JP2010061771A - 光学装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光軸方向の取付位置の調整後に接着によって固定される光源および/または受光素子の接着剤硬化後の位置ずれを抑制して信頼性を高めることが可能な光学装置を提供すること。
【解決手段】光学装置は、受光素子4と、受光素子4を保持するホルダ21と、ホルダ21が固定される固定部材8とを備えている。固定部材8には、ホルダ21を固定するための固定面8cが形成され、ホルダ21には、固定面8cに固定される被固定面21aが形成されている。固定面8cと被固定面21aとは、受光素子4の光軸方向において隙間Gをあけた状態で対向配置されるとともに、ホルダ21と固定部材8とは、隙間Gに注入される接着剤24によって固定されている。固定面8cおよび被固定面21aの少なくともいずれか一方には、接着剤24を隙間Gの中へ導入するための導入溝8f、21dが形成されている。
【選択図】図3
【解決手段】光学装置は、受光素子4と、受光素子4を保持するホルダ21と、ホルダ21が固定される固定部材8とを備えている。固定部材8には、ホルダ21を固定するための固定面8cが形成され、ホルダ21には、固定面8cに固定される被固定面21aが形成されている。固定面8cと被固定面21aとは、受光素子4の光軸方向において隙間Gをあけた状態で対向配置されるとともに、ホルダ21と固定部材8とは、隙間Gに注入される接着剤24によって固定されている。固定面8cおよび被固定面21aの少なくともいずれか一方には、接着剤24を隙間Gの中へ導入するための導入溝8f、21dが形成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、光源および/または受光素子を備える光学装置に関する。
CD等の光記録媒体に対する情報の記録、再生を行う光ヘッド装置として、光記録媒体に向かって光を射出するレーザ光源と、光記録媒体で反射された光を受光する受光素子と、レーザ光源から光記録媒体に向かう光路および光記録媒体から受光素子に向かう光路を形成する各種の光学素子とを備える光ヘッド装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の光ヘッド装置では、光学ホルダ(フレーム)に各種の光学素子やレーザ光源が固定されている。また、受光素子は、光学ホルダに固定される調整板に固定されている。この光ヘッド装置では、光軸方向における受光素子の取付位置を調整可能とするため、調整板は、光学ホルダとの間に所定のギャップ(隙間)をあけた状態で接着によって光学ホルダに固定されている。また、受光素子が固定された調整板は、光軸方向を含む受光素子の取付位置の調整が終わった後に、その両側面に塗布される接着剤によって、光学ホルダに固定されている。
特許文献1に記載の光ヘッド装置では、調整板の両側面に塗布された接着剤が調整板と光学ホルダとの隙間に入っていく。しかしながら、一般的には、調整板と光学ホルダとの間に形成される隙間は狭い。そのため、特許文献1に記載の光ヘッド装置では、調整板と光学ホルダとの隙間に入っていく接着剤の量を管理することができない。したがって、たとえば、一方の側面に塗布された接着剤は調整板と光学ホルダとの隙間に入っていくが、他方の側面に塗布された接着剤は調整板と光学ホルダとの隙間に入っていかないといった現象が生じ、調整板の接着前に、受光素子の取付位置の調整を行ったにもかかわらず、接着剤が硬化すると、調整後の取付位置から受光素子がずれてしまうといった現象が生じる。その結果、光ヘッド装置の信頼性が低下する。
なお、調整板と光学ホルダとの隙間を広くすることで、調整板と光学ホルダとの隙間に入っていく接着剤の量を管理することも可能である。しかしながら、調整板と光学ホルダとの隙間を広くした場合、接着剤が硬化して収縮すると、受光素子の位置ずれが大きくなる。そのため、調整板と光学ホルダとの隙間を広くしても、光ヘッド装置の信頼性が低下するといった問題を解消することはできない。
そこで、本発明の課題は、光軸方向の取付位置の調整後に接着によって固定される光源および/または受光素子の接着剤硬化後の位置ずれを抑制して信頼性を高めることが可能な光学装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の光学装置は、光源および/または受光素子と、光源または受光素子を保持するホルダと、ホルダが固定される固定部材とを備え、固定部材には、ホルダを固定するための固定面が形成され、ホルダには、固定面に固定される被固定面が形成され、固定面と被固定面とは、光源または受光素子の光軸方向において隙間をあけた状態で対向配置されるとともに、ホルダと固定部材とは、隙間に注入される接着剤によって固定され、固定面および被固定面の少なくともいずれか一方には、接着剤を隙間の中へ導入するための導入溝が形成されていることを特徴とする。
本発明の光学装置では、固定部材に形成される固定面とホルダに形成される被固定面とが隙間を介して対向配置されている。また、本発明では、固定面および被固定面の少なくともいずれか一方に、接着剤を隙間の中へ導入するための導入溝が形成されている。そのため、固定面と被固定面との隙間が狭くても、導入溝を利用して、隙間の中へ接着剤を導入することが可能になり、隙間の中へ入っていく接着剤の量を管理することが可能になる。したがって、光軸方向の取付位置の調整後に接着によって固定される光源や受光素子の接着剤硬化後の位置ずれを抑制することができる。また、固定面と被固定面との隙間を狭くすることができるため、接着剤の収縮に起因する光源や受光素子の接着剤硬化後の位置ずれを抑制することができる。その結果、本発明では、光学装置の信頼性を高めることが可能になる。
本発明において、固定面と被固定面とは、平面状に形成されるとともに、互いに略平行になるように配置され、隙間は、導入溝の配置部分に形成される第1の隙間と、第1の隙間以外の部分に形成される第2の隙間とから構成され、第1の隙間は、接着剤を注入するための注入ノズルを挿入可能な広さであり、かつ、第2の隙間は、注入ノズルの径よりも狭いことが好ましい。このように構成すると、光源や受光素子の光軸方向での位置調整が可能な範囲内で、第2の隙間をより狭くしても、第1の隙間に挿入される注入ノズルの先端から隙間の中へ接着剤を注入することができる。したがって、光源や受光素子の接着剤硬化後の位置ずれを効果的に抑制することができる。
本発明において、第1の隙間は、注入ノズルの径と略同じ広さであることが好ましい。このように構成すると、第1の隙間を狭くすることができる。したがって、第1の隙間における接着剤の収縮に起因する光源や受光素子の接着剤硬化後の位置ずれを抑制することができる。
本発明において、接着剤の粘度は、15000〜50000mPa・s(ミリパスカル秒)であることが好ましい。すなわち、接着剤の粘度は比較的高いことが好ましい。このように構成すると、固定面と被固定面との隙間に入った接着剤が硬化前に流れ出すのを抑制することができる。なお、接着剤の粘度が高い場合には、固定面と被固定面との隙間に接着剤が入りにくくなるが、本発明では、接着剤の粘度が高くても、導入溝を利用して、隙間の中へ接着剤を導入することが可能になる。
本発明において、導入溝は、光源または受光素子の光軸に対して対称な位置に複数、形成されていることが好ましい。このように構成すると、導入溝を中心にして導入される接着剤を用いて、光源や受光素子を光軸を中心にして均等な力で固定することが可能になる。したがって、光源や受光素子の接着剤硬化後の位置ずれを効果的に抑制することができる。
本発明において、光学装置は、受光素子と、受光素子に接続されるフレキシブルプリント基板とを備えるとともに、受光素子の、光軸方向における固定部材と反対側に、折り畳まれた状態のフレキシブルプリント基板を保持するための保持部材を備えることが好ましい。このように構成すると、折り畳まれた状態のフレキシブルプリント基板がばらけるのを防止することが可能になる。なお、折り畳まれた状態のフレキシブルプリント基板を適切に保持するためには、保持部材と受光素子との隙間は極力狭い方が好ましい。そのため、このように構成すると、固定面と被固定面との隙間がより狭くなるおそれがあるが、本発明では、この隙間がより狭くなっても、導入溝を利用して、隙間の中へ接着剤を導入することが可能になる。
本発明において、光学装置は、たとえば、光源として、光記録媒体に向かってレーザ光を射出するレーザ光源を備えるとともに、受光素子として、光記録媒体で反射された光を受光する信号検出用受光素子を備え、さらに、レーザ光源から光記録媒体に向かう光路および光記録媒体から信号検出用受光素子に向かう光路を形成する光学系を備えている。すなわち、本発明の光学装置は、たとえば、光ヘッド装置である。
また、上記の課題を解決するため、本発明の光学装置は、光源と、光源が固定される固定部材とを備え、固定部材には、光源を固定するための固定面が形成され、光源には、固定面に固定される被固定面が形成され、固定面と被固定面とは、光源の光軸方向において隙間をあけた状態で対向配置されるとともに、光源と固定部材とは、隙間に注入される接着剤によって固定され、固定面および被固定面の少なくともいずれか一方には、接着剤を隙間の中へ導入するための導入溝が形成されていることを特徴とする。
さらに、上記の課題を解決するため、本発明の光学装置は、受光素子と、受光素子が固定される固定部材とを備え、固定部材には、受光素子を固定するための固定面が形成され、受光素子には、固定面に固定される被固定面が形成され、固定面と被固定面とは、受光素子の光軸方向において隙間をあけた状態で対向配置されるとともに、受光素子と固定部材とは、隙間に注入される接着剤によって固定され、固定面および被固定面の少なくともいずれか一方には、接着剤を隙間の中へ導入するための導入溝が形成されていることを特徴とする。
本発明の光学装置では、固定部材に形成される固定面と光源または受光素子に形成される被固定面とが隙間を介して対向配置されている。また、本発明では、固定面および被固定面の少なくともいずれか一方に、接着剤を隙間の中へ導入するための導入溝が形成されている。そのため、固定面と被固定面との隙間が狭くても、導入溝を利用して、隙間の中へ接着剤を導入することが可能になり、隙間の中へ入っていく接着剤の量を管理することが可能になる。したがって、光軸方向の取付位置の調整後に接着によって固定される光源や受光素子の接着剤硬化後の位置ずれを抑制することができる。また、固定面と被固定面との隙間を狭くすることができるため、接着剤の収縮に起因する光源や受光素子の接着剤硬化後の位置ずれを抑制することができる。その結果、本発明では、光学装置の信頼性を高めることが可能になる。
以上のように、本発明の光学装置では、光軸方向の取付位置の調整後に接着によって固定される光源および/または受光素子の接着剤硬化後の位置ずれを抑制して信頼性を高めることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(光学装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる光ヘッド装置1の、光学系5を中心とした概略構成図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。図2は、本発明の実施の形態にかかる光ヘッド装置1の斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態にかかる光ヘッド装置1の、光学系5を中心とした概略構成図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。図2は、本発明の実施の形態にかかる光ヘッド装置1の斜視図である。
本形態の光学装置1は、CDやDVD等の光記録媒体2に記録された情報の再生や、光記録媒体2への情報の記録を行う光ヘッド装置である。したがって、以下では、本形態の光学装置1を「光ヘッド装置1」と表記する。この光ヘッド装置1は、レーザ光を射出する光源としてのレーザ光源3(以下、「光源3」とする。)と、光記録媒体2で反射された反射光を受光する受光素子としての信号検出用受光素子4(以下、「受光素子4」とする。)と、光源3から光記録媒体2に向かう光路および光記録媒体2から受光素子4に向かう光路を形成する光学系5とを備えている。
また、光ヘッド装置1は、図2に示すように、光学系5を構成する後述の対物レンズ16をトラッキング方向、フォーカシング方向およびチルト方向に駆動する対物レンズ駆動装置7と、対物レンズ駆動装置7が搭載されて固定されるフレーム8と、フレーム8の表面の一部を覆うカバー部材9とを備えている。
なお、図1、図2に示す矢印Fo、Trはそれぞれ、対物レンズ16のフォーカシング方向、トラッキング方向である。また、フォーカシング方向Foとトラッキング方向Trとに直交する方向(矢印Taで示す方向)は、光記憶媒体2の接線方向(タンジェンシャル方向)であるため、以下では、矢印Taの方向をタンジェンシャル方向Taとする。本形態では、図1(B)に示すように、受光素子4の光軸とタンジェンシャル方向Taとがほぼ一致している。
光源3は、光記録媒体2に向かって650nm帯の波長のレーザ光を射出する発光点と、780nm帯の波長のレーザ光を射出する発光点とを備えている。すなわち、本形態の光源3は、2波長レーザ光源である。
光学系5は、偏光プリズム10と、回折素子11と、ハーフミラー12と、コリメータレンズ13と、1/4波長板14と、立ち上げミラー(全反射ミラー)15と、対物レンズ16と、センサレンズ17とを備えている。偏光プリズム10、回折素子11、ハーフミラー12、コリメータレンズ13、立ち上げミラー15およびセンサレンズ17はフレーム8に固定され、1/4波長板14および対物レンズ16は対物レンズ駆動装置7に固定されている。
光源3から射出された射出光は、偏光プリズム10および回折素子11を透過して、ハーフミラー12で反射される。ハーフミラー12で反射された光は、コリメータレンズ13および1/4波長板14を透過し、立ち上げミラー15で反射された後、対物レンズ16を透過して、光記録媒体2に照射される。また、光記録媒体2で反射された反射光は、対物レンズ16、立ち上げミラー15、1/4波長板14およびコリメータレンズ13を経由した後、ハーフミラー12を透過するとともに、センサレンズ17を透過して、受光素子4に入射する。
フレーム8には、図2に示すように、光ヘッド装置1をトラッキング方向Trへ送るための送りねじ(図示省略)が係合するネジ係合部8aと、光ヘッド装置1をトラッキング方向Trへ案内するガイド軸(図示省略)が係合する軸係合部8bとが形成されている。カバー部材9は、薄い鋼板で形成されており、主として、フォーカシング方向Foにおけるフレーム8の一端面(すなわち、上面)の一部を覆っている。
本形態では、受光素子4は、ホルダ21に固定され保持されている。このホルダ21は、図2に示すように、タンジェルシャル方向Taにおけるフレーム8の一端側(図2の下端側)に接着によって固定されている。すなわち、タンジェルシャル方向Taにおける光ヘッド装置1の一端側には、受光素子4を保持するホルダ21が固定されたホルダ固定部22が形成されている。以下、このホルダ固定部22およびその周辺部分の構成を説明する。
なお、本形態では、光源3もホルダ(図示省略)に固定され保持されている。また、光源3を保持するホルダは、トラッキング方向Trにおけるフレーム8の一端側(図2の右端側)に接着によって固定されている。
(ホルダ固定部およびその周辺部分の構成)
図3は、図2に示すホルダ固定部22の底面図である。図4は、図2のE−E方向からフレーム8の固定壁部8dを示す斜視図である。図5は、図2のF−F方向からホルダ21を示す斜視図である。図6は、図3のJ部の拡大図である。
図3は、図2に示すホルダ固定部22の底面図である。図4は、図2のE−E方向からフレーム8の固定壁部8dを示す斜視図である。図5は、図2のF−F方向からホルダ21を示す斜視図である。図6は、図3のJ部の拡大図である。
上述のように、ホルダ21は、フレーム8の一端側に接着で固定されており、タンジェルシャル方向Taにおけるフレーム8の一側面は、図2、図3に示すようにホルダ21を固定するための固定面8cとなっている。この固定面8cは、平面状に形成されるとともに、フォーカシング方向Foとトラッキング方向Trとによって形成される平面と略平行に形成されている。また、固定面8cが形成される固定壁部8dには、光記録媒体2で反射され受光素子4へ向かう光の通過孔8eが形成されている(図4参照)。
ホルダ21は、図5に示すように、ブロック状に形成されている。このホルダ21には、固定面8cに固定される被固定面21aが形成されている。また、タンジェルシャル方向Taにおける被固定面21aの反対側には、受光素子4が固定される素子固定面21bが形成されている。さらに、ホルダ21には、光記録媒体2で反射され受光素子4へ向かう光の通過孔21cが形成されている。
被固定面21aは、平面状に形成されるとともに、フォーカシング方向Foとトラッキング方向Trとによって形成される平面と略平行に形成されている。また、被固定面21aは、トラッキング方向Trに所定の間隔をあけた状態で2箇所に形成されている。具体的には、2個の被固定面21aは、トラッキング方向Trにおいて、通過孔21cを中心にして対称に形成されている。なお、後述のように、被固定面21aには、フォーカシング方向Foにおけるホルダ21の一端から他端まで通じる導入溝21dが形成されており、1個の被固定面21aは、導入溝21dによって2個の平面に分割されている。
図3に示すように、固定面8cと被固定面21aとは、タンジェンシャル方向Taにおける受光素子4の位置調整(すなわち、光軸方向における受光素子4の位置調整)が可能となるように、タンジェンシャル方向Taにおいて隙間Gを介して対向配置されている。具体的には、固定面8cと被固定面21aとは、隙間Gを介して互いに略平行になるように配置されている。また、フレーム8とホルダ21とは、隙間Gに注入される接着剤24によって固定されている。なお、図2では、接着剤24の図示が省略されている。
本形態では、フレーム8とホルダ21との接着に、粘度が比較的高い接着剤24が使用されている。たとえば、接着剤24の粘度は、15000〜50000mPa・s(ミリパスカル秒)となっている。また、本形態の接着剤24には、ガラス等のフィラーがたとえば50%程度含まれており、硬化後に接着剤24の剛性を得ることが可能となっている。
図4に示すように、固定面8cには、接着剤24を隙間Gに導入するための導入溝8fが形成されている。本形態では、トラッキング方向Trにおいて、通過孔8eを中心にして2本の導入溝8fが対称に形成されている。すなわち、2本の導入溝8fは、受光素子4の光軸に対して対称に形成されている。また、導入溝8fは、フォーカシング方向Foにおける固定面8cの一端から他端まで通じるように直線状に形成されている。さらに、導入溝8fは、フォーカシング方向Foに直交する断面の形状が一定の略円弧状になるように形成されている。
また、図5に示すように、2個の被固定面21aのそれぞれには、接着剤24を隙間Gに導入するための導入溝21dが形成されている。この導入溝21dは、トラッキング方向Trにおける被固定面21aの略中心位置に形成されており、2本の導入溝21dは、通過孔21cを中心にして対称に配置されている。すなわち、2本の導入溝21dは、受光素子4の光軸に対して対称に形成されている。本形態では、図3に示すように、導入溝8fと導入溝21dとが互いに対向するように、導入溝21dが形成されている。
また、導入溝21dは、フォーカシング方向Foにおけるホルダ21の一端から他端まで通じるように直線状に形成されている。さらに、導入溝21dは、フォーカシング方向Foに直交する断面の形状が一定の略円弧状になるように形成されている。本形態では、導入溝21dの曲率と導入溝8fの曲率とがほぼ等しくなっており、導入溝21dは、導入溝8fとほぼ同形状に形成されている。
本形態では、後述のように、シリンジ30(図7参照)によって、隙間Gに接着剤24が注入される。このシリンジ30の先端には、接着剤24を隙間Gに注入するための注入ノズル31が固定されている。
図6に示すように、隙間Gは、導入溝8f、21dの配置部分に形成される第1の隙間G1と、第1の隙間G1以外の部分に形成される(すなわち、トラッキング方向Trにおける第1の隙間G1の両側に形成される)第2の隙間G2とから構成されている。タンジェンシャル方向Taにおける第1の隙間G1の広さH1は、注入ノズル31を挿入可能な広さとなっている。具体的には、広さH1は、注入ノズル31の径D(図7参照)と略同じになっている。また、タンジェンシャル方向Taにおける第2の隙間G2の広さH2は、注入ノズル31の径Dよりも狭くなっている。たとえば、注入ノズル31の径Dおよび広さH1は約0.7mmであり、第2の隙間G2の広さH2は約0.1〜0.6mm(具体的には、0.3mm)である。なお、硬化後の接着剤24の収縮を考慮すると、広さH2は0.6mm以下であることが好ましい。また、粘度が15000〜50000mPa・sである接着剤24の場合には、一般的に、注入ノズル31の径Dは最小でも0.7mmとなる。
上述のように、受光素子4は、ホルダ21の素子固定面21bに固定されている。受光素子4の、素子固定面21bの反対側の面(背面)には、フレキシブルプリント基板(FPC)25が接続されている。FPC25は、図3に示すように、折り畳まれた状態で、受光素子4の背面側に配置されている。
また、本形態のカバー部材9は、受光素子4の背面側で折り畳まれた状態のFPC25を保持するとともに、FPC25を保護するための保持部9aを備えている。この保持部9aは、フォーカシング方向Foとトラッキング方向Trとによって形成される平面と略平行に形成され、FPC25の背面側(図3の下側)に配置されている。なお、図3では、FPC25と保持部9aとの間に隙間が形成されているが、折り畳まれた状態のFPC25は広がるため、実際は、FPC25と保持部9aとは当接している。
本形態では、受光素子4はホルダ21に保持され、ホルダ21はフレーム8に固定されている。すなわち、本形態のフレーム8は、ホルダ21が固定される固定部材である。また、本形態では、カバー部材9の保持部9aは、FPC25を保持するための保持部材である。
(ホルダの固定手順)
図7は、図2に示すホルダ21のフレーム8への固定手順を説明するための図である。
図7は、図2に示すホルダ21のフレーム8への固定手順を説明するための図である。
以上のように構成された光ヘッド装置1では、以下のように、ホルダ21をフレーム8へ固定する。すなわち、まず、FPC25が接続された受光素子4をホルダ21へ固定するとともに、光源3および光学系5等をフレーム8へ固定する。また、カバー部材9をフレーム8に固定する。なお、受光素子4の位置調整後にフレーム8にカバー部材9を固定すると、カバー部材9の保持部9aがFPC25に当接して、調整された受光素子4の位置がずれるおそれがあるため、カバー部材9は予め、フレーム8へ固定して、FPC25が保持部9aに当接している状態で受光素子4の位置調整を行うことが好ましい。
その後、所定の位置調整装置のフレーム保持機構(チャック)でフレーム8を保持するとともに、ホルダ保持機構(チャック)でホルダ21を保持する。また、フレーム保持機構および/またはホルダ保持機構に連結された駆動機構によって、隙間Gを介して固定面8cと被固定面21aとが対向するように、フレーム8に対してホルダ21を相対移動させる。
その後、フォーカシング方向Foにおける第1の隙間G1の一端(図7の紙面手前端または紙面奥端)からシリンジ30の注入ノズル31を第1の隙間G1に挿入して、隙間Gに規定量の接着剤24を注入する(図7参照)。注入された接着剤24は、導入溝8f、21dを利用して、隙間Gの中に広がっていく。
その後、フレーム保持機構および/またはホルダ保持機構に連結された駆動機構によって、フレーム8に対してホルダ21を相対移動させて、フォーカシング方向Fo、トラッキング方向Trおよびタンジェンシャル方向Ta(すなわち、光軸方向)における受光素子4の位置調整を行う。受光素子4の位置調整後、接着剤24を硬化させる。たとえば、接着剤24が紫外線硬化型のものであれば、接着剤24に紫外線を照射して接着剤24を硬化させる。また、接着剤24が熱硬化型のものであれば、接着剤24に熱を加えて接着剤24を硬化させる。
なお、受光素子4の位置調整後に、注入ノズル31を第1の隙間G1に挿入して、隙間Gに接着剤24を注入し、その後、接着剤24を硬化させても良い。ただし、上述のように、受光素子4の位置調整前に隙間Gに接着剤24を注入する場合には、製造工程において、ある光ヘッド装置1で受光素子4の位置調整をしているときに、他の光ヘッド装置1の隙間Gに接着剤24を注入することができるため、受光素子4の位置調整後に隙間Gに接着剤24を注入する場合と比較して、タクトタイムの短縮が可能になる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、フレーム8に形成される固定面8cとホルダ21に形成される被固定面21aとが隙間Gを介して対向配置されている。また、固定面8cには導入溝8fが形成され、被固定面21aには導入溝21dが形成されている。そのため、固定面8cと被固定面21aとの隙間Gが狭くても、導入溝8f、21dを利用して、隙間Gの中へ接着剤24を導入することが可能になる。特に本形態では、第1の隙間G1の広さH1は、接着剤24を注入するための注入ノズル31を挿入可能な広さとなっているため、第1の隙間G1に注入ノズル31を挿入して、隙間Gの中へ接着剤24を注入することができる。したがって、隙間Gの中へ入っていく接着剤24の量を管理することが可能になり、光軸方向の取付位置の調整後に接着によって固定される受光素子4の接着剤硬化後の位置ずれを抑制することができる。
以上説明したように、本形態では、フレーム8に形成される固定面8cとホルダ21に形成される被固定面21aとが隙間Gを介して対向配置されている。また、固定面8cには導入溝8fが形成され、被固定面21aには導入溝21dが形成されている。そのため、固定面8cと被固定面21aとの隙間Gが狭くても、導入溝8f、21dを利用して、隙間Gの中へ接着剤24を導入することが可能になる。特に本形態では、第1の隙間G1の広さH1は、接着剤24を注入するための注入ノズル31を挿入可能な広さとなっているため、第1の隙間G1に注入ノズル31を挿入して、隙間Gの中へ接着剤24を注入することができる。したがって、隙間Gの中へ入っていく接着剤24の量を管理することが可能になり、光軸方向の取付位置の調整後に接着によって固定される受光素子4の接着剤硬化後の位置ずれを抑制することができる。
また、本形態では、導入溝8f、21dを利用して、隙間Gの中へ接着剤24を導入することができるため、固定面8cと被固定面21aとの隙間Gを狭くすることができる。具体的には、第2の隙間G2の広さH2を注入ノズル31の径Dよりも狭くすることができる。したがって、本形態では、接着剤24の収縮に起因する受光素子4の接着剤硬化後の位置ずれを抑制することができる。以上から、本形態では、光ヘッド装置1の信頼性を高めることができる。
本形態では、第1の隙間G1の広さH1は、注入ノズル31の径Dと略同じ広さとなっている。すなわち、第1の隙間G1の広さH1は、注入ノズル31の挿入可能な範囲で最小の広さとなっている。そのため、第1の隙間G1における接着剤24の収縮に起因する受光素子4の接着剤硬化後の位置ずれを抑制することができる。
本形態では、接着剤24の粘度は、たとえば、15000〜50000mPa・sであり、比較的高くなっている。そのため、隙間Gに入った接着剤24が硬化前に流れ出すのを抑制することができる。ここで、接着剤24の粘度が高い場合には、隙間Gに接着剤24が注入しにくくなるが、本形態では、第1の隙間G1に注入ノズル31を挿入して、隙間Gの中へ接着剤24を注入することができるため、接着剤24の粘度が高くても、隙間Gの中へ接着剤24を導入することができる。
本形態では、2本の導入溝8fが受光素子4の光軸に対して対称な位置に形成され、2本の導入溝21dが受光素子4の光軸に対して対称な位置に形成されている。そのため、導入溝8f、21dを中心にして導入される接着剤24を用いて、受光素子4の光軸を中心にして受光素子4を均等な力で固定することができる。したがって、受光素子4の接着剤硬化後の位置ずれを効果的に抑制することができる。
本形態では、カバー部材9には、受光素子4の背面側に配置される保持部9aが形成されている。そのため、受光素子4の背面側で折り畳まれた状態のFPC25がばらけるのを防止することが可能になる。また、折り畳まれた状態のFPC25を適切に保持するためには、保持部9aと受光素子4との隙間は極力狭い方が好ましく、したがって、固定面8cと被固定面21aとの隙間Gがより狭くなりがちであるが、本形態では、隙間Gがより狭くなっても、第1の隙間G1に注入ノズル31を挿入して、隙間Gの中へ接着剤24を注入することができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、導入溝8fは、フォーカシング方向Foにおける固定面8cの一端から他端まで通じるように形成されている。この他にもたとえば、図8に示すように、導入溝8fは、フォーカシング方向Foにおける固定面8cの一端は開口するが他端は閉じるように形成されても良い。この場合には、導入溝8fは、図8(A)に示すように、直線状に形成されても良いし、図8(B)に示すように、タンジェンシャル方向Taから見たときの形状がL形状になるように形成されても良い。同様に、導入溝21dは、フォーカシング方向Foにおける被固定面21aの一端は開口するが他端は閉じるように形成されても良い。この場合には、タンジェンシャル方向Taにおける第1の隙間G1の一端から第1の隙間G1に挿入される注入ノズル31によって注入される接着剤24が第1の隙間G1の他端へ流れ出すのを抑制することが可能になる。
上述した形態では、導入溝8f、21dは、フォーカシング方向Foに直交する断面の形状が一定になるように形成されている。この他にもたとえば、フォーカシング方向Foに直交する断面の形状が変化するように、導入溝8f、21dが形成されても良い。たとえば、図9(A)に示すように、フォーカシング方向Foにおける導入溝8fの中間部分よりも曲率半径の大きな大径溝部8gがフォーカシング方向Foの両端側に形成されるように、導入溝8fが形成されても良い。また、図9(B)に示すように、フォーカシング方向Foにおける導入溝8fの中間位置からトラッキング方向Trに向かって突出する突出溝部8hが形成されるように、導入溝8fが形成されても良い。また、図9(A)に示す導入溝8fあるいは図9(B)に示す導入溝8fと同様に導入溝21dが形成されても良い。なお、図9(A)に示すように、導入溝8f、21dが形成されている場合には、毛細管現象によって、第1の隙間G1に注入された接着剤24が外部へ流れ出すのを抑制することが可能になる。
上述した形態では、導入溝8f、21dは、フォーカシング方向Foに直交する断面の形状が略円弧状になるように形成されている。この他にもたとえば、導入溝8f、21dは、フォーカシング方向Foに直交する断面の形状が三角形状や四角形状等の多角形状となるように形成されても良い。
上述した形態では、フレーム8の固定面8cに導入溝8fが形成され、ホルダ21の被固定面21aに導入溝21dが形成されている。この他にもたとえば、固定面8cまたは被固定面21aのいずれか一方のみに導入溝8f、21dが形成されても良い。また、上述した形態では、導入溝8fと導入溝21dとが互いに対向するように、導入溝8fと導入溝21dとが形成されているが、導入溝8fの形成位置と導入溝21dの形成位置とがトラッキング方向Trでずれて、導入溝8fと導入溝21dとが互いに対向しないように、導入溝8fと導入溝21dとが形成されても良い。
上述した形態では、固定面8cに2本の導入溝8fが形成されているが、固定面8cに形成される導入溝8fの数は3本以上であっても良い。同様に、上述した形態では、被固定面21aには、2本の導入溝21dが形成されているが、被固定面21aに形成される導入溝21dの数は3本以上であっても良い。ただし、導入溝8fは、受光素子4の光軸に対して対称となるように偶数本、形成されることが好ましい。同様に、導入溝21dは、受光素子4の光軸に対して対称となるように偶数本、形成されることが好ましい。
上述した形態では、導入溝8fは、フォーカシング方向Foにおける固定面8cの一端から他端まで通じるように形成され、導入溝21dは、フォーカシング方向Foにおけるホルダ21の一端から他端まで通じるように形成されている。この他にもたとえば、導入溝8fが、トラッキング方向Trにおける固定面8cの一端から他端まで通じるように形成され、導入溝21dが、トラッキング方向Trにおけるホルダ21の一端から他端まで通じるように形成されても良い。
上述した形態では、受光素子4はホルダ21に保持され、ホルダ21がフレーム8に接着で固定されている。この他にもたとえば、受光素子4がフレーム8に直接、接着で固定されても良い。この場合には、フレーム8の固定面8cに固定される受光素子4の被固定面に、導入溝21dと同様の導入溝が形成されれば良い。この場合であっても、上述した形態と同様の効果を得ることができる。
上述した形態では、固定面8cと被固定面21aとが隙間Gを介して互いに略平行になるように対向配置され、受光素子4を保持するホルダ21とフレーム8とが隙間Gに注入される接着剤24によって固定されている。この他にもたとえば、図10に示すように、光源3を保持するホルダ51が固定される固定面8jがフレーム8に形成され、固定面8jに固定される被固定面51aがホルダ51に形成されるとともに、固定面8jと被固定面51aとが隙間Gを介して互いに略平行になるように対向配置され、ホルダ51とフレーム8とが隙間Gに注入される接着剤24によって固定されても良い。
この場合には、固定面8jに、接着剤24を隙間Gに導入するための導入溝8kが導入溝8fと同様に形成され、被固定面51aに、接着剤24を隙間Gに導入するための導入溝51dが導入溝21dと同様に形成される。この場合には、固定面8jと被固定面51aとの隙間Gの中へ入っていく接着剤24の量を管理することが可能になり、光軸方向の取付位置の調整後に接着によって固定される光源3の接着剤硬化後の位置ずれを抑制することができる。また、この場合には、導入溝8k、51dを利用して、隙間Gの中へ接着剤24を導入することができるため、固定面8jと被固定面51aとの隙間Gを狭くすることができ、接着剤24の収縮に起因する光源3の接着剤硬化後の位置ずれを抑制することができる。以上から、光ヘッド装置1の信頼性を高めることができる。
なお、図10に示す構成において、光源3がフレーム8に直接、接着で固定されても良い。この場合には、フレーム8の固定面8jに固定される光源3の被固定面に、導入溝51dと同様の導入溝が形成されれば良い。この場合であっても、図10に示す構成と同様の効果を得ることができる。
上述した形態では、FPC25を保持するための保持部9aがカバー部材9に形成されている。この他にもたとえば、FPC25を保持するための保持部がフレーム8に形成されても良い。また、カバー部材9とは別体の保持部材がフレーム8に固定されても良い。
上述した形態では、光ヘッド装置1を例に本発明の実施の形態を説明しているが、本発明の構成は、光ヘッド装置1以外の各種の光学機器にも適用することができる。
1 光ヘッド装置(光学装置)
2 光記録媒体
3 光源(レーザ光源)
4 受光素子(信号検出用受光素子)
5 光学系
8 フレーム(固定部材)
8c、8j 固定面
8f、8k 導入溝
9 カバー部材
9a 保持部(保持部材)
21、51 ホルダ
21a、51a 被固定面
21d、51d 導入溝
24 接着剤
25 FPC(フレキシブルプリント基板)
31 注入ノズル
G 隙間
G1 第1の隙間
G2 第2の隙間
2 光記録媒体
3 光源(レーザ光源)
4 受光素子(信号検出用受光素子)
5 光学系
8 フレーム(固定部材)
8c、8j 固定面
8f、8k 導入溝
9 カバー部材
9a 保持部(保持部材)
21、51 ホルダ
21a、51a 被固定面
21d、51d 導入溝
24 接着剤
25 FPC(フレキシブルプリント基板)
31 注入ノズル
G 隙間
G1 第1の隙間
G2 第2の隙間
Claims (9)
- 光源および/または受光素子と、前記光源または前記受光素子を保持するホルダと、前記ホルダが固定される固定部材とを備え、
前記固定部材には、前記ホルダを固定するための固定面が形成され、
前記ホルダには、前記固定面に固定される被固定面が形成され、
前記固定面と前記被固定面とは、前記光源または前記受光素子の光軸方向において隙間をあけた状態で対向配置されるとともに、
前記ホルダと前記固定部材とは、前記隙間に注入される接着剤によって固定され、
前記固定面および前記被固定面の少なくともいずれか一方には、前記接着剤を前記隙間の中へ導入するための導入溝が形成されていることを特徴とする光学装置。 - 前記固定面と前記被固定面とは、平面状に形成されるとともに、互いに略平行になるように配置され、
前記隙間は、前記導入溝の配置部分に形成される第1の隙間と、前記第1の隙間以外の部分に形成される第2の隙間とから構成され、
前記第1の隙間は、前記接着剤を注入するための注入ノズルを挿入可能な広さであり、かつ、前記第2の隙間は、前記注入ノズルの径よりも狭いことを特徴とする請求項1記載の光学装置。 - 前記第1の隙間は、前記注入ノズルの径と略同じ広さであることを特徴とする請求項2記載の光学装置。
- 前記接着剤の粘度は、15000〜50000mPa・s(ミリパスカル秒)であることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の光学装置。
- 前記導入溝は、前記光源または前記受光素子の光軸に対して対称な位置に複数、形成されていることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の光学装置。
- 前記受光素子と、前記受光素子に接続されるフレキシブルプリント基板とを備えるとともに、
前記受光素子の、前記光軸方向における前記固定部材と反対側に、折り畳まれた状態の前記フレキシブルプリント基板を保持するための保持部材を備えることを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の光学装置。 - 前記光源として、光記録媒体に向かってレーザ光を射出するレーザ光源を備えるとともに、前記受光素子として、前記光記録媒体で反射された光を受光する信号検出用受光素子を備え、
さらに、前記レーザ光源から前記光記録媒体に向かう光路および前記光記録媒体から前記信号検出用受光素子に向かう光路を形成する光学系を備えることを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の光学装置。 - 光源と、前記光源が固定される固定部材とを備え、
前記固定部材には、前記光源を固定するための固定面が形成され、
前記光源には、前記固定面に固定される被固定面が形成され、
前記固定面と前記被固定面とは、前記光源の光軸方向において隙間をあけた状態で対向配置されるとともに、
前記光源と前記固定部材とは、前記隙間に注入される接着剤によって固定され、
前記固定面および前記被固定面の少なくともいずれか一方には、前記接着剤を前記隙間の中へ導入するための導入溝が形成されていることを特徴とする光学装置。 - 受光素子と、前記受光素子が固定される固定部材とを備え、
前記固定部材には、前記受光素子を固定するための固定面が形成され、
前記受光素子には、前記固定面に固定される被固定面が形成され、
前記固定面と前記被固定面とは、前記受光素子の光軸方向において隙間をあけた状態で対向配置されるとともに、
前記受光素子と前記固定部材とは、前記隙間に注入される接着剤によって固定され、
前記固定面および前記被固定面の少なくともいずれか一方には、前記接着剤を前記隙間の中へ導入するための導入溝が形成されていることを特徴とする光学装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008229226A JP2010061771A (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | 光学装置 |
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JP2008229226A Pending JP2010061771A (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | 光学装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 2008-09-08 JP JP2008229226A patent/JP2010061771A/ja active Pending
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