JP2010015871A - コネクタ及びその接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 雄型コネクタと雌型コネクタを相互に円滑に挿入でき、かつ両端子の接触範囲を広くして接触性を向上させること。
【解決手段】 雄型コネクタ1は、雄端子3と、雄端子3を収容する端子収容室5と雄端子3を支持する端子支持部である穴6が設けられた隔壁7とを有する矩形筒状のハウジング9とを備えている。端子収容室5は、雄端子3に接続される雌端子13のハウジング9が挿入される挿入口8を有しており、隔壁7は、雄端子3の先端を挿入口8に向けて、かつ雄端子3を傾転可能に支持している。
【選択図】 図2
【解決手段】 雄型コネクタ1は、雄端子3と、雄端子3を収容する端子収容室5と雄端子3を支持する端子支持部である穴6が設けられた隔壁7とを有する矩形筒状のハウジング9とを備えている。端子収容室5は、雄端子3に接続される雌端子13のハウジング9が挿入される挿入口8を有しており、隔壁7は、雄端子3の先端を挿入口8に向けて、かつ雄端子3を傾転可能に支持している。
【選択図】 図2
Description
本発明は、コネクタ及びその接続構造に係り、特に、雄端子と雌端子の接続又は雌端子同士を接続するのに用いるコネクタに関する。
一般に、ワイヤハーネス等の電線を電子機器や電気機器に接続する場合、あるいは電線同士を接続する場合、雄型コネクタと雌型コネクタとからなるコネクタを用いて着脱自在に接続することが行なわれる。
例えば、特許文献1に記載のコネクタは、筒型のハウジング内に雄端子を収容して形成した雄型コネクタの筒内に、雌端子を収容した雌型コネクタのハウジングを挿し込んで、雄端子と雌端子を接続するように構成されている。特に、同文献の雄型コネクタは、雄型コネクタの挿入口の位置が、挿入される雌型コネクタの挿入端の位置と寸法精度や誤差により相対的にずれている場合にも、無理なく両者を嵌合させるため、雌型コネクタの挿入端に先細りのテーパ部を設けるとともに、基板上に雄型コネクタを変位可能に弾性的に支持させることが提案されている。これによれば、雄型コネクタの挿入口の位置と雌型コネクタの挿入端の位置とがずれていても、雌型コネクタの挿入力に応じて雄型コネクタの挿入口の位置が雌型コネクタの挿入端に嵌合する位置に追従して変位するから、雌型コネクタを雄型コネクタに円滑に挿入することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、雄型コネクタと雌型コネクタが相対的に傾いて挿入された場合については考慮されていない。すなわち、雄型コネクタと雌型コネクタが相対的に傾いた状態で挿入されると、雄端子の延在軸が雌端子の接触面に対して傾いて挿入される。そのため、雄端子が雌端子の接触面に片当たりして、両端子の接触範囲が少なくなり、接触性が悪くなる場合がある。また、挿入を円滑にできない場合がある。
本発明が解決しようとする課題は、雄型コネクタと雌型コネクタを相互に円滑に挿入でき、かつ両端子の接触範囲を広くして接触性を向上させることにある。
上記の課題を解決するため、本発明のコネクタは、第一端子と、第一端子を収容する端子収容室と第一端子を支持する端子支持部とを有する筒型のハウジングとを備え、端子収容室は、第一端子に接続される第二端子のハウジングが挿入される挿入口を有し、端子支持部は、第一端子の先端を挿入口に向けて、かつ第一端子を傾転可能に支持してなることを特徴とする。
このように構成することにより、例えば、第一端子を雄端子とし、第二端子を雌端子とすると、雌端子を収容する雌型コネクタが雄端子を収容する雄型コネクタに対して相対的に傾斜して挿入されても、雄端子が雌型コネクタの端子挿入口に案内されて、雌型コネクタの端子挿入口の軸心にあわせて傾き、雄端子の延在方向と雌型コネクタの端子挿入口の軸心が一致する。これにより、雄端子が雌端子の接触面に片当たりを防止できるから、雄型コネクタと雌型コネクタを相互に円滑に挿入でき、かつ両端子の接触範囲を広くして接触性を向上させることができる。なお、第一端子を雌端子とし、第二端子を雄端子とする場合も同様である。
この場合、第一端子には、端子支持部に対応する位置に球体部を形成し、端子支持部は、第一端子の球体部を球面結合により支持する穴とすることが望ましい。ここで、球面結合とは、第一端子の球体部と、球体部に対応して端子支持部に形成された球面の一部である内面とを接して結合された状態をいう。この球面結合は、端子支持部に形成された穴に第一端子の球体部を圧入することにより形成できる。
また、端子支持部は、第一端子の長手方向の中央部を支持する構成とし、第一端子の両端に第二端子を挿入接続すれば、異なる第二端子同士を接続するためのジョイント型のコネクタとして用いることができる。
本発明によれば、雄型コネクタと雌型コネクタを相互に円滑に挿入でき、かつ両端子の接触範囲を広くして接触性を向上させることができる。
以下、本発明を実施の形態に基づいて説明する。なお、下記の実施の形態では、第一端子を雄端子とし、第二端子を雌端子とする場合について説明するが、本発明はこれに限らず、第一端子を雌端子とし、第二端子を雄端子とする場合にも適用できることは言うまでもない。
(実施形態1)
図1は本発明の一実施形態の雄型コネクタの外観斜視図である。図2(a)は図1のA−A矢視断面図、(b)は図1のB−B矢視断面図である。図3は本実施形態の雄型コネクタの組み立て方法を示す説明図である。
図1は本発明の一実施形態の雄型コネクタの外観斜視図である。図2(a)は図1のA−A矢視断面図、(b)は図1のB−B矢視断面図である。図3は本実施形態の雄型コネクタの組み立て方法を示す説明図である。
それらの図示のように、雄型コネクタ1は、並列に4本配置された雄端子3と、雄端子3を収容する端子収容室5と、雄端子3を支持する端子支持部である穴6が設けられた隔壁7とを有する矩形筒状のハウジング9とを備えている。端子収容室5には、雄型コネクタ1に接続される雌型コネクタのハウジングが挿入される挿入口8が設けられている。隔壁7は、雄端子3の先端を端子収容室5の挿入口8に向けて、かつ雄端子3を傾転可能に支持している。なお、説明の便宜上、図1に示すように、挿入口8の左右方向をX軸とし、挿入口8の上下方向をY軸とし、挿入口8の軸方向をZ軸とする。
雄型コネクタ1のハウジング9は、合成樹脂で形成され、ハウジング9の端子収容室5は断面矩形に形成され、端子収容室5の底部に設けられた底壁部17と底壁部17の両側に立設された側壁部18と側壁部18の上部に設けられた上壁部19とを有している。隔壁7は、端子収容室5を雄端子3の延在方向に二つの空間に仕切って端子収容室5の中央部に設けられている。この端子収容室5の二つの空間は、相手方の雌型のコネクタがそれぞれ挿入される挿入口8を有するコネクタ挿入部21、22となっている。コネクタ挿入部21には、例えば、電源側の雌型のコネクタを接続し、コネクタ挿入部22には、電装部品側の雌型コネクタを接続できるようにしている。
図3(a)に示すように、雄端子3は、導電性部材(例えば、銅など)で形成され、板状の導電性部材をプレス加工等により棒状に形成されている。雄端子3の中央部には、樹脂製のボール15がインサート成形により雄端子3と一体に形成されている。ボールはハウジングとの磨耗を防止するため、同じ材質が望ましい。また、隔壁7には、雄端子3のボール15を圧入する穴6が設けられている。
図3(b)に示すように、隔壁7の穴6に雄端子3のボール15を圧入して取り付ける。これにより、穴6の内面は雄端子3のボール15の球状に対応した球面に形成される。これにより、雄端子3がボール15を支点として傾転可能に保持され、雄端子3の両側の先端部がX軸方向及びY軸方向に揺動できるようにしている。なお、穴6とボール15との球面結合は、自由状態における雄端子3の延在方向が挿入口8の軸に平行な状態を保持できる程度の摩擦力を有することが好ましい。
次に、図4、図5を用いて本実施形態の雄型コネクタに挿入接続される雌型コネクタの一例を説明する。図4は雌型コネクタの外観斜視図である。図5(a)は図4のC−C矢視断面図、(b)は図4のD−D矢視断面図、(c)は雌端子の斜視図である。図4に示すように、雌型コネクタ10は、断面矩形のハウジング25を備えており、ハウジング25の外面寸法はハウジング9のコネクタ挿入部21、22の内面寸法に対応して、挿入可能に形成されている。ハウジング25には、断面矩形の端子収容室29が並列に4箇所に設けられ、端子収容室29には、4本の雌端子13がそれぞれ挿入して取り付けられている。
雌端子13は、導電性部材(例えば、銅など)で形成され、板状の導電性部材をプレス加工等により形成されている。雌端子13は、底部に設けられた底壁部31と、この底壁部31の両側に延設された側壁部33と、この側壁部33の上部に延設された上壁部35によって矩形筒状に形成されている。この矩形筒状の雌端子13の断面形状は端子収容室29の形状に対応している。雌端子13には、底壁部31に連なって曲折して形成された弾性接触片部37が設けられ、上壁部35には、端子接触部39が設けられている。雌端子13の先端部は、端子接触部39、側壁部33及び弾性接触片部37により囲まれた端子挿入口40を有しており、端子挿入口40をXY平面で切断した際の断面積は、雄端子3をXY平面で切断した際の断面積より大きく形成されている。端子挿入口40には、雄端子3が挿入されるようになっており、雄端子3を、雌端子13の端子接触部39及び弾性接触片部37との間に挿入すると、弾性接触片部37が弾性変形し、所定の接触圧で雄端子3を押圧するようになっている。また、雌端子13には、例えば、電源側の電線41が接続される接続部43が設けられている。
図6及び図7を用いて本実施形態の雄型コネクタに雌型コネクタを挿入接続する動作について説明する。図6は実施形態の雄型コネクタと雌型コネクタの接続動作を示す説明図である。図7は(a)、(b)雌型コネクタが雄型コネクタに傾斜して挿入される際の動作説明図である。図6に示すように、雄型コネクタ1のコネクタ挿入部21には、電源側の電線が接続された雌型コネクタ10が接続される。
まず、雌型コネクタ10を雄型コネクタ1に向けて図1のZ軸方向に移動させることにより、雌型コネクタ10のハウジング25を雄型コネクタ1のハウジング9のコネクタ挿入部21の内部に挿入して結合する。一方、雄型コネクタ1の雄端子3は、雌型コネクタ10の雌端子13がZ軸方向に移動することにより雌端子13の端子挿入口40の内部に挿入され、端子接触部39及び弾性接触片部37に当接し、雄端子3と雌端子13が電気的に接続される。このとき、例えば、図7(a)に示すように、雌型コネクタ10が雄型コネクタ1に対して傾斜して挿入されると、雌端子13の端子挿入口40に雄端子3の先端が当接され、雄端子3の先端が端子挿入口40の内面に案内され、Y軸方向に搖動する。すなわち、穴6とボール15の球面結合により雄端子3が雌端子13の傾きにあわせて傾転し、雄端子3の延在方向(Z軸方向)の軸心と雌端子13の端子挿入口40の軸心が一致する。そして、雄端子3が雌端子13の端子接触部39と弾性接触片部37との間に挿入接続される。
一方、図7(b)に示すように、雌型コネクタ10が雄型コネクタ1に対して傾斜して挿入されると、雌端子13の端子挿入口40に雄端子3の先端が当接され、雄端子3が端子挿入口40の内面に案内され、X軸方向に搖動する。すなわち、穴6とボール15の球面結合により雄端子3が雌端子13の傾きにあわせて傾転し、雄端子3の延在方向(Z軸方向)の軸心と雌端子13の端子挿入口40の軸心が一致する。そして、雄端子3が雌端子13の端子接触部39と弾性接触片部37との間に挿入接続される。
このように、本実施形態によれば、雄端子3のボール15が隔壁7の穴6に球面結合により支持されることで、雄端子3を任意の方向に傾けることができる。これにより、雄端子3が雌端子13に挿入接続される際に、雄型コネクタ1と雌型コネクタ10を相互に円滑に挿入でき、かつ雄端子3と、雌端子13との接触範囲を広くして接触性を向上させることができる。また、雄端子3を交換する際には、ボール15を穴6から抜き出すだけでよいので、雄端子3の交換を容易にできる。
また、自動車のワイヤハーネスの接続においては、振動等により雌型コネクタと雄型コネクタが相対的に搖動する場合がある。しかしながら、本実施形態によれば、雄型コネクタ1と雌型コネクタ10が勘合された状態で雌型コネクタ1と雄型コネクタ10が相対的に搖動しても、雄端子3が雌型コネクタ1の端子接触部39、側壁部33及び弾性接触片部37に案内されて、雌型コネクタ10の搖動に追従して傾くことができる。これにより、雌端子13と雄端子3が摺動して接点が摩耗したり、端子同士の導通が不安定となるのを抑制することができる。
本実施形態においては、雄端子3とボール15をインサート成形により一体で形成しているが、あらかじめ雄端子3の形状に対応した穴をボール15に設けておき、この穴に雄端子3を圧入して固定してもよい。つまり、雄端子3とボール15を別体で形成してもよい。また、ボール15は樹脂で形成されているが、穴6と球面結合して雄端子3を保持できるものであれば本実施形態に限らず、例えば、雄端子3と同じ材料で形成してもよい。
また、雄端子3は、断面矩形の棒状に形成されているが、雄端子であれば本実施形態に限らず、例えば、断面円形の棒状に形成することができる。また、雄端子3の両端部には、先細り状に形成されたテーパ部を設けることが好ましい。
本実施形態においては、2つの雌型のコネクタを中継するための雄端子3を備えたジョイント型の雄型コネクタ1について説明したが、本実施形態に限るものではなく、例えば、雄端子3の一端に雌端子を接続する接続部を設け、他端に電線の接続部を設けてもよい。この場合、雄端子3に電線の外力がかからない配線構造にする必要がある。
また、雄型コネクタ1は雄端子3を4本備えているが、1本又は複数本の雄端子3を備えた構成とすることができる。また、本実施形態の4本の雄端子3は並列に1段で配置されているが、複数段の配置とすることができ、例えば、2本の雄端子3を並列に配置し、かつ2段としてもよい。
本実施形態においては、隔壁7の穴6とボール15との球面結合により雄端子3を傾転可能に支持しているが、雄端子3を傾転可能に支持できる構造であれば本実施形態に限らない。例えば、隔壁7の穴6にゴムなどの弾性部材、あるいはベローズのような弾性部材を介して雄端子3を支持し、弾性部材の弾性により雄端子3を傾転可能に支持することができる。
(実施形態2)
図8は本発明の他の実施形態の雄型コネクタ及び雄型コネクタに挿入接続される雌型コネクタの外観斜視図である。図9は本実施形態の雄型コネクタの組み立て方法を示す説明図であり、(a)は雄型コネクタの分解斜視図、(b)は雄端コネクタの要部を示す拡大斜視図、(c)は端子とばねの接続構造を示す図である。本実施形態の雄型コネクタは、2つの雌型コネクタを接続するためのジョイント型のコネクタとして用いられる。なお、説明の便宜上、図8に示すように、後述する溝62の左右方向をX軸とし、溝62の上下方向をY軸とし、溝62の軸方向をZ軸とする。
(実施形態2)
図8は本発明の他の実施形態の雄型コネクタ及び雄型コネクタに挿入接続される雌型コネクタの外観斜視図である。図9は本実施形態の雄型コネクタの組み立て方法を示す説明図であり、(a)は雄型コネクタの分解斜視図、(b)は雄端コネクタの要部を示す拡大斜視図、(c)は端子とばねの接続構造を示す図である。本実施形態の雄型コネクタは、2つの雌型コネクタを接続するためのジョイント型のコネクタとして用いられる。なお、説明の便宜上、図8に示すように、後述する溝62の左右方向をX軸とし、溝62の上下方向をY軸とし、溝62の軸方向をZ軸とする。
図8及び9に示すように、雄型コネクタ50は、並列に2本配置された雄端子53と、雄端子53の中央部を支持する端子支持部であるばね55、56と、ばね55、56の端部が挿入される環状の穴57が設けられた箱型の上ハウジング59及び下ハウジング61を備えている。
図9(a)に示すように、上ハウジング59及び下ハウジング61には、2本の溝62がそれぞれ設けられている。溝62は、後述する上ハウジング59と下ハウジング61が嵌合された際に、雄端子53の中央部が収容される矩形断面の穴が形成されるようになっている。上ハウジング59のX軸方向の両側面には、係止フック64がそれぞれ設けられている。下ハウジング61のX軸方向の両側面には、上ハウジング59の係止フック64が挿入される穴65と係止フック64の突起に係止される係止穴66とを有する係止部68が設けられている。
図9(b)に示すように、雄端子53は導電性部材(例えば、銅など)で形成され、板状の導電性部材をプレス加工等により棒状に形成されている。雄端子53には、リベット71が挿入されて取り付けられる穴69が設けられている。リベット71は雄端子53に係止される頭部71aと、頭部71aと一体で形成され穴69に挿入される胴部71bと、胴部71bに圧入されるリング71cとを有している。すなわち、リベット71の胴部71bを雄端子53の穴69に挿入し、胴部71bをリング71cに圧入して固定することにより、リベット71を雄端子53に取り付けるようにしている。
図9(c)に示すように、ばね55、56の一端部にはリベット71が挿入され、雄端子53とばね55、56の一端部は、周方向の4箇所が溶接などにより接合されている。このとき、リベット71は、ばね55、56を雄端子53に溶接する際の位置決めを行っている。
このようにして構成された雄型コネクタ50を組み立てる際には、上ハウジング59と下ハウジング61の穴57に、ばね55、56の溶接されていない側の端部を挿入し、上ハウジング59の係止フック64を下ハウジング61の係止部68に係止して上ハウジング59と下ハウジング61とを嵌合する。これにより、雄端子53は、溝62と平行に上ハウジング59及び下ハウジング61に支持され、かつ傾転可能に支持されるようになっている。
次に、図8に、本実施形態の雄型コネクタに挿入接続される雌型コネクタの一例を示す。雌型コネクタ75は、断面矩形のハウジング77を備えている。ハウジング77は、雄型コネクタ50の雄端子53の一端が挿入接続される2本の雌端子13が収容される端子収容室79を有している。その他の構成は実施形態1の雌型コネクタ10(図4、5)と同じであるから説明を省略する。
次に、本実施形態の雄型コネクタに雌型コネクタを挿入接続する動作について説明する。まず、雌型コネクタ75を雄型コネクタ50に向けて図1のZ軸方向に移動させる。雄型コネクタ50の雄端子53は、雌型コネクタ75の雌端子13がZ軸方向に移動することにより雌端子13の端子挿入口40の内部に挿入され、端子接触部39及び弾性接触片部37に当接し、雄端子53と雌端子13が電気的に接続される。このとき、雌型コネクタ75が雄型コネクタ50に対して傾斜して挿入されると、雌端子13の端子挿入口40に雄端子53の先端が当接され、雄端子3の先端が端子挿入口40の内面に案内され、搖動する。すなわち、雄端子53が雌端子13の傾きにあわせて傾転し、雄端子53の延在方向(Z軸方向)の軸心と雌端子13の端子挿入口40の軸心が一致する。そして、雄端子53が雌端子13の端子接触部39と弾性接触片部37との間に挿入接続される。
このように、本実施形態によれば、雄端子53がばね55、56に傾転可能により支持されることで、雄端子53を任意の方向に傾けることができる。これにより、雄端子53が雌端子13に挿入接続される際に、雄型コネクタ50と雌型コネクタ75を相互に円滑に挿入でき、かつ雄端子53と、雌端子13との接触範囲を広くして接触性を向上させることができる。
本実施形態においては、雄端子53に溶接固定されるばね55、56の位置決めを行うためにリベット71を用いているが、本実施形態に限らす、ばね55、56の位置決めが容易であればリベット71を用いなくてもよい。あるいは、リベット71に代えてボルト、ナットを用いてもよい。
1 雄型コネクタ
3 雄端子
5、29 端子収容室
6 穴
7 隔壁
8 挿入口
9、25 ハウジング
10 雌型コネクタ
13 雌端子
15 ボール
21、22 コネクタ挿入部
40 端子挿入口
3 雄端子
5、29 端子収容室
6 穴
7 隔壁
8 挿入口
9、25 ハウジング
10 雌型コネクタ
13 雌端子
15 ボール
21、22 コネクタ挿入部
40 端子挿入口
Claims (2)
- 第一端子と、該第一端子を収容する端子収容室と該第一端子を支持する端子支持部とを有する筒型のハウジングとを備え、前記端子収容室は、前記第一端子に接続される第二端子のハウジングが挿入される挿入口を有し、前記端子支持部は、前記第一端子の先端を前記挿入口に向けて、かつ第一端子を傾転可能に支持してなるコネクタ。
- 請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記第一端子は、前記端子支持部に対応する位置に球体部が形成され、前記端子支持部は、前記第一端子の球体部を球面結合により支持する穴であることを特徴とするコネクタ。
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Cited By (2)
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WO2014034419A1 (ja) | 2012-09-03 | 2014-03-06 | 矢崎総業株式会社 | メス端子 |
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2008
- 2008-07-04 JP JP2008175702A patent/JP2010015871A/ja active Pending
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