[go: up one dir, main page]

JP2010015236A - 生産ライン評価方法、生産ライン評価システム及び生産ライン評価プログラム並びに生産ライン評価プログラムを記録した記録媒体と、生産ライン制御方法 - Google Patents

生産ライン評価方法、生産ライン評価システム及び生産ライン評価プログラム並びに生産ライン評価プログラムを記録した記録媒体と、生産ライン制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010015236A
JP2010015236A JP2008172358A JP2008172358A JP2010015236A JP 2010015236 A JP2010015236 A JP 2010015236A JP 2008172358 A JP2008172358 A JP 2008172358A JP 2008172358 A JP2008172358 A JP 2008172358A JP 2010015236 A JP2010015236 A JP 2010015236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
production
information
production line
line evaluation
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008172358A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Minamide
昌彦 南出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008172358A priority Critical patent/JP2010015236A/ja
Publication of JP2010015236A publication Critical patent/JP2010015236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】製品性能と、生産の処理情報に基づいて、最適生産経路となる生産ライン評価方法を提供する。
【解決手段】複数の生産経路によって製品を生産する生産ラインの生産経路を評価する方法である。各生産経路において製品を生産処理するために施こされる処理情報と、各生産経路によって生産される製品の検査を行なうことによって得られる検査情報を収集し、収集された処理情報および検査情報を紐付けして、紐付け情報を得る。紐付け情報に基づいて、複数の生産経路を順位付けし、順位付けられた生産経路を表示装置に表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の生産経路によって製品を生産する生産ラインの評価方法、生産ライン評価システム及び生産ライン評価プログラム並びに生産ライン評価プログラムを記録した記録媒体と、生産ライン制御方法に関する。更に、複数の生産経路によって複数の製品機種を生産する生産ラインの評価方法、生産ライン評価システムと、生産ライン制御方法に関する。
例えば、半導体デバイスなどの生産ラインは、ウエハ投入からデバイス完成までに時間がかかり、また製造条件の変化、装置メンテナンス及び装置故障などの多くの原因によって、歩留りの変動や装置稼働率低下などの影響により生産量が低下する。生産量の低下に対応するため、その生産過程に大量の仕掛りを保持して生産を行っている。しかし仕掛りを増やすことはコストを増加し、生産時間を長期化する。また顧客要求の細分化や納期遵守といった観点から、必要とされる製品をタイムリーにロスなく生産することが重要な課題となってきた。このような課題は、半導体分野だけでなく、鉄鋼プラント、化学プラントのように複数の処理工程と、複数の検査工程を有する製造プロセスにおいても生じている。
特に、半導体デバイスの生産過程は、工程数が非常に多く、かつ生産過程では同一製品が工程は異なるが同一生産装置を繰り返し何回も通過したり、また異なる生産経路により生産される複数の製品機種が混在して生産されたりしている。そのために、各工程の仕掛り量を管理すること自体が複雑で困難な状況にある。また複数の製品機種が製造される工程では、装置メンテナンス及び装置故障などによってボトルネックの発生が懸念される。また生産過程での課題は、あるひとつの問題が他の機種に影響を与えないで常に顧客要求に答え続けることである。
特許文献1は、生産計画に基づいて生産過程の各工程に設定された仕掛り量の目標値と実際値の乖離に応じて、各工程の生産量を制御し、生産過程全体の仕掛り量を適正値以下に抑えて生産する方法を提案している。即ち、最終工程から逆順に各工程の累積値を算出し、累積した仕掛り量の目標値と実際値の乖離に応じて各工程の生産量を制御するものである。
また特許文献2は、生産過程における不良要因解析のために、製造ロット毎の各工程で使用される製造装置およびその製造装置内の位置ごとに、異常ロット数が突出する検定率が高い順に歩留まり要因を特定する手法を提案している。即ち、正常ロット数と異常ロット数を関連付けて、または前工程終了時刻からその工程開始時刻までの平均工程時間を正常ロットと異常ロットに関連付けて、歩留まり要因を特定するものである。
特開2003−233410号公報 特開2005−12095号公報
例えば、半導体デバイスの生産過程では、製品加工時の線幅及び酸化膜厚等の加工形状、処理温度、処理経過時間、処理液、処理ガス、処理電圧など処理条件及び電圧、電流及び処理速度などの電気特性、歩留まりのような多種大量のデータが収集される。これらデータを用いて、製品の不良要因を抽出することを主目的の一つとしてプロセスデータの解析が行われている。例えば、図1(a)は、ある製品の製品性能Qと、その製品の製造工程におけるプロセスデータXとの関係を表す散布図である。図1(a)に示すように、製品性能QとプロセスデータXとは強い相関関係を示している。図1(b)は、図1(a)の散布図を、その製造工程で用いられた製造装置(1号機、2号機、3号機)毎に区別して表す図である。図1(b)から、2号機で処理した製品に製品性能Qが製品性能管理基準Rから外れた不良が多く発生していることがわかる。したがって、製品性能Qを製品性能管理基準R内に制御しようとする場合、不良要因である2号機に対策を施すことが最も効果的であることが分かる。
しかしこれだけでは不十分であることが、図1(c)より分かる。即ち、図1(c)は異なる生産ラインにより生産される機種Aと機種Bを、同じ工程で同じ加工条件で処理した場合の散布図を示す。図1(c)より、異なる生産ラインにより生産された機種Aと機種Bでは、同じ2号機にて処理した場合でも機種Aのみが製品性能管理基準Rより外れ、問題があることが分かる。このように、複数の製品機種が同一の製造装置によって生産される場合、機種、生産工程および製造装置などを考慮してデータ解析する必要がある。つまり、ひとつの問題についてある一面だけの分析や対策では不十分であり、場合によっては問題を長期化させることになりかねない。生産過程での生産制御を行なう場合、無用な生産制御を実行すると、製造プロセス全体が混乱するとともに、不良品発生が継続して損失や供給齟齬が拡大することがある。
このような問題に対して、特許文献1は、生産過程の仕掛り量を適正値に抑えて生産する方法であり、また特許文献2は異常ロットを特定して歩留まり要因を特定する方法であるが、製品性能とプロセスデータの相関関係、製造工程で用いられる製造装置または製品機種の違いなどの生産の処理情報が考慮されていない。また、従来顧客の要求を満たし、かつ製品の出荷数を最大にし、または生産ロスを最小にする生産ライン評価方法は提案されていない。
従って本発明の第1の課題としては、複数の生産経路によって製品を生産する生産ラインにおいて、生産のための処理情報と製品の検査情報に基づいて、各生産経路を評価することである。また、複数の製品機種について、複数の生産経路をそれぞれ評価し、全ての製品機種について生産が可能となる全体最適となる生産経路の評価を行なうことである。また第2の課題は、顧客要求を満たしながら生産ロスを最小化することにある。
そこで、この発明は、単一機種での生産経路を評価する手段を備える生産ライン評価方法を提供するものである。また複数の製品機種を考慮した生産経路を評価することで生産ライン全体での生産経路を迅速に評価し、その評価された生産経路を用いた際の効果となる予測値と実際値の差異を小さくする生産ライン評価方法を提供するものである。これにより、どの機種はどの工程のどの装置を優先して処理すべきかの意思決定を容易化することにある。
また、この発明の課題はそのような生産ライン評価方法を実行して、製造プロセスにおける歩留りが向上するのを助ける生産ライン評価システムを提供することにある。また、この発明は、その生産ライン評価方法をコンピュータに実行させるための生産ライン評価プログラムを提供することにある。また、この発明は、生産ライン評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。更に、生産評価方法によって評価された生産経路に従って生産ラインを制御する生産ライン制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の生産ライン評価方法は、複数の生産経路を有する生産ラインにおいて、前記複数の生産経路の生産性を評価する評価方法であって、前記生産経路で製品を生産した際の処理情報を記憶する処理情報記憶部から選択する処理情報選択ステップと、前記生産経路で生産された製品の検査情報を記憶する検査情報記憶部から収集する検査情報収集ステップと、前記収集された処理情報および前記検査情報を紐付けして、紐付け情報を得る紐付けステップと、前記紐付け情報に基づいて、前記複数の生産経路を生産性の順に順位付けする順位付けステップと、前記順位付けられた生産経路を表示装置に表示する生産経路表示ステップと、を備える。
本発明の生産ライン評価方法は、図2(a)に示すように、工程1に1号機と2号機のように複数の製造装置を備え、また工程3に検査装置を1台備える多段階生産ラインを対象とし、工程1において、1号機または2号機の製造装置を選択する場合の生産経路を評価するものである。なお、工程2は製造装置を1台備えるだけである。前記生産ラインは半導体製造装置の全工程であってもよく、または半導体製造装置の一部の製造工程であってもよい。
また本発明が対象とする生産ラインは、図2(b)に示すように、例えば、機種Aを生産する第1生産ライン、機種Bを生産する第2生産ライン、機種Cを生産する第3ラインのよう複数の生産ラインを備える。そして、この第1生産ラインから第3生産ラインは、それぞれ5つの工程を備え、工程1〜工程4は各々製造装置を有し、各製造装置によってそれぞれ所定の処理を施すことにより、多段階生産ラインで製品を生産する。工程5は検査装置である。工程1と4は1号機から3号機を備え、工程2と3は1号機と2号機を備える。図2(b)に示す生産ラインは例示であり、工程1〜工程4に備えられる各々の製造装置、1つの検査装置は同じでもよいし、異なっていてもよい。また検査装置は3つの生産ラインに対して、少なくとも1つの検査装置を備えてもよい。なお、第1生産ライン〜第3生産ラインは、少なくとも1つの工程に複数の製造装置を備えるものとする。
ここで「製品」とは、完成品だけでなく、半製品のような仕掛品も含む。
本発明によって収集される処理情報は、半導体装置に対して施される処理情報であり、例えば半導体膜、絶縁膜、導電体膜などの成膜装置、上記各膜を剥離する剥離装置及びエッチング装置、洗浄装置及び乾燥装置などの処理情報である。更に、各工程間の待機時間情報及び繰り返し回数情報であってもよい。
また検査情報は、半導体装置の電圧、電流など電気特性等のデバイス性能、消費電流、処理速度、耐久性などの検査結果、ウエハテストの良品率、不良率及び歩留まりなどである。
上記各生産ラインの各工程で、それぞれ製造装置によって生産ロット単位で半導体装置に処理が施される。また上記検査装置により生産ロット単位で半導体装置の検査が行われる。ここで、各製造装置よって施された処理情報及び各検査装置の検査情報は、生産ロットごとに対応付けて記憶される。このように対応付けることを紐付けすると称している。
また、本発明において、順位付けられた生産経路は、生産経路毎の生産能力に基づき算出される出荷数を最大にする生産経路、機種毎の出荷数を最大化し、全ての機種の出荷数の合計を最大化する生産経路、機種毎の生産ロスを最小化し、全ての機種の生産ロスを最小化する生産経路、機種毎の優先度、出荷予定日程または出荷予定数量と、生産工程毎の生産ロスを最小化する生産経路、機種毎の納期計画差を最小化し、全ての機種において納期計画差を最小化する生産経路、機種毎の優先度と出荷予定日程と出荷予定数量、および生産能力に基づき納期計画差を最小化する生産経路、検査情報と処理情報を重回帰分析手法によるシミュレーション情報に基づいて影響度の大きい重要な項目から順に抽出した生産経路、一定期間で更新され、割当てられた各工程の製造装置を用いた場合の予測値と実際値を常に監視し、ばらつきを減少させる補正処理を有する生産経路である。
従って、本発明の上記構成によれば、製品性能および処理情報に基づいて、複数の生産経路を評価することができる。また上記のようにして複数の生産経路をコンピュータ処理によって評価することにより、実際に生産経路を変更する前に生産経路を評価することができるので、実際の生産ラインをシミュレーションすることが可能になる。
また、本発明の生産ライン評価方法は、前記紐付け情報に基づいて、前記複数の生産経路を分析する生産経路分析ステップと、前記分析された結果に基づき、前記複数の生産経路を順位付けする分析結果順位付けステップと、前記生産経路表示ステップを繰返して、複数の製品機種について、複数の生産経路をそれぞれ順位付けすることを特徴とする。この構成により、複数機種の製品をそれぞれ複数の生産経路により生産する場合に、全ての機種の製品を生産する生産経路を評価し、全体最適生産を可能にする。
更に、本発明の生産ライン評価方法は、前記製品の機種毎の優先度、出荷予定日程または出荷予定数量を含む製品計画情報の入力部を備え、前記順位付けステップは、前記紐付け情報及び前記製品計画情報に基づいて生産経路を順位付けすることを特徴とする。この構成により、顧客要求を満たしながら生産ロスを最小化することができる。
また、本発明の生産ライン評価方法は、前記表示手段を有し、生産経路毎の予測値と実際値を全ての機種、機種別、生産経路別に表示して、生産制御状況をリアルタイムで把握し、検証できるようにすることを特徴とする。
また、本発明は、別の観点によれば、生産ライン制御方法であり、生産ラインを管理するCIMを備え、前記順位付けられた生産経路に従い、前記CIMによって生産経路を制御することを特徴とする。
本発明は、別の観点によれば、上記各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。この発明のプログラムによれば、コンピュータに上記生産ライン評価方法を実行させることができる。
また、本発明は、別の観点によれば、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。この発明の記録媒体によれば、記録媒体の記録内容をコンピュータに読み取らせることで、上記コンピュータに上記生産ライン評価方法を実行させることができる。
更に、本発明は別の観点によれば、生産ラインの評価システムであって、生産ラインに備えられた複数の生産経路と、前記生産経路で製品を生産した際の処理情報を記憶する処理情報記憶部から選択する処理情報選択部と、前記生産経路で生産された製品の検査情報を記憶する検査情報記憶部から収集する検査情報収集部と、前記収集された処理情報および前記検査情報を紐付けして、紐付け情報を得る紐付け部と、前記紐付け情報に基づいて、前記複数の生産経路を分析し順位付けする順位付け部と、前記順位付けられた生産経路を表示装置に表示する生産経路表示部と
を備える。
本発明によれば、複数の生産経路によって製品を生産する生産ラインにおいて、生産のための処理情報と製品の検査情報に基づいて、各生産経路を評価することができる。また、複数の製品機種について、複数の生産経路をそれぞれ評価し、全体最適となる生産制経路の評価を行なうことができる。また顧客要求を満たしながら生産ロスを最小化する生産経路を評価することができる。
この発明の生産ライン評価方法は、複数の製造装置を備える少なくとも1つの生産工程と、検査装置を備える検査工程を連続させて、製品を生産する多段階生産ラインを対象とする。この生産ラインにおいて、生産ラインの各工程で、製造装置により施された製品毎に、製品を生産するために施された処理を収集する(処理情報収集ステップ)。更に、工程順に処理情報を収集する(処理履歴情報収集ステップ)。また検査装置を備える検査工程で得られた検査結果を表す検査情報を取得する(検査情報収集ステップ)。そして、上記処理情報または処理履歴情報と、検査情報を関連付けて紐付けデータとして取得する(情報紐付けステップ)。この紐付けする際に、製品の生産ロットごとに関連付けることがより好ましい。次に、上記紐付けデータを用いて所定の分析方法による分析を行って、上記検査情報(ここでは製品性能)に対する影響度を複数の製造装置それぞれに対して分析する(最適生産経路分析ステップ)。所定の分析方法としては、重回帰分析法が好ましい。ここでの分析結果である生産経路とは、ある機種において、ある工程の、どの製造装置を用いて生産を行なうことが最も検査情報に良い影響を与えるかを示すものである。これにより、割当てられた製造装置を用いることでより良い検査情報が期待できる。さらに上記最適生産経路分析ステップの分析結果に基づいて、最も検査情報に良い影響を与える順に順位付けする(順位付けステップ)。順位付けされた生産経路情報は所定の表示画面に表示する(生産経路表示ステップ)。
また、本発明の第2実施形態では、順位付けステップは、機種計画入力ステップから入力された機種別の優先度、出荷予定日程と出荷予定数量を分析に用いる。
この順位付けされた生産経路情報に基づいてユーザ(この生産ライン評価方法を実行する者、具体的には生産ライン制御管理担当者)は、上記複数の製造装置を有する工程で、最適生産と推定される製造装置を把握し、製品流動の指示を行なうことができる。または、生産ラインを管理するCIMに最適生産経路情報をフィードバックして、自動的に最適生産経路によって生産するように制御する。このように、ひとつの機種のみの生産ラインでは、一連のステップにより、一度の分析により最適化することができる。
また、本発明は、複数の製品機種を生産する場合、生産経路分析ステップと、分析結果順位付けステップと、生産経路表示ステップを繰り返し実施して、複数の製品機種において跨って使用される複数の製造装置について網羅的に分析し、順位付けする。これにより、複数の製品機種をそれぞれ最適生産経路により生産することを可能にするよう、全体最適となる生産経路の評価を行なうものである。つまり、複数の製品機種が混在する生産ラインにおいて、一つの製品機種に限らず、他の製品機種に波及していきながら、全ての製品機種が全体として最適生産なるように生産経路を流動化させるものである。これにより、ある処理工程には複数の製造装置が配置され、特定の製品機種において特定の製造装置が不良要因を持つことが判明した場合、その該当機種はその特定の製造装置を使用しないなどの対策が決定される。そして、不良要因が判明した特定の製品機種の生産は、別の製造装置で生産されるように生産経路を変更するようにする。このように特定の製品機種の生産経路が変更されるに伴い、他の製品機種と製造装置を共通使用する場合は、他の製品機種の生産数量も必達するように、生産経路を再配分する必要がある。そして、再配分した結果、最適生産経路によって全ての製品機種の生産数、納期、生産ロスを満たすことが可能かどうか、シミュレーションにより確認することができる。このようにして得られた全体最適となる生産経路情報は、ユーザによって、またはCIMによって生産ラインが制御される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
まず、本発明の生産ライン評価方法で用いる最適生産経路分析の分析対象について説明する。以下には半導体装置を生産する生産ラインの清算経路評価方法について説明するが、本発明の生産ライン評価方法は、鉄鋼プラント、化学プラントのように複数の処理工程と、検査工程を有する製造プロセスにも適用可能である。
製品の製品性能を示す検査結果情報とは、例えば半導体装置の製造分野での半導体デバイスのような完成品または生産過程の半製品に対する、ウエハテストの良品率、または不良率及び歩留りを含む。また、ウエハテストを使用した半導体デバイスの完成品または半製品に対する、電圧、電流などのデバイス電気特性テスト、消費電流、処理速度および耐久性などを含む。さら製品または半製品の各製造工程で計測された加工形状(酸化膜厚、線幅、重ね合わせ値、異物検査値、パターン欠陥値)も利用することができる。以上のような検査結果情報を用いて、製品性能を満足する機種の出荷数を最大化する最適生産経路を分析する(製造品質の視点)。加えて、顧客要求から決定される機種別優先度、出荷予定日程、出荷予定数量と、生産ラインの生産工程毎の生産能力を用いて、上記検査情報を重み付けする。これにより、生産ロスを算出し、全ての機種での生産ロスを最小化する最適生産経路を分析する(生産技術の視点)。さらに加えて、上記検査情報を重み付けすることにより、納期計画差を算出し、全ての機種での納期計画差を最小化する最適生産経路を分析する(生産管理の視点)。
さらに、上記生産ライン評価方法によって評価された生産経路のうち、どの生産経路を使用するか(どの製造工程ではどの製造装置を使用するか)を順位付けられた生産経路に基づくシミュレーション結果としてユーザが製品流動を指示する前に把握したい。このような場合、ユーザが上記の順位付けられた生産経路から、例えば最上位の生産経路(工程と製造装置)を指定することで、残りのその他の工程の製造装置について再度分析、順位付けを瞬時に行なうことができ、ユーザに提示する。このようにした場合、ユーザはこの生産ライン評価結果情報に基づいて指定された最適生産経路により生産した効果を予測値として事前に迅速に把握でき、したがって、製品流動の意思決定を容易に行なうことができる。
この発明の生産ライン評価方法によれば、少なくとも1つの工程に複数の製造装置を持つ複数機種の生産ラインでの生産過程全体において、現在の最適生産経路を把握することができ、その最適生産経路を用いた際の予測値と実績値との差異を比較し、生産過程全体での偏りを解消することができる。したがって、上記生産過程での生産工程において最適となる製造装置にて生産が行われることで生産過程の最適化が実現でき、歩留り向上を支援することができる。
(第1実施形態)
図3は本発明の生産ライン評価システムを備える生産装置の全体構成を説明する為の図である。
生産装置1は、製造過程を管理するCIM(Computer Integrated Manufacturing)システム2と、顧客情報を管理する顧客情報管理システム3と、本発明の生産ライン評価プログラムを記憶した記憶媒体とそのプログラムを用いて本発明の生産ライン評価方法をコンピュータに実行させる生産ライン評価システム4を備え、これら各システムはデータ通信経路5を介して互いに接続されている。ここで、データ通信経路5は、有線でも無線でもよく、LAN(Local Area Network)により接続される。
上記CIMシステム2は、複数の製造装置を備える少なくとも1つの生産工程と、検査装置を有する検査工程を連続させた多段階の生産ラインを管理する。または、複数の生産ラインの各工程にそれぞれ複数の製造装置を有する複数の生産ラインを管理する。即ち、図2(a)または図2(b)に示すような生産ラインを管理する。また、CIMシステム2は、生産ライン評価システム4からフィードバックされる生産経路情報に従い生産経路を選択または変更するような制御機能を備える。同時に、上記各製造装置の処理情報及び上記検査装置の検査結果情報を格納するデータベース2aを含む。上記処理情報は、工程順に収集して処理履歴情報とすることがより好ましい。
処理情報には、半導体膜、絶縁膜、導電体膜、感光体膜などの成膜装置、上記各膜を剥離する剥離装置及びエッチング装置、パターン化装置、洗浄装置及び乾燥装置などの処理情報を含む。例えばMBEのような成膜装置では、成膜時の温度、圧力、ガスの種類、濃度、処理プロファイル、加速電圧などである。またプラズマエッチング装置のような剥離装置では、例えばガスの種類、圧力、温度、電圧、時間などである。またエッチング装置では、例えば処理液の種類、濃度、温度、処理時間などである。また洗浄装置では、例えば洗浄液、洗浄時間、繰り返し回数などである。乾燥装置では、乾燥温度、乾燥時間などである。
また処理情報には、半導体装置の加工時の線幅、酸化膜厚、重ね合わせ値、異物検査値、パターン欠陥値などの加工形状情報及び処理装置名、処理温度、処理経過時間、処理液、処理ガス、処理電圧、処理日時、製品名、機種名、生産ロット番号、処理担当者名を含む。更には各処理装置に内在する処理チャンバや拡散炉などの炉内処理ポジションなども含む。更に、各工程間の待機時間や各工程の繰り返し回数も含めてよい。
また検査情報には、検査装置名、検査対処となる製品名、機種名、生産ロット番号、検査条件、電圧、電流など電気特性等のデバイス性能、消費電流、処理速度、耐久性などの検査結果、ウエハテストの良品率、不良率及び歩留まり、検査日時、検査者名、良否判定結果、製品名、生産ロットを含む。これらは半導体ウエハテスト装置によって収集することが可能である。
上記顧客情報管理システム3は、顧客ごとに顧客名、製品名、機種名、受注日、受注数、優先順位、出荷日、出荷数などを管理する。これらを管理するため、入力部(図示しない)を備え、この入力部より、顧客からの要求である製品機種名、製品機種毎の優先順位、出荷予定日程及び出荷予定数量を含む顧客要求情報を格納するデータベース3aを含む。
生産ライン評価システム4は、データ通信経路5を介して製造過程を管理するCIMシステム2から処理情報及び検査情報を取得する。また必要に応じて顧客情報管理システム3から製品機種毎の顧客要求情報を取得する。そして、これら情報に基づき最適生産経路の順を分析する生産ライン評価システム4aを備える。この最適生産ライン評価システム4aにより分析された最適生産経路情報をCIMシステム2にフィードバックして、最適生産経路となる製品流動による生産ライン制御を実現する。以上のような動作をコンピュータに実現させるため、生産ライン評価プログラムをデータベース4bに格納する。
このように生産ライン評価システム4は、プログラムに従って自動的に全ての製品機種を考慮した最適生産経路の算出演算を行なう。そして、算出演算された最適生産経路の生産過程への反映を行なう「生産制御ステップ」は、人(生産制御管理担当者)によって反映される場合と、生産工程を管理するCIMシステムへフィードバックして自動的に実行される場合とがある。このようにして、全体最適となる製品流動が行われるように構成することで製品の出荷数を最大にする。また顧客要求された計画を満たす。また生産過程での生産ロスを最小にする。以上により、生産性向上が実現でき製品性能向上を支援することができる。
図4は本発明の生産ライン評価方法を備えた生産ライン評価システム4の構成を示す。
本発明の生産ライン評価システム4は、記憶部としての紐付けデータテーブル11と、最適生産経路分析を行なう最適生産経路分析テンプレート部(枠組み)12と、変数選択操作部13と、入力処理部としての最適生産経路分析操作部14と、表示画面を有する表示装置15とを備えている。
変数選択操作部13は、主として、後述する図6に示す紐付けデータテーブル11に格納された各製品の検査結果情報と処理情報または処理履歴情報からユーザが分析対象を指定等するために用いられる。変数選択操作部13は、通常のコンピュータの入力装置と同様に文字、記号を入力し、コンピュータに指示・命令を与える。従って、変数選択操作部13は、キーボード、マウスまたはポインターよりなり、生産制御システム4は入力情報を処理するためのソフトウエアを所有している。
最適生産経路分析操作部14は、後述する図7に示す表示画面上でユーザが複数種類の検査結果情報のうち分析結果を表示すべき検査結果情報を指定するため、および順位付けられた工程を指定するために用いられる。従って、最適生産経路分析操作部14もキーボード、マウスまたはポインターよりなり、上記変数選択操作部13と共通使用される。
最適生産経路分析テンプレート部12は、紐付け処理部としてのデータ編集機能部12aと、順位付け部として働く重回帰分析機能と順位付け部12bと、最適生産経路を指定するための処理工程指定部12cと、指定された処理工程を除き、その他の工程での新たな順位付けを行なう順位付け及び繰返し部12dと、表示処理が行われるグラフ表示機能部12eとを備えている。
データ編集機能部12aは、後述する図6に示す紐付けデータテーブルに格納された重回帰分析の対象となるM個の検査結果情報11aと、N個の処理履歴情報11bを、製品の生産ロット毎に対応するよう紐付け編集する。
重回帰分析機能と順位付け部12bは、上記データ編集機能部12aによって編集され、製品の生産ロット毎に紐付けされたN個の処理履歴情報11bを説明変数とし、M個の検査結果情報11aを目的変数として、重回帰分析を行なう。目的変数は、M個の検査結果情報11aであり、出荷判定基準を満たす製品個数を指す。ここで、製品個数は、例えばデバイス電気特性試験のような検査をパスした製品の合計である。
言い換えれば、製品個数とは、生産過程での製品性能を示す検査結果において全ての出荷判定条件を満たす製品個数の合計である。即ち、表1に示すように、出荷判定条件を満たす製品個数を製品ロット毎の出荷数として集計して、機種毎の出荷数、つまり製品ロット毎の出荷数の合計を計算する。更に機種毎の出荷数を合計することにより、製品全体の出荷数を計算して求めたものである。
Figure 2010015236
上記説明変数と目的変数を用いて重回帰分析を行い、出荷数に影響を与える分散比(F値)を求め、これを大きい順に並べ処理工程名で表示する。
処理工程指定部12cは、上記のようにして、重回帰分析機能と順位付け部12bによって、順位付けされた処理工程のうち、特に検査結果情報に影響度の大きい処理工程から順に指定する。
順位付け及び繰返し部12dは、上記のようにして、重回帰分析機能と順位付け部12bによって、順位付けされた処理工程のうち、特に検査結果情報に影響度の大きい処理工程を除き、その他の工程での新たな順位付けを行なう。このように、検査結果情報に影響度の大きい処理工程を除き、その他の工程での新たな順位付けする操作を繰り返し実施する。これによって、製品のばらつきを小さくする。
グラフ表示機能部12eは、順位付け及び繰返し部12dによって順位付けされた検査結果情報と処理履歴情報の関係を、図8で説明するように表示する。
ユーザは順位付けされた検査結果情報と処理履歴情報の関係をグラフ表示部12eでグラフ描画させ、生産経路分析操作部14により、順位付け繰返し部12dに繰り返し分析を行なうよう指示する。この繰り返し分析により、順位付けされた処理工程毎にグラフ描画されるので、予測値と実際値を把握でき、最適生産経路としての処理工程の絞込みをより簡単に行なえる。
図5は、最適生産経路分析を含む本発明の生産ライン評価方法を説明するフローチャートを示す。図5のフローチャートは、例えば、半導体製造分野の生産過程において、ウエハテストの良品率、不良率及び歩留りなどを第一の分析対象とし、これらの製品性能を示す検査結果情報を用いて、全ての出荷判定条件を満たす製品の出荷数を最大にするフローチャートである。
第一の分析対象である製品の出荷数とは、生産過程での製品性能を示す検査結果において全ての出荷判定条件を満たす製品個数の合計である。即ち、表1に示した通りである。
製品の機種毎の出荷数を最大化させる最適生産経路とは、生産過程での出荷基準を満たす製品個数を最大化する生産経路、即ち各製造工程の生産性の高い装置で生産する経路である。製品の生産過程全体の最適化とは、顧客要求である出荷予定日程と出荷予定数量を維持しながら、生産能力の限られた製造装置から優先順位をつけて各工程の有効な装置を選択して全ての機種で出荷数を最大化する生産経路である。
図5のフローチャートは、少なくとも1つの工程に複数の製造装置を有し、複数機種の製品を生産する多段階生産ラインの生産ライン評価方法の処理手順を示す。上記生産ラインは製品の製品性能を検査する検査工程を少なくとも1つ含む製造プロセスを対象とする。従って、各生産ラインに検査装置を備えていなくてもよい。
このフローチャートの最初のステップS1は、検査装置により、その製品性能の検査結果を収集する検査情報収集ステップである。次のステップS2は、生産ラインの各製造装置で施された処理を記憶し、製品の処理情報を収集する処理情報収集ステップである。処理情報は工程順に記憶し、処理履歴情報とすることがより好ましい。ステップS1とS2の順序は逆であってもかまわないし、同時に処理してもかまわない。次に、ステップS3は、検査結果情報と処理履歴情報を生産ロットに関連付けて紐付けする情報紐付けステップである。そして、次にステップS4では、紐付け情報から重回帰分析により生産経路を分析する生産経路分析ステップである。このようにして、分析された生産経路に従い、ステップS5は、製品性能への影響度に応じて順位付けする順位付けステップである。ステップS6は、ステップS5で、順位付けされた生産経路に基づき、生産流動を表示する生産制御表示ステップである。
以上の一連のステップ(S4〜S6)の処理は、繰返し行なうことにより、順位付けステップS5は、複数の製品機種について複数の製造装置に跨って、網羅的に、製品性能への影響度に応じて順位付けする。これにより全ての製品機種に対して全体最適となる生産経路で生産を行なうことが可能になる。ユーザは上記フローによって、順位付けられた最適生産経路を選択することができる。このようにして、最適生産経路を選択するより最も検査情報に効果のある順に生産経路を選択することが可能になる。そして、最適生産経路を選択する都度、グラフ表示部12eによって、算出された最適生産経路による予測値と実際値の差異を生産制御表示ステップで確認し、再度分析、順位付けするステップを繰り返し行なうことができる。
以上の結果、ユーザは最も効果があると判断出来る最適生産経路によって、生産工程への製品流動の意思決定(S8)を行なう。ここでは、ユーザが意思決定するが、最適生産経路の指示に従い、生産工程を管理するCIMシステム2にフィードバックしてCIMが自動的に選択するようにしてもよい。
図6は前記の情報紐付けステップ(S3)で作成されるデータテーブル11を説明する図である。
図6のデータテーブルは、その対象となる製品または半製品について、検査結果情報(11a)と、処理情報(11b)を製品の生産ロット番号(11c)ごとに記憶する。処理情報を工程順に収集したデータを処理履歴情報と言う。
データテーブルの横欄に記憶される検査結果情報(11a)としては、性能1〜性能Mの製品性能である。例えば半導体製造分野では、検査結果情報には、検査装置名、検査条件、電気特性等のデバイス性能、消費電流、処理速度、耐久性などの検査結果、ウエハテストの良品率、不良率及び歩留まり、検査日時、検査者名、良否判定結果、製品名、生産ロットを含む。処理履歴情報(11b)としては、加工時の線幅、酸化膜厚、重ね合わせ値、異物検査値、パターン欠陥値などの加工形状情報及び処理装置名、処理温度、処理経過時間、処理液、処理ガス、処理電圧、処理日時、製品名、生産ロット、処理担当者名を含む。また、各処理装置に内在する処理チャンバや拡散炉などの炉内処理ポジションなども含む。更には各工程間の待機時間を含む。
図6のデータテーブルの縦欄には、例えば半導体製造分野での製品識別となる生産ロット番号のように、製品の生産ロット番号(11c)を共通の識別子として記載する。このデータテーブルによって、生産ロット番号(11c)をキーとして、検査結果情報(11a)と、処理履歴情報(11b)を関連付け、それによって紐付けデータテーブル11が得られる。この紐付けデータテーブル11では、L個の識別子(ロット番号)における各工程の処理装置名と処理日時が一行毎に互いに対応付け(紐付け)記憶される。さらにこのデータテーブルでは、異なる生産ラインを持つそれぞれの機種名称(11d)も紐付けデータとして記憶される。なお、紐付けデータテーブル5には各工程の処理日時だけでなく、処理温度、処理時間、処理液の種類・濃度、処理圧力、処理電圧などの製造条件、検査電圧、検査電流、検査装置などの検査条件のような様々なデータ群を記憶させておくことができる。この図6に示すデータテーブルは、ステップS4で、生産経路分析のために使用される。
図7(a)は,図4で説明した最適生産経路分析テンプレート部12において使用される最適生産経路分析テンプレート30のレイアウト例を説明する図である。
この最適生産経路分析テンプレート30は、順位付け結果表示部31、グラフ表示部32と、分析操作部33を持つようレイアウトされる。
順位付け結果表示部31は、図6に示したM個の検査結果情報11aとN個の処理履歴情報11bを生産ロットにより紐付けするように編集した紐付けデータテーブルを参照し、前記の重回帰分析により2要素間の影響度を示す(M×N)個の統計量(例えば分散比F値)による順位付け結果を表示する。即ち、検査結果情報を目的変数とし、処理履歴情報を説明変数として、パラメータ、F値、グループ数、データ数を表示する。
グラフ表示部32は、2要素間の関係を表すグラフ、例えば、箱ひげ図を上部に表示し、トレンドチャートを下部に同時表示する。箱ひげ図の詳細は、図7(b)に示すように、それぞれ最大値、第3四分位、中央値、第1四分位、最小値を意味する。
分析操作部33は、最適生産経路分析を実行させる分析実行部33aと、前記の順位付けされた処理工程を指定する処理工程指定部33bと、全機種指定および単一機種指定の切り替え指定部33cを配置する。
図7のグラフ表示部32に示した2つのグラフは,順位付け結果表示部31で選択された検査結果情報である性能1と処理履歴情報である工程7の関係を表したものであり、2要素間の影響度を表す統計量(分散比F値)は2.35を意味する。
ユーザは、図8(a)に示す最適生産経路分析テンプレートの初期状態の画面において、分析実行部33aを指定する。
図8(a)の最適生産経路分析テンプレート上で「指定する」とは、例えば、マウスでカーソルを或るセルやスイッチに移動させクリックすることによって指定するような態様である。この操作によって最初のM個の検査結果情報11aを目的変数とし、N個の処理履歴情報11bを説明変数として重回帰分析を行なう。重回帰分析の結果、2要素間の影響度を示す(M×N)個の統計量(例えば分散比F値)による順位付けを行なう。順位付け結果は、順位付け結果表示部31に表示される。即ち、図8(b)に示すように、検査結果情報は「性能6」、処理履歴情報は「工程名1」、パラメータは「工程名1」、F値は「14.25」、グループ数は「3」、データ数は「120」を表示する。
図8(b)に示すグラフ表示部32は、最も注目しなければならない検査情報である性能6と、その性能6に最も影響する処理履歴情報である工程名1の関係を箱ひげ図とトレンドチャートで表す。
図8(b)に示す順位付け結果表示部31の検査結果情報と処理履歴情報は、それぞれの(M×N個)の関係を分析により順位付けされ、その結果は図8(c)に示すプルダウンリストから確認することができる。同時に、ユーザが任意の検査結果情報と処理履歴情報を指定すると、その検査結果情報と処理履歴情報の関係を、グラフ表示部32に表示させて、簡単にグラフ描画することができる。
図8(b)の箱ひげ図は、変動要因が処理履歴情報である工程名1に含まれる装置(SEM 14、SEM 16、SEM 17)により、検査結果情報である性能6が影響を受ける様を表す。
このように、分析対象である製品の出荷数(検査結果情報)を最大にする生産工程の抽出と絞込みをより間単に行なうことができ、どの工程のどの装置を優先して処理すべきかの意思決定を容易化することを可能とする。
ここで、製品の製品性能を示す検査結果情報とは、デバイス電気特性テストの消費電流や処理速度や耐久性などを含み、さらその製品の各製造工程で計測された加工形状(酸化膜厚、線幅、重ね合わせ値、異物検査値、パターン欠陥値)も利用することができる。
また、使用される処理情報または処理履歴情報は製造工程と製造装置だけではなく、より具体的には各処理装置に内在する処理チャンバや拡散炉などの炉内処理ポジションなども利用することができる。
以上のようにして、結果表示部31、グラフ表示部32、分析実行部33に機種別、処理工程別、製造装置別に、検査結果と処理履歴情報を表示することができるので、生産制御状況をリアルタイムで把握し、検証することができる。また、以上の操作は、一定期間で更新され、割当てられた各生産経路の製造装置を用いた場合の予測値と実際値を常に監視し、ずれが生じた場合は、ばらつきを減少させるように補正処理が行われる。
補正処理は、例えば、処理履歴情報は、評価時点(例えば、当日)から過去3ヶ月の情報が用いられ、この過去3ヶ月の処理履歴情報を用いて最適生産経路を算出し、このような最適生産経路算出を日々1日分を追加更新しながら、その都度再計算することにより、ばらつきを減少させるように実施される。このように最適生産経路を算出する処理履歴情報を一定期間(例えば、3ヶ月)で更新しながら、評価時点直前までの処理履歴を反映することが出来るような仕組みが、ばらつきを減少させる補正処理として有効である。
(第2実施形態)
この第2実施形態は、製品の生産ロットが割当てられた出荷予定日程または出荷予定数量と、実際の生産ラインにおける生産日と、生産数との齟齬で発生する在庫増加ロス、或いは投入資材の量と実際の生産量の差によって発生する追加投入ロス、または上記在庫増加ロスと上記追加投入ロスの合計である生産ロスを、第二の分析対象とする生産ライン評価方法である。この第2実施形態の生産ラインは図2と同じであり、生産装置は図3と同じであり、また生産ライン評価システムは図4と同じである。
第二の分析対象である生産ロスは、上記在庫増加ロス、或いは追加投入ロス、または上記在庫増加ロスと上記追加投入ロスの合計である生産ロスである。即ち、表2に示すように、在庫増加ロス、或いは追加投入ロス、または在庫増加ロスと追加投入ロスを加算した製品ロット毎の生産ロスを合計して、機種毎の生産ロスを計算する。更に機種毎の生産ロスを合計することにより、製品全体の生産ロスを計算する。
Figure 2010015236
生産過程での生産ロスを最小化する生産経路とは、やはり各製造工程の生産性の高い装置で生産する経路である。生産過程全体の最適化とは、顧客要求である出荷予定日程と出荷予定数量を維持しながら、生産能力の限られた製造装置から優先順位をつけて各工程の有効な装置を選択して全ての機種で生産ロスを最小化する生産経路である。
第2実施形態のフローチャートは、図5に示すように、機種別計画入力ステップS7を有する点を特徴とする。その他のステップは、第1実施形態で説明したのと同じである。
即ち、機種別計画入力ステップS7は、変数選択操作部13より機種別の優先度と出荷予定日程と出荷予定数量などの機種別計画情報が入力される。そして、最適生産経路分析ステップS4は、情報紐付けステップS3の紐付け情報と、機種別計画入力ステップS7の機種別計画情報から最適生産経路を分析する。
図9は前記の機種別計画入力ステップ(S7)で入力される機種別計画情報データテーブルの一例を示す。
第2実施形態において、最適生産経路抽出の第二の分析対象となる生産ロスの算出に用いる情報は、顧客情報として入力された情報から編集される。図9に示すように、機種別計画情報データテーブルは、製品の製品識別となるロット番号41a毎に機種別優先度、出荷予定日程、出荷予定数量の機種情報41bと顧客情報41cを一行毎に対応付けてなる。この機種別計画情報データテーブルは、L個の識別子(ロット番号)をキーとして、図4に示す最適生産経路分析テンプレート12のデータ編集機能12aにおいて、図6の紐付けデータテーブルと共に編集され、分析データとして用いられる。即ち、図6に示したN個の全ての処理履歴情報11bを説明変数とし、図9に示した機種別計画情報と、実際の処理履歴情報から当初必要とされた出荷日程からの乖離具合で発生する、在庫増加ロスと追加投入ロスを合わせたものを目的変数とする。
これらの情報を基に図4に示す生産ライン評価方法を備えた生産ライン評価システムによる重回帰分析により、第二の分析対象である生産ロスを最小化する生産工程の抽出の絞込みをより簡単に行なうことができ、どの工程のどの装置を優先して処理すべきかの意思決定を容易化することを可能とする。
(第3実施形態)
この第3実施形態は、製品の生産ロットが割当てられた出荷予定日程からの齟齬である納期計画差の場合を第三の分析対象とする生産ライン評価方法である。この第3実施形態の生産ラインは図2と同じであり、生産装置は図3と同じであり、また生産ライン評価システムは図4と同じである。
第三の分析対象である納期計画差とは、生産ロットが割当てられた出荷予定日程からの齟齬である。この指標は生産ロット毎に出荷計画日程を満たしている場合を“1"として表す。例えば、出荷予定日程を達成できる場合には“1”よりの小さい値となり、出荷予定日程を達成できない場合には“1”よりも大きい値となる。機種毎の納期計画差も生産ロット毎の積で表現し、日程を満たしている状態を"1"として表す。即ち、表3に示すように、基準値“1”に対する差として、正否の製品ロット毎の納期計画差を合計して、機種毎の納期計画差を計算する。更に機種毎の納期計画差を合計することにより、製品全体の納期計画差を計算する。
Figure 2010015236
生産過程での納期計画差を最小化する生産経路とは、生産能力の限られた製造装置から優先順位をつけて各工程の有効な装置を選択して全ての機種で納期計画差を最小化する生産経路である。
第3実施形態のフローチャートは、第2実施形態のフローチャートと同じである。
図10は、納期計画差を示した納期計画差テーブルを示し、現状の生産過程の生産能力と処理履歴情報を考慮し、各製品の生産ロットの出荷予定日程との差分として算出した情報となる。図10は、製品識別、即ちロット番号51aごとに、製品の機種名51bと、機種別優先度と、出荷予定日程と、納期計画差51cを示す。この納期計画差テーブルは、図4の生産ライン評価方法を備えた生産ライン評価システムにおいて、データ編集機能12aで、図9の機種別計画情報データテーブルと、図6の紐付けデータテーブルを基に算出される。即ち、図6に示したN個の全ての処理履歴情報11bを説明変数とし、図10に示した納期計画差と、実際の処理履歴情報から基準値“1”として、当初必要とされた出荷日程からの乖離具合を目的変数とする。
これらの情報を基に図4に示す生産ライン評価方法を備えた生産ライン評価システムによる重回帰分析により、第三の分析対象である納期計画差を最小化にする生産工程の抽出の絞込みをより簡単に行なうことができ、どの工程のどの装置を優先して処理すべきかの意思決定を容易化することを可能とする。
(第4実施形態)
以上には、生産ライン評価方法を備えた生産ライン評価システムは、ひとつの機種の生産過程を分析対象として説明したが、この第4実施形態は、複数の生産ラインを持ち、複数の機種の製品を混流して生産する場合にも有効であること説明するものである。
一例として、図11(a)に示すように、機種A、Bの2機種を、機種Aの生産ラインと、機種Bの生産ラインで生産する場合を説明する。なお、ここでは、同一設備を使用する工程は同一工程名とし、全体の生産ラインと定義して表す。それぞれの生産ラインの少なくとも1つの工程は複数の製造装置が配置されている。
即ち、図11(a)の例では、機種Aの生産ラインでは工程3がなく、機種Bの生産ラインでは工程2と工程5がない。そして、工程1及び工程4は、1号機から3号機の製造装置を備え、工程1及び工程4では、2つの機種を生産することから、3つの製造装置を2つの機種で有効に活用するようにしている。また工程2と工程3は、それぞれ1号機と2号機を備える。工程5では1つの製造装置を機種AとBを製造するために共用している。
これら各工程に備えられた各製造装置の生産の生産能力は、図11(b)に示すとおりであり、工程1の製造装置は1号機から3号機とも生産能力が100である。工程2の製造装置は1号機と2号機とも生産能力が200である。工程3の製造装置は1号機と2号機とも生産能力が300である。工程4の製造装置は1号機から3号機とも生産能力が100である。工程5の製造装置は1号機の生産能力が500である。
生産過程の中において工程4は、機種A、機種Bの両方が生産され、その工程は装置1、装置2、装置3が配置されている。製品性能Qと工程4の加工形状プロセスパラメータXの関係は図1(a)に示すように強い相関関係がある。次に装置別に区別して表すと,図1(b)に示すように2号機で処理した製品に製品性能Qが製品性能管理基準Rから外れた不良が多く発生していることがわかる。さらに同じ工程で同じ加工条件でありながら機種別に区別して表すと,図1(c)に示すように機種Aと機種Bでは、同じ2号機にて処理した場合でも機種Aでのみ問題があることがわかる。結果として、製品性能Qを製品性能管理基準R内に制御しようとする場合、機種Aにおいて不良要因である2号機に対策を施すことが最も効果的であることが分かる。機種Aと機種Bの工程4での生産量の合計が3台の製造装置の生産能力の合計以下であり、機種Aの生産を2号機以外の装置に振分けられる場合は可能な限り、2号機の生産を行なわないことが最優先されるべきである。
本発明の生産ライン評価方法を有する生産ライン評価システムは、このような各工程の装置の違いによって分析対象である検査結果情報(例えば出荷数、生産ロス、納期計画差)に影響を与える工程を簡単に抽出することでき、どの装置において生産を行なうかを間単にシミュレーションすることができることを特徴とする。
半導体デバイスの製品性能とプロセスデータの関係図を示す。 本発明の対象となる生産ラインの工程図を示す。 本発明の生産ライン評価システムを備える生産装置の全体構成図を示す。 本発明の生産ライン評価方法を備えた生産ライン評価システムの構成図を示す。 本発明の最適生産経路分析を含む生産ライン評価方法のフローチャート図を示す。 本発明で使用される紐付きデータテーブル図を示す。 本発明で使用される最適生産経路分析テンプレートのレイアウト例の説明図を示す。 本発明で使用される最適生産経路分析テンプレートの初期状態から最適生産経路算出後のテンプレート図、箱ひげ図の説明図及び順位付け結果表示部のプルダウンリストの詳細説明図を示す。 本発明の第2実施形態で使用される機種別計画情報データテーブル図を示す。 本発明の第3実施形態で使用される納期計画差テーブル図を示す。 本発明の第4実施形態を説明する生産ラインの全体構成図を示す。
符号の説明
1 生産装置
2 CIMシステム
3 顧客情報管理システム
4 生産ライン評価システム
5 LAN
11 紐付けデータテーブル
12 最適生産経路分析テンプレート
12a データ編集部
12b 重回帰分析機能と順位付け部
12c 処理工程指定部
12d 順位付け繰返し部
12e グラフ表示部
13 変数選択操作部
14 生産経路分析操作部
15 表示部
30 最適生産経路分析テンプレート
31 順位付け結果表示部
32 グラフ表示部
33 分析操作部

Claims (18)

  1. 複数の生産経路を有する生産ラインにおいて、前記複数の生産経路の生産性を評価する評価方法であって、
    前記生産経路で製品を生産した際の処理情報を記憶する処理情報記憶部から選択する処理情報選択ステップと、
    前記生産経路で生産された製品の検査情報を記憶する検査情報記憶部から収集する検査情報収集ステップと、
    前記収集された処理情報および前記検査情報を紐付けして、紐付け情報を得る紐付けステップと、
    前記紐付け情報に基づいて、前記複数の生産経路を生産性の順に順位付けする順位付けステップと、
    前記順位付けられた生産経路を表示装置に表示する生産経路表示ステップと、
    を備える生産ライン評価方法。
  2. 前記紐付けステップは、前記処理情報および前記検査情報を製品の生産ロットごとに紐付けする請求項1に記載の生産ライン評価方法。
  3. 前記順位付けステップは、前記紐付け情報に基づいて、前記複数の生産経路を分析する生産経路分析ステップと、前記分析された結果に基づき、前記複数の生産経路を順位付けする分析結果順位付けステップを含む請求項1または2に記載の生産ライン評価方法。
  4. 前記生産経路分析ステップと、前記分析結果順位付けステップと、前記生産経路表示ステップを繰返して、複数の製品機種について、前記複数の生産経路をそれぞれ順位付けする請求項3に記載の生産ライン評価方法。
  5. 更に、前記製品の機種毎の優先度、出荷予定日程または出荷予定数量を含む製品計画情報の入力部を備え、前記順位付けステップは、前記紐付け情報及び前記製品計画情報に基づいて複数の生産経路を順位付けする請求項1から4のいずれか1項に記載の生産ライン評価方法。
  6. 前記順位付けられた生産経路は、前記生産経路毎の生産能力に基づき算出される出荷数を最大化する生産経路である請求項1に記載の生産ライン評価方法。
  7. 前記順位付けられた生産経路は、機種毎の出荷数を最大化し、全ての機種の出荷数の合計を最大化する生産経路である請求項1に記載の生産ライン評価方法。
  8. 前記順位付けられた生産経路は、機種毎の生産ロスを最小化し、全ての機種の生産ロスを最小化する生産経路である請求項1に記載の生産ライン評価方法。
  9. 前記順位付けられた生産経路は、機種毎の優先度、出荷予定日程または出荷予定数量と、生産工程毎の生産ロスを最小化する生産経路である請求項1に記載の生産ライン評価方法。
  10. 前記順位付けられた生産経路は、機種毎の納期計画差を最小化し、全ての機種において納期計画差を最小化する生産経路である請求項1に記載の生産ライン評価方法。
  11. 前記順位付けられた生産経路は、機種毎の優先度と出荷予定日程と出荷予定数量、および生産工程毎の生産能力に基づき納期計画差を最小化する生産経路である請求項1に記載の生産ライン評価方法。
  12. 前記順位付けられた生産経路は、前記処理情報および前記検査情報を重回帰分析手法によるシミュレーション情報に基づいて影響度の大きい重要な項目から順に抽出した生産経路である請求項1に記載の生産ライン評価方法。
  13. 前記順位付けられた生産経路は、一定期間で更新され、割当てられた各工程の製造装置を用いた場合の予測値と実際値を常に監視し、ばらつきを減少させる補正処理を有する生産経路である請求項1に記載の生産ライン評価方法。
  14. 前記表示手段は、生産経路毎の予測値と実際値を全ての機種、機種別、生産経路別に表示して、生産制御状況をリアルタイムで把握し、検証できるようにする請求項1に記載の生産ライン評価方法。
  15. 更に、前記生産ラインを管理するCIMを備え、請求項1から13のいずれか1項に記載の生産ライン評価方法によって順位付けられた生産経路に従い、前記CIMによって生産経路を制御する生産ライン制御方法。
  16. 請求項1から4のいずれか1項に記載の各ステップをコンピュータに実行させるための生産ライン評価プログラム。
  17. 請求項16項に記載の生産ライン評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 生産ラインに備えられた複数の生産経路と、
    前記生産経路で製品を生産した際の処理情報を記憶する処理情報記憶部から選択する処理情報選択部と、
    前記生産経路で生産された製品の検査情報を記憶する検査情報記憶部から収集する検査情報収集部と、
    前記収集された処理情報および前記検査情報を紐付けして、紐付け情報を得る紐付け部と、
    前記紐付け情報に基づいて、前記複数の生産経路を分析し順位付けする順位付け部と、
    前記順位付けられた生産経路を表示装置に表示する生産経路表示部と
    を備える生産ライン評価システム。
JP2008172358A 2008-07-01 2008-07-01 生産ライン評価方法、生産ライン評価システム及び生産ライン評価プログラム並びに生産ライン評価プログラムを記録した記録媒体と、生産ライン制御方法 Pending JP2010015236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008172358A JP2010015236A (ja) 2008-07-01 2008-07-01 生産ライン評価方法、生産ライン評価システム及び生産ライン評価プログラム並びに生産ライン評価プログラムを記録した記録媒体と、生産ライン制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008172358A JP2010015236A (ja) 2008-07-01 2008-07-01 生産ライン評価方法、生産ライン評価システム及び生産ライン評価プログラム並びに生産ライン評価プログラムを記録した記録媒体と、生産ライン制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010015236A true JP2010015236A (ja) 2010-01-21

Family

ID=41701321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008172358A Pending JP2010015236A (ja) 2008-07-01 2008-07-01 生産ライン評価方法、生産ライン評価システム及び生産ライン評価プログラム並びに生産ライン評価プログラムを記録した記録媒体と、生産ライン制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010015236A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017045143A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 株式会社Sumco シリコンウェーハの工程計画立案システム、工程計画立案装置、工程計画立案方法及びプログラム
JP2017122955A (ja) * 2016-01-04 2017-07-13 株式会社日立製作所 生産計画立案支援システムおよび支援方法
JP2019087061A (ja) * 2017-11-08 2019-06-06 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 生産プロセスの解析方法
JP2020004411A (ja) * 2019-06-27 2020-01-09 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 生産システム、生産方法、及び制御装置
WO2021005747A1 (ja) * 2019-07-10 2021-01-14 日本電気株式会社 処理装置、処理方法及びプログラム
JP2022043928A (ja) * 2020-09-04 2022-03-16 株式会社3D Printing Corporation 製造実行システム、製造実行方法、プログラム、及び、製造システム
CN114217576A (zh) * 2021-11-10 2022-03-22 北京遥感设备研究所 一种面向复杂产品多型共线生产的统计过程控制方法
JP2022131618A (ja) * 2021-02-26 2022-09-07 イビデン株式会社 生産計画システム
US11644822B2 (en) 2018-06-26 2023-05-09 Mitsubishi Chemical Engineering Corporation Production system, production method, and control device
CN118914531A (zh) * 2024-07-26 2024-11-08 徐州科瑞光伏股份有限公司 一种基于塑料编织袋合格率检测的性能检测系统及其方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017045143A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 株式会社Sumco シリコンウェーハの工程計画立案システム、工程計画立案装置、工程計画立案方法及びプログラム
JP2017122955A (ja) * 2016-01-04 2017-07-13 株式会社日立製作所 生産計画立案支援システムおよび支援方法
JP2019087061A (ja) * 2017-11-08 2019-06-06 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 生産プロセスの解析方法
US11644822B2 (en) 2018-06-26 2023-05-09 Mitsubishi Chemical Engineering Corporation Production system, production method, and control device
JP2020004411A (ja) * 2019-06-27 2020-01-09 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 生産システム、生産方法、及び制御装置
JP7192190B2 (ja) 2019-06-27 2022-12-20 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 生産システム、生産方法、及び制御装置
WO2021005747A1 (ja) * 2019-07-10 2021-01-14 日本電気株式会社 処理装置、処理方法及びプログラム
JP2022043928A (ja) * 2020-09-04 2022-03-16 株式会社3D Printing Corporation 製造実行システム、製造実行方法、プログラム、及び、製造システム
JP2022131618A (ja) * 2021-02-26 2022-09-07 イビデン株式会社 生産計画システム
CN114217576A (zh) * 2021-11-10 2022-03-22 北京遥感设备研究所 一种面向复杂产品多型共线生产的统计过程控制方法
CN114217576B (zh) * 2021-11-10 2023-07-18 北京遥感设备研究所 一种面向复杂产品多型共线生产的统计过程控制方法
CN118914531A (zh) * 2024-07-26 2024-11-08 徐州科瑞光伏股份有限公司 一种基于塑料编织袋合格率检测的性能检测系统及其方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010015236A (ja) 生産ライン評価方法、生産ライン評価システム及び生産ライン評価プログラム並びに生産ライン評価プログラムを記録した記録媒体と、生産ライン制御方法
Weiss et al. The buffer allocation problem in production lines: Formulations, solution methods, and instances
Valet et al. Opportunistic maintenance scheduling with deep reinforcement learning
Paprocka The model of maintenance planning and production scheduling for maximising robustness
JP5130037B2 (ja) ボトルネック装置抽出方法およびボトルネック装置抽出支援装置
KR101582960B1 (ko) 장비 엔지니어링 시스템을 제어하기 위한 수율 예측 피드백
US7966151B2 (en) Method for analyzing operation of a machine
KR101419111B1 (ko) 자수 디자인 생산 관리 장치 및 방법
JPH05165853A (ja) 品質情報診断解析方法
US20080298669A1 (en) Data processing apparatus and data processing method
US7577486B2 (en) Quality improvement system
JP5003084B2 (ja) 業務監視装置、業務監視システム、業務監視方法およびプログラム
JP2004165216A (ja) 生産管理方法および生産管理装置
CN115718466B (zh) 基于随机森林和层次分析法的数字孪生车间故障预测方法
JP2018097741A (ja) 生産管理支援装置、生産管理支援方法、及び生産管理支援プログラム
JP5017176B2 (ja) 製造指示評価支援システム、製造指示評価支援方法、および製造指示評価支援プログラム
JP5008525B2 (ja) 不良要因抽出装置および工程安定化支援システム
Fu et al. Batch production scheduling for semiconductor back-end operations
JP6664564B1 (ja) 情報技術活用評価装置、情報技術活用評価システムおよび情報技術活用評価方法
JP6543148B2 (ja) 営業活動支援システム
JP2007334694A (ja) 要因推定装置、要因推定プログラム、要因推定プログラムを記録した記録媒体、および要因推定方法
JP4918343B2 (ja) 生産管理システム、生産指標表示方法
JP2006319220A (ja) 異常設備推定装置、異常設備推定方法、異常設備推定プログラム、および、記録媒体
Kikolski Sample measurement of the ISO 22400 standard key performance indicators with the use of simulation models
Chiang et al. Solving the FMS scheduling problem by critical ratio-based heuristics and the genetic algorithm