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JP2010061578A - 半導体記憶装置の使用限界予想解析用プログラム又はシステム - Google Patents

半導体記憶装置の使用限界予想解析用プログラム又はシステム Download PDF

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JP2010061578A JP2008229017A JP2008229017A JP2010061578A JP 2010061578 A JP2010061578 A JP 2010061578A JP 2008229017 A JP2008229017 A JP 2008229017A JP 2008229017 A JP2008229017 A JP 2008229017A JP 2010061578 A JP2010061578 A JP 2010061578A
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erase count
semiconductor memory
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display
storage
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JP2008229017A
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Tatsuya Kawamura
達哉 河村
Takahide Kitajima
貴秀 北島
Yoshiyuki Samitsu
義行 佐光
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JDS KK
Original Assignee
JDS KK
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Abstract

【課題】新たな半導体記憶装置の使用開始直後から使用限界予想時間(予想寿命)を特定することができる半導体記憶装置の使用限界予想時間解析用プログラムを提供する。
【解決手段】半導体記憶装置の容量からイレースカウントの最大値を算出し、記憶手段に記憶させる最大値算出工程と、イレースカウントを一定周期毎に取得するイレースカウント取得工程と、イレースカウントと、イレースカウントの取得時間とを、記憶手段に記憶するイレースカウント記憶工程と、イレースカウント取得工程が複数回なされたことを条件に、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数を演算し、記憶手段に記憶されたイレースカウントの最大値との関係で、半導体記憶装置の使用限界予想時間を演算する演算工程と、この演算工程により演算された使用限界予想時間を基に使用限界予想情報を、表示手段に表示/出力手段より出力する使用限界表示出力工程と、を実現させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体記憶装置の使用限界(寿命)を予想し使用者又は管理者等に伝えるために用いられる半導体記憶装置の使用限界予想解析用プログラム又はシステムに関するものである。
これまでコンピュータの記憶装置としては、ハードディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)が使用されていたが、近年では、こうしたハードディスク装置に替って、SSD(Solid State Drive、すなわちフラッシュメモリ等からなる大容量記憶手段)等の半導体記憶装置が使用されつつある。こうした半導体記憶装置は、可動部(ヘッドやモータ)がないため,耐衝撃性に優れ、また、ヘッドを移動させるためのシーク時間やディスクの回転数を高めるスピンアップ時間をゼロにできること、さらにはHDDと比較してよりデータ転送速度を高められるばかりではなく振動に強くまた塵埃から保護され、湿度による悪影響を防止できる点で優れており、今後は多用される可能性が高い。
ところで、こうした半導体記憶装置は、その容量に応じた寿命(使用限界時間)があることから、使用者としては、その寿命を予め知りたいという要請が強い。そこで、こうした半導体記憶装置の寿命に関する情報を取得するシステムないし方法としては、これまで以下に説明するものが提案されている。このシステムは、半導体記憶装置の不良ブロック代替領域の消費ブロック数を検出する消費ブロック数検出手段と、この消費ブロック数検出手段の検出結果に基づいて、半導体記憶装置の装置寿命を予想し、当該予想結果を報知する寿命報知手段と、を備えたものである。こうした構成により、使用者は、半導体記憶装置を消耗品と捉えて適切な時期に交換することができ、使用者の意に反して半導体記憶装置が装置寿命に達してしまい、データの信頼性が失われたり損失してしまったりすることを防止することができる(特許文献1参照)。
特開2008−9594号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたシステムないし方法では、不良ブロック代替領域の消費ブロックは、不良ブロックが生じることによりはじめて発生するものであるが、この不良ブロックは何時発生するかは不明であり、予想することは不可能である。したがって、不良ブロックが発生する以前では、該半導体記憶装置の寿命は予想できないばかりか、不良ブロックが発生することにより、極めて短い寿命であることを知るに至る可能性も否定できない。
そこで、本発明は、上述した従来のシステムないし方法が有する課題を解決するために提案されたものであって、新たな半導体記憶装置の使用開始直後から使用限界予想時間(予想寿命)を特定することができる新規な半導体記憶装置の使用限界予想時間解析用プログラム又はシステムを提供することを目的とするものである。
上述した目的を達成するため、第1の発明(請求項1記載の発明)は、半導体記憶装置の使用限界予想解析用プログラムに係るものであって、記憶手段と、表示手段及び/又は出力手段と、入力手段と、これら記憶手段,表示手段及び/又は出力手段,入力手段に接続され該記憶手段,表示手段,入力手段,出力手段を制御する制御手段とを備えてなるとともに、半導体記憶装置が内蔵され又は接続されてなるコンピュータに対して、上記半導体記憶装置の容量から該半導体記憶装置のイレースカウントの最大値を算出し、上記記憶手段に記憶させる最大値算出工程と、上記半導体記憶装置からイレースカウントを一定周期毎に取得するイレースカウント取得工程と、上記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントと、該イレースカウントの取得時間とを、上記コンピュータを構成する記憶手段に記憶するイレースカウント記憶工程と、上記イレースカウント取得工程が複数回なされたことを条件に、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数を演算し、上記記憶手段に記憶されたイレースカウントの最大値との関係で、上記半導体記憶装置の使用限界予想時間を演算する演算工程と、この演算工程により演算された使用限界予想時間を基に使用限界予想情報を、上記表示手段に表示及び/又は前記出力手段より出力する使用限界表示出力工程と、を実現させることを特徴とするものである。
この発明に係るプログラムが実現させるコンピュータは、通常の事務処理等を行う際に使用されるパーソナルコンピュータばかりではなく、例えば、ATMやPOSシステムにおいて使用されるサーバコンピュータであっても良く、少なくとも、記憶手段、表示手段及び/又は出力手段、入力手段、これら記憶手段,表示手段及び/又は出力手段,入力手段に接続され該記憶手段,表示手段,入力手段,出力手段を制御する制御手段が構成要素とされていれば良い。そして、この発明においては、使用限界予想時間を解析する対象である半導体記憶装置が上記コンピュータに内蔵され又は接続されている必要がある。なお、ここに挙げた構成要素の内、記憶手段は、一般のコンピュータのいわゆるメインメモリ(主記憶手段)に相当するものである。また、半導体記憶装置は、一般のコンピュータのいわゆるサブメモリ(補助記憶手段)に相当するものであって、この半導体記憶装置の例としてはSSDが挙げられる。なお、この半導体記憶装置はこのコンピュータに対していわゆる内部接続されるものでも外部接続されるものであっても良く、また、該半導体記憶装置は一つであっても複数であっても良い。また、表示手段は、例えば、一般のコンピュータに接続又は内蔵されるディスプレイである。また、入力手段は例えば、キーボードやマウスである。また、制御手段は、一般のコンピュータの中央演算処理装置(CPU)に相当するものである。また、出力手段は、イーサネット(イーサネットは富士ゼロツクス株式会社の登録商標)やインターネット等により他のコンピュータに情報を送信(出力)するネットワーク手段や、紙面に印刷することにより使用者に視覚を介して情報を伝達するプリンタ等の印刷手段や、警告音や合成音声等を発する事により使用者に注意を喚起する事が出来るスピーカー等の発音手段であっても良い。
そして、上記発明では、該プログラムが起動すると、先ず、上記半導体記憶装置の記憶容量から該半導体記憶装置のイレースカウントの最大値(回数)を算出し、この算出したイレースカウントの最大値を記憶手段に記憶する(最大値算出工程)。このイレースカウントの最大値の算出は、この半導体記憶装置の記憶容量や該半導体記憶装置のベンダーが公表する該半導体記憶装置の性能の数値や該半導体記憶装置に用いられている半導体記憶素子の種類等に基づいて算出するものとしても良い。すなわち、この半導体記憶装置に記憶されるデータは、この半導体記憶装置が管理する管理ブロック毎に分けて記憶がされており、また、この管理ブロック毎に消去することが可能な回数(該管理ブロックのデータについて保証される消去可能な回数)が定められている。このため、このイレースカウントの最大値の算出では、この半導体記憶装置の記憶容量と、該半導体記憶装置のベンダーが公表する管理ブロック毎の容量と、同じくこの半導体記憶装置のベンダーが公表するこの管理ブロック毎に消去することが可能な回数を用いて、例えば、以下の数式により算出がされる。
(イレースカウントの最大値)=(半導体記憶装置の記憶容量)÷(管理ブロック毎の容量)×(管理ブロック毎に消去することが可能な回数)
なお、この数式では、1GB(ギガバイト)=1,000MB(メガバイト)として計算をしている(以下同じ)。
すなわち、例えば、記憶容量が32GB(ギガバイト)の半導体記憶装置のイレースカウントの最大値は、ベンダーが該半導体記憶装置の管理ブロック毎の容量を1MB(メガバイト)、管理ブロック毎に消去することが可能な回数を100,000回として公表している場合には、該半導体記憶装置のイレースカウントの最大値は、(32×1,000)÷1×100,000=32億(回)となる。なお、このイレースカウントの最大値の算出する上記方法はあくまでも一例であって、この数式やこの数式で用いているベンダーが公表する数値以外の数式や数値を用いて算出するものとしても良い。特に、この半導体記憶装置に搭載された半導体記憶素子の種類がSLC(=Single Level Cell)であるか、MLC(=Multi Level Cell)であるかによってはこのイレースカウントの最大値の算出に別の算式や数値を用いるものとしても良い。
また、このプログラムが起動すると(或いは、上記最大値算出工程が完了すると)、イレースカウント取得工程がなされる。このイレースカウント取得工程は、上記半導体記憶装置から一定周期毎にイレースカウントを取得する工程である。すなわち、このプログラムの作動により、上記の本発明を構成する制御手段が半導体記憶装置に対して該半導体記憶装置から該制御手段に対してイレースカウントを出力するようにコマンドにより指示し、該半導体記憶装置はこのコマンドに応じて制御手段に指示された時点でのイレースカウントを出力する。なお、このイレースカウントを取得する際に制御手段と半導体記憶装置との間ではベンダーユニークなコマンド(この半導体記憶装置の製造者がそれぞれ独自に定めたコマンド)を用いて指示するものとしても良いが、特に該制御手段と半導体記憶手段とがSATA(Serial Advanced Technology Attachment)やPATA(Parallel Advanced Technology Attachment)で接続がされている場合(例えば、この半導体記憶装置がコンピュータに内蔵されているような場合)には、いわゆるATAコマンドに含まれるSMARTのコマンドにより指示をするものとしても良い。なお、上記イレースカウントを取得する周期は、特に限定されるものでは無く、例えば、10分周期や1時間周期等として設定されても良い。この周期は上記半導体記憶装置が内蔵され又は接続されたコンピュータの特性・傾向等により適宜設定されていれば良く、また、この周期の設定はこのプログラムの作成者が行うものとしても良く、或いは、このプログラムの使用者が自己のコンピュータの使用の態様に応じて適宜設定・変更できるものとしても良い。そして、このイレースカウント取得工程が終了すると、次いで、イレースカウント記憶工程がなされる。このイレースカウント記憶工程は、上記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントと、該イレースカウントの取得した時間であるイレースカウント取得時間とを、上記コンピュータを構成する記憶手段に記憶する工程であり、イレースカウントとその取得時間とは必ず対の状態で記憶される必要がある。
また、上記イレースカウント記憶工程が終了すると、次いで、演算工程がなされる。なお、この演算工程は、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数を演算(解析)するものであることから、上記イレースカウント取得工程が複数回なされたことが条件とされる。すなわち、この演算工程は、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数を演算(解析)し、上記記憶手段に記憶されたイレースカウントの最大値との関係で、上記半導体記憶装置の使用限界予想時間を演算(解析)する(つまり、このままコンピュータを使用し続けた場合に、この半導体記憶装置のイレースカウントが、ここで演算されたイレースカウントの上昇係数によれば上記イレースカウントの最大値にどれだけの時間の経過後に達するかを予想する演算(解析)をする。)ものである。そして、この演算工程が終了すると、次いで使用限界表示出力工程がなされ、上記演算(解析)された使用限界予想時間を基に使用限界予想情報を上記表示手段に表示し、及び/又は、出力手段より出力する。なお、この使用限界表示出力工程で表示部に表示される使用限界予想情報としては、少なくとも半導体記憶装置を異常無く使用が継続できる目安を使用者に伝達できる情報であれば良く、例えば、「2012年7月25日」、「2012年7月」等のように、上記イレースカウント取得工程で得られるイレースカウントが上記イレースカウントの最大値に達すると予想される年月日(使用限界予想日)でも良く、或いは、「あと25,000時間」、「あと4,000日」等のように、上記イレースカウント取得工程で得られるイレースカウントが上記イレースカウントの最大値に達すると予想されるまでカウントダウンされる残存時間,残存期間(使用限界予想期間)でも良い。なお、この使用限界表示出力工程にて使用限界予想情報を表示する際に既に先の演算(解析)により得られた使用限界予想情報が前回の使用限界表示出力工程により表示されていた場合には、より新たな演算により得られた使用限界予想情報により更新(上書き)がなされる。
すなわち、使用者等は、上記使用限界表示出力工程により、上記コンピュータに内蔵され又は接続された半導体記憶装置の寿命を把握することができる。換言すれば、このプログラムによれば、半導体記憶装置に不良ブロックが発生する以前(新たな半導体記憶装置の使用開始直後)から使用限界予想時間(予想寿命)が特定される。なお、上記表示手段に表示する表示態様としては、例えば、この使用限界予想解析用プログラムをオペレーションシステム(OS)であるウィンドウズ(ウィンドウズはマイクロソフトコーポレーションの登録商標)が動作するコンピュータにおいて動作させる場合において、上記表示手段であるディスプレイの最下端に表示されたタスクバー内のツールバーの中に、例えば「2012年7月25日」と表示したものや、該ツールバーの中に表示されたアイコンからバルーン状に表示された領域内に表示するものや、或いは、独立したウィンドウをディスプレイ上に表示させ、かつ、そのウィンドウ内に表示するものであっても良い。また、上記出力手段より出力する出力態様としては、例えば、この使用限界予想解析用プログラムを動作させているコンピュータが備えるインターネットやLANに接続するネットワーク手段や紙に印字するプリンタ等の出力手段より、上記使用限界予想情報を表示した電子メールや紙を出力するものであっても良い。また、上記演算工程により演算(解析)される半導体記憶装置の使用限界予想時間は、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数から演算(解析)するものであるとともに、上記イレースカウントは一定周期毎に繰り返し取得され、さらに繰り返し取得する毎に該使用限界予想時間が演算(解析)されることから、新たな半導体記憶装置の使用開始直後において表示手段に表示される使用限界予想情報に比べ、その後の時間的推移により演算(解析)され表示される使用限界予想情報はより使用状態に合わさった演算(解析)に基づいて表示がされるものとなる。したがって、コンピュータの実際の使用による書き込み回数の増減等、該コンピュータの特性や使用者による該コンピュータの使用の傾向等により、一層正確な使用限界予想情報を特定することができる。
なお、上記第1の発明では、上記最大値算出工程を構成要素とし、半導体記憶装置の容量から該半導体記憶装置のイレースカウントの最大値(回数)を算出して、上記コンピュータを構成する記憶手段に記憶する工程を採用したが、こうしたイレースカウントの最大値は、予め上記コンピュータを構成する記憶手段に記憶されていても良い。すなわち、第2の発明(請求項2記載の発明)は、半導体記憶装置の使用限界予想時間解析用プログラムであって、記憶手段と、表示手段及び/又は出力手段と、入力手段と、これら記憶手段,表示手段及び/又は出力手段,入力手段に接続され該記憶手段,表示手段,入力手段,出力手段を制御する制御手段とを備えてなるとともに、半導体記憶装置が内蔵され又は接続されてなると同時に上記半導体記憶装置のイレースカウントの最大値が上記記憶手段に記憶されてなるコンピュータに対して、上記半導体記憶装置からイレースカウントを一定周期毎に取得するイレースカウント取得工程と、上記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントと、該イレースカウントの取得時間とを、上記コンピュータを構成する記憶手段に記憶するイレースカウント記憶工程と、上記イレースカウント取得工程が複数回なされたことを条件に、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数を演算し、上記記憶手段に記憶されたイレースカウントの最大値との関係で、上記半導体記憶装置の使用限界予想時間を演算する演算工程と、この演算工程により演算された使用限界予想時間を基に使用限界予想情報を、上記表示手段に表示及び/又は上記出力手段より出力する使用限界表示出力工程と、を実現させることを特徴とするものである。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、前記第1又は第2の発明の何れかの発明において、前記イレースカウント記憶工程の後に、前記演算工程に並行して、前記記憶手段に記憶された個々のイレースカウントを時間の推移とともに、前記表示手段に表示及び/又は前記出力手段より出力することを特徴とするものである。
この第3の発明では、記憶手段に記憶された個々のイレースカウントを時間の推移とともに前記表示手段に表示及び/又は前記出力手段より出力することから、使用者は、視覚を通して現在のイレースカウントやその上昇状態を把握することが可能となる。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、上記第1、第2又は第3の何れかの発明において、前記記憶手段には、イレースカウントのしきい値が記憶され、前記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントが上記しきい値を超えたことを報知する報知工程を備えてなることを特徴とするものである。
この第4の発明では、しきい値(閾値)が記憶手段に記憶されており、報知工程において、上記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントが上記しきい値を超えたことを報知することから、使用限界予想情報により寿命(使用限界月、使用限界日、使用限界時間等の上記の使用限界予想日や使用限界予想期間)が迫っていることを使用者に認識させることができ、交換時期を示唆することができるので、使用者の意に反して半導体記憶装置が装置寿命に達してしまい、データの信頼性が失われたり損失してしまったりすることを一層防止することができる。したがって、上記記憶手段に記憶されたしきい値は、イレースカウントの最大値に満たない数字(回数又はイレースカウントの最大値に対する割合)とする必要があるとともに、このしきい値は、予め半導体記憶装置の容量や搭載された半導体記憶素子の種類の情報等により、自動的に記憶手段に記憶される方法A(手順ないし工程)を採用しても良いし、使用者又は管理者等により適宜設定できる方法B(手順ないし工程)を採用しても良く、さらにはプログラムに一般に用いられている半導体記憶装置の種類・名称・形式番号毎に対応したしきい値を記憶させておき、これらのしきい値の何れかが自動的に上記記憶手段に記憶される方法C(手順ないし工程)を採用しても良い。上記方法A(手順ないし工程)を採用する場合には、例えば、このプログラムが起動されたことを条件に、(制御手段が)半導体記憶装置の容量に関する情報や搭載された半導体記憶素子の種類の情報を検出(取得)し、この容量に関する情報や搭載された半導体記憶素子の種類の情報等からイレースカウントの最大値を算出するとともに、このイレースカウントの最大値から100%に満たない値(例えば、80%〜95%)を自動的に乗じ、この演算結果である数値を上記しきい値として記憶手段に記憶させることができる。また、方法B(手順ないし工程)を採用する場合には、例えば、このプログラムが起動されたことを条件に、(制御手段が)半導体記憶装置の容量に関する情報や搭載された半導体記憶素子の種類の情報を検出(取得)し、この容量に関する情報や搭載された半導体記憶素子の種類の情報等からイレースカウントの最大値を算出し、次いで、しきい値を入力するための入力用情報を表示手段に表示し、使用者等がイレースカウントの最大値を参照しつつ上記入力手段を介して上記イレースカウントの最大値に満たないしきい値を入力したことを条件に、該しきい値を記憶手段に記憶させることができる。また、上記方法C(手順ないし工程)を採用する場合には、例えば、このプログラムに予め一般に用いられている半導体記憶装置の種類・名称・形式番号毎に対応したしきい値に関するデータベースを記憶させておき、(制御手段が)半導体記憶装置の名称又は型式番号等の情報を検出(取得)し、この種類・名称・形式番号等の情報から上記使用限界予想解析用プログラムを構成するデータベースとして記憶された複数のしきい値の中から特定の半導体記憶装置に係るしきい値を特定し、この特定されたしきい値を上記記憶手段に記憶させることができる。なお、この報知工程において使用者に対して報知する具体的な方法としては、このコンピュータが備える表示手段であるディスプレイ上にて表示することや、このコンピュータが備える出力手段であるネットワーク手段,印刷手段或いは発音手段から電子メールを送信し、警告を紙面に印刷し、或いは、警告音や合成音声等を発することが挙げられる。
また、第5の発明(請求項5記載の発明)は、半導体記憶装置の使用限界予想解析システムに係るものであって、記憶手段と、表示手段及び/又は出力手段と、入力手段と、これら記憶手段,表示手段及び/又は出力手段,入力手段に接続され該記憶手段,表示手段,入力手段,出力手段を制御する制御手段とを備えてなるコンピュータと、このコンピュータに内蔵され又は接続されてなる半導体記憶装置と、を備え、上記記憶手段には、使用限界解析用プログラムが記憶されてなり、上記制御手段は、上記使用限界解析用プログラムにより、上記半導体記憶装置の容量から該半導体記憶装置のイレースカウントの最大値を算出し、上記記憶手段に記憶させる最大値算出工程と、上記半導体記憶装置からイレースカウントを一定周期毎に取得するイレースカウント取得工程と、上記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントと、該イレースカウントの取得時間とを、上記コンピュータを構成する記憶手段に記憶するイレースカウント記憶工程と、上記イレースカウント取得工程が複数回なされたことを条件に、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数を演算し、上記記憶手段に記憶されたイレースカウントの最大値との関係で、上記半導体記憶装置の使用限界予想時間を演算する演算工程と、この演算工程により演算された使用限界予想時間を基に使用限界予想情報を上記表示手段に表示及び/又は前記出力手段より出力する使用限界表示出力工程と、を有してなることを特徴とするものである。
また、第6の発明(請求項6記載の発明)は、半導体記憶装置の使用限界予想解析システムに係るものであって、記憶手段と、表示手段及び/又は出力手段と、入力手段と、これら記憶手段,表示手段及び/又は出力手段,入力手段に接続され該記憶手段,表示手段,入力手段,出力手段を制御する制御手段とを備えてなるコンピュータと、このコンピュータに内蔵され又は接続されてなる半導体記憶装置と、を備え、上記記憶手段には、上記半導体記憶装置のイレースカウントの最大値と、使用限界解析用プログラムとが記憶されてなり、上記制御手段は、上記使用限界解析用プログラムにより、上記半導体記憶装置の容量から該半導体記憶装置のイレースカウントの最大値を算出し、上記記憶手段に記憶させる最大値算出工程と、上記半導体記憶装置からイレースカウントを一定周期毎に取得するイレースカウント取得工程と、上記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントと、該イレースカウントの取得時間とを、上記コンピュータを構成する記憶手段に記憶するイレースカウント記憶工程と、上記イレースカウント取得工程が複数回なされたことを条件に、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数を演算し、上記記憶手段に記憶されたイレースカウントの最大値との関係で、上記半導体記憶装置の使用限界予想時間を演算する演算工程と、この演算工程により演算された使用限界予想時間を基に使用限界予想情報を上記表示手段に表示及び/又は前記出力手段より出力する使用限界時間表示工程と、を有してなることを特徴とするものである。
上記第1の発明(請求項1記載の発明)及び第2の発明(請求項2記載の発明)に係る半導体記憶装置の使用限界予想解析用プログラム、及び、第5の発明(請求項5記載の発明)及び第6の発明(請求項6記載の発明)に係る半導体記憶装置の使用限界予想解析システムによれば、半導体記憶装置に不良ブロックが発生する以前(新たな半導体記憶装置の使用開始直後)から使用限界予想情報(予想寿命)を特定し、使用者に認識させることができる。特に、上記演算工程により演算される半導体記憶装置の使用限界予想時間は、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数から演算(解析)するものであるとともに、上記イレースカウントは一定周期毎に繰り返し取得され、さらに繰り返し取得する毎に該使用限界予想時間が演算(解析)されることから、コンピュータの実際の使用による単位時間当たりの書き込み回数の増減等、該コンピュータの特性や使用者による該コンピュータの使用の傾向等により、一層正確な使用限界予想情報を特定することができる。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)では、記憶手段に記憶された個々のイレースカウントを時間の推移とともに前記表示手段に表示及び/又は前記出力手段より出力することから、使用者は、視覚を通して現在のイレースカウントやその上昇状態を把握することができる。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)では、しきい値(閾値)が記憶手段に記憶されており、上記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントが上記しきい値を超えたことを報知する報知工程が採用されていることから、表示手段に表示された使用限界予想時間が迫っていることを表示手段の表示又は出力手段の出力により使用者に認識させることができ、交換時期を示唆することができるので、使用者の意に反して半導体記憶装置が装置寿命に達してしまい、データの信頼性が失われたり損失してしまったりすることを一層防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、半導体記憶装置としてのSSDの使用限界予想時間を特定するプログラム(使用限界予想解析用プログラム、以下単に「プログラム」と言う場合にはこの使用限界予想解析用プログラムを指す。)に係るものであり、このプログラムは、このコンピュータ1を動作させるオペレーションシステム(OS)やデバイスドライバ等とともに、コンピュータ1を構成するサブメモリ(補助記憶手段)としての図1に示すSSD11に記憶(インストール)されている。なお、このプログラムは、該プログラムをインストールするためのインストーラ(インストールするためのプログラム)が記憶されている図示しないCD−ROM等の記憶媒体を、上記コンピュータ1を構成する記憶媒体駆動手段により駆動させて起動させ、又は、インターネット等を介して入手して上記SSD11に記憶された該インストーラを起動させることによりインストールされる。なお、このプログラムには、後述するような該プログラム自身が動作するために必要な様々な情報や数値、例えば、警告音や合成音声のデータ、イレースカウントのしきい値やイレースカウントの最大値やイレースカウントの上昇係数の算出に必要な情報やデータベース、該プログラムが動作する際に後述する表示装置5に表示されるアイコンやウィンドウの構成要素が含まれている。そして、このプログラムは起動することにより、上記コンピュータ1を構成する記憶手段(主記憶手段)としてのメインメモリ3に入力されて(読み込まれて)動作する。また、このコンピュータ1は、図1に示すように、本発明に係るコンピュータ1を構成する制御手段としての中央演算処理装置(CPU)2と、記憶手段としての上記メインメモリ3とを備えたコンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続されたキーボードやマウス等の入力手段4と、ディスプレイ等の表示手段5と、上記の通り本発明に係るコンピュータ1を構成するサブメモリ(補助記憶手段)としてのSSD11と、後述するように外部接続されたSSD12,13を備えており、これらの各構成要素は何れもCPU2に接続されている。なお、この実施の形態のコンピュータ1では、本発明を構成する出力手段を示していないが、この出力手段としては、イーサネット(イーサネットは富士ゼロツクス株式会社の登録商標)やインターネット等により他のコンピュータに情報を送信(出力)するネットワーク手段や、紙面に印刷することにより使用者に視覚を介して情報を伝達するプリンタ等の印刷手段や、警告音や合成音声等を発する事により使用者に注意を喚起する事が出来るスピーカー等の発音手段であっても良い。なお、上記表示手段5も広い意味では出力手段の一つではあるが、この実施の形態での説明においては、上記出力手段からは表示手段5を除くものとする。
また、上述したように、上記SSD11には、上述したOSやプログラム等以外にも、上述したプログラムの一部として、しきい値又は該しきい値について算出等するための情報が記憶されている。なお、このしきい値がメインメモリ3に記憶される(読み込まれる)手順・動作は、予め第1ないし第3のSSD11,12,13の容量や該SSD11,12,13の種類の情報等により計算がなされ、自動的にメインメモリ3に記憶される方法A(手順ないし工程)を採用しても良いし、使用者又は管理者等により適宜設定されてメインメモリに記憶される(読み込まれる)方法B(手順ないし工程)を採用しても良く、さらにはこのプログラムに一般に用いられているSSDの種類・名称・形式番号毎に対応したしきい値を記憶させておき、これらのしきい値の何れかが自動的に上記メインメモリ3に記憶される(読み込まれる)方法C(手順ないし工程)を採用しても良い。上記方法A(手順ないし工程)を採用する場合には、例えば、このプログラムを起動したことを条件に、(CPU2が)第1ないし第3のSSD11,12,13の容量に関する情報や搭載された半導体記憶素子の種類の情報を検出(取得)し、この容量に関する情報や搭載された半導体記憶素子の種類の情報等からイレースカウントの最大値を算出するとともに、このイレースカウントの最大値から100%に満たない値(例えば、80%〜95%)を自動的に乗じ、この演算結果である数値を上記しきい値としてメインメモリ3に記憶させることができる。また、方法B(手順ないし工程)を採用する場合には、例えば、このプログラムが起動されたことを条件に、(CPU2が)第1ないし第3のSSD11,12,13の容量に関する情報や搭載された半導体記憶素子の種類の情報を検出(取得)し、上述したようにこの容量に関する情報や搭載された半導体記憶素子の種類の情報等(及びベンダーが公表する情報)からイレースカウントの最大値を算出し、次いで、しきい値を入力するための入力用情報を表示手段5に表示し、使用者等がイレースカウントの最大値を参照しつつ上記入力手段4を介して上記イレースカウントの最大値に満たないしきい値を入力したことを条件に、該しきい値をメインメモリ3に記憶させることができる。また、上記方法C(手順ないし工程)を採用する場合には、例えば、このプログラムに予め一般に用いられているSSDの種類・名称・形式番号毎に対応したしきい値に関するデータベースを記憶させておき、(CPU2が)第1ないし第3のSSD11,12,13の種類・名称・型式番号等を検出(取得)し、このデバイス情報から上記プログラムを構成するデータベースとして記憶された複数のしきい値の中から特定の第1ないし第3のSSD11,12,13に係るしきい値を特定し、この特定されたしきい値を上記メインメモリ3に記憶させることができる。
また、この実施の形態の上記コンピュータ1には、上述したとおり、本発明を構成する半導体記憶装置として第1ないし第3のSSD11,12,13が接続されており、上記第1のSSD11は、上記コンピュータ1に内蔵されており、上記第2のSSD12及び第3のSSD13は、外部接続されている。なお、上記第1のSSD11は、上記コンピュータ1に内蔵されるとともに該コンピュータ1のサブメモリ(補助記憶手段)として動作するものであって、上記CPU2,メインメモリ3等から構成される該コンピュータ1のバスに対してSATAやPATA等の一般にコンピュータに内蔵されるサブメモリの接続手段及び接続規格により接続されている。なお、この第1のSSD11には、上述の通り、上記コンピュータ1で動作するOSが記憶されており、該コンピュータ1についてのいわゆる起動ディスクとして動作をする。また、上記第2及び第3のSSD12,13は、上記コンピュータ1に対していわゆる外部接続がされたサブメモリとして動作するものであって、該コンピュータ1に対してUSB,IEEE1394(FireWire)或いはeSATA等の一般にコンピュータに外部接続されるサブメモリの接続手段及び接続規格により接続されている。また、これら第2及び第3のSSD12,13とコンピュータ1とを外部接続をする方法としては、イーサネット(イーサネットは富士ゼロツクス株式会社の登録商標)等のネットワーク手段によるものとしても良い。
そして、この第1のSSD11は、フラッシュディスクコントローラ21と、このフラッシュディスクコントローラ21に接続されたDRAM22と、上記フラッシュディスクコントローラ21に接続されたNANDフラッシュメモリ23とを備えている。このフラッシュディスクコントローラ21は、上記コンピュータ1からこの第1のSSD11に対するデータの読み出しや書き込みに応じてNANDフラッシュメモリ23からデータの読み出しや書き込みの中継をするものである。また、上記DRAM22は、この第1のSSD11に対して一時に大量のデータが書き込まれた際に全てをNANDフラッシュメモリ23に書き込みを終えるまでの間に短期間データを蓄えるバッファとして動作し、或いは、頻繁に読み出されるデータを予め蓄えるキャッシュとして動作をする。また、上記NANDフラッシュメモリ23は、上記DRAM22に比べてデータの読み出し及び書き込みの速度はやや遅いものの、記憶できるデータの量は非常に大きく、この第1のSSD11が記憶するデータは全てこのNANDフラッシュメモリ23内に記憶されており、また、この第1のSSD11内にはこのNANDフラッシュメモリ23は複数個内蔵されている。なお、上記第1のSSD11のフラッシュディスクコントローラ21には、該第1のSSD11のイレースカウント、種類、名称、記憶容量、型式番号、製造年月日、シリアルナンバー等のデバイス情報が記憶されている。この第1のSSD11のデバイス情報については、上記コンピュータ1を構成するCPU2からの要求に応じて、該フラッシュディスクコントローラ21は適宜該コンピュータ1に対してこれらの情報を出力する。また、上記第2及び第3のSSD12,13も、上記第1のSSD11と同様にフラッシュディスクコントローラ,DRAM,NANDフラッシュメモリを内蔵するほぼ同様な構造とされており、ほぼ同様な動作をする。なお、これら第2及び第3のSSD12,13については、上記フラッシュディスクコントローラ,DRAM,NANDフラッシュメモリの符号及び図示は省略する。また、これら第2及び第3のSSD12,13のフラッシュディスクコントローラとコンピュータ1との接続の間には、該第2及び第3のSSD12,13とコンピュータ1との接続の規格(例えば、上述したUSB)に応じたコントローラが位置するが、これについても図示を省略する。なお、上述の通り第1のSSD11は、上記コンピュータ1に内蔵されているとともに、該第1のSSD11にはOS等がインストールされていることから、該コンピュータ1は上記第2及び第3のSSD12,13が無くとも動作をするが、これらコンピュータ1に内蔵された第1のSSD11や外部接続された第2及び第3のSSD12,13の何れを対象とした場合にも本発明に係るプログラムは動作(解析)する。
以下、上記コンピュータ1に接続された第1ないし第3のSSD11,12,13の予想寿命(予想される使用限界時期)を、上記使用限界予想解析用プログラムにより算出し表示する工程について説明する。先ず、上記コンピュータ1が起動されると、図2に示すように、上記SSD11に記憶されたOSがメインメモリ3に読み込まれて起動し、さらにこのOSの動作によって自動的に上記使用限界予想解析用プログラムが起動する(ステップSt1)。なお、この使用限界予想解析用プログラムは、このコンピュータ1においていわゆる常駐プログラムとして動作をする。また、この使用限界予想解析用プログラムが動作すると、後述するように、表示手段5に、図6に示すプログラムの動作の状態を示す第1の使用限界日表示部61内にアイコン62や必要に応じて第1ないし第3のSSD11,12,13の寿命(使用限界予想日)を示す文字情報63を表示するとともに、図5に示す該使用限界予想解析用プログラムのウィンドウ(このウィンドウを、以下、メインウィンドウ41という。)を表示する。但し、上記第1ないし第3のSSD11,12,13何れかであって、この使用限界予想解析用プログラムにより初めて寿命予測をする場合には、第1の使用限界日表示部61内には上記寿命を表示する文字情報63は表示されず、また、上記メインウィンドウ41内においても、予測寿命に関する情報は表示されない。なお、このメインウィンドウ41,アイコン62及び文字情報63について詳細は後述する。使用者は、これらアイコン62,文字情報63及びメインウィンドウ41について表示又は非表示の何れかを選択することが出来るが、この実施の形態において、使用者はこれらアイコン62,文字情報63及びウィンドウ41を表示させているものとして以下説明する。そして、この使用限界予想解析用プログラムが起動すると、コンピュータ1を構成する上記CPU2は、上記第1ないし第3のSSD11,12,13のフラッシュディスクコントローラ21に記憶された該第1ないし第3のSSD11,12,13のデバイス情報から記憶容量に関する情報等を取得し(ステップSt2)、さらにこの取得した記憶容量に関する情報等からイレースカウントの最大値を算出して上記メインメモリ3に記憶させ、イレースカウントの最大値を設定する(最大値算出工程:ステップSt3)。より具体的には、これら第1ないし第3のSSD11,12,13の記憶容量と、該第1ないし第3のSSD11,12,13のベンダーが公表する上記管理ブロック毎の容量と、同じくこの半導体記憶装置のベンダーが公表するこの管理ブロック毎に消去することが可能な回数を用いて、以下の数式により算出がされる。
(イレースカウントの最大値)=(第1ないし第3のSSD11,12,13の記憶容量)÷(管理ブロック毎の容量)×(管理ブロック毎に消去することが可能な回数)
例えば、記憶容量が32GB(ギガバイト)のSSD11のイレースカウントの最大値は、ベンダーが該SSD11の管理ブロック毎の容量を1MB(メガバイト)、管理ブロック毎に消去することが可能な回数を100,000回として公表している場合には、該SSD11のイレースカウントの最大値は、(32×1,000)÷1×100,000=32億(回)となる。そして、CPU2はこの計算により得られたイレースカウントの最大値をメインメモリ3に記憶する。
そして、上記CPU2は、上記ステップSt3の動作・手順が終了すると、次いで、上記第1ないし第3のSSD11,12,13からイレースカウントを取得し、これらのイレースカウントを、その取得時間とともに上記メインメモリ3に保存(記憶)する(ステップSt4)。ここで取得されるイレースカウントは、このプログラムの起動直後の時点におけるイレースカウントである。すなわち、このステップSt4の動作・手順は、上記CPU2が、上記第1ないし第3のSSD11,12,13(のフラッシュディスクコントローラ21)に対してイレースカウントの送信を要求し、この要求に応じて該第1ないし第3のSSD11,12,13(のフラッシュディスクコントローラ21)はイレースカウントを該CPU2に対して送信し、この送信されたイレースカウントは上記メインメモリ3に記憶される。次いで、上記CPU2は、上記ステップSt4においてイレースカウントを取得した時点から(又は、後述するステップSt14から再度ステップSt5に戻ってきた場合には、前回のステップSt6においてイレースカウントを取得した時点から)所定時間が経過したか否かを判別し(ステップSt5)、所定時間が経過したと判別した場合には、上記ステップSt4と同様に上記第1ないし第3のSSD11,12,13からイレースカウントを取得する(ステップSt6)。つまりこのステップSt6においては、上記第1ないし第3のSSD11,12,13からイレースカウントを一定周期毎に取得する(イレースカウント取得工程)。
そして、上記CPU2は、イレースカウントを上記第1ないし第3のSSD11,12,13から取得すると、次いで、これら取得したイレースカウントを、それぞれの取得時間と共に上記メインメモリ3に記憶(保存)する(ステップSt7)。次いで、このイレースカウントを時間の推移とともに上記表示手段5においてグラフ31を表示する(ステップSt8)。この表示手段5に表示されるグラフ31は、図3に示すように、縦軸32をイレースカウントの回数を単位とし、横軸33を時間(取得時間)とし、時間の経過に伴うイレースカウントをプロットした折れ線グラフ34である。なお、この図3に示すグラフ31は、上記第1ないし第3のSSD11,12,13の内で、後述するメインウィンドウ41において選択された何れかのSSD11(12,13)から取得したイレースカウントを時間の推移と共に表示したものである。また、後述するステップSt9において、イレースカウントの上昇係数を得られた場合には、この上昇係数をもとに今後取得時間の増大に基づいて予想されるイレースカウントの回数と取得時間との関係を、この図3に示すように上記グラフ31内に重ねてプロットして示すものとしても良い。なお、この上昇係数をもとにしたイレースカウントの回数と取得時間との関係のグラフは、この図3において点線35により示している。なお、この実施の形態においては、この図3に示すグラフ31を、メインウィンドウ41とは独立した別のウィンドウにおいて表示がされるものとしているが、このグラフは該メインウィンドウ41内に表示されるものとしても良い。
また、上記CPU2は、上記ステップSt7において上記第1ないし第3のSSD11,12,13から取得したイレースカウントとその取得時間をメインメモリ3に記憶すると、ステップSt9において、上記ステップSt4及びステップSt6において取得された複数のイレースカウントから該イレースカウントの上昇係数を計算するとともに、上記ステップSt3において算出し上記メインメモリ3に記憶したイレースカウントの最大値を基に、第1ないし第3のSSD11,12,13の使用限界予想時間を演算(解析)する。なお、この上昇係数及び使用限界予想時間の演算は、本発明の演算工程を構成するものである。そして、この第1ないし第3のSSD11,12,13の使用限界予想時間を演算(解析)すると、さらにこの使用限界予想時間を元に使用限界予想情報を演算(解析)する。すなわち、上記使用限界予想時間は、このステップSt9にて演算した時点からあとどれだけの時間の経過後にイレースカウントが上記イレースカウントの最大値に達するかを予想される時間(残存期間:単位は、例えば秒)である。そして、この使用限界予想時間から、使用限界予想情報として演算される情報は、この実施の形態に係るプログラムでは、上記第1ないし第3のSSD11,12,13が使用できる使用限界日としている。そして、このステップSt9(の演算工程)が終了すると、次いでステップSt10において、上記演算された使用限界予想時間を基に使用限界予想情報(使用限界予想日)を上述した表示手段5の第1の使用限界日表示部61及びメインウィンドウ41に設けられた第2の使用限界日表示部50cに表示する(使用限界表示出力工程)。なお、この使用限界表示出力工程で表示部に表示される使用限界予想情報としては、例えば、「2012年7月25日」のように上記使用限界予想日とする方法以外に、例えば、「2012年7月」等のように、使用限界予想月としても良く、さらには、例えば、「あと25,000時間」、「あと4,000日」等のように、上記イレースカウント取得工程で得られるイレースカウントが上記イレースカウントの最大値に達すると予想されるまでの残存時間,残存期間を使用者が理解しやすいように時間の長さの単位としての年,月,日,時間,分或いは秒で表したもの(使用限界予想期間)等、第1ないし第3のSSD11,12,13を異常無く使用が継続できる目安を使用者に伝達できる情報であれば良い。
また、上記CPU2は、上記ステップSt7において上記第1ないし第3のSSD11,12,13から取得したイレースカウントとその取得時間をメインメモリ3に保存(記憶)すると、上記ステップSt8及びステップSt9の処理をするとともに、これらの動作に並行して、ステップSt11において、上記取得されたイレースカウントが上記メインメモリ3に記憶されたしきい値を超えたか否かを判別する。そしてこのステップSt11において、上記しきい値を超えたとCPU2が判別した場合には、さらにこれまでに既に警告メッセージを発行したか否か(発行済みか否か)を判別する(ステップSt12)。そして、警告メッセージが未だ発行されていないと判別した場合には、表示手段5に警告メッセージを発行(表示)する(ステップSt13)。この警告メッセージの発行は、本発明を構成する報知工程であり、具体的には、図4に示す警告ウィンドウ51を上記表示手段5に表示することにより行う。この警告ウィンドウ51は、使用者に警告であることを伝達する文字52と、設定されたしきい値に達した日時を伝達する文字53と、しきい値に達した事に対して使用者がするべき対策を指示する文字54と、警告を伝達する図形表示部55とから構成されている。
そして、CPU2が上記ステップSt12において警告メッセージが表示済みであると判別した場合、ステップSt13において警告メッセージが発行された場合、ステップSt8においてイレースカウントが時間的推移とともにグラフ表示がされた場合、ステップSt10において使用限界予想日又は使用限界予想期間が表示(更新)された場合には、CPU2はそれぞれ使用者が上記入力手段4を使用してこのプログラムの終了する意思表示をしたか否かを判別し(ステップSt14)、使用者が終了の意思表示をしたと判別した場合には、このプログラムは終了する(ステップSt15)。なお、このプログラムが終了する際には、これまでにステップSt4及びステップSt7において記憶(保存)した取得したイレースカウント及びその取得時間を第1のSSD11に記憶(保存)しておき、次に(二回目以降に)このプログラムを起動した際には、この記憶(保存)しておいたこれまでに取得したイレースカウント及びその取得時間を読み出す。このため、二回目以降にこのプログラムを起動した際にも、これまでにこのプログラムを起動して取得した全てのイレースカウント及びその取得時間を用いてグラフ31の表示(ステップSt8)やイレースカウントの上昇係数の計算(ステップSt9)やイレースカウントがしきい値を超えたか否か(ステップSt11)をCPU2は判断することが出来る。一方、CPU2がこのステップSt14において、終了の意思表示をしないと判別した場合には、再び上記ステップSt5に戻り、前回ステップSt6においてイレースカウントを取得した取得時間から所定時間が経過したか否かを判別し、前述した手順を繰り返す。
なお、上述したように、上記ステップSt5において、再びイレースカウントを取得してから所定時間が経過したと判別した場合には、CPU2はステップSt7で記憶(保存)したイレースカウントに基づいて、ステップSt8において、前回のステップSt8において表示した図3に示すグラフ31を更新する。また同様に、CPU2は、上記ステップSt9において、ステップSt6において新たに取得されたイレースカウント及び取得時間とこのプログラムの最初の起動以来これまでに取得された全てのイレースカウント及び取得時間に基づいて上昇係数が再度演算(解析)し、前回ステップSt10において表示された寿命(使用限界予想日又は使用限界予想期間の表示)を更新する。
なお、冒頭で説明したように、上記使用限界予想解析用プログラムが起動すると、CPU2は、上記表示手段5の右下隅に図6に示すような第1の使用限界日表示部61が表示させ、また、該第1の使用限界日表示部61内にはこの使用限界予想解析用プログラムが起動していることを示すアイコン62を表示される。そして、使用者が、このアイコン62上に入力手段4(マウス)により操作されるマウスポインタを位置されると、CPU2は該アイコン62の近傍に文字情報63を表示させる。また、使用者がこのアイコン62上にマウスポインタを位置されるとともに(ダブル)クリックすると、CPU2は上記表示手段5に図5に示すメインウィンドウ41を表示させる。なお、この実施の形態で示すコンピュータ1はOSとしてウィンドウズ(ウィンドウズはマイクロソフトコーポレーションの登録商標)が動作するものであるため、上記表示手段5の下端には全幅に渡ってタスクバー64が表示されており、該タスクバー64の右端には時刻65が表示されている。そして、上記第1の使用限界表示部61は、この時刻65の表示の左側近傍に位置している。また、この第1の使用限界表示部61には、上記文字情報63として、前述したように、上記SSD11の寿命である使用限界予想日が表示されている。なお、この文字情報63としては、後述するように、メインウィンドウ41において、使用者が上記第1のSSD11ではなく、第2又は第3のSSD12,13を選択した場合には、それら第2のSSD12又は第3のSSD13の何れかの使用限界予想日(或いは、使用限界予想期間)が表示される。
また、上記メインウィンドウ41には、第1の表示領域43が形成され、この第1の表示領域43の隣には第2の表示領域44が形成されている。上記第1の表示領域43には、上記コンピュータ1に内蔵された第1のSSD11に対応した「ディスクドライブ1」の文字46aと、コンピュータ1に外部接続された第2のSSD12に対応する「ディスクドライブ2」の文字46bと、上記第3のSSD13に対応する「ディスクドライブ3」の文字46cとが表示されているとともに、これらの文字46a,46b,46cのそれぞれ隣には、使用者等が上記入力手段4によりクリック(選択)する第1ないし第3のボタン47a,47b,47cが形成されている。一方、上記第2の表示領域44には、上記第1ないし第3の何れかのボタン47a,47b,47cのクリックにより選択的に色が反転する第1ないし第3の反転表示部48a,48b,48cが形成されている。また、上記第1の反転表記部48aには、「ディスクドライブ1」の文字(符号は省略する。)が表示され、第2の反転表示部48bには、「ディスクドライブ2」の文字(符号は省略する。)が表示され、第3の反転表示部48cには、「ディスクドライブ3」の文字(符号は省略する。)が表示されている。すなわち、上記第1のボタン47aがクリック(選択)されると、上記第1の反転表示部48aが反転し、上記第2のボタン47bがクリック(選択)されると、上記第2の反転表示部48bが反転し、上記第3のボタン47cがクリック(選択)されると、上記第3の反転表示部48cが反転する。
また、上記第1ないし第3の反転表示部48a,48b,48cの下方には、対応する第1ないし第3のSSD11,12,13の何れかの記憶容量の大きさと、その記憶容量の内、現在使用中の領域である使用領域の大きさと使用中ではない領域(空き領域)の大きさを表示する容量表示部49が形成され、さらにこの容量表示部49の下方には、該当する第1ないし第3のSSD11,12,13の何れかのSSDの寿命に関する情報を表示する寿命診断表示部50が形成されている。この寿命診断表示部50には、上記第1ないし第3のボタン47a,47b,47cによって選択された第1ないし第3のSSD11,12,13の何れかのSSDについてのイレースカウントの最大値に対する現時点でのイレースカウントの比率を示す数値50aと、該数値50aを棒グラフで示すグラフ表示部50bが形成され、また、このグラフ表示部50bの下方には、該第1ないし第3のボタン47a,47b,47cによって選択された第1ないし第3のSSD11,12,13の何れかのSSDのイレースカウントがイレースカウントの最大値に達すると予想される使用限界予想日を示す第2の使用限界日表示部50cが形成されている。したがって、このメインウィンドウ41が表示され、上記第1ないし第3のボタン47a,47b,47cの何れかがクリックされると、上記CPU2は、上記第1ないし第3の反転表示48a,48b,48cの何れかを反転させるとともに、その選択されたSSD11(12,13)に対応した情報、すなわち、記憶容量,使用領域及び空き領域に関する数字を上記容量表示部49に表示させ、さらに、上記寿命診断表示部50のグラフ表示部50bには、該SSD11(12,13)が寿命に達するまでのイレースカウントの最大値に対するイレースカウントの比率を示す数値50aと、該数値50aをより視覚的に把握し易いものとするグラフ表示部50bが表示させ、さらに、上記使用限界予想日が上記第2の使用限界日表示部50cに表示される。すなわち、この第2の使用限界日表示部50cと上記第1の使用限界日表示部61には、上述したステップSt10において、本発明を構成する使用限界予想情報として、使用限界予想日がそれぞれ表示され又は更新される。
なお、上記実施の形態では、ステップSt3において、イレースカウントの最大値を、上記第1ないし第3のSSD11,12,13の記憶容量から自動的に算出し、その上で該イレースカウントの最大値をメインメモリ3に記憶させ、以下このステップSt3での算出により得られた該イレースカウントの最大値を用いて、上記ステップSt9の処理等を順次行っている。しかし、本発明では、こうした方法を採用することなく、第1のSSD11に予め該SSD11のイレースカウントの最大値が記憶されている場合には、この使用限界予想解析用プログラムを起動した際にこの第1のSSD11に記憶されているイレースカウントの最大値をメインメモリ3に読み込み、以下該イレースカウントの最大値を用いて処理を順次行うものとしても良い。また、上記実施の形態では、上記ステップSt13での報知工程として、表示手段5に上記警告メッセージを表示する工程として説明したが、この報知工程において使用者に警告する方法としてはこのような表示によるものとは限らない。すなわち、出力手段としてスピーカーをこのコンピュータ1の構成要素とし、警告音や合成音声等によりしきい値を超えた旨を使用者に通知するものとしても良い。さらに、出力手段としてネットワーク等の通信手段をこのコンピュータ1の構成要素とし、この使用限界予想解析用プログラムが、該通信手段を介して予め設定されたメールアドレスに向けてしきい値を超えた旨を本文とする警告のメールを送信するものとしても良く、これは該コンピュータ1の管理者が遠隔地から該コンピュータ1を管理するような場合に有効なものとなる。
使用限界予想解析用プログラムが動作するコンピュータの構成を模式的に示すブロック図である。 使用限界予想解析用プログラムの動作を示すフローチャートである。 使用限界予想解析用プログラムの動作により表示されるグラフである。 使用限界予想解析用プログラムの動作により表示される警告メッセージである。 使用限界予想解析用プログラムの動作により表示されるメインウィンドウを示す模式図である。 使用限界予想解析用プログラムの動作により表示される第1の使用限界日表示部及びアイコンを示す模式図である。
符号の説明
1 コンピュータ
2 制御手段
3 メインメモリ
4 入力手段
5 表示手段
11,12,13 第1ないし第3のSSD
42 第2の使用限界日表示部
50c 第1の使用限界日表示部

Claims (6)

  1. 記憶手段と、表示手段及び/又は出力手段と、入力手段と、これら記憶手段,表示手段及び/又は出力手段,入力手段に接続され該記憶手段,表示手段,入力手段,出力手段を制御する制御手段とを備えてなるとともに、半導体記憶装置が内蔵され又は接続されてなるコンピュータに対して、
    上記半導体記憶装置の容量から該半導体記憶装置のイレースカウントの最大値を算出し、上記記憶手段に記憶させる最大値算出工程と、
    上記半導体記憶装置からイレースカウントを一定周期毎に取得するイレースカウント取得工程と、
    上記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントと、該イレースカウントの取得時間とを、上記コンピュータを構成する記憶手段に記憶するイレースカウント記憶工程と、
    上記イレースカウント取得工程が複数回なされたことを条件に、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数を演算し、上記記憶手段に記憶されたイレースカウントの最大値との関係で、上記半導体記憶装置の使用限界予想時間を演算する演算工程と、
    この演算工程により演算された使用限界予想時間を基に使用限界予想情報を、上記表示手段に表示及び/又は上記出力手段より出力する使用限界表示出力工程と、
    を実現させることを特徴とする半導体記憶装置の使用限界予想解析用プログラム。
  2. 記憶手段と、表示手段及び/又は出力手段と、入力手段と、これら記憶手段,表示手段及び/又は出力手段,入力手段に接続され該記憶手段,表示手段,入力手段,出力手段を制御する制御手段とを備えてなるとともに、半導体記憶装置が内蔵され又は接続されてなると同時に上記半導体記憶装置のイレースカウントの最大値が上記記憶手段に記憶されてなるコンピュータに対して、
    上記半導体記憶装置からイレースカウントを一定周期毎に取得するイレースカウント取得工程と、
    上記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントと、該イレースカウントの取得時間とを、上記コンピュータを構成する記憶手段に記憶するイレースカウント記憶工程と、
    上記イレースカウント取得工程が複数回なされたことを条件に、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数を演算し、上記記憶手段に記憶されたイレースカウントの最大値との関係で、上記半導体記憶装置の使用限界予想時間を演算する演算工程と、
    この演算工程により演算された使用限界予想時間を基に使用限界予想情報を、上記表示手段に表示及び/又は上記出力手段より出力する使用限界表示出力工程と、
    を実現させることを特徴とする半導体記憶装置の使用限界予想解析用プログラム。
  3. 前記イレースカウント記憶工程の後に、前記演算工程に並行して、前記記憶手段に記憶された個々のイレースカウントを時間の推移とともに、前記表示手段に表示及び/又は前記出力手段より出力することを特徴とする請求項1又は2記載の何れかの半導体記憶装置の使用限界予想解析用プログラム。
  4. 前記記憶手段には、イレースカウントのしきい値が記憶され、前記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントが上記しきい値を超えたことを報知する報知工程を備えてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の何れかの半導体記憶装置の使用限界予想解析用プログラム。
  5. 記憶手段と、表示手段及び/又は出力手段と、入力手段と、これら記憶手段,表示手段及び/又は出力手段,入力手段に接続され該記憶手段,表示手段,入力手段,出力手段を制御する制御手段とを備えてなるコンピュータと、このコンピュータに内蔵され又は接続されてなる半導体記憶装置と、を備え、
    上記記憶手段には、使用限界解析用プログラムが記憶されてなり、
    上記制御手段は、上記使用限界解析用プログラムにより、
    上記半導体記憶装置の容量から該半導体記憶装置のイレースカウントの最大値を算出し、上記記憶手段に記憶させる最大値算出工程と、
    上記半導体記憶装置からイレースカウントを一定周期毎に取得するイレースカウント取得工程と、
    上記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントと、該イレースカウントの取得時間とを、上記コンピュータを構成する記憶手段に記憶するイレースカウント記憶工程と、
    上記イレースカウント取得工程が複数回なされたことを条件に、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数を演算し、上記記憶手段に記憶されたイレースカウントの最大値との関係で、上記半導体記憶装置の使用限界予想時間を演算する演算工程と、
    この演算工程により演算された使用限界予想時間を基に使用限界予想情報を、上記表示手段及び/又は前記出力手段より出力に表示する使用限界表示出力工程と、
    を有してなることを特徴とする半導体記憶装置の使用限界予想解析システム。
  6. 記憶手段と、表示手段及び/又は出力手段と、入力手段と、これら記憶手段,表示手段及び/又は出力手段,入力手段に接続され該記憶手段,表示手段,入力手段,出力手段を制御する制御手段とを備えてなるコンピュータと、このコンピュータに内蔵され又は接続されてなる半導体記憶装置と、を備え、
    上記記憶手段には、上記半導体記憶装置のイレースカウントの最大値と、使用限界解析用プログラムとが記憶されてなり、
    上記制御手段は、上記使用限界解析用プログラムにより、
    上記半導体記憶装置の容量から該半導体記憶装置のイレースカウントの最大値を算出し、上記記憶手段に記憶させる最大値算出工程と、
    上記半導体記憶装置からイレースカウントを一定周期毎に取得するイレースカウント取得工程と、
    上記イレースカウント取得工程により取得したイレースカウントと、該イレースカウントの取得時間とを、上記コンピュータを構成する記憶手段に記憶するイレースカウント記憶工程と、
    上記イレースカウント取得工程が複数回なされたことを条件に、イレースカウントの時間的推移に基づく上昇係数を演算し、上記記憶手段に記憶されたイレースカウントの最大値との関係で、上記半導体記憶装置の使用限界予想時間を演算する演算工程と、
    この演算工程により演算された使用限界予想時間を基に使用限界予想情報を、上記表示手段に表示及び/又は前記出力手段より出力する使用限界時間表示工程と、
    を有してなることを特徴とする半導体記憶装置の使用限界予想解析システム。
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