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JP2010052923A - 用紙搬送装置、用紙穿孔装置、用紙処理装置、画像形成装置、光量調整方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

用紙搬送装置、用紙穿孔装置、用紙処理装置、画像形成装置、光量調整方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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JP2010052923A JP2008221634A JP2008221634A JP2010052923A JP 2010052923 A JP2010052923 A JP 2010052923A JP 2008221634 A JP2008221634 A JP 2008221634A JP 2008221634 A JP2008221634 A JP 2008221634A JP 2010052923 A JP2010052923 A JP 2010052923A
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伸宜 鈴木
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晶 國枝
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Abstract

【課題】トナーあるいは紙粉によって光量調整を行うための基準となる基準白板を汚さず、また、用紙を実通紙することなく、光学的計測手段の光源の光量調整を可能とする。
【解決手段】搬送経路に沿って用紙を搬送するための搬送ローラと、搬送ローラによって搬送された用紙の側端部の位置を光学的に計測するCIS201及びCPUと、を有する用紙搬送装置において、CIS201が前記位置を計測するための計測領域と、この計測領域に端部が突出して読み取り対象を遮蔽する基準白板202と、基準白板202の計測結果に基づいてCIS201の光源であるLEDの光量調整を行うCPU及びLEDドライバと、を備え、CIS201を用紙搬送経路203よりも上方に位置し、基準白板202はCIS201と用紙搬送経路203の間に位置させ、基準白板202へのトナーや紙粉の付着を防止した上で、基準白板202を読み取ることができるようにした。
【選択図】図17

Description

本発明は、記録シート(シート状記録媒体−本明細書では、単に「用紙」と称する。)を搬送する用紙搬送装置、この用紙搬送装置によって搬送される記録用紙に対して所定の処理を行う用紙処理装置、この用紙処理装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、デジタル複合機などの画像形成装置、これらの装置で実行される光量調整方法、及びこの光量調整方法をコンピュータによって実行するためのコンピュータプログラムに関する。
用紙後処理装置の穿孔装置部では、穿孔穴位置精度向上のために用紙の側端部の位置を計測し、この側端部の位置を基準に穿孔位置を設定することが行われている。このような技術として例えば特許文献1及び2に記載された発明が公知である。
このうち、特許文献1には、 シートの搬送方向と交わる方向にシートを穿孔する穿孔部を備えシートの搬送方向と交わる方向に移動可能な穿孔手段と、前記穿孔手段に搬送されてくるシートの搬送方向と平行な一側端部を検知するための検知手段と、前記検知手段により検知されたシート側端部位置情報に基づいてシートの搬送方向と交わる方向に前記穿孔手段の穿孔位置を移動させる移動手段と、を有し、前記検知手段を、搬送されるシートサイズ情報に基づいて予めシート側端部近傍に移動させることを特徴とするシート穿孔装置が記載されている。
しかしながら、用紙搬送速度及び印刷速度の向上により、用紙側端部の検知手段の移動可能な時間が短くなってきており、側端部の検知手段を移動させることでは高速化に対して技術的に対応できない。そこで、画像形成装置においては、用紙側端部の計測にCISを用いることが多くなっている。例えば特許文献2記載の発明では、用紙搬送方向に対し、読取画素が垂直方向に並ぶように、用紙の通過領域にCIS(コンタクトイメージセンサ)を配置しておき、全読取画素の1/7に相当する一部の読取画素を短周期TSで繰り返し読み出し、搬送される用紙の先端位置を検知するようになっている。そして、この用紙の先端位置が検知されたタイミングに基づいて、所定時間待機してから感光ドラムに照射されるレーザの副走査方向の書き出しを開始する。また全読取画素の6/7に相当する読取画素を長周期で読み出し、搬送される用紙の横端位置を検知する。この検知された用紙の横端位置を基に、そのズレ量を計算して用紙の主走査方向の書き出し位置を補正する。
このように、用紙側端部を検出することにCISを用いることで高速化に対応することができる。
一方、CISは特許文献4に記載されているように、CIS出力レベルがある一定のレベルになるようにLED光量調整を行う必要がある。特許文献4に記載された画像形成装置は、記録媒体搬送経路の記録媒体搬送方向に対して直交する方向に光電変換素子をライン状に並べてなる光電変換手段と、光電変換手段の近傍で記録媒体を照明する照明手段と、照明手段の光量を調整する光量調整手段と、光電変換手段の電荷蓄積時間を制御する電荷蓄積時間制御手段と、を備え、光電変換手段の出力レベルを光量調整手段及び/又は電荷蓄積時間制御手段によって調整するようにしているが、光量調整モードが設定されると転写紙がCISまで搬送され停止し、この状態でCISのLEDを点灯させて光量調整を行っている。
また、CCDにおいては、特許文献5には、読み取り対象を照射する光源と、該光源の光量を調整する光量調整手段と、読み取り対象物からの反射光を光電変換する光電変換素子と、光電変換素子によって検出されたアナログ画像信号を増幅する増幅手段と、基準白板読み取りレベル調整用の基準白板を有し、基準白板を読み取って得られた基準白板レベルに応じて、光量調整手段の光量調整を行う制御手段を備えた画像形成装置が記載されているが、この画像形成装置では、基準白板の読み取りレベルが所定のレベルとなるような調整が予め行われる。いずれにしても読み取りに際して光源側の光量調整が必要である。
特許第3363725号公報 特開平10−194557号公報 特開2003−248410号公報 特開2006−221080号公報 特開2007−81696号公報
このように用紙側端部を測定する手段としてCISを備えた用紙後処理装置においても同様の調整方法を行う必要があるが、後処理装置ならではの問題が存在する。それは用紙あるいは基準白板を使用してCISの光量調整を行った場合、それらがトナーあるいは紙粉によって汚れてしまうことである。
例えば前記特許文献4に記載されているようなCISの調整方法を行うために用紙を画像形成装置から搬送すると、本体内部のトナーや紙粉が付着した用紙が搬送され、基準となる用紙が汚れるため正常な光量調整を行うことができない。また、フリーランモードあるいは調整モードなどで、後処理装置単体で基準となる用紙を搬送して調整するは可能であるが、出荷確認の工場でのみの調整となり、時間経過に伴うCISの劣化を調整するにあたり、市場での調整が不可能となる。
また、白レベル調整によってCISの光量調整を行う場合も同様で、基準白板が搬送経路にあるため、時間経過に伴い、トナーあるいは紙粉などで基準白板が汚れてしまうため正常な光量調整ができない、などの問題が発生する。
そこで本発明が解決しようとする課題は、トナーあるいは紙粉によって光量調整を行うための基準となる基準白板を汚すことなく、また、用紙を実通紙することなく、光学的計測手段の光源の光量調整を可能とすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、搬送経路に沿って用紙を搬送するための搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された用紙の側端部の位置を計測する計測手段と、を有する用紙搬送装置において、前記計測手段が前記位置を計測するための計測領域と、前記計測領域に端部が突出して読み取り対象を遮蔽する遮蔽手段と、前記遮蔽手段の計測結果に基づいて前記計測手段の光源の光量調整を行う光量調整手段と、を備え、前記計測手段は前記用紙の搬送経路よりも上方に位置し、前記遮蔽手段は前記計測手段と前記搬送経路の間に位置していることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記遮蔽手段が基準となる白色で塗装された遮蔽部を備えた遮蔽部材からなることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記基準となる白色で塗装された遮蔽部が前記計測手段の計測範囲内に位置していることを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記遮蔽手段が前記搬送経路の用紙ガイドの一部であることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記遮蔽手段が前記計測手段によって計測する最小用紙サイズの側端部よりも用紙中央側に寄った位置に配置されることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記計測手段が、コンタクトイメージセンサ、ラインセンサ、及びCCDセンサのうちの1つからなることを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、前記計測手段によって計測された光量がある規定された光量以上の場合に、前記光量調整手段による光量調整が行われることを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段に係る用紙搬送装置を用紙穿孔装置が備えていることを特徴とする。
第9の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段に係る用紙搬送装置を用紙処理装置が備えていることを特徴とする。
第10の手段は、第8の手段に係る用紙穿孔装置を用紙処理装置が備えていることを特徴とする。
第11の手段は、第9又は第10の手段において、前記計測手段によって計測された光量がある規定された光量未満の場合に、用紙を供給する装置側にエラー通知を行うことを特徴とする。
第12の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段に係る用紙搬送装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第13の手段は、第8の手段に係る用紙穿孔装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第14の手段は、第9ないし第11のいずれかの手段に係る用紙処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第15の手段は、搬送経路に沿って用紙を搬送するための搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された用紙の側端部の位置を計測する計測手段と、前記計測手段が前記位置を計測するための計測領域と、前記計測領域に端部が突出して読み取り対象を遮蔽する遮蔽手段と、を備え、前記計測手段は前記用紙の搬送経路よりも上方に位置するとともに、前記遮蔽手段は前記計測手段と前記搬送経路の間に位置し、前記計測手段は前記計測領域に突出した遮蔽手段の計測結果に基づいて光源の光量調整を行うことを特徴とする。
第16の手段は、搬送経路に沿って用紙を搬送するための搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された用紙の側端部の位置を計測する計測手段と、前記計測手段が前記位置を計測するための計測領域と、前記計測領域に端部が突出して読み取り対象を遮蔽する遮蔽手段と、を備え、前記計測手段は前記用紙の搬送経路よりも上方に位置するとともに、前記遮蔽手段は前記計測手段と前記搬送経路の間に位置した用紙搬送装置の前記計測手段の光量調整をコンピュータによって実行するためのコンピュータプログラムにおいて、前記計測領域に突出した遮蔽手段の計測結果に基づいて前記計測手段の光量調整を行う手順を備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、搬送手段は入口(搬送)ローラ1、搬送ローラ2,3に、計測手段はCIS201に、計測領域は読み取り検知範囲(計測領域)Rに、遮蔽手段は遮蔽板202に、光量調整手段はCPU111及びLEDドライバ121に、光源はCIS201に備えられたLEDに、用紙穿孔装置は穿孔装置(パンチ装置)100に、用紙処理装置は用紙後処理装置PDに、画像形成装置は符号PRに、それぞれ対応する。
本発明によれば、遮蔽手段をトナーあるいは紙粉によって汚されない位置に配置したので、トナーあるいは紙粉によって光量調整を行う遮蔽手段を汚すことなく、また、用紙の実通紙することなく、光学的計測手段の光源の光量調整を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
〈全体構成〉
図1は本発明の実施形態に係る用紙処理装置としての用紙後処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムのシステム構成を示す図であり、図では、用紙後処理装置の全体と画像形成装置の一部を示している。
図1において、用紙後処理装置PDは、画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出された記録媒体、ここでは用紙は用紙後処理装置PDに導かれる。前記用紙は、1枚の用紙に後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段としての穿孔装置(パンチ装置)100)を有する搬送路を通り、上トレイ141へ導く搬送路、シフトトレイ142へ導く搬送路、整合及びスティプル綴じ等を行う処理トレイ(以下、スティプル処理トレイとも称する)Fへ導く搬送路へ、それぞれ分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられるように構成されている。
分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられスティプル処理トレイFへ導かれ、スティプル処理トレイで整合及びスティプル等を施された用紙は、偏向手段である分岐ガイド板54と可動ガイド55により、シフトトレイ142へ導く搬送路、折り等を施す処理トレイ(以下、中折り処理トレイとも称する)Gへ振り分けられるように構成され、中折り処理トレイGで折り等を施された用紙は排紙搬送路を通り下トレイ143へ導かれる。また、分岐爪16からスティプル処理トレイFへ用紙を搬送する搬送路内には分岐爪17が配置されている。分岐爪17は、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、搬送ローラ7によって搬送される用紙の後端がこれを通過した後、搬送ローラ9,10、スティプル排紙ローラ11のうち少なくとも搬送ローラ9を逆転させ、プレスタックローラ8によって用紙後端を用紙収容部Eへ導き、滞留させた後、次用紙と重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合せて搬送することも可能である。なお、用紙の位置検出のために搬送ローラ9の用紙搬送方向上流側と搬送ローラ10の用紙搬送方向下流側の近接した位置には、それぞれ用紙検知センサ304及び305が設けられている。
画像形成装置PR側から用紙を受け入れる用紙後処理装置PDの最上流側に位置する搬送路には、画像形成装置から受け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に入口(搬送)ローラ1、穿孔装置100、搬送ローラ2、分岐爪15及び分岐爪16が順次配置されている。分岐爪15、分岐爪16は図示しないバネにより図1の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方に、各々回動することによって、前述の各搬送路へ用紙を振り分ける。また、穿孔装置100の下側には穿孔装置100によって穿孔された後の穿孔屑を収容するホッパ101が設けられている。このホッパ101は用紙後処理装置PDの前面のドアーを開放し、適宜取り出して穿孔屑を捨てることができるようになっている。このため、穿孔屑の収容状態を検知する図示しない満杯センサが設置されている。
上トレイ141へ用紙を導く場合は、分岐爪15は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、搬送路Cへ用紙を導く場合は、図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方にそれぞれ回動した状態となり、搬送ローラ3、4及び上排紙ローラ5を経て上トレイ141に用紙は排紙される。排紙の状態は上排紙センサ302の検知出力基づいて検知される。スティプル処理トレイFへ用紙を導く場合は、分岐爪16は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、分岐爪15は図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、上方に回動した状態となる。
この用紙後処理装置では、用紙に対して、穴明け(穿孔装置100)、用紙揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じスティプラS1)、用紙揃え+中綴じ(ジョガーフェンス53、中綴じスティプラS2)、用紙の仕分け(シフトトレイ142)、中折り(折りプレート74、折りローラ81)などの各処理を行うことができる。
このシフトトレイ142へ用紙を排紙するシフトトレイ排紙部は、シフト排紙ローラ6と、戻しコロ13と、紙面検知センサ330と、シフトトレイ142と、図示しないシフト機構及びシフトトレイ昇降機構とにより構成される。シフト排紙ローラ6は、駆動ローラ6aと従動ローラ6bを有し、従動ローラ6bは用紙排出方向上流側が支持され、上下方向に揺動自在設けられた開閉ガイド板の自由端部に回転自在に支持されている。従動ローラ6bは自重又は付勢力により駆動ローラ6aに当接し、用紙は両ローラ6a、6b間に挟持されて排出される。綴じ処理された用紙束が排出されるときは、開閉ガイド板が上方に引き上げられ、所定のタイミングで戻されるようになっており、このタイミングはシフト排紙センサ303の検知信号に基づいて決定される。その停止位置は排紙ガイド板開閉センサの検知信号に基づいて決定され、排紙ガイド板開閉モータにより駆動される。
スティプル処理を施すスティプル処理トレイFは、以下のように構成され、動作する。
スティプル排紙ローラ11によってスティプル処理トレイFへ導かれた用紙は、スティプル処理トレイF上に順次積載される。この場合、用紙ごとに叩きコロ12で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53によって横方向(用紙搬送方向と直交する方向−用紙幅方向とも称す)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、用紙束の最終紙から次の用紙束先頭紙までの間で、制御装置からのスティプル信号により端面綴じスティプラS1が駆動され、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われた用紙束は、ただちに放出爪52aが突設された放出ベルト52によりシフト排紙ローラ6へ送られ、受取り位置にセットされているシフトトレイ142に排出される。
放出爪52aは、放出ベルトHPセンサ311によりそのホームポジションが検知されるようになっており、この放出ベルトHPセンサ311は放出ベルト52に設けられた放出爪52aによりオン・オフする。この放出ベルト52の外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置され、スティプル処理トレイFに収容された用紙束を交互に移動搬送する。また必要に応じて放出ベルト52を逆回転し、これから用紙束を移動するように待機している放出爪52aと対向側の放出爪52aの背面でスティプル処理トレイFに収容された用紙束の搬送方向先端を揃えるようにすることもできる。したがって、この放出爪52aは用紙束の用紙搬送方向の揃え手段としても機能する。
また、放出モータにより駆動される放出ベルト52の駆動軸には、用紙幅方向の整合中心に放出ベルト52とその駆動プーリとが配置され、駆動プーリに対して対称に放出ローラ56が配置、固定されている。さらに、これらの放出ローラ56の周速は放出ベルト52の周速より速くなるように設定されている。叩きコロ12は支点を中心に叩きSOL(ソレノイド)によって振り子運動を与えられ、スティプル処理トレイFへ送り込まれた用紙に間欠的に作用して用紙を後端フェンス51に突き当てる。なお、叩きコロ12は反時計回りに回転する。ジョガーフェンス53は、正逆転可能なジョガーモータによりタイミングベルトを介して駆動され、用紙幅方向に往復移動する。
端面綴じスティプラS1は、正逆転可能なスティプラ移動モータによりタイミングベルトを介して駆動され、用紙端部の所定位置を綴じるために用紙幅方向に移動する。その移動範囲の一側端には、端面綴じスティプラS1のホームポジションを検出するスティプラ移動HPセンサが設けられており、用紙幅方向の綴じ位置は、前記ホームポジションからの端面綴じスティプラS1移動量により制御される。中綴じスティプラS2は後端フェンス51から中綴じスティプラS2の針打ち位置までの距離が、中綴じ可能な最大用紙サイズの搬送方向長の半分に相当する距離以上となるように配置され、かつ、用紙幅方向の整合中心に対して対称に2つ配置され、ステーに固定されている。中綴じスティプラS2自体は公知の構成なので、ここでは詳細についての説明は省略するが、中綴じを行う場合、ジョガーフェンス53で用紙の搬送方向に直交する方向が整合され、後端フェンス51と叩きコロ5で用紙の搬送方向が整合された後、放出ベルト52を駆動して放出爪52aで用紙束の後端部を持ち上げ、中綴じスティプラS2の綴じ位置に用紙束の搬送方向の中央部が位置するようにし、この位置で停止して、綴じ動作を実行させる。そして、綴じられた用紙束は、中折り処理トレイG側に搬送され、中折りされる。なお、図中、符号310はスティプル処理トレイF上の用紙の有無を検出する紙有無センサである。
前記スティプル処理トレイFで中綴じが行われた用紙束は用紙の中央部で中折りされる。この中折りは中折り処理トレイGで行われる。そのためには、綴じた紙束を中折り処理トレイGに搬送する必要がある。この実施形態では、スティプル処理トレイFの搬送方向最下流側に、用紙束偏向手段が設けられ、中折り処理トレイG側に用紙束を搬送する。用紙束偏向機構は、分岐ガイド板54と可動ガイド55とからなる。分岐ガイド板54は支点を中心に上下方向に揺動自在に設けられ、その下流側に回転自在な加圧コロ57が設けられ、スプリングにより放出ローラ56側に加圧される。また、分岐ガイド板54の位置は、束分岐駆動モータから駆動力を得て回転するカムのカム面との当接位置によって規定される。可動ガイド55は放出ローラ56の回転軸に揺動自在に支持され、可動ガイド55の一端(分岐ガイド板54とは反対側の端部)には連結部で回動自在連結された図示しないリンクアームによって駆動され、また、停止位置が設定される。
中折り処理トレイGは、放出ローラ56の前記可動ガイド55側の外周からほぼ垂直方向に設置された束搬送ガイド板上、下92,91、束搬送ガイド板上92に沿って設置された束搬送ローラ(対)上、下71,72、束搬送ガイド板上、下92,91の隣接部に設けられた折りローラ(対)81、この折りローラ81にニップから水平に延びる排紙搬送路、この排紙搬送路の最下流側に設けられた下排紙ローラ83、前記折りローラ81のニップに対して水平な方向から往復動可能に設けられた折りプレート74、束搬送ガイド板下91の搬送路中に突出した可動後端フェンス73、この可動後端フェンス73を昇降移動させる移動機構、束搬送ローラ下72の用紙束搬送方向下流側であって折り位置よりも上流側に設けられた束到達センサ321、可動後端フェンス73のホームポジションを検出するための可動後端フェンスHPセンサ322、及び排紙搬送路を通過する用紙束を検出するための折り部通過センサ323から基本的に構成されている。折りプレート74は、前述のように折りローラ81のニップに対して水平な方向に往復動し、用紙束を折り込んで折りローラ81のニップに押し込む機能を備えている。
なお、この実施形態では、中折りについては用紙束を折ることを前提にしているが、1枚の用紙を折る場合でも適用できる。この場合は、1枚だけで中綴じが不要なので、1枚排紙された時点で中折り処理トレイG側に送り込み、折りプレート74と折りローラとによって折り処理を実行して下トレイ143に排紙するようにする。
〈穿孔装置〉
図2は穿孔装置100の横レジスト検知ユニットA及び穿孔ユニットBの配置と概略構成を示す図、図3は遮蔽板(基準白板)とCISとの関係を示す図、図4は横レジスト検知ユニットAの側面図である。
図2において、穿孔装置100は横レジスト検知ユニットA及び穿孔ユニットBとからなり、穿孔ユニットBは、パンチ刃415、パンチ刃415の上端部に一体に設けられたホルダ437、ホルダ437内に挿入され、軸416に偏心して係合しているカム438、クラッチ417を介して前記パンチ刃415を駆動するモータ418、前記パンチ刃415を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる第2のステッピングモータ423、タイミングベルト424、ギヤ/プーリ436、ラック419、及び上下のガイド板433,435からなる。また、前記パンチ刃415の下方には穿孔屑を回収するホッパ101へ穿孔屑を案内する穿孔屑ガイド405が設けられている。符号420はパンチガイド上、符号421はパンチガイド下である。
大略前述のように構成された用紙後処理装置FRでは、まず、画像形成装置PRから搬送されてきた用紙の先端は停止しているスキュー補正ローラ対(入口ローラ対)1のニップに突き当てられる。一定時間突き当てられ、用紙が適正量撓んだ後に、スキュー補正ローラ対1を回転させ用紙の搬送を再開させる。スキュー補正ローラ対1の停止時間と回転開始タイミングは、入口センサ301で行う用紙先端検知をトリガにして行う。スキュー補正ローラ1によってスキュー補正された用紙は、次に横レジスト検知ユニットAを通過し、その後、穿孔ユニットBを通過する。
横レジスト検知ユニットAには、同ユニットAに搬送されてきた用紙の搬送方向と平行な端部位置を検知する用紙端部位置計測手段としてのCIS201が搬送方向と直交する方向に読み取りライン方向が位置するように図示しない用紙ガイドに設置されている。なお、本実施形態では、CISが用紙端部位置計測手段として使用されているが、ラインセンサあるいはCCDセンサを使用することができる。
穿孔ユニットBの移動駆動源は第2のステッピングモータ423で、そこからタイミングベルト424を介してギヤ/プーリ436に駆動力を伝達して回転させる。ギヤ/プーリ436のギヤとは、ラック419が噛み合っており、ギヤ/プーリ436の回転によってラック419が図4の矢印Xで示す両方向に移動する。ラック419はパンチ下ガイド板421に装着されており、穿孔する構成ユニット(パンチ刃415、パンチ上ガイド420、軸416、カム438、ホルダ437、クラッチ417、モータ418)は全てそのパンチ下ガイド板421と結合しているので、ラック419の移動によって穿孔する構成ユニットが搬送方向と直交する方向(矢印X方向)に移動することになる。
〈制御装置〉
制御装置110は、図5に示すように、CPU111、I/Oインターフェース112等を有するマイクロコンピュータからなり、画像形成装置PRの操作部(操作パネル113)の各スイッチ等、上排紙トレイ141、シフトトレイ142、下排紙トレイ143への用紙の排紙状態を検知する排紙センサ302,303,323、シフトトレイ142上の紙面高さを検知する紙面検知センサ330などの各センサからの信号がI/Oインターフェース112を介してCPU111へ入力される。CPU111は、入力された信号に基づいて、穿孔装置100のパンチ刃415の上下方向の動作、スティプル処理トレイFにおける用紙搬送方向と直交する方向のジョガーフェンス53の動作、端面綴じスティプラS1あるいは中綴じスティプラS2による綴じ動作、綴じた後の用紙束の排出動作、シフトトレイ142の昇降動作、用紙の搬送方向と平行な方向を揃えるために用紙を後端フェンス51側に叩き落とす叩きコロ12の動作、搬送ローラ1,2,3,4,5,6,7,9,10,11などの各動作を制御し、CIS201の検出出力に基づいて用紙端部位置計測を実行する。
なお、前記制御を含む用紙後処理装置PDの制御は前記CPU111が図示しないROMに書き込まれたプログラムを、図示しないRAMに展開し、当該RAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより行われる。また、プログラムデータはネットワークを介してサーバから、あるいは記録媒体駆動装置を介して記録媒体からダウンロードし、あるいはバージョンアップすることも可能である。さらに、用紙後処理装置PDを画像形成装置PRと一体に構成し、あるいは用紙後処理装置PDを画像形成装置PRの筐体内に組み込めば、用紙後処理装置PDは画像形成装置PR内に設置されたことになる。
〈動作〉
画像形成装置を経由した用紙は、穿孔装置100へと搬送される。このとき用紙にはスキューが発生していることが多く、このスキューを補正しないと穿孔穴位置精度は向上しない。そこで、穿孔を行う場合は停止したローラのニップに用紙を突き当て、ニップ位置で先端を揃えることによってスキューを補正する。
《スキュー補正》 図6は入口センサ301の用紙先端の検知タイミングと入口(搬送)ローラ1の駆動タイミングを示している。画像形成装置PRから搬送された用紙先端は、停止しているスキュー補正ローラ対(入口ローラ)1に突き当てられる。一定時間(タイミングTM1まで)、突き当てられ用紙が適正量撓んだ後に、入口ローラ1を加速させ(タイミングTM1からTM2まで)余分に撓んだ分だけ受け入れ速度よりも速く動作させ(タイミングTM2からTM3まで)て撓みを取り、撓みが解消された時点で受け入れ速度に戻って(タイミングT3MからTM4まで)、以降、受け入れ速度で用紙を搬送する(タイミングTM4以降)。入口(搬送)ローラ1の停止時間と回転開始タイミングは、入口センサ301をトリガにして行う。
図7は入口センサ301の検出タイミングに応じて入口(搬送)ローラ1を動作させる制御手順を示すフローチャートである。
この処理手順では、画像形成装置PRから用紙が排出され(ステップS101−YES)、入口センサ301がONになると(ステップS102−YES)、カウンタT1をクリアし、カウントを開始する(ステップS103)。入口センサ301がONになって一定時間(TM0からTM1)経過すると(ステップS104−YES)、入口(搬送)ローラ1を加速速度まで加速し(ステップS105、TM1からTM2)、加速動作が終了すると(ステップS106−YES。TM2)、カウンタT1をクリアし、次のカウントを開始する(ステップS107)。そして、一定時間経過すると(ステップS108−YES、TM2からTM3)、入口(搬送)ローラ1を受け入れ速度まで減速する動作を開始する(ステップS109−TM3)。このようにして、用紙のスキューの補正が入口(搬送)ローラ1位置で実行される。
《レジスト補正》
スキュー補正された用紙は、用紙の側端部を計測する計測手段として設置されたCIS201によって横レジストの位置情報を取得することとなる。図8はCIS201の用紙に対する計測開始タイミングを説明するための図である。計測開始タイミングとしては、できる限りスキューを除外できるよう、図8に示すような穿孔穴Pa位置の主走査方向の側端部が好ましい。入口センサ301のON信号(用紙先端検知)あるいはOFF信号(用紙後端検知)からタイマ、あるいは入口(搬送)ローラ1の駆動部がステッピングモータであれば搬送パルスによって、計測開始タイミングを計算する。
図9はCIS201を使用した横レジスト検知ユニットA、穿孔ユニットB、及び搬送されてくる用紙との位置関係を示す図である。穿孔ユニットBは前述のように第2のステッピングモータ423によって用紙搬送方向に対して直交する方向(図示、矢印移動方向)に移動可能で、搬送されてきた用紙の実際の位置にあわせて、穿孔ユニットBの停止位置を制御することにより、高精度のパンチ穿孔位置を出すようにしている。用紙の端面は、CIS201により、Lで示す距離を検出し、ズレ量は、理論上(理想の)の距離Mとの差xを計算することにより算出する。穿孔ユニットBは、ホーム停止位置から理論上の位置まで7.5mmの距離とすると、この場合(7.5mm−x)mm移動すれば適正な位置にパンチを穿孔することができることになる。
図10はCIS201を使用した用紙の検知状態を示す図である。CIS201には、クロック(CLK)を入力し、測定開始のトリガ信号(TG)を与えることにより、測定が開始され、所定クロック数後(図中のr)に1画素目から1クロックで1画素ごとにCIS201の出力が行われる。このセンサ出力は、用紙の反射率が高いほど出力レベルが高くなるので、適切なスレッシュレベル(図中の2値化スレシュ(TH))でセンサのアナログ出力を2値化してやれば、用紙の「ある」、「なし」で、出力がデジタル化できる。図10の例では、用紙がない範囲(TMa)〜(TMb)では、センサ出力が低いために、2値化された出力はLOWレベルとなり、用紙がある範囲((TMb)以降)では、センサ出力がスレッシュレベルより高いため、2値化された出力はHIGHレベルとなる。用紙位置検出は、トリガ信号(TG)から2値化出力がHIGHレベルになるまで((TMb)位置)のクロック数をカウントし、あるいは時間を測定したりすることにより行われる。すなわち、用紙位置は、トリガ信号出力から2値化出力がHIGHレベルになるまでの図中のPを測定することにより検出することができる。
用紙端面の位置は横レジセンサ(横レジストセンサ)414としてのCIS201の1画素目から前記(TMb)位置であることから、
L=P−r (1)
で求められることになる。このLが図8で示した、Lになり、用紙のズレ量は、M−Lで求められることになる。なお、Pは測定値であり、rは固定値である。
《横レジストズレ量検出制御》
図11は用紙の横レジストのズレ検出を行う横レジストズレ検出回路の回路構成を示すブロック図である。用紙後処理装置PDは、1チップのCPU111で制御され、CPU111は、CIS201に対して、LEDドライバ121の制御信号(a)、測定開始のトリガ信号TG(b)を出力し、クロックを発振するクロック発振部122を制御してクロック(c)を出力させる。
CIS201のアナログ出力(d)は、2値化回路124によりデジタル化され、用紙端位置計測部125と同時にA/D変換回路134を介しクロック(CLK)と同期してデジタル信号(s)としてCPU111へ入力される。用紙端部位置計測部125は用紙端部に相当するHIGHレベルエッジまでのクロック(CLK)数を計測することにより用紙位置を計測する。計測した結果は出力(e)としてデータ異常判定部126に入力され、得られたデータが、その用紙サイズの一般的な位置から大きく外れていた場合、あるいは、用紙端部が検出できなかった場合に異常と判断し、異常信号(異常時=1)(f)を各ゲート回路133、CPU111、及び異常値発生回数カウント部123へ出力する。
異常値発生回数カウント部123は、データ異常判定部126から出された異常信号(異常時=1)(f)の回数をカウントすることができる。カウンタの出力(g)はCPU111へ出力され、CPU111からカウンタクリア信号(q)によりカウンタ内容がクリアされるようになっている。計測部125の出力(h)はゲート回路132により、データが異常でないとき(データ異常判断手段の出力が0)に記憶部128へ記憶される。
記憶に際しては用紙サイズ別に記憶させたり、JOB内容により分けて記憶させたりすることも可能である。CPU111からの指示により、開始/設定信号(m)がデータ平均算出部131に出力され、記憶部128内のデータ(i)はデータ積分部130で必要データが積分された(j)後、データ平均算出部131により平均値(k)が求められる。用紙端部ズレ量を算出するのに、ズレ量算出部127が設けられ、その入力はゲート回路133により異常データでないときは、ゲート回路133からズレ量算出部127に用紙端位置計測部125の結果(e)が入力され、データが異常のときは、CPU111からの選択信号(n)に基づいてデータ選択部129で選択されたデータが入力されることになる。これらの入力に基づいて、ズレ量算出部127で用紙端部のズレ量が算出され、CPU111へ結果(ズレ量(p))が出力される。CPU111では、ズレ量算出部127から入力されるズレ量(p)に基づいて第2のステッピングモータ423を前記ズレ量に応じた量駆動させ、パンチ穿孔ユニットBを適正な位置へ移動させる。
〈光量調整〉
CIS201の光量調整は光源となるLEDの出力を調整することにより行われる。これは、図11におけるLEDドライバ121によって行われる。図12はCIS201のLED駆動回路を示す回路図である。LEDは単一電源VDDの供給であるため、LEDの光量調整にはPWMを用いる。図13及び図14は、横軸をLED光量:PWM(%)、縦軸をCISの出力電圧としたときの、基準白板と普通紙の関係を示す図である。図13に示すようにCIS単体における出力電圧は、LED光源と比例関係にある。よって、LED光量をx軸に、CIS出力電圧をy軸に取った場合、白板151(基準白板202に応−以下、同様)のCIS出力電圧特性は、
y=ax+b
で示され、普通紙152のCIS出力電圧特性は、
y=px+q
で示され、暗出力範囲153は、
y=c
のように表現できる。すなわち、LED光量xが決定していればCIS出力電圧yは一意的に決まることを意味する。また、逆も成立する。
よって、白板151及び普通紙152の「LED光量−CIS出力特性」がわかっていれば、白板151の特性は、普通紙152の特性で代用でき、また、逆も成立する。ただし、複数のCIS201を考慮した場合、CIS201の個体差、あるいはLEDへの供給電源VDDの電圧振れ幅により、CIS201の出力電圧特性は幅を持つことになる。そして、光量調整においてはそのCIS出力電圧の上下限値が重要な値となる。
図13から、LED光量が暗出力領域153の上限153aと普通紙152の下限152aの交点P1よりも大きければ、用紙の端面を検出できることがわかる。しかしながらLED光量が大きければ大きいほどLEDの劣化が伴う。よってCIS201の寿命を長く使用するためにはできる限りLEDの光量を少なくして使用することが好ましい。ここで受光素子の寿命に関して議論していないのは、発光素子であるLEDの劣化時間に対して受光素子の劣化時間はほとんど無視できるからである。
図14はCIS201を長期間使用した場合の、LED光量とCIS出力電圧の関係を示す図である。CIS201が劣化した場合、同じPWM比でLEDを点灯させても、LEDの光量が減衰しているためCIS出力電圧は減衰する。しかしながら、暗出力範囲153はほとんど変化がないことから、CIS201を使用する初期段階では、用紙の端面検出の限界LED光量はP1であったが、劣化すると用紙の端面検出の限界LED光量はP1’になる。前述したようにLEDの光量が減衰し、受光素子の減衰は無視できることから、
P1=αP1’
だとすると、白板151のLED光量−CIS出力特性は、
y=αax+b
で示され、普通紙152のLED光量−CIS出力特性は、
y=αpx+q
で表すことができる。
図15は調整普通紙のCIS出力電圧特性の例を示す図である。図15においても、LED光量をx軸に、CIS出力電圧をy軸に取っている。同図において、閾値CIS出力Vthは、暗出力領域の上限値をVlimit(=c)とすると、通常余裕度βを取り、
Vth=Vlimit+β
とする。Vlimitは図9の2値化スレシュに対応する。
LED光量の初期設定をP2とし、CIS出力電圧がVth以下となった場合には、図15に示すようにLED光量のPWM比を例えば10%ずつ増加させればよい。PWM比をこまめに増加させることによって最小限のLED光量で用紙端面の検出が可能である。ただし、実際に測定するCIS出力特性は、普通紙152ではなく基準白板202であるので、補正が必要である。
光量調整時は、普通紙152のCIS出力電圧特性として、振れ幅の上限値を用いる。この普通紙152のCIS出力電圧特性が
y=px+q
であるとし、そのときの普通紙152のCIS出力電圧特性が
y=ax+b
であると仮定する。これらの特性は評価によって取得される特性であり、当然、白板202とCIS201の距離、用紙とCIS201の距離を固定して測定したものである。ここでは測定方法の詳細は割愛する。Vthは普通紙152における閾値CIS出力なので、このときの白板151におけるCIS出力Vth’を算出する必要がある。LEDの光量がα倍に減衰して、普通紙152のCIS出力電圧特性が
y=ax+b → y=αax+b
となったので、
y=Vth
x=P2
を代入し、
Vth=αaP2+b
より減衰量は、
Vth=Vlimit+β
を代入し、
α=(Vth−b)/aP2
=(Vlimit+β−b)/aP2
と算出される。
白板151のCIS出力電圧特性がα倍減衰して、
y=px+q → y=αpx+q
となったので、
y=Vth’
x=P2
を代入し、
Vth’=αpP2+q
=(Vlimit+β−b)p/a+q
と算出される。
以上のことから、測定された白板151におけるCIS出力電圧をVoとすると、
Vo≦Vth’ ・・・(1)
すなわち、
Vo≦(Vlimit+β−b)p/a+q
が成立した場合にLED光量を増加させればよい。
図16及び図17は、基準白板202を設置した用紙搬送装置の例を示す図である。すなわち、CIS201の光量調整には基準となる白板202を設置する。図16は用紙搬送装置の上部、図17用紙搬送装置の前方からCIS201と白板202のレイアウトを見た図である。図16及び図17に示すように、本実施形態では、CIS201の読み取り検知範囲内かつ用紙搬送経路203よりも鉛直方向上方、かつ、用紙搬送経路203とCIS201の間に基準白板202が配置されるようなレイアウトとなっている。
基準白板202は、CIS201の光量調整に使用することから、高精度な平坦度と色ムラがない状態を必要とする。仮に、基準白板202が用紙搬送経路203の鉛直方向下方に位置した場合、用紙の紙粉、あるいはトナーなどにより基準白板202が汚れてしまう。よって、本実施形態では、基準白板202を搬送経路203の鉛直方向上方に位置させる。ただし、用紙搬送経路203の鉛直方向上方に位置していることから、用紙端面の読み取り時に基準白板202も測定することになる。そこで、基準白板202の配置は、補正可能最小サイズ(ここではB5縦を例とした)の用紙通過位置よりも用紙搬送センタ側としている。この状態を図18に示す。
図16及び図18に示すように、CIS201が基準白板202を計測する領域はCIS201全体に対して数%の領域でしかない。光量調整を行う際に、理想としてはCIS201の受光素子全ての出力電圧から判断することが望ましいが、用紙の端面を検出するためにCIS201を使用するのであれば、実質CIS201の場所による電圧レベルの差は無視できる。
図19は、基準白板202を測定したときのCIS201の出力電圧を示す図である。センサ出力は基準白板202以外、暗出力領域内の出力レベルである。また、2値化スレッシュVthは、前述したように普通紙の閾値電圧であることから、確実に基準白板202を検出した位置で2値化センサ出力がHIGHレベルになる。CPU111へ入力されるCIS201出力電圧は、この2値化センサ出力Low→Highの外部割込みによって、CLKと同期してDMA(ダイレクトメモリアクセス)でCPU111のメモリ空間に格納される(図11)。図20は基準白板202を検出したときの出力の状態を示す図で、CIS201の出力251をA/D変換し、A/D変換後の電圧値252をメモリ空間253に格納する状態を示している。
メモリ空間253へ格納されるデータ量は図16に示すCIS検知領域201aよりも小さい値である必要がある。例えば1画素あたりの解像度が0.1mmであり、CIS検知領域201aが20mmとすれば、200画素分の有効領域がある。基準白板202の取り付け誤差が1mm、余裕度を1mm取ると、先頭から18mmまでのデータ、つまり180画素が基準白板202のデータとして有効である。最終的な基準白板202の出力電圧Voは、これらの平均を取り、あるいは、最大最小値を10ずつ取り除き平均を取る、など処理を行うことによって得ることができる。
光量調整のタイミングとしては、用紙穿孔装置の電源ON時に行えばよい。又は、CIS201の駆動回数を不揮発性メモリなどの電源をOFFしてもデータが残るものを用いて記憶することにより、CIS201の無駄なイニシャル動作を減らし、CIS201の寿命を向上することができる。図21は、不揮発性メモリを備えた用紙穿孔装置における光量調整の処理手順を示すフローチャートである。
不揮発性メモリを備えた用紙穿孔装置における光量調整は以下のような処理手順で行われる。すなわち、用紙穿孔装置の電源がONされると(ステップS201−YES)、不揮発メモリのCISの動作回数が一定量に達したか否かをチェックし(ステップS202)、動作回数が一定量に達していればCIS201を駆動し、前記(1)式が成立するかどうかをチェックする(ステップS204)。成立すれば、CIS光量のPWM比を10%増加し(ステップS205−図15参照)、ステップS203に戻ってCIS201を駆動し、以降の処理を繰り返す。そして、ステップS204で前記(1)式が成立しなくなった時点で処理を終える。
図22は遮蔽板として機能する基準白板を説明するための図で、同図(a)はCISと基準白板の関係を、同図(b)及び(c)は基準白板を示す図である。また、前述の図3は用紙端位置計測部125の計測範囲内に遮蔽板(ここでは基準白板)202もしくは遮蔽物を配置した図である。図3に示すように、本実施形態では、CIS201の読み取り検知範囲(計測領域)R内に遮蔽板(基準白板)202が配置されるレイアウトを取る。図12は用紙の搬送基準位置を示す説明図である。遮蔽手段としての遮蔽板202あるいは遮蔽物はCIS201の読み取り対象までの光路を遮断し、読み取り対象を読み取る代わりに遮蔽板202あるいはこの遮蔽板202に代わる遮蔽物のCIS201に面した画の面を読み取るようになっている。なお、読み取り検知範囲(計測領域)RはCIS201の1画素目から最終画素目までの範囲に相当し、CIS201によって読み取ることができる範囲である。
遮蔽板202の取り付け位置としては、図18を参照して説明したように、補正可能最小サイズ(前記B5縦サイズ)の用紙通過位置よりも用紙搬送の中心側である。当然ではあるが、横レジスト補正可能距離、CIS取り付け誤差、遮断板取り付け誤差を考慮して配置する。このような配置にし、CIS201で画像を読み取ると、2値化した結果から必ず遮断板202を検知することができる。図23では、CIS201のうち基準白板202で遮蔽された部分が基準白板(遮蔽板)202を検知する検知部201aとなり、遮蔽されない部分が非検知部201bとなる。したがって、前記図19は、このときのCIS201の基準白板(遮蔽板)202の検知状態を示す図と言うこともできる。
本実施形態では、基準白板202が遮蔽板もしくは遮蔽物として機能している。遮蔽板としては、この基準白板202のように白色もしくはそれに類似する色彩によって塗装され、あるいは、白色もしくはそれに類似する色彩にて塗装された部材を備えることによって構成される。その際、図22(b)に示すように基準白板202の前面を白色領域にすることよりも、図22(c)に示すようにCIS検知領域付近のみ白色領域にすれば、その分のコストを下げることができる。
コストのさらなる低下を考えると、図23に示すように基準白板202と用紙搬送経路203を同一部材にすれば、基準白板202を独立した部材として設ける必要がなくなるので、コストを下げることが可能になる。その際、図22(c)を参照して説明したように、CIS検知領域付近のみ白色領域にすれば、さらに低コスト化を図ることができる。
また、図13ないし図15に示した暗出力範囲153の下限より低い電圧をVmとした場合、CIS201が正常に機能している場合はCIS出力電圧Voが、
Vo<Vm ・・・(2)
となることは基本的になく、故障、セット不良、ハーネス、コネクタの接続ミス等しかない。そこで、
Vo≧Vm ・・・(3)
が成立する場合のみ光量調整を行うようにする。これにより、無駄な光量調整を行う必要がなくなる。
また、式(2)が成り立つ場合には、故障、セット不良、ハーネス、コネクタの接続ミスなどが発生していることを意味しているので、その旨、画像形成装置PR側に通知し、操作パネルにその旨表示するようにすることもできる。
なお、本実施形態では、光量を検出する検出手段としてCIS201を使用した例を示しているが、CIS201に代えてラインセンサあるいはCCDセンサを使用してもよいことは言うまでもない。
以上のように、本実施形態によれば、
(1)基準白板202をトナーあるいは紙粉によって汚されない位置に配置したので、光量調整の基準白板202を汚すことなく、また、用紙を実通紙することなく、CIS201の光源(LED)の光量調整を行うことができる。
(2)遮蔽手段となる遮蔽板もしくは遮蔽部材を基準となる白色(白色もしくはそれに類似する白色系の色彩)にて塗装し、あるいは、前記基準となる白色で塗装された部材を遮蔽板もしくは遮蔽物として備えることにより、基準白板202を特に設けなくとも、光量調整を行うことができる。
(3)基準となる白色で塗装されている部位あるいは部材が、CIS201の計測範囲内に設定されているので、測定範囲外に塗装する部位あるいは部材を追加する必要がないことから、その分のコストを低減することができる。
(4)遮蔽板もしくは遮蔽物(基準白板202)を搬送経路203のガイドの一部として構成するので、遮蔽板もしくは遮蔽物となる部材を別途用意する必要がなく、その分のコストを低減することができる。
(5)遮蔽板もしくは遮蔽物を計測する最小用紙サイズの側端部よりも用紙中央側に寄った位置に配置するので、CIS201で必ず遮断板あるいは遮蔽物を検知することができ、CIS201の読み取り制御が可能となる。
(6)CIS201の出力電圧が暗出力範囲の下限よりも低い電圧であった場合には、故障、セット不良、ハーネス、コネクタの接続ミスなどが発生していることを意味しているので、画像形成装置PR側にエラー通知を行う。これにより、画像形成装置PRは用紙後処理装置に故障が発生したことを知ることができる。
などの効果を奏する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る用紙後処理装置と画像形成装置とからなるシステムのシステム構成の概略を示す図である。 本実施形態における横レジスト検知ユニット及び穿孔ユニットの配置と概略構成を示す図である。 本実施形態における遮蔽板とCISとの関係を示す図である。 図2における横レジスト検知ユニットの側面図である。 図1のシステムの電気的構成の一例を示すブロック図である。 スキュー補正の際の入口センサの用紙先端の検知タイミングと入口(搬送)ローラの駆動タイミングを示す図である。 スキュー補正の際に図6のタイミングで処理する制御手順を示すフローチャートである。 CISの用紙に対する計測開始タイミングを説明するための図である。 CISを使用した横レジスト検知ユニット、穿孔ユニット、及び搬送されてくる用紙との位置関係を示す図である。 CISを使用した用紙の検知状態を示す図である。 用紙の横レジストのズレ検出を行う横レジストズレ検出回路の回路構成を示すブロック図である。 CISのLED駆動回路を示す回路図である。 横軸をLED光量、縦軸をCISの出力電圧としたときの基準白板と普通紙の関係を示す図である。 横軸をLED光量、縦軸をCISの出力電圧とし、CISを長期間使用した場合のLED光量とCIS出力電圧の関係を示す図である。 横軸をLED光量、縦軸をCISの出力電圧とし、調整普通紙のCIS出力電圧特性の例を示す図である。 基準白板を設置した用紙搬送装置の例を示す図で、用紙搬送装置の上部からレイアウトを見た図である。 基準白板を設置した用紙搬送装置の例を示す図で、用紙搬送装置の前方からレイアウトを見た図である。 基準白板の配置を示す図である。 基準白板を測定したときのCISの出力電圧を示す図である。 基準白板を検出したときの出力をA/D変換し、A/D変換後の電圧値をメモリ空間に格納する状態を示す図である。 不揮発性メモリを備えた用紙穿孔装置における光量調整の処理手順を示すフローチャートである。 遮蔽板として機能する基準白板を説明するための図である。 基準白板と用紙搬送経路を同一部材にしたときのCIS検知部と非検知部との状態を示す図である。
符号の説明
1 入口(搬送)ローラ
2,3 搬送ローラ
100 穿孔装置(パンチ装置)
110 制御装置
111 CPU
121 LEDドライバ
201 CIS(コンタクトイメージセンサ)
201a 検知部(領域)
202b 非検知部
202 遮蔽板
203 用紙搬送経路
B 穿孔ユニット
PD 用紙後処理装置
PR 画像形成装置
R 計測領域

Claims (16)

  1. 搬送経路に沿って用紙を搬送するための搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送された用紙の側端部の位置を光学的に計測する計測手段と、
    を有する用紙搬送装置において、
    前記計測手段が前記位置を計測するための計測領域と、
    前記計測領域に端部が突出して読み取り対象を遮蔽する遮蔽手段と、
    前記遮蔽手段の計測結果に基づいて前記計測手段の光源の光量調整を行う光量調整手段と、
    を備え、
    前記計測手段は前記用紙の搬送経路よりも上方に位置し、前記遮蔽手段は前記計測手段と前記搬送経路の間に位置していること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  2. 請求項1記載の用紙搬送装置において、
    前記遮蔽手段が基準となる白色で塗装された遮蔽部を備えた遮蔽部材からなることを特徴とする用紙搬送装置。
  3. 請求項2記載の用紙搬送装置において、
    前記基準となる白色で塗装された遮蔽部は、前記計測手段の計測範囲内に位置していることを特徴とする用紙搬送装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の用紙搬送装置において、
    前記遮蔽手段は前記搬送経路の用紙ガイドの一部であることを特徴とする用紙搬送装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の用紙搬送装置において
    前記遮蔽手段は、前記計測手段によって計測する最小用紙サイズの側端部よりも用紙中央側に寄った位置に配置されることを特徴とする用紙搬送装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の用紙搬送装置において
    前記計測手段が、コンタクトイメージセンサ、ラインセンサ、及びCCDセンサのうちの1つからなることを特徴とする用紙搬送装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の用紙搬送装置において
    前記計測手段によって計測された光量がある規定された光量以上の場合に、前記光量調整手段による光量調整が行われることを特徴とする用紙搬送装置。
  8. 前記請求項1ないし7のいずれか1項に記載の用紙搬送装置を備えていることを特徴とする用紙穿孔装置。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の用紙搬送装置を備えていることを特徴とする用紙処理装置。
  10. 請求項8記載の用紙穿孔装置を備えていることを特徴とする用紙処理装置。
  11. 請求項9又は10記載の用紙処理装置において、
    前記計測手段によって計測された光量がある規定された光量未満の場合に、用紙を供給する装置側にエラー通知を行うことを特徴とする用紙処理装置。
  12. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の用紙搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項8記載の用紙穿孔装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項9ないし11のいずれか1項に記載の用紙処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  15. 搬送経路に沿って用紙を搬送するための搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送された用紙の側端部の位置を光学的に計測する計測手段と、
    前記計測手段が前記位置を計測するための計測領域と、
    前記計測領域に端部が突出して読み取り対象を遮蔽する遮蔽手段と、
    を備え、
    前記計測手段は前記用紙の搬送経路よりも上方に位置するとともに、前記遮蔽手段は前記計測手段と前記搬送経路の間に位置し、
    前記計測手段は前記計測領域に突出した遮蔽手段の計測結果に基づいて光源の光量調整を行うことを特徴とする光量調整方法。
  16. 搬送経路に沿って用紙を搬送するための搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送された用紙の側端部の位置を光学的に計測する計測手段と、
    前記計測手段が前記位置を計測するための計測領域と、
    前記計測領域に端部が突出して読み取り対象を遮蔽する遮蔽手段と、
    を備え、
    前記計測手段は前記用紙の搬送経路よりも上方に位置するとともに、前記遮蔽手段が前記計測手段と前記搬送経路の間に位置した用紙搬送装置の前記計測手段の光源の光量調整をコンピュータによって実行するためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記計測領域に突出した遮蔽手段の計測結果に基づいて前記計測手段の光源の光量調整を行う手順を備えていることを特徴とするコンピュータプログラム。
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