考え得る。この観点から、本実施の形態1のSRAM回路のように、電源切り替えスイッチsw1の配置場所が第2方向D2の端部に限定されないことは効果的である。
上記のように効果的な構造を構成できるのは、電源配線がメッシュ構造を有しているからである。そして、本実施の形態1のSRAM回路の電源配線は、4層目以降の配線層を用いずに、3層目の第3配線層M3までを用いてメッシュ状の電源配線を形成できる。従って、本実施の形態1のSRAM回路を用いた半導体装置によれば、より高性能な半導体装置を形成する際に、製造工程の増加や歩留まりの低下を起こし難くすることができる。結果として、SRAM回路を有する半導体装置の生産性をより向上させることができる。
また、本実施の形態1のSRAM回路によれば、上記図8、図9で説明したように、1つのメモリセルmc1に対して、2つの配線(第1電源配線VL1、第2電源配線VL2)によって電源電圧VDDを供給できる。従って、図11に示すように、例えば、第2方向D2に延在する第1電源配線VL1に第1電源電圧VDD1を供給し、第1方向D1に延在する第3電源配線VL3には第2電源電圧VDD2を供給しても良い。この場合、第1電源配線VL1および第3電源配線VL3の端部には、各電圧印加のオン/オフを切り換えるスイッチsw2を設置しても良い。このように、第1電源配線VL1に印加する電源電圧VDDと第2電源配線VL2に印加する電源電圧VDDとを区別することで、構造をより簡略化できる。
なお、上記では第1電源配線VL1に第1電源電圧VDD1を供給し、第3電源配線VL3に第2電源電圧VDD2を供給する例を示したが、これらは逆であっても良い。ここでは、第1電源配線VL1と第3電源配線VL3とに対して異なる電源電圧VDDを印加することが効果的である。
また、上記図8〜図11を用いた説明では、第1電源電圧VDD1および第2電源電圧VDD2において、第1電源電圧VDD1はSRAM回路を駆動するための電源電圧VDDであるとして説明した。ここで、本実施の形態1のSRAM回路では、上記のように第1電源電圧VDD1とは異なる第2電源電圧VDD2は、SRAM回路がデータを保持するための電源電圧VDDである方が、より好ましい。その理由を以下で説明する。
データ保持用の電源電圧VDDとは、書き込みまたは消去動作を施すための駆動用の電源電圧VDD(即ち第1電源電圧VDD1)を必要としないメモリセルにおいて、スタンバイ状態を維持するのに十分な電源電圧VDDである。本実施の形態1のSRAM回路では、駆動用の第1電源電圧VDD1と、データ保持用の第2電源電圧VDD2とを切り換えて供給し得る構成とすることで、スタンバイ状態のメモリセルのリーク電流を低減できるという効果を有する。従って、第2電源電圧VDD2としては、データ保持用の電源電圧VDD2を供給する方が、より好ましい。
また、上記図8〜図11では、第3配線層M3の外部配線ELの一部を構成する配線として、第3電源配線VL3を有する構造を説明した。ここで、第3配線層M3の外部配線ELは、更に、その構成の一部として第4電源配線VL4を有している構造を説明する。第4電源配線VL4は、上記図8〜図11中に記載されている。より詳しくは、第4電源配線VL4は、第1方向D1に延在する外部配線ELを構成する配線である。そして、同じ第3配線層M3に形成されている第3電源配線層VL3と第4電源配線VL4とは、第2方向D2に見て距離を隔てて交互に並んで配置されている。なお、第3電源配線VL3と第4電源配線VL4との間には、ワード配線WLが配置されている。
第4電源配線VL4は、ビアプラグvpを介して、第2配線層M2の第2電源配線VL2と電気的に接続されている。そして、第4電源配線VL4は、接続する第2電源配線VL2と同様に、SRAM回路に基準電圧VSSを印加するための配線である。上記図8では、メモリセルmc1に基準電圧VSSを供給し得る第2電源配線VL2と第4電源配線VL4とに対して、便宜上、同様のハッチングを付して示している。
このように、本実施の形態1のSRAM回路では、電源電圧VDDを印加する配線に加え、基準電圧VSSを印加する配線もメッシュ構造とする。これにより、上述のような、電源電圧VDDを印加する配線をメッシュ構造とした構成を適用した場合と、同様の効果が得られる。従って、本実施の形態1のSRAM回路を用いた半導体装置によれば、より高性能な半導体装置を形成する際に、製造工程の増加や歩留まりの低下を起こし難くすることができる。結果として、SRAM回路を有する半導体装置の生産性をより向上させることができる。
上記図8〜図11を用いた説明では、本実施の形態1のSRAM回路において、第3配線層M3に配置された外部配線ELを、同じSRAM回路を構成する配線として適用する例を説明した。本実施の形態1のSRAM回路を有する半導体装置では、第3配線層M3の外部配線ELを、SRAM回路の動作とは直接関係のない信号線として適用しても良い。その実例を、以下で説明する。
図12に示すように、本実施の形態1のSRAM回路SMCは、LCDドライバDDの一部を構成する集積回路であっても良い。LCDドライバDDとは、液晶ディスプレイ(LCD)を表示させるための駆動用の半導体装置である。LCDドライバDDは、第1方向D1に沿った長辺と、第2方向D2に沿った短辺とを有する長方形状のシリコン基板1上に形成されている。LCDドライバDDは、液晶ディスプレイの周囲に配置されるから、このような長方形状であることが望まれる。従って、SRAM回路SMC部分も、長方形状であることが望ましい。この観点から、上記図1を用いて説明したように、本実施の形態1のSRAM回路の1つのメモリセルは、第1方向D1に延在する2列のゲート電極GEを有するような構造が好適である。
LCDドライバDDは、SRAM回路SMCのほかにも複数の周辺回路PCを有する。これら複数の周辺回路PCは、SRAM回路SMCと共に、第1方向D1に沿って並んでシリコン基板1上に配置されている。そして、本実施の形態1の半導体装置の第3配線層M3の外部配線EL(上記図7参照)は、複数の周辺回路PC間で信号SGを授受するための配線である。
ここで、上記図7を用いて説明したように、本実施の形態1の外部配線ELは、SRAM回路の上部を第1方向D1に沿って延在するようにして配置している。従って、シリコン基板1上の第1方向に沿って並んで配置されている周辺回路PC間において信号SGを授受するための配線として、この外部配線ELは好適である。その理由を以下で説明する。
例えば、上記図17〜図20を用いて説明したような、本発明者らが検討したSRAM回路では、第3配線層M3aには第2方向D2aに延在する配線が形成されている。更に、第3配線層M3aには追加して配線を配置するための空間的な余裕が無く、第1方向D1aに延在させる外部配線を形成することは困難である。従って、外部配線はSRAM回路を避けて形成するか、または、4層目以降の配線層を用いて形成することになる。
これに対し、本実施の形態1のSRAM回路SMCでは、上述のように、第3配線層M3にはワード配線WLが配置されているだけである。更に、このワード配線WLは第1方向D1に延在している。従って、この第3配線層M3には、容易に、第1方向D1に延在する外部配線ELを配置できる。そして、LCDドライバDDは長辺方向である第1方向D1に沿って並んだ周辺回路PCを有した構造となっているから、その周辺回路PC間で信号SGを授受するための配線として、第3配線層M3の第1方向D1に延在する外部配線ELは好適である。
上記のように、本実施の形態1のSRAM回路SMCを用いることで、LCDドライバDDの複数の周辺回路PC間の信号SGを授受する配線として、第3配線層M3の外部配線ELを適用できる。これにより、SRAM回路を避けて形成する方法や、4層目以降の配線層を追加する方法を用いることなく、周辺回路PC間の信号SG授受のための配線を形成できる。従って、本実施の形態1のSRAM回路を用いた半導体装置によれば、より高性能な半導体装置を形成する際に、製造工程の増加や歩留まりの低下を起こし難くすることができる。結果として、SRAM回路を有する半導体装置の生産性をより向上させることができる。
また、本実施の形態1のLCDドライバDDは、上記のような複数の周辺回路PCとして、動作制御回路CL(control logicとも言う)と不揮発性メモリ回路NVM(フラッシュメモリ回路とも言う)とを有している。
動作制御回路CLは、LCDドライバDDを構成する他の周辺回路PCなどに対して、動作命令などの信号を出す制御回路である。従って、LCDドライバDDの中央に配置される。また、不揮発性メモリ回路NVMは、情報を不揮発に記憶するための回路領域である。一般的に、動作制御回路CLの動作に必要な情報は、不揮発性メモリ回路NVMやSRAM回路SMCに蓄積される。
使用頻度が高く頻繁に読み出しまたは書き込まれる情報は、より高速な動作が可能なSRAM回路SMCに蓄積される。一方、使用頻度は低いものの、電源が切れても消去されずに保持しておく必要のある情報(例えば、起動に必要なデータやプログラムデータなど)は不揮発性メモリ回路NVMに蓄積される。ここで、動作制御回路CLとの間で、記憶情報をより高速に授受する必要のあるSRAM回路SMCは、動作制御回路CLにより近い領域に配置することが望ましい。従って、LCDドライバDDの長辺方向である第1方向D1に沿って配列するこれらの周辺回路PCのうち、SRAM回路SMCは、不揮発性メモリ回路NVMと比較して、動作制御回路CLにより近い領域に配置される方が、より好ましい。こうすることで、LCDドライバDDはより高速な動作が可能となる。
上記のような構成のLCDドライバDDでは、動作制御回路CLから見て、SRAM回路SMCよりも遠くに配置されている不揮発性メモリ回路NVMとの間で、記憶情報信号SGmを授受する必要がある。ここで、本実施の形態1のSRAM回路SMCを有するLCDドライバDDでは、このような記憶情報信号SGmを授受するための配線として、第3配線層M3の外部配線ELを適用するのがより望ましい。その理由を以下で説明する。
外部配線ELは、不揮発性メモリ回路NVMよりも動作制御回路CLに近い領域に配置するSRAM回路の上部を、第1方向D1に沿って配置している。そして、動作制御回路CLと不揮発性メモリ回路NVMとは、第1方向D1に沿ってSRAM回路SMCを挟むようにして配置している。従って、動作制御回路CLと不揮発性メモリ回路NVMとの間で記憶情報信号SGmを授受するための配線としては、その間に配置するSRAM回路SMCの上部を第1方向D1に沿って横断している外部配線ELが好適である。そして、本実施の形態1の半導体装置では、外部配線ELは4層目以降の配線層を用いず、第3配線層M3に形成できる。従って、本実施の形態1のSRAM回路を用いた半導体装置によれば、より高性能な半導体装置を形成する際に、製造工程の増加や歩留まりの低下を起こし難くすることができる。結果として、SRAM回路を有する半導体装置の生産性をより向上させることができる。
また、本実施の形態1のLCDドライバDDを構成する他の周辺回路PCとしては、パワージェネレータ(発電回路)などを備えていても良い。また、LCDドライバDDは、上記の他に、ソースドライバSD、ゲートドライバGD、または、入出力回路IOなどを備えていても良い。
以上のように、本実施の形態1のSRAM回路SMCは、第1方向D1に長辺を有し、第2方向D2に短辺を有する形状のLCDドライバDDのような半導体装置に適用して、より効果的である。
(実施の形態2)
本実施の形態2の半導体装置が有するSRAM回路の構造を、図13および図14を用いて説明する。本実施の形態2のSRAM回路は、上記実施の形態1で説明したSRAM回路と同様の構成を有し、同様の効果を発現し得る。更に、本実施の形態2のSRAM回路は、以下で説明するような構成および効果を有する。図13は、シリコン基板1に形成したSRAM回路の1つのメモリセルにおいて、MISトランジスタQの配置を示した要部平面図である。図14は、SRAM回路の配線層のうち、第2配線層M2を示す要部平面図である。
上記実施の形態1で説明したように、SRAM回路の第2配線層M2にはビット配線BL、第1電源配線VL1、および、第2電源配線VL2が配置され、これらは第2方向D2に沿って延在している。ここで、本実施の形態2のSRAM回路では、例えば、上記図17〜図20を用いて説明したようなSRAM回路と比較して、メモリセルの横方向の寸法を意図的に拡大している。特に、第2方向D2に延在し、第1方向D1に見て離れて隣り合う各活性領域An,Ap間の距離Laを拡大している。これにより、第2配線層M2に関し、配線間距離Lmをより広く取ることができる。即ち、各活性領域An,Apの間隔を広げることで、そこに接続する配線の配線間距離Lmもより広げることができる。
配線間距離Lmが狭いと、隣に配置する配線の影響を受けやすくなる。より具体的には、配線間で寄生容量が生じ、信号の伝達が遅くなる。そこで、本実施の形態2のSRAM回路では、各活性領域An,Ap間の距離Laを広げることで、配線間距離Lmをも広げた構造とした。これにより、配線間の寄生容量をより低減できる。そして、このように効果的な配線は、上述のように、シリコン基板1上において3層目の第3配線層M3までを用いて構成できる。従って、本実施の形態2のSRAM回路を用いた半導体装置によれば、より高性能な半導体装置を形成する際に、製造工程の増加や歩留まりの低下を起こし難くすることができる。結果として、SRAM回路を有する半導体装置の生産性をより向上させることができる。
また、本実施の形態2のSRAM回路では、第2配線層M2の第1電源配線VL1は、第1方向D1に見て隣に配置されたビット配線BLとの配線間距離Lmが、近い部分と遠い部分とを有している。同様に、第2配線層M2の第2電源配線VL2は、第1方向D1に見て隣に配置されたビット配線BLとの配線間距離Lmが、近い部分と遠い部分とを有している。このような構造とすることで、上述のように、配線間の寄生容量、特に、ビット配線BLと各電源配線VL1,VL2との間の寄生容量を低減でき、読み出し時間を高速化することができる。そして、このように効果的な配線は、上述のように、シリコン基板1上において3層目の第3配線層M3までを用いて構成できる。従って、本実施の形態2のSRAM回路を用いた半導体装置によれば、より高性能な半導体装置を形成する際に、製造工程の増加や歩留まりの低下を起こし難くすることができる。結果として、SRAM回路を有する半導体装置の生産性をより向上させることができる。
以上のように、本実施の形態2のSRAM回路では、メモリセルの寸法を、特に第1方向D1に沿って意図的に拡大することで、配線間の容量を低減する効果を得た。メモリセルの寸法を拡大することによる効果は、その他、以下のようなものがある。
図15に示すように、本実施の形態2のSRAM回路では、メモリセルの寸法を第1方向D1に沿って広げたことで、1つのn型活性領域An(またはp型活性領域Ap)の幅Waを、第1方向D1に沿って広げることができる。その理由および効果を以下で説明する。
各活性領域An,Apを規定するSTI構造の分離部2は、周囲のシリコン基板1に応力を作用させることが分かっており、このようなシリコン基板1への応力はMISトランジスタQの特性に影響を及ぼすことが分かっている。そして、各活性領域An,Apの幅Waを広げることで、分離部2が互いに近付くと、上記の応力の作用が懸念される。上記図17〜図20を用いて説明したようなSRAM回路では、メモリセルの寸法は電気特性上許容される最小の寸法となっているから、各活性領域Ana,Apaの幅を広げることによるSTI構造の分離部2の応力がより作用し易い。
これに対し、上記図13で説明したように、本実施の形態2のSRAM回路では各活性領域An,Ap間の距離Laを、第1方向D1に沿って意図的に広げている。従って、個々のn型活性領域Anやp型活性領域Apの第1方向D1に沿った寸法を拡大しても、周囲に配置するMISトランジスタQへの分離部2の応力の影響は小さい。即ち、本実施の形態2のSRAM回路は、各活性領域An,Apの幅Waを第1方向D1に拡大し易い構造である。
ここで、各活性領域An,Apは第2方向D2に沿って延在し、ゲート電極GEは第1方向D1に沿って延在して各活性領域An,Apを平面的に横断する。従って、個々のMISトランジスタQでは、第2方向D2がチャネル内のキャリアの輸送方向となる。この観点から、各活性領域An,Apを第1方向D1に沿って拡大することは、MISトランジスタQにおけるチャネル幅(ゲート幅と同義)を広げたことになる。MISトランジスタQのチャネル幅を広げると、扱う電流量が増え、MISトランジスタQの電流駆動力が向上することになる。これにより、SRAM回路の動作速度をより高速化できる。
本発明者らの検証によれば、各活性領域An,Apの幅Waは、最小寸法の場合と比較して、約80%拡大できることが分かった。
また、図16に示すように、本実施の形態2のSRAM回路では、MISトランジスタQは各ウェルnw,pw内に形成されている。これらの各ウェルnw,pwは第2方向に延在している。そして、各ウェルnw,pwに対しても電位を設定する必要があり、各ウェルnw,pw内には、外部から給電するための給電セルscが形成されている。本図16には、p型ウェルpwに形成された給電セルscの構造を示している。
給電セルscは、各ウェルnw,pw内において、STI構造の分離部2によって規定された低抵抗の半導体領域である。即ち、給電セルscの活性領域Anの表面には、n型不純物領域が形成されている。また、給電セルscの活性領域Apの表面には、p型不純物領域が形成されている。給電セルscに対しては、コンタクトプラグcpなどによって、上層の配線と電気的に接続さている。このようにして、給電セルscに対しては、外部から電圧を印加することができる。ただし、シリコン基板1のp型ウェルpwに形成された給電セルscにコンタクトプラグcpを形成するためには、上部の空間を空けなければならない。少なくとも、給電セルscを配置した箇所では、シリコン基板1上に密に配置するゲート電極GEの間隔を広げる必要がある。
例えば、上記図17〜図20を用いて説明した、本発明者らが事前に検討したSRAM回路の場合、シリコン基板1aにおいて互いのメモリセルを構成するトランジスタQaは、最小寸法に従って密に配置されている。従って、メモリセル内に給電セルを配置し、その上のゲート電極GEaの間隔を広げることは困難である。そこで、このようなSRAM回路の場合、メモリセル間に給電セルscを形成し、その箇所でゲート電極GEaの間隔を広げる方法としている。ただし、本発明者らが検討した上記のSRAM回路では、第1方向D1aに沿って2列に延在するゲート電極GEaが、1つのメモリセルの構成要素となっている。従って、第2方向D2aに沿って、ゲート電極GEaの列間隔を広げることになる。即ち、本発明者らが事前に検討したSRAM回路では、給電セルを形成する箇所において、第2方向D2aに寸法が拡大することになる。
これに対し、本実施の形態2のSRAM回路では、各活性領域An,Ap間の距離Laを意図的に広げているから、本図16に示すように、ゲート電極GEの間隔を広げなくとも、空間的な余裕が生じている。そして、各活性領域An,Apと同じように、p型ウェルpw内において第2方向D2に延在するような給電セルscを形成することができる。なぜなら、本実施の形態2のSRAM回路では、各活性領域An,Ap間の距離Laを広げているから、給電セルscのSTI構造の分離部2が及ぼす、MISトランジスタQへの応力の作用は小さいからである。
以上のように、本実施の形態2のSRAM回路によれば、第1方向D1に延在するゲート電極GEの列間隔を第2方向D2に広げることなく、給電セルscを形成できる。即ち、本実施の形態2のSRAM回路によれば、第2方向D2に沿って寸法Lnを縮小できる。結果的に、本実施の形態2の給電セルscの配置技術の効果としては、第1方向D1に沿った寸法を意図的に拡大することで、第2方向D2に沿った寸法Lnを縮小できることになる。
例えば、上記実施の形態1において上記図12を用いて説明したように、LCDドライバDDでは、第1方向D1に沿った長辺と第2方向D2に沿った短辺を有する形状であるから、第2方向D2に寸法を縮小できる方が、より好ましい。従って、本実施の形態2のSRAM回路は、LCDドライバに適用して、より効果的である。
本発明は、例えば液晶ディスプレイの駆動用集積回路を構成するのに必要な半導体産業に適用することができる。
本発明の実施の形態1である半導体装置の要部平面図である。 本発明の実施の形態1である半導体装置の他の要部平面図である。 本発明の実施の形態1である半導体装置の更に他の要部平面図である。 本発明の実施の形態1である半導体装置の更に他の要部平面図である。 図3と図4に示す半導体装置の要部平面図の広域を示す要部平面図である。 本発明の実施の形態1である半導体装置の配線構造を示す説明図である。 本発明の実施の形態1である半導体装置の配線構造を示す要部平面図である。 本発明の実施の形態1である半導体装置の他の配線構造を示す要部平面図である。 図8に示す半導体装置の配線構造を示す説明図である。 図8に示す半導体装置の他の配線構造を示す説明図である。 図8に示す半導体装置の更に他の配線構造を示す説明図である。 本発明の実施の形態1である半導体装置の他の説明図である。 本発明の実施の形態2である半導体装置の要部平面図である。 本発明の実施の形態2である半導体装置の他の要部平面図である。 本発明の実施の形態2である半導体装置の更に他の要部平面図である。 本発明の実施の形態2である半導体装置の更に他の要部平面図である。 本発明者らが検討した半導体装置の要部平面図である。 本発明者らが検討した半導体装置の他の要部平面図である。 本発明者らが検討した半導体装置の更に他の要部平面図である。 本発明者らが検討した半導体装置の更に他の要部平面図である。
符号の説明
1 シリコン基板(半導体基板)
2 分離部
An n型活性領域
Ap p型活性領域
BL ビット配線(第1信号配線)
C1 第1接続配線
C2 第2接続配線
CL 動作制御回路
cp コンタクトプラグ
D1 第1方向
D2 第2方向
DD LCDドライバ
EL 外部配線
GD ゲートドライバ
GE ゲート電極
IO 入出力回路
La 距離
Lm 配線間距離
Ln 寸法
M1 第1配線層
M2 第2配線層
M3 第3配線層
mc1 メモリセル
NVM 不揮発性メモリ回路
nw n型ウェル(ウェル)
PC 周辺回路
pw p型ウェル(ウェル)
Q MISトランジスタ(電界効果トランジスタ)
Qn n型MISトランジスタ(電界効果トランジスタ)
Qnc n型CMISトランジスタ(電界効果トランジスタ)
Qns 選択用n型MISトランジスタ(電界効果トランジスタ)
Qp p型MISトランジスタ(電界効果トランジスタ)
Qpc p型CMISトランジスタ(電界効果トランジスタ)
sc 給電セル
SD ソースドライバ
SG 信号
SGm 記憶情報信号
SMC SRAM回路
sw1 電源切り替えスイッチ
sw2 スイッチ
VDD 電源電圧
VDD1 第1電源電圧
VDD2 第2電源電圧
VSS 基準電圧
VL1 第1電源配線
VL2 第2電源配線
VL3 第3電源配線
VL4 第4電源配線
vp ビアプラグ
Wa 幅
WL ワード配線(第2信号配線)

Claims (14)

  1. 半導体基板に形成されたSRAM回路を有する半導体装置であって、
    前記SRAM回路は、
    (a)前記半導体基板に形成された電界効果トランジスタと、
    (b)前記半導体基板上に順に形成された第1配線層、第2配線層、および、第3配線層と、
    (c)前記第2配線層に形成された第1信号配線、第1電源配線、および、第2電源配線と、
    (d)前記第3配線層に形成された第2信号配線とを有し、
    前記電界効果トランジスタのゲート電極は、前記半導体基板上に第1方向に沿って延在するようにして配置され、
    前記第2配線層において、
    前記第1信号配線、前記第1電源配線、および、前記第2電源配線は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在し、かつ、前記第1方向に距離を隔てて並んで配置され、
    前記第1信号配線は前記SRAM回路にビット信号を伝達するための配線であり、
    前記第1電源配線は前記SRAM回路に電源電圧を印加するための配線であり、
    前記第2電源配線は前記SRAM回路に基準電圧を印加するための配線であり、
    前記第3配線層において、
    前記第2信号配線は、前記第1方向に沿って延在し、かつ、前記第2方向に距離を隔てて並んで配置され、
    前記第2信号配線は前記SRAM回路にワード信号を伝達するための配線であり、
    前記半導体装置は、更に、前記第1方向に延在する外部配線を有し、
    前記外部配線は、前記SRAM回路の前記第3配線層に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第3配線層の前記外部配線は、第3電源配線を有し、
    前記第3電源配線は、前記第2配線層の前記第1電源配線と電気的に接続され、前記SRAM回路に前記電源電圧を印加するための配線であることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2記載の半導体装置において、
    前記第2方向に延在する前記第1電源配線の端部、および、前記第1方向に延在する前記第3電源配線の端部には、電源切り替えスイッチが配置され、
    前記電源切り替えスイッチは、前記第1電源配線および前記第3電源配線に対して、前記電源電圧として、駆動用の第1電源電圧と、それとは異なる第2電源電圧とを切り換えて供給する機能を有することを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3記載の半導体装置において、
    前記第2電源電圧とは、データ保持用の前記電源電圧であることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記第3配線層の前記外部配線は、更に、第4電源配線を有し、
    前記第4電源配線は、前記第2配線層の前記第2電源配線と電気的に接続され、前記SRAM回路に前記基準電圧を印加するための配線であることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項2記載の半導体装置において、
    前記第2配線層の前記第1電源配線には、前記電源電圧として、駆動用の第1電源電圧、または、それとは異なる第2電源電圧のうちいずれか一方が供給され、
    前記第3配線層の前記第3電源配線には、前記電源電圧として、前記第1電源電圧または前記第2電源電圧のうち、前記第1電源配線に供給されない方の前記電源電圧が供給されることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6記載の半導体装置において、
    前記第2電源電圧とは、データ保持用の前記電源電圧であることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項7記載の半導体装置において、
    前記第3配線層の前記外部配線は、更に、第4電源配線を有し、
    前記第4電源配線は、前記第2配線層の前記第2電源配線と電気的に接続され、前記SRAM回路に前記基準電圧を印加するための配線であることを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記SRAM回路はLCDドライバの一部を構成し、
    前記LCDドライバは、前記第1方向に沿った長辺と前記第2方向に沿った短辺とを有する長方形状の前記半導体基板上に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記LCDドライバは、更に、複数の周辺回路を有し、
    前記複数の周辺回路は、前記SRAM回路と共に、前記第1方向に沿って並んで前記半導体基板上に配置され、
    前記第3配線層において前記第1方向に延在する前記外部配線は、前記複数の周辺回路間で信号を授受するための配線であることを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項10記載の半導体装置において、
    前記複数の周辺回路は、動作制御回路と不揮発性メモリ回路とを有し、
    前記半導体基板上において、前記SRAM回路は、前記不揮発性メモリ回路と比較して、前記動作制御回路により近い領域に配置され、
    前記外部配線の一部は、前記動作制御回路と前記不揮発性メモリ回路との間で、記憶情報信号を授受するための配線であることを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項5,8または11記載の半導体装置において、
    前記第1方向に距離を隔てて並んで配置する前記第1信号配線の間には、前記第1電源配線または前記第2電源配線が配置され、
    前記第2配線層の前記第1電源配線および第2電源配線は、前記第1方向に見て隣に配置された前記第1信号配線との距離が、近い部分と遠い部分とを有していることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項12記載の半導体装置において、
    前記SRAM回路は、更に、
    (e)前記半導体基板において前記電界効果トランジスタを含むようにして形成されたウェルを有し、
    前記ウェル内には、外部から給電するための給電セルが形成され、
    前記給電セルは、前記ウェル内において前記第2方向に延在するようにして形成されていることを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項13記載の半導体装置において、
    前記SRAM回路の1つのメモリセルは、6つの前記電界効果トランジスタによって構成され、これらは、前記第1方向に延在した2列の前記ゲート電極によって電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置。
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