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JP2010028887A - モータジェネレータ装置 - Google Patents

モータジェネレータ装置 Download PDF

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JP2010028887A
JP2010028887A JP2008183624A JP2008183624A JP2010028887A JP 2010028887 A JP2010028887 A JP 2010028887A JP 2008183624 A JP2008183624 A JP 2008183624A JP 2008183624 A JP2008183624 A JP 2008183624A JP 2010028887 A JP2010028887 A JP 2010028887A
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refrigerant
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refrigerant flow
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JP2008183624A
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Hakutaku Ihara
博卓 伊原
Masaki Saijo
正起 西條
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】モータジェネレータ装置において、効果的にステータの冷却を行う。
【解決手段】車両前後方向に並べて配置され、モータジェネレータの重力方向上側に設けられる油タンク26から重力によってモータジェネレータに冷媒を供給する複数の冷媒流路と、各冷媒流路に設けられ、各冷媒流路の冷媒流量を調節する調節弁35a,35b,36a,36b,37a,37bと水平面に対する車両前後方向の傾斜角度を検出する傾斜角度検出センサ14と、各調節弁を開閉する制御部70を備え、制御部70は、傾斜角度検出センサ14によって検出した車両前後方向の傾斜角度に応じて各調節弁35a,35b,36a,36b,37a,37bの開度を変化させる弁開度調節手段を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、モータジェネレータ装置の構造に関する。
ハイブリッド車両や電気自動車などの電動車両に搭載されるモータと発電機の双方の機能を備えるモータジェネレータは、永久磁石が取り付けられたロータと、その周囲に配置されたステータとを備えている。ステータは電磁鋼板を積層して構成されるステータコアのスロットに巻き線を巻きつけたものであり、モータジェネレータがモータとして機能する際にはステータの巻き線に通電してロータを回転させる回転力を取り出し、発電機として機能する際にはロータの回転によってステータ巻き線に流れる電流を取り出す。
この様なモータジェネレータが回転すると、ステータの巻き線に電流が流れる際の損失によってステータの巻き線が発熱し、ステータあるいはモータジェネレータの温度が上昇する。このため、ステータあるいはモータジェネレータ各部に冷却油を流して冷却する方法が提案されている。
特許文献1には、自動車用駆動装置のモータ温度、発電機温度、エンジン回転数、モータ軸回転数、駆動軸回転数等に応じて、温度の高い部分に優先してオイルを循環させるようにバルブによって流路を変更する方法が提案されている。
特許文献2には、高負荷走行時や登坂走行などの場合に、電気抵抗の大きい走行用モータの中性点が冷却油の油溜めの中に水没し、中性点が冷却油とより大きな面積で接触することができるように、冷却油の油溜めと中性点とを配置する方法が提案されている。より具体的には、高負荷の際にはモータの回転によって油溜めの位置が回転の後方側に寄り、登坂走行をしている際には重力の影響で油溜めにある冷却油の液面が後方に傾斜するので、高負荷あるいは登坂走行の際に油溜めの中に中性点が浸漬されるように中性点をモータジェネレータの回転の後方側に配置するモータ冷却システムが提案されている。また、特許文献2では、高速負荷の際にはモータ中性点に冷却油を噴射して冷却する方法が提案されている。
特許文献3には、オイルポンプから吐出した冷却油が少なくてもケース周壁内面をつたわってしまわないように、ケース周壁内面から不連続な角部を有する部分に冷却油噴射口を設けるモータの冷却回路が提案されている。例えば、ケース周壁内面の凹部と不連続な平坦面に冷却油噴射口を設け、あるいは、ケース周壁内面の切り欠き、角部の所に冷却油噴射口を設け、あるいは周壁に沿った凹円筒面であるが端面を有している部分に冷却油噴射口を設けることが提案されている。
特許文献4には、電気ケースのケース内面に固定された油溜め付きブロックから複数の冷却管が延び、それぞれに油孔が設けられ、各油孔からステータのコイルエンドに冷却油を吐出するモータの冷却装置が提案されている。
特開2002−147584号公報 特開2006−14438号公報 特開平8−130856号公報 特開平9−23615号公報
ところで、車両駆動用のモータジェネレータはプラネタリギヤやカウンタギヤや差動ギヤなどの各種ギヤ装置とともにトランスアスクルのケースの中に収納されている場合がある。この場合、モータジェネレータのステータへの冷却油の供給は、一番下部に設けられた油溜めに溜まっている冷却油をギヤによって上部に設けられた油タンクまで掻き揚げたり、冷却油ポンプで油タンクまで圧送したりしたのち、油タンクから冷却油を重力によってモータジェネレータのステータの上から落下させて、ステータの冷却を行う場合がある。この方式では、冷却油は重力の方向に向かって落下していくため、登坂路などで車両が傾斜するとステータの内部に向かって真っすぐに冷却油が落下せず、車両の傾斜に沿って斜め方向に落下することとなる。このため傾斜の上部側にあるステータの部分には冷却油が回りにくく、冷却効率が低下するという問題があった。
本発明は、モータジェネレータ装置において、効果的にステータの冷却を行うことを目的とする。
本発明のモータジェネレータ装置は、電動車両に搭載されたモータジェネレータ装置であって、車両前後方向に並べて配置され、モータジェネレータの重力方向上側に設けられる冷媒タンクから重力によってモータジェネレータに冷媒を供給する複数の冷媒流路と、各冷媒流路に設けられ、各冷媒流路の冷媒流量を調節する調節弁と、水平面に対する車両前後方向の傾斜角度を検出する傾斜角検出手段と、各調節弁を開閉する制御部と、を備え、制御部は、傾斜角度検出手段によって検出した車両前後方向の傾斜角度に応じて各調節弁の開度を変化させる弁開度調節手段を備えること、を特徴とする。
本発明のモータジェネレータ装置において、弁開度調節手段は、車両前方が車両後方よりも重力方向上側にある場合には、車両が水平状態にある場合にモータジェネレータに冷媒を供給する第1冷媒流路よりも車両前方側にある第2冷媒流路に取り付けられた調節弁の開度を大きくし、第1冷媒流路に取り付けられた調節弁の開度を小さくすること、としても好適であるし、弁開度調節手段は、車両前方が車両後方よりも重力方向上側にある場合には、車両が水平状態にある場合にモータジェネレータに冷媒を供給する第1冷媒流路よりも車両前方側にある第2冷媒流路に取り付けられた調節弁の開度を大きくし、第1冷媒流路及び第1冷媒流路よりも車輌後方側にある第3冷媒流路に取り付けられた各調節弁の開度を小さくし、車両前方が車両後方よりも重力方向下側にある場合には、第3冷媒流路に取り付けられた調節弁の開度を大きくし、第1冷媒流路及び第2冷媒流路に取り付けられた各調節弁の開度を小さくすること、としても好適である。
本発明のモータジェネレータ装置において、モータジェネレータは、ステータコアとステータコアを保持するケーシングとを含み、冷媒流路は、ステータコアとケーシングとの間に設けられ、モータジェネレータの軸方向に延びるステータ冷却流路と、冷媒タンクとステータ冷却流路とを接続する冷媒供給流路とを含み、冷媒供給流路とステータ冷却流路との接続部に設けられ、ステータコアの温度が高いほど冷媒の接続部の通過流量が大きくなる冷媒流量調節機構を備えること、としても好適であるし、冷媒流量調節機構は、温度が低下すると接続部の流路を閉塞し、温度が上昇すると接続部の流路を開放する温度変形部材であること、としても好適であるし、温度変形部材は、一端がステータコアに取り付けられ、他端が冷媒供給流路とステータ冷却流路との接続部に入り込むように成形されたバイメタルであること、としても好適である。
本発明は、モータジェネレータ装置において、効果的にステータの冷却を行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態のモータジェネレータ装置20が搭載されているハイブリッド車両100は、車体10と、車体前方のエンジンルーム11に搭載されたエンジン12と、モータジェネレータ装置20と、ラジェータ16と、を備え、車室17の中には、モータジェネレータ装置20を制御する制御部70と、水平面に対する車体10の前後方向の傾斜角度を検出する傾斜角度検出センサ14と、モータジェネレータ装置20に駆動用の電力を供給する二次電池15とを備えている。
図2、図3に示すように、モータジェネレータ装置20はケーシング21の内部に第1、第2モータジェネレータ22a,22bと、ディファレンシャルギヤ23と、カウンタギヤ24と、プラネタリギヤ25とを収納したものである。図3に示すように、小さい方のモータジェネレータが第1モータジェネレータ22aで大きい方のモータジェネレータが第2モータジェネレータ22bである。第1、第2モータジェネレータ22a,22bは、それぞれロータ40a,40bとステータ38a,38bとを備えている。ロータ40a,40bはそれぞれ中心軸39の周りに回転するシャフト41a,41bに固定され、電磁鋼板を積載して構成されたロータコア42a,42bとロータコア42a,42bの外周に取り付けられた永久磁石43a,43bとを有している。ステータ38a,38bはロータ40a,40bの周囲に設けられ、電磁鋼板を積層したステータコア44a,44bと、ステータコア44a,44bに巻きつけられた巻き線によって構成されるコイルエンド45a,45bと、備えている。ロータ40a,40bの各シャフト41a,41bはハイブリッド車両100の幅方向に同軸に配置され、その間にはプラネタリギヤ25が配置され、第2モータジェネレータ22bのシャフト41bはエンジン12に向かって延びている。
第2モータジェネレータ22bのシャフト41bはカウンタギヤ24に接続され、カウンタギヤ24はディファレンシャルギヤ23に接続されている。そして、第2モータジェネレータ22bのロータ40bの駆動力はカウンタギヤ24とディファレンシャルギヤ23を介して図1に示すハイブリッド車両100の前輪に伝達され、ハイブリッド車両100を駆動する。
モータジェネレータ装置20のケーシング21は、第1、第2モータジェネレータ22a,22bのロータ40a,40bを回転自在に支持するとともに、各ステータ38a,38bを固定支持している。ケーシング21の重力方向上部には、第1、第2モータジェネレータ22a,22bの各ステータ38a,38bを冷却する冷却媒体である冷気油を貯留する油タンク26が設けられている。油タンク26は大気に連通し、自由液面を有している。
図2、図3に示すように、ケーシング21の上方の内部には、第1、第2モータジェネレータ22a,22bのロータ40a,40bの中心軸39の方向に向かって油タンク26から延びる各3本の冷媒供給流路が設けられている。図2に示すように、第1、第2モータジェネレータ22a,22bの各ロータ40a,40bの中心軸39の真上には第1冷媒供給流路27a,27bが設けられ、第1冷媒供給流路27a,27bのハイブリッド車両100の前方向には、第1冷媒供給流路27a,27bと平行に第2冷媒供給流路28b,28bが設けられ、第1冷媒供給流路27a,27bのハイブリッド車両100の後方には第3冷媒供給流路29a,29bが第1冷媒供給流路27a,27bと平行に設けられている。図3に示すように、各第1、第2、第3冷媒供給流路27a,27b,28a,28b,29a,29bは、ケーシング21と各ステータコア44a,44bとの間に形成された第1、第2、第3ステータ冷却流路30a,30b,31a,31b,32a,32bに接続されている。第1、第2、第3ステータ冷却流路30a,30b,31a,31b,32a,32bは、各ステータコア44a,44bとケーシング上部に設けられた溝によって構成される流路であって、各ステータコア44a,44bの上部で各ロータ40a,40bの軸方向に沿って各コイルエンド45a,45bの上部に設けられた各端部開口61a,61b,62a,62b,63a,63bまで延びている。各第1、第2、第3冷媒供給流路27a,27b,28a,28b,29a,29bには、各第1、第2、第3冷媒供給流路27a,27b,28a,28b,29a,29bに流れる冷却油の流量を調節する各調節弁35a,35b,36a,36b,37a,37bが設けられている。また、ケーシング21の下部には重力方向下向きに突出した油溜め33が設けられている。油溜め33は連通孔34a,34bによって各モータジェネレータ22a,22bの底部と連通している。
第2、第3冷媒供給流路28a,28b,29a,29bに接続する第2、第3ステータ冷却流路31a,31b,32a,32bは、各モータジェネレータ22a,22bの垂直方向からそれぞれ傾斜角度αずつ車両前方、ならびに車両後方に傾斜している。本実施形態では、傾斜角度αは走行中に登坂などで車体10が前後方向に傾斜する最大角度である18度の半分の9度程度となっている。
第1冷媒供給流路27a,27b、第1ステータ冷却流路30a,30bは第1冷媒流路を構成し、第2冷媒供給流路28a,28b、第2ステータ冷却流路31a,31bは第2冷媒流路を構成し、第3冷媒供給流路29a,29b、第3ステータ冷却流路32a,32bは第3冷媒流路を構成する。
ケーシング21の内部には各ステータ38a,38bを冷却する冷却油が封入されている。冷却油はケーシング21の各ステータコア44a,44の一部が浸漬する位置まで入っている。また、ディファレンシャルギヤ23の一部は、油溜め33に溜まっている冷却油に浸漬する位置となる様に構成されている。
各モータジェネレータ22a,22bが回転してディファレンシャルギヤ23が回転すると、ディファレンシャルギヤ23は、図2の矢印に示す様に、冷却油を掻き揚げる。掻き揚げられた冷却油は、カウンタギヤ24にかかり、カウンタギヤ24によってさらに掻き揚げられ、ケーシング21の上部に設けられた油タンク26に送り込まれる。油タンク26は大気に連通し、冷却油は自由液面を備えているので、油タンク26に入った冷却油は重力によって各第1、第2、第3冷媒供給流路27a,27b,28a,28b,29a,29bから各調節弁35a,35b,36a,36b,37a,37bを通って各第1、第2、第3ステータ冷却流路30a,30b,31a,31b,32a,32bに流れ、各ステータコア44a,44bの外表面に沿って各ステータコア44a,44bを冷却した後、各第1、第2、第3ステータ冷却流路30a,30b,31a,31b,32a,32bの各端部開口61a,61b,62a,62b,63a,63bから各コイルエンド45a,45bに向かって落下し、コイルエンド45a,45bを冷却する。そして冷却油はケーシング21の下部にある油溜め33に戻ってくることができるよう構成されている。このように冷却油が各モータジェネレータ22a,22bを循環してステータ38a,38bを冷却することができる。
図4に示すように、モータジェネレータ装置20の各調節弁35a,35b,36a,36b,37a,37bは制御部70に接続され、制御部70の指令によって開閉動作を行うよう構成されている。また、車体10に取り付けられ、水平面に対する車体10の前後方向の傾斜角度を検出する傾斜角度検出センサ14も制御部70に接続されている。傾斜角度検出センサはGセンサ等を用いてもよいし、車体10に取り付けられたジャイロの出力としてもよい。
本実施形態では、制御部70は、内部にCPUとメモリとを備えるコンピュータであるが、電気回路によって制御回路を構成するようにしてもよい。
以上のように構成されたモータジェネレータ装置20の動作について以下説明する。
図5(a)に示すように、制御部70は、車体10の傾斜角度が略ゼロ或いはゼロ前後の閾値内の値であった場合には、第1冷媒流路選択指令を出力する。この指令によって、各第1冷媒供給流路27a,27bに設けられた各調節弁35a,35bを開とし、各第2、第3冷媒供給流路28a,28b,29a,29bに設けられた各調節弁36a,36b,37a,37bとを閉とする。これによって油タンク26に貯まった冷却油は各第1冷媒供給流路27a,27bと各調節弁35a,35bを通って各第1ステータ冷却流路30a,30bに流れ、各端部開口61a,61bから中心軸39に向かって略垂直に落下する。そして、図5(a)の点線の矢印で示すように、落下した冷却油は、各コイルエンド45a,45bの略真上から車両前方側、車両後方側に分かれて各コイルエンド45a,45bの表面を周方向に沿って下方に流れ、ケーシング21の下部の油溜め33に落下する。一方、各調節弁36a,36b,37a,37bは閉となっているので、各第2、第3冷媒供給流路28a,28b,29a,29bには冷却油は流れない。ここで、車体10の傾斜角度の閾値は、第2、第3ステータ冷却流路31a,31b,32a,32bの傾斜角度である角度αの略9度をハイブリッド車両100の前方側と後方側との閾値としても良いし、もっと小さな閾値としてもよい。
図5(b)に示すように、制御部70は、傾斜角度検出センサ14から車体10の水平面に対する傾斜角度信号を取得して、水平面に対する車体10の前後方向の傾斜角度が第1冷媒流路を選択する指令を出力する際の閾値以上、例えば角度α以上、前方側が高くなるように傾斜している場合には、制御部70は、ハイブリッド車両100は前進で登坂走行をしているものと判断する。そして、制御部70は、モータジェネレータ装置20の車両前方側に設けられた第2冷媒流路を選択する指令を出力する。この指令によって、各第2冷媒供給流路28a,28bに設けられた各調節弁36a,36bを開とし、各第1、第3冷媒供給流路27a,27b,29a,29bに設けられた各調節弁35a,35b,37a,37bとを閉とする。これによって油タンク26に貯まった冷却油は各第2冷媒供給流路28a,28bと各調節弁36a,36bを通って各第2ステータ冷却流路31a,31bに流れ、各端部開口62a,62bから各コイルエンド45bに向かって落下する。車体10が角度αだけ傾斜しているので、各各端部開口62a,62bから落下した冷却油は各モータジェネレータ22a,22bの中心軸39に向かって略垂直方向に落下する。そして各コイルエンド45a,45bに落下した冷却油は、図5(b)の点線の矢印で示すように、落下点から車両前方側と車両後方側に分かれて各コイルエンド45a,45bの表面を周方向に沿って下方に流れ、ケーシング21の下部の油溜め33に落下する。一方、各調節弁35a,35b,37a,37bは閉となっているので、各第1、第3冷媒供給流路27a,27b,29a,29bには冷却油は流れない。
図5(c)に示すように、制御部70は、傾斜角度検出センサ14から車体10の水平面に対する傾斜角度信号を取得して、水平面に対する車体10の前後方向の傾斜角度が第1冷媒流路を選択する指令を出力する際の閾値以上、例えば角度α以上、後方側が高くなるように傾斜している場合には、制御部70は、ハイブリッド車両100は後進で登坂走行をしているものと判断する。そして、制御部70は、モータジェネレータ装置20の車両後方側に設けられた第3冷媒流路を選択する指令を出力する。この指令によって、各第3冷媒供給流路29a,29bに設けられた各調節弁37a,37bを開とし、各第1、第2冷媒供給流路27a,27b,28a,28bに設けられた各調節弁35a,35b,36a,36bとを閉とする。これによって油タンク26に貯まった冷却油は各第3冷媒供給流路29a,29bと各調節弁37a,37bを通って各第3ステータ冷却流路32a,32bに流れ、各端部開口63a,63bから各コイルエンド45bに向かって落下する。車体10が角度αだけ傾斜しているので、各各端部開口63a,63bから落下した冷却油は各モータジェネレータ22a,22bの中心軸39に向かって略垂直方向に落下する。そして各コイルエンド45a,45bに落下した冷却油は、図5(c)の点線の矢印で示すように、落下点から車両前方側と車両後方側に分かれて各コイルエンド45a,45bの表面を周方向に沿って下方に流れ、ケーシング21の下部の油溜め33に落下する。一方、各調節弁35a,35b,36a,36bは閉となっているので、各第1、第2冷媒供給流路27a,27b,28a,28bには冷却油は流れない。
以上説明したように、本実施形態のモータジェネレータ装置20は、車体10が略水平な状態でも、車体10の前方が高くなるように前後方向に傾斜している場合でも、逆に車体10の後方が高くなるように前後方向に傾斜している場合でも、各モータジェネレータ22a,22bの重力方向の略真上から中心軸39の方向に向かって冷却油を落下させることができ、コイルエンド45a,45bの車両前方側、車両後方側に略均等に冷却油を循環させることができるので、各ステータ38a,38bを効率よく冷却することができるという効果を奏する。
以上説明した本実施形態では、第1から第3の3つの冷媒流路の内、各モータジェネレータ22a,22bの重力方向の略真上から中心軸39の方向に向かって冷却油を落下させることができる1つの流路を選択してその流路に配置されている弁を開とし、他の弁を閉とすることとして説明したが、選択した流路に設けられた弁開度を大きくし、その他の流路に設けられている弁開度を少なくなるようにしてもよい。たとえば、車体10が略水平の際に、第1冷媒供給流路27a,27bに取りつけられている調節弁35a,35bは全開とし、第2、第3冷媒供給流路28a,28b,29a,29bに取り付けられた各調節弁36a,36b,37a,37bは、それぞれ半開とし、車体10の傾斜角度が大きくなるに従って(車体10の前方が高くなるに従って)、第2冷媒供給流路28a,28bに取り付けられている各調節弁36a,36bの開度を大きくし、逆に第1、第3冷媒供給流路27a,27b,29a,29bに取り付けられている各調節弁35a,35b,37a,37bの開度を小さくし、車体の傾斜角度が最大角度である18度となった場合には、第2冷媒供給流路28a,28bの各調節弁36a,36bの開度を全開とし、第1冷媒供給流路27a,27bの各調節弁35a,35bの開度を半開とし、第3冷媒供給流路29a,29bの各調節弁37a,37bの開度を全閉とする様にしてもよい。また、逆に車体10の傾斜角度がマイナス方向に大きくなるに従って(車体10の後方が高くなるに従って)、第3冷媒供給流路29a,29bに取り付けられている各調節弁37a,37bの開度を大きくし、逆に第1、第2冷媒供給流路27a,27b,28a,28bに取り付けられている各調節弁35a,35b,36a,36bの開度を小さくし、車体の傾斜角度が最大角度である−18度となった場合には、第3冷媒供給流路29a,29bの各調節弁37a,37bの開度を全開とし、第1冷媒供給流路27a,27bの各調節弁35a,35bの開度を半開とし、第2冷媒供給流路28a,28bの各調節弁36a,36bの開度を全閉とする様にしてもよい。
また、第1モータジェネレータ22a,と第2モータジェネレータ22bとの負荷に応じて、第1冷媒供給流路27a,27bの各調節弁35a,35bの各開度、第2冷媒供給流路28a,28bの各調節弁36a,36bの各開度、第3冷媒供給流路29a,29bの各調節弁37a,37bの各開度、を互いに異なる開度となるように設定してもよい。また、車体10の傾斜角度はGセンサやジャイロの出力に限らず、例えば、油タンク26あるいは油溜め33の車両前方側と車両後方側との内壁にそれぞれ液位センサを取りつけ、各液位センサの検出する液面高さの差異によって車体10の傾斜を検出するようにしてもよい。
以下、本発明の他の実施形態について図6、図7を参照しながら説明する。図1から図5を参照して説明した実施形態と同様の部分には同様の符号を付して説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態では、第1冷媒供給流路27a,27bは、調節弁35a,35bの下流側で2つに分岐し、各モータジェネレータ22a,22bの上部の車両前後方向の2箇所に設けられた第1ステータ冷却流路46a,46b,46a´,46b´に接続され、第1ステータ冷却流路46a,46b,46a´,46b´はそれぞれ各端部開口64a,64b,64a´,64b´に延びている。また、本実施形態では、第2冷媒供給流路28a,28bは、調節弁36a,36bの下流側で2つに分岐し、各モータジェネレータ22a,22bの上部の車両前後方向の2箇所に設けられた第2ステータ冷却流路47a,47b,47a´,47b´に接続され、ステータ冷却流路47a,47b,47a´,47b´はそれぞれ各端部開口65a,65b,65a´,65b´に延びている。
車両前後方向の2箇所に設けられた第1ステータ冷却流路46a,46b,46a´,46b´と第2ステータ冷却流路47a,47b,47a´,47b´とは、車両前後方向に車両前方側から順次、前方の第2ステータ冷却流路47a,47b、前方の第1ステータ冷却流路46a,46b、後方の第2ステータ冷却流路47a´,47b´、後方の第1ステータ冷却流路46a´,46b´の順に配置されている。すなわち、前方、後方の各第2ステータ冷却流路47a,47b,47a´,47b´はそれぞれ前方、後方の各第1ステータ冷却流路46a,46b,46a´,46b´よりもハイブリッド車両100の前方側となっている。また、前方の第2ステータ冷却流路47a,47bと前方の第1ステータ冷却流路46a,46bとは、中心軸39の周りに角度βだけ離れて配置され、同様に後方の第2ステータ冷却流路47a´,47b´と後方の第1ステータ冷却流路46a´,46b´とは、中心軸39の周りに角度βだけ離れて配置されている。
また、後方の第2ステータ冷却流路47a´,47b´は、中心軸39の垂直方向線となるように配置され、前方の第1ステータ冷却流路46a,46bと後方の第1ステータ冷却流路46a´,46b´とは中心軸39の垂直方向線の車両前後方向に対称に配置されている。
上記のように各ステータ冷却流路46a,46b,46a´,46b´,47a,47b,47a´,47b´が配置されているので、ハイブリッド車両100の車体10が略水平状態の場合には、後方の第2ステータ冷却流路47a´,47b´と端部開口65a´,65b´とが中心軸39に対して垂直上方、すなわち真上となり、前方、後方の各第1ステータ冷却流路46a,46b,46a´46b´、端部開口64a,64b,64a´,64b´は真上より車両前後方向に寄った位置となっている。
以上のように構成された本実施形態のモータジェネレータ装置20の動作について、以下説明する。
先に説明した実施形態と同様、制御部70は、車体10の傾斜角度が略ゼロ或いはゼロ前後の閾値内の値であった場合には、第1冷媒流路選択指令を出力する。この指令によって、各第1冷媒供給流路27a,27bに設けられた各調節弁35a,35bを開とし、各第2冷媒供給流路28a,28b設けられた各調節弁36a,36bを閉とする。これによって油タンク26に貯まった冷却油は各第1冷媒供給流路27a,27bと各調節弁35a,35bを通って前方側、後方側の各第1ステータ冷却流路46a,46b,46a´,46b´に流れ、前方側、後方側の各端部開口64a、64b,64a´,64b´から重力方向に垂直に落下する。そして、図7(a)の点線の矢印で示すように、落下した冷却油は、各コイルエンド45a,45bの略真上の前後から車両前方側、車両後方側に分かれて各コイルエンド45a,45bの表面を周方向に沿って下方に流れ、ケーシング21の下部の油溜め33に落下する。一方、各調節弁36a,36bは閉となっているので、各第2冷媒供給流路28a,28bには冷却油は流れない。ここで、車体10の傾斜角度の閾値は、前方第1ステータ冷却流路46a,46bと前方第2ステータ冷却流路47a,47bの傾斜角度である角度βより小さい角度としてもよい。
図7(b)に示すように、制御部70は、傾斜角度検出センサ14から車体10の水平面に対する傾斜角度信号を取得して、水平面に対する車体10の前後方向の傾斜角度が第1冷媒流路を選択する指令を出力する際の閾値である角度β以上前方側が高くなるように傾斜している場合には、制御部70は、ハイブリッド車両100は前進で登坂走行をしているものと判断する。そして、制御部70は、モータジェネレータ装置20の車両前方側に設けられた第2冷媒流路を選択する指令を出力する。この指令によって、各第2冷媒供給流路28a,28bに設けられた各調節弁36a,36bを開とし、各第1冷媒供給流路27a,27bに設けられた各調節弁35a,35bとを閉とする。これによって油タンク26に貯まった冷却油は各第2冷媒供給流路28a,28bと各調節弁36a,36bを通って前方側、後方側の各第2ステータ冷却流路47a,47b,47a´,47b´に流れ、前方側、後方側の各端部開口65a,65b,65a´,65b´から各コイルエンド45bに向かって垂直に落下する。車体10が角度βだけ傾斜しているので、各端部開口65a,65b,65a´,65b´から落下した冷却油は、図7(b)の点線の矢印で示すように、それぞれ車両前方側と車両後方側に分かれて各コイルエンド45a,45bの表面を周方向に沿って下方に流れ、ケーシング21の下部の油溜め33に落下する。一方、各調節弁35a,35bは閉となっているので、各第1冷媒供給流路27a,27bには冷却油は流れない。
以上説明したように、本実施形態のモータジェネレータ装置20は、車体10が略水平な状態でも、車体10の前方が高くなるように前後方向に傾斜している場合でも、各モータジェネレータ22a,22bの重力方向の上側から落下させた冷却油をコイルエンド45a,45bの車両前方側、車両後方側に略均等に循環させることができるので、各ステータ38a,38bを効率よく冷却することができるという効果を奏する。また、先に説明した実施形態と同様、各調節弁35a,35b,36a,36bの各開度を車体10の傾斜角度に応じて順次変化させるようにしてもよい。
図8を参照しながら、他の実施形態について説明する。先に図1から図6を参照して説明した実施形態と同様の部分には同様の符号を付して説明は省略する。なお、本実施形態は、第2モータジェネレータ22bについて説明するが、第1モータジェネレータ22aも同様の構成である。
図8に示すように、本実施形態は、第1、第2、第3冷媒供給流路27b,28b,29bと第1、第2、第3ステータ冷却流路30b,31b,32bとの間の接続部51b,52b,53bに、温度が低下すると接続部51b,52b,53bの流路を閉塞し、温度が上昇すると51b,52b,53bの流路を開放する温度変形部材であるバイメタル54b,55b,56bを設けたものである。各バイメタル54b,55b,56bは、一端がステータコア44bの表面に固定され、他端が各接続部51b,52b,53bの中に入るように構成され、ステータコア44bの温度が低下すると、各バイメタル54b,55b,56bは他端が各接続部51b,52b,53bの中に入る方向に曲がり、各接続部51b,52b,53bの流路を閉塞する。そして、温度が上昇すると、各バイメタル54b,55b,56bは、ステータコア44bの表面に向かって変形し、各接続部51b,52b,53bの流路を開放する。このため、ステータコア44bの温度が上昇した際には接続部51b,52b,53bの流路が開放され、ステータ冷却流路30b,31b,32bに流れる冷媒の流量が多くなり、ステータコア44bの温度が低下した際には接続部51b,52b,53bの流路が閉塞され、ステータ冷却流路30b,31b,32bに流れる冷媒の流量が少なくなる。そして、第1、第2モータジェネレータ22a,22bとも同様の構造となっているので、例えば、第1モータジェネレータ22aの負荷が大きく、ステータコア44aの温度が高く、第2モータジェネレータ22bの負荷が低く、ステータコア44bの温度が低い場合には、第1モータジェネレータ22aの各ステータ冷却流路30a,31a,32aの冷却油の流量は第2モータジェネレータ22bの各ステータ冷却流路30b,31b,32bの冷却油の流量よりも多くなる。このため、効率的にステータ38a,38bを冷却することができるという効果を奏する。なお、温度変形部材であるバイメタル54b,55b,56bは、図1から図5を参照して説明した実施形態の様に、車体10の傾斜によって、第1、第2、第3の各冷媒流路の各調節弁の開度を変化させる構成と共に備えるようにしても良いし、温度変形部材であるバイメタル54b,55b,56bのみを設けるような構成としてもよい。
図9を参照しながら、他の実施形態について説明する。図9は図8を参照して説明した実施形態のバイメタル54b,55b,56bに代わって、温度によって形状が変化するワックスまたは形状記憶金属によって形成したバルブ部材67b,68b,69bを接続部51b,52b,53bに設けたものである。先に図9を参照して説明した実施形態と同様、温度が上昇すると、各バルブ部材67b,68b,69bはその大きさが小さくなり、各接続部51b,52b,53bの流路を開放し、温度が低下すると、各バルブ部材67b,68b,69bはその大きさが大きくなり、各接続部51b,52b,53bの流路を閉塞する。従って、ステータコア44bの温度が上昇した際には接続部51b,52b,53bの流路が開放され、ステータ冷却流路30b,31b,32bに流れる冷媒の流量が多くなり、ステータコア44bの温度が低下した際には接続部51b,52b,53bの流路が閉塞され、ステータ冷却流路30b,31b,32bに流れる冷媒の流量が少なくなる。本実施形態は、先に図8を参照して説明した実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の実施形態におけるモータジェネレータ装置が搭載されたハイブリッド車両を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるモータジェネレータ装置の車両前後方向の断面を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるモータジェネレータ装置の車両幅方向の断面を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるモータジェネレータ装置の構成を示す系統図である。 本発明の実施形態におけるモータジェネレータ装置の動作を示す説明図である。 本発明の他の実施形態におけるモータジェネレータ装置の構成を示す系統図である。 本発明の他の実施形態におけるモータジェネレータ装置の動作を示す説明図である。 本発明の他の実施形態におけるモータジェネレータ装置の構造を示す説明図である。 本発明の他の実施形態におけるモータジェネレータ装置の構造を示す説明図である。
符号の説明
10 車体、11 エンジンルーム、12 エンジン、14 傾斜角度検出センサ、15 二次電池、16 ラジェータ、17 車室、20 モータジェネレータ装置、21 ケーシング、22a 第1モータジェネレータ、22b 第2モータジェネレータ、23 ディファレンシャルギヤ、24 カウンタギヤ、25 プラネタリギヤ、26 油タンク、27a,27b,28a,28b,29a,29b 冷媒供給流路、30a,30b,31a,31b,32a,32b,46a,46b,47a,47b,46a´,46b´,47a´,47b´ ステータ冷却流路、33 油溜め、34a,34b 連通孔、35a,35b,36a,36b,37a,37b 調節弁、38a,38b ステータ、39 中心軸、40a,40b ロータ、41a,41b シャフト、42a,42b ロータコア、43a,43b 永久磁石、44a,44b ステータコア、45a,45b コイルエンド、51b,52b,53b 接続部、54b,55b,56b バイメタル、61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64b,65a,65b,64a´,64b´,65a´,65b´ 各端部開口、67b,68b,69b バルブ部材、70 制御部、100 ハイブリッド車両、α,β 角度。

Claims (6)

  1. 電動車両に搭載されたモータジェネレータ装置であって、
    車両前後方向に並べて配置され、モータジェネレータの重力方向上側に設けられる冷媒タンクから重力によってモータジェネレータに冷媒を供給する複数の冷媒流路と、
    各冷媒流路に設けられ、各冷媒流路の冷媒流量を調節する調節弁と、
    水平面に対する車両前後方向の傾斜角度を検出する傾斜角検出手段と、
    各調節弁を開閉する制御部と、を備え、
    制御部は、
    傾斜角度検出手段によって検出した車両前後方向の傾斜角度に応じて各調節弁の開度を変化させる弁開度調節手段を備えること、
    を特徴とするモータジェネレータ装置。
  2. 請求項1に記載のモータジェネレータ装置であって、
    弁開度調節手段は、
    車両前方が車両後方よりも重力方向上側にある場合には、車両が水平状態にある場合にモータジェネレータに冷媒を供給する第1冷媒流路よりも車両前方側にある第2冷媒流路に取り付けられた調節弁の開度を大きくし、第1冷媒流路に取り付けられた調節弁の開度を小さくすること、
    を特徴とするモータジェネレータ装置。
  3. 請求項1に記載のモータジェネレータ装置であって、
    弁開度調節手段は、
    車両前方が車両後方よりも重力方向上側にある場合には、車両が水平状態にある場合にモータジェネレータに冷媒を供給する第1冷媒流路よりも車両前方側にある第2冷媒流路に取り付けられた調節弁の開度を大きくし、第1冷媒流路及び第1冷媒流路よりも車輌後方側にある第3冷媒流路に取り付けられた各調節弁の開度を小さくし、
    車両前方が車両後方よりも重力方向下側にある場合には、第3冷媒流路に取り付けられた調節弁の開度を大きくし、第1冷媒流路及び第2冷媒流路に取り付けられた各調節弁の開度を小さくすること、
    を特徴とするモータジェネレータ装置。
  4. 請求項1に記載のモータジェネレータ装置であって、
    モータジェネレータは、ステータコアとステータコアを保持するケーシングとを含み、
    冷媒流路は、ステータコアとケーシングとの間に設けられ、モータジェネレータの軸方向に延びるステータ冷却流路と、冷媒タンクとステータ冷却流路とを接続する冷媒供給流路とを含み、
    冷媒供給流路とステータ冷却流路との接続部に設けられ、ステータコアの温度が高いほど接続部の冷媒の通過流量が大きくなる冷媒流量調節機構を備えること、
    を特徴とするモータジェネレータ装置。
  5. 請求項4に記載のモータジェネレータ装置であって、
    冷媒流量調節機構は、温度が低下すると接続部の流路を閉塞し、温度が上昇すると接続部の流路を開放する温度変形部材であること、
    を特徴とするモータジェネレータ装置。
  6. 請求項5に記載のモータジェネレータ装置であって、
    温度変形部材は、一端がステータコアに取り付けられ、他端が冷媒供給流路とステータ冷却流路との接続部に入り込むように成形されたバイメタルであること、
    を特徴とするモータジェネレータ装置。
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