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JP2010061090A - 投写型表示装置 - Google Patents

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Isato Takeuchi
勇人 竹内
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智広 笹川
Yuzo Nakano
勇三 中野
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Abstract

【課題】簡易な構成でスペックルノイズやシンチレーションを低減して良質な画像を表示することができる投写型表示装置を得ること。
【解決手段】背面側から透過型スクリーン上に画像を投写して画像表示を行なう投写型表示装置において、レーザ光を出射するレーザ光源11と、レーザ光源11から出射された光束を所定の光路内へ伝播させて透過型スクリーン5側へ導く照明光学系4と、照明光学系4が導いてくる光束によって照明される被照明面2aに透過型スクリーン5へ表示させる画像を形成する反射型光変調素子2と、反射型光変調素子2の被照明面2aに形成された画像を透過型スクリーン5上に拡大投写する投写光学系3と、を備え、投写光学系3は、投写光学系3のFナンバーと投写光学系3の投影倍率との積が400未満となるよう形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、透過型スクリーン上に画像を投写して画像表示を行なう投写型表示装置に関するものである。
近年、液晶パネル、反射型の光変調素子(反射型液晶表示素子など)を映像表示素子として用いた投写型表示装置は、高輝度化を実現するために高輝度な光源を備えて構成される傾向にある。
投写型表示装置の光源としては、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等が用いられてきた。このようなランプを光源とした場合には、光源の寿命が短く、ランプ交換等のメンテナンス作業が頻繁に発生するという問題点があった。さらに、ランプの白色光から赤色、緑色および青色を取り出すための光学系が必要となり、装置構成が複雑になるとともに光利用効率が劣化するという問題点があった。
これらの問題点を解決するために、半導体レーザ等のレーザ光源を採用する試みがなされている。レーザ光源は、従来のランプ光源に比べて、寿命が長く、メンテナンス作業が長期間不要となる。また、表示画像に応じてレーザ光源を直接変調することができるので、装置が簡易な構成となり光利用効率が向上する。さらに、レーザ光源を採用することによって、色再現範囲を広くすることができるという利点を有している。
ところが、レーザ光源は高いコヒーレンス(可干渉性)を有しているので、レーザ光源を投写型表示装置の光源に用いた場合、透過型スクリーン内の光拡散材と光が干渉し、表示する画像がぎらつく現象(スペックルノイズもしくはシンチレーション)を発生させ、その結果、画質を劣化させてしまうという問題点があった。
投写型表示装置では、このスペックルノイズやシンチレーションを低減させることが望まれており、その方法として投写レンズの出射瞳径と投写距離との関係、および透過型スクリーンの拡散層の数を規定する方法が提案されている(特許文献1参照)。また、透過型スクリーンの拡散層のうち少なくとも1層を内部振動させる方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開平8−313865号公報 特開2001−100317号公報
上記前者の従来技術では、投写レンズの出射瞳径dと投写距離aの比(d/a)を0.06以下と規定している。しかしながら、d/aを小さく構成することによって、透過型スクリーンに入射する光の発散角が小さくなるとともに、スペックルノイズやシンチレーションを悪化させるという問題があった。
また、上記後者の従来技術では、透過型スクリーンの拡散層を振動させるための機構が必要となり、装置が大型化するとともに高コストになるという問題があった。また、拡散層を振動させることによって装置の動作が不安定になり、画像表示の信頼性の確保が困難になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成でスペックルノイズやシンチレーションを低減して良質な画像を表示することができる投写型表示装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、背面側から透過型スクリーン上に画像を投写して画像表示を行なう投写型表示装置において、光を出射する光源と、前記光源から出射された光束を所定の光路内へ伝播させて前記透過型スクリーン側へ導く照明光学系と、前記照明光学系が導いてくる光束によって照明される被照明領域に、前記透過型スクリーンへ表示させる画像を形成する映像表示素子と、前記映像表示素子の被照明領域に形成された画像を前記透過型スクリーン上に拡大投写する投写光学系と、を備え、前記投写光学系は、前記投写光学系のFナンバーと前記投写光学系の投影倍率との積が400未満となるよう形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、簡易な構成でスペックルノイズやシンチレーションを低減して良質な画像を表示することが可能になるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る投写型表示装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の構成を示す図である。投写型表示装置101は、ライトバルブを用いてスクリーン上に画像を投写する背面投写型の画像表示装置である。
図1に示すように、実施の形態1に係る投写型表示装置101は、集光光学系1と、照明光学系4と、映像表示素子としての反射型光変調素子(反射型ライトバルブ)2と、照明光学系4により照明された反射型光変調素子2の被照明面(画像形成領域)2aの画像を透過型スクリーン5に拡大投写する投写光学系3とを有している。
集光光学系1は、複数色(図1においては3色)のレーザ光源11と、レーザ光源11から出射された光束を1〜複数枚のレンズやミラーで集光する複数枚(図1においては3枚)の集光レンズ(集光部)12と、集光レンズ12から出射された光束を照明光学系4に導く複数本(図1においては3本)の光ファイバ13とから構成されている。
集光光学系1では、1つのレーザ光源11に、1つの集光レンズ12と1つの光ファイバ13を対応させている。したがって、各レーザ光源11から出射された光束は、それぞれのレーザ光源11に対応する集光レンズ12と光ファイバ13を介して照明光学系4に導かれる。
照明光学系4は、集光光学系1(光ファイバ13)から出射された光束の強度分布を均一化する光強度均一化素子41と、リレーレンズ群42と、拡散素子44と、第1ミラー43aおよび第2ミラー43bから構成されるミラー群43と、を有している。そして、照明光学系4は、リレーレンズ群42とミラー群43によって、光強度均一化素子41から出射した光束を反射型光変調素子2に導いている。
光強度均一化素子41は、集光光学系1が出射した光束の光強度を均一化する機能(照度ムラを低減する機能など)を有している。光強度均一化素子41は、光の入射口である入射面(入射端面)が光ファイバ13側を向き、光の出射口である出射面(出射端面)がリレーレンズ群42側を向くよう照明光学系4内に配設されている。光強度均一化素子41は、例えばガラス又は樹脂等の透明材料で作製されている。光強度均一化素子41は、側壁内側が全反射面となるように構成された多角形柱状のロッド(断面形状が多角形の柱状部材)、または光反射面を内側にして筒状に組み合わされた断面形状が多角形のパイプ(管状部材)などを含んで構成されている。
光強度均一化素子41が多角柱状のロッドである場合には、透明材料と空気界面との全反射作用を利用して光を複数回反射させた後に出射端(出射口)から光を出射させる。光強度均一化素子41が多角形のパイプである場合には、内側を向く表面鏡の反射作用を利用して光を複数回反射させた後に出射口から光を出射させる。
光強度均一化素子41は、光束の進行方向に適当な長さを確保すれば、内部で複数回反射した光が光強度均一化素子41の出射面の近傍に重畳照射され、光強度均一化素子41の出射面の近傍では略均一な強度分布が得られる。この略均一な強度分布を有する出射面からの出射光は、リレーレンズ群42及びミラー群43によって反射型光変調素子2へと導かれ、反射型光変調素子2の被照明面2aを照明する。
また、照明光学系4には、リレーレンズ群42の後段に拡散素子(拡散部)44を設けている。拡散素子44は、リレーレンズ群42を介して伝播してくる光を拡散させてからミラー群43へ送ることによってスペックルを低減させる素子である。拡散素子44は、基板上に施したホログラムパターンによって光の拡散角度を設定できるホログラフィック拡散素子などであり、レーザ光源11のもつ可干渉性を緩和する。また、拡散素子44を回転あるいは振動等させることによって、レーザ光源11のもつ可干渉性を効果的に緩和することができる。
なお、図1においては、拡散素子44をリレーレンズ群42の後段に配置しているが、拡散素子44の配置位置はこの位置に限定されるものではない。例えば、拡散素子44を光強度均一化素子41の前後に配置してもよい。更に、拡散素子44を組み合わせて複数配置することにより、レーザ光源11のもつ可干渉性を効果的に緩和してもよい。
反射型光変調素子2は、例えばDMD(Digital Micro-mirror Device)(登録商標)素子などの反射型の光変調素子である。反射型光変調素子2は、各画素に対応する可動式のマイクロミラーを多数(例えば、数十万個)平面的に配列したものであり、画素情報に応じて各マイクロミラーの傾角(チルト)を変化させるように構成されている。
なお、図1では、リレーレンズ群42を1枚のレンズで構成する場合を図示したが、レンズの枚数については1枚に限定されるものではなく複数枚であってもよい。同様に、ミラー群43についてもミラーは2枚に限定されるものではなく、ミラー群43を1枚または3枚以上のミラーで構成してもよい。
ここで、投写光学系3内の光路における光伝播について説明する。図2は、投写光学系の光伝播の概念を説明するための図であり、投写光学系3の作用(投写光学系のFナンバーおよび投影倍率)を概念的に示している。なお、図2では、投写光学系3を模式的に示すため、投写光学系3を1つのレンズ素子として図示している。
本実施の形態の投写光学系3は、反射型光変調素子2の被照明面2aと透過型スクリーン5とが光学的に共役な関係になるよう構成されている。図2において、反射型光変調素子2の被照明面2aのサイズS1および発散角Ω1[deg]と、透過型スクリーン5のサイズS2および発散角Ω2[deg]とは幾何光学的に式(1)に示す関係にある。なお、発散角Ω1は反射型光変調素子2が放出する光の最大円錐角であり、飛散角Ω2は、透過型スクリーン5が受け入れる光の最大円錐角である。
S1×Ω1=S2×Ω2 ・・・(1)
反射型光変調素子2の発散角Ω1[deg]を用いると、投写光学系3のFナンバー(Fp)は、式(2)によって規定することができる。
Fp=1/(2×sin(Ω1/2)) ・・・(2)
さらに、投写光学系3の投影倍率Mは、反射型光変調素子2の被照明面2aのサイズS1から透過型スクリーン5のサイズS2への拡大倍率を示しているので、投影倍率Mは、式(3)を用いて算出することができる。
M=S2/S1 ・・・(3)
ここで、透過型スクリーン5上で観測されるスペックルノイズもしくはシンチレーションについて説明する。図3は、透過型スクリーン上で観測されるスペックルノイズもしくはシンチレーションを説明するための図である。図3では、透過型スクリーン5上におけるぎらつき現象(シンチレーション)の発生要因を概略的に示している。
光61と光62は、透過型スクリーン5内へ異なる入射角度で同じ位置から入射した場合であっても、透過型スクリーン5内の拡散層5a(拡散材54を含んで構成される層)によって、同じ向きに出射させられる。また、光によっては、透過型スクリーン5内へ同じ入射角度で異なる位置から入射した場合であっても、透過型スクリーン5内の拡散層5aによって、異なる向きに出射させられる光がある。このように、種々の位置、種々の入射角で透過型スクリーン5に入射した各光は、透過型スクリーン5内の拡散層5aによって種々の方向に拡散され、透過型スクリーン5から出射する際には、種々の位置、種々の出射角で出てくる。これにより、拡散層5aから出てくる光61と光62は、互いに強め合うかまたは打ち消し合うこととなり、出射位置で輝度差が発生する。そして、この輝度差が、スペックルノイズもしくはシンチレーションなどのぎらつき現象として観測されることとなる。
そこで、本実施の形態では、投写光学系のFナンバーと投影倍率Mから決定される透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2を規定する。図4は、透過型スクリーンへ入射する光の発散角の大きさと透過型スクリーンから出射する光の拡散性との関係を示す図である。図4では、投写光学系のFナンバーとシンチレーションの関係を概略的に示している。(a)には、透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2[deg]が大きい場合を示し、(b)には、透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2[deg]が小さい場合を示している。
(a)、(b)に示すように、透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2[deg]が大きいほど、透過型スクリーン5を出射する光も拡散されることとなる。このように、透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2[deg]が大きいほど、拡散性が高くなり、ぎらつき現象は緩和されることとなる。
透過型スクリーン5へ入射する光の発散角Ω2[deg]は、式(1)より、反射型光変調素子2の被照明面2aのサイズS1と発散角Ω1[deg]、および透過型スクリーン5のサイズS2を用いて算出できる。このことは、発散角Ω2[deg]が、投写光学系3のFナンバーFpと投写光学系3の投影倍率Mとによって規定されることと同義である。そこで、投写光学系3のFナンバーFpと投写光学系3の投影倍率Mを変化させた時の透過型スクリーン5上のぎらつき現象について実験した結果について説明する。
図5および図6は、投写光学系のFナンバーとぎらつき現象との関係を示す図である。図5は、反射型光変調素子2の被照明面2aのサイズS1が0.66インチであり、透過型スクリーン5のサイズS2が65インチである場合の実験結果を示している。この場合の投影倍率Mは、式(3)より98.5と算出される。図5では、投影倍率Mが98.5である場合に、投写光学系3のFナンバーFpを2.4〜6.5まで徐々に変化させた場合のスペックルノイズやシンチレーションのレベル(丸印で示す許容レベルまたはバツ印で示す非許容レベル)を示している。
投写光学系3のFナンバーFpを変化させた場合に、透過型スクリーン5上のスペックルノイズおよびシンチレーションがどのように変化するかを目視評価で確認した。その結果、投写光学系3のFナンバーFpが2.4〜4までである場合は、スペックルノイズおよびシンチレーションが許容レベルであることが分かった。
ところが、投写光学系3のFナンバーFpが4.5以上になると、スペックルノイズおよびシンチレーションが悪化してしまうことが確認された。これにより、スペックルノイズやシンチレーションが許容レベルであるのは、投写光学系3のFナンバーFpが2.4〜4の場合であり、この場合には投写光学系3のFナンバーFpと投影倍率Mの積が400以下であるという条件を満たしていることがわかる。
また、図6は、反射型光変調素子2の被照明面2aのサイズS1が0.7インチであり、透過型スクリーン5のサイズS2が50インチである場合の実験結果を示している。このように、図6では、図5の場合よりも投影倍率M(71.4)が小さくなるよう投写型表示装置101を構成した場合の実験結果を示している。
この投写型表示装置101に対しても、図5の場合と同様に、投写光学系3のFナンバーFpを変化させた場合に、透過型スクリーン5上のスペックルノイズおよびシンチレーションがどのように変化するかを目視評価で確認した。その結果、投写光学系3のFナンバーFpが2.4〜5.5までである場合は、スペックルノイズおよびシンチレーションが許容レベルであることが分かった。これにより、スペックルノイズやシンチレーションが許容レベルとなる場合には、図5の場合と同様に、投写光学系3のFナンバーFpと投影倍率Mとの積が400以下であるという条件を満たしていることがわかる。
したがって、本実施の形態では、Fp×M<400を満たすよう投写型表示装置101を構成し、これにより透過型スクリーン5へ入射する光の発散角が所定範囲内となるようにする。
なお、本実施の形態では、投写型表示装置101のライトバルブとして反射型光変調素子2を用いた場合を説明したが、投写型表示装置101には透過型あるいは反射型液晶表示素子などの他のライトバルブを用いてもよい。
また、本実施の形態では、光源にレーザ光源11を用いる場合について説明したが、光源はレーザ光源以外の超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の他の光源であってもよい。
このように、実施の形態1では、投写光学系3のFナンバーFpと投写光学系3の投影倍率Mとの積を400より小さくなるよう構成しているので、高輝度な光源を用いた場合であっても、透過型スクリーン5上のスペックルノイズおよびシンチレーションを低減することができる。
また、実施の形態1では、光源をレーザ光源11で構成したので、寿命が長く色再現性がよい明るい光学系を構成することができる。また、実施の形態1では、照明光学系4に拡散素子44を設けているので、効率良くスペックルノイズおよびシンチレーションを低減することができる。さらに、実施の形態1では、レーザ光源11から出射された光束を、光ファイバ13を用いて照明光学系4へ導く構成としたので、光学系の配置に柔軟性を持たせることができるとともに、光束の取り込み効率が高い光学系を構成できる。さらに、光ファイバ13内で光束が多重反射されるので、スペックルノイズおよびシンチレーションを低減させて均一性の高い画像を得ることができる。また、実施の形態1では、集光光学系1からの光束を、光強度均一化素子41を用いて均一化しているので、照度ムラのない良好な画像が得られるとともに、スペックルノイズおよびシンチレーションを低減することができる。
このように実施の形態1によれば、透過型スクリーン5へ入射する光の発散角が所定範囲内となるよう、投写光学系3のFナンバーFpと投影倍率M(Fp×Mの値)を所定範囲(400未満)に設定したので、高輝度な光が透過型スクリーン5に投影される場合であっても、スペックルノイズやシンチレーションを低減して良質な画像を表示することが可能となる。
実施の形態2.
つぎに、図7〜図11を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、透過型スクリーン5に少なくとも2層以上の拡散層を配置し、拡散層の拡散率(ヘイズ値)が所定範囲内となるよう規定しておく。
図7〜図9は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図である。投写型表示装置101の光学系である透過型スクリーン5は、入射光を略平行な光に変換して出射するフレネルレンズ(フレネルレンズシート)51と、フレネルレンズ51の出射光を所定の拡散光として出射するレンチキュラーレンズ(レンチキュラーレンズシート)52とを含んで構成されている。また、透過型スクリーン5には、フレネルレンズ51、レンチキュラーレンズ52とともに拡散層51a,52aが設けられている。
拡散層(第1の光拡散層)51aは、フレネルレンズ51内の何れの位置に配置してもよいし、何れの層厚であってもよい。また、拡散層(第2の光拡散層)52aは、レンチキュラーレンズ52内の何れの位置に配置してもよいし、何れの層厚であってもよい。
ここでは、拡散層51a,52aの一例として、図7〜図9に示す透過型スクリーン5について説明する。図7に示す透過型スクリーン5は、フレネルレンズ51とレンチキュラーレンズ52の基材全体に拡散層51a,52aを有している。また、図8に示す透過型スクリーン5は、フレネルレンズ51とレンチキュラーレンズ52のそれぞれの入射側に拡散層51a,52aを配置している。さらに、図9に示す透過型スクリーン5は、フレネルレンズ51とレンチキュラーレンズ52のそれぞれの出射側に拡散層51a,52aを配置している。
なお、フレネルレンズ51とレンチキュラーレンズ52の組み合わせは、図7〜図9に示した種類に限定されるものではなく、これら以外の他の組み合わせを用いてもよい。また、拡散層の数を3層以上にした透過型スクリーン5を用いてもよい。
拡散層51a,52aは拡散材を含有しており、その拡散材の含有量はヘイズ値あるいは曇価(単位は%)で表現できる。ここでは、拡散層51aのヘイズ値がヘイズ値H1であり、拡散層52aのヘイズ値がヘイズ値H2である場合について説明する。
拡散層51aのヘイズ値H1または拡散層52aのヘイズ値H2を高くすると、透過型スクリーン5上で観測されるスペックルノイズやシンチレーションは減少する。しかしながら、拡散層51aのヘイズ値H1を高くすると、正面輝度が低下するとともに解像感が劣化するという問題がある。一方、拡散層52aのヘイズ値H2を高くすると、正面輝度が低下するとともに、ある所定のヘイズ値以上になるとスペックルノイズやシンチレーションを低減させる効果が小さくなってしまう。
ここで、拡散層51aのヘイズ値H1と拡散層52aのヘイズ値H2を種々変化させた場合の、透過型スクリーン5の明るさを示すピークゲイン(PG)と、ぎらつき現象(スペックルノイズおよびシンチレーション)の低減効果について説明する。図10は、ヘイズ値を変化させた場合のPGと、ぎらつき現象の低減効果を検証した結果を示す図である。図10では、拡散層51aのヘイズ値H1と、このヘイズ値H1でのPGおよびぎらつき現象(スペックルノイズおよびシンチレーション)の低減効果との関係を示している。なお、検証に用いた拡散層51aの具体的なヘイズ値H1の値は、ヘイズ値H1が小さい場合が40%であり、ヘイズ値H1が大きい場合が72%であった。また、このときフレネルレンズ51に組み合わせた5種類のレンチキュラーレンズ52の拡散層52aのヘイズ値H2の値は、80%〜95%の間であった。
フレネルレンズ51の拡散層51aのヘイズ値H1が大きい場合と小さい場合の2種類と、拡散層52aのヘイズ値H2の値が異なる5種類のレンチキュラーレンズ52と、を種々組み合わせた場合の、PGとスペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果について確認した。
その結果、拡散層51aのヘイズ値H1が小さい場合には、レンチキュラーレンズ52の種類によってはPGが低下するものがあった。しかしながら、拡散層51aのヘイズ値H1が小さい場合、フレネルレンズ51を何れのレンチキュラーレンズ52と組み合わせた場合であっても、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果が許容レベル(スペックルノイズおよびシンチレーションの許容限界L1)に達するものはなかった。
一方、拡散層51aのヘイズ値H1が大きい場合には、拡散層52aのヘイズ値H2が所定値よりも大きくなれば(PGが小さくなれば)、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果が格段に高くなり、許容限界L1に達するものが多かった。すなわち、拡散層51aのヘイズ値H1の値を大きくすると、スペックルノイズおよびシンチレーションを低減する効果が高まることがわかった。
つぎに、拡散層52aのヘイズ値H2が80%であるレンチキュラーレンズ52と、5種類のフレネルレンズ51とを種々組み合わせた場合の、PG、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果、解像感について検証した。図11は、ヘイズ値を変化させた場合のPG、ぎらつき現象の低減効果、解像感を検証した結果を示す図である。図11では、拡散層51aのヘイズ値H1と、このヘイズ値H1でのPG、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果、解像感の程度との関係を示している。
5種類のフレネルレンズ51の拡散層51aのヘイズ値H1の値は、それぞれ40%〜82%であり、ヘイズ値H1が82%のもの(拡散層51aのヘイズ値H1である80%より高いもの)については、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果は高かったが、解像感の劣化が大きくなってしまった。このように、拡散層51aのヘイズ値H1を高くするとスペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果は高くなるが、ヘイズ値H1を拡散層52aのヘイズ値H2よりも大きくすると解像感が劣化してしまうことがわかった。したがって、拡散層51aのヘイズ値H1を拡散層52aのヘイズ値H2よりも小さく構成することによって、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果を高めつつ、解像感を良好にすることが可能となる。したがって、本実施の形態では、ヘイズ値H1を高くするとともにヘイズ値H1をヘイズ値H2よりも小さくする。
このように実施の形態2によれば、ヘイズ値H1の大きな拡散層51aであって、かつ拡散層52aのヘイズ値H2よりも小さなヘイズ値H1の拡散層51aを用いて透過型スクリーン5を構成しているので、スペックルノイズやシンチレーションを低減して良質な画像を表示することが可能となる。
実施の形態3.
つぎに、図12および図13を用いてこの発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aが少なくとも2種類の拡散材(拡散要素)を含有するよう、拡散層52aを構成する。
図12および図13は、本発明の実施の形態3に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図である。図12、図13では、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aの構造を概念的に示している。投写型表示装置101の光学系である透過型スクリーン5は、レンチキュラーレンズ52を含んで構成されており、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aが少なくとも2種類の拡散材を含有している。拡散層52aは、拡散材の材料(屈折率)、拡散材の大きさ、拡散材の形状などが異なる拡散材を組み合わせて構成されている。
図12は、拡散材の大きさが異なる場合の拡散層の一例を示しており、図13は、拡散材の大きさおよび形状が異なる場合の拡散層の一例を示している。図12に示すように、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aは、大きさの異なる少なくとも2種類の拡散材55A,55Bを含有している。また、図13に示すように、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aは、大きさおよび形状の異なる少なくとも2種類の拡散材56A,56Bを含有している。これにより、レンチキュラーレンズ52に入射した光61および光62は、1種類の拡散材で拡散層52aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
このように実施の形態3によれば、投写型表示装置101は、レンチキュラーレンズ52の拡散層52aが少なくとも2種類の拡散材を含有するよう構成されているので、レンチキュラーレンズ52に入射した光61および光62が不規則な拡散光となって観測者側に出射される。このため、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果が高まり、良好な画像を提供することが可能となる。
実施の形態4.
つぎに、図14および図15を用いてこの発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4では、フレネルレンズ51の拡散層51aが少なくとも2種類の拡散材(拡散要素)を含有するよう、拡散層51aを構成する。
図14および図15は、本発明の実施の形態4に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図である。図14、図15では、フレネルレンズ51の拡散層51aの構造を概念的に示している。投写型表示装置101の光学系である透過型スクリーン5は、フレネルレンズ51を含んで構成されており、フレネルレンズ51の拡散層51aが少なくとも2種類の拡散材を含有している。拡散層51aは、拡散材の材料(屈折率)、拡散材の大きさ、拡散材の形状などが異なる拡散材を組み合わせて構成されている。
図14は、拡散材の大きさが異なる場合の拡散層の一例を示しており、図15は、拡散材の大きさおよび形状が異なる場合の拡散層の一例を示している。図14に示すように、フレネルレンズ51の拡散層51aは、大きさの異なる少なくとも2種類の拡散材57A,57Bを含有している。また、図15に示すように、フレネルレンズ51の拡散層51aは、大きさおよび形状の異なる少なくとも2種類の拡散材58A,58Bを含有している。これにより、フレネルレンズ51に入射した光61および光62は、1種類の拡散材で拡散層51aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
このように実施の形態4によれば、投写型表示装置101は、フレネルレンズ51の拡散層51aが少なくとも2種類の拡散材を含有するよう構成されているので、フレネルレンズ51に入射した光61および光62が不規則な拡散光となって観測者側に出射される。このため、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果が高まり、良好な画像を提供することが可能となる。
実施の形態5.
つぎに、図16から図19を用いてこの発明の実施の形態5について説明する。これまでの実施の形態においては、フレネルレンズ51の拡散層51аやレンチキュラーレンズ52の拡散層52аに含まれる拡散材の材料や形状、大きさが異なる例を説明したが、本実施の形態5においては、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の出射面に拡散要素を追加した例を説明する。
図16および図17は、本発明の実施の形態5に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図である。図16,17では、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の拡散層51aあるいは拡散層52aの構造を概念的に示している。投写型表示装置101の光学系である透過型スクリーン5は、フレネルレンズ51を含んで構成されており、フレネルレンズ51の拡散層51aが少なくとも2種類の拡散材を含有している(図16および図17においては3種類)。拡散層51aは、拡散材の材料(屈折率)、拡散材の大きさ、拡散材の形状などが異なる拡散材と、さらにレンズ作用を持つ拡散層を組み合わせて構成されている。
図16に示すように、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の拡散層51aあるいは拡散層52aは、大きさの異なる2種類の拡散材155A,155Bと、レンズ構造を持つ拡散要素155Cを含有している。これにより、フレネルレンズ51やレンチキュラーレンズ52に入射した光61や光62は、1種類の拡散要素で拡散層51aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
同様に、図17に示すように、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の拡散層51aあるいは拡散層52aは、大きさおよび形状の異なる2種類の拡散材156A,156Bと、レンズ構造を持つ拡散要素156Cを含有している。これにより、フレネルレンズ51やレンチキュラーレンズ52に入射した光61や光62は、1種類の拡散要素で拡散層51aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
さらに、図18に示すように、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の拡散層51aあるいは拡散層52aは、大きさの異なる2種類の拡散材157A,157Bと、プリズムレンズ構造を持つ拡散要素157Cを含有している。これにより、フレネルレンズ51やレンチキュラーレンズ52に入射した光61や光62は、1種類の拡散要素で拡散層51aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
さらに同様に、図19に示すように、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズ52の拡散層51aあるいは拡散層52aは、大きさおよび形状の異なる2種類の拡散材158A,158Bと、プリズムレンズ構造を持つ拡散要素158Cを含有している。これにより、フレネルレンズ51やレンチキュラーレンズ52に入射した光61や光62は、1種類の拡散要素で拡散層51aを構成した場合よりも不規則な拡散光となって観測者側に出射される。
なお、図16から図19においては、いずれも拡散層51aや拡散層52aを3種類の異なる拡散要素で構成した場合を示したが、拡散要素は3種類に限定されるものではない。例えば、拡散層51aや拡散層52aを2種類または4種類以上の拡散要素で構成してもよい。また、図16から図19においては、いずれもフレネルレンズ51やレンチキュラーレンズ52の出射側に拡散要素を配置しているが、拡散要素の配置位置は出射側に限定されものではない。例えば、拡散要素をフレネルレンズ51やレンチキュラーレンズ52の入射側に配置してもよい。さらに、図16、図17における拡散要素155Cと156Cをレンズ構造で構成し、図18、図19における拡散要素157Cと158Cをプリズム構造で構成した場合について説明したが、これらの構造はレンズ構造やプリズム構造に限定されるものではない。
このように実施の形態5によれば、投写型表示装置101は、フレネルレンズ51あるいはレンチキュラーレンズの拡散層51aあるいは拡散層52аが少なくとも2種類の拡散要素を含有するよう構成されているので、フレネルレンズ51やレンチキュラーレンズ52に入射した光61や光62が不規則な拡散光となって観測者側に出射される。このため、スペックルノイズおよびシンチレーションの低減効果が高まり、良好な画像を提供することが可能となる。
以上のように、本発明に係る投写型表示装置は、透過型スクリーン上への画像表示に適している。
本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の構成を示す図である。 投写光学系の光伝播の概念を説明するための図である。 透過型スクリーン上で観測されるぎらつき現象を説明するための図である。 透過型スクリーンへ入射する光の発散角の大きさと透過型スクリーンから出射する光の拡散性との関係を示す図である。 投写光学系のFナンバーとぎらつき現象との関係を示す図(1)である。 投写光学系のFナンバーとぎらつき現象との関係を示す図(2)である。 実施の形態2に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(1)である。 実施の形態2に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(2)である。 実施の形態2に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(3)である。 ヘイズ値を変化させた場合のPGと、ぎらつき現象の低減効果を検証した結果を示す図である。 ヘイズ値を変化させた場合のPG、ぎらつき現象の低減効果、解像感を検証した結果を示す図である。 実施の形態3に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(1)である。 実施の形態3に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(2)である。 実施の形態4に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(1)である。 実施の形態4に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(2)である。 実施の形態5に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(1)である。 実施の形態5に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(2)である。 実施の形態5に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(3)である。 実施の形態5に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図(4)である。
符号の説明
1 集光光学系
2 反射型光変調素子
2a 被照明面
3 投写光学系
4 照明光学系
5 透過型スクリーン
11 レーザ光源
12 集光レンズ
13 光ファイバ
41 光強度均一化素子
42 リレーレンズ群
43 ミラー群
43a 第1ミラー
43b 第2ミラー
44 拡散素子
51 フレネルレンズ
51a,52a 拡散層
52 レンチキュラーレンズ
54,55A〜58A,55B〜58B,155A〜158A,155B〜158B,155C〜158C 拡散材
101 投写型表示装置

Claims (8)

  1. 背面側から透過型スクリーン上に画像を投写して画像表示を行なう投写型表示装置において、
    光を出射する光源と、
    前記光源から出射された光束を所定の光路内へ伝播させて前記透過型スクリーン側へ導く照明光学系と、
    前記照明光学系が導いてくる光束によって照明される被照明領域に、前記透過型スクリーンへ表示させる画像を形成する映像表示素子と、
    前記映像表示素子の被照明領域に形成された画像を前記透過型スクリーン上に拡大投写する投写光学系と、
    を備え、
    前記投写光学系は、前記投写光学系のFナンバーと前記投写光学系の投影倍率との積が400未満となるよう形成されていることを特徴とする投写型表示装置。
  2. 前記透過型スクリーンは、
    入射光を略平行な光に変換して出射するフレネルレンズと、
    前記フレネルレンズからの出射光を所定の拡散光として出射するレンチキュラーレンズとを備え、
    前記フレネルレンズは、入射光を拡散して第1の拡散光として出射する第1の光拡散層を有し、
    前記レンチキュラーレンズは、前記第1の拡散光をさらに拡散して第2の拡散光として出射する第2光拡散層を有し、
    前記第1の光拡散層の拡散率は、前記第2の光拡散層の拡散率よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の投写型表示装置。
  3. 前記第2の光拡散層は、少なくとも2種類の拡散要素を含有していることを特徴とする請求項2に記載の投写型表示装置。
  4. 前記第1の光拡散層は、少なくとも2種類の拡散要素を含有していることを特徴とする請求項2又は3に記載の投写型表示装置。
  5. 前記光源は、レーザ光源であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の投写型表示装置。
  6. 前記照明光学系は、伝播してくる光を拡散させて送出する拡散部を有することを特徴とする請求項5に記載の投写型表示装置。
  7. 前記光源と前記照明光学系との間に配置されるとともに、前記光源から出射された光の光束を前記照明光学系まで導く光ファイバをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の投写型表示装置。
  8. 前記照明光学系は、前記光源から出射された光の光束の光強度を均一化する光強度均一化素子を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の投写型表示装置。
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