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JP2010070925A - 土質改良材供給装置 - Google Patents

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JP2010070925A
JP2010070925A JP2008236987A JP2008236987A JP2010070925A JP 2010070925 A JP2010070925 A JP 2010070925A JP 2008236987 A JP2008236987 A JP 2008236987A JP 2008236987 A JP2008236987 A JP 2008236987A JP 2010070925 A JP2010070925 A JP 2010070925A
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Kazumichi Hosoya
和道 細谷
Hiroki Takeuchi
裕樹 竹内
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】土質改良材の充填時等における土質改良材の供給精度の低下を抑制することができる土質改良材供給装置を提供する。
【解決手段】土砂を土質改良材と混合し改質する土質改良機に用いられる土質改良材供給装置14において、土質改良材を貯留する貯留タンク15と、貯留タンク15の下部に連設され下方に向かって縮径するシュート17と、シュート17の下部に連設された筒状のケーシング61、ケーシング61内に通された回転軸66及び回転軸66の外周部に設けられたスクリュ62を有し、シュート17を介して導入された貯留タンク15内の土質改良材を土砂に供給するスクリュフィーダ16と、シュート17の内部に取付けられ、シュート17におけるスクリュフィーダ16に土質改良材を供給する下部開口55をスクリュフィーダ16による土質改良材移送方向に分割する仕切板80,81とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は土砂を土質改良材と混合し改質する土質改良機に用いられる土質改良材供給装置に関する。
土質改良機は、一般に土質改良材供給装置によって石灰等の粉体である土質改良材を改質対象土砂に供給し、土砂を土質改良材と混合処理して改良土を生成する。土質改良材供給装置はフィーダの速度に応じた量の土質改良材を土砂に供給する役割を果たすが、粉体を供給する装置の一種にスクリュフィーダを用いたものがある(特許文献1等参照)。
特開平6−156673号公報
しかし、土質改良機、特に機体全体の寸法が一般道路の輸送制限を満たすように必要機器を狭隘なスペースに配置して走行体上に搭載した自走式土質改良機にあっては、土質改良材供給装置にスクリュフィーダを採用してもスクリュフィーダのケーシングの長さやスクリュのピッチ数を無制限に確保することはできない。また、通常、スクリュとケーシングの製作誤差を許容するためにスクリュとケーシングとの間には隙間を設ける必要がある。
この場合、スクリュフィーダの回転中に貯留タンクに土質改良材を充填すると、押圧力を受けた土質改良材がケーシングとスクリュの隙間を伝って押し出されるため、スクリュの回転速度に比例して排出される通常の量よりも多くの土質改良材が排出されることがある(いわゆるフラッシング現象)。また、土質改良材の流動性が高くなると、スクリュの停止中でもフラッシング現象が生じることがある。そのため、連続的又は断続的に土質改良材を充填する必要がある土質改良材供給装置にあっては、フラッシング現象のために土質改良材の供給精度を安定に維持することが難しい。
それに対し、前掲の特許文献1に記載された装置では、スクリュが粉体の送り方向に圧縮可能になっており、粉体の異常流動が生じた場合にはそれに伴ってスクリュが圧縮され、圧縮したスクリュによって粉体の流れが堰き止められるようになっている。しかしこの技術を土質改良材供給装置に適用した場合には、フラッシング現象を抑制できたとしても、土質改良材の充填に伴って土質改良材の異常流動が発生する間、土質改良材の供給自体が不能となってしまう。
そこで本発明は、土質改良材の充填時等における土質改良材の供給精度の低下を抑制することができる土質改良材供給装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、土砂を土質改良材と混合し改質する土質改良機に用いられる土質改良材供給装置において、土質改良材を貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクの下部に連設され下方に向かって縮径するシュートと、前記シュートの下部に連設された筒状のケーシング、前記ケーシング内に通された回転軸及び前記回転軸の外周部に設けられたスクリュを有し、前記シュートを介して導入された前記貯留タンク内の土質改良材を土砂に供給するスクリュフィーダと、前記シュートの内部に取付けられ、前記シュートの前記スクリュフィーダへの土質改良材の導入口を前記スクリュフィーダによる土質改良材移送方向に分割する少なくとも1枚の仕切板とを備えたことを特徴とする。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記仕切板の下端部と前記スクリュの外周との間隙が前記スクリュフィーダのケーシングの内壁とスクリュの外周との間隙と同程度となるように、前記仕切板の下端部が前記スクリュの外周に沿って弧状に形成されていることを特徴とする。
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記スクリュのピッチは、前記シュートの土質改良材の供給口に臨む範囲で、土質改良材移送方向の下流側に向けて大きくなるように形成されていることを特徴とする。
(4)上記(3)において、好ましくは、前記スクリュのピッチは、土質改良材移送方向の下流側に向けて段階的に大きくなるように形成され、前記仕切板は、その下端部が前記スクリュのピッチの変わる部分に位置するように取り付けられていることを特徴とする。
(5)上記(4)において、好ましくは、前記仕切板が、前記貯留タンクに向かって前記土質改良材移送方向の下流側に傾斜し、前記貯留タンク側から見て前記スクリュの少なくとも1ピッチを覆っていることを特徴とする。
(6)上記(3)〜(5)のいずれかにおいて、好ましくは、前記仕切板を複数設け、隣り合う仕切板同士を平行か上方が広くなる位置関係とすることを特徴とする。
(7)上記(6)において、好ましくは、前記仕切板で区画された空間の上部開口の比が前記スクリュのピッチの増加分の比と同等となるように形成されていることを特徴とする。
(8)上記(1)〜(7)のいずれかにおいて、好ましくは、前記仕切板の上端部が前記シュートの上端位置かそれよりも低位置にあることを特徴とする。
(9)上記(1)〜(8)のいずれかにおいて、好ましくは、前記仕切板を複数設け、前記土質改良材移送方向の上流側の仕切板の上端部が、下流側に隣接する仕切板の上端部よりも低いことを特徴とする。
本発明によれば、土質改良材の充填時等における土質改良材の供給精度の低下を抑制することができる。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る土質改良材供給装置を備えた自走式土質改良機の全体構造を表す側面図、図2はその平面図である。以下の説明において特に断りのない場合、図1及び図2中の左側を一方側、右側を他方側とする。
これら図1及び図2に示した自走式土質改良機は、自力走行するための走行体1、改質対象土砂を受け入れるためのホッパ12、ホッパ12に受け入れられた土砂を搬送する搬送コンベヤ13、土砂に土質改良材を供給する土質改良材供給装置14、土砂と土質改良材を混合処理する混合装置19、混合装置19から排出された改良土を搬送し機外に排出する排出コンベヤ26、及び各搭載機器の動力源等を内蔵した動力装置21を備えている。
走行体1は、左右一対の走行装置2、及び走行装置2の上部にほぼ平行に延設した一対の本体フレーム3で構成されている。走行装置2は、本体フレーム3の下部に連設したトラックフレーム4、トラックフレーム4の両端にそれぞれ設けた従動輪(アイドラ)5及び駆動輪6、従動輪5及び駆動輪6に掛け回した履帯(無限軌道履帯)7、及び駆動輪6に直結した走行用の駆動装置8を備えている。本体フレーム3上には支持ポスト9a,9bが立設されており、これら支持ポスト9a,9bによって、本体フレーム3の長手方向の一方側の上方に配置した支持フレーム10及び本体フレーム3の長手方向のほぼ中央部の上方に配置した支持フレーム11が支持されている。
ホッパ12は、上下が開口した枠型の部材であって上方に向かって拡開するように形成されている。このホッパ12は、支持フレーム10を介して本体フレーム3の長手方向一方側に支持されている。搬送コンベヤ13は、ホッパ12の下方から後述する混合装置19の入口(図示せず)の上方にかけてほぼ水平に延在するように上記支持ポスト9a等によって支持されている。
土質改良材供給装置14は、土質改良材を貯留する貯留タンク15、貯留タンクの下部に連設し下方に向かって縮径するシュート17、及びシュート17により導かれた貯留タンク15内の土質改良材を土砂に供給するスクリュフィーダ16を備えており、上記支持フレーム11を介し本体フレーム3のほぼ中央部上に配設されている。機体幅方向の片側(図2中上側)には、この土質改良材供給装置14の側方に位置するようにクレーン18(図2参照)が配設されている。このクレーン18は、土質改良材を充填した例えばフレキシブルコンテナ(トンパック)等を貯留タンク15の上方に吊るし、フレキシブルコンテナ内の土質改良材の貯留タンク15への充填を補助するのに用いられる。
混合装置19は、搬送コンベヤ13から導入された土砂及び土質改良材をパドルミキサ(図示せず)によって混合し改良土を生成するものであって、スクリュフィーダ16の下方に位置するように本体フレーム3の長手方向ほぼ中央上に設けられている。搬送コンベヤ13の放出端(図1中右側端部)からこの混合装置19の土砂及び土質改良材の入口(図示せず)にかけての空間はカバー20で包囲されている。このカバー20で包囲された空間には上記スクリュフィーダ16の土質改良材の排出口64も臨んでおり、混合装置18の入口に投入される際の土砂及び土質改良材の飛散抑制に配慮されている。
動力装置21は、本体フレーム3の長手方向他方側の端部に支持部材22を介して支持されている。この動力装置21の前方側(図1及び図2中左側)の区画には運転席23が設けられている。この運転席23には、走行装置2を操作する操作レバー24等が備えられている。また、機体側面の運転席23の下方位置には、走行装置2を除く混合装置19等の各機器を操作する操作盤25が設けられている。
排出コンベヤ26は、混合装置19の下方から本体フレーム3の長手方向他方側に向かって所定距離ほぼ水平に延在した後、動力装置21の下方付近から上り傾斜に延在しており、図示しない駆動プーリに連結した駆動装置27(図2参照)によって搬送ベルトを循環駆動させて搬送ベルト上の改良土を搬出する。排出コンベヤ26の上流部分(図1中の左側部分)は図示しない支持部材を介して本体フレーム3に、中間部及び下流側部分(図1中の右側部分)は支持部材29,30を介して動力装置21後方(図1中右側)に設けたアーム28に、それぞれ吊り下げ支持されている。
図3は前述した土質改良材供給装置14を抽出して表す側面図、図4はその平面図である。
図3及び図4において、貯留タンク15は、上記支持フレーム11上に固定したフレーム41と、フレーム41上に固定され中央が開口した底板42と、この底板42上に連設した水平断面が方形状(円形状でも良い)の蛇腹部43と、この蛇腹部43の上部開口を塞ぐ天板44とを備えている。蛇腹部43は、伸縮自在なフレキシブルな材料、例えばポリエチレン系ゴム材料で構成されており、内部に貯留した土質改良材からの内圧が下方ほど高くなるため、図3に示すように補強リング45のピッチを下方ほど狭くしてある。天板44の上面には、天板44の中央に設けた土質改良材の受入口(図示せず)を開閉する開閉蓋46が、蝶番47を介して取付けられている。
また、天板44の外周部には、複数(この例では4つ)の取り付け部48が設けられている。これら取り付け部48の下部には、支柱49が固定的に垂設されている。各支柱49は、上記シュート17の底板42に取り付けたガイド筒51に上下にスライド可能に通されている。このとき、各支柱49にはそれぞれ上下のピン穴50(上側のピン穴50のみ図示)が穿設されており、ガイド筒51に穿設されたピン穴(図示せず)に上下いずれかのピン穴50の位置を合わせてストッパピン52を差し込むことによって支柱49がガイド筒51に固定される。例えば稼動時等には、図3に示したように支柱49を引き上げてストッパピン52を介して下側のピン穴50をガイド筒51に固定することによって貯留タンク15の内部容積が確保される。一方、例えば自走式土質改良機をトレーラ等で輸送する時には、ストッパピン52を外して支柱49を下にスライドさせ、ストッパピン52を介して上側のピン穴50をガイド筒51に固定することにより、蛇腹部43を縮めて貯留タンク15の高さを低くすることができる。
図5はスクリュフィーダ16の中心軸を通る平面で切断したシュート17及びスクリュフィーダ16の垂直断面図、図6はシュート17の平面図、図7及び図8はそれぞれ図6中のVII−VII線、VIII−VIII線による矢視断面図である。
上記シュート17は、下方に向かって縮径する四角錐状(円錐状としても良い)の部材であり、上下が開口している。シュート17の上部開口54は、貯留タンク15(蛇腹部43)に連通しており、蛇腹部43とシュート17の内部空間が通じている。一方、シュート17の下部開口55は、スクリュフィーダ16への土質改良材の供給口としてスクリュフィーダ16に連通しており、シュート17とスクリュフィーダ16の内部空間が通じている。これにより、貯留タンク15に充填された土質改良材は、上部開口54を介してシュート17に流入し、シュート17にガイドされて下部開口55からスクリュフィーダ16に導入される。このとき、シュート17の下部開口55は、スクリュフィーダ16の軸線に直交する方向にとった幅寸法(図6中の上下方向寸法)に対して上記スクリュフィーダ16の軸線方向(図6中の左右方向)にとった長さ寸法が長く形成されている。また、この四角錐状のシュート17の上部開口54から下部開口55に向かって延びる内壁面のコーナー部分(各側壁の境界部分)は、いわゆるR材を張ったり溶接ビードを形成したりしてR状に形成されており、シュート17の内面のコーナー部分に土質改良材が滞留し難いように配慮されている。シュート17の内壁面には、スクリュフィーダ16のケーシング61の内周面と併せてゴムライニング等を施すこともできる。
スクリュフィーダ16は、シュート17の下部に連設した円筒状のケーシング61、ケーシング61内に通され回転自在に支持された回転軸66、回転軸66の外周部に設けられたスクリュ62、及びスクリュ62を回転駆動する駆動装置63(図3参照)を備えている。
ケーシング61の周胴部の上半側には、図5に示したようにシュート17の下部開口55に連接する土質改良材受入口69が開口している。土質改良材受入口69は下部開口55と実質同形に形成されており、その周縁部がシュート17の下部開口55の周縁部に対して溶接等によって接合されている。これによってケーシング61はシュート17の下部に固定されている。また、ケーシング61は支持部材68(図3参照)を介してケーシング61の土質改良材の移送方向下流側(図5中の左側)をシュート17の外壁面に固定することにより、より安定に支持されている。また、ケーシング61の土質改良材の移送方向下流側の端部下側には、土質改良材を排出する土質改良材排出口64が形成されている。
ケーシング61は、図1に示したように、その土質改良材の移送方向の上流側(図1中の右側)が搬送コンベヤ13と同程度の高さに配置され、そこから土質改良材の移送方向下流側(図1中の左側)に向かって上る方向に傾斜し、下流側端部が搬送コンベヤ13の搬送方向下流側端部(図1中の右端)の上方に位置している。このようにケーシング61を傾斜させ、混合装置19の上方のスペースを利用してその上流側部分を下げることにより、ケーシング61の重心を下げ土質改良材供給装置14の全高が低くなるように配慮されている。さらに、ケーシング61が土質改良材移送方向の下流側に向かって上向きに傾斜しているので、スクリュ62の回転と無関係な土質改良材の流動に対する抵抗にもなっている。
ケーシング61の軸方向の両端は、図3に示したように、スクリュ62の回転軸66を貫通させたエンドプレート65によって塞がれている。エンドプレート65を貫通した回転軸66は、エンドプレート65の外面に取り付けられた軸受67により回転自在に支持されている。スクリュ62の回転軸66は、中空のパイプで形成することによって軽量化することができるが、中実の丸棒材又は角棒材を用いることもできる。
スクリュ62は、図5に示した通り、回転軸66の外周につる巻き状に設けた螺旋状の羽根であり、シュート17の下部開口55の全体からケーシング61内に土質改良材が取り込まれるように、シュート17の下部開口55に臨む範囲で土質改良材の移送方向の下流側部分を所定の大きさのピッチとし上流側部分のピッチはこれよりも小さくしてある。スクリュ62のピッチは、下流側に行くにつれて連続的に大きくすることもできるが、本実施の形態ではピッチを切り換える位置A,Bを設け、位置Aよりも上流側、位置A,Bの間、位置Bよりも下流側の各区間内では同ピッチとし、下流側に向けて段階的に大きくなるようにしてある。ピッチを切り換える位置の数は限定されず、シュート17の下部開口55の土質改良材移送方向への長さに応じて1箇所又は3箇所以上とすることもできるが、本実施の形態では2箇所としている。
スクリュフィーダ16の駆動装置63は、シュート17の本体フレーム3の長手方向の他方側に、駆動伝達機構(図示せず)を収容した駆動伝達部70(図3参照)を介して取り付けられている。駆動伝達部70は、特に図示していないが、駆動装置63の出力軸、この出力軸に設けたスプロケット(又はプーリ)、スクリュ62の回転軸66の他端(図3中右端)に設けたスプロケット(又はプーリ)、及びこれらスプロケット(又はプーリ)に掛け回したチェーン(又はベルト)を収容している。つまり、スクリュフィーダ16は、駆動伝達部70によりチェーン(又はベルト)を介して駆動装置63の駆動力を回転軸66に伝達しスクリュ62を回転させるようになっている。なお、駆動装置63には、回転速度が可変で制御可能なものを用いることが好ましい。例えば駆動装置63を油圧モータとした場合には、回転数検出器で駆動装置63の回転数を検出し、その検出値と目標回転数との差を基に、制御弁装置によって駆動装置63への圧油の供給流量を調整する構成とすれば、駆動装置63の回転速度すなわち土質改良材の時間当たりの供給量を目標値に近付けることができる。
上記構成により、スクリュフィーダ16は、シュート17を介して貯留タンク15から導入された土質改良材を図1中左方向(搬送コンベヤ13の搬送方向と反対方向)に移送し、搬送コンベヤ13の土砂搬送方向の下流側端部(図1中右端部)付近を搬送される土砂に添加する機能を果たす。
このとき、本実施の形態においては、図5に示したようにシュート17の内部に2枚の仕切板80,81を取付けており、これら仕切板80,81によってシュート17のスクリュフィーダ16への土質改良材の供給口(下部開口55)をスクリュフィーダ16による土質改良材移送方向に分割している。仕切板80,81の下端は、スクリュ62の外周に沿って弧状に形成され、スクリュ62のピッチの変わる位置A,Bに位置している。仕切板80,81の下端部とスクリュ62の外周との間隙は、スクリュフィーダ16のケーシング61の内壁とスクリュ62の外周との間隙と同程度としてある。一方、仕切板80,81の上端部は、貯留タンク15からシュート17に流入する土質改良材に偏りが生じないように、シュート17の上端(上部開口54)位置かそれよりも低位置となるようにする。本実施の形態では、仕切板80,81の上端部をシュート17の上端位置よりも低く、なおかつ互いに同程度の高さとした場合を図5及び図6に示している。
仕切板80,81のスクリュ62より上部側は、貯留タンク15に向かってスクリュフィーダ16による土質改良材移送方向の下流側に傾斜して延びており、貯留タンク15側から重力方向に見てスクリュ62の少なくとも1ピッチ(例えば1−2ピッチ)を覆うように形成されている。本実施の形態では、貯留タンク15側から重力方向に見て下流側の仕切板81の上端がシュート17の下部開口55の下流端側の縁部と同位置かそれよりも僅かに下流側に位置している。隣り合う仕切板80,81のスクリュ62より上部となる部分はシュート15の内壁面と同様に下部開口55への土質改良材のガイドとなるので、仕切板80,81の間の空間に土質改良材が取り込まれ易いように仕切板80,81の互いの位置関係が平行か上方が広くなるように(貯留タンク15に近付くにつれて互いに離間するように)取り付けられることが望ましい。このことはシュート17の下流側の壁面と仕切板81との位置関係についても同様である。
また、仕切板80,81の取り付け位置A,Bがスクリュ62のピッチの切り換わる位置となっており、位置A,Bの下流側においてはピッチの増加分だけスクリュ62に土質改良材が取り込まれるので、仕切板80,81で区切られた空間S1−S3(上流側から順にS1,S2,S3)の上部の開口部の比(面積比)がスクリュ62のピッチの増加分の比と同程度となるように、仕切板80,81の上端の位置が定められている。具体的には、図5に示したように空間S1のスクリュピッチX、空間S1に対する空間S2のスクリュピッチYの増加分(Y−X)、空間S2に対する空間S3のスクリュピッチZの増加分(Z−Y)、及び本体フレーム3の長手方向にとった空間S1−S3の上部開口の寸法x−zの間に、(Z−Y):(Y−X):X=z:y:xで表される関係が概ね成立するようにしてある。これにより、下部開口55の特定箇所からではなく下部開口55のほぼ全体から、スクリュ62に土質改良材が取り込まれるようになる。
なお、本実施の形態においては、2枚の仕切板80,81をシュート17の内部に設けた場合を例に挙げて説明したが、シュート17の下部開口55のサイズやスクリュピッチの境界部の数に応じて仕切板の枚数は変化し得る。仕切板が1枚だけで足りる場合もあるし、3枚以上設けることが好ましい場合もある。
次に上記構成の本実施の形態の土質改良機の動作及び作用を説明する。
図1において、油圧ショベル等によりホッパ12に改質対象となる土砂が投入されると、ホッパ12に受け入れられた土砂が搬送コンベヤ13により混合装置19に向かって搬送される。搬送中、搬送コンベヤ13上の土砂に対し土質改良材供給装置14によって土質改良材が供給され、土砂は土質改良材とともに混合装置19に供給される。これら土砂及び土質改良材は、混合装置19内でパドルミキサ(図示せず)によって均一に混合処理される。混合装置19で混合処理された改良土は、排出コンベヤ26上に排出され、この排出コンベヤ26によって機外に搬出される。
このとき、土質改良機、特に本実施の形態のような自走式土質改良機にあっては、土質改良材供給装置にスクリュフィーダを採用してもスクリュフィーダのケーシングの長さやスクリュのピッチ数を無制限に確保することはできない。通常、スクリュとケーシングの製造誤差を許容するためにスクリュとケーシングとの間には隙間が必要である。
貯留タンク15には、開閉蓋46を開けてフレキシブルコンテナの土質改良材を間欠的に投入する場合や、サイロを接続し連続的に大量の土質改良材を供給する場合があるが、こうして例えばスクリュフィーダ16の回転中に貯留タンク15に土質改良材を充填すると、押圧力を受けた土質改良材がスクリュフィーダ16のケーシング61とスクリュ62との間の隙間を伝って押し出されることにより、スクリュ62の回転速度に比例して排出される通常の量よりも多くの土質改良材が排出されることがある(いわゆるフラッシング現象の発生)。また、土質改良材の流動性が高くなると、スクリュフィーダ16が停止していてもフラッシング現象が生じることがある。フラッシング現象は土質改良材の供給精度を低下させる要因であり、また土質改良材の漏洩にも繋がる。したがって、フラッシング現象の抑制は重要な技術的課題となっている。
それに対し、本実施の形態においては、シュート17内に仕切板80,81を設けることにより、仕切板80,81でガイドしてシュート17内の土質改良材に土質改良材の移送方向の上流側に移動する流れを形成することができる。シュート17内の土質改良材の多くをこうして下部開口55の上流部分に導くことにより、スクリュフィーダ16に取り込まれた土質改良材が土質改良材排出口64まで流動するための距離やその間のスクリュ62の羽根の枚数を確保することができ、フラッシング現象が生じ難くなる。したがって、土質改良材の充填時等における土質改良材の供給精度の低下を抑制することができ、改質対象土砂の改良を安定しておこなうことができる。
また、仕切板80,81を貯留タンク15に向かって下流側に傾斜させたことにより、仕切板80,81でも土質改良材を受けることによって貯留タンク15内の土質改良材の荷重が分散され、シュート17の下部開口55近傍の土質改良材が受ける荷重が軽減される。したがって、貯留タンク15に土質改良材が充填された際にスクリュフィーダ16内の土質改良材に作用する移送方向への押圧力を軽減することができる。これもフラッシング現象の抑制に寄与する。
ここで、図9は仕切板80,81の下端部及びスクリュ62の外周部の間の間隙とスクリュフィーダ16による土質改良材の供給量との関係の測定結果を表すグラフである。図9では横軸に時間、縦軸に土質改良材の累積排出量をそれぞれ表している。図9において「間隙小」と表示した実線のグラフは、仕切板80,81の下端とスクリュ62の外周との間隙がスクリュフィーダ16のケーシング61の内壁とスクリュ62の外周との間隙と同程度となるように仕切板80,81の下端部をスクリュ62の外周に沿って弧状に形成した場合のスクリュフィーダ16による土質改良材の累積排出量を表している。それに対し、「間隙大」と表示した破線のグラフは、仕切板80,81の下端部を水平な直線状に形成し、仕切板80,81の下端部をスクリュ62の外周部に近接させた場合のスクリュフィーダ16の土質改良材の累積排出量を表している。
図9のグラフから判る通り、「間隙小」の場合は運転中の土質改良材の投入の影響が小さく、スクリュフィーダ16から土質改良材がほぼ一定の割合で排出されている。一方、「間隙大」の場合は土質改良材の投入の際にスクリュフィーダ16からの土質改良材の排出量が一時的に大きく増大したことが判る。このように、仕切板80,81の下端とスクリュ62の外周との間隙がスクリュフィーダ16のケーシング61の内壁とスクリュ62の外周との間隙と同程度となるように仕切板80,81の下端部をスクリュ62の外周に沿って弧状に形成したことにより、スクリュ62の回転とは無関係な土質改良材の移送方向への流動を抑制することができ、フラッシング現象の抑制効果が一層高められる。
また、本実施の形態ではシュート17の下部開口55に臨む範囲でスクリュ62のピッチを切り換える位置A,Bを設け、位置A,Bを境にスクリュ62のピッチが段階的に大きくなるようにしているので、ピッチを切り換える位置A,Bの近傍からスクリュ62に土質改良材が取り込まれる。この場合、境界部A,Bの直ぐ下流部分において局部的に大量の土質改良材が流動すると、それに伴う押圧力が作用してフラッシング現象の発生を助長する恐れがある。それに対し、本実施の形態の場合、スクリュ62のピッチが変化する境界部A,Bに仕切板80,81の下端部を対向させ、境界部A,Bの下流域のスクリュ62の1ピッチ以上の範囲を仕切板80,81で覆う構成としたことにより、境界部A,Bの直ぐ下流域において土質改良材が局部的に大きく流動することを抑えることができる。
また、隣り合う仕切板80,81のスクリュ62より上側の部分をシュート17の壁面と同様に下部開口55への土質改良材のガイドとし、また仕切板80,81が平行又は上方に間隔が広くなるようにした(シュート17の下流側の壁面と仕切板81の関係も同様)ので、空間S1−S3に土質改良材を取り込み易い構成とすることができる。
また、仕切板80,81の上端部がシュート17の上縁から出ないように構成したことにより、貯留タンク15からシュート17に流入する時点で土質改良材の分布に偏りが生じることを避けることができる。
図10は本発明の第2の実施の形態に係る土質改良材供給装置に備えられたシュート及びスクリュフィーダの垂直断面図であり、既出の図5に対応する図である。図10中の第1の実施の形態と同様の部分については、第1の実施の形態と同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の土質改良材供給装置が第1の実施の形態と相違する点は、スクリュフィーダ16による土質改良材移送方向の上流側の仕切板81の上端部が下流側に隣接する仕切板80の上端部よりも低い点であり、その他の構成や効果については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態を第1の実施の形態と比較した場合、空間S3の上部開口よりも空間S1の上部開口の位置が低いので、上流の空間S1に向かう土質改良材の流れが形成される。よって、ケーシング61の下流側の土質改良材排出孔64に向かう流れの形成が抑制され、フラッシング現象の発生をより抑制することができる。
なお、以上の各実施の形態において、土質改良材供給装置のスクリュフィーダ16を1軸式のものとしたが、スクリュ62を複数本有するものであっても、本発明は適用可能である。また、スクリュ62は1条であったが、複数条のスクリュであっても本発明は適用可能である。また、本発明の土質改良材供給装置を備えた土質改良機として、ホッパ12に直接土砂が投入される自走式土質改良機を例に挙げたが、ホッパ上部に土砂中の異物を除去する振動式(又は固定式)の篩を設けた自走式土質改良機やさらに篩の上方にいわゆる煽りを設けた自走式土質改良機等に代えても良い。また、履帯7を有するクローラ式の走行装置を備えた自走式土質改良機を例に挙げたが、いわゆるホイール式の走行装置を備えた自走式土質改良機であっても良い。また自走機能を有さない固定式の土質改良機に備えられた土質改良材供給装置にも本発明は適用可能である。これらの場合も同様の効果を得る。
本発明の第1の実施の形態に係る土質改良材供給装置を備えた自走式土質改良機の全体構造を表す側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る土質改良材供給装置を備えた自走式土質改良機の全体構造を表す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る土質改良材供給装置の側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る土質改良材供給装置の平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る土質改良材供給装置に備えられたシュート及びスクリュフィーダの垂直断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る土質改良材供給装置に備えられたシュートの平面図である。 図6中のVII−VII線による矢視断面図である。 図6中のVIII−VIII線による矢視断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る土質改良材供給装置に備えられた仕切板の下端部及びスクリュの外周の間隙とスクリュフィーダによる土質改良材の供給量との関係の測定結果を表すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る土質改良材供給装置に備えられたシュート及びスクリュフィーダの垂直断面図である。
符号の説明
14 土質改良材供給装置
15 貯留タンク
16 スクリュフィーダ
17 シュート
55 下部開口
61 ケーシング
62 スクリュ
66 回転軸
80,81 仕切板
A,B スクリュピッチの切り換わる位置
S1−3 空間

Claims (9)

  1. 土砂を土質改良材と混合し改質する土質改良機に用いられる土質改良材供給装置において、
    土質改良材を貯留する貯留タンクと、
    前記貯留タンクの下部に連設され下方に向かって縮径するシュートと、
    前記シュートの下部に連設された筒状のケーシング、前記ケーシング内に通された回転軸及び前記回転軸の外周部に設けられたスクリュを有し、前記シュートを介して導入された前記貯留タンク内の土質改良材を土砂に供給するスクリュフィーダと、
    前記シュートの内部に取付けられ、前記シュートの前記スクリュフィーダへの土質改良材の導入口を前記スクリュフィーダによる土質改良材移送方向に分割する少なくとも1枚の仕切板と
    を備えたことを特徴とする土質改良材供給装置。
  2. 請求項1の土質改良材供給装置において、前記仕切板の下端部と前記スクリュの外周との間隙が前記スクリュフィーダのケーシングの内壁とスクリュの外周との間隙と同程度となるように、前記仕切板の下端部が前記スクリュの外周に沿って弧状に形成されていることを特徴とする土質改良材供給装置。
  3. 請求項1又は2の土質改良材供給装置において、前記スクリュのピッチは、前記シュートの土質改良材の供給口に臨む範囲で、土質改良材移送方向の下流側に向けて大きくなるように形成されていることを特徴とする土質改良材供給装置。
  4. 請求項3の土質改良材供給装置において、前記スクリュのピッチは、土質改良材移送方向の下流側に向けて段階的に大きくなるように形成され、前記仕切板は、その下端部が前記スクリュのピッチの変わる部分に位置するように取り付けられていることを特徴とする土質改良材供給装置。
  5. 請求項4の土質改良材供給装置において、前記仕切板が、前記貯留タンクに向かって前記土質改良材移送方向の下流側に傾斜し、前記貯留タンク側から見て前記スクリュの少なくとも1ピッチを覆っていることを特徴とする土質改良材供給装置。
  6. 請求項3〜5のいずれかの土質改良材供給装置において、前記仕切板を複数設け、隣り合う仕切板同士を平行か上方が広くなる位置関係とすることを特徴とする土質改良材供給装置。
  7. 請求項6の土質改良材供給装置において、前記仕切板で区画された空間の上部開口の比が前記スクリュのピッチの増加分の比と同等となるように形成されていることを特徴とする土質改良材供給装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかの土質改良材供給装置において、前記仕切板の上端部が前記シュートの上端位置かそれよりも低位置にあることを特徴とする土質改良材供給装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかの土質改良材供給装置において、前記仕切板を複数設け、前記土質改良材移送方向の上流側の仕切板の上端部が、下流側に隣接する仕切板の上端部よりも低いことを特徴とする土質改良材供給装置。
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