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JP2010006586A - シート保持トレイ及び画像形成装置 - Google Patents

シート保持トレイ及び画像形成装置 Download PDF

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JP2010006586A JP2008171270A JP2008171270A JP2010006586A JP 2010006586 A JP2010006586 A JP 2010006586A JP 2008171270 A JP2008171270 A JP 2008171270A JP 2008171270 A JP2008171270 A JP 2008171270A JP 2010006586 A JP2010006586 A JP 2010006586A
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Abstract

【課題】シート保持トレイにおいて、サブトレイ及び回動部材をメイントレイ内に容易に収納させること。
【解決手段】給紙カセット15は、下段トレイ30と上段トレイ40とを備える。上段トレイ40に拡張トレイ180が出没可能に装着されている。拡張トレイ180は、収納スペース151に収納された第1位置と、収納スペース151から最大限に引き出された第2位置との間でスライド可能に支持されている。第1位置と第2位置との間に、弾性片189による負荷供給が開始される第3位置が設定されている。第2位置から第3位置までは拡張トレイ180はほぼ無負荷でスライドする。第3位置においてストッパー200の反し部206は収納スペース151内に入り込んでいるため、ストッパー200は上板104の縁部108に引っ掛かって回動しない。
【選択図】図12

Description

本発明は、排出されたシートを保持するシート保持トレイに関し、詳細には、メイントレイにサブトレイがスライド可能に支持されたシート保持トレイ及びこれを備えた画像形成装置に関する。
プリンタなどの画像形成装置は、一般に、記録用紙などのシートを収容する給紙トレイ、給紙トレイから供給されてきたシートに対して画像を形成する画像形成部、及び画像形成部から排出された画像形成済みのシートを保持する排紙トレイを備えている。排紙トレイの一例として、排紙トレイの保持面を拡張させる排紙補助トレイを有するものが公知である(特許文献1参照)。この排紙補助トレイは、排紙トレイ内に収納される収納位置とシートが排出される向きへ伸ばされて保持面を拡張する拡張位置との間で移動可能に設けられている。排紙補助トレイによって排紙トレイの保持面が拡張されることにより、排紙されたシートが安定的に保持される。また、排紙補助トレイを使用しない場合は排紙トレイ内に収納させることで邪魔にならず、しかも装置外形をコンパクトにすることができる。
特開2006−82919号公報
ところで、画像形成部から連続して複数のシートが排出された場合、これらのシートは排紙トレイ(メイントレイ)上に積層状態にて保持される。排出されたシートがトレイから垂れ落ちたり落下したりしないようにするために、排紙補助トレイ(サブトレイ)にシートのストッパーを設けることが考えられる。ストッパーを排紙補助トレイに対して回動可能に設け、排紙補助トレイ内に収納する姿勢と排紙補助トレイに対して起立する姿勢との間で変位させるように構成した場合、ユーザは、排紙トレイを使用する際に、排紙補助トレイを排紙トレイから引き出したうえでストッパーを起立姿勢まで変位させる。一方、排紙トレイを使用しない場合は、ユーザは、ストッパーを収納姿勢まで変位させてから排紙補助トレイをストッパーとともに排紙トレイ側へ押し込んで排紙トレイ内に収納させる。しかしながら、排紙補助トレイを排紙トレイ内へ収納させる際に、ユーザがストッパーを手に持ちつつ排紙補助トレイを排紙トレイ側へ押し込むと、その押し込み力が作用する向き如何によっては、排紙補助トレイが排紙トレイ側へ移動する前にストッパーが回動してしまい、再度排紙トレイから排紙補助トレイを引き出して動作をやり直さなければ、排紙補助トレイを排紙トレイ内に収納することができないという問題が生じるおそれがある。なお、かかる問題は、排紙補助トレイにストッパーが設けられた構成に限られず、排紙補助トレイに対して回動可能な部材が設けられた構成全般に生じ得るものである。
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、回動部材が収納された状態にあるサブトレイがメイントレイへ向けて押し込まれた際に、回動部材がサブトレイから回動不可能な状態になるまでは、サブトレイがメイントレイに対して円滑にスライドするように工夫することにより、サブトレイ及び回動部材をメイントレイ内に容易に収納させることが可能なシート保持トレイ及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明は、排出されたシートを保持するシート保持トレイである。このシート保持トレイは、シートを保持する第1保持面を有するメイントレイと、上記メイントレイにおけるシートの排出向き側の第1端部に配置され、第2保持面を有するサブトレイと、上記第1保持面の裏面に設けられ、上記サブトレイが上記第1保持面の裏面側に収納される第1位置と上記第2保持面が外部に露出される第2位置との間で上記サブトレイをスライド可能に支持する支持機構と、上記サブトレイにおけるシートの排出向き側の第2端部に設けられ、上記サブトレイのスライド方向に直交し且つ上記第2保持面に沿う方向に設けられた支軸と、上記支軸を中心に回動可能に設けられ、上記第2保持面に倒伏する倒伏姿勢と上記第2保持面に対して傾倒する傾倒姿勢との間で変位する回動部材とを備える。上記支持機構は、上記回動部材が上記倒伏姿勢にあるときに上記回動部材の回動端が上記第1保持面の裏面側へ到達した第3位置と上記第2位置との間で上記サブトレイを遊嵌状態で支持する第1支持部と、少なくとも上記3位置において上記サブトレイに対してスライド方向への負荷を与える負荷供給部とを備える。
サブトレイは、メイントレイに収納される第1位置とメイントレイから露出される第2位置との間でスライド可能に支持されている。ユーザがメイントレイの第1保持面を拡張させるためにサブトレイを引き出すと、サブトレイは、第1位置から第3位置を経て第2位置まで引き出されて、第2保持面が外部に露出される。サブトレイは、第3位置において負荷供給部によって負荷が与えられる。したがって、一旦サブトレイが第2位置まで引き出されると、第1支持部で生じる摺動摩擦より大きく、もちろん上記負荷よりも大きい力か加えられない限り、サブトレイが第3位置から第1位置へ移動することはない。
サブトレイには、回動部材が設けられている。ユーザは、メイントレイに排出されたシートが保持面から垂れ落ちたり落下したりしないようにするために、回動部材を倒伏姿勢から傾倒姿勢まで回動させて、回動部材を第2保持面に対して傾倒させる。これにより、シート保持トレイへ向けて排出されたシートは、その排出向きの端部が回動部材に当接することにより、排出向きへのシートの移動が止められて、保持面からのシートの垂れ落ちや落下が防止される。
サブトレイをメイントレイに収納する場合は、まず、回動部材が傾倒姿勢から倒伏姿勢に戻される。その後、サブトレイの排出向き側の端部、つまり、当該端部に設けられた回動部材の端部が第2位置側へ押し込まれる。これにより、第2位置から第1位置へ向けてサブトレイのスライドが開始される。サブトレイは、支持機構の第1支持部によって遊嵌状態で支持されているため、第1支持部で生じる摺動摩擦以上の力を加えるだけで、第2位置から第3位置まで殆ど負荷無く円滑にスライドする。サブトレイが第3位置に到達すると、負荷供給部によってスライド方向へ負荷がサブトレイに与えられる。この負荷は負荷供給部によって積極的に付与されるものである。この負荷に抗して、ユーザが上記負荷に打ち勝つ力を回動部材の端部に加えると、サブトレイが第3位置から第1位置へ移動し始める。なお、第3位置にサブトレイが到達した時点で、回動部材の回動端はメイントレイの第1端部から上記第1保持面の裏面側へ入り込んでいる。したがって、回動部材の端部に回動部材を倒伏姿勢から傾倒姿勢へ変位させる力が作用したとしても、回動部材の変位が第1端部によって阻止される。
なお、本明細書においては別段の定めがない限り、「方向」とは、例えば+,−のように相対する向きを有する直線で表されるものであり、「向き」とは、方向のうち例えば+若しくは−のように1つのアローヘッドを有する矢印で表されるものである。
(2) 上記負荷供給部は、上記メイントレイ若しくは上記サブトレイのいずれか一方に設けられ、所定方向へ弾性的に撓む弾性部材と、上記メイントレイ若しくは上記サブトレイのいずれか他方に設けられ、少なくとも上記第3位置において上記弾性部材に当接して該弾性部材を撓ませる当接部とを有する。
この構成により、上記負荷供給部を簡単な構成で具現化することができる。
(3) 上記当接部は、上記サブトレイが上記第3位置と上記第1位置との間をスライドする間に、上記弾性部材に当接して該弾性部材を撓ませるものであることが好ましい。
この構成により、サブトレイが第3位置から第1位置に移動するまで常に負荷がかかる。これにより、第3位置から第1位置までの範囲において、メイントレイに対してサブトレイの姿勢を保つことができる。特に、サブトレイが第1位置に配置された場合は、当接部による負荷が解放されるため、メイントレイ内にサブトレイが収納された姿勢をより確実に保つことができる。
(4) 上記メイントレイ若しくは上記サブトレイのいずれかにおいて上記第1位置に対応する位置に設けられ、上記サブトレイが上記第1位置にあるときに上記弾性部材を待避させて負荷を解放する待避部を更に備える。
この構成により、サブトレイが第1位置に配置された場合は、弾性部材が待避部へ待避されるため、弾性部材は当接部に当接しない。つまり、弾性部材は当接部によって撓まされない。したがって、当接部による負荷が解放されるため、第1位置において、サブトレイはメイントレイ内に収納された姿勢をより確実に保つことができる。
(5) 上記第1支持部は、上記メイントレイ若しくは上記サブトレイのいずれか一方に設けられたレールと、上記メイントレイ若しくは上記サブトレイのいずれか他方に設けられ、上記レールを遊嵌するレール溝とを有する。
この構成により、上記第1支持部を簡単な構成で具現化することができる。
(6) 本発明のシート保持トレイは、上記回動部材の回動基端に設けられ、上記サブトレイをスライド方向へ操作するための把手を更に備えることが好ましい。
この構成により、ユーザは、把手を用いることにより、サブトレイのスライド操作だけでなく、回動部材の回動操作を容易に行うことができる。
(7) 本発明のシート保持トレイは、上記第2位置において上記メイントレイと上記サブトレイとを係合して上記サブトレイのスライドを規制する規制機構を更に備えることが好ましい。
これにより、シートの排出向きへ引き出されたサブトレイがメイントレイから抜け外れることが防止される。
(8) また、本発明は、上述のシート保持トレイを備えた画像形成装置として捉えることもできる。すなわち、本発明は、上述のシート保持トレイと、シートに対して画像を形成する画像形成部と、画像形成部によって画像が形成されたシートを上記シート保持トレイに排出する排出手段とを備える画像形成装置として捉えてもよい。
本発明のよれば、サブトレイ及び回動部材をメイントレイ内に容易に収納させることができる。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[図の説明]
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の外観を示す斜視図である。図2は、画像形成装置1から給紙カセット15が引き出された状態を示す斜視図である。図3は、画像形成装置1の断面構成を示す部分断面図である。なお、図3では、本体ケーシング2及びスキャナユニット20が省略されている。図4及び図5は、給紙カセット15の外観を示す斜視図である。図4には、下段トレイ30から被記録媒体が供給可能な第1供給位置に上段トレイ40が配置された状態が示されている。図5には、上段トレイ40から被記録媒体が供給可能な第2供給位置に上段トレイ40が配置された状態が示されている。図6は、上段トレイ40の裏側の構成を示す斜視図である。図7は、図6における要部VIIの拡大詳細図である。図8は、拡張トレイ180の構成を示す斜視図である。図8(A)にはストッパー200が倒伏姿勢にある状態が示されている。図8(B)にはストッパー200が傾倒姿勢にある状態が示されている。図9は、拡張トレイ180の構成を示す斜視図である。図10は、拡張トレイ180が第2位置まで引き出され、ストッパー200が傾倒姿勢にある状態を示す部分拡大図である。図11は、拡張トレイ180が第2位置まで引き出され、ストッパー200が倒伏姿勢にある状態を示す部分拡大図である。図12は、ストッパー200が傾倒姿勢にある状態で拡張トレイ180が第3位置まで押し込まれた状態を示す部分拡大図である。図13は給紙カセット15の前方側の断面構造を示す部分断面図である。図13(A)には拡張トレイが第3位置に配置された状態が示されている。図13(B)には拡張トレイ180が第1位置に配置された状態が示されている。
なお、以下の説明においては、画像形成装置1の通常使用状態(図1の状態)を基準として上下方向7を表現し、後述する操作パネル10が設けられている側を手前側(前)として前後方向8を表現し、画像形成装置1を手前側(正面)から見て左右方向9を表現する。また、上段トレイ40において前後方向8の前方側が本発明のシートの排出向きに相当する。
[画像形成装置1の概略構成]
本実施形態の画像形成装置1は、プリンタ機能の他、スキャナ機能、カラーコピー機能、ファクシミリ機能等を有するいわゆる複合機である。図1に示されるように、画像形成装置1は、上下方向7よりも左右方向9及び前後方向8が大きい幅広薄型の概ね直方体箱状の本体ケーシング2によってその外観が形成されている。なお、プリンタ機能以外の機能は任意であり、例えば、スキャナユニット20がなく、スキャン機能やコピー機能、ファクシミリ機能を有しない単機能のプリンタとして本発明にかかる画像形成装置が実施されてもよい。
本体ケーシング2の上面における前部位置には、入力操作用の各種操作ボタンが配置された操作部11と、メッセージ等の画像を表示する表示部(例えば液晶ディスプレイ)12とを有する操作パネル10が設けられている。また、操作パネル10の後方位置には、原稿から画像を読み取る読取手段としてのスキャナユニット20が設けられている。なお、スキャナユニット20は、スキャナ機能、コピー機能及びファクシミリ機能のために用いられる。
本体ケーシング2内における下部位置には、給紙カセット15が設けられている。給紙カセット15は、記録用紙やプラスチックシート等のシート状の被記録媒体(本発明のシートに相当)をほぼ水平に複数枚重ねた状態(積載した状態)で収容可能である。給紙カセット15は、下段トレイ30と、上段トレイ40(本発明のシート保持トレイの一例)とを有する。下段トレイ30及び上段トレイ40それぞれに被記録媒体が収容される。
図1及び図2に示されるように、本体ケーシング2内に装着された給紙カセット15は、本体ケーシング2の前面に形成された開口2aから前方へ水平に引き出すことができる。本実施形態では、供給トレイ15は、本体ケーシング2からの脱着が可能となっている。一方、本体ケーシング2の開口2aから水平に給紙カセット15を挿入することで本体ケーシング2への装着が可能となっている。言い換えると、給紙カセット15は、本体ケーシング2の前面に形成された開口2aから挿抜可能である。
図3に示されるように、本体ケーシング2内に、左右方向9に細長い金属製箱状のフレーム4が設けられている。フレーム4は、本体ケーシング2内における後方寄りの位置であって給紙カセット15の上方位置に設けられている。給紙カセット15の後方端部の上方位置に供給ユニット50が配置されている。供給ユニット50は、給紙カセット15に収容されている被記録媒体を後方の搬送経路5へ1枚ずつ供給(搬送)するためのものであり、被記録媒体に接触して回転する供給ローラ60を有する。供給ユニット50は、給紙カセット15の後端端部の上方位置でフレーム4によって支持されている。本体ケーシング2内における後方端部には、給紙カセット15から後方へ搬送されてきた被記録媒体を上方へUターンさせて前方へ案内する搬送経路5が形成されている。そして、供給ユニット50の上方位置には、搬送経路5に案内されて搬送されてきた被記録媒体に画像を記録(印刷)する画像記録ユニット70(本発明の画像形成部の一例)が配置されている。この画像記録ユニット70において画像が記録された被記録媒体は、上段トレイ40の上面(保持面48)に排出される。なお、画像記録ユニット70は、インクジェット方式や電子写真方式、或いは感熱記録方式など、種々の記録方式のものを適用することができる。
供給ユニット50は、フレーム4に支持された支軸51を備えている。支軸51を中心として揺動可能なようにアーム部材52が支軸51に支持されている。アーム部材52の先端(揺動端)の回転軸55に供給ローラ60が軸支されている。アーム部材52の内部には、複数の動力伝達歯車56からなる歯車列が配設されている。図示しない駆動源から伝達された駆動力が支軸51に伝達されると、動力伝達歯車56を介して駆動力が供給ローラ60に伝達される。そして、図4に示される第1供給位置に上段トレイ40が配置された状態で給紙カセット15が装着されている場合は、供給ローラ60が下段トレイ30上の被記録媒体に当接するため、供給ローラ60の回転力が下段トレイ30上の被記録媒体に伝達されて、該被記録媒体が搬送経路5へ供給される。一方、図5に示される第2供給位置に上段トレイ40が配置された状態で給紙カセット15が装着されている場合は、供給ローラ60が上段トレイ40上の被記録媒体に当接するため、供給ローラ60の回転力が上段トレイ40上の被記録媒体に伝達されて、該被記録媒体が搬送経路5へ供給される。
図3に示されるように、画像記録ユニット70の後方側には、一対の搬送ローラ63及びピンチローラ64が設けられている。ピンチローラ64は、搬送ローラ63の下側で、搬送ローラ63に対して圧接された状態で配置されている。搬送ローラ63及びピンチローラ64は、搬送経路5を搬送された記録用紙を狭持して画像記録ユニット70の下方に位置するプラテン62上へ搬送する。画像記録ユニット70の前方側には、一対の排紙ローラ66及び拍車67(本発明の排出手段の一例)が設けられている。排紙ローラ66及び拍車67は、画像記録ユニット70によって画像が記録された記録済みの被記録媒体を狭持しつつ前方へ向けて搬送し、搬送路外へ排出する。なお、搬送ローラ63及び排紙ローラ66は、図示しないモータから回転駆動力が伝達されて回転される。
[給紙カセット15の構成]
次に、給紙カセット15の各部の構成について詳細に説明する。給紙カセット15は、図4及び図5等に示されるように、大別すると、下段トレイ30と、上段トレイ40とを有する。
[下段トレイ30]
下段トレイ30は、上方から見て概ねA4サイズ大の長方形薄皿状の樹脂製部品であり、複数枚の被記録媒体を積載した状態で収容可能に構成されている。樹脂材料としては、ポリスチレン(PS)、高衝撃性ポリスチレン(PC−HI)、ABSなどが適用可能である。また、下段トレイ30は、その左右側端部に、図示しない一対の側端部ガイドを備えており、収容される被記録媒体のサイズに関係なくその左右方向9(被記録媒体の幅方向)の中心線の位置が一定となるように被記録媒体を位置決め可能に構成されている。
下段トレイ30は、その後方端部にガイド板34を備えている。このガイド板34の左右方向9の中央部には、金属製の分離部材34aが設けられている。分離部材34aは、上下に所定間隔で並んだ複数の歯部を有しており、各歯部の先端がわずかにガイド板34の前面から突出している。これにより、供給ユニット50の供給ローラ60によって押し出された被記録媒体が仮に複数枚であったとしても、これらの被記録媒体が上記歯部の先端と当接することとなり、最上位の1枚の被記録媒体が分離される。更にガイド板34には、後述される係合爪43が進入して係合可能な係合溝部34bが設けられている。
図4及び図5に示されるように、下段トレイ30の上部には、摺動プレート45と上段トレイ40とが設けられている。摺動プレート45は、下段トレイ30の上部において前後方向8へ移動可能に支持されている。上段トレイ40は、はがきや封筒、更にはデジタルカメラ等で撮影した写真画像等を記録するためのL判サイズの光沢紙といった厚手でかつ小さいサイズの被記録媒体を左右方向9の中央部に収容可能に構成されている。この上段トレイ40は、摺動プレート45に対して回動可能に支持されている。
図5に示されるように、下段トレイ30の底板33にリヤガイド17が設けられている。リヤガイド17は、下段トレイ30に対して被記録媒体の前方端を位置決めするものである。このリヤガイド17は、底板33において左右方向9の中央部に配置されている。リヤガイド17は、底板33に形成された前後方向8に延びる溝18に沿ってスライド可能に支持されている。リヤガイド17が、下段トレイ30に載置された被記録媒体の前方側の端部に当接されることにより、被記録媒体は、下段トレイ30に対して前方へ移動することがリヤガイド17によって規制される。本実施形態では、リヤガイド17の上端部分にガイド面19が設けられている。このガイド面19は、前方側へ傾斜する傾斜面となている。
[摺動プレート45]
摺動プレート45は、下段トレイ30の左右方向9の寸法とほぼ同じ寸法を有する板状の部材であって、下段トレイ30に対して摺動可能に支持されている部材である。摺動プレート45の支持機構としては、例えば、下段トレイ30の側壁35の上端がレールとして機能し、摺動プレート45の両端に設けられた逆向きU字状の摺動溝が側壁35の上端と係合することにより構成されるレール支持機構などの周知の機構が採用可能である。なお、摺動プレート45は、摺動可能に支持される機構に限られず、下段トレイ30の上部において移動可能に支持されていれば如何なる支持機構でも適用可能である。
摺動プレート45の後方側端部には、略L字状の係合爪43が2つ設けられている。係合爪43は、ガイド板34に設けられている係合溝部34bに進入して係合可能に形成されている。この係合爪43は、上段トレイ40が後方へ移動されたときに、ガイド板34の係合溝部34bに進入して係合する。これにより、上段トレイ40は、該上段トレイ40に保持された被記録媒体を供給可能な第2供給位置(図5に示す位置)に位置決めされる。このとき、係合爪43は係合溝部34b内に埋没してガイド板34の前面には突出しないため、上段トレイ40から被記録媒体が供給される際に、被記録媒体はガイド板34の分離部材34aには当接するものの、係合爪43には接触しない。従って、被記録媒体は係合爪43に干渉されずに上段トレイ40から一葉ずつ分離されて供給される。更に係合爪43は、次のような作用も持っている。例えば、ユーザが下段トレイ30内に被記録媒体を補給しようとして上段トレイ40を回動させることがある。このとき、係合爪43は摺動プレート45の上面から上方へ突出しているため、上段トレイ40上に被記録媒体が載置されたままで上段トレイ40が回動されたとしても、被記録媒体は係合爪43で停止され、被記録媒体は上段トレイ40上から滑り落ちることがない。
[上段トレイ40]
図4及び図5に示されるように、上段トレイ40は、左右方向9の寸法が下段トレイ30とほぼ同じであって、前後方向8の寸法が下段トレイ30に比べてやや短い長方形薄皿状の樹脂製部品である。樹脂材料としては、ポリスチレン(PS)、高衝撃性ポリスチレン(PC−HI)、ABSなどが適用可能である。上段トレイ40は、搬送経路5へ向けて供給される被記録媒体を収容する収容部101と、排出された記録済みの被記録媒体を保持する保持部103(本発明のメイントレイの一例)とを有する。
収容部101は、上段トレイ40の後方側であって、左右方向9の中央部付近に設けられている。収容部101は、複数枚の被記録媒体をほぼ水平に積載した状態で収容可能に構成されている。収容部101は、収容される被記録媒体のサイズに関係なくその左右方向9(被記録媒体の幅方向)の中心線の位置が一定となるように被記録媒体を位置決め可能とするための一対の側端部ガイド41,42を備えている。側端部ガイド41,42は、左右方向9の両端部に設けられている。
側端部ガイド41の上端に庇部41aが設けられている。また、側端部ガイド42の上端に庇部42aが設けられている。庇部41a,42aは、側端部ガイド41,42それぞれの上端から左右方向9へ張り出された板状部材からなる。庇部41a,42aそれぞれの上面は、後述する保持部103の上面と概ね同一面上に配置されている。本実施形態では、庇部41a,42aの上面及び保持部103の上面(保持面48)に記録済みの被記録媒体が排出される。
また、上段トレイ40が下段トレイ30の上部における後方寄りの第2供給位置(図5に示す位置)に配置された状態では、上段トレイ40の収容部101に収容されている被記録媒体が、供給ローラ60の下段トレイ30側への(下方への)移動を妨げる位置に配置される。詳細には、第2供給位置に上段トレイ40が配置された状態で給紙カセット15が開口2aに挿入されると、ガイド板34がアーム部材52に当接されることにより、アーム部材52が上方へ回動され、最終的に供給ローラ60が上段トレイ40上に配置される。このため、供給ユニット50の供給ローラ60は、下段トレイ30に収容された被記録媒体ではなく、上段トレイ40に収容された被記録媒体と当接する。これにより、上段トレイ40に収容された被記録媒体が使用可能状態となる。なお、第1供給位置(図4に示す位置)に上段トレイ40が配置された状態で給紙カセット15が開口2aに挿入されると、ガイド板34がアーム部材52に当接されてアーム部材52が上方へ回動されて、供給ローラ60が下段トレイ30上に配置される。この場合、供給ユニット50の供給ローラ60は、下段トレイ30に収容された被記録媒体と当接する。
保持部103は、上段トレイ40の前方側に設けられている。保持部103は、排出された記録済みの被記録媒体を保持する保持面48(本発明の第1保持面に相当)を有する。保持面48は、ほぼ水平に形成されている。本実施形態では、保持面48及び庇部41a,42aの上面に記録済みの被記録媒体が排出されて保持される。以下、説明の便宜を図るため、保持面48は庇部41a,42aの上面を含むものとして取り扱う。
図6に示されるように、保持部103の裏側に収納スペース151が形成されている。この収納スペース151に、後述する拡張トレイ180(本発明のサブトレイの一例)が収納可能に配置されている。
収納スペース151は、保持部103の保持面48を構成する上板104と、上板104の裏面に突設された2つの隔壁153,154とにより区画形成されている。つまり、上板104と隔壁153と隔壁154とにより囲まれた空間が収納スペース151である。隔壁153,154は前後方向8へ延設された長尺状の板部材からなる。これらの隔壁153,154は左右方向9へ隔てられており、互いに向かい合うように平行に配置されている。
図7に示されるように、隔壁153の内面(互いに対向する面)156に摺動溝158(本発明のレール溝の一例)が設けられている。隔壁154にも摺動溝158が設けられているが、隔壁154で隠されているため、図6及び図7には図示されていない。隔壁153の摺動溝158と隔壁154の摺動溝158とは左右対称な関係にあり、実質的に同じ構成であるため、以下においては、隔壁153の摺動溝158について説明し、隔壁154の摺動溝158の説明は省略する。
隔壁153の内面156に2本のリブ161,162が設けられている。リブ161、162は、内面156から該内面156に垂直な方向へ突出している。リブ161、162は、前後方向8へ延設されている。リブ161とリブ162とは、同形同長さに形成されており、しかも前後方向8において同位置に配置されている。これらのリブ161とリブ162とは、上下方向7へ隔てられて配置されている。詳細には、リブ161がリブ162の下側に配置されている。摺動溝158は、リブ161とリブ162との間に形成された隙間と内面156とによって形成されている。リブ161とリブ162との離間距離、つまり、摺動溝158の溝幅は、後述する拡張トレイ180のレール183(本発明のレールの一例)が所定の遊びを有して嵌め入れ可能な寸法に設定されている。したがって、摺動溝158にレール183が挿入されると、レール183は摺動溝158によって遊嵌されて、摺動溝158に沿って円滑にスライド可能に支持される。なお、摺動溝158とレール183とによって本発明の第1支持部が実現される。また、摺動溝158、レール183、後述するリブ164及び弾性片189とによって本発明の支持機構が実現される。
隔壁153の内面(互いに対向する面)156にリブ164(本発明の当接部の一例)が設けられている。隔壁154にもリブ164が設けられているが、隔壁154で隠されているため、図6及び図7には図示されていない。隔壁153のリブ164と隔壁154のリブ164とは左右対称な関係にあり、実質的に同じ構成であるため、以下においては、隔壁153のリブ164について説明し、隔壁154のリブ164の説明は省略する。
リブ164は、図6及び図7に示されるように、リブ162の上側に配置されている。リブ164は、内面156から該内面156に垂直な方向へ突出しており、リブ162に平行に前後方向8へ延設されている。リブ164は、リブ161,162の前方端部167よりも後方へ所定距離だけ離れた位置からリブ161,162の後方端部168と概ね同位置まで延設されている。リブ164の前方端部には、前方へ向けて内面156側へ下る傾斜面164aが形成されている。また、リブ164の後方端部には、後方へ向けて内面156側へ下る傾斜面164bが形成されている。収納スペース151に拡張トレイ180が収納された際に後述する拡張トレイ180の弾性片189(本発明の弾性部材の一例)がリブ164に当接して、弾性片189が撓まされる。なお、リブ164と弾性片189とによって本発明の負荷供給部が実現される。
本実施形態では、リブ164の前後方向8における配置位置は、後述するストッパー200に設けられた反し部206の位置、及び拡張トレイ180に設けられた弾性片189の位置によって決定される。詳細については後述する。
リブ164の傾斜面164bから後方側には、拡張トレイ180が完全に収納された際に弾性片189がリブ164から離れて待避する退避スペース170(本発明の退避部の一例)が設けられている。この退避スペース170に弾性片189が進入すると、リブ164と弾性片189とが当接しなくなるため、拡張トレイ180が弾性片189から受けていた負荷が解放される。つまり、拡張トレイ180が弾性片189から受けていた負荷がなくなる。
収納スペース151内における上板104の前方側の縁部108に切り欠き165が形成されている。切り欠き165は、左右方向9に長い概ね矩形状に形成されている。この切り欠き165は、後述する拡張トレイ180が収納スペース151に完全に収納された状態で、後述する把手202を保持面48へ露出させるためのものである。
収納スペース151内における上板104の裏面に2つの突起片160が設けられている。突起片160は、上板104の前方端寄りに設けられており、一つは切り欠き165の左側に配置されており、もう一つは切り欠き165の右側に配置されている。なお、図6及び図7では、右側の突起160が隔壁154によって隠されており図示されていない。突起片160は、後述する拡張トレイ180に設けられた被係合部187と係合して、保持部103に対する拡張トレイ180のスライドを規制する。なお、突起片160と被係合部187とによって本発明の規制機構が実現される。
[拡張トレイ180]
上段トレイ40に拡張トレイ180が取り付けられている。この拡張トレイ180は、図4及び図5に示されるように、上段トレイ40の前方端部(本発明の第1端部に相当)に取り付けられている。本実施形態では、後段で詳述するように、拡張トレイ180は保持部103の収納スペース151に対して出没可能に構成されており、第1位置(図4及び図5に示す位置)と第2位置(図11に示す位置)との間でスライド可能に支持されている。ここで、第1位置は、拡張トレイ180が収納スペース151に完全に収納される位置(図4及び図5参照)であり、第2位置は、拡張トレイ180が収納スペース151から引き出されて拡張トレイ180の上面193(本発明の第2保持面に相当)が最大限に露出される位置(図11参照)である。この拡張トレイ180は、図8及び図9に示されるように、トレイ本体181と、ストッパー200(本発明の回動部材の一例)とを有する。
[トレイ本体181]
トレイ本体181は、概ね矩形状に形成された樹脂製部品である。樹脂材料としては、ポリスチレン(PS)、高衝撃性ポリスチレン(PC−HI)、ABSなどが適用可能である。トレイ本体181の左右方向9の両側面185にレール183が設けられている。レール183は側面185から該側面185に垂直な方向へ突出しており、側面185において前後方向8へ延設されている。レール183は、上段トレイ40の収納スペース151に設けられている摺動溝158に対応する位置に配置されている。このレール183は、摺動溝158に挿入されて遊嵌される。したがって、レール183の厚みは、摺動溝158の幅に対して十分に小さい。そのため、仮に、摺動溝158とレール183とによって拡張トレイ180が支持された場合は、摺動溝158とレール183との間に微小な摺動摩擦が生じるが、拡張トレイ180は、ほとんど無負荷で円滑にスライドする。
側面185の後方端部近傍に開口191が形成されている。開口191の前方側の縁部から後方へ向けて弾性片189が突設されている。この弾性片189は、トレイ本体181と一体に形成されており、したがって、弾性片189もポリスチレン(PS)、高衝撃性ポリスチレン(PC−HI)、ABSなどの樹脂材料で構成されている。弾性片189は上記樹脂材料で構成されているため、少なくとも左右方向9へ撓む性質を有する。弾性片189は後方側の端部に頭部190を有する。頭部190は、図9に示されるように、外力が加えられていない状態で、側面185から外方向へ突出している。拡張トレイ180が収納スペース151に収納される過程で、この頭部190がリブ164に当接して開口191側へ押し込まれる。
トレイ本体181の上面193に2本の長溝195が設けられている。長溝195は、上面193において、左端部及び右端部それぞれに設けられている。長溝195は、前後方向8へ延設されている。これら長溝195は、突起片160(図7参照)に対応する位置に設けられている。2つの長溝195の後方端部近傍それぞれに被係合部187がそれぞれ設けられている。被係合部187は、長溝195の底面から上面193まで立設されている。被係合部187の前方側は垂直面となっており、後方側は傾斜面となっている。拡張トレイ180を収納スペース151から引き出す過程において、突起片160が被係合部187の垂直面と係合することにより、拡張トレイ180が図11に示される第2位置で止められる。なお、突起片160及び被係合部187の係合位置は、第2位置に拡張トレイ180が引き出された状態で、後述するストッパー200が回動可能な位置であればよい。
トレイ本体181は、その上面193に凹部184が設けられている。凹部184は、ストッパー200が収納されるスペースである。凹部184の側内壁における前方端部(本発明の第2端部に相当)に図示しない軸孔が形成されている。この軸孔の軸線は、左右方向9に一致している。言い換えれば、上記軸孔の軸線は、拡張トレイ180のスライド方向である前後方向8に直交し、且つ、上面193に沿う方向に一致している。この軸孔にストッパー200の回動軸204が挿入される。
[ストッパー200]
ストッパー200は、上述されたとおり、トレイ本体181に取り付けられている。このストッパー200は、拡張トレイ180まで排出された被記録媒体が前方側から垂れ落ちたり落下したりしないようにその前方端を制止するためのものである。ストッパー200は、左右方向9の側部から外側へ突出する回動軸204を有する。この回動軸204が凹部184内に形成された図示しない軸孔に挿入されて支持されることにより、ストッパー200が回動可能に支持される。なお、回動軸204の外形は上記軸孔の内径に対して十分に小さい。したがって、ストッパー200が回動する際に回動軸204と上記軸孔との間には微小な摺動摩擦が生じるが、ストッパー200は、ほとんど無負荷で円滑に回動する。
ストッパー200は、図8に示されるように、上面193に倒伏して凹部184内に収納される倒伏姿勢(図8(A)参照)と、上面193に対して所定角度で傾倒する傾倒姿勢(図8(B)参照)との間で変位可能である。ストッパー200を使用しない場合は倒伏姿勢に変位させ、ストッパー200を使用する場合は傾倒姿勢に変位させる。ストッパー20の先端(回動軸204の軸線から遠ざかる方向の端部)に反し部206が設けられている。反し部206は、排出された被記録媒体が確実に止まるようにストッパー本体201に対して傾斜している。
ストッパー200の回動基端部には把手202が設けられている。把手202は、ユーザが拡張トレイ180を収納スペース151内から前方へ引き出す際に把持される部位である。把手202は、ストッパー本体201の上面に設けられており、少なくともユーザの手指が引っ掛けることが可能な凹部で構成されている。
[リブ164の位置]
本実施形態では、リブ164の前後方向8における配置位置は、以下の関係を有する位置に設定されている。すなわち、図11に示される第2位置に拡張トレイ180があるとき、言い換えると、反し部206が上板104の縁部108よりも前方側へ離れた位置(つまりストッパー200が倒伏姿勢から傾倒姿勢へ回動可能な位置)にあるときに弾性片189がリブ164の傾斜面164aに当接せず、そして、反し部206が上板104の縁部108よりも収納スペース151側へ入り込んだ図12に示される位置(つまり反し部206が縁部108に引っ掛かってストッパー200が倒伏姿勢から傾倒姿勢へ回動不可能な位置。以下「第3位置」という。)まで拡張トレイ180がスライドされたときに、弾性片189がリブ164の傾斜面164aに初めて当接するような位置にリブ164が配置されている。なお、図12には、第2位置に配置されたときの拡張トレイ180が破線で示されている。
このような位置にリブ164が設けられているため、拡張トレイ180が第2位置(図11参照)から第3位置(図12参照)に到達するまでの間、拡張トレイ180はスライド方向へ弾性片189による負荷を受けずに、レール183と摺動溝158とによって円滑にスライドする。一方、拡張トレイ180が第3位置に到達すると、弾性片189が傾斜面164aに当接する。そして更に後方へ拡張トレイ180がスライドされると、弾性片189が完全にリブ164に乗り上げて撓まされる。これにより、拡張トレイ180に弾性片189による負荷が与えられる。
[拡張トレイ180の動作]
以下、図10から図13を参照して拡張トレイ180の動作について説明する。
拡張トレイ180が収納スペース151内に収納された状態(図13(A)に示される状態)、つまり、拡張トレイが第1位置に配置された状態から、拡張トレイ180を引き出す動作について説明する。この場合、ユーザは、把手202に指を掛けて拡張トレイ180を所定の力で手前側へ引っ張る。これにより、拡張トレイ180が手前側へスライドする。拡張トレイ180の手前側へのスライド過程において、弾性片189の頭部190が傾斜面164bに案内されてリブ164に乗り上げる。そして、弾性片189は、所定の負荷を拡張トレイ180に与えつつリブ164を摺動する。
拡張トレイ180が第1位置から第3位置(図12参照)までスライドされると、弾性片189の頭部190が傾斜面164aに案内されてリブ164に当接しない位置に配置される。これにより、拡張トレイ180は弾性片189から負荷を受けなくなる。拡張トレイ180が第3位置から更に手前側へスライドされると、ストッパー200の反し部206が上板104の前方側の端部108から手前側へ抜け出して、ストッパー200が矢印212(図10参照)の向きへ回動可能な状態となる。このとき、ユーザが、把手202を引っ張りつつ把手202を下方へ押圧すると、ストッパー200が第2位置まで引き出されるとともに、倒伏姿勢(図11参照)において把手202よりも後方側に配置された回動軸204を中心にしてストッパー200が矢印212の向きへ回動して傾倒姿勢(図10参照)となる。つまり、ユーザが把手202を手前側へ操作するだけで、拡張トレイ180の引き出し動作とストッパー200の回動動作とが同時に行われる。
次に、図10に示される状態から拡張トレイ180を収納スペース151に収納させる動作について説明する。この場合、ユーザは、ストッパー200を矢印211の向きへ回動させて、傾倒姿勢にあるストッパー200を図11に示される倒伏姿勢に変位させる。この状態で、反し部206は上板104の前方側の縁部108に達していない。このとき、拡張トレイ180は、第2位置に配置されている。この状態では突起片160が被係合部187と係合しているため、第2位置から前方へのスライドは規制されている。
そして、ユーザがストッパー200の前方端を押し操作すると、拡張トレイ180は第2位置から後方へほとんど負荷を受けることなく円滑にスライドする。その後、図12に示される第3位置に拡張トレイ180が到達すると、弾性片189とリブ164とが当接するため、弾性片189から負荷を受ける。この状態で、反し部206は上板104の前方側の縁部108から収納スペース151側へ入り込んでいる。そのため、仮に、第3位置において、ユーザの押し操作の際に加えた力の一部がストッパー200を回動させる向き(矢印212の向き)へ作用したとしても、ストッパー200は回動しない。
第3位置から更に拡張トレイ180が後方へ押し操作されると、拡張トレイ180は負荷を受けつつ後方へスライドする。弾性片189から負荷を受けている間は、拡張トレイ180はスライドされた位置で静止しようとする。
更に拡張トレイ180が後方へスライドされて第1位置(図13(A)参照)に配置されると、弾性片189の頭部190が傾斜面164bに案内されて退避スペース170へ進入する。これにより、弾性片189の撓みがなくなり元の状態に戻される。そのため、第1位置においては拡張トレイ180は負荷を受けない。なお、第1位置から前方へ拡張トレイ180を引き出す場合は、弾性片189が傾斜面164を乗り上げる際の負荷以上の力を加えなければ拡張トレイ180を引き出すことはできない。つまり、弾性片189の頭部190が退避スペース170に進入することにより、拡張トレイ180は第1位置に保持される。
ここで、図11に示される倒伏姿勢にある第2位置から拡張トレイ180が収納スペース151内に収納される際に、反し部206が上板104の前方側の端部108から収納スペース151側へ入り込む前に、拡張トレイ180が弾性片189から負荷を受けた場合に、ストッパー200がどのような動きをするのかを考察する。
上述されたように、拡張トレイ180が弾性片189から負荷を受けるまでは、拡張トレイ180はほぼ無負荷でスライド可能である。そのため、ユーザは、極めて小さい力でストッパー200の前方端を押し操作するだけで、拡張トレイ180を第2位置から後方へスライドさせることができる。なお、ストッパー200の前方端を押し操作する際に、加えられた力の一部がストッパー200を回動させる方向へ、具体的には矢印212の向き(図10参照、矢印211と反対の向き)へ作用する場合がある。しかしながら、ストッパー200の前方端を極めて小さい力で押し操作する場合は、矢印212の向きへ作用する力はより小さいため、ストッパー200が矢印212の向きへ回動することはない。
一方、拡張トレイ180が弾性片189から負荷を受けた場合は、ユーザは、拡張トレイ180をスライドさせるために、上記負荷に抗して当初加えた力よりも更に強い力をストッパー200の前方端に加えなければならない。この場合、矢印212の向きへ作用する力も増加することになる。したがって、ユーザが、上記負荷に抗して強い力をストッパー200の前方端に加えた時点で、反し部206が上板104の端部108から収納スペース151側へ入り込んでいない場合は、矢印212の向きへ回動させることが可能な力がストッパー200に作用する。これにより、ストッパー200が矢印212の向きへ回動し、ストッパー200が倒伏姿勢(図11参照)から傾倒姿勢(図10参照)に変位してしまう。そうすると、拡張トレイ180を収納スペース151にそのまま収納させることができなくなってしまい、ユーザは、もう一度ストッパー200を第2位置まで引き出してから矢印211の向きへストッパー200を回動させなければならず、手間が増えることになる。その後、ユーザはストッパー200が矢印212(図10参照)の向きに回動しないように気をつけながら拡張トレイ180をもう一度収納スペース151へ向けてスライドさせることになる。
しかしながら、本実施形態の供給トレイ15では、弾性片189から負荷を受ける第3位置に拡張トレイ180がスライドしたときには、既にストッパー200の反し部206が上板104の前方側の端部108から収納スペース151側へ入り込んでいる。つまり、弾性片189から負荷を受ける前に反し部206が端部108から収納スペース151側へ入り込む。そのため、拡張トレイ180が第3位置にあるときに、ストッパー200を矢印212の向きへ回動させることが可能な力が作用したとしても、ストッパー200の回動が阻止されるため、ストッパー200は、回動しない。その結果、ユーザは、上述した煩雑な手間をかけずに、快適に拡張トレイ180の挿抜を行うことができる。
なお、拡張トレイ180が保持部103の収納スペース151内に収納される際に、拡張トレイ180が撓むなどして拡張トレイ180の後方端部がリヤガイド17の上端と接触する場合がある。この場合、リヤガイド17が後方へ押されると、下段トレイ30に収容された被記録媒体の前方端部が変形或いは破損するおそれがある。また、リヤガイド17が後方へ押されてその位置が変えられることがある。リヤガイド17の位置が後方へ変えられると、被記録媒体の後方端部が搬送経路5へ進入してしまい、被記録媒体の供給動作の際にジャムが発生するおそれがある。しかしながら、本実施形態では、上述したように、リヤガイド17の上端にガイド面19が設けられているため、拡張トレイ180の後方端部がガイド面19によって上方へ案内される。この際、リヤガイド17を後方へ押し込もうとする力が分散されるので、被記録媒体の破損やジャムなどが防止される。
[実施形態の効果]
上述のごとく構成された給紙カセット15によれば、拡張トレイ180を保持部103の収納スペース151内に収納する場合に、ストッパー200の前方端部を押し操作すると、拡張トレイ180を第2位置から第3位置まで円滑にスライドさせることができる。このとき、ストッパー200を回動させる方向へ力が作用したとしても、第3位置に到達した時点で反し部206が収容スペース151内に入り込むため、ストッパー200が回動することはない。したがって、ストッパー200を回動させることなく、拡張トレイ180を収納スペース151内に容易に収納させることが可能となる。
また、第3位置から第1位置に移動するまで拡張トレイ180には常に負荷がかかるため、第3位置から第1位置までの範囲において、保持部103に対する拡張トレイ180の姿勢を保つことができる。特に、拡張トレイ180が第1位置に配置された場合は、弾性片189の頭部190が退避スペース170に入り込むため、拡張トレイ180が第1位置にある状態をより確実に保つことができる。
なお、上述の実施形態では、拡張トレイ180を支持する機構において、レール183をトレイ本体181に設け、摺動溝158を隔壁153,154に設けることとしたが、レール183が隔壁153,154に設けられ、摺動溝158がトレイ本体181に設けられた支持機構であってもよい。同様に、弾性片189が隔壁153,154に設けられ、リブ164がトレイ本体181に設けられた構成であってもかまわない。
また、上述の実施形態では、トレイ本体181に一体形成された弾性片189を用いたが、このような弾性片189に代えて、コイルバネや板バネなどのバネ部材、或いはゴムなどのように、弾性を有するものであれば如何なる部材を用いてもよい。
また、上述の実施形態では、第3位置から第1位置に渡って拡張トレイ180に負荷を与える構成としたが、少なくとも、第3位置において拡張トレイ180に負荷を与える構成であっても、拡張トレイ180収納時におけるストッパー200の回動を防止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の外観を示す斜視図である。 図2は、画像形成装置1から給紙カセット15が引き出された状態を示す斜視図である。 図3は、画像形成装置1の断面構成を示す部分断面図である。 図4は、給紙カセット15の外観を示す斜視図であり、下段トレイ30から被記録媒体が供給可能な第1供給位置に上段トレイ40が配置された状態が示されている。 図5は、給紙カセット15の外観を示す斜視図であり、上段トレイ40から被記録媒体が供給可能な第2供給位置に上段トレイ40が配置された状態が示されている。 図6は、上段トレイ40の裏側の構成を示す斜視図である。 図7は、図6における要部VIIの拡大詳細図である。 図8は、拡張トレイ180の構成を示す斜視図であり、(A)にはストッパー200が倒伏姿勢にある状態が示されており、(B)にはストッパー200が傾倒姿勢にある状態が示されている。 図9は、拡張トレイ180の構成を示す斜視図である。 図10は、拡張トレイ180が第2位置まで引き出され、ストッパー200が傾倒姿勢にある状態を示す部分拡大図である。 図11は、拡張トレイ180が第2位置まで引き出され、ストッパー200が倒伏姿勢にある状態を示す部分拡大図である。 図12は、ストッパー200が傾倒姿勢にある状態で拡張トレイ180が第3位置まで押し込まれた状態を示す部分拡大図である。 図13は給紙カセット15の前方側の断面構造を示す部分断面図であり、(A)には拡張トレイが第3位置に配置された状態が示されており、(B)には拡張トレイ180が第1位置に配置された状態が示されている。
符号の説明
1・・・画像形成装置
15・・・給紙カセット
30・・・下段トレイ
40・・・上段トレイ
45・・・摺動プレート
48・・・保持面
50・・・供給ユニット
60・・・供給ローラ
66・・・排紙ローラ
70・・・画像記録ユニット
101・・・収容部
103・・・保持部
151・・・収納スペース
164・・・リブ
170・・・退避スペース
180・・・拡張トレイ
183・・・レール
189・・・弾性片
193・・・上面
200・・・ストッパー
202・・・把手
204・・・回動軸
206・・・反し部

Claims (8)

  1. 排出されたシートを保持するシート保持トレイであって、
    シートを保持する第1保持面を有するメイントレイと、
    上記メイントレイにおけるシートの排出向き側の第1端部に配置され、第2保持面を有するサブトレイと、
    上記第1保持面の裏面に設けられ、上記サブトレイが上記第1保持面の裏面側に収納される第1位置と上記第2保持面が外部に露出される第2位置との間で上記サブトレイをスライド可能に支持する支持機構と、
    上記サブトレイにおけるシートの排出向き側の第2端部に設けられ、上記サブトレイのスライド方向に直交し且つ上記第2保持面に沿う方向に設けられた支軸と、
    上記支軸を中心に回動可能に設けられ、上記第2保持面に倒伏する倒伏姿勢と上記第2保持面に対して傾倒する傾倒姿勢との間で変位する回動部材とを備え、
    上記支持機構は、
    上記回動部材が上記倒伏姿勢にあるときに上記回動部材の回動端が上記第1保持面の裏面側へ到達した第3位置と上記第2位置との間で上記サブトレイを遊嵌状態で支持する第1支持部と、
    少なくとも上記3位置において上記サブトレイに対してスライド方向への負荷を与える負荷供給部とを備えるシート保持トレイ。
  2. 上記負荷供給部は、
    上記メイントレイ若しくは上記サブトレイのいずれか一方に設けられ、所定方向へ弾性的に撓む弾性部材と、
    上記メイントレイ若しくは上記サブトレイのいずれか他方に設けられ、少なくとも上記第3位置において上記弾性部材に当接して該弾性部材を撓ませる当接部とを有する請求項1に記載のシート保持トレイ。
  3. 上記当接部は、上記サブトレイが上記第3位置と上記第1位置との間をスライドする間に、上記弾性部材に当接して該弾性部材を撓ませる請求項2に記載のシート保持トレイ。
  4. 上記メイントレイ若しくは上記サブトレイのいずれかにおいて上記第1位置に対応する位置に設けられ、上記サブトレイが上記第1位置にあるときに上記弾性部材を待避させて負荷を解放する待避部を更に備える請求項3に記載のシート保持トレイ。
  5. 上記第1支持部は、
    上記メイントレイ若しくは上記サブトレイのいずれか一方に設けられたレールと、
    上記メイントレイ若しくは上記サブトレイのいずれか他方に設けられ、上記レールを遊嵌するレール溝とを有する請求項1から4のいずれかに記載のシート保持トレイ。
  6. 上記回動部材の回動基端に設けられ、上記サブトレイをスライド方向へ操作するための把手を更に備える請求項1から5のいずれかに記載のシート保持トレイ。
  7. 上記第2位置において上記メイントレイと上記サブトレイとを係合して上記サブトレイのスライドを規制する規制機構を更に備える請求項1から6のいずれかに記載のシート保持トレイ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のシート保持トレイと、
    シートに対して画像を形成する画像形成部と、
    画像形成部によって画像が形成されたシートを上記シート保持トレイに排出する排出手段と、を備える画像形成装置。
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