JP2010042850A - 発泡性飲料用容器 - Google Patents
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
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Abstract
【課題】容易に、低コストで製造でき、泡立ちのよい発泡アルコール飲料の製造方法を提供する。
【解決手段】発泡性飲料が収容された発泡性飲料用容器であって、二酸化炭素の水に対する溶解度を下げる飲料原料を封入した原料封入用容器を備え、開封により飲料原料が原料封入用容器から発泡性飲料に放出されることにより、発泡性飲料上に泡が形成されることを特徴とする発泡性飲料用容器。
【選択図】図3
【解決手段】発泡性飲料が収容された発泡性飲料用容器であって、二酸化炭素の水に対する溶解度を下げる飲料原料を封入した原料封入用容器を備え、開封により飲料原料が原料封入用容器から発泡性飲料に放出されることにより、発泡性飲料上に泡が形成されることを特徴とする発泡性飲料用容器。
【選択図】図3
Description
本発明は、ビール及び発泡酒等の麦芽アルコール飲料並びに麦芽及び麦類を使用しないビール様アルコール飲料(
以下総称して「発泡アルコール飲料」という) に係り、特に、泡立ち、泡持ちを改善した発泡性飲料の発泡性飲料用容器に関する。
以下総称して「発泡アルコール飲料」という) に係り、特に、泡立ち、泡持ちを改善した発泡性飲料の発泡性飲料用容器に関する。
ビール及び発泡酒等の発泡アルコール飲料は、その泡立ち、泡持ち特性によって特徴づけられる。例えばビールを飲用するに当たり、グラスやジョッキにビールを注ぐと含有される炭酸が発泡し、ビールの上に泡の層が形成される。この泡層は飲用者に対して視覚的にビールを印象付けると共にビール液面を空気から遮断し、ビールの旨みを封じ込めるという重要な機能を有する。またクリーミーな泡はビールの口当たりを良くする。従って、適度な泡立ちの良さと形成された泡層の持続特性(泡持ち)
はビールにとって必要不可欠な特性である。
はビールにとって必要不可欠な特性である。
一方、近年では発泡アルコール飲料の容器として金属缶体が多くを占めており、これらはグラスなどを用いずに缶から直接飲む例が少なくない。この際には、グラスに注ぐ場合とは異なり泡が発生することがないため、上記のクリーミーな泡が液面を覆っている状態を得ることができない。
またグラスに注ぐ場合でも、グラスに油分が付着していると発泡アルコール飲料の泡持ちは著しく低下する。油分の付着を防ぐためにはグラスの乾燥工程においてふきん等を用いずに自然乾燥させることが必要であり、時間と手間を要する。
そのため缶からグラスなどに注ぐことなく、発泡アルコール飲料を適度に泡立たせる方法が求められていた。
金属缶体中で泡を発生させる手段として、いくつかの方法が開示されている。例えば特許文献1は缶体内部に高圧ガスを封入した内部中空物を挿入し、開封により前記挿入物から気体をビール内に噴出することで泡を発生させる技術である。この技術は既に実用化されているが、挿入物の容積分だけ実質的に缶体の内容積が減り、ビールの貯容量が減少するという不利益が生じる。特許文献2は内部中空物を用いず、缶体のヘッドスペース内の気体をビール液中に噴出させることで泡を発生させる技術である。この技術は缶体の内容積は一般的な缶ビール容器と変わらないものの、その複雑な構造から製造コストが増加すると考えられ、そのためか製品に適用した事例は見られていない。
特許文献3は缶体に凹んだ多面体壁を形成し、開封にともなう缶体の変形により泡を発生させる技術である。この文献に示されたような多面体壁を有する缶容器は、チューハイなどの泡立ちを重視しないアルコール飲料には用いられているが、ビール等の発泡アルコール飲料の製品に適用した事例は見られておらず、実環境においては泡立ちが不足していると推測される。
特開平10−194291号公報
特開2006−21805号公報
特開平08−26286号公報
特許文献3は缶体に凹んだ多面体壁を形成し、開封にともなう缶体の変形により泡を発生させる技術である。この文献に示されたような多面体壁を有する缶容器は、チューハイなどの泡立ちを重視しないアルコール飲料には用いられているが、ビール等の発泡アルコール飲料の製品に適用した事例は見られておらず、実環境においては泡立ちが不足していると推測される。
前述のように従来技術は良好な泡立ちが得られる一方で、容器容量や製造コストに課題があった。そのため実製品に適用した事例は少ない。本発明はより容易に、低コストで製造でき、泡立ちのよい発泡アルコール飲料の製造方法を提供することを目的としている。
従来技術は大別すると、気体の噴出や缶の変形といった物理的な刺激により発泡アルコール飲料中に溶解した二酸化炭素ガスを析出させ、泡を発生させる方法と言える。本発明者は、前記の課題を解決する手段を鋭意検討した結果、物理的な手法ではなく化学的な手法を考案し、本発明を開発するに至った。すなわち、飲料容器内に、水に対する二酸化炭素の溶解度を下げる飲料原料(以下、「起泡剤」ともいう)を封入した原料封入用容器を設置し、飲料容器の開封とともに起泡剤が放出されるようにすることで、発泡アルコール飲料に溶解していた二酸化炭素ガスを析出させ、泡を発生させる方法である。
起泡剤は発泡アルコール飲料の風味を大きく変えないために、発泡アルコール飲料の構成成分と同じものであることが望ましい。具体的にはアルコール、糖類、タンパク質、遊離アミノ酸、等であるが、非特許文献(Charles Descoinsa, et. al., “Carbonation monitoring of beverage in a
laboratory scale unit with on-line measurement of dissolved CO2”, Food
Chemistry, Volume 95, Issue 4, Pages 541-553, April 2006.)に記載のように、糖類、なかでも砂糖に溶解度を下げる効果が大きい。
laboratory scale unit with on-line measurement of dissolved CO2”, Food
Chemistry, Volume 95, Issue 4, Pages 541-553, April 2006.)に記載のように、糖類、なかでも砂糖に溶解度を下げる効果が大きい。
起泡剤は顆粒や錠剤などの固体状態または、水溶液などの液体状態の、いずれの状態においても本発明の作用を達成することができる。液体の起泡剤は、発泡アルコール飲料に素早く溶解・拡散させることが可能であるため好ましい。液体の起泡剤は、取り扱いやすさや溶解・拡散速度を制御するため、アラビアガムやジェランガム等の増粘剤を用いて粘度を調整することも可能である。またビールの風味を改良する香料を起泡剤に添加し、それを数種類用意することで、飲用者に好みの味を選ぶ楽しさを提供することが出来る。また、固体の起泡剤は、取り扱い易さの点で好ましい。
発泡アルコール飲料容器にはヘッドスペースと呼ばれる、缶の内部で飲料に満たされていない空間部分が存在し、その大きさは蓋を上にして缶を置いた場合、蓋から8mm程度の深さである。開封されヘッドスペースが大気圧に戻った後に適当量の起泡剤を添加することで、発泡アルコール飲料から発生した泡はヘッドスペースを満たし、缶体外部に吹きこぼれることなく良好な泡立ちを形成する。このときヘッドスペースが十分に大気圧に戻っていないと、発泡アルコール飲料から析出した二酸化炭素ガスが缶体の内圧を高め、内容物が吹きこぼれる原因となる。
本発明によれば、現在市販されている発泡アルコール飲料容器を変更することなしに製造することができ、また安価な原料からなる起泡剤でありながら、発泡アルコール飲料に優れた泡立ち性を付与することができる。
本発明は現在市販されている発泡アルコール飲料容器においても適用可能であるが、泡立ちの視覚的効果や口当たりの良さをより楽しむためには、ソフトドリンク等の容器として市販されている広口ボトル缶等の開口面積の大きい容器を用いることが好ましい。また泡立ちを視覚的に楽しむために、ガラス瓶やペットボトル等の透明容器を用いることも望ましい。
起泡剤の添加量にとくに制限は無いが、発泡アルコール飲料500mlに対し、0.1gから20gの範囲であることが好ましい。発泡アルコール飲料500mlに対し、0.2gから10gの範囲であることがより好ましく、発泡アルコール飲料500mlに対し、0.3gから1gの範囲であることがさらに好ましい。これは添加量が0.1g未満の場合は泡立ちに劣り、逆に20gを越えるときは発泡アルコール飲料の風味を大きく変えてしまうためである。
起泡剤は二酸化炭素の水に対する溶解度を下げる効果を有するものであれば特に限定されないが、発泡アルコール飲料の風味を大きく変えないために、発泡アルコール飲料の構成成分と同じものであることが望ましい。具体的にはアルコール、糖類、タンパク質、遊離アミノ酸等を挙げることができる。なかでも、糖類がより望ましい。二酸化炭素の水に対する溶解度を下げる効果が大きいためである。また、糖類の中でも砂糖がさらに望ましい。二酸化炭素の水に対する溶解度を下げる効果がより大きいためである。
起泡剤は二酸化炭素の水に対する溶解度を下げる効果を有するものであれば特に限定されないが、発泡アルコール飲料の風味を大きく変えないために、発泡アルコール飲料の構成成分と同じものであることが望ましい。具体的にはアルコール、糖類、タンパク質、遊離アミノ酸等を挙げることができる。なかでも、糖類がより望ましい。二酸化炭素の水に対する溶解度を下げる効果が大きいためである。また、糖類の中でも砂糖がさらに望ましい。二酸化炭素の水に対する溶解度を下げる効果がより大きいためである。
(容器の基本構造及び形状)
本発明の発泡性飲料容器の一例を、図を用いて具体的に説明するが、本発明は該図によって何ら制限されるものではない。
本発明の発泡性飲料容器の一例を、図を用いて具体的に説明するが、本発明は該図によって何ら制限されるものではない。
図1は起泡剤を封入する原料封入用容器1の形状を示し、(A)はこの容器の下面図、(B)は垂直断面図である。原料封入用容器1は中空の円盤形状をしており、開口部2を有する。また内部には起泡剤3を封入してある。この状態では開口部2が十分に小さいために、開口部2を下向きにしても起泡剤3が漏れ出ることはない。
図2は広口ボトル容器5に、上記の原料封入用容器1を設置した様子を示す。原料封入用容器1は開口部2を下向きとして飲料容器蓋4に設置されている。容器5には発泡アルコール飲料6が充填されており、ヘッドスペース7は窒素ガスなどにより大気圧より高い状態になっている。このとき、ヘッドスペース7のガスは開口部2を通って原料封入用容器1の中に入り、原料封入用容器1の内圧をヘッドスペース7と同じ圧力にする。
図3は、図2に示した飲料容器を開封したときの様子を示す。開封によりヘッドスペース7は開放され、大気圧と同じ圧力になる。このとき、原料封入用容器1の内圧は大気圧より高いため、ヘッドスペース7との圧力差により起泡剤3が開口部2より放出される。起泡剤3は発泡アルコール飲料6に溶解・拡散し、発泡アルコール飲料6に溶解していた二酸化炭素ガスを析出させることにより泡8が形成される。
また上記のように原料封入用容器とヘッドスペースとの圧力差を利用する以外にも、容器の開封時に加わる物理的な力を利用して本発明を達成することも可能である。図4は一般的な飲料用缶容器の垂直断面図を示している。タブ9を引っ張り上げることで、缶蓋の一部分である口金片10が容器内に押し込まれ、飲み口が形成される。ここで起泡剤3を包んだ隔膜11を口金片10の直下に設置しておけば、容器内に押し込まれた口金片10により隔膜11が裂け、起泡剤3が発泡アルコール飲料6に放出される。ここで隔膜11と缶蓋とで形成される空間が、本発明の起泡剤を封入した原料封入用容器と見なすことが出来る。
以上、本発明の発泡性飲料容器の実施形態について説明したが、本発明の発泡性飲料用容器は、飲料原料を封入した原料封入用容器を備え、開封により飲料原料が原料封入用容器から発泡性飲料に放出されることにより、発泡性飲料上に泡が形成される構成を有するものであれば、特に限定されるものではない。
以上、本発明の発泡性飲料容器の実施形態について説明したが、本発明の発泡性飲料用容器は、飲料原料を封入した原料封入用容器を備え、開封により飲料原料が原料封入用容器から発泡性飲料に放出されることにより、発泡性飲料上に泡が形成される構成を有するものであれば、特に限定されるものではない。
以下に、実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本発明は実施例によって何ら制限されるものではない。
図5は市販の発泡酒140mlを泡立てないように、ゆっくりとグラスに注いだ状態を示す。二酸化炭素ガスは発泡酒中に溶解しており、グラスに注いだ際の物理的刺激が弱いため泡立ちは殆ど認められない。開封直後の発泡アルコール飲料は容器内でこのような状態であると言える。
図6は比較例1に、砂糖1gを水4gに溶解させた水溶液を2.5ml添加した状態を示す。このとき砂糖、すなわち起泡剤の添加量は発泡酒500mlに対して約2.25gである。発泡酒には砂糖水の添加直後に良質な泡が発生し、液面が泡で覆われた状態となった。
図7は比較例1に、砂糖、増粘剤(アラビアガム、ジェランガム)を主原料とするシュガーコーティングを施した錠剤を添加した状態を示す。添加した錠剤を中心として継続的に泡が発生し、その発生速度は実施例2よりゆるやかであった。
発泡アルコール飲料をグラス等に注ぐことなく、容器内で優れた泡立ちを付与することが出来る。本発明はビール及び発泡酒、ビール様アルコール飲料などの泡立ちを重視するアルコール飲料に適用することができ、またノンアルコールビールなどの非アルコール飲料にも適用することが出来る。また容器は一般的に缶ビールに用いられている缶容器に加え、広口ボトル缶、ガラス瓶、ペットボトルなどにも適用することができる。
1 原料封入用容器
2 開口部
3 起泡剤
4 飲料容器蓋
5 飲料容器
6 発泡性アルコール飲料
7 ヘッドスペース
8 泡
9 タブ
10 口金片
11 隔膜
2 開口部
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5 飲料容器
6 発泡性アルコール飲料
7 ヘッドスペース
8 泡
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10 口金片
11 隔膜
Claims (5)
- 発泡性飲料が収容された発泡性飲料用容器であって、二酸化炭素の水に対する溶解度を下げる飲料原料を封入した原料封入用容器を備え、開封により前記飲料原料が前記原料封入用容器から前記発泡性飲料に放出されることにより、前記発泡性飲料上に泡が形成されることを特徴とする発泡性飲料用容器。
- 前記飲料原料が糖類を主原料とすることを特徴とする、請求項1に記載の発泡性飲料用容器。
- 前記飲料原料が砂糖を主原料とすることを特徴とする、請求項1に記載の発泡性飲料用容器。
- 開封前においては、前記原料封入用容器内が大気より高い圧力となっており、開封により前記発泡性飲料用容器内が大気圧になったとき、その圧力差により前記原料封入用容器内の前記飲料原料が前記発泡性飲料上に放出されることを特徴とする、請求項1に記載の発泡性飲料用容器。
- 前記原料封入用容器が飲料容器の開口部に設置されており、開封のときに前記発泡性飲料用容器に加えられる力により前記原料封入用容器が開封され、前記原料封入用容器内の前記飲料原料が前記発泡性飲料上に放出されることを特徴とする、請求項1に記載の発泡性飲料用容器。
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JP2008209177A JP2010042850A (ja) | 2008-08-15 | 2008-08-15 | 発泡性飲料用容器 |
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ID=42014575
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024080345A1 (ja) * | 2022-10-14 | 2024-04-18 | サントリーホールディングス株式会社 | 香料収容部を有する飲料容器、飲料製品、および缶蓋 |
-
2008
- 2008-08-15 JP JP2008209177A patent/JP2010042850A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2024080345A1 (ja) * | 2022-10-14 | 2024-04-18 | サントリーホールディングス株式会社 | 香料収容部を有する飲料容器、飲料製品、および缶蓋 |
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